JP4533198B2 - 駆動制御装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
e(n)=θ0*q−θ1*ne 単位:rad
e(n)[rad]:今回のサンプリングにて演算された位置偏差
θ0[rad]:制御周期当たりの移動角度(=2π*V*E−3/l5.565π[rad])
θ1[rad]:エンコーダ1パルス当たりの移動角度(=2π/p[rad])
q:制御周期タイマのカウント値
V:ベルト線速[mm/s]
ne:エンコーダパルスカウンタのカウント値
ここで、例えば制御周期1msでエンコーダの分解能が1回転当たり300パルスであるものを使用し、無端状ベルト(転写搬送ベルト)が162mm/sで動作するようにフィードバック制御をかけた場合を想定すると、以下のようになる。
θ1=2π/p=2π/300=0.0209439[rad]
以上の演算を制御周期毎に行うことで位置偏差を取得し、フィードバック制御を行う。
これは、ベルト駆動位置において、ベルトの厚さ方向中央部でベルトの搬送速度が決定すると仮定した時、ベルトの搬送速度Vは、
V=(R+B/2)×ω・・・(1)
R:駆動ローラの半径、B:ベルトの厚さ、ω:駆動ローラの角速度
となる。しかし、ベルト厚さBが変動すると、図20に示すように駆動ローラ702によって駆動される無端状ベルト701の厚さ実効線の位置が変化する。これは、ベルト駆動実効半径が変化することであり、(1)式の(R+B/2)が変化するため、駆動ローラ702の角速度ωが一定であってもベルト701の搬送速度が変化することが分かる。すなわち、駆動ローラ702を角速度一定で回転させても、ベルト701の厚み変動があると、ベルト701の搬送速度は変化する。
まず、駆動ローラ702の駆動軸を一定角速度で回転させた時のベルト701の1周にわたる厚さ変動と搬送速度変動について概念的に示したものが図22である。ベルト701の厚い部分が駆動軸に巻き付いていると、図20に示すベルト駆動実効半径が増加してベルト搬送速度が増加する。逆に、ベルト701の薄い部分が駆動軸に巻き付いていると、ベルト搬送速度は低下する。
815mm/(125mm/s×1ms)=6520回
又、1ポイント当たりのベルト厚みのデータサイズを16bitで表現しようとすると、以下のように100Kbit以上のメモリが必要となる。
そのため、上記制御を実機で行う場合には、新たにベルト厚みプロファイル格納用メモリを不揮発性メモリとして用意する必要があり、仮にベルト厚みプロファイルデータを圧縮データとして不揮発性メモリに格納し、これを電源オン時に揮発性メモリに解凍したとしても、大容量のメモリが必要となる。そのため、通常のワークエリアとして使用しているメモリのほかに別途メモリが必要となり、大幅なコストアップとなり現実的でない。
しかしながら、数umのベルトの厚み変動を計測するには、高精度の計測手段が必要となると共に、その計測結果のデータ管理及びデータ量が多いため、入力ミスが発生する恐れがある。
図1は、本実施形態のレーザプリンタを示す。このレーザプリンタは、Y、M、C、Kの各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す)が、記録部材としての転写紙100の移動方向(図中の矢印Aに沿って直接転写搬送ベルトとしての無端状ベルト60が走行する方向)における上流側から順に配置されている。このトナー像形成部1Y、1M、1C、1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと、現像ユニット13とを備えている。各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの配置は、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの回転軸が平行になるように、且つ、転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように設定されている。
各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kでは、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、図示しない回転駆動部により回転駆動され、帯電手段としての帯電ローラ12により一様に帯電された後、光書込ユニット2によりY,M,C,Kの各色の画像データによりそれぞれ変調された複数のレーザ光で露光されて静電潜像が形成される。
