JPH09146329A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09146329A
JPH09146329A JP7301381A JP30138195A JPH09146329A JP H09146329 A JPH09146329 A JP H09146329A JP 7301381 A JP7301381 A JP 7301381A JP 30138195 A JP30138195 A JP 30138195A JP H09146329 A JPH09146329 A JP H09146329A
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image
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color
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JP7301381A
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Hirotaka Mori
浩隆 森
Makoto Ando
良 安藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成手段の像担持体及び無端状担持体の
うち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整可能とす
ることにより、画像形成手段の像担持体若しくは無端状
担持体自身又はその取付けに起因する偏心、回転軸のク
リアランス誤差による偏心等を低減し、ACカラーレジ
ずれによる画質劣化を抑制可能な画像形成装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 当該画像形成装置に発生する周期的な回転変
動を検出するための色ずれ検出用パターンを形成するた
めの画像信号を画像形成手段に出力する色ずれ検出用パ
ターン出力手段と、上記無端状担持体上に形成された色
ずれ検出用パターンを検出するパターン検出手段と、上
記パターン検出手段からの検出信号に基づいて画像形成
手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1
つの回転位相を検出する位相検出手段と、上記位相検出
手段によって検出された位相情報に基づいて、画像形成
手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1
つの回転位相を個別に調整する回転位相調整手段を備え
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タンデム型のカラー
複写機やカラープリンターのように、複数の画像形成手
段を備えた多重画像形成装置、あるいは少なくとも1つ
の画像形成手段によって順次形成される色の異なる複数
の画像を、転写ベルトや転写ベルト上の用紙、あるいは
中間転写体上に転写してカラー画像を形成する画像形成
装置等において、各画像形成手段で形成される色の異な
る複数の画像の色ずれ成分を検出して補正するレジスト
レーションコントロール技術に関し、特に各画像形成手
段の感光体ドラム等の偏心による色ずれを低減可能な画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等において処理されるド
キュメントは急速にカラー化が進み、これらのドキュメ
ントを扱う複写機・プリンター・ファクシミリ等の画像
形成装置も急速にカラー化されてきている。そして、現
在これらのカラー機器は、オフィス等における事務処理
の高品位化および迅速化に伴って、高画質化および高速
化される傾向にある。かかる要求に応え得るカラー機器
としては、例えば、黒(K)・イエロー(Y)・マゼン
タ(M)・サイアン(C)の各色毎に各々の画像形成ユ
ニットを持ち、各画像形成ユニットで形成された異なる
色の画像を搬送される転写材または中間転写体上に多重
転写し、カラー画像の形成を行なういわゆるタンデム型
のカラー画像形成装置が種々提案されており、製品化さ
れてきてもいる。
【0003】この種のタンデム型のカラー画像形成装置
としては、例えば、次に示すようなものがある。このタ
ンデム型のカラー画像形成装置は、図39に示すよう
に、黒(K)色の画像を形成する黒色画像形成ユニット
200Kと、イエロー(Y)色の画像を形成するイエロ
ー色画像形成ユニット200Yと、マゼンタ(M)色の
画像を形成するマゼンタ色画像形成ユニット200M
と、サイアン(C)色の画像を形成するサイアン色画像
形成ユニット200Cの4つの画像形成ユニットを備え
ており、これらの4つの画像形成ユニット200K、2
00Y、200M、200Cは、互いに一定の間隔をお
いて水平に配置されている。また、上記黒色、イエロー
色、マゼンタ色及びサイアン色の4つの画像形成ユニッ
ト200K、200Y、200M、200Cの下部に
は、転写用紙201を静電吸着した状態で各画像形成ユ
ニット200K、200Y、200M、200Cの転写
位置に渡って当該転写用紙201を搬送する無端状の転
写材担持体としての転写ベルト202が配置されてい
る。
【0004】上記黒色、イエロー色、マゼンタ色及びサ
イアン色の4つの画像形成ユニット200K、200
Y、200M、200Cは、すべて同様に構成されてお
り、これら4つの画像形成ユニット200K、200
Y、200M、200Cでは、上述したように、それぞ
れ黒色、イエロー色、マゼンタ色及びサイアン色のトナ
ー像を順次形成するように構成されている。上記各色の
画像形成ユニット200K、200Y、200M、20
0Cは、感光体ドラム203を備えており、この感光体
ドラム203の表面は、一次帯電用のスコロトロン20
4によって一様に帯電された後、像形成用のレーザー光
205が画像情報に応じて走査露光されて静電潜像が形
成される。上記感光体ドラム203の表面に形成された
静電潜像は、各画像形成ユニット200K、200Y、
200M、200Cの現像器206によってそれぞれ黒
色、イエロー色、マゼンタ色、サイアン色の各色のトナ
ーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視
トナー像は、転写前帯電器207により転写前帯電を受
けた後、転写帯電器208の帯電により転写ベルト20
2上に保持された転写用紙201に順次転写される。上
記黒色、イエロー色、マゼンタ色、サイアン色の各色の
トナー像が転写された転写用紙201は、転写ベルト2
02から分離された後、図示しない定着装置によって定
着処理を受け、カラー画像の形成が行われる。
【0005】なお、図中、209は感光体クリーナー、
210は感光体除電ランプ、211は用紙剥離コロトロ
ン、212は転写ベルト除電コロトロン、213は転写
ベルトクリーナー、214はクリーニング前処理コロト
ロンをそれぞれ示すものである。
【0006】ところで、このように構成されるタンデム
型のカラー画像形成装置は、複数個の画像形成ユニット
を用いて一つの画像を形成する方式であるため、かなり
高速にカラー画像を形成することが可能である。しか
し、画像形成の高速化を図ると、各色の画像形成ユニッ
トで形成される画像の位置合わせ具合、即ちカラーのレ
ジストレーション(以下、「レジ」という)が頻繁に悪
化し、高画質を維持することができないため、高画質化
および高速化を両立させることは極めて困難であった。
これは、カラー画像形成装置の機内温度の変化やカラー
画像形成装置に外力が加わることにより、各画像形成ユ
ニット自身の位置や大きさ、更には画像形成ユニット内
の部品の位置や大きさが微妙に変化することに起因す
る。このうち、機内温度の変化や外力は避けられないも
のであり、例えば、紙詰まりの復帰、メインテナンスに
よる部品交換、カラー画像形成装置の移動などの日常的
な作業が、カラー画像形成装置へ外力を加えることとな
る。
【0007】そこで、例えば特開平1−281468号
公報等に開示されているように、原稿画像情報に対応し
た可視画像を形成するとともに、位置検出用マークの可
視画像をも形成する複数の画像形成部と、前記各画像形
成部にて形成された原稿画像情報に対応した可視画像又
は位置検出用マークの可視画像を転写する転写領域を順
次移動通過する移動部材と、前記転写領域における移動
部材の移動方向下流側に設けられ前記移動部材上に転写
された位置検出用マークを検知する位置検出用マーク検
知手段とを有し、前記位置検出用マーク検知手段から出
力された検出信号に基づいて転写画像ズレを補正すべく
前記各画像形成部を制御するように構成した画像形成装
置が既に提案されている。
【0008】この転写画像ズレの補正技術を図39に示
す所謂タンデム型のカラー画像形成装置に適用した場合
には、図40に示すように、黒色、イエロー色、マゼン
タ色及びサイアン色の4つの各画像形成ユニット200
K、200Y、200M、200Cにおいて、転写ベル
ト202の進行方向及び進行方向に対して直交する方向
に沿って複数の色ずれ検出用のパターン220K、22
0Y、220M、220C及び221K、221Y、2
21M、221Cを所定の間隔で、転写ベルト102の
全周にわたって形成し、これらの色ずれ検出用パターン
220K、220Y、220M、220C及び221
K、221Y、221M、221Cを、発光素子223
からの透過光を用いて多数の受光画素を直線状に配列し
たCCDセンサー等のライン型受光素子222によって
サンプリングして、各色の色ずれ検出用パターン220
K、220Y、220M、220C及び221K、22
1Y、221M、221Cの間隔を算出し、これが所定
の基準値に等しくなるように各画像形成ユニット200
K、200Y、200M、200Cの位置や画像形成タ
イミングを補正することにより、高画質化を実現すると
いうものである。なお、上記転写ベルト202上に形成
された色ずれ検出用のパターン220K、220Y、2
20M、220C及び221K、221Y、221M、
221Cは、サンプリング後に転写ベルトクリーナー2
13によって除去されるようになっている。
【0009】ところで、上記の如く構成されるカラー画
像形成装置の場合には、図40に示すように、各画像形
成ユニット200K、200Y、200M、200Cに
より所定の色ずれ検出用パターン220K、220Y、
220M、220C及び221K、221Y、221
M、221Cを、転写ベルト202の全周に渡って形成
し、これらの色ずれ検出用パターン220K、220
Y、220M、220C及び221K、221Y、22
1M、221CをCCDセンサー等からなるライン型受
光素子222によって検出し、色ずれ検出用パターン2
20K、220Y、220M、220C及び221K、
221Y、221M、221Cの各色の間隔を算出し、
これが所定の基準値に等しくなるように各画像形成ユニ
ット200K、200Y、200M、200Cの位置や
画像形成タイミングを補正することにより、高画質化を
実現するように構成したものである。
【0010】しかしながら、上記カラー画像形成装置の
場合には、次のような問題点を有している。すなわち、
上記色ずれ検出用パターン220K、220Y、220
M、220C及び221K、221Y、221M、22
1Cは、図39に示すように、シーム部202aを含む
転写ベルト202の全周にわたって形成され、これらの
色ずれ検出用パターン220及び221は、サンプリン
グ後に転写ベルトクリーナー213によって除去され
る。その際、上記転写ベルト202のシーム部202a
は、微小な段差を有するため、当該転写ベルト202の
シーム部202a上に形成された色ずれ検出用パターン
220及び221を、転写ベルトクリーナー213によ
って完全に除去することが困難であり、転写ベルト20
2のシーム部202aに色ずれ検出用パターン220及
び221を形成するトナーが残る。このように、転写ベ
ルト202のシーム部202aに色ずれ検出用パターン
220及び221を形成するトナーが残ると、次のカラ
ー画像の形成時に残留トナーが転写ベルト202上に保
持搬送される転写用紙201の裏面に付着して裏面汚れ
が発生するという問題点があった。
【0011】また、上記色ずれ検出用パターン220
K、220Y、220M、220C及び122K、12
2Y、122M、122Cは、シーム部202aを含む
転写ベルト202の全周にわたって形成されている。そ
の際、上記転写ベルト202のシーム部202aは、上
述したように微小な段差を有するため、当該転写ベルト
202のシーム部202a上に形成された色ずれ検出用
パターン220及び221には、濃度のばらつきや欠け
等が発生する場合がある。このように、転写ベルト20
2のシーム部202a上に形成された色ずれ検出用パタ
ーン220及び221に濃度のばらつきや欠け等がある
と、これらの色ずれ検出用パターン220及び221を
ライン型受光素子222によって検出する際に検出誤差
が生じるという問題点があった。
【0012】そこで、本出願人は、制御手段によって、
画像サンプリング補正の制御を行う場合、サンプリング
制御手段のサンプル開始ポイント及びサンプル幅を設定
して繰り返しレジずれ測定用パターンを発生させサンプ
リングデータまたは演算処理データを積算しパターン位
置を求めるように構成し、サンプリング制御手段のサン
プル開始ポイント及びサンプル幅の設定等を行うことに
より、レジずれ測定用パターンの検出精度を向上させた
サンプリング補正方式について既に提案している(特開
平6ー253151号公報)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平6ー253151号公報に係る多重
画像形成装置のレジ合わせ画像サンプリング補正方式の
場合には、カラー画像形成装置の機内温度の変化や当該
装置に外力が加わることにより、各画像形成ユニット自
身の位置や大きさ、更には画像形成ユニット内の部品の
位置や大きさが微妙に変化することに起因する大きさと
向きが一定のカラーレジずれ(以下、「DCカラーレジ
ずれ」という。)を検出し、これを補正するものである
が、カラーレジずれには、上記DC成分の他に感光体ド
ラムやベルトドライブロール等の主として回転体が変動
要因となる、大きさや向きが周期的に変動するカラーレ
ジずれ(以下、「ACカラーレジずれ」という。)も含
まれている。ところで、上記従来のカラー画像形成装置
では、感光体ドラムやベルトドライブロール等の回転体
の回転変動を、感光体ドラム等の回転軸に取付けられた
エンコーダーを用いて検出し、このエンコーダーによっ
て検出された感光体ドラム等の回転変動を駆動モーター
にフィードフォワードやフィードバックして、感光体ド
ラム等の回転変動を低減するように構成されている。し
かし、このように、感光体ドラム等の回転変動を低減す
る制御を行ったとしても、感光体ドラム自身又はその取
付けに起因する感光体ドラム表面の偏心、感光体ドラム
やベルトドライブロール等の回転軸のクリアランス誤差
による偏心等が存在し、ACカラーレジずれによる画質
劣化を招くという問題点があった。
【0014】さらに、従来のカラー画像形成装置は、各
色の感光体ドラム203K、203Y、203M、20
3Cの1周の周期をTとしたとき、転写ベルト202の
一定区間において、各画像形成ユニット200K、20
0Y、200M、200Cの感光体ドラム203の1周
のAC成分の関係は、図41に示すように、各画像形成
ユニット200K、200Y、200M、200Cの感
光体ドラム203の位相関係がばらばらになっており、
これがACカラーレジずれによる画質劣化の原因ともな
っているという問題点があった。
【0015】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のう
ち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整可能とする
ことにより、画像形成手段の像担持体若しくは無端状担
持体自身又はその取付けに起因する偏心、回転軸のクリ
アランス誤差による偏心等の影響を低減し、ACカラー
レジずれによる画質劣化を抑制可能な画像形成装置を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に係る画像形成装置は、像担持体を有する少なくとも1
つの画像形成手段によって色の異なる画像を形成し、上
記画像形成手段によって形成された色の異なる画像を、
