JP2001227561A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

Info

Publication number
JP2001227561A
JP2001227561A JP2000036554A JP2000036554A JP2001227561A JP 2001227561 A JP2001227561 A JP 2001227561A JP 2000036554 A JP2000036554 A JP 2000036554A JP 2000036554 A JP2000036554 A JP 2000036554A JP 2001227561 A JP2001227561 A JP 2001227561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
input
output
clutch device
tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000036554A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Yamamoto
裕樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo Kapec Japan KK
Original Assignee
Valeo Unisia Transmission KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo Unisia Transmission KK filed Critical Valeo Unisia Transmission KK
Priority to JP2000036554A priority Critical patent/JP2001227561A/ja
Priority to EP01101372A priority patent/EP1126194A3/en
Priority to US09/775,583 priority patent/US20010013454A1/en
Publication of JP2001227561A publication Critical patent/JP2001227561A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/021Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type three chamber system, i.e. comprising a separated, closed chamber specially adapted for actuating a lock-up clutch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0284Multiple disk type lock-up clutch

Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑孔の開口面積を大きく確保して作動油を
供給することができると共に、クラッチ動作を円滑に行
うことが可能なクラッチ装置を提供する。 【解決手段】 入力部材としてのコンバータカバー3に
連繋された環状の入力プレート44と、この入力プレー
ト44に接触可能で、出力部材としてのタービンハブ4
に連繋された環状の出力プレート45とを設ける。前記
出力プレート45を、その内周側に形成した内歯48が
出力部材に付属して設けられた筒状フランジの外周に形
成した外歯に噛合して、軸方向移動可能に連繋する。前
記筒状フランジ38の外歯40の歯底に開口する潤滑孔
41を形成し、この潤滑孔41を外歯40の歯筋方向に
長径の略楕円形状とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等のトル
クコンバータに内蔵されるロックアップ装置等に施用し
て良好なクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータの入力部材と出力部材
との間に配置されるロックアップ装置は、入力部材と出
力部材とを連結または連結解除するクラッチ装置と、こ
のクラッチ装置に対して直列に接続されたダンパ装置を
備えている。
【0003】この種の捩クラッチ装置として、例えば特
開平5−322002号公報には、入力部材に連繋され
た環状の入力プレートと、この入力プレートに接触可能
で、出力部材に連繋された環状の出力プレートとを備
え、出力プレートが、その内周側において、内周に形成
した内歯が出力部材に付属して設けられた筒状フランジ
の外周に形成した外歯に噛合して、軸方向移動可能に連
繋されてなるクラッチ装置が開示されている。
【0004】また、前記筒状フランジの外歯の歯底に開
口する潤滑孔を形成し、この潤滑孔からクラッチ装置に
作動油を供給するようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
の潤滑孔は、円形状に形成され、外歯の隣合う歯溝にお
いて互いに異なる位置に配置してある。
【0006】このため、前記潤滑孔と出力プレートとの
位置関係によっては、開口面積が小さくなって供給油量
