JP5508011B2 - Aba型トリブロック共重合体及びその製造方法 - Google Patents

Aba型トリブロック共重合体及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、新規なビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体及びその製造方法に関する。更に詳しくは、ポリビニルエーテルをソフトセグメントとして含み、オキシスチレン系重合体をハードセグメントとして含むABA型トリブロック共重合体及びその製造方法に関する。
ヒドロキシスチレンをはじめとするオキシスチレン系重合体は、各種の産業分野で機能性高分子材料として使用されており、中でも電子材料の分野、特に半導体レジスト用樹脂成分の原料として使用されている。また、半導体素子などの層間絶縁膜や表面保護膜に用いられる感光性樹脂成分としても検討されている。近年半導体素子の高集積化、大型化、封止樹脂パッケージの薄型化、小型化、ハンダリフローによる表面実装への移行等により、オキシスチレン系重合体においても、物性の更なる向上や新規な物性の付与が望まれており、オキシスチレン系重合体と共重合可能な単量体とを共重合して種々の構造単位を導入する試みがなされている。
例えば、特許文献1では、ブタジエンやイソプレンなどのエラストマーブロックをB成分とするヒドロキシスチレン系ABA型トリブロック共重合体を用いた感光性樹脂組成物が提案されており、ブタジエンやイソプレンからなるエラストマーブロックを導入することにより、ポリヒドロキシスチレンの熱衝撃性が改善できることが示されている。しかしながら、ブタジエンやイソプレンからなるセグメントは現像液への溶解性や基板への密着性に乏しいためその割合を高くすることができず、また、熱衝撃性の改善効果も十分ではなかった。
一方、ヒドロキシスチレンをはじめとするオキシスチレン系単量体は、ビニルエーテル系単量体とカチオン重合性が大きく異なるため、オキシスチレン系単量体とビニルエーテル系単量体の共重合体を得ることは困難であった。
例えば、特許文献2では、ハロゲン化有機化合物とルイス酸性を有するハロゲン化金属とを開始剤として、リビングカチオン重合法によりオキシスチレン系単量体とビニルエーテル系単量体の狭分散性共重合体を得る方法が開示されているが、各単量体の重合特性の違いから共重合体中のビニルエーテル単量体の比率を大きくすることはできず、共重合体に取り込まれるビニルエーテル系単量体の比率は多くても15モル%程度であった。また、特許文献2では、1官能の開始剤を用いオキシスチレン系単量体とビニルエーテル系単量体とを予め混合して反応させているが、このような系では、はじめに反応が早いビニルエーテル系単量体のみが重合し、続いてオキシスチレン形単量体が重合すると考えられ、さらに、一旦オキシスチレン形単量体が付加すると、反応性の大きく異なるビニルエーテル系単量体は反応しないため、得られる重合体はランダム共重合体ではなくジブロック共重合体となり、ABA型トリブロック共重合体を得ることはできなかった。同じ理由から、1官能の開始剤を用いて、オキシスチレン系単量体とビニルエーテル系単量体とを順次反応させてもABA型トリブロック共重合体を合成することも困難であった。
このため、ポリスチレン系重合体と、ポリビニルエーテルとを異なる重合条件下で別々に重合し、ポリビニルエーテルの末端に置換基を導入して、これを介してポリスチレン系重合体を連結させる手法も種々検討されている。
例えば特許文献3では、トリメチルシリル基等で保護した水酸基を有する重合開始剤を用いてビニルエーテルをリビングカチオン重合して重合体末端に水酸基を含むポリビニルエーテルを得、スチレン類をカチオン重合する際にこれを停止剤として用いることにより、ポリスチレン系重合体成分とポリビニルエーテル系重量体成分からなるブロックポリマーを製造する方法が開示されている。しかしながら、特許文献3でも具体的に合成が示されているのはポリスチレンとポリ(t−ブチルビニルエーテル)のジブロックポリマーのみであり、ポリビニルエーテルとオキシスチレン系重合体のABA型トリブロック共重合体について合成された例は示されていない。また、重合体末端に水酸基を含むポリビニルエーテルを停止剤として用いて得られるブロック共重合体は、ポリスチレン系重合体成分とポリビニルエーテル系重合体成分とがエーテル結合を介して連結されるため、熱的に不安定であるという欠点がある。
また特許文献4では、側鎖にチオカルボニルエステル結合を有するアルケニルエーテルを開始剤とし、特定のチオカルボン酸塩またはチオエステル化合物を停止剤として用いてビニルエーテルをリビングカチオン重合し、重合体の両末端にチオール基を有するポリアルケニルエーテルを得る方法が開示されている。そして、当該方法により得られた両末端にチオール基を有するポリアルケニルエーテルを連鎖移動剤として使用して、ラジカル重合可能な種々のビニルポリマーを重合することにより、ポリアルケニルエーテルをセンターブロック(B成分)とするABA型トリブロックポリマーを得ることができることが記載されている。しかしながら、特許文献4では、具体的なブロックポリマーの合成例は示されておらず、ポリビニルエーテルとオキシスチレン系重合体のABA型トリブロック共重合体の重合方法については何ら開示されていない。また、重合体末端にチオール基を有するポリアルケニルエーテルを連鎖移動剤とて用いた場合、得られるABA型トリブロック共重合体は、A成分とB成分とが硫黄原子を介して結合しているため熱的に不安定であり、乾燥時、あるいは加熱時に着色しやすいという問題があった。また、ラジカル重合による方法は、重合が簡便ではあるが、分子量分布を制御することができないため狭分散性の狭重合体を得ることができないと言う問題があった。
また、何れの方法においてもポリビニルエーテルからなるセグメントとオキシスチレン系重合体からなるセグメントとを異なる工程で合成する必要があり、製造方法が煩雑であるという問題点があった。
