JPH08274142A - インライン式成膜装置 - Google Patents

インライン式成膜装置

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JPH08274142A
JPH08274142A JP7099648A JP9964895A JPH08274142A JP H08274142 A JPH08274142 A JP H08274142A JP 7099648 A JP7099648 A JP 7099648A JP 9964895 A JP9964895 A JP 9964895A JP H08274142 A JPH08274142 A JP H08274142A
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carrier
vacuum
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洋 神倉
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芳樹 有賀
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くの成膜処理を経て成膜が完成するような
場合であっても、装置がいたずらに長くなることのない
ようにする。 【構成】 二枚の基板1の板面を搬送方向の側方に向け
て基板1を保持するキャリア3は、多角形状の搬送路3
0に沿って配置された複数の真空室2に搬送系によって
順次搬送され、成膜処理室を構成する真空室2に配置さ
れた処理手段4によって連続的に成膜処理が施される。
多角形状の搬送路30の角の部分の真空室は回転室25
1,252,253,254であり、ここにはキャリア
3を所定角度回転させて基板1の板面が搬送方向の側方
に向くようにする回転機構が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、基板の搬送路に沿
って配置された複数の真空室に基板を順次搬送して成膜
処理するインライン式成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板表面に薄膜を作成する成膜装置は、
各種のタイプのものが知られている。このうち、磁気デ
ィスクや光ディスク等の情報記録用の基板に対する成膜
処理などでは、基板の搬送路に沿って配置された複数の
真空室に基板を順次搬送して成膜処理するインライン式
成膜装置が多用されている。図9は、従来のインライン
式成膜装置を説明する平面概略図である。図9に示すイ
ンライン式成膜装置は、基板1の搬送路30に沿って配
置された複数の真空室2と、搬送路30に沿って基板1
を搬送するための不図示の搬送系と、所定の真空室2に
おいて所定の成膜処理を行うために当該真空室2に配置
された処理手段4とから主に構成されている。
【0003】複数の真空室2は、直方体状の真空容器2
0を搬送路30に沿って並べて設けることにより形成さ
れている。各々の真空容器20は、搬送方向の前後の器
壁部分に基板1の通過のための開口を有し、この開口に
はそれぞれゲートバルブ21が配設されている。また、
所定の真空容器20の搬送方向側方の器壁部分には、処
理手段4が設けられている。この処理手段4の構成は、
成膜処理の内容によって決まる。例えばスパッタリング
によって成膜する場合には、ターゲットを有したカソー
ド機構が処理手段4として配設される。このような処理
手段4は、通常複数の真空室2に配設され、基板1に対
して複数の成膜処理を行えるよう構成されている。この
ような複数の成膜処理は、複数の薄膜を積層して形成し
たりする場合や、成膜の前に加熱やエッチング等の処理
を行ったりする場合に好適に採用される。
【0004】尚、搬送路30に沿って最も手前の真空室
2は基板搬入用の予備室として用いられ、最も後方の真
空室2は基板搬出用の予備室として用いられる。多くの
場合基板1はキャリア3に保持されて搬送され、ゲート
バルブ21を通過しながら各真空室2に順次搬送され
る。そして各真空室2に必要に応じて配置された処理手
段4により、基板1の表面に所定の成膜処理が順次行わ
れ、これらの成膜処理を経て所定の薄膜が基板1の表面
に作成される。
【0005】尚、上記の説明から明かな通り、本願に
「成膜処理」とは、文字通り「成膜」が行われる処理の
みならず、「成膜」の前又は後に行われる他の処理も含
んだ概念である。上記のようなインライン式成膜装置で
は、キャリア3に保持された基板1は、大気に晒される
ことなく真空中で順次成膜処理を行うことができるた
め、品質の良い薄膜を作成できる長所がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインライン式成膜装置では、各真空室を搬
送路に沿って直線的に並べて配置しているため、多くの
成膜処理を経て成膜が完成するような装置では、多数の
真空室を並べなければならないため、装置がいたずらに
長くなってしまうという欠点がある。本発明は、かかる
課題を解決するためになされたものであり、多くの成膜
処理を経て成膜が完成するような場合であっても、装置
がいたずらに長くなることのないインライン式成膜装置
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1記載の発明は、基板の板面を搬送方
向の側方に向けて基板を保持することが可能なキャリア
と、このキャリアを多角形状の搬送路に沿って周状に搬
送する搬送系と、基板に対して真空中で連続的に成膜処
理が施されるよう搬送路に沿って配置された複数の真空
室とから構成されたインライン式成膜装置であって、前
記複数の真空室は、前記多角形状の搬送路の少なくとも
二つの辺に配置された複数の成膜処理室を含み、前記搬
送系は、多角形状の搬送路の角の部分においてキャリア
を所定角度を回転させて基板の板面が搬送方向の側方に
向くようにする回転機構を複数含んでいるという構成を
有する。同様に上記目的を達成するため、請求項2記載
の発明は、上記請求項1の構成において、前記複数の真
空室は、多角形状の搬送路の角の部分に配置された回転
室を含み、回転機構は、この回転室においてキャリアを
回転させるものであるという構成を有する。同様に上記
目的を達成するため、請求項3記載の発明は、上記請求
項2の構成において、搬送系は、回転室においてキャリ
アを一時的に待機させることが可能に構成されている。
同様に上記目的を達成するため、請求項4記載の発明
は、上記請求項1,2又は3の構成において、複数の真
空室は、基板をキャリアに搭載するための仕込室と、成
膜済みの基板をキャリアから回収するための回収室とを
含んでいるという構成を有する。同様に上記目的を達成
するため、請求項5記載の発明は、上記請求項4の構成
において、仕込室と回収室とは、一つの真空室で兼用さ
れているという構成を有する。同様に上記目的を達成す
るため、請求項6記載の発明は、上記請求項1,2,
3,4又は5の構成において、多角形状の搬送路は、方
形の搬送路であるという構成を有する。同様に上記目的
を達成するため、請求項7記載の発明は、上記請求項6
の構成において、複数の成膜処理室は方形の搬送路のう
ちの三つの辺に配置されており、残りの一辺に仕込室及
び回収室が配置され、方形の搬送路の四つの角の部分に
は、キャリアを90度回転させることが可能な回転機構
を備えた回転室がそれぞれ配置されているという構成を
