JP4434547B2 - 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に光源手段から出射した光束を偏向素子で偏向させfθ特性を持った走査光学素子を介して被走査面上を光走査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりレーザービームプリンタ等の走査光学装置においては光源手段から画像信号に応じて光変調され出射した光束を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有する走査光学素子によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に収束させ、該記録媒体面上を光走査して画像記録を行っている。
【0003】
図16は従来の走査光学装置の要部概略図である。同図において光源手段91から出射した発散光束はコリメーターレンズ92によって略平行光束もしくは収束光束とされ、開口絞り93によって該光束(光量)を整形して副走査方向のみに屈折力を有するシリンドリカルレンズ94に入射している。シリンドリカルレンズ94に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射し、副走査断面内においては収束して回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向器95の偏向面(ポリゴンミラー面)95a近傍にほぼ線像として結像している。
【0004】
そして光偏向器95の偏向面95aで反射偏向された光束をfθ特性を有するfθレンズ系(走査光学素子)96を介して被走査面98としての感光ドラム面上へ導光し、該光偏向器95を矢印A方向に回転させることによって該感光ドラム面98上を矢印B方向(主走査方向)に光走査して画像情報の記録を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような走査光学装置において、副走査断面内における光偏向器の面倒れを光学的に補正するためには、該光偏向器の偏向面近傍と被走査面とを光学的に共役関係(結像関係)にする必要がある。
【0006】
図17は偏向面から被走査面までの副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。このように偏向面95aと被走査面98とが完全に共役関係になっている場合、走査光学素子96の球面収差が小さく、かつ偏向面の倒れ量が小さいという条件下において、点線で示すように面倒れを有する偏向面95aで偏向された光束は必ず光軸上に戻り、被走査面98上で副走査方向に変位を持たない。
【0007】
しかしながら図18に示すように偏向面が回転中心から離れているポリゴンミラーのような光偏向器では、偏向する画角によって偏向面が前後に移動するため、全画角において被走査面上に副走査断面内の光束を結像させようとすると、全画角において偏向面95aと被走査面98とを完全に共役関係にすることは困難であった。尚、同図において図16に示した要素と同一要素には同符番を付しており、71はシリンドリカルレンズ94による線像、81は光軸上の光束を偏向するポリゴンミラー面、82は反光源手段側の最軸外の光束を偏向するポリゴンミラー面、83は光源手段側の最軸外光束を偏向するポリゴンミラー面である。
【0008】
したがってシリンドリカルレンズ94による線像71と偏向面とが一致する像高においては完全に共役関係になっているため面倒れによる照射位置ずれは発生しないが、線像71から偏向面までの距離が大きい光軸上近傍と、最軸外近傍では面倒れによる照射位置変動が大きい。この面倒れによる照射位置変動はポリゴンミラー面数周期の副走査方向のピッチムラとなり、高精度に画像情報を記録する上で問題となる。
【0009】
一方、近年高速化、高精細化に対応すべくマルチビーム光源から出射された複数の光束を同時に走査するマルチビーム走査光学装置が提案されているが、同装置ではもともと複数の光束間にある量のピッチ誤差が残存しているため、面倒れによる照射位置ずれが画像に与える影響が大きいという問題点がある。
【0010】
さらにカラー機の高速化のため4本の感光体(感光ドラム)を用いて各々に走査光学装置を配置してレーザー光により潜像を形成し、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブラック)の各色の原稿の画像を各々対応する感光体面上に形成するカラー画像形成装置が提案されているが、同装置では用いられる網点パターンの線数、スクリーン角が多彩であり、一部のパターンでは上記面倒れによる照射位置ずれがモアレパターンとして画像に現れ画像品位を著しく劣化させるという問題点がある。
【0011】
本発明は容易でかつ簡易な方法で副走査断面内の像面湾曲を満足しつつ面倒れ補正機能を向上させ、偏向素子の偏向面の面倒れによる照射位置ずれの少ない高品位な画像記録に適した走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の走査光学装置は、光源手段から出射された光束の状態を他の状態に変換する第1の光学素子と、該第1の光学素子から射出された光束を主走査方向に長手の線像に変換する第2の光学素子と、該第2の光学素子から射出された光束を偏向走査する回転多面鏡と、該回転多面鏡の偏向面で偏向走査された光束を被走査面上にスポット状に結像させる走査光学素子と、を具備し、
