JPS6054546B2 - 吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手 - Google Patents
吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手Info
- Publication number
- JPS6054546B2 JPS6054546B2 JP53051162A JP5116278A JPS6054546B2 JP S6054546 B2 JPS6054546 B2 JP S6054546B2 JP 53051162 A JP53051162 A JP 53051162A JP 5116278 A JP5116278 A JP 5116278A JP S6054546 B2 JPS6054546 B2 JP S6054546B2
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- JP
- Japan
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- casing
- plate
- fluid
- turbine runner
- piston
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- Expired
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
- F16H2041/246—Details relating to one way clutch of the stator
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、流体継手、特に車輌用変速装置に用いられる
流体継手に関する。
流体継手に関する。
本発明において流体継手とは、流体トルクコンバータお
よびフルードカツプリングを含むものとする。(口)
従来の技術 流体継手は、そのケーシングに伝達された駆動力を、ケ
ーシングに固着したポンプインペラから流体を介してタ
ービンランナに伝達し、該タービンランナを固着した出
力軸に伝達するものてあるから、機械式継手に比して伝
達効率が劣るが、無段階トルク変換特性、吸振特性、操
作の容易さ等の特性を有するため、変速装置、特に車輌
用変速)一装置の継手として広く用いられている。
よびフルードカツプリングを含むものとする。(口)
従来の技術 流体継手は、そのケーシングに伝達された駆動力を、ケ
ーシングに固着したポンプインペラから流体を介してタ
ービンランナに伝達し、該タービンランナを固着した出
力軸に伝達するものてあるから、機械式継手に比して伝
達効率が劣るが、無段階トルク変換特性、吸振特性、操
作の容易さ等の特性を有するため、変速装置、特に車輌
用変速)一装置の継手として広く用いられている。
上記流体継手の良好な特性と機械式継手のもつ高い継手
効率とを併立させるために、流体継手のタービンランナ
とケーシングとの間に直結クラッチを設けることが知ら
れている(例えば米国特許第3491617号明細書、
同第3497043号明細書参照)。
効率とを併立させるために、流体継手のタービンランナ
とケーシングとの間に直結クラッチを設けることが知ら
れている(例えば米国特許第3491617号明細書、
同第3497043号明細書参照)。
ところで流体継手をエンジンと変速装置との間の動力伝
達用の継手として用いる場合に、直結クラッチによりケ
ーシングをタービンランナを介して流体継手の出力軸に
機械的に直結すると、該出力軸に連結された変速装置に
エンジンから前記出力軸周りの捩り振動が直接伝達され
、変速装置の動力伝達機構に悪影響を与える。
達用の継手として用いる場合に、直結クラッチによりケ
ーシングをタービンランナを介して流体継手の出力軸に
機械的に直結すると、該出力軸に連結された変速装置に
エンジンから前記出力軸周りの捩り振動が直接伝達され
、変速装置の動力伝達機構に悪影響を与える。
一方、機械式継手において前記出力軸周りの捩り振動を
吸収するため、クラツチフエーシングを固着したクラッ
チプレートを接手の出力軸に固着せずに、クラツチフエ
ーシングの内径より小なる外径を有する駆動板を前記出
力軸に固着し、クラツチフエーシングを固着した円環状
のクラッチプレートを前記駆動板の外周部に円周方向に
相対移動可能に支承し、前記駆動板およびクラッチプレ
ートに周方向に適宜の間隔を隔てて穿設した窓孔にコイ
ルスプリングを収納せしめて駆動板とクラッチプレート
を周方向に弾発せしめた吸振ダンパ装置を形成せしめる
ことが公知である(例えは昭和4奔特許出願公告第27
488号公報参照)。
吸収するため、クラツチフエーシングを固着したクラッ
チプレートを接手の出力軸に固着せずに、クラツチフエ
ーシングの内径より小なる外径を有する駆動板を前記出
力軸に固着し、クラツチフエーシングを固着した円環状
のクラッチプレートを前記駆動板の外周部に円周方向に
相対移動可能に支承し、前記駆動板およびクラッチプレ
ートに周方向に適宜の間隔を隔てて穿設した窓孔にコイ
ルスプリングを収納せしめて駆動板とクラッチプレート
を周方向に弾発せしめた吸振ダンパ装置を形成せしめる
ことが公知である(例えは昭和4奔特許出願公告第27
488号公報参照)。
(ハ)発明が解決しようとする問題点直結クラッチを設
けた流体継手において、直結クラッチにより機械的な動
力伝達を行わせる際.に、出力軸に伝達される捩り振動
を吸収するための吸振ダンパ装置を設けることは、特に
車輌用変速装置において好ましいことである。
けた流体継手において、直結クラッチにより機械的な動
力伝達を行わせる際.に、出力軸に伝達される捩り振動
を吸収するための吸振ダンパ装置を設けることは、特に
車輌用変速装置において好ましいことである。
しかしながら、前記機械式継手において公知の機構を流
体継手のタービンランナとケーシングと5の間に設けた
直結クラッチに適用しようとすると、流体継手の出力軸
にタービンランナと別に駆動板を設け、直結クラッチの
