JP3344614B2 - ベルト搬送装置 - Google Patents

ベルト搬送装置

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JP3344614B2 JP34097295A JP34097295A JP3344614B2 JP 3344614 B2 JP3344614 B2 JP 3344614B2 JP 34097295 A JP34097295 A JP 34097295A JP 34097295 A JP34097295 A JP 34097295A JP 3344614 B2 JP3344614 B2 JP 3344614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等に
おいて使用されるべルト搬送装置に関し、特に、べルト
の速度を検出してべルト速度を制御するべルト搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、カラー電子写真印刷装置にお
いては、Y(イエロー)M(マゼンタ)C(シアン)K
(黒)の各色画像を順次感光体上に形成し、中間転写体
としての像担持体、たとえば、モータにより回転駆動さ
れるベルトの上に、YMCKの各色画像を重ね合わせて
カラー画像を得るようにしている。このようなベルト上
に各色画像を重ね合わせてカラー画像を得る画像形成装
置において、色ずれや濃度むらのない鮮明な画像を実現
するためには、できるだけベルト表面の速度変動を低減
し、均一なべルト搬送を実現する必要がある。
【0003】しかしながら、実際には、図11(a)に
示すように、ベルトを回転駆動するモータの駆動速度V
mを一定の所定速度Voに維持したとしても、図11
(b)に示すように、ベルトの駆動ロールや減速器の偏
心、その他の理由により、ベルト表面速度Vbには様々
な周波数の速度変動が生じてしまう。図11(b)は、
ベルトの駆動ロールの偏心に起因する比較的長い周期T
Aの速度変動と、モータと駆動ロールとの間に介在する
複数の減速器の中のある減速器に起因する比較的短い周
期TBの速度変動とが合成され状態を示している。した
がって、ベルト表面速度Vbの変動を低減し、鮮明な画
像を実現するためには、ベルトの表面速度を検知しそれ
ら均一にするような速度制御を、駆動源にリアルタイム
で施すことが必要となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、べルトの表面速
度を検知する手段として、ベルトと連れ回るロールの軸
にエンコーダーを取付け、このロールの角速度ωを測定
し、ベルトの速度を算出する方法が知られている(たと
えば、特開平4−172376号公報、特開平4−23
4064号公報等参照)。
【0005】しかし、この方式は、エンコーダの角速度
からベルトの表面速度を間接的に算出する方式であるた
め、ベルトとロールの間にスリップが生じた場合やロー
ルに偏心がある場合には正確なベルトの表面速度を検知
することができない。
【0006】これに対して、ベルトの表面速度を直接検
知する方法として、べルト上に一定ピッチLで印刷され
たマークの通過をセンサーで検知することにより、べル
トが距離Lを移動するために要する時間tをもとに、v
=L/tのような演算により、ベルト速度vを求める方
法が知られている(特開平6−130871号公報参
照)。
【0007】この方式は、画像が形成されるベルト表面
の移動速度を直接検知する方法なので、検知方式の精度
が高い場合には、実際のベルト表面速度と検知結果との
間に隔たりが生じにくい。しかし、実際には、ベルト上
のマークのピッチにランダムなバラツキΔLが存在する
ため、測定されたベルト速度Vには、そのバラツキによ
る検知誤差が含まれてしまう。すなわち、V=(L+Δ
L)/tとなる。
【0008】また、さらに特開平6−67480号公報
では、ベルト端部に磁性部材を設け、記録ヘッドにより
ベルト上に記録したマークを再生へッドで読み取り、マ
ークが2つのへッド間距離Dを通過するために要した時
間tを測定することにより、V=D/tの演算でベルト
表面速度vを求めている。
【0009】この方式であれば、マークのピッチ誤差に
よるランダムな検知誤差は生じない。しかしながら、記
録へッドと再生へッドとの距離Dは、製造上必ず公差Δ
Dを含むため、結局検知結果Vには一定の測定誤差が含
まれる。すなわち、V=(D+ΔD)/tとなる。ま
た、各へッドがベルトに接触する方式である為、ベルト
の寿命やベルトの蛇行にも影響を与える恐れがある。
【0010】以上述べたように、従来はベルトの表面速
度を精度よく、かつ非接触で測定できる手段がなかっ
