JP4731859B2 - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に光源手段から光変調され出射した光束を偏向手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)により反射偏向させ、走査光学系(走査レンズ系)を介して被走査面上を光走査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンター(LBP)等の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有する走査光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
図12は従来の光走査装置の要部概略図である。
同図において光源手段91から出射した発散光束はコリメーターレンズ93により略平行光束に変換され、絞り92によって該光束を制限して副走査方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ94に入射している。シリンドリカルレンズ94に入射した略平行光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては集束して回転多面鏡から成る偏向手段95の偏向面(反射面)95aにほぼ線像として結像している。
そして偏向手段95の偏向面95aで偏向された光束をfθ特性を有する走査光学系(走査光学系)96を介して被走査面としての感光ドラム面98上に導光し、偏向手段95を矢印A方向に回転させることによって該感光ドラム面98上を矢印B方向に光走査して画像情報の記録を行なっている。
上記の光走査装置においては感光ドラム面98上を光スポットで走査する前に該感光ドラム98面上における画像形成を開始するタイミングを調整するために、光検出器としてのBD(beam detector)センサ−99が設けられている。このBDセンサー99は光偏向器95で反射偏向された光束の一部であるBD光束、即ち感光ドラム98面上の画像形成領域を走査する前の画像形成領域外の領域を走査している時の光束を受光する。このBD光束はBDミラー97で反射され、BDレンズ(不図示)で集光されてBDセンサー99に入射する。そしてこのBDセンサー99の出力信号からBD信号(同期信号)を検出し、このBD信号に基づいて感光ドラム98面における画像記録の開始タイミングを調整している。
同図における走査光学系96は副走査断面内において光偏向器95の偏向面95aと感光ドラム面98とが共役関係となるように構成しており、これより偏向面95aの面倒れを補正している。
この様な光走査装置においては、印刷速度の速い印刷機が年々望まれている。例えばカラーLBPの場合では、印刷速度を考えると、1つの感光ドラムに4回走査させて転写させるタイプより、4色に対応する感光ドラムに対してそれぞれ走査させて転写ドラムに転写させるタンデム型の方が望まれている。
タンデム型の場合、感光ドラム間の距離でLBPの大きさがほぼ決まってしまう。オフィス内での省スペース化のためにコンパクトな光走査装置が望まれているが、小型化をするためには前述した感光ドラム間の距離を小さくする必要がある。
これに対して、例えば光学箱を小さくすることにより装置全体の小型化を図った光走査装置が種々提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2002−31772号公報 特開2003−140071号公報
ところで近年、さらなるコストダウンが望まれており、レンズなどの光学部品が全体に対して占めるコストの割合が大きくなっている。レンズの単価は大きさによる材料費と単位時間に対する生産効率で決まる。走査光学系に使用される走査レンズ(fθレンズ)は各収差とfθ特性を補正するために非球面形状が望ましいので、近年ではほとんどが樹脂成形で生産されている。
レンズの生産効率を向上させるためには、レンズを薄くして成形サイクルを短縮するか、もしくは一回の成形サイクルで取れる個数を増やす必要がある。成形機の加圧力を上げると確かに成形の取り個数は増えるが、成形機への投資をすることなく取り個数を増やそうとすると、現状の大きさでは対応できないという問題点がある。ただし、走査系をコンパクトにするために、前記レンズを偏向手段に近づけすぎると、走査画角の広角化にともない像面湾曲やfθ特性および走査線曲がり等の光学性能の補正が困難になってしまうという問題もある。
本発明は光学素子の生産効率を向上させ、また光学素子の形状誤差や配置誤差によって発生する走査線曲がりを補正することのできるコンパクトで簡易な構成の光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、光源手段と、偏向手段と、前記光源手段から出射された光束を前記偏向手段に導光する入射光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向された光束を被走査面上に結像させる走査光学系と、を有する光走査装置であって、
