JP4208750B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に光源としての半導体レーザーの発振波長のばらつきによって発生する像面湾曲収差を補正する作用を有する、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタやデジタル複写機等に用いられる光走査装置においては、画像信号に応じて光源手段から光変調され放射した光束(レーザービーム)を、例えばポリゴンミラー等から成る光偏向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有するfθレンズ系(結像光学系)によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集光させ、その面上を光走査することによって画像記録を行っている。
図12はこの種の従来の光走査装置の要部概略図である。
同図において光源手段91から出射した発散光束はコリメータレンズ92によって略平行光束もしくは収束光束とされ、開口絞り93によって該光束を整形して副走査方向のみに屈折力を有するシリンドリカルレンズ94に入射している。シリンドリカルレンズ94に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射し、副走査断面内においては収束して回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向器95の偏向面95a近傍にほぼ線像として結像している。
そして光偏向器95の偏向面95aで反射偏向された光束をfθ特性を有するfθレンズ系(走査光学手段)96を介して被走査面97としての感光ドラム面上へ導光し、該光偏向器95を矢印A方向に回転させることによって該感光ドラム面97上を矢印B方向(主走査方向)に光走査して画像情報の記録を行っている。
このような光走査装置及び画像形成装置においては、近年、低価格化、小型化の要求と同時に高精細印字の要求も高まってきている。これらの要求を満たすものが種々と提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1、2では、光学素子として安価なプラスチックレンズを使用し、環境温度変化に起因するプラスチックレンズのパワー変化を、光源手段としての光源の環境温度変化に伴う波長変化による回折光学素子のパワー変化によって相殺させるという構成が開示されている。
特許文献1においては、環境温度による屈折率変化の大きいプラスチック材料を光学素子として使用した場合、温度変化によって生じるプラスチック材料から成る光学素子のパワー変化を、光源の温度変化による発振波長の変化を利用し、波長が変化することによって生じる回折光学素子のパワー変化によってキャンセルさせる構成をとっている為、安価な光走査装置を達成しながらも、且つ、耐環境特性に優れた高精細印字に適した光走査装置を構成することが可能となっている。
一方、特許文献2には、走査レンズを構成するレンズの少なくとも一面に、走査レンズの屈折レンズとしてのパワーにより生じる倍率色収差を補正する作用を有する回折レンズ構造を付加した回折型色収差補正走査光学系が開示されている。
特許文献2による走査光学系によれば、例えば光源(光源手段)として複数の半導体レーザーを使用した場合に、該半導体レーザーの発振波長にバラツキがあっても良好に倍率色収差が補正されている為に描画性能の劣化を最小限に抑えることが可能となっている。
特開平10−68903号公報 特開平10−333070号公報
上記特許文献1、2は、光学素子として安価なプラスチックレンズを使用し、環境温度変化に起因するプラスチックレンズのパワー変化を、光源の環境温度変化に伴う波長変化による回折光学素子のパワー変化によって補正する構成となっている為、耐環境特性に優れた高精細印字に適した光走査装置を構成することが可能となっている。
しかしながら一定環境下における光源の波長変化やバラツキが存在した場合、例えば半導体レーザーのモードホッピングによる波長変化や、マルチビーム半導体レーザーのそれぞれの発振波長にバラツキがあった場合や、または複数の半導体レーザーからの光束をビーム合成手段により合成した場合等には若干の光学性能の低下が発生してしまう。
特許文献2は、半導体レーザーのモードホッピングによる波長変化や、マルチビーム半導体レーザーのそれぞれの発振波長にバラツキがあった場合や、または複数の半導体レーザーからの光束をビーム合成手段により合成した場合等にも、倍率色収差が補正されている為、走査線によって書き出し、書き終わり位置が異なることが無く良好な印字結果が得られるが、発振波長のバラツキによって発生するピントずれに関しての考慮が成されていない。
一般に波長のバラツキによって発生する収差は、倍率色収差と軸上色収差に大別される。倍率色収差は全体倍率のずれとして現われるが、これに関しては近年の技術の進歩により電気的に画像クロックを微妙に調整することにより補正可能であり、倍率色収差の補正を行うことは必須ではなくなってきている。