クラツチフエーシングより内側において、直結クラッチ
のピストンと前記駆動板との間に吸振ダンパ装置を設け
ることzとなるが、流体継手のタービンランナの軸方向
の膨出部と干渉するため、流体継手の軸方向寸法を著る
しく拡張することとなり、特に車輌用変速装置に用いる
流体継手としては車輌搭載に際し不利である。
体継手のタービンランナとケーシングと5の間に設けた
直結クラッチに適用しようとすると、流体継手の出力軸
にタービンランナと別に駆動板を設け、直結クラッチの
クラツチフエーシングより内側において、直結クラッチ
のピストンと前記駆動板との間に吸振ダンパ装置を設け
ることzとなるが、流体継手のタービンランナの軸方向
の膨出部と干渉するため、流体継手の軸方向寸法を著る
しく拡張することとなり、特に車輌用変速装置に用いる
流体継手としては車輌搭載に際し不利である。
本発明は、流体継手において直結クラッチを設けるため
に従来必要悪と考えられていた空間を利用することによ
り、流体継手の軸方向寸法あるいはケーシングの容積の
増大を殆んど伴うことなしに、吸振ダンパ装置を設けよ
うとすることを目的とする。
に従来必要悪と考えられていた空間を利用することによ
り、流体継手の軸方向寸法あるいはケーシングの容積の
増大を殆んど伴うことなしに、吸振ダンパ装置を設けよ
うとすることを目的とする。
即ち一般的に言えば、直結クラッチの機械的効率を良好
にするためには直結クラッチに用いられ)るクラツチフ
エーシングの外径寸法を可及的に大にするため、ピスト
ンとともに直結クラッチを構成するケーシングの部分の
動力伝達面の外径も可及的に大にされる。
にするためには直結クラッチに用いられ)るクラツチフ
エーシングの外径寸法を可及的に大にするため、ピスト
ンとともに直結クラッチを構成するケーシングの部分の
動力伝達面の外径も可及的に大にされる。
従つて前記ケーシングの部分の外径が大きくなると、該
ケーシングの部分の大・径部とこれに対応するタービン
ランナの弧状の外周面との間に大きな空間が形成される
こととなり、この空間は従来何の目的にも利用されてい
ない。またこの空間を可及的に減少しようとすると、タ
ービンランナの外径に比してクラツチフエーシングの外
径を少とせざるを得ないから、直結クラッチ動力伝達効
率を低下せしめることとなる。従つて本発明は、直結ク
ラッチの外径を流体継手のケーシングに収納される範囲
において可及的に大とし、その内側および外周に形成し
たフランジ部によりタービンランナに対し軸方向に摺動
自在とし、タービンランナに前記吸振ダンパ装置の被動
板を固定し、該被動体に振動ダンパを介して周方向に被
動板に相対移動可能とした駆動板を支承させ、該駆動板
の外周部を前記環状ピストンの外周フランジ部に軸方向
に摺動自在に係合させることにより、吸振ダンパ装置の
振動ダンパをタービンランナとポンプインペラとにより
形成される流体循環流路の最大径付近に位置させ、トル
ク伝達効率のよい直結クラッチと振動吸収効率のよい吸
振ダンパ装置とを共存せしめることを目的とする。
ケーシングの部分の大・径部とこれに対応するタービン
ランナの弧状の外周面との間に大きな空間が形成される
こととなり、この空間は従来何の目的にも利用されてい
ない。またこの空間を可及的に減少しようとすると、タ
ービンランナの外径に比してクラツチフエーシングの外
径を少とせざるを得ないから、直結クラッチ動力伝達効
率を低下せしめることとなる。従つて本発明は、直結ク
ラッチの外径を流体継手のケーシングに収納される範囲
において可及的に大とし、その内側および外周に形成し
たフランジ部によりタービンランナに対し軸方向に摺動
自在とし、タービンランナに前記吸振ダンパ装置の被動
板を固定し、該被動体に振動ダンパを介して周方向に被
動板に相対移動可能とした駆動板を支承させ、該駆動板
の外周部を前記環状ピストンの外周フランジ部に軸方向
に摺動自在に係合させることにより、吸振ダンパ装置の
振動ダンパをタービンランナとポンプインペラとにより
形成される流体循環流路の最大径付近に位置させ、トル
ク伝達効率のよい直結クラッチと振動吸収効率のよい吸
振ダンパ装置とを共存せしめることを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段
本発明は、流体継手のケーシングのフロントカバーとと
もに直結クラッチを構成する環状のピストンの内周およ
び外周にそれぞれ内周フランジ部および外周フランジ部
を形成し、前記内周フランジ部によりタービンランナと
一体的に回転するすベリ軸受に液密的にかつ軸方向に摺
動可能とし、吸振ダンパ装置は、タービンランナに内周
部で連結された環状の被動板と、該被動板の外周部にお
いて周方向に該被動板に相対移動可能に支承された環状
の板状材よりなる駆動板と、前記被動板と駆動板とにそ
れぞれ両端を係合せしめられて両板を周方向に弾発する
振動ダンパとにより形成し、前記環状ピストンの外周部
に形成した外周フランジ部は前記吸振ダンパ装置の前記
駆動板の外周部に対し軸方向に移動可能に係合し、前記
振動ダンパを流体継手のポンプインペラとタービンラン
ナとの間に形成される流体循環流路外であつて、該循環
流路の最大径部付近に配設したものである。
もに直結クラッチを構成する環状のピストンの内周およ
び外周にそれぞれ内周フランジ部および外周フランジ部
を形成し、前記内周フランジ部によりタービンランナと
一体的に回転するすベリ軸受に液密的にかつ軸方向に摺
動可能とし、吸振ダンパ装置は、タービンランナに内周
部で連結された環状の被動板と、該被動板の外周部にお
いて周方向に該被動板に相対移動可能に支承された環状
の板状材よりなる駆動板と、前記被動板と駆動板とにそ
れぞれ両端を係合せしめられて両板を周方向に弾発する
振動ダンパとにより形成し、前記環状ピストンの外周部
に形成した外周フランジ部は前記吸振ダンパ装置の前記
駆動板の外周部に対し軸方向に移動可能に係合し、前記
振動ダンパを流体継手のポンプインペラとタービンラン
ナとの間に形成される流体循環流路外であつて、該循環
流路の最大径部付近に配設したものである。
