JP5201520B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナー像が一次転写像として転写される中間転写ベルトの搬送速度が一定になるように駆動ローラを制御する画像形成装置に関する。
従来、複数の現像ユニットを有する画像形成装置として、中間転写ベルトを駆動する駆動ローラの偏芯による回転むら、駆動ローラの環境温度変化による膨張、記録媒体の搬送時における中間転写ベルトへの負荷等、それに伴う中間転写ベルトの搬送速度変動が、中間転写ベルトに各色を重畳させる時、複数色のトナー像の形成位置に互いにずれが生じて色ずれなどの不具合が発生するため、中間転写ベルトの速度変動を減少させるものが知られている。
その一例として、中間転写ベルトの従動ローラに角速度検知用のロータリエンコーダと呼ばれる放射状に幾つかのスリット孔を設けた円盤形のディスクと、このディスクを間に挟んで互いに対向する透過型のフォトインタラプタを備えたものを取り付け、そこから生成されるパルス信号のパルス時間を検出して、その検出値に基づいて中間転写ベルトの搬送速度を割り出し、駆動ローラの回転をフィードバック制御する画像形成装置が公知である(特許文献1)。
一方、記録媒体が二次転写ローラと二次転写ベルト間に進入する際に生じる負荷変動を、駆動ローラを中間転写ベルトの負荷変動発生部に近接して配置し、中間転写ベルトの端縁部に形成したタイミングマークを、リニアエンコーダで検出して駆動ローラの周速が中間転写ベルトの周速に一致するように駆動モータを制御する画像形成装置が公知である(特許文献2)。
特開平11−174932号公報 特開2004−109706号公報
上記特許文献1の画像形成装置は、パルス信号のパルス時間の検出値に基づいて中間転写ベルトの搬送速度を割り出し、駆動ローラの回転のフィードバック制御を行ってはいるが、二次転写ローラを記録媒体が突入する時及び抜ける時の中間転写ベルトの負荷を考慮して駆動ローラの制御を行っていない。
そして、従来、記録媒体が二次転写ローラに突入する時には、二次転写ローラと駆動ローラを互いに引き離す力が働き、この力によって、中間転写ベルトにブレーキが掛かり中間転写ベルトの速度が一瞬遅くなる。一方、記録媒体が二次転写ローラを抜ける時には、急激に負荷が低下することによって、テンションローラのバネに蓄えられていた弾性エネルギーが急激に放出され、中間転写ベルトの速度が一瞬早くなる。
それに対して、上記特許文献2の画像形成装置は、タイミングマークを、リニアエンコーダで検出することにより、駆動ローラの周速が中間転写ベルトの周速に一致させて駆動モータを制御しているので、記録媒体の突入する時には駆動ローラの速度を遅く、記録媒体の抜ける時には駆動ローラの速度を早く制御することになり、中間転写ベルトの速度を一定に保つ駆動ローラの速度制御が精度良く行われていない。
そこで、本発明は、画像形成装置における二次転写ローラを記録媒体が突入する時及び抜ける時の中間転写ベルトの負荷を考慮して駆動ローラの速度制御をより精度良く行うことを目的とする。
請求項1の発明は、トナーによる中間転写ベルト上に一次転写像を形成した後、二次転写ローラで記録媒体にトナー画像を転写する画像形成装置において、前記中間転写ベルトの搬送速度を検知する検知手段と、前記検知手段で検知した搬送速度に基づき操作搬送速度を演算する手段と、前記記録媒体が前記二次転写ローラの突入する時及び抜ける時に、前記検知手段により検知された前記中間転写ベルトへの負荷変動による速度変動を相殺するように前記中間転写ベルトの駆動ローラを制御する搬送速度制御手段とを有し、前記搬送速度制御手段の速度変動を相殺する駆動ローラは、前記中間転写ベルトの操作搬送速度に、記憶手段に記憶されている紙種(普通紙又は厚紙)と印字速度(標準速又は半速)に基づき選択した前記突入する時及び抜ける時の記録媒体の記憶値を乗じて得られた速度により前記操作搬送速度を補正して制御し、前記記録媒体の記憶値は、前記操作搬送速度に対して中間転写ベルトへの記録媒体の負荷変動による速度変動を相殺する速度を与える係数であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記記録媒体の記憶値は、自由に設定可能であることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は前記搬送速度制御手段を有するので、画像形成記録媒体が二次転写ローラに突入する時又は抜ける時に生じる負荷変動に起因する、速度変動を相殺するように駆動ローラをフィードフォワード制御により、中間転写ベルトの速度制御をより精度良く行うことができる。
