JP4351486B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体の移動を制御して色ズレ補正を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子写真装置では、カラー複写機やカラープリンタ等、カラー画像を形成するものが多くなってきている。なかでも、複数の感光体を有し、各感光体上に単色トナー画像を形成し、各単色トナー画像を一次転写部で中間転写ベルトに順次転写して全色を重ねて合成画像を形成し、これを二次転写部で転写紙に転写することにより、カラー画像を形成するタンデム型中間転写方式画像形成装置が増えてきている。
【0003】
このようなタンデム型中間転写方式画像形成装置においては、色の重ね合わせ位置がずれると画像上で色むらが発生することがある。タンデム型中間転写方式画像形成装置の場合、このような色ズレの原因の1つが中間転写ベルトの速度むらにあることが分かっている。
【0004】
この解決方法として、中間転写ベルトにスケールを設け、このスケールをセンサで読み取ることでベルト速度を検出し、検出結果に基づいてベルト駆動モータを制御して速度むらを低減することにより色ズレを低減する技術が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−24507号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1による従来技術では、中間転写ベルトが弾性体である場合は、ベルト速度が一次転写部と二次転写部とで異なることがあり、その場合は形成される画像に伸縮が生じる等の問題があった。
【0007】
本発明は上記の問題を解決するためのもので、一次転写部と二次転写部とのベルト速度の違いにより画像の伸縮等の不具合が発生することを防止できる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る画像形成装置は、複数の感光体ドラムに形成された画像を、一次転写部において、繋ぎ目がありループ状に移動する中間転写体に順次重ね合わせて転写した後、転写された画像を二次転写部において前記中間転写体から搬送される転写紙に転写する画像形成装置であって、前記中間転写体に備えられたスケールパターンと、前記一次転写部に設けられ、前記スケールパターンを読み取って速度検知信号を出力する第1の速度検知手段と、前記第1の速度検知手段の出力する検知信号に基づいて、前記一次転写部における中間転写体の速度を一定になるように制御する中間転写体速度制御手段と、前記二次転写部に設けられ、前記スケールパターンを読み取って速度検知信号を出力する第2の速度検知手段と、前記第1の速度検知手段の検知信号に基づく一次転写部における中間転写体の速度と前記感光体ドラムの回転速度との速度差と、前記第2の速度検知手段の検知信号に基づく二次転写部における中間転写体の速度と前記転写紙の搬送速度との速度差とが同じになるように前記転写紙の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、前記第1の速度検知手段が前記スケールパターンを読み取って出力する検知信号のパルス間隔のカウント値から、繋ぎ目の検知を行う第1の繋ぎ目検知手段と、前記第2の速度検知手段が前記スケールパターンを読み取って出力する検知信号のパルス間隔のカウント値から、繋ぎ目の検知を行う第2の繋ぎ目検知手段と、を備え、前記第2の繋ぎ目検知手段が繋ぎ目を検知した場合、前記中間転写体速度制御手段は、該繋ぎ目検知から前記第2の速度検知手段から前記第1の速度検知手段までの距離に相当するだけ記第1の速度検知手段の検知信号をカウントした後、前記第1の繋ぎ目検知手段が前記繋ぎ目を検知するまで、前記中間転写体の目標速度に相当するダミー信号で制御を行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態によるタンデム型中間転写方式画像形成装置の一次転写部及び二次転写部付近の機械的な構成図である。
図1において、1はY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)用の4本の感光体ドラム(以下、単に感光体1という)である。2は各感光体1に設けられたレーザ光による書込み部である。
3は中間転写ベルト(以下、転写ベルト)で矢印A方向にループ状に周回する。この転写ベルト3の表面には、図示せずもスケールパターンが貼り付けられている。
【0017】
4は感光体1と転写ベルト3を介して接触する一次転写ローラである。5はベルト駆動ローラ、6は二次転写ローラ、7は従動ローラである。31は一次転写部で、転写ベルト3の従動ローラ7とベルト駆動ローラ5の間の部分、32は二次転写部で、転写ベルト3のベルト駆動ローラ5と二次転写ローラ6の間の部分である。