流体継手は、ケーシングに固着されたポンプインペラと
出力軸と一体回転するタービナンランナとからなるフル
ードカツプリングのほか、これにステータおよび一方向
クラッチを配設したトルクコンバータでもよい。(ホ)
作用 本発明によれば、直結クラッチを作用せしめずに流体継
手として使用する場合には、ケーシングに伝達される原
動機等の駆動力はケーシングに固着されたポンプインペ
ラによつて流体の流動エネルギに変換され、さらにこの
流体がタービンランナを回転駆動せしめて、該タービン
ランナと一体的に回転する出力軸に駆動力として再生さ
れ、流体継手の特曲を有する動力伝達か行われる。
出力軸と一体回転するタービナンランナとからなるフル
ードカツプリングのほか、これにステータおよび一方向
クラッチを配設したトルクコンバータでもよい。(ホ)
作用 本発明によれば、直結クラッチを作用せしめずに流体継
手として使用する場合には、ケーシングに伝達される原
動機等の駆動力はケーシングに固着されたポンプインペ
ラによつて流体の流動エネルギに変換され、さらにこの
流体がタービンランナを回転駆動せしめて、該タービン
ランナと一体的に回転する出力軸に駆動力として再生さ
れ、流体継手の特曲を有する動力伝達か行われる。
直結クラッチを作用せしめたときは、ピストンと該ピス
トンに対向するケーシングフロントカバーがクラツチフ
エーシングを介して機械的に連結されることにより、流
体継手のケーシングに伝達される原動機等の駆動力は高
い伝達効率で出力軸に伝達され、かつ前記ピストンと前
記出力軸に固着されたタービンランナとの間に介在せし
められた吸振ダンパ装置により、原動機等より前記ケー
シングに伝達される捩り振動あるいは出力軸からの逆駆
動力による捩り振動を吸収する。しかも吸心ダンパ装置
の振動ダンパは流体継手の流体の循環流路の最大径部付
近に配設されているから、振動ダンパの弾発力は長いア
ームで作用し、前記捩り振動を有効に吸収する。
トンに対向するケーシングフロントカバーがクラツチフ
エーシングを介して機械的に連結されることにより、流
体継手のケーシングに伝達される原動機等の駆動力は高
い伝達効率で出力軸に伝達され、かつ前記ピストンと前
記出力軸に固着されたタービンランナとの間に介在せし
められた吸振ダンパ装置により、原動機等より前記ケー
シングに伝達される捩り振動あるいは出力軸からの逆駆
動力による捩り振動を吸収する。しかも吸心ダンパ装置
の振動ダンパは流体継手の流体の循環流路の最大径部付
近に配設されているから、振動ダンパの弾発力は長いア
ームで作用し、前記捩り振動を有効に吸収する。
(へ)実施例
第1図は本発明を流体式トルクコンバータに適用した一
実施例を、該トルクコンバータの出力軸の回転中心軸を
含む面で切断し、かつその要部を示した断面図である。
実施例を、該トルクコンバータの出力軸の回転中心軸を
含む面で切断し、かつその要部を示した断面図である。
流体式トルクコンバータ1は、周知のように、ポンプイ
ンペラ2、タービンランナ3、ステータ4とから構成さ
れている。図においてポンプインペラ2の外殼32は皿
状をなすケーシングフロントカバー8に溶接により固着
されてトルクコンバータ1のケーシングを構成し、固定
軸13に回転自在に支承されている。またタービンラン
ナ3の外殻34は、固定軸13の軸孔に回転自在に支承
された出力軸9の前端にスプライン嵌合されて該出力軸
9と一体的に回転するタービンハブ10にリベット11
により連結されている。さらにステータ4は一方向クラ
ッチ12を介して前記固定軸13に連結されている。前
記ケーシングフロントカバー8はその回転中心部にパイ
ロット6が、またその周縁部に連結ナット7が溶着され
ており、これらパイロット6および連結ナット7を介し
てエンジンの出力軸(図示せず)に同心的に連結される
。
ンペラ2、タービンランナ3、ステータ4とから構成さ
れている。図においてポンプインペラ2の外殼32は皿
状をなすケーシングフロントカバー8に溶接により固着
されてトルクコンバータ1のケーシングを構成し、固定
軸13に回転自在に支承されている。またタービンラン
ナ3の外殻34は、固定軸13の軸孔に回転自在に支承
された出力軸9の前端にスプライン嵌合されて該出力軸
9と一体的に回転するタービンハブ10にリベット11
により連結されている。さらにステータ4は一方向クラ
ッチ12を介して前記固定軸13に連結されている。前
記ケーシングフロントカバー8はその回転中心部にパイ
ロット6が、またその周縁部に連結ナット7が溶着され
ており、これらパイロット6および連結ナット7を介し
てエンジンの出力軸(図示せず)に同心的に連結される
。
前記ポンプインペラ2とタービンランナ3とを機械的に
連結するための直結クラッチ5が設けられる。
連結するための直結クラッチ5が設けられる。
該直結クラッチ5は、前記タービンハブ10の軸筒部に
スプライン嵌合されかつ前記ケーシングフロントカバー
8の内面により軸方向移動を抑止されて実質的にタービ
ンハブ10と一体的とされたすベリ軸受20,該すベリ
軸受20の軸筒部外周に形成された円筒面上を軸方向に
相対移動可能に支承された環状のピストン1牡該ピスト
ン14の外周部に形成された平坦な環状をなす動力伝達
面33に固着されかつ摩擦材により環状のシート状に形
成されたクラツチフエーシング22、前記ピストン14
に形成された動力伝達面33に対向する位置に前記ケー
シングフロントカバー8に形成された平坦な環状をなす
動力伝達面23、前記ピストン14に固着したクラツチ
フエーシング22が前記ケーシングフロントカバー8に
圧接されたときに前記ケーシングフロントカバー8とピ
ストン14との間に形成される直結クラッチ解除室25
、および前記ピストン14とタービノンランナ3の外殼
34との間に形成される直結クラッチ係合室24とから
成る。前記直結クラッチ解除室25は、前記すベリ軸受
20のケーシングフロントカバー8に内接する面に形成
された輻射方向の溝35、前記出力軸9の先端部に形成
した油路30、出力軸9と前記固定軸13との間に形成
された油路36、出力軸9に半径方向に穿設されて前記
