JP5157624B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式等のカラー複写機、カラープリンタ等の色合わせが必要な画像形成装置に関する。
今日、電子写真方式等の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、フルカラー出力の需要が多くなり、モノクロ並みの出力スピードも望まれることから、タンデム型のカラー画像形成装置が注目されている。タンデム型の画像形成装置には、各像担持体上に形成された画像を転写装置により、記録媒体搬送ベルトで搬送する記録媒体に順次転写する直接転写ベルト方式のものと、各像担持体上の画像を1次転写装置によって一旦中間転写ベルトに順次転写して後、その中間転写ベルト上の画像を2次転写装置により記録媒体に一括転写する中間転写ベルト方式のものとがある。特に、中間転写ベルト方式は転写ベルト上で画像を重ね合わせるため記録媒体の位置ずれ等に伴う色ずれの影響を受けにくく、記録媒体の搬送経路も単純になるためジャム処理が行い易いという点から多くの画像形成装置で採用されている。
しかし、一般的な中間転写ベルト方式では、中間転写ベルト上の画像を記録媒体に転写する際に、記録媒体を中間転写ベルトに押圧する転写ローラを使用する転写ローラ方式が採用されているが、転写ローラ方式では、スキュー等の記録媒体の走行性の問題が発生する場合がある。
その対策として、2次転写部に記録媒体を搬送して中間転写ベルトに押圧する転写部材として駆動ローラと従動ローラとに張架された無端状の転写搬送ベルトを採用して、記録媒体の走行安定性を高める手段が知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開2001−83762公報
特許文献1記載のものでは、中間転写ベルトの速度変動に伴う色ずれを防止するために、中間転写ベルトを張架する従動ローラの回転軸に、ロータリエンコーダを取り付け、このロータリエンコーダの回転速度を検知して中間転写ベルトの速度変動を検知することによって、中間転写ベルトの速度制御を行うようにしている。
しかしながら、この特許文献1のものでは、記録媒体を搬送する転写搬送ベルトの速度変動に伴う中間転写ベルトの速度変動について考慮されておらず、転写搬送ベルトの速度変動に伴う色ずれが依然として発生するという問題がある。
即ち、転写搬送ベルトと記録媒体とが接触したときや転写搬送ベルトから記録媒体が離間するときに、転写搬送ベルトに速度変動が発生するが、転写搬送ベルトと接触している中間転写ベルトも影響を受けて中間転写ベルトにも速度変動が発生し、色ズレ等の問題が発生する。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、転写搬送ベルトの速度変動を検知して転写搬送ベルトの搬送速度を制御可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、駆動ローラと従動ローラとに張架される無端状の中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上に形成された画像を当該中間転写ベルト外周面上に転写する中間転写ベルト装置と、
駆動ローラと従動ローラとに張架された無端状の転写搬送ベルトで記録媒体を搬送して前記中間転写ベルト上の画像を当該記録媒体上に転写する転写搬送ベルト装置とを有する画像形成装置において、
前記転写搬送ベルトの移送速度を検知する速度検知手段を備え、当該速度検知手段によって前記転写搬送ベルトの移送速度を制御しているとともに、前記転写搬送ベルトと前記転写搬送ベルトの駆動ローラとの摩擦力をA、前記中間転写ベルトと前記中間転写ベルトの駆動ローラとの摩擦力をB、前記中間転写ベルトと前記転写搬送ベルトとの摩擦力をCとしたとき、A>CかつB>Cを満足するように前記A、B、Cの摩擦力が選定されることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、駆動ローラと従動ローラとに張架される無端状の中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上に形成された画像を当該中間転写ベルト外周面上に転写する中間転写ベルト装置と、
駆動ローラと従動ローラとに張架された無端状の転写搬送ベルトで記録媒体を搬送して前記中間転写ベルト上の画像を当該記録媒体上に転写する転写搬送ベルト装置とを有する画像形成装置において、
