JPH10186787A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびその制御方法

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JPH10186787A
JPH10186787A JP9196612A JP19661297A JPH10186787A JP H10186787 A JPH10186787 A JP H10186787A JP 9196612 A JP9196612 A JP 9196612A JP 19661297 A JP19661297 A JP 19661297A JP H10186787 A JPH10186787 A JP H10186787A
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浩三 田川
Yoshiki Matsuzaki
好樹 松崎
Takeshi Kato
健 加藤
Tsutomu Uko
勉 宇高
Junichi Murakami
村上  順一
Susumu Kobayashi
進 木林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの搬送速度あるいは位置の変動を補正
し、色ズレや濃度ムラなどを除去した良好な画質の画像
を得ることのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 1つの感光体3により中間転写体ベルト
7上にレジパターン23を形成する。中間転写体ベルト
7上に転写された各々のパターンは、転写時に発生した
速度変動により、その間隔が変動する。このレジパター
ン23の通過タイミングを感光体3の下流側に設置され
た読取部21で読み取り、速度(位置)変動を検知す
る。この検知データを、中間転写体ベルト7の数周期に
渡り取得し、中間転写体ベルト7の厚みムラに起因する
低周波成分を抽出する。抽出したデータはレジパターン
23の形成時と読取時の両方の変動の影響を受けている
ので、これを補正して真の速度(位置)変動データを算
出し、このデータに基づき、例えば駆動ロール8を制御
し、画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色画像を形成す
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の画像形成装置の一例を
示す概略構成図である。図中、1は画像読取装置、2は
画像書込装置、3は感光体、4は現像器、5は転写器、
6はクリーナー、7は中間転写ベルト、8は駆動ロー
ル、9はクリーナー、10は用紙、11は定着器、12
は転写ロール、13は制御部である。この例では、画像
書込装置2、感光体3、現像器4、転写器5、クリーナ
ー6からなる画像形成部を4組設け、それぞれ異なる色
の画像を中間転写体ベルト7上に形成する。例えば、Y
(黄)M(マゼンタ)C(シアン)K(黒)の各色の画
像を形成する。制御部13は各部を制御し、以下のよう
にして画像を形成する。
【0003】画像読取装置1によって読み取り、あるい
は外部から供給されたカラー画像は、それぞれの色ごと
に画像形成部に供給される。各画像形成部では、画像書
込装置2が感光体3上に潜像を形成し、現像器4で感光
体3にそれぞれの色のトナーを付着させて現像し、転写
器5で像を中間転写体ベルト7に転写する。不要なトナ
ーはクリーナー9で回収する。
【0004】このようにして中間転写体ベルト7上には
各画像形成部で形成された各色の画像が重ね合わさって
形成されている。中間転写体ベルト7に転写されたカラ
ー画像は、転写ロール12によって用紙10に転写さ
れ、定着器11で用紙に定着される。このようにして、
用紙10上にカラー画像が形成される。中間転写体ベル
ト7上の不要なトナーはクリーナー9で回収される。
【0005】中間転写体ベルト7は駆動ロール8によっ
て回転駆動されている。そのため、中間転写体ベルト7
に速度変動が生じると、各色の画像の形成位置に変動が
生じ、色ズレや濃度ムラ等の原因となる。中間転写体ベ
ルト7の搬送速度は、駆動ロール8の角速度ωと駆動ロ
ール8の回転中心から中間転写体ベルト7までの距離L
との積ωLで表わされる。色ズレや濃度ムラの原因とし
ては、駆動ロール8の偏心による角速度ωの変動と、駆
動ロール8の回転中心から中間転写体ベルト7までの距
離Lの変動が考えられる。
【0006】図17は、中間転写体ベルト7の速度変動
の説明図である。ここで、駆動ロール8の半径をr、中
間転写体ベルト7の厚さをD0 、中間転写体ベルト7の
搬送速度をVbとする。駆動ロール8の回転中心から中
間転写体ベルト7までの距離Lは、駆動ロール8の半径
rと中間転写体ベルト7の厚さD0 の半分との和r+D
0 /2である。上述のように、中間転写体ベルト7の搬
送速度Vbは、 Vb=L・ω=(r+D0 /2)・ω である。駆動ロール8がδrだけ偏心している場合、 Vb=L・ω=(r+δr+D0 /2)・ω であるから、搬送速度差△Vbは、 △Vb=δr・ω である。
【0007】従来、駆動ロール8の偏心が色ズレや濃度
ムラの原因であると考えられていた。例えば、特開平4
−172376号公報に記載されているように、画像形
成部の間隔を駆動ロール8のn回転分の中間転写体ベル
ト7の移動距離に設定し、各色の画像をすべて駆動ロー
ル8の偏心による速度変動に同期して形成し、色ズレや
濃度ムラなどを防止することが考えられている。しか
し、実際には駆動ロール8の偏心に同期させて画像を形
成しても、色ズレや濃度ムラは発生する。このような色
ズレや濃度ムラは、例えば中間転写体ベルト7の一周期
に渡り正弦的に変動が生じる。このような変動は中間転
写体ベルト7の厚みムラに起因し、厚みムラは、例えば
中間転写体ベルト7をシームレスベルトで構成する場
合、その製法上発生するものである。
【0008】中間転写体ベルト7の厚みの変化量をδD
とすると、上述の式より Vb=L・ω=(r+(D0 +δD)/2)・ω △Vb=(δD/2)・ω となり、搬送速度差△Vbが発生することになる。この
ように、中間転写体ベルト7の厚みにムラがある場合に
も同様に速度変動が発生する。この場合の速度変動は、
駆動ロール8の偏心による速度変動よりも長周期の変動
となる。
【0009】図18は、従来の画像形成装置の一例にお
ける中間転写体ベルト7の速度変動による色ズレの説明
図である。図18に示すグラフは、中間転写体ベルト7
の1周期分の時間内における正規位置からの位置ズレ量
を示しており、例えば上昇部分で搬送速度が速くなり、
下降部分で搬送速度が遅くなることを示している。図1
8(A)に示すように、中間転写体ベルト7の搬送に従
って、各色の画像が順次形成される。K(黒)の画像が
まず形成され、K(黒)の画像が形成された部分が次の
Y(黄)の画像形成部に搬送されてY(黄)の画像が重
ね合わされる。同様にしてM(マゼンタ)、C(シア
ン)についても、図18(A)に矢印で示した時間に順
次形成され、重ね合わされる。
【0010】図18(B)では、各色の画像の形成範囲
内におけるにおける位置ズレ量を示している。ここで
は、K(黒)の位置ズレ量を実線で、Y(黄)を点線
で、M(マゼンタ)を破線で、C(シアン)を一点鎖線
でそれぞれ示している。例えば、M(マゼンタ)の画像
を形成する際の画像の位置ズレは、0より上をプラス、
下をマイナスとすれば、ほぼ全域にわたってマイナス側
にずれている。しかし、C(シアン)の画像を形成する
際には、中間転写体ベルト7の搬送速度が速くなり、画
像の先頭部分ではマイナス側に、画像の最後の部分では
プラス側にずれることになる。このように各色ごとに図
18(B)に示すように位置ズレ量が異なるため、色ズ
レが発生する。
【0011】図19は、従来の電子写真印刷装置の別の
例を示す概略構成図である。図中の符号は図16と同様
である。この例では、画像形成部を1組のみ設け、現像
器4によって感光体3に付着させるトナーの色を切り換
えながら各色の画像を形成する。例えば、まずK(黒)
の画像を感光体3上に形成し、中間転写体ベルト7に転
写して用紙10上にK(黒)の画像を形成する。その
後、現像器4のトナーを切り換えてY(黄)の画像を形
