JPS60260765A - 吸振ダンパ装置付直結クラツチを備えた流体継手 - Google Patents
吸振ダンパ装置付直結クラツチを備えた流体継手Info
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- JPS60260765A JPS60260765A JP8752085A JP8752085A JPS60260765A JP S60260765 A JPS60260765 A JP S60260765A JP 8752085 A JP8752085 A JP 8752085A JP 8752085 A JP8752085 A JP 8752085A JP S60260765 A JPS60260765 A JP S60260765A
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- Japan
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- plate
- casing
- piston
- damper device
- fluid
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、流体継手、特に車輌用変速装置に用いられる
流体継手に関する。本発明において流体継手とは、流体
トルクコンバータおよびフルードカップリングを含むも
のとする。
流体継手に関する。本発明において流体継手とは、流体
トルクコンバータおよびフルードカップリングを含むも
のとする。
(ロ)従来の技術
流体継手は、そのケーシングに伝達された駆動力を、ケ
ーシングに固着したポンプインペラから流体を介してタ
ービンランナに伝達し、該タービンランナを固着した出
力軸に伝達するものであるから、機械式継手に比して伝
達効率が劣るが、無段階トルク変換特性、吸振特性、操
作の容易さ等の特性を有するため、変速装置、特に車輌
用変速装置の継手として広く用いられている。
ーシングに固着したポンプインペラから流体を介してタ
ービンランナに伝達し、該タービンランナを固着した出
力軸に伝達するものであるから、機械式継手に比して伝
達効率が劣るが、無段階トルク変換特性、吸振特性、操
作の容易さ等の特性を有するため、変速装置、特に車輌
用変速装置の継手として広く用いられている。
上記流体継手の良好な特性と機械式継手のもつ高い継手
効率とを併立させるために、流体継手のタービンランナ
とケーシングとの間に直結クラッチを設けることが知ら
れている(例えば米国特許第3,491,617号明細
書、同第3,497,043号明細書参照)。
効率とを併立させるために、流体継手のタービンランナ
とケーシングとの間に直結クラッチを設けることが知ら
れている(例えば米国特許第3,491,617号明細
書、同第3,497,043号明細書参照)。
ところで流体継手をエンジンと変速装置との間の動力伝
達用の継手として用いる場合に、直結クラッチによりケ
ーシングをタービンランナを介して流体継手の出力軸に
機械的に直結すると、該出力軸に連結された変速装置に
エンジンから前記出力軸周りの捩り振動が直接伝達され
、変速装置の動力伝達機構に悪影響を与える。
達用の継手として用いる場合に、直結クラッチによりケ
ーシングをタービンランナを介して流体継手の出力軸に
機械的に直結すると、該出力軸に連結された変速装置に
エンジンから前記出力軸周りの捩り振動が直接伝達され
、変速装置の動力伝達機構に悪影響を与える。
一方、機械式継手において前記出力軸周りの捩り振動を
吸収するため、クラッチフェーシングを固着したクラッ
チプレートを接手の出力軸に固着せずに、クラッチフェ
ーシングの内径より小なる外径を有する駆動板を前記出
力軸に固着し、クラッチフェーシングを固着した円環状
のクラッチプレートを前記駆動板の外周部に円周方向に
相対移動可能に支承し、前記駆動板およびクラッチプレ
ートに周方向に適宜の間隔を隔てて穿設した窓孔にコイ
ルスプリングを収納せしめて駆動板とクラッチプレート
に周方向に弾発せしめた吸振ダンパ装置を形成せしめる
ことが公知である(例えば昭和45年特許出願公告第2
7488号公報参照)。
吸収するため、クラッチフェーシングを固着したクラッ
チプレートを接手の出力軸に固着せずに、クラッチフェ
ーシングの内径より小なる外径を有する駆動板を前記出
力軸に固着し、クラッチフェーシングを固着した円環状
のクラッチプレートを前記駆動板の外周部に円周方向に
相対移動可能に支承し、前記駆動板およびクラッチプレ
ートに周方向に適宜の間隔を隔てて穿設した窓孔にコイ
ルスプリングを収納せしめて駆動板とクラッチプレート
に周方向に弾発せしめた吸振ダンパ装置を形成せしめる
ことが公知である(例えば昭和45年特許出願公告第2
7488号公報参照)。
3−
(ハ)発明が解決しようとしする問題点直結クラッチを
設けた流体継手において、直結クラッチにより機械的な
動力伝達を行わせる際に、出力軸に伝達される捩り振動
を吸収するための吸振ダンパ装置を設けることは、特に
車輌用変速装置において好ましいことである。
設けた流体継手において、直結クラッチにより機械的な
動力伝達を行わせる際に、出力軸に伝達される捩り振動
を吸収するための吸振ダンパ装置を設けることは、特に
車輌用変速装置において好ましいことである。
しかしながら、前記機械式継手において公知の機構を流
体継手のタービンランナとケーシングとの間に設けた直
結クラッチに適用しようとすると、流体継手の出力軸に
タービンランナと別に駆動板を設け、直結クラッチのク
ラッチフェーシングより内側において、直結クラッチの
ピストンと前記駆動板との間に吸振ダンパ装置を設ける
