JP2004069801A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体の表面速度変動に影響される事なく、色ずれ測定を精度よく行う事により、高精度なカラー画像を形成することが可能なカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体の表面速度変動による色ずれを低減するよう、回転位相を合わせて印字する構成において、色ずれ測定を行う場合は測定パターンの各色の先頭での像担持体の位相を同じにするように制御する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を用いたプリンタ、複写機などの画像形成装置に関するものであり、特に複数の画像形成部を有して多色画像の形成が可能なカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式或いは静電記録方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置により現像剤が備えるトナーによりトナー像として現像し、このトナー像を記録材に転写して画像を得る画像形成装置がある。
【0003】
特に、電子写真方式のカラー画像形成装置においては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の像を転写する方式が各種提案されている。斯かるカラー画像形成装置において、各画像形成部は、それぞれ像担持体として、例えば、ドラム型の電子写真感光体、即ち、感光ドラムを備えており、電子写真画像形成プロセスにより各感光ドラムに形成したトナー像を、記録材担持体として、例えば、無端移動する搬送ベルト上を各画像形成部へと搬送される記録材に転写してカラー画像を形成する。
【0004】
ところで、複数の画像形成部を有するカラー画像形成装置の問題点として、機械精度などの原因により、複数の感光ドラムや搬送ベルトの移動むら、各画像形成部の転写位置での感光ドラム外周面と搬送ベルトの移動量の関係などが各色毎にバラバラに発生し、画像を重ね合わせたときに一致せず、色ずれを生じることが挙げられる。
【0005】
特に、感光ドラム及びこの感光ドラム上に静電潜像形成のための露光手段としてレーザスキャナーを有する複数の画像形成部を有する装置では、各画像形成部でレーザスキャナーと感光ドラム間の距離に誤差があり、この誤差が各画像形成部間で異なると、感光ドラム上でのレーザの走査幅に違いが発生して色ずれが発生する。
【0006】
色ずれの例を図6に示す。図中、本来の画像位置7と、色ずれが発生している場合の画像位置8(8a、8b、8c、8d)が示されている。図6(a)、(b)、(c)は、主走査方向(記録材搬送方向と直交する方向)に色ずれがある場合であるが、説明のため2つの線を搬送方向に離して描いてある。
【0007】
図6(a)は主走査線の傾きずれを示し、光学部と感光ドラム間に傾きがある場合などに発生する。例えば、光学部や感光ドラムの位置や、レンズの位置を調整することによって矢印方向に修正する。
【0008】
図6(b)は主走査線幅のバラツキによる色ずれを示し、光学部と感光ドラム間の距離の違いなどによって発生する。光学部がレーザスキャナの場合に発生し易い。例えば、画像周波数を微調整して、つまり、走査幅が長すぎる場合は、周波数を速くするなどして走査線の長さ変えることよって、矢印方向に修正する。
【0009】
図6(c)は主走査方向の書き出し位置誤差を示す。例えば、光学部がレーザスキャナであれば、ビーム検出位置からの書き出しタイミングを調整することによって矢印方向に修正する。
【0010】
図6(d)は記録材搬送方向の書出し位置誤差を示す。例えば、用紙先端検出からの各色の書出しタイミングを調整することによって矢印方向に修正する。
【0011】
従来、これら色ずれを修正するために、画像形成装置は、搬送ベルト3上に、各画像形成部にて形成したトナー像による色ずれ検出用画像として、各色毎の色ずれ検出パターンを形成し、搬送ベルト3の記録材搬送方向下流部の両サイド(記録材搬送方向と直交する方向の両端部近傍)に設けられた一対の光センサ6a、6bで検出し(図3)、この検出したずれ量に応じて、上述のような各種調整を実施する色ずれ補正手段を有する。これにより、画像形成位置を補正する。
