JP3695989B2 - トルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクコンバータのロックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トルクコンバータは、流体により動力を伝達するために加速及び減速をスムーズに行うことができる。しかし、流体の滑りによりエネルギーロスが生じ、燃費が悪い。
そこで従来のトルクコンバータには、入力側のフロントカバーと出力側のタービンとを機械的に連結するロックアップ装置が取り付けられたものがある。ロックアップ装置はフロントカバーとタービンとの間の空間に配置されている。ロックアップ装置は、主に、フロントカバーに圧接可能な円板状ピストンと、タービンの背面側に取り付けられたドリブンプレートと、ピストンとドリブンプレートとを回転方向に弾性的に連結するトーションスプリングとから構成されている。ピストンには、フロントカバーの平坦な摩擦面に対向する位置に円環状の摩擦部材が接着されている。
【0003】
前記従来のロックアップ装置では、ピストンの作動はトルクコンバータ本体内を流れる作動油により制御されている。具体的には、ロックアップ連結解除時にピストンとフロントカバーとの間に外部の油圧作動機構から作動油が供給される。この作動油はフロントカバーとピストンとの間の空間を半径方向外側に流れ、さらに外周部側においてトルクコンバータ本体内に流れ込む。ロックアップ連結時には、フロントカバーとピストンとの間の空間の作動油が内周側からドレンされ、その結果ピストンがフロントカバー側に移動する。この結果ピストンに設けられた摩擦部材がフロントカバーの摩擦面に押し付けられる。このようにしてフロントカバーのトルクがロックアップ装置を介してタービン側に伝達される。
【0004】
従来のロックアップ装置においては、摩擦面が一面だけではトルク伝達容量が十分に大きくないため、複数の摩擦板により複数の摩擦面を確保する複板クラッチが用いられている。この場合は、ピストンとフロントカバーとの間に1又は2以上のプレートが配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロックアップ装置では、ピストンを支持するための構造としては、そのための特別な環状室が形成されたものがある。その場合は部品点数が多くなり、さらに省スペース化が図れない。
本発明の課題は、トルクコンバータのロックアップ装置においてピストンを支持する構造を簡単にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のロックアップ装置は、内側に摩擦面を有するフロントカバーと、フロントカバーとともに流体室を構成するインペラーと、流体室内でインペラーに対向して配置されフロントカバーとの間に空間を形成しているタービンとを含むトルクコンバータに用いられる。ロックアップ装置は、空間内に配置され空間の圧力変化によってフロントカバーとタービンを機械的に連結・連結解除するための装置である。ロックアップ装置はプレートとダンパー機構と環状ピストンとを備えている。プレートはフロントカバー摩擦面に近接して配置されている。ダンパー機構はプレートとタービンとを回転方向に弾性的に連結するための機構である。ダンパー機構は、プレートからトルクを入力されるドライブ部材と、タービンにトルクを出力するドリブン部材と、ドライブ部材とドリブン部材とを回転方向に弾性的に連結するトーションスプリングとを有する。ピストンは、空間の圧力変化によって空間内を軸方向に移動可能であり、プレートのフロントカバー摩擦面側と反対側に配置されている。ドリブン部材は円板状部材であり、ピストンはドリブン部材の外周面によって相対回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持された内周面を有している。ロックアップ装置はシール機構をさらに備えている。シール機構は、ドリブン部材の外周面とピストンの内周面との間に設けられ、軸方向両側をシールしている。
【0007】
このロックアップ装置では、ピストンがプレートをフロントカバー摩擦面に押し付けると、トルクがフロントカバーからロックアップ装置に入力される。トルクはプレートからダンパー機構に伝達され、さらにタービンに出力される。ダンパー機構内ではトルクはドライブ部材からドリブン部材に対してトーションスプリングを介して伝達される。ピストンの内周面はドリブン部材の外周面によって支持されており、さらにその支持部分には軸方向両側をシールするためのシール機構が設けられている。ピストンの内周面の支持をドリブン部材の外周面で行っているため、シール機構を配置するための構造が簡単になる。
【0008】