主走査断面内において、該回転多面鏡に入射する光束は、該走査光学素子の光軸に対して斜入射しており、
副走査断面内で該回転多面鏡の偏向面と該被走査面とが略共役である走査光学装置において、
該回転多面鏡の偏向面で偏向走査された光束のうち、前記走査光学素子の光軸上の光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置が該被走査面より該回転多面鏡側に位置し、
且つ、該回転多面鏡の偏向面で偏向走査された光束のうち、前記走査光学素子の光軸に対して斜入射してくる回転多面鏡に入射する光束側の最軸外の光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置が前記被走査面より前記反回転多面鏡側に位置していることを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記走査光学素子の副走査断面内の横倍率をβsとするとき、
1≦|βs|≦3.5
なる条件を満足することを特徴としている。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記被走査面から前記光軸上の光束の副走査断面内の波面収差が
最も小さくなる位置までの距離をdS0、前記光軸上の光束の偏向点から前記第2の光学素子の副走査断面内の結像位置までの距離をHS0、前記走査光学素子の副走査断面内の横倍率をβsとするとき、
HS0×βs2≦dS0<0.1HS0×βs2
なる条件を満足することを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記光源手段は複数の発光点を有することを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、前記走査光学素子は単一の光学素子より成ることを特徴としている。
【0017】
請求項6の発明の画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の走査光学装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記走査光学装置で走査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
【0018】
請求項7の発明の画像形成装置は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の走査光学装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
図1は本発明の走査光学装置(マルチビーム走査光学装置)の実施形態1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図2は図1の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。
【0026】
尚、本明細書において偏向素子5によって光束が反射偏向(偏向走査)される方向を主走査方向、走査光学素子6の光軸及び主走査方向と直交する方向を副走査方向と定義する。
【0027】
図中、1は光源手段であり、複数(本実施形態では2つ)の発光点を有するマルチビーム半導体レーザー(マルチビーム光源)より成っている。3は開口絞りであり、光源手段1から出射された2つの光束(光量)を制限している。2は第1の光学素子としてのコリメーターレンズであり、開口絞り3で制限された2つの光束を略平行光束(もしくは発散光束もしくは収束光束)に変換している。4は第2の光学素子としてのシリンドリカルレンズであり、副走査方向にのみ所定の屈折力を有しており、コリメーターレンズ2を通過した2つの光束を副走査断面内で後述する光偏向器5の偏向面(ポリゴンミラー面)5aにほぼ線像として結像させている。
【0028】
尚、開口絞り3、コリメーターレンズ2、シリンドリカルレンズ4等の各要素は入射光学系9の一要素を構成している。
【0029】
5は偏向素子としての、例えばポリゴンミラー(回転多面鏡)より成る光偏向器であり、モータ等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
【0030】
6はfθ特性を有する走査光学素子であり、ポリゴンミラーの回転軸と被走査面の中点より該ポリゴンミラー5側にプラスチックトーリックレンズ(屈折素子)61、被走査面側に複合光学素子(回折素子)62を有している。複合光学素子62は入射側の面が主走査方向のみパワーをもつ非球面(副走査方向は平面)、出射側が平面上に回折格子を付加した面から成っている。ここで格子形状は例えば表面切削による鋸歯状の回折格子からなるフレネル状格子形状や、フォトエッチングによる階段状回折格子形状などが適している。また本実施形態では複合光学素子62は射出成形により製作されたプラスチック製であるがガラス基盤の上にレプリカで回折格子を製作しても同等の効果が得られる。これらの光学素子61,62は共に主走査方向と副走査方向に異なるパワーをもっており、ポリゴンミラー5からの偏向光束を被走査面8上にスポット状に結像させるとともに、該ポリゴンミラー5の偏向面の倒れを補正している。ここで偏向面5aと被走査面8とは略共役となっている。
【0031】
8は被走査面としての感光ドラム面である。
【0032】
