JP2001343602A - 光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置

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JP2001343602A JP2001072023A JP2001072023A JP2001343602A JP 2001343602 A JP2001343602 A JP 2001343602A JP 2001072023 A JP2001072023 A JP 2001072023A JP 2001072023 A JP2001072023 A JP 2001072023A JP 2001343602 A JP2001343602 A JP 2001343602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被走査面全面に亙りスポット径が均一に補正
され、走査線曲がりの無い、高速で高画質な画像を得る
ことができる光走査学系と光走査装置及びそれを用いた
画像形成装置を得ること。 【解決手段】 第1、第2、第3の光学系2,4,9を
有し、第1の光学系と第2の光学系を含む入射光学系の
光軸は少なくとも主走査断面内で被走査面8の法線に対
して傾けた光走査光学系において、第3の光学系は少な
くとも1枚の光学素子を有し、少なくとも1枚の光学素
子は主走査断面内において、光学素子の主走査方向の対
称軸が被走査面の法線に対して、光源手段1側の光学素
子の端部が偏向手段5から遠ざかるように傾いて配置さ
れていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査光学系及びそ
れを用いた画像形成装置に関し、特に光源手段(単一光
源もしくは複数光源)から出射した光束を光偏向器とし
てのポリゴンミラーにより反射偏向させ、fθ特性を有
するfθレンズ系を介して被走査面上を光走査して画像
情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを
有するレーザービームプリンタやデジタル複写機等の画
像形成装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザービームプリンタ等の光
走査光学系(光走査装置)においては光源手段から画像
信号に応じて光変調され出射した光束を、例えば回転多
面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的
に偏向させ、fθ特性を有するfθレンズ系によって感
光性の記録媒体(感光体ドラム)面上にスポット状に収
束させ、該記録媒体面上を光走査して画像記録を行なっ
ている。図19は従来の光走査光学系の要部概要図であ
る。同図において光源手段91から出射した発散光束は
コリメーターレンズ92によって略平行光束もしくは収
束光束とされ、開口絞り93によって該光束(光量)を
整形して副走査方向のみに屈折力を有するシリンドリカ
ルレンズ94に入射している。シリンドリカルレンズ9
4に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのま
まの状態で出射し、副走査断面内においては収束して回
転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向器95の偏
向面95a近傍にほぼ線像として結像している。そして
光偏向器95の偏向面95aで反射偏向された光束をf
θ特性を有するfθレンズ系96を介して被走査面97
としての感光ドラム面上へ導光し、該光偏向器95を矢
印A方向に回転させることによって該感光ドラム面97
上を矢印B方向(主走査方向)に光走査して画像情報の
記録を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の光走査光学系
を用いた画像形成装置において高精度な画像情報の記録
を行うには、被走査面全面にわたって像面湾曲が良好に
補正されてスポット径が揃っていること、そして光偏向
器によって反射偏向された光束の角度と像高とが比例関
係となる歪曲収差(fθ特性)を有していることが必要
である。
【0004】一方、レーザービームプリンタやデジタル
複写機等は高速・高精細化によってより高速走査の可能
な光学系が求められており、走査手段であるモーターの
回転数や偏向手段であるポリゴンミラーの面数などの限
界から、特に複数の発光部(光源)から出射された複数
の光束を同時に走査できるマルチビーム走査光学系の要
求が高まってきている。
【0005】このマルチビーム走査光学系において被走
査面全面にわたってスポット径を揃える為には像面湾曲
が良好に補正されている必要があるのと同時に、全像高
にわたって副走査方向の横倍率が揃っている必要があ
る。なぜなら像高ごとに副走査方向の横倍率が違ってい
る場合、像高によって副走査方向のスポット径が変化し
てしまうからである。
【0006】さらに全像高にわたって副走査方向の横倍
率が揃っていないとマルチビーム走査光学系のように発
光部の位置が光軸から副走査方向に外れている場合に走
査線の曲がりを生じさせる為、副走査方向のライン間隔
が像高ごとに変化してしまい画像品位の劣化を招いてし
まうという問題点がある。
【0007】このような問題点を解決する為の光走査光
学系が、例えば特開平8−297256号公報や特開平
10−232347号公報等で種々と提案されている。
【0008】特開平8−297256号公報における光
走査光学系はfθレンズ系を構成するレンズの少なくと
も2面のレンズ面の副走査断面内の曲率を該レンズの有
効部内において軸上から軸外に向かい連続的に変化させ
ることによって、被走査面に入射する光束の像高による
副走査方向のFナンバーの変化を押さえるような構成と
している。同公報においてはfθレンズ系に入射する光
束を収束光束とした例であり、副走査方向のFナンバー
の変化が良く押さえられている。
【0009】特開平10−232347号公報における
走査光学系はfθレンズ系を構成する2枚のレンズのそ
れぞれの副走査断面内の屈折力を最適に組み合わせる構
成としている。同公報においてはfθレンズ系に入射す
る光束を収束光束とした例であり、被走査面上における
副走査方向のスポット径を均一に補正している。
【0010】本発明はfθレンズ系に入射する光束を略
平行光束とした光走査光学系(マルチビーム光走査光学
系)もしくは光走査装置(マルチビーム光走査装置)に
おいて、ジッターの発生を無くし、かつ比較的大きなポ
リゴン径を使用したときに発生する走査線曲がりの非対
称成分及び走査域全域に亙る副走査方向の倍率の全体的
な傾き成分を効果的に補正することによって、被走査面
全面に亙りスポット径が均一に補正され走査線曲がりの
無い、高速で高画質な画像を得ることができる光走査光
学系及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光走査
光学系は、光源手段から出射した光束を略平行光束に変
換する第1の光学系と、該変換された光束を偏向手段の
偏向面上において主走査方向に長手の線状の光束として
結像させる第2の光学系と、該偏向手段で偏向された主