回転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は
当該無端状担持体上に直接転写することにより画像の形
成を行う画像形成装置において、上記画像形成手段の像
担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転
位相を個別に調整する回転位相調整手段を備えるように
構成されている。
【0017】また、この発明の請求項第2項に係る画像
形成装置は、像担持体を有する少なくとも1つの画像形
成手段によって色の異なる画像を形成し、上記画像形成
手段によって形成された色の異なる画像を、回転駆動さ
れる無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端状
担持体上に直接転写することにより画像の形成を行う画
像形成装置において、上記画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出
する位相検出手段と、上記位相検出手段によって検出さ
れた位相情報に基づいて、画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別
に調整する回転位相調整手段を備えるように構成されて
いる。
【0018】さらに、この発明の請求項第3項に係る画
像形成装置は、図1に示すように、像担持体01K、0
1Y、01M、01Cを有する少なくとも1つの画像形
成手段02K、02Y、02M、02Cによって色の異
なる画像を形成し、上記画像形成手段02K、02Y、
02M、02Cによって形成された色の異なる画像を、
回転駆動される無端状担持体03上に担持される転写材
04又は当該無端状担持体上に直接転写することにより
画像の形成を行うとともに、上記回転駆動される無端状
担持体03上に色ずれ検出用のパターン05を形成し、
これらの色ずれ検出用パターン05をサンプリングし
て、上記回転駆動される無端状担持体03上に担持され
る転写材04又は当該無端状担持体上に直接形成される
色の異なる複数のトナー像のずれを制御するように構成
された画像形成装置において、当該画像形成装置に発生
する周期的な回転変動を検出するための色ずれ検出用パ
ターン05を形成するための画像信号を画像形成手段に
出力する色ずれ検出用パターン出力手段06と、上記無
端状担持体03上に形成された色ずれ検出用パターン0
5を検出するパターン検出手段07と、上記パターン検
出手段07からの検出信号に基づいて画像形成手段の像
担持体01K、01Y、01M、01C及び無端状担持
体03のうち、少なくとも1つの回転位相を検出する位
相検出手段06と、上記位相検出手段06によって検出
された位相情報に基づいて、画像形成手段の像担持体0
1K、01Y、01M、01C及び無端状担持体03の
うち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整する回転
位相調整手段06を備えるように構成されている。
【0019】又さらに、この発明の請求項第4項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第3項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記回転位相調整手段
は、無端状担持体上の同一の転写ポイントで転写される
画像の位相が揃うように、画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別
に調整するように構成されている。
【0020】更に、この発明の請求項第5項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載
の画像形成装置において、像担持体を有する画像形成手
段を複数備え、当該複数の画像形成装置の各像担持体の
回転駆動を制御する制御用基準クロックを共通とするよ
うに構成されている。
【0021】また、この発明の請求項第6項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載
の画像形成装置において、前記回転位相調整手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つを空回転させることで回転位相を個別に調整す
るように構成されている。
【0022】更にまた、この発明の請求項第7項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第5項のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転位相調整手段
は、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの回転速度を変化させることで回転位相
を個別に調整するように構成されている。
【0023】又さらに、この発明の請求項第8項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第7項のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転位相調整手段
が、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの回転位相を調整する際に、画像形成手
段の像担持体と無端状担持体との接触状態を解除する接
触状態解除手段を設けるように構成されている。
【0024】また、この発明の請求項第9項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第8項のいずれかに記載
の画像形成装置において、前記回転位相調整手段は、画
像を形成していないタイミングで位相調整を実行するよ
うに構成されている。
【0025】さらに、この発明の請求項第10項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第9項のいずれかに
記載の画像形成装置において、像担持体を有する画像形
成手段を複数備え、当該複数の画像形成装置の像担持体
として、当該像担持体を製造する上での同一の機械的特
徴を有する像担持体をすべて使用するように構成されて
いる。
【0026】また、この発明の請求項第11項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第10項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記パターン検出手段
は、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの1周の周期に起因する周期的な回転変
動の位相検出を、画像形成手段の像担持体又は無端状担
持体の1周の周長のN倍(N:自然数)に相当する色ず
れ検出用パターンを検出し、上記位相検出手段は、これ
らの色ずれ検出用パターンの検出信号に基づいて画像形
成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも
1つの回転位相を検出するように構成されている。
【0027】さらに、この発明の請求項第12項に係る
画像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置に
おいて、上記位相検出手段は、画像形成手段の像担持体
又は無端状担持体のN周分の色ずれ検出用パターンを検
出した情報から、当該画像形成手段の像担持体又は無端
状担持体の1周分毎に位相を検出し、これらのN周分の
位相の平均を取った結果を画像形成手段の像担持体又は
無端状担持体の回転位相として検出するように構成され
ている。
【0028】又さらに、この発明の請求項第13項に係
る画像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置
において、上記パターン検出手段は、無端状担持体上に
形成された各色の色ずれ検出用パターン毎に、当該無端
状担持体の概ね1周分に相当するパターンを検出するよ
うに構成されている。
【0029】更に、この発明の請求項第14項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第13項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの1周分ごとの回転位相を検出し、これらの回
転変動データの平均値を取り、当該回転変動データの平
均値に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転変動との回転位相を
判断するように構成されている。
【0030】また、この発明の請求項第15項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第14項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの1周分ごとの回転位相を検出し、これらの回
転位相の変動データの平均値を取り、当該回転位相の変
動データの平均値に基づいて、各色の回転変動の最小値
のアドレス値、各色の回転変動の最大値のアドレス値、
各色の回転変動の立ち上がりのアドレス値、及び各色の
回転変動の立ち下がりのアドレス値を求め、これらの各
アドレス値に基づいて検出される画像形成手段の像担持
体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相
の全てを平均化し、当該回転位相の変動データの平均値
に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体
のうち、少なくとも1つの回転変動の回転位相を判断す
るように構成されている。
【0031】更に、この発明の請求項第16項に係る画
像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置にお
いて、上記色ずれ検出用パターンのサンプリングを、装
置の電源投入直後のDCカラーレジ補正サイクルの粗調
整又は微調整が終了した後に実施するように構成されて
いる。
【0032】
【作用】この発明の請求項第1項に係る画像形成装置に
おいては、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体の
うち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整する回転
位相調整手段を備えるように構成されているので、画像
形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくと
も1つの回転位相を回転位相調整手段によって個別に調
整することにより、画像形成手段の像担持体若しくは無
端状担持体自身又はその取付けに起因する偏心、回転軸
のクリアランス誤差による偏心等の影響を低減すること
ができる。
【0033】また、この発明の請求項第2項に係る画像
形成装置は、上記画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出する位相
検出手段と、上記位相検出手段によって検出された位相
情報に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整す
る回転位相調整手段を備えるように構成されているの
で、位相検出手段によって画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出
して、回転位相調整手段によって画像形成手段の像担持
体等の回転変動の影響が画像上に現れるのを抑制するこ
とができ、高画質化を図ることが可能となる。
【0034】さらに、この発明の請求項第3項に係る画
像形成装置は、当該画像形成装置に発生する周期的な回
転変動を検出するための色ずれ検出用パターンを形成す
るための画像信号を画像形成手段に出力する色ずれ検出
用パターン出力手段と、上記無端状担持体上に形成され
た色ずれ検出用パターンを検出するパターン検出手段
と、上記パターン検出手段からの検出信号に基づいて画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの回転位相を検出する位相検出手段と、上記位
相検出手段によって検出された位相情報に基づいて、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの回転位相を個別に調整する回転位相調整手段
を備えるように構成されているので、無端状担持体上に
当該画像形成装置に発生する周期的な回転変動を検出す
るための色ずれ検出用パターンを形成し、これをパター
ン検出手段によって検出して、上記パターン検出手段か
らの検出信号に基づいて画像形成手段の像担持体及び無
端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を位相検
出手段によって検出することにより、当該画像形成装置
に発生する周期的な回転変動を精度良く検出して、回転
位相調整手段によって画像形成手段の像担持体等の回転
変動の影響が画像上に現れるのを抑制することができ、
一層高画質化を図ることが可能となる。
【0035】又さらに、この発明の請求項第4項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第3項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記回転位相調整手段
は、無端状担持体上の同一の転写ポイントで転写される
画像の位相が揃うように、画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別
に調整するように構成されているので、画像形成手段の
像担持体及び無端状担持体等に回転変動がある場合で
も、像担持体等の回転変動の影響が画像上に現れるのを
抑制することができる。
【0036】更に、この発明の請求項第5項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載
の画像形成装置において、像担持体を有する画像形成手
段を複数備え、当該複数の画像形成装置の各像担持体の
回転駆動を制御する制御用基準クロックを共通とするよ
うに構成されているので、複数の画像形成装置の各像担
持体の回転駆動を周期が一致するように駆動することが
でき、各像担持体の回転変動の位相を揃えることが容易
となる。
【0037】また、この発明の請求項第6項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載
の画像形成装置において、前記回転位相調整手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つを空回転させることで回転位相を個別に調整す
るように構成されているので、画像形成手段の像担持体
等の位相調整を容易に行うことができる。
【0038】更にまた、この発明の請求項第7項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第5項のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転位相調整手段
は、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの回転速度を変化させることで回転位相
を個別に調整するように構成されているので、画像形成
手段の像担持体及び無端状担持体を停止させることな
く、画像形成手段の像担持体等の位相調整を精度良く行
うことができる。
【0039】又さらに、この発明の請求項第8項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第7項のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転位相調整手段
が、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの回転位相を調整する際に、画像形成手
段の像担持体と無端状担持体との接触状態を解除する接
触状態解除手段を設けるように構成されているので、画
像形成手段の像担持体等の位相を調整する際に、画像形
成手段の像担持体と無端状担持体とが接触し、像担持体
等の表面が損傷するのを防止することができる。