が減少する共に、作動油の流れの影響によって入力プレ
ートまたは出力プレートの挙動が乱れることによって、
クラッチ動作が円滑でなくなる虞がある。
【0007】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、潤滑孔の開口面積を大きく確保して作動油
を供給することができると共に、クラッチ動作を円滑に
行うことが可能なクラッチ装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、入力部材に連繋された環状の入力プレートと、
この入力プレートに接触可能で、出力部材に連繋された
環状の出力プレートとを備え、前記入力プレートまたは
出力プレートの一方が、その内周側に形成した内歯が入
力部材または出力部材に付属して設けられた筒状フラン
ジの外周に形成した外歯に噛合して、軸方向移動可能に
連繋されてなるクラッチ装置において、前記筒状フラン
ジの外歯の歯底に開口する潤滑孔を形成し、この潤滑孔
を外歯の歯筋方向に長径の略楕円形状とした構成にして
ある。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記潤滑孔は、外歯に噛合し
て軸方向に移動可能な入力プレートまたは出力プレート
の移動範囲を超えて形成されてなる構成にしてある。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記潤滑孔は、筒状フランジ
の内周に周溝を形成することによって形成されてなる構
成にしてある。
【0011】斯かる構成のクラッチ装置は、トルクコン
バータのロックアップ装置等に適用され、入力部材と出
力部材とを連結または連結解除する。
【0012】即ち、前記入力プレートが出力プレートに
接触することによって、入力部材と出力部材とが連結さ
れ、入力部材から出力部材に駆動トルクが伝達される。
また、前記入力プレートと出力プレートとの接触が解除
されることによって、入力部材と出力部材との連結が解
除される。
【0013】例えば、前記クラッチ装置がトルクコンバ
ータのロックアップ装置に適用される場合に、入力プレ
ートが入力部材としてのコンバータカバーに連繋され、
出力プレートが出力部材としてのタービンハブに、筒状
フランジを備えたダンパ装置を介して連繋される。前記
クラッチ装置の入力プレートが出力プレートに接触する
ことによって、入力部材と出力部材、即ちコンバータカ
バーとタービンハブとがダンパ装置を介して連結され、
入力部材としてのコンバータカバーに入力された駆動ト
ルクが、ダンパ装置を介して出力部材としてのタービン
ハブに伝達される。また、前記入力プレートと出力プレ
ートとの接触が解除されることによって、入力部材と出
力部材との連結、即ちダンパ装置を介してのコンバータ
カバーとタービンハブとの連結が解除される。
【0014】このとき、前記入力部材または出力部材の
外周に形成した外歯の歯底に開口する潤滑孔から、作動
油がクラッチ装置内に導かれる。前記作動油は遠心力及
びポンプの吐出圧力によって潤滑孔からクラッチ装置内
に導かれ、これによって、クラッチ装置内が潤滑され
る。
【0015】ここで、前記筒状フランジの外歯の歯底に
開口する潤滑孔は、外歯の歯筋方向に長径の略楕円形状
としてある。このため、前記潤滑孔の開口面積は大きく
確保されるから、作動油は開口面積の大きな潤滑孔から
十分に供給されると共に、作動油の流れの影響によって
入力プレートまたは出力プレートの挙動が乱れることが
ない。
【0016】したがって、潤滑孔の開口面積を大きく確
保して作動油を供給することができると共に、クラッチ
動作を円滑に行うことが可能なクラッチ装置が得られ
る。
【0017】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記潤滑孔は、外歯に噛合して軸方向に移動可能な入力プ
レートまたは出力プレートの移動範囲を超えて形成され
ているから、入力プレートまたは出力プレートに形成し
た内歯が潤滑孔の周縁に引っ掛かることがなく、入力プ
レートまたは出力プレートの作動が円滑となる。
【0018】また、請求項3記載の発明にあっては、前
記潤滑孔は、筒状フランジの内周に周溝を形成すること
によって形成されているから、周溝を形成することで、
潤滑孔を容易に形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ロ
ックアップ装置のクラッチ装置に適用した態様として、
図面に基づいて詳述する。
【0020】図1は本発明のクラッチ装置を適用したロ
ックアップ装置の要部を断面して示す図面、図2は図1
の矢印A方向の矢視図で、コンバータカバー及びピスト
ンを除いて示す図面、図3は図1に示す筒状部材を、断
面図(a)、断面図(a)の矢印A方向矢視図(b)で
示す図面である。
【0021】図において付番1で示されるのはロックア
ップ装置である。前記ロックアップ装置1は、ポンプイ
ンペラ2に一体的に連結された入力部材としてのコンバ
ータカバー3と、出力部材としてのタービンハブ4に連
結されたタービンランナ5との間に収容配置してある。
【0022】前記タービンハブ4はボス部6とフランジ
部7を備えている。前記ボス部6の内周にはスプライン
8が形成されており、このスプライン8を介して出力軸
9に連結可能である。また、前記フランジ部7にはター