このように、ポリビニルエーテルとオキシスチレン系重合体とを含むABA型トリブロックク共重合体は報告された例は無く、ポリビニルエーテルをセンターブロックとする熱的にも安定なABA型トリブロック共重合体及びその簡便な製造方法の開発が求められている。
特開2004−240143号公報 特開2003−342327号公報 特開2001−19770号公報 特開平6−116330号公報
本発明は、ポリビニルエーテルとオキシスチレン系重合体とを含む新規なビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体、及び一連の工程で継続して製造することのできるABA型共重合体の簡便な製造方法を提供することを目的としている。
上記実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の二官能開始剤を用いてリビングカチオン重合法によりポリビニルエーテルを合成し、反応性を保持したまま、継続してオキシスチレン系重合体をリビングカチオン重合させることによって、ポリビニルエーテルをセンターブロックとする新規なビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体を得ることができ、また、得られたトリブロック共重合体は、A成分とB成分とが単結合により結合されているため熱的にも安定であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体は、次の一般式(1)
Figure 0005508011
(式中、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表し、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素数2〜6のアシル基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニルアルキル基、または炭素数2〜6のアルキルシリル基のいずれかを表し、nは1または2の数を表す)
で表されるオキシスチレン系繰り返し単位(a)を含むセグメントAと、
次の一般式(2)
Figure 0005508011
[式中、Rは炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖アルキル基、アルキル基の全部若しくは一部の水素がフッ素に置換された炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基であるフルオロアルキル基、炭素数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、または
−(CH−X
(ここで、mは0、1、2または3であり、Xは未置換のフェニル基、或いは、一つ若しくはそれ以上の炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基、アルキル基の全部若しくは一部の水素がフッ素に置換された炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基であるフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、またはハロゲン原子によって置換されたフェニル基である)で表されるアリール基またはアリールアルキル基を表す]
で表されるビニルエーテル系繰り返し単位(b)を含むセグメントBとからなり、
セグメントAとセグメントBが単結合により結合していることを特徴とする。
本発明のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体において、ポリマー鎖に含まれる全繰り返し単位に対する繰り返し単位(a)の割合は5〜80モル%が好ましく、繰り返し単位(b)の割合は20〜95モル%が好ましい。
また、本発明のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体において、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されたポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)は1000〜100000の範囲であることが好ましく、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表される分散度(Mw/Mn)は、2.0以下であることが好ましい。
前記ABA型トリブロック共重合体は、二官能開始剤、ルイス酸及び溶媒の存在下に、次の一般式(3)
Figure 0005508011
(式中、Rは上記式(2)における定義と同じである)
で表されるビニルエーテル系単量体をリビングカチオン重合させ、次いで、次の一般式(4)
Figure 0005508011
(式中、R及びRは上記式(1)における定義と同じである)
で表されるオキシスチレン系単量体を添加し、リビングカチオン重合させることにより製造することができる。
前記二官能開始剤としては、次の一般式(5)
Figure 0005508011
(式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基を表し、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表す)
で表される構造を有するものを用いることができる。
本発明のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体は、ポリビニルエーテルをセンターブロック(Bブロック)とし、オキシスチレン系重合体を両端ブロック(Aブロック)とする新規なビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体であり、AブロックとBブロックとが単結合により結合されているため熱的にも安定である。
