JP4073749B2 - 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置 - Google Patents

流体式トルク伝達装置のロックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4073749B2
JP4073749B2 JP2002290659A JP2002290659A JP4073749B2 JP 4073749 B2 JP4073749 B2 JP 4073749B2 JP 2002290659 A JP2002290659 A JP 2002290659A JP 2002290659 A JP2002290659 A JP 2002290659A JP 4073749 B2 JP4073749 B2 JP 4073749B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
plate
cylindrical portion
input side
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002290659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004125074A (ja
Inventor
健之 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP2002290659A priority Critical patent/JP4073749B2/ja
Publication of JP2004125074A publication Critical patent/JP2004125074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4073749B2 publication Critical patent/JP4073749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0284Multiple disk type lock-up clutch

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体式トルク伝達装置のロックアップ装置、特に、エンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間で流体式トルク伝達装置を介さずに直接トルク伝達するためのロックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トルクコンバータは、3種の羽根車(インペラ,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の作動油を介してトルクを伝達する流体式トルク伝達装置の一種である。このトルクコンバータには、ロックアップ装置が設けられていることが多い。
【0003】
ロックアップ装置は、タービンとフロントカバーとの間の空間に配置されており、フロントカバーとタービンとを機械的に連結することでフロントカバーからタービンにトルクを直接伝達するための機構である。
【0004】
通常、このロックアップ装置は、フロントカバーに押しつけられることが可能な円板状のピストンと、ピストンの外周部に固定されるリティーニングプレートと、リティーニングプレートにより回転方向及び外周側を支持されるトーションスプリングを含むダンパー部と、トーションスプリングの両端を回転方向に支持するドリブンプレートとを有している。ドリブンプレートはタービンのタービンシェル等に固定されている。
【0005】
このようなロックアップ装置において、摩擦面を複数にしてトルク伝達容量を増大させたロックアップ装置も既に提供されている。
【0006】
例えば、特開2002−106677号公報に示された装置は、入力側がフロントカバーに連結された多板式のクラッチ装置と、クラッチ装置の出力側に設けられた入力側プレートと、タービンハブに連結された出力側プレートと、入力側プレートと出力側プレートとの間に設けられたトーションスプリングとを有している。そして、この装置では、多板クラッチ装置をオン(接続)することによって、フロントカバーから出力側のタービンハブに、トルクコンバータを介することなくトルクが直接伝達される。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−10667号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の公報に示されたロックアップ装置では、クラッチ装置及びドライブプレートの芯出しは、ドライブプレートの内周端面を出力側のハブプレートに接触させて行うようにしている。
【0009】
しかし、このような芯出し構造では、芯出しのための接触部はドライブプレートの板厚分のみであり、十分な芯出しを行うことができない。したがって、ダンパー部の倒れが大きくなりやすく、また、接触面積が小さいので摩耗しやすいという問題がある。
【0010】
本発明の課題は、ロックアップ装置におけるクラッチ装置とドライブプレートとの芯出しを確実に行うことができるようにすることにある。
【0011】