前記転写搬送ベルトの移送速度を検知する速度検知手段を備え、当該転写搬送ベルトの速度検知手段によって前記転写搬送ベルトの移送速度を制御しているとともに、前記中間転写ベルト装置は、前記中間転写ベルトの移送速度の速度検知手段を備え、当該中間転写ベルトの速度検知手段は、前記転写搬送ベルトの速度検知手段によるサンプリング間隔より広いサンプリング間隔を有することを特徴とする。
本発明によれば、転写搬送ベルトの速度を検知する速度検知手段を備え、当該速度検知手段によって前記転写搬送ベルトの速度を制御していることによって、転写搬送ベルトの速度変動を検知して転写搬送ベルトの搬送速度を制御可能とする画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るタンデム型中間転写方式の画像形成装置200の概略構成を示す断面図である。画像形成装置200本体には、中央に、無端状の中間転写ベルト10、駆動ローラ11、従動ローラ12、バックアップローラ13及び転写ローラ20を備えた中間転写ベルト装置9を設ける。中間転写ベルト10は、多層構造となっており、ベース層を例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシート、ポリイミド系樹脂でつくり、表面をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被ってある。そして、中間転写ベルト10は、駆動ローラ11、従動ローラ12及び従動ローラであるテンションローラ13に張架されており、駆動ローラ11の回転駆動によって、矢印A方向に移送されるようになっている。
また、駆動ローラ11と従動ローラ12間に張り渡した中間転写ベルト11上には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの画像形成手段7Y、7C、7M、7Kを横に並べて配置して、タンデム画像形成装置を構成する。画像形成手段7Y、7C、7M、7Kは、基本的に同一構成を備えており、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー画像を現像する各現像装置に収容されるトナーが相違するだけである。そのタンデム画像形成装置の下には、図1に示すように、さらに露光装置4を設ける。
各画像形成手段7Y、7C、7M、7Kは基本的に同一構成のため、ブラックの画像形成手段7Kを代表として画像形成手段7Kによるトナー画像の形成について説明する。画像形成手段7Kは、ドラム状感光体(以下感光体)1を中心として、その周囲に、クリーニングブレード2、帯電ローラ3、現像装置5及び除電装置6を備えている。感光体1は、図示しない駆動モータによって、矢印方向に回転される。この感光体1の回転に伴い、帯電ローラ3は、感光体1の表面を一様に帯電する。露光装置4から、黒画像に対応して変調されたレーザ光を感光体1の表面に照射して、感光体1の表面に黒画像に対応する静電潜像を形成する。このようにして形成された静電潜像に対して、ブラックのトナーを収容している現像装置から電界的にブラックトナーを供給してブラックトナー画像を感光体1の表面に形成する。このようにして形成されたブラックトナー画像を転写電圧が印加された1次転写ローラ20によって中間転写ベルト10上に電界的に転写される。中間転写ベルト10上にトナー画像を転写した感光体1は、感光体1の表面に残存するトナーをクリーニングブレード2で掻き取られて表面をクリ−ニングされる。その後感光体1の表面を除電装置6によって除電され、一連の画像形成処理が終了して始めの状態に戻り、以後、感光体の回転と共に、帯電処理、現像処理、転写処理、クリーニング処理及び除電処理が繰り返される。同様な処理が画像形成手段7Y、7C、7Mで行われ、それぞれの画像形成手段7Y、7C、7Mで、中間転写ベルト10上にそれぞれイエロー、シアン、マゼンタのトナー像が転写される。
一方、中間転写ベルト10の駆動ローラ11の対向側には、2次転写装置8を備える。2次転写装置8においては、図示例では、複数の支持ローラ、即ち、駆動ローラ111、従動ローラ112及び従動ローラである2次転写ローラ113に張架された無端状ベルトである転写搬送ベルト100を掛け渡して構成している。そして、転写搬送ベルト100を中間転写ベルト10に対して2次転写ローラ113によって押し当てて配置し、中間転写ベルト11上の画像形成手段7Y、7C、7M、7Kで形成された転写画像を2次転写ローラ113から所定の転写電圧を印加して転写搬送ベルト100によって搬送される記録媒体である転写シートPに転写する。