特に、ヒドロキシスチレン系重合体を両端ブロック(Aブロック)とし、低級アルキル系のポリビニルエーテルをセンターブロック(Bブロック)とするトリブロック共重合体は、ポリヒドロキシスチレンの熱衝撃性を改善することができるとともに、ビニルエーテル由来のエーテル結合を有することで基板への密着性や現像液への溶解性にも優れ、半導体素子の層間絶縁膜、表面保護膜などの用途に適した感光性樹脂成分の原料として好適に用いることができる。
また、本発明のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体の製造方法は、ポリビニルエーテルの重合反応とオキシスチレン系重合体の重合反応をワンポットで継続して行うことができるため、製造工程や製造設備を大幅に簡略化することが可能であり、工業的に有利である。
以下に、本発明のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体及びその製造方法について具体的に説明する。
本発明のトリブロック共重合体において、上記一般式(1)で表されるオキシスチレン系繰り返し単位(a)は、上記一般式(4)で表されるオキシスチレン系単量体により形成される。一般式(1)及び一般式(4)のRの定義において、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基等が挙げられる。
また、一般式(1)及び一般式(4)のRの定義において、炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、n−アミル基、イソアミル基等が挙げられ;炭素数2〜6のアルコキシアルキル基としてはメトキシメチル基、エトキシメチル基、1−メトキシエチル基、1−エトキシエチル基、1−メトキシプロピル基、2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基等が挙げられ;炭素数2〜6のアシル基としてはアセチル基、プロピオニル基、tert−ブチルカルボニル基などが挙げられ;炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基としてはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基などが挙げられ;炭素数2〜6のアルコキシカルボニルアルキル基としてはtert−ブトキシカルボニルメチル基などが挙げられ;炭素数2〜6のアルキルシリル基としてはトリメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基等が挙げられる。
また、Rで表されるこれらの置換基は、酸により容易に脱離して水酸基を与えることから、得られたトリブロック共重合体を酸触媒により脱保護して、ヒドロキシスチレン系繰り返し単位をAセグメントに含むトリブロック共重合体を得ることもできる。
一般式(4)で表されるオキシスチレン系単量体としては、例えば、p−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシスチレン、p−イソプロペニルフェノール、m−イソプロペニルフェノール、o−イソプロペニルフェノール等のヒドロキシスチレン類;p−メトキシスチレン、m−メトキシスチレン、p−エトキシスチレン、m−エトキシスチレン、p−プロポキシスチレン、m−プロポキシスチレン、p−イソプロポキシスチレン、m−イソプロポキシスチレン、p−n−ブトキシスチレン、m−n−ブトキシスチレン、p−イソブトキシスチレン、m−イソブトキシスチレン、p−tert−ブトキシスチレン、m−tert−ブトキシスチレン等のアルコキシスチレン類;p−メトキシメトキシスチレン、m−メトキシメトキシスチレン、p−(1−エトキシエトキシ)スチレン、m−(1−エトキシエトキ)シスチレン、p−(2−テトラヒドロピラニル)オキシスチレン、m−(2−テトラヒドロピラニル)オキシスチレン等のアルコキシアルキルオキシスチレン類;p−アセトキシスチレン、m−アセトキシスチレン、p−tert−ブチルカルボニルオキシスチレン、m−tert−ブチルカルボニルオキシスチレン等のアルカノイルオキシスチレン類;p−メトキシカルボニルオキシスチレン、m−メトキシカルボニルオキシスチレン、p−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン、m−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン等のアルコキシカルボニルオキシスチレン類;p−tert−ブトキシカルボニルメチルオキシスチレン、m−tert−ブトキシカルボニルオキシメチルスチレン等のアルコキシカルボニルアルキルオキシスチレン類;p−トリメチルシリルオキシスチレン、m−トリメチルシリルオキシスチレン、p−tert−ブチルジメチルシリルオキシスチレン、m−tert−ブチルジメチルシリルオキシスチレン等のアルキルシリルオキシスチレン類等が挙げられる。
なかでも、p−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−イソプロペニルフェノール、m−イソプロペニルフェノール、p−tert−ブトキシスチレン、m−tert−ブトキシスチレン、p−アセトキシスチレン、m−アセトキシスチレン等が好ましく用いられる。