本実施形態において画像情報に応じてマルチビーム半導体レーザー1から光変調され出射した2本の発散光束(同図では1本の光束のみ図示)は開口絞り3によって該光束を制限して(光束の光量を制限して)、コリメーターレンズ2によって略平行光束に変換され、開口絞り3によって該光束を制限して(光束の光量を制限して)シリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカルレンズ4に入射した2本の略平行光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては収束して光偏向器(ポリゴンミラー)5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。そして光偏向器5の偏向面5aで偏向された2本の光束はプラスチックトーリックレンズ61と複合光学素子62とを介して感光ドラム面8上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面8上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面8上に画像記録を行っている。
【0033】
本発明における屈折面の面形状は以下の形状表現式により表されている。
【0034】
各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をx軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をy軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をz軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、
【0035】
【数1】
Figure 0004434547
【0036】
(但し、Rは曲率半径、K、B4、B6、B8、B10は非球面係数)
副走査方向(光軸を含み主走査方向に対して直交する方向)と対応する子線方向が、
【0037】
【数2】
Figure 0004434547
【0038】
ここで r’=r0(1+D22+D44+D66+D88+D1010)(但し、r0は光軸上の子線曲率半径、D2、D4、D6、D8、D10は係数)
尚、光軸外の子線曲率半径r’は各々の位置における母線の法線を含み主走査面と垂直な面内に定義されている。
【0039】
本発明における回折面の形状は、主走査方向が10次まで、副走査方向が主走査方向の位置により異なる2次の位相関数で表される以下の位相表現式により表されている。
【0040】
φ=mλ=b22+b44+b66+b88+b1010+(d0+d1Y+d22+d33+d44)Z2
(但し、mは回折次数:実施形態1,2,3では+1次回折光を使用)
尚、形状表現式、位相表現式とも多項式を特定の次数までの関数で表現しているが、次数はこれ以上でも以下でも差し支えない。
【0041】
図3は本実施形態におけるポリゴンミラー5近傍の拡大図であり、ポリゴンミラー5の回転動作に伴うポリゴンミラー面の動きを示している。同図においてポリゴンミラー面81は走査光学素子6の光軸上に向かう光束のミラー面、ポリゴンミラー面82、83はそれぞれ最軸外に向かう光束のミラー面であり、光束の偏向角により偏向(反射)点が異なっていることを示している。またシリンドリカルレンズ4による線像71はミラー面81とミラー面83の間に位置しており、副走査断面内の波面収差が最小となる面(以下ベスト像面)が被走査面上にある場合、線像とミラー面が重なったときに偏向される像高においてミラー面と被走査面とが完全に共役関係となる。
【0042】
表−1に本実施形態における走査光学装置の諸数値を示す。
【0043】
【表1】
Figure 0004434547
【0044】
図4に本実施形態の像面位置(主走査及び副走査断面内の像面湾曲)、ポリゴンミラー面倒れ時の照射位置を示す。尚、同図における像面位置は近軸結像点ではなく波面収差が最も少なくなる結像点を示しており、この結像点はベストスポット径の1.2倍のスライスレベルで深度を定義したときの深度中心とほぼ一致する点となる。
【0045】
本実施形態では同図に示すように光軸(走査光学素子6の光軸)上、もしくはその近傍における光束(以下「光軸上光束」とも称す。)の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置(結像点)を被走査面8より光偏向器5側(像面位置が負)にしている。
【0046】
図5は本実施形態の光軸上の副走査方向の模式的な要部断面図であり、実線は実際の光束を、点線はポリゴンミラー面からの共役関係を示している。同図には副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面上におかず被走査面より光偏向器側においたことにより、光軸上へ向かう光束を偏向するポリゴンミラー面81と被走査面8の関係がより完全な共役関係に近づくことが示されている。
【0047】
図6に比較例として副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面上においた一般的な設計例の像面位置(主走査及び副走査断面内の像面湾曲)、ポリゴンミラー面倒れ時の照射位置を示す。同図と前記図4とを比較することにより、本実施形態のポリゴンミラー面の倒れ補正効果が大きい、つまり面倒れ時の照射位置変動が小さいことが分かる。
【0048】
