JP5458704B2 - 中間転写装置、画像形成装置、及び画像形成装置の2次転写方法 - Google Patents

中間転写装置、画像形成装置、及び画像形成装置の2次転写方法 Download PDF

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Description

本発明は、2次転写機能を有する中間転写装置、2次転写手段を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらのうちの少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などの画像形成装置、及びこの画像形成装置で実行される2次転写方法に関する。
電子写真方式のカラー画像形成装置では、タンデム型の画像形成装置のように1次転写により中間転写ベルト上に形成された画像をさらに2次転写により用紙などの記録媒体に転写することが広く行われている。このような2次転写により中間転写ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する2次転写装置として転写ローラを用いた場合、2次転写部に用紙が突入する際の衝撃で中間転写ベルトの搬送速度が変動し、画像が乱れるショックジッタが発生する。これを防ぐための技術として、例えば特許文献1に記載された発明が公知である。
この発明は、トナー像が担持されるトナー像担持体と、このトナー像担持体に隣接配置され、挿入される転写材がトナー像担持体側へ圧接されてトナー像担持体上のトナー像を転写材の圧力転写もしくは圧力転写定着する加圧転写体とを備えた画像形成装置において、転写材の厚みを検出する転写材厚み検出手段と、この転写材厚み検出手段からの検出情報に連動してトナー像担持体と加圧転写体との間のギャップを自動的に変化させるギャップ調整手段を備えたことを特徴とするものである。
また、ギャップを調整する技術として特許文献2記載の発明も知られている。この発明は、画像を担持して回転する像担持体と、像担持体に当接して回転するとともに像担持体の表面に形成された画像を記録媒体に転写する転写部材と、像担持体と転写部材とが当接する位置に記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、像担持体と転写部材とが当接する位置に記録媒体が突入する直前のタイミングで当接する位置に間隙を形成する間隙形成手段とを有することを特徴とするものである。
さらに、特許文献3には、電界又は磁界の印加の強度により粘性特性が変化する流体を用い、回転体の圧接部に対する転写材の突入や抜けに応じて、流体に印加する電界又は磁界の強度を任意に変化させて、回転体の圧接部における加圧力を制御する技術が開示されている。
特許文献1記載の発明は、ショックジッタを防ぐ目的で、面倒なギャップ調整作業を不要とし、転写材の厚みに影響されずに、トナー像担持体と加圧転写体との間への転写材の突入時あるいは両者間からの転写材の離脱時における衝撃を確実に緩和できるように、紙厚を検知し、その紙厚に応じて2次転写部間のギャップを調整するようにしているが、ショックジッタは紙の種類によって異なるコシや用紙先端の形状の違いにも影響されるため、紙厚情報に基づいてギャップを調節するだけでは、ショックジッタを完全に防ぐことはできない。また、特許文献2記載の発明は、間隙を形成するときのタイミングを設定しているが、タイミングを考慮しただけではショックジッタを防ぐことはできない。さらに、特許文献3記載の発明は、回転体の圧接部における加圧力を制御してショックジッタを防ぐようにしているが、ショックジッタは紙毎によって異なるコシの強さや先端形状の違いにも影響されるため、紙厚情報をもとにギャップを調節するだけでは、ショックジッタを完全に防ぐことができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、より確実にショックジッタを防ぐことにある。
記課題を解決するため、本発明の第1の手段は、中間転写体上に1次画像を転写することにより形成された2次画像を2次転写部で被転写体に転写する中間転写装置において、前記被転写体を前記2次転写部に搬送する際に搬送用回転体に生じる当該被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量を検出する変動量検出手段と、前記ショックジッタを抑制するために前記変動量検出手段によって検出された前記変動量に応じて設定される補正量に基づいて前記2次転写部における前記中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と当該2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整する調整手段と、を備えことを特徴とする。
本発明の第2の手段は、第1の手段において、前記変動量は、前記搬送用回転体の速度変動量であることを特徴とする。
本発明の第3の手段は、第1の手段において、前記変動量は、前記搬送用回転体を駆動するモータの駆動電流変動量であることを特徴とする。
本発明の第4の手段は、1次転写部で中間転写体上に1次画像を転写することにより形成された2次画像を2次転写部で被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置において、前記被転写体を前記2次転写部に搬送する搬送用回転体対と、前記被転写体を前記2次転写部に搬送する際に前記搬送用回転体に生じる当該被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量を検出する変動量検出手段と、前記ショックジッタを抑制するために前記変動量検出手段によって検出された前記変動量に応じて設定される補正量に基づいて、前記2次転写部における前記中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と当該2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整する調整手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第5の手段は、第4の手段において、前記搬送用回転体対は、複数設けられているうちの任意の1つであることを特徴とする。
本発明の第6の手段は、第の手段において、前記変動量の検出対象となる前記搬送用回転体対は、前記支持ローラと前記2次転写ローラとの対に対して形状、寸法、及び材質が同等に構成されたことを特徴とする。
本発明の第7の手段は、第4の手段〜第6の手段の何れか1つの手段において、前記変動量は、前記搬送用回転体の速度変動量であることを特徴とする。
本発明の第8の手段は、第4の手段〜第6の手段の何れか1つの手段において、前記変動量は、前記搬送用回転体を駆動するモータの駆動電流変動量であることを特徴とする。
本発明の第9の手段は、第7の手段又は第8の手段において、前記変動量は、前記搬送用回転体の回転速度の定常状態から変動した速度であることを特徴とする。
本発明の第10の手段は、第7の手段又は第8の手段において、前記変動量は、定常状態から変動した振幅であることを特徴とする。
