JP3769184B2 - カラー画像形成方法およびカラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像形成方法およびカラー画像形成装置に係わり、特に画像形成体に複数の画像を重ねて形成した後に、転写媒体へカラー画像を一括転写するカラー画像形成方法およびカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
用紙などの画像転写媒体上にカラー画像を形成する画像形成装置には種々の方式がある。例えば、単色トナー画像を形成する画像形成ユニットを3色(イエロー、マジェンダ、シアン)、場合によっては黒を含めた4色分を用紙搬送方向に並べて順次用紙上に単色画像を重ね合わせてカラー画像を形成するタンデム方式、一つの画像形成体上に露光手段と3色、または黒を含めた4色の現像装置を設け、各単色画像を画像形成体上に重ね合わせてカラー画像を形成する多重現像方式などがあげられる。
【0003】
また、多重現像方式には2方式あり、画像形成体上に1つの像露光手段を備え、画像形成体が1回転する毎に1回潜像を形成し1色の現像を行い、3回転、または黒を含めた4回転で各単色画像を画像形成体上に重ね合わせてカラー画像を形成する方式と、画像形成体上に3色、または黒を含めた4色分の露光手段と現像器を備え、1回転中に各色毎に潜像形成および現像を行い、各単色画像を重ね合わせることによってカラー画像を形成する方式とがある。
【0004】
タンデム方式においては、一般に各画像形成ユニットが用紙搬送方向に連続して所定距離の間隔をあけて配置して構成されているため同時に印刷することはできず、先行する画像形成ユニットで形成された出力画像が、その画像形成ユニットから用紙搬送方向に画像形成ユニット間距離だけ搬送された時に、次の画像形成ユニットで上から重ねて画像が形成される。
【0005】
このため、各画像形成ユニットの組み立て精度および取り付け位置誤差等により各単色画像の画像形成結果が正確に重ならない場合がある。また、用紙の搬送速度むらなどにより画像のずれが発生する場合もある。かような原因により、タンデム方式の欠点のひとつに画像重ね合せ精度を高く保つことが困難であることがあげられている。
【0006】
このような各単色画像の相対的な位置ずれを補正するために、従来は、例えば特開平8−278680に見られるように、所定の検知マークを用紙搬送ベルト上にそれぞれの画像形成ユニットにおいて所定距離だけずれるように形成し、それぞれの検知マークの所定距離からのずれ量を光ファイバセンサやラインセンサなどの検出手段を用いて測定し、各画像形成ユニットの画像書き出しタイミングを調整したり、用紙搬送の速度を制御することによって位置ずれ補正を行ってきた。
【0007】
一方、露光手段が1つの多重現像方式では、像露光手段によって1色目の潜像を画像形成体上に形成し、その下流に設置されている現像手段によって1色目の現像が行われる。画像形成体が1回転し、再び像露光手段の位置に達したところで2色目の潜像を画像形成体上に形成し、同様に2色目の現像が行われる。同様に3色、または黒を含めた4色の画像が1回転毎に現像され、その後中間転写媒体、または画像転写媒体にカラー画像が一括して転写される。この様に、1つの像露光手段によって1回転毎に1色ずつ画像形成体上に画像が形成されるため、1回転毎に画像形成体上の同じ位置で潜像を書き始めれば、各色の位置ずれは発生しない。そのためこの方式において各色の位置ずれを低減するために、例えば特開平6−1002号公報に見られるように、画像形成体上に位置検出マークを設け、そのマークを検出した信号を基準に1回転毎に各色の書き出しを行うことによって位置合わせを行っている。しかし、1つのカラー画像を形成するために画像形成体が3回転、または黒を含めた4回転する必要があるため、カラー画像形成速度の高速化には不向きである。
【0008】
一方、像露光手段が各現像手段毎に設けられている多重現像方式では、1色目の像露光手段で画像形成体上に潜像を形成し、その像露光手段のすぐ下流に設置されている1色目の現像手段によって現像が行われる。その後、画像形成体が移動し、その移動速度と1色目と2色目との間隔から決定される時間間隔後に2色目の像露光手によって潜像を形成する。同様に3色、または黒を含めた4色の画像を重ね合わせることによってカラー画像が形成され、中間画像媒体、または画像転写媒体に転写される。この方式では、1回転でカラー画像を形成することが出来るため画像形成速度の高速化が可能である。また、画像形成体の周囲に像露光手段、現像手段を配置することが出来るため装置全体が小型化できるという利点がある。
【0009】
しかし、タンデム方式と同様に各像露光手段の組み立て精度、各像露光手段間の取り付け精度、および熱膨張や経時的な誤差によって各色の位置ずれが生じ、画質劣化の原因となる。この方式において各色の位置ずれを低減するために、従来は特開平8−240949号公報に見られるように、画像形成体の周囲にサポート部材を設けることにより、各像露光手段の相対位置の位置精度を高める方法が取られていた。
【0010】
また、発明者らは特開2000−137358号公報に開示されるような画像の重ね合せずれを検知するマークを特定色の現像剤により現像することで、検知精度を向上する方法を提案した。
【0011】
しかし、近年のカラー画像形成装置に対する高速、高精細化の要求において、各色の位置ずれに対する高精度化は更に高まり、従来のような提案方式では十分な画像重ね合せ精度が得られない。