本実施形態においては走査光学素子6の副走査断面内の横倍率をβsとするとき、
1≦|βs|≦3.5
なる条件を満足させている。
【0049】
また本実施形態では被走査面8から光軸上光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置までの距離をdS0、光軸上光束の偏向点(ポリゴンミラー面81の位置)からシリンドリカルレンズ4の副走査断面内の結像位置71までの距離をHS0、走査光学素子6の副走査断面内の横倍率をβsとした場合、次式を満足するよう各要素を設定している。
【0050】
HS0×βs2≦dS0<0.1HS0×βs2 ‥‥(1)
上記条件式(1)を満足させるように距離dS0を設定することによりデフォーカスによる結像性能の劣化を最小限に抑えつつ、ポリゴンミラー面の倒れ補正効果を向上させることが可能となる。
【0051】
上記条件式(1)の上限値を越えると副走査断面内の像面湾曲が悪化し良くない。また条件式(1)の下限値を越えるとポリゴンミラー面の倒れ補正の改善効果が低くなり良くない。
【0052】
本実施形態では、βs=−2.76、HS0=−0.62であるため、
−4.72≦dS0<−0.47
となり、
dS0=−0.91mm
と設定することにより、上記条件式(1)を満足させている。
【0053】
本実施形態において更に好ましくは上記条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0054】
HS0×βs2≦dS0<0.15HS0×βs2 ‥‥(1a)
以上、本実施形態では面倒れによる照射位置変動の影響の大きい走査光学装置において、容易かつ簡易な方法で副走査断面内の像面湾曲を満足しつつ面倒れ補正機能を向上させ、偏向面の面倒れによる照射位置ずれの少ない高品位な画像記録に適した装置を提供することが可能となる。
【0055】
尚、本実施形態では光源手段を2つの発光点を有するマルチビーム光源より構成したが、これに限らず、例えば単一のシングルビーム光源、もしくは3つ以上の発光点を有するマルチビーム光源より構成しても本発明は前述の実施形態1と同様な効果が得られる。
【0056】
また本実施形態においてはコリメーターレンズ2やシリンドリカルレンズ4等を用いずに、光源手段1からの光束を直接光偏向器5に導光しても良い。
【0057】
(実施形態2)
図7(a),(b)は各々本発明の主要部分の走査光学装置の実施形態2の副走査方向の模式的な要部断面図である。同図において図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0058】
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は、走査光学素子6に入射する光束のうち光源手段側の最軸外の光束(以下「最軸外光束」とも称す。)(ポリゴンミラー83面で反射される光束)の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面8より反光偏向器5側にした点であり、その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0059】
即ち、同図において(a)は光軸上光束を、(b)は光源手段側の最軸外光束を示しており、光軸上光束では前述の実施形態1と同様に副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置(結像点)を被走査面8より光偏向器5側(像面位置が負)にすることにより、光軸上の面倒れ補正効果を向上させている。
【0060】
本実施形態ではさらに最軸外光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面8より反光偏向器5側におくことにより、最軸外光束においてもポリゴンミラー面83と被走査面8との関係がより完全共役関係に近づくようにしている。これにより光軸上光束のみならず、最軸外光束近傍においても面倒れ補正効果を向上させることが可能となる。
【0061】
表−2に本実施形態における走査光学装置の諸数値を示す。
【0062】
【表2】
Figure 0004434547
【0063】
図8に本実施形態の像面位置(主走査及び副走査断面内の像面湾曲)、ポリゴンミラー面倒れ時の照射位置を示す。同図と前記図6に示した比較例の結果と比較することにより、光軸上、最軸外とも本実施形態のポリゴンミラー面の倒れ補正効果が大きい、つまり面倒れ時の照射位置変動が小さいことが分かる。
【0064】
尚、本実施形態においては反光源手段1側の最軸外光束(ポリゴンミラー82面で反射される光束)の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面8より反光偏向器5側にしても良く、これによっても前述した実施形態2と同様な効果が得られる。
【0065】
以上、本実施形態では面倒れによる照射位置変動の影響の大きい走査光学装置において、容易かつ簡易な方法で副走査断面内の像面湾曲を満足しつつ面倒れ補正機能を向上させ、偏向面の面倒れによる照射位置ずれの少ない高品位な画像記録に適した走査光学装置を提供することが可能となる。
【0066】
(実施形態3)