また、本発明のトリブロック共重合体において上記一般式(2)で表されるビニルエーテル系繰り返し単位(b)は、上記一般式(3)で表されるビニルエーテル系単量体により形成される。一般式(2)及び一般式(3)におけるRの定義において、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、n−アミル基、イソアミル基等が挙げられ;炭素数1〜6のフルオロアルキル基としてはトリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基などが挙げられ;炭素数2〜6のアルコキシアルキル基としてはメトキシメチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基等が挙げられ;炭素数5〜10のシクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル基、アダマンチル基などが挙げられ;アリール基としてはフェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、フルオロフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基等が挙げられ;アリールアルキル基としてはベンジル基、メチルベンジル基、エチルベンジル基、メトキシベンジル基、エトキシベンジル基、フルオロベンジル基、トリフルオロメチルベンジル基等が挙げられる。
一般式(3)で表されるビニルエーテル系単量体としては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、sec−ブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−アミルビニルエーテル、イソアミルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類;トリフルオロメチルビニルエーテル、ペンタフルオロエチルビニルエーテル、2,2,2−トリフルオロエチルビニルエーテル等のフルオロアルキルビニルエーテル類;2−メトキシエチルビニルエーテル、2−エトキシエチルビニルエーテル、2−テトラヒドロピラニルビニルエーテル、2−テトラヒドロフラニルビニルエーテル等のアルコキシアルキルビニルエーテル類;シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘプチルビニルエーテル、シクロオクチルビニルエーテル、2−ビシクロ[2.2.1]ヘプチルビニルエーテル、2−ビシクロ[2.2.2]オクチルビニルエーテル、8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニルビニルエーテル、1−アダマンチルビニルエーテル、2−アダマンチルビニルエーテル等のシクロアルキルビニルエーテル類;フェニルビニルエーテル、4−メチルフェニルビニルエーテル、4−トリフルオロメチルフェニルビニルエーテル、4−フルオロフェニルビニルエーテル等のアリールビニルエーテル類;ベンジルビニルエーテル、4−フルオロベンジルビニルエーテル等のアリールアルキルビニルエーテル類等が挙げられる。
特に、オキシスチレン系重合体の可撓性や耐衝撃性を改善するために、ソフトセグメントとしてポリビニルエーテルを導入する場合は、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、sec−ブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−アミルビニルエーテル、イソアミルビニルエーテル、トリフルオロメチルビニルエーテル、ペンタフルオロエチルビニルエーテル、2,2,2−トリフルオロエチルビニルエーテル、2−メトキシエチルビニルエーテル、2−エトキシエチルビニルエーテル等を好ましく用いることができ、特にメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、sec−ブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−アミルビニルエーテル、イソアミルビニルエーテル等の低級アルキルビニルエーテル類を好ましく用いることができる。
これらのオキシスチレン系単量体及びビニルエーテル系単量体は、それぞれ1種を単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて使用しても良い。
本発明のトリブロック共重合体において、繰り返し単位(a)と繰り返し単位(b)の比率は、用途や目的、発現したい機能に合わせて適宜設定されるが、例えば、本発明のトリブロック共重合体を半導体素子の層間絶縁膜、表面保護膜などの用途に適した感光性樹脂成分の原料として用いる場合は、ポリマー鎖に含まれる全繰り返し単位に対する繰り返し単位(a)の割合は好ましくは5〜80モル%であり、より好ましくは10〜70モル%であり、繰り返し単位(b)の割合は20〜95モル%であり、好ましくは30〜90モル%である。(ヒドロ)オキシスチレン系の繰り返し単位(a)の割合が上記範囲より少ないと、現像性や密着性が悪くなる場合があり、ビニルエーテル系繰り返し単位(b)の割合が上記範囲より少ないと、熱衝撃性の改善効果が得られない。
同様に、本発明のトリブロック共重合体の分子量も、用途や目的、発現したい機能に合わせて適宜設定されるが、例えば、本発明のトリブロック共重合体を半導体素子の層間絶縁膜、表面保護膜などの用途に適した感光性樹脂成分の原料として用いる場合は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定されたポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は好ましくは1000〜100000であり、より好ましくは2000〜80000であり、更に好ましくは4000〜60000である。また、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表される分散度(Mw/Mn)は好ましくは1.0〜2.0であり、より好ましくは1.0〜1.8であり、更に好ましくは1.0〜1.6である。Mwが上記範囲より大きくなると塗膜形成時に使用される溶剤やアルカリ現像液への溶解性が悪くなり、Mwが上記範囲より小さくなると塗膜性能が悪くなる場合がある。