油路30,36を連通する通孔37を介して切換弁(図
示せず)に連結されている。また直結クラッチ係合室2
4はトルクコンバータ1のポンプインペラ2の外殼32
およびタービンランナ3の外殼34によつて囲まれる流
体循環流路に前記外殼32,34の対向面の隙間を介し
て連通しており、前記流体循環流路は、ステータ4の基
部に形成した油路38,39および前記固定軸13とポ
ンプインペラ2の外殻32との間に形成された油路31
を介して、前記図示しない切換弁に連結されている。前
記ピストン14の内周縁には円筒状のフランジ14aが
形成され、該フランジ14aはその円筒状外周面ですベ
リ軸受20の軸筒部外周に形成された円筒面の周溝に配
設されたシール材21と摺接して該摺接部の液密を保つ
ている。前記直結クラッチ5のピストン14は、トルク
コンバータ1のタービンランナ3に吸振ダンパ装置40
を介して直結される。該吸振ダンパ装置40は、被動板
17、駆動板15、振動ダンパとしてのコイルスプリン
グ18とから成る。前記被動板17は、弾性部材よりな
り、その主要部が前記タービンランナ3の外殻34の形
状に沿う形状に、かつ環状に成形され、その内周縁部で
前記リベット11によりタービンランナ3の外殼34と
ともにタービンハブ10に固着される。前記被動板17
の外周縁部には前記ケーシングフロントカバー8に形成
された動力伝達面23にほぼ平行す、る縁部17″が形
成され、かつ前記被動板17と同一の弾性部材により細
巾の環状に形成された被動補助板16がその内周縁部に
より被動板17に固着されて二層状に形成され、その縁
部16″は前記被動板17の縁部17″と所要の間隔を
隔て!て平行に配設される。この被動板17の縁部17
″と被動補助板16の縁部16″との間に、厚手の板材
より円環状に形成された駆動板15が緩く嵌装される。
第2図は第1図の矢印Aの方向からみた吸振ダンパ装置
40の一部を省略した要部の正面図、第3図は第1図の
矢印Bの方向からみた吸振ダンパ装置40の一部を示す
側面図であつて、前記駆動板15にはその周方向に適宜
間隔を隔てて内周縁を切欠いた窓15bが複数個形成さ
れるとともに、前記被動板17および被動補助板16の
それぞれの縁部17″,16″には前記駆動板15に形
成した窓15bと周方向の寸法が等しい窓17a,16
aそれぞれ形成され、かつ該窓11a,16aのそれぞ
れの直径方向外周縁または内周縁には前記駆動板15か
ら遠去かる方向に曲げられたタブ17b,16bがそれ
ぞれ形成される。
スプライン嵌合されかつ前記ケーシングフロントカバー
8の内面により軸方向移動を抑止されて実質的にタービ
ンハブ10と一体的とされたすベリ軸受20,該すベリ
軸受20の軸筒部外周に形成された円筒面上を軸方向に
相対移動可能に支承された環状のピストン1牡該ピスト
ン14の外周部に形成された平坦な環状をなす動力伝達
面33に固着されかつ摩擦材により環状のシート状に形
成されたクラツチフエーシング22、前記ピストン14
に形成された動力伝達面33に対向する位置に前記ケー
シングフロントカバー8に形成された平坦な環状をなす
動力伝達面23、前記ピストン14に固着したクラツチ
フエーシング22が前記ケーシングフロントカバー8に
圧接されたときに前記ケーシングフロントカバー8とピ
ストン14との間に形成される直結クラッチ解除室25
、および前記ピストン14とタービノンランナ3の外殼
34との間に形成される直結クラッチ係合室24とから
成る。前記直結クラッチ解除室25は、前記すベリ軸受
20のケーシングフロントカバー8に内接する面に形成
された輻射方向の溝35、前記出力軸9の先端部に形成
した油路30、出力軸9と前記固定軸13との間に形成
された油路36、出力軸9に半径方向に穿設されて前記
油路30,36を連通する通孔37を介して切換弁(図
示せず)に連結されている。また直結クラッチ係合室2
4はトルクコンバータ1のポンプインペラ2の外殼32
およびタービンランナ3の外殼34によつて囲まれる流
体循環流路に前記外殼32,34の対向面の隙間を介し
て連通しており、前記流体循環流路は、ステータ4の基
部に形成した油路38,39および前記固定軸13とポ
ンプインペラ2の外殻32との間に形成された油路31
を介して、前記図示しない切換弁に連結されている。前
記ピストン14の内周縁には円筒状のフランジ14aが
形成され、該フランジ14aはその円筒状外周面ですベ
リ軸受20の軸筒部外周に形成された円筒面の周溝に配
設されたシール材21と摺接して該摺接部の液密を保つ
ている。前記直結クラッチ5のピストン14は、トルク
コンバータ1のタービンランナ3に吸振ダンパ装置40
を介して直結される。該吸振ダンパ装置40は、被動板
17、駆動板15、振動ダンパとしてのコイルスプリン
グ18とから成る。前記被動板17は、弾性部材よりな
り、その主要部が前記タービンランナ3の外殻34の形
状に沿う形状に、かつ環状に成形され、その内周縁部で
前記リベット11によりタービンランナ3の外殼34と
ともにタービンハブ10に固着される。前記被動板17
の外周縁部には前記ケーシングフロントカバー8に形成
された動力伝達面23にほぼ平行す、る縁部17″が形
成され、かつ前記被動板17と同一の弾性部材により細
巾の環状に形成された被動補助板16がその内周縁部に
より被動板17に固着されて二層状に形成され、その縁
部16″は前記被動板17の縁部17″と所要の間隔を
隔て!て平行に配設される。この被動板17の縁部17
″と被動補助板16の縁部16″との間に、厚手の板材
より円環状に形成された駆動板15が緩く嵌装される。
第2図は第1図の矢印Aの方向からみた吸振ダンパ装置
40の一部を省略した要部の正面図、第3図は第1図の
矢印Bの方向からみた吸振ダンパ装置40の一部を示す
側面図であつて、前記駆動板15にはその周方向に適宜
間隔を隔てて内周縁を切欠いた窓15bが複数個形成さ
れるとともに、前記被動板17および被動補助板16の
それぞれの縁部17″,16″には前記駆動板15に形
成した窓15bと周方向の寸法が等しい窓17a,16