本発明の第11の手段は、第7の手段又は第8の手段において、前記変動量は、変動してから定常状態に戻るまでの時間であることを特徴とする。
本発明の第12の手段は、第7の手段又は第の手段において、前記変動量は、定常状態からの最大振幅であることを特徴とする。
本発明の第13の手段は、第7の手段又は第の手段において、前記変動量は、定常状態からの最小振幅であることを特徴とする。
本発明の第14の手段は、第4の手段〜第13の手段の何れか1つの手段において、前記調整手段は、調整時に使用する前記変動量に対応する前記補正量をテーブル化して記憶した記憶手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第15の手段は、第14の手段において、前記補正量のテーブルは、前記搬送用回転体対の予め設定された線速毎に用意され、使用される線速に応じて切り替えて使用されることを特徴とする。
本発明の第16の手段は、第4の手段〜第15の手段の何れか1つの手段において、前記2次画像が単色画像であることを特徴とする。
本発明の第17の手段は、第4の手段〜第15の手段の何れか1つの手段において、前記2次画像が多色画像であることを特徴とする。
本発明の第18の手段は、1次転写部で中間転写体上に1次画像を転写することにより形成された2次画像を2次転写部で被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置の2次転写方法において、搬送用回転体対により、前記被転写体を前記2次転写部に搬送する搬送ステップと、変動量検出手段により、前記搬送ステップで前記被転写体を前記2次転写部に搬送する際に前記搬送用回転体に生じる当該被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量を検出する変動量検出ステップと、調整手段により、前記ショックジッタを抑制するために前記変動量検出ステップで検出された前記変動量に応じて設定される補正量に基づいて、前記2次転写部における前記中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と当該2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整する距離調整ステップと、を有することを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、中間転写体は中間転写ベルト112に、2次転写部は転写ユニット130に、被転写体は用紙に、搬送用回転体対は搬送ローラ対133に、搬送用回転体は搬送ローラ133a,133bに、変動量検出手段は変動量検出部130−A、及び変動値検出部130−A1に、調整手段は補正指令値設定部130−B及びギャップ調整機構136に、中心間距離はギャップGに、2次転写部は符号130に、2次転写ローラは符号130Rに、支持ローラは第2支持ローラ119−2に、それぞれ対応する。
本発明によれば、調整手段によってショックジッタを抑制すべく、変動量検出手段で検出された被転写体搬送用回転体により2次転写部に搬送するときの搬送用回転体に生じる被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量に応じて設定される補正量に基づいて2次転写部における中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整するので、2次転写部でのショックジッタをより確実に防ぐことができる
本発明の実施形態に係る実施例1のタンデム式の画像形成装置全体の概略構成を示す図である。 図1における作像ユニットの構成を示す要部拡大図である。 実施例1における2次転写部、搬送ローラ部及び給紙部との関係の概要を示す図である。 実施例1におけるギャップ調整機構を示す要部拡大図である。 実施例1における2次転写部のギャップ調整制御を実施するための制御構成を示すブロック図である。 実施例1における搬送ローラ対のニップに用紙が突入する状態を示す図である。 実施例1における用紙が搬送ローラ対のニップに突入したときの搬送ローラ対の速度変動の状態を示す図である。 用紙の紙厚及び紙種の違いによる搬送ローラ対の検出速度の例を示す図である。 用紙の先端形状を示す図である。 実施例1における速度変動に対応したギャップを調整するための補正量を求める補正テーブルの一例を示す図である。 実施例1における2次転写部のギャップ調整の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1における搬送ローラから2次転写部までの紙搬送経路が長い場合の制御タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 補正量の算出を図12の場合よりも早い時点で実行する場合の制御タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 搬送ローラ対へのエンコーダ設置の複数の例を示す図である。 製品仕様などによって搬送速度を変更したときのギャップ調整のための補正量を求める補正テーブルの一例を示す図である。 実施例2における2次転写部及び搬送ローラ部の概略を示す図である。 実施例2における変動量検出部の構成を示す図である。 実施例2における補正指令値設定部の詳細を示すブロック図である。 実施例2における搬送時間の算出方法を示す図である。 実施例2における用紙が搬送ローラ対のニップに突入したときの搬送ローラ対を駆動するモータの電流値の変動の状態を示す図である。 実施例2における補正量プロファイル記憶部に格納されている補正テーブルの一例を示す図である。 実施例2における2次転写部のギャップ調整の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2における制御タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例3における変動量検出部の構成を示す図である。 実施例3における補正指令値設定部の詳細を示すブロック図である。 実施例3における制御手順を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の説明において実施例1ないし3について共通する構成要素については同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は実施例1に係るタンデム式の画像形成装置全体の概略構成を示す図、図2は作像ユニットの構成を示す要部拡大図である。
図1において、画像形成装置は画像形成装置本体100と、画像形成装置本体100の下部に配置された給紙装置200と、画像形成装置本体100の上部に配置された画像読み取り装置300と、この画像読み取り装置300のさらに上部に配置された自動原稿給送装置400とから基本的に構成されている。
画像形成装置本体100は、作像ユニット110、光書き込みユニット120、転写ユニット(2次転写部)130、定着ユニット140、両面搬送ユニット150及び排紙ユニット160を備えている。