走査断面内で略平行な光束を被走査面上に結像させる第
3の光学系と、を有し、該第1の光学系と該第2の光学
系を含む入射光学系の光軸は少なくとも主走査断面内で
該被走査面の法線に対して傾けた光走査光学系におい
て、該第3の光学系は少なくとも1枚の光学素子を有
し、該少なくとも1枚の光学素子は主走査断面内におい
て、該光学素子の主走査方向の対称軸が該被走査面の法
線に対して、該光源手段側の光学素子の端部が該偏向手
段から遠ざかるように傾いて配置されていることを特徴
としている。
【0012】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記傾いて配置されている光学素子がレンズである
ことを特徴としている。
【0013】請求項3の発明は請求項1の発明におい
て、前記傾いて配置されている光学素子が反射ミラーで
あることを特徴としている。
【0014】請求項4の発明は請求項1の発明におい
て、前記傾いて配置されている光学素子が回折光学素子
を含むことを特徴としている。
【0015】請求項5の発明は請求項2の発明におい
て、前記第3の光学系は2枚のレンズを有していること
を特徴としている。
【0016】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記第3の光学系の2枚のレンズのうち、被走査面
側に配置されるレンズは偏向手段側に配置されるレンズ
よりも副走査断面内における屈折力が大きいことを特徴
としている。
【0017】請求項7の発明は請求項5又は6の発明に
おいて、前記傾いて配置されたレンズは前記第3の光学
系の2枚のレンズのうち、被走査面側に配置されるレン
ズであることを特徴としている。
【0018】請求項8の発明は請求項5,6又は7の発
明において、前記第3の光学系の2枚のレンズのうち、
一方のレンズの光軸は他方のレンズの光軸に対して主走
査方向に所定量ずれて配置されていることを特徴として
いる。
【0019】請求項9の発明は請求項5乃至8のいずれ
か1項の発明において、前記第3の光学系の2枚のレン
ズは前記偏向手段側から順に配置された第1、第2のト
ーリックレンズであり、該第1のトーリックレンズは主
走査断面内において少なくとも1つのレンズ面が非球面
形状で形成され、そのレンズの主走査方向の対称軸近傍
において、該偏向手段側に凹面を向けた正の屈折力のメ
ニスカス状より成り、該第2のトーリックレンズは主走
査断面内において両レンズ面が非球面形状で形成され、
そのレンズの主走査方向の対称軸近傍において、該偏向
手段側に凸面を向けた弱い正の屈折力を有する、もしく
は殆ど屈折力を有さないメニスカス状より成ることを特
徴としている。
【0020】請求項10の発明は請求項9の発明におい
て、前記第1、第2のトーリックレンズは共に副走査断
面内の形状が、前記偏向手段に凹面を向けたメニスカス
状より成ることを特徴としている。
【0021】請求項11の発明は請求項9又は10の発
明において、前記第2のトーリックレンズは主走査断面
内において両レンズ面の曲率が、そのレンズの主走査方
向の対称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的
に変化し、中間部においてその曲率の符号が反転するこ
とを特徴としている。
【0022】請求項12の発明は請求項9乃至11のい
ずれか1項の発明において、前記第2のトーリックレン
ズの副走査断面内の屈折力は、そのレンズの主走査方向
の対称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に
対称に変化していることを特徴としている。
【0023】請求項13の発明は請求項9乃至12のい
ずれか1項の発明において、前記第1のトーリックレン
ズの副走査断面内の屈折力は、そのレンズの主走査方向
の対称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に
非対称に変化していることを特徴としている。
【0024】請求項14の発明は請求項9乃至13のい
ずれか1項の発明において、前記第1のトーリックレン
ズの副走査断面内の屈折力は、そのレンズの主走査方向
の対称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に
強くなり、前記第2のトーリックレンズの副走査断面内
の屈折力は、そのレンズの主走査方向の対称軸近傍から
レンズ周辺部にいくに従って連続的に弱くなっているこ
とを特徴としている。
【0025】請求項15の発明は請求項9乃至14のい
ずれか1項の発明において、前記第1のトーリックレン
ズの主走査方向の対称軸近傍における副走査断面内の屈
折力をφ1s、前記第2のトーリックレンズの主走査方
向の対称軸近傍における副走査断面内の屈折力をφ2s
としたとき、
【0026】
【数4】
【0027】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0028】請求項16の発明は請求項9乃至15のい
ずれか1項の発明において、前記第1のトーリックレン
ズの主走査方向の対称軸近傍における主走査断面内の屈
折力をφ1m、前記第2のトーリックレンズの主走査方
向の対称軸近傍における主走査断面内の屈折力をφ2m
としたとき、
【0029】
【数5】
【0030】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0031】請求項17の発明は請求項16の発明にお
いて、前記第3の光学系は、副走査断面内において該偏
向手段と該被走査面を共役な関係としており、その主走
査方向の対称軸近傍における副走査断面の結像倍率をβ
cとしたとき、 1.5≦βc≦4.0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0032】請求項18の発明は請求項16又は17の
発明において、前記第3の光学系は、副走査断面内にお
いて該偏向手段と該被走査面を共役な関係としており、
その主走査方向の対称軸近傍における副走査断面の結像
倍率をβc、主走査方向の軸外の任意の位置における副
走査断面の結像倍率をβとしたとき、
【0033】
【数6】
【0034】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0035】請求項19の発明は請求項9乃至18のい
ずれか1項の発明において、前記第1のトーリックレン
ズと前記第2のトーリックレンズはプラスチック材料か
ら成ることを特徴としている。
【0036】請求項20の発明は請求項1乃至19のい
ずれか1項の発明において、前記光源手段は複数の発光
点を有することを特徴としている。
【0037】請求項21の発明の画像形成装置は、請求
項1乃至20のいずれか1項に記載の光走査光学系と、
前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査光学系
で走査されたレーザ光によって前記感光体上に形成され
た静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像さ
れたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写され
たトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有するこ
とを特徴としている。
【0038】請求項22の発明の画像形成装置は、請求
項1乃至20のいずれか1項に記載の走査光学系と、外
部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して
前記走査光学系に入力せしめるプリンタコントローラと
を有していることを特徴としている。
【0039】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1(A)は本発
明の光走査光学系(光走査装置)の実施形態1の主走査
方向の要部断面図(主走査断面図)であり、図1(B)
は図1(A)の副走査方向の要部断面図(副走査断面
図)である。
【0040】尚、本明細書において偏向手段によって光
束が反射偏向(偏向走査)される方向を主走査方向、走
査光学手段の光軸及び主走査方向と直交する方向を副走
査方向と定義する。
【0041】同図において1は光源手段であり、例えば
半導体レーザー等より成っている。3は開口絞りであ
り、通過光束を制限してビーム形状を整形している。2
は第1の光学系としてのコリメーターレンズであり、光
源手段1から放射された発散光束を略平行光束に変換し
ている。4は第2の光学系としてのシリンドリカルレン
ズであり、副走査方向にのみ所定のパワーを有してお
り、コリメーターレンズ2を通過した光束を副走査断面
内で後述する光偏向器5の偏向面(反射面)5aにほぼ
線像として結像させている。尚、開口絞り3、コリメー
ターレンズ(第1の光学系)2、そしてシリンドリカル
レンズ(第2の光学系)4等の各要素は入射光学系11
の一要素を構成している。
【0042】ここでコリメーターレンズ2とシリンドリ
カルレンズ4を含む入射光学系11の光軸は少なくとも
主走査断面内で被走査面8の法線に対して傾いている。
【0043】5は偏向手段としての光偏向器であり、例
えば6面構成のポリゴンミラー(回転多面鏡)より成っ
ており、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢
印A方向に一定速度で回転している。
【0044】9は集光機能とfθ特性を有する第3の光
学系としてのfθレンズ系であり、プラスチック材料よ
り成る第1、第2の2枚のトーリックレンズ6,7より
成り、光偏向器5によって反射偏向された主走査断面内
で略平行な画像情報に基づく光束を被走査面としての感
光ドラム面8上に結像させ、かつ副走査断面内において
光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面8との間を共役
関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。
【0045】8は被走査面としての感光ドラム面(像担
持体面)である。
【0046】本実施形態において半導体レーザー1から
出射した発散光束は開口絞り3によって該光束(光量)
が制限され、コリメーターレンズ2により略平行光束に
変換され、シリンドリカルレンズ4に入射している。シ
リンドリカルレンズ4に入射した略平行光束のうち主走
査断面においてはそのままの状態で射出する。また副走
査断面内においては収束して光偏向器5の偏向面5aに
ほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像してい
る。そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された主
走査断面内で略平行な光束は第1、第2のトーリックレ
ンズ6,7を介して感光ドラム面8上にスポット状に結
像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることに
よって、該感光ドラム面8上を矢印B方向(主走査方
向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体と
しての感光ドラム面8上に画像記録を行なっている。
【0047】次に本実施形態における第3の光学系9を
構成する第1、第2のトーリックレンズ6,7の特徴に
ついて詳述する。
【0048】第1のトーリックレンズ6は主走査断面内
において両レンズ面が非球面形状より形成され、そのレ
ンズの主走査方向の対称軸Q近傍において光偏向器5側
に凹面を向けた正の屈折力を有するメニスカス状より成
っている。
【0049】第2のトーリックレンズ7は主走査断面内
において両レンズ面が非球面形状より形成され、そのレ
ンズの主走査方向の対称軸Q近傍において光偏向器5側
に凸面を向けた弱い正の屈折力を有するメニスカス状よ
り成っている。
【0050】また第1、第2のトーリックレンズ6,7
は共にその主走査断面と直交する副走査断面内の形状が
光偏向器5側に凹面を向けたメニスカス形状より成って
いる。
【0051】ここにおいて第2のトーリックレンズ7は
主走査断面内において、該レンズ7の主走査方向の対称
軸Qが被走査面8の法線に対して、光源手段1側のレン
ズ7の端部が光偏向器5から遠ざかるように傾いて配置
されている。即ち第2のトーリックレンズ7は、該レン
ズ7の光軸上のC点を中心にして被走査面8側に図中矢
印D方向に20'(20分)傾いて配置されている。
【0052】次に上記の如く第2のトーリックレンズ7
を主走査断面内において傾けて配置することの理由につ
いて述べる。
【0053】図2は一般的な走査光学系における光偏向
器5に入射する光束の主光線Lと、該光偏向器5の位置
関係及びfθレンズ系9の位置関係を示す主走査方向の
要部断面図である。同図において図1に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0054】同図において光偏向器5に入射する光束L
は、該光偏向器5の偏向面5aが図中E、F、Gの状態
に連続的に偏向することにより、光束La、Lb、Lc
となって反射偏向され、fθレンズ系9に入射して被走
査面8上の各結像点8a、8b、8cに結像する。
【0055】光偏向器5の偏向面5aがEの状態のとき
が走査開始側(+側と定義する)の有効走査領域の端部
に対応し、偏向面5aがFの状態のときが走査中心に対
応し、偏向面5aがGの状態のときが走査終了側(−側
と定義する)の有効走査領域の端部に対応している。
【0056】通常、偏向面5aに入射する光束の主光線
Lは面倒れ補正の対称性を考慮して、偏向面5aがEの
状態のときとGの状態のときとの交点(図中P点)をめ
がけて入射させる配置をとるのが一般的である。
【0057】一方、fθレンズ系9の主走査断面内にお
ける光軸Qは副走査方向の像面湾曲補正の対称性を考慮
して、偏向面5aがFの状態のときに反射偏向された光
束Lb近傍に配置することが一般的に行われている。
【0058】ここでシリンドリカルレンズ4によって図
中P点に線像を結像させた場合を考えてみる。P点はf
θレンズ系9の主走査断面内における光軸Qよりも+側
に存在する。ここで理解を簡単にする為にfθレンズ系
9の副走査断面内でのパワーは該fθレンズ系9の第2
面9bに存在すると仮定する。副走査断面内においては
面倒れを補正する為にfθレンズ系9により、図中P点