【0012】
さらに画像形成体上に形成した検知マークは、画像形成装置から出力される画像としては不要なものであり、装置内で除去されるべき画像である。このため、特開2000−137358号公報では、画像転写媒体を画像形成体から離間させ、検知マークを画像転写媒体へと転写させず、転写位置より回転方向後方に設けた画像形成体クリーナにより除去している。このようにして画像重ね合せずれを検知した後は不要なものとなる検知マークを消去することが可能となる。
【0013】
画像転写媒体は画像形成体に対し、高い圧接荷重で押し付けられる。転写位置での画像形成体と画像転写媒体の相対速度差による画像の乱れを防止するために、画像転写媒体は画像形成体からの接線力により駆動される。このため、画像形成体にかかる負荷は画像転写媒体の軸受け損失などに起因する摩擦負荷が大半となる。
【0014】
実際の出力画像を形成している状態では、画像形成体と画像転写媒体を接触させた状態とし、画像形成体に形成された画像を連続的に画像転写媒体へと転写し、さらには用紙などの媒体に転写して画像出力を実施する。
一方、検知マークを転写させないため、予め画像形成体と画像転写媒体を離間した状態で画像形成すると、画像転写媒体を画像形成体に高い加重で押付けることによる負荷が、実画像出力時に比べ、大きく減少することとなる。
【0015】
その結果、検知マークを形成しているときと、実画像を形成しているときで画像形成体の回転速度が異なってしまい、重ね合せ補正が極めて信頼性のない無意味な補正となってしまうという問題が生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来十分な重ね合せ精度を得るためには、重ね合せずれを検知するマークを形成し、検知マークのずれ量より画像位置を調整する方法を取っていた。しかしながら、ずれ量の検知終了後には不要な画像となる検知マークを消去するために、画像形成体と画像転写媒体を予め離間させておくと、検知マーク形成時と、実画像の形成時とで画像形成体の回転速度が異なってしまい、1色目の画像と2色目の画像とのずれ補正が機能しない課題があった。
【0017】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、1色目の画像と2色目の画像を正確に位置合わせし、画像ずれを抑制したカラー画像形成方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のカラー画像形成装置は、表面が周回する画像形成体と、前記画像形成体の周囲に配置され前記画像形成体に第1の画像あるいは第1の検知マークを形成する第1の画像形成装置と、前記画像形成体の前記第1の画像に重ねて第2の画像を形成しあるいは前記画像形成体に第2の検知マークを形成する第2の画像形成装置と、前記画像形成体に前記第1の画像及び前記第2の画像を形成する間前記画像形成体に荷重をかけて接触するとともに、前記画像形成体に荷重をかけて接触することにより前記第1の画像及び前記第2の画像が転写される中間転写媒体とを具備するカラー画像形成装置において、記画像形成体に形成される前記第1の検知マークおよび前記第2の検知マークを検出する検出装置と、前記画像形成体前記第1および前記第2の検知マークを形成する間は、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触させる一方、前記画像形成体上に形成される前記第1および第2の検知マークが前記中間転写媒体位置を通過する間は前記中間転写媒体を前記画像形成体から離間させる接離機構とを有することを特徴とする。
【0019】
前記検出装置を、前記画像形成体周囲であって前記第2の画像形成装置から前記中間転写媒体に至る間に設けることができる。
【0020】
本発明のカラー画像形成装置は、中間転写媒体を画像形成体に荷重をかけて接触した状態で、第1の画像形成装置により、回転する画像形成体に第1の画像を形成する第1の画像形成工程と、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触した状態で、第2の画像形成装置により前記画像形成体の前記第1の画像に第2の画像を重ねて形成する第2の画像形成工程と、前記画像形成体に形成される前記第1の画像および前記第2の画像を、前記画像形成体に荷重をかけて接触する中間転写媒体に一括転写する転写工程とを有するカラー画像形成方法において、前記第1の画像形成装置により前記画像形成体に第1の検知マークを形成し、前記第2の画像形成装置により前記画像形成体に第2の検知マークを形成するマーク形成工程と、前記画像形成体に形成された前記第1の検知マークと前記第2の検知マークを検出する検出工程とを有し、前記マーク形成工程を実施する間は、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触させる一方、前記画像形成体上に形成される前記第1および第2の検知マークが前記中間転写媒体位置を通過する間は前記中間転写媒体を前記画像形成体から離間させることを特徴とする。
【0021】
前記第1の検知マークと前記第2の検知マークとの間隔が、前記画像形成体周囲の前記検出工程を行う検出位置および前記転写工程を行う転写位置との間隔よりも狭くして行うことができる。
【0022】
前記第1および第2の検マークは、それぞれ非平行な2本以上のとすることができる。
【0024】