本発明の別の課題は、ロックアップ装置におけるクラッチ装置とドライブプレートとの芯出し部の摩耗を抑えることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るロックアップ装置は、エンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間で流体式トルク伝達装置を介さずに直接トルク伝達するための装置であって、クラッチ装置と、円板状の入力側プレートと、円板状の出力側プレートと、ダンパー部とを備えている。クラッチ装置はエンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間のトルク伝達経路に設けられている。入力側プレートはクラッチ装置の出力側あるいは入力側に設けられている。出力側プレートはトランスミッション側の部材に連結されている。ダンパー部は入力側プレートと出力側プレートとを回転方向に弾性的に連結する。そして、クラッチ装置は、筒状の入力側ケースと、外周円筒部及び内周円筒部を有し内周円筒部がトランスミッション側の部材に支持されたクラッチ出力部材と、入力側ケースに連結された第1クラッチプレート及び外周円筒部に連結された第2クラッチプレートと、第1クラッチプレート及び第2クラッチプレートを互いに押圧するためのピストンとを有している。また、流体式トルク伝達装置は、タービンが固定されるフランジ部を外周に有するとともに内周側にトランスミッションの入力軸が係合可能な係合孔を有するタービンハブを有し、タービンハブはフランジ部の外周端に軸方向に延びる筒状部をさらに有し、クラッチ出 力部材の内周円筒部はタービンハブの筒状部に支持されている。
【0013】
このロックアップ装置では、クラッチ装置がオン(接続)されると、トルクは、エンジン側からトランスミッション側に流体式トルク伝達装置を介さずに直接伝達される。このとき、入力側プレートに伝達されたトルクはダンパー部を介して出力側プレートに伝達される。ここで、クラッチ装置においては、ピストンにより第1クラッチプレート及び第2クラッチプレートが互いに押圧されており、入力側ケースに入力されたトルクは、第1クラッチプレート及び第2クラッチプレートを介してクラッチ出力部材に伝達される。
【0014】
ここでは、クラッチ出力部材が内周円筒部を有し、この内周円筒部がトランスミッション側の部材に支持されている。したがって、クラッチ装置を支持する接触面積を大きくとることができ、クラッチ装置を確実に支持することができる。また、このクラッチ装置に入力側プレート等を固定するようにすれば、入力側プレートの芯出しを確実に行うことができるとともに、入力側プレートの倒れを抑えることができる。さらに、クラッチ出力部材の支持面積が大きいので、この部分の摩耗を抑えることができる。
【0015】
また、この装置では、タービンハブの外周に軸方向に延びる筒状部が形成されており、この筒状部にクラッチ出力部材の内周円筒部が支持されている。このため、前記同様に、クラッチ出力部材を支持する面積を広く確保でき、クラッチ出力部材の支持を確実にすることができるとともに、摩耗を抑えることができる。
【0016】
請求項に係るロックアップ装置は、請求項1の装置において、クラッチ装置は入力側プレートの入力側に配置されており、クラッチ装置の入力側ケースはフロントカバーに固定され、入力側プレートはその内周部がクラッチ出力部材に固定されている。
【0017】
ここでは、入力側プレートの内周部がクラッチ出力部材に固定されており、クラッチ出力部材は、前述のように、その内周円筒部によってトランスミッション側の部材に確実に支持されているので、入力側プレートの芯出しをクラッチ出力部材を介して確実に行うことができ、入力側プレート等の倒れを抑えることができる。
【0018】
請求項に係るロックアップ装置は、請求項の装置において、タービンハブの筒状部は、軸方向の端部において外周側に突出し、クラッチ出力部材の軸方向の移動を規制するストッパ部が形成されている。
【0019】
ここでは、タービンハブにストッパ部を形成しているので、別に止め輪等の部材を設ける必要がなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
[トルクコンバータの基本構造]
図1は本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバータ1の縦断面概略図である。トルクコンバータ1は、エンジンのクランクシャフト2からトランスミッションの入力シャフト3にトルクを伝達するための装置である。図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右側に図示しないトランスミッションが配置されている。図1に示すO−Oがトルクコンバータ1の回転軸である。
【0022】
トルクコンバータ1は、フロントカバー5と、3種の羽根車(図示しないインペラ、タービン6、ステータ7)を含むトーラス形状の流体作動室8と、ロックアップ装置9とから構成されている。
【0023】
フロントカバー5は、円板状の部材であり、内周部がクランクシャフト2に固定されている。フロントカバー5の外周部には、トランスミッション側に延びる外周側筒状部5aが形成されている。この外周側筒状部5aの先端にインペラのインペラシェル11の外周縁が溶接によって固定されている。この結果、フロントカバー5とインペラとによって、内部に作動油が充填された流体室が形成されている。インペラは周知の構造であり、主に、インペラシェルと、その内側に固定された複数のインペラブレードと、インペラシェルの内周部に固定されたインペラハブとから構成されている。
