JP2008025753A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンとハブ部とを互いに軸方向にオーバーラップさせて配置して、自動変速機の小型化を図る。
【解決手段】車両の自動変速機1のフォワードクラッチ21(多板クラッチ)の内周側にハブ部64を設け、外周側にドラム部66を設ける。さらに、フォワードクラッチ21を押圧するピストン68を設け、このピストン68を制御する油圧サーボ69をハブ部64の内周側に設ける。ピストン68及びハブ部64に互いに周方向のずれた複数箇所にそれぞれ切欠部70,71を設け、これら切欠部70,71が設けられた部分を軸方向にオーバーラップさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の自動変速機に関し、特にその小型化の技術に関するものである。
従来より、変速機の入力軸に連絡されたドラムと、出力部に連絡されたハブ部と、これらドラムとハブ部とを断接する多板クラッチとを備えた自動変速機は知られている(例えば、特許文献1参照)。
この自動変速機では、多板クラッチの内周側に設けられたハブ部と、多板クラッチの外周側に設けられたドラム部と、多板クラッチを押圧するピストンと、このピストンを制御する油圧サーボとを備えている。油圧サーボは、通常ドラム部側に設けられている。
特開2003−106342号公報
ところで、近年、エンジンはますますパワーアップが要求される一方、車両のサイズには制限があるため、自動変速機の小型化の要求がある。
しかしながら、従来の自動変速機の多板クラッチの周辺では、出力部に連絡されたハブ部と、変速機の入力軸に連絡されたドラム側に設けたピストンとでは、多板クラッチの断接により、回転数が異なる場合がある。このため、ハブ部とピストンとの間である程度のクリアランスを設ける必要があるので、ハブ部とピストンとを軸方向にオーバーラップさせて配置することができず、自動変速機のサイズを十分に小さくすることができないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピストンとハブ部とを互いに軸方向にオーバーラップさせて配置して、自動変速機の小型化を図ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、油圧サーボを出力部に連絡されたドラム部側ではなく、入力軸に連絡されたハブ部側に設けた。
具体的には、第1の発明では、変速機の入力軸に連絡された第1の回転部材と、出力部に連絡された第2の回転部材と、該第1の回転部材と第2の回転部材とを断接する多板クラッチとを備えた自動変速機を対象とする。
そして、自動変速機は、上記多板クラッチの内周側に設けられたハブ部と、
上記多板クラッチの外周側に設けられたドラム部と、
上記多板クラッチを押圧するピストンと、
上記ピストンを制御する油圧サーボとを備え、
上記油圧サーボは、上記ハブ部又はハブ部と連結された部材に設けられ、
上記ピストン及びハブ部は、互いに周方向のずれた複数箇所にそれぞれ切欠部を備え、該切欠部が設けられた部分を軸方向にオーバーラップさせるように配置されている。
上記の構成によると、油圧サーボは、入力軸に連絡されたハブ部又はハブ部と連結された部材に設けられているので、ピストンとハブ部とは一体で回転する。このため、両者間に接触防止用のクリアランスを設ける必要がない。そこで、ピストン及びハブ部に互いに周方向のずれた複数箇所においてそれぞれ切欠部を設ければ、ハブ部の切欠部のない部分をピストンの切欠部に挿入することで、ピストン及びハブ部は、切欠部が設けられた部分において互いに軸方向にオーバーラップ可能となる。このため、軸方向の長さを短くすることができるので、自動変速機の小型化が可能となる。
第2の発明では、上記変速機を囲む変速機ケースと、
上記変速機ケース側壁の軸心部において軸方向に延び、上記入力軸が挿通されるボス部とを備え、
上記第1の回転部材は、
上記ハブ部と、
上記ボス部上に回転自在に設定されたスリーブと、
上記ハブ部と上記スリーブとを連絡する第1環状部とから構成されている。
上記の構成によると、ハブ部を変速機ケースから延びるボス部に回転自在に設けたスリーブに第1環状部を介して連結しているため、ボス部から油圧サーボに加圧された作動油の供給が可能となる。このため、高圧油の供給路を別途設ける必要がないので、軸方向の長さを短くすることができ、自動変速機の小型化が可能となる。
