JPS6131731A - 速度応答型遠心クラツチ - Google Patents

速度応答型遠心クラツチ

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JPS6131731A
JPS6131731A JP14961784A JP14961784A JPS6131731A JP S6131731 A JPS6131731 A JP S6131731A JP 14961784 A JP14961784 A JP 14961784A JP 14961784 A JP14961784 A JP 14961784A JP S6131731 A JPS6131731 A JP S6131731A
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Japan
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clutch
clutch plate
reaction ring
damper
speed
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Akimitsu Suzuki
鈴木 明光
Toshio Awaji
淡路 利夫
Kozaburo Igari
猪狩 康三郎
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/04Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
    • F16D43/14Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
    • F16D43/18Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members with friction clutching members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D47/00Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings
    • F16D47/06Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings of which at least one is a clutch with a fluid or a semifluid as power-transmitting means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は速度応答型遠心クラッチに関するものであって
、特にトルクコンバータ用のロックアツプクラッチとし
て使用するのに好適な速度応答型遠心クラッチに関する
ものである。
従来、トルクコンバータにおいて、回転速度が上昇し遠
心力が増加するに従い駆動側の久方軸と被駆動側の出力
軸とを接触摩擦により機械的に結合させるロックアツプ
クラッチが使用されている。
この様なロックアツプクラッチは、通常、遠心力の増加
に伴い半径方向外側へ突出され駆動側表面と摩擦接触す
るシュー組立体を有している。更に。
シュー組立体を介しての駆動側から被駆動側への駆動力
の伝達を滑らかにする為に、ダンパーを設けることが提
案されているが、この様なダンパーを設けた場合にはク
ラッチが全体として大型化するという欠点がある。トル
クコンバータ等に適用する場合には、クラッチ自体すで
にかなり寸法が大きいので、更に大型化されるというこ
とは、取り付はスペース上の問題のみならず、重量が増
大しコスト高となるという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであって、上述
した如き従来技術の欠点を解消し、滑らかなりラッチ動
作が可能であると共に全体として小型な構成を有する速
度応答型遠心クラッチを提供することを目的とする。
以下、添付の図面を参考に本発明の具体的実施の態様に
付いて詳細に説明する。
第1図は、本発明クラッチをトルクコンバータのロック
アツプクラッチとして適用した場合の実施例を示した断
面図である。図示した如く、トルクコンバータ10の入
力軸11は駆動側であって、入力軸11と一体的にカバ
ー12が設けられており、カバー12上に円周上に固設
した適数個の突でいる。又、カバー12と一体的にケー
シング13が設けられている。ケーシング13にはポン
プ羽根車14が固着されている。従って、カバー12が
駆動回転されると、ケーシング13、ポンプ羽根車14
も共に回転される。トルクコンバータ10は更に矢印方
向に流動される作動流体によって回転されるタービン羽
根車16を有すると共に、ステータ15を有している。
タービン羽根車16はリベット18によってタービンハ
ブ17に固着されている。タービンハブ17は、出力軸
として機能し、被駆動部材であるタービンシャフトに接
続される。
以上の構成において、駆動側のカバー12と被駆動側の