こととなるが、流体継手の軸方向寸法の増大は免れるこ
とはできない。
体継手のタービンランナとケーシングとの間に設けた直
結クラッチに適用しようとすると、流体継手の出力軸に
タービンランナと別に駆動板を設け、直結クラッチのク
ラッチフェーシングより内側において、直結クラッチの
ピストンと前記駆動板との間に吸振ダンパ装置を設ける
こととなるが、流体継手の軸方向寸法の増大は免れるこ
とはできない。
本発明は流体継手において吸振ダンパ装置を備えた直結
クラッチを設けるにあたり、吸振ダンパ装置と流体継手
のタービンランナとの連結を工夫して、吸振ダンパ装置
を備えた直結クラッチの軸方向寸法を可及的に小とする
ことを目的とする。
クラッチを設けるにあたり、吸振ダンパ装置と流体継手
のタービンランナとの連結を工夫して、吸振ダンパ装置
を備えた直結クラッチの軸方向寸法を可及的に小とする
ことを目的とする。
4−
(ニ)問題点を解決するための手段
本発明は、流体継手のケーシングのフロントカバーとと
もに直結クラッチを構成する環状のピストンの内周にフ
ランジ部を形成し、前記フランジ部によりタービンラン
ナと一体的に回転するすべり軸受に液密的にかつ軸方向
に摺動可能とし、吸振ダンパ装置は、タービンランナに
内周部で連結された環状の被動板と、該被動板の外周部
において周方向に該被動板に相対移動可能に支承された
環状の板状材よりなる駆動板と、前記被動板と駆動板と
にそれぞれ両端を係合せしめられて両板を周方向に弾発
する振動ダンパとにより形成し、前記環状ピストンをス
プライン係合により前記駆動板に対し軸方向に移動可能
とし、前記環状の被動板を前記流体継手のタービンラン
ナの外殻とともにタービンハブにリベットにより固着し
たものである。
もに直結クラッチを構成する環状のピストンの内周にフ
ランジ部を形成し、前記フランジ部によりタービンラン
ナと一体的に回転するすべり軸受に液密的にかつ軸方向
に摺動可能とし、吸振ダンパ装置は、タービンランナに
内周部で連結された環状の被動板と、該被動板の外周部
において周方向に該被動板に相対移動可能に支承された
環状の板状材よりなる駆動板と、前記被動板と駆動板と
にそれぞれ両端を係合せしめられて両板を周方向に弾発
する振動ダンパとにより形成し、前記環状ピストンをス
プライン係合により前記駆動板に対し軸方向に移動可能
とし、前記環状の被動板を前記流体継手のタービンラン
ナの外殻とともにタービンハブにリベットにより固着し
たものである。
流体継手は、ケーシングに固着されたポンプインペラと
出力軸と一体回転するタービンランナとからなるフルー
ドカップリングのほか、これにステークおよび一方面ク
ラッチを配設したトルクコンバータでもよい。
出力軸と一体回転するタービンランナとからなるフルー
ドカップリングのほか、これにステークおよび一方面ク
ラッチを配設したトルクコンバータでもよい。
(ホ)作用
本発明によれば、直結クラッチを作用せしめずに流体継
手として使用する場合には、ケーシングに伝達される原
動機等の駆動力はケーシングに固着されたポンプインペ
ラによって流体の流動エネルギに変換され、さらにこの
流体がタービンランナを回転駆動せしめて、該タービン
ランナと一体的に回転する出力軸に駆動力として再生さ
れ、流体継手の特性を有する動力伝達が行われる。
手として使用する場合には、ケーシングに伝達される原
動機等の駆動力はケーシングに固着されたポンプインペ
ラによって流体の流動エネルギに変換され、さらにこの
流体がタービンランナを回転駆動せしめて、該タービン
ランナと一体的に回転する出力軸に駆動力として再生さ
れ、流体継手の特性を有する動力伝達が行われる。
直結クラッチを作用せしめたときは、ピストンと該ピス
トンに対向するケーシングフロントカバーがクラッチフ
ェーシングを介して機械的に連結されることにより、流
体継手のケーシングに伝達される原動機等の駆動力は高
い伝達効率で出力軸に伝達され、かつ前記ピストンと前
記出力軸に固着されたタービンランナとの間に介在せし
められた吸振ダンパ装置により、原動機等より前記ケー
シングに伝達される捩り振動あるいは出力軸からの逆駆
動力による捩り振動を吸収する。
トンに対向するケーシングフロントカバーがクラッチフ
ェーシングを介して機械的に連結されることにより、流
体継手のケーシングに伝達される原動機等の駆動力は高
い伝達効率で出力軸に伝達され、かつ前記ピストンと前
記出力軸に固着されたタービンランナとの間に介在せし
められた吸振ダンパ装置により、原動機等より前記ケー
シングに伝達される捩り振動あるいは出力軸からの逆駆
動力による捩り振動を吸収する。
しかも前記吸振ダンパ装置の被動板はその内周部におい
てタービンランナの外殻と共にタービンハブにリベット
で固着されているから、直結クラッチを作用せしめたと
きは、ケーシングに伝達される駆動力は、ピストンと駆
動板とのスプライン係合および吸振ダンパ装置の振動ダ
ンパを介して、最短距離で出力軸に固着されたタービン
ハブに伝達される。
てタービンランナの外殻と共にタービンハブにリベット
で固着されているから、直結クラッチを作用せしめたと
きは、ケーシングに伝達される駆動力は、ピストンと駆
動板とのスプライン係合および吸振ダンパ装置の振動ダ
ンパを介して、最短距離で出力軸に固着されたタービン
ハブに伝達される。
(へ)実施例
第1図は本発明を流体式トルクコンバータに適用した一
実施例を、該トルクコンバータの出力軸の回転中心軸を
含む面で切断し、かつその要部を示した断面図である。
実施例を、該トルクコンバータの出力軸の回転中心軸を
含む面で切断し、かつその要部を示した断面図である。
流体式トルクコンバータ1は、周知のように、ポンプイ