作像ユニット110は図2に示すようにYCMK各色の作像ステーション111Y,111C,111M,111Kを備え、光書き込みユニット120からYCMKの色毎に設けられた感光体ドラムに光書き込みを行う。作像ステーション111Y,111C,111M,111Kは、感光体ドラム113と複数の作像要素からなる。作像要素は帯電部114、現像部115、1次転写部116、クリーナ部117、除電部118の公知の電子写真ユニットから構成され、光書き込みによって感光体ドラム113表面に形成された潜像をトナー現像し、1次転写部116で中間転写ベルト112に色毎に画像を転写して重畳し、転写ユニット130で搬送路から給紙された用紙に各色画像が重畳されたトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は定着ユニット140で加熱及び加圧することにより定着され、排紙ユニット160から排紙トレイ161に排紙される。符号131は中間転写ベルト112のクリーナである。なお、図2では、作像要素は煩雑を避けるために黒(K)のみに符号を付し、他の色の感光体ドラム及び作像要素については符号を省略した。
両面画像形成を行う場合には、排紙ユニット160から両面搬送ユニット150に用紙は搬送され、再度用紙の裏面に画像が形成された後、定着されて排紙される。
給紙装置200は複数段の給紙段210,220,230を備え、各給紙段210,220,230のいずれかから用紙をピックアップし、縦搬送路240から複数の搬送ローラ対133を経て前記転写ユニット130の転写位置に用紙を送り込む。
画像読み取り装置300はシートスルー方式あるいはフラットベット方式のいずれかでコンタクトガラス310上の原稿を読み取る公知のものである。画像読み取り装置300は、光源及び第1ミラーを搭載した第1キャリッジ、この第1キャリッジの副走査方向への移動速度の半分の速度で副走査方向へ移動し、第2及び第3ミラーを搭載した第2キャリッジ、第1ないし第3ミラーで反射された原稿からの反射光をCCDなどの光電変換素子の結像面に結像する結像レンズ、及び前記結像面で結像した原稿画像を読み取り、光電変換するCCDを備えた読み取り光学系を備えている。この読み取り光学系はシートスルー方式の場合には、前記第1及び第2キャリッジが所定位置に停止し、コンタクトガラス310の所定位置で、前記自動原稿給送装置400によって搬送されてくる原稿を読み取り、フラットベット方式の場合には、コンタクトガラス310上に置かれた原稿を前記第1及び第2キャリッジが移動しながら読み取る。
自動原稿給送装置400は、原稿載置台410上に置かれた原稿を上から一枚ずつ取り出して、シートスルー読み取り位置に搬送し、あるいは片面を読み取った原稿を原稿反転部420で反転させて再度コンタクトガラス310上に送り出し、原稿の片面あるいは両面を画像読み取り装置300によって読み取らせ、原稿排紙台430上に排紙する。
複写機本体100には、その中央に、像担持体としての中間転写体であるベルトからなる中間転写ベルト112が設けられている。この中間転写ベルト112は、図2に示すように支持回転体としての第1ないし第4の4つの支持ローラ119−1,2,3,4間に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これらの支持ローラ119−1,2,3,4のうちの第3支持ローラ119−3には、画像転写後に中間転写ベルト112上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置131が付設されている。
4つの支持ローラのうちの第4支持ローラ119−4と第1支持ローラ119−1との間に張り渡したベルト部分には、そのベルト移動方向に沿って、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の4つの画像形成ステーション111Y,C,M,Kが並んで配置されている。本実施例1においては、第1支持ローラ119−1が駆動ローラで、他のローラは従動ローラである。
一方、中間転写ベルト112を挟んで第2支持ローラ119−2と対向する位置には、前述のように第2の転写手段としての転写ユニット130が設けられている。この転写ユニット130は2次転写ローラ130Rを備え、中間転写ベルト112上の画像を2次転写ローラ130R表面の帯電を制御することにより、被転写材である用紙上に転写する。2次転写ローラ130Rの後段には、画像転写後のシートを定着ユニット140へと搬送するシート搬送装置132が設けられている。
上記複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台410上に原稿をセットし、又は、原稿自動搬送装置400を開いて画像読み取り装置300のコンタクトガラス上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス上へと移動する。他方、コンタクトガラス上に原稿をセットしたときは、直ちに画像読み取り装置300が駆動され、光源と第1ミラーを搭載した第1走行体、第2及び第3ミラーを搭載した第2走行体が副走査方向に走行する。そして、第1走行体の光源から照明光を照射するとともに原稿面からの反射光を第1ミラーでさらに反射して第2走行体方向に導く。第2走行体では第2及び第3ミラーで読み取り光を反射し、結像レンズを通して読み取りセンサの結像面に集光し、原稿内容を読み取る。
この原稿読み取りに並行して、図示しない駆動源である駆動モータを駆動し、第1支持駆動ローラ119−1を回転駆動する。これにより、中間転写ベルト112が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って残り3つの支持ローラ(従動ローラ)119−2,3,4が連れ回り回転する。また、これと同時に、個々の画像形成ステーション111において潜像担持体としての感光体ドラム113Y,C,M,Kを回転させ、各感光体ドラム113Y,C,M,K上に、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の色別情報を用いてそれぞれ露光現像し、単色のトナー画像(顕像)を形成する。
そして、各感光体ドラム113Y,C,M,K上のY,C,M,K色のトナー画像を互いに重なり合うように中間転写ベルト112上に順次転写し、中間転写ベルト112上に4色のカラートナーが重畳された合成カラー画像を形成する。このような画像形成に並行して、給紙装置200の給紙段210,220,223のいずれかからピックアップされた用紙を複写機本体100内の用紙搬送路134に導き、搬送ローラ対133及びレジストローラ(不図示)を介して中間転写ベルト112と2次転写ローラ130Rとの間にシートを送り込み、2次転写ローラ130Rによって中間転写ベルト112上の画像を用紙上に転写し、2次転写が行われる。2次転写が行われた後の用紙は前述のようにして定着され、排紙される。
なお、モノクロ画像を形成する場合には、黒の画像を形成する作像ステーション111Kの感光体ドラム113Kのみ中間転写ベルト112に接触させ、他のY,C,M3色の作像ステーション111Y,111C,111Mは中間転写ベルト112から離間させておくようにする。これにより、モノクロ画像を効率よく、きれいに作像することができる。なお、作像ステーション111と中間転写ベルト112との接触、離間動作は1次転写ローラ116による中間転写ベルト112の感光体ドラム117への加圧及び加圧解除動作により行われる。