た。
【0011】そこで本発明は、ベルトの表面速度を精度
よく、かつ非接触で測定できるべルト搬送装置を提供す
ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、一対
のロール1,2を周回して、用紙またはトナー像を担持
するべルト3が巻かれている。このベルト3には、図2
に示すように、表面端部の非画像部全周に渡ってほぼ一
定ピッチの濃淡縞を有するタイミングマーク4を予め印
刷する。また、べルト3のタイミングマーク4に対向し
た位置に、光電型の2つのセンサー5A,5Bをべルト
3の搬送方向(矢印で示す)にずらして設ける。これら
の2つのセンサー5A,5Bにより、ベルト3上のタイ
ミングマーク4の通過を検知する。2つのセンサー5
A,5Bからは、図3に示すような、波形が同じで、位
相が2つのセンサー5A,5BのピッチDに対応した時
間だけずれた信号が出力される。2つのセンサー5A,
5Bの出力は、図4に示すように、制御回路6の演算部
7に供給され、同一マークが各々のセンサー5A,5B
により検知された時間の差が演算される。すなわち、あ
るマークが一定区間であるセンサーピッチDを通過する
ために要した時間が演算される。そして、この演算によ
り求められた時間に基づいて、制御部8によりベルト3
のロール1又は2を回転駆動する駆動モータ(図示せ
ず)を制御する。
【0013】上記構成においては、タイミングマーク4
の中の1つのマークが所定の区間を通過する時間を測定
しているので、従来技術として例示した特開平6−13
0871号公報に見られるような、マークのピッチにラ
ンダムなバラツキが存在することによる検知誤差が生じ
ない。
【0014】また、特開平6−67480号公報に記載
されているような磁気的なへッドではなく、光電的なセ
ンサーを用いている為、ベルトに非接触であり、ベルト
の寿命や走行に影響を及ぼさない事や低コスト、省スペ
ース化も望むことができる。しかし、上記結果をもとに
速度検知をV=D/tとして算出すると、すなわち速度
検知の基準としてセンサー間ピッチDを用いると、Dの
誤差が大きい場合、その対策を考慮しなくてはならな
い。実際に所定区間Dの距離には製造上必ず数%程度の
誤差が存在することや、センサー個々の検知特性の差
が、結局製造上生じた誤差と同様の誤差をもたらすと考
えられる。したがって、センサー間距離Dを基準に速度
検知を行った場合、検知結果は実際のべルト速度に対し
て全体的に数%程度誤差を含んだ値となってしまう。
【0015】そこで本発明は、速度検知をV=D/tと
せず下記の方法を用いる。
【0016】すなわち、先に説明した同一マークが各々
のセンサーに検知された時間の差の測定を、所定期間、
望ましくは駆動ロールの回転周期の整数倍の期間に渡っ
て行い、下式により、通過時間Δtnの平均値taveを求
める。
【0017】 tave=(Δt1+Δt2+Δt3+・・・・・+ΔtN
/N 平均値tave決定後、各々のマークが通過する時間Δtn
と前記平均値taveを比較することによりベルト表面の
搬送速度を検知する。そしてこの検知搬送速度が一定と
なるように、制御部8によりベルト3のロール1または
2を回転駆動する駆動モータ(図示せず)を制御する。
【0018】上述したように、本発明は、同一マークの
通過時間Δtnの平均値taveを速度検知の為の基準とし
ている。すなわち、速度検知を行うために基準とする所
定速度を、べルトが駆動ロール整数回転分の時間に渡っ
て搬送された場合の平均速度としている。これは、駆動
ロール整数回転分の時間に渡るべルトの平均速度が駆動
源の回転速度にほぼ等しく、さらに駆動源の回転速度は
所定速度のコンマ数%以内の変動に抑えられているとい
う認識に基づくものであり、上記平均速度は所定速度か
ら0.数%の誤差しか含まない。したがって、平均値t
aveは非常に精度の高い基準となり、この基準に基づい
て駆動モータ(図示せず)の回転速度を制御することに
より、ベルト3の搬送速度は安定した一定の値となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
[実施例1]図5は、中間転写ベルトを用いたカラー画
像形成装置を使用したカラー複写機の概略断面図であ
り、この中間転写ベルトの速度検知に関して本発明を適
用した実施例を示す。
【0020】カラー複写機9は、原稿の画像を読み取っ
て画像信号に変換する画像読取装置10と、画像読取装
置10からの画像信号に基づいて用紙上に画像を形成す
る画像出力装置11とを備えている。
【0021】画像読取装置10においては、プラテンガ
ラス12の上に載置された原稿13に露光ランプ14か
らの光が照射される。原稿13からの反射光は、ミラー