ビンランナ5の内周側及び後述するダンパ装置のドライ
ブプレートの内周側がリベット10によって取付けられ
る。
【0023】前記コンバータカバー3には、タービンラ
ンナ5側に面して、内側シリンダ11及び外側シリンダ
12が軸方向に取付けられている。前記内側シリンダ1
1の外周側所定位置には外歯13が形成され、外側シリ
ンダ12の内周側所定位置には内歯14が形成してあ
る。また、前記内側シリンダ11の内周側は、軸受け1
5を介してタービンハブ4のボス部6に支持されてい
る。
【0024】前記ロックアップ装置1は入力部材として
のコンバータカバー3と出力部材としてのタービンハブ
5とを連結または連結解除するクラッチ装置18と、こ
のクラッチ装置18に対して直列に接続されたダンパ装
置19と、クラッチ装置18を操作するピストン20と
を備えている。
【0025】前記ピストン20は、鋼板材料から略環状
に形成され、内側シリンダ11と外側シリンダ12との
間に軸方向摺動自在に取付けてある。前記ピストン20
の内周側及び外周側は、内側シリンダ11の外周側及び
外側シリンダ12の内周側にそれぞれシール部材21,
22を介して液密的に接している。また、前記ピストン
20の内周側の所定位置には内歯23が形成されて、内
側シリンダ11に形成した外歯13に噛合している。
【0026】これによって、前記ピストン20は、内側
シリンダ11に対して相対回動不能で、かつ軸方向摺動
可能に連繋されており、内側シリンダ11と外側シリン
ダ12との間を第1油室24と第2油室25とに液密的
に区画していることになる。
【0027】前記捩じりダンパ装置19は、略環状のハ
ブ26と、このハブ26の両側に対峙配設された一対の
ドライブプレート27と、これらハブ26とドライブプ
レート27とのそれぞれ対応した位置に形成された複数
の窓28、29と、これら複数の窓28、29内に収容
され、ハブ26とドライブプレート27とを弾性的に相
対回動可能に連繋する圧縮ばね部材30とを主要素とし
て構成してある。
【0028】前記ハブ26は鋼板材料から略環状に形成
されており、このハブ26の窓28はこの実施の形態に
おいて円周方向等間隔に8個形成してある。また、前記
ハブ26には円周方向に長い円弧状の貫通孔33が形成
してある。前記貫通孔33はこの実施の形態において窓
28に対応して形成してあり、窓28よりも半径方向内
方側に形成してある。また、前記ハブ26の内周側は、
タービンハブ4のフランジ部7にリベット10によって
取付けられた支持片34によって支持されている。
【0029】前記一対のドライブプレート27は鋼板材
料からなり、連結ピン36によって相互に連結されてお
り、この連結ピン36はハブ26の貫通孔33を貫通し
ている。前記一対のドライブプレート27のうち、ター
ビンランナ5側に配置されたドライブプレート27は、
内周側がリベット10によってタービンハブ4のフラン
ジ部7に連結してある。
【0030】前記一対のドライブプレート27のそれぞ
れに形成された窓29は、ハブ26の窓28に対応し
て、円周方向等間隔に8個形成してある。前記窓29の
内周側及び外周側の端部には、圧縮ばね部材30の外周
の一部を覆ってこの圧縮ばね30部材の飛出しを防止す
るために、保持突起29a、29bが折曲げ形成してあ
る。
【0031】前記圧縮ばね部材30は、この実施の形態
において内外二重の入れ子型であって、対応する窓2
8、29内に収容配置してある。
【0032】前記ダンパ装置19のハブ26の内周側に
は、筒状フランジ38が取付けてある。詳しくは、前記
筒状フランジ38の折り曲げられた基部38aがリベッ
ト39によってハブ26の内周側に取付けてある。ここ
に、前記ダンパ装置19は、そのドライブプレート27
が出力部材としてのタービンハブ4に取付けられている
から、ダンパ装置19のハブ26に取付けられた筒状フ
ランジ38は出力部材に付属して設けられていることに
なる。
【0033】前記筒状フランジ38には、その外周に外
歯40が形成してある。また、前記外歯40の歯底に開
口する潤滑孔41が形成してある。前記潤滑孔41は外
歯40の歯筋方向に長径の略楕円形状としてあり、その
歯筋方向の長さは、外歯40に噛合して軸方向に移動す
るクラッチ装置18の出力プレート(後述する)の移動
範囲を超える長さとなっている(図3参照)。
【0034】前記クラッチ装置18はダンパ装置19に
対して直列に配置されており、コンバータカバー3に取
付けた外側シリンダ12に連繋する入力プレート44
と、ダンパ装置19のハブ26に取付けた筒状フランジ
38に連繋する出力プレート45とを主要素として構成
されており、コンバータカバー3とダンパ装置19との
間を連結または連結解除可能である。ここに、前記ダン
パ装置19は出力部材としてのタービンハブ4に取付け
られているから、クラッチ装置18の入力プレート44
は入力部材に連繋され、出力プレート45は出力部材に
連繋されていることになり、これによって、クラッチ装
置18は入力部材としてのコンバータカバー3と出力部
材としてのタービンハブ4とを連結または連結解除可能
である。
【0035】詳しくは、前記入力プレート44は、鋼板
材料からなり、外周側に外歯46が形成されて外側シリ
ンダ12の内歯14に噛合しており、これによって、外
側シリンダ12に対して相対回動不能で、かつ軸方向移
動可能に連繋してある。また、前記入力プレート44
