JPH0627194A - テストハンドラー用のローダー・アンローダー - Google Patents

テストハンドラー用のローダー・アンローダー

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JPH0627194A
JPH0627194A JP4349938A JP34993892A JPH0627194A JP H0627194 A JPH0627194 A JP H0627194A JP 4349938 A JP4349938 A JP 4349938A JP 34993892 A JP34993892 A JP 34993892A JP H0627194 A JPH0627194 A JP H0627194A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集積回路(IC)や半導体チップ等の電子部
品を取り扱う為のオ−トマティックテスト装置と共に利
用されるロ−ダ−・アンロ−ダ−を提供する。 【構成】 ロ−ダ−50はテストするIC36を多数含
んだトレイ48を取り扱い、IC36をテストするため
にそのIC36をトレイ48から迅速かつ正確に取り出
すためのハンドラ−20上の位置にそのトレイ48を移
動させる。アンロ−ダ−60は、テストの後に、そのテ
スト結果に基づき様々なカテゴリ−に分類したIC36
を受けるためのトレイ48を取り扱う。本発明は又、ロ
−ダ−アンドアンロ−ダ−の様々な構成部品の間にトレ
イを往復させる2つのリセプタクルを有するトランスフ
ァ−ア−ム40を含む。これらの機能部品は、移動距離
と動作時間を減らし、それにより、本発明のロ−ダ−・
アンロ−ダ−が用いられるオ−トマティックテストハン
ドラ−の生産性を上げるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路(IC)や半導
体チップ等の電子部品のオ−トマティックテストハンド
リングに用いるロ−ダ−とアンロダ−に関し、特にその
ようなICを有するトレイを、各種の機械装置を有する
テストハンドラ−内の、ある位置から他のある位置へ、
迅速且つ効率的に移動できるロ−ダ−とアンロ−ダ−に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子産業界では、集積回路や半導体チッ
プ等の電子部品を、より安く又小型化する為の要求が絶
えない。それらの電子デバイスの生産性を高め、ユニッ
トコストを減少させる為の1つの方法は、それら電子部
品を同時に複数個テストすることにより、テストスピ−
ドを上げることである。
【0003】多数の電子部品をテストトレイにのせて、
多数の対応するテストコンタクタ−(試験用接触子)の
ついたテストヘッドプレイトと位置合わせして接触させ
て試験することは、試験技術の標準になってきた。1個
のデバイスがキャリアモジュ−ルのシ−ト(空席)に備
えられ、それぞれのキャリアモジュ−ルには1また2以
上のデバイスシ−トが備えられている。テストトレイに
は多数のキャリアモジュ−ルが縦横に配置されている。
多数のキャリアモジュ−ルを有したテストトレイは、テ
ストフィクスチャに対し垂直(上部または下部のいずれ
か)に整列するように配置される。
【0004】テストフィクスチャは、テストコンタクタ
−(テストピン)を備えており、テストコンタクタ−
は、被試験デバイスのピンと接触して試験信号を供給
し、そのデバイスからの試験結果信号を受信する。テス
トトレイ又はテストフィクスチャ−が垂直方向に動作す
ると、それぞれのモジュ−ルは、そのキャリヤ−モジュ
−ルに備えられた電子部品とテストコンタクタ−が接触
するように、テストコンタクタ−と対応して位置合わせ
される。コンタクタ−には多数のテストピンすなわちリ
−ドが設けられ、電子部品の試験の為にその電子部品の
リ−ドと電気的接触される。オ−トマティックテストハ
ンドラ−は電子部品試験システム、例えばICテスタ
−、に電気的に接続される。電子部品試験システムは、
被試験電子部品にテスト信号を供給するテスト信号発生
器と、試験結果を分析する信号比較器を有している。そ
れらの結果を基に電子部品は試験プロセス上の次の位置
に移動され、適切な次の操作のために分類される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術におけるテス
トハンドリング装備では、多数の不具合が明らかにされ
ている。第1に、そのようなオ−トマチックハンドリン
グ装置でも、個々のICやチップに対し個別に広範囲な
テストハンドリングをする必要がある事である。例え
ば、テストの前に、テストトレイ上の適切な場所に設置
する為に、デバイスの容器から、テストするデバイスを
移す必要がある。又。テストの終了後、テストトレイか
らテスト済のデバイスを取り出し、テスト結果に基づき
分類し、顧客やその他の適当な目的地へ出荷する為に元
の容器に詰め替える必要がある。
【0006】電子産業界の最近の要求により、様々な新
タイプのICパッケ−ジが発達した。その上、その様な
新しいICパッケ−ジ用の容器も発達し、外形も時と共
に変化している。そのような例として、水平面に整列さ
れた、多数のICデバイスを持つカスタマ−トレイが挙
げられ、それは上記したようなテストトレイと類似して
いる。とはいえカスタマ−トレイは規格化されておら
ず、サイズや型、収容力、シ−トとデバイス間の隙間は
メ−カ−によって著しく異なる。カスタマ−トレイ内の
間隔もテストトレイに必要なものと異なりうる。取り分
けテストトレイは、テストコンタクタ−とICデバイス
リ−ド間の完全な接触を確実にするために、より正確な
間隔を有することが必要である。カスタマ−トレイ自身
は規格化されていないが、産業界では内部に貯蔵と輸送
の為のカスタマ−トレイを入れる容器を「カセット」又
は「マガジン」と称して、標準的に使用している。
【0007】カスタマ−トレイはハンドラ−と基本的に
2つの方法で相互作用する。第1に、テストしてないI
Cで一杯のカスタマ−トレイは、それぞれのマガジンか
ら取り出され、ICがテストトレイにアクセスされ、そ
れに続くテストが行えるように、所定の位置に設置する
ようにしなくては成らない。このICハンドリングの段
階は一般に「ロ−ディング」と呼ばれる。第2にテスト
済の又、分類済のICを様々なテストカテゴリ−に従っ
て受け取る為に、空のカスタマ−トレイをハンドラ−の
所定位置に置かなくては成らない。さらに、テストカテ
ゴリ−に従い、カスタマ−トレイは再びそれぞれ適当な
マガジンへ戻されなくてはならない。この操作の段階は
普通「アンロ−ディング」と呼ばれる。ロ−ディングと
アンロ−ディングを達成するテストハンドラ−の機械装
置は、ハンドラ−の効率的な操作に極めて重要である。
いずれかの段階で遅れが生じると、スル−プットそして
ハンドラ−の生産性が低下する。とりわけ、アンロ−ド
段階では遅れが生じやすい。というのはテスト済のIC
を分類する必要が有るためである。ロ−ド段階ではIC
は全て同様に扱われ、IC移動の為のテストトレイへの
機械動作は最短にでき、したがって必要な時間が短縮さ
れる。一方では、テスト済のIC分類は複雑で、より多
くの機械運動を必要とするため、ハンドリング時間が加
重される。
【0008】従って、集積回路産業にとり、カスタマ−
トレイに関する上記のロ−ディングとアンロ−ディング
についての問題や不具合を、克服出来るオ−トマチック
ハンドラ−が切実に求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段、および、作用】本発明は
従来技術のICテストハンドラ−におけるこのようなニ
−ズを、トレイを迅速かつ効率的に操作させながら、カ
スタマ−トレイの構成の違いを調節することができるロ
−ダ−・アンロ−ダ−を設けることにより、満足させる
ことができる。本発明のロ−ダ−・アンロ−ダ−は、そ
のロ−ダ−とアンロ−ダ−の両方に有益な仕事する、独