2次転写装置8の上方には、2次転写装置8で転写シートP上に中間転写ベルト10から転写された転写画像を転写シートP上に定着する定着装置30が設けられている。定着装置30では、転写画像を加熱する定着ローラ30aと加圧ローラ30bによって転写画像を加熱、加圧して転写シートP上に定着するようになっている。
不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで駆動ローラ11が回転駆動して他の2つの従動ローラ12、13を従動回転させ、中間転写ベルト10が矢印A方向に回転移送される。同時に、個々の画像形成手段7Y、7C、7M、7Kにおいてドラム状の感光体1Y、1C、1M、1Kを矢印方向に回転して各感光体1Y、1C、1M、1K上にそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の移送とともに、それらの単色画像を1次転写ローラ20によって中間転写ベルト10上に重ね合わせて順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブルの給紙ローラ27の1つを選択回転し、ペーパーバンクに多段に備える給紙カセット26(26−1、26−2)の1つから転写シートPを繰り出し、給紙ローラ27で1枚ずつ分離して給紙路29に入れ、図示しない搬送ローラで搬送して画像形成装置本体内の給紙路29に導き、レジストローラ28に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ28を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置8との間にシートを送り込み、2次転写装置8でトナー画像を中間転写ベルト10から転写して転写シートP上にカラー画像を記録する。画像転写後の転写シートPは、2次転写装置8で搬送して定着装置30へと送り込み、定着装置30で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、排出ローラ32で排出し、排紙トレイ40上にスタックする。一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置25で、転写シートP上に画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置による再度の画像形成に備える。
このような画像形成装置において、中間転写ベルト10の移送速度が中間転写ベルト10厚みムラや中間転写ベルト10を張架する駆動ローラ11及び従動ローラ12、13の偏心等によって変動し、各画像形成手段7Y、7C、7M、7Kで形成されたトナー画像がずれて中間転写ベルト10上に転写されてしまい、いわゆる色ずれが生じる。
このような色ずれを抑制するため、中間転写ベルト10の移送速度を計測して、中間転写ベルト10の速度変動を検知し、速度変動を検知した際に、中間転写ベルト10を駆動する駆動ローラ11の回転速度を制御して、色ずれの発生を抑制することが行われている。
図2は、従来の中間転写ベルト10の移動速度の速度変動を検知する速度検知手段の概略構成を示す図である。この速度検知手段15は、中間転写ベルト10を張架して、中間転写ベルト10移送と共に従動回転する従動ローラ12の回転軸12aの端部に取り付けられて従動ローラ12の回転によって回転するエンコーダディスク16と、エンコーダディスク上に回転軸12aを中心として放射状に所定間隔(サンプリング間隔)で形成されたスリットを検知する光学センサ17とを備えている。そして、この速度検知手段15は、光学センサ17で前記スリットを検知して従動ローラ12の回転速度、即ち、中間転写ベルト10の移送速度の変動を検知し、その変動を補正するように、駆動ローラ11の回転速度を変化させるようにしている。なお、図2中、符号18は、従動ローラ12の回転軸12aの軸受であり、フレーム19に取り付けられている。
このようにして、中間転写ベルト10移送速度を制御することによって中間転写ベルト10上に転写されるトナー画像の色ずれを抑制しているが、本発明者らは、2次転写装置8における転写シートPのスキュー対策のために転写ローラに代えて転写搬送ベルト100を使用した際に、転写搬送ベルト100の速度変動に伴い、中間転写ベルト10の移送速度の変動が生じて、色ずれが発生することを究明した。