請求項2に記載のトルクコンバータのロックアップ装置では、請求項1において、ドリブン部材の外周面には環状に延びる溝が形成されている。シール機構は、溝に配置され、ピストンの内周面に当接する環状シール部材である。
このロックアップ装置では、環状シール部材が配置される溝がドリブン部材の外周面に形成されているため、溝の成形が容易である。ドリブン部材は他の部材に比べて軸方向に板厚を大きくとれるためである。
【0009】
請求項3に記載のトルクコンバータのロックアップ装置では、請求項1又は2において、ドリブン部材には窓孔と円周方向に長い切り欠きとが形成されている。トーションスプリングは窓孔に配置されている。ドライブ部材は、ドリブン部材の軸方向両側に配置されトーションスプリングを支持する1対の円板状プレートからなる。ロックアップ装置は固定部材をさらに備えている。固定部材は、切り欠き内を円周方向に移動可能に延び、1対の円板状プレートを互いに固定する。固定部材が切り欠きの円周方向端に当接するとドライブ部材とドリブン部材の相対回転が停止する。
【0010】
このロックアップ装置では、1対の円板状プレート同士を固定する固定部材がロックアップ装置のストッパーとしても機能している。このような構造が可能となったのは、ドリブン部材によってピストンを支持しているからである。本発明と異なりドライブ部材等によってピストンを支持する構造では、固定部材はピストン内周面よりさらに半径方向外側に配置されなければならず、その場合はスペースの制限により固定部材をストッパーとして利用できるほど大型化できない。
【0011】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
図1は本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバータ1を示している。図1において、トルクコンバータ1は、主に、フロントカバー2と、フロントカバー2と同心に配置された3種の羽根車(インペラー10、タービン11、ステータ12)からなる流体作動部3と、フロントカバー2とタービン11との軸方向間の空間Cに配置されたロックアップ装置4とから構成されている。フロントカバー2とインペラー10のインペラーシェル15とは外周部が溶接により固定されており、両者で作動油が充填された流体室Aを形成している。インペラーシェル15においてインペラーブレード16からさらに延びる部分は、タービン11の外周側に配置され、フロントカバー2の外周筒状部8と一体になっている。
【0012】
フロントカバー2は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)からトルクが入力される部材である。フロントカバー2は主に円板状の本体5から構成されている。本体5の中心にはボス6が設けられている。本体5の外周部エンジン側面には複数のナット7が固定されている。本体5の外周部にはトランスミッション側に延びる外周筒状部8が形成されている。外周筒状部8の内側には筒状係合部材9が配置されている。筒状係合部材9には軸方向に延びる複数の係合部が円周方向に並んで形成されている。さらにフロントカバー2の本体5の内側で外周部には環状かつ平坦な摩擦面70が形成されている。摩擦面70は軸方向トランスミッション側を向いている。
【0013】
流体作動部3は流体室A内で軸方向トランスミッション側に配置されている。これにより、流体室A内は流体作動部3からなる流体作動室Bと、フロントカバー2の本体5とタービン11との間に形成された空間Cとに分かれている。
インペラー10は、インペラーシェル15と、インペラーシェル15の内側に固定された複数のインペラーブレード16と、インペラーブレード16の内側に固定されたインペラーコア17と、インペラーシェル15の内周縁に固定されたインペラーハブ18とから構成されている。
【0014】
タービン11は流体室A内でインペラー10に対向して配置されている。タービン11は、タービンシェル20と、タービンシェル20に固定された複数のタービンブレード21と、タービンブレード21の内側に固定されたタービンコア22と、タービンシェル20の内周縁に固定されたタービンハブ23とから構成されている。タービンハブ23は円筒状の部材であり、外周側にフランジ26を有している。フランジ26は複数のリベット24によってタービンシェル20の内周部に固定されいる。さらに、タービンハブ23の内周縁にはスプラインが形成されている。スプラインにはトランスミッション側から延びる図示しないシャフトが係合している。これによりタービンハブ23からのトルクは図示しないシャフトに出力される。
【0015】