図3は2次転写部、搬送ローラ部及び給紙部との関係の概要を示す図である。同図に示すように本実施例1では、給紙部(給紙装置)200から2次転写部130の2次転写ローラ130Rと中間転写ベルト112のニップ部Qに至るまでの用紙搬送経路134上の複数の搬送ローラ対133のうちの1つの搬送ローラ対133の従動ローラ側にエンコーダ135を設置する。また、2次転写ローラ130Rの第2支持ローラ119−2の中心点間の距離(以下、ギャップGと称する)を調整するギャップ調整機構136を設け、エンコーダ135によって検出した搬送ローラの速度変動に基づいてギャップ調整機構136により、前記ギャップGを調整する。
ギャップ調整機構136は、図4の要部拡大図に示すように2次転写ローラ130Rを支持するベース136−1を、支持支点136−2を中心に揺動させ(矢印A方向)、2次転写ローラ130R第2支持ローラ119−2の中心点間の距離(ギャップG)を調整する。この調整は、前記支持支点136−2と離れた側で前記ベース136−1に連結された駆動機構136−3によって行われる。駆動機構136−3はステッピングモータ136−4と歯車減速機構136−5を備え、ステッピングモータ136−4の駆動ステップ数と歯車減速機構136−5を介して駆動されるベース136−1の移動量を予めテーブルとして持っておき、必要なギャップ調整量に応じてステッピングモータ136−4への駆動ステップ数を制御する。これにより、所望のギャップGに調整することが可能となる。
ギャップ調整は、2次転写部130の中間転写ベルト112と2次転写ローラ130R間のニップQに用紙が突入したとき、速度変動が生じることから実施される。速度変動は用紙の種類、厚さ等により異なる。このとき、2次転写部130での速度変動が生じる前に、給紙部200から2次転写部130に用紙を導く用紙搬送経路134に設けた搬送ローラ対133においても同様の用紙突入による速度変動が生じている。搬送ローラ対133で生じる速度変動は搬送ローラの材質、摩擦係数、慣性モーメント等により2次転写部130での速度変動の大きさとは多少異なるが、2次転写部130で生じる速度変動と関連性を持つ。
そこで、前述のように給紙部200から2次転写部130の用紙搬送経路134中の搬送ローラ対133で用紙突入時の速度変動を計測し、その搬送ローラ対133における速度変動に基づいて2次転写部130でのギャップGを調整するようにした。条件を揃えるため、エンコーダ135を設置した搬送ローラ対133の材質及び構成と、ローラ対を構成する2次転写ローラ130Rと第2支持ローラ119−2の材質及び構成が同等になるようにしている。これにより、搬送ローラ133とエンコーダ135によって変動量検出部130−Aが構成される。
図5は本実施例1における2次転写部のギャップ調整制御を実施するための制御構成を示すブロック図である。同図において、2次転写ローラ130Rと第2支持ローラ119−2の中心130C,119−2C間の距離(ギャップG)を調整する制御構成は、エンコーダ135の出力が入力され、ギャップ調整機構136のステッピングモータ136−4を駆動制御する制御IC(ASIC)130−1、及びこの制御IC130−1の制御に必要なデータを記憶するメモリ130−2からなり、両者で補正指令値設定部130−Bを構成している。なお、制御ICに代えてCPUとすることもできる。
エンコーダ135は搬送ローラ対133の速度に応じた信号を出力する。制御IC130−1では、このエンコーダ信号から搬送ローラ対133の速度算出処理を行い(ステップS101)、速度変動量(最大振幅、最小振幅、及び両者の差)を抽出する(ステップS102)。そして、その変動量をもとに2次転写部130のギャップGの補正量を求め(ステップS103)、ステッピングモータ136−4に補正指令値に対応する駆動ステップ数を出力する(ステップS104)。ギャップ調整機構136では、ステッピングモータ136−4が補正指令値どおりのステップ数分駆動され、支持支点136−1を中心に2次転写ローラ130Rを揺動させることにより前記ギャップGを調整する。
なお、ここでは、制御IC130−1がエンコーダ135から入力される回転情報から速度変動量を抽出しているので、制御IC130−1は変動量検出部130−Aの要素としても機能している。また、速度変動量は検出した速度、あるいは定常状態からの速度変化から求められる。
図6は搬送ローラ対133のニップに用紙が突入する状態を示す図、図7は用紙が搬送ローラ対133のニップに突入したときの搬送ローラ対133の速度変動の状態を示す図である。図6では、(a)がニップに突入する直前の状態、(b)が突入したときの状態、(c)がニップに挟持されて搬送されているときの状態をそれぞれ示す。図6の(a)の状態が図7の横軸の時間(a)に対応している。すなわち、用紙が搬送ローラ対133のニップに突入するまでは、所定の搬送速度(定速)で移動する。そして、図6(b)に示すように用紙が搬送ローラ対133のニップに当接し、挟み込まれた時点で速度が変動し、速度変動が生じ、速度変動が最大側に振れる。次いで、最大振幅に達すると、揺り戻しがあり、最小振幅まで振れ、その後、速度は前記定速の位置を中心に最大側と最小側に振動しながら所定の搬送速度に収束する。
このとき速度変動から抽出される速度変動量は、速度変動の
(1)最大振幅
(2)最小振幅
(3)最大−最小振幅
とする。
なお、
(4)振動している幅(時間)
も補正量を算出する際に使用される。なお、図7では、(4)の振動の幅は、信号が予め設定し閾値を越えた時点から、予め設定した時間の中で、最後に予め設定した閾値外から閾値内に収束した時点までとしている。予め設定した閾値は例えば理想の速度から±3%とする。予め設定した時間は、用紙が突入したときに速度が変動すると思われる時間であり、少なくとも一枚の用紙が通過する時間よりも短い時間である。この値は、実験によって定められる。
図8は用紙の紙厚及び紙種の違いによる搬送ローラ対133の検出速度の例を示す説明図である。搬送ローラ対133の速度変動は、紙厚や紙種(ここでは紙のコシとしているが、先端形状の違いに含む)の違いにより異なり、紙厚が厚ければ厚いほど、紙のコシが強ければ強いほど速度変動は大きくなる。また、用紙の先端形状では、図9(a)に示すような用紙先端P1が変形していない通常紙に比べて、同じ紙厚、コシであっても、湿気などにより先端の角部P2が膨張しているもの(図9(b))では速度変動は大きくなり、先端P3が鋭角になったもの(図9(c))では速度変動は小さくなる。このことから速度変動への対応について、紙厚だけでは対応することができないことは明らかである。
図10は、速度変動に対応したギャップGを調整するための補正量を求める補正テーブルの一例を示す図である。ギャップGの補正量は前記(1)から(3)までの少なくとも1つの速度変動量を参照し、変動量が所定の範囲にある場合一定の値を出力する。補正テーブル中の振幅(係数)は次式で算出する。
(1)及び(2)の最大振幅及び最小振幅は、