本発明のトリブロック共重合体は、二官能開始剤、ルイス酸及び溶媒の存在下に、前記一般式(3)で表されるビニルエーテル系単量体をリビングカチオン重合させ、次いで、前記一般式(4)で表されるオキシスチレン系単量体を添加し、リビングカチオン重合させることにより得ることができる。
上記重合反応において使用される二官能開始剤としては、一般式(5)で表される化合物が好ましい。一般式(5)においてRで表される炭素数1〜10のアルキレン基の具体的な例としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、シクロへキシレン基などが挙げられる。また、Rの定義における炭素数1〜4のアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基などが挙げられる。
一般式(5)で表される化合物の具体的な例としては、1,1−ビス(1−アセトキシメトキシ)メタン、1,2−ビス(1−アセトキシメトキシ)エタン、1,3−ビス(1−アセトキシメトキシ)プロパン、1,4−ビス(1−アセトキシメトキシ)エタン、1,2−ビス(1−アセトキシメトキシ)ブタン、1,5−ビス(1−アセトキシメトキシ)エタン、1,2−ビス(1−アセトキシメトキシ)ペンタン、1,6−ビス(1−アセトキシメトキシ)ヘキサン、1,7−ビス(1−アセトキシメトキシ)ヘプタン、1,8−ビス(1−アセトキシメトキシ)オクタン、1,9−ビス(1−アセトキシメトキシ)ノナン、1,10−ビス(1−アセトキシメトキシ)デカン、1,1−ビス(1−アセトキシエトキシ)メタン、1,2−ビス(1−アセトキシエトキシ)エタン、1,3−ビス(1−アセトキシエトキシ)プロパン、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン、1,5−ビス(1−アセトキシエトキシ)ペンタン、1,6−ビス(1−アセトキシエトキシ)ヘキサン、1,7−ビス(1−アセトキシエトキシ)ヘプタン、1,8−ビス(1−アセトキシエトキシ)オクタン、1,9−ビス(1−アセトキシエトキシ)ノナン、1,10−ビス(1−アセトキシエトキシ)デカン、1,4−ビス(1−アセトキシメトキシ)シクロヘキサン、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)シクロヘキサンなどが挙げられる。なかでも、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)シクロヘキサン等が好ましく用いられる。これらの化合物は、1,4−ブタンジオールジビニルテーテルまたは1,4−シクロヘキサンジオールジビニルエーテルに酢酸を付加させることにより得られる。
二官能開始剤の添加量には特に制限はなく、目的とする共重合体の分子量により適宜決定される。
また、前記重合反応において使用されるルイス酸としては、ビニルエーテル系単量体のカチオン重合に一般的に用いられるルイス酸を特に制限なく使用することができる。具体的には、例えば、Et1.5AlCl1.5等の有機金属ハロゲン化物、TiCl、TiBr、BCl、BF、BF・OEt、SnCl、SnCl、SbCl、SbF、WCl、TaCl、VCl、FeCl、ZnBr、AlCl、AlBr等の金属ハロゲン化物を好適に使用することができる。これらのルイス酸は、単独で使用してもよいし、複数のルイス酸を併用してもよい。各ブロックセグメント構成するモノマーの反応速度の差が大きい場合では、特に2種類のルイス酸を併用する重合法が有効である。例えば、Bブロック重合時にはEt1.5AlCl1.5等の有機金属ハロゲン化物をルイス酸として用い、次いでAブロック重合時にはSnCl等の金属ハロゲン化物を追加して用いることでA成分の重合速度を加速し、ABAトリブロック共重合体を製造する方法が好ましい。
ルイス酸の使用量は、特に限定されないが、使用するビニルエーテル系単量体の重合特性あるいは重合濃度等を考慮して設定することができる。通常はビニルエーテル系単量体に対して0.1〜100モル%で使用することができ、好ましくは1〜50モル%の範囲で使用することができる。
ルイス酸の添加方法としては、一括添加、分割添加、連続添加等の方法が挙げられるが、分割添加および連続添加がより好適である。分割添加および連続添加の場合、重合熱を抑えた状態でリビングカチオン重合を行うことができ、分子量分布の抑制されたトリブロック共重合体を製造することができる点で有利である。
前記重合反応の溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒;プロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、デカン、ヘキサデカン、イソペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒;塩化エチレン、塩化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒;テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル系溶媒が挙げられる。これらの溶媒の中でも、トルエン、塩化メチレン、THFが好適に使用される。これらの溶媒は、単独で用いても良いし、2種類以上を組み合わせで用いても良い。
重合反応は、まず、反応容器に溶媒、ビニルエーテル系単量体、二官能開始剤を順次投入し、その後にルイス酸を添加して行う。この工程ではじめにビニルエーテル系繰り返し単位(b)を含むセグメントBが合成される。次いで、ビニルエーテル系単量体の転換が終了した時点でオキシスチレン系単量体を添加し、必要であれば更にルイス酸を追加し、同一の反応容器内で一連の工程として継続して重合反応を進める。この工程により、セグメントBの両末端に単結合で結合されたオキシエチレン系繰り返し単位(a)を含むセグメントAが合成され、セグメントAとセグメントBとが単結合により結合されているABA型トリブロック共重合体を得ることができる。