有する。同様に上記目的を達成するため、請求項8記載
の発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6及び7の
構成において、キャリアは、複数の基板を同時に保持す
るよう構成されているという構成を有する。
【0008】
【実施例】以下、本願の発明の実施例を説明する。図1
は、本願の発明のインライン式成膜装置の実施例につい
て説明する平面概略図である。図1に示すインライン式
成膜装置は、基板の板面を搬送方向の側方に向けて基板
を保持することが可能なキャリア3と、このキャリア3
を多角形状の搬送路30に沿って周状に搬送する搬送系
と、基板に対して真空中で連続的に成膜処理が施される
よう搬送路30に沿って配置された複数の真空室2とか
ら主に構成されている。
【0009】図1に示すように、本実施例の装置では、
方形の搬送路30が設定され、図1中不図示の搬送系
は、この方形な搬送路30に沿ってキャリア3を搬送す
るよう構成されている。そして、その方形な搬送路30
に沿って複数の真空容器20が並べて配置され、方形な
搬送路30に沿って複数の真空室2が連続して設けられ
た状態となっている。各々の真空容器20には、不図示
の排気系が設けられている。各々の排気系は、各々の真
空容器20に独立して設けられる場合もあるし、幾つか
の真空容器20について一つの排気系が併用される場合
もある。
【0010】そして、各々の真空室2のうち、方形な搬
送路30のうちの三つの辺の部分に配置された真空室2
が成膜処理室となっている。また、本実施例の装置で
は、方形の搬送路30の角の部分には、キャリア3の回
転のための真空室即ち回転室251,252,253,
254が配置されている。この回転室251,252,
253,254に後述する回転機構が設けられている。
尚、各々の真空室の境界部分には、それぞれゲートバル
ブ21が設けられており、キャリア3を通過を許容しつ
つ各々の真空室を区画して独立の真空雰囲気とすること
を可能にしている。
【0011】次に、図2及び図3を使用して、図1の装
置に採用されたキャリア3の構成について説明する。図
2は、図1のインライン式成膜装置に採用されたキャリ
ア3及び搬送系の構成を説明する正面概略図である。図
3は、図2のキャリア3の構成をさらに詳しく説明する
ための図であり、図2のキャリア3のA−Aでの平面断
面概略図になっている。本実施例におけるキャリア3
は、二枚の基板1を同時に保持可能に構成されたもので
あり、図2に示すような外観を有している。図2に示す
キャリア3は、板状の部材を図2に示すような形状にく
り貫いたような外形のキャリア本体31と、キャリア本
体31に固定されたフィンガ板32,33,34と、キ
ャリア3の下縁に形成した基板搬送用のキャリア側磁石
35とから主に構成されている。
【0012】キャリア本体31は、板面を基板搬送方向
の側方(図2では紙面垂直方向)に向けて鉛直な姿勢で
配置されている。このキャリア本体31は、基板1の搬
送方向に沿って二つのほぼ方形なくり貫き部分を上縁か
ら設けたような外形であり、その各々のくり貫き部分の
内縁にそれぞれ三つのフィンガ板32,33,34が固
定されている。三つのフィンガ板32,33,34は、
鉛直即ちキャリア3の板面に平行な姿勢で基板1を保持
するよう構成されている。一つのフィンガ板32は、鉛
直な基板1の下縁の部分で基板1を支えるよう構成され
ており、他の二つのフィンガ板33,34は、基板1の
側縁の部分でかつ基板1のほぼ真ん中の高さの位置で基
板1を左右から挟み込むよう構成されている。
【0013】図3に示すように、フィンガ板32,3
3,34の先端には断面V字状の溝が形成されており、
その断面V字状の溝に基板1の縁を落とし込むようにし
て基板1を保持している。図3には左右のフィンガ板3
3,34が示されているが、下側のフィンガ板32の先
端も同様であり、断面V字状の溝に基板1の下縁を落と
し込んでいる。上述した三つのフィンガ板32,33,
34の構成は、二つのくり貫き部分に同じように設けら
れており、これによって二枚の基板1を同時に保持する
ことができるようになっている。尚、本実施例では、ハ
ードディスク用等の金属、ガラス又はシリコン等よりな
る基板1に対して成膜を行っている。そして、基板1に
接触するフィンガ板32,33,34は、電気的には接
地されており、従って基板1も、金属よりなる場合、キ
ャリア3に保持された際には接地された状態となる。ま
た、本実施例の装置では基板1を後述のように350℃
程度まで加熱するので、キャリア3の各構成部材は、こ
の加熱温度まで充分耐えられるステンレス等の材料で構
成されている。
【0014】次に、図2及び図4を使用して、図1の装
置に採用された搬送系の構成について説明する。図4
は、図1の装置におけるキャリア3、搬送系及び処理手
段4の構成について説明する側面概略図である。本実施
例の搬送系の特徴は、上述のようにキャリア3に保持さ
れた基板1を、その板面が搬送方向の側方に向くように
して搬送させることである。この搬送系は、上述したキ
ャリア3に磁気的に結合する磁気結合ローラ5と、この
磁気結合ローラ5を回転させてキャリア3を移動させる
回転機構とから主に構成されている。
【0015】基板搬送に中心的な役割を果たす磁気結合
ローラ5は、図2に示すように搬送方向に沿って配置さ
れている。この磁気結合ローラ5は、円柱状又は円筒状
の部材であり、図2に示すようにその周面に螺旋状の磁
極51,52が形成されている。この螺旋状の磁極5
1,52は、磁気結合ローラ5の周面に形成された螺旋
状の部分を図2に示すような小さな部分に区画しながら
それぞれ同極性に磁化することで構成されたものであ
る。そして、図2に示すように、螺旋状の磁極51,5
2は前後にずらして二本設けられている。二本の螺旋状
の磁極51,52のうちの一方がS極51を形成し、他
方がN極52を形成している。
【0016】一方、前述したようにキャリア本体31の
下縁には、キャリア側磁石35が設けられている。この
キャリア側磁石35は小さな直方体状の磁石であり、搬
送方向に沿ってキャリア本体31の下縁に所定間隔で多
数設けられている。この多数のキャリア側磁石35は上
下面に磁極が現れるようになっているが、交互に磁極が
異なるように配置されている。各々のキャリア側磁石3
5の配置間隔は、下方の磁気結合ローラ5の二つの螺旋
状の磁極の間隔に相当している。尚、キャリア側磁石3
5と磁気結合ローラ5との間には、後述のような外カバ
ー58が存在するが、図2では図示が省略されている。
また、キャリア側磁石35の下縁と磁気結合ローラ5の
磁極51,52の上縁との間隔は、4mm程度の小さな
ものに設定されている。
【0017】上述のような構成の磁気結合ローラ5に
は、後述する回転機構が付設されている。回転機構は、
磁気結合ローラ5の中心軸を回転軸として磁気結合ロー
ラ5を回転させるものであり、この回転によってキャリ
ア3が搬送方向に移動するよう構成されている。即ち、
上述の通り、キャリア本体31の下縁には多数のキャリ
ア側磁石35が配置され、それに対応するようにして磁
気結合ローラ5の周面に二つの螺旋状の磁極51,52
が形成されている。各々のキャリア側磁石35は、下方
の磁気結合ローラ5の磁極に磁気的に結合している。即
ち、N極のキャリア側磁石35は磁気結合ローラ5のS
極51に結合し、S極のキャリア側磁石35は磁気結合
ローラ5のN極52に結合している。この状態で磁気結
合ローラ5が回転すると、磁気結合ローラ5の周面の磁