と各結像点8a、8b、8cをそれぞれ共役な関係とし
ている。各結像点8a、8b、8cそれぞれに対応する
副走査断面内の横倍率βa、βb、βcは光束La、L
b、Lc、La'、Lb'、Lc'の距離を各々ma、m
b、mc、ma'、mb'、mc'としたとき、
【0059】
【数7】
【0060】但し、ma、mb、mcは各々偏向面から
fθレンズ系の出射面までの距離、ma'、mb'、m
c'は各々fθレンズ系の出射面から被走査面までの距
離で表わされる。
【0061】ここでP点はfθレンズ系9の主走査断面
内における光軸Qよりも+側に存在する為、
【0062】
【数8】
【0063】なる関係式が成り立つ。
【0064】即ち、βa>βcとなり、前述した如く一般
的な配置構成をとった場合には、図中+側の像高におけ
る副走査断面内の横倍率の方が図中−側の像高よりも大
きくなってしまい、走査開始側と走査終了側とで倍率差
が発生してしまう。
【0065】上記副走査断面内における倍率差により、
被走査面8上での副走査方向の結像スポットサイズが走
査開始側と走査終了側とで変化してしまうことになり画
質を劣化させる原因となる。
【0066】一方、光源として複数の発光点を有するマ
ルチビームレーザー等を用いたマルチビーム光走査光学
系の場合は、被走査面8上での副走査方向の結像スポッ
ト間隔が走査開始側と走査終了側とで変化してしまうこ
とになり、やはり画質を劣化させる原因となる。
【0067】そこで本実施形態においては上述の如く第
2のトーリックレンズ7を主走査断面内において、該レ
ンズ7の光軸上のC点を中心にして被走査面8側に図中
矢印D方向に20'(20分)傾けて配置することによ
って、上記
【0068】
【数9】
【0069】を等しくすることができ、即ち、βa=βc
とすることができ、これにより走査開始側と走査終了側
との副走査断面内における倍率の差を完全に補正してい
る。
【0070】従来からfθレンズ系9に入射する光束を
収束光束としている光走査光学系においては、本実施形
態のようにfθレンズ系を構成する少なくとも1枚のレ
ンズを傾けることが行なわれている(特開平10‐23
2347号公報)。fθレンズ系に入射する光束を収束
光束とした場合はfθ特性に非対称な残存収差が発生す
る為、それを補正する為にレンズを傾けて配置するので
ある。
【0071】本実施形態のようなfθレンズ系9に入射
する光束を略平行光束としている光走査光学系において
は、上記fθ特性の非対称な残存収差は通常発生し得な
い為、レンズを傾けて配置することは通常行なわない。
【0072】ところが本実施形態においては走査開始側
と走査終了側との副走査断面内における倍率の差を補正
する為にfθレンズ系9に入射する光束を略平行光束と
しているにも拘わらず第2のトーリックレンズ7を傾け
て配置している。
【0073】このように第2のトーリックレンズ7を傾
けて配置した場合、fθ特性と主走査方向の像面湾曲が
劣化してしまうという問題点が発生してくる。
【0074】そこで本実施形態においては第1のトーリ
ックレンズ6の光軸を第2のトーリックレンズ7の光軸
に対して主走査方向にずらして配置している。具体的に
は第1のトーリックレンズ6の光軸に対して、第2のト
ーリックレンズ7の光軸を図2中+側(光源側)方向へ
0.3mmずらして配置している。このように配置する
ことによりfθ特性と主走査方向の像面湾曲とを共に良
好に補正することができる。
【0075】また第2のトーリックレンズ7を上記の如
く傾けて配置して走査開始側と走査終了側との副走査断
面内における倍率の差を補正する場合は,第1のトーリ
ックレンズ6の副走査断面内の屈折力よりも第2のトー
リックレンズ7の副走査断面内の屈折力を大きく設定す
ることが好ましい。このようなパワー配置に設定するこ
とにより第2のトーリックレンズ7を傾ける量を少なく
することができ、これによりfθ特性と主走査方向の像
面湾曲に与える影響を小さくすることができる。
【0076】好ましくは第1のトーリックレンズ6の主
走査方向の対称軸近傍における副走査断面内の屈折力を
φ1s、第2のトーリックレンズ7の主走査方向の対称
軸近傍における副走査断面内の屈折力をφ2sとしたと
き、
【0077】
【数10】
【0078】なる条件を満足するように各レンズの副走
査断面内の屈折力を設定することが望ましい。
【0079】条件式(1)は第1、第2のトーリックレ
ンズ6,7の副走査断面内のパワー比に関するものであ
り、条件式(1)を逸脱して第1、第2のトーリックレ
ンズ6,7の副走査断面内の屈折力を設定してしまう
と、第2のトーリックレンズ7を傾けて副走査断面内に
おける倍率の差を補正しようとした場合、傾ける量が大
きくなり過ぎてしまい、fθ特性と主走査方向の像面湾
曲に与える影響が大きくなってしまうので良くない。
【0080】第2のトーリックレンズ7の主走査断面内
の屈折力は弱い正の屈折力を有するか、もしくは殆ど屈
折力を有さないことが望ましい。
【0081】即ち、第2のトーリックレンズ7を上記の
如く傾けて配置して走査開始側と走査終了側との副走査
断面内における倍率の差を補正する場合に、該第2のト
ーリックレンズ7の主走査断面内の屈折力が弱い、もし
くは殆ど屈折力を有さないように設定することによっ
て、第2のトーリックレンズ7を傾けて配置した場合の
fθ特性と主走査方向の像面湾曲に与える影響を小さく
することができるからである。
【0082】好ましくは第1のトーリックレンズ6の主
走査方向の対称軸近傍における主走査断面内の屈折力を
φ1m、第2のトーリックレンズ7の主走査方向の対称
軸近傍における主走査断面内の屈折力をφ2mとしたと
き、
【0083】
【数11】
【0084】なる条件を満足するように設定することが
望ましい。
【0085】条件式(2)は第1、第2のトーリックレ
ンズ6,7の主走査断面内のパワー比に関するものであ
り、条件式(2)を逸脱して各レンズの主走査断面内の
屈折力を設定してしまうと、トーリックレンズを傾けて
副走査断面内における倍率の差を補正しようとした場
合、fθ特性と主走査方向の像面湾曲に与える影響が大
きくなってしまうので良くない。
【0086】尚、第2のトーリックレンズ7の主走査断
面内の屈折力が弱いということは、
【0087】
【数12】
【0088】のことである。
【0089】また第2のトーリックレンズ7の主走査断
面内の屈折力が殆ど有さないということは、
【0090】
【数13】
【0091】のことである。
【0092】第2のトーリックレンズ7は主走査断面内
において両レンズ面の曲率が、そのレンズ7の主走査方
向の対称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的
に変化し、中間部においてその曲率の符号が反転するよ
うな形状より成っている。このような形状とすることに
よって被走査面8までの距離を小さく保ったまま、特に
fθ特性を走査域全域に亙って良好に補正することを可
能としている。
【0093】さらに第1のトーリックレンズ6の副走査
断面内の屈折力を、そのレンズ6の主走査方向の対称軸
近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に強くなる
ように設定し、逆に第2のトーリックレンズ7の副走査