前記走査光学系は、前記偏向手段側から順に、プラスチック製の第1の走査光学素子、プラスチック製の第2の走査光学素子からなり、
前記偏向手段の偏向面の偏向点から前記第1の走査光学素子の入射面までの光軸上の距離をL1、前記第1の走査光学素子の光軸上の厚みをt、前記走査光学系の主走査方向の焦点距離をfm、前記走査光学系の走査幅をW、前記走査光学系の副走査方向の倍率をβs、とするとき、
L1×t/fm<0.0035、
W/2tan(W/2fm)−L1≧0.65×fm、
1.0≦|βs|≦2.5、
140(mm)≦fm≦0.8×W
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
12(mm)≦L1≦0.1×W
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
3(mm)≦t≦0.04×W
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項4の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光ドラムと、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光ドラムの上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項5の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
本発明によれば生産効率を向上させることができ、また副走査断面内にパワーを持つ光学素子の位置を規定することにより、該光学素子の形状誤差や配置誤差によって発生する走査線曲がりを補正することができるコンパクトで簡易な構成の光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
ここで、主走査方向とは偏向手段の回転軸及び走査光学系の光軸に垂直な方向(偏向手段で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)を示し、副走査方向とは偏向手段の回転軸と平行な方向を示す。また主走査断面とは主走査方向に平行で走査光学系の光軸を含む平面を示す。また副走査断面とは主走査断面と垂直な断面を示す。
図中、S1、S2は各々第1、第2の走査ユニット(以下、「ステーション」とも称す。)である。第1、第2の走査ユニットS1,S2は、各々光源手段としての光源(1a,1b)からの光束を規制する開口絞り(2a,2b)と、該光束の状態を他の光束の状態に変換する第1の光学素子(3a,3b)と、主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学素子(4a,4b)と、偏向手段としての光偏向器5と、該光偏向器5からの光束を被走査面(8a,8b)にスポットに形成する走査光学系としての走査レンズ系(15a・15b)とを有している。
本実施例においては第1、第2の走査ユニットS1,S2が同一の光偏向器5を併用しており、かつ第1、第2の走査ユニットS1,S2は、該光偏向器5の異なった偏向面で反射偏向(偏向走査)した光束を用いている。また本実施例においては第1、第2の走査ユニットS1,S2の被走査面としての感光ドラム面(8a,8b)への書き出しタイミングを、光偏向器5の偏向面からの光束を書き出し位置検知手段(BD光学系)16で検出し、該書き出し位置検知手段16からの信号を用いて決定している。また第1、第2の走査ユニットS1,S2は光束が光偏向器5に対して同一方向から入射するように構成されている。
上記第1、第2の走査ユニットS1,S2において、光源1a,1bは各々半導体レーザ(光源)より成り、また光源1aと光源1bは同一の平面基板12に配置されている。尚、光源1aと光源1bは各々独立に配置しても良い。開口絞り2a,2bは各々光源1a,1bから出射された光束を所望の最適なビーム形状に成形している。第1の光学素子3a,3bは各々コリメーターレンズより成り、開口絞り2a,2bを通過した光束を略平行光束もしくは発散光束もしくは収束光束に変換している。第2の光学素子4a,4bは各々シリンドリカルレンズより成り、副走査方向のみに所定の屈折力を有している。本実施例においてはこの2つのシリンドリカルレンズ4a,4bをプラスティックモールド等で一体的に成形している。
尚、光源(1a,1b)、開口絞り(2a,2b)、コリメーターレンズ(3a,3b)、シリンドリカルレンズ(4a,4b)等の各要素は入射光学系の一要素を構成している。
光偏向器5は、例えば偏向面数が4面より成る回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成り、その外接円の半径が15(mm)以下(本実施例では10(mm))より成り、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
本実施例においては上記の如く第1、第2の走査ユニットS1,S2がこの光偏向器5を併用しており、かつ第1、第2の走査ユニットS1,S2は、該光偏向器5の異なった偏向面で反射偏向した光束を用いている。