ンペラ2、タービンランナ3、ステータ4とから構成さ
れている。図においてポンプインペラ2の外殻32は皿
状をなすケーシングフロントカバー8に溶接により固着
されてトルクコンバータ1のケーシングを構成し、固定
軸13に回転7− 自在に支承されている。またタービンランナ3の外殻3
4は、固定軸13の軸孔に回転自在に支承された出力軸
9の前端にスプライン嵌合されて該出力軸9と一体的に
回転するタービンハブ10にリベット11により連結さ
れている。さらにステータ4は一方面クラッチ12を介
して前記固定軸13に連結されている。
ンペラ2、タービンランナ3、ステータ4とから構成さ
れている。図においてポンプインペラ2の外殻32は皿
状をなすケーシングフロントカバー8に溶接により固着
されてトルクコンバータ1のケーシングを構成し、固定
軸13に回転7− 自在に支承されている。またタービンランナ3の外殻3
4は、固定軸13の軸孔に回転自在に支承された出力軸
9の前端にスプライン嵌合されて該出力軸9と一体的に
回転するタービンハブ10にリベット11により連結さ
れている。さらにステータ4は一方面クラッチ12を介
して前記固定軸13に連結されている。
前記ケーシングフロントカバー8はその回転中心部にパ
イロット6が、またその周縁部に連結ナツト7が溶着さ
れており、これらパイロット6および連結ナツト7を介
してエンジンの出力軸(図示せず)に同心的に連結され
る。
イロット6が、またその周縁部に連結ナツト7が溶着さ
れており、これらパイロット6および連結ナツト7を介
してエンジンの出力軸(図示せず)に同心的に連結され
る。
前記ポンプインペラ2とタービンランナ3とを機械的に
連結するための直結クラッチ5が設けられる。該直結ク
ラッチ5は、前記タービンハブ10の軸筒部にスプライ
ン嵌合されかつ前記ケーシングフロントカバー8の内面
により軸方向移動を抑止されて実質的にタービンハブ1
0と一体的とされたすべり軸受20、該すべり軸受20
の軸筒部外周に形成された円筒面上を軸方向に相対移8
− 動可能に支承された環状のピストン14、該ピストン1
4の外周部に形成された平坦な環状をなす動力伝達面3
3に固着されかつ摩擦材により環状のシート状に形成さ
れたクラッチフェーシング22、前記ピストン14に形
成された動力伝達面33に対向する位置に前記ケーシン
グフロントカバー8に形成された平坦な環状をなす動力
伝達面23、前記ピストン14に固着したクラッチフェ
ーシング22が前記ケーシングフロントカバー8に圧接
されたときに前記ケーシングフロントカバー8とピスト
ン14との間に形成される直結クラッチ解除室25、お
よび前記ピストン14とタービンランナ3の外殻34と
の間に形成される直結クラッチ係合室24とから成る。
連結するための直結クラッチ5が設けられる。該直結ク
ラッチ5は、前記タービンハブ10の軸筒部にスプライ
ン嵌合されかつ前記ケーシングフロントカバー8の内面
により軸方向移動を抑止されて実質的にタービンハブ1
0と一体的とされたすべり軸受20、該すべり軸受20
の軸筒部外周に形成された円筒面上を軸方向に相対移8
− 動可能に支承された環状のピストン14、該ピストン1
4の外周部に形成された平坦な環状をなす動力伝達面3
3に固着されかつ摩擦材により環状のシート状に形成さ
れたクラッチフェーシング22、前記ピストン14に形
成された動力伝達面33に対向する位置に前記ケーシン
グフロントカバー8に形成された平坦な環状をなす動力
伝達面23、前記ピストン14に固着したクラッチフェ
ーシング22が前記ケーシングフロントカバー8に圧接
されたときに前記ケーシングフロントカバー8とピスト
ン14との間に形成される直結クラッチ解除室25、お
よび前記ピストン14とタービンランナ3の外殻34と
の間に形成される直結クラッチ係合室24とから成る。
前記直結クラッチ解除室25は、前記すベリ軸受20の
ケーシングフロントカバー8に内接する面に形成された
輻射方向の溝35、前記出力軸9の先端部に形成した油
路30、出力軸9と前記固定軸13との間に形成された
油路36、出力軸9に半径方向に穿設されて前記油路3
0,36を連通ずる通孔37を介して切換弁(図示せず
)に連結されている。また直結クラッチ係合室24はト
ルクコンバータ1のポンプインペラ2の外殻32および
タービンランナ3の外殻34によって囲まれる流体循環
流路に前記外殻32.34の対向面の隙間を介して連通
しており、前記流体循環流路は、ステータ4の基部に形
成した油路38,39および前記固定軸13とポンプイ
ンペラ2の外殻32との間に形成された油路31を介し
て、前記図示しない切換弁に連結されている。前記ピス
トン14の内周縁には円筒状のフランジ14aが形成さ
れ、該フランジ14aはその円筒状外周面ですべり軸受
20の軸筒部外周に形成された円筒面の周溝に配設され
たシール材21と摺接して該摺接部の液密を保っている
。
ケーシングフロントカバー8に内接する面に形成された
輻射方向の溝35、前記出力軸9の先端部に形成した油
路30、出力軸9と前記固定軸13との間に形成された
油路36、出力軸9に半径方向に穿設されて前記油路3
0,36を連通ずる通孔37を介して切換弁(図示せず
)に連結されている。また直結クラッチ係合室24はト
ルクコンバータ1のポンプインペラ2の外殻32および
タービンランナ3の外殻34によって囲まれる流体循環
流路に前記外殻32.34の対向面の隙間を介して連通
しており、前記流体循環流路は、ステータ4の基部に形
成した油路38,39および前記固定軸13とポンプイ
ンペラ2の外殻32との間に形成された油路31を介し
て、前記図示しない切換弁に連結されている。前記ピス
トン14の内周縁には円筒状のフランジ14aが形成さ