重合条件は、使用するルイス酸、二官能開始剤、単量体及び溶媒等の種類により異なるが、重合温度は、通常−80℃〜150℃の範囲内が好ましく、−78℃〜80℃の範囲内がより好ましい。また、重合時間は、通常は10時間から250時間の範囲である。
なお、オキシスチレン系繰り返し単位の保護基を脱保護してヒドロキシスチレン系繰り返し単位を有するABA型トリブロック共重合体を得る場合は、例えば溶媒中、塩酸、硫酸などの酸触媒下で、反応温度50〜150℃、反応時間1〜30時間反応を行い、保護基を脱離させてヒドロキシスチレン系繰り返し単位に変換すればよい。
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、実施例において得られた共重合体の物性評価は以下の方法により行った。
平均共重合組成:13C−NMRの測定結果から求めた。
重量平均分子量Mw及び分子量分布Mw/Mn:
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により標準ポリスチレン検量
線から求めた[RI検出器;カラムはShodex社製KF−801+KF−805
L;溶離液はテトラヒドロフラン]。
実 施 例 1
p−tert−ブトキシスチレン/エチルビニルエーテル/p−tert−ブト
キシスチレン系トリブロックポリマーの製造:
三方活栓をつけたガラス容器を準備し、アルゴン置換後、アルゴン雰囲気下で加熱してガラス容器内の吸着水を除いた。容器内にエチルビニルエーテル(以下、「EVE」と記載する)0.85モーラー(以下、「M」と略記する)、酢酸エチル1.0M、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン4ミリモーラー(以下、「mM」と略記する)、トルエン60mlを入れ、系内温度が0℃に達したところでEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加えて重合を開始した。
EVEの転化率を時分割にガスクロマトグラフィー(GC)を用いてモニタリングし、EVEモノマーの転換が終了した時点でp−tert−ブトキシスチレン(以下、「PTBOS」と記載する)1.28Mを反応溶液に添加し、更に反応温度0℃で反応を続けた。PTBOS添加後、106時間を経過した時点で、更にEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加えて48時間反応を続けた。
重合反応系内にメタノールを加えて反応を停止し、反応混合物溶液に酸化アルミニウム4質量%を加え、24時間攪拌して触媒を吸着除去し、孔径0.1μmのフィルターで酸化アルミニウムを除去した。このろ液をエバポレーターで減圧濃縮し、PTBOS/EVE/PTBOS系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はPTBOS/EVE=60/40であり、重量平均分子量Mwは37800であり、数平均分子量Mnは26100であり、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.45であった。
実 施 例 2
p−ヒドロキシスチレン/エチルビニルエーテル/p−ヒドロキシスチレン系ト
リブロックポリマーの製造(PTBOS/EVE/PTBOS系トリブロックポ
リマーの脱保護:
温度計及び還流冷却管を取り付けた四つ口フラスコに、実施例1で得られたPTBOS/EVE/PTBOS系トリブロックポリマー100質量部及びプロピレングリコールモノメチルエーテル300質量部を投入し、攪拌しながら60℃に加熱した後、10%硫酸3.5質量部を投入して60℃で30時間攪拌した。
反応終了後、室温まで冷却し、反応液を1200質量部の水に投入してポリマーを析出させ、濾別した。得られた析出物を減圧乾燥し、p−ヒドロキシスチレン/EVE/p−ヒドロキシスチレン系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はp−ヒドロキシスチレン/EVE=60/40であり、重量平均分子量Mwは40000であり、数平均分子量Mnは25700であり、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.56であった。
実 施 例 3
p−tert−ブトキシスチレン/n−ブチルビニルエーテル/p−tert−
ブトキシスチレン系トリブロックポリマーの合成:
三方活栓をつけたガラス容器を準備し、アルゴン置換後、アルゴン雰囲気下で加熱してガラス容器内の吸着水を除いた。容器内にn−ブチルビニルエーテル(以下「NBVE」と記載する)0.85M、酢酸エチル1.0M、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン4mM、トルエン60mlを入れ、系内温度が0℃に達したところでEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加えて重合を開始した。
NBVEの転化率を、GCを用いてモニタリングし、NBVEモノマーの転換が終了した時点で、PTBOS0.51Mを反応溶液に添加し、更に反応温度0℃で反応を続けた。PTBOS添加後、160時間を経過した時点で、更にEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加えて24時間反応を続けた。

重合反応系内にメタノールを加えて反応を停止し、反応混合物溶液に酸化アルミニウム4質量%を加え、24時間攪拌して触媒を吸着除去し、孔径0.1μmのフィルターで酸化アルミニウムを除去した。このろ液をエバポレーターで減圧濃縮し、PTBOS/NBVE/PTBOS系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はPTBOS/NBVE=36/64であり、重量平均分子量Mwは38800、数平均分子量Mnは20700、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.88であった。