自のトランスファ−ア−ムにより多大な援助を受ける。
本発明ではトランスファ−ア−ム及び、ロ−ダ−・アン
ロ−ダ−の様々な構成部分の動作を最小にして、ハンド
リングの時間を短縮する。その上、可能な場合は2つ以
上の機能を達成出来るように、それらの運動は能率的に
管理される。
【0010】本発明のロ−ダ−は、キャッチャ−デバイ
ス、ロ−ドバッファ−、2つのロ−ドステ−ジで構成さ
れる。それぞれの構成部品は、様々の構成のカスタマ−
トレイと適応でき、それらをある位置から他の位置へ移
動させることが出来る。キャッチャ−は満杯のトレイを
トレイマガジンから受け取り、それをロ−ドバッファ−
へ移動させるように機能する。ロ−ドバッファ−は、カ
スタマ−トレイからICテストの為の移動直前に、ロ−
ドステ−ジと隣接する位置へ、満杯のカスタマ−トレイ
を順次移動する。キャッチャ−とロ−ドバッファ−の双
方は、水平にも、上下にも移動できる。一方、ロ−ドス
テ−ジはそれぞれ上下にしか移動できない。上記したロ
−ドステ−ジと同一の方法で組み立てられた、対のアン
ロ−ドステ−ジの2組により本発明のアンロ−ダ−は構
成される。さらに、アンロ−ダ−は、分類動作ができる
ように、空のカスタマ−トレイをアンロ−ダ−の近くに
設置するための、アンロ−ドバッファ−を有している。
満杯のカスタマ−トレイの、ロ−ドバッファ−からロ−
ドステ−ジへの移動動作は、1組のカスタマ−トレイリ
セプタクルを有した、トランスファ−ア−ムにより達成
される。下記に詳しく説明する用に、多くの場合トラン
スファ−ア−ムは、一つの移動中に2つの機能を達成す
る。また又トランスファ−ア−ムは、アンロ−ドステ−
ジとマガジン間のカスタマ−トレイの移動や、アンロ−
ドステ−ジとアンロ−ドバファ−間のカスタマ−トレイ
の移動を能率良く実行する。このようにして、本発明の
アンロ−ダ−の効率的動作のために重要な分類工程が促
進される。
【0011】本発明は、又、構成部分、特にトランスフ
ァ−ア−ムが、相互に最小の動きで作用できるように、
これらの構成部分の能率的な配置を実現している。ロ−
ディングとアンロ−ディングの機能が、不当な遅れなく
達成できるように、ロ−ダ−とアンロ−ダ−の種々の上
下運動は、トランスファ−ア−ムの2つのリセプタクル
の運動と、慎重に調和される。要約すれば、本発明のロ
−ダ−・アンロ−ダ−は、トランスファ−ア−ムの援助
により、ICテストハンドラ−の大きな向上をもたらす
ことができる。
【0012】
【実施例】本発明のロ−ダ−とアンロ−ダ−の詳細な説
明をする前に、そのようなロ−ダ−やアンロ−ダ−が組
み込まれる、オ−トマチックICテストハンドラ−の概
要を、理解することが有用である。しかしながら、ロ−
ダ−とアンロ−ダ−に関する本発明の原理は、ここに記
した特定のテストハンドラ−に限らず、異なるテストシ
−ケンスを用いた、種々の構成のテストハンドラ−に対
しても、等しく適用できることを理解されたい。
【0013】ハンドラ−の概要 まず図1、図2に関して、本発明のテストハンドラ−2
0の主な構成部分は次の様に説明される。ハンドラ−2
0は下部キャビネット22と中間部24、上部26とで
構成される。下部キャビネット22は、部分的にしか図
1には示されていないが、図2の背面図に完全に表わさ
れている。下部にキャビネット22を構成するのは、電
力供給部、電気コネクションとそのケ−ブルである。こ
れら電気コネクションとそのケ−ブルは、主にテストハ
ンドラ−20の中部24と上部26におけるテスト機能
とそのシ−ケンスを統制する。
【0014】主に図1に関して、中間部24の前の左側
には、マガジン入力エリア28が示されており、それ
は、ハンドラ−の中間部24の前の右側と中央部にまた
がるマガジン出力エリア30と直接隣接している。これ
らマガジン入力と出力エリアは、ハンドラ−20でテス
トするIC36を配列したカスタマ−トレイ34を、積
み重ねたマガジンを受け取る為の多数のステ−ション3
1で構成される。そのようなカスタマ−トレイマガジン
32とカスタマ−トレイ34は図1(B)の展開図に示
されており、後に詳説する。説明と図示を簡易にする
為、図1(A)はマガジン入力エリア28に置かれたカ
スタマ−トレイマガジン32を1つしか表示していない
が、様々なステ−ションのマガジン入力エリア28と出
力エリア30が、類似したマガジン32を受け入れるの
に適合して用いられる。マガジン出力エリア30のそれ
ぞれのステ−ション31には、適当な時にそれぞれのマ
ガジン32内にあるカスタマ−トレイ34を持ち上げる
為の、カスタマ−トレイエレベ−タ38が供給されてい
る。マガジン入力エリア28はエレベ−タ−38を1つ
しか有していない。マガジン入力エリア28に受け取ら
れた2つのマガジン32には、テストするIC36を搭
載したカスタマ−トレイ34を有している。マガジン出
力エリア30のステ−ション31にそれぞれ置いてある
マガジン32は、テストが終了してその結果により分類
してあるIC36を有したカスタマ−トレイ34を受け
取る。図1の例では、出力エリア30のステ−ション3
1が全部で10個表示してある。ステ−ションのこの個
数により、例えば、8つの違ったカテゴリ−によるIC
のテストをすると共に、再テスト用のステ−ション1つ
と、空のカスタマ−トレイ用のステ−ション1つとを残
すように構成できる。とはいえ、本発明の原理に従い、
広範囲のカスタマ−トレイ入力と出力の構成が可能であ
る。
【0015】図1および図4に示すハンドラ−20の中
間部24において、トレイハンドラ−42を2組を有す
るトランスファ−ア−ム40が、マガジン出力エリア3
0に表されている。このトランスファ−ア−ム40は上
下にも左右にも移動でき、ハンドラ−20におけるカス
タマ−トレイ移動の仕事の大部分を実行するように、テ
ストハンドラ−20の様々なセクションと相互作用す
る。このトランスファ−ア−ム40の動作は極めて知能
的であり、ハンドラ−20の中間部24の右側に表され
ているディスプレイモ−タ−44や制御モジュ−ル等の
手段からの、適切ソフトウェアコマンドにより制御され
る。ハンドラ−20の上部26は、主にカスタマ−トレ
イ34からテストトレイ48へのICの移動、そしてそ
の繰り返し動作が行われる上部サ−フェス46で成り立
つ。上部サ−フェス46の左側は、ロ−ダ−部50が表
されている。ロ−ダ−部50はロ−ドキャッチャ−52
とカスタマ−トレイバッファ−54、2つのロ−ドステ
−ジ56aと56bで構成される。ロ−ダ−部50のす
ぐ右には、テストを受けた後分類したIC36を扱うア
ンロ−ダ−60が設けられている。アンロ−ダ−60
は、左と右にそれぞれ位置するアンロ−ドステ−ジ64
aとアンロ−ダ−ステ−ジ64bによる2組の対のアン
ロ−ダ−ステ−ジで構成する。上部サ−フェス46の右
端には、空のカスタマ−トレイ用のバッファ−66があ
る。このバッファ−66の目的と機能の詳細は後述す
る。
【0016】又、図1において、ソ−クチャンバ−68
はハンドラ−20の中間部24の左後方に位置し、上部
サ−フェス46の上を少し突出している。ソ−クチャン
バ−68は上部サ−フェス46からテストトレイ48を
受け取る。テストトレイ48はテストするIC36をプ
リサイサ−70から受け取る。プリサイサ−70はロ−
ダ−部50に位置するロ−ドステ−ジ56a、bから次
々にICを受け取る。IC36は、ハンドラ−20の上
部サ−フェス46上を行き来するロ−ドピックアンドプ
レイス72によって、ロ−ドステ−ジ56a、56bか
らプリサイサ−70、そしてテストトレイ48に移され
る。ロ−ドピックアンドプレイス72のすぐ右には、左
アンロ−ドピックアンドプレイス74と、右アンロ−ド
ピックアンドプレイス76を有する、1組のアンロ−ド
ピックアンドプレイス機構がある。アンロ−ドピックア
ンドプレイス機構74、76は、テスト結果によりIC
36を分類し、下部のマガジン出力エリア30に備えた
適当なカテゴリ−のマガジン32へ移送する為に、アン