【0012】
図1に、色ずれ検出パターンの一例を示す。図1に示すように、記録材搬送方向(副走査方向)の色ずれ量を検出する為の記録材搬送方向用パターン10、11、12、13、及び主走査方向の色ずれ量を検出する為の主走査方向用パターン14、15、16,17が形成される。
【0013】
この例では、主走査方向用パターン14、15、16,17は、搬送ベルト移動方向に対して45度の傾きで形成されている。パターン10、14はブラック(Bk)、11、15はイエロー(Y)、12、16はマゼンタ(M)、13、17はシアン(C)のパターンであることを示す。おのおの8本のトナー線像(a,b,c,d,e,f,g,h)で形成され8本の平均位置を検出位置とする。又、図中tsf1〜4、tmf1〜4、tsr1〜4、tmr1〜4は各パターンの平均検出タイミングを示し、矢印は搬送ベルト3の移動方向を示す。
【0014】
ここで、搬送ベルト3の移動速度をvmm/s、ブラックを基準色とし、ブラックの記録材搬送方向用パターン10、14と各色のパターン11、12、13及び、15、16、17との間の理論距離を、それぞれdsYmm、dsMmm、dsCmmとする。又、搬送ベルトの移動方向上流側からみて左側の各色の記録材搬送方向用パターン10f〜13fと主走査方向用パタ―ン14f〜17fとの間の実測距離を、それぞれdmfBkmm、dmfYmm、dmfMmm、dmfCmmとし、右側の各色の記録材搬送方向用パターン10r〜13rと主走査方向用パタ―ン14r〜17rとの間の実測距離を、それぞれdmrBkmm、dmrYmm、dmrMmm、dmrCmmとする。ブラックを基準色とすると、記録材搬送方向に関する各色の位置ずれ量δesは、
Figure 2004069801
となる。又、主走査方向に関して、左右各々の各色の位置ずれ量δemf、δemrは、
dmfBk=v×(tmf1−tsf1)・・・(4)
dmfY =v×(tmf2−tsf2)・・・(5)
dmfM =v×(tmf3−tsf3)・・・(6)
dmfC =v×(tmf4−tsf4)・・・(7)

dmrBk=v×(tmr1−tsr1)・・・(8)
dmrY =v×(tmr2−tsr2)・・・(9)
dmrM =v×(tmr3−tsr3)・・・(10)
dmrC =v×(tmr4−tsr4)・・・(11)
から、
δemfY=dmfY−dmfBk・・・(11)
δemfM=dmfM−dmfBk・・・(12)
δemfC=dmfC−dmfBk・・・(13)

δemrY=dmrY−dmrBk・・・(14)
δemrM=dmrM−dmrBk・・・(15)
δemrC=dmrC−dmrBk・・・(16)
となり、計算結果の正負からずれ方向が判断できる。そして、δemfから書出し位置を、δemr−δemfから主走査幅を補正する。尚、主走査幅に誤差がある場合は、書出し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正に伴い変化した画像周波数の変化量を加味して算出する。
【0015】
図4は、色ずれ検出手段のパターン検出部(光センサ)6を示す。パターン検出部6は、発光手段として例えばLEDとされる発光素子51と、受光手段として例えばフォトセンサとされる受光素子52とを有する。パターン検出部6は、搬送ベルト3上に形成された色ずれ検出パターン10〜17を検出する。つまり、発光素子51から発光光53を照射して、搬送ベルト3又は色ずれ検出パターン10〜17からの反射光のうち、受光光54を受光素子52で受光する。発光素子51と受光素子52とは、搬送ベルト3を反射面として、正反射光学系で構成されており、搬送ベルト3と色ずれ検出パターンの正反射光反射率の差、即ち、反射率の差によって、色ずれ検出パターンの位置を検出する。
【0016】
図5は、色ずれ検出手段によるパターン検出信号を処理する、パターン読取り処理部を示す。パターン読み取り処理部は、発光素子51と受光素子51などを備えて構成されるパターン検出部6と、検出データから各色の位置の時間間隔を求め、求めた時間間隔と予め設定してある時間間隔の値の差から、色ずれ量及び補正値を算出する演算部61と、演算結果に従って画像形成を行う画像出力部62、及び各部のタイミング調整や各種設定を行うタイマ63とCPU64とを備えている。演算部61、タイマ63、CPU64などにより、色ずれ検出のパターン検出信号に基づいて各色画像の画像形成位置を制御する手段が構成される。