タービンハブ17とは作動流体を介して動作結合されて
、回転駆動力がカバー12からタービンハブ17へ伝達
される。第1図に示したトルクコンバータ10には、更
にロックアツプクラッチが設けられており、回転速度が
上昇すると駆動側と被駆動側とが機械的摩擦力により結
合される。この点に関し説明すると、略円板状のクラッ
チプレート20がリベット18によってタービンハブ1
7に固着されており、クラッチプレート20にはリアク
ションリング30を介して複数個の摩擦シュー組立体5
0がその外周に沿った適宜の箇所に設けられている。後
に詳説する如く、リアクションリング30はクラッチプ
レート20に担持されており、それと大略一体的に回転
するが、所定の角度範囲に渡ってクラッチプレート20
番二対し相対的に回転自在である。
シュー組立体50は、リアクションリング30に対し半
径方向外側に突出可能である様しこ設番すられており、
タービン羽根車16、従ってクラッチプレート20の回
転速度が上昇してシュー組立体50に加わる遠心力が増
加すると半径方向外側にxlfJ:1.  Pのライニ
ング56がカバー12の内表面と摩擦接触し、これによ
りカバー12と出力軸17とが機械的に結合される。一
方、回転速度が低下すると、シュー組立体50は常時ス
プリングの弾発力によって半径方向内側へ向かって付勢
されているので、遠心力に打ち勝って半径方向内側へ移
動しライニング56とカバ−12内表面との間の接触状
態を解除する。
第1図の下側に図示した如く、クラッチプレート20と
それに担持されているリアクションリング30との間に
介装されてダンパー部材としてのコイルスプリング41
(以下、ダンパースプリングとも呼称する、)が設けら
れている。後に詳説する如く、ダンパースプリング41
は、リテーナブレード40によってクラッチプレート2
0とリアクションリング30との間に介装されており、
ライニング56がカバー12と接触し、回転力がカバー
12からシュー組立体50を介してリアクションリング
30に伝達された場合に、リアクションリング′30か
ら直接クラッチプレート20に回転力を伝達する代りに
、ダンパースプリング41を介してクラッチプレート2
0へ回転力を伝達させる構成となっている。この様な構
成とすることにより、カバー12からタービンハブ17
ヘクラツチプレート20を介して直接機械的に回転力が
伝達される場合でも、極めて滑らかな駆動力の伝達を行
なうことが可能である。
ところで、本発明においては、上述した如きダンパース
プリング41をシュー組立体50と同一円周上に配設し
たことを特徴としている。第1図からも明らかな如く、
ダンパースプリング41とシュー組立体50とはその断
面が比較的大きなものであるから、この様にダンパース
プリング41とシュー組立体50とを同一円周上、即ち
本実施例ではクラッチプレート20の路外周に沿って配
設することにより、特に軸方向の大きさを小さくするこ
とが可能であり、装置全体を小型化することが可能であ
る。
第2図は、クラッチプレート20とリアクションリング
30の組み立て状態を示すと共に、本実施例におけるシ
ュー組立体50(第2図においては50′及び5o”と
して示しである)とダンパースプリング41の配設状態
を示している。第2図に示した如く、本実施例では、同
一円周上に、6個のシュー組立体50と3個のダンパー
スプリング41とが設けられている(第2図中において
は、実際には、2個のシュー組立体50と3個のダンパ
ースプリング41が示されている。)尚、後に詳説する
如く、シュー組立体50はそれに作用される遠心力の大
きさに応じてリアクションリング30に対して半径方向
に移動自在であり、それが殆ど遠心力を受けることなく
後退位置に位置した場合を50′で示してあり、一方大
きな遠心力を受けて半径方向外側に突出し作動位置に位
置した場合を50”で示しである。従って、50”で示
した場合には、ライニング56がカバー12と接触し、
クラッチはロックアツプ状態となる。
第3図は、第2図中I−I線に沿って取った断面図であ
り、リアクションリング30とクラッチプレート20と
の間のダンパー部材41による相対的回転変位にヒステ
リシス特性を持たせる為のヒステリシス付与部の構造を
示している。尚、この構造は更に詳細に第7図に斜視図
で示してあり、その詳細に付いては後述する。簡単に説
明すると、シュー組立体50を介してリアクションリン
グ30がカバー12と接離される際にリアクシボンリン
グ30とクラッチプレート20との間のダンパースプリ
ング41を介しての力の伝達を滑らかなものとする為に
リアクションリング30とクラッチプレート20との間
のダンパー特性にヒステリシスを与えている。
第4図は、クラッチプレート20の構成を示した平面図
であって、大略円板状の形状を有している。クラッチプ
レート20の外周に沿って6箇所にシュー組立体取り付
は部21が設けられており、各取り付は部21の一部が
片側(第4図中下側)へ曲折されてタブ25を形成して
いる。本実施例では、2個ずつ連続してシュー組立体取
り付は部21が設けられている。又、図示例では、タブ