ロ−ドステ−ジ62、64上のカスタマ−トレイにIC
を移動する。テストしたIC36を含むテストトレイ4
8は、ハンドラ−20の後部右側に位置するアンソ−ク
チャンバ−78からアンロ−ドピックアンドプレイス機
構74、76に到着する。
【0017】主に図2の背面図において、ソ−クチャン
バ−68(今度は図2の右側に位置する)は、ハンドラ
−20の上部サ−フェス46からテストトレイ48を受
取り、エレベ−タ−メカニズム80により、少しずつハ
ンドラ−20の中央部24の下部サ−フェス82へその
テストトレイ48を降下させる。チャンバ−68の目的
は、IC36を適当な湿度と圧力環境に設置する事によ
り、テストすることである。それぞれのテストトレイ4
8は、そこからICデバイス36が任意のテストを受け
るための2つのテストチャンバ−84a、bに移動す
る。テストトレイ48は、その後アンソ−クチャンバ−
78(図2の左に位置する)に入る。そこでは、ICが
次第に周囲温度に戻されると共に、その間にハンドラ−
20の上部サ−フェス46まで上昇する。アンソ−クチ
ャンバ−78を出ると、それぞれのテストトレイ48
は、ロ−ドピックアンドプレイス機構72の隣に表され
ている、2つのアンロ−ドピックアンドプレイス機構7
4、76によってICの分類が行われる。
【0018】本発明のそれぞれの主な構成部分は以下に
詳述するが、種々の構成部分はまたこの出願人による特
許出願の主題となっており、ここに参照して組み入れ
る。本発明のロ−ダ−アンロ−ダ−システムを用いたテ
ストハンドラ−については、1991年12月4日出願
の米国特許出願番号第803159号に、ロ−ダ−、ア
ンロ−ダ−ピックアンドプレイス機構は、1991年1
2月3日出願の米国特許出願番号第801875号に詳
述されている。其に加えて、テストチャンバ−内のテス
トヘッドは、1991年12月3日出願の、米国特許出
願番号第801056号により詳述されている。
【0019】ハンドラ−のテストシ−ケンスの概要を、
図3の略図に基づいて説明する。説明を容易かつ便宜に
するため、図3で使われる参照数字は、図1と図2に示
される本ハンドラ−20の同様の部分と構造上対応す
る。図3に記してある矢印によって順々に各ステップの
方法の概要を示している。図3において、説明の便宜の
為、ICデバイス1個しか示していないが、本発明の原
理に基づいて、複数のICデバイスを便宜に且つ効率良
くテスト出来る。テストするICデバイス36を搭載し
たカスタマ−トレイを多数含むマガジン32は、最初に
マガジン入力エリア28に設置される。入力エリア28
内のエレベ−タ−38は、最上部のカスタマ−トレイ3
4がマガジン32を越える高さに上昇するまで、カスタ
マ−トレイ34を押し上げる。その後ロ−ド部50のキ
ャッチャ−52は降下し、テストするデバイス36を有
するカスタマ−トレイ34をとらえる。そこからキャッ
チャ−52はカスタマ−トレイ34を、バッファ−54
に移動する。バッファ−54はカスタマ−トレイがロ−
ドステ−ジ56a、bの1方に受け取られる順番を待っ
ている。図1と図4に示してあるトランスファ−ア−ム
40は、カスタマ−トレイ34をバッファ−54からロ
−ドステ−ジ56a、bの一方に移動させる為に用いら
れる。ロ−ドピックアンドプレイス72は吸引力によっ
て、テストするICデバイス36を吸着し、それをプリ
サイサ−70内に配置する。プリサイサ−70はハンド
ラ−20、特にテストトレイ48に関してデバイス36
を正確に位置合わせする。その後ロ−ドピックアンドプ
レイス72は、プリサイサ−70から再びデバイス36
を取上げ、テストトレイ48上の正確な位置に置く。ロ
−ドピックアンドプレイス72によるテストするデバイ
スの移動の後で、空のカスタマ−トレイはロ−ドステ−
ジ56a、bから移動し、マガジン出力エリア30の右
奥の空マガジンステ−ション31、またはアンロ−ドセ
クションの右端に位置する空カスタマ−トレイバッファ
−66に設置される。この動作と移動はトランスファ−
ア−ム40によって達成される。
【0020】次に、テストトレイ48は、デバイス36
が環境条件を受けるチャンバ−68に移される。その後
テストトレイ48は、テストヘッドチャンバ−84a、
84bに移され、電気テストが実行される。そしてテス
トトレイ48はアンソ−クチャンバ−78中を上昇し、
その後外部に出される。ハンドラ−20はそこから、テ
ストトレイ48を、アンロ−ドステ−ジ64aか64b
の一方の位置に移動させ、そこで右のアンロ−ドピック
アンドプレイス76がテスト済のICの約1/2を分析
できるようにする。もしそのICデバイス36が、右の
アンロ−ドピックアンドプレイス76によって分類され
ない場合は(それはハンドラ−によって定められる階層
構造にもとづものであり、詳細は後述する)、アンロ−
ドステ−ジ62aか62bの一方に置かれている右側の
アンロ−ドピックアンドプレイス74の下の位置までテ
ストトレイ48が移動され、そこにおいて残った全ての
ICデバイスは、アンロ−ドピックアンドプレイス74
により分類されれる。アンロ−ドステ−ジ62と64の
それぞれには、テスト結果と所望のカテゴリ−に従って
分類したICを受け取るためにカスタマ−トレイ34が
用意してある。カスタマ−トレイ34が、満杯か又は分
類にはもう必要でない場合、トランスファ−ア−ム40
はカスタマ−トレイ34をアンロ−ドステ−ジ62、6
4から移し、マガジン出力エリア30内のハンドラ−2
0のサ−フェス46の下に位置する、ソ−トマガジン3
2に配置する。その後テストトレイ48は、その位置を
左アンロ−ドピックアンドプレイス74の下から、テス
トするデバイス36を再度受け取る為にロ−ドピックア
ンドプレイス72下に位置に移動する。空になったテス
トトレイ48に対し以上のプロセスを繰り返す。
【0021】ロ−ダ−の説明 本発明のロ−ダ−50を、図1と図5の正面図によって
詳細に説明する。これらの図に表示したように、ロ−ダ
−50は、ハンドラ−20の左側にあり、その右側にあ
るアンロ−ダ−部60に隣接している。ロ−ダ−50と
アンロ−ダ−60のステ−ジ構成部分は、後により詳細
に説明するように、構成および作用が実質的に同一であ
る。本発明のロ−ダ−50を構成するのは、図5の左か
ら順に、キャッチャ−52、バッファ−54、並んで配
置された2つのロ−ドステ−ジ56a、bである。ロ−
ドピイックアンドプレイス72がIC36にアクセスし
て、それをテストトレイ48に移動させられるように、
これらの構成部分は平行に並んでいる。下記に詳説する
ように、トランスファ−ア−ム40の場合と同様に、こ
れらの構成部分は、それぞれの運動を最小にするように
相互に作用し、従ってICテストの為の所定の位置にカ
スタマ−トレイ34を能率的に入念に移動させる。
【0022】キャッチャ− 最初にロ−ダ−50の構成部分であるキャッチャ−52
を説明する。図4、図5に示してあるように、一方のカ
スタマ−トレイマガジン32の上に、平行にキャッチャ
−52は配置してある。図1(B)の分解組立図で明確
に示してあるように、最上部のカスタマ−トレイ34
が、マガジン32の上部表面より少し上昇するよう、マ
ガジン32内のカスタマ−トレイを、マガジンエベ−タ
−38は持ち上げる。これによりカスタマ−トレイ34
を、キャッチャ−52が受け取れる位置へ配置する。キ
ャッチャ−52の運動は次のように行われる。まずキャ
ッチャ−52は、カスタマ−トレイ34を受け取るため
に下降してその後元の位置に戻り、バッファ−54の上
の位置に移動し(図5参照)、そしてカスタマ−トレイ
34をバッファ−54に配給するために下降する。キャ
チャ−52の構造と動作を、図6から図8において詳し
く説明する。図6は、点線で示した水平レ−ル53の長
さ方向に、水平移動するキャッチャ−52を遠近的に示
している。図7は左の位置に示したキャッチャ−52
を、上から見た平面図であり、図8は同位置の状態を前