即ち、転写搬送ベルト100によって2次転写装置8に搬送される転写シートPが転写搬送ベルト100に接触した場合や転写搬送ベルト100から離間する際に、転写搬送ベルト100に移送速度に変動が生じ、この転写搬送ベルト100の移送速度の変動が2次転写装置8で転写搬送ベルト100と圧接する中間転写ベルト10の移送速度の速度変動を招き、その結果、色ずれが発生する場合があることに気がついた。本発明においては、この転写搬送ベルト100の速度変動を検知して、転写搬送ベルト100の移送速度を補正、制御するようにして、可及的に転写搬送ベルト100による中間転写ベルト10の移送速度の変動を抑制するようにしたものである。
図3は、本発明による第1実施形態に係る転写搬送ベルト装置101の転写搬送ベルト100の速度検知手段の概略構成を示す図である。この第1実施形態に係る転写搬送ベルト100の速度検知手段120は、転写搬送ベルト100を張架して、転写搬送ベルト100の移送と共に従動回転する従動ローラ112の回転軸112aの端部に取り付けられて従動ローラ112の回転によって回転するエンコーダディスク121と、エンコーダディスク121上に回転軸112aを中心として放射状に所定間隔(サンプリング間隔)で形成されたスリットを検知する光学センサ122とを備えている。そして、この速度検知手段120は、透過型光学センサ122で前記スリットを検知して従動ローラ112の回転速度、即ち、転写搬送ベルト100の移送速度の変動を検知し、その変動を補正するように、駆動ローラ111の回転速度を変化させるようにしている。なお、図3中、符号125は、従動ローラ112の回転軸112aの軸受であり、フレーム126に取り付けられている。
図4は、本発明による第1実施形態に係る転写搬送ベルト装置101の駆動ローラ111の回転を制御する制御装置のブロック図である。この第1実施形態に係る転写搬送ベルト100の速度検知手段120では、エンコーダディスク112の回転に伴って検出されるスリットの信号を制御装置123に入力し、制御装置123でこのスリットの信号によってスリット間の時間を、クロック信号等を使用して計測する。そして、制御装置でこの計測時間の変動を検出して所定の変動量を超えたときに、転写搬送ベルト100の移送を駆動する駆動ローラ111の駆動モータ124を駆動制御して、所定速度で転写搬送ベルト100が移送されるように制御する。このような転写搬送ベルト100の移送速度の大きな変動は、転写シートPが転写搬送ベルト100に侵入接触する際(図1で示すX点)や転写シートPが転写搬送ベルト100から離間する際(図1で示すY点)に起こり易く、このような変動を検知して駆動ローラの回転速度を制御している。
上記のように、転写搬送ベルト100で生じる速度変動は、0.1秒以下と短時間であるためエンコーダディスク121のサンプリング間隔(スリット間隔)がそれより広いと転写搬送ベルトの速度変動に対応することができない。従って、本実施形態においては、速度検知手段120のサンプリング間隔を0.1秒以下にすることで、ショックジターなどの短時間の速度変動による不具合を低減させることができるようにしている。
このようなサンプリング間隔を有する速度検知手段120としては、従動ローラ112の回転軸112aに取り付けられるエンコーダディスク121のスリット間隔を回転軸112aの回転速度に応じて選定することによって容易に形成することができる。
上記実施形態の転写搬送ベルト装置101においては、転写搬送ベルト100の速度検知手段120として従動ローラ112の回転速度をエンコーダディスク121と光学センサ122で検知するようにしているので、転写搬送ベルト100と駆動ローラ111と、従動ローラ112、113及び速度検知手段120を一体化したユニットとすることが可能である。そして、このようにユニット化することによって、中間転写ベルト10から独立して、画像形成装置から引き出すことが可能となり、修理等を容易に行うことが可能となっている。
転写シートPのジャム処理時には、転写材搬ベルト100を画像形成装置から露出して作業する必要があるため、転写搬送ベルト100に一定間隔で付けられたマークを検知して転写搬送ベルト100の移送速度を検知する方式では、速度検知手段が露出してしまい、ジャム処理時のユーザーと接触により動作不良が発生する恐れがある。上記のように、本発明による上記実施形態のように、転写搬送ベルト100をユニット化すると、速度検知手段を小型化することができ、ユニット内部に配置することができるので、ジャム処理時の接触などは発生を防止することができる。