本発明のカラー画像形成方法は、第1の画像形成装置により、回転する画像形成体に第1の画像を形成する第1の画像形成工程と、第2の画像形成装置により前記画像形成体の前記第1の画像に第2の画像を重ねて形成する第2の画像形成工程と、前記画像形成体に形成される前記第1の画像および前記第2の画像を、前記画像形成体に荷重をかけて接触する中間転写媒体に一括転写する転写工程とを有するカラー画像形成方法において、前記第1の画像形成装置により前記画像形成体に第1の検知マークを形成し、前記第2の画像形成装置により前記画像形成体に第2の検知マークを形成するマーク形成工程と、前記画像形成体に形成された前記第1の検知マークと前記第2の検知マークの時間差を検出する検出工程と、前記検出工程後に、前記第2の画像形成工程の開始を前記時間差分補正する工程とを具備し、前記第1の画像形成工程、前記第2の画像形成工程および前記転写工程の間は前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触し、前記マーク形成工程を実施する間は、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触させる一方、前記画像形成体上に形成される前記第1および第2の検知マークが前記中間転写媒体位置を通過する間は前記中間転写媒体を前記画像形成体から離間することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
まず、図1を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0026】
図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の構成図であり、以下に(1)通常のカラー画像形成プロセス、(2)画像ずれ補正、(3)転写装置の順に説明していく。
(1) 通常のカラー画像形成プロセス
図1に示す画像形成体1は、導電性基体の上に有機系もしくはアモルファスシリコン系の感光層を設けた感光体ドラムであり、矢印方向に略等速で回転する。
【0027】
この画像形成体1はコロナ帯電器もしくはスコロトロン帯電器などの周知の帯電器(第1の帯電器)2-1によって均一に帯電された後、制御手段である露光回路24からの信号を受けて第1の露光装置3-1から発振された、画像変調されたレーザビームによる露光を受け、表面に第1の画像の静電潜像が形成される。しかる後に、第1の画像の静電潜像は現像位置に移動し、液体現像剤(例えばイエローの液体現像剤)を収納する現像装置4-1によって静電潜像が可視像化される。すなわち第1の帯電器2-1、第1の露光装置3-1および第1の現像装置とからなる第1の画像形成装置によって画像形成体1表面に第1の画像(1色目の画像)が形成される。
【0028】
このようにして第1の画像形成工程が行われた後、画像形成体1はさらに回転して以下に示す第2の画像形成工程に供される。
【0029】
第2の画像形成工程は、まず第1の画像が形成された画像形成体1表面を第2帯電器2-2によって均一に帯電する。この帯電された画像形成体1に、制御手段である露光回路24から送信された信号を受けた第2の露光装置3-2によって露光することで、画像形成体1表面に第2の画像の静電潜像を形成する。さらに、液体現像剤(例えばマゼンタの液体現像剤)を収納する第2の現像装置4-2によって静電潜像を可視像化することで画像形成体1表面には第2の帯電器 2-2 、第2の露光装置 3-2 および第2の現像装置 4 2 とからなる第2の画像形成装置により第2の画像(2色目の画像)が形成される。従って、第2の画像形成工程の後には、画像形成体1上には2色の画像が形成される。
【0030】
同様にして、第3の帯電器2-3、第3の露光装置3-3および第3の現像装置4-3からなる第3の画像形成装置により第3の画像(例えばシアンの画像)が、第4の帯電器2-4、第4の露光装置3-4および第4の現像装置4-4からなる第4の画像形成装置により第4の画像(例えばブラックの画像)が画像形成体1表面に形成される。
【0031】
なお、上述の説明では、絶縁性の非極性のキャリア液中にトナー粒子を分散させた液体現像剤を現像剤として例示しているが、本発明においては、特に液体現像剤に限られるものではなく、キャリア液を使用しない乾式のトナー粒子を現像剤として使用することもできる。
【0032】
このようにして画像形成体1表面に積層して形成された第1乃至第4の画像からなるフルカラー画像は、転写装置を構成する中間転写媒体6などの転写媒体へ一括転写され、さらに通常は紙などの最終転写媒体9に二次転写される。
【0033】
中間転写媒体6は、例えばローラ基体表面に弾性層を形成した中間転写ローラが使用でき、この中間転写媒体6を画像形成体1に接触(好ましくは圧接した上で加熱する)させ、画像を形成するトナー粒子の粘着力を利用し、接触位置を転写位置として画像を中間転写媒体に一括転写することが可能になる。この場合本発明に係る転写装置は画像形成体1に接触して配置された中間転写媒体6となる。また、同様に中間転写媒体6に転写された画像は、トナー粒子の粘着力により加圧体7と中間転写媒体6との間に供給された紙などの最終転写媒体9に転写される。
【0034】
また、本発明の第1の実施形態においては、中間転写媒体を使用せず、直接最終転写媒体に画像形成体1表面に形成されたカラー画像を転写することができる。この場合、画像形成体1に加圧体7を接触(好ましくは圧接)させる構造とし、加圧体7と画像形成体1との間に最終転写媒体9を供給することで、画像形成体1表面から最終転写媒体9へカラー画像を直接転写することができる。この場合、加圧体1との圧接部が転写位置となり、画像形成体1と接触配置された加圧体7が転写装置となる。