aそれぞれ形成され、かつ該窓11a,16aのそれぞ
れの直径方向外周縁または内周縁には前記駆動板15か
ら遠去かる方向に曲げられたタブ17b,16bがそれ
ぞれ形成される。
前記駆動板15の窓15b1被動板17の窓17aおよ
び被動補助板16の窓16aを重ね合せた空所内に、振
動ダンパとしてのスプリング、例えばコイルスプリング
18がその弾発力の作用方向を駆動板15の周方向とし
て圧縮状態て挿入される。従つて被動板17および被動
補助板16が周方向に駆動板15と相対移動を生じたと
き、スプリング18は被動板17および被動補助板16
の窓17a,16aの側縁と駆動板15の窓15bの側
縁とにより圧縮され、相対移動を復元する方向にばね力
を生ずる。駆動板15の窓15bの側縁には前記スプリ
ング18の端部を支承する突起15cが形成されている
。前記被動板17および被動補助板16に形成したタブ
17b,16bは、スプリング18がその置かれた平面
内で作動することを保障し、かつ前記窓15b,17a
,16aより脱落するのを防止する。前記直結クラッチ
5のピストン14の外周縁部には、自由端を振動ダンパ
装置40の駆動板15に係合せしめるフランジ14bが
円筒状に一体に連設され、その自由端には軸方向に形成
した複数の所定の長さの切欠きよりなる第1の切欠き1
4cが形成される。一方前記駆動板15の外周面には直
径方向に形成した複数の切欠きよりなる第2の切欠き1
5aが形成され、該第2の切欠き15aは前記フランジ
14bに形成した第1の切欠き14cにスプライン係合
され、前記ピストン14を吸振ダンパ装置40を介して
タービンランナ3に連結している。前記ピストン14の
フランジ14bに形成した第1の切欠き14cの切欠き
の軸方向長さは、直結クラッチ5の係合および解除のた
めのピストン14の軸方向移動量および被動板17の軸
方向撓み量につても前記駆動板15に形成した第2の切
欠き15aとの係合が保たれる長さとする。なお被動板
17および被動補助板16の前記窓17a,16aの間
の円周方向の部分は、駆動板15との円周方向の相対移
動に際しスプリング18と干渉しないように円筒状に膨
出せしめられていおり、該膨出部分と駆動板15との間
に抵抗部材19が挟在され、前記相対移動の際に適当な
引きすり抵抗を与えることを可能とする。
び被動補助板16の窓16aを重ね合せた空所内に、振
動ダンパとしてのスプリング、例えばコイルスプリング
18がその弾発力の作用方向を駆動板15の周方向とし
て圧縮状態て挿入される。従つて被動板17および被動
補助板16が周方向に駆動板15と相対移動を生じたと
き、スプリング18は被動板17および被動補助板16
の窓17a,16aの側縁と駆動板15の窓15bの側
縁とにより圧縮され、相対移動を復元する方向にばね力
を生ずる。駆動板15の窓15bの側縁には前記スプリ
ング18の端部を支承する突起15cが形成されている
。前記被動板17および被動補助板16に形成したタブ
17b,16bは、スプリング18がその置かれた平面
内で作動することを保障し、かつ前記窓15b,17a
,16aより脱落するのを防止する。前記直結クラッチ
5のピストン14の外周縁部には、自由端を振動ダンパ
装置40の駆動板15に係合せしめるフランジ14bが
円筒状に一体に連設され、その自由端には軸方向に形成
した複数の所定の長さの切欠きよりなる第1の切欠き1
4cが形成される。一方前記駆動板15の外周面には直
径方向に形成した複数の切欠きよりなる第2の切欠き1
5aが形成され、該第2の切欠き15aは前記フランジ
14bに形成した第1の切欠き14cにスプライン係合
され、前記ピストン14を吸振ダンパ装置40を介して
タービンランナ3に連結している。前記ピストン14の
フランジ14bに形成した第1の切欠き14cの切欠き
の軸方向長さは、直結クラッチ5の係合および解除のた
めのピストン14の軸方向移動量および被動板17の軸
方向撓み量につても前記駆動板15に形成した第2の切
欠き15aとの係合が保たれる長さとする。なお被動板
17および被動補助板16の前記窓17a,16aの間
の円周方向の部分は、駆動板15との円周方向の相対移
動に際しスプリング18と干渉しないように円筒状に膨
出せしめられていおり、該膨出部分と駆動板15との間
に抵抗部材19が挟在され、前記相対移動の際に適当な
引きすり抵抗を与えることを可能とする。
以上説明した実施例の作用を説明する。
直結クラッチ5を係合せしめないで流体式継手の機能を
発揮させる場合には、トルクコンバータ1の直結クラッ
チ解除室25が図示しない油圧源に切換弁を介して連通
され、流体循環流路は前記切換弁をして図示しないサー
バに連通される。
発揮させる場合には、トルクコンバータ1の直結クラッ
チ解除室25が図示しない油圧源に切換弁を介して連通
され、流体循環流路は前記切換弁をして図示しないサー
バに連通される。
油圧源からの圧油は油路36、通孔37、油路30、溝
35を経て直結クラッチ解除室25に送られ、ポンプイ
ンペラ2の外殻32およびタービンランナ3の外殻34
に囲まれる流体循環流路ならびに直結クラッチ係合室2
4内の圧油は前記リザーバに連通されるから、ピストン
14の両面に作用する圧力差によりピストン14は第1
図において右方に摺動され、クラツチフエーシング22
をケーシングフロントカバー8の動力伝達面23から離
してその間に間隙を生じさせ、直結クラッチ5を解除す
る。圧油は前記間隙を通つて流体循環流路内を循環し、
油路38,39,31を通つてリザーバに環流される。
従つて継手はトルクコンバータとして作用する。直結ク
ラッチ5を係合せしめて機械式継手の機能を発揮させる
場合には、トルクコンバータ1の直結クラッチ解除室2
5を切換弁を介してリザーバに連通させ、トルクコンバ
ータ1の流体循環流路を切換弁を介して圧油源に連通せ
しめる。
35を経て直結クラッチ解除室25に送られ、ポンプイ
ンペラ2の外殻32およびタービンランナ3の外殻34
に囲まれる流体循環流路ならびに直結クラッチ係合室2
4内の圧油は前記リザーバに連通されるから、ピストン
14の両面に作用する圧力差によりピストン14は第1