成し、以後同様にM(マゼンタ)、C(シアン)の画像
を形成する。
【0012】図20は、従来の電子写真印刷装置の別の
例における中間転写体ベルト7の速度変動による色ズレ
の説明図である。この構成では、1色ごとに中間転写体
ベルト7に画像を形成するが、このとき中間転写体ベル
ト7は1色ごとに1回転するように通常は設計されてい
る。そのため、図20(A)に示すように中間転写体ベ
ルト7に速度変動が生じても、図20(B)に示すよう
に各色の位置ズレ量は同期し、実際に形成された画像上
には部分的に縮みや伸びがあるものの、色ズレや濃度ム
ラなどは発生しない。なお、この例では、中間転写体ベ
ルト7の長さは画像の長さに対応するため、図20
(A)に示したグラフの時間軸は、図18(A)に示し
た時間軸のスケールとは異なる。
【0013】このような構成では、中間転写体ベルト7
の長さは画像の最大長さあるいはその1/nに制限する
か、あるいは常に所定の位置から画像形成が行なわれる
ように制御する必要がある。中間転写体ベルト7の長さ
を任意に設定し、任意の位置から画像形成を行なう場合
には、図16に示した構成と同様に、色ズレが発生する
ことになる。
【0014】上述の各例では、中間転写体ベルト7に一
旦画像を形成し、その画像を用紙に転写する構成の場合
について説明したが、ベルトによって用紙を搬送し、感
光体から直接用紙に画像を転写する構成であっても、同
様にベルトの搬送速度のムラによって色ズレや濃度ムラ
が発生する。
【0015】このような中間転写体ベルト7や搬送ベル
トの速度変動や位置変動に対して、これらを検知し、画
像の形成位置を補正するいくつかの技術が考えられてい
る。例えば、検知手段としては、例えば特開平4−17
2376号公報や特開平4−234064号公報などに
記載されているように、ベルトに従動するロール軸にエ
ンコーダを取り付け、その角速度からベルトの速度を検
知する方式がある。
【0016】図21、図22は、従来の速度変動の検知
手段の一例の説明図である。図中、41はベルト、42
はエンコーディングロール、43はベアリング、44は
エンコーダ、45はピンチロールである。両図とも、ベ
ルト41の搬送とともにエンコーディングロール42が
回転し、ベアリング43を介してエンコーダ44が回転
して、その回転速度が検出される。
【0017】しかし、図21に示すようにエンコーディ
ングロール42にベルト41が掛けられている構成で
は、エンコーディングロール42の部分でもベルト41
の厚さムラやエンコーディングロール42自体の偏心等
の影響を受け、ベルト41の厚さムラによる速度変動を
正確に測定できない。また、図22に示すようにピンチ
ロール45によってベルト41をエンコーディングロー
ル42に押しつけて、エンコーディングロール42を回
転させる方式では、2本のロールで挟持されることによ
ってベルト41がダメージを受けやすく、信頼性に掛け
るという問題がある。
【0018】図23は、従来の速度変動の検知手段の別
の例の説明図である。図中、46はマーク、47はセン
サーである。別の速度変動の検知方法として、例えば特
開平6−130871号公報に記載されているように、
ベルト41にあらかじめマーク46を印刷しておき、そ
のマーク46をセンサー47で検知することにより、ベ
ルト41の速度を検知する方式もある。しかしながら、
この方式はマーク46を正確に印刷することが難しいた
め、精度面で問題がある。
【0019】一方、例えば、特開平6−253151号
公報に記載されているように、各画像形成部によって形
成される画像の開始位置等を合わせる、いわゆるレジス
トレーションコントロール(以下、レジコンと略す)の
技術が知られている。この文献に記載されている位置合
わせの技術は、各画像形成部でベルト上に画像を形成
し、その画像をセンサーで検出して、各画像形成部にお
ける画像位置ズレを補正するものである。従来のレジコ
ン技術では、画像形成部間の書込位置の変動を補正する
のみであり、上述のようなベルトの速度変動によって生
じる画像内部の色ズレや濃度ムラを補正するものではな
かった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ベルトの搬送速度あるいは
位置の変動を補正し、色ズレや濃度ムラなどを除去した
良好な画質の画像を得ることのできる画像形成装置を提
供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像形成装置において、ベルトと、前記ベルトを駆
動する駆動手段と、前記駆動手段により駆動されている
前記ベルトに対向して配置され所定のタイミングにより
像を形成する像形成手段と、前記像形成手段とは異なっ
た位置に設けられ前記像形成手段により形成された像を
読み取る像読取手段と、少なくとも前記像読取手段によ
り読み取られた像に基づいて前記駆動手段により駆動さ
れる前記ベルトの位置変動量または速度変動量を認識す
る変動量認識手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記ベルトに対向して複数個
の像形成手段が設けられており、前記変動量認識手段
は、前記複数個の像形成手段の少なくとも1つを用いて
形成された像および該像を形成した前記像形成手段と前
記像読取手段との前記ベルトに沿った離間距離に基づい
て変動量を認識することを特徴とするものである。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像形成装置において、前記変動量認識手段で用いる
像を形成する像形成手段は、前記像読取手段との離間距
離が最も長い像形成手段であることを特徴とするもので
ある。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記像読取手段は、前記ベル
トに沿って前記像形成手段と前記ベルトの長さの1/2
だけ離れた位置に配置されていることを特徴とするもの
である。
【0025】請求項5に記載の発明は、画像形成装置に
おいて、ベルトと、前記ベルトを駆動する駆動手段と、
前記ベルトの駆動時における周期的変動を測定する周期
的変動測定手段と、該周期的変動測定手段により測定さ
れた前記ベルトの周期的変動量に基づいて前記ベルトの
ベルト厚の不均一に起因して発生する前記ベルトの位置
変動量または速度変動量を認識する変動量認識手段を有
することを特徴とするものである。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、前記周期的変動測定手段は、
前記ベルトの周期に応じて前記ベルトの位置情報を取得
することを特徴とするものである。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、前記変動量認識手段は、前記
周期的変動測定手段によって取得された前記ベルトの複
数周期の前記ベルトの位置情報から低周波成分を抽出
し、前記ベルトのベルト厚の不均一に起因して発生する
前記ベルトの位置変動量または速度変動量とすることを
特徴とするものである。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、前記変動量認識手段は、得ら
れた前記ベルトのベルト厚の不均一に起因して発生する
前記ベルトの位置変動量または速度変動量に対して、所
定の基準位置と前記周期的変動測定手段の測定位置との
位置の相違による位相差に基づいて該位相差の補正を行
ない、前記基準位置における前記ベルトのベルト厚の不
均一に起因して発生する前記ベルトの位置変動量または
速度変動量として認識することを特徴とするものであ
る。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項5に記載
の画像形成装置において、前記変動量認識手段により認
識された位置変動量または速度変動量に基づいて前記駆
動手段の駆動速度を制御する駆動制御手段を有すること
を特徴とするものである。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項5に記
載の画像形成装置において、前記変動量認識手段により
認識された位置変動量または速度変動量に基づいて前記