最大(最小)振幅[%]=|{最大(最小)速度−一定速度}/一定速度|×100
・・・(式1)
によって算出し、(3)の最大−最小振幅は、
最大−最小振幅[%] = |(最大速度−最小速度)/一定速度|×100
・・・(式2)
によって算出される。ギャップ補正量は、上記の算出式(式1、式2)によって算出された振幅と、前記(4)に示した振動している幅(時間)とに基づいて設定される。図10では、速度変動に対応したギャップGを調整するための補正量は、前記最大振幅、最小振幅、最大−最小振幅、振幅の幅(秒)から対応する機種毎に実験的に求め、前記メモリ130−2に補正テーブルとして格納しておく。
この補正テーブルを参照する場合、変動量の1つだけを参照するとき、例えば最大振幅が最大振幅0.25%のときは、補正テーブルより補正量はcとする。また最小振幅が0.25%のとき補正値はdとなり、最大−最小振幅が0.25%のとき補正値はbとなる。
一方、変動量を複数で見る場合、補正テーブルから最大振幅0.25%、振動の幅0.1sのとき、最大振幅に基づく補正量がc、振動の幅に基づく補正量がaであることから、補正量を
(c+a)/2
で求める。このような計算を行わない場合には、例えば、変動量に優先順位をつけておき、優先順位の高いほうを補正量とすることもできる。補正量はギャップGの初期値に対して加算もしくは減算されて補正するギャップ長とする。ギャップG自体はA4ないしA3対応の間接転写方式のタンデム型画像形成装置では、20mmないし25mm程度である。
図11は、2次転写部のギャップ調整の処理手順を示すフローチャートである。同図において、給紙が開始され、定常状態からの変動量がある値を超えた時点で用紙通過と判断し、解析をスタートさせ(ステップS201)、搬送ローラ対133の回転速度をエンコーダ135によって検出する(ステップS202)。用紙が搬送ローラ133に到達し、搬送ローラ対133のニップに突入したときの速度変動から速度変動量(最大振幅、最小振幅、最大−最小振幅)及び振動の幅を抽出し、メモリ130−2に記憶する(ステップS203)。
抽出された前記速度変動量あるいは振動の幅に対応する補正量を図10に示した補正テーブルを参照して求める(ステップS204)。次いで、求められた補正量に基づいて補正指令値を出力し(ステップ205)、この補正指令値に基づいて補正される(ステップS205)。なお、補正されたギャップGは2次転写部を用紙が通り抜けるまで保持され(ステップS06)、通紙後、初期位置に戻る。
この補正手順は、制御IC130−1に予め記憶され、制御IC130−1は、通紙の度にこの制御を繰り返す。
図12は、搬送ローラから2次転写部までの紙搬送経路が長い場合に、図11の制御を行うときの制御タイミングを示すタイミングチャートである。すなわち、搬送ローラ対133位置から2次転写部130までの用紙搬送経路134が長い場合、図に示したようにT1で搬送ローラ対133に対する一枚目の用紙の通紙が開始され、通紙後(T2)一枚目の用紙が2次転写部に突入する(T7)まで時間がかかる。その間、搬送ローラ対133では二枚目の通紙(T3−T4)を行っている。このような場合、搬送ローラ対133を通紙した直後に補正量を決定し、補正を行うと、2次転写部130で二枚目に行うべき補正を一枚目で行ってしまう虞がある。そのため、紙突入時の変動量を所定の間T21記憶しておき、補正量の算出は2次転写部130に紙が突入する直前(T5−T6)に行い、その後、補正を行う(T6−T9)。二枚目の用紙の場合も同様に二枚目の用紙が搬送ローラ対133に突入した時点で変動量を記憶し(T22)、一枚目の用紙の通紙と補正が終了した時点で(T6,T7)、二枚目の用紙の補正量を算出し、補正が開始された後(T10)、2次転写部130に通紙される(T11)。通紙が完了し(T13)、補正も終了した時点(T14)で三枚目の用紙に対する補正処理が実行される。
図13は、補正量の算出を図12の場合よりも早い時点で実行する例である。この場合には、搬送ローラ対133に突入した直後に(T31,T35)変動量を記憶し(T51,T52)、補正量を算出し(T33,T36)、それぞれ用紙が2次転写部130に突入する直前にギャップGを補正して(T39,T43)、通紙期間(T40−T41,T44−T45)、その補正量を維持(T39−T42,T43−T46)するという動作を繰り返す。
このようなタイミングで前述の処理手順によりギャップGの補正を行うことにより、2次転写部130に用紙が突入したときの速度変動を最小限に抑えることができる。その結果、高品質の画質の画像を得ることが可能となる。
なお、図3及び図6に示した例では、図14(a)にも示すように搬送ローラ対133のうち従動側である上部搬送ローラ133bの回転軸にエンコーダ135が同軸に取り付けられているが、駆動側の下部搬送ローラ133aに取り付けても(図14(b))、駆動側と従動側の下部及び上部搬送ローラ133a,133bの両軸にそれぞれ取り付けても(図14(c))良い。いずれにしても、制御IC130−1で実行されるエンコーダ信号の処理(ステップS101)におけるエンコーダ信号が代わるだけである。
また、図10に示した補正テーブルに対し、製品仕様などによって搬送速度を変更したときには、補正テーブルは図15に示すようにギャップ補正量a,b,c,dに対してさらに付加補正量α1,α2,α3,α4等を加えた補正量として設定することができる。付加補正量α1,α2,α3,α4は搬送速度の変更量に応じて実験的に設定されるが、基本となる図10のギャップ補正量の付加補正量として処理すれば良いので、補正テーブルを新たに作成する必要がない。そのため、補正テーブルは仕様毎の搬送ローラ対133の線速に対応させて複数用意しておき、使用される線速に応じて切り替えて使用することもできる。これにより、製品仕様の変更に柔軟に対応することが可能となる。
実施例1では、2次転写ローラ130Rと第2の支持ローラ119−2間のギャップGを、用紙の厚さ、あるいは用紙の先端形状に応じて調整してショックジッタの抑制を図っている。その際、搬送ローラ対133の定常状態からの速度変動を検出し、その速度変動に基づいてギャップGを調整している。これに対し、本実施例2では、搬送ローラ対133のニップQに用紙が突入したときの駆動電流の定常状態からの変動量を検出し、その電流変動量に基づいて搬送ローラ対133のギャップGを調整することを特徴としている。
図16は実施例2における2次転写部及び搬送ローラ部の概略を示す図、図17は実施例2における変動量検出部の構成を示す図である。なお、以下の説明において、実施例1と同等の構成には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図16では、図3に示した実施例1の2次転写部130及び搬送ローラ対133の構成に対して、エンコーダ135に代えて図17に示すように搬送ローラ対133を駆動する駆動モータ137を設け、さらに、図5における変動量検出部130−Aを駆動モータ137の駆動電流の変動値を検出する構成としている。すなわち、実施例1における変動量検出部130−Aに対応する実施例2における変動値検出部130−A1は、搬送ローラ対133を駆動するモータ137と、このモータ137を駆動する駆動回路137−1と、前記モータ137の駆動電流の変動量を検出する電流変動値検出部137−2とから構成されている。電流変動値検出部137−2は、前記モータ137と駆動回路137−1との間の駆動ライン137−3の電流値を検出し、定常時の電流値と比較して(定常時の電流値との差分を取り)電流変動値を検出し、補正指令値設定部130−Bに出力する。