【0040】また、この発明の請求項第9項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第8項のいずれかに記載
の画像形成装置において、前記回転位相調整手段は、画
像を形成していないタイミングで位相調整を実行するよ
うに構成されているので、形成途中の画像に画像欠陥が
発生するのを確実に防止することができる。
【0041】さらに、この発明の請求項第10項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第9項のいずれかに
記載の画像形成装置において、像担持体を有する画像形
成手段を複数備え、当該複数の画像形成装置の像担持体
として、当該像担持体を製造する上での同一の機械的特
徴を有する像担持体をすべて使用するように構成されて
いるので、画像形成装置の像担持体を交換する場合で
も、各像担持体の機械的特徴が同一であるため、像担持
体等の回転変動の位相及び振幅を一致させることがで
き、位相調整による画質向上の効果を確実に得ることが
できる。
【0042】また、この発明の請求項第11項に係る画
像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置にお
いて、上記パターン検出手段は、画像形成手段の像担持
体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの1周の周
期に起因する周期的な回転変動の位相検出を、画像形成
手段の像担持体又は無端状担持体の1周の周長のN倍
(N:自然数)に相当する色ずれ検出用パターンを検出
し、上記位相検出手段は、これらの色ずれ検出用パター
ンの検出信号に基づいて画像形成手段の像担持体及び無
端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出す
るように構成されているので、色ずれ検出用パターンに
よって画像形成手段の像担持体又は無端状担持体の1周
以上の回転変動を検出することができ、画像形成手段の
像担持体又は無端状担持体の回転変動に正確に対応した
位相検出を行うことができる。
【0043】さらに、この発明の請求項第12項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第11項のいずれか
に記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、
画像形成手段の像担持体又は無端状担持体のN周分の色
ずれ検出用パターンを検出した情報から、当該画像形成
手段の像担持体又は無端状担持体の1周分毎に位相を検
出し、これらのN周分の位相の平均を取った結果を画像
形成手段の像担持体又は無端状担持体の回転位相として
検出するように構成されているので、画像形成手段の像
担持体又は無端状担持体のN周分の位相の平均を取るこ
とにより、画像形成手段の像担持体又は無端状担持体の
回転変動の位相を精度良く検出することができる。
【0044】又さらに、この発明の請求項第13項に係
る画像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置
において、上記パターン検出手段は、無端状担持体上に
形成された各色の色ずれ検出用パターン毎に、当該無端
状担持体の1周分に相当するパターンを検出するように
構成されているので、サンプル数が増えると共に無端状
担持体の1周に依存するAC成分の影響を受けることが
なく、各色の色ずれ検出用パターン毎に像担持体等の回
転変動を精度良く検出することができる。
【0045】更に、この発明の請求項第14項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第13項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの1周分ごとの回転変動を検出し、これらの回
転変動データの平均値を取り、当該回転変動データの平
均値に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出するよう
に構成されているので、像担持体等の回転位相の変動デ
ータの平均値を取り、当該回転位相の変動データの平均
値に基づいて、画像形成手段の像担持体等の回転位相を
判断することにより、像担持体等の回転変動の位相を精
度良く検出することができる。
【0046】また、この発明の請求項第15項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第14項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの1周分ごとの回転位相を検出し、これらの回
転位相の変動データの平均値を取り、当該回転位相の変
動データの平均値に基づいて、各色の回転変動の最小値
のアドレス値、各色の回転変動の最大値のアドレス値、
各色の回転変動の立ち上がりのアドレス値、及び各色の
回転変動の立ち下がりのアドレス値を求め、これらの各
アドレス値に基づいて検出される画像形成手段の像担持
体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相
の全てを平均化し、当該回転位相の変動データの平均値
に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体
のうち、少なくとも1つの回転変動の回転位相を判断す
るように構成されているので、像担持体等の回転変動の
位相を精度良く検出することができる。
【0047】更に、この発明の請求項第16項に係る画
像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置にお
いて、上記色ずれ検出用パターンのサンプリングを、装
置の電源投入直後のDCカラーレジ補正サイクルの粗調
整又は微調整が終了した後に実施するように構成されて
いるので、回転変動を検出するための色ずれ検出用パタ
ーンを精度良く形成することができ、像担持体等の回転
変動の位相を高精度に検出することができる。
【0048】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0049】図2はこの発明に係る画像形成装置の一実
施例としてのデジタルカラー複写機を示す全体構成図で
ある。
【0050】図2において、プラテンガラス1上に載置
された原稿2は、光源及び走査ミラー等からなる走査光
学系を介して、カラーCCDセンサー3を備えたイメー
ジスキャナーによりRGBのアナログ画像信号として読
み取られる。そして、上記カラーCCDセンサー3によ
って読み取られたRGBのアナログ画像信号は、画像処
理部4によってKYMCの画像信号に変換され、画像処
理部4の内部に設けられたメモリーに一時蓄積される。
【0051】上記画像処理部4からは、図2及び図3に
示すように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、サイアン(C)の各色の画像形成ユニット5
K、5Y、5M、5CのROS(Raster Out
put Scanner)8K、8Y、8M、8Cに各
色の画像データが順次出力され、これらのROS8K、
8Y、8M、8Cから画像データに応じて出射されるレ
ーザービームLBが、それぞれの感光体ドラム6K、6
Y、6M、6Cの表面に走査露光されて静電潜像が形成
される。上記各感光体ドラム6K、6Y、6M、6C上
に形成された静電潜像は、現像器9K、9Y、9M、9
Cによって、それぞれ黒(K)、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、サイアン(C)の各色のトナー像として現
像される。
【0052】上記各感光体ドラム6K、6Y、6M、6
C上に形成された各色のトナー像を転写する転写用紙1
4は、図3に示すように、複数の給紙カセット15、1
6、17のうちの何れかから所定のサイズのものが、給
紙ローラ18及び用紙搬送用のローラ対19、20、2
1からなる用紙搬送経路22を介して搬送される。上記
給紙カセット15、16、17のうちの何れかから供給
された転写用紙14は、所定のタイミングで回転駆動さ
れるレジストロール23によって無端状担持体としての
転写ベルト24上へ送出される。この転写ベルト24
は、ドライブロール25と、ストリッピングロール26
と、テンションロール27と、アイドルロール28との
間に一定のテンションで無端状に掛け回されており、図
示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回
転駆動されるドライブロール25により、矢印方向に所
定の速度で循環駆動されるようになっている。上記転写
ベルト24としては、例えば、可撓性を有するPET等
の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成さ
れた合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接
続することにより、無端ベルト状に形成したものが用い
られる。
【0053】上記転写ベルト24によって搬送された転
写用紙14の先端と、第1の画像形成ユニット5Kにて
形成される第一の感光体ドラム6K上の画像の先端は、
感光体ドラム6Kの最下点の転写ポイントにて一致する
ように、その紙送りタイミングや画像書き込みタイミン
グが決められている。転写ポイントに達した転写用紙1
4は、転写用のコロトロン11Kによって、感光体ドラ
ム6K上の可視画像が転写され、更に感光体ドラム6Y
の真下の転写ポイントに達する。この感光体ドラム6Y
の真下の転写ポイントに達した転写用紙14は、感光体
ドラム6Kで転写されたのと同様に感光体ドラム6Y上
の可視画像が転写される。同様に全ての転写を終えた転
写用紙14は、更に転写ベルト24によって搬送され、
ストリッピングロール26の近傍まで達すると、剥離用
の除電コロトロン29によって除電されるとともに、曲
率半径が小さく設定された当該ストリッピングロール2
6及び剥離爪30によって、転写ベルト24から剥離さ
れる。その後、4色のトナー像が転写された転写用紙1
4は、定着装置31によって加熱ロール32a及び加圧
ロール32bにより定着され、排出ローラ対33によっ
て図2に示す排出トレイ34上に排出され、カラー画像
の複写が行われる。
【0054】なお、上記転写用紙14の両面にフルカラ
ーの画像を複写する場合には、図3に示すように、片面
にカラー画像が形成された転写用紙14を排出ロール対
33によってそのまま排出せずに、切替えプレート35
によって転写用紙14の搬送方向を下向きに切替えて、
用紙搬送用のロール対36、37、38、39等からな
る用紙搬送経路40を介して、転写用紙14の表裏を裏
返した状態で再度用紙搬送経路22を通して、転写ベル
ト24上へと搬送し、上記と同様のプロセスによって転
写用紙14の裏面にカラー画像が形成される。
【0055】上記黒色、イエロー色、マゼンタ色及びサ
イアン色の4つの画像形成ユニット5K、5Y、5M、
5Cは、図3に示すように、すべて同様に構成されてお
り、これら4つの画像形成ユニット5K、5Y、5M、
5Cでは、上述したように、それぞれ黒色、イエロー
色、マゼンタ色及びサイアン色のトナー像が所定のタイ
ミングで順次形成されるように構成されている。上記各
色の画像形成ユニット5K、5Y、5M、5Cは、像担
持体としての感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cを備
えており、これらの感光体ドラム6K、6Y、6M、6
Cの表面は、一次帯電用のスコロトロン7K、7Y、7
M、7Cによって一様に帯電された後、ROS8K、8
Y、8M、8Cから画像データに応じて出射される像形
成用のレーザービームLBが走査露光されて、各色に対
応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム6K、
6Y、6M、6Cの表面に形成された静電潜像は、各画
像形成ユニット5K、5Y、5M、5Cの現像器9K、
9Y、9M、9Cによってそれぞれ黒色、イエロー色、
マゼンタ色、サイアン色の各色のトナーにより現像され
て可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、転写
前帯電器10K、10Y、10M、10Cにより転写前
帯電を受けた後、転写帯電器11K、11Y、11M、
11Cの帯電により転写ベルト24上に保持された転写
用紙14に順次転写される。上記黒色、イエロー色、マ
ゼンタ色、サイアン色の各色のトナー像が転写された転
写用紙14は、転写ベルト24から分離された後、上述
したように定着装置31によって定着処理を受け、カラ
ー画像の形成が行われる。
【0056】さらに、上記転写用紙14は、複数の給紙
カセット15、16、17の何れかから供給され、レジ
ストロール23によって所定のタイミングで転写ベルト
24上に搬送されるとともに、用紙保持用の帯電器41
及び帯電ロール42によって転写ベルト24上に保持搬
送される。
【0057】なお、上記感光体ドラム6K、6Y、6
M、6Cは、トナー像の転写工程が終了した後、清掃前
除電器12K、12Y、12M、12Cによって除電さ
れるとともに、クリーナー13K、13Y、13M、1
3Cによって残留トナー等が除去されて、次の画像形成
プロセスに備える。
【0058】また、上記転写ベルト24は、転写用紙1
4が剥離された後、周回する軌道中において、転写ベル
ト用の除電コロトロン対43、44によって除電される
とともに、当該転写ベルト24の表面は、回転ブラシ4
5及びブレード46からなるクリーニング装置47によ
ってトナーや紙粉等が除去される。
【0059】このように構成されるデジタルカラー複写
機において、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cを回
転駆動する装置としては、例えば、次に示すようなもの
が用いられる。なお、上記感光体ドラム6K、6Y、6
M、6Cを回転駆動する装置は、各感光体ドラム毎に同
様に構成されたものがそれぞれ設けられているが、ここ
では、感光体ドラム6Kについて説明する。この感光体
ドラムの駆動装置は、図4に示すように、複写機本体の
前面側に位置する第一フレーム50に取り付けたサブフ
レーム51と、第一フレーム50と平行に配置された第
二フレーム52との間に、感光体ドラム6Kを回転自在
に軸支するとともに、当該感光体ドラム6Kの回転軸5
4にカップリング55を介して連結された駆動軸56
を、第二フレーム52と第三フレーム57との間に回転
自在に軸支する。そして、上記感光体ドラム6Kは、駆
動モーター58と、この駆動モーター58の回転軸59
に設けられたモーター軸ギア60と、このモーター軸ギ
ア60と噛合する第一中間ギア61と、この第一中間ギ
ア61と同じ軸に固着された第二中間ギア62と、この
第二中間ギア62と噛合する感光体ドラム6Kの駆動軸
56に固着された感光体駆動ギア63とによって回転駆
動されるようになっている。また、上記感光体ドラム6
Kの駆動軸56には、エンコーダー64が取り付けられ
ており、このエンコーダー64によって感光体ドラム6
Kの回転状態を検出し、検出信号を制御回路65を介し
て駆動モーター58の駆動回路66にフィードバックし
て、感光体ドラム6Kの回転速度が一定となるように制
御している。なお、図中、67は感光体ドラム6Kの回
転軸59に取り付けられたフライホイールを示してい
る。
【0060】なお、前記転写ベルト24を回転駆動する
ドライブロール25も、上記感光体ドラム6の駆動装置
と同様の駆動装置によって回転駆動されるようになって
いる。
【0061】ところで、上述したように、感光体ドラム
6K、6Y、6M、6Cを回転駆動する装置は、各感光
体ドラム毎に同様に構成されたものがそれぞれ設けられ
ており、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cは、制
御回路65によって駆動回路66を介して駆動制御され
るが、この駆動回路66は、駆動モーター58を所定の
回転速度で駆動制御するための基準となる基準クロック
を備えている。
【0062】この実施例では、上記各感光体ドラム6
K、6Y、6M、6Cの駆動回路66で共通の基準クロ
ックを使用するように構成されている。つまり、各感光
体ドラム6K、6Y、6M、6Cの駆動回路66には、
同一の基準クロック発振器から出力される基準クロック
が入力されるようになっている。これは、複数の感光体