図3は転写ユニット6の主要部品の構成を示す。駆動ローラ63は、タイミングベルト303を通して転写駆動モータ302の駆動ギアと接続され、駆動モータ302が回転駆動されることで駆動モータ302の駆動速度に比例した速度で回転する。駆動ローラ63が回転することによって転写搬送ベルト60が駆動され、転写搬送ベルト60が駆動されることによって右下ローラ66が転写搬送ベルト60に従動して回転する。本実施形態では、右下ローラ66の軸上にエンコーダ301が配置され、右下ローラ66の回転速度をエンコーダ301で検出することで駆動モータ302の速度制御を行っている。これは、前述したように転写搬送ベルト60の速度変動で色ずれが発生するので、転写搬送ベルト60の速度変動を最小限とするために行っている。
前記のように駆動モータ302を一定速度で駆動した時のエンコーダ301の出力結果から制御パラメータを生成するので、実機でも制御パラメータを生成することが可能であるため、ベルト60の厚みを計測するための計測装置が必要なく、非常に安価に構成することが可能となる。
図5において、エンコーダ301の目標角変位Ref(n)とエンコーダ301の検出角変位P(n−1)との差e(n)は、制御コントローラ部501に入力される。この制御コントローラ部501は、高周波ノイズを除去するためのローパスフィルタ502と、比例要素(ゲインKp)503とで構成されている。制御コントローラ部501では、転写駆動モータ302の駆動に用いる標準駆動パルス(定常駆動パルス)周波数に対する補正量が求められ、演算部504に与えられる。演算部504では、一定の標準駆動パルス周波数Refp_c(Rfpc)に上記補正量が加えられ、駆動パルス周波数f(n)が決定される。
CPU601は上記Δθを上記不揮発性メモリの値よりベルトマーク304からの制御時間に応じて演算し、揮発性メモリであるRAM602に順次に格納する。
e(n)=θ0*q+(Δθ−Δθ0)−θ1*ne 単位:rad
ここで、
e(n)[rad]:(今回のサンプリングにて演算された)位置偏差
θ0[rad]:制御周期1[ms]当たりの移動角度(=2π*V*E−3/lπ [rad])
Δθ[rad]:右下ローラ66の従動軸の回転角速度変動値〔=b*sin(2*π*ft+τ)〕(テーブル参照値)
Δθ0[rad]:駆動モータ302起動後の最初に取得するΔθ値
θ1[rad]:エンコーダ301の1パルス当たりの移動角度(=2π/p [rad])
q:制御周期タイマのカウント値
V:ベルト60の線速[mm/s]
l:右下ローラ66の直径〔mm〕
b:ベルト60の厚みで変動する振幅〔rad〕
τ:ベルト60の厚み変動のベルトマーク304での位相〔rad〕
f:ベルト60の厚み変動の周期〔Hz〕
本実施形態においては、エンコーダ301の取り付けてある従動ローラ66の直径は15.515[mm]であり、かつ、ベルト60の厚みは0.1[mm]である。従動ローラ66はベルト60による摩擦により回転駆動されるが、実質的にベルト60の厚みの約1/2の厚みが従動ローラ66を回転させる際の芯線であるとすると、
l=15.515+0.1=15.615[mm]
となる。また、本実施形態では、エンコーダ301の分解能pは、エンコーダ301の1回転当たり300パルスのものとする。
フィルタタイプ:Butterworth IIR ローパスフィルタ
サンプリング周波数:1KHz(=制御周期と等しい)
パスバンドリップル(Rp):0.01dB
ストップバンド端減衰量(Rs):2dB
パスバンド端周波数(Fp):50Hz
ストップバンド端周波数(Fs):100Hz
図10は本フィルタ演算のブロック図を示し、図11はそのフィルタ係数一覧を示す。本フィルタは、2段カスケード接続とし、各段における中間ノードをそれぞれu1(n),u1(n−1),u1(n−2)およびu2(n),u2(n−1),u2(n−2)と定める。ここで、インデックスの示す意味は次のとおりである。
(n−1):1つ前のサンプリング
(n−2):2つ前のサンプリング
CPU601は、以下のプログラム演算をフィードバック制御実行中に制御周期タイマによる割込みがかかるたびに行う。
e1(n) = b01 * u1(n) + b11 * u1(n−1) + b21 * u1(n−2)
u1(n−2) = u1(n−1)
u1(n−1) = u1(n)
u2(n) = a12 * u2(n−1) + a22 * u2(n−2) + e1(n)
e’(n) = b02 * u2(n) + b12** u2(n−1) + b22 * u2(n−2)
u2(n−2) = u2(n−1)
u2(n−1) = u2(n)
図12は本フィルタの振幅特性を示し、図13は本フィルタの位相特性を示す。
F(S)=G(S)*E’(S)=Kp*E’(S)+Ki*E’(S)/S+Kd*S*E’(S)
ただし、Kp:比例ゲイン、Ki:積分ゲイン、 Kd:微分ゲイン
G(S)=F(S)/E’(S)=Kp+Ki/S+Kd*S ・・・(2)
ここで、(2)式を双一次変換(S=(2/T) *(1−Z-1)/(1+Z-1) )すると、次式を得る。
ただし、a1=0
a2=1
b0=Kp+T*Ki/2+2*Kd/T
b1=T*Ki−4*Kd/T
b2=−Kp+T*Ki/2+2*Kd/T