図9は本発明の走査光学装置の実施形態3の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図10は図9の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。図9、図10において図1、図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0067】
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は走査光学素子16に単一の光学素子(単玉レンズ)63を用いている点、走査光学素子16に入射する光束のうち光源手段側の最軸外光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面8より反光偏向器5側にした点であり、その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0068】
即ち、図9、図10において16は走査光学素子であり、単玉レンズ63より成っている。
本実施形態においても前述の実施形態1と同様に光軸上光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置(結像点)を被走査面8より光偏向器5側(像面位置が負)にすることにより、光軸上の面倒れ補正効果を向上させている。さらに最軸外光束は副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面8より反光偏向器5側におくことにより、最軸外光束においてもポリゴンミラー面5aと被走査面8の関係がより完全共役関係に近づくようにしている。これにより光軸上光束のみならず、最軸外光束近傍においても面倒れ補正効果を向上させることが可能となる。
【0069】
表−3に本実施形態における走査光学装置の諸数値を示す。
【0070】
【表3】
Figure 0004434547
【0071】
図11に本実施形態の像面位置(主走査及び副走査断面内の像面湾曲)、ポリゴンミラー面倒れ時の照射位置を示す。同図と図6に示した比較例の結果と比較することにより、光軸上、最軸外とも本実施形態のポリゴンミラー面の倒れ補正効果が大きい、つまり面倒れ時の照射位置変動が小さいことが分かる。
【0072】
以上、本実施形態では面倒れによる照射位置変動の影響の大きい走査光学装置において、容易かつ簡易な方法で副走査断面内の像面湾曲を満足しつつ面倒れ補正機能を向上させ、偏向面の面倒れによる照射位置ずれの少ない高品位な画像記録に適した走査光学装置を提供することが可能となる。
【0073】
また本実施形態では走査光学素子を単玉レンズより構成することによって、より簡易な構成の走査光学装置を提供することが可能となる。
【0074】
尚、各実施形態においては走査光学素子を屈折素子と回折素子の2枚、もしくは単一の光学素子(単玉レンズ)より構成したが、これに限らず、屈折素子のみ、もしくは回折素子を含む3枚以上の光学素子より構成しても良い。
【0075】
[画像形成装置]
図12は、前述した実施形態1、2又は3の走査光学装置を用いた画像形成装置(電子写真プリンタ)の実施形態を示す副走査断面内における要部断面図である。図12において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、各実施形態1、2、3で示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット(走査光学装置)100からは、画像データDiに応じて変調された複数の光ビーム(光束)103が射出され、この複数の光束103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
【0076】
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光束103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される複数の光束103が照射されるようになっている。
【0077】
先に説明したように、複数の光束103は、画像データDiに基づいて変調されており、この複数の光束103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記複数の光束103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転断面内における下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
【0078】
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ(転写器)108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図12において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0079】
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図12において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されており、転写部から撒送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
【0080】
図12においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制御を行う。