【0024】
タービン6は流体室内でインペラに軸方向に対向して配置されている。タービン6は、主に、タービンシェル15と、そのインペラ側の面に固定された複数のタービンブレード16と、タービンシェル15の内周縁に固定されたタービンハブ17とから構成されている。タービンハブ17はフランジ部17aとボス部17bとから構成されており、タービンシェル15とタービンハブ17とは、タービンハブ17のフランジ部17aおいて、複数のリベット18によって固定されている。
【0025】
また、タービンハブ17のボス部17bの内周面には、入力シャフト3に係合するスプラインが形成されている。これにより、タービンハブ17は入力シャフト3と一体回転するようになっている。
【0026】
[ロックアップ装置の構造]
ロックアップ装置9は、タービン6とフロントカバー5との間の空間に配置されており、必要に応じて両者を機械的に連結するための機構である。このロックアップ装置9は、クラッチ及び弾性連結機構の機能を有し、主に、フロントカバー5の側方に配置されたクラッチ機構20と、クラッチ機構20とタービン6との間に配置されたドライブプレート21と、ドライブプレート21とタービン6との間に配置されたドリブンプレート22と、ドライブプレート21とドリブンプレート22とを円周方向に弾性的に連結する複数のトーションスプリング23とから構成されている。
【0027】
クラッチ機構20は、フロントカバー5とドライブプレート21との間でトルクの伝達及び遮断を行うための機構であり、クラッチ部25と、ピストン26とを有している。
【0028】
クラッチ部25は、一端がフロントカバー5の側面に溶接固定されたケース30と、軸方向に交互に配置された複数の入力クラッチプレート31及び出力クラッチプレート32と、クラッチ出力部材33とを有している。
【0029】
ケース30は筒状に形成されており、円周方向に等間隔で複数の溝を有している。この溝はトランスミッション側から所定の長さで形成されている。クラッチプレート31,32はそれぞれ環状に形成されており、入力クラッチプレート31の外周にはケース30の溝に係合するラグが形成され、出力クラッチプレート32の内周にはスプライン歯等の複数の内歯が形成されている。これらのクラッチプレート31,32はケース30内で軸方向移動自在であり、ケース30に設けられたバックプレート34及び止め輪35により移動が規制されている。また、出力クラッチプレート32の両側面には摩擦フェーシングが貼り付けられている。クラッチ出力部材33は、外周円筒部33aと、外周円筒部33aの一端から内周側に延びる円板状側面部33bと、側面部33bの内周端部にエンジン側に延びるように設けられた内周円筒部33cとを有している。外周円筒部33aの外周面にはスプライン軸等の外歯が形成されており、この外歯に出力クラッチプレート32の内歯が噛み合っている。また、タービンハブ17のフランジ部17aの外周端には、エンジン側に延びる筒状部17cが形成され、さらに筒状部17cの端部には外周側に延びるストッパ部17dが形成されている。そして、クラッチ出力部材33の内周円筒部33cは、タービンハブ17の筒状部17cに摺動自在に支持され、かつストッパ部17dによって軸方向の移動が規制されている。
【0030】
ピストン26は、フロントカバー5とクラッチ部25との間に設けられたリング状の部材であり、フロントカバー5の側面に溶接固定された支持部材36の外周部に摺動自在に支持されている。そして、このピストン26がフロントカバー5との間の隙間に供給される油圧によって、クラッチ部25のクラッチプレート31,32を押圧するようになっている。なお、ピストン26とフロントカバー5とが同期回転するように、ピストン26の内周部と支持部材36の外周部とはスプライン結合されており、相対回転不能かつ軸方向移動自在となっている。
【0031】
図1及び図1の一部を抽出して示す図2で示すように、ドライブプレート21は、中心部に開口を有する円板状のプレートであり、外周部に複数のスプリング収納部40を有し、内周部がリベット41によりクラッチ出力部材33の側面部33bに固定されている。また、このドライブプレート21の半径方向のほぼ中間部には、ドライブプレート21とドリブンプレート22との相対角度範囲を規制するための円周方向に長い(図1のロックアップ装置をタービン側から見た図3参照)複数の切欠き21aが形成されている。
【0032】
複数のスプリング収納部40は、ドライブプレート21の外周部を略コ字状に形成してなるものであり、円周方向に等間隔で配置されている。各スプリング収納部40は、内周壁部40aと、側壁部40bと、外周壁部40cとを有しており、外周壁部40cの先端部(開放側の縁部)は内周側に折り曲げられて折り曲げ部40dとなっている。そして、スプリング収納部40に収納されたトーションスプリング23は、エンジン側の側部が側壁部40bにより支持され、外周部が外周壁部40cにより支持され、トランスミッション側の側部が折り曲げ部40dによって支持されている。
【0033】
また、このドライブプレート21には、スプリング収納部40に円周方向に隣接して入力側の第1係止部41及び第2係止部42が形成されている。第1係止部41は、ドリブンプレート21の外周端部を内周方向に折り曲げて形成されており、スプリング収納部40に収納されたトーションスプリング23の両端面に係止可能である。また、第2係止部42は、ドライブプレート21の一部を加工し、スプリング収納部40に収納されたトーションスプリング23の内周側の両端面に係止可能なように形成されたものである。