(3)式をブロック図として表すと、図14に示すようになる。ここで、e’(n)、f(n)は、E’(S)、F(S)をそれぞれ離散データとして扱うことを示している。図14において、中間ノードとしてそれぞれw(n)、w(n-1)、w(n-2)を定めると、差分方程式は次式(PID制御の一般式)のようになる。ここで、インデックスの示す意味は次のとおりである。
(n-1):1つ前のサンプリング
(n-2):2つ前のサンプリング
w(n)=a1 *w(n−1)+a2*w(n−2)+e’(n) ・・・(4)
f(n)=b0*w(n)+b1*w(n−1)+b2*w(n−2)・・・(5)
今、位置コントローラ501の比例要素503での比例制御を考えると、積分ゲイン、微分ゲインはゼロとなる。従って、図14における各係数は以下のようになり、(4)、(5)式は(6)式のように簡略化される。
a1=0
a2=1
b0=Kp
b1=0
b2=−Kp
w(n)=w(n−2)+e’(n)
f(n)=Kp*w(n)−Kp*w(n−2)
→∴ f(n)=Kp*e’(n) ・・・(6)
また、F0(S)に対応する離散データ:f0(n)は、本実施形態の場合一定であり、
f0(n)=6105[Hz]
である。よって、転写駆動モータ302に対して設定するパルス周波数は、最終的に以下の式により計算する。
図15はエンコーダパルスカウンタ1の動作フローチャートを示す。
まず、検出IO部608は、エンコーダ301からのパルス入力が転写駆動モータ302のスルーアップ及びセトリング後の最初のパルス入力であるか否かを判定し(ステップ:STEP1)、それが肯定の判定(YES)ならば、エンコーダパルスカウンタ1をゼロにクリアし(STEP2)、制御周期カウンタをゼロにクリアし(STEP3)、制御周期タイマによる割込みを許可し(STEP4)、制御周期タイマをスタートし(STEP5)、リターンする。また、検出IO部608は、STEP1の判定が否定の判断(NO)であった場合には、エンコーダパルスカウンタ1をインクリメントし(STEP6)、リターンする。
まず、検出IO部608は、エンコーダ301からのパルスが入力した時に、ベルトマークセンサ305の出力が高レベルHから低レベルLになったか否かを判定し(STEP1)、YESならばエンコーダパルスカウンタ2をゼロにクリアする(STEP2)。又、検出IO部608は、STEP1の判定でNOであった場合、エンコーダパルスカウンタ2をインクリメントし(STEP3)、リターンする。
CPU601は、まず、制御周期タイマカウンタをインクリメントし(STEP1)、次いでエンコーダパルスカウント値:neを取得する(STEP2)。CPU601は、更にエンコーダパルスカウント値:neによりテーブルデータを参照してΔθの値を取得し(STEP3)、テーブル参照アドレスをインクリメントする(STEP4)。CPU601は、これらの値を用いて、上述のように位置偏差を求める演算を行い(STEP5)、この演算で得られた位置偏差に対してフィルタ演算を上述のように行い(STEP6)、フィルタ演算の結果をもとに制御量の演算(比例演算)を上述のように行い(STEP7)、実際に転写駆動モータ302としてのステッピングモータの駆動パルスの周波数を変更し(STEP8)、リターンする。
以上の制御によって、ベルト厚みによって発生する速度変動を安定化する制御を、安価な手法で、且つ画像品位に応じて適切な処理で行うことが可能となる。ずなわち、ベルト60の厚み変動によって発生する速度変動が安定化することで、図26に示すようなベルト60の速度変動が図27に示すように安定化される。しかし、例えばエンコーダ301の膨張によりベルト60の速度が図28に示すように狙いの速度より一定して速くなると、画像上副走査倍率が大きくなり、画像が伸びる。これは後述する副走査倍率補正手段により補正される。
図29は、副走査倍率誤差補正を行う副走査倍率補正手段を有する駆動制御装置を示す。副走査倍率補正手段は、目標値、演算部506、508、比例要素(ゲインKq)507から構成される。駆動制御装置の副走査倍率補正手段以外の構成は図5と同様である為に詳細な説明を省略する。
815(mm) / 125(mm/s)=6.52(s)
となる。副走査倍率補正手段では、このセンサ305の出力信号のタイミングを目標値としている。
125(mm/s) × (100.1/100) = 125.125(mm/s)
となる。この時、副走査倍率も0.1%大きくなり、また、ベルトマーク304に対するセンサ305の出力信号のタイミングは
815(mm) / 125.125(mm/s) =6.51(s)
となる。
このように、本実施形態1によれば、環境によってエンコーダ301が取り付けられた従動ローラ66の外径が変化した際に生じる副走査倍率誤差を補正することができ、常にその補正を良好な状態に保つことができる。