極51,52は螺旋状なので、その磁極51,52は回
転の方向に従って前又は後ろに動いていくような状態と
なる。上方のキャリア側磁石35は磁気結合ローラ5の
磁極51,52に磁気的に結合しているので、磁気結合
ローラ5の回転に従ってキャリア3全体が前又は後ろに
移動することになる。従って、磁気結合ローラ5の回転
の方向を適宜選択することにより、キャリア3を搬送方
向に移動させて基板1を搬送することが可能となる。
【0018】一方、上述のように搬送されるキャリア3
は、図4に示すように三つのプーリ36,37,38に
支持されながら搬送されるようになっている。まず、キ
ャリア本体31は、搬送方向に直角な鉛直面で見ると、
下側部分において板の厚さのほぼ半分程度がえぐられた
ような形状である。そして、そのえぐられた部分におい
てキャリア本体31を下方から支持するようにして支持
プーリ36が配置されている。この支持プーリ36は、
水平な保持棒に保持されて水平な回転軸の周りに回転可
能となっている。キャリア本体31のえぐられた部分の
上縁は断面逆V字状に形成されており、その逆V字状の
縁にはまり込むようにして支持プーリ36が位置してい
る。また、キャリア本体31の下端部分には、両側から
キャリア本体31を挟むようにして左右一対の挟持プー
リ37,38が配置されている。一対の挟持プーリ3
7,38は垂直な保持棒に保持されて垂直な回転軸の周
りに回転可能に配置されている。
【0019】尚、支持プーリ36及び一対の挟持プーリ
37,38はいずれも従動プーリであり、キャリア本体
31の移動に従って従動して回転する。また、これらプ
ーリ36,37,38は、真空室2内の雰囲気に配置さ
れるので、塵埃等を発生させないよう、その回転機構部
に真空用ベアリングを採用している。また、キャリア本
体31のプーリ36,37,38との接触部分は、ステ
ンレス鋼に焼き入れ処理を行った構成とされており、同
様にプーリ36,37,38のキャリア本体31との接
触部分も、ステンレス鋼に焼き入れ処理を行った構成と
している。このような構成によって、摩擦等による塵埃
等の発生を抑えている。キャリア本体31は、上述のよ
うに三つのプーリ36,37,38によって支持されて
おり、この状態で前述の如く搬送される。尚、三つのプ
ーリ36,37,38の組は、搬送方向に沿って所定間
隔で複数配置されており、一つのキャリア3は四組程度
のプーリ36,37,38の組で支持されて搬送される
よう構成されている。
【0020】次に、図4及び図5を使用して、上記搬送
系の構成をさらに詳しく説明する。図5は、図1の装置
に採用された搬送系の構成をさらに詳しく説明するため
の平面概略図である。上述した磁気結合ローラ5は、図
5に示すように、搬送方向に沿って二つ配置されてお
り、二つの磁気結合ローラ5は連結棒53によって連結
されている。そして、連結棒53のほぼ中央の位置に
は、傘歯車54が設けられている。一方、連結棒53に
直角に交差する駆動棒55が配置され、その駆動棒55
の先端には連結棒53の傘歯車54に螺合する傘歯車5
6が設けられている。駆動棒55は、不図示の連結機構
を介して移動用モータ57に連結されており、移動用モ
ータ57によって棒の中心軸を回転軸として回転するよ
う構成されている。
【0021】移動用モータ57が駆動棒55を駆動して
回転させると、傘歯車54,56の螺合部分を経由して
回転駆動が伝達され、連結棒53が回転する。これによ
って連結棒53の両側の磁気結合ローラ5が回転し、そ
の結果、前述の通りキャリア3が移動する。また、磁気
結合ローラ5は、図4及び図5に示すように実際には円
筒状の外カバー58の内部に配置されている。この外カ
バー58は磁気結合ローラ5の配置空間を真空室2内の
真空雰囲気から区画するためのものである。即ち、図4
に示すように、外カバー58は真空容器20の器壁を貫
通して真空容器20外にまで延びており、従って外カバ
ー58の内部は大気圧雰囲気となっている。このように
外カバー58を配置するのは、上述のような磁気結合ロ
ーラ5の駆動機構はギヤ結合等を含んでおり、グリース
等の塵埃を発生させる部材を使用することになるからで
ある。尚、外カバー58は、SUS・301やSUS・
304等のステンレス又はアルミニウム等の透磁率の高
い材料で形成され、前述したキャリア側磁石35と磁気
結合ローラ5との磁気結合に支障が無いようにしてい
る。
【0022】尚、上述のような二つの磁気結合ローラ5
とそれらを連結する連結棒53、外カバー58、駆動棒
55、不図示の連結機構及び移動用モータ57の組が、
図1に示す一つ一つの真空室2ごとに配置されている。
これによって、方形な搬送路30に沿ってキャリア3を
周状に搬送することができるようになっている。上述の
通り、磁気結合ローラ5の駆動機構はすべて大気圧中に
配置されており、摩擦などを伴う部分から発生する塵埃
が真空室2内に進入しないようになっている。
【0023】次に、図1の装置に採用された回転機構の
構成について説明する。図6は、図1に示す装置に採用
された回転機構の構成を説明する側面概略図である。図
6に示す回転機構は、上述した構成と同様の磁気結合ロ
ーラ5の駆動機構(以下、直線移動機構)を保持した保
持体61と、この保持体61を回転させて移動機構ごと
キャリア3を回転させる回転用モータ62とから主に構
成されている。
【0024】まず、図1に示す回転室においても、図
2,図3及び図5に示す構成と同様な二つの磁気結合ロ
ーラ5及びそれらの連結する連結棒53が配置されてい
る。この連結棒53には、図5に示すのと同様に駆動棒
55が傘歯車54,56を介して連結している。この駆
動棒55の後端には、図6に示すように別の傘歯車55
1が設けられている。この別の傘歯車551には、鉛直
な姿勢の動力伝達棒59が連結されている。即ち、動力
伝達棒59の先端には傘歯車591が設けられて駆動棒
55の後端の傘歯車551に螺合している。動力伝達棒
59の後端は、移動用モータ57の出力軸が連結されて
いる。
【0025】一方、回転機構を構成する保持体61は、
円柱状又は円筒状の部材であり、その軸方向を鉛直にし
て配置されている。保持体61は、図6に示すように、
鉛直方向に長い貫通孔を有し、この貫通孔に挿通された
状態で上記動力伝達棒59が配置されている。貫通孔の
内面と動力伝達棒59との間の間隙部分には、ベアリン
グ592が配置され、動力伝達棒59の回転を許容しつ
つ貫通孔の部分に動力伝達棒59を保持している。
【0026】上記保持体61は、より大きな径のほぼ円
筒状の保持体カバー62の内側に配置されている。この
保持体カバー62は、内側に保持体61を収納して保持
するとともに回転機構が配置された回転室の底板部分2
2に取り付けられている。即ち、回転室の底板部分22
には、保持体カバー62の外径に適合する大きさの円形
の開口を有し、この開口に保持体カバー62をはめ込ん
で固定している。保持体カバー62と底板部分22との
接触面にはOリング等のシール材が設けられている。
【0027】また、保持体カバー62とその内側の保持
体61との間の間隙には、上下に並べて設けた四つのベ
アリング63と、上側の二つのベアリング63の間に挟
み込むようにして設けたメカニカルシール64とが設け
られている。メカニカルシール64は、保持体61の回
転を許容しつつ保持体61と保持体カバー62との間の
間隙を真空シールするためのものであり、磁性流体を使
用したシール機構等が好適に使用できる。