から見た正面図である。キャッチャ−52は、左と右の
2つの横方向の位置しかとらず、中間の位置では停止し
ない。
【0023】図6、図7において、キャッチャ−52は
トレイを側面から接触するように、カスタマ−トレイ3
4(図7に点線で表示)を跨ぐ。キャッチャ−52は、
ブリッジ92により互いに分離して結合されるた、平行
な2つのア−ム57a、bで構成される。キャッチャ−
52のこの構造は、キャッチャ−52を正確にカスタマ
−トレイ34に接触させる為の、本発明の重要な利点で
ある。即ち、カスタマ−トレイ入力マガジン32の2つ
は、互いに近接して配置され、キャッチャ−の運動のた
めの空間を最小にする。その上、カスタマ−トレイ34
は比較的薄くできており、その側面からのキャッチャ−
52による結合は、正確でなくてはならない。キャッチ
ャ−52のブリッジ92は、L型のキャリッジ94に接
続されている。キャリッジ94はブリッジ92の水平面
上に、ぎざぎざの付いた大きなつまみ96を有してい
る。つまみ96の目的は下記に詳しく述べる。ブリッジ
92のフロントプレ−ト97は、カスタマ−トレイ34
より上に出なくてはならない。キャリッジ94がブラケ
ット98上に設けられ、そのブラケット98にはキャリ
ッジ94が上下に動作するためのレ−ル100a、10
0b(図6に一方しか示してない)の1組が備えられ
る。
【0024】キャッチャ−52の上下運動は、図6、図
8に良く表される圧縮空気シリンダ−によって空気力で
達成される。対応する上下運動は、それぞれシリンダ−
上に備えてある圧縮空気バルブ104a、bによって達
成される。同様にキャッチャ−52の左右の位置は、図
7、図9に示した、ブラケット98の左にあるバルブ1
06a、bの1組により空気圧により制御される。キャ
ッチャ−52は4つのピン108により、カスタマ−ト
レイ34と接触する。ピン108の各2つは第7図に表
示したように、それぞれのア−ムに設けられ、相互に対
抗して配列される。ピン108はア−ム57a、b上の
各ピン位置にそれぞれ設けられた、ハウンジング112
内に形成された、ホ−ル110内に備えつけられる。カ
スタマ−トレイ34と結合するために、ピン108はホ
−ル110から突き出し、カスタマ−トレイ34の側部
の対応するホ−ル(図には無い)に接触する。このよう
に、この構成により、内部に配置したIC36を落とさ
ないように、カスタマ−トレイ34を、正確にかつ安全
に保つことができる。
【0025】ピン108は、それぞれのピンハウンジン
グに備えた、バルブと供給ホ−ス(図には無い)によっ
て空気圧により作動する。ア−ム57a、bはカスタマ
−トレイ34の幅に対応する距離に隔てられている。し
かし、上記したようにICメ−カ−によってカスタマ−
トレイの寸法が異なるため、このキャッチャ−52は調
節手段が備えられている。キャリッジ94上に備え付け
たつまみ96は、ア−ム/ブリッジの結合の移動を可能
にする為に、手動で回転させる事ができる。したがっ
て、各種のカスタマ−トレイを正確に扱うために、他の
カスタマ−トレイに対応した寸法のア−ム/ブリッジ
を、キャッチャ−52上に備え付ける。キャッチャ−5
2の運動は、オペレ−タ−とコントロ−ルモジュ−ルの
指示により、CPU上で動作するソフトウェアによって
入念に制御される。ハンドラ−20は様々な光学センサ
−によって、常にキャッチャ−52の位置と状態を認識
している。光学センサ−の使用と機能についてはよく知
られている。例えば図8に示すように、右側のキャッチ
ャ−52の位置はセンサ−114で検出される。同様に
左側と上下位置のキャッチャ−52も、同様のセンサ−
(図には無い)で検出できる。センサ−で発生された信
号は、センサ−増幅器115(図6)で増幅され、そこ
からコントロ−ルモジュ−ルに伝達される。同様にし
て、キャッチャ−52のア−ム57a、bに挟まれたカ
スタマ−トレイ34の存在は、ア−ム57a、b(図8
参照)の内部サ−フェス上にある、1組のセンサ−11
6a、bにより検出される。
【0026】バッファ− 本発明のロ−ダ−50におけるバッファ−54は、図1
と図5に示すように、キャッチャ−52の右に位置して
いる。バッファ−54の目的は、キャッチャ−52から
カスタマ−トレイ34を受け取り、2つのロ−ドステ−
ジ56a、bの近接位置にそれを保持することである。
それによってステ−ジ56a、bの一方へ、カスタマ−
トレイをトランスファ−ア−ム49で敏速に、能率的に
積み込める。従ってキャッチャ−52のように、バッフ
ァ−54は、第5図に最も良く表されているように、キ
ャッチャ−52に隣接する左の位置と、ロ−ドステ−ジ
56aに隣接する右の位置の間を、水平移動する。さら
にバッファ−54は、後に詳しく触れるように、上下の
運動も行える。
【0027】図9および図10図において、バッファ−
54は、図9の平面図と図10の後部正面図に表してあ
る。図9はロ−ドステ−ジ56aに隣接する右側の位置
でのバッファ−54を表す。バッファ−54は水平ガ−
ドレ−ル55上を左に水平移動するが、途中では止まら
ない。バッファ−54の場合には、そのガイドレ−ル
は、キャッチャ−52の為のガイドレ−ルのように、カ
スタマ−トレイ34の反対側となるように、ハンドラ−
20の前部に設けられる。この構成によって、後に詳述
するように、キャッチャ−52とバッファ−52は、そ
れぞれ右端と左端の位置で、重なり合うことができる。
バッファ−54は、L型のキャリッジ118とカスタマ
−トレイ34をその上に支える為のプレ−ト58で成っ
ている。図9に示すようにプレ−ト58は、キャリッジ
118の水平部120上に、4つのファスナ−122に
よって取り付けられている。したがって、各種のメ−カ
−のカスタマ−トレイを収容できる様に、プレイト58
は他の寸法のプレ−トで置き換えることができる。バッ
ファ−54のキャリッジ118は、図10に示すように
ガイドレ−ル126上で垂直移動する、ブラケット12
4上に取り付けられる。ブラケットは又、そのレ−ル上
の水平移動の為にも取り付けられる。キャッチャ−52
と同様に、バッファ−54も、水平、垂直方向に空気力
で作動する。即ちバッファ−54の左右運動は、空気バ
ルブ128bによって起動され、バッファ−54の垂直
運動は空気バルブ130a、b(図10参照)で起動さ
れる。ブラケットの位置も、光学センサ−で検出され
る。例えば、ブラケットの左側位置は図10に示したセ
ンサ−132により検出される。同様のセンサ−(図に
は無い)により、バッファ−54の右側位置、上下位置
を検出される。
【0028】ロ−ドステ−ジ ロ−ダ−50のロ−ドステ−ジは、図1と図5に示さ
れ、バッファ−54の右側にバッファ−54とほぼ同一
の平面上に設けられる。ロ−ドステ−ジ56a、bの1
組は、互いに並んだ配列で示されている。ロ−ドステ−
ジの目的は、テストトレイ48へIC36を移すための
ロ−ドピックアンドプレイス72によって、アクセスで
きるように、ICを満杯したカスタマ−トレイ34を受
け取り保持することである。カスタマ−トレイ34が空
になると、ロ−ドピックアンドプレイスは、ただちにロ
−ドステ−ジ56bにある、カスタマ−トレイ34から
IC36を取り出す。この機能は遅延なく即時に行え
る。ロ−ドピックアンドプレイス72が、ロ−ドステ−
ジ56bにおいて作業している間に、トランスファ−ア
−ム40は、ロ−ドステテ−ジ56aにあるカスタマ−
トレイ34を、満載のトレイと交換する。従ってロ−ド
ステ−ジ56bのカスタマ−トレイ34が空になると、
直ちにロ−ドピックアンドプレイスは、ロ−ドステ−ジ
56aにおいて作業を続ることができる。
【0029】図5にあるように、各ロ−ドステ−ジはそ
れぞれ、カスタマ−トレイ34を受け取る為のプレ−ト
134で構成される。このプレ−トは横方向には移動で
きず、ハンドラ−20の前部に備えられた、垂直レ−ル
136a、bに沿って、上下移動することが出来る。こ
れについては後に詳述する。ロ−ドステ−ジ56a、b
