JP4402126B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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光源手段と、前記光源手段から出射された光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記光源手段から出射された光束を前記回転多面鏡の偏向面に入射させる入射光学手段と、前記回転多面鏡の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面に結像させる結像光学手段と、を有する光走査装置において、
主走査断面内において、前記回転多面鏡の偏向面に入射する光束は前記結像光学手段の光軸に対して有限の角度傾いて前記偏向面に入射しており、
前記結像光学手段のfθ係数をk、有効走査幅をWとしたとき、
k/W≦0.6
なる条件を満足し、
前記結像光学手段は、前記回転多面鏡側に配置された第1のレンズと前記被走査面側に配置された第2のレンズからなり、
前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、共に入射面及び出射面の両面がトーリック面であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで対称な形状であり、前記第1のレンズの出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで非対称な形状であり、
前記第1のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面の形状は、全て有効端部のレンズ面位置が面頂点のレンズ面位置よりも前記回転多面鏡側へ変位した形状であり、前記第1のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、負の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが小さくなる形状であり、
前記第2のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、正の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが大きくなる形状であり、
前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが負であり、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが正であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR1m、前記第1のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR1s、前記第1のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR2m、前記第1のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR2s、前記第2のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR3m、前記第2のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR3s、前記第2のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR4m、前記第2のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR4sとしたとき、
光軸上において、R1m<R2m<0<R4m<R3m
有効走査域全域において、R2s<R1s<0
有効走査域全域において、R3s<R4s<0
光軸上において、R1m<R1s<0
光軸上において、R2s<R2m<0
光軸上において、|R4s|<R4m
なる条件を満足することを特徴としている。
光源手段と、前記光源手段から出射された光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記光源手段から出射された光束を前記回転多面鏡の偏向面に入射させる入射光学手段と、前記回転多面鏡の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面に結像させる結像光学手段と、を有する光走査装置において、
主走査断面内において、前記回転多面鏡の偏向面に入射する光束は前記結像光学手段の光軸に対して有限の角度傾いて前記偏向面に入射しており、
前記回転多面鏡の偏向面から前記被走査面までの距離をL、有効走査幅をWとしたとき、
L/W≦0.8
なる条件を満足し、
前記結像光学手段は、前記回転多面鏡側に配置された第1のレンズと前記被走査面側に配置された第2のレンズからなり、
前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、共に入射面及び出射面の両面がトーリック面であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで対称な形状であり、前記第1のレンズの出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで非対称な形状であり、
前記第1のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面の形状は、全て有効端部のレンズ面位置が面頂点のレンズ面位置よりも前記回転多面鏡側へ変位した形状であり、
前記第1のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、負の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが小さくなる形状であり、
前記第2のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、正の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが大きくなる形状であり、
前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが負であり、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが正であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR1m、前記第1のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR1s、前記第1のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR2m、前記第1のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR2s、前記第2のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR3m、前記第2のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR3s、前記第2のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR4m、前記第2のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR4sとしたとき、
光軸上において、R1m<R2m<0<R4m<R3m
有効走査域全域において、R2s<R1s<0
有効走査域全域において、R3s<R4s<0