ステータ12はインペラー10の内周部とタービン11の内周部との間に配置されている。ステータ12はタービン11からインペラー10へと戻る作動油の流れを整流するための部材である。ステータ12はステータキャリア27と、その外周面に固定された複数のステータブレード28と、ステータブレード28の内側に固定されたステータコア29とから構成されている。さらに、ステータキャリア27はワンウェイクラッチ30を介して図示しない固定シャフトに支持されている。
【0016】
フロントカバー2の本体5とタービンハブ23との軸方向間には半径方向内外を貫通する通路32が配置されている。ワンウェイクラッチ30を構成する部材の軸方向エンジン側には半径方向に延びる複数の溝33が形成されている。これらの溝33により半径方向両側間で作動油が流通することが可能となっている。ステータキャリア27とインペラーハブ18との軸方向間にはスラストベアリング34が配置されている。ステータキャリア27の軸方向トランスミッション側には半径方向に延びる複数の溝が形成されている。これらの溝によりスラストベアリング34の半径方向両側間で作動油が流通可能となっている。
【0017】
なお、この実施形態ではインペラーハブ18とステータ12との軸方向間に油圧作動機構の第1油路が連結され、ステータ12とタービンハブ23との軸方向間に油圧作動機構の第2油路が連結され、タービンハブ23とフロントカバー2の内周部との間に油圧作動機構の第3油路が連結されている。第1油路と第2油路は通常は共通の油圧回路につながっており、ともに、流体作動部3に作動油を供給し、又は流体作動部から作動油を排出する。第3油路は、シャフトの内部に形成され、フロントカバー2とタービンハブ23との間にすなわち空間Cの内周部に作動油を供給したり又は空間Cから作動油を排出することができる。
【0018】
次に、空間Cについて説明する。空間Cはフロントカバー2の本体5とタービン11との軸方向間に形成された環状の空間である。空間Cは、軸方向エンジン側がフロントカバー2の本体5により形成され、軸方向トランスミッション側がタービン11のタービンシェル20により形成されている。さらに、空間Cは外周側が主に外周筒状部8の内周面により形成され、その内周側がタービンハブ23の外周面により形成されている。空間Cは、前述のように、内周側すなわちフロントカバー2の内周部とタービンハブ23との間において外部の油圧作動機構に連結している。さらに、空間Cは外周部においてインペラー10出口とタービン11入口との間の隙間から流体作動室Bに連通している。
【0019】
ロックアップ装置4は、空間C内に配置され、空間C内の油圧変化によってフロントカバー2とタービン11とを機械的にに連結・連結解除するための装置である。ロックアップ装置4は主にピストン機構37と第2ピストン38とから構成されている。
ピストン機構37は、自らが空間C内で油圧変化によって作動するピストン機能と、回転方向の捩じり振動を吸収・減衰するためのダンパー機能とを有している。ピストン機構37は第1ピストン39とダンパー機構40とから主に構成されている。第1ピストン39は空間C内においてフロントカバー2の本体5側に近接して配置された円板状の部材である。第1ピストン39は板厚の小さい板金製からなる。第1ピストン39は、主に円板状のプレート41から構成され、空間C内をフロントカバー2側の第1空間Dとタービン11側の第2空間Eとに分割している。プレート41の外周部は、フロントカバー2の摩擦面70の軸方向トランスミッション側に配置された第1摩擦連結部49となっている。第1摩擦連結部49は環状かつ平坦な板状部分であり、軸方向両側に環状の摩擦部材42が貼られている。プレート41の内周縁には軸方向エンジン側に延びる内周筒状部71が形成されている。内周筒状部71の内周面はタービンハブ23の外周面72によって軸方向及び回転方向に移動可能に支持されている。なお、外周面72には環状の溝が形成されており、その溝内にはシールリング77が配置されいる。シールリング77は、内周筒状部71の内周面に当接しており、第1空間Dと第2空間Eとの間をシールしている。
【0020】
以上に述べたように、第1空間Dの内周部は第3油路と連通しており、第1ピストン39の内周縁とタービンハブ23の外周面72とによって第2空間Eから遮断されており、外周部は第1摩擦連結部49が摩擦面70に当接した状態で第2空間Eから遮断される。