は、それぞれ図5に示したような調節機構138を備え
ており、それによって各種の寸法のカスタマ−トレイに
対応できる。
【0030】ロードステージ56a、bについて、図1
1の平面図と図12の正面図において詳細に説明する。
ロ−ドステ−ジ56aは図11の左側に対応し、ロ−ド
ステ−ジ56bはその右側に対応する。説明を容易にす
るために、ロ−ドステ−ジ56bのカスタマ−トレイプ
レ−トは取り除かれている。とはいえ、それぞれのロ−
ドステ−ジは全く同様に動作するが、その動作は互いに
独立している。カスタマ−トレイプレ−ト134は、L
型ブランケット140上に取り外せるように設置してあ
る。ブランケット140の水平ポ−ション142は、図
11に表示してあり、ブラケット140の垂直部144
は、図12の右側に示してある。このブラケット140
は、図12の右部分に表した垂直レ−ルとガイド136
上で、垂直方向に上下運動できるように取り付けられて
いる。ロ−ドステ−ジ上のそれぞれのカスタマ−トレイ
プレ−ト134は、図12によく示した1組の空気バル
ブ146a,bにより、起動されて垂直運動を行う。
又、図12に示されたセンサ−148によってプレ−ト
134の位置が検出される。ロ−ドステ−ジ56のプレ
−ト134上にあるカスタマ−トレイの存在は、図11
に示した、プレ−ト134の両側に対抗する1組のセン
サ−150a、bにより検出される。センサ−150
a、bで発生した信号は、図11に示した1組の増幅器
152a、bにより増幅される。図11に示したクロス
バ−154によって、それぞれのロ−ドステ−ジ56
a、bは調節できる。クロスバ−154は、左ガイドレ
−ル156と右グル−ブ158に沿った水平運動ができ
るように取り付けられている。様々なカスタマ−トレイ
の寸法に合うようにロ−ドステ−ジ56を調節するため
に、クロスバ−154はプレ−ト134の後部方向へ動
くことが出来る。
【0031】アンロ−ダ−の説明 図1と図5において、本発明のアンロ−ダ−60は、ロ
−ダ−50の右にある2組のアンロ−ドステ−ジ62
a、bと64a、bで構成される。アンロ−ダ−60は
又、ハンドラ−20の右端にあり、アンロ−ドステ−ジ
64bに近接する位置に設けられた、アンロ−ドバッフ
ァ−66を有する。上記したようにアンロ−ダ−60の
目的は、テスト結果に基づいて分類したICを受け取る
ために、空のカスタマ−トレイ34をアンロ−ドピック
アンドプレイス機構に隣接するよう保つことである。ロ
−ドステ−ジ56a、bの場合と同様に、アンロ−ドス
テ−ジ62、64はそれぞれ2つずつが互いに並んでい
る。それによってアンロ−ドステ−ジの一方のカスタマ
−トレイ34が分類したICで満杯のときに、アンロ−
ドピックアンドプレイス74、76は、すぐさま隣のロ
−ドステ−ジにあるカスタマ−トレイ34へ、IC36
を分配し始めることができる。これが行われている間、
隣接するカスタマ−トレイ34が満杯になっても、ただ
ちに次の分類が続けられるように、トランスファ−ア−
ム40は満杯のカスタマ−トレイ34を取り出し、空の
トレイと交換する。アンロ−ダ−では、ロ−ドステ−ジ
56a、bの1組だけの場合と異なり、2組のアンロ−
ドステ−ジ62、64が設けられている。これは、IC
36の分類には、加重の時間が必要になるからである。
それ以外では、アンロ−ドステ−ジ62、64は、本発
明のロ−ダ−50について上記したロ−ドステ−ジ56
a、bと同様に構成され、動作する。よって、ここでは
このような説明は繰り返さない。加えて、アンロ−ドバ
ッファ−66も又、水平運動を必要としないことを除け
ば、バッファ−54と同様に機能する。
【0032】アンロ−ダ−60の、ロ−ダ−50とトラ
ンスファ−ア−ム40との相互作用については詳しく後
述する。
【0033】トランスファ−ア−ムの説明 上記したように、本発明のトランスファ−ア−ム40
は、カスタマ−トレイ34をロ−ダ−50とアンロ−ダ
−60の様々な位置に移動させる上で、重要な機能を果
たす。トランスファ−ア−ムは、ロ−ダ−50とアンロ
−ダ−60の下にある、マガジン出力エリア30の様々
なステ−ションにある、カスタマ−トレイ32とも相互
作用する。トランスファ−ア−ム40は、コントロ−ル
モジュ−ルによりその動作を管理され、ハンドラ−20
のCPUにおいて走るソフトウェアが、その機能とシ−
ケンスを実行する。図4に良く示してあるように、トラ
ンスファ−ア−ム40は、1組のカスタマ−トレイリセ
プタクル41a,bにより構成され、そのリセプタクル
は、ガイドレ−ル162に沿って水平運動できるよう
に、ブラケット160に取り付けられている。下記に詳
しく説明するように、トランスファ−ア−ム40は、図
4に示したように、マガジン出力エリア30の様々なス
テ−ションにあるカスタマ−トレイマガジン32とも相
互作用出来る。トランスファ−ア−ム40のトレイリセ
プタクル41a、bは、上のロ−ドおよびアンロ−ドス
テ−ジ56、62、64と、下のマガジン32に一列に
なるよう平行平面上に並べられる。トランスファ−ア−
ム40と、ロ−ダ−50の様々な構成と、アンロ−ダ−
60との相互作用は、図16において詳述する。
【0034】トランスファ−ア−ム40の構成と動作
を、図13および図14において詳細に説明する。先ず
図13において、トランスファ−ア−ム40の2つのリ
セプタクル41a、bが並んで示してある。各リセプタ
クルは、ブリッジ164に結合され、そのブリッジはガ
イドレ−ル162に沿って水平移動できるように、ブラ
ケット160上に取り付けられる。トランスファ−ア−
ム40は、リニアステッパ−モ−タ−166により、水
平運動を行う。トランスファ−ア−ム40の各リセプタ
クル41a、bは構造および動作が同一だが、相互に独
立して機能する。それぞれのリセプタクル41a、b
は、カスタマ−トレイ34を受け取るための、ア−ム4
2a、bの1組で構成される。カスタマ−トレイ34の
側部に接触するように、ア−ム42a、bは水平に並ん
でいる。カスタマ−トレイ34は、図13の右のリセプ
タクル上に点線で表示してある。リセプタクル41a、
bの間隔は、ロ−ダ−50あるいはアンロ−ダ−60の
2つの隣接する部品に、垂直にトランスファ−ア−ム4
0を配置する為に入念に設定される。これについては詳
しく後述する。
【0035】ハンドラ−20の前部で前方に延びるよう
に、リセプタクル41a、bは後部で片側支持されてい
る。従ってハンドラ−20の後部へのトランスファ−ア
−ム40の取付けは、カスタマ−トレイ34の動作や、
特にハンドラ−前部の動作の為に取り付けてあるロ−ド
およびアンロ−ドステ−ジの働きとの接触を避けるため
に、都合良くなっている。リセプタクル41aは図13
に表示してあるように、各ア−ム42a、b上に対抗し
て並んでいる4つのピン168によって、カスタマ−ト
レイ34と結合する。ア−ム42a、b上にある1組の
センサ−170a、bの1組が、トレイが存在すること
を検出すると、ピン168はカスタマ−トレイ34に結
合するように、空気力により突起する。
【0036】図14はそれぞれのリセプタクルが垂直に
動く様子を示したものである。それぞれのリセプタクの
ア−ム42a、bは、垂直に配置した1組のガイドレ−
ル172a、b上を移動するブラケット173上に取り
付けられる。ブラケット173はロ−タリ−空気シリン
ダ−(図には無い)に取り付けられた、ロッド174に
結合されている。ロ−タリ−空気シリンダ−はバルブ1
75a、bにより起動される。トランスファ−ア−ム4
0の取り付けの為の空間は狭いために、ロ−タリ−空気
シリンダ−は、大きな空間を使わずにリセプタクル動作
を達成出来るようになっている。ロッド174の回転動
作により、カム176がブラケット173上のカムフォ
ロア−177を起動し、これによりリセプタクル41a
のブラケット173を上下させる。ロッド174が水平
位置にあるときは、リセプタクル41aは下にあり、ロ
ッド174が90度回転したときには、カムによりこの