15a,15b,15cで反射され、レンズ16により
イメージセンサ17の撮像面に結像する。露光ランプ1
4、ミラー15a,15b,15cは、プラテンガラス
12の面に沿って移動して原稿13の画像面を走査し、
イメージセンサ17からは原稿13の画像に応じた画像
信号が出力される。
【0022】画像出力装置11においては、ドラム状の
感光体18の周囲に、帯電器19、レーザーにより感光
体19を露光させる画像書込装置20、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4
色で順次現像を行なうロータリ型の現像器21、転写器
22、クリーナ23等が順次配置されている。
【0023】感光体18の表面には、周知のカラー電子
写真工程により、原稿の画像に対応するイエロー、マゼ
ンタ、シアン、黒のトナー像が順次形成される。
【0024】また、感光体19に隣接して中間転写装置
24が配置されている。この中間転写装置24は、三角
状に配置された三つのロール25,26,27、これら
のロール25,26,27に巻きかけられた中間転写ベ
ルト28、クリーナ29、速度検知センサ30等を備え
ている。なお、ロール25は駆動ロールであり、図示し
ない駆動モータにより回転駆動される。感光体18の表
面に順次形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト
28の表面の同じ位置に重ねて転写され、フルカラーの
トナー像が形成される。
【0025】速度検知センサ30は、図1に示すセンサ
ー5A,5Bと同様な、べルトの搬送方向に距離Dだけ
ずらして配置された2つのセンサーを備えている。な
お、測定の周波数応答を向上するために、マークのピッ
チD’を、2つのセンサーがべルトの搬送方向の同一直
線上に配列可能な距離より小さくする必要がある場合に
は、図6に示すように、2つのセンサー5A,5Bをベ
ルト28の搬送方向とは垂直方向に、相互のセンサーが
干渉しない程度の距離を離して配置すればよい。また、
ベルト上のマークは、中間転写ベルト28端部の非画像
エリアに全周に渡ってほぼ一定ピッチL’で予め印刷さ
れている。
【0026】画像出力装置11の下方に配置された給紙
トレイ31の中の用紙32は、給紙ロール33により、
中間転写装置24の方向に送り出され、ロール26と転
写ロール34との間を通過し、中間転写ベルト28の表
面のフルカラーのトナー像が転写され、更に定着器35
を通過して装置外に排出される。
【0027】次に、速度検知の方法を図7のフローチャ
ートに基づいて示す。
【0028】今、ジョブスタート信号が入力されると
(ステップ101)、まず検知したベルト上のマーク数
をカウントするカウンターがリセット(n=0)される
(ステップ102)。なお、このカウンターは、図4に
示す演算部7に含まれているものとする。続いて、ベル
ト28の駆動モータ(図示せず)が起動される(ステッ
プ103)ことにより、ベルト28の搬送が始まるた
め、センサー5Aおよび5Bが、図3に示すような波形
を出力し始める。この波形をもとに、演算部7は、2つ
のセンサー5A,5Bが、ある同一マークを検知した時
刻の差を演算する。すなわち、マークのカウント値をイ
ンクリメントしながら(ステップ104)、n番目のマ
ークが2つのセンサー5A,5B間の距離Dを通過する
ために要した時間Δtnを演算していく(ステップ10
5)。本実施例では、信号の立ち上がりを利用している
が、もちろん立ち下がりの信号を用いても良い。
【0029】そして、マークのカウント数が所定数Nに
なるまで順次加算していき(ステップ107)、N番目
のマーク検知終了(ステップ108)と同時にその平均
値taveを求める(ステップ109)。ここで、マーク
のカウント数がNになるまでの時間は、駆動ロールの回
転周期の整数倍(m倍)の時間にほぼ等しい。したがっ
て、基準値をtaveとすることにより、このシステムの
所定速度は、ベルトか駆動ロールm回転分の時間搬送さ
れた場合の平均速度と同一速度となる。
【0030】N番目のマーク検知以降(駆動ロールm周
期目以降)(ステップ106)は、ジョブ停止信号が入
力(ステップ111)されるまで各マークの通過時間Δ
nを順次演算していき、各マークの通過時間Δtnを、
先に求めた平均値taveと比較することにより、ベルト
の搬送速度を各マーク毎に検知する(ステップ11
0)。そしてこの結果をマーク毎にベルト駆動部8に与
えることにより、駆動モータの回転速度をリアルタイム
で制御して高精度な速度制御を行うことができる。ジョ
ブ停止信号が入力したら、駆動モータの回転を停止する
(ステップ112)。