ドラム6K、6Y、6M、6C若しくは転写ベルト24
の制御用基準クロックとして、各々別の基準クロックを
使用すると、長時間のドライブによって、それらの位相
関係が崩れてしまう虞れがある。そこで、複数の感光体
ドラム6K、6Y、6M、6C若しくは転写ベルト24
で共通の基準クロックを使用することで、感光体ドラム
6K、6Y、6M、6C若しくは転写ドラム24の位相
関係が崩れるのを防止することができる。
【0063】このように構成されるデジタルカラー複写
機では、例えば、感光体ドラム6K、6Y、6M、6C
の1周の周期、転写ベルト24のドライブロール25の
1周の周期、それらを駆動するギア60、61、62、
63の振動成分や偏心成分、転写ベルト24が移動方向
と直交する方向に移動する所謂ウオーク等のように、短
い周期で変動する比較的周波数の高い回転変動が発生
し、これが図5に示すように黒色、イエロー色、マゼン
タ色、サイアン色の各色の回転変動となって現れる。
【0064】図6は上記デジタルカラー複写機の画像形
成部を制御部と共に示した概略図である。
【0065】図において、70は各画像形成ユニット5
K、5Y、5M、5Cによって形成された転写ベルト2
4上の色ずれ検出用のパターン像71及び110を検出
する色ずれ検出用パターン検出手段であり、このパター
ン検出手段70は、転写ベルト24の画像領域において
その幅方向の両端に各々1組ずつ配置された光源73と
受光素子74とを備えている。上記光源73は、転写ベ
ルト24上の色ずれ検出用のパターン像71を検出する
ために必要な背景光を作り出すためのLEDからなるも
のである。また、受光素子74は、当該光源73と転写
ベルト24を介して対向するように配置されたものであ
り、多数の受光画素を直線状に配列したライン型受光素
子としてのCCDからなるものである。
【0066】75K、75Y、75M、75Cは各画像
形成ユニット5K、5Y、5M、5C内のROS8K、
8Y、8M、8Cに対して画像信号を送るインターフェ
イス基板であり、76は色ずれ補正系を制御する補正用
基板である。77はメモリー並びに画像処理関係を一括
して担当する画像処理用基板であり、78はそれらの基
板全てと、デジタルカラー複写機全体の動きを管理する
コントロール基板である。
【0067】図7は上記色ずれ検出用のパターン検出手
段を示す断面図である。
【0068】図において、80はパターン検出手段の筺
体であり、81は前記受光素子74としてのリニアCC
Dであり、82はリニアCCD81とそれを駆動する周
辺回路を載せた基板である。この基板82は、断面L字
形状のアングル83を介して筺体80に取付けられてい
る。また、84は屈折率分布型レンズアレイで、85は
前記光源74としての照明光源86とそれを駆動する周
辺回路を載せた基板である。
【0069】また、図8は、センサ基板82と屈折率分
布型レンズアレイ84と転写ベルト24上の画像位置検
出用のパターン像71の位置関係を立体的に示したもの
であり、筺体80内には、ここに示すセンサ基板82と
屈折率分布型レンズアレイ84のペアが2組配置されて
いる。しかも、上記筺体80は、転写ベルト24の画像
領域内に幅方向の両端にそれぞれ1つずつ配列されてい
る。上記一方のセンサ基板82に取付けられたリニアC
CD81は、手前側の色ずれ検出用パターン71の主走
査・副走査方向両方を検出するためのものであり、他方
のセンサ基板82に取付けられたリニアCCD81は、
奥側のそれらを検出するためのものである。このよう
に、センサーを2個使うことで、コピーの中央付近の主
走査方向のずれ、コピーの中央付近の副走査方向のず
れ、主走査・副走査方向の倍率誤差、主走査方向に対す
る角度ずれ等色ずれの全ての方向での調整が可能となる
が、例えば主走査方向の調整のみを行うのであれば1個
の検出用センサーのみでも良い。そして、このように構
成される2個のセンサーを内蔵した筺体80が、図6に
示すように、転写ベルト24の画像領域における幅方向
の両端部にそれぞれ1つずつ配設されている。
【0070】さらに、上記照明光源86としては、LE
Dが用いられており、1つのLEDでは必要な照明範囲
を確保できないときは、複数のLEDを使用しても良
い。例えば、一つのリニアCCD81でレーザービーム
走査装置の走査開始位置すなわち主走査方向のずれと転
写搬送方向即ち副走査方向のずれを比較的近接した位置
で検出する場合にはLED86を1つ、比較的離れた位
置で検出する場合にはLEDを2つ割り当てるものとす
る。このとき、集光型のLED86を転写ベルト24に
近づけることでLEDの外形にほぼ等しい照明幅が得ら
れ、点灯するLEDは数個であるため、その消費電力は
非常に小さく抑えることができる。
【0071】また、この実施例では、転写搬送手段とし
て例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からな
る透明なベルト24を用いるが、この転写ベルト24
は、帯状に形成されたPETフィルムの両端を溶着等の
手段によって接続することにより、無端ベルト状に構成
されている。この転写搬送ベルト8の代表的な透過特性
は図9に示すように波長が長くなるに従い、その透過率
は高くなる。また、CCD31の代表的な感度特性を図
10に示すが、可視光領域においては良好な感度を有し
ている。一方、高輝度の得られるLED86の発光波長
は赤色領域(600〜700nm)であり、これらを組
み合わせることで大きなセンサ出力を得ることが可能に
なる。検出位置に転写ベルト24上のパターン像71が
到達すると、パターン像71を形成するトナーは色に関
わらず不透明体であるからパターン位置での透過率は0
に近くセンサ出力は非常に小さくなる。このセンサ出力
の差が大きい程安定した検出が可能であり、本構成での
出力例を図10及び図11に示すがKYMCの各色に対
してほぼ同等の出力が得られている。
【0072】上記DC色ずれ検出用パターン71として
は、例えば、図12に示すように、転写ベルト24の進
行方向と直交する方向である主走査方向ずれを検出する
ための副走査方向に沿った色ずれ検出用パターン71b
(K)、71b(Y)、71b(M)、71b(C)
と、上記転写ベルト24の進行方向である副走査方向ず
れを検出するための主走査方向に沿った色ずれ検出用パ
ターン71a(K)、71a(Y)、71a(M)、7
1a(C)とからなるものが用いられる。そして、転写
ベルト24上には、図6に示すように、画像形成ユニッ
トの手前側と奥側に1個づつ配置される色ずれ検出用の
パターン検出手段70によって読み取れるような所定位
置に、色ずれ検出用パターン71a(K)、71a
(Y)、71a(M)、71a(C)と色ずれ検出用パ
ターン71b(K)、71b(Y)、71b(M)、7
1b(C)が、1組づつ全周にわたって多重転写され
る。また、上記主走査方向及び副走査方向の色ずれ検出
用パターン71a(K)、71a(Y)、71a
(M)、71a(C)及び色ずれ検出用パターン71b
(K)、71b(Y)、71b(M)、71b(C)
は、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイ
アン(C)の各色の直線部分としての帯状パターンが所
定の間隔をおいて順次配列されている。
【0073】図13はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の制御部の一実施例を示すブ
ロック図である。この制御部は、図6に示す補正用基板
76内に設けられている。
【0074】この補正用基板76では、CCD駆動クロ
ック生成回路90で生成されるクロックにしたがってド
ライバ91がリニアCCD81をドライブし、画素単位
で例えば8ビット、256階調の読み取り画像データを
順次レシーバ92に取り込む。そして、主走査に関する
画像データは、バス制御系93を通して主走査用高速画
像メモリ94に格納され、副走査に関する画像データ
は、副走査用画像演算回路95で平均化処理をした後、
バス制御系93を通して副走査用高速画像メモリ96に
格納される。サンプルタイミング制御回路97は、CP
U98で設定されたサンプル開始タイミング、サンプル
期間等にしたがって副走査用画像演算回路95及び主走
査用高速画像メモリ94、副走査用高速画像メモリ96
に画像データを取り込むタイミングを制御するものであ
る。メインRAM100は、CPU98のワークエリア
として用いるものであり、ROM101は、CPU98
の制御プログラムを格納するものである。シリアル通信
IC102、シリアル通信ドライバ103は、各種補正
系104に対してCPU98から設定パラメータ等の制
御データを送信するものであり、I/Oインターフェイ
ス105は、CPU98との間にあって、各種補正系1
04に対してオンオフの信号を出力し、センサからのオ
ンオフ信号を入力し、システムコントローラ106との
間でオンオフ信号を授受するためのものである。シリア
ル通信ドライバ107は、CPU98とシステムコント
ローラ106との間でデータの授受を行なうものであ
る。
【0075】CPU98は、CCD駆動クロック生成回
路90、サンプルタイミング制御回路97、バス制御系
93を制御して転写ベルト24上に出力されたレジずれ
測定用パターン71の像データを取り込み像位置アドレ
スを確定してレジずれ量を算出し、シリアル通信IC1
02、シリアル通信ドライバ103を通して、あるいは
I/Oインタフェース105、シリアル通信107を通
して各種補正系104を制御するものである。また、C
PU98は、I/Oインタフェース105を介して、図
1(a)及び図6に示す制御回路65及びDrive−
Y、Drive−M、Drive−Cに補正データを送
信し、その補正データに基づいて制御回路65が感光体
駆動モーター58を制御する。
【0076】ところで、この実施例では、画像形成手段
の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの
回転位相を検出する位相検出手段と、上記位相検出手段
によって検出された位相情報に基づいて、画像形成手段
の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの
回転位相を個別に調整する回転位相調整手段を備えるよ
うに構成されている。
【0077】さらに、この実施例では、当該画像形成装
置に発生する周期的な回転変動を検出するための色ずれ
検出用パターンを形成するための画像信号を画像形成手
段に出力する色ずれ検出用パターン出力手段と、上記無
端状担持体上に形成された色ずれ検出用パターンを検出
するパターン検出手段と、上記パターン検出手段からの
検出信号に基づいて画像形成手段の像担持体及び無端状
担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出する位
相検出手段と、上記位相検出手段によって検出された位
相情報に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状
担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整
する回転位相調整手段を備えるように構成されている。
【0078】まず、この実施例では、上記デジタルカラ
ー複写機に発生する周期的な回転変動を検出するための
AC成分検出専用の色ずれ検出用パターンを、転写ベル
ト上に形成するための画像信号を画像形成手段に出力す
る色ずれ検出用パターン出力手段を備えている。
【0079】すなわち、この実施例では、図14(a)
に示すように、転写ベルト24上に、副走査方向の回転
変動を検出するため、主走査方向に直線状に形成された
K、Y、M、Cの4色のパターン110a(K)、11
0a(Y)、110a(M)、110a(C)を、副走
査方向に沿って一定の細かいピッチpで互いに平行に4
色形成するとともに、主走査方向の回転変動を検出する
ため、副走査方向に沿って直線状に形成されたK、Y、
M、Cの4色のパターン110b(K)、110b
(Y)、110b(M)、110b(C)を、副走査方
向の1本の直線に沿って1組形成するように構成されて
いる。そして、これらのAC色ずれ検出用パターン11
0a(K)、110a(Y)、110a(M)、110
a(C)及び110b(K)、110b(Y)、110
b(M)、110b(C)は、図14(a)に示すよう
なものが転写ベルト24上にその移動方向に沿って多数
繰り返して、例えば転写ベルト24の全周にわたって形
成され、サンプリングされる。また、AC色ずれ検出用
パターン110a(K)、110a(Y)、110a
(M)、110a(C)及び110b(K)、110b
(Y)、110b(M)、110b(C)は、転写ベル
ト24の幅方向の片側または手前側と奥側の両方に必要
に応じて形成される。
【0080】なお、図14(b)に示すように、主走査
方向の回転変動を検出するため、副走査方向に沿って直
線状に形成されたK、Y、M、Cの4色のパターン11
0b(K)、110b(Y)、110b(M)、110
b(C)を、副走査方向に沿って互いに平行に長く形成
しても良い。
【0081】また、上記AC成分検出専用の色ずれ検出
用パターンのうち、副走査方向の回転変動を検出するた
めのパターン110a(K)、110a(Y)、110
a(M)、110a(C)は、図14(a)に示すよう
に、転写ベルト24の移動方向における間隔Pが、当該
デジタルカラー複写機に発生する周期的な回転変動の周
波数に対応して設定されている。その際、上記デジタル
カラー複写機に発生する周期的な回転変動の周波数は、
前述したように、感光体ドラム6K、6Y、6M、6C
の1周の周期、転写ベルト24のドライブロール25の
1周の周期、それらを駆動するギアの振動成分や偏心成
分、更には転写ベルト24のウオーク等、様々な周波数
成分にわたる。従って、一度にこれらの周波数全てを検
出するには、非常に高いサンプリング周波数が必要にな
る。しかし、実際にはパターンの幅や演算時間等の関係
で、非常に高いサンプリング周波数に対応させてパター
ンを形成するのは不可能である。
【0082】そこで、この実施例では、AC成分検出専
用パターンを必要に応じて複数通り持ち、各AC成分検
出専用パターンに検出する周波数を割り当てるようにし
ている。これによりサンプリング周波数を抑えながら高
いACカラーレジずれの検出精度を得ることができる。
ただし、これに限定されるものではなく、比較的高いサ
ンプリング周波数に対応して一つのAC成分検出専用パ
ターンのみを形成し、この一つのAC成分検出専用パタ
ーンを用いて決められた単数または複数個のAC成分を
検出するように構成しても勿論よい。
【0083】ところで、AC成分を検出する際には、検
出に要する時間の都合上、低い周波数ほど繰り返しサン
プル回数を得るのが困難となる。従って、低い周波数の
サンプル精度を如何に向上させるかが問題となる。今、
仮にデジタルカラー複写機のシステムが持つ複数のAC
振動周波数がA、B、C(A>B>C)であったとす
る。低い周波数Cを検出するときは、サンプリング周波
数を故意に高い周波数AやBそのもの若しくはその約
数、Cのサンプリングに支障がない時には、図15に示
すように、AとBの公約数の周波数に合わせてサンプリ
ングするように設定される。例えば、A=30Hz、B
=20Hz、C=3Hzの時は,サンプル周波数が10
Hzに設定される。一方、支障がある時は、より精度に
影響を受けやすい方の周波数又はその約数にサンプリン
グ周波数を設定する。例えば、A=30Hz、B=5H
z、C=3Hzの時はサンプリング周波数を10または
15または30Hzに設定する。このときは、振動成分
Bと振動成分Cのどちらかの振幅が小さくないと、Bと
Cを分離するのが困難となるが、例えば振動成分Bの振
幅が振動成分Cの振幅に比べて小さい場合には、振動成
分Bを無視することができ、振動成分Cのみを検出する
ことが可能となる。
【0084】このように、サンプリング周波数を設定す
ることにより、図16に示すように、周波数AやBの振
動成分を不感帯にすることができるので、振動成分Cの
みの検出及び解析を容易に行うことができると共に、サ
ンプル精度を向上することができる。
【0085】以上の理論的な考察に基づいて、この実施
例では、AC成分検出専用の色ずれ検出用パターンをサ
ンプリングする周波数を、当該デジタルカラー複写機に
発生する複数の周期的な回転変動のうち、周波数の高い
回転変動に対応させて設定している。
【0086】いま、感光体ドラム6の回転周波数を0.