一方、波長のバラツキによって発生する軸上色収差は、被走査面上におけるピントずれとして現われる。このピントずれに関しては、上述の如き電気的な手段によって補正することは不可能であり、光学的な手段によって補正することが不可欠となる。
ここで、例えば波長のバラツキによって発生するピントずれ量が有効走査領域内全域においてほぼ同じ量であったと仮定すれば、コリメータレンズの光軸方向の位置を調整することによってピントずれを補正することが可能となる。
しかしながら現実には波長のバラツキによるピントずれ量は必ずしも有効走査領域内全域において同じ量であるとは限らず、結果として像面湾曲が発生してしまうのが普通である。
上記像面湾曲が大きい場合には、前述したコリメータレンズの光軸方向の位置を調整することによって有効走査領域内全域においてピントずれを補正することが難しくなってしまう。
また波長のバラツキによるピントずれはあまり発生せずに、像面湾曲のみが発生した場合においても、上記像面湾曲が大きいとやはり有効走査領域内全域において良好な結像性能が得られなくなってしまう。
従来の技術においては、走査レンズを構成するレンズの少なくとも一面に、走査レンズの屈折レンズとしてのパワーにより生じる倍率色収差を補正する作用を有する回折レンズ構造を付加することにより倍率色収差を効果的に補正することは可能であったが、上述の如き波長のバラツキによって発生する像面湾曲に関しては考慮されておらず、光源である半導体レーザーの発振波長がばらついた場合に、特に主走査方向の集光スポットの集光状態が劣化してしまうという問題が存在していた。
一般にレーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ等に使用される光走査装置における被走査面上の集光スポットの大きさは、副走査方向に比べて主走査方向を小さく設定している為、上記波長のバラツキによって発生するピントずれおよび像面湾曲は主走査方向に関して特に考慮して設計が成されるべきである。
本発明は光源手段の発振波長のバラツキによる描画性能の劣化の無い高精細印字に適した光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、
光源手段と、該光源手段から出射した光束を集光する光学部材と、該光学部材から出射した光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段の偏向面で偏向された光束を被走査面上に結像させる走査結像手段と、を有する光走査装置において、
前記走査結像手段は、主走査方向における屈折力が正である屈折部と主走査方向における屈折力が正である回折部を有しており、
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記被走査面の有効走査領域内の任意の走査位置に走査される光束の主走査方向の集光スポットの集光状態が、
なる条件を満足するように、前記光学部材の光軸方向の位置を調整可能としたことを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記光源手段は、複数の発光部を有していることを特徴としている。
請求項4の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光ドラムと、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光ドラム上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写部と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項5の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項6の発明のカラー画像形成装置は、
各々が請求項1乃至の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項7の発明は請求項6の発明において、
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明によれば走査結像手段に少なくとも1つの回折部と屈折部を含ませて構成することにより、光源手段の発振波長のバラツキによって発生する主走査方向のピントずれ及び像面湾曲を被走査面上の主走査方向のスポット径に応じた許容範囲以下に効果的に抑えることができ、これにより光源手段の発振波長のバラツキによる描画性能の劣化の無い高精細印字に適した光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
ここで、主走査方向とは偏向手段の回転軸及び走査結像手段の光軸に垂直な方向(偏向手段で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)を示し、副走査方向とは偏向手段の回転軸と平行な方向を示す。また主走査断面とは主走査方向に平行で走査結像手段の光軸を含む平面を示す。また副走査断面とは主走査断面と垂直な断面を示す。