【0031】本実施例においては、上述のように、最初
に一定期間、たとえば、ベルトが1周する期間に、ベル
トの平均搬送速度を求め、それ以降はベルトの搬送速度
を各マーク毎に検知して、リアルタイムで駆動モータの
回転を制御している。これにより、装置の寸法的なずれ
や周期的な速度変動の影響を受けることと無く、正確に
しかも高速に駆動モータを制御して、ベルトの搬送速度
を一定にすることができる。
【0032】上記において、基準値(基準速度)を算出
するまでの測定時間は、駆動ロールがm回転(mは整
数)するまでの時間とした。これはベルト表面の速度変
動は駆動ロールの偏心による影響が最も大きいこと、そ
の他の変動要因の発生周期は駆動ロール回転周期より小
さいことに起因しており、すなわち基準速度となるべき
ベルトの平均速度は、駆動ロールの整数倍の周期におい
て算出された場合が所定速度に最も近いと考えられるた
めである。しかしながら、その他の変動要因の発生周期
が駆動ロールの回転周期より小さいとはいえ、駆動ロー
ルの回転周期と同期しない場合には、当然、平均値には
その影響による誤差が生じる。したがって平均値の精度
を向上するために、平均値を測定する時間は、駆動ロー
ルの回転周期とその他の要因、具体的には減速器の回転
周期との公倍数となる時間であること、さらにその公倍
数となる時間もできるだけ大きくすることが望ましい。
【0033】上記において、基準値を算出するまでの測
定時間は、実際には駆動ロールのm回転分の時間ではな
く、ベルトの搬送開始からN番目のマークが検知される
までである。この時間を駆動ロールのm回転分の時間と
厳密に等しくするためには、ベルトの周長と駆動ロール
の周長をマークのピッチの整数倍とすることが望まし
い。
【0034】[実施例2]上記実施例1において、検知
可能な速度変動の周波数、すなわち、速度検知を行うシ
ステムとしての周波数応答は、ベルトの搬送速度Vb
ベルト上に印刷されたマークのピッチLに支配される
(図2参照)。すなわち、測定周波数FmがVb/Lであ
るので、周波数応答Frは、ほぼ(Vb/L)/2未満と
なる。したがって、ベルトの搬送速度が低速である場合
においても十分な周波数応答を維持するためには、図6
に示すように、ベルト上のマークのピッチL’を小さく
する必要が出てくる。しかしながら、印刷可能なピッチ
にも限界がある。このような場合、図8に示すように、
速度検知をセンサーの出力信号の立ち上がり信号に対し
てだけてはなく、立ち下がり信号に対しても行えば、単
位時間当たりのサンプリング数が2倍になるので、2倍
の周波数応答を実現することができる。図8において、
立ち上がり信号に基づいて得られる平均時間taveは、 tave=(Δt1+Δt2+Δt3+・・・・・+ΔtN
/N となり、立ち下がり信号に基づいて得られる平均時間
t’aveは、 t’ave=(Δt’1+Δt’2+Δt’3+・・・・・+
Δt’N)/N となるので、立ち上がり信号に基づいて得たマークの移
動時間Δt1,Δt2,...と平均時間taveとを比較
して駆動モータを制御し、立ち下がり信号に基づいて得
たマークの移動時間Δt’1,Δt’2,...と平均時
間t’aveとを比較して駆動モータを制御する。
【0035】なお上記実施例においては、図5に示すよ
うな中間転写ベルト28に対して本発明を適用したが、
これに限定されるものではなく、たとえば、図9に示す
ような、現像装置21aにより、感光体ベルト18aの
表面の同じ位置に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の
トナー像を順次重ねて形成してフルカラーのトナー像を
形成し、このフルカラーのトナー像を用紙32に転写す
る方式の画像形成装置の感光体ベルト18aや、図10
に示すような、用紙搬送ベルト18bに沿って、それぞ
れ、感光体18、帯電器19、画像書込装置20、現像
器21b、転写器22、クリーナー29を備えた、各色
に対応する独立した複数の画像形成部36,37,3
8,39が配置され、用紙搬送ベルト18bによって搬
送される用紙の同じ位置に、各画像形成部36,37,
38,39により各色のトナー像が順次転写されて、用
紙上に直接フルカラーのトナー像が形成される、所謂タ
ンデム方式の画像形成装置の用紙搬送ベルト18bに対
しても本発明を適用することができる。すなわち、用紙
搬送ベルト、感光体ベルト、中間転写ベルトなど全ての
像担持体ベルトに対して本発明を適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】ベルトの表面速度を検知する際の基準
を、駆動ロール数回転分の時間にベルトが示した平均速
度とすることにより、設定された基準がもともと持つ誤