前記搬送速度制御手段は、記録媒体の種類、印字速度の条件の違いにより、記録媒体が二次転写ローラに突入する時又は抜ける時に生じる負荷が変化したとしても、その条件の違いに応じて駆動ローラをフィードフォワード制御しているので、これらの条件が異なっても中間転写ベルトの速度制御をより精度良く行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一例である実施形態として画像形成装置の全体の構成を示した図である。図2は従動ローラ16、検知物19及び光学的センサ18の拡大図である。図3は画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図4は制御装置のRAMに記憶されている情報を示す図である。図5は制御装置のカウンタ部の動作を示すタイムチャートである。図6は中間転写ベルトの速度変動の推移とレジストセンサ及びレジストクラッチのタイミングを示したチャートである。図7は現状のフィードフォワード制御の処理手順を示すフローチャートである。図8は中間転写ベルトへの記録媒体の負荷変動による速度変動を相殺する駆動ローラ制御の処理手順を示すフローチャートである。
図1の本発明の一例である実施形態として画像形成装置の全体の構成を示した図を説明する。画像形成装置は、4つの像担持体である感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kと、その各感光体ドラム上に形成した潜像を互いに異なる色のトナー像にそれぞれ現像する複数の現像ユニット11Y、11C、11M、11Kと、異なる色のトナー像がそれぞれ重ね合わせ状態に一次転写される矢印A方向に回転する中間転写ベルト12とを備えている。
中間転写ベルト12は無端状のベルトであり、この実施形態では、その中間転写ベルト12の下部側に、その中間転写ベルト12の回転方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色用の感光体ドラム10が並列にそれぞれ配置されている。
感光体ドラム10の回りには、図示しない帯電装置と、上記した現像ユニット11と、一次転写装置を構成する一次転写ローラ13と、図示しないクリーニングユニット等がそれぞれ配設されている。
また、感光体ドラム10の帯電装置により帯電された帯電面には、露光装置7からイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に対応した光が照射されて、そこに潜像がそれぞれ形成されるようになっている。各感光体ドラム10には、一次転写ローラ13がそれぞれ対向した位置に配置されていて、その各一次転写ローラ13と感光体ドラム10との間には中間転写ベルト12が挟まれた状態で回動するようになっている。
その中間転写ベルト12は、支持ローラとなる駆動ローラ14とテンションローラ15と従動ローラ16とに支持されており、駆動ローラ14が駆動モータ4より減速ギア5を介して回転されて矢印A方向に回動する。そして、駆動ローラ14に対向する位置には、中間転写ベルト12を挟んで二次転写ローラ17が配設されている。
画像形成装置はプリント動作が開始されると、各感光体ドラム10が時計回り方向にそれぞれ回転を開始し、その表面が帯電装置により一様に帯電され、その各帯電面に露光装置7よりイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像に対応した光が照射されて、そこに潜像がそれぞれ形成される。
その各潜像は、各現像ユニット11により現像されて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像となる。その各色のトナー像は、矢印A方向に回動している中間転写ベルト12に、各一次転写ローラ13により正確に重ね合わせ状態に転写されて行き、それにより中間転写ベルト12にはフルカラーの合成カラー画像(トナー像)が形成される。