【0034】
ドリブンプレート22は、ドライブプレート21と同様に、中心部に開口を有する円板状のプレートである。このドリブンプレート22の外周部には、それぞれ複数のスプリング対向部45及び出力側係止部46が円周方向に交互に形成されている。また、内周部はリベット18によりタービンシェル15とともにタービンハブ17のフランジ部17aに固定されている。さらに、このドリブンプレート22の半径方向のほぼ中間部には、エンジン側に切り起こされて形成されたストッパ用突起22aが設けられており、この突起22aがドライブプレート21の切欠き21a内に挿入されている。
【0035】
スプリング対向部45は、ドライブプレート41のスプリング収納部40に収納されたトーションスプリング23に軸方向において対向するように形成されており、トーションスプリング23とは接触していない。また、出力側係止部46は、ドリブンプレート22の外周部をエンジン側に折り曲げて形成されており、トーションスプリング23の円周方向両端面に係止可能となっている。
【0036】
[動作]
エンジン始動直後には、トルクコンバータ本体内に作動油が供給され、また、ピストン26とフロントカバー5との間には作動油が供給されていない。したがって、トルクコンバータによるトルク伝達が行われ、ロックアップ装置は作用しない。
【0037】
一方、トルクコンバータの速度比が上がり、入力シャフト3が一定の回転数に達すると、ピストン26とフロントカバー5との間に作動油が供給され、ピストン26はクラッチ部25のクラッチプレート31,32を押圧する。この結果、フロントカバー5のトルクはクラッチ部25及びクラッチ出力部材33を介してドライブプレート21に伝達され、さらにトーションスプリング23を介してドリブンプレート22に伝達される。すなわち、フロントカバー5が機械的にタービン6のタービンハブ17に連結され、フロントカバー5のトルクがタービンハブ17を介して直接入力シャフト3に出力される。
【0038】
このような動作において、トーションスプリング23が伸縮動作を繰り返すが、トーションスプリング23はドライブプレート21のスプリング収納部40によって径方向及び軸方向に確実に支持されている。すなわち、トーションスプリング23は2つの部材で挟み込んで支持するのではなく、1つの部材(ドライブプレート21)によって支持されているので、トーションスプリング23が軸方向でがたつくのを抑えることができる。また、構成も簡単になる。さらに、仮にスプリング収納部40の折り曲げ部40dが摩耗し、トーションスプリング23の軸方向の支持ができなくなった場合でも、ドリブンプレート22のスプリング対向部45が設けられているので、トーションスプリング23のスプリング収納部40からの飛び出しを防止できる。
【0039】
また、ドリブンプレート22のスプリング対向部45は、トーションスプリング23に非接触で対向しているので、スプリング対向部45は摩耗しない。
【0040】
さらに、ここでは、クラッチ出力部材33の内周円筒部33cはタービンハブ17の筒状部17cに摺動自在に支持されているので、軸方向の支持されている部分が長く、接触面積を比較的大きく確保できる。そして、このクラッチ出力部材33にドライブプレート21の内周端部が固定されているので、結局、ドライブプレート21もクラッチ出力部材33の内周円筒部33cとタービンハブ17の筒状部17cとの接触部によって支持されることとなり、確実な芯出しが行える。また、接触面積が大きいので、ドライブプレート21やそれを含むダンパー部の倒れを抑えることができ、かつ接触部の摩耗を抑えることができる。
【0041】
また、タービンハブ17のストッパ部17dによってクラッチ出力部材33及びドライブプレート21の軸方向の移動を規制しているので、止め輪等の他の部材が不要になる。
【0042】
[他の実施形態]
(a)前記実施形態では、多板タイプのクラッチ機構を有するロックアップ装置に本発明を適用したが、クラッチ機構の構成についてはこれに限定されるものではない。例えば、単板タイプのクラッチ機構を有するロックアップ装置にも同様に適用することができる。
【0043】
(b)クラッチ機構の配置は前記実施形態に限定されない。すなわち、ドリブンプレートの出力側にクラッチ機構を配置しても良い。
【0044】
(c)ピストンやドライブレートの支持のための構成は前記実施形態に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】
本発明に係るロックアップ装置では、クラッチ出力部材の内周円筒部がトランスミッション側の部材に支持されているので、クラッチ装置を支持する接触面積を大きくとることができ、クラッチ装置を確実に支持することができる。また、このクラッチ装置に入力側プレート等を固定するようにすれば、入力側プレートの芯出しを確実に行うことができるとともに、入力側プレートの倒れを抑えることができ、さらに、クラッチ出力部材の支持面積が大きいので、この部分の摩耗を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバータの縦断面概略図。
【図2】 図1のドライブプレート及びドリブンプレートを抽出して示す図。