第3の発明では、上記ピストンは、
内周部が上記スリーブ外周に摺接し、該内周部から径方向に延設された第2環状部と、
上記第2環状部の外周部と連絡され、変速機ケース側壁側へ延設された円筒部と、
上記円筒部の変速機ケース側壁側の端部と連絡され、径方向へ延設された第3環状部とを有する。
上記の構成によると、ピストンがコンパクトに形成されるので、ピストンをハブ部又はハブ部と連結された部材に配置しやすい。このため、軸方向の長さを短くすることができるので、自動変速機の小型化が可能となる。
第4の発明では、内周部が上記スリーブ外周に上記変速機ケース側壁側へ移動不能に係止され、その内周部から径方向に延設され、上記円筒部の内周に摺接するシールプレートを備え、
上記ピストンの受圧室は、上記スリーブと、上記第2環状部と、上記円筒部と、上記シールプレートとで囲まれた領域で形成されている。
上記の構成によると、ハブ部の内周側に受圧室が形成されるので、油圧サーボがコンパクトになる。このため、軸方向の長さを短くすることができるので、自動変速機の小型化が可能となる。
第5の発明では、上記ハブ部は、変速機ケースの側壁側へ円筒状に延設した第4環状部を備え、
上記第2環状部の外周部は、上記第4環状部の内周面に摺接し、
上記ピストンのバランス室は、上記スリーブと、上記第1環状部と、上記第4環状部と、上記第2環状部とで囲まれた領域に形成されている。
上記の構成によると、バランス室のシールプレートがハブ部とスリーブとの連絡部材で兼用化できるので、油圧サーボがさらにコンパクトとなる。このため、軸方向の長さを短くすることができるので、自動変速機の小型化が可能となる。
第6の発明では、上記第1環状部には、上記ハブ部に上記第1環状部のピストンと反対側から作動油を供給する作動油供給ガイドが形成されている。
上記の構成によると、ハブ部の内周側にピストンが配置されているため、ハブ部にはピストンの反対側から作動油を供給する必要があるが、第1環状部に作動油供給ガイドが形成されているので、この作動油供給ガイドに沿って作動油が供給される。このため、作動油の供給路を別途設ける必要がないので、軸方向の長さを短くすることができ、自動変速機の小型化が可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、入力軸に連絡されたハブ部又はハブ部と連結された部材に油圧サーボを設け、ピストン及びハブ部を軸方向にオーバーラップさせるように配置したことにより、軸方向の長さを短くすることができるので、自動変速機の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態1の自動変速機の全体構造を模式的に示す。図1に示すように、自動変速機1は、エンジン2の出力が入力されるトルクコンバータ3と、第1及び第2の2つのプラネタリギヤ(遊星歯車機構)4,5を有する変速歯車機構6とを備えている。
トルクコンバータ3は、エンジン出力軸7に連結されたコンバータケース8内に固設されたインペラポンプ9と、該インペラポンプ9に対向するように配置されて該インペラポンプ9により作動油を介して駆動されるタービンランナ10と、上記インペラポンプ9とタービンランナ10との間に介設されて変速機ケース11にワンウェイクラッチ12を介して支持されたステータ13と、コンバータケース8とタービンランナ10との間に設けられてエンジン出力軸7とタービンランナ10とを直結するロックアップクラッチ14とを有する。
エンジン2の出力はエンジン出力軸7からトルクコンバータ3に入力され、トルク変換されて、入力軸としてのタービン軸15を介して変速歯車機構6に出力される。また、オイルポンプ16がトルクコンバータ3のエンジンと反対側に配置され、コンバータケース8及びインペラポンプ9を介してエンジン出力軸7により駆動されるようになっている。
変速歯車機構6は、タービン軸15と第1のプラネタリギヤ4のサンギヤ20との間に多板クラッチとしてのフォワードクラッチ21を備えている。タービン軸15と第2のプラネタリギヤ5のサンギヤ22との間には、リバースクラッチ23が設けられている。タービン軸15と第2のプラネタリギヤ5のピニオンキャリヤ24との間には、3−4クラッチ25及び第2のプラネタリギヤ5のサンギヤ22を固定する2−4ブレーキ26を備えている。第1のプラネタリギヤ4のリングギヤ27と第2のプラネタリギヤ5のピニオンキャリヤ24とが連結され、これらと変速機ケース11との間にローリバースブレーキ29とワンウェイクラッチ30とが並列に配置されている。第1のプラネタリギヤ4のピニオンキャリヤ31と第2のプラネタリギヤ5のリングギヤ32とが連結され、これらに出力部としての出力ギヤ33が接続されている。