断面内の屈折力を、そのレンズ7の主走査方向の対称軸
近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に弱くなる
ように設定している。
【0094】このように各レンズ6,7の副走査断面内
の屈折力を設定することによって副走査断面内の横倍率
を走査域全域に亙って一定になるように補正している。
【0095】またfθレンズ系9は、前述の如くその主
走査方向の対称軸近傍における副走査断面内の結像倍率
をβcとしたとき、 1.5≦βc≦4.0 ‥‥‥‥(3) なる条件を満足するように設定している。
【0096】条件式(3)はfθレンズ系9の副走査断
面内の結像倍率を規定したものであり、条件式(3)の
下限値を超えた場合は、副走査断面内の横倍率を走査域
全域に亙って一定に補正することは容易になるが、fθ
レンズ系9、特に本実施形態の場合は第2のトーリック
レンズ7が被走査面8に近づいてしまいレンズ自身の大
きさが大きくなり、コンパクト性に欠けるとともにコス
トアップにもなってしまうので良くない。条件式(3)
の上限値を超えた場合は、fθレンズ系9は小さくする
ことが可能となるが、走査開始側と走査終了側との副走
査断面内における倍率の差を良好に補正することが困難
となってしまうので良くない。
【0097】また上記のように第1のトーリックレンズ
6の副走査断面内の屈折力はレンズ6の主走査方向の対
称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に強く
なるように設定し、逆に第2のトーリックレンズ7の副
走査断面内の屈折力はレンズ7の主走査方向の対称軸近
傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に弱くなるよ
うに設定することにより、その主走査方向の対称軸近傍
における副走査断面の結像倍率をβc、主走査方向の軸
外の任意の位置における副走査断面の結像倍率をβとし
たとき、
【0098】
【数14】
【0099】なる条件を満足するように副走査断面内の
横倍率を走査域全域に亙って一定になるように補正して
いる。
【0100】対称軸とは被走査面8に垂直に入射すると
きの光束の主光線がレンズ中を通過するときの光路であ
る。
【0101】条件式(4)は主走査方向の対称軸近傍以
外の任意の位置と対称軸近傍との副走査断面内の結像倍
率の比に関するものであり、条件式(4)の下限値及び
上限値を超えてしまうと、被走査面8上での副走査方向
の結像スポットサイズが走査開始側と走査終了側とで変
化してしまうことになり画質を劣化させる原因となって
しまうので良くない。
【0102】また光源として複数の発光点を有するマル
チビームレーザー等を用いたマルチビーム光走査光学系
の場合は、被走査面8上での副走査方向の結像スポット
間隔が走査開始側と走査終了側とで変化してしまうこと
になり、やはり画質を劣化させる原因となってしまう。
【0103】第1のトーリックレンズ6の副走査断面内
の屈折力は、そのレンズ6の主走査方向の対称軸近傍か
らレンズ周辺部にいくに従って連続的に非対称に変化さ
せている。このように副走査断面内の屈折力を設定する
ことによって、副走査方向の像面湾曲の非対称成分を良
好に補正している。
【0104】また第2のトーリックレンズ7の副走査断
面内の屈折力を、そのレンズ7の主走査方向の対称軸近
傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に対称に変化
させている。
【0105】なお本実施形態における第1、第2のトー
リックレンズ6,7はプラスチック材料を射出成形する
ことによって製作することによりコストダウンを図って
いる。
【0106】表−1に本実施形態におけるシングルビー
ムの光走査光学系の諸特性を示す。
【0107】
【表1】
【0108】第1、第2のトーリックレンズ6,7の主
走査断面の非球面形状は、各レンズ面と光軸との交点を
原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸
と直交する軸をY軸、副走査断面内において光軸と直交
する軸をZ軸としたときに、
【0109】
【数15】
【0110】なる式で表わされる。
【0111】なお、Rは曲率半径、k、B4〜B10は非球面
係数である。
【0112】また第1、第2のトーリックレンズ6,7
の副走査断面の形状は主走査方向のレンズ面座標がYで
あるところの曲率半径r'が、 r'=r(1+D2y2+D4y4+D6y6+D8y8+D10y10) なる式で表わされる形状をしている。
【0113】なお、rは光軸上における曲率半径、D2〜D
10は各係数である。
【0114】また図2中、+側と−側で係数が異なる場
合は、+側の係数には添字uを付し、−側の係数には添
字lを付している。
【0115】図3は本実施形態の主走査方向及び副走査
方向の像面湾曲を示す収差図、図4は本実施形態のfθ
特性を示す収差図、図5は走査域全域における副走査断
面内の横倍率を示す説明図、図6はβ/βcの関係を示
す説明図である。各図より各収差とも実用上問題の無い
レベルまで補正されていることが分かる。
【0116】[実施形態2]図7(A)は本発明の光走
査光学系(光走査装置)の実施形態1の主走査方向の要
部断面図(主走査断面図)であり、図7(B)は図7
(A)の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)であ
る。同図において図1に示した要素と同一要素には同符
号を付している。
【0117】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は、第2のトーリックレンズ7の主走査断面内の
屈折力が殆ど有さない(実質的に屈折力を有さない)
点、第1のトーリックレンズ6の主走査方向の対称軸近
傍における副走査断面内の屈折力が負である点である。
その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であ
り、これにより同様な効果を得ている。
【0118】即ち、第2のトーリックレンズ7の主走査
断面内の屈折力を実質的の屈折力を有さないように設定
することにより、第2のトーリックレンズ7を傾けて配
置した場合のfθ特性と主走査方向の像面湾曲に与える
影響を小さくすることによって良好なる収差補正を行な
うことを可能としている。
【0119】尚、第2のトーリックレンズ7の主走査断
面内の屈折力が殆ど有さないということは前述した如
く、
【0120】
【数16】
【0121】のことである。
【0122】また第1のトーリックレンズ6の主走査方
向の対称軸近傍における副走査断面内の屈折力を負に設
定することによって、全系の副走査方向の倍率を低く設
定し、これにより副走査断面内における倍率の差を効果
的に補正している。但し、あまり負の屈折力を大きく設
定してしまうと第2のトーリックレンズ7の副走査断面
内の屈折力を強くするか、或いは第2のトーリックレン
ズ7を被走査面8に近づける必要がある。即ち第2のト
ーリックレンズ7の副走査断面内の屈折力をあまり強く
設定すると、レンズの偏心公差等に対して敏感になり易
く好ましくない。また第2のトーリックレンズ7を被走