ダンパー機構40は、第1ピストン39からのトルクをタービン11側に伝達するとともに、捩じり振動を吸収・減衰するための機構である。ダンパー機構40は第2空間E内において第1ピストン39の内周部とタービンシェル20の内周部との間に配置されている。ダンパー機構40は、主に、ドライブ部材54とドリブン部材53(スプラインハブ)とトーションスプリング52とから構成されている。また、第1ピストン39の内周部はダンパー機構40の一部、特にドライブ部材としての役割を果たしている。具体的には、第1ピストン39には後述するダンパー機構40の一部を構成するばね支持部57が形成されている。ばね支持部57は円周方向に並んで複数形成されている。ばね支持部57は、絞り加工により軸方向に突出するように形成され、軸方向エンジン側に凸になり、軸方向トランスミッション側に凹になっている。ばね支持部57においては軸方向に貫通する孔や切り欠き等は形成されていない。各ばね支持部57は円周方向に長く延びている。また、ばね支持部57の凹部側は熱処理による硬化や潤滑剤にる潤滑性向上などの摩耗対策が施されている。このため、トーションスプリング52がばね支持部57に摺動しても摩耗が少ない。このように第1ピストン39がダンパー機構40のダンパーケーシングとして機能しており、従来のドライブプレートの一方を省略できる。この結果部品点数が少なくなり、全体構造が簡単になる。
【0021】
以上に述べたように、プレート41は、自ら軸方向に移動する第1ピストン39としての機能し、第1摩擦連結部49によってクラッチ連結部として機能し、さらにダンパー機構40のドライブ部材としても機能している。
ドライブ部材54は第1ピストン39の内周部の軸方向エンジン側に間隔を開けて配置されている。ドライブ部材54は円板状の部材であり、板厚の小さい板金製部材である。ドライブ部材54には、ばね支持部57に対応して複数のばね支持部58が形成されている。ばね支持部58は軸方向トランスミッション側に切り起こされて形成されている。ドライブ部材54は外周部が複数のスタッドピン56によって第1ピストン39に固定されている。これにより、ドライブ部材54は第1ピストン39に対して軸方向に位置決めされるとともに一体回転する。
【0022】
ドリブン部材53はタービン11にトルクを出力するための部材である。図3を用いて、ドリブン部材53について詳細に説明する。ドリブン部材53は例えば鋳物や鋼からなる比較的板厚の大きい円板状部材である。ドリブン部材53の板厚は例えば第1ピストン39やドライブ部材54の板厚より大きい。ドリブン部材53はボス61とフランジ60とからなる。ボス61は筒形状であり、内周面にはスプライン歯66が形成されている。スプライン歯66はタービンハブ23の外周面に形成されたスプライン歯73に係合している。これにより、ドリブン部材53はタービンハブ23に対して軸方向に移動可能にかつ相対回転不能になっている。また、ドリブン部材53はスプライン係合によってタービンハブ23にセンタリングされている。なお、タービンハブ23の外周には、ボス61の軸方向トランスミッション側端面に対応する環状ストッパー78が形成されている。すなわちドリブン部材53は環状ストッパー78に当接するとそれ以上は軸方向トランスミッション側に移動できない。
【0023】
フランジ60はボス61から外周側に延びる円板状部分である。フランジ60は第1ピストン39の内周部とドライブ部材54との軸方向間に配置されている。フランジ60には円周方向に並んだ複数の窓孔62が形成されている。窓孔62はばね支持部57,58に対応して形成されている。さらに、フランジ60には円周方向に並んだ複数の切り欠き63が形成されている。切り欠き63は各窓孔62の半径方向間でその外周側に位置している。各切り欠き63は円周方向に長く延びる長孔形状である。この実施形態では窓孔62及び切り欠き63は全周にわたって閉ざされた形状であるが、外周側が開いた形状であってもよい。
【0024】
窓孔62内にはトーションスプリング52が配置されている。トーションスプリング52は回転方向に延びるコイルスプリングである。トーションスプリング52はばね支持部57,58及び窓孔62によって回転方向を支持されている。さらに、トーションスプリング52はばね支持部57,58により軸方向の移動を制限されている。以上に述べた構造より、トーションスプリング52は第1ピストン39及びドライブ部材54からなる入力部材とドリブン部材53からなる出力部材との間でトルクを伝達するとともに、両者が相対回転するとその間で回転方向に圧縮されるようになっている。
【0025】
切り欠き63内にはスタッドピン56が配置されている。スタッドピン56は切り欠き63内を円周方向に移動可能である。図4に示すように、スタッドピン56と切り欠き63の円周方向端面との間にはそれぞれ角度θの隙間が確保されている。すなわちドリブン部材53がプレート41及びドライブ部材54と相対回転して捩じり角度大きくなってスタッドピン56が切り欠き63の円周方向端面に当接するとダンパー機構40における相対回転は停止する。このようにスタッドピン56はダンパー機構40のストッパーの一部を構成している。