【0017】
次に算出された各種の色ずれに対する補正動作について説明を行う。
【0018】
主走査方向の色ずれは主走査方向の書き出し開始位置を決定する露光手段2の画像データ書き出しタイミングを各色に対して独立に制御する事によって、主走査方向の書き出し開始位置が補正される。また、副走査方向の色ずれは用紙先端検出からの書き出しタイミングを各色に対して独立に制御する事によって副走査方向の印字領域が制御され副走査方向の色ずれが補正される。さらに、主走査幅の色ずれは画像処理を用いて、例えば各色毎に画像周波数を微調整する事によって補正を行う。
【0019】
さらに、副走査方向については前記のような一定量の色ずれ以外に、図7に示すように像担持体表面の速度変動に起因した周期的な色ずれ(以下、「AC成分の色ずれ」という。)が発生する。
【0020】
ここで、各色の像担持体表面の速度変動は、駆動を行う駆動モータの回転変動や、駆動モータの駆動力を伝達する伝達ギア列で発生するピッチムラやギアの偏心回転による速度変動、あるいは像担持体自体の偏心回転による速度変動等に起因するもので、像担持体の周長を変動周期として各色それぞれのAC成分の変動位相がばらつく事によって発生する。
【0021】
図7に示すようなAC成分の位相では、図8のように副走査方向に等間隔で形成すべき直線がうねりをもち、色ずれが発生する。
【0022】
このAC成分の色ずれは、各色の像担持体表面の速度変動を検出し、変動成分の位相を図9に示すように各色とも基準色にそろえることで、基準色との間の色ずれ量は図10のように低減することが出来る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の方法によるAC成分の色ずれ補正手法では、副走査方向に近接している、又は重なり合うトナー像同士の色ずれ量は低減できるものの、副走査方向に近接していない、又は重なり合わないトナー像に関してはその効果は得られない。そのため図11に示すようにトナー像同士が重なり合っていない色ずれ補正パターンを用いて色ずれ量を検出する場合、像担持体のAC成分の色ずれが誤差要因となってしまい、DC成分の色ずれ量が正確に検出できない。図11ではブラックとイエローのみを示している。この図から、ブラックは全体の平均位置が図の右側にずれて検出され、イエローは全体の平均位置が図の左側にずれて検出されてしまう。このため、適正な色ずれ補正値を求める事が出来ず、印字品質が劣化するという問題を有していた。
【0024】
そこで、本発明は副走査方向のAC成分の色ずれにより、DC成分の色ずれの検出精度が悪化するのを防ぐ事が出来るカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明のカラー画像形成装置は複数の像担持体にそれぞれ異なる色の現像剤像を形成すると共に、この現像剤像を転写することで被転写体上に複数色の現像剤像を形成する像形成手段と、前記複数の像担持体から現像剤像が転写される記録材を前記複数の像担持体へ搬送する搬送手段と、複数の前記像担持体を回転駆動する複数の駆動モータと、前記駆動モータをそれぞれ回転制御して複数の前記像担持体を相互に独立して回転駆動するモータ回転制御手段と、それぞれの前記像担持体の回転位相を検出する像担持体位相検出手段と、基準となる所定の前記像担持体の回転位相に対して他の前記像担持体が副走査方向のAC成分の位置ずれを打ち消す位相差で回転するように前記モータ回転制御手段を介して前記駆動モータをそれぞれ独立に回転駆動して複数の前記像担持体の回転位相を制御する制御手段と、前記搬送手段上の現像剤像の位置情報を検出する検出手段と、前記像形成手段により前記搬送手段上に形成された複数色の色ずれ検出用画像の位置情報を前記検出手段により検出した結果に基づいて、前記像形成手段の各色の画像形成位置を補正する手段とを有するカラー画像形成装置において、前記色ずれ検出用画像の各色の先頭におけるそれぞれの前記像担持体の位相は前記副走査方向のAC成分に対して同一位相位置であることを特徴とする構成としたものである。