査面8に近づけてしまうと、レンズが大きくなりコンパ
クト性に欠けるとともにコストアップにもなってしま
う。
【0123】本実施形態においては前記各条件式
(1),(3)を満足するように各レンズの副走査断面
内の屈折力を設定している。更に前記各条件式(2),
(4)も満足するように設定している。
【0124】表−2に本実施形態2におけるシングルビ
ームの光走査光学系の諸特性を示す。
【0125】
【表2】
【0126】表−2におけるR、k、B4〜B10、r、D2〜D
10は実施形態1で説明した諸係数と同様な意味を持つ。
【0127】図8は本実施形態の主走査方向及び副走査
方向の像面湾曲を示す収差図、図9は本実施形態のfθ
特性を示す収差図、図10は走査域全域における副走査
断面内の横倍率を示す説明図、図11はβ/βcの関係
を示す説明図である。各図より各収差とも実用上問題の
無いレベルまで補正されていることが分かる。
【0128】[実施形態3]図12(A)は本発明の光
走査光学系(光走査装置)の実施形態1の主走査方向の
要部断面図(主走査断面図)であり、図12(B)は図
12(A)の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)
である。同図において図1に示した要素と同一要素には
同符号を付している。
【0129】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は光源手段として複数の発光点を有するマルチビ
ームレーザーを用いたマルチビーム光走査光学系として
構成した点である。
【0130】本実施形態におけるマルチビーム光源は、
発光点の数が2つであり、お互いの発光点間隔が90μ
mであるモノリシックマルチビームレーザーを図12
(C)のように主走査平面に対して6.197°傾けて
配置している。
【0131】尚、本実施形態においては、発光点の数を
2つとしているが、本発明はそれに限定されることな
く、発光点の数が3つ以上のときにも同様の効果が得ら
れる。本発明では、走査線曲りを問題としていることを
考慮すると、発光点の数が3本、4本、・・と多くなっ
ても本発明の効果を得られる。
【0132】本実施形態のマルチビーム光源はモノリシ
ックマルチビームレーザーを使用したが、それに限定さ
れることなく、ハイブリッドマルチビームレーザーのと
きも同様の効果を得られる。
【0133】その他の構成及び光学的作用は実施形態1
と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0134】即ち、本実施形態においてはマルチビーム
レーザーを用いたマルチビーム光走査光学系において、
前述の実施形態1と同様に第2のトーリックレンズ7を
主走査断面内において、該レンズ7の主走査方向の対称
軸Qが被走査面8の法線に対して、光源手段1側のレン
ズ7の端部が光偏向器5から遠ざかるように傾けて配置
している。即ち第2のトーリックレンズ7を、該レンズ
7の光軸上のC点を中心にして被走査面8側に図中矢印
D方向に20'(20分)傾けて配置することによって
走査開始側と走査終了側との副走査断面内における倍率
の差を完全に補正している。
【0135】これにより複数ビームの被走査面8上にお
ける副走査方向にピッチ間隔が走査域全域において等し
くすることができるので高画質な画像出力に対応したマ
ルチビーム光走査光学系を得ることができる。
【0136】表―3に本実施形態3における光走査光学
系の諸特性を示す。
【0137】表―3におけるR、k、B4〜B10、r、D2〜D
10は実施形態1で説明した諸係数と同様な意味を持つ。
【0138】
【表3】
【0139】図13は本実施形態の主走査方向及び副走
査方向の像面湾曲を示す収差図、図14は本実施形態の
fθ特性を示す収差図、図15は走査域全域における副
走査断面内の横倍率を示す説明図、図16はβ/βcの
関係を示す説明図である。図17は本実施形態のマルチ
ビーム光走査光学系を解像度600DPI(走査線間隔4
2.3μm)で使用した場合のマルチビームの各走査線
のピッチのズレ量を示す説明図である。各図より各収差
とも実用上問題の無いレベルまで補正されていることが
分かる。
【0140】尚、各実施形態においては第3の光学系を
2枚のレンズより構成したが、前述の要件を満足するよ
うにレンズを設定すれば1枚もしくは3枚以上のレンズ
でも本発明は前述の各実施形態と同様に適用することが
できる。
【0141】本発明の第3の光学系を構成する光学素子
とは、実施形態1〜3のfθレンズ系9(第1のトーリ
ックレンズ6、第2のトーリックレンズ7)に限定され
ることなく、反射ミラーでも良い。また、回折光学素子
を含んでいても良い。
【0142】本発明の実施形態1〜3では、第2のトー
リックレンズ7のみを該レンズ7の光軸上のC点を中心
にして被走査面8側に図中矢印D方向に傾いて配置して
いるが、本発明はその構成に限定されることはなく、第
1のトーリックレンズ6のみを該レンズ6の光軸上のC
点を中心にして被走査面8側に図中矢印D方向に傾いて
配置しても実施形態1〜3と同様の効果を得られる。
【0143】また、第2のトーリックレンズ7を反射ミ
ラーに置換して、反射ミラーを該反射ミラーの光軸上の
点を中心にして被走査面8側に図中矢印D方向に傾いて
配置しても実施形態1〜3と同様の効果を得られる。
【0144】その場合、傾ける反射ミラーの副走査断面
内の屈折力が大きく、傾ける反射ミラーの主走査断面内
の屈折力が小さいことが好ましい。
【0145】また、第2のトーリックレンズ7を回折光
学素子を含む光学素子に置換して、回折光学素子を含む
光学素子を回折光学素子を含む光学素子の光軸上の点を
中心にして被走査面8側に図中矢印D方向に傾いて配置
しても実施形態1〜3と同様の効果を得られる。
【0146】その場合、傾ける回折光学素子を含む光学
素子の副走査断面内のパワーが大きく、傾ける回折光学
素子を含む光学素子の主走査断面内のパワーが小さいこ
とが好ましい。
【0147】更に、第1のトーリックレンズ6及び第2
のトーリックレンズ7を共に光軸上の点を中心にして被
走査面8側に図中矢印D方向に傾けて配置しても実施形
態1〜3と同様の効果を得られる。つまり、被走査面8
側に図中矢印D方向に傾ける第3のレンズ系を構成する
レンズは2枚以上の複数枚でも実施形態1〜3と同様の
効果を得られる。
【0148】前述のとおり、本発明では、第3のレンズ
系が1枚のレンズからなる場合は、1枚のレンズを被走
査面8側に図中矢印D方向に傾けて配置する必要があ
る。第3のレンズ系が3枚以上のレンズからなる場合
は、3枚以上のレンズのうち少なくとも1枚以上のレン
ズを図中矢印D方向に傾けて配置すれば実施形態1〜3
と同様の効果を得られる。
【0149】[画像形成装置]図18は、本発明の画像
形成装置の実施形態を示す副走査方向の要部断面図であ
る。図18において、符号104は画像形成装置を示
す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュ
ータ等の外部機器117からコードデータDcが入力す
る。このコードデータDcは、装置内のプリンタコント
ローラ111によって、画像データ(ドットデータ)D
iに変換される。この画像データDiは、実施形態1〜