8はベルト駆動ローラ5を駆動するベルト駆動モータ、9はベルト駆動モータ8の回転を検知する駆動モータエンコーダ9である。
【0018】
11は転写紙、12は転写紙ガイドローラ、13は転写紙11の搬送ベルト13、14は搬送ベルト駆動ローラで、転写ベルト3と転写紙11及び搬送ベルト13を介して接触する。15は従動ローラである。16は搬送ベルト駆動ローラ14を駆動する転写紙搬送用モータ(以下、搬送用モータという)である。10は各モータ8、16を速度制御するモータ制御部である。
17は一次転写部31のベルト速度を検知するベルト速度センサ、18は二次転写部32のベルト速度を検知するベルト速度センサである。これらのセンサ17,18は、転写ベルト3に設けられたスケールパターンを読み取る転写部スケールセンサである。
【0019】
次に、上記構成によるタンデム型中間転写方式画像形成装置の画像形成動作について概略を説明する。尚、ここではモータ制御に関する部分の説明は除く。
各感光体1は、書込み部2においてレーザ光により各色の静電画像が書き込まれた後、図示しない現像器で各色のトナー画像が形成される。転写ベルト3は、ベルト駆動モータ8で駆動されるベルト駆動ローラ5により矢印A方向に回転している。転写ベルト3は移動しながら一次転写部31において各感光体1に順次接触して各色のトナー画像が順次に転写されて合成される。この合成トナー画像が形成された転写ベルト3は二次転写部32に移動する。
【0020】
一方、転写紙11が転写紙ガイドローラ12から挿入され、搬送用モータ16で駆動される搬送ベルト駆動ローラ14と二次転写ローラ6との間で、転写ベルト3上の合成トナー画像が転写紙11に転写される。転写後の転写紙11は搬送ベルト13により搬送され、後段において定着処理等所定の処理が行われて排紙される。
【0021】
次に、モータ制御について説明する。
図2は第1の実施の形態によるモータ制御部分の電気的な構成を示すブロック図であり、図1と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。尚、この図2では、図1のベルト速度センサ17は一次転写部ベルトスケールセンサ17、ベルト速度センサ18は二次転写部ベルトスケールセンサ18として図示している。
モータ制御部10は、一次転写部モータコントローラ101、速度変換部102、設定された目標速度103、演算器104、二次転写部モータコントローラ105、速度変換部106を備えている。
【0022】
次に、上記構成による制御動作について説明する。
モータ制御部10は、転写ベルト3のベルトスケールを一次転写部ベルトスケールセンサ17で読み取り、ベルト駆動モータ8をフィードバック制御するループと、ベルトスケールを二次転写部ベルトスケールセンサ18で読み取り、搬送用モータ16を速度制御するループを有する。
【0023】
一次転写部ベルトスケールセンサ17と二次転写部ベルトスケールセンサ18は、ベルトスケールを読み取り、スケールのピッチに応じたパルス間隔をもつセンサ信号を出力する。速度変換部102では、センサ信号をパルス間隔に応じた速度信号に変換する。この速度信号と設定された目標速度103とを演算器104で比較し、その差に基づいて一次転写部コントローラ101は、一次転写部31の転写ベルト3のベルト速度Vb1が一定になるように、ベルト駆動モータ8を制御する。
【0024】
一方、二次転写モータコントローラ105では、感光体1のドラム回転速度をVd、二次転写部32のベルト速度をVd2とすると、二次転写部32の転写紙搬送速度Vが(Vd−Vb1>0のとき)、
Vd−Vb1=V−Vb2 ……(1)
となるように、即ち、
V=Vb2−Vb1+Vd ……(2)
となるように、搬送用モータ16を速度制御する。尚、Vd−Vb1<0のときも、
V=Vb2−Vb1+Vd
となる。
【0025】
本実施の形態によれば、転写ベルト3上にスケールパターンを設けると共に、ベルト速度を検知する手段としての一次転写部ベルトスケールセンサ17と二次転写部ベルトスケールセンサ18を、一次転写部31と二次転写部32の2ヵ所に設けてある。そして、ベルト駆動モータ8に対する従来の制御に加えて、二次転写部32からのセンサ信号に基づいて搬送用モータ16の速度を制御することによって、二次転写部32の速度差(V−Vb2)を一定にしている。このように転写紙搬送速度Vを制御することによって、画像の伸縮のない安定した画像を形成することができる。
【0026】
図3は本発明の第2の実施の形態によるモータ制御部分の電気的な構成を示すブロック図であり、図1、図2と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。本実施の形態では、図2のモータ制御部10に繋ぎ目検知回路107,108が図示ように追加されている。
上記第1の実施の形態では、転写ベルト3のスケールのピッチを検知することで速度制御しているが、ループ状のベルトに繋ぎ目がある場合には、1つのセンサ信号のパルスが繋ぎ目による信号かスケールのピッチによる信号かを判断することが難しく、誤動作の原因になるという問題が生じる。