光軸上において、R1m<R1s<0
光軸上において、R2s<R2m<0
光軸上において、|R4s|<R4m
なる条件を満足することを特徴としている。
前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーが正であり、前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーが前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーより大きいことを特徴としている。
前記結像光学手段の光軸上の主走査方向のパワーをφm、前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ2mとしたとき、
−0.5≦φ2m/φm≦0.15
なる条件を満足することを特徴としている。
前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ1m、前記結像光学手段の光軸上の主走査方向のパワーをφmとしたとき、
0.85≦φ1m/φm≦1.3
なる条件を満足することを特徴としている。
前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ1s、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ2sとしたとき、
−0.8≦φ1s/φ2s≦−0.4
なる条件を満足することを特徴としている。
前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ1m、光軸上の副走査方向のパワーをφ1s、前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ2m、光軸上の副走査方向のパワーをφ2sとしたとき、
φ1s<φ2m<φ1m<φ2s
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項8の発明は請求項1乃至7のいずれか1項の発明において、
前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ1m、前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ1s、前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ2m、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ2sとしたとき、
|φ2m|<|φ1m|<|φ1s|<|φ2s|
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項9の発明は請求項1乃至8のいずれか1項の発明において、
前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、前記結像光学手段の光軸方向において前記回転多面鏡の偏向面から前記被走査面までの距離の中間点よりも前記回転多面鏡側に配置されていることを特徴としている。
請求項10の発明は請求項1乃至9のいずれか1項の発明において、
前記回転多面鏡の偏向面から前記第2のレンズの被走査面側の面までの距離をdとしたとき、
d/W≦0.2
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項11の発明は請求項1乃至10のいずれか1項の発明において、
前記回転多面鏡の偏向面から前記第2のレンズの被走査面側の面までの距離をd、前記回転多面鏡の偏向面から前記被走査面までの距離をLとしたとき、
d/L≦0.25
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項12の発明は請求項1乃至11のいずれか1項の発明において、
前記光源手段から複数の光束が出射されたことを特徴としている。
請求項13の発明は請求項1乃至12のいずれか1項の発明において、
前記入射光学手段は前記光源手段から出射された光束を収束光束に変換する集光レンズを備え、前記回転多面鏡の偏向面から前記集光レンズによる収束点までの距離をS、前記結像光学手段のfθ係数をkとしたとき、
|S|/k≦5
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項14の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至13の何れか一項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項15の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至13の何れか一項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
像形成装置を達成することができる。
(全長短縮について)
走査光学手段(fθレンズ系)は2枚(又は3枚以上)のレンズ(又はミラー、回折光学素子、等の光学素子)で構成されており各レンズの合成の焦点距離が走査光学手段の焦点距離fとなる。つまり、走査光学手段の後側(像側)主平面は被走査面から偏向手段(ポリゴンミラー)側に走査光学手段の焦点距離fだけ離れた位置にある。
(副走査倍率低減について)
ここで、副走査倍率について以下に詳細に図1を用いて説明する。
βs=b/a
なる式で表され、通常の走査光学手段9では負の符号であるが、ここでは、その絶対値を取って副走査倍率とする。また、通常の走査光学手段9では物体側ピント位置を偏向手段5の偏向面5a近傍に配置し、像側ピント位置を被走査面8近傍に配置している。
(被走査面8側に凸を向けたメニスカス形状について)
以下に詳細に図1を用いて説明する。
(非球面の効果について)
以下に詳細に図1を用いて説明する。
Rs*=Rs×(1+D2Y2+D4Y4+D6Y6+D8Y8+D10Y10) …(イ)
(但し、Rsは光軸上の副走査方向の曲率半径,D2,D4,D6,D8,D10子線変化係数)なる式で表わされるものである。
0.85≦φ1m/φm≦1.3 …(1)
なる条件を満足することである。
φ1m/φm=0.974
であり、上記条件式(1)を満足するパワー配置で構成されている。
−0.8≦φ1s/φ2s≦−0.4 …(2)
なる条件を満足することである。
φ1s/φ2s=―0.519
であり、上記条件式(2)を満足するパワー配置で構成されている。
φ1s<φ2m<φ1m<φ2s …(3)
なる条件を満足することである。
|φ2m|<|φ1m|<|φ1s|<|φ2s| …(4)
なる条件を満足することである。
k/W≦0.6 …(5)
なる条件を満足することである。
式の関係が成り立つ係数である。
このとき主走査方向において偏向手段5へ入射する光束が平行光束であればfθ係数kはfθレンズ系9の焦点距離と等しくなる。
k/W=0.51
であり、上記条件式(5)を満足する広画角(±56.2°)で構成されている。
L/W≦0.8 …(6)
なる条件を満足することである。本実施形態ではポリゴンミラー5の偏向面5aから被走査面8までの距離LはL=134mmであって、
L/W=0.63
であり、上記条件式(6)を満足させて装置全体のコンパクト化を図っている。
d/W≦0.2 …(7)
なる条件を満足することである。本参考例ではポリゴンミラー5の偏向面5aからレンズ7の被走査面8側の面7bまでの距離d=30.72mmであって、
d/W=0.14
であり、上記条件式(7)を満足させて装置全体のコンパクト化を図っている。
d/L≦0.25 …(8)
なる条件を満足することである。本実施形態では
d/L=0.23
であり、上記条件式(8)を満足させて装置全体のコンパクト化を図っている。
パワーをφ2mとしたとき、