25は6箇所設けられており、リアクションリングラッ
チプレート20と相対的な角度関係を変化させる。
クラッチプレート20の外周部には更に120度間隔で
ダンノ゛(−取り付は用の突出部22が形成されている
。各突出部22には中央部に略矩形の窓22aが穿設さ
れており1両側には一対のピン挿入孔22c、22cが
穿設されている。更に、突出部22の先端両側付近には
、一対の切欠部22b、22bが刻設されている。又、
クラッチプレート20の中心部にはタービンハブ17に
挿入される中心孔24が形成されており、その周りの適
宜の箇所には複数個の取り付は孔23が穿設されており
、第1図に示した如く、リベット18が孔23に挿入さ
れてクラッチプレート20がタービンハブ17に固定さ
れる。
第5図は、第4図中I I−I I線に沿ったクラッチ
プレート20の断面図である。シュー組立体取り付は部
21の一部を曲折してタブ25が形成された状態を示す
と共に、ダンパー取り付は用のへ折り曲げて傾斜部26
を形成した状態を示している。この様な上下一対の傾斜
部26を形成することにより、クラッチプレート20と
リアクションリング30との間に介装されるダンパース
プリング41の坐りを良くしている。
第6図は、リアクションリング30の全体的構成を示し
た平面図であって、前述したクラッチプレート20の構
成に対応して6箇所のシュー組立体取り付は部31が周
方向に沿って適宜の位置に形成されており、且つダンパ
ー取り付は用の突出部32が120度の角度関係をもっ
て対称的に形成されている。リアクションリング30の
内周に沿ってフランジ部34が形成されており、このフ
ランジ部34はその先端がクラッチプレート20と摺動
自在に当接する。クラッチプレート20の曲折タブ25
は、リアクションリング30のフランジ内径部34a、
フランジ外径部34b、又はシュー取り付は部31の溝
外径部31bの何れかと回転i向に摺動する構成とする
ことが可能である。又、隣接する一対のシュー組立体取
り付は部31.31の間に中間突出部33が形成されて
いる。各シュー組立体取り付は部31の両側に一対の取
り付は用孔31a、31aが設けられている。
ダンパー取り付は用突出部32の中央には略矩形の保持
孔32aが穿設されており、ダンパースプリング41を
その中に収納することを可能としている。保持孔32a
の両側にはスロット32b。
32bが設けられており、後述する如く、このスロット
32bの長さによってリアクションリング3oのクラッ
チプレート20に対する相対的角度変位の範囲を規制し
ている。
第7図は、ダンパー取り付は部及びヒステリシス付与部
の詳細な構成を示した斜視図である。第2図及び第3図
をも参考にこの部分の構成に付いて説明する。クラッチ
プレート20の突出部22は、リテーナスプリング45
及びフェーシング44を保持するフェーシングプレート
43を介してリアクションリング30の突出部32に相
対しており、更にリテーナプレート40が同じくフェー
シング44を保持するフェーシングプレート43を介し
てクラッチプレート20とは反対側からリアクションリ
ング30の突出部32に取り付けられている。リテーナ
スプリング45は上部曲折部45aを有しており、この
曲折部45aは組み立て状態において、クラッチプレー
ト20の切欠部22b内に挿入され自己回転を防止して
いる。更に、リテーナスプリング45は、フェーシング
プレート43を介してフェーシング44をリアクション
リング30の突出部32の両側から圧接する作用をして
いる。リテーナスプリング45は、更に、側部曲折部4
5bを有しており、フェーシングプレート43を抱きか
かえてそれが回転することを防止している。一方、リテ
ーナスプリング40の下側には一対の突起40cが突設
されており、フェーシングプレート43の下側に当接し
てフェーシングプレート43の回転を防止している。
リテーナプレート40及びリアクションリング30はリ
ベット42によってクラッチプレート20に装着される
が、リベット42の小径部42bb及びクラッチプレー
ト20の円形孔22cに挿入され先端部をかしめて軸方
向に分解不能に一体化されており、リベット42の太径
部42’aはリアクションリング30のスロット32b
内に位置される。従って、リアクションリング30のク
ラッチプレート20に対する相対的な角度変位はリベッ
ト42とスロット32bとの間の位置関係によって決定
される。
リアクションリング30のスプリング保持孔32a内に
ダンパースプリング41が収納され、組み立てられた状
態では、ダンパースプリング41はクラッチプレート2
0及びリテーナプレート40の夫々の窓22a及び40
a内にも一部収納されて、クラッチプレート20及びリ
テーナプレート40と係合された状態となる。従って、
リアクションプレート30が後述する如くシュー組立体
50を介して回転力を受けると、その回転力はダンパー
スプリング41を介してクラッチプレート20に伝達さ
れる。この状態を第8a図及び第81− m L+ J
#→飴1−二1ず七@  T7  M++hマ、、、−
/七れたときの回転駆動力の伝達経路をブロック図で第
9図に示しである。