同図において1は光源手段であり、例えば半導体レーザーより成っている。
2は光学部材であり、例えばコリメータレンズ(集光レンズ)より成り、半導体レーザー1から放射された光束(レーザービーム)を略平行光束(もしくは略発散光束もしくは略収束光束)に変換している。
3は開口絞りであり、通過光束を制限してビーム形状を整形している。
4はシリンドリカルレンズ(レンズ系)であり、副走査方向にのみ所定のパワー(屈折力)を有しており、開口絞り3を通過した光束を副走査断面内で後述する光偏向器5の偏向面(反射面)5aにほぼ線像として結像させている。
5は偏向手段としての光偏向器であり、例えば6面構成のポリゴンミラー(回転多面鏡)より成っており、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
6は集光機能とfθ特性とを有する走査結像手段であり、fθレンズ61(第1fθレンズ)と回折光学素子62を有している。本実施例における回折光学素子62は基板が平面、もしくは球面、もしくは非球面、もしくは非対称性曲面等より成り、該基板の被走査面7側の面上に回折格子62-2を設けて形成している。また回折光学素子62はその主走査方向における屈折力(パワー)が正と成るように形成されている。
走査結像手段6は光偏向器5によって反射偏向された画像情報に基づく光束を被走査面としての感光ドラム面7上に結像させ、かつ副走査断面内において光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面7との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。
7は被走査面としての感光ドラム面、Lは感光ドラム面における有効走査領域である。
本実施例において半導体レーザー1から出射した光束はコリメータレンズ2により略平行光束に変換され、開口絞り3によって該光束の断面形状が整形され、シリンドリカルレンズ4に入射している。シリンドリカルレンズ4に入射した略平行光束のうち主走査断面においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては収束して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された光束は走査結像手段6を介して感光ドラム面7上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面7上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面7上に画像記録を行なっている。
本実施例においては上記の如く回折光学素子62の被走査面7側の面に回折格子62-2が形成されており、これにより倍率色収差をある程度補正しながら、半導体レーザー1の発振波長のバラツキによって発生する主走査方向のピントずれ及び像面湾曲を、被走査面上の主走査方向のスポット径に応じた許容範囲以下に収まるように補正することを可能としている。
尚、通常の光走査装置においては、副走査方向のスポット径よりも主走査方向のスポット径の方を小さく設定されるのが普通であり、主走査方向において特にピントずれ及び像面湾曲を抑える必要がある
以下、詳細を説明する。
しかしながら、その場合回折光学素子62の回折部と屈折部のパワーの比率が一義的に決定されてしまう為、半導体レーザー1の個々の発振波長のばらつきよるピント変動以外の、例えば半導体レーザー1の基準発振波長における主走査方向の像面湾曲、fθ特性等の収差補正の自由度が減少したり、或いは、一義的に決定される回折パワーを発生させる為の回折格子の格子ピッチが加工困難な程に狭くなったりしてしまうことが起こり得る。
よって、本実施例においては、有効走査領域内全域において上記(6)式を完全に満足させることはせず、走査領域端部においては半導体レーザー1の個々の発振波長のばらつきよるピント変動を弱冠許容し、半導体レーザー1の基準発振波長における像面湾曲収差の方をむしろ良好に補正する構成としている。
その場合、走査領域の端部においては、半導体レーザー1の発振波長のばらつきよるピント変動が弱冠残存することとなるのであるが、このピント変動の残存量をある許容値以下に設定することにより、半導体レーザー1の発振波長がばらついたとしても印字品質の劣化を効果的に防止できる構成としている。
上記半導体レーザー1の発振波長のばらつきによるピント変動の許容量であるが、被走査面7上における結像スポットのスポット径が20%増大する程度のピント変動であれば良好な印字品質が得られる。したがって、被走査面7上における主走査方向のピント変動の許容量Δは、スポット径の増大が20%以下となる範囲であると考えて良い。
ここで図2A、図2B、図2Cを参照すると、図2Aは走査中心位置における被走査面7上にスポット状に集光されたレーザービームの集光状態を示す図である。
すなわち、半導体レーザー1の発振波長が20nm変化したときの主走査方向のピントずれ量が(9)式以下の量であれば良好な印字品質を維持することが可能となる。