また、上記実施形態に係る上記画像形成装置においては、転写搬送ベルト100と中間転写ベルト10との転写ニップ部N(図1参照)を形成する中間転写ベルト10の支持ローラが、中間転写ベルト10の駆動ローラ11としている。上記転写ニップNを形成する中間転写ベルト10の支持ローラが従動ローラだと、転写搬送ベルト100と一緒に中間転写ベルト10も速度変動する場合があり、色ズレなどの問題が発生し易い。上記のように、中間転写ベルト10との駆動ローラ11が転写搬送ベルト100との転写ニップ部Nを形成するローラであることで、中間転写ベルト10が転写搬送ベルト100の速度変動の影響を受け難くすることが可能となる。
また、上記実施形態に係る上記画像形成装置においては、転写搬送ベルト100と転写搬送ベルトの駆動ローラ111との摩擦力をA、中間転写ベルト10と中間転写ベルトの駆動ローラ11との摩擦力をB、中間転写ベルト10と転写搬送ベルト100の摩擦力をCとしたとき、3つの摩擦力の関係がA>C、かつB>Cとなるように設定されている。
転写搬送ベルト100の駆動ローラ111と転写搬送ベルト100の摩擦力Aが中間転写ベルトと転写搬送ベルト100間の摩擦力Cより小さいと、エンコーダディスク121の出力に従って転写搬送ベルト100の移送速度を変更しても転写搬送ベルト100が追従できなかったり、中間転写ベルト10側が速度変更の影響を受けて色ズレなどが発生する。従って、各摩擦力A、B、Cを上記関係にすることで、転写搬送ベルト100が速度変更した際に、お互いのベルトの走行性に与える影響を小さくすることができる。
また、上記実施形態に係る上記画像形成装置においては、矢印B方向に移送される転写搬送ベルト100の駆動ローラ111が2次転写装置8の転写ニップ部Nに対して転写搬送ベルト100の移送方向Bの下流側に配設させている。2次転写装置8の転写ニップ部Nと駆動ローラ111の間に従動ローラがあると、従動ローラと駆動ローラ間で転写搬送ベルト100の伸縮や従動ローラの偏心による回転ムラの影響を受けるため、速度検知手段120の出力に対応して駆動ローラ111の速度を変更しても、転写ニップ部Nでは期待するベルト速度には制御されない。駆動ローラ111を転写ニップ部Nの下流側に配置することで、転写ニップ部Nでの転写搬送ベルト100の速度を効果的に変更することができる。
また、上記実施形態に係る上記画像形成装置においては、転写搬送ベルト100の速度検知手段120が転写シートPの進入位置Xに対して転写搬送ベルト100の搬送方向Bの上流側に配設させている。転写シートPの進入部Xと転写搬送ベルト100の速度検知手段120との間に従動ローラが配設されていると、速度検知の際に従動ローラの偏心による回転ムラの影響を受けるため、正確に速度を検出することができない。転写搬送ベルト100の速度検知手段120を転写シートPの進入位置Xに対して上流側に配置することで、転写搬送ベルト100の速度変動をより正確に検出することが可能となる。
以上のように、上記実施形態に係る上記画像形成装置においては、転写搬送ベルト100の移送速度を検知する速度検知手段を配設して、この速度検知手段120によって転写搬送ベルト100の移送速度を制御するようにしたので、転写搬送ベルトの速度変動を小さくすることができ、それにより中間転写ベルトの速度変動もなくなるので、色ズレ等の
問題を防止することができる。
また、速度検知手段としては一般的に光学センサを使用しているため、機内のトナー飛散等により光学センサが汚れて異常となる場合があり、中間転写ベルトユニットに中間転写ベルト10の移送速度の速度検知手段を使用する場合には、清掃などのメンテナンス作業時に中間転写ベルトユニット内から速度検知手段を取り出す必要があり、その際に、感光体1が露出することにより感光体1の感光層が疲労するといった問題がある。しかしながら、上記本実施形態に係る画像形成装置においては、転写搬送ベルト100に速度検知手段120を配設するようにしたので、転写搬送ベルト100を転写シートPのジャム処理時に画像形成装置から引き出しても、感光体1は、画像形成手段内に維持した状態とすることが可能となり、感光体1は露出されず、感光体1の損傷を防止することができる。