第10a図乃至第10e図は、シュー組立体50の詳細
な構成とその動作状態を示した説明図である。シュー組
立体50は、カバー12の内周面と接離自在なライニン
グ56と、ライニング56を保持するシュー51と、ウ
ェイト52と、リトラクタ−スプリング53と、メイン
スプリング54と、ピン55とを有している。この様な
構成を有するシュー組立体50を具備した遠心式ロツタ
アップクラッチはトルクリミタ−としての機能を有し、
その場合の典型的なトルク性能曲線を第11図に示しで
ある。この場合のトルク曲線は4段に折れ曲がっており
、中及び低速度領域ではトルク容量が相対的に高く、−
1高速度領域ではトルク容量があまり増加しない特性と
なっている。
シュー組立体50の動作を4つの速度領域に分けて以下
説明する。第11図のトルク曲線中、Aで示した領域は
低速度非作動領域であり、この場合のシュー組立体50
の状態を第10a図に示しである。即ち、この状態にお
いては、ライニング56、シュー51及びウェイト52
に作用する遠心力よりもリトラクタ−スプリング53の
復帰力゛が大きいので、ライニング56は内側に引き寄
せられており、カバー12の内表面から離隔されている
。従って、この状態においては、クラッチは非結合状態
にあり、トルクの伝達は行なわれない。
一方、回転が除々に増加し、ライニング56等に作用す
る遠心力がリトラクタ−スプリング53の弾発力より僅
かに大きくなると、ライニング56がカバー12と接触
し、カバー12からシュー51を介してリアクションリ
ング30へのトルク伝達が開始される。この状態を第1
0b図に示してあり、第11図のトルク曲線中の点A′
に対応する。
第11図のトルク曲線中Bで示した部分は、中速度−低
速度遠心クラッチ領域であり、シュー組立体50の状態
を第10c図に示しである。この場合には、ウェイト5
2に作用する遠心力によってメインスプリング54が屈
曲しウェイト52がシュー51のコ字状下端部51aか
ら離隔して浮き上がった状態となる。ウェイト52に作
用する遠心力の一部は、リトラクタ−スプリング53か
らピン55へ伝達されるが、その大部分はメインスプリ
ング54を介してライニング56をカバー1.2へ押し
付けるべく機能しトルクを伝達する力となる。一方、ラ
イニング56とシュー51に作用する遠心力はウェイト
52の動きとは無関係に直接ライニング56をカバー1
2に押し付ける力となる。従って、この領域では、トル
ク伝達に必要なライニング56の押し付は力は、(ライ
ニング56とそのシュ−51自体に作用する遠心力)+
(ウェイト52に作用する遠心力)−(リトラクタ−ス
プリング53の復帰力)である。更に回転数が高くなり
ウェイト52に作用する遠心力が大きくなってメインス
プリング54がそれだけ大きく屈曲すると、ウェイト5
2の両端部かりトラクタースプリング53を介してピン
55に当接し、それ以上半径方向外側へは移動しなくな
る。
&Lこ−トルク曲線中のCで示した部分は中速度−高速
度トルクリミッタ−領域であり、シュー組立体50の状
態は第10d図に対応する。この場合、回転数が高い為
に、ウェイト52は完全に両端のピン55へ押し付けら
れて止まっている。この状態では、ウェイト52に働く
遠心力は直接ウェイト52からピン55そしてリアクシ
ョンリング30へと逃げ、ライニング56へは伝達され
ない。従って、この領域では、クラッチの伝達トルクは
ライニング56及びそのシュー51に作用する遠心力に
よって発生する摩擦力のみによって決定され、回転数の
増加に体するトルクの増加率は前のB領域よりも大幅に
低下し°、所謂トルクリミッタ−の状態となる 最後のトルク曲線中りで示した領域は、高速度領域であ
り、シュー組立体50の状態は第10e図に対応する。
この状態では、メインスプリング54がそれ自身に作用
する遠心力によって半径方向外側へ大きく屈曲されウェ
イト52及びリトラクタ−スプリング53から離れるの
で、ウェイト52がメインスプリング54をカバー12
側に向かって押し付ける図中上向の押し付は荷重が無く
なる。C領域では、メインスプリング54に作用する遠
心力はウェイト52の押し付は荷重と相殺されているが
、D領域ではメインスプリング54に作用する遠心力は
そのままライニング56へ伝達される為、クラッチの伝
達トルクがその分だけ大きくなり、トルク容量がやや増
加する。
次に、本発明の別の実施例を第12図乃至第14図を参
考に説明する。前述した実施例においては、シュー組立
体50を担持するリアクションリング30がクラッチプ
レート20とリテーナプレ−ト40との間に介装されて
いたが1本実施例においては、クラッチプレート20′
をリアクションリング30′とリテーナプレート40′
との間に介装させている。尚、第12図乃至第14図に
示した実施例においては、前述した実施例の要素に対応
する要素には同一の番号にダッシュを付して示してあり
、又同−の要素には同一の番号を付して示しである。ク
ラッチプレート20’ に設けられたタブ25′は前述
した実施例の場合と反対側に突出して設けられており、
リアクションリング30″のフランジ部34′を摺動自