【0026】
これにより、像担持体に起因したAC成分の色ずれの影響を低減した色ずれ検出を行う事ができ、印字品質を向上したカラー画像形成装置を提供する事が出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカラー画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0028】
(実施例1)
図2は本発明を適用し得るカラー画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。本実施例のカラー画像形成装置は、装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器からの信号に従って、色分解された画像情報に応じた各色のトナー像を各画像形成部で電子写真画像形成プロセスにより形成し、記録材に重ねて転写して4色フルカラーの画像を形成することができるカラーレーザビームプリンタである。
【0029】
先ず、図2を参照して、本実施例のカラー画像形成装置100の全体構成について説明すると、カラー画像形成装置100は、4色の像形成手段として、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを有する。各画像形成部Pa〜Pdは、像担持体としてドラム型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1a、1b、1c、1dを備え、その周囲に感光ドラム1a〜1dを均一に帯電させる帯電手段たる帯電ローラ21a〜21d、画像信号に応じて各感光ドラム1a〜1dを露光して感光ドラム1a〜1d上に静電潜像を形成する露光手段(潜像形成手段)としてのレーザスキャナ2a〜2d、各感光ドラム1a〜1dに形成された静電潜像に現像剤が備えたトナーを供給してトナー像として可視化する、現像手段たる現像装置22a〜22d、感光ドラム1a〜1d上に付着したトナーを除去して清掃するクリーニング装置24a〜24d、さらに、感光ドラム1a〜1dの回転位相を検出する図示しないセンサとが設けられている。
【0030】
又、記録材Pを各色の画像形成部Pa〜Pdに順次搬送する搬送手段としての無端状の搬送ベルト3が各感光ドラム1a〜1dに対向して設けられている。搬送ベルト3は、駆動ローラ4及び従動ローラ5とに掛け渡されており、図中矢印方向に移動(回転)する。駆動ローラ4は、モータ、ギアなどを備えた駆動手段と接続され、搬送ベルト3を駆動する。従動ローラ5は、搬送ベルト3の移動に従って回転し、且つ、搬送ベルト3に一定の張力を付与する。搬送ベルト3の内側には、各感光ドラム1a〜1dに対向して転写部材23a〜23dが搬送ベルト3に当接配置されている。転写部材23a〜23dには転写時に転写バイアス電圧が印加され、搬送ベルト3を介して、搬送ベルト3に担持された記録材Pにトナーと逆極性の転写バイアスを印加する。このように搬送ベルト3は転写手段としての転写ベルトとしての機能を兼ねる。
【0031】
更に、カラー画像形成装置100は、記録材Pを収容するカセット25a、記録材供給ローラ25b、搬送ローラ(図示せず)、ガイド(図示せず)、レジストローラ25cなどを備えた記録材供給装置25を有する。又、搬送ベルト3の記録材搬送方向下流側には、各画像形成部Pa〜Pdにおいて記録材Pに転写された未定着のトナー像を記録材Pに定着する定着装置26が設けられている。
【0032】
斯かる構成のカラー画像形成装置100に、パーソナルコンピュータなどの外部機器から画像形成すべきデータが送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像情報処理が終了して画像形成可能状態となると、カセット25aから記録材供給ローラ25bなどにより記録材Pが供給され、搬送ベルト3に到達する。そして、搬送ベルト3により記録材Pが各色の画像形成部Pa〜Pdに順次搬送される。搬送ベルト3による記録材Pの搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ2に送られ、感光ドラム1a〜1d上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、各現像装置22a〜22dで現像された後、転写部材23a〜23dにより記録材P上に重ねて転写される。本実施例の画像形成装置では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に順次画像形成される。この時感光ドラム1a〜1dは回転位相検出センサ(図示しない)とドラムモータ(図示しない)により、お互いに予め決められた位相位置で回転するように制御されている。