は、この実施の形態において4枚設けられており、ピス
トン20に近い側に設けられた入力プレート44はこの
ピストン18に接触可能である一方、タービンランナ5
に近い側に設けられた入力プレート44は、止め輪47
によって外側シリンダ12からの抜脱が防止されてい
る。
【0036】前記出力プレート45は、薄鋼板材料の両
側に摩擦板を貼着して構成され、内周側に内歯48が形
成されて筒状フランジ38の外歯40に噛合しており、
これによって、ハブ26に対して相対回動不能で、かつ
軸方向移動可能に連繋されている。また、前記出力プレ
ート45は4枚の入力プレート44の隣合う入力プレー
ト44間に配置してあり、この入力プレート44に接触
可能である。
【0037】斯かる構成にあっては、前記コンバータカ
バー3に図外のフライホイールが連結されており、この
フライホイールから入力される駆動トルクによってコン
バータカバー3及びポンプインペラ2が回転駆動され
る。前記コンバータカバー3及びポンプインペラ2の回
転駆動トルクは、2つの伝達経路が選択されて出力軸9
に出力される。
【0038】即ち、前記出力軸9へのトルク伝達経路の
1つは、コンバータカバー3の回転がロックアップ装置
1を介してタービンハブ4に直接伝達され、このタービ
ンハブ4を介して出力軸9に伝達されるものである。ま
た、別の伝達経路は、前記ポンプインペラ2の回転がコ
ンバータ内部の作動油を介してタービンランナ5に伝達
され、更にタービンハブ4に伝達されて、このタービン
ハブ4を介して出力軸9に出力されるものである。
【0039】ここで、前記第1油室24及び第2油室2
5内の作動油の圧力は図外の制御装置によって制御可能
であり、これら第1油室24及び第2油室25内の作動
油の圧力を制御することにより、コンバータカバー3か
ら出力軸9へのトルク伝達経路が次のように選択され
る。
【0040】先ず、前記第2油圧室25内の油圧に対し
て第1油圧室24内の油圧が相対的に高められると、ピ
ストン20が第1油圧室24内の油圧に押されてコンバ
ータカバー3から離れる方向へ移動し、ピストン20の
第2油室25側の側面が外周側においてクラッチ装置1
8の入力プレート44に接して、この入力プレート44
と出力プレート45とを圧接する。即ち、前記ピストン
20がこのピストン20に近い側の入力プレート44に
接してこの入力プレート44を図1において右方向に押
圧することにより、入力プレート44が出力プレート4
5に圧接することになる。
【0041】これにより、前記コンバータカバー3とタ
−ビンハブ4とはロックアップ装置1のダンパ装置19
を介して連結されることになる。
【0042】したがって、前記コンバータカバー3に入
力される駆動トルクは、外側シリンダ12からクラッチ
装置18の入力プレート44及び出力プレート45を介
して筒状フランジ38に伝達され、更に、ダンパ装置1
9のハブ26に伝達されて、圧縮ばね部材30及びドラ
イブプレート27を介してタービンハブ4に伝達され、
出力軸9に出力される。このとき、前記コンバータカバ
ー3に入力される駆動トルクに重畳する振動は、圧縮ば
ね部材30のばね作用によって吸振される。
【0043】一方、前記第2油圧室25内の油圧が相対
的に高められると、ピストン20が第2油圧室25内の
油圧で押し戻されてコンバータカバー3側に移動し、ク
ラッチ装置18の入力プレート44の押圧が解除され
る。これにより、前記コンバータカバー3とタ−ビンハ
ブ4との間のロックアップクラッチ1を介しての連結は
解除される。このため、前記コンバータカバー3と一体
に回転するポンプインペラ2からの駆動力が、コンバー
タ内部の作動油を介してタービンランナ5に伝達され、
更にタービンハブ4を介して出力軸9に出力される。
【0044】このとき、前記出力部材としてのダンパ装
置19に連結された筒状フランジ38の外周に形成した
外歯40の歯底に開口する潤滑孔41から、作動油がク
ラッチ装置18内に導かれる。前記作動油は遠心力及び
図外のポンプの吐出圧力によって潤滑孔41からクラッ
チ装置18内に導かれ、これによって、クラッチ装置1
8内が潤滑される。
【0045】ここで、前記筒状フランジ38の外歯40
の歯底に開口する潤滑孔41は、外歯40の歯筋方向に
長径の略楕円形状としてある。このため、前記潤滑孔4
1の開口面積は大きく確保されるから、作動油は開口面
積の大きな潤滑孔41から十分に供給されると共に、作
動油の流れの影響によって入力プレート44または出力
プレート45の挙動が乱れることがない。
【0046】したがって、前記潤滑孔41の開口面積を
大きく確保して作動油を供給することができると共に、
クラッチ動作を円滑に行うことが可能なクラッチ装置1
8が得られる。
【0047】また、前記潤滑孔41は、外歯40に噛合
して軸方向に移動可能な出力プレート45の移動範囲を
超えて形成されているから、出力プレート45に形成し
た内歯48が潤滑孔41の周縁に引っ掛かることがな
く、出力プレート45の作動が円滑となる。
【0048】図4及び図5は本発明の別の実施の形態を
示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わる
ところは、前記潤滑孔41が、筒状フランジ38の内周
に周溝51を形成することによって形成してある点であ
る。
【0049】即ち、前記筒状フランジ38の内周に所定