回転が上下の運動に変換され、リセプタクル41aが上
昇する。リセプタクル容器41の上下方向の位置は、第
13図に示したセンサ−178によって検出される。下
記のように、リセプタクル容器41aはトレイマガジン
32にアクセスする為に下の位置へ移動する。
【0037】動作 本発明のロ−ダ−50とアンロ−ダ−60、トランスフ
ァ−ア−ム40の動作を図15、図16および図17に
おいて説明する。本発明の重要な利点は、これらの様々
な構成部分の構成により、トランスファ−ア−ム40の
運動を最小にし、カスタマ−トレイ34の取扱い時間を
減らすことである。さらに、これらの動作の抵触を避け
テスト時間を減らすために、これらの構成部分の相互の
動作は入念に調整されている。図15はロ−ダ−50と
アンロ−ダ−60の構成部品の構造を、トランスファ−
ア−ム40とカスタマ−トレイマガジン32に関連して
表示したものである。この例では、2つのロ−ドステ−
ジ56a,bと2組のアンロ−ドステ−ジ62a,b,
64a,bが、対応するバッファ−54、66と共に表
してある。説明を容易にするために、トランスファ−ア
−ム40がこれらのステ−ジの下部で、取りうる2つの
位置について示している。加えてテストカテゴリ−1か
ら8(トランスファ−ア−ム40の分類時間と移動距離
を減らすために、右から左へ配列される。通常カテゴリ
−1にはより多くの量のICが含まれる)を含め、全部
で10個のマガジンステエ−ション31がステ−ジの下
部に配列してある。さらに、マガジン出力エリア30の
左端に再テストステ−ションが設けられ、右端には空ス
テ−ションEが設けられている。マガジン32と、エレ
ベ−タ−により少し持ち上げられたスタマ−トレイ34
とが共に示されている。図15に示された固有の時点に
おける、ICの分類の状況に従い、カスタマ−トレイ3
4はICが満杯または部分的に搭載されている。しか
し、各種の他の構成によるロ−ドステ−ジ、アンロ−ド
ステ−ジ、バッファ−、マガジン出力エリアが、本発明
の範囲内で可能である。
【0038】トランスファ−ア−ム40の移動距離を最
小にする為の、これらの様々な構成部品の垂直方向の構
成を図15に示す。例えば、図15の左部において、バ
ッファ−54の右位置は、再テストマガジンステ−ショ
ンRの真上に位置している。同様に左のロ−ドステ−ジ
56aは、マガジンカテゴリ−8にあるカスタマ−トレ
イ3の真上に位置している。従って、トランスファ−ア
−ム40の2つのリセプタクル41は、左のバッファ−
54と右のロ−ドステ−ジ56aに対して、あるいは左
の再テストマガジンステ−ションRと右のカテゴリ−8
のステ−ションに対して、同時にそれらの垂直方向に配
置される。従って、カスタマ−トレイの取扱い順序に従
い、トランスファ−ア−ム40は、これらの4つの構成
部分のどれに対しても、ハンドラ−20の左側の位置へ
の1回の移動のみで従事出来る。その上、トランスファ
−ア−ム40は同一移動内の同一時間に少なくともこれ
らの構成部品の2つ以上に従事できる。トランスファ−
ア−ム40と上記した4つの構成部分は相互作用に垂直
方向に機能するが、これらの機能はトランスファ−ア−
ム40の最小の水平運動だけで達成される。この相互調
整運動は図16において詳述する。
【0039】例えば、図15の左側に示したこの工程で
は、左のリセプタクル41aで捕らえたカスタマ−トレ
イを、再テスト用マガジンステ−ションRのエレベ−タ
−47に乗せ、リセプタクル41bで捕らえた2つめの
カスタマ−トレイ34を、テストカテゴリ−8に対応す
るマガジンステ−ション8に配置する。この同一の工程
におて、トランスファ−ア−ム40の追加の運動なし
で、トランスファ−ア−ム40の右リセプタクルは、空
のカスタマ−トレイ34をロ−ドステ−ジ62aから取
り除き、バッファ−54から満杯のカスタマ−トレイ3
4を受け取れる。この時点において、右方向に位置を1
つだけ移動することにより、トランスファ−ア−ム40
は、バッファ−54から受け取ったばかりであり、現在
は左のリセプタクルに結合している、満杯のカスタマ−
トレイ34を配給し、これにより継続してロ−ディング
ができるように作用する。従って最小のトランスファ−
ア−ムの動作による、1回の移動工程により、多数の機
能が一度に達成される。その後トランスファ−ア−ム4
0は、右のリセプタクル41bにより、空マガジンステ
−ションE、又は、アンロ−ドバッファ−66に、空カ
スタマ−トレイ34を置くように指示される。
【0040】これらの構成部分による垂直運動は、トラ
ンスファ−ア−ム40の水平運動よりもより迅速に正確
に行える。同様に、これらの利点は、トランスファ−ア
−ム40と本発明の他の構成部品間との、相互作用によ
っても得らる。例えば、第15図において、トランスフ
ァ−ア−ム40は、アンロ−ドステ−ジ64aと64b
の下の右の部分に表示されている。この場合、トランス
ファ−ア−ム40の左リセプタクル41aは、ロ−ドス
テ−ジ64aの下部に、右リセプタクルは、アンロ−ド
ステ−ジ64b下部に配置される。この例では、ロ−ド
ステ−ジ64aがその下方位置において、満杯又は部分
的に埋まったカスタマ−トレイ34を、トランスファ−
ア−ム40の左リセプタクルに引渡している様子を示し
ている。これが達成されるとすぐに、トランスファ−ア
−ム40は左へ1つ移動し、トランスファ−ア−ム40
の右リセプタクル41bが、アンロ−ドステ−ジ64a
と位置合わせできるようにする。そして、トランスファ
−ア−ム40は、その右リセプタクル41b内のカスタ
マ−トレイ34を、アンロ−ドステ−ジ64aへ置くこ
とが出来る。
【0041】例として、アンロ−ドピックアンドプレイ
スが、テスト済のICの分類を続けられるように、カス
タマ−トレイ34は空になっているか、その前の分類の
カテゴリ−が、カスタマ−トレイを満たすのに十分でな
いために、カスタマ−トレイは部分的に埋まっていると
する。何れにしても、カスタマ−トレイ34と右リセプ
タクル41bが、アンロ−ドステ−ジ64a上に置かれ
ると、すぐにトランスファ−ア−ム40は次の仕事に取
りかかれることができる。その後アンロ−ドステ−ジ6
4aは、分類を続けられるように、上部位置に戻ること
が出来る。取り分け、満杯又は部分的に埋まった左リセ
プタクル41a内のカスタマ−トレイは、適切なマガジ
ンステ−ション31にもどる必要がある。例として、も
しこれがカテゴリ−3だったなら、右リセプタクル41
bは、直前にアンロ−ドステ−ジ64aと再配列された
為に、自動的にステ−ション31と垂直に並ぶ。従っ
て、この仕事を達成する為に、トランスファ−ア−ム4
0の左リセプタクル41aは、マガジンステ−ション3
にあるエレベ−タ−47上に、カスタマ−トレイ34を
置くために、下部位置に降下するだけで良い。この左リ
セプタクル41aの運動は、図15に矢印で示してあ
る。
【0042】このように、本発明のロ−ダ−・アンロ−
ダ−の様々な構成部分が、垂直関係に配置され、且つそ
れらがマガジン入力エリア30の様々なステ−ションと
垂直関係に提携して並べられるために、トランスファ−
ア−ム40は敏速かつ能率良く多数の機能を達成出来
る。その上、本発明の構成部分間の動作は、処理時間を
短くする為に、入念に調節されている。このような本発
明の重要な特徴は図16と関連して表してあり、特に図
16および図17の概要図に良く示されている。この一
連の図が示しているのは、トランスファ−ア−ム40
が、カスタマ−トレイマガジン32は勿論、様々なアン
ロ−ドステ−ジと提携して達成する、典型的なカスタマ
−トレイ処理順序を表している。とわいえ、これらは本
発明の機能の例示であり、本発明の原理はロ−ダ−・ア
ンロ−ダ−の広い種類の構成および取扱手順に適用出来
る。
【0043】まず図16(a)において、上にあるアン
ロ−ドステ−ジと、下にあるカスタマ−トレイマガジン
の間の、トランスファ−ア−ム40の移動の為の、水平
レ−ンが示されている。第13図に明確に示してあるよ