上記出力ギヤ33に常時噛み合う第1中間ギヤ40と、この第1中間ギヤ40が固定されたアイドルシャフト41と、該アイドルシャフトの他側に固定された第2中間ギヤ42とで構成された中間伝動機構が設けられている。第2中間ギヤ42は、デファレンシャル装置50の入力ギヤ51と噛み合っている。それにより、変速歯車機構6の出力がデファレンシャルケース52に伝達され、デファレンシャル装置50を介して左右の駆動軸53,54に伝達されるようになっている。
表1に、各摩擦要素21,23,25,26,29及びワンウェイクラッチ30の作動状態と変速段との関係を示す。
Figure 2008025753
次いで、本発明の特徴部分であるフォワードクラッチ21及びその周辺の構造について詳細に説明する。
自動変速機1は、入力軸としてのタービン軸15に連絡された第1の回転部材60と、出力ギヤ33に連絡された第2の回転部材61と、該第1の回転部材60と第2の回転部材61とを断接する上記フォワードクラッチ21とを備えている。
図2にフォワードクラッチ21及びその周辺の断面を拡大して示す。図3にフォワードクラッチ21及びその周辺の部材を示す。図4にハブ側クラッチディスクにハブ部が嵌合されたものを示す。図5にドラム側クラッチディスクにドラムが嵌合されたものを示す。図6にハブ部を示し、図7にドラムを示す。
図2に示すように、フォワードクラッチ21は、内周側に複数のハブ側クラッチディスク55を備え、外周側に複数のドラム側クラッチディスク56を備えている。ハブ側クラッチディスク55の両面には、摩擦材57が貼り付けられている。両端のハブ側クラッチディスク55には、内側にのみ摩擦材57が貼り付けられている。一方、ドラム側クラッチディスク56には、摩擦材57は貼り付けられていない。このように、タービン軸15に連絡されたハブ側クラッチディスク55にのみ摩擦材57を設けたのは、反発力によるドラッグトルクを低減するためである。なお、両端のハブ側クラッチディスク55は、倒れ防止や熱吸収のために、中間に設けたものよりも厚肉に形成されている。
上記変速機ケース11のエンジン2側の側壁である変速機ケース側壁11aの軸心部には、エンジン2と反対側へ軸方向に延び、タービン軸15が挿通されるボス部72が形成されている。このボス部72には、第1の回転部材60が回転自在に設けられている。すなわち、図6に示すように、この第1の回転部材60は、ハブ部64と、ボス部72上に回転自在に設定されたスリーブ73と、これらハブ部64とスリーブ73とを連絡する第1環状部74とで構成されている。ハブ部64は、ハブ側クラッチディスク55に対応するように外周に凹凸が形成されたハブ側クラッチ嵌合部64aが形成されている。図4に示すように、上記ハブ側クラッチディスク55の内周側には、ハブ部64が該ハブ側クラッチディスク55と回転一体に結合されるようになっている。すなわち、ハブ側クラッチディスク55の内周側には、クラッチ側嵌合部55aが形成され、このクラッチ側嵌合部55aがハブ側クラッチ嵌合部64aに噛み合うようになっている。このハブ側クラッチ嵌合部64aにおける周方向の複数箇所(本実施形態では、4箇所)にハブ側切欠部71を備えている。ハブ側クラッチ嵌合部64aの内周側には、該ハブ側クラッチ嵌合部64aと同心に変速機ケース側壁11a側へ円筒状に延設した第4環状部85が形成されている。
一方、図5に示すように、フォワードクラッチ21のドラム側クラッチディスク56の外周側には、ドラム部66がドラム側クラッチディスク56とそれぞれの凹凸部を噛み合わせて回転一体に結合されている。
図2に示すように、上記ハブ部64の変速機ケース側壁11a側には、フォワードクラッチ21を押圧するピストン68が設けられている。このピストン68は、その内周部75aに設けたリップシール78が上記スリーブ73外周に摺接し、この内周部75aから径方向に延設された第2環状部75を備えている。また、図7にも示すように、ピストン68は、第2環状部75の外周部と連絡され、変速機ケース側壁11a側へ延設された円筒部76を備えている。円筒部76の変速機ケース側壁11a側の端部には、径方向へ第3環状部77が延設されている。