【0028】また一方、保持体61の下面にはプーリ取
付具63が設けられており、このプーリ取付具63の下
端に保持体側プーリ64が固定されている。保持体側プ
ーリ64は、保持体61の中心軸と同心状に配置された
ものである。さらに、保持体側プーリ64と同じ高さの
位置には、モータ側プーリ65が配置されている。この
モータ側プーリ65には、上方に突出させた回転用モー
タ62の出力軸が連結されている。また、モータ側プー
リ65と保持体側プーリ64とを連結するようにして、
ベルト66が張架されている。具体的には、保持体側プ
ーリ64及びモータ側プーリ65はタイミングプーリか
ら構成され、ベルトはタイミングベルトから構成されて
いる。
【0029】また、保持体61の上面には、図6に示す
ような移動機構保持枠67が固定されている。移動機構
保持枠67は、前述したキャリア3や磁気結合ローラ5
等を全体に保持するためのものである。移動機構保持枠
67の下側部分の先端には、図6に示すように支柱67
1が数本配置されており、この支柱671によって前述
した支持プーリ36や一対の挟持プーリ37,38が保
持されている。また、この移動機構保持枠67の下側部
分の上には、磁気結合ローラ5を駆動する駆動棒55を
収容した駆動棒カバー552が載置固定されている。駆
動棒55と駆動棒カバー552との間の間隙には、ベア
リング553が数個間隔をおいて配置されている。ま
た、移動機構保持枠67の上側部分は、駆動棒55を覆
うようにして配置され、駆動棒55が配置された空間を
真空容器20内の真空雰囲気から隔絶するよう構成され
ている。また、移動機構保持枠67の上側部分の先端
は、上記駆動棒カバー552の上面を覆っている。尚、
駆動棒カバー552の移動機構保持枠67との間に真空
シール部68が配置されており、移動機構保持枠67の
内部からの真空室2内へのリークを防止している。
【0030】このような回転室の直線移動機構及び回転
機構の動作について説明する。まず、直線移動機構は、
上述した成膜処理室の直線移動機構とほぼ同様に動作す
る。即ち、移動用モータ57が駆動されると、動力伝達
棒59、駆動棒55、連結棒53をそれぞれ介して磁気
結合ローラ5に回転駆動が伝達されて磁気結合ローラ5
が回転する。これによって、上方のキャリア3が直線移
動する。キャリア3が移動して回転室内の所定位置に達
すると、回転用モータ62が駆動される。回転用モータ
62の動力は、モータ側プーリ65からベルト66によ
って保持体側プーリ64に伝えられ、保持体側プーリ6
4を回転させる。これによって、上方の保持体61が回
転し、保持体61上に保持されていた直線移動機構が全
体に回転する。この結果、キャリア3も回転する。回転
角度が90度に達すると回転用モータ62は駆動を停止
し、キャリア3の回転も停止する。これによって、キャ
リア3の搬送の向きが90度曲げられる。次に、所定の
制御信号を受けた後さらに直線移動機構が駆動され、9
0度曲げられた搬送路30に沿ってキャリア3を移動さ
せ、次の真空室2までキャリア3を搬送させる。従っ
て、曲げられた後の搬送路30においても、基板1の板
面は搬送方向の側方に向くようになっている。
【0031】上記構成に係る回転機構の構成において、
90度等の所定角度の回転の制御は、回転用モータ62
の制御によって行っても良いし、保持体61が所定角度
回転したのを検出する不図示のセンサ機構等によって行
ってもよい。上記構成に係る回転機構の構成では、回転
のための機構がすべて大気圧中に配置されており、真空
容器20内の真空雰囲気に露出しないようになってい
る。このため、摩擦等を伴う部分からの塵埃が真空室2
内に進入することが防止されている。
【0032】次に、図4を使用して、処理手段4の構成
について説明する。処理手段4は、成膜処理室として機
能させるべき真空室2に配置されるものであり、成膜処
理の内容によってその構成が決定される。本実施例の装
置では、スパッタリングによって成膜を行っており、図
4にはマグネトロンスパッタリング用のカソード機構の
例が示されている。図4に示す処理手段4は、厚い円盤
状のカソード41と、このカソード41の前面に設けた
ターゲット42と、ターゲット42の裏側であってカソ
ード41の内部に設けた一対の磁石43,44と、カソ
ード41に所定の電位を与えるための電源45とから主
に構成されている。
【0033】ターゲット42は、成膜する材料によって
形成された円板状の部材であり、交換可能にカソード4
1の前面に取り付けられている。本実施例の装置では、
一つの処理手段4で二枚の基板1に同時に成膜する例で
あり、従ってターゲット42の直径は、基板1の直径の
およそ二倍程度に設定されている。一対の磁石43,4
4は、中央に配置された円柱状の磁石43と、その周囲
に所定の間隙を有して配置したリング状の磁石44とか
ら構成されており、ターゲット42側の表面の磁極が相
異なるように磁化されている。磁石の裏側には、ヨーク
46が配置されており、中央の磁石43と周囲の磁石4
4との間の磁路を形成するよう構成されている。
【0034】上記カソード機構においては、中央の磁石
43と周囲の磁石44とをつなぐようにしてアーチ状の
磁力線が設定される。一方、電源45によってカソード
41に所定の電位が印加され、前述の通り接地される基
板1との間に所定の電界が設定される。この電界は、上
記一対の磁石43,44による磁力線と直交し、この直
交電磁界によってマグネトロン放電が達成されてスパッ
タが行われる。尚、成膜処理室を形成する真空室2に
は、不図示のガス導入系が付設されて所定のガスが導入
されるようになっている。上述したカソード機構が処理
手段4として採用されている成膜処理室には、アルゴン
等の不活性ガスを導入するガス導入系が採用されてお
り、導入された不活性ガスは電離して上記マグネトロン
放電を生ずる。
【0035】他の処理手段4の例としては、基板を加熱
する加熱機構、基板の表面酸化膜等を除去するためのエ
ッチングを行うエッチング機構、成膜処理中に昇温した
基板を冷却する冷却機構等が挙げられる。加熱機構とし
ては、真空雰囲気中であるため赤外線ランプのような輻
射加熱によるものが好適に採用される。エッチング機構
としては、所定のガスを導入するガス導入機構及び所定
の電圧が印加される電極機構等が処理手段4として採用
される。さらに、冷却機構は、冷媒を循環させるパイプ
が配設された冷却パネルを基板に対向させて配設し、こ
の冷却パネルと基板との間に水素等の熱伝導性の良いガ
スを流す構成等が採用し得る。
【0036】尚、処理手段4を設けた真空容器20の器
壁部分は、図1に示したように一方の側縁を中心にして
回転して開くようになっている。この構造は処理手段4
のメンテナンス等のためのものであり、例えばカソード
機構のターゲット42が消耗したので新品と交換する場
合等に、図1のように器壁部分を開けてメンテナンス等
の作業を行う。尚、内側に配置された処理手段4に対し
てもメンテナンスが必要であるが、外側の器壁部分を開
ければ内側の処理手段4にも手が届くような場合には、
内側の器壁部分は開閉可能とする必要はない。但し、必
要に応じて内側の器壁部分も開閉可能としてもよい。
【0037】次に、図1の装置における仕込室23およ
び回収室24の構成について説明する。本実施例の装置
の特徴の一つは、上述の通りキャリア3が基板1を搬送
方向の側方に板面を向けた状態で基板1を保持すること
である。仕込室23は、このような姿勢でキャリア3に
基板1を搭載するための真空室であり、その内部には、