れ、該フランジ14aはその円筒状外周面ですべり軸受
20の軸筒部外周に形成された円筒面の周溝に配設され
たシール材21と摺接して該摺接部の液密を保っている
。
前記直結クラッチ5のピストン14は、トルクコンバー
タ1のタービンランナ3に吸振ダンパ装[40を介して
直結される。該吸振ダンパ装置40は、被動板17、駆
動板15、振動ダンパとしてのコイルスプリング18と
から成る。前記被動板17は、弾性部材よりなり、その
主要部が前記タービンランナ3の外殻34の形状に沿う
形状に、かつ環状に成形され、その内周縁部で前記リベ
ット11によりタービンランナ3の外殻34とともにタ
ービンハブ10に固着される。前記被動板1.7の外周
縁部には前記ケーシングフロントカバー8に形成された
動力伝達面23にほぼ平行する縁部17′が形成され、
かつ前記被動板17と同一の弾性部材により細11の環
状に形成された被動補助板16がその内周縁部により被
動板17に固着されて二層状に形成され、その縁部16
′は前記被動板17の縁部17′と所要の間隔を隔てて
平行に配設される。この被動板17の縁部17′と被動
補助板16の縁部]−6′との間に、厚手の板材より円
環状に形成された駆動板15が緩く嵌装される。
タ1のタービンランナ3に吸振ダンパ装[40を介して
直結される。該吸振ダンパ装置40は、被動板17、駆
動板15、振動ダンパとしてのコイルスプリング18と
から成る。前記被動板17は、弾性部材よりなり、その
主要部が前記タービンランナ3の外殻34の形状に沿う
形状に、かつ環状に成形され、その内周縁部で前記リベ
ット11によりタービンランナ3の外殻34とともにタ
ービンハブ10に固着される。前記被動板1.7の外周
縁部には前記ケーシングフロントカバー8に形成された
動力伝達面23にほぼ平行する縁部17′が形成され、
かつ前記被動板17と同一の弾性部材により細11の環
状に形成された被動補助板16がその内周縁部により被
動板17に固着されて二層状に形成され、その縁部16
′は前記被動板17の縁部17′と所要の間隔を隔てて
平行に配設される。この被動板17の縁部17′と被動
補助板16の縁部]−6′との間に、厚手の板材より円
環状に形成された駆動板15が緩く嵌装される。
第2図は第1図の矢印Aの方向からみた吸振ダンパ装置
40の一部を省略した要部の正面図、第3図は第1図の
矢印Bの方向からみた吸振ダンパ装置40の一部を示す
側面図であって、前記駆動11− 板15にはその周方向に適宜間隔を隔てて内周縁を切欠
いた窓15bが複数個形成されるとともに、前記被動板
17および被動補助板16のそれぞれの縁部17′、1
6′には前記駆動板15に形成した窓15bと周方向の
寸法が等しい窓17a、16aがそれぞれ形成され、か
つ該窓17a、16aのそれぞれの直径方向外周縁また
は内周縁には前記駆動板15から遠去かる方向に曲げら
れたタブ17b、16bがそれぞれ形成される。
40の一部を省略した要部の正面図、第3図は第1図の
矢印Bの方向からみた吸振ダンパ装置40の一部を示す
側面図であって、前記駆動11− 板15にはその周方向に適宜間隔を隔てて内周縁を切欠
いた窓15bが複数個形成されるとともに、前記被動板
17および被動補助板16のそれぞれの縁部17′、1
6′には前記駆動板15に形成した窓15bと周方向の
寸法が等しい窓17a、16aがそれぞれ形成され、か
つ該窓17a、16aのそれぞれの直径方向外周縁また
は内周縁には前記駆動板15から遠去かる方向に曲げら
れたタブ17b、16bがそれぞれ形成される。
前記駆動板15の窓15b、被動板17の窓17aおよ
び被動補助板16の窓16aを重ね合せた空所内に、振
動ダンパとしてのスプリング、例えばコイルスプリング
18がその弾発力の作用方向を駆動板15の周方向とし
て圧縮状態で挿入される。従って被動板17および被動
補助板16が周方向に駆動板15と相対移動を生じたと
き、スプリング18は被動板17および被動補助板16
の窓1’7a、16aの側縁と駆動板15の窓15bの
側縁とにより圧縮され、相対移動を復元する方向にばね
力を生ずる。駆動板15の窓12− 15bの側縁には前記スプリング18の端部を支承する
突起15cが形成されている。前記被動板17および被
動補助板16に形成したタブ17b、16bは、スプリ
ング18がその置かれた平面内でのみ作動することを保
障し、かつ前記窓】5b、17a、16aより脱落する
のを防止する。
び被動補助板16の窓16aを重ね合せた空所内に、振
動ダンパとしてのスプリング、例えばコイルスプリング
18がその弾発力の作用方向を駆動板15の周方向とし
て圧縮状態で挿入される。従って被動板17および被動
補助板16が周方向に駆動板15と相対移動を生じたと
き、スプリング18は被動板17および被動補助板16
の窓1’7a、16aの側縁と駆動板15の窓15bの
側縁とにより圧縮され、相対移動を復元する方向にばね
力を生ずる。駆動板15の窓12− 15bの側縁には前記スプリング18の端部を支承する
突起15cが形成されている。前記被動板17および被
動補助板16に形成したタブ17b、16bは、スプリ
ング18がその置かれた平面内でのみ作動することを保
障し、かつ前記窓】5b、17a、16aより脱落する
のを防止する。
前記直結クラッチ5のピストン14の外周縁部には、自
由端を振動ダンパ装置40の駆動板15に係合せしめる
フランジ14bが円筒状に一体に連設され、その自由端
には軸方向に形成した複数の所定の長さの切欠きよりな
る第1の切欠き14cが形成される。一方前記駆動板1
5の外周面には直径方向に形成した複数の切欠きよりな
る第2の切欠き15aが形成され、該第2の切欠き15
aは前記フランジ14bに形成した第1の切欠き14.