本実施の形態は上記の問題を解決するものである。
【0027】
転写ベルト3に繋ぎ目がある場合、各コントローラ101,105で繋ぎ目を認識する必要がある。このために、一次転写部ベルトスケールセンサ17に繋ぎ目が到達する前に、繋ぎ目検知回路108は、二次転写部ベルトスケールセンサ18からのセンサ信号から繋ぎ目を検知してコントローラ101へ繋ぎ目検知信号を送る。繋ぎ目の検知は、例えばパルス間隔のカウント値により判断する。
【0028】
コントローラ101では、一次転写部ベルトスケールセンサ17と二次転写ベルトスケールセンサ18の間(二次から一次の間)にあるスケールピッチを、上記繋ぎ目検知信号からカウントし、予め設定した2つのセンサ間に相当するカウント値に到達したら、一次転写部ベルトスケールセンサ17からのセンサ信号の代わりに目標速度103に相当するダミー信号を発生させる。ダミー信号は繋ぎ目が一次転写部ベルトスケールセンサ17で検知されるまで出力し、その間はダミー信号でフィードバック制御することになる。
【0029】
また、搬送用モータ16の制御においては、繋ぎ目検知回路107は、一次転写部ベルトスケールセンサ17からのセンサ信号から繋ぎ目を検知してコントローラ105へ繋ぎ目検知信号を送る。コントローラ105は、この繋ぎ目検知信号に基づいて、上記と同様に一次転写部ベルトスケールセンサ17と二次転写ベルトスケールセンサ18の間(一次から二次)にあるスケールピッチをカウントしダミー信号を発生させて制御を行う。
【0030】
本実施の形態によれば、2つのセンサ17,18を有効に利用し、一方が他方を繋ぎ目検知用センサとして用いることにより、繋ぎ目を検知するための専用のセンサを特に設ける必要がない。
【0031】
図4は本発明の第3の実施の形態によるモータ制御部分の電気的な構成を示すブロック図であり、図1、図2と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。本実施の形態では、図2のモータ制御部10に、ドラムモータ回転速度設定値109、ドラムモータコントローラ110及び係数α111が図示ように追加されている。さらに、感光体1を回転させるドラムモータ19が制御対象として追加され、係数αを入力する操作部20が追加されている。
【0032】
画像伸縮の要因の1つとして、前記(1)式より、一次転写部31でのドラム回転速度と一次転写部31のベルト速度との速度差(Vd−Vb1)が、二次転写部32のベルト速度と転写紙搬送速度との速度差(V−Vb2)と異なることであるということが知られている。本実施の形態はこの異なる速度差を低減するものである。
【0033】
このために本実施の形態においては、感光体ドラム回転速度をVdで一定とし、一次転写部31のベルト速度Vb1、二次転写部32のベルト速度Vb2が時間的に変化する場合、一次転写部31と二次転写部32の各速度差が一定となるように二次転写部32の転写紙搬送速度Vを制御するようにしている。
【0034】
ドラムモータ19の回転速度設定値109、及び一次転写部31のベルト速度フィードバック制御の速度目標値103は任意に設定可能である。二次転写モータコントローラ105は、感光体ドラム回転速度Vd(回転速度設定値109)、一次転写部ベルト速度(目標速度値103)、二次転写部ベルト速度(二次転写部スケールセンサ18のセンサ信号)を監視しながら、転写紙搬送速度Vを
V− Vb2=Vd−Vb1=一定
となるように制御する。
【0035】
一次転写部モータコントローラ101は、二次転写部32のベルト速度Vb2の変動に応じて一次転写部31のベルト速度の目標速度103を変更する機能をもっている。即ち、b1とVb2の速度に適性値が存在する場合、そのVb1、Vb2に応じて目標速度103を変更し、変更後の目標速度103に基づいて転写ベルト3を制御する。
【0036】
一方、二次転写モータコントローラ105は、ドラム回転速度Vd(回転速度設定値109),一次転写部31のベルト速度(目標速度103)、二次転写部32のベルト速度Vb2(スケールセンサ信号)を監視しながら、転写紙搬送速度Vを
V−Vb2=Vd−Vb1=一定
となるように制御する。
【0037】
また、操作部20からαの値を入力設定して、
V=(Vb2−Vb1+Vd)×α(符号あり)
となるように制御することができる。例えば、αの値は -1.01〜 +1.01の範囲を0.001 ピッチで設定することができ、α=1.001 にすると、転写紙搬送速度Vを狙いのVに対して 0.1%速い速度にマニュアル調整により設定することができる。
従って、ユーザ形成された画像を見ながら操作部20を操作して良好な画像が得られるように調整することができる。
【0038】