5Hz、転写ベルト24のドライブロール25の回転周
波数を5Hzとすると、AC成分検出専用の色ずれ検出
用パターン110をサンプリングする周波数は、周波数
の高い転写ベルト24のドライブロール25の回転周波
数と等しい5Hzに設定される。その結果、上記デジタ
ルカラー複写機のプロセススピードを160mm/se
cとすると、AC成分検出専用の色ずれ検出用パターン
110のうち、副走査方向の回転変動を検出するための
パターン110a(K)、110a(Y)、110a
(M)、110a(C)は、図14に示すように、転写
ベルト24の移動方向における同一色のパターンの間隔
Pが、例えば、160(mm/sec)÷5(Hz)=
32(mm)に設定されるとともに、隣接する色の異な
るパターンの間隔pが8mmに設定される。しかし、こ
れに限定されるものではなく、サンプル周波数を5Hz
の半分の2.5Hzとしたとき、同一色のパターンの間
隔Pを64mm程度に設定しても良い。
【0087】そして、上記AC成分検出専用の色ずれ検
出用パターン110は、図6等に示すように、前記パタ
ーン検出手段70によって検出され、このパターン検出
手段70からの検出信号に基づいて画像形成ユニット5
K、5Y、5M、5Cの感光体ドラム6K、6Y、6
M、6Cの回転位相が、位相検出手段を兼ねる色ずれ補
正用基板76によって検出される。さらに、上記色ずれ
補正用基板76によって検出された位相情報に基づい
て、画像形成ユニット5K、5Y、5M、5Cの感光体
ドラム6K、6Y、6M、6Cの回転位相を、回転位相
調整手段を兼ねる色ずれ補正用基板76によって個別に
調整するように構成されている。なお、上記パターン検
出手段70からの検出信号に基づいて転写ベルト24の
回転位相を検出し、この転写ベルト24の位相情報に基
づいて、当該転写ベルト24及び感光体ドラム6K、6
Y、6M、6Cの両方又は一方の回転位相を調整するよ
うに構成しても良い。
【0088】以上の構成において、この実施例に係るデ
ジタルカラー複写機では、次のようにして、画像形成手
段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つ
の回転位相を個別に調整可能とすることにより、画像形
成手段の像担持体若しくは無端状担持体自身又はその取
付けに起因する偏心、回転軸のクリアランス誤差による
偏心等の影響を低減し、ACカラーレジずれによる画質
劣化を抑制することが可能となっている。
【0089】すなわち、上記デジタルカラー複写機で
は、機内温度の変化やデジタルカラー複写機に外力が加
わることにより、各画像形成ユニット自身の位置や大き
さ、更には各画像形成ユニット5K、5Y、5M、5C
内の部品の位置や大きさが微妙に変化することがある。
このうち、機内温度の変化や外力は避けられないもので
あり、例えば、紙詰まりの復帰、メインテナンスによる
部品交換、デジタルカラー複写機の移動などの日常的な
作業が、デジタルカラー複写機へ外力を加えることとな
る。そして、上記デジタルカラー複写機に機内温度の変
化や外力が作用すると、各色の画像形成ユニット5K、
5Y、5M、5Cで形成される画像の位置合わせ具合が
悪化し、DC的なカラーレジずれが発生して高画質を維
持することが困難となる。
【0090】また、上記デジタルカラー複写機では、例
えば、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの1周の周
期、転写ベルト24のドライブロール25の1周の周
期、それらを駆動するギアの振動成分や偏心成分、転写
ベルト24のウオーク等のように、短い周期で変動する
比較的周波数の高いAC的なカラーレジずれも存在す
る。
【0091】ところで、上記デジタルカラー複写機にお
いて、更なる高画質化の要求に応えるためには、カラー
レジずれを高精度、例えば70μm程度以下に抑えるこ
とが必要となってくる。そのためには、画像形成ユニッ
トや転写ベルトそのものの製造精度や駆動装置の精度等
を向上させることにより、DC成分やAC成分のカラー
レジずれの絶対量を低減するとともに、感光体ドラムや
転写ベルト等の駆動系の回転変動を随時検出して、AC
成分のカラーレジずれの影響を打ち消すようにアクテイ
ブな制御を行うことが必要となってくる。
【0092】そこで、上記デジタルカラー複写機では、
装置の電源投入時や紙詰まりの復帰動作後、その他所定
のタイミングで、通常の画像形成モード(プリントモー
ド)の開始前や通常の画像形成モード(プリントモー
ド)の間等に、必要に応じてDC色ずれ検出用パターン
71のサンプリング動作およびこれに基づく補正モー
ド、並びにAC色ずれ検出用パターン110のサンプリ
ング動作およびこれに基づく所定の制御が実施されるよ
うになっている。その際、AC色ずれ検出用パターン1
10のサンプリング動作およびこれに基づく所定の制御
は、DC色ずれ検出用パターン71のサンプリング動作
およびこれに基づく補正モードの度に実行してもよい
が、この実施例では、装置の電源投入直後の色ずれ補正
サイクルの中で1回だけ、AC色ずれ検出用パターン1
10のサンプリング動作およびこれに基づく補正動作を
実行するように設定されている。
【0093】まず、この実施例では、図17に示すよう
に、色ずれ補正サイクルを実行するか否かを判別し(ス
テップS10)、色ずれ補正サイクルを実行する場合に
は、DC色ずれ検出粗調パターンサンプルを行う(ステ
ップS11)。ここで、色ずれ検出粗調パターンは、図
12に示すDC色ずれ検出用パターン71よりもピッチ
が大きく設定されたものであり、DC色ずれの粗調整を
行うためのものである。この色ずれ検出粗調パターンサ
ンプルでは、粗調用パターンのサンプルデータを取り込
み、サンプリングデータの演算を行って像位置を求め
る。そして、全サンプリングデータについての像位置が
求まると、各種DCレジの補正値の演算を行い(ステッ
プS12)、各種DCレジの補正値を設定して(ステッ
プS13)、この各種DCレジの補正値設定が終了する
と、これをコントロール基板78へ通信で送信する(ス
テップS14)。
【0094】次に、後に詳述するように、上記転写ベル
ト24上に形成されたAC成分検出専用の色ずれ検出用
パターン110の検出及び演算に基づいて、各色ドラム
ACレジ演算及びそれに伴う一連の動作を行った後(ス
テップS15〜ステップS18)、色ずれ検出微調パタ
ーンサンプルを行う(ステップS19)。ここで、色ず
れ検出微調パターン71は、図12に示すものであり、
DC色ずれの微調整を行うためのものである。この色ず
れ検出微調パターンサンプルでは、微調用パターン71
のサンプルデータを取り込み、サンプリングデータの演
算を行って像位置を求める。そして、全サンプリングデ
ータについての像位置が求まると、各種DCレジの補正
値の演算を行い(ステップS20)、各種DCレジの補
正値を設定して(ステップS21)、この各種DCレジ
の補正値設定が終了すると、これをコントロール基板7
8へ通信で送信し(ステップS22)、補正サイクルを
終える。
【0095】その際、装置の電源投入直後のDCカラー
レジ補正サイクルの粗調終了前にAC成分検出・補正サ
イクルを実施すると、DCカラーレジのばらつきが存在
するため、AC色ずれ検出用パターン110のサンプル
周期を短くすると、前後のパターン110がオーバーラ
ップする可能性があるため、パターン間隔を縮めること
ができない。それに対して、少なくともDCカラーレジ
補正サイクルの粗調終了後では、DCカラーレジのばら
つきが僅かになるので、パターン間隔を縮めることがで
きる。このように、好ましくはACカラーレジ補正サイ
クルをDCカラーレジ補正サイクルの粗調と微調の間に
入れることで、DCカラーレジ補正の微調整の際には、
AC成分の影響を少なくすることができ、より精度の良
いDCカラーレジ補正が可能となる。
【0096】次に、AC色ずれ検出用パターンのサンプ
リング動作およびこれに基づく制御動作について詳細に
説明する。
【0097】まず、AC色ずれ検出用パターンのサンプ
リング動作およびこれに基づく制御モードでは、図6に
示すように、コントロール基板78によって各部に指令
が出され、各インターフェイス基板75K、75Y、7
5M、75Cは、内蔵する色ずれ検出用パターン出力手
段により、AC色ずれ検出用パターン110の画像デー
タを各々対応する画像形成ユニット5K、5Y、5M、
5Cに順次出力し始める。このとき、各インターフェイ
ス基板75K、75Y、75M、75Cが画像データの
出力を開始するタイミングは、通常の画像形成モード
(プリントモード)のタイミングと全く同じである。こ
れにより、各画像形成ユニット5K、5Y、5M、5C
は、この画像データに基づいて各々所定の色ずれ検出用
パターン110を形成し、通常の画像形成モード(プリ
ントモード)と同じタイミングで順次転写ベルト24に
多重転写して、色ずれ検出用パターン110が図14
(a)に示すように転写ベルト24上に多数形成され
る。
【0098】そして、上記図17のステップ15に示す
AC成分検出専用の色ずれ検出用パターン110の検出
及び演算のサブルーチンでは、図18に示すように、最
初に変数Nを0に設定した後、Nに1を加算して(ステ
ップS30、S31)、サンプルパターン110の各色
ドラム1周分を1ブロックとして、図19に示すよう
に、最初からNブロック目(最初は1ブロック目)のデ
ータを切り出す(ステップS32)。次に、図20に示
すように、各色の感光体ドラム6K、6Y、6M、6C
の回転変動における最小値(Min)のアドレス算出、
各色の回転変動における最大値(Max)のアドレス算
出、各色立ち上がりゼロクロスアドレス算出、及び各色
立ち下がりゼロクロスアドレス算出を行う(ステップS
33)。そして、上記各色毎の4つのアドレス算出の結
果から、各々の感光体ドラムの回転位相を推測し(ステ
ップS34)、各色上記4アドレスの位相推測結果の平
均を取る(ステップS35)。その後、変数Nが所定値
Nとなり、Nブロックのデータの切り出し及び位相の推
測等が終了したか否かが判別され(ステップS36)、
Nブロックのデータの切り出し及び位相の推測等が終了
するまで、上記の動作を繰り返す(ステップS31〜S
35)。そして、最後に各色N回分のアドレスの位相推
測結果の平均を取り(ステップS37)、ACレジ演算
サブルーチンのアルゴリズムを終了する。
【0099】その際、上記感光体ドラム6K、6Y、6
M、6CのAC成分の位相検出は、例えば、各色毎に概
ね転写ベルト24の1周分に相当するパターン110を
検出するように、N(例えば、3〜7)の値が設定され
る。こうすることによって、少なくとも転写ベルト24
の1周分に起因する回転変動をも考慮することができ
る。
【0100】すると、図17に示すステップS16にお
いて、各色の感光体ドラム6K、6Y、6M、6CのA
Cレジ位相ずれがあるか否かが判別され、各色の感光体
ドラム6K、6Y、6M、6CにACレジ位相ずれがな
い場合には、前述したようにDC色ずれ検出の微調整を
行う(ステップS19〜ステップS22)。一方、転写
ベルト24上の同一の転写ポイントを基準として、図2
1に示すように、各色の感光体ドラム6K、6Y、6
M、6Cの回転変動にACレジ位相ずれがある場合に
は、CPU98は、同じく図21に示すように、黒色の
感光体ドラム6Kに対する各色感光体ドラム6Y、6
M、6CのAC振動成分の位相ずれ量φの演算を行った
後(ステップS17)、Y、M、Cの各感光体ドラム6
Y、6M、6Cの駆動制御基板66(図4)へ通信で補
正値を送信し(ステップS18)、前述したようにDC
色ずれ検出の微調整動作へと移行する(ステップS1
9)。
【0101】次に、具体的なAC成分検出専用の色ずれ
検出用パターンのサンプル及び補正のアルゴリズムにつ
いて説明する。
【0102】上記AC成分検出専用の色ずれ検出用パタ
ーン110のサンプリングでは、図22に示すように、
パターン書き込みが開始されるのを待って(ステップS
101)、光量補正、シェーデイング補正を行い(ステ
ップS102〜S103)、副走査方向のKデータのサ
ンプル開始・終了アドレスを設定する(ステップS10
4)。
【0103】そして、Kデータのサンプル終了割り込み
が発生するまで待ち(ステップS105)、副走査方向
のサンプリングデータ(Kデータ)をメインRAM10
0にブロック転送する(ステップS106)。
【0104】続けて副走査方向のYデータのサンプル開
始・終了アドレスを設定した後(ステップS107)、
副走査方向のKデータの像位置を演算する(ステップS
108)。
【0105】次に、図23に示すように、Yデータのサ
ンプル終了割り込みが発生するまで待ち(ステップS1
13)、副走査方向のサンプリングデータ(Yデータ)
をメインRAM100にブロック転送した後(ステップ
S114)、副走査方向のMデータのサンプル開始・終
了アドレスを設定し(ステップS115)、副走査方向
のYデータの像位置を演算する(ステップS116)。
【0106】次に、図24に示すようにMデータのサン
プル終了割り込みが発生するまで待ち(ステップS11
9)、以下同様にして図24〜図25に示すようにCデ
ータまでの処理を行い(ステップS120〜S13
1)、規定回数のサンプリングが終了するまでステップ
S105に戻って繰り返し同様の処理を行い、規定回数
のサンプリングが終了すると(ステップS132)、サ
ンプリングデータの平均演算を行う(ステップS13
4)。
【0107】副走査サンプル開始ポイント補正では、図
26に示すように、まず各色のノミナル設計サンプルア
ドレスを設定して(ステップS141)、サンプル終了
まで待ち(ステップS142)、各色の像位置を演算す
る(ステップS143)。K、Y、M、Cについてサン
プルが完了するまで繰り返し同様の処理を行う(ステッ
プS144)。
【0108】次に、前回のKサンプル範囲の中心に対す
るKの像位置アドレスのずれ量Δを演算する(ステップ
S145)。なお、前回のサンプルが汚れ等で像位置ア
ドレスを確定できなかった場合には前々回、さらに前々
回も確定できなかった場合には前々々回の補正値を使用
する。
【0109】(設計値−ずれ量Δ)からKのベルト進行
方向に垂直なパターン(副走査方向の色ずれ検出用パタ
ーン)の次回のサンプル開始・終了アドレスを演算し、
設定する(ステップS146〜S147)。そして、K
サンプル終了を待つ(ステップS148)。但し、シス
テム的に必要がなければステップS145は省略するこ
とができる。その際、K〜K間のサンプル開始間隔は一
定とする。
【0110】次に、図27に示すようにKの像位置を演
算する(ステップS149)。そして、各色(Y、M、
C)のサンプル開始・終了アドレスを設定し(ステップ
S150)、サンプル完了を待つ(ステップS15
1)。K−Y、Y−M、M−Cは一定値とする。そのこ
とで、AC成分を検出する際に行なうサンプル方法によ
って生じるずれ分の補正は、ステップS145〜S14
7で補正したKのサンプル範囲補正値を一律に補正する
だけで済むので、演算工数が減る。次に、各色(Y、
M、C)の像位置を演算する(ステップS152)。
【0111】Y、M、Cのサンプル完了までステップS
150からの処理を繰り返し(ステップS153)、さ
らに規定回数のサンプル終了までステップS145から
の処理を繰り返し行う(ステップS154)。
【0112】サンプル後のKに対する各色のアドレス誤
差の補正では、図28に示すように、各色のパターンサ