ベルトの移動量を制御するベルト移動量制御手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0031】請求項11に記載の発明は、請求項5に記
載の画像形成装置において、前記変動量認識手段により
認識された位置変動量または速度変動量に基づいて画像
形成位置を制御する画像形成制御手段を有することを特
徴とするものである。
【0032】請求項12に記載の発明は、ベルトと、前
記ベルトを駆動する駆動手段と、前記駆動手段により駆
動されている前記ベルトに対向して配置され像を形成す
る像形成手段と、前記像形成手段とは異なった位置に設
けられ前記像形成手段により形成された像を読み取る像
読取手段と、制御手段を有する画像形成装置の制御方法
において、前記ベルトを前記駆動手段によって駆動する
とともに前記像形成手段によって前記ベルト上に所定の
タイミングでパターンを形成し、該パターンを前記像読
取手段で読み取って時間間隔を測定し、測定された時間
間隔に基づいて前記ベルトの位置変動量または速度変動
量を認識し、認識した前記位置変動量または前記速度変
動量に基づいて、画像形成時の画像形成制御を行なうこ
とを特徴とするものである。
【0033】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の画像形成装置の制御方法において、画像形成時の
画像形成制御としては、認識された前記位置変動量また
は前記速度変動量に基づいて前記駆動手段の駆動を制御
することを特徴とするものである。
【0034】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の画像形成装置の制御方法において、画像形成時の
画像形成制御としては、認識された前記位置変動量また
は前記速度変動量に基づいて前記像形成手段の像形成を
制御することを特徴とするものである。
【0035】請求項15に記載の発明は、請求項12に
記載の画像形成装置の制御方法において、前記ベルトの
前記位置変動量または速度変動量を認識する際には、前
記ベルトの複数周期分の前記像読取手段で測定した時間
間隔のデータから低周波成分を抽出し、振幅および位相
を補正して基準位置における前記ベルトの前記位置変動
量または速度変動量を認識することを特徴とするもので
ある。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置の
実施の一形態を示す概略構成図、図2は、像形成位置と
読取位置との関係の説明図、図3は、読取部とレジパタ
ーンの一例の説明図である。図中、図16と同様の部分
には同じ符号を付して説明を省略する。21は読取部、
22はホームセンサ、23はレジパターンである。中間
転写体ベルト7の画像形成部より下流側に読取部21が
設けられている。読取部21は、図3に示すように、中
間転写体ベルト7上に1以上の画像形成部によって形成
された周期的なレジパターン23を読み取る。読取部2
1は、例えば反射型のフォトレセプター等により構成す
ることができる。あるいは、中間転写体ベルト7が光源
からの光を透過しやすい材質の場合、透過型のフォトレ
セプターを使用してもよい。さらには、センサとしてC
CD等を使用して画像として取り込み、処理することも
可能である。制御部13は、この読取部21によるレジ
パターン23の読取位置をもとに、中間転写体ベルト7
の厚さムラに起因する速度変動あるいは位置変動を検出
する。
【0037】また、ホームセンサ22は、中間転写体ベ
ルト7の一点に設けられているマーカを検出するもので
ある。このホームセンサ22の位置をここでは基準位置
としている。ここでは#1の感光体3(Y)によってレ
ジパターン23を形成するものとし、図2に示すよう
に、ホームセンサ22と感光体#1の中間転写体ベルト
7に沿った距離をD、#1の感光体3と読取部21との
中間転写体ベルト7に沿った距離をLyとする。もちろ
ん他の感光体3によってレジパターン23を形成しても
よいが、中間転写体ベルト7の厚さに1周期の正弦的な
ムラが存在する場合、感光体3と読取部21の中間転写
体ベルト7に沿った距離が長い方が、その位置的なズレ
量が大きくなり、検出しやすい。望ましくは、レジパタ
ーン23を形成する感光体3と読取部21との中間転写
体ベルト7に沿った距離が、中間転写体ベルト7の全長
の1/2であるとよく、位置ズレ量は2倍となって検出
できる。
【0038】上述の構成において、画像形成装置の出荷
前の調整時や、中間転写体ベルト7の交換時には、中間
転写体ベルト7の厚さムラに起因する色ズレや濃度ムラ
を補正するための動作を行なう。図4は、本発明の画像
形成装置の実施の一形態における色ズレや濃度ムラを補
正するための動作の概略を示すフローチャートである。
まずS51において、複数の感光体3のうち少なくとも
1つの感光体3上に一定ピッチでレジパターン23を現
像し、回転駆動される中間転写体ベルト7上に転写す
る。レジパターン23は、従来技術のように予め中間転
写体ベルト7上にマークを付与しておく場合に比べ、比
較的簡単に、しかも高精度で形成できる。中間転写体ベ
ルト7上に転写された各々のパターンは、転写時に発生
した速度変動により、その間隔が変動する。
【0039】S52において、転写されたレジパターン
23の通過タイミングを感光体3の下流側に設置された
読取部21で読み取る。これにより、転写時に発生した
速度変動または位置変動を検知することができる。
【0040】S53において、S52で検知した速度変
動または位置変動のデータを、中間転写体ベルト7の数
周期に渡り取得し、全ての速度変動成分のうちから中間
転写体ベルト7の厚みムラ成分以外の変動を除去する。
このとき、中間転写体ベルト7の厚みムラに非同期の変
動成分は、中間転写体ベルト7の数周期分の速度変動ま
たは位置変動のデータを平均化することにより除去でき
る。また、中間転写体ベルト7の厚みムラに同期する変
動成分は、除去したい速度変動の周期で平均化を行な
い、中間転写体ベルト7の周期で平均化したデータから
引けばよい。
【0041】S53で抽出された中間転写体ベルト7の
厚みムラによる速度変動または位置変動は、誤差を含ん
でいる。すなわち、レジパターン23を中間転写体ベル
ト7に転写する際とともに、レジパターン23のピッチ
を読取部21で測定する際にもベルトの厚みムラによる
速度変動が発生しているため、検知結果にはレジパター
ン23を転写した時に発生した速度変動または位置変動
以外に、レジパターン23の検知時に発生した速度変動
分または位置変動分が検知誤差として含まれている。S
54では、このような誤差の補正を行なう。
【0042】上述の検知誤差は、すなわち、レジパター
ン23を転写時に発生した実際の速度変動または位置変
動の波形の位相を、転写ポイントから読取部21までの
距離分遅らせたものである。したがって、センシングさ
れた検知結果は振幅、周期が等しく位相のみが異なる2
つの波形の合成波であるといえるため、その位相差に基
づき真の速度変動または位置変動のみを算出する。算出
した真の速度変動または位置変動のデータを保存してお
く。
【0043】S55において、画像を形成する際には、
保存しておいた真の速度変動または位置変動のデータに
基づき、例えば中間転写体ベルト7を駆動する駆動ロー
ル8の回転速度または位置を制御し、あるいは各画像形
成部における像形成位置等を制御し、画像を形成する。
これにより、色ズレや濃度ムラのない、高画質の画像を
得ることができる。
【0044】以下、上述の動作をより詳細に説明してゆ
く。以下の説明では、#1の感光体3(Y)によってレ
ジパターン23の像を中間転写体ベルト7上に形成する
場合を例にして説明する。#1の感光体3(Y)上に一
定のタイミングで現像されたレジパターン23は、転写
ポイント(Y)において中間転写体ベルト7上に転写さ
れる。この転写されたレジパターン23は、駆動ロール
8の回転による中間転写体ベルト7の移動に従い、感光
体3の下流側に位置する読取部21において読み取られ
る。
【0045】図5は、レジパターンの一例の説明図であ
る。ここでは、図5(A)に示すような、シェブロンパ
ターンと呼ばれる形状のパターンをレジパターン23と
して用いている。読取部21は、このレジパターン23
の図5(A)におけるSide1、Side2として示
したそれぞれの側のパターンの通過タイミングを検出す