次に図2Bは有効走査領域内の任意の走査位置における被走査面7上にスポット状に集光されたレーザービームの集光状態を示す図である。
すなわち、半導体レーザー1の発振波長が20nm変化したときのレーザービームの進行方向に沿った主走査方向のピントずれ量が(12)式以下の量であれば良好な印字品質を維持することが可能となる。
そこで本実施例においては、条件式(13)を満足させるように回折光学素子62の被走査面7側の面上に回折光学素子62-2を形成することによって、半導体レーザー1の発振波長がばらついても主走査方向のピントずれ及び像面湾曲を、被走査面上の主走査方向のスポット径に応じた許容範囲以下に収まるように補正することを可能としている。
表1、表2、表3に本実施例の光走査装置の諸特性を示す。
図4から解るように、本実施例の光走査装置は前記条件式(13)を満足しており、それによって、半導体レーザー1の発振波長がばらついても主走査方向のピントずれ量による主走査方向のスポット径の増大が20%以下に抑えられ、常に良好な印字品質を維持することが可能となっている。
つまり、有効走査領域内全域において被走査面7上における主走査方向のビーム径の増大が20%以下となるピントずれに収まる範囲が存在しさえすれば、その範囲の中に被走査面7が存在するように、例えば、光偏向器5と被走査面7との間の距離を調整手段(不図示)等を用いて調整すれば良いからである。
但し、上記調整を行う場合、全体倍率にずれが発生することになるが、これに関しては前述した如く電気的に画像クロックを微妙に調整することにより補正可能である。
尚、本実施例では走査結像手段6を単一のfθレンズ61と単一の回折光学素子62の2枚の光学素子より構成したが、これに限らず、例えば少なくとも一方の光学素子を複数枚で構成しても良い。
次に本発明の実施例2の光走査装置について説明する。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、走査結像手段である走査結像手段6を介した光束を被走査面7上の相当位置にて観測し、該光束の主走査方向の集光スポットの集光状態が以下に示す条件式(14)を満足するように、コリメータレンズ2の光軸方向の位置を調整可能としたことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、また諸特性は実施例1で示した表1、表2、表3と同様である。
即ち、本実施例においては前記条件式(13)を満足させ、かつ走査結像手段6を介した光束を、例えば観測手段(不図示)等を用いて被走査面7上の相当位置にて観測し、該観測手段で得られた信号を利用して、該光束の主走査方向の集光スポットの集光状態が、前記条件式(13)に用いたパラメータを用い、
なる条件を満足するように、コリメータレンズ2の光軸方向の位置を位置調整手段(不図示)等を用いて調整可能としている。
前記実施例1の光走査装置においては、半導体レーザー1の発振波長が基準発振波長から20nm変化したときの主走査方向のピントずれ量の絶対量に関して、例えば、光偏向器5と被走査面7との間の距離を調整する手法をとることが可能な構成としていた。
本実施例の光走査装置においては、光偏向器5と被走査面7との間の距離を調整するのではなく、走査結像手段6を介した光束を、例えば観測手段(不図示)等を用いて被走査面7上の相当位置にて観測し、該観測手段で得られた信号を利用して、該光束の主走査方向の集光スポットの集光状態が上記の条件式(14)を満足するように、コリメータレンズ2の光軸方向の位置を位置調整手段(不図示)を用いて調整可能な構成をとっている。
このような構成をとることにより、前述の実施例1と同様に半導体レーザー1の発振波長が基準発振波長から20nm変化したときの主走査方向のピントずれ量の絶対量を調整することが可能であり、また、この場合においては、全体倍率にずれが発生することがなく主走査方向のピントずれ量のみを補正することが可能である為、より一層好ましい。
この場合、半導体レーザー1の発振波長が20nm変化したときのレーザービームの進行方向に沿った主走査方向のピントずれ量が上記条件式(14)以下の量であれば良好な印字品質を維持することが可能となることは容易に理解できる。
即ち、前記図3に示した「800nmビームウェスト位置」を、走査結像手段6を介した光束を前記被走査面7上の相当位置にて観測し、前記光束の主走査方向の集光状態が良好となるような位置にコリメータレンズ2の光軸方向の位置を調整することによって図5に示す「800nmビームウェスト位置」のように、被走査面7近傍に近づけることが可能となる訳である。
具体的なコリメータレンズ2の光軸方向の位置調整量は、コリメータレンズ2をレーザー発光点から40μm遠ざけている。
被走査面7上における主走査方向の集光スポットの集光状態が良好であるか否かの判断は、主走査方向のスポット径を測定することによって判断することが可能である。また、別な方法としてはスポットの光強度のピーク値を読み取り、ピーク値がなるべく高い値となるところにコリメータレンズ2を配置するという方法によっても可能である。
