JP4323977B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
光源手段と、前記光源手段から出射した発散光束を変換する第1の光学系と、前記第1の光学系で変換された光束を光偏向器に導く第2の光学系と、前記光偏向器の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第3の光学系と、を有する光走査装置において、
主走査断面内において、前記第1の光学系及び前記第2の光学系により、前記光源手段から出射した光束を前記偏向面の主走査方向の幅より広い状態で前記光偏向器の偏向面に入射させており、
前記第1の光学系は、ガラスレンズからなり、前記第2の光学系は、主走査断面内で非球面作用を有する回折面とを備えた樹脂レンズを有しており、
前記第1の光学系の焦点距離をF 1 、前記第2の光学系の樹脂レンズによる主走査方向の焦点距離をF 2p としたとき、
|F 1 /F 2p |<1
を満たし、
前記回折面のパワーは、環境温度の変動時の前記光走査装置全系の前記被走査面上におけるピント変動を補償するように設定されており、かつ、
前記第1の光学系で発生する主走査方向の球面収差を前記主走査断面内で非球面作用を有する回折面で補償するようにしたこと第2の光学系に含まれる主走査断面内で非球面作用を有する面で補償するようにしたことを特徴としている。
光源手段と、前記光源手段から出射した発散光束を変換する第1の光学系と、前記第1の光学系で変換された光束を光偏向器に導く第2の光学系と、前記光偏向器の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第3の光学系と、を有する光走査装置において、
前記第2の光学系の少なくとも一部は、前記第3の光学系を含み、
主走査断面内において、前記第1の光学系及び前記第2の光学系により、前記光源手段から出射した光束を前記偏向面の主走査方向の幅より広い状態で前記光偏向器の偏向面に入射させており、
主走査断面内において、前記光偏向器の偏向面に入射する光束は、前記第3の光学系の光軸と平行な方向から入射しており、
副走査断面内において、前記光源手段から出射した光束は、前記光偏向器の偏向面の法線に対し斜入射しており、
前記第1の光学系は、ガラスレンズからなり、前記第2の光学系は、主走査断面内で非球面作用を有する回折面とを備えた樹脂レンズを有しており、
前記第1の光学系の焦点距離をF 1 、前記第2の光学系の樹脂レンズによる主走査方向の焦点距離をF 2p としたとき、
|F 1 /F 2p |<1
を満たし、
前記回折面のパワーは、環境温度の変動時の前記光走査装置全系の前記被走査面上におけるピント変動を補償するように設定されており、かつ、
前記第1の光学系で発生する主走査方向の球面収差を前記主走査断面内で非球面作用を有する回折面で補償するようにしたことを特徴としている。
主走査断面内において、前記第2の光学系の光軸と前記第3の光学系の光軸との成す角度は、所定の角度を有していることを特徴としている。
前記第1の光学系を構成するガラスレンズは、単一の球面レンズからなることを特徴としている。
前記第2の光学系に含まれる主走査断面内で非球面作用を有する面は、前記第1の光学系で発生する球面収差に起因する被走査面上での主走査方向の像面湾曲を補償していることを特徴としている。
前記第1の光学系及び前記第2の光学系による最大球面収差をSA、前記第1の光学系及び前記第2の光学系の主走査方向の合成焦点距離をF12 、前記第3の光学系の主走査方向の焦点距離をF3 、前記光源手段から出射する光束の波長をλ、前記光偏向器の偏向面の主走査方向の幅をWとするとき、
3.0×|SA|×(F3/F12)2≦1.55×103×(F3/W×λ)2
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項1乃至6の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光ドラムの上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写ローラと、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項1乃至6の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
副走査方向(光軸を含み主走査方向に対して直交する方向)と対応する子線方向が、
(但し、r0は光軸上の子線曲率半径、D2、D4、D6、D8、D10は係数)
・ 回折格子 ...主走査方向が10次まで、副走査方向が主走査方向の位置により異なる2次の位相関数で表される回折面
φ=mλ= b2Y2+ b4Y4+ b6Y6+ b8Y8+ b10Y10
+(d0+d1Y+d2Y2+d3Y3+d4Y4)Z2
(但し、mは回折次数:+1次回折光を使用)
本実施例における光偏向器5はφ18.6に内接する8面のポリゴンミラーであり、偏向面51の主走査方向の幅は7.12mmである。OFSではこの偏向面51の幅が主走査方向の絞りの役目を果たす。副走査方向の絞りは特に明示しないが、光源手段1から光偏向器5に至る光路上に設けると構成しやすい。
3.0×|SA|×(F3/F12)2≦1.55×103×(F3/W×λ)2 ‥‥(1)
なる条件を満足させている。
Sm=k×Fno×λ
ただし、kは定数、Fnoは被走査面上にスポットを結ぶ光束のFナンバー、λは波長である。kは瞳形状が楕円の場合、概ねk≒1.65であるが、瞳形状が矩形形状の場合は概ねk≒1.42となる。またFnoは本装置のFθ係数F3とポリゴンミラー5の1つの偏向面の主走査方向の幅(ファセット幅W)によって、
Fno=F3/W
と示せる。
Wm≒(1.2×Sm)2×1.6×103
となる。
Wa=Wm/3
とするならば、上記算出式を代入し、
Wa=Wm/3≒(1.2×Sm)2×1.6×103/3
=1.55×103(F3/W×λ)2
となる。この最終式が条件式の右辺であり、許容深度となる。上記表−1の諸元を代入することで条件式(1)の右辺(許容値)Waは
Wa=1.79
となる。
Wa‘=Wm/6
と厳しく割り振るならば、