ンプル(ステップS161)、像位置アドレスの演算
(ステップS162)を順次行い、 K、Y、M、Cの各サンプルパターン毎に求めた像アド
レス−(K−Y、Y−M、M−C見開き間隔を固定する
ことで生じる誤差の補正値(設定固定値)) を行う(ステップS164)。 Kの見開き開始ポイントの補正による誤差の補正(K、
Y、M、C各サンプルパターン毎に求めた像アドレス)
−(Kの見開き補正分)
【0113】さらに、K、Y、M、Cの各サンプルパタ
ーン毎に求めた像アドレス−(ROS書き込み/CCD
読み出し周波数の不整合で生じる誤差の補正値(設定固
定値)) を行う(ステップS165)。
【0114】以上の結果、各色、各パターン毎の絶対ア
ドレスが正確に求められる(ステップS166)。それ
らを分析することで、AC成分を検出することができ
る。
【0115】上記ACレジずれ測定用パターン110を
読み込んだときの理想的な像プロファイルは、一般に図
11に示すようになる。そして、重心法を使ってこのパ
ターンイメージの中心を求め、この操作を繰り返して平
均を求めることによって正確な像位置アドレスを決定す
ることができる。
【0116】なお、主走査方向の色ずれ検出用パターン
のサンプリングも、上記と同様に行われる。
【0117】ところで、上記AC成分検出専用の色ずれ
検出用パターン110のサンプリングデータは、デジタ
ルカラー複写機にAC成分のカラーレジずれが発生して
いなければ、各色のAC色ずれ検出用パターン110の
間隔は、図29に示すように、一定値となるはずであ
る。ところが、実際のデジタルカラー複写機には、感光
体ドラム6の1周の周期、転写ベルト24のドライブロ
ール25の1周の周期、それらを駆動するギアの振動成
分や偏心成分、更には転写ベルト24のウオーク等、様
々な周波数成分にわたる回転変動が存在する。そのた
め、各色の色ずれ検出用パターン110の間隔は、図1
9に示すように、一定値とはならず、周期的に変動する
AC成分のカラーレジずれが発生する。
【0118】そこで、この実施例では、メインRAM1
00に格納された各色の色ずれ検出用パターン110の
間隔のサンプリングデータに基づいて、サンプルパター
ンの各色ドラム1周分を1ブロックとして、前述したよ
うに、最初から1ブロック目のデータを図19に示すよ
うに切り出す。
【0119】次に、このようにして切り出された各感光
体ドラムの回転変動における最小値(Min)のアドレ
ス算出、各色の回転変動における最大値(Max)のア
ドレス算出、各色立ち上がりゼロクロスアドレス算出、
及び各色立ち下がりゼロクロスアドレス算出を行う(ス
テップS20)。ここで、各感光体ドラムの回転変動に
おける最小値(Min)のアドレス算出、各色の回転変
動における最大値(Max)のアドレス算出、各色立ち
上がりゼロクロスアドレス算出、及び各色立ち下がりゼ
ロクロスアドレス算出は、まず、サンプリング周波数に
応じて、図19に示すような各色の色ずれ検出用パター
ン110の離散的な間隔データをサンプリングし、図3
0に示すように、次式に基づいて平均値を計算する。 平均値=Σ(f(X)/n) ここで、ΣはX=X-nからX=Xn までとるものとす
る。
【0120】そして、各色の色ずれ検出用パターン11
0における間隔のサンプリングデータが、図20に示す
ように、平均値のデータをゼロとする立ち上がりゼロク
ロスアドレスと、立ち下がりゼロクロスアドレスを求め
る。また、上記各色の色ずれ検出用パターン110にお
ける間隔のサンプリングデータから、各感光体ドラム6
K、6Y、6M、6Cの回転変動における最小値(Mi
n)のアドレス算出、各色の回転変動における最大値
(Max)のアドレス算出を行う。
【0121】そして、このように算出された各感光体ド
ラム6K、6Y、6M、6Cの回転変動における最小値
(Min)のアドレス算出、各色の回転変動における最
大値(Max)のアドレス算出、立ち上がりゼロクロス
アドレス算出と、立ち下がりゼロクロスアドレス算出の
結果から、各々の感光体ドラム6K、6Y、6M、6C
の回転変動の位相をそれぞれ推測する。その際、図20
の4つの要素から求めたアドレス値を平均化すること
で、位相検出の精度を上げることができ、更にこうして
求められた位相をNブロック分を平均化することで、位
相検出の精度を一層向上させることができる。
【0122】上記の操作をNブロック分、つまり各々の
感光体ドラム6K、6Y、6M、6CのN回転分の位相
推測値をN個算出し、これらの各感光体ドラム当たりN
個の位相推測値を更に平均して、各感光体ドラムの位相
推測値とする。
【0123】その際、上記各感光体ドラム6K、6Y、
6M、6Cの1回転当たりの4つのアドレス算出値のい
ずれか1つのみを求めて、これから位相を推測してもよ
いが、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの1回転
当たりの4つのアドレス算出値を平均化して、各感光体
ドラム6K、6Y、6M、6Cの1回転当たりの位相推
測値とするのは、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6
Cの回転変動をACレジずれ検出用のパターンによって
離散的にサンプリングしているため、図31に示すよう
に、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの検出され
た最大値や最小値のアドレスと、実際のアドレス値の間
に誤差が生じる。そのため、各感光体ドラム6K、6
Y、6M、6Cの1回転当たりの4つのアドレス算出値
を平均化することによって、離散的にサンプリングして
得られた最大値や最小値のアドレス等に含まれる、プラ
ス及びマイナスにランダムに分散する誤差の影響を少な
くし、位相の検出精度を向上させるためである。
【0124】なお、立ち上がりゼロクロスアドレス算出
と、立ち下がりゼロクロスアドレス算出の値は、ゼロク
ロス点を内挿又は外挿することによって求めることがで
きるため、最大値や最小値に比べて検出精度が良い。
【0125】そして、CPU98は、各感光体ドラム6
K、6Y、6M、6Cの位相推測値を所定の値と比較し
て、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの回転変動
に図21に示すような位相ずれがある場合には、黒色の
感光体ドラム6Kに対する各色感光体ドラム6Y、6
M、6Cの位相φがどれだけずれているかを演算し、こ
の演算結果をイエロー、マゼンタ、サイアンの各感光体
ドラム6Y、6M、6Cの駆動制御基板66へ通信で補
正値を送信し(ステップS19)、イエロー、マゼン
タ、サイアンの各感光体ドラム6Y、6M、6Cの駆動
制御基板66では、位相が黒の感光体ドラム6Kの位相
と一致するように回転位相の調整を行う。この感光体ド
ラム6の回転位相の調整が必要になった時は、例えば、
必要な分だけ感光体ドラム6若しくは中間ドラム24を
空回しすることによって、位相調整を行う。この感光体
ドラム6若しくは中間ドラム24を空回しすることによ
って行う位相調整は、デジタルカラー複写機の待機中に
行うのが好ましい。また、位相調整時には、少なくとも
位相を調整する感光体ドラム6と転写ベルト24とを接
触させる転写バッフル48Y、48M、48C(図3
中)を下げておくことによって、転写ベルト24と感光
体ドラム6が接触した状態でスリップすることにより、
両者が磨耗したり損傷するのを防止することができる。
【0126】このように位相調整を行うため、図4に示
すように、感光体ドラム6の駆動軸56に取り付けられ
たエンコーダー64の回転位相を、M(M:自然数)分
割して調整することができる駆動制御回路65を備えて
いる。この駆動制御回路65は、CPU98から通信に
よって指定された絶対位相、すなわち図32に示すよう
にエンコーダー64のセンサー64aの取付け位置によ
って決まる基準となる位相に、エンコーダー64の1回
転当たり1回パルスが出力されるZ相64b(1回転の
基準点)を合わせるか、又は指示された位相の増減分だ
け感光体ドラム6の回転を調整し、位相を調整する機能
を有している。
【0127】いま、図21に示すように、イエロー色の
感光体ドラム6Yの回転位相φが黒色の感光体ドラム6
Kに対して、1/2周期遅れている(又進んでいる)と
すると、CPU98は、イエロー色の感光体ドラム6Y
の駆動制御基板65へ演算結果を送信し、イエロー色の
感光体ドラム6Yの回転位相を1/2周期進めるように
制御する。このイエロー色の感光体ドラム6Yの回転位
相を1/2周期進める制御は、例えば、図33に示すよ
うに、イエロー色の感光体ドラム6Yを停止させる際
に、当該感光体ドラム6Yのみを180度空回転して停
止させ、位相を180度進めることによって行われる。
【0128】なお、感光体ドラム6の回転位相を調整す
る際に、位相を進めるか遅らせるかは、コントロール基
板78が調整量の少ない方を選択するように構成すれば
よい。
【0129】また、上記感光体ドラム6の位相制御は、
位相調整が必要になった時、図34に示すように、必要
な分だけ感光体ドラム6若しくは転写ベルト24の回転
速度を必要な時間だけ変化させることで、位相調整を行
うようにしても良い。その際、感光体ドラム等の速度を
微妙に遅く又は速くすることによって、転写ベルト24
と感光体ドラム6のスリップ量が僅かになるように制御
するのが望ましい。
【0130】さらに、上記感光体ドラム6若しくは転写
ベルト24の位相調整は、レジコントロールサイクル直
後の用紙フィーダの待ち時間、スタートキーを押した直
後や濃度検出サイクル等、プリント画像を形成していな
いタイミングで実行することにより、補正時間を短縮す
ることができる。
【0131】そして、全サンプリングデータについての
ACレジずれの振動周波数成分や振幅等が求まると、補
正データの演算を行い、補正データを送信するようにな
っている(図17のステップS18)。
【0132】このように、上記実施例では、デジタルカ
ラー複写機の感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの回
転位相を個別に調整する回転位相調整手段としてのコン
トロール基板78を備えるように構成されているので、
感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの回転位相をコン
トロール基板78によって個別に調整して、回転変動の
位相を一致させることにより、感光体ドラム6K、6
Y、6M、6C若しくは転写ベルト24自身又はその取
付けに起因する偏心、回転軸のクリアランス誤差による
偏心等を低減することができる。
【0133】また、この実施例では、デジタルカラー複
写機に発生するAC成分を検出するためのAC色ずれ検
出用パターン110を形成するための画像信号を画像形
成ユニット5K、5Y、5M、5Cに出力する色ずれ検
出用パターン出力手段と、転写ベルト24上に形成され
た色ずれ検出用パターン110を検出するパターン検出
手段70と、上記パターン検出手段70からの検出信号
に基づいて感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの回転
位相を検出する位相検出手段としての色ずれ補正用基板
76と、上記色ずれ補正用基板76によって検出された
位相情報に基づいて、感光体ドラム6K、6Y、6M、
6Cの回転位相を個別に調整する回転位相調整手段とし
てのコントロール基板78を備えるように構成されてい
るので、転写ベルト24上に当該デジタルカラー複写機
に発生する周期的な回転変動を検出するためのAC色ず
れ検出用パターン110を形成し、これをパターン検出
手段70によって検出して、上記パターン検出手段70
からの検出信号に基づいて感光体ドラム6K、6Y、6
M、6Cの回転位相を色ずれ補正用基板76によって検
出することにより、当該デジタルカラー複写機に発生す
る周期的な回転変動を精度良く検出して、コントロール
基板78によって感光体ドラム6K、6Y、6M、6C
の回転変動の影響が画像上に現れるのを抑制するように
位相を調整することができ、一層高画質化を図ることが
可能となる。
【0134】又さらに、この実施例では、上記コントロ
ール基板78は、転写ベルト24上の同一の転写ポイン
トで転写される画像の位相が揃うように、黒色の感光体
ドラム6Kを基準に他の感光体ドラムの回転位相を個別
に調整するように構成されているので、感光体ドラム6
K、6Y、6M、6Cに回転変動がある場合でも、その
回転変動の影響が画像上に現れるのを抑制することがで
きる。
【0135】また、この実施例では、コントロール基板
78は、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cのうち、
少なくとも1つを空回転させることで回転位相を個別に
調整するように構成されているので、感光体ドラム6
K、6Y、6M、6Cの位相調整を容易に行うことがで
きる。
【0136】さらに、この実施例では、上記パターン検
出手段70は、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの
1周の周長のN倍(N:自然数)に相当するAC色ずれ
検出用パターン110を検出し、上記色ずれ補正基板7
6は、これらのAC色ずれ検出用パターン110の検出
信号に基づいて感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの
回転位相を検出するように構成されているので、AC色
ずれ検出用パターン110によって感光体ドラム6K、
6Y、6M、6C及び転写ベルト24の1周以上の回転
変動を検出することができ、感光体ドラム6K、6Y、
6M、6C及び転写ベルト24の回転変動に正確に対応
した位相検出を行うことができる。すなわち、上記感光
体ドラム6K、6Y、6M、6C若しくは転写ベルト2
4の1周分のAC色ずれ検出用パターン110で判断す
ると、突発的な変動要因や他のAC変動要因の影響を受
ける虞れがある。そこで、より多くのN周分のAC色ず
れ検出用パターン110のサンプル結果から判断したN
個の回転位相を平均化することで、より高い検出精度を
得ることができる。
【0137】また、感光体ドラム6K、6Y、6M、6
Cの1周分のパターンデータから位相を判定すると、感
光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの1周に相当するA
C振動成分より周期の長いAC振動成分を持つもの、上
記実施例では、図35に示すように、唯一つの転写ベル
ト24の1周のAC成分の影響を受けてしまう。そこ
で、概ね転写ベルト24の1周分のパターンを検出し、
その中で検出した感光体ドラム6K、6Y、6M、6C
のN周分のパターンのサンプル結果から判断したN個の
回転位相を平均化することで、より高い検出精度を得る
ことができる。
【0138】更に、この実施例では、上記色ずれ検出用
パターン110のサンプリングを、装置の電源投入直後
のDCカラーレジ補正サイクルの粗調整又は微調整が終
了した後に実施するように構成されているので、回転変
動を検出するための色ずれ検出用パターンを精度良く形
成することができ、感光体ドラム6等の回転変動の位相
を高精度に検出することができる。
【0139】実施例2 図36はこの発明の実施例2を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、上記位相検出手段が、像担持体若しく