る。すなわち、図5(A)中のt0,t1,...tn
が検出される。このとき、n番目のパターンにおける像
の位置ずれのうち、中間転写体ベルト7の厚みムラまた
は感光体3や駆動ロール8の偏心などにより発生する像
位置の変動(以下、プロセスAC位置ズレと呼ぶ)ΔX
nは、基準速度をVとすると、 ΔXn=V×Σn 1/2(tnside2 +tnside1 )−
n×L [L=V×ΣN 1/2(tnside2 +tnside1 )/
N]と表わせる。ここで、Nは中間転写体ベルト7の1
周期で形成されるパターン数である。
【0046】n回目のレジパターン23の検出時におけ
る(tnside2 +tnside1 )/2は、n−1回目のレ
ジパターン23の検出時からn回目のレジパターン23
の検出時までの中間転写体ベルト7の移動方向の平均所
要時間を示す。例えば、中間転写体ベルト7が移動方向
に直交する方向にずれたとしても、レジパターン23の
両側の平均を取ることによって、このようなズレに影響
されず、中間転写体ベルト7の移動方向の所要時間を得
ることができる。所定の基準位置からn回目のレジパタ
ーン23の検出時までの所要時間は、n回分の所要時間
をすべて加算すればよい。所要時間に基準速度を乗算す
ることによって、中間転写体ベルト7が基準速度で所要
時間だけ移動したときの移動距離を求めることができ
る。Lは、レジパターン23間の基準距離であり、n回
目のレジパターン23の検出時までの理論的な距離はn
×Lで表わすことができる。この2つの距離の差が、n
回目のレジパターン23の検出時におけるプロセスAC
位置ズレ△Xnである。なお、レジパターン23間の基
準距離Lは、測定トータル距離をパターン数で割れば求
まる。
【0047】なお、レジパターン23は、図3に示すよ
うに中間転写体ベルト7の中央部に1列設けたり、ある
いは図5(B)に示すように2列設けることもできる。
あるいは、中央部と両端部の3列設けたり、それ以上設
けてもよく、像形成位置も任意の位置でよい。レジパタ
ーン23を形成する位置に対応して読取部21を配置す
ればよい。特に、複数列のレジパターン23を使用する
ことで検知精度の向上が実現できる。
【0048】図6は、レジパターンの別の例の説明図で
ある。この例では、中間転写体ベルト7の移動方向に直
交する方向の線分で形成される縞状のレジパターン23
を示している。この場合、線分を検出する間の時間t
0,t1,...を順次計測してゆく。この時の像形成
位置の変動は、 ΔXn =V×Σn (tn)−n×L [L=V×(ΣN (tn)/N]と表わせる。ここで、
Nは中間転写体ベルト7の1周期で印字されるパターン
数である。このようにして、図5に示したレジパターン
と同様に位置ズレを求めることができる。なお、このレ
ジパターン23の場合には、パターンの左右で形状に差
がないので、例えば図6(B)に示すように中間転写体
ベルト7の両側に設けて、両側のパターンにおける時間
を計測するように構成して、精度を上げてもよい。ま
た、他のパターンをレジパターン23として用いる場合
には、用いるパターンに応じて像形成位置の変動を算出
すればよい。
【0049】図7は、レジパターンの読取りによって得
られた位置ズレ量の一例の説明図である。上述のように
してレジパターン23を読み取り、算出した位置ズレ量
を中間転写体ベルト7の1周期に渡り、時刻との関係と
してプロットする。例えば、中間転写体ベルト7がシー
ムレスベルトの場合、その製法上、1周期にわたる正弦
的な厚みムラが存在し、位置ズレ量は例えば図7(A)
に示すように、ある正弦波のように変化するはずであ
る。しかし、実際には感光体3や駆動ロール8の偏心に
よる位置ずれも生じているので、実際の検出結果は図7
(B)に示すようになる。
【0050】したがって、上述のようにして検出された
プロセスAC位置ズレから中間転写体ベルト7の厚みム
ラによる位置ズレ以外の成分を除去する必要がある。こ
れは、その他の位置ずれ要因の周期が、中間転写体ベル
ト7の厚みムラの周期(すなわちベルト1周期)と非同
期である場合は、以下のようにすればよい。図8は、位
置ズレ量の検出データからのプロセスAC位置ズレの抽
出手法の一例の説明図である。除去したい位置ずれ成分
が中間転写体ベルト7の厚みムラによる位置ずれと非同
期である場合は、図8に示すように、中間転写体ベルト
7のN周期に渡りプロセスAC位置ズレを測定し、これ
らを中間転写体ベルト7の1周期で区切って対応するタ
イミングの位置ズレ量を平均化する。例えば、N個の位
置ズレ量を加算してNで割ればよい。これにより中間転
写体ベルト7の1周期と非同期である、中間転写体ベル
ト7の厚みムラ以外の位置ずれ成分は平均化(除去)さ
れ、同一の周期を示す厚みムラによる位置ずれ成分のみ
が顕著に現れる。
【0051】また、除去したい位置ずれ成分が中間転写
体ベルト7の厚みムラによる位置ずれと同期する、すな
わち周期が整数倍である場合には、上述とは逆に除去し
たい位置ずれ成分の周期で平均化を行ない、それらを抽
出した後に実際の測定結果からそれらを差し引けばよ
い。
【0052】これらの手法以外にも、種々の手法を用い
ることができ、いわゆるローパスフィルタとしての処理
を行なえば、短周期の感光体3や駆動ロール8の偏心な
どによる変動成分を除去し、長周期の中間転写体ベルト
7の厚みムラによる変動成分のみを抽出することができ
る。
【0053】以上のようにして、プロセスAC位置ズレ
の検知結果から中間転写体ベルト7の厚みムラによる位
置ずれ成分のみを抽出することができる。しかしなが
ら、ここまでに得られた結果は真の位置変動データでは
ない。なぜなら、読取部21においてレジパターン23
を読み取る際にも中間転写体ベルト7の速度は変動して
いるため、ここまでの処理で得られた位置変動データ
は、パターン形成時に実際に起こった速度変動による位
置変動と、レジパターン23の読取時に起こった速度変
動による見かけの位置変動とが合成されたものだからで
ある。
【0054】図9は、実測検知データと位置変動の関係
の説明図である。図9(A)は中間転写体ベルト7の1
周期分の位置変動パターンを示しており、左端が基準位
置における位置ズレ量を示している。基準位置を例えば
図2におけるホームセンサ22の位置とする。すると、
#1の感光体3がレジパターン23を形成する位置まで
中間転写体ベルト7が移動するまでに時間を要し、その
間に位置変動量も変化する。ここでは基準位置から#1
の感光体3の位置まで中間転写体ベルト7が移動する時
間を、便宜上、Dと示している。さらに、#1の感光体
3で形成された像が読取位置まで到達するまでにも時間
を要し、その間にも位置変動量は変化する。ここでは#
1の感光体3の位置から読取部21の位置まで中間転写
体ベルト7が移動する時間を、便宜上、Lyと示してい
る。
【0055】読取部21では、図9(B)に破線で示す
ような位置変動パターンを有する画像を、一点鎖線で示
すような位置変動パターンの影響を受けながら読み取る
ことになる。図9に示す例では、像形成の開始点につい
て、像形成時にはプラス側に位置が変動した像を形成
し、その像を読み取る際にはマイナス側に位置が変動し
た時点で読み取っている。そのため、図9(B)に実線
で示す検知データは、両者の変動量が加算された値とな
る。同様に、プラス側に位置が変動したときに形成され
た像を、プラス側に位置が変動した際に読み取れば、検
知される位置ズレ量はその差分となる。また、マイナス
側に位置が変動したときに形成された像を、マイナス側
に位置が変動した際に読み取った場合も、検知される位
置ズレ量はその差分となる。すなわち、像形成時の位置
変動パターンに、読取時の位置変動パターンを反転して
加算したパターンとして、実測した検知データが得られ
る。
【0056】このように、実測した検知データは、像形
成時の位置変動パターンと読取時の位置変動パターンの
反転パターンとを合成したパターンであるので、像形成
位置と読取位置が近接している場合、像形成時の位置変
動パターンと読取時の位置変動パターンはほとんど同じ
パターンとなって、両者を合成したパターンは小さな振
幅のパターンとなる。逆に、像形成位置と読取位置が離
れている場合、両者の位相は大きくずれ、その合成パタ
ーンは大きな振幅となる。そのため、像を形成する感光
体3の位置と、読取部21の位置は、なるべく離れてい