図において右方に摺動され、クラツチフエーシング22
をケーシングフロントカバー8の動力伝達面23から離
してその間に間隙を生じさせ、直結クラッチ5を解除す
る。圧油は前記間隙を通つて流体循環流路内を循環し、
油路38,39,31を通つてリザーバに環流される。
従つて継手はトルクコンバータとして作用する。直結ク
ラッチ5を係合せしめて機械式継手の機能を発揮させる
場合には、トルクコンバータ1の直結クラッチ解除室2
5を切換弁を介してリザーバに連通させ、トルクコンバ
ータ1の流体循環流路を切換弁を介して圧油源に連通せ
しめる。
直結クラッチ解除室25内の圧油は溝35,油路30,
通孔37,油路36を介しドレインされ、直結クラッチ
係合室24には油路31,39,38および流体循環流
路を介して圧油が供給されるので、ピストン14はケー
シングフロントカバー8に向けて移動され、クラツチフ
エーシング22はケーシングフロントカバー8の動力伝
達面23に圧接され、直結クラッチ5は係合される。こ
のときトルクコンバータ1のケーシングに伝達された動
力は、ケーシングフロントカバー8の動力伝達面23か
らクラツチフエーシング22、ピストン14の動力伝達
面33、ピストン1牡ピストン14の切欠き14cと吸
振ダンパ装置40の駆動板15の切欠き15aとの係合
、駆動板15、スプリング18、被動板17、タービン
ハブ10の順に伝達され、出力軸9に機械的に伝達され
る。直結クラツ5の係合前はピストン14の切欠き14
cと駆動板15の切欠き15aの係合は動力伝達のない
遊合状態であるから、直結クラッチ5のピストン14の
動力伝達面33とケーシングフロントカバー8の動力伝
達面23とがクラツチフエーシング22を介して摩擦的
に係合するまでは、ピストン14は何らかの拘束力を受
けることなく容易に軸方向に移動する。直結クラッチ5
の係合時および係合中にトルクコンバータ1のケーシン
グに駆動源のエンジンからの捩り振動が伝達される場合
等、ピストン14とタービンランナ3との間に回転速度
差が生じたときは、この速度差は駆動板15と被動板1
7との回転方向の相対移動に変換され、両者間に挿入さ
れたスプリング18の弾力により吸収される。駆動板1
5と被動板17および被動補助板16との間に抵抗部材
19が介装されている場合には、抵抗部材19のひきす
り抵抗て振動吸収が大となる。直結クラッチ5の係合状
態からこれを解除する際には、ピストン14を直結クラ
ッチ解除室25に導入される圧油により第1図の右方に
摺動せしめる必要があるが、直結クラッチ5の係合中に
ピストン14の切欠き14cから駆動板15の切欠き1
5aに伝達されていた駆動力と両切欠き14c,15a
の摩擦抵抗のために、ピストン14のノ前記右方への摺
動が妨げられることがある。
通孔37,油路36を介しドレインされ、直結クラッチ
係合室24には油路31,39,38および流体循環流
路を介して圧油が供給されるので、ピストン14はケー
シングフロントカバー8に向けて移動され、クラツチフ
エーシング22はケーシングフロントカバー8の動力伝
達面23に圧接され、直結クラッチ5は係合される。こ
のときトルクコンバータ1のケーシングに伝達された動
力は、ケーシングフロントカバー8の動力伝達面23か
らクラツチフエーシング22、ピストン14の動力伝達
面33、ピストン1牡ピストン14の切欠き14cと吸
振ダンパ装置40の駆動板15の切欠き15aとの係合
、駆動板15、スプリング18、被動板17、タービン
ハブ10の順に伝達され、出力軸9に機械的に伝達され
る。直結クラツ5の係合前はピストン14の切欠き14
cと駆動板15の切欠き15aの係合は動力伝達のない
遊合状態であるから、直結クラッチ5のピストン14の
動力伝達面33とケーシングフロントカバー8の動力伝
達面23とがクラツチフエーシング22を介して摩擦的
に係合するまでは、ピストン14は何らかの拘束力を受
けることなく容易に軸方向に移動する。直結クラッチ5
の係合時および係合中にトルクコンバータ1のケーシン
グに駆動源のエンジンからの捩り振動が伝達される場合
等、ピストン14とタービンランナ3との間に回転速度
差が生じたときは、この速度差は駆動板15と被動板1
7との回転方向の相対移動に変換され、両者間に挿入さ
れたスプリング18の弾力により吸収される。駆動板1
5と被動板17および被動補助板16との間に抵抗部材
19が介装されている場合には、抵抗部材19のひきす
り抵抗て振動吸収が大となる。直結クラッチ5の係合状
態からこれを解除する際には、ピストン14を直結クラ
ッチ解除室25に導入される圧油により第1図の右方に
摺動せしめる必要があるが、直結クラッチ5の係合中に
ピストン14の切欠き14cから駆動板15の切欠き1
5aに伝達されていた駆動力と両切欠き14c,15a
の摩擦抵抗のために、ピストン14のノ前記右方への摺
動が妨げられることがある。
この場合に被動板17および被動補助板16を弾性部材
て形成して軸方向に撓み得るようにしておくと、被動板
17が軸方向に僅かに撓むことてケーシングフロントカ
バー8の動力伝達面23とクラーツチフエーシング22
との間に微小な間隙が確保され、その瞬間に前記両切欠
き14c,15a間の動力伝達状態が解除されるので、
ピストン14の摺動を円滑に行わせることができる。ま
たそのような作用が行われると、スプリング18を案内
フしている被動板17、被動補助板16のタブ17b,
16bはスプリング18と機械的に接触する公算が大で
あるから、被動板17、被動補助板16のスプリング1
8との接触面には、摩擦を防止し硬度を増すための表面
処理を施しあるいは硬い材質の薄板を固着するとよい。
第4図は本発明を流体式トルクコンバータに適用した他
の実施例を第1図と同様に示した要部の断面図である。
て形成して軸方向に撓み得るようにしておくと、被動板
17が軸方向に僅かに撓むことてケーシングフロントカ
バー8の動力伝達面23とクラーツチフエーシング22
との間に微小な間隙が確保され、その瞬間に前記両切欠
き14c,15a間の動力伝達状態が解除されるので、