うに、リニヤステッパ−モ−タ−166とガイドレ−ル
162によって、トランスファ−ア−ム40を、この水
平レ−ンに移動させることができる。この水平レ−ンの
目的は、処理時間を減らすために、トランスファ−ア−
ム40の左右の動きを敏速に出来るようにすることであ
る。多数のIC分類カテゴリ−があり得るため、このト
ランスファ−ア−ム40の水平運動は、大幅な処理時間
を要するからである。従って、トランスファ−ア−ム4
0が左右に迅速に動けるように、妨げのない通路やレ−
ンを供給することにより、この処理時間を短縮すること
は、この発明の重要な特徴である。同時にトランスファ
−ア−ム40から出入りするカスタマ−トレイの移動の
多くは、もっと短い距離による垂直方向に達成される。
例として、マガジンエレベ−タ−47上へカスタマ−ト
レイ34を置く場合の、トランスファ−ア−ム40の1
つのリセプタクル41a、bの垂直移動距離は、例えば
30ミリメ−タ−程度である。この垂直方向の移動は、
図14において示した空気圧ロ−タリ−シリンダ−によ
って達成される。従って、本発明のハンドラ−20の垂
直運動は、操作時間を減らすために、極めて短く正確に
保たれている、トランスファ−ア−ム40のリセプタク
ル41a、bから出入りするための垂直移動は、図13
に関して詳しく示したように、リセプタクル41a,b
の片側支持機構(カンチレバ−支持)と側方から挟み込
む動きにより達成される。すなわち、それぞれリセプタ
クルのア−ム42a、bの開放構造により、リセプタク
ルは上方からも下方からでも、カスタマ−トレイ34を
受け取ることができる。
【0044】従って、本発明のこれらの利点を発揮させ
る為に、本発明のロ−ダ−・アンロ−ダ−の各構成部分
は、トランスファ−ア−ム40と、正確に能率良く協調
し合う必要がある。この例を図16および図17におい
て説明する。この例では、図16(a)に部分的に示し
たように、トランスファ−ア−ム40はマガジンステ−
ション1と2に整合するように右側に位置されている。
トランスファ−ア−ム40の左リセプタクル41aは、
「e」の文字で示される空のカスタマ−トレイを有す
る。トランスファ−ア−ム40の右リセプタクル41b
の中には、テストカテゴリ−4のICを有し「4」の数
字で示されるカスタマ−トレイを有する。このカスタマ
−トレイは、満杯であるかまたはICカテエゴリ−の分
類が終わったことにより、アンロ−ドステ−ジ62bか
ら右リセプタクル41bへ受け取られたものである。従
って、カスタマ−トレイマガジンのステ−ション4上
に、カテゴリ−4のカスタマ−トレイを置くように、ト
ランスファ−ア−ム40はコントロ−ルモジュ−ルによ
り指示される。これを達成する為に、トランスファ−ア
−ム40は、図16(a)の矢印で示したように、左へ
移動をはじめる。
【0045】図16(b)において、マガジンステ−シ
ョン4の上に適度に右リセプタクル41bとが並ぶよう
に、マガジンステ−ション5と4上に、トランスファ−
ア−ム40を左に移動する。その後、図16にあるよう
に、リセプタクル41bは、ステ−ション4のエレベ−
タ−上にカスタマ−トレイを置く為に、下方位置に降下
する。ほぼこの時又はその前に、コントロ−ルモジュ−
ルは、分類カテゴリ−3に相当する、アンロ−ドステ−
ジ62b上のカスタマ−トレイ34が満杯であり、空の
カスタマ−トレイを交換する必要があることを検出す
る。従って、図16(d)にあるように、トランスファ
−ア−ム40に格別の動作を付加することなく、トラン
スファ−ア−ム40の右リセプタクル41bとカテゴリ
−3のカスタマ−トレイが結合出来るように、アンロ−
ドステ−ジ62bは下方位置に降下する。その後、図1
7(a)に示したように、カテゴリ−3マガジンステ−
ション上に、リセプタクル41bが並ぶようにトランス
ファ−ア−ム40は右へ1つ移動する。
【0046】この位置では、図17(a)に示したよう
に、アンロ−ドステ−ジ62bはまだ下方位置にあるの
で、トランスファ−ア−ム40の左リセプタクル41a
は、空のカスタマ−トレイをアンロ−ドステ−ジ62b
上に離す。その後テスト済のICの分類を続けられるよ
うに、アンロ−ドステ−ジ62bは上方位置に上がる。
それと同時に、ステ−ション3のマガジン内のエレベ−
タ−47上に、カテゴリ−3のカスタマ−トレイを置く
ために、トランスファ−ア−ム40の右リセプタクル4
1bは下方位置へ降下する。最後に、図17(c)に示
したように、トランスファ−ア−ム40の右リセプタク
ル41bは、再び上方位置に上がり、次の命令の用意が
出来る。
【0047】
【発明の効果】従って、本発明のロ−ダ−とアンロ−ダ
−は、比較的少ないハンドリング運動で多数の機能を達
成出来ることがわかる。図16および図17の例に示し
てあるように、トランスファ−ア−ム40による単一の
工程において、様々な構成部分による多数の機能が達成
される。結論として、本発明のロ−ダ−アンドアンロ−
ダ−は、ICテストハンドラ−産業に大きな前進をもた
らすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のロ−ダ−・アンロ−ダ−を示
しており、図1(A)はそのオ−トマチックテストハン
ドラ−の斜視図であり、図1(B)はカスタマ−トレイ
とそれに関連したカスタマ−トレイマガジン、およびト
レイエレベ−タ−の展開図である。
【図2】図2は、本発明のロ−ダ−・アンロ−ダ−が組
み入れられる、オ−トマティックテストハンドラ−の後
方から見た図である。
【図3】図3は、全体のテストプロセスの1部として
の、ロ−ダ−・アンロ−ダ−の機能を示す概念図であ
る。
【図4】図4は、ハンドラ−の正面図である。
【図5】図5は、ロ−ダ−・アンロ−ダ−部を有する、
テストハンドラ−を上から見た平面図である。
【図6】図6は、ハンドラ−におけるキャッチャ−の斜
視図である。
【図7】図7はキャッチャ−を上から見た平面図であ
る。
【図8】図8はキャッチャ−の正面図である。
【図9】図9は、ハンドラ−におけるバッファ−を上か
ら見た平面図である
【図10】図10は、バッファ−の正面図である。
【図11】図11は、ロ−ダ−およびアンロ−ド−と、
トレイストップを上から見た、展開した平面図である。
【図12】図12は、ロ−ダ−・アンロ−ダ−の正面図
である。
【図13】図13は、トランスファ−ア−ムとガイドト
レイを上から見た平面図である。
【図14】図14は、トランスファ−ア−ムのロッドと
カム機構を、詳細に表わした正面図である。
【図15】図15は、ロ−ダ−およびアンロ−ダ−の、
様々な機構部品間の空間的位置関係を示す概要図であ
る。
【図16】図16は、ロ−ダ−およびアンロ−ダ−の、
機構部品の動作のシ−ケンスを示す部分概要図である。
【図17】図17は、ロ−ダ−およびアンロ−ダ−の、
機構部品の動作のシ−ケンスを示す図16の残りの部分
の部分概要図である。
【符号の説明】
20・・ハンドラ− 22・・下部キャビネット 24・・・中間部 26・・上部 28・・マガジン入力エリア 30・・マガジン出力エリア 31・・ステ−ション 32・・カスタマ−トレイマガジン 34・・カスタマ−トレイ 36・・IC 38・・カスタマ−トレイエレベ−タ 40・・トランスファ−ア−ム 42・・トレイハンドラ− 44・・ディスプレイモ−タ− 46・・上部サ−フェス 48・・テストトレイ 50・・ロ−ダ−部 52・・キャッチャ− 54・・カスタマ−トレイバッファ− 56aと56b・・ロ−ドステ−ジ 60・・アンロ−ダ− 64a、64b・・アンロ−ドステ−ジ 66・・空カスタマ−トレイバッファ− 68・・ソ−クチャンバ− 70・・プリサイサ− 72・・ロ−ドピックアンドプレイス機構 74・・左アンロ−ドピックアンドプレイス 76・・アンロ−ドピックアンドプレイス 78・・アンソ−クチャンバ− 82・・下部サ−フェス 84a、84b・・テストヘッドチャンバ− 92・・ブリッジ 94・・キャリッジ 96・・つまみ 97・・フロントプレ−ト 98・・ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 充晃 埼玉県北埼玉郡大利根町新大利根1−5 株式会社アドバンテスト 大利根R&Dセ ンタ内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積回路(IC)を試験するためのオ−ト