3に示した構成を有する光走査ユニット100に入力さ
れる。そして、この光走査ユニット(走査光学系)10
0からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム
(レーザ光)103が出射され、この光ビーム103に
よって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査さ
れる。
【0150】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の−表面に、前記光走査ユニット100によっ
て走査される光ビーム103が照射されるようになって
いる。
【0151】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
【0152】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ(転写器)108に
よって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙1
12は感光ドラム101の前方(図18において右側)
の用紙カセット109内に収納されているが、手差しで
も給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給
紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109
内の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0153】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図1
8において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内
部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113
とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加
圧ローラ114とで構成されており、転写部から撒送さ
れてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ1
14の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙
112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロ
ーラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0154】図18においては図示していないが、プリ
ントコントローラ111は、先に説明したデータの変換
だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部
や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制
御を行う。
【0155】
【発明の効果】本発明によれば前述の如くfθレンズ系
に入射する光束を略平行光束とした光走査光学系(マル
チビーム光走査光学系)もしくは光走査装置(マルチビ
ーム光走査装置)において、該fθレンズ系を構成する
少なくとも1枚のレンズを主走査面内において、該レン
ズの主走査方向の対称軸が該被走査面の法線に対して、
該光源手段側のレンズの端部が該偏向手段から遠ざかる
ように傾けて配置することにより、走査域全域において
副走査断面内における倍率の差を完全に補正することが
でき、これにより被走査面全面に亙りスポット径が均一
に補正され、走査線曲がりの無い、高速で高画質な画像
を得ることができる光走査学系と光走査装置及びそれを
用いた画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の主走査方向及び副走査方
向の要部断面図
【図2】光偏向器に入射する光束と光偏向器・fθレン
ズ系の位置関係を示す図
【図3】本発明の実施形態1の主走査・副走査の像面湾
曲を示す収差図
【図4】本発明の実施形態1のfθ特性を示す収差図
【図5】本発明の実施形態1の副走査倍率を示す図
【図6】本発明の実施形態1のβ/βcを示す図
【図7】本発明の実施形態2の主走査方向及び副走査方
向の要部断面図
【図8】本発明の実施形態2の主走査・副走査の像面湾
曲を示す収差図
【図9】本発明の実施形態2のfθ特性を示す収差図
【図10】本発明の実施形態2の副走査倍率を示す図
【図11】本発明の実施形態2のβ/βcを示す図。
【図12】本発明の実施形態3の主走査方向及び副走査
方向の要部断面図
【図13】本発明の実施形態3の主走査・副走査の像面
湾曲を示す収差図
【図14】本発明の実施形態3のfθ特性を示す収差図
【図15】本発明の実施形態3の副走査倍率を示す図
【図16】本発明の実施形態3のβ/βcを示す図
【図17】本発明の実施形態3の走査線曲がりを示す図
【図18】本発明の光走査光学系を用いた電子写真プリ
ンタの構成例を示す副走査方向の要部断面図
【図19】従来の光走査光学系の要部概略図
【符号の説明】
1 光源手段 2 第1の光学系(コリメーターレンズ) 3 開口絞り 4 第2の光学系(シリンドリカルレンズ) 5 偏向手段(ポリゴンミラー) 6 第1のトーリックレンズ 7 第2のトーリックレンズ 8 被走査面(感光ドラム面) 9 第3の光学系(fθレンズ系) 100 光走査光学系 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 画像形成装置 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 プリンタコントローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 モータ 116 排紙ローラ 117 外部機器

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段から出射した光束を略平行光束
    に変換する第1の光学系と、該変換された光束を偏向手
    段の偏向面上において主走査方向に長手の線状の光束と
    して結像させる第2の光学系と、該偏向手段で偏向され
    た主走査断面内で略平行な光束を被走査面上に結像させ
    る第3の光学系と、を有し、 該第1の光学系と該第2の光学系を含む入射光学系の光
    軸は少なくとも主走査断面内で該被走査面の法線に対し
    て傾けた光走査光学系において、 該第3の光学系は少なくとも1枚の光学素子を有し、該
    少なくとも1枚の光学素子は主走査断面内において、該
    光学素子の主走査方向の対称軸が該被走査面の法線に対
    して、該光源手段側の光学素子の端部が該偏向手段から
    遠ざかるように傾いて配置されていることを特徴とする
    光走査光学系。
  2. 【請求項2】 前記傾いて配置されている光学素子がレ
    ンズであることを特徴とする請求項1記載の光走査光学
    系。
  3. 【請求項3】 前記傾いて配置されている光学素子が反