在に案内している。又、リアクションリング30’ に
は、一対の段差部60が各ダンパー取り付は部32′に
形成されており、リアクションリング30′を部分的に
クラッチプレート20′に近接させている。
この様な構成とすることにより、小さな径のダンパース
プリング41を使用することを可能としている。
本実施例では、第13図に示した如く、クラッチプレー
ト20′とリアクションリング30’とリテーナプレー
ト40′とを一体的に保持しているリベット42′の箇
所にヒステリシス付与構造を設けていないが、前述した
第3図に示した実施例の如く、ダンパースプリング41
のダンパー特性にヒステリシスを与える為に、第3図と
同様なヒステリシス付与構造を設けることが可能である
ことは勿論である。
更に、第2図及び第12図に示した夫々の実施例に設け
たシュー組立体50(不作動位置にあるものを50′で
示してあり、作動位置にあるものを50′″で示しであ
る。)には、第10a図乃至第10e図に示したシュー
組立体50の構成に更にシューウェイト57が付加的に
設けられている。
このシューウェイト57は別体に形成されてシュー組立
体50内に組み込まれるものであるが、組み込まれると
シュー51と一体化されてシュー51の一部として作用
する。即ち、この様な構成とすることにより、単にシュ
ーウェイト57の重量を変えることにより異なった特性
を与える事が可能となる。
以上、詳説した如く、本発明によれば、クラッチ動作が
極めて滑らかであると共に全体的に小型の構成を有する
速度応答型遠心クラッチを提供することが可能である。
又、シュー組立体及びダンパー部材を同一円周上に配設
させているので、小さなスペースに組み込むことが可能
であり、システム全体の小型化が図られ、コストが低減
化されるので、その実用的効果は著しい。
DI l−−太S明のX体的零膚のS椹に付いて詳細に
説明したが、本発明はこれら具体例にのみ限定されるべ
きものでは無く、本発明の技術的範囲を逸脱すること無
しに種々の変形が可能であることは勿論である。例えば
、上述した実施例においては、ダンパー部材としてスプ
リングを使用した場合を示したが、本発明はこれに限定
されるべきものではなく、ゴムその他の適宜の部材を使
用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明クラッチをトルクコンバータに適用した
場合の1実施例を示した概略断面図、第2図は第1図の
トルクコンバータに設けられている本クラッチの組み立
て状態を示した概略図、第3図は第2図中I−I線に沿
って取った断面図、第4図はクラッチプレート20を示
した平面図、第5図は第4図中II−II線に沿って取
った断面図、第6図はリアクションリング30を示した
平面図、第7図はダンパー部の組み立て状態を示した分
解斜視図、第8a図及び第8b図はダンパー部の動作を
説明する各説明図、第9図はトルクの伝達経路を示した
ブロック図、第10a図乃至第10e図はシュー組立体
50の各速度領域における状態を示した各説明図、第1
1図は本クラッチの典型的なトルク性能曲線を示したグ
ラフ図、第12図は本発明の別の実施例を示した概略図
、第13図は第12図中のIV−IV線に沿った部分断
面図、第14図は第12図中のIII−III線に沿っ
た断面図である。 (符号の説明) 20: クラッチプレート 30: リアクションリング 41: ダンパースプリング 50: シュー組立体 特許出願人 工ヌエスケー・ワーナー株式会社第80図 第9図 第10a図 第10b図 第10c図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転軸に固着される略円板状のクラッチプレートと
    、前記クラッチプレートに対し相対的に回転可能に保持
    したリアクションリングと、前記リアクションリングに
    保持され遠心力によって半径方向外側に移動自在な複数
    個のシュー組立体と、前記クラッチプレートとリアクシ
    ョンリングとの間に介装され前記シュー組立体と同一円
    周上に配設された複数個のダンパー部材とを有すること
    を特徴とする速度応答型遠心クラッチ。 2、特許請求の範囲第1項において、前記クラッチがト
    ルクコンバータ用のロックアップクラッチであることを
    特徴とする速度応答型遠心クラッチ。 3、特許請求の範囲第2項において、前記ダンパー部材
    がコイルスプリングであることを特徴とする速度応答型
    遠心クラッチ。 4、特許請求の範囲第2項において、前記ダンパー部材
    がゴムであることを特徴とする速度応答型遠心クラッチ
    。 5、特許請求の範囲第2項において、前記クラッチプレ
    ートとリアクションリングとの間にヒステリシス付与部
    が設けられており、前記ダンパー部材による弾発力で前
    記クラッチプレートとリアクションリングとの間の相対
    的回転変位にヒステリシスを与えることを特徴とする速
    度応答型遠心クラッチ。
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