    マチックテストハンドラ−のトレイを取り扱う装置であ
    って、そのトレイはテストすべきICを有し、そのトレ
    イは上記ハンドラ−に受け取られるようにロ−ダ−マガ
    ジンに積み重ねられ、そのテストされたICは試験結果
    に基づいて分類され、上記トレイは試験結果に基づいて
    複数のアンロ−ダ−マガジンに分類される装置におい
    て、 上記装置は、 試験すべき複数のICを有する上記トレイを上記テスト
    ハンドラ−に積み込むためのロ−ダ−であり、そのロ−
    ダ−は上記ロ−ダ−マガジンからロ−ダマガジンの上昇
    位置から上記トレイを受け取る為のトレイキャッチャ−
    と、 そのトレイキャッチャ−と隣接し、上記トレイを一時的
    に受け取るためのるバッファ−と、 そのバッファ−隣接し、上記トレイを受け取ためのロ−
    ドステ−ジと、 により構成され、 試験結果に基づいて分類されたICを有する上記トレイ
    を上記アンロ−ダ−マガジンに分類するアンロ−ダ−
    と、そのアンロ−ダ−は試験したICを受け取るための
    上記トレイを受け取るための1組のアンロ−ダ−ステ−
    ジで構成され、 2つのリセプタクルを有し、(1)上記バッファ−上の
    トレイを上記トレイに移送し、(2)試験をした上記I
    Cを含む上記アンロ−ドステ−ジ上のトレイを試験結果
    に基づいて上記アンロ−ダ−マガジンに移送するための
    トランスファ−ア−ムとにより構成される装置。
  2. 【請求項2】試験をする集積回路(IC)を有する複数
    のトレイを、オ−トマチックテストハンドラ−のロ−ダ
    −マガジンから試験のために積込み、試験したICを有
    するトレイを試験結果に基づいてアンロ−ダ−マガジン
    に積み込む方法において、 上記方法は、 上記ロ−ダ−マガジンからロ−ダマガジンの上昇位置か
    ら上記トレイを受け取るステップと、 上記トレイを一時的にバッファ−に乗せるステップと、 そのバッファ−隣接したロ−ドステ−ジに上記トレイを
    移送するステップと、 1組のアンロ−ダ−ステ−ジに試験結果に基づいて分類
    されたICを受け取るために空のトレイを供給するステ
    ップと、 そのアンロ−ダ−ステ−ジ上の上記トレイを上記アンロ
    −ダ−マガジンに試験結果に基づいて移送するステップ
    とによりなることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】上記トレイキャッチャ−は上記ロ−ダ−マ
    ガジンの上部に位置し、そのトレイはロ−ダ−マガジン
    内にあるエレベ−タ−によりロ−ダ−マガジン内に上昇
    され、それにより上記トレイキャッチャ−により再上部
    のトレイを受け取るように構成された、請求項1記載の
    装置。
  4. 【請求項4】上記トレイキャッチャ−は上記トレイを運
    ぶための1組のア−ムと、上記トレイを側方からその上
    に支持しるための上記ア−ムから水平方向に可動できる
    ピンとにより構成される、請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】上記トレイキャッチャ−は上記ア−ムによ
    り上方から上記トレイをまたぎ、上記ピンにより側方か
    らそのトレイの下部に接触し、かつそのピンを引き込め
    ることによりそのトレイを上記バッファ−上に設置す
    る、請求項3記載の装置。
  6. 【請求項6】上記トレイキャッチャ−における上記ピン
    は圧縮空気により発生された空気力により取り出しおよ
    び引き込みを行う、請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】上記バッファ−は、上記トレイを受け取る
    ためのプレ−トと、そのバッファ−を垂直および水平方
    向に駆動するための駆動機構により構成される、請求項
    1記載の装置。
  8. 【請求項8】上記バッファ−は、上記トレイキャッチャ
    −と上下方向に並ぶ第1の位置と、上記ロ−ドステ−ジ
    に並ぶ第2の位置の2つの位置を取る、請求項7記載の
    装置。
  9. 【請求項9】上記ロ−ドテ−ジは、側方に互いに並んだ
    複数のロ−ドステ−ジにより構成される、請求項1記載
    の装置。
  10. 【請求項10】上記アンロ−ダ−は、上記ロ−ダ−のロ
    −ドステ−ジから上記トランスファ−ア−ムにより運ば
    れてきた空のトレイを配置するための複数の対のアンロ
    −ドステ−ジにより構成される、請求項1記載の装置。
  11. 【請求項11】上記アンロ−ダ−は、試験結果に基づき
    上記ICを分類するために、その試験したICを持ち上
    げて空のトレイに分配するためのピックアンドプレイス
    機構と相互作用する、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】上記ロ−ドテ−ジは、上記各アンロ−ド
    ステ−ジ対は、他のアンロ−ドステ−ジ対と比例した量
    の試験したICを受け取る、請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】上記アンロ−ダ−は更に、上記ロ−ダ−
    において空にされたトレイを一時的に受け取り、かつ上
    記試験したICを受け取るために上記空トレイを上記ア
    ンロ−ドステ−ジに供給するための空トレイバッファ−
    を備える、請求項1記載の装置。
  14. 【請求項14】上記アンロ−ダ−とピックアンドプレイ
    ス機構は、上記試験したICの分類において、少ないI
    Cの量のカテゴリ−の分類を大きな量のICのカテゴリ
    −の分類に優先させるように相互作用する、請求項11
    記載の装置。
  15. 【請求項15】上記トランスファ−ア−ムはさらに、上
    記ロ−ダ−で空にされたトレイを上記試験したICをそ
    の空トレイに受け取るために上記アンロ−ダ−に搬送す
    る、請求項1記載の装置。
  16. 【請求項16】上記トランスファ−ア−ムは、上記トレ
    イを受け取ることができる複数のリセプタクルにより構
    成され、その各リセプタクルは互いに独立に駆動され
    る、請求項1記載の装置。
  17. 【請求項17】上記トランスファ−ア−ムは、上記リセ
    プタクル上に水平に動作できる複数のピンを含む、請求
    項1記載の装置。
  18. 【請求項18】上記トランスファ−ア−ムは、上記トレ
    イに対し上方または下方からアクセスでき、上記リセプ
    タクルは上記トレイに対し側方から上記トレイの下に上
    記ピンを延ばして接触する、請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】上記方法はさらに、上記オ−トマチック
    テストハンドラ−のピックアンドプレ−ス機構により試
    験したICを空のトレイに分類するステップを含む、請
    求項2記載の方法。
  20. 【請求項20】上記分類ステップは、少ないICの量の
    カテゴリ−の分類を大きな量のICのカテゴリ−の分類
    に優先させるように行われる、請求項19記載の方法。
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