【0033】
その後、記録材Pは搬送ベルト3から分離され、定着装置26で熱によってトナー像が記録材P上に定着され、装置外部へと排出される。
【0034】
各画像形成部Pa〜Pdにおける動作は同様であるので、ブラック画像形成部Paを例に説明すると、図中矢印方向に回転駆動される感光ドラム1aの表面は、帯電ローラ21aによって一様に帯電される。その表面を、画像情報に色分解されたブラック画像情報に従ってレーザスキャナ2aが走査露光して、感光ドラム1a上に静電潜像を形成する。次いで、感光ドラム1aに形成された静電潜像は、現像装置22aによってトナーが供給されてトナー像として可視化される。現像装置22aは、現像剤として、例えば、主に樹脂トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを備えており、感光ドラム1aに対向する現像領域まで現像剤担持体によりこの現像剤を担持搬送し、又現像剤担持体に、通常、AC電圧とDC電圧とを重畳した現像バイアスを印加することによって感光ドラム1a上の静電潜像を現像する。
【0035】
一方、カセット25aから供給ローラ25bなどによって供給され、各画像形成部Pa〜Pdにおけるトナー像の形成と同期するように搬送ベルト3に静電吸着された記録材Pが搬送されてくる。そして、感光ドラム1aと転写部材23aとが搬送ベルト3を介して対向する転写領域において、転写部材23aに印加される転写バイアスにより、感光ドラム1aから記録材Pへとトナー像が転写される。
【0036】
次いで、記録材Pは搬送ベルト3から分離され、定着装置26へと搬送される。ここで、トナー像は記録材Pに定着されて永久画像となる。その後、記録材Pは装置外部に設けられた記録材排出トレー(図示せず)などに排出される。又、トナー像の転写後の感光ドラム1aは、クリーニング装置24aによってその表面に付着した転写残トナーが除去され、続く画像形成に備える。
【0037】
本実施例のカラー画像形成装置100は、図6を参照して説明したような各種色ずれを補正するために、色ずれ補正手段を有する。色ずれ補正手段の基本的構成及び動作は、上述して説明した従来のものと同様であるので、同一機能、構成を有する要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0038】
色ずれを低減させるために、搬送ベルト3上に図1に示す色ずれ検出用パターンを形成する。これらパターンを、搬送ベルト3の記録材搬送方向においてブラック画像形成部Paより下流側であり、搬送ベルト3の主走査方向両サイド近傍に並んで設けられた、色ずれ検出手段の一対のパターン検出部(光センサ)6a、6bで読み取り、各色間の色ずれ量を検出する。この検出したずれ量に応じて、上述のような各種調整を実施して画像形成位置を補正する。
【0039】
図1に示すように、色ずれ検出用パターンは、搬送ベルト3の移動方向上流側から見て左側及び右側に、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの記録材搬送方向用パターン10〜13を有する。又、この記録材搬送方向用パターン10〜13の搬送ベルト3の移動方向上流側において、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの搬送ベルト3の移動方向上流側から見て左側及び右側に、主走査方向用パターン14〜17を有する。
【0040】
色ずれ補正を開始すると、発光素子(本実施例では、LED)51を発光させる。発光素子51のオン・オフは、発光素子51と電源又はGND間に入れたスイッチをCPU64からの信号でオン・オフすることにより可能である。
【0041】