(2) 画像ずれ補正
前述したようなカラー画像形成装置においては、画像形成体1は常に等速で回転するように設計され、第1の画像形成工程が始まってから、第1の画像形成装置による画像形成位置から第2の画像形成装置による画像形成位置まで画像形成体が移動してくるまでの時間差分送れて、第2の画像形成工程を行うことで、第1の画像と第2の画像の位置ずれを防止する。より具体的には、第1の露光装置3-1によって露光された領域が第2の露光装置3-2で露光される領域まで移動する時間をT秒とした時、第1の露光装置3-1で第1の画像の静電潜像を形成し始めてからT秒後に第2の露光装置3-2で第2の画像の静電潜像を形成し始めることで、第1の画像と第2の画像との位置ずれを防止できる。
【0035】
しかしながら、カラー画像形成装置の長期間の使用、温度など使用環境の変化に応じてわずかに回転速度が変化してしまう。その結果、第1の画像と第2の画像とにずれが生じる。すなわち、第1の画像形成装置で第1の画像形成工程を行い始めてから常にT秒後に第2の画像形成工程を行うと、より厳密には第1の画像の潜像を形成し始めてから、T秒後に第2の画像の潜像を形成し始めても、画像形成体の回転速度が変化したときに第1の画像と第2の画像との間に位置ずれが生じてしまう。
【0036】
そのために、例えば画像形成装置の電源投入後最初のカラー画像形成工程を行う前や、所定枚数のカラー画像を形成する度に各色の画像形成タイミングを調整し、画像ずれを防止することが必要になってくる。
【0037】
以下に本説明に係る画像ずれ補正方法について説明する。
【0038】
画像ずれ補正方法は、第1乃至第4の画像形成装置によって画像形成体1表面に4つの検知マークを形成し、この検知マークの相対位置を検出する検出工程と、この検出工程によって得られた情報を第1乃至第4の画像形成装置にフィードバックして、第1乃至第4の画像形成装置の画像形成タイミングを調整する。
【0039】
以下、画像間の重ね合せずれ量を検知するための検知マークについてより詳細に説明していく。本実施形態に基づく重ね合せ補正方式では、検知マークの検出によって得られた重ね合せずれデータを元に、形成する画像データの位置をドット単位でシフトすることで単色画像位置を補正する。しいては、単色画像間の相対位置誤差が低減され、重ね合せずれがないカラー画像を得ることが可能である。
【0040】
図2は、検知マークを説明するための図であり、画像形成体1表面に形成された第1の検知マーク20-1、第2の検知マーク20-2、第3の検知マーク20-3、第1の検知マーク20-4を記してある。
【0041】
検知マーク20-1は、画像形成体1上に、露光回路からの信号を受けて第1の露光装置3-1により、画像形成体1が移動する方向(以降、副走査方向と呼ぶ)と直角な方向(以降、主走査方向と呼ぶ)に直線の静電潜像を形成し、第1の現像装置4-1により可視化されたものである。第1の露光装置3−1で潜像形成を開始した瞬間から、露光回路からの信号に従って所定時間T21後、露光装置3−2で同様の直線の静電潜像を形成し、第2の現像装置4-2により第2の検知マーク20−2の形成を行う。同様に所定時間T31、T41ずつ時間をずらして、第3の露光装置3-3および第3の現像装置4-3により第3の検知マーク20−3と、第4の露光装置3-4および第3の現像装置4-4により第4の検知マーク20−4を画像形成体1上にそれぞれ形成する。
【0042】
第1乃至第4の検知マーク20-1〜20-4は、画像形成体1の回転方向に搬送され、第4の現像装置4-4と中間転写媒体6との間で検出装置11によってその相対位置が検出される。
【0043】
ここでは画像形成体1の回転方向から順に第1の検マークに20−1、第2の検知マーク20−2、第3の検知マーク20−3、20−4の順番で画像形成体上に形成されたとする。検出装置11が検知マーク20を検出するとマーク検出信号発生回路21により検出信号が発生する。カウンタ回路22はそれぞれの検知マーク20による検出信号の時間間隔を検知する。第1の検知マーク20−1と第2の検知マーク20−2の検出した時間間隔をT21'、第2の検知マーク20−1と第3の検知マーク20−3の検出した時間間隔をT31'、第1の検知マーク20−1と第4の検知マーク20−4の検出した時間間隔をT41'とする。露光開始タイミング補正回路23では、レーザ露光器3によって検マークを形成した時の時間間隔T21、T31、T41と、検知マークを検出して得られた時間間隔T21'、T31'、T41'の差から第1の露光装置2-1の露光位置から第2乃至第4の露光装置2-2〜2-4へ画像形成体1が移動する時間差を計測することが可能になる。具体的には、第1の露光装置2-1による第1の画像の静電潜像を形成し始めてからT21−T21'後に第2の露光装置による第2の画像の静電潜像を、第1の露光装置2-1による第1の画像の静電潜像を形成し始めてからT31−T31'後に第3の露光装置による第3の画像の静電潜像を、第1の露光装置2-1による第1の画像の静電潜像を形成し始めてからT41−T41'後に第4の露光装置による第3の画像の静電潜像を形成し始めることで、第1乃至第4の画像のずれを防止することができる。
【0044】