は無端状端自体の1周分のパターンデータから位相を検
出するように構成したものである。
【0140】すなわち、上記実施例1のように、感光体
ドラム6K、6Y、6M、6CのN周に相当するAC振
動成分より、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの
位相を検出すると、当該感光体ドラム6K、6Y、6
M、6CをN周回転させる分だけ位相の検出に要する時
間が長くなる。
【0141】そのため、この実施例では、感光体ドラム
6K、6Y、6M、6Cの1周分のパターンデータよ
り、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの位相を検
出することができるようになっている。その際、感光体
ドラム6K、6Y、6M、6Cの1周分のパターンデー
タから、当該各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの
位相を検出すると、位相の検出誤差が大きくなる虞れが
あるため、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの1
周分のパターンデータから、図36に示すように、回転
変動データの平均値を取り、平均値に対する各色Min
のアドレス値、各色Maxのアドレス値、各色立ち上が
りゼロクロスアドレス値、及び各色立ち下がりゼロクロ
スアドレス値のそれぞれから、各感光体ドラム6の回転
変動の位相を求め、これら各色Minのアドレス値や各
色Maxのアドレス値等の4つのアドレス値から求めら
れた位相値を平均して、この平均値をもって各感光体ド
ラム6の回転位相を決定することで、より高い精度で位
相を判定することができる。
【0142】実施例3 図37はこの発明の実施例3を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、像担持体を有する画像形成手段を複数
備え、当該複数の画像形成装置の像担持体として、当該
像担持体を製造する上での同一の機械的特徴を有する像
担持体をすべて使用するように構成されている。
【0143】すなわち、この実施例では、複数の画像形
成ユニット5K、5Y、5M、5Cのメインテナンス時
に、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cを交換する時
は、全ての感光体ドラム6K、6Y、6M、6C及びそ
の支持部品を少なくとも同一ライン又は同一ロットで製
造されたものを用いるようになっている。更に好ましく
は、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cとその支持部
品の位相関係を一定にするように構成されている。つま
り、感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cやフランジの
製造時に、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cやフ
ランジの同一位相の位置に、図37に示すように、位相
基準マーク130を設け、この位相基準マーク130に
従って、各感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの位相
を合わせるように、感光体ドラムとフランジをアッセイ
する。その際,感光体ドラム6K、6Y、6M、6Cの
取り付け時にマークを全て同一位相に合わせて取り付け
る。
【0144】このことで感光体ドラム6K、6Y、6
M、6Cとその支持部品のばらつきが小さくなり、位相
補正をした時に、その位相の振幅が概ね一致する特性を
得ることができる。即ちAC振動特性による色ずれは、
任意の転写位置における複数個の画像形成ユニットのA
C振動特性の差分で効いてくるので、AC特性の位相が
同じで且つ振幅が同じ場合差分は、図38に示すように
ゼロになる。
【0145】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用からな
るもので、この発明の請求項第1項に係る画像形成装置
においては、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体
のうち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整する回
転位相調整手段を備えるように構成されているので、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの回転位相を回転位相調整手段によって個別に
調整することにより、画像形成手段の像担持体若しくは
無端状担持体自身又はその取付けに起因する偏心、回転
軸のクリアランス誤差による偏心等を低減することがで
きる。
【0146】また、この発明の請求項第2項に係る画像
形成装置は、上記画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出する位相
検出手段と、上記位相検出手段によって検出された位相
情報に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整す
る回転位相調整手段を備えるように構成されているの
で、位相検出手段によって画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出
して、回転位相調整手段によって画像形成手段の像担持
体等の回転変動の影響が画像上に現れるのを抑制するこ
とができ、高画質化を図ることが可能となる。
【0147】さらに、この発明の請求項第3項に係る画
像形成装置は、当該画像形成装置に発生する周期的な回
転変動を検出するための色ずれ検出用パターンを形成す
るための画像信号を画像形成手段に出力する色ずれ検出
用パターン出力手段と、上記無端状担持体上に形成され
た色ずれ検出用パターンを検出するパターン検出手段
と、上記パターン検出手段からの検出信号に基づいて画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの回転位相を検出する位相検出手段と、上記位
相検出手段によって検出された位相情報に基づいて、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの回転位相を個別に調整する回転位相調整手段
を備えるように構成されているので、無端状担持体上に
当該画像形成装置に発生する周期的な回転変動を検出す
るための色ずれ検出用パターンを形成し、これをパター
ン検出手段によって検出して、上記パターン検出手段か
らの検出信号に基づいて画像形成手段の像担持体及び無
端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を位相検
出手段によって検出することにより、当該画像形成装置
に発生する周期的な回転変動を精度良く検出して、回転
位相調整手段によって画像形成手段の像担持体等の回転
変動の影響が画像上に現れるのを抑制することができ、
一層高画質化を図ることが可能となる。
【0148】又さらに、この発明の請求項第4項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第3項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記回転位相調整手段
は、無端状担持体上の同一の転写ポイントで転写される
画像の位相が揃うように、画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を個別
に調整するように構成されているので、画像形成手段の
像担持体及び無端状担持体等に回転変動がある場合で
も、像担持体等の回転変動の影響が画像上に現れるのを
抑制することができる。
【0149】更に、この発明の請求項第5項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載
の画像形成装置において、像担持体を有する画像形成手
段を複数備え、当該複数の画像形成装置の各像担持体の
回転駆動を制御する制御用基準クロックを共通とするよ
うに構成されているので、複数の画像形成装置の各像担
持体の回転駆動を周期が一致するように駆動することが
でき、各像担持体の回転変動の位相を揃えることが容易
となる。
【0150】また、この発明の請求項第6項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載
の画像形成装置において、前記回転位相調整手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つを空回転させることで回転位相を個別に調整す
るように構成されているので、画像形成手段の像担持体
等の位相調整を容易に行うことができる。
【0151】更にまた、この発明の請求項第7項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第5項のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転位相調整手段
は、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの回転速度を変化させることで回転位相
を個別に調整するように構成されているので、画像形成
手段の像担持体及び無端状担持体を停止させることな
く、画像形成手段の像担持体等の位相調整を精度良く行
うことができる。
【0152】又さらに、この発明の請求項第8項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第7項のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転位相調整手段
が、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
少なくとも1つの回転位相を調整する際に、画像形成手
段の像担持体と無端状担持体との接触状態を解除する接
触状態解除手段を設けるように構成されているので、画
像形成手段の像担持体等の位相を調整する際に、画像形
成手段の像担持体と無端状担持体とが接触し、像担持体
等の表面が損傷するのを防止することができる。
【0153】また、この発明の請求項第9項に係る画像
形成装置は、請求項第1項乃至第8項のいずれかに記載
の画像形成装置において、前記回転位相調整手段は、画
像を形成していないタイミングで位相調整を実行するよ
うに構成されているので、形成途中の画像に画像欠陥が
発生するのを確実に防止することができる。
【0154】さらに、この発明の請求項第10項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第9項のいずれかに
記載の画像形成装置において、像担持体を有する画像形
成手段を複数備え、当該複数の画像形成装置の像担持体
として、当該像担持体を製造する上での同一の機械的特
徴を有する像担持体をすべて使用するように構成されて
いるので、画像形成装置の像担持体を交換する場合で
も、各像担持体の機械的特徴が同一であるため、像担持
体等の回転変動の位相を一致させることができ、位相調
整による画質向上の効果を確実に得ることができる。
【0155】また、この発明の請求項第11項に係る画
像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置にお
いて、上記パターン検出手段は、画像形成手段の像担持
体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの1周の周
期に起因する周期的な回転変動の位相検出を、画像形成
手段の像担持体又は無端状担持体の1周の周長のN倍
(N:自然数)に相当する色ずれ検出用パターンを検出
し、上記位相検出手段は、これらの色ずれ検出用パター
ンの検出信号に基づいて画像形成手段の像担持体及び無
端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出す
るように構成されているので、色ずれ検出用パターンに
よって画像形成手段の像担持体又は無端状担持体の1周
以上の回転変動を検出することができ、画像形成手段の
像担持体又は無端状担持体の回転変動に正確に対応した
位相検出を行うことができる。
【0156】さらに、この発明の請求項第12項に係る
画像形成装置は、請求項第1項乃至第11項のいずれか
に記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、
画像形成手段の像担持体又は無端状担持体のN周分の色
ずれ検出用パターンを検出した情報から、当該画像形成
手段の像担持体又は無端状担持体の1周分毎に位相を検
出し、これらのN周分の位相の平均を取った結果を画像
形成手段の像担持体又は無端状担持体の回転位相として
検出するように構成されているので、画像形成手段の像
担持体又は無端状担持体のN周分の位相の平均を取るこ
とにより、画像形成手段の像担持体又は無端状担持体の
回転変動の位相を精度良く検出することができる。
【0157】又さらに、この発明の請求項第13項に係
る画像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置
において、上記パターン検出手段は、無端状担持体上に
形成された各色の色ずれ検出用パターン毎に、当該無端
状担持体の概ね1周分に相当するパターンを検出するよ
うに構成されているので、各色の色ずれ検出用パターン
毎に像担持体等の回転変動を精度良く検出することがで
きる。
【0158】更に、この発明の請求項第14項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第13項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの1周分ごとの回転変動を検出し、これらの回
転変動データの平均値を取り、当該回転変動データの平
均値に基づいて、画像形成手段の像担持体及び無端状担
持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出するよう
に構成されているので、像担持体等の回転変動データの
平均値を取り、当該回転変動データの平均値に基づい
て、画像形成手段の像担持体等の回転位相を判断するこ
とにより、像担持体等の回転変動の位相を精度良く検出
することができる。
【0159】また、この発明の請求項第15項に係る画
像形成装置は、請求項第1項乃至第14項のいずれかに
記載の画像形成装置において、上記位相検出手段は、画
像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なく
とも1つの1周分ごとの回転変動を検出し、これらの回
転変動データの平均値を取り、当該回転位相の変動デー
タの平均値に基づいて、各色の回転変動の最小値のアド
レス値、各色の回転変動の最大値のアドレス値、各色の
回転変動の立ち上がりのアドレス値、及び各色の回転変
動の立ち下がりのアドレス値を求め、これらの各アドレ
ス値に基づいて検出される画像形成手段の像担持体及び
無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転位相の全て
を平均化し、当該回転位相データの平均値に基づいて、