図1に示す色ずれ検知パターン10〜17を形成する。時間が経過すると、搬送ベルト3が移動し、受光素子52にはブラックトナーにより形成された色ずれ検出パターン10からの反射光が入射する。
【0042】
続けて、搬送ベルト3が進むとイエロー、マゼンタ、シアンの色ずれ検出パターン11、12、13を同様に一色ずつ読み込む。パターン検出部はそれぞれの色ずれ検出パターン10〜13が読み込こまれることで、位置情報波形が得られる。
【0043】
全ての色のパターンが読み終わると、演算部61は、得られた位置情報波形から各トナーの位置を求め、上述の式(1)〜(16)により各色の色ずれ量を計算し、タイマ63、CPU64などにより画像周波数の微調整や書き出しタイミングの調整といった色ずれ補正を行う。
【0044】
以下、本実施例における色ずれ検出手段について説明する。
【0045】
図9に示すように、各色の感光ドラムの位相が記録材上でそろう状態となっているとする。その時の先頭位置の位相を0度と仮定する。そのままの位相で色ずれ測定パターンを印字した場合、各色の測定パターンの平均位置は同等の位置とはならず、例えば、図11のような場合では、ブラックは本来の位置に対して図の右側に、イエローは本来の位置に対して図の左側に偏って検出される。このような状態では各色の色ずれ測定パターンの平均位置には異なった量の位相ずれ分が加えられるため同等の位置を検出する事ができない(例を図12に示す)。
図13に示すように、ブラックの色ずれ測定パターンの先頭位置の位相(例として図13では0度とする)とイエローの色ずれ測定パターンの先頭位置の位相が同じになるようにする。マゼンタ、シアンにおいても同様に測定パターンの先頭の位相を合わせる(例を図14に示す)。これにより、検出される平均位置は本来の位置に対してドラムのACずれに起因する量だけずれるものの、各色のずれ量はほぼ同等であるため、各色間の色ずれの差分を求める事により、補正量の誤差は低減させる事が可能である。
【0046】
以上、本実施例によれば、色ずれ補正を行う際に色ずれ測定パターンの各色の先頭位置での感光ドラムの位相を同じくすることで、測定された各色の平均位置に含まれるドラム位相に起因する色ずれ検知誤差を同等にすることにより、像担持体に起因したAC成分の色ずれの影響を低減した色ずれ検出を行うことができ、印字品質を向上したカラー画像形成装置を提供する事が出来る。
これにより、正確な色ずれパターンの位置情報を得ることができ、色ずれ補正精度の悪化を防止することができる。
【0047】
(実施例2)
次に、本発明の請求項2に関する実施例について説明する。本実施例のカラー画像形成装置の基本構成及び動作は、実施例1のものと同様であるので、同一機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0048】
以下、本実施例における色ずれ検出手段について説明する。
【0049】
色ずれ補正を行う際に色ずれ測定パターンの各色の書き出し位置での感光ドラムの位相を同じくすることで、測定された各色の平均位置に含まれるドラム位相に起因する色ずれ検知誤差を同等にすることにより、感光ドラムに起因したAC成分の色ずれの影響を低減した色ずれ検出を行うことができる。しかし、各色の感光ドラムによるAC成分の色ずれの振幅が異なる場合、この方法だけでは充分に検知誤差を取り去ることはできない。このような場合は色ずれ補正制御の精度を向上するために、色ずれ測定を複数回行う場合がある。例として2回測定を行い、2回の平均でもって補正値を求める場合を例に説明する。
【0050】
図15に例を示すように、1回目の測定時の各色測定パターンの先頭位置の感光ドラム位相を0°とすると、2回目の測定においては360度の1/2である180度の位相とする。
【0051】
図15の例では、1回目の測定ではブラックの測定パターンは図の下側にずれて検出される。しかし、2回目の測定ではブラックの測定パターンは図の上側にずれて検出される。これにより1回目の測定値と2回目の測定値を平均することで、感光ドラムに起因するAC成分による検出誤差は低減する事が出来る。
【0052】
同様に他の色の感光ドラムに付いても1回目の測定と2回目の測定で180度分位相を異ならせる事により、検出誤差は低減する。
【0053】