一方、下方に配設されている給紙ユニット6から記録媒体である転写紙Pが給紙されると、レジストローラ20とレジストセンサ21とレジストクラッチ22により所定のタイミングで駆動ローラ14と二次転写ローラ17との間に送り込まれ、中間転写ベルト12に担持されている合成カラー画像が二次転写ローラ25により転写紙Pの決まった位置に一括して二次転写される。
そして、その転写紙P上のトナー像が、定着ユニット8により定着され、図示しない排紙トレイ上に排出される。また、中間転写ベルト12の表面に連れ添って従動回転する従動ローラ16には、一定の距離を置いて光学的センサ18が配設されており、従動ローラ16の周回に複数個設けられた検知物19に対して測定光を発光し、その反射光/透過光を受光してパルス状の検出信号を出力する。
そして、そのパルス信号の変化点から変化点の時間を計測してその時間から従動ローラ16の角速度、つまりは中間転写ベルト12の搬送速度を検出し、その中間転写ベルト12の搬送速度が一定になるように制御する搬送速度制御手段としての制御装置3を備えている。
光学的センサ18は、中間転写ベルト12の搬送速度を決めている駆動ローラ14のより近い従動ローラ16に配設して、より実速度に近い搬送速度を検出するようにしている。駆動ローラ14の外周は、従動ローラ16の外周の偶数倍となっている。以後、ここでは駆動ローラ14の外周に対して従動ローラ16の外周の比率は、2:1になっているものとして話を進める。また、従動ローラ16は、その周回上に検知物19が1周期に渡って等間隔に設けられている。また、駆動ローラ14の外周と各色の現像ユニット11内の感光体ドラム10の一次転写接点間の間隔は同じ距離とするため、駆動ローラ14の偏芯分は中間転写ベルト12の各色を重畳する時に色ずれは発生しない機械的な構成になっている。
図2の従動ローラ16、検知物19及び光学的センサ18の拡大図を説明する。透過型センサの発光素子は、回転ディスクのスロット、例えば8個のスロットを通して受光素子を動作し、電圧比較器によりパルス信号を生成している。前記光学センサ18は、上述したように駆動ローラ14のより近い従動ローラ16に配設して、中間転写ベルト12の実速度に近い搬送速度を検出するようにしている。前記光学的センサ18は、中間転写ベルト12の搬送速度を検出する検出手段の一例を示したものでありこれに限定されない。
図3の画像形成装置の構成を示すブロック図を説明する。制御装置3は、従動ローラ16が1回転する毎にここでは8パルスのパルス信号を発生し、立ち上がりから立ち上がりまたは立ち下がりから立ち下がりの間の移動時間をクロック31から発生するクロックパルスによりカウントするカウンタ部30を備えている。クロック31は、一定時間間隔の周期的なクロックパルスを、例えば数百KHz〜数MHzいった高い周波数発生させるもので、水晶発振器等で構成される。
そして、その移動時間のカウント値を記憶するRAM33と共に移動速度(角速度)を求め、目標速度との差分を求めて一定速度となるような速度補正量を求める演算部32と、その速度補正量を基にモータドライバ35に現速度より変化させたモータ駆動クロックを出力するモータ駆動部34とを備えている。
図4の制御装置のRAMに記憶されている情報を示す図を説明する。RAM33には、速度補正量を求める際に必要となるフィードバック係数(PID係数等)の他に、紙種(普通紙/厚紙)と印字速度(標準速/半速)の4種類の情報が記憶されている。
レジストセンサ21に記録媒体としての転写紙Pが通過する時間またはレジストローラ20に動力を与えるためにレジストクラッチをONし始める時間を基点に、記録媒体が二次転写ローラ17に突入する際のタイミング、または記録媒体が二次転写ローラ17を抜ける際のタイミングの制御回数が記憶され、さらに中間転写ベルトへの記録媒体の負荷変動による速度変動を相殺するようなフィードフォワード速度を与えるための速度の大きさ(フィードフォワード係数)とその期間を表した制御回数が記憶されている。