幅の周溝51を形成して、この周溝51の底面を外歯4
0の歯底に連通させることによって、潤滑孔41を形成
してある。なお、その他の構成は前記実施の形態と同様
であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その重
複する説明を省略する。
【0050】斯かる構成にあっても、前記潤滑孔41の
開口面積は大きく確保されるから、前記実施の形態で述
べたと同様の作用及び効果が得られる。
【0051】加えて、前記潤滑孔41は、筒状フランジ
38の内周に周溝51を形成することによって形成され
ているから、周溝51を形成することで、潤滑孔41を
容易に形成することができる。
【0052】以上、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明したが、具体的構成はこの実施の形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能
である。例えば、前記出力プレート45が連繋する筒状
フランジ38に形成した潤滑孔41を略楕円形状とした
実施の形態について述べたが、これに限らず、入力プレ
ートに連繋する筒状フランジを設け、この筒状フランジ
に潤滑孔を形成する構成としてもよい。また、トルクコ
ンバータのロックアップ装置1のクラッチ装置18に適
用した実施の形態について述べたが、これに限らず、各
種クラッチ装置に適用可能である。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、潤滑孔の開口面積を大きく確保して作動油を供
給することができると共に、クラッチ動作を円滑に行う
ことが可能なクラッチ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチ装置を適用したロックアップ
装置の要部を断面して示す図面である。
【図2】図1の矢印A方向の矢視図で、コンバータカバ
ー及びピストンを除いて示す図面である。
【図3】図1に示す筒状部材を、断面図(a)、断面図
(a)の矢印A方向矢視図(b)で示す図面である。
【図4】本発明の別の実施の形態を示す、図1と同様な
図面である。
【図5】図5に示す筒状部材を、断面図(a)、断面図
(a)の矢印A方向矢視図(b)で示す図面である。
【符号の説明】
1 ロックアップ装置 3 コンバータカバー(入力部材) 4 タービンハブ(出力部材) 18 クラッチ装置 19 ダンパ装置(出力部材) 38 筒状フランジ 40 外歯 41 潤滑孔 44 入力プレート 45 出力プレート 46 外歯 48 内歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部材に連繋された環状の入力プレー
    トと、この入力プレートに接触可能で、出力部材に連繋
    された環状の出力プレートとを備え、前記入力プレート
    または出力プレートの一方が、その内周側に形成した内
    歯が入力部材または出力部材に付属して設けられた筒状
    フランジの外周に形成した外歯に噛合して、軸方向移動
    可能に連繋されてなるクラッチ装置において、前記筒状
    フランジの外歯の歯底に開口する潤滑孔を形成し、この
    潤滑孔を外歯の歯筋方向に長径の略楕円形状としたこと
    を特徴とする、クラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記潤滑孔は、外歯に噛合して軸方向に
    移動可能な入力プレートまたは出力プレートの移動範囲
    を超えて形成されてなることを特徴とする、請求項1記
    載のクラッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記潤滑孔は、筒状フランジの内周に周
    溝を形成することによって形成されてなることを特徴と
    する、請求項1記載のクラッチ装置。
JP2000036554A 2000-02-15 2000-02-15 クラッチ装置 Pending JP2001227561A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036554A JP2001227561A (ja) 2000-02-15 2000-02-15 クラッチ装置
EP01101372A EP1126194A3 (en) 2000-02-15 2001-01-22 Lock-up clutch
US09/775,583 US20010013454A1 (en) 2000-02-15 2001-02-05 Clutch device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036554A JP2001227561A (ja) 2000-02-15 2000-02-15 クラッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001227561A true JP2001227561A (ja) 2001-08-24

Family

ID=18560588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000036554A Pending JP2001227561A (ja) 2000-02-15 2000-02-15 クラッチ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20010013454A1 (ja)