ピストン68の第3環状部77には、ハブ部64のハブ側切欠部71と周方向のずれた複数箇所(本実施形態では4箇所)にピストン側切欠部70が設けられている。このように、互いに切欠部70,71を有することで、図3に示すように、ハブ部64のハブ側切欠部71のない部分をピストン68のピストン側切欠部70に挿入することが可能となっている。また、ピストン68がコンパクトに形成されているので、ピストン68をハブ部64の変速機ケース側壁11a側に配置しやすくなっている。図2に示すように、ハブ部64とピストン68とは、切欠部70,71が設けられた部分を軸方向にオーバーラップさせるようにコンパクトに配置されているので、自動変速機1の軸方向の長さが短縮化されている。
上記ハブ部64の内周側には、ピストン68を制御する油圧サーボ69が配設されている。具体的には、上記スリーブ73外周には、シールプレート79が設けられている。シールプレート79の内周部79aは、環状の抜け止めプレート80によって変速機ケース側壁11a側へ移動不能に係止されている。シールプレート79の内周部79aとスリーブ73外周との間には、Oリング82により、油漏れが施されている。シールプレート79は、内周部から径方向に延設され、その外周部に設けたリップシール78が円筒部76の内周に摺接している。
上記ピストン68の受圧室86は、スリーブ73と、第2環状部75と、円筒部76と、シールプレート79とで囲まれ、2つのリップシール78とOリング82とにより油漏れ防止された領域で形成されている。このように、ハブ部64の内周側に受圧室86が形成されているので、油圧サーボ69がコンパクトになっている。この受圧室86には、オイルポンプ16からの高圧油がボス部72とスリーブ73とに形成された高圧油供給路87を通じて供給されるようになっている。このように、ハブ部64を変速機ケース11から延びるボス部72に回転自在に設けたスリーブ73に第1環状部74を介して連結しているため、ボス部72から油圧サーボ69にオイルポンプ16で加圧された作動油の供給が可能となっている。このため、高圧油の供給路を別途設ける必要がないので、軸方向の長さを短くすることができる。
上記第2環状部75の外周部に設けたリップシール78は、第4環状部85の内周面に摺接している。ピストン68のバランス室88は、スリーブ73と、第1環状部74と、第4環状部85と、第2環状部75とで囲まれ、2つのリップシール78で油漏れ防止された領域に形成されている。このバランス室88には、ピストン68の第2環状部75を変速機ケース側壁11aと反対側から押圧するリターンスプリング89が周方向に複数個配置されている。このように、バランス室88のシールプレートがハブ部64とスリーブ73との連絡部材である第1環状部74と第4環状部85とで兼用化できるので、油圧サーボ69がさらにコンパクトとなっている。
上記第1環状部74には、上記ハブ部64に上記第1環状部74のピストン68と反対側から作動油を供給する作動油供給ガイド90が形成されている。つまり、ハブ部64の内周側にピストン68が配置されているため、ハブ部64にはピストン68の反対側から作動油を供給する必要があるが、第1環状部74に作動油供給ガイド90が形成されているので、この作動油供給ガイド90に沿って作動油が供給される。このため、作動油の供給路を別途設ける必要がないようになっている。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態に係る自動変速機によると、油圧サーボ69をタービン軸15に連絡されたハブ部64の内周側に設けたので、ピストン68とハブ部64とは一体で回転する。このため、ピストン68とハブ部64との間に接触防止用のクリアランスを設ける必要がない。上述したように、ピストン68及びハブ部64に互いに周方向のずれた複数箇所においてそれぞれ切欠部70,71を設ければ、ハブ部64のハブ側切欠部71のない部分をピストン68のピストン側切欠部70に挿入することで、ピストン68及びハブ部64は、互いに軸方向にオーバーラップ可能となる。したがって、軸方向の長さを短くすることができるので、自動変速機1の小型化を図ることができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態に係る自動変速機の全体構造を示す模式図である。 フォワードクラッチ及びその周辺を拡大して示す断面図である。 フォワードクラッチ及びその周辺を示す斜視図である。 ハブ側クラッチディスクにハブ部が嵌合されたものを示す斜視図である。 ドラム側クラッチディスクにドラムが嵌合されたものを示す斜視図である。 ハブ部を変速機ケース側壁からみた斜視図である。 ピストンを変速機ケース側壁と反対側からみた斜視図である。