画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少な
くとも1つの回転位相を判断するように構成されている
ので、像担持体等の回転変動の位相を精度良く検出する
ことができる。
【0160】更に、この発明の請求項第16項に係る画
像形成装置は、請求項第3項に記載の画像形成装置にお
いて、上記色ずれ検出用パターンのサンプリングを、装
置の電源投入直後のDCカラーレジ補正サイクルの粗調
整又は微調整が終了した後に実施するように構成されて
いるので、回転変動を検出するための色ずれ検出用パタ
ーンを精度良く形成することができ、像担持体等の回転
変動の位相を高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)はこの発明に係る画像形成装置を
示す概念図、同図(b)はAC色ずれ検出用パターンを
示す平面図である。
【図2】 図2はこの発明に係るデジタルカラー複写装
置の一実施例を示す構成図である。
【図3】 図3はこの発明に係るデジタルカラー複写装
置の一実施例を示す構成図である。
【図4】 図4は感光体ドラムの駆動装置を示す構成図
である。
【図5】 図5は各色の感光体ドラムの回転変動を示す
グラフである。
【図6】 図6はこの発明に係るデジタルカラー複写装
置の一実施例を示す要部斜視構成図である。
【図7】 図7はセンサーを示す断面構成図である。
【図8】 図8は同センサーを示す斜視図である。
【図9】 図9は透過率と波長との関係を示すグラフで
ある。
【図10】 図10はセンサーの相対出力と入射光波長
との関係を示すグラフである。
【図11】 図11はセンサーの出力を示す波形図であ
る。
【図12】 図12はDCレジずれ測定用のパターンを
示す平面図である。
【図13】 図13はこの発明に係るデジタルカラー複
写機の制御回路を示すブロック図である。
【図14】 図14(a)(b)はACレジずれ測定用
のパターンをそれぞれ示す平面図である。
【図15】 図15(a)(b)は回転変動の周波数と
サンプリング周波数との関係をそれぞれ示す図表であ
る。
【図16】 図16(a)〜(d)は回転変動のサンプ
リング例をそれぞれ示すグラフである。
【図17】 図17は色ずれ補正動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】 図18は色ずれ補正動作を示すフローチャ
ートである。
【図19】 図19(a)〜(d)は各色の感光体ドラ
ムの回転変動をそれぞれ示すグラフである。
【図20】 図20は感光体ドラムの回転位相の検出方
法を示すグラフである。
【図21】 図21は各感光体ドラムの回転変動の位相
を示すグラフである。
【図22】 図22はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図23】 図23はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図24】 図24はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図25】 図25はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図26】 図26はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図27】 図27はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図28】 図28はこの実施例に係る色ずれ検出用パ
ターンのサンプリング装置の動作を示すフローチャート
である。
【図29】 図29は色ずれ検出用パターンの検出間隔
を示すグラフである。
【図30】 図30は色ずれ検出用パターンの平均値の
求め方を示すグラフである。
【図31】 図31は色ずれ検出用パターンの最大値及
び最小値の求め方を示すグラフである。
【図32】 図32はエンコーダーの基準位置を示す説
明図である。
【図33】 図33は感光体ドラムの回転位相の調整方
法を示す説明図である。
【図34】 図34は感光体ドラムの回転位相の調整方
法を示すグラフである。
【図35】 図35は感光体ドラムの回転変動を示すグ
ラフである。
【図36】 図36はこの発明の他の実施例に係る感光
体ドラムの回転位相の検出方法を示す説明図である。
【図37】 図37はこの発明の他の実施例を示す構成
図である。
【図38】 図38(a)(b)は感光体ドラムの回転
位相の調整状態をそれぞれ示すグラフである。
【図39】 図39は従来の色ずれ検出用パターンのサ
ンプリング装置を適用したデジタルカラー複写装置を示
す構成図である。
【図40】 図40は色ずれ検出用のパターンを示す説
明図である。
【図41】 図41(a)(b)は感光体ドラムの回転
位相がずれた状態をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
01K、01Y、01M、01C 像担持体、02K、
02Y、02M、02C 画像形成手段、03 無端状
担持体、04 転写材、05 色ずれ検出用パターン、
06 色ずれ検出用パターン出力手段(位相検出手段、
回転位相調整手段)、07 パターン検出手段。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を有する少なくとも1つの画像
    形成手段によって色の異なる画像を形成し、上記画像形
    成手段によって形成された色の異なる画像を、回転駆動
    される無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端
    状担持体上に直接転写することにより画像の形成を行う
    画像形成装置において、 上記画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
    少なくとも1つの回転位相を個別に調整する回転位相調
    整手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体を有する少なくとも1つの画像
    形成手段によって色の異なる画像を形成し、上記画像形
    成手段によって形成された色の異なる画像を、回転駆動
    される無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端
    状担持体上に直接転写することにより画像の形成を行う
    画像形成装置において、 上記画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
    少なくとも1つの回転位相を検出する位相検出手段と、 上記位相検出手段によって検出された位相情報に基づい
    て、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
    少なくとも1つの回転位相を個別に調整する回転位相調
    整手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体を有する少なくとも1つの画像
    形成手段によって色の異なる画像を形成し、上記画像形
    成手段によって形成された色の異なる画像を、回転駆動
    される無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端
    状担持体上に直接転写することにより画像の形成を行う
    とともに、上記回転駆動される無端状担持体上に色ずれ
    検出用のパターンを形成し、これらの色ずれ検出用パタ
    ーンをサンプリングして、上記回転駆動される無端状担
    持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上に直
    接形成される色の異なる複数のトナー像のずれを制御す
    るように構成された画像形成装置において、 当該画像形成装置に発生する周期的な回転変動を検出す
    るための色ずれ検出用パターンを形成するための画像信
    号を画像形成手段に出力する色ずれ検出用パターン出力
    手段と、 上記無端状担持体上に形成された色ずれ検出用パターン
    を検出するパターン検出手段と、 上記パターン検出手段からの検出信号に基づいて画像形
    成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも
    1つの回転位相を検出する位相検出手段と、 上記位相検出手段によって検出された位相情報に基づい
    て、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
    少なくとも1つの回転位相を個別に調整する回転位相調
    整手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記回転位相調整手段は、無端状担持体
    上の同一の転写ポイントで転写される画像の位相が揃う
    ように、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のう
    ち、少なくとも1つの回転位相を個別に調整することを
    特徴とする請求項第1項乃至第3項のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体を有する画像形成手段を複数備
    え、当該複数の画像形成装置の各像担持体の回転駆動を
    制御する制御用基準クロックを共通としたことを特徴と
    する請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記回転位相調整手段は、画像形成手段
    の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つを
    空回転させることで回転位相を個別に調整することを特
    徴とする請求項第1項乃至第5項のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記回転位相調整手段は、画像形成手段
    の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの
    回転速度を変化させることで回転位相を個別に調整する
    ことを特徴とする請求項第1項乃至第5項のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記回転位相調整手段が、画像形成手段
    の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの
    回転位相を調整する際に、画像形成手段の像担持体と無
    端状担持体との接触状態を解除する接触状態解除手段を
    設けたことを特徴とする請求項第1項乃至第7項のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記回転位相調整手段は、画像を形成し
    ていないタイミングで位相調整を実行することを特徴と
    する請求項第1項乃至第8項のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 像担持体を有する画像形成手段を複数
    備え、当該複数の画像形成装置の像担持体として、当該
    像担持体を製造する上での同一の機械的特徴を有する像
    担持体をすべて使用したことを特徴とする請求項第1項
    乃至第9項のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 上記パターン検出手段は、画像形成手
    段の像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つ
    の1周の周期に起因する周期的な回転変動の位相検出
    を、画像形成手段の像担持体又は無端状担持体の1周の
    周長のN倍(N:自然数)に相当する色ずれ検出用パタ
    ーンを検出し、 上記位相検出手段は、これらの色ずれ検出用パターンの
    検出信号に基づいて画像形成手段の像担持体及び無端状
    担持体のうち、少なくとも1つの回転位相を検出するこ
    とを特徴とする請求項第3項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 上記位相検出手段は、画像形成手段の
    像担持体又は無端状担持体のN周分の色ずれ検出用パタ
    ーンを検出した情報から、当該画像形成手段の像担持体
    又は無端状担持体の1周分毎に位相を検出し、これらの
    N周分の位相の平均を取った結果を画像形成手段の像担
    持体又は無端状担持体の回転位相として検出することを
    特徴とする請求項第3項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 上記パターン検出手段は、無端状担持
    体上に形成された各色の色ずれ検出用パターン毎に、当
    該無端状担持体の概ね1周分に相当するパターンを検出
    することを特徴とする請求項第3項に記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 上記位相検出手段は、画像形成手段の
    像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの1
    周分ごとの回転変動を検出し、これらの回転変動データ
    の平均値を取り、当該回転変動データの平均値に基づい
    て、画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のうち、
    少なくとも1つの回転位相を検出することを特徴とする
    請求項第1項乃至第13項のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】 上記位相検出手段は、画像形成手段の
    像担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの1
    周分ごとの回転変動を検出し、これらの回転変動データ
    の平均値を取り、当該回転変動データの平均値に基づい
    て、各色の回転変動の最小値のアドレス値、各色の回転
    変動の最大値のアドレス値、各色の回転変動の立ち上が
    りのアドレス値、及び各色の回転変動の立ち下がりのア
    ドレス値を求め、これらの各アドレス値に基づいて検出
    される画像形成手段の像担持体及び無端状担持体のう
    ち、少なくとも1つの回転位相の全てを平均化し、当該
    回転位相データの平均値に基づいて、画像形成手段の像
    担持体及び無端状担持体のうち、少なくとも1つの回転
    位相を判断することを特徴とする請求項第1項乃至第1
    4項のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 上記色ずれ検出用パターンのサンプリ
    ングを、装置の電源投入直後のDCカラーレジ補正サイ
    クルの粗調整又は微調整が終了した後に実施することを
    特徴とする請求項第3項に記載の画像形成装置。
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