図4(1)は二次転写突入時の紙種(普通紙/厚紙)と印字速度(標準速/半速)の4種類の情報値(以下、「記憶値」という。)が、図4(2)は二次転写抜け時の前記4種類の情報の記憶値が示されている。なお、これらの記憶値は、自由に設定可能である。ここで、印字速度のうち、例えば、m1/Aff/i1は、m1が突入までの制御回数、ffが係数、i1が突入制御回数を表し、m5/Eff/j1は、m5が抜けまでの制御回数、ffが係数、j1が抜け制御回数を表している。
図5の制御装置のカウンタ部の動作を示すタイムチャートを説明する。図から、カウンタ部30より光学的センサ18からの検出信号の立ち下がりでカウントが開始されると、クッロク31からのカウントクロックの例えば立ち上がりでカウント値が次々とアップカウントされる。そして、次の検出信号の立ち下がりが発生すると、その時点のカウント値(図ではE000h)が演算部32のレジスタに転送されると同時にカウント値がクリアされ、演算部32に対して割込を発生する。
そして、さらに次のカウントが開始される。演算部32は、その割込をトリガに適宜そのレジスタからカウント値をリードし、後述する所定の演算処理を行う。検出信号の変化点間のカウント値は、従動ローラ16の角速度に応じて変化する。具体的には、従動ローラ16の角速度が速くなると、カウンタ値は少なくなり、逆に遅くなるとカウンタ値は多くなる。
図6の中間転写ベルトの速度変動の推移とレジストセンサ及びレジストクラッチのタイミングを示したチャートを説明する。図では、記録媒体を連続3枚印刷した時を示している。図で示すように、記録媒体が二次転写ローラ17に突入する際には、転写性の観点からニップを持たせ押圧力が加わっている二次転写ローラ17とその対向ローラ(駆動ローラ14)が互いに引き離されようとする力が働き、この力によって、中間転写ベルト12にブレーキが掛かるようになり、中間転写ベルト12の速度が一瞬遅くなる。
一方、記録媒体が二次転写ローラ17を抜ける際には、急激に負荷が低下することによって、テンションローラ15のバネに蓄えられていた弾性エネルギーが急激に放出されるため、中間転写ベルト12の速度が一瞬速くなる。ここで、普通紙で標準速を例に取ると、レジストクラッチ22のONタイミングを基点に、二次転写ローラ17に突入するまでの時間(制御回数:m1制御間隔:ΔT掛けた時間)及び抜けるまでの時間(制御回数:m5制御間隔:ΔT掛けた時間)が決まっている。記録媒体の2枚目でも3枚目でのこの値は同じである。レジストセンサ21のONタイミングを基点にした時はm1’、m5’でこれも同様である。
そして、突入時の速度変動は、普通紙・標準速の場合、大きさはある速度にフィードフォワード係数Affを掛けた速度、期間は制御回数:i1制御間隔ΔT掛けた時間、抜け時の速度変動は、大きさはある速度にフィードフォワード係数Effを掛けた速度、期間は制御回数:j1制御間隔ΔT掛けた時間を、それぞれの速度変動に対して逆に与えれば(図点線)、相殺して速度変動が打ち消しされる。
図7の現状のフィードフォワード制御の処理手順を示すフローチャートを説明する。ここでは、基点をレジストクラッチ22のON信号、普通紙で標準速の印刷の場合で説明する。まず、S10において、プリント動作等において駆動モータ4の立ち上げが開始され駆動モータ4が定常速に安定すると、S11にてカウンタ部30前段のクロック31のカウントクロックによるカウント値をゼロにクリアし、カウンタ部30からの割込許可と共にカウント開始をONに設定する。
次に、S12において駆動モータ4の立ち上げ直後の最初のステップか判断し、最初の割込におけるカウント値はカウント動作ONと検出信号の変化が同期してなく正確な値ではないので、1回目の割込における制御を無視する。そして、S13にて割込カウント数:i、j、n、mを0にクリアする。
S14にてカウント部30からの割込を待ち、割込が発生するとS15に進み、割込カウントをn=n+1にインクリメントする。そしてS16にて、カウント部30からレジスタに転送されたn番目におけるカウンタ値:Tcをリードし、S17にてS16でリードしたTcから角速度:Vp[mm/s]を算出する。算出の一方法を以下に示す。