た方が大きな振幅の検知データを取得することができ、
好ましい。
【0057】このように、実測した検知データは、像形
成時の位置ズレパターンと、読取時の位置ズレパターン
とが合成されたパターンとして検知される。ただし、こ
れらの2つの波形は、振幅および周波数が等しく、位相
のみが感光体3と読取部21の距離だけ異なるものであ
る。そのため、実測した検知データから以下の手順によ
り、真の中間転写体ベルト7の厚みムラによる位置ずれ
を抽出することができる。
【0058】中間転写体ベルト7がある基準位置から示
す位置ずれΔXのパターンを ΔX=Asin(ωb+φ1) と仮定する。このとき、レジパターン23の像形成時の
位置変動ΔXwは ΔXw=Asin(ωb・t+φ1+d) と表わすことができる。ここで、Aは位置変動の振幅、
Dは中間転写体ベルト7の基準位置からレジパターンの
像形成開始までの位相差である。また、読み取り時の位
置変動ΔXrは ΔXr=Asin(ωb・t+φ1+D+Ly) で表わすことができる。ここで、Lyはレジパターンの
像形成から読み取りまでの位相差である。
【0059】検出データΔXsは、上述のように像形成
時と読み取り時の位置変動の差分であるので、 ΔXs=ΔXw−ΔXr =Asin(ωb・t+φ1+D)−Asin(ωb・t+φ1+D +Ly) =2Asin(−Ly/2)cos(ωb・t+φ1+D+Ly/2 ) =2Asin(Ly/2)sin(ωb・t+φ1+D+Ly/2+ 3/2π) となる。よって中間転写体ベルト7が基準位置から示す
位置変動は、振幅が検出データΔXsの1/{2sin
(Ly/2)}倍、位相が(D+Ly/2+3/2π)
radずれた波形となる。
【0060】したがって、実際に読取部において得られ
るデータを ΔXs=Bsin(ωb+φ2) とおくと、ある基準位置から中間転写体ベルト7上に生
じる位置ずれΔXは ΔX=B×1/{2sin(Ly/2)}×sin{ω
b・t+φ2−(D+Ly/2+3/2π)}と求ま
る。
【0061】例えば、具体例として、 中間転写体ベルト7の周長L=1922(mm) 基準位置から像形成位置Yまでの距離D=319.7
(mm) 像形成位置Yから読取部までの距離Ly=687.5
(mm) とし、検出データの振幅=100(μm)、すなわち、
検出データを ΔXs=0.1sin(ωb・t+φ2 ) とおくと、中間転写体ベルト7の基準位置における位置
変動ΔXは ΔX=0.1×1/{2×sin(687.5/1922×2π/2)}× sin(ωb・t+φ2−319.7/1922×2π+687.5/1922 ×2π/2+3/2π) =0.054×sin(ωb・t+φ2−6.8) となる。
【0062】このようにして求められた位置変動データ
は、例えば記憶手段に格納される。そして、実際の画像
形成の際に記憶しておいた位置変動データに従い、この
ような位置変動を補正すべく制御を行なうことによっ
て、色ズレや濃度ムラの無い画像を得ることができる。
位置変動を補正する制御は、例えば駆動ロール8を駆動
する駆動モータを制御すればよい。図10は、位置変動
を補正するための制御信号の一例の説明図である。具体
的には、算出された図中破線で示すような位置変動デー
タに対し、これを打ち消すような逆位相の信号、例えば
図中実線で示す位置信号を駆動モータの位置指令信号に
加算して制御を行なえば、中間転写体ベルト7の厚みム
ラによるプロセスAC位置ずれを低減することができ
る。
【0063】このほかにも、例えば各画像形成部におけ
る位置変動データを、上述のようにして求められた位置
変動データの位相を変えることによって求め、それに従
って画像書込部2による感光体3への書込位置を制御す
るように構成してもよい。
【0064】上述の例では、中間転写体ベルト7の厚み
ムラによる影響を像形成位置の変動として検知し、補正
を行なったが、中間転写体ベルト7の厚みムラによる速
度変動を検知して補正を行なうことも可能である。この
場合には、まず以下のような手順で速度変動ΔVnを検
知する。まず図5に示すようなレジパターン23の場合
には、 ΔVn=V×Σn 1/2(tnside2 +tnside1 ) [M=ΣN 1/2(tnside2 +tnside1 )/N]と
して求めることができる。また、図6に示すようなレジ
パターン23の場合には、 ΔVn=V×Σn (tn)M [M=ΣN (tn)/N]として求めることができる。
なお、他のパターンをレジパターン23として用いる場
合には、用いるパターンに応じて速度変動を算出すれば
よい。この検知結果はその他の速度変動成分を含むた
め、上述と同様に平均化処理を行ない、中間転写体ベル
ト7の厚みムラによる影響のみを抽出する。
【0065】そして、最終的にレジパターン23の読み
取り時に発生する速度変動分を取り除くために以下の計
算を行なう。中間転写体ベルト7が、ある基準位置から
示す速度変動ΔVを ΔV=Asin(ωb・t+φ3) と仮定する。このとき、レジパターン23の像形成時の
速度変動ΔVwは ΔVw=Asin(ωb・t+φ3+D) と表わすことができる。ここでAは速度変動の振幅、D
は中間転写体ベルト7の基準位置からレジパターン23
の像形成開始までの位相差である。また、読み取り時の
速度変動ΔVrは、 ΔVr=Asin(ωb・t+φ3+D+Ly) と表わすことができる。ここで、Lyは#1の感光体3
による像形成位置から読取部21までの位相差である。
【0066】検出データΔVsは、像形成時と読取時の
速度変動の差分であるので、 ΔVs=ΔVw−ΔVr =Asin(ωb・t+φ3+D)−Asin(ωb・t+φ3+D +Ly) =2Asin(−Ly/2)cos(ωb・t+φ3+D+Ly/2 ) =2Asin(Ly/2)sin(ωb・t+φ3+D+Ly/2+ 3/2π) となる。よって中間転写体ベルト7が基準位置から示す
速度変動は、振幅が検出データΔVsの1/{2sin
(Ly/2)}倍、位相が(D+Ly/2+3/2π)
radずれた波形となる。
【0067】したがって、検出データを ΔVs=Csin(ωb・t+φ4) とおくと、中間転写体ベルト7の基準位置における速度
変動ΔVは、 ΔV=C×1/{2sin(Ly/2)}×sin{ω
b・t+φ4−(D+Ly/2+3/2π)} と求まる。
【0068】このような速度変動データを例えば出荷前
や中間転写体ベルト7の交換時に計算しておく。そし
て、実際に画像形成を行なう際に、予め計算しておいた
速度変動データを元に、例えば駆動ロール8の駆動モー
タの角速度を制御したり、各画像形成部の画像書込部2
を制御すれば、色ずれや濃度ムラのない画像を得ること
ができる。図11は、速度変動を補正するための制御信
号の一例の説明図である。例えば、駆動ロール8の駆動
モータを制御する場合、具体的には、算出された図中破
線で示すような速度変動データに対し、これを打ち消す
ような逆位相の信号、例えば図中実線で示す速度信号を
駆動モータの速度指令信号に加算して制御を行なえば、
中間転写体ベルト7の厚みムラによる速度変動を低減す
ることができ、像形成位置の変動も低減することができ
る。
【0069】図12は、理想的な速度プロファイルと実
際の出力速度プロファイルの一例の説明図である。上述
のように、中間転写体ベルト7の厚みムラは、中間転写
体ベルト7の1周期と非常に低周波の変動である。その
ため、この影響による像形成位置の変動も非常に低周波
である。このような低周波の変動は、位置変動としては
大きな値を示しても速度変動自体は微小である場合が多
い。したがって、駆動モータとして、例えばステッピン
グモータを用い、角速度を制御する場合には、駆動モー
タの回転角の分解能が足りず、図12に破線で示したよ
うな理想的な速度制御をできない場合がある。このよう
な場合、図12に実線で示したように、速度制御を段階
的に行ない、グラフ上の面積(すなわち位置)がほぼ等
しくなるような補正を行なえばよい。この例では、基準
速度から上下2段階の速度制御を行なった場合を示して
いる。
【0070】いま、ωdの最小分解能をωdmin として
ωd=ωdmin ・nであるとする。ここで、nは整数で
設定する値とする。制御はエンコーダーパルスの1パル
スごとに行なうが、そのエンコーダーの歯数をEncと