真空用ロボット231が配置されている。
【0038】真空用ロボット231は、真空中において
動作することを想定されたロボットであり、塵埃等を発
生させないクリーンな構造となっている。このような真
空用ロボット231としては、(株)メックス社製のU
TV−2000等の市販のものを適宜選択して採用する
ことができる。本実施例の装置で成膜処理される基板1
は、ハードディスク用の基板1等のような中央に円形の
開口を有した円盤状のものであり、真空用ロボット23
1は、そのアームの先端部分を基板1の中央の開口に挿
入してその先端部分で基板1を保持するようになってい
る。アームの先端部分の上面には、アームの幅方向に延
びる溝が形成され、その溝に基板1の中央の開口の縁を
落とし込んだ状態でアームは基板1を保持するようにな
っている。従って、真空用ロボット231が動作してア
ームが振られた際でも、基板1がアームの先端部分から
ずり落ちないようになっている。
【0039】また一方、上記のような真空用ロボット2
31が配設された仕込室23の外壁には、ゲートバルブ
21を介して仕込用補助真空室232が設けられてい
る。この仕込用補助真空室232は、成膜処理すべき基
板1をオペレーターが搬入するためのものであり、オペ
レーターが位置する手前側に搬入用扉233を有してい
る。オペレーターは、処理すべき基板1を基板カセット
に多数収容し、搬入用扉233を開けて基板カセットを
仕込用補助真空室232内に搬入するようになってい
る。基板カセットは、通常25枚の基板1を収納可能と
なっており、真空用ロボット231の動作を阻害しない
よう、垂直な姿勢の基板1の下縁を支持して収納するも
のである。尚、このような仕込用補助真空室232は、
仕込室23の外壁に二つ並んで設けられている。
【0040】基板1の仕込動作について説明すると、オ
ペレーターは、一方の仕込用補助真空室232の搬入用
扉233を開け、上述のように多数の基板1を収納した
基板カセットを仕込用補助真空室232に搬入する。搬
入用扉233を閉じると、当該仕込用補助真空室232
の排気系(不図示)が動作し、所定の真空圧力に達する
と仕込用補助真空室232と仕込室23との境界部分の
ゲートバルブ21が開く。次に、仕込室23内の真空用
ロボット231が動作し、基板カセット内で最も先端側
に保持されていた基板1の中央の開口に真空用ロボット
231のアームが進入してこの基板1を保持する。そし
て、真空用ロボット231が所定の動きを行ってアーム
の先端部分が図2に示すキャリア3の上方位置に達す
る。この状態で真空用ロボット231はアームを下降さ
せるよう動作し、これによって基板1は下降し、対向す
る左右一対のフィンガ板33,34の間に位置に達す
る。基板1が所定位置まで下降するとアームの下降は停
止し、基板1は下側のフィンガ板32に支持されるとと
もに左右一対のフィンガ板33,34により側縁を挟持
された状態となる。これにより、キャリア3への基板1
の搭載動作が完了する。
【0041】真空用ロボット231は、上記とほぼ同様
な動きをもう一度行う。即ち、上記基板1のすぐ後ろの
位置で基板カセット内に収納されていた基板1をアーム
が取り出し、キャリア3に設けられたもう一方の三つの
フィンガ板32,33,34の組によって保持される位
置に、この基板1を移動させる。二枚めの基板1のキャ
リア3への搭載が完了すると、仕込動作が完了する。こ
のようにして二枚の基板1を保持したキャリア3は、上
述した搬送系によって搬送されるとともに上述した回転
機構によって所定場所で回転し、方形な搬送路30に沿
って搬送されることになる。
【0042】尚、他方の仕込用補助真空室232は、一
方の仕込用補助真空室232から真空用ロボット231
により基板1の仕込動作を行っている間に一旦大気圧に
戻され、上述のような基板カセットの搬入動作をオペレ
ーターが行う。そして、一方の仕込用補助真空室232
からの仕込動作がすべて終了した後、この他方の仕込用
補助真空室232からの仕込動作を同様に行う。このよ
うに、二つの仕込用補助真空室232からの仕込動作を
交互に行うようになっている。このため、効率の良い仕
込動作が可能となっている。
【0043】図1に示すように、仕込室23の隣りには
回収室24が配置されている。この回収室24は、成膜
が済んだ基板1をキャリア3から回収するための真空室
である。この回収室24にも、仕込室23のものと同様
な真空用ロボット241が配設されている。また、回収
室24の外壁には、回収用補助真空室242が同様に二
つ並んで設けられている。この回収用補助真空室242
には、空の基板カセットが予め配置されている。成膜処
理がすべて完了した基板1は、キャリア3に保持されな
がら搬送系によって回収室24に搬送される。そして、
回収室24の真空用ロボット241が動作して、アーム
がその先端部分を前述のように保持する。アームは垂直
に上昇しながらキャリア3の左右一対のフィンガ板3
3,34の間から基板1を引き抜き、所定の動作を経て
基板カセットのところまで基板1を移動させる。そし
て、基板1を基板カセットに渡して支持させる。
【0044】真空用ロボット241は、キャリア3に保
持されていたもう一方の基板1についても同様の動作を
行い、基板1を基板カセットに収容する。このようにし
て順次搬送されるキャリア3から基板1を引き抜きて基
板カセット内に収容し、所定の枚数の収容が完了する
と、回収用補助真空室242内を大気圧に戻してからオ
ペレーターが搬出用扉243を開け、内部の基板カセッ
トを搬出する。その間、真空用ロボット231は、もう
一方の回収用補助真空室242内の基板カセットに対し
て、上述した基板回収動作を繰り返す。従って、回収動
作についても、上記仕込動作と同様、回収用補助真空室
242を交互に使用して効率のよい動作が行えるように
なっている。尚、基板1が回収されたキャリア3は、ゲ
ートバルブ21を通って回収室24から仕込室23に搬
送され、仕込室23で再び上述の仕込動作を行う。つま
り、キャリア3は方形な搬送路に沿って無終端状に循環
し、その循環の過程で基板の受け渡しを行いながら成膜
処理が行われるようになっている。
【0045】次に、メンテナンス作業を考慮した本実施
例の装置の構成について、図7を使用しながら補足的に
説明する。図7は、図1に示す装置の側面外観図であ
る。図7に示すように、本実施例における真空容器20
は殆どが架台200の上に載っているが、少なくとも一
つの真空容器201は架台200の上には配置されず、
両側の真空容器20の間に中吊りされた状態で配置され
ている。従って、中吊りされた真空容器201の下には
一定のスペースがあり、ここを通り人間が内側に入れる
ようになっている。図1に示す通り、本実施例の装置は
真空容器20の内側の器壁部分も処理手段4が取り付け
られており、メンテナンス等のためには、方形に連続し
て設けられた真空容器20の内側に入る必要があるが、
すべての真空容器20を架台200上に配置してしまう
と、人間が内側に入ることが困難となる。そこで、本実
施例では、図7に示すごとく、少なくとも一つの真空容
器201を中吊り状態で配置し、人間が内側に入れるよ
うにしている。
【0046】次に、図1のような装置を使用する成膜処
理の例について説明しながら、本実施例のインライン式
成膜装置の全体の動作を簡単に説明する。例えば高密度
記録用のハードディスクを作成する場合を例に取って説
明すると、エッチング、加熱、多層薄膜形成、冷却等の
処理を経て基板に対する成膜処理が完了する。