本発明に係る検出装置は、画像形成体1表面に形成された検知マークを検出できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば光ファイバセンサのように、光を画像形成体1上に照射し、その反射光の光量を光電変換素子で受光し、その受光量の変化によって検知マークの有無を検出することができる。他にもラインCCDセンサや、エリアCCDセンサなどを使用することも可能である。
【0045】
なお、画像形成体1の回転速度は短期間(第1乃至第4の検知マークを形成してから、検出装置によって検出し終わる程度の間)に変動することは通常ないため、前述したT21−T21'、T31−T31'、T41−T41は、実質的に同じ値になるため、画像形成体1の回転速度の変化による副走査方向の画像ずれのみを防止する場合には、必ずしも前述したような4つの検知マークを形成する必要は無い。例えば、第1乃至第4のそれぞれの露光装置間の距離を予め把握しておき、第1の検知マーク20−1と第2の検知マーク20−2とを形成し、 T21−T21'のみ測定し、この測定結果と露光装置間の距離とから各露光装置による各画像の静電潜像の形成タイミングを制御しても良い。
【0046】
次に、検知マークの変形例を説明する。
【0047】
図2においては、主走査方向に平行な直線状の検知マークを示したが、図3示すように、それぞれ主走査方向と平行な直線と、それと所定角度φをなす斜めの線を組み合わせることにより、副走査方向と主走査方向の両方の位置ずれを補正することが可能である。検知マークはレーザ露光器3−1の書き込み時間を基準に各レーザ露光器3−2,3−3,3−4においてそれぞれT21,T31,T41の時間間隔で画像形成体1上に書き込みを行う.書き込まれた検知マーク25−1,25−2,25−3,25−4を検出装置11で検出し,検知マーク25−1を基準とした主走査方向の直線を検出した時間間隔をT21'、T31'、T41'とし、各検知マークの主走査方向の直線と斜めの線を検出した時間間隔をそれぞれTa1、Ta2、Ta3、Ta4とする。
【0048】
副走査方向の書き込みタイミングのずれを無くすためには、前述したように第1の露光装置によって静電潜像を形成し始めてからT21−T21'後第2の露光装置による静電潜像形成を、T31−T31'後に第3の露光装置による静電潜像形成を、T41−T41'後に第4の露光装置による静電潜像形成を行えばよい。
【0049】
次に主走査方向の位置ずれ補正方法について説明する。検知マーク25−1により測定された主走査方向の線と斜めの線の検出時間差Ta1を基準に各検知マーク25−2,25−3,25−4の主走査方向の線と斜めの線の検出時間Ta2,Ta3,Ta4との差はそれぞれ以下の式で表される.
Ta21=Ta2−Ta1
Ta31=Ta3−Ta1
Ta41=Ta4−Ta1
この時間差より、第1の露光装置3−1に対する第2乃至第4の露光装置3−2〜3−4の主走査方向の書き込みタイミングのずれ量は,画像形成体の移動速度をVs、主走査方向の画像形成速度をVimgとすると、それぞれ以下の式で与えられる。
【0050】
ΔTm21=Vs・Ta21/tanθ/Vimg
ΔTm31=Vs・Ta31/tanθ/Vimg
ΔTm41=Vs・Ta41/tanθ/Vimg
このずれ量に従い,第1の露光装置3−1を基準に各レーザ露光器の書き込みタイミングを補正することによって、主走査方向の位置ずれを補正することが可能になる。
【0051】
また、図4に示すように、検知マーク20を1つの露光装置、例えば第1の露光装置3−1において主走査方向の画像領域両側にそれぞれ形成し、それぞれの検知マーク20を検出できる位置に検出装置11をそれぞれ配置し、それぞれの検出信号の時間差を求めることにより主走査方向に対する画像の傾き角θを検出できる。例えば検出装置11−1、11−2間の距離をLs、各検出器によるマークの検出時間の差をΔTsk、画像形成体1の移動速度をVとすると、画像の傾き角θは以下の式で求まる。
θ=arctan(ΔTskVs/Ls)
この検出結果を基に、露光装置自体の位置を圧電素子や、その他の駆動力で移動させたり、または図5に示すように露光装置3内部の光学系構成部品、例えばミラー32を圧電素子や、その他の駆動力で移動することにより、画像の傾きを補正することが可能である。また、画像処理によって検出した傾き角θだけ回転処理した画像データを形成しても同様の効果が得られる。
【0052】
また、検出装置11で画像形成体1上の検知マークを検出するために画像形成体上に光を照射する必要がある場合、その光の波長は画像形成体1の感光感度の高い波長とずらした光を使用することによって、検出装置による画像形成体の劣化を防ぐことが出来る。
【0053】
また、検知マーク20の検出結果に基づいてレーザ露光器3の書き込み位置を移動する手段として主走査方向、副走査方向の書き込みタイミングを補正する他、レーザ露光器3のそれぞれの相対位置を移動する、もしくは、図5に示すようにレーザ露光器3内部の光学系構成部品、例えばミラー32を駆動することによって書き込み位置を移動する方法でも同様の補正効果が得られる。
【0054】
また、詳細は後述するが、本発明の第1の実施形態においては、画像形成体表面に形成される複数の検知マークは、それぞれ重なることなく形成することが好ましく、また、全ての複数の検知マークの開始位置が転写位置と検出位置との間に収まるように形成することが好ましい。
(3) 転写装置
図6に、本発明の第1の実施形態における、転写装置と画像形成体との接触関係を示す図である。
【0055】