    射ミラーであることを特徴とする請求項1記載の光走査
    光学系。
  4. 【請求項4】 前記傾いて配置されている光学素子が回
    折光学素子を含むことを特徴とする請求項1記載の光走
    査光学系。
  5. 【請求項5】 前記第3の光学系は2枚のレンズを有し
    ていることを特徴とする請求項2記載の光走査光学系。
  6. 【請求項6】 前記第3の光学系の2枚のレンズのう
    ち、被走査面側に配置されるレンズは偏向手段側に配置
    されるレンズよりも副走査断面内における屈折力が大き
    いことを特徴とする請求項5記載の光走査光学系。
  7. 【請求項7】 前記傾いて配置されたレンズは前記第3
    の光学系の2枚のレンズのうち、被走査面側に配置され
    るレンズであることを特徴とする請求項5又は6記載の
    光走査光学系。
  8. 【請求項8】 前記第3の光学系の2枚のレンズのう
    ち、一方のレンズの光軸は他方のレンズの光軸に対して
    主走査方向に所定量ずれて配置されていることを特徴と
    する請求項5、6又は7記載の光走査光学系。
  9. 【請求項9】 前記第3の光学系の2枚のレンズは前記
    偏向手段側から順に配置された第1、第2のトーリック
    レンズであり、該第1のトーリックレンズは主走査断面
    内において少なくとも1つのレンズ面が非球面形状で形
    成され、そのレンズの主走査方向の対称軸近傍におい
    て、該偏向手段側に凹面を向けた正の屈折力のメニスカ
    ス状より成り、該第2のトーリックレンズは主走査断面
    内において両レンズ面が非球面形状で形成され、そのレ
    ンズの主走査方向の対称軸近傍において、該偏向手段側
    に凸面を向けた弱い正の屈折力を有する、もしくは殆ど
    屈折力を有さないメニスカス状より成ることを特徴とす
    る請求項5乃至8のいずれか1項記載の光走査光学系。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2のトーリックレンズは
    共に副走査断面内の形状が、前記偏向手段に凹面を向け
    たメニスカス状より成ることを特徴とする請求項9記載
    の光走査光学系。
  11. 【請求項11】 前記第2のトーリックレンズは主走査
    断面内において両レンズ面の曲率が、そのレンズの主走
    査方向の対称軸近傍からレンズ周辺部にいくに従って連
    続的に変化し、中間部においてその曲率の符号が反転す
    ることを特徴とする請求項9又は10記載の光走査光学
    系。
  12. 【請求項12】 前記第2のトーリックレンズの副走査
    断面内の屈折力は、そのレンズの主走査方向の対称軸近
    傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に対称に変化
    していることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか
    1項記載の光走査光学系。
  13. 【請求項13】 前記第1のトーリックレンズの副走査
    断面内の屈折力は、そのレンズの主走査方向の対称軸近
    傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に非対称に変
    化していることを特徴とする請求項9乃至12のいずれ
    か1項記載の光走査光学系。
  14. 【請求項14】 前記第1のトーリックレンズの副走査
    断面内の屈折力は、そのレンズの主走査方向の対称軸近
    傍からレンズ周辺部にいくに従って連続的に強くなり、
    前記第2のトーリックレンズの副走査断面内の屈折力
    は、そのレンズの主走査方向の対称軸近傍からレンズ周
    辺部にいくに従って連続的に弱くなっていることを特徴
    とする請求項9乃至13のいずれか1項記載の光走査光
    学系。
  15. 【請求項15】 前記第1のトーリックレンズの主走査
    方向の対称軸近傍における副走査断面内の屈折力をφ1
    s、前記第2のトーリックレンズの主走査方向の対称軸
    近傍における副走査断面内の屈折力をφ2sとしたと
    き、 【数1】 なる条件を満足することを特徴とする請求項9乃至14
    のいずれか1項記載の光走査光学系。
  16. 【請求項16】 前記第1のトーリックレンズの主走査
    方向の対称軸近傍における主走査断面内の屈折力をφ1
    m、前記第2のトーリックレンズの主走査方向の対称軸
    近傍における主走査断面内の屈折力をφ2mとしたと
    き、 【数2】 なる条件を満足することを特徴とする請求項9乃至15
    のいずれか1項記載の光走査光学系。
  17. 【請求項17】 前記第3の光学系は、副走査断面内に
    おいて該偏向手段と該被走査面を共役な関係としてお
    り、その主走査方向の対称軸近傍における副走査断面の
    結像倍率をβcとしたとき、1.5≦βc≦4.0なる条
    件を満足することを特徴とする請求項16記載の光走査
    光学系。
  18. 【請求項18】 前記第3の光学系は、副走査断面内に
    おいて該偏向手段と該被走査面を共役な関係としてお
    り、その主走査方向の対称軸近傍における副走査断面の
    結像倍率をβc、主走査方向の軸外の任意の位置におけ
    る副走査断面の結像倍率をβとしたとき、 【数3】 なる条件を満足することを特徴とする請求項16又は1
    7記載の光走査光学系。
  19. 【請求項19】 前記第1のトーリックレンズと前記第
    2のトーリックレンズはプラスチック材料から成ること
    を特徴とする請求項9乃至18のいずれか1項記載の光
    走査光学系。
  20. 【請求項20】 前記光源手段は複数の発光点を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項記載
    の光走査光学系。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至20のいずれか1項に記
    載の光走査光学系と、前記被走査面に配置された感光体
    と、前記光走査光学系で走査されたレーザ光によって前
    記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像
    する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写す
    る転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させ
    る定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至20のいずれか1項に記
    載の走査光学系と、外部機器から入力したコードデータ
    を画像信号に変換して前記走査光学系に入力せしめるプ
    リンタコントローラとを有していることを特徴とする画
    像形成装置。
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