cにスプライン係合され、前記ピストン14を吸振ダン
パ装置40を介してタービンランナ3に連結している。
由端を振動ダンパ装置40の駆動板15に係合せしめる
フランジ14bが円筒状に一体に連設され、その自由端
には軸方向に形成した複数の所定の長さの切欠きよりな
る第1の切欠き14cが形成される。一方前記駆動板1
5の外周面には直径方向に形成した複数の切欠きよりな
る第2の切欠き15aが形成され、該第2の切欠き15
aは前記フランジ14bに形成した第1の切欠き14.
cにスプライン係合され、前記ピストン14を吸振ダン
パ装置40を介してタービンランナ3に連結している。
前記ピストン14のフランジ14bに形成した第1の切
欠き14cの切欠きの軸方向長さは、直結クラッチ5の
係合および解除のためのピストン14の軸方向移動量お
よび被動板17の軸方向撓み量によっても前記駆動板1
5に形成した第2の切欠き15aとの係合が保たれる長
さとする。
欠き14cの切欠きの軸方向長さは、直結クラッチ5の
係合および解除のためのピストン14の軸方向移動量お
よび被動板17の軸方向撓み量によっても前記駆動板1
5に形成した第2の切欠き15aとの係合が保たれる長
さとする。
なお被動板17および被動補助板16の前記窓17a、
16aの間の円周方向の部分は、駆動板15との円周方
向の相対移動に際しスプリング18と干渉しないように
円筒状に膨出せしめられていおり、該膨出部分と駆動板
15との間に抵抗部材19が挟在され、前記相対移動の
際に適当な引きずり抵抗を与えることを可能とする。
16aの間の円周方向の部分は、駆動板15との円周方
向の相対移動に際しスプリング18と干渉しないように
円筒状に膨出せしめられていおり、該膨出部分と駆動板
15との間に抵抗部材19が挟在され、前記相対移動の
際に適当な引きずり抵抗を与えることを可能とする。
以上説明した実施例の作用を説明する。
直結クラッチ5を係合せしめないで流体式継手の機能を
発揮させる場合には、トルクコンバータ1の直結クラッ
チ解除室25が図示しない油圧源に切換弁を介して連通
され、流体循環流路は前記切換弁を介して図示しないリ
ザーバに連通される。
発揮させる場合には、トルクコンバータ1の直結クラッ
チ解除室25が図示しない油圧源に切換弁を介して連通
され、流体循環流路は前記切換弁を介して図示しないリ
ザーバに連通される。
油圧源からの圧油は油路36、通孔37、油路30、溝
35を経て直結クラッチ解除室25に送られ、ポンプイ
ンペラ2の外殻32およびタービンランナ3の外殻34
に囲まれる流体循環流路ならびに直結クラッチ係合室2
4内の圧油は前記リザーバに連通されるから、ピストン
14の両面に作用する圧力差によりピストン1−4は第
1図において右方に摺動され、クラッチフェーシング2
2をケーシングフロン1−カバー8の動力伝達面23か
ら離してその間にiJ7隙を生じさせ、直結クラッチ5
を解除する。圧油は前記間隙を通って流体循環流路内を
循環し、油路38.39.31、を通ってリザーバに還
流される。従って継手は1〜ルクコンバータとして作用
する。
35を経て直結クラッチ解除室25に送られ、ポンプイ
ンペラ2の外殻32およびタービンランナ3の外殻34
に囲まれる流体循環流路ならびに直結クラッチ係合室2
4内の圧油は前記リザーバに連通されるから、ピストン
14の両面に作用する圧力差によりピストン1−4は第
1図において右方に摺動され、クラッチフェーシング2
2をケーシングフロン1−カバー8の動力伝達面23か
ら離してその間にiJ7隙を生じさせ、直結クラッチ5
を解除する。圧油は前記間隙を通って流体循環流路内を
循環し、油路38.39.31、を通ってリザーバに還
流される。従って継手は1〜ルクコンバータとして作用
する。
直結クラッチ5を係合せしめて機械式継手の機能を発揮
させる場合には、1〜ルクコンバータ1の直結クラッチ
解除室25を切換弁を介してリザーバに連通させ、トル
クコンバータ1の流体循環流路を切換弁を介して圧油源
に連通せしめる。直結クラッチ解除室25内の圧油は溝
35、油路30、通孔37、油路36を介してトレイン
され、直結クラッチ係合室24には油路31.39.3
8および流体循環流路を介して圧油が供給されるので、
15− ピストン14はケーシングフロントカバー8に向けて移
動され、クラッチフェーシング22はケーシングフロン
トカバー8の動力伝達面23に圧接され、直結クラッチ
5は係合される。このときトルクコンバータ1のケーシ
ングに伝達された動力は、ケーシングフロントカバー8
の動力伝達面23からクラッチフェーシング22、ピス
トン14の動力伝達面33、ピストン14、ピストン1
4の切欠き14cと吸振ダンパ装置40の駆動板15の
切欠き15aとの係合、駆動板15、スプリング18、
被動板17、タービンハブ10の順に伝達され、出力軸
9に機械的に伝達される。
させる場合には、1〜ルクコンバータ1の直結クラッチ
解除室25を切換弁を介してリザーバに連通させ、トル
クコンバータ1の流体循環流路を切換弁を介して圧油源
に連通せしめる。直結クラッチ解除室25内の圧油は溝
35、油路30、通孔37、油路36を介してトレイン
され、直結クラッチ係合室24には油路31.39.3
8および流体循環流路を介して圧油が供給されるので、
15− ピストン14はケーシングフロントカバー8に向けて移
動され、クラッチフェーシング22はケーシングフロン
トカバー8の動力伝達面23に圧接され、直結クラッチ
5は係合される。このときトルクコンバータ1のケーシ
ングに伝達された動力は、ケーシングフロントカバー8
の動力伝達面23からクラッチフェーシング22、ピス
トン14の動力伝達面33、ピストン14、ピストン1
4の切欠き14cと吸振ダンパ装置40の駆動板15の
切欠き15aとの係合、駆動板15、スプリング18、
被動板17、タービンハブ10の順に伝達され、出力軸
9に機械的に伝達される。
直結クラッチ5の係合前はピストン14の切欠き14c
と駆動板15の切欠き15aの係合は動力伝達のない遊
合状態であるから、直結クラッチ5のピストン14の動