本発明の第1の実施形態においては、検知マークを形成し始めてから検知マークを検出装置11で検出し終わるまでの間(A)カラー画像形成プロセスの間(C)は中間転写媒体6と画像形成体1とが接触状態にあり、検マークが転写位置を通過する間(B)は中間転写媒体6と画像形成体1とが非接触状態にあることを特徴としている。
【0056】
図7に、図6に示す(A)、(B)、(C)の各状態でのカラー画像形成装置の概略図を示し、中間転写媒体6の挙動をより詳細に説明する。なお、図1と同一符号のものはその説明を省略する。
【0057】
前述したように、検知マークを形成及びマーク検出装置によりずれ検出を実施している最中は中間転写媒体6を画像形成体1に接触しておく(A)。
【0058】
次に検知完了後直ちに中間転写媒体6の離間動作を開始し、検知マークが転写位置に到達する前に画像形成体1から中間転写体6が離間するようにして、検知マークを中間転写媒体6に転写させずクリーナ8へ導き、画像形成体1表面より除去することが可能になる(B)。マーク検知完了から転写位置までの移動時間は0.2から1秒程度の短い時間であるが、少なくとも複数の検知マークが形成される領域を検知位置から転写位置までの領域以内に形成することで、検知マークの検知以前には中間転写媒体6と画像形成体1とを接触させ、かつ第1の検知マークが転写位置に存在する以前に中間転写媒体6と画像形成体1とを非接触にすることが可能となる。また、中間転写媒体6と画像形成体1の離間距離は検知マークを形成する現像剤層厚以上であればよく、実施例では0.5mmとしたために離間動作が十分な時間的余裕をもって行えた。
【0059】
そして、A4あるいはA3の定型サイズ画像を出力するため第1乃至第4の画像形成工程中は常に画像形成体1と中間転写媒体6は接触している。
【0060】
画像形成体1に中間転写媒体6が接触している場合と、離間している場合の画像形成体1回転速度差、及び速度差に起因する画像ずれ量との関係を調べる実験を行い、以下にその関係について説明する。
【0061】
前述したとおり、本発明のカラー画像形成装置においては、中間転写媒体6が画像形成体1に接触した状態で転写を行う。本発明者らは中間転写媒体6と画像形成体1との間の圧接力を50kgf程度の高荷重に設定して転写効率を高めた。また、転写位置でのすべりによる画像劣化防止のため、中間転写媒体6ならびに加圧ローラ7は画像形成体1のつれまわりにより駆動させた。そのため、中間転写媒体6が接触している状態では、画像形成体1に中間転写媒体6の軸受摩擦などに起因する大きな負荷が課される。本実験での負荷トルクは0.2〜0.5kgf・mであった。
【0062】
一方、画像形成体1の駆動手段は図8のようなギアによる減速機構150と速度制御ループにより駆動されるサーボモータ151によっている。先に述べたよう負荷条件において画像形成体1の回転角速度が所定値になるようサーボモータの制御ゲインを設定し駆動する。負荷条件を含む駆動条件が一定であれば、画像形成体1の回転角速度は非常に安定するが、負荷条件が異なることによって回転角速度には若干ではあるが差が生じてしまうことが知られている。本実験では中間転写媒体6接触時の負荷が0.2〜0.5kgf・mであるのに対し、離間時にはほぼ負荷が0kgf・mとなる。この負荷条件の差により、画像形成体1回転角速度には約0.5%程度の速度差が生じてしまうことを確認した。
【0063】
比較実験として、画像ずれ量を検知するための検知マークを中間転写媒体6に転写せず、クリーナ8によって消去するために、予め中間転写媒体6を離間させた状態で画像形成を実施した場合、接触時に比較して画像形成体1の角速度に0.5%の速度差が生じた。
【0064】
ここで角速度差により発生する最大画像ずれ量を算出する。
【0065】
例えば画像形成体1の直径Dを262mm、(第1の露光装置による露光点)−(第4の露光装置による露光点)間角度をψを135°とした時、画像形成体1の回転角速度にα%の差がある時、第1の画像と第4の画像との間の画像ずれΔxは、
Δx=α/100×Dπψ/360
となる。したがって前述したように画像形成体1の角速度に0.5%の速度差が生じた場合Δx=1.5mmとなる
したがって、前述の比較実験の場合、中間転写媒体6を離間して検知マークの形成工程・検出工程を行い、この検出工程にしたがって、第4の画像形成工程のタイミング制御を行うと、第1の画像と第4の画像との間に1.5mm程度、画像ずれが発生することがわかる。
【0066】
これに対して、本発明のように、検知マークが転写位置を通過する間のみ中間転写媒体6と画像形成体1とを非接触とし、検知マークの形成工程・検出工程と、第1乃至第4の画像形成工程とを同じ条件(中間転写媒体6と画像形成体1とを接触させた状態)で行った場合には、ずれ補正が適切に行えるために、第1の画像乃至第4の画像間に画像ずれは確認できなかった。
【0067】
このように、検知マークのずれ量を検知して単色画像位置を補正する方式では、検知マークを消去するために予め中間転写媒体6を離間させておくと、実画像形成時と異なる重ね合せずれ量を検知することなり、さらには、その検知ずれ量に基づいて画像位置を補正するために、実画像形成時に画像ずれ補正が有効に機能しないこととなってしまう。
【0068】
また、目視上、画像ずれが問題にならず、良好な画質が得られる許容ずれ量は、0.08mm程度であることが知られているが、上記比較実験からの算出結果は、この許容値をはるかに超えており、高品質画像を得るために大きな問題であることが自明である。
【0069】