次に本発明による第2実施形態に係る画像形成装置について図5〜図7に基づいて説明する。図5は、本発明による第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式図、図6は、本発明による第2実施形態に係る画像形成装置で使用される中間転写ベルトの移送速度を検知する速度検知手段15の概略構成を示す図である。図7は、本発明による第2実施形態に係る画像形成装置で使用される中間転写ベルト及び転写搬送ベルトの移送速度制御装置のブロック図である。
この第2実施形態に係る画像形成装置においては、図5に示すように、中間転写ベルト10を張架する支持ローラとして、駆動ローラ11、テンション付与用従動ローラ22、後述する中間転写ベルト10の移送速度検知用従動ローラ21が使用され、これらのローラ11、22、21に無端状の中間転写ベルト10が張架されている。そして、中間転写ベルト10の移送方向に沿って、第1実施形態で示した画像形成手段7Y、7C、7M、7Kが並設されており、前記第1実施形態の画像形成手段7Y、7C、7M、7Kと同様にして、中間転写ベルト10上にカラー画像を転写するようになっている。なお、図5中、符号23は、中間転写ベルト10にテンションを付与するための圧縮バネ、符号28は、前述のレジストローラである。
さらに、前記第1実施形態の画像形成装置と同様に、駆動ローラ111、従動ローラ112及び2次転写ローラ113に張架された無端状の転写搬送ベルト100が駆動ローラ111の回転駆動によって矢印B方向に移送され、駆動ローラ11と2次転写ローラ113とで中間転写ベルト10と転写搬送ベルト100とが圧接されて2次転写装置8を構成している。そして、この2次転写装置8においては、転写搬送ベルト100で搬送され転写シートPが2次転写装置8の転写ニップ部Nで転写搬送ベルト100と中間転写ベルト10との間に挟持され、2次転写ローラ113からの転写電圧が印加されて中間転写ベルト上のトナー画像を転写シートP上に転写される。
転写搬送ベルト100は、前述の第1実施形態の場合と同様に、従動ローラ112の回転軸112aにエンコーダディスク121と光学センサ122とを備えて転写搬送ベルト100の速度検知手段120(図3参照)が配設されており、この速度検知手段120で転写搬送ベルト100の移送速度の変動を検知可能となっている。
一方中間転写ベルト10に対しては、図6に示すように、中間転写ベルト10の従動ローラ21において、その回転軸21aの端部の外周面に平坦面を形成してD字状の断面形状を有するいわゆるDカット面35を形成し、このDカット面を検知する反射型光学センサ36を配置して、中間転写ベルト10の移送速度の変動を検知する速度検知手段37が配設されている。この速度検知手段37によって、中間転写ベルト10の移送に伴い従動する従動ローラ21の回転速度を検知して、中間転写ベルト10の速度変動を検知可能となっている。なお、図6中、符号39は、従動ローラ21の回転軸21aの軸受であり、フレーム38に取り付けられている。
そして、図7に示すように、転写搬送ベルト100の速度検知手段120からの検知信号と中間転写ベルト10の速度検知手段15からの検知信号とを制御装置45に入力し、これらの検知信号に基づいて、制御装置45で転写搬送ベルト100と中間転写ベルト10の適正速度となるように、中間転写ベルト駆動ローラ11の駆動モータ46及び転写搬送ベルト駆動ローラ111の駆動モータ47の回転速度を制御している。従って、中間転写ベルト10の固有の速度変動要因があっても適切に中間転写ベルト10の速度変動を抑制して色ずれの発生を抑制することが可能となる。
転写シートPの搬送に起因するショックジターなどの不具合は、前述の第1実施形態で説明したように、転写搬送ベルト100の速度検知によるフィードバック制御で改善可能であるが、中間転写ベルト10の厚みムラや環境変動によるベルト周長の伸縮など中間転写ベルト10の固有の原因による速度変動の影響は、転写搬送ベルト100の速度検知によるフィードバック制御では改善できない。そのため、この第2実施形態においては、中間転写ベルト10に速度検知手段37を搭載してフィードバック制御することで、中間転写ベルト10の固有の原因による色ずれを抑制するようにしている。