した時、制御の単位時間は ドラム周期/Enc数=2π/ωd/Enc =2π/(ωdmin ・n)/Enc となる。制御量nに対し微量βの変化を持たせ、ωd=
ωdmin ・(n+β)と位置変動が合うように、図12
に示すように階段状に制御を行なうとすれば、n≫βで
あるから、単位時間あたりの位置ずれ量は 単位時間×速度変化量=(2π/(ωdmin ・n)/Enc)×(ωdmin ・β・r) =2π・β・r/n/Enc となる。
【0071】いまn番目の制御タイミングの時、n番目
の制御による仮想位置ずれ積算量は Σ(k=0) (n-1) (2π・βk・r/n/Enc) となる。制御すべき位置ずれ量をΔx(n)とすれば、 −1/2×2π・βn・r/n/Enc≦Δx(n)−
Σ(K=0) (n-1) (2π・βk・r/n/Enc)≦1/
2×2π・βn・r/n/Enc を満たすような最小のβn を求め、制御を行なえばよ
い。このような制御を行なうことによって、図12に実
線で示すような出力速度によって駆動モータを制御する
ことになる。図12にも示したように、速度変動が小さ
い場合には小さな制御量によって補正を行ない、速度変
動が大きい場合には大きな制御量によって補正を行なう
とともに、その速度変動の大きさに応じて大きな制御量
の制御頻度が増加する。
【0072】ところで、中間転写ベルト7の厚みムラに
よる位置変動(又は速度変動)が1次の正弦波形(又は
既知の多次の三角関数)である場合は上述のアルゴリズ
ムによって位置変動データを算出し、これを基に制御を
行うことで、色ずれや濃度ムラのない画像を得ることが
できるものの、例えば中間転写ベルト7の製造段階で、
その厚みが部分的に大きく変化する箇所が生じた場合な
どでは、ベルト厚みムラによる位置変動の波形がベルト
1周に周期をもった複雑な波形(未知)になる。そうし
た場合、これを1次の正弦波と見なして位置変動データ
を求めると、例えば図13(A)のような変動波形の場
合、正弦波にマッチしない波形部分Wで検出誤差が生じ
てしまう。そこで、このような場合には、以下のような
手順により真の位置変動データを求める。
【0073】先ず、中間転写ベルト7の周長をLとし、
Y像形成位置から読取部までの距離をLy(図13
(A)を参照)として、LとLyをそれぞれ或る数d
(長さ)で分割する。そうすると、L=n×d、Ly=
m×dのように定義することができる。ここで、上記d
の値については、後述する理由から、m,nがいずれも
整数でかつ互いに素になる整数が望ましい。また、求め
るべきY像形成ポイントでの位置変動データ(真の位置
変動データ)を図13(B)のようにf(x)と置く
と、実際に読取部で検知される合成波データは、f
(x)−f(x+Fy×2π÷L)と定義することがで
きる。ここで、f(x)は、ベルト1周に周期性をもつ
周期関数で、これは任意に設定することができる。
【0074】いま、具体例として、 中間転写ベルト7の周長L=2000(mm) Y像形成位置から読取部までの距離Ly=700(m
m) 分割長さd=100(mm)とすると、m=20、n=
7となるから、L=20×d、Ly=7×dと表され
る。また、上述の合成波データは、f(x)−f(x+
7d×2π÷L)と表される。
【0075】このとき、合成波データf(x)−f(x
+7d×2π÷L)は、実際の検知データa0(図13
(B)参照)に相当することから、この検知データa0
を以下のようにdずつ位相を計19(20−1)回ずら
したデータ(a1〜a19)を作成する。
【0076】 a0:f(x)−f(x+7d×2π÷L)…検知データ a1:f(x+d×2π÷L)−f(x+8d×2π÷L) a2:f(x+2d×2π÷L)−f(x+9d×2π÷L) a3:f(x+3d×2π÷L)−f(x+10d×2π÷L) a4:f(x+4d×2π÷L)−f(x+11d×2π÷L) a5:f(x+5d×2π÷L)−f(x+12d×2π÷L) a6:f(x+6d×2π÷L)−f(x+13d×2π÷L) a7:f(x+7d×2π÷L)−f(x+14d×2π÷L) a8:f(x+8d×2π÷L)−f(x+15d×2π÷L) a9:f(x+9d×2π÷L)−f(x+16d×2π÷L) a10:f(x+10d×2π÷L)−f(x+17d×2π÷L) a11:f(x+11d×2π÷L)−f(x+18d×2π÷L) a12:f(x+12d×2π÷L)−f(x+19d×2π÷L)
【0077】 a13:f(x+13d×2π÷L)−f(x+20d×2π÷L) a14:f(x+14d×2π÷L)−f(x+21d×2π÷L) a15:f(x+15d×2π÷L)−f(x+22d×2π÷L) a16:f(x+16d×2π÷L)−f(x+23d×2π÷L) a17:f(x+17d×2π÷L)−f(x+24d×2π÷L) a18:f(x+18d×2π÷L)−f(x+25d×2π÷L) a19:f(x+19d×2π÷L)−f(x+26d×2π÷L)
【0078】ここで、a13のデータに注目すると、後
段のf(x+20d×2π÷L)の部分はf(x)に対
して、ちょうど1周期分(20d)だけ位相がずれたも
の、つまりf(x+20d×2π÷L)=f(x)の関
係にある。これと同様にa14〜a19の各々のデータ
の後段部分についても、以下のような関係にある。 f(x+21d×2π÷L)=f(x+d×2π÷L) f(x+22d×2π÷L)=f(x+2d×2π÷L) f(x+23d×2π÷L)=f(x+3d×2π÷L) f(x+24d×2π÷L)=f(x+4d×2π÷L) f(x+25d×2π÷L)=f(x+5d×2π÷L) f(x+26d×2π÷L)=f(x+6d×2π÷L)
【0079】このことから、a13〜a19のデータは
次のように表される。 a13:f(x+13d×2π÷L)−f(x) a14:f(x+14d×2π÷L)−f(x+d×2π÷L) a15:f(x+15d×2π÷L)−f(x+2d×2π÷L) a16:f(x+16d×2π÷L)−f(x+3d×2π÷L) a17:f(x+17d×2π÷L)−f(x+4d×2π÷L) a18:f(x+18d×2π÷L)−f(x+5d×2π÷L) a19:f(x+19d×2π÷L)−f(x+6d×2π÷L)
【0080】このようにしてa0〜a19のデータを求
めたら、その求めたデータに対して次の
〔0〕〜〔1
9〕のような計算を行う。
〔0〕 a0 〔1〕 a0+a7 〔2〕 a0+a7+a14 〔3〕 a0+a7+a14+a1 ・ ・ ・ 〔19〕 a0+a7+a14+a1+a8+a15+
a2+a9+16+a3+a10+a17+a4+a1
1+a18+a5+a12+a19+a6+a13
【0081】そうすると、例えば〔2〕の計算式では、
a0の「−f(x+7d×2π÷L)」の項とa7の
「f(x+7d×2π÷L)」の項、及びa7の「−f
(x+14d×2π÷L)」の項とa14の「f(x+
14d×2π÷L)」の項がそれぞれ正負の関係にあっ
て互いに打ち消されるといったように、各々の計算式に
おいて正負の関係にある共通項が互いに打ち消され、結
果として
〔0〕〜〔19〕の計算式は次のように表され
る。
〔0〕 f(x)−f(x+7d×2π÷L) 〔1〕 f(x)−f(x+14d×2π÷L) 〔2〕 f(x)−f(x+d×2π÷L) 〔3〕 f(x)−f(x+8d×2π÷L) ・ ・ ・ 〔19〕 f(x)−f(x)
【0082】そこで、上述した
〔0〕〜〔19〕の計算
式を全て足し合わせると、 f(x)×20−{f(x)+d×2π÷L)+f
(x)+2d×2π÷L)+f(x)+3d×2π÷
L)+・・・+f(x)+19d×2π÷L)} となる。
【0083】ここで、{f(x)+d×2π÷L)+f
(x)+2d×2π÷L)+f(x)+3d×2π÷
L)+・・・+f(x)+19d×2π÷L)}の部分
は、周期関数f(x)をdずつ位相をずらして1周期分
(正・負)を加算したものであるから、理論的にゼロと
なる。したがって、上記
〔0〕〜〔19〕の加算式を2
0で割ることにより、真の位置変動データであるf
(x)を求めることができる。
【0084】これまでの演算処理を一般式で表すと、以
下のようになる。 f(x)=[{Σ(i=1) (n-1) f(x+i×m×d×2
π÷L)−f(x+(i+1)×m×d×2π÷L)}
×(n−1)]÷n