【0081】
[カラー画像形成装置]
図13は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施形態は、走査光学装置(マルチビーム光走査装置)を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図13において、60はカラー画像形成装置、11,12,13,14は各々実施形態1、2又は3に示したいずれかの構成を有する走査光学装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
【0082】
図13において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ走査光学装置11,12,13,14に入力される。そして、これらの走査光学装置からは、各画像データに応じて変調された複数の光束41,42,43,44が出射され、これらの複数の光束によって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
【0083】
本実施態様におけるカラー画像形成装置は走査光学装置(11,12,13,14)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
【0084】
本実施態様におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの走査光学装置11,12,13,14により各々の画像データに基づいた複数の光束を用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
【0085】
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
【0086】
このようなカラー画像形成装置においては用いられる網点パターンの線数、スクリーン角が多彩であり、一部のパターンでは面倒れによる照射位置ずれがモアレパターンとして画像に現れ画像品位を著しく劣化させる。従って本実施形態の走査光学装置と組み合わせることによりモアレの少ない高品位画像を得ることが可能となる。
【0087】
以上、本実施形態では面倒れによる照射位置変動の影響の大きいタンデム型カラー画像形成装置において、容易かつ簡易な方法で走査光学装置の副走査像面湾曲を満足しつつ面倒れ補正機能を向上させ、偏向面の面倒れによる照射位置ずれの少ない高品位画像記録に適した装置を提供することが可能となる。
【0088】
[その他のカラー画像形成装置]
尚、本実施形態では上記図13に示したタンデムタイプのカラー画像形成装置に限らず、例えば図14に示すように各実施形態に示したいずれかの構成を有する走査光学装置を利用して、独立した2つの光偏向器で偏向された複数の光束を用いて画像を形成しても良く、あるいは図15に示すように光偏向器を副走査断面内において2段より構成し、各実施形態に示したいずれかの構成を有する走査光学装置を利用して、それぞれの光偏向器5A,5Bで偏向された複数の光束を用いて画像を形成しても良い。
【0089】
即ち、図14はカラー画像形成装置の要部概略図であり、2つの光偏向器5,5で偏向された複数の光束を用いてフルカラー画像を形成している。同図においてはポリゴンミラー(光偏向器)5,5で反射偏向されて第1の走査レンズ61a、61b,61c,61dを通過した後の4つの光束を、折り返しミラー73a,73b,73c,73dにより各々90°図面上、下に折り曲げ第2の走査レンズ62a、62b,62c,62dを介し、対応する感光ドラム8a,8b,8c,8d面上へ導いている。これによりフルカラー画像を形成している。
【0090】
図15は他のカラー画像形成装置の要部概略図であり、それぞれの光偏向器5A,5Bで偏向された複数の光束を用いてフルカラー画像を形成している。同図において図面上、上段の光偏向器5Aで反射偏向(走査)される光束は第1の走査レンズ61c、61dを通過した後、3枚の折り返しミラー73c、74c、75c・73d,74d,75dで光路を折り曲げた後、それぞれ対応する感光体ドラム8c,8dに導かれる。下段の光偏向器5Bで反射偏向(走査)される光束は走査レンズ61a,61bを通過した後、1枚の折り返しミラー73a,73bで光路を折り曲げた後、それぞれ対応する感光体ドラム8a,8bに導かれる。これによりフルカラー画像を形成している。
【0091】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如く光軸上の光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置を被走査面より偏向素子側に設定することにより、容易でかつ簡易な方法で副走査断面内の像面湾曲を満足しつつ面倒れ補正機能を向上させ、偏向面の面倒れによる照射位置ずれの少ない高品位な画像記録に適した走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の主走査方向の要部断面図
【図2】 本発明の実施形態1の副走査方向の要部断面図
【図3】 本発明の実施形態1のポリゴンミラー近傍の拡大図
【図4】 本発明の実施形態1の像面位置、面倒れによる照射位置を示す図
【図5】 本発明の実施形態1の光軸上の副走査方向の模式的な要部断面図
【図6】 比較例における像面位置、面倒れによる照射位置を示す図