本発明の実施形態4では、上記各実施形態において、上記副走査倍率誤差の補正を通紙中(転写紙の搬送中)に行うと画像の途中で右下ローラ66の伸縮が生じる為、上記副走査倍率補正手段が副走査倍率誤差の補正を通紙中には行わない。
本発明の実施形態6では、上記実施形態1〜3において、印刷中に機内温度(本実施形態6の内部温度)が上昇して右下ローラ66の径が膨張し、ベルト60の搬送速度が速くなることから、図示しない画像形成枚数計数手段は通紙枚数をカウントすることで画像形成枚数を計数し、その計数した枚数を予め設定された基準枚数と比較手段で比較してその計数した枚数が予め設定された基準枚数を超えると、上記副走査倍率補正手段が副走査倍率補正を行う。これによって、機内温度の上昇に伴う副走査倍率誤差補正を行うことが可能となる。また、通紙中に副走査倍率補正を行うと上述のように画像の伸縮が生じてしまう為、上記副走査倍率補正中の通紙は行わず、転写紙の搬送間隔を広げている。
11Y、11M、11C、11K 感光体ドラム
12 帯電ローラ
13 現像ユニット
63 駆動ローラ
60 転写搬送ベルト
67Y、67M、67C、67K 転写器
65 テンションローラ
66 従動ローラ
301 エンコーダ
302 転写搬送モータ
305 マークセンサ
501 制御コントローラ部
506,508 演算部
507 比例要素
601 CPU
Claims (15)
- 記録部材を搬送して該記録部材上に画像を転写させ、又は画像が転写される無端状ベルトと、このベルトを駆動する駆動ローラと、この駆動ローラを駆動する駆動モータと、この駆動モータを駆動する駆動手段と、前記ベルトに従動する複数の従動ローラとを有する転写搬送装置における前記複数の従動ローラのうちの一つに取り付けられたエンコーダを有し、単位時間当たりの前記エンコーダの角変位量が一定となるように制御目標値を設定し、前記エンコーダの角変位量が前記制御目標値と同一となるように前記駆動手段を制御することで前記ベルトの速度制御を行う駆動制御装置であって、
前記ベルトの基準位置となるマークを検出するマーク検出手段と、
前記駆動モータを一定速度で駆動した場合の前記マーク検出手段及び前記エンコーダの出力信号から事前に求めておいた、前記ベルトの厚さ変動に対応した、前記エンコーダの角変位誤差の前記マークを基準位置とする位相と振幅を求める第1の手段と、
前記第1の手段で求めた位相と振幅の値を格納する不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリに格納された位相と振幅の値を元に、関数もしくは近似式を用いて、前記ベルトの前記マークからの距離に応じて、前記角変位誤差を補正するためのデータを算出する第2の手段と、
前記第2の手段で算出されたデータを格納する揮発性メモリとを有し、
前記ベルトを駆動する時に、前記揮発性メモリに格納されている前記データを参照し、該データを前記制御目標値に加算して前記駆動手段を駆動制御することで、前記ベルトの厚みによる速度変動を安定化する駆動制御装置において、
前記マーク検出手段の出力信号を目標値と比較して前記マーク検出手段の出力信号の前記目標値からのタイミングのずれを算出し、算出したタイミングのずれに応じて前記駆動モータの駆動量を制御することで、前記記録部材上の画像又は前記ベルトに転写された画像の副走査方向倍率の誤差である副走査方向倍率誤差を補正する副走査方向倍率誤差補正手段を設けたことを特徴とする駆動制御装置。 - 記録部材を搬送して該記録部材上に画像を転写させ、又は画像が転写される無端状ベルトと、このベルトを駆動する駆動ローラと、この駆動ローラを駆動する駆動モータと、この駆動モータを駆動する駆動手段と、前記ベルトに従動する複数の従動ローラとを有する転写搬送装置における前記複数の従動ローラのうちの一つに取り付けられたエンコーダを有し、単位時間当たりの前記エンコーダの角変位量が一定となるように制御目標値を設定し、前記エンコーダの角変位量が前記制御目標値と同一となるように前記駆動手段を制御することで前記ベルトの速度制御を行う駆動制御装置を備えた画像形成装置であって、
前記駆動制御装置は、
前記ベルトの基準位置となるマークを検出するマーク検出手段と、
前記駆動モータを一定速度で駆動した場合の前記マーク検出手段及び前記エンコーダの出力信号から事前に求めておいた、前記ベルトの厚さ変動に対応した、前記エンコーダの角変位誤差の前記マークを基準位置とする位相と振幅を求める第1の手段と、
前記第1の手段で求めた位相と振幅の値を格納する不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリに格納された位相と振幅の値を元に、関数もしくは近似式を用いて、前記ベルトの前記マークからの距離に応じて、前記角変位誤差を補正するためのデータを算出する第2の手段と、
前記第2の手段で算出されたデータを格納する揮発性メモリとを有し、
前記ベルトを駆動する時に、前記揮発性メモリに格納されている前記データを参照し、該データを前記制御目標値に加算して前記駆動手段を駆動制御することで、前記ベルトの厚みによる速度変動を安定化する画像形成装置において、