本実施例においては、上述の如き調整を行うことにより、前記条件式(13)及び(14)を満足させ、それによって、半導体レーザー1の発振波長がばらついても主走査方向のピントずれ量による主走査方向のスポット径の増大が20%以下に抑えられ、常に良好な印字品質を維持することが可能となっている。
なお、本実施例の光走査装置のビームウェスト位置における集光スポットの主走査断面における1/e2半径は実施例1と同様63μmである。
次に本発明の実施例3のマルチビーム光走査装置について説明する。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、光源手段を第1、第2の2つの発光部(光源)から成るモノリシックなマルチビーム半導体レーザーより構成し、前述した条件式(13)を満足させつつ、後述する条件式(15)を満足するように各要素を構成したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、また諸特性は実施例1で示した表1、表2、表3と同様である。
即ち、本実施例では前記条件式(13)を満足させ、かつ条件式(15)を満足するように各要素を構成することにより、実施例1と同様な効果を得ている。
本実施例のように、第1、第2の2つの発光部を有するモノリシックなマルチビーム半導体レーザーを光源手段として使用した場合には、第1の発光部と第2の発光部から出射した光束の発振波長が同じとはならず、少なからず相対的な波長差が存在してしまう。
なる条件を満足するように各要素を設定すれば良好な印字品質を維持することが可能となることは容易に理解できる。
本実施例においては、第1の発光部から出射した光束の発振波長が780nmであり、第2の発光部から出射した光束の発振波長が782nmである。
本実施例においては、第1の発光部と第2の発光部から出射した各々の光束の発振波長が同じとはならず、少なからず相対的な波長差が存在してしまったとしても、前記条件式(13)及び(15)を満足させることによって、主走査方向のピントずれ量による主走査方向のスポット径の増大が20%以下に抑えられ、常に良好な印字品質を維持することが可能となっている。
なお、本実施例の光走査装置のビームウェスト位置における集光スポットの主走査断面における1/e2半径は実施例1と同様63μmである。
尚、本実施例ではモノリシックなマルチビーム半導体レーザー11の発光部の数を2つに設定したが、これに限らず、例えば3つ以上であっても良い。
また本実施例においては2つの発光部を有するモノリシックなマルチビーム半導体レーザーを光源手段としたが、これに限定されることは無く、例えば図9に示すように各々が独立に設けられた複数の発光部(光源)1a,1bを有する光源手段71と、該光源手段71の複数の発光部1a,1bに対応して各々設けられた光学部材2a,2bと、該複数の光学部材2a,2bから出射した複数の光束を合成するビーム合成手段8と、該ビーム合成手段8から出射した光束を偏向する偏向手段5と、該偏向手段5で偏向された複数の光束を被走査面7に導光する走査結像手段6と、を有するマルチビーム光走査装置においても適用可能である。むしろ、上記のような構成の方が個々の発振波長の相対的なバラツキは大きい為、より一層効果的であることは容易に理解できるであろう。尚、各々の発光部1a,1bは単一もしくは複数の発光点から構成されている。
本発明で用いられる回折光学素子62に形成された回折面は、1つに限定されない。2つ以上の回折面を有していても良い。本発明で用いられる回折光学素子62は一方の面が屈折面で、他方の面が回折面であるが、入射面及び出射面の両方の面が回折面でも良い。
本発明の回折光学素子は、例えば射出成形で作製される。
[画像形成装置]
図10は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1〜3のいずれかに示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図10において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図10において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されており、転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図10においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
[カラー画像形成装置]
図11は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図11において、60はカラー画像形成装置、11,12,13,14は各々実施例1〜3に示したいずれかの構成を有する光走査装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