【0026】
図5に示すように、フランジ60の外周部分69はドライブ部材54の外周縁からさらに外周側に延びている。外周部分69は第2ピストン38の内周側に配置され、両者の軸方向位置はほぼ同じである。第2ピストン38の内周筒状部46はフランジ60の外周面64によって半径方向に位置決めされている。外周面64には環状に延びる溝65が形成されている。溝65内にはシールリング67が配置されている。シールリング67は内周筒状部46の内周面46aに当接することで、その軸方向両側をシールしている。なお、第2ピストン38とドリブン部材53は後述するクラッチ連結部51がレリーズされた状態で相対回転する。しかし、クラッチ連結部51が連結された状態では、トルク変動等によりダンパー機構40に捩じりが生じたときにのみ両者は相対回転する。
【0027】
外周部分69の軸方向トランスミッション側面にはフリクションワッシャ68が固定されている。より具体的には、フリクションワッシャ68は外周部分69の最内周部分(切り欠き63の外周側)に固定されている。フリクションワッシャ68は第1ピストン39に対して軸方向トランスミッション側から当接している。フリクションワッシャ68の外径Rはドリブン部材53の外径Sより小さい。すなわち、外周部分69の軸方向トランスミッション側面においてフリクションワッシャ68より半径方向外側の部分はフリクションワッシャ68に覆われていない。
【0028】
第2ピストン38は第2空間E内において第1ピストン39の外周部の軸方向トランスミッション側、かつ、ダンパー機構40の外周側に配置されている。第2ピストン38は、環状のプレートであり、第1摩擦連結部49の軸方向トランスミッション側に近接する第2摩擦連結部43を有している。第2摩擦連結部43は、環状かつ平坦な形状であり、軸方向エンジン側に押圧面を有している。第2ピストン38の外周縁には複数の歯44が形成されている。歯44はフロントカバー2の外周筒状部8に設けられた筒状係合部材9に係合している。この係合により第2ピストン38はフロントカバー2に対して相対回転不能にかつ軸方向に移動可能となっている。筒状係合部材9には環状の溝が形成されており、その溝内にスナップリング45が配置されている。このスナップリング45に対して第2ピストン38の外周部軸方向トランスミッション端面が当接することで、第2ピストン38の軸方向トランスミッション側への移動が制限されている。なお、歯44と筒状係合部材9の係合部分には軸方向に作動油が移動可能な隙間が形成されている。
【0029】
フロントカバー2の摩擦面70と、第1ピストン39の第1摩擦連結部49と、第2ピストン38の第2摩擦連結部43とによって、ロックアップ装置4のクラッチ連結部51が構成されている。
第1ピストン39の外周部分と第2ピストン38との軸方向間に第3空間Fが形成されている。第3空間Fは、前述のシールリング67により第2空間E側から遮断されている。さらに、第3空間Fは、第1摩擦連結部49と第2摩擦連結部43とが互いに当接した状態では外周側が閉ざされている。第3空間Fの内周部において第1ピストン39とドリブン部材53との間の隙間はフリクションワッシャ68によってシールされている。
【0030】
プレート41において第2ピストン38の内周部分に対応する部分には軸方向に貫通する複数の孔47が円周方向に並んで形成されている。さらに、プレート41においてドリブン部材53の外周縁付近に対応する部分には軸方向に貫通する複数の孔48が円周方向に並んで形成されている。この孔47,48により、第1空間Dと第3空間Fとは互いに連通している。
【0031】
ここでは、第1摩擦連結部49と第2摩擦連結部43とがそれぞれ軸方向に自ら移動するピストンとなっているため、摩擦面70に第1ピストン39から第1摩擦連結部49を介して押圧力が作用し、第1摩擦連結部49に第2ピストン39から第2摩擦連結部43を介して押圧力が作用する。
このクラッチ連結部51では、第2ピストン38の内径(S)が第1ピストン39の内径(Q)より大きいことで、第2ピストン38から第1摩擦連結部49に作用する押圧力は、第2ピストン38の内径が第1ピストン39の内径に等しい場合に比べて小さい。そのため、摩擦面を単に2倍にした場合に比べて小さな押圧力を発生することができ、摩擦部材42等の摩耗や破損を抑えることができる。また、第2ピストン38の大きさを変更することでクラッチ連結部51に作用する押圧力を容易に変更することができる。第2ピストン38の内径(S)はピストン機構37の内径よりも大きいともいえる。
【0032】