符号の説明
1 自動変速機
11 変速機ケース
11a 変速機ケース側壁
15 タービン軸(入力軸)
21 フォワードクラッチ(多板クラッチ)
33 出力ギヤ(出力部)
60 第1の回転部材
61 第2の回転部材
64 ハブ部
66 ドラム部
68 ピストン
69 油圧サーボ
70 ピストン側切欠部
71 ハブ側切欠部
72 ボス部
73 スリーブ
74 第1環状部
75 第2環状部
75a 内周部
76 円筒部
77 第3環状部
79 シールプレート
85 第4環状部
86 受圧室
88 バランス室
90 作動油供給ガイド

Claims (6)

  1. 変速機の入力軸に連絡された第1の回転部材と、出力部に連絡された第2の回転部材と、該第1の回転部材と第2の回転部材とを断接する多板クラッチとを備えた自動変速機であって、
    上記多板クラッチの内周側に設けられたハブ部と、
    上記多板クラッチの外周側に設けられたドラム部と、
    上記多板クラッチを押圧するピストンと、
    上記ピストンを制御する油圧サーボとを備え、
    上記油圧サーボは、上記ハブ部又はハブ部と連結された部材に設けられ、
    上記ピストン及びハブ部は、互いに周方向のずれた複数箇所にそれぞれ切欠部を備え、該切欠部が設けられた部分を軸方向にオーバーラップさせるように配置されている
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    上記変速機を囲む変速機ケースと、
    上記変速機ケース側壁の軸心部において軸方向に延び、上記入力軸が挿通されるボス部とを備え、
    上記第1の回転部材は、
    上記ハブ部と、
    上記ボス部上に回転自在に設定されたスリーブと、
    上記ハブ部と上記スリーブとを連絡する第1環状部とから構成されている
    ことを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項2に記載の自動変速機において、
    上記ピストンは、
    内周部が上記スリーブ外周に摺接し、該内周部から径方向に延設された第2環状部と、
    上記第2環状部の外周部と連絡され、変速機ケース側壁側へ延設された円筒部と、
    上記円筒部の変速機ケース側壁側の端部と連絡され、径方向へ延設された第3環状部とを有する
    ことを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項2又は3に記載の自動変速機において、
    内周部が上記スリーブ外周に上記変速機ケース側壁側へ移動不能に係止され、その内周部から径方向に延設され、上記円筒部の内周に摺接するシールプレートを備え、
    上記ピストンの受圧室は、上記スリーブと、上記第2環状部と、上記円筒部と、上記シールプレートとで囲まれた領域で形成されている
    ことを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項4に記載の自動変速機において、
    上記ハブ部は、変速機ケースの側壁側へ円筒状に延設した第4環状部を備え、
    上記第2環状部の外周部は、上記第4環状部の内周面に摺接し、
    上記ピストンのバランス室は、上記スリーブと、上記第1環状部と、上記第4環状部と、上記第2環状部とで囲まれた領域に形成されている
    ことを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1つに記載の自動変速機において、
    上記第1環状部には、上記ハブ部に上記第1環状部のピストンと反対側から作動油を供給する作動油供給ガイドが形成されている
    ことを特徴とする自動変速機。
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