力伝達面33とケーシングフロントカバー8の動力伝達
面23とがクラッチフェーシング22を介して摩擦的に
係合するまでは、ピストン14は何らの拘束力を受ける
ことなく容易に軸方向に移動する。
と駆動板15の切欠き15aの係合は動力伝達のない遊
合状態であるから、直結クラッチ5のピストン14の動
力伝達面33とケーシングフロントカバー8の動力伝達
面23とがクラッチフェーシング22を介して摩擦的に
係合するまでは、ピストン14は何らの拘束力を受ける
ことなく容易に軸方向に移動する。
16−
直結クラッチ5の係合時および係合中にトルクコンバー
タ1のケーシングに駆動源のエンジンからの捩り振動が
伝達される場合等、ピストン14とタービンランナ3と
の間に回転速度差が生じたときは、この速度差は駆動板
15と被動板17との回転方向の相対移動に変換され、
両者間に挿入されたスプリング18の弾力により吸収さ
れる。
タ1のケーシングに駆動源のエンジンからの捩り振動が
伝達される場合等、ピストン14とタービンランナ3と
の間に回転速度差が生じたときは、この速度差は駆動板
15と被動板17との回転方向の相対移動に変換され、
両者間に挿入されたスプリング18の弾力により吸収さ
れる。
駆動板15と被動板17および被動補助板16との間に
抵抗部材19が介装されている場合には、抵抗部材19
のひきずり抵抗で振動吸収が大となる。
抵抗部材19が介装されている場合には、抵抗部材19
のひきずり抵抗で振動吸収が大となる。
直結クラッチ5の係合状態からこれを解除する際には、
ピストン14を直結クラッチ解除室25に導入される圧
油により第1図の右方に摺動せしめる必要があるが、直
結クラッチ5の係合中にピストン14の切欠き14cか
ら駆動板15の切欠き15aに伝達されていた駆動力と
両切欠き14c、15c間の摩擦抵抗のために、ピスト
ン14の前記右方への摺動が妨げられることがある。
ピストン14を直結クラッチ解除室25に導入される圧
油により第1図の右方に摺動せしめる必要があるが、直
結クラッチ5の係合中にピストン14の切欠き14cか
ら駆動板15の切欠き15aに伝達されていた駆動力と
両切欠き14c、15c間の摩擦抵抗のために、ピスト
ン14の前記右方への摺動が妨げられることがある。
この場合に被動板17および被動補助板16を弾性部材
で形成して軸方向に撓み得るようにしておくと、被動板
17が軸方向に僅かに撓むことでケーシングフロントカ
バー8の動力伝達面23とクラッチフェーシング22と
の間に微小な間隙が確保され、その瞬間に前記両切欠き
14c、15aニ0 間の動力伝達状態が解除されるので、lストン14の摺
動を円滑に行わせることができる。またそのような作用
が行われると、スプリング18を案内している被動板1
7、被動補助板16のタブ17b、16bはスプリング
18と機械的に接触する公算が大であるから、被動板1
7、被動補助板16のスプリング18との接触面には、
摩擦を防止し硬度を増すための表面処理を施しあるbは
硬い材質の薄板を固着するとよい。
で形成して軸方向に撓み得るようにしておくと、被動板
17が軸方向に僅かに撓むことでケーシングフロントカ
バー8の動力伝達面23とクラッチフェーシング22と
の間に微小な間隙が確保され、その瞬間に前記両切欠き
14c、15aニ0 間の動力伝達状態が解除されるので、lストン14の摺
動を円滑に行わせることができる。またそのような作用
が行われると、スプリング18を案内している被動板1
7、被動補助板16のタブ17b、16bはスプリング
18と機械的に接触する公算が大であるから、被動板1
7、被動補助板16のスプリング18との接触面には、
摩擦を防止し硬度を増すための表面処理を施しあるbは
硬い材質の薄板を固着するとよい。
第4図は本発明を流体式トルクコンバータに適用した他
の実施例を第1図と同様に示した要部の断面図である。
の実施例を第1図と同様に示した要部の断面図である。
本実施例においては、トルクコンバータ1のタービンラ
ンナ3を、その外殻34の膨出度を可及的に少くした偏
平型に構成したもので、本実施例によれば被動板17お
よびピストン14の断面形状が第1図に示した実施例に
比して偏平となり、流体継手の軸方向寸法の短縮化に有
効である。
ンナ3を、その外殻34の膨出度を可及的に少くした偏
平型に構成したもので、本実施例によれば被動板17お
よびピストン14の断面形状が第1図に示した実施例に
比して偏平となり、流体継手の軸方向寸法の短縮化に有
効である。
(ト)発明の効果
本発明は、ケーシングに固着されたポンプインペラと出
力軸と一体的に回転するタービンランナとを少くとも備
え、前記ケーシングに伝達された駆動力をポンプインペ
ラからタービンランナに流入せしめてポンプインペラに
環流する流体の循環流により前記出力軸に伝達する流体
継手において、タービンランナに前記出力軸周りの捩り
振動を吸収する吸振ダンパ装置を介して連結され、がっ
出力軸の方向に移動可能に設けられた環状のピストンと
、該ピストンと対向する前記ケーシングのフロントカバ
ーとにより、前記ケーシングと前記出力軸とを機械的に
連結する直結クラッチを構成したことにより、無段階ト
ルク変換特性、吸振特性、操作の容易さ等の流体式継手
の特性と、直結クラッチにより高い継手効率を有する機
械式継手の特性とを選択的に発揮し得るとともに、直結
クララ19− チによる機械式継手の特性を選択した場合においては、
直結クラッチに吸振ダンパ装置を設けたことにより、ケ
ーシングに伝達される捩り振動、トルク変動等を前記吸
振ダンパ装置により効果的に吸収または遮断して出力側
に伝達せしめず、または出力側からの逆駆動力を入力側
に与える悪影響を緩和することができる。
力軸と一体的に回転するタービンランナとを少くとも備
え、前記ケーシングに伝達された駆動力をポンプインペ
ラからタービンランナに流入せしめてポンプインペラに
環流する流体の循環流により前記出力軸に伝達する流体
継手において、タービンランナに前記出力軸周りの捩り
振動を吸収する吸振ダンパ装置を介して連結され、がっ
出力軸の方向に移動可能に設けられた環状のピストンと