ピストン14の摺動を円滑に行わせることができる。ま
たそのような作用が行われると、スプリング18を案内
フしている被動板17、被動補助板16のタブ17b,
16bはスプリング18と機械的に接触する公算が大で
あるから、被動板17、被動補助板16のスプリング1
8との接触面には、摩擦を防止し硬度を増すための表面
処理を施しあるいは硬い材質の薄板を固着するとよい。
第4図は本発明を流体式トルクコンバータに適用した他
の実施例を第1図と同様に示した要部の断面図である。
本実施例においては、トルクコンバータ1のタービンラ
ンナ3を、その外殼34の膨出度を可及的に少くした偏
平型に構成したもので、本実施例によれば被動板17お
よびピストン14の断面形状が第1図に示した実施例に
比して偏平となり、流体継手の軸方向寸法の短縮化に有
効てある。(ト)発明の効果本発明は、ケーシングに固
着されたポンプインペラと出力軸と一体的に回転するタ
ービンランナとを少くとも備え、前記ケーシングに伝達
された駆動力をポンプインペラからタービンランナに流
入せしめてポンプインペラに環流する流体の循環流によ
り前記出力軸に伝達する流体継手において、タービンラ
ンナに前記出力軸周りの捩り振動を吸収する吸振ダンパ
装置を介して連結され、かつ出力軸の方向に移動可能に
設けられた環状のピストンと、該ピストンと対向する前
記ケーシングのフロントカバーとにより、前記ケーシン
グと前記出力軸とを機械的に連結する直結クラッチを構
成したことにより、無段階トルク変換特性、吸振特性、
操作の容易さ等の流体継手の特性と、直結クラッチによ
り高い継手効率を有する機械式継手の特性とを選択的に
発揮し得るとともに、直結クラッチによる機械式継手の
特聖を選択した場合においては、直結クラッチに吸振ダ
ンパ装置を設けたことにより、ケーシングに伝達される
捩り振.動、トルク変動等を前記吸振ダンパ装置により
効果的に吸収または遮断して出力側に伝達せしめず、ま
たは出力側からの逆駆動力を入力側に与える悪影響を緩
和することができる。
ンナ3を、その外殼34の膨出度を可及的に少くした偏
平型に構成したもので、本実施例によれば被動板17お
よびピストン14の断面形状が第1図に示した実施例に
比して偏平となり、流体継手の軸方向寸法の短縮化に有
効てある。(ト)発明の効果本発明は、ケーシングに固
着されたポンプインペラと出力軸と一体的に回転するタ
ービンランナとを少くとも備え、前記ケーシングに伝達
された駆動力をポンプインペラからタービンランナに流
入せしめてポンプインペラに環流する流体の循環流によ
り前記出力軸に伝達する流体継手において、タービンラ
ンナに前記出力軸周りの捩り振動を吸収する吸振ダンパ
装置を介して連結され、かつ出力軸の方向に移動可能に
設けられた環状のピストンと、該ピストンと対向する前
記ケーシングのフロントカバーとにより、前記ケーシン
グと前記出力軸とを機械的に連結する直結クラッチを構
成したことにより、無段階トルク変換特性、吸振特性、
操作の容易さ等の流体継手の特性と、直結クラッチによ
り高い継手効率を有する機械式継手の特性とを選択的に
発揮し得るとともに、直結クラッチによる機械式継手の
特聖を選択した場合においては、直結クラッチに吸振ダ
ンパ装置を設けたことにより、ケーシングに伝達される
捩り振.動、トルク変動等を前記吸振ダンパ装置により
効果的に吸収または遮断して出力側に伝達せしめず、ま
たは出力側からの逆駆動力を入力側に与える悪影響を緩
和することができる。
そして前記環状ピストンは、その内周にはター.ピンハ
ブと一体的に回転するすベリ軸受に液密にかつ摺動可能
とされる内周フランジ部と、その外周には吸振ダンパ装
置の駆動板と係合される外周フランジ部が形成されるか
ら、薄肉の板材より成形したピストンにあつても直結ク
ラッチの作動中一にすベリ軸受に対してこじれを生ずる
おそれを極力少くし、前記環状ピストンの外周に形成さ
れた外周フランジ部は、吸振ダンパ装置におけるタービ
ンランナに連結された被動板の外周部に流体継手の軸方
向に摺動可能に係合されてその外周部においても軸方向
移動が容易とされ、かつ前記吸振ダンパ装置は、前記被
動板と駆動板とにそれぞれ両端で係合せしめられて前記
被動板と駆動板とを周方向に弾発する振動ダンパを有し
、かつ該振動ダンパはポンプインペラとタービンランナ
との間に形成される流体の循環流路外であつて該循環流
路の最大径部付近に配設したから、前記振動ダンパおよ
び環状ピストンの外周フランジ部は、前記j流体循環流
路を形成するタービンランナの外殻の最大径部付近の湾
曲部と流体継手のケーシングのフロントカバーとの間に
形成される空間を利用して、または該空間を若干拡大し
て配置することにより、実質的に流体継手のケーシング
の軸方向寸法を増大せしめることなく、または寸法増大
を最小限に止めて配置することができ、かつ吸振ダンパ
装置の振動ダンパの流体継手の出力軸からの径方向距離
を大とでき、吸振ダンパ装置の振動吸収効率を大とする
ことができる。
ブと一体的に回転するすベリ軸受に液密にかつ摺動可能
とされる内周フランジ部と、その外周には吸振ダンパ装
置の駆動板と係合される外周フランジ部が形成されるか
ら、薄肉の板材より成形したピストンにあつても直結ク
ラッチの作動中一にすベリ軸受に対してこじれを生ずる
おそれを極力少くし、前記環状ピストンの外周に形成さ
れた外周フランジ部は、吸振ダンパ装置におけるタービ
ンランナに連結された被動板の外周部に流体継手の軸方
向に摺動可能に係合されてその外周部においても軸方向
移動が容易とされ、かつ前記吸振ダンパ装置は、前記被
動板と駆動板とにそれぞれ両端で係合せしめられて前記
被動板と駆動板とを周方向に弾発する振動ダンパを有し
、かつ該振動ダンパはポンプインペラとタービンランナ
との間に形成される流体の循環流路外であつて該循環流
路の最大径部付近に配設したから、前記振動ダンパおよ
び環状ピストンの外周フランジ部は、前記j流体循環流
路を形成するタービンランナの外殻の最大径部付近の湾
曲部と流体継手のケーシングのフロントカバーとの間に
形成される空間を利用して、または該空間を若干拡大し