フロントカバー2と一体回転する入力部材として第2ピストン38がダンパー機構40の外周側に配置されるているため、ダンパー機構40の軸方向片側のスペースが制約されていない。したがって、ダンパー機構40におけるトーションスプリング52の軸方向寸法を大きくすることができる。これにより、設計が容易になりさらに低剛性化などのトーションスプリング52の高機能化を実現できる。
【0033】
ロックアップ装置4の各部材の半径方向寸法を説明する。ピストン機構37,第1ピストン39又はプレート41の内径をQとし、フリクションワッシャ68の外径をRとし、ドリブン部材53の外径又は第2ピストン38の内径をSとし、摩擦部材42の内径をTとし、摩擦部材42の外径をUとし、第2ピストン38の外径をVとする。Q<R<S<T<U<Vの関係になっている。第1ピストン39又はプレート41の受圧部分はRとQの間の環状部分(半径方向長さZ)である。第2ピストン38の受圧部分はTとSの間の環状部分(半径方向長さX)である。
【0034】
ドリブン部材53は、第1ピストン39と同様に、空間C内の油圧変化によって軸方向に移動可能なピストン機能を有している。ドリブン部材53の受圧部分はSとRの間の環状部分(半径方向長さW)である。さらにドリブン部材53はフリクションワッシャ68を介して第1ピストン39に軸方向から荷重を与えることができるようになっている。ドリブン部材53がこのように機能することができるのは以下の構成による。
(1)ドリブン部材53はタービンハブ23及び第1ピストン39に対して軸方向に移動可能になっている。
(2)第1ピストン39の油圧作動室として機能する第1空間Dが第1ピストン39の孔48によってドリブン部材53側に開放されている。
(3)ドリブン部材53側に開放された部分はフリクションワッシャ68によってシールされ第2空間Eから遮断されている。
【0035】
次に動作について説明する。クラッチ連結解除状態では、第3油路から第1空間Dの内周側に作動油が供給されている。第1空間D内の作動油は半径方向外側に流れ、摩擦面70と第1摩擦連結部49との間を流れさらに筒状係合部材9と歯44との間の隙間を通って第2空間Eの外周側に流れる。第2空間Eの作動油は、インペラーシェル15とタービンシェル20との隙間を通り、インペラー10出口とタービン11の入口間の隙間から流体作動室B内に流れる。また、第1空間D内を移動する作動油は第1ピストン39に形成された孔47,48を通って第3空間F内に流れ込む。第3空間F内の作動油は第2摩擦連結部43と第1摩擦連結部49との間を通って半径方向外側に流れる。その作動油も筒状係合部材9及び歯44との間の隙間を通って第2空間Eの外周側に流れる。
【0036】
ここでは、第1ピストン39と第2ピストン38とがそれぞれ空間C内の油圧の変化によって軸方向に移動するピストンとして機能しているため、両部材の軸方向動作が安定している。そのためクラッチレリーズ時にクラッチ連結部51において各部材は互いに接触しにくい。具体的には、第2ピストン38はスナップリング45により軸方向トランスミッション側への移動を制限され、ピストン機構37はタービンハブ23によって軸方向への移動を制限されている。この結果、摩擦面70と第1摩擦連結部49との間、さらには第1摩擦連結部49と第2摩擦連結部43との間に所定のクリアランスが確保されている。
【0037】
次に、クラッチ連結動作について説明する。第3油路から第1空間D内の作動油をドレンする。これより第1空間D内の作動油は内周側に流れ、さらに第3空間F内の作動油は孔47,48を通って第1空間D内に流れ込む。この結果、第1ピストン39は軸方向エンジン側に移動し、第1摩擦連結部49がフロントカバー2の摩擦面70に当接する。さらに、第2ピストン38も軸方向エンジン側に移動し、第2摩擦連結部43が第1摩擦連結部49に当接する。
【0038】
また、ドリブン部材53も軸方向両側の油圧差によって軸方向エンジン側に移動する。このため、フリクションワッシャ68が第1ピストン39に押し付けられる。ドリブン部材53から第1ピストン39に付与された押圧力はフロントカバー2の摩擦面70に作用する。
このクラッチ連結状態でロックアップ装置4に捩じり振動が発生したときの動作について説明する。具体的には、エンジン側からフロントカバーを介してトルクコンバータ1にトルク変動が入力されたとする。その場合には、ダンパー機構40において、トーションスプリング52を境にして入力側部材としての第1ピストン39及びドライブ部材54と出力側部材としてのドリブン部材53とが相対回転する。この結果トーションスプリング52は回転方向に圧縮される。このとき、ドリブン部材53に設けられたフリクションワッシャ68が第1プレート41に摺動しヒステリシストルクを発生する。以上に述べたダンパー機構40においてトーションスプリング52の圧縮とフリクションワッシャ68によるヒステリシストルクによって捩じり振動が減衰される。