【図3】 図1の側面部分図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
2 クランクシャフト
3 入力シャフト
5 フロントカバー
9 ロックアップ装置
17 タービンハブ
20 クラッチ機構
21 ドライブプレート
22 ドリブンプレート
23 トーションスプリング
25 クラッチ部
40 スプリング収納部
40b 側壁部
40c 外周壁部
40d 折り曲げ部
41 入力側第1係止部
42 入力側第2係止部
45 スプリング対向部
46 出力側係止部

Claims (3)

  1. エンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間で流体式トルク伝達装置を介さずに直接トルク伝達するためのロックアップ装置であって、
    前記エンジン側の部材とトランスミッション側の部材との間のトルク伝達経路に設けられたクラッチ装置と、
    前記クラッチ装置の出力側あるいは入力側に設けられた円板状の入力側プレートと、
    前記トランスミッション側の部材に連結された円板状の出力側プレートと、
    前記入力側プレートと出力側プレートとを回転方向に弾性的に連結するダンパー部とを備え、
    前記クラッチ装置は、
    筒状の入力側ケースと、
    外周円筒部及び内周円筒部を有し、前記内周円筒部がトランスミッション側の部材に支持されたクラッチ出力部材と、
    前記入力側ケースに連結された第1クラッチプレート及び前記外周円筒部に連結された第2クラッチプレートと、
    前記第1クラッチプレート及び第2クラッチプレートを互いに押圧するためのピストンとを有し
    前記流体式トルク伝達装置は、タービンが固定されるフランジ部を外周に有するとともに内周側にトランスミッションの入力軸が係合可能な係合孔を有するタービンハブを有し、
    前記タービンハブは前記フランジ部の外周端に軸方向に延びる筒状部をさらに有し、
    前記クラッチ出力部材の内周円筒部は前記タービンハブの筒状部に支持されている、
    流体式トルク伝達装置のロックアップ装置。
  2. 前記クラッチ装置は前記入力側プレートの入力側に配置されており、
    前記クラッチ装置の入力側ケースはフロントカバーに固定され、
    前記入力側プレートはその内周部が前記クラッチ出力部材に固定されている、
    請求項1に記載の流体式トルク伝達装置のロックアップ装置。
  3. 前記タービンハブの筒状部は、軸方向の端部において外周側に突出し、前記クラッチ出力部材の軸方向の移動を規制するストッパ部が形成されている、請求項に記載の流体式トルク伝達装置のロックアップ装置。
JP2002290659A 2002-10-03 2002-10-03 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置 Expired - Lifetime JP4073749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002290659A JP4073749B2 (ja) 2002-10-03 2002-10-03 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002290659A JP4073749B2 (ja) 2002-10-03 2002-10-03 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004125074A JP2004125074A (ja) 2004-04-22
JP4073749B2 true JP4073749B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=32282451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002290659A Expired - Lifetime JP4073749B2 (ja) 2002-10-03 2002-10-03 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4073749B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113661A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置およびそれに用いられるロックアップ装置
JP2007113660A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置およびそれに用いられるロックアップ装置
JP5210038B2 (ja) * 2008-05-08 2013-06-12 本田技研工業株式会社 流体伝動装置のダンパ保持装置
JP2011106555A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Aisin Seiki Co Ltd トルクコンバータ装置
JP5414489B2 (ja) * 2009-12-02 2014-02-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 クラッチ装置