図5は本発明の第4の実施の形態で用いられるタンデム型中間転写方式画像形成装置の中間転写部付近の機械的な構成図であり、図1と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。本実施の形態は、二次転写部32のベルト速度検知手段として、図1のベルト速度センサ(二次転写部ベルトスケールセンサ)18に代えて、二次転写ローラ6の軸に回転エンコーダ21を用いている。
【0039】
回転エンコーダ21からは二次転写ローラ6の回転角に応じたパルス信号が出力される。出力されるパルス間隔をベルト速度に変換することで二次転写部32のベルト速度がわかる。尚、回転エンコーダ21は転写ローラ軸に直接接続しなくてもよい。例えばギア等で連結させて取り付けてもよい。
本実施の形態によれば、回転エンコーダ21を用いたことにより、二次転写部32のベルト速度制御の精度をさらに高めることができる。
【0040】
図6は本発明の第5の実施の形態によるモータ制御部分の電気的な構成を示すブロック図であり、図2、図4と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。本実施の形態では、図4の操作部20、係数α111を省略し、CPU112、書込み基板23、及び副走査方向のズレを検知する色ズレセンサ24を設け手いる。色ズレ検知は例えば基準カラーパターンを用いて行う。
【0041】
本実施の形態は、副走査方向の色ズレに応じてCPU112により目標速度103とドラムモータ回転速度設定値109を変更するようにしたものである。
CPU22では、色ズレセンサ24の出力信号から各色の副走査方向のズレ量を演算し、色ズレ補正技術によって色ズレの低減を図るものである。尚、色ズレ補正技術に関しては公知の技術を用いてよく、ここでは特に限定しない。
【0042】
また、その色ズレ量から各感光体ドラムを露光するタイミング、ドラム回転速度、ベルト速度、転写紙搬送速度を調整する機能を有している。ただし調整を行う場合は、
V−Vb2=Vd−Vb1=一定
でなければならない。そのため、CPU112は、二次転写モータコントローラ105に一次転写部31の速度差(V−Vb2)に対する二次転写部速度差(V−Vb2)を設定する。
【0043】
また、CPU112は、上記のように感光体ドラム回転速度やベルト速度を変更したことに応じて、各感光体1をレーザ光等で露光するタイミングを変える信号を書込み部2に設定する。書込み部2では、設定されたタイミング信号によりレーザ光等を照射し感光体1を露光する。
【0044】
図7に色ズレ補正処理のフローチャートを示す。
色ズレ補正処理を行った後(ステップS1)、例えば、感光体ドラム速度を200mm/s、一次転写部31のベルト速度を202mm/sと設定し(ステップS2)、その時の二次転写部ベルト速度が198mm/sで、転写紙搬送速度は196mm/sになるように制御するが、色ズレ補正処理を行ったにも関わらず色ズレが検知された場合は(ステップS3)、各々の速度を微調整することで色ズレが改善される。
【0045】
即ち、まだ色ズレがあれば(ステップS4)、ステップS2に戻って、感光体ドラム速度を201mm/s、一次転写部31の回転速度を201.5mm/sと設定し、その時の二次転写部ベルト速度が199mm/sで、転写紙搬送速度は198.5mm/sとなるように制御することにより、色ズレをより低減することができる。このように、感光体速度と転写ベルトの設定値を可変させ、色ズレセンサ24を用いて色ズレ量がある範囲内に収まるようにする。
【0046】
本実施形態によれば、一次転写部の中間転写体の速度を制御する画像形成装置において、二次転写部における中間転写体の速度を検知して二次転写部における中間転写体の速度を制御することで転写紙の搬送速度を制御するようにしたことにより、一次転写部と二次転写部とのベルト速度の違いにより画像の伸縮等の不具合が発生することを有効に防止することができる。
【0047】
第1及び第2の速度検知手段が互いに他方の速度検知手段を利用してその速度検知信号から繋ぎ目を検知し、その繋ぎ目検知信号に基づいて制御するので、特に繋ぎ目検知専用のセンサを設けることなく、繋ぎ目による誤動作を防止することができ、制度の高い制御を実現することができる。
【0048】
一次転写部における感光体ドラムの回転速度と中間転写体の速度との速度差と、二次転写部における中間転写体の速度と転写紙搬送速度との速度差が一定になるように搬送用モータの速度を制御するようにしたことにより、画像の伸縮を低減することができる。
【0049】
一次転写部における中間転写体の目標速度と前記搬送用モータの目標速度を変更できるようにしたことにより、一次転写部の速度差と二次転写部の速度差が一定とならないときにも適切な速度に調整することができる。
【0050】
二次転写部の中間転写体の速度検知手段に回転エンコーダを用いたことにより、精度の高い制御を実現することができる。
搬送用モータの速度目標値をユーザが設定する操作手段を設けたので、ユーザは画像を見ながら良好な画像が得られるまで自分で調整することができる。