図18は実施例2における補正指令値設定部130−Bの詳細を示すブロック図である。補正指令値設定部130−Bは、実施例1と同様にCPU(制御ICでも可)130−1とメモリ130−2から構成されている。CPU130−1は、A/D変換部130−11、変動量解析部130−12、補正係数選択部130−13、及び補正タイミング出力部130−14を備えている。メモリ130−2は、補正係数記憶部130−21、補正量プロファイル記憶部130−22、搬送時間記憶部130−23、及び変動量記憶部130−24を備えている。
すなわち、変動値検出部130−Aで検出された電流の変動値はA/D変換130−11でA/D変換され、CPU130−1内で処理できるようにし、CPU130−1のクロックのタイミングと同期させてサンプリングを行う。変動量解析部130−12では、補正量を設定するために必要な変動値情報を抽出し、抽出された変動値の振幅等(後述)を取って電流変動量とし、変動量記憶部130−24へ出力する。その際、電流変動量は検出した電流値、あるいは定常状態からの電流値変換(変動値)から求められる。
また、解析を開始したことを示すスタート情報を補正タイミング出力部130−14へ出力し、必要な変動量情報を抽出し終わったら補正係数記憶部130−13へ終了情報を出力する。
変動量記憶部130−24は変動量解析部130−12から入力される変動量情報を記憶し、補正量プロファイル記憶部130−22は変動量に応じた補正量のプロファイルを記憶する。搬送時間記憶部130−23は搬送ローラ対133から2次転写ローラ130Rに用紙が突入するまでの搬送時間が記憶されている。すなわち、搬送時間は図19に示すように搬送ローラ対133にニップから2時転写ローラ130Rと第2支持ローラ119−2にニップまでの距離を予め設定されている搬送速度、言い換えれば定常状態における搬送ローラ対133の搬送速度から算出される時間である。
補正係数選択部130−13は、変動量解析部130−12から入力される終了情報をトリガとして変動量記憶部130−24に記憶されている変動量情報と補正量プロファイル記憶部130−22に記憶されているプロファイルを比較して補正量を決定する。決定された補正量、あるいは設定された補正量は補正係数部130−21に記憶される。補正タイミング出力部130−14は、変動量解析部130−12からのスタート情報を受けて、搬送時間記憶部130−23に記憶されている時間分カウントし、カウントされた時間後に補正係数記憶部130−21から決定された補正量を読み出し、駆動機構136−3の駆動回路136−31へ前記補正量を出力する。駆動回路136−31は、入力された補正タイミング出力部130−14からの補正量に応じてステッピングモータ136−4を駆動し、転写ベルト(第2の支持ローラ119−2)112と2次転写ローラ130R間のギャップGを補正する。
図20は本実施例2における用紙が搬送ローラ対133のニップに突入したときの搬送ローラ対133を駆動するモータ137の電流値の変動の状態を示す図である。用紙が搬送ローラ対133のニップに突入するときの状態は実施例1における図6に示した状態と同等で、(a)がニップに突入する直前の状態、(b)が突入したときの状態、(c)がニップに挟持されて搬送されているときの状態をそれぞれ示す。図6の(a)の状態が図20の横軸の時間(a)に対応している。すなわち、用紙が搬送ローラ対133のニップに突入するまでは、所定の搬送速度(定速)で移動することから所定の電流値でモータ136−4は駆動される。そして、図6(b)に示すように用紙が搬送ローラ対133のニップに当接し、挟み込まれた時点で速度が変動し、電流値変動が生じ、電流値が最大側に振れる。次いで、最大振幅に達すると、揺り戻しがあり、最小振幅まで振れ、その後、電流値は速度変動とともに前記定速の位置を中心に最大側と最小側に振動しながら所定(定常状態)の電流値に収束する。この電流値の変動量を変動量解析部130−12で解析する。
この解析では、前述のように用紙が突入した時点でモータ136−4の駆動電流値が定常値から変動し、定常状態からの変動値がある値を超えた時点で、用紙通過と判断し、解析をスタートする。
このとき変動値は、前記実施例1で行った速度変動の場合と同様で、このとき電流値変動から抽出される電流値変動量は、電流値変動についての
(1)最大振幅
(2)最小振幅
(3)最大−最小振幅
(4)振動している幅(時間)
とする。なお、図20では、(4)の振動の幅は、信号が予め設定し閾値を越えた時点から、予め設定した時間の中で、最後に予め設定した閾値外から閾値内に収束した時点までとしている。予め設定した閾値は例えば理想の速度から±3%とする。予め設定した時間は、用紙が突入したときに速度が変動すると思われる時間であり、少なくとも一枚の用紙が通過する時間よりも短い時間である。この値は、実験によって定められる。また、変動量解析部130−12は変動量の解析をスタートしたという情報、及び終了したという情報を出力する。
従って、前記電流値変動量は変動量解析部130−12で変動値検出部130−A1で検出された変動値に基づいて前記(1)〜(4)ので求められた幅に対応している。そのため、本実施例では、前記電流変動値情報を抽出し、変動量解析部130−12に入力する前は変動値と、抽出後、変動量解析部130−12で解析した後は変動量と称している。
図21は、実施例2における補正量プロファイル記憶部130−22に格納されている補正テーブルの一例を示す図である。ギャップGの補正量は、実施例1と同様に前記(1)から(3)までの少なくとも1つの電流値変動量を参照し、変動量が所定の範囲にある場合一定の値を出力する。
(1)及び(2)の最大振幅及び最小振幅は、
最大(最小)振幅[%]={[最大(最小)変動量−定常状態]/定常状態}×100
・・・(式3)
によって算出され、(3)の最大−最小振幅は、
最大−最小振幅[%]={[最大変動量−最小変動量]/定常状態}×100
・・・(式4)
の各式(式3,式4)によって算出される。
この補正量テーブルを参照する場合、変動量の1つだけを見るとき、 最大振幅が2.5%のときは、補正テーブルより補正量はc1とする。また、変動量を複数見るとき、例えば最大振幅2.5%、振動幅0.1sのとき、最大振幅に基づく補正量がc1、振幅の幅に基づく補正量がa1であることから、補正量を
(c1+a1)/2
で求める。このような計算を行わない場合には、実施例1と同様に変動量に優先順位をつけておき、優先順位の高いほうを補正量とすることもできる。
図22は実施例2における2次転写部のギャップ調整の処理手順を示すフローチャートである。同図において、給紙が行われると、変動量検出処理が開始される(ステップS301)。変動量を監視している際に、用紙が搬送ローラ対133に到達し、搬送ローラ対133に突入したときの電流値が閾値TH(図20参照)を越えると(ステップS302)、変動量解析を開始する(ステップS303)。変動量解析では、前記(1)〜(4)に示した変動量(最大振幅、最小振幅、最大−最小振幅、振動している幅)を抽出する(ステップS304)。