また、例として2回測定を行う場合を説明した。n回行う場合に付いては360/n度ずつ異ならせばよい。
【0054】
以上、本実施例によれば、色ずれ補正制御の精度を向上するために、色ずれ測定を複数回行う場合において、n回測定を行う場合は、各測定時の感光ドラム位相を360/n度ずつずらす事でより検出誤差を低減する事ができ、色ずれ補正精度の悪化を防止することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、像担持体に起因するAC成分の色ずれに影響される事なく適正な色ずれ量を検出して、色ずれ補正の精度を向上させ高画質なカラー画像を形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う色ずれ検出パターン及び最小値読み込み用パターンの一実施例を説明するための説明図である。
【図2】本発明を適用し得るカラー画像形成装置の一例の概略構成を示す概略断面図である。
【図3】パターン検出部の配置構成の一実施例を示す模式図である。
【図4】色ずれ検出手段のパターン検出部を説明するための模式図である。
【図5】色ずれ検出手段の色ずれ検出パターン読み取り処理部の回路構成を説明するための模式図である。
【図6】各種色ずれを説明するための説明図である。
【図7】像担持体の表面速度変動の差を説明するための図である。
【図8】像担持体の表面速度変動により発生する各色の色ずれの例を説明するための図である。
【図9】像担持体の表面速度変動の位相を合わせた状態を説明するための図である。
【図10】像担持体の表面速度変動の位相を合わせることによりAC色ずれが低減している事を説明する図である。
【図11】従来の色ずれ測定パターン形成と像担持体の位相を説明する図である。
【図12】従来の各色色ずれ測定パターンとAC成分色ずれのイメージを説明する図である。
【図13】本発明の実施例1を説明する図である。
【図14】本発明の実施例1を説明するイメージ図である。
【図15】本発明の実施例2を説明する図である。
【符号の説明】
1      感光ドラム(像担持体)
2      レーザスキャナー(露光手段)
3      搬送ベルト(被転写体)
6      光センサ(パターン検出部)
10〜17  色ずれ検出パターン
51     発光素子
52     受光素子

Claims (2)

  1. 複数の像担持体にそれぞれ異なる色の現像剤像を形成すると共に、この現像剤像を転写することで被転写体上に複数色の現像剤像を形成する像形成手段と、
    前記複数の像担持体から現像剤像が転写される記録材を前記複数の像担持体へ搬送する搬送手段と、
    複数の前記像担持体を回転駆動する複数の駆動モータと、
    前記駆動モータをそれぞれ回転制御して複数の前記像担持体を相互に独立して回転駆動するモータ回転制御手段と、
    それぞれの前記像担持体の回転位相を検出する像担持体位相検出手段と、
    基準となる所定の前記像担持体の回転位相に対して他の前記像担持体が副走査方向のAC成分の位置ずれを打ち消す位相差で回転するように前記モータ回転制御手段を介して前記駆動モータをそれぞれ独立に回転駆動して複数の前記像担持体の回転位相を制御する制御手段と、
    前記搬送手段上の現像剤像の位置情報を検出する検出手段と、
    前記像形成手段により前記搬送手段上に形成された複数色の色ずれ検出用画像の位置情報を前記検出手段により検出した結果に基づいて、前記像形成手段の各色の画像形成位置を補正する手段と、
    を有するカラー画像形成装置において、
    前記各色の色ずれ検出用画像のそれぞれの先頭における前記像担持体の位相は前記副走査方向のAC成分の色ずれに対して同一位相位置であることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 画像形成位置を補正する動作を複数回(n回)行う場合、各回における前記像担持体の前記副走査方向AC成分の位相は360°/nずつ異ならせている事を特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
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