KR101418525B1 (ko) 2012-12-03 2014-07-14 한국파워트레인 주식회사 차량용 토크 컨버터
KR101377254B1 (ko) 2012-12-06 2014-03-26 한국파워트레인 주식회사 차량용 토크 컨버터
JP6656967B2 (ja) * 2016-03-18 2020-03-04 株式会社エクセディ トルクコンバータのロックアップ装置
KR101866035B1 (ko) * 2016-07-07 2018-06-08 현대자동차주식회사 차량용 토크 컨버터 댐퍼
JP2019027532A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 ジヤトコ株式会社 ダンパ装置
JP7154724B2 (ja) * 2017-08-01 2022-10-18 ジヤトコ株式会社 ダンパ装置
KR102594511B1 (ko) * 2020-12-31 2023-10-27 주식회사 카펙발레오 차량용 토크 컨버터
KR102595942B1 (ko) * 2021-11-25 2023-10-31 주식회사 카펙발레오 토셔널 댐퍼 및 이를 구비한 하이브리드 구동 모듈

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61117923U (ja) * 1985-01-11 1986-07-25
JPH0468226U (ja) * 1990-10-25 1992-06-17
US6231472B1 (en) * 1998-08-27 2001-05-15 Mannesmann Sachs Ag Torsional vibration damper in a lockup clutch with planetary gear set
JP4049942B2 (ja) * 1999-06-16 2008-02-20 ヴァレオユニシアトランスミッション株式会社 捩り振動減衰装置
JP3625162B2 (ja) * 1999-10-19 2005-03-02 ジヤトコ株式会社 多板式ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ
JP2002147565A (ja) * 2000-11-15 2002-05-22 Exedy Corp トルクコンバータのロックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004125074A (ja) 2004-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3854661B2 (ja) ロックアップ装置付きトルクコンバータ
CN107202147B (zh) 减振装置
JP4073749B2 (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP4828291B2 (ja) 流体式トルク伝達装置およびそれに用いられるロックアップ装置
JP4926228B2 (ja) トルクコンバータの動力伝達装置
JPH0979345A (ja) トルクコンバータの直結クラッチ
CN110352312B (zh) 变矩器
JP2011122621A (ja) ダンパ装置
US6866129B2 (en) Lockup device for fluid-type torque transmission device
JP2006183776A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2004156692A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2016153659A (ja) 流体継手
JP7208820B2 (ja) ロックアップ装置
JP4395407B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2007132522A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2006090375A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2022158058A (ja) 流体継手
JP3934403B2 (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2836325B2 (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
JP7451307B2 (ja) ロックアップ装置
JP3695989B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP7451308B2 (ja) ロックアップ装置
JP2018141500A (ja) トルクコンバータ
JP2004124984A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP7477370B2 (ja) ロックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4073749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term