以上のような理由により、本発明では中間転写媒体6を検知マーク形成時はもとより、検出装置による検知完了まで、中間転写媒体6を接触させておき、画像形成体1にかかる負荷条件を実画像形成時と同等として回転角速度に差が出ないようにした。
【0070】
これによって、画像重ね合せずれ量は検知マーク形成時と、実画像形成時で同一であり、検知マークれを元に画像位置を補正する方式が有効に機能する。
【0071】
次に、中間転写媒体6を含む転写装置と画像形成体1との間を接触・非接触に切り替える接離機構について具体例を図9に示す。
【0072】
中間転写媒体6はその軸受102が回転軸103を中心として回動可能なレバー104に保持され、画像形成体1と接触、離間が可能である。圧力による転写のため中間転写媒体6が画像形成体1に対して所望の押圧力(例えば50kgf程度)となるようスプリング101を選択している。加圧ローラ7はレバー104に固定したハウジング105によって加圧ローラ軸受106が保持され、中間転写媒体6と連動する。
【0073】
接離動作をつかさどるのはレバー10端部に設けた偏心カム107と減速器付きモータ108とした。駆動回路26に制御されるモータ108の回転により偏心カム107が回転しレバー104を押し上げ離間動作を実施している。中間転写媒体6及び、加圧ローラ7は転写位置での相対すべりに起因する画像劣化を抑止するために、駆動源は持たず、画像形成体1からの接触力により駆動される。
【0074】
このようにしてモータの回転制御により、中間転写媒体6と画像形成体1との離間動作を制御することができる。
【0075】
また、前述したように、検知マークが転写位置を通過する時に、中間転写媒体6と画像形成体1とを非接触にするのは、中間転写媒体6の後段で検知マークをクリーナによって画像形成体1上から除去するためである。このようにすることで、検知マークを用紙などの最終転写媒体9に転写する必要が無くなり、用紙を無駄に消費することが無くなる。また、このクリーナ8は、第1乃至第4の画像を構成するトナー粒子が画像形成体から中間転写媒体6へ転写されなかった場合、いわゆる転写残りトナーを除去するためのクリーナとして併用することができる。
【0076】
次に、第2の実施形態について説明する。
【0077】
図10は、本発明の第2の実施形態を説明するためのカラー画像形成装置である。
【0078】
図10に示すカラー画像形成装置においては、中間転写媒体6は画像形成体1と常に接触しており、加圧体7と中間転写媒体6とが接触・非接触の切換可能になっている。
【0079】
第1乃至第4の画像形成工程および、この工程で得られた画像形成体1表面のカラー画像は、前述した第1の実施形態で説明したのと同様にして行われる。
【0080】
また、第1乃至第4の検知マークの形成工程も、第1の実施形態と同様にして行われる。
【0081】
第2の実施形態においては、画像形成体1に形成された検知マークは、画像形成体1から中間転写媒体6へ転写される点、さらに検知マークの相対位置検出を、中間転写媒体6近傍に配置された検出装置で行う点で異なっている。
【0082】
さらに、検知マークが中間転写媒体6から最終転写媒体9への転写位置を通過する時のみ、加圧体7が中間転写媒体と非接触となるように駆動される点で異なっている。
【0083】
すなわち、第2の実施形態においては、第1乃至第4の画像形成工程から最終転写媒体へカラー画像が転写するまでの間、および第1乃至第4の検知マークの形成工程から検出工程が終了するまでの間は、画像形成体1と中間転写媒体6、中間転写媒体6と加圧体7とがそれぞれ接触させている。したがって、第1の実施形態と同様に、検知マークの検出と、カラー画像の形成とを同じ条件で行うために、検知マークの検出結果に基づいて画像ずれ補正を行うことで、確実に画像ずれを防止することが可能になる。
【0084】
また、中間転写媒体6表面に転写された検知マークが、最終転写媒体9への転写位置を通過する時には、最終転写媒体は供給されないので、用紙などの最終転写媒体の浪費が発生しない。また加圧体7は中間転写媒体6に接触していないので、検知マークによる加圧体7の汚染も防止される。
【0085】
そして、最終転写媒体への転写位置を通過した検知マークは、転写位置の下流側に配置された中間転写体クリーナ27によって除去される。
【0086】
この時、第1乃至第4の検知マークは、検出位置から最終転写媒体への転写位置の間に収まる領域内に記録される必要がある。
【0087】
第1の実施形態においては、画像形成体1から中間転写媒体6への転写位置と検出位置の間を第1乃至第4の検マークが収まる程度の領域を必要とするため、画像記録装置間の間隔が狭くなるなど、装置設計の面で様々な問題が生じ得るが、第2の実施形態によれば、第4の画像記録装置と転写位置との間隔を狭くしたり、あるいは画像記録装置と転写位置との間に所望の装置を配置することが可能になる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1色目の画像と2色目の画像を正確に位置合わせし、画像ずれを抑制したカラー画像を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカラー画像形成装置の構成図である。
【図2】 本発明に係る検知マークを説明するための図である。
【図3】 本発明に係る検知マークの変形例を示す図である。
【図4】 画像傾き量検出方法を示す概略図である。
【図5】 本発明に係る画像ずれ補正方法の一例を示す概略図である。