EP (1) EP1126194A3 (ja)
JP (1) JP2001227561A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030096059A (ko) * 2002-06-15 2003-12-24 보르그워너 인코퍼레이티드 플레이트 클러치 시스템용 도그 플레이트
JP2007309334A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Valeo Unisia Transmission Kk トルクコンバータ
JP2009036376A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg クラッチプレートにおいてセンタリングされたピストンを備えたトルクコンバータ

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10342898A1 (de) * 2003-09-17 2005-04-14 Zf Friedrichshafen Ag Hydrodynamischer Drehmomentwandler
JP2005273709A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
DE102005051739B4 (de) * 2005-10-28 2017-01-12 Daimler Ag Hydrodynamischer Drehmomentwandler mit einer Überbrückungskupplung
US7392714B2 (en) * 2005-12-02 2008-07-01 Gm Global Technology Operations, Inc. Torque monitoring system and method of monitoring engine torque
DE102007005999A1 (de) * 2006-04-07 2007-10-11 Zf Friedrichshafen Ag Fluidbefüllte Kopplungsanordnung
JP4944624B2 (ja) * 2007-01-22 2012-06-06 本田技研工業株式会社 流体伝動装置
DE102007014311A1 (de) * 2007-03-26 2008-10-02 Zf Friedrichshafen Ag Hydrodynamische Kopplungsvorrichtung
FR2922619B1 (fr) * 2007-10-17 2010-03-19 Valeo Embrayages Dispositif d'accouplement hydrocinetique comportant un embrayage de verrouillage multi-disques equipe de moyens elastiques de precontrainte circonferentielle
DE102008010277A1 (de) * 2008-02-21 2009-08-27 Zf Friedrichshafen Ag Hydrodynamische Kopplungseinrichtung, insbesondere Drehmomentwandler
US20130224002A1 (en) * 2012-02-23 2013-08-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Cover hub with sealing ring
WO2015171344A1 (en) * 2014-05-07 2015-11-12 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Centering posts for positioning a hub
US9945463B2 (en) * 2015-11-24 2018-04-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Torque converter with an embossed cover for receiving a carrier plate
US11078999B2 (en) * 2019-09-23 2021-08-03 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Torque converter with wavy connection between damper and bypass clutch
US11592091B1 (en) * 2022-02-09 2023-02-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Torque converter assembly including thrust washer

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3198295A (en) * 1963-02-21 1965-08-03 Caterpillar Tractor Co Friction couple cooling device