変動量が抽出されると、変動量と補正量プロファイル記憶部130−22に格納されている補正テーブルから補正量を決定する(ステップS305)。次いで、補正タイミング出力部130−14で補正量を設定のタイミングで駆動機構136−3の駆動回路136−31へ出力し(ステップS306)、通紙時にギャップGを調整(補正)する。
図23は実施例2における制御タイミングを示すタイミングチャートである。このタイミングチャートから分かるように、一枚目の用紙が搬送ローラ対133を通紙している間に変動量を解析し(T61−T62)、通紙が完了した時点で一枚目の用紙のギャップ補正量を算出する(T61−T63)。算出された補正量は補正係数記憶部130−21に所定時間(T82)記憶される。一方、補正タイミング出力部130−14では、変動量解析部130−11における解析開始(T61)をトリガに用紙が2次転写部130の2次転写ローラ130Rに突入するまで待機する。一枚目の用紙の搬送ローラ対133への通紙後、二枚目の用紙が搬送ローラ対133に突入し、一枚目の用紙と同様に変動量の解析、補正量の算出が行われる(T64−T66)。補正量は所定時間(T84)保持される。
一方、一枚目の用紙が2次転写部130に至る直前に、補正タイミング出力部130−14から駆動回路136−31に補正開始と補正量が指示され(T67)、これを受けて駆動回路136−31では一枚目の用紙に対するギャップを修正する(T67−T70)。この間に一枚目の用紙の2次転写部130への通紙が行われ、2次転写が行われる(T68−T69)。補正タイミング出力部130−14では、二枚目の用紙が2次転写部130に突入する直前に一枚目の用紙と同様に駆動回路136−31に補正開始と補正量を指示し(T70)、二枚目に対するギャップの修正が行われ、その間(T70−T73)に二枚目の用紙の2次転写部130への通紙が行われる(T71−T72)。この通紙の間に二枚目の用紙への2次転写が行われる。
このように、本実施例では、搬送ローラ対133への通紙が終わった直後(T62)に補正値を計算し(T62−T63)、2次転写部130に通紙を行う前(T68)に2次転ローラのギャップ補正を行い(T67)、2次転写部130通紙後に次の補正動作まで、その補正量を維持する(T67−T70)。一枚目の処理中(搬送ローラ通紙からギャップ補正までの間[T61−T67])に次の処理(T64−T67)が割り込んでくるが、並列に処理を行う。
本実施例によれば、実施例1では搬送ローラ133の搬送速度の変動量を検出して2次転写部130のギャップを調整していたものを、搬送ローラ対133を駆動するモータ137の駆動電流の変動量に基づいて実施例1と同様にして2次転写部130のギャップを調整することができる。
なお、実施例2において特に説明しない各部は実施例1と同様に構成され、同様に機能する。
本実施例3は実施例2に対して用紙突入検知センサ130−PSを設け、2次転写部130への用紙の突入タイミングを検知し、この検知タイミングに基づいてギャップGの調整を行うものである。
実施例2では、搬送時間記憶部130−23が搬送ローラ対133から2次転写ローラ130Rに用紙が突入するまでの搬送時間を記憶し、この搬送時間に基づいて補正タイミングを設定している。すなわち、図23に示すように補正タイミング出力部130−14はT61の用紙の搬送ローラ133への突入タイミングから補正開始までの時間は、前記記憶された搬送時間に基づいている。
これに対し実施例3では、図24に示すように2次転写部130の2次転写ローラ130Rの用紙搬送方向の直前の位置に用紙突入検知センサ130−PSを設け、この用紙突入検知センサ130−PSの検出信号をトリガとして2次転写部130のギャップGの調整を行うようにした。すなわち、図24は本実施例3における変動量検出部の構成を示す図であり、この実施例3では、実施例2の図17に示した構成に対して、2次転写部130の2次転写ローラ130Rの用紙搬送方向の直前の位置に用紙突入検知センサ130−PSを設けたものである。その他の各部は図17と同一なので、重複する説明は省略する。
図25は実施例3における補正指令値設定部130−Bの詳細を示すブロック図である。この実施例3では、図24に示した実施例2における補正指令値設定部130−Bの構成に対して、用紙突入検知センサ130−PSを設けたこと、用紙突入検知センサ130−PSを設けたことによって搬送時間記憶部130−23を省略したという点が異なるだけで、その他の各部は同一なので、重複する説明は省略する。
図26は実施例3における制御手順を示すタイミングチャートである。図26では、前述のように用紙突入検知センサ130−PSの検出信号をトリガとして補正タイミング出力部130−14から駆動回路136−31に補正開始と補正量が指示され(T67)、これを受けて駆動回路136−31では一枚目の用紙に対するギャップを修正する(T67−T70)。そのため、補正タイミング出力部130−14で補正開始まで搬送時間分待機する必要がなくなる。その結果、図23におけるT81,t83,t85の待機時間が不要になる。その他のタイミングは図23に示したタイミングチャートと同一である。
なお、この実施例3では、実施例2の変形例として例示しているが、実施例1の速度変動量を検出して2次転写部130のギャップを調整する場合でも同様である。
その他、特に説明しない各部は実施例1及び2と同等に構成され、同等に機能する。
以上のように本実施形態によれば、
1)エンコーダ135によって検出された搬送ローラ対133の搬送速度の変動値から求められる速度変動量、あるいは電流変動値検出部137−2によって検出された搬送ローラ対133を駆動するモータ137の駆動電流の変動量に基づいて、これと等価な2次転写部130に用紙が突入する際のローラギャップの調整を行うので、用紙1枚々々の状態(厚さ、コシ、先端形状等)に応じたギャップ調整が可能となり、ショックジッタを精度良くより確実に抑えることができる。
2)ギャップ調整は検出された速度変動に基づいて取得された補正量に基づいて行われ、補正量はテーブル化して記憶しておくので、速やかなギャップ調整が可能となる。
3)補正量は速度変動の変動量、あるいは搬送ローラ対133を駆動するモータ137の駆動電流の変動量に基づいて設定され、変動量は、最大振幅、最小振幅、あるいは両者の差から演算することができるので、演算処理も簡単に実施でき、容易に一枚毎の用紙に応じてギャップ調整を行うことが可能となる。
4)補正量のテーブルは搬送ローラ対133の予め設定された線速毎に用意され、使用される線速に応じて切り替えて使用するので、テーブルの作成に面倒がなく、演算処理も簡単に実施できる。
5)中間転写ベルト112を使用して2次転写を行って画像を形成するものであれば、単色及び多色を問わず適用することができる。
等の効果を奏する。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる全ての技術的事項に及ぶことは言うまでもない。