【0047】まず、基板1としてはアルミ等の金属が使
用され、その表面はNiPメッキ等の下地膜が形成され
ている。このような基板1は、まずエッチングを行って
下地膜の表面に存在する酸化膜や水分等を除去する。エ
ッチングは、例えば高周波によってプラズマを形成する
とともにキャリア3を介して基板1に高周波電圧を印加
して高周波スパッタを行い、この高周波スパッタによっ
てイオンを基板1の表面に衝突させる。これによって下
地膜表面の酸化膜や水分等をスパッタエッチングして除
去する。
【0048】次に、基板1を350℃程度まで加熱す
る。加熱は、後の成膜処理において結晶成長等が良好に
行われるようにするために行うものである。このような
加熱の後、基板1の表面にまず下地としてCrの薄膜を
例えば700オングストローム程度形成する。即ち、C
rよりなるターゲット42を使用してスパッタリングを
行い、Cr薄膜を形成する。次に、磁気記録の主たる役
割を果たすCoCrTa等の薄膜を形成する。即ち、C
oCrTa等よりなるターゲット42(合金または焼結
体)を使用してスパッタリングを行い、CoCrTa等
の薄膜を形成する。このCoCrTa等の薄膜は、例え
ば300オングストローム程度形成される。尚、CoC
rTa等の薄膜を形成するに際し、結晶性を良くするた
め基板1にバイアス電圧を−300V程度印加する場合
もある。
【0049】次に、基板1を一旦150℃程度まで冷却
する。そして、最後にカーボンの薄膜を保護膜として形
成し、これによって成膜処理が終了する。基板1を冷却
してからカーボンの成膜を行うのは、基板1の温度が低
い方がカーボン膜の緻密性が良いためである。
【0050】上記のような一連を図1の装置で行う場
合、各真空室2は例えば以下のように構成される。以下
の説明では、図1に示す方形な搬送路30の四つの角の
部分に配置された真空室2を、搬送の順に第一回転室2
51、第二回転室252、第三回転室253、第四回転
室254と呼ぶ。
【0051】まず、第一回転室251と第二回転室25
2との間の辺に配置された三つの真空室2のうちの第一
回転室251に隣接する真空室2が、上記エッチングを
行う第一成膜処理室となる。従って、この真空室2に配
置された処理手段4は、高周波電圧の印加機構や放電ガ
スの導入系等によって構成される。次に、第一回転室2
51と第二回転室252との間の辺の真ん中に配置され
た真空室2は、上記加熱処理を行う第二成膜処理室とな
る。従って、この真空室2に配置された処理手段4は、
赤外線ランプおよびその赤外線ランプへの給電機構等に
よって構成される。そして、第一回転室251と第二回
転室252との間の辺に配置された第二回転室252よ
り真空室2も、同様に加熱処理を行う第三成膜処理室と
なる。つまり、第二成膜処理室に引き続いて第三成膜処
理室でも同様な加熱が行われる。
【0052】次に、第二回転室252と第三回転室25
3との間の辺に配置された二つの真空室2のうちの第二
回転室252より真空室2が、Crの薄膜を作成する第
四成膜処理室となる。従って、この真空室2に配置され
た処理手段4は、Crよりなるターゲット42を使用し
たカソード機構等によって構成される。さらに、この第
三成膜処理室の隣りに配置された真空室2が、CoCr
Taの薄膜を作成する第五成膜処理室となる。従って、
この真空室2に配置された処理手段4は、CoCrTa
よりなるターゲット42を使用したカソード機構等で構
成される。
【0053】そして、第三回転室253と第四回転室2
54との間の辺に配置された三つの真空室2のうちの第
三回転室253より配置された真空室2が、冷却を行う
第六成膜処理室となる。従って、この真空室2に配置さ
れた処理手段4は、冷却パネル等を備えた冷却機構によ
り構成される。最後に、第三回転室253と第四回転室
254の間の辺の真ん中に配置された真空室2が、保護
膜としてのカーボン薄膜を形成する第七成膜処理室であ
る。従って、この真空室2に配置された処理手段4は、
カーボンよりなるターゲット42を使用したカソード機
構等で構成される。また、メタンガス及び水素ガスをア
ルゴンなどの不活性ガスに混合したガスを導入して反応
性スパッタを行い、基板1の表面上に所定のカーボン薄
膜を堆積させる場合もある。そして、第三回転室253
と第四回転室254との間に配置された真空室2のうち
の第四回転室254よりの真空室2も、同様にカーボン
薄膜を作成する第八成膜処理室であり、第七成膜処理室
におけるのと同様な処理手段4が配置される。
【0054】上記のように、方形な搬送路30に沿って
配置された複数の真空室2に対し、要求される成膜処理
のステップに応じて成膜処理室の割り当てを行っている
ので、方形な搬送路30に搬送される過程で基板1に所
望の成膜処理が連続して行われる。各真空室2での成膜
処理の際にはキャリア3の搬送は停止され、基板1が静
止した状態で処理が行われる。但し、薄膜や成膜処理の
内容によってはキャリア3を移動させながら成膜処理を
行うようにする場合もある。尚、成膜処理室における処
理時間は、各々の成膜処理室で異なる場合がある。この
ような成膜処理に要する時間の相違を調整するため、キ
ャリア3はそれぞれの真空室2又は回転室251,25
2,253,254で所定時間停止する場合もある。
【0055】上述のように、本実施例の装置では、方形
の搬送路30に沿って成膜処理室を配置して成膜処理を
行うよう構成されているので、真空室2の直線的に並べ
て配置した従来の装置に比べ、装置の長さが格段に短く
できる。特に、最近の成膜処理では成膜工程が複雑化
し、多数の成膜処理を基板1に連続して行う必要がある
が、本実施例の装置によれば、成膜処理室を多くしても
装置の長さは従来のようにいたずらに長くなることはな
い。
【0056】次に、本願発明の他の実施例について説明
する。図8は、本願発明の他の実施例の構成について説
明する平面概略図である。この実施例の装置では、三角
形状の搬送路30が設定され、この搬送路30に沿って
複数の真空室2がゲートバルブ21を介して隣接して配
置されている。そして、角の部分に配置された真空室2
は、前述と同様な回転機構(図8中不図示)が配置され
た回転室になっている。尚、前述の例では、回転機構は
キャリア3を90度回転させるものであったが、この例
では120度回転させる機構である。
【0057】また、三角形の二つの辺に配置された真空
室2は、所定の処理手段4を配置した成膜処理室になっ
ている。この例では、二つの辺に二つずつ計四つの成膜
処理室を配置している。そして、他の一辺に配置された
二つの真空室2が、仕込室23と回収室24とになって
いる。仕込室23と回収室24には、前述と同様の仕込
用補助真空室232と回収用補助真空室242とがそれ
ぞれ隣接して配置されている。この実施例の装置では、
キャリア3が三角形状の搬送路30に沿って搬送される
過程で所定の成膜処理が連続して施される。この装置の
動作は、前述した実施例の装置と搬送路30の形状等が
異なるのみで、他の部分では本質的に同様である。
【0058】このように、本願発明における「多角形状
の搬送路」は、三角形、四角形(方形)、五角形、六角
形……のように、任意の角数を設定することができる。
また、図1や図8に示された例のように正多角形の形状
でなくともよく、特定の目的のために正多角形以外の形
状を選択する場合もある。なお、図1に示すような方形
の搬送路30を採用すると、装置全体の占有スペースの
平面形状がほぼ方形となる。既存の生産設備の多くが同