US3292758A (en) * 1964-02-24 1966-12-20 Gen Motors Corp Coolant system
US4313533A (en) * 1980-05-12 1982-02-02 Twin Disc, Incorporated Interleaved friction plate type clutch having clutch cooling passage means including a reservoir, weir and slot
JP2743924B2 (ja) 1992-05-14 1998-04-28 株式会社エクセディ トルクコンバータの動力遮断用クラッチ
JP3854661B2 (ja) * 1996-05-29 2006-12-06 株式会社エクセディ ロックアップ装置付きトルクコンバータ
US5706694A (en) * 1996-08-19 1998-01-13 Tesma International Inc. Plate clutch assembly having a torque transmitting member with an improved lubrication controlling dam structure and method of making the same
JP2000036554A (ja) 1998-07-17 2000-02-02 Tosui Kikaku:Kk ヒートシンク

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030096059A (ko) * 2002-06-15 2003-12-24 보르그워너 인코퍼레이티드 플레이트 클러치 시스템용 도그 플레이트
JP2007309334A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Valeo Unisia Transmission Kk トルクコンバータ
JP2009036376A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg クラッチプレートにおいてセンタリングされたピストンを備えたトルクコンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
EP1126194A3 (en) 2002-01-16
US20010013454A1 (en) 2001-08-16
EP1126194A2 (en) 2001-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001227561A (ja) クラッチ装置
US7222706B2 (en) Lockup device for hydraulic torque transmission device
US20160109012A1 (en) Lock-up device for torque converter
JP2004278717A (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
JPS6054546B2 (ja) 吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手
JP6731265B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP4933764B2 (ja) ドライブスプロケット支持構造
JP4073749B2 (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP6654072B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6173814B2 (ja) クラッチ
JP7051272B2 (ja) 摩擦締結装置
JP2017166668A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP4831575B2 (ja) 発進クラッチ
US20170268582A1 (en) Lock-up device for torque converter
JP5986868B2 (ja) クラッチ
JP2000002313A (ja) 捩じりダンパ
JP6034641B2 (ja) 発進装置
JP6234183B2 (ja) トルクコンバータ
US10591054B2 (en) Torque converter
JP2000230624A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2005098409A (ja) クラッチ装置
US10082190B2 (en) Lock-up device for torque converter
JP5082634B2 (ja) 自動変速機の潤滑油供給装置
JP3695989B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2015098928A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405