実 施 例 4
p−ヒドロキシスチレン/n−ブチルビニルエーテル/p−ヒドロキシスチレン
系トリブロックポリマーの製造(PTBOS/NBVE/PTBOS系トリブロ
ックポリマーの脱保護:
還流冷却管を取り付けたフラスコに、実施例3で得られたPTBOS/NBVE/PTBOS系トリブロックポリマー3.0質量部及びジオキサン8.6質量部を投入し、攪拌しながら70℃に加熱した後、p−トルエンスルホン酸一水和物0.158質量部を投入して70℃で2時間攪拌した。
反応終了後、室温まで冷却し、反応液を23質量部の水に投入してポリマーを析出させ、濾別した。濾別した樹脂をメチルエチルケトン(MEK)5.5質量部に溶解させた後、24質量部の水を投入して再度ポリマーを析出させ濾別した。この操作をさらに2回繰り返したのち、濾別した樹脂を減圧乾燥し、p−ヒドロキシスチレン/NBVE/p−ヒドロキシスチレン系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はp−ヒドロキシスチレン/NBVE=35/65であり、重量平均分子量Mwは39600であり、数平均分子量Mnは20000であり、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.98であった。
実 施 例 5
p−アセトキシスチレン/エチルビニルエーテル/p−アセトキシスチレン系ト
リブロックポリマーの合成:
三方活栓をつけたガラス容器を準備し、アルゴン置換後、アルゴン雰囲気下で加熱しガラス容器内の吸着水を除いた。容器内にEVE0.85M、酢酸エチル1.0M、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン4mM、トルエン60mlを入れ、系内温度が0℃に達したところでEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加えて重合を開始した。
EVEの転化率を、GCを用いてモニタリングし、EVEモノマーの転換が終了した時点で、p−アセトキシスチレン0.3Mを反応溶液に添加し、更に反応温度0℃で反応を続けた。p−アセトキシスチレン添加後20時間を経過した時点で、更にSnClのトルエン溶液(20mM)を加え、120時間反応を続けた。
重合反応系内にメタノールを加えて反応を停止し、反応混合物溶液に酸化アルミニウム4質量%を加え、24時間攪拌して触媒を吸着除去し、孔径0.1μmのフィルターで酸化アルミニウムを除去した。このろ液をエバポレーターで減圧濃縮し、p−アセトキシスチレン/EVE/p−アセトキシスチレン系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はp−アセトキシスチレン/EVE=25/75であり、重量平均分子量Mwは14100、数平均分子量Mnは11200、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.27であった。
実 施 例 6
p−イソプロペニルフェノール/エチルビニルエーテル/p−イソプロペニルフ
ェノール系トリブロックポリマーの合成:
三方活栓をつけたガラス容器を準備し、アルゴン置換後、アルゴン雰囲気下で加熱しガラス容器内の吸着水を除いた。容器内にEVE0.85M、酢酸エチル1.0M、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン6mM、トルエン60mlを入れ、系内温度が0℃に達したところでEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加えて重合を開始した。
EVEの転化率を、GCを用いてモニタリングし、EVEモノマーの転換が終了した時点で、p−イソプロペニルフェノール(以下「PIPP」と記載する)0.12Mを反応溶液に添加し、更に反応温度0℃で反応を続けた。PIPP添加後60時間経過した時点で、更にEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(20mM)を加え、90時間反応を続けた。
重合反応系内にメタノールを加えて反応を停止し、反応混合物溶液に活性炭5質量%を加え、24時間攪拌し、孔径1μmのフィルターで活性炭を除去した。このろ液に酸化アルミニウム4質量%を加え、24時間攪拌して触媒を吸着除去し、孔径0.1ミクロンのフィルターで酸化アルミニウムを除去した。得られたろ液をエバポレーターで減圧濃縮し、PIPP/EVE/PIPP系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はPIPP/EVE=12/88であり、重量平均分子量Mwは11100、数平均分子量Mnは8500、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.30であった。
実 施 例 7
p−tert−ブトキシスチレン/エチルビニルエーテル/p−tert−ブト
キシスチレン系トリブロックポリマーの合成:
三方活栓をつけたガラス容器を準備し、アルゴン置換後、アルゴン雰囲気下で加熱しガラス容器内の吸着水を除いた。容器内にEVE0.35M、酢酸エチル0.35M、1,4−ビス(1−アセトキシエトキシ)ブタン14.8mM、トルエン2.4Lを入れ、系内温度が0℃に達したところでEt1.5AlCl1.5のトルエン溶液(10.3mM)を加えて重合を開始した。
EVEの転化率を、時分割にGCを用いてモニタリングし、EVEモノマーの転換が終了した時点で、PTBOS1.25Mを反応溶液に添加し、次いで16時間かけてSnCl4のトルエン溶液(16mM)を添加した後、更に3時間反応を続けた。
重合反応系内にアンモニアメタノール溶液を加えて反応を停止し、反応混合物溶液を希塩酸で洗浄した。洗浄後の重合液をエバポレーターで減圧濃縮し、PTBOS/EVE/PTBOS系トリブロックポリマーを得た。