、該ピストンと対向する前記ケーシングのフロントカバ
ーとにより、前記ケーシングと前記出力軸とを機械的に
連結する直結クラッチを構成したことにより、無段階ト
ルク変換特性、吸振特性、操作の容易さ等の流体式継手
の特性と、直結クラッチにより高い継手効率を有する機
械式継手の特性とを選択的に発揮し得るとともに、直結
クララ19− チによる機械式継手の特性を選択した場合においては、
直結クラッチに吸振ダンパ装置を設けたことにより、ケ
ーシングに伝達される捩り振動、トルク変動等を前記吸
振ダンパ装置により効果的に吸収または遮断して出力側
に伝達せしめず、または出力側からの逆駆動力を入力側
に与える悪影響を緩和することができる。
そして前記吸振ダンパ装置は、環状の被動板がその内周
部でタービンランナの外殻とともにタービンハブにリベ
ットで固着され、被動板に周方向に相対移動可能に環状
の駆動板が支承され、前記被動板と駆動板とにそれぞれ
両端で係合せしめられて両板を周方向に弾発する振動ダ
ンパを備え、前記環状ピストンは吸振ダンパ装置の駆動
板に前記出力軸の軸方向に移動可能にスプライン係合せ
しめであるから、直結クラッチを作用せしめたときは、
ケーシングに伝達される駆動力は、ピストンと駆動板と
のスプライン係合を介して駆動板に伝達され、駆動板に
伝達された駆動力は振動ダンパを介して被動板に伝達さ
れる。被動板とタービ20− ンハブとはリベットで固着されているから、ケーシング
に伝達された駆動力は極めて短い径路により流体継手の
出力軸に伝達される。しかも前記吸振ダンパ装置の被動
板はタービンハブにタービンランナの外殻とともにリベ
ットで固着され、前記駆動板は被動板に周方向に相対移
動可能に支承され、振動ダンパは画板間において画板に
それぞれ両端を係合せしめられて周方向に弾発した構成
であるので、構造は簡単であり、かつその軸方向寸法を
極めて短かくすることができる。
部でタービンランナの外殻とともにタービンハブにリベ
ットで固着され、被動板に周方向に相対移動可能に環状
の駆動板が支承され、前記被動板と駆動板とにそれぞれ
両端で係合せしめられて両板を周方向に弾発する振動ダ
ンパを備え、前記環状ピストンは吸振ダンパ装置の駆動
板に前記出力軸の軸方向に移動可能にスプライン係合せ
しめであるから、直結クラッチを作用せしめたときは、
ケーシングに伝達される駆動力は、ピストンと駆動板と
のスプライン係合を介して駆動板に伝達され、駆動板に
伝達された駆動力は振動ダンパを介して被動板に伝達さ
れる。被動板とタービ20− ンハブとはリベットで固着されているから、ケーシング
に伝達された駆動力は極めて短い径路により流体継手の
出力軸に伝達される。しかも前記吸振ダンパ装置の被動
板はタービンハブにタービンランナの外殻とともにリベ
ットで固着され、前記駆動板は被動板に周方向に相対移
動可能に支承され、振動ダンパは画板間において画板に
それぞれ両端を係合せしめられて周方向に弾発した構成
であるので、構造は簡単であり、かつその軸方向寸法を
極めて短かくすることができる。
従って本発明によれば、コンパクトで、軸方向寸法の短
かい吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手を
提供することができる。
かい吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手を
提供することができる。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面図、第2図
は第1図の矢印A方向からみた振動ダンパ装置の一部の
正面図、第3図は第1図の矢印B方向からみた振動ダン
パ装置の一部の側面図、第4図は本発明の他の実施例の
要部を示す断面図である。 なお図中、1はトルクコンバータ 2はそのポンプインペラ 32はそのポンプインペラの外殻 3はそのタービンランす 34はそのタービンランナの外殻 8はそのケーシングフロントカバー 5は直結クラッチ 14はそのピストン 14a、14bはそのピストンの フランジ 14cは第1の切欠き 22はそのクラッチフェーシング 23.33はその動力伝達面 40は吸振ダンパ装置 18はその振動ダンパとしてのスプ リング17はその
被動板 16はその被動補助板 15はその駆動板 15aは第2の切欠き 15b、16a、17aは窓 をそれぞれ示す。 、特許出願人 アイシン・ワーナー株式会社) 代理人 −111−J″ “ M l’J] ′、 、
、、・23− 節1図 24− 第 2 図 第 3 図
は第1図の矢印A方向からみた振動ダンパ装置の一部の
正面図、第3図は第1図の矢印B方向からみた振動ダン
パ装置の一部の側面図、第4図は本発明の他の実施例の
要部を示す断面図である。 なお図中、1はトルクコンバータ 2はそのポンプインペラ 32はそのポンプインペラの外殻 3はそのタービンランす 34はそのタービンランナの外殻 8はそのケーシングフロントカバー 5は直結クラッチ 14はそのピストン 14a、14bはそのピストンの フランジ 14cは第1の切欠き 22はそのクラッチフェーシング 23.33はその動力伝達面 40は吸振ダンパ装置 18はその振動ダンパとしてのスプ リング17はその
被動板 16はその被動補助板 15はその駆動板 15aは第2の切欠き 15b、16a、17aは窓 をそれぞれ示す。 、特許出願人 アイシン・ワーナー株式会社) 代理人 −111−J″ “ M l’J] ′、 、
、、・23− 節1図 24− 第 2 図 第 3 図
Claims (1)
- (1)ケーシングと、該ケーシングに固着されたポンプ
インペラと、前記ケーシングに対して回転自在とされた
出力軸と一体的に回転するタービンランナとを少なくと
も備え、前記ケーシングに伝達された駆動力を前記ポン
プインペラと前記タービンランナとの間に形成される循
環流路内を環流する流体の循環流により前記出力軸に伝
達するようにした流体継手において、 前記ケーシングのフロントカバーと前記タービンランナ
との間に環状ピストンを配設するとともに、該環状ピス