−0.5≦φ2m/φm≦0.15 ・・・(16)
なる条件を満足することである。
図7(A)は本発明の実施形態1の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図7(B)は図7(A)の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。同図(A),(B)において前記図1(A),(B)に示した要素と同一要素には同符番を付している。
光軸上において、R1m<R2m<0<R4m<R3m …(9)
有効走査域全域において、R2s<R1s<0 …(10)
有効走査域全域において、R3s<R4s<0 …(11)
光軸上において、R1m<R1s<0 …(12)
光軸上において、R2s<R2m<0 …(13)
光軸上において、|R4s|<R4m …(14)
なる条件を満足させている。
図11(A)は本発明の実施形態2のマルチビーム走査装置の主走査方向の要部断面図
(主走査断面図)、図11(B)は図11(A)の副走査方向の要部断面図(副走査断面
図)である。同図(A),(B)において前記図7(A),(B)に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図15(A)は本発明の実施形態3のマルチビーム走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図15(B)は図15(A)の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。同図(A),(B)において前記図11(A),(B)に示した要素と同一要素には同符番を付している。
|S|/k≧5 …(15)
なる条件を満足するように各要素を設定している。
|S|/k=6.89
であり、上記条件式(15)を満足させており、収束光束によって生じる2ビーム間のジッターを実用上問題の無い範囲に収めている。
本参考例は、上記に示した実施形態1のfθレンズ系9が第1のレンズ6と第2のレンズ7からなる2枚系に限定されない。第1のレンズ6と第2のレンズ7の間に1枚以上のレンズが配置されていても良い。
本参考例は、上記に示した実施形態1〜3のfθレンズ系9が第1のレンズ6と第2のレンズ7からなる2枚系レンズに限定されない。実施形態1〜3の第1のレンズ6又は第2のレンズ7のどちらか一方を、主走査方向又は副走査方向のどちらか一方に少なくともパワーを備えた反射ミラー、又は主走査方向又は副走査方向のどちらか一方に少なくともパワーを備えた回折光学素子に置換しても良い。
φd1×φd2<0
|φd2|>|φd1|
なる条件を満足することが好ましい。
図17は、本発明の画像形成装置の実施形態を示す副走査方向の要部断面図である。図17において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施形態1〜6に示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット(光走査装置)100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム(光束)103が射出され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
2,42 集光レンズ(コリメーターレンズ)
3 開口絞り
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
6 第1のレンズ
7 第2のレンズ
8 被走査面(感光ドラム面)
9 走査光学手段(fθレンズ系)
10 第3のレンズ
11 入射光学手段
100 光走査装置(マルチビーム走査装置)
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
116 排紙ローラ
Claims (15)
- 光源手段と、前記光源手段から出射された光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記光源手段から出射された光束を前記回転多面鏡の偏向面に入射させる入射光学手段と、前記回転多面鏡の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面に結像させる結像光学手段と、を有する光走査装置において、
主走査断面内において、前記回転多面鏡の偏向面に入射する光束は前記結像光学手段の光軸に対して有限の角度傾いて前記偏向面に入射しており、
前記結像光学手段のfθ係数をk、有効走査幅をWとしたとき、
k/W≦0.6
なる条件を満足し、
前記結像光学手段は、前記回転多面鏡側に配置された第1のレンズと前記被走査面側に配置された第2のレンズからなり、
前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、共に入射面及び出射面の両面がトーリック面であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで対称な形状であり、前記第1のレンズの出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで非対称な形状であり、
前記第1のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面の形状は、全て有効端部のレンズ面位置が面頂点のレンズ面位置よりも前記回転多面鏡側へ変位した形状であり、前記第1のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、負の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが小さくなる形状であり、
前記第2のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、正の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが大きくなる形状であり、
前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが負であり、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが正であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR1m、前記第1のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR1s、前記第1のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR2m、前記第1のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR2s、前記第2のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR3m、前記第2のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR3s、前記第2のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR4m、前記第2のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR4sとしたとき、
光軸上において、R1m<R2m<0<R4m<R3m
有効走査域全域において、R2s<R1s<0
有効走査域全域において、R3s<R4s<0
光軸上において、R1m<R1s<0
光軸上において、R2s<R2m<0
光軸上において、|R4s|<R4m
なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。 - 光源手段と、前記光源手段から出射された光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記光源手段から出射された光束を前記回転多面鏡の偏向面に入射させる入射光学手段と、前記回転多面鏡の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面に結像させる結像光学手段と、を有する光走査装置において、
主走査断面内において、前記回転多面鏡の偏向面に入射する光束は前記結像光学手段の光軸に対して有限の角度傾いて前記偏向面に入射しており、
前記回転多面鏡の偏向面から前記被走査面までの距離をL、有効走査幅をWとしたとき、
L/W≦0.8
なる条件を満足し、
前記結像光学手段は、前記回転多面鏡側に配置された第1のレンズと前記被走査面側に配置された第2のレンズからなり、
前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、共に入射面及び出射面の両面がトーリック面であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで対称な形状であり、前記第1のレンズの出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状が前記結像光学手段の光軸を挟んで非対称な形状であり、
前記第1のレンズの入射面及び出射面の主走査断面内の形状と前記第2のレンズの入射面及び出射面の主走査断面の形状は、全て有効端部のレンズ面位置が面頂点のレンズ面位置よりも前記回転多面鏡側へ変位した形状であり、
前記第1のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、負の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが小さくなる形状であり、
前記第2のレンズの主走査方向のパワーは、有効走査域全域において、正のパワーであり、正の非球面を設けることにより光軸から周辺部に向かうにつれて正のパワーが大きくなる形状であり、
前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが負であり、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーが正であり、
前記第1のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR1m、前記第1のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR1s、前記第1のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR2m、前記第1のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR2s、前記第2のレンズの入射面の主走査方向の曲率半径をR3m、前記第2のレンズの入射面の副走査方向の曲率半径をR3s、前記第2のレンズの出射面の主走査方向の曲率半径をR4m、前記第2のレンズの出射面の副走査方向の曲率半径をR4sとしたとき、
光軸上において、R1m<R2m<0<R4m<R3m
有効走査域全域において、R2s<R1s<0
有効走査域全域において、R3s<R4s<0
光軸上において、R1m<R1s<0
光軸上において、R2s<R2m<0
光軸上において、|R4s|<R4m
なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。 - 前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーが正であり、前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーが前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーより大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
- 前記結像光学手段の光軸上の主走査方向のパワーをφm、前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ2mとしたとき、
−0.5≦φ2m/φm≦0.15
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ1m、前記結像光学手段の光軸上の主走査方向のパワーをφmとしたとき、
0.85≦φ1m/φm≦1.3
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ1s、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ2sとしたとき、
−0.8≦φ1s/φ2s≦−0.4
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ1m、光軸上の副走査方向のパワーをφ1s、前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ2m、光軸上の副走査方向のパワーをφ2sとしたとき、
φ1s<φ2m<φ1m<φ2s
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記第1のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ1m、前記第1のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ1s、前記第2のレンズの光軸上の主走査方向のパワーをφ2m、前記第2のレンズの光軸上の副走査方向のパワーをφ2sとしたとき、
|φ2m|<|φ1m|<|φ1s|<|φ2s|
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、前記結像光学手段の光軸方向において前記回転多面鏡の偏向面から前記被走査面までの距離の中間点よりも前記回転多面鏡側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の光走査装置。
- 前記回転多面鏡の偏向面から前記第2のレンズの被走査面側の面までの距離をdとしたとき、
d/W≦0.2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記回転多面鏡の偏向面から前記第2のレンズの被走査面側の面までの距離をd、前記回転多面鏡の偏向面から前記被走査面までの距離をLとしたとき、
d/L≦0.25
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の光走査装置。 - 前記光源手段から複数の光束が出射されたことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の光走査装置。
- 前記入射光学手段は前記光源手段から出射された光束を収束光束に変換する集光レンズを備え、前記回転多面鏡の偏向面から前記集光レンズによる収束点までの距離をS、前記結像光学手段のfθ係数をkとしたとき、
|S|/k≦5
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の光走査装置。 - 請求項1乃至13の何れか一項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至13の何れか一項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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