【図7】 本発明の実施形態2の走査光学素子の副走査方向の模式的な要部断面図、(A)は光軸上光束、(B)は最軸外光束を示している。
【図8】 本発明の実施形態2の像面位置、面倒れによる照射位置を示す図
【図9】 本発明の実施形態3の主走査方向の要部断面図
【図10】 本発明の実施形態3の副走査方向の要部断面図
【図11】 本発明の実施形態3の像面位置、面倒れによる照射位置を示す図
【図12】 本発明の走査光学装置を用いた画像形成装置(電子写真プリンタ)の構成例を示す副走査方向の要部断面図
【図13】 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図
【図14】 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図
【図15】 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図
【図16】 従来の走査光学装置の要部概略図
【図17】 面倒れ補正の原理を示す図
【図18】 従来の走査光学装置のポリゴンミラー近傍の拡大図
【符号の説明】
1 光源手段(マルチ半導体レーザー)
2 コリメーターレンズ
3 絞り
4 シリンドリカルレンズ
5 光偏向器(ポリゴンミラー)
6 走査光学素子
61 プラスチックトーリックレンズ
62 複合光学素子
63 プラスチックトーリックレンズ
8 被走査面(感光体ドラム)
71 シリンドリカルレンズによる線像
81 光軸上光束を偏向するポリゴンミラー面
82 反光源手段側最軸外光束を偏向するポリゴンミラー面
83 光源手段側最軸外光束を偏向するポリゴンミラー面
11、12、13、14‥‥光走査装置
21、22、23、24‥‥像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34‥‥現像器
41‥‥搬送ベルト
51‥‥マルチビームレーザー
52‥‥外部機器
53‥‥プリンタコントローラ
60‥‥カラー画像形成装置
100 走査光学装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (7)

  1. 光源手段から出射された光束の状態を他の状態に変換する第1の光学素子と、該第1の光学素子から射出された光束を主走査方向に長手の線像に変換する第2の光学素子と、該第2の光学素子から射出された光束を偏向走査する回転多面鏡と、該回転多面鏡の偏向面で偏向走査された光束を被走査面上にスポット状に結像させる走査光学素子と、を具備し、
    主走査断面内において、該回転多面鏡に入射する光束は、該走査光学素子の光軸に対して斜入射しており、
    副走査断面内で該回転多面鏡の偏向面と該被走査面とが略共役である走査光学装置において、
    該回転多面鏡の偏向面で偏向走査された光束のうち、前記走査光学素子の光軸上の光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置が該被走査面より該回転多面鏡側に位置し、
    且つ、該回転多面鏡の偏向面で偏向走査された光束のうち、前記走査光学素子の光軸に対して斜入射してくる回転多面鏡に入射する光束側の最軸外の光束の副走査断面内の波面収差が最も小さくなる位置が前記被走査面より前記反回転多面鏡側に位置していることを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記走査光学素子の副走査断面内の横倍率をβsとするとき、
    1≦|βs|≦3.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  3. 前記被走査面から前記光軸上の光束の副走査断面内の波面収差が
    最も小さくなる位置までの距離をdS0、前記光軸上の光束の偏向点から前記第2の光学素子の副走査断面内の結像位置までの距離をHS0、前記走査光学素子の副走査断面内の横倍率をβsとするとき、
    HS0×βs2≦dS0<0.1HS0×βs2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2記載の走査光学装置。
  4. 前記光源手段は複数の発光点を有することを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  5. 前記走査光学素子は単一の光学素子より成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の走査光学装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の走査光学装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記走査光学装置で走査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像
    形成装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の走査光学装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記走査光学装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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