【0085】この一般式に基づいて各々の検知データa
0に対応する真の位置変動データf(x)を求めたら、
これを記憶手段等に格納しておき、実際の画像形成の際
に、事前に格納しておいた位置変動データに従い、これ
を補正すべく制御を行う。これにより、ベルト厚みムラ
による位置変動の波形がベルト1周に周期をもった複雑
な波形(未知)になる場合でも、真の位置変動データを
正確に求めることができる。図14は、こうした位置変
動を補正するための制御信号の一例の説明図である。こ
の場合も、図中破線で示すような位置変動ΔXに対し、
これを打ち消すような逆位相の信号、例えば図中実線で
示すような位置信号(−ΔX)を駆動モータの位置指令
信号に加算して制御を行うことにより、位置変動の波形
がどのように複雑な波形になっても、中間転写ベルト7
の厚みムラによるプロセスAC位置ずれを高精度に補正
することが可能となる。
【0086】ここで、先述した分割長さdはf(x)を
求める際の分解能となるもので、これを適切な値に設定
することにより、真の位置変動データf(x)を精度良
く求めることができる。ところが、先述したm,nが互
いに素にならない整数でdの値を設定した場合は、上述
のように正負の関係にある共通項を消去した際に、全て
の項が消去される計算式が存在してしまう。そうする
と、nの数だけの計算式が成り立っても、結果的に残る
計算式はnの数よりも少なくなり、その分だけ分解能が
低下してしまう。これに対して本実施形態のように、
m,nが互いに素になる整数でdの値(整数)を設定し
た場合は、上述のように正負の関係にある共通項を消去
してもn個の計算式がそのまま残ることから、dのもつ
分解能を低下させることなく、真の位置変動データf
(x)を求めることができる。
【0087】なお、上述の各例では、#1の感光体3
(Y)を用いてレジパターン23を形成する場合につい
て説明したが、他の感光体3を用いてレジパターン23
を形成しても同様にして色ズレや濃度ムラなどを除去す
ることができる。しかし、検出精度を向上させるために
は、読取位置から中間転写体ベルト7の1/2の長さを
超えない範囲でなるべく遠い感光体3で形成されるパタ
ーンを検出する方が、上述のようにより大きい振幅で読
取データを検出できるので望ましい。すなわち、図1に
示した構成では、他の3つの感光体3に比べて#1の感
光体3で形成されたY(黄)のパターンを検出する方
が、より精度良く、より大きな振幅で検出できる。
【0088】読取データとして最大の振幅で検出するた
めには、像形成位置から読取位置までの距離を中間転写
体ベルト7の周長の1/2、すなわち中間転写体ベルト
7の周期の半位相となる位置に読取部21を配置すれば
よい。こうすることにより、読取データは実際の書き込
み位置の変動あるいは読み取り位置変動の2倍の振幅で
検出することができる。さらに、このような配置の場
合、読取部21で得られた位置変動データや速度変動デ
ータは、振幅を1/2にして位相を合わせるだけで基準
位置における位置変動データや速度変動データが得られ
る。この場合、中間転写体ベルト7の厚みムラによる位
置ズレと同期するような位置変動や速度変動が存在する
場合、それらの変動も含めて基準位置における位置変動
データや速度変動データを作成し、制御することも可能
となる。
【0089】図15は、本発明の画像形成装置の他の実
施の形態を示す概略構成図である。図中の符号は図1と
同様である。31はベルトである。この例は中間転写体
を用いず、感光体3から用紙10に直接、像を形成する
ものである。この構成の装置では、ベルト31上を用紙
10が搬送されるが、ベルト31の厚みムラによって用
紙10の搬送位置あるいは搬送速度に変動が生じ、上述
の構成と同様にして色ズレや濃度ムラが発生する。その
ため、上述の中間転写体ベルト7をベルト31と考え、
上述のプロセスを実行するだけで、ベルト31の厚みム
ラによって発生する用紙10の搬送位置あるいは搬送速
度の変動を補正することができ、色ズレや濃度ムラのな
い高画質の画像を得ることができる。
【0090】なお、上述したレジパターン23を形成
し、これを読み取って位置変動データあるいは速度変動
データを取得する処理は、出荷前やベルト31の交換時
に行なえばよい。このとき、レジパターン23は、直
接、ベルト31上に形成し、読取部21で読み取るよう
にして、用紙10の影響を除去することもできる。もち
ろん、用紙10を用いてもよい。
【0091】この図15に示した構成では、ベルト31
は光を透過しやすい材質によって形成されることも多
い。その場合には、読取部21は例えば透過型のフォト
レセプターを使用することができる。
【0092】上述の各方式の画像形成装置のほか、ベル
トを用いる種々の方式の画像形成装置に本発明を適用す
ることができる。例えば特開平6−225096号公報
に記載されているような、感光体3を図1に示す中間転
写体ベルト7と同様の感光体ベルトとし、それぞれの色
の画像書込装置2による潜像の形成および現像器4によ
る現像を直接感光体ベルトに対して行なって感光体ベル
ト上に複数色の画像を形成し、用紙に一括転写する、中
間転写体を用いない方式の画像形成装置もある。このよ
うな方式の画像形成装置においても、感光体ベルトの厚
みムラによって、感光体ベルト上に形成される各色の像
の形成される位置が変動し、色ズレや濃度ムラが発生す
る。しかし、このような方式の画像形成装置に対して本
発明を適用し、上述のプロセスの実行によって、感光体
ベルトの厚みムラに起因する像形成位置の変動を補正す
ることができ、色ズレや濃度ムラのない高画質の画像を
得ることができる。
【0093】上述の説明では、各画像形成部の像形成開
始位置は正確に揃えられるものとしているが、この技術
として上述の特開平6−253151号公報に記載され
ているレジコンの技術を適用することができる。また、
この文献に記載されている技術では、画像形成部でベル
ト上に形成したマークを読み取ることによって、各画像
形成部の像形成開始位置の制御を行なっているが、この
時のパターンと本発明で用いたレジパターン23とを兼
用し、読取部21でパターンを読み取ったときのタイミ
ングから、本発明によるベルトの厚さムラを補正すると
ともに、像形成開始位置の補正を行なうように構成する
こともできる。このように両者を融合させることで、さ
らに良質の画像を得ることができる。
【0094】上述の各例では、駆動ロール8によってベ
ルトを駆動する例を示したが、ベルトの駆動手段は上述
のような駆動ロール8に限らない。例えば図22に示し
たようなピンチロールによってベルトを挟んで駆動する
ような方式や、超音波モータやリニアモータなどのよう
にロールを用いずにベルトを直接駆動する方式であって
もよい。このような駆動方式でもベルトの厚みムラによ
って像形成位置の変動が生じるが、本発明の適用によっ
てその変動を補正し、色ズレや濃度ムラのない高画質の
画像を得ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ベルトの厚みムラにより生じる像形成位置の
変動を補正することができ、色ズレや濃度ムラのない高
画質の画像を得ることができる。また、ベルトの厚みに
対する製造公差を厳しく管理する必要がないので、コス
トを低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】 像形成位置と読取位置との関係の説明図であ
る。
【図3】 読取部とレジパターンの一例の説明図であ
る。
【図4】 本発明の画像形成装置の一実施形態における
色ズレや濃度ムラを補正するための動作の概略を示すフ
ローチャートである。
【図5】 レジパターンの一例の説明図である。
【図6】 レジパターンの別の例の説明図である。
【図7】 レジパターンの読取りによって得られた位置
ズレ量の一例の説明図である。
【図8】 位置ズレ量の検出データからのプロセスAC
位置ズレの抽出手法の一例の説明図である。
【図9】 実測検知データと位置変動の関係の説明図
(その1)である。
【図10】 位置変動を補正するための制御信号の一例
の説明図(その1)である。
【図11】 速度変動を補正するための制御信号の一例
の説明図である。
【図12】 理想的な速度プロファイルと実際の出力速
度プロファイルの一例の説明図である。
【図13】 実測検知データと位置変動の関係の説明図