様に方形の占有スペースを有しているので、このような
装置は、既存の生産設備に交換して導入したり割り込ま
せて導入したりする際に、無駄になるスペースが少なく
できるという点で好適である。
【0059】また、上述した実施例の装置では、二枚の
基板1を同時に保持するキャリア3を採用して二枚の基
板1を同時に処理しているので、一枚の基板の場合に比
べ生産性が倍増している。このような観点から、二枚、
三枚、四枚……の基板を同時に保持するキャリア3を採
用すれば、さらに生産性の向上が期待できる。
【0060】尚、上述した各実施例では、回転機構を配
置した専用の真空室即ち回転室が設けられているが、こ
れは必須の条件ではなく、成膜処理室等に連続した空間
内に回転機構を配置してもよい。但し、搬送路30の角
の部分の両側に成膜処理室が配置されている場合、その
角の部分に専用の回転室を形成しておくと、両側の成膜
処理室を区画して両者の雰囲気の相互汚染を防止する機
能が得られる。また、上述したように、成膜処理室と区
画された回転室を備えることによって、前後の成膜処理
室における処理時間を相違を調整するための基板静止動
作を付加することができる。
【0061】さらに、上述した実施例では、仕込室23
と回収室24と別々の真空室2としたが、これを一つの
真空室2として省スペース化を図ることも可能である。
この場合、真空用ロボット231等の基板着脱機構を二
つ配置してもよいし、両者を兼務する一つの機構で着脱
を行うようにしてもよい。なお、仕込室23や回収室2
4を真空室とすることによって、基板1の着脱動作が真
空中で行えることとなり、基板1の着脱の際の基板1へ
の異物の付着などの問題が防止されて良質な成膜が可能
となる。
【0062】また、上述した実施例では、基板1の両面
に同時に成膜処理するため、真空容器20の外側の器壁
部分と内側の器壁部分の両方に処理手段4を設け、処理
手段4が搬送路30を挟んで対向するように構成した
が、片方ずつに成膜処理を行う場合や基板1の片面のみ
に成膜処理を行う場合などでは、一方の側の器壁部分の
みに処理手段4を配置する場合もある。
【0063】尚、前述した例ではハードディスクの例が
取り上げられたが、光ディスク、光磁気ディスク等の他
の情報記録ディスク用の基板についても本願発明は実施
可能である。またLSI(大規模集積回路)用の基板や
LCD(液晶ディスプレイ)用の基板等に対する成膜処
理についても、本願発明の装置は適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1記
載のインライン式成膜装置によれば、方形の搬送路に沿
って成膜処理室を配置して成膜処理を行うよう構成され
ているので、多くの成膜処理を経て成膜が完成するよう
な場合であっても装置がいたずらに長くなることがな
い。このため、装置の占有面積が大きくならず、クリー
ンルーム等の限られたスペースに配置する際に好適な装
置となる。また、請求項2の発明によれば、上記請求項
1の効果において、回転機構が専用の回転室に配置され
ているので、前後の成膜処理室の相互汚染を防止するこ
とが可能となる。また、請求項3の発明によれば、上記
請求項2の効果において、前後の成膜処理室における処
理時間の相違を調整することが可能となり、処理時間の
相違する成膜処理を容易に行うことができる。また、請
求項4の発明によれば、上記請求項1,2又は3の効果
において、仕込室と回収室が真空室で構成されているの
で、基板の着脱動作が真空中で行えることとなり、基板
着脱の際の異物の付着などの問題が防止されて良質な成
膜が可能となる。また、請求項5の発明によれば、上記
請求項4の効果において、仕込室と回収室とが一つの真
空室で兼用されているので、真空室を少なくして省スペ
ース化を図ることが可能となる。また、請求項6又は7
の発明によれば、上記請求項1,2,3,4又は5の効
果において、方形の搬送路に沿って複数の真空容器が配
設されるので、装置全体の占有スペースの平面形状がほ
ぼ方形となり、既存の生産ラインへの導入に際し無駄に
なるスペースが少なくできるという効果が得られる。ま
た、請求項8の発明によれば、上記請求項1,2,3,
4,5,6又は7の効果において、成膜処理の効率が向
上し、生産性の点で優れた装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明のインライン式成膜装置の実施例に
ついて説明する平面概略図である。
【図2】図1のインライン式成膜装置に採用されたキャ
リア及び搬送系の構成を説明する正面概略図である。
【図3】図2のキャリアの構成をさらに詳しく説明する
ための図であり、図2のキャリアのA−Aでの平面断面
概略図になっている。
【図4】図1の装置におけるキャリア、搬送系及び処理
手段の構成について説明する側面概略図である。
【図5】図1の装置に採用された搬送系の構成をさらに
詳しく説明するための平面概略図である。
【図6】図1の装置に採用された回転機構の構成を説明
する側面概略図である。
【図7】図1に示す装置の側面外観図である。
【図8】本願発明の他の実施例の構成について説明する
平面概略図である。
【図9】従来のインライン式成膜装置を説明する平面概
略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 真空室 23 仕込室 24 回収室 30 搬送路 3 キャリア 4 処理手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】基板表面に薄膜を作成する成膜装置は、
各種のタイプのものが知られている。このうち、磁気デ
ィスクや光ディスク等の情報記録用の基板に対する成膜
処理などでは、基板の搬送路に沿って配置された複数の
真空室に基板を順次搬送して成膜処理するインライン式
成膜装置が多用されている。図9は、従来のインライン
式成膜装置を説明する平面概略図である。図9に示すイ
ンライン式成膜装置は、基板の搬送路30に沿って配置
された複数の真空室2と、搬送路30に沿って基板を搬
送するための不図示の搬送系と、所定の真空室2におい
て所定の成膜処理を行うために当該真空室2に配置され
た処理手段4とから主に構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】複数の真空室2は、直方体状の真空容器2
0を搬送路30に沿って並べて設けることにより形成さ
れている。各々の真空容器20は、搬送方向の前後の器
壁部分に基板の通過のための開口を有し、この開口には
それぞれゲートバルブ21が配設されている。また、所
定の真空容器20の搬送方向側方の器壁部分には、処理
手段4が設けられている。この処理手段4の構成は、成
膜処理の内容によって決まる。例えばスパッタリングに
よって成膜する場合には、ターゲットを有したカソード
機構が処理手段4として配設される。このような処理手
段4は、通常複数の真空室2に配設され、基板に対して
複数の成膜処理を行えるよう構成されている。このよう
な複数の成膜処理は、複数の薄膜を積層して形成したり
する場合や、成膜の前に加熱やエッチング等の処理を行
ったりする場合に好適に採用される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】尚、搬送路30に沿って最も手前の真空室
2は基板搬入用の予備室として用いられ、最も後方の真
空室2は基板搬出用の予備室として用いられる。多くの
場合基板はキャリア3に保持されて搬送され、ゲートバ