【0051】
重ね合わされた画像の副走査方向の色ズレを検知し、検知されたズレに基づいて感光体ドラムの回転速度、感光体ドラムへの露光タイミング、一次転写部における中間転写体の速度、搬送用モータに速度等を調整するようにしたので、色ズレや画像に伸縮等をさらに低減することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば一次転写部と二次転写部とのベルト速度の違いにより画像の伸縮等の不具合が発生することを有効に防止することができる。また、第1及び第2の速度検知手段が互いに他方の速度検知手段を利用してその速度検知信号から繋ぎ目を検知し、その繋ぎ目検知信号に基づいて制御するので、特に繋ぎ目検知専用のセンサを設けることなく、繋ぎ目による誤動作を防止することができ、制度の高い制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるタンデム型中間転写方式画像形成装置の中間転写部付近の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による制御部分の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による制御部分の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による制御部分の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態による中間転写部付近の構成図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態による制御部分の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態による制御部分の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 書込み部
3 中間転写ベルト
5 ベルト駆動ローラ
6 二次転写ローラ
8 ベルト駆動モータ
10 制御部
11 転写紙
13 搬送ベルト
14 搬送ローラ
16 転写紙搬送モータ
17 ベルト速度センサ(一次転写部ベルトスケールセンサ)
18 ベルト速度センサ(二次転写部ベルトスケールセンサ)
19 ドラムモータ
20 操作部
23 書込み基板
24 色ズレセンサ
101 一次転写部モータコントローラ
102,106 速度変換部
103 目標速度
105 二次転写部モータコントローラ
107,108 繋ぎ目検知回路
109 ドラムモータ回転速度設定値
110 ドラムモータコントローラ
111 係数α
112 CPU

Claims (1)

  1. 複数の感光体ドラムに形成された画像を、一次転写部において、繋ぎ目がありループ状に移動する中間転写体に順次重ね合わせて転写した後、転写された画像を二次転写部において前記中間転写体から搬送される転写紙に転写する画像形成装置であって、
    前記中間転写体に備えられたスケールパターンと、
    前記一次転写部に設けられ、前記スケールパターンを読み取って速度検知信号を出力する第1の速度検知手段と、
    前記第1の速度検知手段の出力する検知信号に基づいて、前記一次転写部における中間転写体の速度を一定になるように制御する中間転写体速度制御手段と、
    前記二次転写部に設けられ、前記スケールパターンを読み取って速度検知信号を出力する第2の速度検知手段と、
    前記第1の速度検知手段の検知信号に基づく一次転写部における中間転写体の速度と前記感光体ドラムの回転速度との速度差と、前記第2の速度検知手段の検知信号に基づく二次転写部における中間転写体の速度と前記転写紙の搬送速度との速度差とが同じになるように前記転写紙の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、
    前記第1の速度検知手段が前記スケールパターンを読み取って出力する検知信号のパルス間隔のカウント値から、繋ぎ目の検知を行う第1の繋ぎ目検知手段と、
    前記第2の速度検知手段が前記スケールパターンを読み取って出力する検知信号のパルス間隔のカウント値から、繋ぎ目の検知を行う第2の繋ぎ目検知手段と、を備え、
    前記第2の繋ぎ目検知手段が繋ぎ目を検知した場合、前記中間転写体速度制御手段は、該繋ぎ目検知から前記第2の速度検知手段から前記第1の速度検知手段までの距離に相当するだけ記第1の速度検知手段の検知信号をカウントした後、前記第1の繋ぎ目検知手段が前記繋ぎ目を検知するまで、前記中間転写体の目標速度に相当するダミー信号で制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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