トンを前記出力軸周りの捩り振動を吸収する振動ダンパ
を備えた吸振ダンパ装置を介して前記タービンランナに
連結して、前記ケーシングのフロントカバーと環状ピス
トンと摩擦材とによりなる直結クラッチを形成し、 前記環状ピストンはその内周に形成したフランジ部によ
り、前記タービンランナのタービンハブと一体的に回転
するすべり軸受に液密的にかつ軸方向に摺動可能に配設
されて、前記環状ピストンの両側に形成した室に供給さ
れる流体圧により前記ケーシングとフロントカバーに摩
擦材を介して係脱自在とされ、 前記吸振ダンパ装置は、その内周部において前記タービ
ンランナの外殻とともにタービンハブにリベットで固着
された環状の被動板と、前記被動板に周方向に相対移動
可能に支承された環状の板状材よりなる駆動板と、前記
被動板と駆動板とにそれぞれ両端で係合せしめられて前
記被動板と駆動板とを周方向に弾発する振動ダンパとよ
りなり、前記環状ピストンは前記吸振ダンパ装置の駆動
板に前記出力軸の軸方向に移動可能にスプライン係合せ
しめられていることを特徴とする吸振ダンパ装置付直結
クラッチを備えた流体継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8752085A JPS60260765A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 吸振ダンパ装置付直結クラツチを備えた流体継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8752085A JPS60260765A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 吸振ダンパ装置付直結クラツチを備えた流体継手 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53051162A Division JPS6054546B2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60260765A true JPS60260765A (ja) | 1985-12-23 |
JPS6325225B2 JPS6325225B2 (ja) | 1988-05-24 |
Family
ID=13917268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8752085A Granted JPS60260765A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 吸振ダンパ装置付直結クラツチを備えた流体継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60260765A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2653513A1 (fr) * | 1989-10-19 | 1991-04-26 | Fichtel & Sachs Ag | Amortisseur d'oscillations de torsion. |
US5259191A (en) * | 1991-03-20 | 1993-11-09 | Mazda Motor Corporation | Torque converter |
KR20020057745A (ko) * | 2001-01-06 | 2002-07-12 | 김상태 | 자동변속기용 토크 컨버터 록업 클러치의 댐퍼 조립체 |
KR20040033876A (ko) * | 2002-10-16 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 토오크 컨버터의 드리븐 플레이트 장착 구조 |
KR100789189B1 (ko) | 2006-12-27 | 2008-01-02 | 한국파워트레인 주식회사 | 차량용 토크컨버터 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5723145A (en) * | 1980-05-16 | 1982-02-06 | Apple Computer | Digital computer |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP8752085A patent/JPS60260765A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5723145A (en) * | 1980-05-16 | 1982-02-06 | Apple Computer | Digital computer |
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US5259191A (en) * | 1991-03-20 | 1993-11-09 | Mazda Motor Corporation | Torque converter |
KR20020057745A (ko) * | 2001-01-06 | 2002-07-12 | 김상태 | 자동변속기용 토크 컨버터 록업 클러치의 댐퍼 조립체 |
KR20040033876A (ko) * | 2002-10-16 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 토오크 컨버터의 드리븐 플레이트 장착 구조 |
KR100789189B1 (ko) | 2006-12-27 | 2008-01-02 | 한국파워트레인 주식회사 | 차량용 토크컨버터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6325225B2 (ja) | 1988-05-24 |
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