100 画像形成装置本体
112 中間転写ベルト
119−1,2,3,4 支持ローラ
119−2C 第2支持ローラの中心
130 2次転写部(転写ユニット)
130−1 制御IC
130−2 メモリ
130−A 変動量検出部
130−B 補正指令値設定部
130C 2次転写ローラの中心
130R 2次転写ローラ
133 搬送ローラ対
133a,133b 搬送ローラ
135 エンコーダ
136 ギャップ調整機構
200 給紙装置
300 画像読み取り装置
400 自動原稿給送装置
G ギャップ
特開平04−242276号公報 特開2007−334292号公報 特開2007−316427号公報

Claims (18)

  1. 中間転写体上に1次画像を転写することにより形成された2次画像を2次転写部で被転写体に転写する中間転写装置において、
    前記被転写体を前記2次転写部に搬送する際に搬送用回転体に生じる当該被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量を検出する変動量検出手段と、
    前記ショックジッタを抑制するために前記変動量検出手段によって検出された前記変動量に応じて設定される補正量に基づいて前記2次転写部における前記中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と当該2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整する調整手段と、
    を備えことを特徴とする中間転写装置。
  2. 請求項1記載の中間転写装置において、
    前記変動量は、前記搬送用回転体の速度変動量であることを特徴とする中間転写装置。
  3. 請求項1載の中間転写装置において、
    前記変動量は、前記搬送用回転体を駆動するモータの駆動電流変動量であることを特徴とする中間転写装置
  4. 1次転写部で中間転写体上に1次画像を転写することにより形成された2次画像を2次転写部で被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置において、
    前記被転写体を前記2次転写部に搬送する搬送用回転体対と、
    前記被転写体を前記2次転写部に搬送する際に前記搬送用回転体に生じる当該被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量を検出する変動量検出手段と、
    前記ショックジッタを抑制するために前記変動量検出手段によって検出された前記変動量に応じて設定される補正量に基づいて、前記2次転写部における前記中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と当該2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整する調整手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記搬送用回転体対は、複数設けられているうちの任意の1つであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記変動量の検出対象となる前記搬送用回転体対は、前記支持ローラと前記2次転写ローラとの対に対して形状、寸法、及び材質が同等に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4〜6の何れか1項記載の画像形成装置において、
    前記変動量は、前記搬送用回転体の速度変動量であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4〜6の何れか1項記載の画像形成装置において、
    前記変動量は、前記搬送用回転体を駆動するモータの駆動電流変動量であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7又は8記載の画像形成装置において、
    前記変動量は、前記搬送用回転体の回転速度の定常状態から変動した速度であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項7又は8記載の画像形成装置において、
    前記変動量は、定常状態から変動した振幅であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項7又は8記載の画像形成装置において、
    前記変動量は、変動してから定常状態に戻るまでの時間であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項7又は8記載の画像形成装置において、
    前記変動量は、定常状態からの最大振幅であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項7又は8記載の画像形成装置に置いて、
    前記変動量は、定常状態からの最小振幅であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項4〜13の何れか1項記載の画像形成装置において、
    前記調整手段は、調整時に使用する前記変動量に対応する前記補正量をテーブル化して記憶した記憶手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14記載の画像形成装置において、
    前記補正量のテーブルは、前記搬送用回転体対の予め設定された線速毎に用意され、使用される線速に応じて切り替えて使用されることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項4〜15の何れか1項記載の画像形成装置において、
    前記2次画像が単色画像であることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項4〜15の何れか1項記載の画像形成装置において、
    前記2次画像が多色画像であることを特徴とする画像形成装置。
  18. 1次転写部で中間転写体上に1次画像を転写することにより形成された2次画像を2次転写部で被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置の2次転写方法において、
    搬送用回転体対により、前記被転写体を前記2次転写部に搬送する搬送ステップと、
    変動量検出手段により、前記搬送ステップで前記被転写体を前記2次転写部に搬送する際に前記搬送用回転体に生じる当該被転写体の突入時のショックジッタに係る変動の変動量を検出する変動量検出ステップと、
    調整手段により、前記ショックジッタを抑制するために前記変動量検出ステップで検出された前記変動量に応じて設定される補正量に基づいて、前記2次転写部における前記中間転写体を介して2次転写ローラと接する支持ローラの中心と当該2次転写ローラの中心との距離を示す中心間距離を調整する距離調整ステップと、を有することを特徴とする画像形成装置の2次転写方法
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