差が相殺され正確な速度検知を実現することができる。
したがって、これをもとに駆動速度を制御することによ
り、ベルトが均一な速度で搬送され、色ずれや濃度ムラ
のない鮮明な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明するためのべルト搬送装置の原
理図である。
【図2】 べルトに形成されたタイミングマークを示す
模式図である。
【図3】 速度検知用のセンサーの出力を示す波形図で
ある。
【図4】 べルト搬送速度の制御系を示すブロック図で
ある。
【図5】 中間転写ベルトを用いたカラー画像形成装置
を使用したカラー複写機の概略断面図である。
【図6】 タイミングマークの他の例を示す模式図であ
る。
【図7】 速度検知の方法を示すフローチャートであ
る。
【図8】 センサーの出力の立ち上がりと立ち下がりの
双方を検出する場合の波形図である。
【図9】 カラー画像形成装置の他の例を示す概略断面
図である。
【図10】 カラー画像形成装置の更に他の例を示す概
略断面図である。
【図11】 モータの駆動速度とベルト表面速度との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,2…ロール、3…べルト、4…タイミングマーク、
5A,5B…センサー、6…制御回路、7…演算部、8
…制御部、9…カラー複写機、10…画像読取装置、1
1…画像出力装置、12…プラテンガラス、13…原
稿、14…露光ランプ、15a,15b,15c…ミラ
ー、16…レンズ、17…イメージセンサ、18…感光
体、19…帯電器、20…画像書込装置、21…現像
器、22…転写器、23…クリーナ、24…中間転写装
置、25,26,27…ロール、28…中間転写ベル
ト、29…クリーナ、30…速度検知センサ、31…給
紙トレイ、32…用紙、33…給紙ロール、34…転写
ロール、35…定着器、36〜39…画像形成部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙またはトナー像を担持する無端状ベ
    ルトからなり、搬送方向に関して所定のピッチで複数の
    マークが繰り返し設けられた担持体と、 前記担持体の搬送方向に互いにずらして設けられ、前記
    担持体上に設けられた複数のマークを順次読み取る光電
    型の二つのセンサーと、 前記担持体を駆動する駆動手段と、 前記担持体が前記駆動手段によって駆動されているとき
    に、前記二つのセンサーの出力に基づき前記二つのセン
    サーが同一のマークを検知する時間差を演算する演算手
    段と 、 前記演算手段による演算結果に基づいて、前記駆動手段
    による駆動速度を制御する制御手段と 前記演算手段による複数の演算結果の平均値を求める平
    均値算出手段を有し、前記制御手段は、前記平均値算出
    手段の算出結果と前記演算手段による各マークについて
    の演算結果とに基づいて、前記駆動手段による駆動速度
    を制御するものであること を特徴とするベルト搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、回転駆動される回転体
    を前記担持体に押圧して、前記担持体を駆動するもので
    あり、前記平均値算出手段は、前記回転駆動される回転
    体の整数回転分に対応する演算手段による演算結果の平
    均値を求めるものである請求項1記載のべルト搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記平均値算出手段は、前記回転駆動さ
    れる回転体の回転周期と前記駆動手段の回転周期との公
    倍数に当たる時間の演算手段による演算結果の平均値を
    求めるものであることを特徴とする請求項2記載のべル
    ト搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記平均値算出手段により前記演算手段
    による演算結果を平均する時間が、前記センサーに読み
    取られた前記担持体上マークの数に基づいて管理される
    ことを特徴とする請求項1記載のべルト搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記平均値算出手段により前記演算手段
    による演算結果を平均する時間を、前記回転体の周長と
    前記担持体の周長を前記マークのピッチの整数倍とする
    ことを特徴とする請求項4に記載のべルト搬送装置。
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