カウントクロックの最小カウント時間(サンプリング時間)をΔt[ms]とすると、Tcにおけるカウント時間:T[ms]は、
[ms]=Tc×Δt n=1、2、3、・・・
で求められる。従動ローラ16の径+中間転写ベルト厚膜をr[mm]とすると、従動ローラ16の角速度:Vp[mm/s]は、
Vp[mm/s]=r×π/8×T×1000 n=1、2、3、・・・
より求まる。
次にS18に進み、制御中にレジストクラッチ22をONしたかどうか判断し、Yesの場合は(1)に進む。Noの場合は19に進み、操作速度:V1[mm/s]を算出する。
算出の一方法を次に示す。まず、基準速度:Vs[mm/s]との差分値(偏差):Ve[mm/s]を求める。
Ve[mm/s]=Vs−Vp n=1、2、3、・・・
一方、その差分値に対する積分速度Vei[mm/s]を求める。
Vei[mm/s]=Ve+Ven−1 n=1、2、3、・・・
この時、Ve、VeiはRAM33にメモリする。以上より、操作速度:V1[mm/s]は、V1[mm/s]=Kp×Ve+Ki×Vei+Kd×(Ve−Ven−1)+Vs
Kp:比例係数 Ki;積分係数 Kd:微分係数
n=1、2、3、・・・
より求まる。
Kp、Ki、Kdは、予めRAM33に記憶されている。そして、S20にて求めた操作速度に従い、モータ駆動部34に対して現速度より変化させたモータ駆動クロックを出力するように指令を出し、中間転写ベルト12の速度制御が行われる。S21にてプリント動作等が終了か判断し駆動モータ4の停止と判断されると、S22に進み駆動モータ4を立ち下げて終了となる。ここまでは、現状のフィードフォワード制御である。
次に、図8の中間転写ベルトへの記録媒体の負荷変動による速度変動を相殺する駆動ローラ制御の処理手順を示すフローチャートを説明する。S18で(1)に進んだ場合を説明する。まず、S27にてレジストクラッチ22のONを基点とする割込カウント数をm=m+1にインクリメントする。そしてS28にて、予めRAM33に記憶されている普通紙・標準速での二次転写ローラ17に突入するまでの制御回数:m1と比較し、突入されたかどうか判断する。
同様に、S29にて予めRAM33に記憶されている普通紙・標準速での二次転写ローラ17から抜けるまでの制御回数:m5と比較し、抜けたかどうか判断する。S29にてNoの場合は突入されたが抜けはまだで、Yesの場合は突入されさらに抜けたと判断される。Yesの場合は、S30にて抜けからの割込カウント数をj=j+1にインクリメントする。そしてS31にて、予めRAM33に記憶されている普通紙・標準速での二次転写ローラ17の抜け制御回数:j1と比較し、期間内かどうか判断する。
Noの場合も同様に、S34にて突入からの割込カウント数をi=i+1にインクリメントする。そしてS35にて予めRAM33に記憶されている普通紙・標準速での二次転写ローラ17の突入制御回数:i1と比較し、期間内かどうか判断する。
S31でYesの場合は、S32にてS19で求めた操作速度:V1[mm/s]に対して予めRAM33に記憶されている普通紙・標準速でのフィードフォワード係数:Effをある速度:Vffに乗じた項を加えた以下の式より算出する。
V3[mm/s]=Kp×Ve+Ki×Vei+Kd×(Ve−Ven−1)−Eff×Vff+Vs
フィードフォワード項がマイナスなのは、抜けの場合に速度が速くなるのを相殺する方向であるからである。S31にてNoの場合には、S38にて割込カウント数:i、j、mを0にクリアし、S19に戻る。
次に、S35でYesの場合は、S36にてS19で求めた操作速度:V1[mm/s]に対して予めRAM33に記憶されている普通紙・標準速でのフィードフォワード係数:Affをある速度:Vffに乗じた項を加えた以下の式より算出する。
V2[mm/s]=Kp×Ve+Ki×Vei+Kd×(Ve−Ven−1)+Aff×Vff+Vs
今回フィードフォワード項がプラスなのは、今度は突入の場合に速度が遅くなるのを相殺する方向であるからである。以後は、S33にてS20と同様に中間転写ベルト12の速度制御が行われ、S23〜S26でS14〜S17と同様に進み、S27に戻り繰り返す。一方、S28にてNoの場合とS35にてNoの場合は、S37にてS19と同じ操作速度を算出し、S33にて中間転写ベルト12の速度制御が行われる。ここで、上述したS27からS33までの中間転写ベルト12の速度制御の処理手順を実行する手段が搬送速度制御手段である。