ルブ21を通過しながら各真空室2に順次搬送される。
そして各真空室2に必要に応じて配置された処理手段4
により、基板の表面に所定の成膜処理が順次行われ、こ
れらの成膜処理を経て所定の薄膜が基板の表面に作成さ
れる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】尚、上記の説明から明かな通り、本願にお
ける「成膜処理」とは、文字通り「成膜」が行われる処
理のみならず、「成膜」の前又は後に行われる他の処理
も含んだ概念である。上記のようなインライン式成膜装
置では、キャリア3に保持された基板は、大気に晒され
ることなく真空中で順次成膜処理を行うことができるた
め、品質の良い薄膜を作成できる長所がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】まず、第一回転室251と第二回転室25
2との間の辺に配置された三つの真空室2のうちの第一
回転室251に隣接する真空室2が、上記エッチングを
行う第一成膜処理室となる。従って、この真空室2に配
置された処理手段4は、高周波電圧の印加機構や放電ガ
スの導入系等によって構成される。次に、第一回転室2
51と第二回転室252との間の辺の真ん中に配置され
た真空室2は、上記加熱処理を行う第二成膜処理室とな
る。従って、この真空室2に配置された処理手段4は、
赤外線ランプおよびその赤外線ランプへの給電機構等に
よって構成される。そして、第一回転室251と第二回
転室252との間の辺に配置された第二回転室252
りの真空室2も、同様に加熱処理を行う第三成膜処理室
となる。つまり、第二成膜処理室に引き続いて第三成膜
処理室でも同様な加熱が行われる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】次に、第二回転室252と第三回転室25
3との間の辺に配置された二つの真空室2のうちの第二
回転室252よりの真空室2が、Crの薄膜を作成する
第四成膜処理室となる。従って、この真空室2に配置さ
れた処理手段4は、Crよりなるターゲット42を使用
したカソード機構等によって構成される。さらに、この
第三成膜処理室の隣りに配置された真空室2が、CoC
rTaの薄膜を作成する第五成膜処理室となる。従っ
て、この真空室2に配置された処理手段4は、CoCr
Taよりなるターゲット42を使用したカソード機構等
で構成される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】そして、第三回転室253と第四回転室2
54との間の辺に配置された三つの真空室2のうちの第
三回転室253よりの配置された真空室2が、冷却を行
う第六成膜処理室となる。従って、この真空室2に配置
された処理手段4は、冷却パネル等を備えた冷却機構に
より構成される。最後に、第三回転室253と第四回転
室254の間の辺の真ん中に配置された真空室2が、保
護膜としてのカーボン薄膜を形成する第七成膜処理室で
ある。従って、この真空室2に配置された処理手段4
は、カーボンよりなるターゲット42を使用したカソー
ド機構等で構成される。また、メタンガス及び水素ガス
をアルゴンなどの不活性ガスに混合したガスを導入して
反応性スパッタを行い、基板1の表面上に所定のカーボ
ン薄膜を堆積させる場合もある。そして、第三回転室2
53と第四回転室254との間に配置された真空室2の
うちの第四回転室254よりの真空室2も、同様にカー
ボン薄膜を作成する第八成膜処理室であり、第七成膜処
理室におけるのと同様な処理手段4が配置される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図7】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図5】
【図8】
【図9】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/26 531 8721−5D G11B 7/26 531 H01L 21/203 H01L 21/203 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の板面を搬送方向の側方に向けて基
    板を保持することが可能なキャリアと、このキャリアを
    多角形状の搬送路に沿って周状に搬送する搬送系と、基
    板に対して真空中で連続的に成膜処理が施されるよう搬
    送路に沿って配置された複数の真空室とから構成された
    インライン式成膜装置であって、 前記複数の真空室は、前記多角形状の搬送路の少なくと
    も二つの辺に配置された複数の成膜処理室を含み、前記
    搬送系は、多角形状の搬送路の角の部分においてキャリ
    アを所定角度を回転させて基板の板面が搬送方向の側方
    に向くようにする回転機構を複数含んでいることを特徴
    とするインライン式成膜装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の真空室は、多角形状の搬送路
    の角の部分に配置された回転室を含み、前記回転機構
    は、この回転室においてキャリアを回転させるものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のインライン式成膜
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送系は、前記回転室においてキャ
    リアを一時的に待機させることが可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のインライン式成膜装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の真空室は、基板をキャリアに
    搭載するための仕込室と、成膜済みの基板をキャリアか
    ら回収するための回収室とを含んでいることを特徴とす
    る請求項1,2又は3に記載のインライン式成膜装置。
  5. 【請求項5】 前記仕込室と前記回収室とは、一つの真
    空室で兼用されていることを特徴とする請求項4に記載
    のインライン式成膜装置。
  6. 【請求項6】 前記多角形状の搬送路は、方形の搬送路
    であることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に
    記載のインライン式成膜装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の成膜処理室は前記方形の搬送
    路のうちの三つの辺に配置されており、残りの一辺に仕
    込室及び回収室が配置され、方形の搬送路の四つの角の
    部分には、キャリアを90度回転させることが可能な前
    記回転機構を備えた回転室がそれぞれ配置されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載のインライン式成膜装
    置。
  8. 【請求項8】 前記キャリアは、複数の基板を同時に保
    持するよう構成されていることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6及び7に記載のインライン式成膜装
    置。
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