前記マーク検出手段の出力信号を目標値と比較して前記マーク検出手段の出力信号の前記目標値からのタイミングのずれを算出し、算出したタイミングのずれに応じて前記駆動モータの駆動量を制御することで、前記記録部材上の画像又は前記ベルトに転写された画像の副走査方向倍率の誤差である副走査方向倍率誤差を補正する副走査方向倍率誤差補正手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、前記マーク検出手段の出力信号を目標値と比較する代りに、前記駆動モータの駆動パルスを目標値と比較することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項記載2の画像形成装置において、前記マークを複数有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記副走査方向倍率誤差を補正するタイミングは前記記録部材の搬送中以外であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記副走査方向倍率誤差を補正するタイミングは前記記録部材の搬送動作直前であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、画像形成中に、画像形成枚数をカウントする画像形成枚数カウント手段と、前記画像形成枚数カウント手段のカウントした画像形成枚数が予め設定された基準枚数を超えると、前記記録部材を記録部材供給手段から前記転写搬送装置へ送り出す記録部材間隔を前記記録部材間隔よりも所定量長い記録部材間隔に変更し、該変更された記録部材間隔の各記録部材の間で前記副走査方向倍率誤差を補正することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記エンコーダが取り付けられた従動ローラの温度を計測する計測手段を有し、この計測手段で計測された温度が予め設定された基準温度を超えると、前記記録部材を記録部材供給手段から前記転写搬送装置へ送り出す記録部材間隔を前記記録部材間隔よりも所定量長い記録部材間隔に変更し、該変更された記録部材間隔の各記録部材の間で前記副走査方向倍率の誤差を補正することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記不揮発性メモリに格納されている位相と振幅の値を前記揮発性メモリに展開するタイミングは、前記駆動制御装置の電源オン時もしくは前記ベルトの駆動開始時であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記不揮発性メモリに格納されている位相と振幅の値から、正弦波関数もしくは近似式を用いて、前記ベルトの前記マークからの位置に応じた、前記角変位誤差を補正するためのデータを演算することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜10のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記不揮発性メモリに格納されている位相と振幅の値から前記ベルト上の前記マークからの距離に応じて、前記角変位誤差を補正するためのデータを算出して前記揮発性メモリに格納する時に、データを間引いて格納することで前記揮発性メモリのメモリ容量を削減することを特徴とする駆動制御装置。
- 請求項2〜11のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記ベルトを駆動する時に、前記揮発性メモリに格納されているデータを参照し、該データを前記制御目標値に加算して前記駆動手段を駆動制御する時に、制御開始時は前記データをゼロから開始することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜12のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記不揮発性メモリに格納する位相と振幅の値は、操作パネルから入力することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜13のいずれか1つに記載の画像形成装置であって、4連タンデム方式であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2〜14のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記ベルトは、中間転写ベルトもしくは直接転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
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