上述した本発明の1実施形態は以下の効果を奏するものである。上記搬送速度制御手段を有する画像形成装置は、記録媒体の搬送時における中間転写ベルトへの負荷変動による中間転写ベルトの速度変動を、現状のフィードバック制御により中間転写ベルトの搬送速度を一定にするのに加え、既存のレジストセンサの検知信号またはレジストクラッチの動力信号を利用し、それらの信号を基点に、記録媒体が二次転写ローラに突入する時、そして、記録媒体が二次転写ローラを抜ける時、それらの負荷変動による速度変動を相殺するように駆動ローラをフィードフォワード制御ができる。該駆動ローラのフィードフォワード制御により、中間転写ベルトの速度制御を精度良く行うことができる。
上記光学的センサ18は、駆動ローラ14のより近い従動ローラ16に配設することにより、中間転写ベルト12の実速度に近い搬送速度を検出できる。
普通紙,厚紙等の紙種,解像度アップによる印字速度の違いにより、記録媒体による負荷条件が変化したとしても、それらの条件に応じた適切な駆動ローラのフィードフォワード制御を行っているので、これらの条件が異なっても中間転写ベルトの速度制御をより精度良く行うことができる。
本発明の一実施形態として画像形成装置の全体の構成を示した図である。 従動ローラ16、検知物19及び光学的センサ18の拡大図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 制御装置のRAMに記憶されている情報を示す図である。 制御装置のカウンタ部の動作を示すタイムチャートである。 中間転写ベルトの速度変動の推移とレジストセンサ及びレジストクラッチのタイミングを示したチャートである。 現状のフィードフォワード制御の処理手順を示すフローチャートである。 中間転写ベルトへの記録媒体の負荷変動による速度変動を相殺する駆動ローラ制御の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3・・・制御装置、4・・・駆動モータ、5・・・減速キア、6・・・給紙ユニット、7・・・露光装置、8・・・定着ユニット、10・・・感光体ドラム、11・・・現像ユニット、12・・・中間転写ベルト、13・・・一次転写ローラ、14・・・駆動ローラ、15・・・テンションローラ、16・・・従動ローラ、17・・・二次転写ローラ、18・・・光学的センサ、19・・・検知物、20・・・レジストローラ、21・・・レジストセンサ、22・・・レジストクラッチ。

Claims (2)

  1. トナーによる中間転写ベルト上に一次転写像を形成した後、二次転写ローラで記録媒体にトナー画像を転写する画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトの搬送速度を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した搬送速度に基づき操作搬送速度を演算する手段と、
    前記記録媒体が前記二次転写ローラの突入する時及び抜ける時に、前記検知手段により検知された前記中間転写ベルトへの負荷変動による速度変動を相殺するように前記中間転写ベルトの駆動ローラを制御する搬送速度制御手段とを有し、
    前記搬送速度制御手段の速度変動を相殺する駆動ローラは、前記中間転写ベルトの操作搬送速度に、記憶手段に記憶されている紙種(普通紙又は厚紙)と印字速度(標準速又は半速)に基づき選択した前記突入する時及び抜ける時の記録媒体の記憶値を乗じて得られた速度により前記操作搬送速度を補正して制御し、
    前記記録媒体の記憶値は、前記操作搬送速度に対して中間転写ベルトへの記録媒体の負荷変動による速度変動を相殺する速度を与える係数であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体の記憶値は、自由に設定可能であることを特徴とする画像形成装置。
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