【図6】 第1の実施形態における転写装置と画像形成体との接触関係を示す図である。
【図7】 図6に示す状態でのカラー画像形成装置の状態を示す図である。
【図8】 本発明に係る駆動機構を示す概略斜視図である。
【図9】 本発明に係る転写媒体接離機構を示す概略図である。
【図10】 第2の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1…画像形成体
2…帯電装置
3…露光装置
4…現像装置
6…中間転写媒体
7…加圧体
8…クリーナ
9…最終転写媒体
11…検出装置
21…マーク検出信号発生回路
22…カウンタ回路
23…露光開始タイミング補正回路

Claims (6)

  1. 表面が周回する画像形成体と、
    前記画像形成体の周囲に配置され前記画像形成体に第1の画像あるいは第1の検知マークを形成する第1の画像形成装置と、
    前記画像形成体の前記第1の画像に重ねて第2の画像を形成しあるいは前記画像形成体に第2の検知マークを形成する第2の画像形成装置と、
    前記画像形成体に前記第1の画像及び前記第2の画像を形成する間前記画像形成体に荷重をかけて接触するとともに、前記画像形成体に荷重をかけて接触することにより前記第1の画像及び前記第2の画像が転写される中間転写媒体とを具備するカラー画像形成装置において、
    記画像形成体に形成される前記第1の検知マークおよび前記第2の検知マークを検出する検出装置と、
    前記画像形成体前記第1および前記第2の検知マークを形成する間は、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触させる一方、前記画像形成体上に形成される前記第1および第2の検知マークが前記中間転写媒体位置を通過する間は前記中間転写媒体を前記画像形成体から離間させる接離機構とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記検出装置を、前記画像形成体周囲であって前記第2の画像形成装置から前記中間転写媒体に至る間に設けることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 中間転写媒体を画像形成体に荷重をかけて接触した状態で、第1の画像形成装置により、回転する画像形成体に第1の画像を形成する第1の画像形成工程と、
    前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触した状態で、第2の画像形成装置により前記画像形成体の前記第1の画像に第2の画像を重ねて形成する第2の画像形成工程と、
    前記画像形成体に形成される前記第1の画像および前記第2の画像を、前記画像形成体に荷重をかけて接触する中間転写媒体に一括転写する転写工程とを有するカラー画像形成方法において、
    前記第1の画像形成装置により前記画像形成体に第1の検知マークを形成し、前記第2の画像形成装置により前記画像形成体に第2の検知マークを形成するマーク形成工程と、
    前記画像形成体に形成された前記第1の検知マークと前記第2の検知マークを検出する検出工程とを有し、
    前記マーク形成工程を実施する間は、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触させる一方、前記画像形成体上に形成される前記第1および第2の検知マークが前記中間転写媒体位置を通過する間は前記中間転写媒体を前記画像形成体から離間させることを特徴とするカラー画像形成方法。
  4. 前記第1の検知マークと前記第2の検知マークとの間隔が、前記画像形成体周囲の前記検出工程を行う検出位置および前記転写工程を行う転写位置との間隔よりも狭いことを特徴とする請求項3記載のカラー画像形成方法。
  5. 前記第1および第2の検知マークは、それぞれ非平行な2本以上の線であることを特徴とする請求項3記載のカラー画像形成方法。
  6. 第1の画像形成装置により、回転する画像形成体に第1の画像を形成する第1の画像形成工程と、
    第2の画像形成装置により前記画像形成体の前記第1の画像に第2の画像を重ねて形成する第2の画像形成工程と、
    前記画像形成体に形成される前記第1の画像および前記第2の画像を、前記画像形成体に荷重をかけて接触する中間転写媒体に一括転写する転写工程とを有するカラー画像形成方法において、
    前記第1の画像形成装置により前記画像形成体に第1の検知マークを形成し、前記第2の画像形成装置により前記画像形成体に第2の検知マークを形成するマーク形成工程と、
    前記画像形成体に形成された前記第1の検知マークと前記第2の検知マークの時間差を検出する検出工程と、
    前記検出工程後に、前記第2の画像形成工程の開始を前記時間差分補正する工程とを具備し、
    前記第1の画像形成工程、前記第2の画像形成工程および前記転写工程の間は前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触し、
    前記マーク形成工程を実施する間は、前記中間転写媒体を前記画像形成体に荷重をかけて接触させる一方、前記画像形成体上に形成される前記第1および第2の検知マークが前記中間転写媒体位置を通過する間は前記中間転写媒体を前記画像形成体から離間することを特徴とするカラー画像形成方法。
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