Wa‘=0.78×103(F3/W×λ)2
となり、上記表−1の諸元を代入すると
Wa‘=0.94
となる。
|F1/F2p|<1・・(2)
となる。
F1は第1の光学系11(集光レンズ2)の焦点距離、F2pは第2の光学系12の樹脂レンズ(補正レンズ4)による主走査方向の焦点距離である。
図12は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1〜3のいずれかに示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
図13は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図13において、260はカラー画像形成装置、211,212,213,214は各々実施例1〜3に示したいずれかの構成を有する光走査装置、221,222,223,224は各々像担持体としての感光ドラム、231,232,233,234は各々現像器、251は搬送ベルトである。
2 集光レンズ
3 シリンドリカルレンズ
31,32 アナモフィックレンズ
4 補正素子
5 光偏向器
61 第1の結像レンズ
62 第2の結像レンズ
7 被走査面
11 第1の光学系
12 第2の光学系
6 第3の光学系
13 入射光学系
211,212,213,214 光走査装置
221、222、223、224 像担持体(感光ドラム)
231、232、233、234 現像器
241,242,243,244 光ビーム
251 搬送ベルト
252 外部機器
253 プリンタコントローラ
260 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器
Claims (8)
- 光源手段と、前記光源手段から出射した発散光束を変換する第1の光学系と、前記第1の光学系で変換された光束を光偏向器に導く第2の光学系と、前記光偏向器の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第3の光学系と、を有する光走査装置において、
主走査断面内において、前記第1の光学系及び前記第2の光学系により、前記光源手段から出射した光束を前記偏向面の主走査方向の幅より広い状態で前記光偏向器の偏向面に入射させており、
前記第1の光学系は、ガラスレンズからなり、前記第2の光学系は、主走査断面内で非球面作用を有する回折面とを備えた樹脂レンズを有しており、
前記第1の光学系の焦点距離をF 1 、前記第2の光学系の樹脂レンズによる主走査方向の焦点距離をF 2p としたとき、
|F 1 /F 2p |<1
を満たし、
前記回折面のパワーは、環境温度の変動時の前記光走査装置全系の前記被走査面上におけるピント変動を補償するように設定されており、かつ、
前記第1の光学系で発生する主走査方向の球面収差を前記主走査断面内で非球面作用を有する回折面で補償するようにしたことを特徴とする光走査装置。 - 光源手段と、前記光源手段から出射した発散光束を変換する第1の光学系と、前記第1の光学系で変換された光束を光偏向器に導く第2の光学系と、前記光偏向器の偏向面にて偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第3の光学系と、を有する光走査装置において、
前記第2の光学系の少なくとも一部は、前記第3の光学系を含み、
主走査断面内において、前記第1の光学系及び前記第2の光学系により、前記光源手段から出射した光束を前記偏向面の主走査方向の幅より広い状態で前記光偏向器の偏向面に入射させており、
主走査断面内において、前記光偏向器の偏向面に入射する光束は、前記第3の光学系の光軸と平行な方向から入射しており、
副走査断面内において、前記光源手段から出射した光束は、前記光偏向器の偏向面の法線に対し斜入射しており、
前記第1の光学系は、ガラスレンズからなり、前記第2の光学系は、主走査断面内で非球面作用を有する回折面とを備えた樹脂レンズを有しており、
前記第1の光学系の焦点距離をF 1 、前記第2の光学系の樹脂レンズによる主走査方向の焦点距離をF 2p としたとき、
|F 1 /F 2p |<1
を満たし、
前記回折面のパワーは、環境温度の変動時の前記光走査装置全系の前記被走査面上におけるピント変動を補償するように設定されており、かつ、
前記第1の光学系で発生する主走査方向の球面収差を前記主走査断面内で非球面作用を有する回折面で補償するようにしたことを特徴とする光走査装置。 - 主走査断面内において、前記第2の光学系の光軸と前記第3の光学系の光軸との成す角度は、所定の角度を有していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記第1の光学系を構成するガラスレンズは、単一の球面レンズからなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置。
- 前記第2の光学系に含まれる主走査断面内で非球面作用を有する面は、前記第1の光学系で発生する球面収差に起因する被走査面上での主走査方向の像面湾曲を補償していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
- 前記第1の光学系及び前記第2の光学系による最大球面収差をSA、前記第1の光学系及び前記第2の光学系の主走査方向の合成焦点距離をF12 、前記第3の光学系の主走査方向の焦点距離をF3 、前記光源手段から出射する光束の波長をλ、前記光偏向器の偏向面の主走査方向の幅をWとするとき、
3.0×|SA|×(F3/F12)2≦1.55×103×(F3/W×λ)2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光走査装置。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光ドラムの上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写ローラと、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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