(その2)である。
【図14】 位置変動を補正するための制御信号の一例
の説明図(その2)である。
【図15】 本発明の画像形成装置の他の実施形態を示
す概略構成図である。
【図16】 従来の画像形成装置の一例を示す概略構成
図である。
【図17】 中間転写体ベルト7の速度変動の説明図で
ある。
【図18】 従来の画像形成装置の一例における中間転
写体ベルト7の速度変動による色ズレの説明図である。
【図19】 従来の電子写真印刷装置の別の例を示す概
略構成図である。
【図20】 従来の電子写真印刷装置の別の例における
中間転写体ベルト7の速度変動による色ズレの説明図で
ある。
【図21】 従来の速度変動の検知手段の一例の説明図
である。
【図22】 従来の速度変動の検知手段の別の例の説明
図である。
【図23】 従来の速度変動の検知手段の別の例の説明
図である。
【符号の説明】
1…画像読取装置、2…画像書込装置、3…感光体、4
…現像器、5…転写器、6…クリーナー、7…中間転写
ベルト、8…駆動ロール、9…クリーナー、10…用
紙、11…定着器、12…転写ロール、13…制御部、
21…読取部、22…ホームセンサ、23…レジパター
ン、31…ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇高 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 村上 順一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 木林 進 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトと、前記ベルトを駆動する駆動手
    段と、前記駆動手段により駆動されている前記ベルトに
    対向して配置され所定のタイミングにより像を形成する
    像形成手段と、前記像形成手段とは異なった位置に設け
    られ前記像形成手段により形成された像を読み取る像読
    取手段と、少なくとも前記像読取手段により読み取られ
    た像に基づいて前記駆動手段により駆動される前記ベル
    トの位置変動量または速度変動量を認識する変動量認識
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルトに対向して複数個の像形成手
    段が設けられており、前記変動量認識手段は、前記複数
    個の像形成手段の少なくとも1つを用いて形成された像
    および該像を形成した前記像形成手段と前記像読取手段
    との前記ベルトに沿った離間距離に基づいて変動量を認
    識することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記変動量認識手段で用いる像を形成す
    る像形成手段は、前記像読取手段との離間距離が最も長
    い像形成手段であることを特徴とする請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像読取手段は、前記ベルトに沿って
    前記像形成手段と前記ベルトの長さの1/2だけ離れた
    位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 ベルトと、前記ベルトを駆動する駆動手
    段と、前記ベルトの駆動時における周期的変動を測定す
    る周期的変動測定手段と、該周期的変動測定手段により
    測定された前記ベルトの周期的変動量に基づいて前記ベ
    ルトのベルト厚の不均一に起因して発生する前記ベルト
    の位置変動量または速度変動量を認識する変動量認識手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記周期的変動測定手段は、前記ベルト
    の周期に応じて前記ベルトの位置情報を取得することを
    特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記変動量認識手段は、前記周期的変動
    測定手段によって取得された前記ベルトの複数周期の前
    記ベルトの位置情報から低周波成分を抽出し、前記ベル
    トのベルト厚の不均一に起因して発生する前記ベルトの
    位置変動量または速度変動量とすることを特徴とする請
    求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記変動量認識手段は、得られた前記ベ
    ルトのベルト厚の不均一に起因して発生する前記ベルト
    の位置変動量または速度変動量に対して、所定の基準位
    置と前記周期的変動測定手段の測定位置との位置の相違
    による位相差に基づいて該位相差の補正を行ない、前記
    基準位置における前記ベルトのベルト厚の不均一に起因
    して発生する前記ベルトの位置変動量または速度変動量
    として認識することを特徴とする請求項5に記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記変動量認識手段により認識された位
    置変動量または速度変動量に基づいて前記駆動手段の駆
    動速度を制御する駆動制御手段を有することを特徴とす
    る請求項5に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記変動量認識手段により認識された
    位置変動量または速度変動量に基づいて前記ベルトの移
    動量を制御するベルト移動量制御手段を有することを特
    徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記変動量認識手段により認識された
    位置変動量または速度変動量に基づいて画像形成位置を
    制御する画像形成制御手段を有することを特徴とする請
    求項5に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 ベルトと、前記ベルトを駆動する駆動
    手段と、前記駆動手段により駆動されている前記ベルト
    に対向して配置され像を形成する像形成手段と、前記像
    形成手段とは異なった位置に設けられ前記像形成手段に
    より形成された像を読み取る像読取手段と、制御手段を
    有する画像形成装置の制御方法において、前記ベルトを
    前記駆動手段によって駆動するとともに前記像形成手段
    によって前記ベルト上に所定のタイミングでパターンを
    形成し、該パターンを前記像読取手段で読み取って時間
    間隔を測定し、測定された時間間隔に基づいて前記ベル
    トの位置変動量または速度変動量を認識し、認識した前
    記位置変動量または前記速度変動量に基づいて、画像形
    成時の画像形成制御を行なうことを特徴とする画像形成
    装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 画像形成時の画像形成制御としては、
    認識された前記位置変動量または前記速度変動量に基づ
    いて前記駆動手段の駆動を制御することを特徴とする請
    求項12に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 画像形成時の画像形成制御としては、
    認識された前記位置変動量または前記速度変動量に基づ
    いて前記像形成手段の像形成を制御することを特徴とす
    る請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記ベルトの前記位置変動量または速
    度変動量を認識する際には、前記ベルトの複数周期分の
    前記像読取手段で測定した時間間隔のデータから低周波
    成分を抽出し、振幅および位相を補正して基準位置にお
    ける前記ベルトの前記位置変動量または速度変動量を認
    識することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装
    置の制御方法。
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