【0039】
上記捩じり振動減衰動作において、フリクションワッシャ68と第1ピストン39との間の摩擦発生部に付与される軸方向の力は、ドリブン部材53に作用する油圧によって生じている。すなわち皿ばねやウェーブスプリング等が不要であり、部品点数が少なくなるとともに省スペース効果が得られる。
以上の結果ダンパー機構40においてトーションスプリング52の圧縮とフリクションワッシャ68によるヒステリシストルクによって捩じり振動が減衰される。
〔フリクションワッシャ68の機能〕
(1)摩擦発生部としての機能
フリクションワッシャ68は第1ピストン39とドリブン部材53との間で摩擦すなわちヒステリシストルクを発生するための摩擦発生部を実現している。この摩擦発生部では、摩擦面に対する押圧力を油圧による押し付け荷重によって実現しているため、ばね等の部材が不要である。フリクションワッシャ68は第1ピストン39側に固定されていてもよいし、両側の部材のどちらにも固定されていなくてもよい。さらに摩擦発生部はワッシャの以外の部材や構造によって実現してもよい。
(2)シール部材としての機能
フリクションワッシャ68は第1ピストン39に対して軸方向トランスミッション側から強く押し付けられることにより、ドリブン部材53の外周部分69とそれに対応する第1ピストン39の部分を半径方向両側にシールしている。これにより第3空間Fの内周部(孔48等によって軸方向トランスミッション側に開放された部分)が第2空間Eと連通することがない。
〔第2ピストン38の内周部をドリブン部材53で支持したことによる有利な効果〕
(1)構造の簡素化
第2ピストン38がダンパー機構40の一部としてのドリブン部材53によって半径方向に支持されることによって、第2ピストン38を支持するための特別な部材や構成を設けることがなくなり、ロックアップ装置4全体の構造が簡単になる。
【0040】
特に、ドリブン部材53は他のプレート部材に比べて軸方向に板厚を大きくとれるため、溝の成形が容易である。ドリブン部材53の板厚を大きくできるのは、ドライブ部材54やプレート41とは異なり、ばね支持部57,58等の絞り加工部や切り起こし部を形成する必要がないからである。
ドライブ部材54やプレート41は板厚が小さいため、シールを収容するための環状溝を外周面に形成することはできない。そのため、これらプレート部材を用いて第2ピストン38の支持を行うためには、プレート部材を絞り加工して筒状外周面を形成し、さらに外周面に溝を形成する必要がある。このような複雑な工程では製造コストが高くなる。
(2)スタッドピン56によるダンパー機構40のストッパー機構実現
このロックアップ装置4では、ドライブ部材54と第1ピストン39とを固定するスタッドピン56がダンパー機構40のストッパーとしても機能している。このような構造が可能となったのは、ドリブン部材53によって第2ピストン38を支持しているからである。本発明と異なり第1ピストン39やドライブ部材54によって第2ピストン38を支持する構造では、第1ピストン39とドライブ部材54を固定するための固定部材はピストン内周面より外周側に位置することになる。その位置はフロントカバーとタービンとによって軸方向スペースが制限されるため、固定部材をストッパーとして利用できるほど大型化できない。
〔第1ピストン39やドリブン部材53を作動させるための油圧室の構造〕
第1ピストン39は第1空間Dに供給される油圧変化によって軸方向に移動するように自ら第1空間Dの内外周両側をシールしている。さらに、第1ピストン39は軸方向に貫通する部分(例えば孔47,48)を有することで、第1空間Dを自らの軸方向トランスミッション側に広げている。これにより他の部材(例えば第2ピストン38やドリブン部材53)が軸方向に自ら移動可能なピストンとしての機能を有することが可能になっている。第1ピストン39以外のピストンとして機能する部材(第2ピストン38やドリブン部材53)は第1ピストン39に形成された孔(例えば孔47,48)の軸方向トランスミッション側をシールしている必要がある。そのためのシール部材としてシールリング67、フリクションワッシャ68及び第2摩擦連結部43に近接する摩擦部材42が設けられている。このようにして、孔47,48や第3空間Fは第1空間Dの一部となり、第2空間Eから遮断されている。
【0041】
特に、この実施形態では第1ピストン39以外のピストン機能を有する部材が2つ(第2ピストン38とドリブン部材53)設けられており、両者は半径方向に支持し合う関係にあり、その支持部分にシール機構(シールリング67)が配置されている。第1ピストン39以外のピストン機能を有する2つの部材のうち、第2ピストン38はクラッチ連結部51に対して第1ピストン39とは独立して押圧力を与えるようになっており、ドリブン部材53は第1ピストン39を介してクラッチ連結部51に押圧力を与えるようになっている。