この場合に、中間転写ベルト10の色ズレ原因は中間転写ベルトの厚みムラや環境変動によるベルト周長の伸縮などで、転写搬送ベルト100のショックジター対策の様にサンプリング間隔の小さい高精度速度検知部材を必要としない。そのため、中間転写ベルト10の速度検知手段に転写搬送ベルトの速度検知手段120のサンプリング間隔よりもサンプリング間隔の大きい低コスト品を使用することでコストを抑えることが可能となる。
特に、上記第2実施形態で示した、Dカット面35を検知面として中間転写ベルト10の速度検知を行った場合には、簡単な構造とすることが可能となり、効果的にコスト低減を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るタンデム型中間転写方式の画像形成装置200の概略構成を示す断面図である。 従来の中間転写ベルト10の移動速度の速度変動を検知する速度検知手段の概略構成を示す図である。 本発明による第1実施形態に係る転写搬送ベルトの速度検知手段の概略構成を示す図である。 本発明による第1実施形態に係る駆動ローラの回転を制御する制御装置のブロック図である。 本発明による第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式図である。 本発明による第2実施形態に係る画像形成装置で使用される中間転写ベルトの移送速度を検知する速度検知手段の概略構成を示す図である。 本発明による第2実施形態に係る画像形成装置で使用される中間転写ベルト及び転写搬送ベルトの移送速度制御装置のブロック図である。
符号の説明
1、1Y、1C、1M、1K 感光体、2 クリーニングブレード、3 帯電ローラ、4 露光装置、5 現像装置、7Y、7C、7M、7K 画像形成手段、8 2次転写装置、10 中間転写ベルト、11 駆動ローラ、12、13 従動ローラ、15 速度検知手段、16 エンコーダディスク、17 光学センサ、20 転写ローラ、21、22 従動ローラ、28 レジストローラ、30 定着装置、35 Dカット面、36 光学センサ、37 速度検知手段、45 制御装置、46 中間転写ベルト駆動ローラ用駆動モータ、47 転写搬送ベルト駆動ローラ用駆動モータ、100 転写搬送ベルト、111 駆動ローラ、112 従動ローラ、113 2次転写ローラ、120 速度検知手段、121 エンコーダディスク、122 光学センサ、123 制御装置、124 転写搬送ベルト駆動ローラ用駆動モータ

Claims (2)

  1. 駆動ローラと従動ローラとに張架される無端状の中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上に形成された画像を当該中間転写ベルト外周面上に転写する中間転写ベルト装置と、
    駆動ローラと従動ローラとに張架された無端状の転写搬送ベルトで記録媒体を搬送して前記中間転写ベルト上の画像を当該記録媒体上に転写する転写搬送ベルト装置とを有する画像形成装置において、
    前記転写搬送ベルトの移送速度を検知する速度検知手段を備え、当該速度検知手段によって前記転写搬送ベルトの移送速度を制御しているとともに、前記転写搬送ベルトと前記転写搬送ベルトの駆動ローラとの摩擦力をA、前記中間転写ベルトと前記中間転写ベルトの駆動ローラとの摩擦力をB、前記中間転写ベルトと前記転写搬送ベルトとの摩擦力をCとしたとき、A>CかつB>Cを満足するように前記A、B、Cの摩擦力が選定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 駆動ローラと従動ローラとに張架される無端状の中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上に形成された画像を当該中間転写ベルト外周面上に転写する中間転写ベルト装置と、
    駆動ローラと従動ローラとに張架された無端状の転写搬送ベルトで記録媒体を搬送して前記中間転写ベルト上の画像を当該記録媒体上に転写する転写搬送ベルト装置とを有する画像形成装置において、
    前記転写搬送ベルトの移送速度を検知する速度検知手段を備え、当該転写搬送ベルトの速度検知手段によって前記転写搬送ベルトの移送速度を制御しているとともに、前記中間転写ベルト装置は、前記中間転写ベルトの移送速度の速度検知手段を備え、当該中間転写ベルトの速度検知手段は、前記転写搬送ベルトの速度検知手段によるサンプリング間隔より広いサンプリング間隔を有することを特徴とする画像形成装置。
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