図11において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置11,12,13,14に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は光走査装置(11,12,13,14)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置11,12,13,14により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例1の走査中心位置における被走査面上にスポット状に集光されたレーザービームの集光状態を示す図 本発明の実施例1の有効走査領域内の任意の走査位置における被走査面上にスポット状に集光されたレーザービームの集光状態を示す図 本発明の実施例1の有効走査領域内全域における被走査面上にスポット状に集光されたレーザービームの集光状態を示す図 本発明の実施例1において、半導体レーザーの基準発振波長780nmにおける主走査方向のビームウェスト位置と発振波長が20nm変化して800nmになったときの主走査方向のビームウェスト位置を示す図 本発明の実施例1において、半導体レーザーの発振波長が基準発振波長から20nm変化したときの走査中心位置における主走査のピントずれ量と、半導体レーザーの発振波長が基準発振波長から20nm変化したときの任意の走査位置における主走査のピントずれ量の差の絶対値と、各走査位置における値を示す図 本発明の実施例2において、半導体レーザーの基準発振波長780nmにおける主走査のビームウェスト位置と発振波長が20nm変化し800nmになったときに、コリメータレンズの光軸方向の位置を調整したときの主走査のビームウェスト位置を示す図 本発明の実施例2において、半導体レーザーの発振波長が20nm変化し800nmになったときに、コリメータレンズの光軸方向の位置を調整したときの主走査のビームウェスト位置と、各走査位置における値を示す図 本発明の実施例3において、複数の発光部から出射した光束が走査結像手段を介した後の主走査のビームウェスト位置を示す図 本発明の実施例3の、相対的な波長差によって発生する任意の走査位置における主走査のピントずれ量と、各走査位置における値を示す図 本発明の実施例3のマルチビーム光走査装置の主走査断面図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部概略図
符号の説明
1 光源手段(半導体レーザー)
2 光学部材(コリメータレンズ)
3 開口絞り
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
6 走査結像手段
61 fθレンズ
62 回折光学素子
62-2 回折格子
7 被走査面(感光ドラム)
1a,1b 発光部
2a,2b 光学部材(コリメータレンズ)
8 ビーム合成手段
71 光源手段
11、12、13、14 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41,42,43,44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (7)

  1. 光源手段と、該光源手段から出射した光束を集光する光学部材と、該光学部材から出射した光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段の偏向面で偏向された光束を被走査面上に結像させる走査結像手段と、を有する光走査装置において、
    前記走査結像手段は、主走査方向における屈折力が正である屈折部と主走査方向における屈折力が正である回折部を有しており、
    なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記被走査面の有効走査領域内の任意の走査位置に走査される光束の主走査方向の集光スポットの集光状態が、
    なる条件を満足するように、前記光学部材の光軸方向の位置を調整可能としたことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記光源手段は、複数の発光部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の光走査装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光ドラムと、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光ドラム上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写部と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 各々が請求項1乃至の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項記載のカラー画像形成装置。
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