第2実施形態
図6及び図7に本発明の他の実施形態を示す。この実施形態でも第2ピストン38の内周はドリブン部材53の外周によって支持されている。
【0042】
ドリブン部材53の外周部分69とドライブ部材54の外周部との間にはコーンスプリング75が配置されている。コーンスプリング75は、軸方向に圧縮されており、ドライブ部材54とドリブン部材53に軸方向反対方向に付勢力を与えている。この結果、フリクションワッシャ68は第1ピストン39に押し付けられている。
【0043】
この実施形態では、コーンスプリング75によってフリクションワッシャ68部分において安定したヒステリシストルクが発生する。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係るトルクコンバータのロックアップ装置では、ピストンの内周面の支持をドリブン部材の外周面で行っているため、シール機構を配置するための構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバータの縦断面概略図。
【図2】トルクコンバータの縦断面。
【図3】ドリブン部材の斜視図。
【図4】ドリブン部材の平面図。
【図5】図2の部分拡大図。
【図6】本発明の他の実施形態におけるトルクコンバータの縦断面概略図。
【図7】本発明の他の実施形態における、図5に対応する図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
3 流体作動部
4 ロックアップ装置
38 第2ピストン(ピストン)
39 第1ピストン
40 ダンパー機構
41 プレート
52 トーションスプリング
53 ドリブン部材
54 ドライブ部材
60 フランジ
61 ボス
64 外周面
65 溝
67 シールリング
69 外周部分

Claims (3)

  1. 内側に摩擦面を有するフロントカバーと、前記フロントカバーとともに流体室を構成するインペラーと、前記流体室内で前記インペラーに対向して配置され前記フロントカバーとの間に空間を形成しているタービンとを含むトルクコンバータに用いられる、前記空間内に配置され前記空間の圧力変化によって前記フロントカバーと前記タービンを機械的に連結・連結解除するためのロックアップ装置であって、
    前記フロントカバー摩擦面に近接して配置されたプレートと、
    前記プレートと前記タービンとを回転方向に弾性的に連結するための機構であり、前記プレートからトルクを入力されるドライブ部材と、前記タービンにトルクを出力するドリブン部材と、前記ドライブ部材と前記ドリブン部材とを回転方向に弾性的に連結するトーションスプリングとを有するダンパー機構と、
    前記空間の圧力変化によって前記空間内を軸方向に移動可能であり、前記プレートの前記フロントカバー摩擦面側と反対側に配置された環状のピストンとを備え、
    前記ドリブン部材は円板状部材であり、
    前記ピストンは前記ドリブン部材の外周面によって相対回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持された内周面を有し、
    前記ドリブン部材の外周面と前記ピストンの内周面との間に設けられ、軸方向両側をシールするためのシール機構をさらに備えている、
    トルクコンバータのロックアップ装置。
  2. 前記ドリブン部材の外周面には環状に延びる溝が形成され、
    前記シール機構は、前記溝に配置され前記ピストンの内周面に当接する環状シール部材である、請求項1に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
  3. 前記ドリブン部材には窓孔と円周方向に長い切り欠きとが形成され、
    前記トーションスプリングは前記窓孔に配置され、
    前記ドライブ部材は、前記ドリブン部材の軸方向両側に配置され前記トーションスプリングを支持する1対の円板状プレートからなり、
    前記切り欠き内を円周方向に移動可能に延び、前記1対の円板状プレートを互いに固定する固定部材をさらに備え、
    前記固定部材が前記切り欠きの円周方向端に当接すると前記ドライブ部材と前記ドリブン部材の相対回転が停止する、請求項1又は2に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
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