て配置することにより、実質的に流体継手のケーシング
の軸方向寸法を増大せしめることなく、または寸法増大
を最小限に止めて配置することができ、かつ吸振ダンパ
装置の振動ダンパの流体継手の出力軸からの径方向距離
を大とでき、吸振ダンパ装置の振動吸収効率を大とする
ことができる。
その上、流体継手ケーシングのフロントカバーおよび環
状ピストンとについて考えると、前記振動ダンパの位置
を、前記流体循環流路の最大径部付近、即ち前記ケーシ
ングの最大径部に近接した位置とすることができるため
、フロントカバー、環状ピストンおよび摩擦材とにより
構成される直結クラッチの動力伝達面を前記フロントカ
バーおよび環状ピストンの外径の範囲内で最大の外径と
最大の面積を有するものとすることかてき、トルク伝達
効率のよい直結クラッチと振動吸収効率のよい吸振ダン
パ装置とを、流体継手の軸方向寸法を増大せしめること
なく共存せしめることができる。
状ピストンとについて考えると、前記振動ダンパの位置
を、前記流体循環流路の最大径部付近、即ち前記ケーシ
ングの最大径部に近接した位置とすることができるため
、フロントカバー、環状ピストンおよび摩擦材とにより
構成される直結クラッチの動力伝達面を前記フロントカ
バーおよび環状ピストンの外径の範囲内で最大の外径と
最大の面積を有するものとすることかてき、トルク伝達
効率のよい直結クラッチと振動吸収効率のよい吸振ダン
パ装置とを、流体継手の軸方向寸法を増大せしめること
なく共存せしめることができる。
そして直結クラッチの作動時の動力伝達は、流体継手の
ケーシングフロントカバー、摩擦材、環状ピストン、該
ピストンの外周フランジ部と駆動板との係合、被動板、
タービンランナ、出力軸の順またはその逆に行われるの
で、極めて確実である。
ケーシングフロントカバー、摩擦材、環状ピストン、該
ピストンの外周フランジ部と駆動板との係合、被動板、
タービンランナ、出力軸の順またはその逆に行われるの
で、極めて確実である。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面図、第2図
は第1図の矢印A方向からみた振動ダンパ装置の一部の
正面図、第3図は第1図の矢印B方向からみた振動ダン
パ装置の一部の側面図、第4図は本発明の他の実施例の
要部を示す断面図である。 なお図中、1はトルクコンバータ、2はそのポンプイン
ペラ、32はそのポンプインペラの外殻、3はそのター
ビンランナ、34はそのタービンランナの外殼、8はそ
のケーシングフロントカバー、5は直結クラッチ、14
はそのピストン、14a,14bはそのピストンのフラ
ンジ、14cは第1の切欠き、22はそのクラツチフエ
ーシング、23,33はその動力伝達面、40は吸振ダ
ンパ装置、18はその振動ダンパとしてのスプリング、
17はその被動板、16はその被動補助板、15はその
駆動板、15aは第2の切欠き、15b,16a,17
aは窓をそれぞれ示す。
は第1図の矢印A方向からみた振動ダンパ装置の一部の
正面図、第3図は第1図の矢印B方向からみた振動ダン
パ装置の一部の側面図、第4図は本発明の他の実施例の
要部を示す断面図である。 なお図中、1はトルクコンバータ、2はそのポンプイン
ペラ、32はそのポンプインペラの外殻、3はそのター
ビンランナ、34はそのタービンランナの外殼、8はそ
のケーシングフロントカバー、5は直結クラッチ、14
はそのピストン、14a,14bはそのピストンのフラ
ンジ、14cは第1の切欠き、22はそのクラツチフエ
ーシング、23,33はその動力伝達面、40は吸振ダ
ンパ装置、18はその振動ダンパとしてのスプリング、
17はその被動板、16はその被動補助板、15はその
駆動板、15aは第2の切欠き、15b,16a,17
aは窓をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 1 ケーシングと、該ケーシングに固着されたポンプイ
ンペラと、前記ケーシングに対して回転自在とされた出
力軸と一体的に回転するタービンランナとを少なくとも
備え、前記ケーシングに伝達された駆動力を前記ポンプ
インペラと、前記タービンランナとの間に形成される循
環流路内を環流する流体の循環流により前記出力軸に伝
達するようにした流体継手において、前記ケーシングの
フロントカバーと前記タービンランナとの間に環状ピス
トンを配設するとともに、該環状ピストンを前記出力軸
周りの捩り振動を吸収する振動ダンパを備えた吸振ダン
パ装置を介して前記タービンランナに連結して前記ケー
シングのフロントカバーと環状ピストンと摩擦材とによ
りなる直結クラッチを形成し、前記環状ピストンはその
内周に形成した内周フランジ部により前記タービンラン
ナのタービンハブと一体的に回転するすべり軸受に液密
的に、かつ軸方向に摺動可能に配設されて、前記環状ピ
ストンの両側に形成した室に供給される流体圧により前
記ケーシングとフロントカバーに摩擦材を介して係脱自
在とされ、前記吸振ダンパ装置は、前記タービンランナ
に内周部で連結された環状の被動板と、前記被動板の外
周部において周方向に被動板に相対移動可能に支承され
た環状の板状材よりなる駆動板と、前記被動板と駆動板
とにそれぞれ両端で係合せしめられて前記被動板と駆動
板とを周方向に弾発する振動ダンパとよりなり、前記環
状ピストンはその外周部に形成した外周フランジ部によ
り前記吸振ダンパ装置の駆動板に前記出力軸の軸方向に
移動可能に係合し、前記振動ダンパを前記ポンプインペ
ラとタービンランナとの間に形成される前記流体の循環
流路外であつて、該循環流路の最大径部付近に配設した
ことを特徴とする吸振ダンパ装置付直結クラッチを備え
た流体継手。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53051162A JPS6054546B2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手 |
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