このものの平均組成(モル比)はPTBOS/EVE=80/20であり、重量平均分子量Mwは18200、数平均分子量Mnは13900であり、分子量分布(分散度:Mw/Mn)は1.32であった。
本発明によって、ソフトセグメントとしてポリビニルエーテルを、ハードセグメントとしてオキシスチレン系重合体をふくむ新規なABA型トリブロック重合体を容易に得ることができ、熱衝撃性や熱安定性、溶媒類への溶解性、基板への接着性に優れた共重合体樹脂を得ることができる。この共重合体樹脂は、このような特性から半導体素子の層間絶縁膜、表面保護膜などの用途に使用される感光性樹脂の原料として有用である。

Claims (6)

  1. 次の一般式(1)
    Figure 0005508011
    (式中、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表し、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素数2〜6のアシル基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニルアルキル基、または炭素数2〜6のアルキルシリル基のいずれかを表し、nは1または2の数を表す)
    で表されるオキシスチレン系繰り返し単位(a)を含むセグメントAと、
    次の一般式(2)
    Figure 0005508011

    [式中、Rは炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖アルキル基、アルキル基の全部若しくは一部の水素がフッ素に置換された炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基であるフルオロアルキル基、炭素数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素数5〜10のシクロアルキル基、または
    −(CH−X
    (ここで、mは0、1、2または3であり、Xは未置換のフェニル基、或いは、一つ若しくはそれ以上の炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基、アルキル基の全部若しくは一部の水素がフッ素に置換された炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基であるフルオロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、またはハロゲン原子によって置換されたフェニル基である)で表されるアリール基またはアリールアルキル基を表す]
    で表されるビニルエーテル系繰り返し単位(b)を含むセグメントBとからなり、
    セグメントAとセグメントBが単結合により結合しているビニルエーテル系ABA型ブロック共重合体の製造方法であって、
    二官能開始剤、ルイス酸及び溶媒の存在下に、次の一般式(3)
    Figure 0005508011

    [式中、R は前記式(2)における定義と同じである]
    で表されるビニルエーテル系単量体をリビングカチオン重合させ、次いで、次の一般式(4)
    Figure 0005508011

    [式中、R 及びR は前記式(1)における定義と同じである]
    で表されるオキシスチレン系単量体を添加し、リビングカチオン重合させ、かつ、
    前記ルイス酸として2種類のルイス酸を併用し、2種類のルイス酸のうち一方のルイス酸を系中に導入し、同時にまたはその後に他方のルイス酸を系中に導入することを特徴とする前記ビニルエーテル系ABA型ブロック共重合体の製造方法。
  2. ポリマー鎖に含まれる全繰り返し単位に対する繰り返し単位(a)の割合が5〜80モル%であり、繰り返し単位(b)の割合が20〜95モル%であることを特徴とする請求項1に記載のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体の製造方法
  3. ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されたポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)が1000〜100000の範囲であり、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比で表される分散度(Mw/Mn)が2.0以下であることを特徴とする請求項1または2記載のビニルエーテル系ABA型トリブロック共重合体の製造方法
  4. 二官能開始剤が、次の一般式(5)
    Figure 0005508011

    (式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基を表し、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表す)
    で表される構造を有することを特徴とする請求項1に記載のビニルエーテル系ABA型ブロック共重合体の製造方法。
  5. 上記一般式(3)で表されるビニルエーテル系単量体のリビングカチオン重合をルイス酸として有機金属ハロゲン化物の存在下で行い、上記一般式(4)で表されるオキシスチレン系単量体のリビングカチオン重合をルイス酸として金属ハロゲン化物の存在下で行うことを特徴とする請求項1に記載のビニルエーテル系ABA型ブロック共重合体の製造方法。
  6. 金属ハロゲン化物を分割添加または連続添加することを特徴とする請求項5に記載のビニルエーテル系ABA型ブロック共重合体の製造方法。
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