走査レンズ系15a,15bは1枚以上の各々第1、第2の2枚の走査レンズ(走査光学素子)(トーリックレンズ)6a,7a・6b,7bより成り、光偏向器5により反射偏向された光束を被走査面8a,8b上にスポット状に結像させている。また走査レンズ6a,7a・6b,7bは副走査断面内において光偏向器5の偏向面近傍と被走査面8a,8b近傍との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。第1、第2の走査レンズ6a(走査光学素子a),7a・6b(走査光学素子a),7bは設計自由度の高い非球面を有するプラスチックレンズで構成されている。
16は書き出し位置検知手段(BD光学系)であり、同期検出用レンズ(以下、「BDレンズ」と記す。)9と、スリット(以下、「BDスリット」と記す。)11と、同期検知センサー(以下、「BDセンサー」と記す。)10とを有し、各走査ユニットS1,S2の被走査面8a,8bへの書き出しタイミングを決定している。
本実施例におけるBDレンズ9は各走査ユニットS1,S2のシリンドリカルレンズ4a,4bと一体で構成されており、偏向面5aで反射偏向された同期検出用の光束(BD光束)をBDスリット11面上に結像させ、主走査断面内ではBDスリット11上を走査し、副走査断面内では偏向面とBDスリット11とが略共役であるため、偏向面の面倒れ補正系となっている。BDスリット11は画像の書き出し位置を決めている。本実施例ではこのBDセンサー10と、2つの光源1a,1bとを同一の平面基板12上に一体で構成している。尚、BDセンサー10と、2つの光源1a,1bとを各々独立に構成しても良い。
本実施例においては、まず第1のステーションS1において、画像情報に応じて光源1aから光変調され出射した光束が開口絞り2aにより規制され、コリメーターレンズ3aにより略平行光束もしくは収束光束に変換され、シリンドリカルレンズ4aに入射する。シリンドリカルレンズ4aに入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射する。また副走査断面内においては収束して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像する。
そして光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された光束は走査レンズ6a,7aにより感光ドラム面8a上にスポット状に結像され、該光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面8a上を矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。これにより記録媒体である感光ドラム面8a上に画像記録を行っている。
このとき感光ドラム面8a上を光走査する前に該感光ドラム面8a上の走査開始位置のタイミングを調整する為に、光偏向器5の偏向面5aで反射偏向された光束の一部(BD光束)をBDレンズ9によりBDスリット11面上に集光させた後、BDセンサー10に導光している。そしてBDセンサー10からの出力信号を検知して得られた書き出し位置検知信号(BD信号)を用いて感光ドラム面8a上への画像記録の走査開始位置のタイミングを調整している。
第2のステーションS2においては,光源1bから出射した光束が第1の走査ユニットS1の入射方向と同一方向から光偏向器5の偏向面5bに入射し、該偏向面5bで反射偏向された光束が走査レンズ6a,7bにより感光ドラム面8b上にスポット状に結像され、光走査される。
この光走査装置を用いた画像形成装置においては、近年さらなるコストダウンが望まれており、レンズなどの光学部品が全体に対して占めるコストの割合が大きくなっている。レンズの単価は大きさによる材料費と単位時間に対する生産効率で決まる。走査レンズ系15a・15bに使用される走査レンズ6a,7a・6b,7bは各収差とfθ特性を補正するために非球面形状が望ましい。よって近年ではほとんどが樹脂成形で生産されている。
レンズの生産効率を向上させるためには、レンズを薄くして成形サイクルを短縮するか、一回の成形サイクルで取れる個数を増やす必要がある。例えば成形機の加圧力が決まっている場合、走査レンズ6a,7a・6b,7bの取り個数は、該レンズの被加圧部の接触面積を小さくすることで増やすことができる。
図2にレンズの高さを一様としたときのレンズ長さとレンズ厚みと成形取り数との相関を示す。ここでレンズの光軸上の厚み(中心厚)をt、レンズの長手方向(主走査方向)の長さをLe、走査光学系15a・15bの焦点距離をfm、走査幅をWとするとき、
Le×t/fm/W≦0.006
なる条件を満足させると成形機の加圧力が小さくても多数個取りができる。
レンズの長手方向の長さLeは走査角度(画角)θ(rad)及び光偏向器5の偏向点からレンズの光軸上の入射面までの距離をL1とするとき
Le=L1×2θ+Lα
(但し、Lαはレンズのコバ部の長さ)
である。したがって、多数個取りができるようにするためには、
(L1×2θ+Lα)×t/W/fm<0.006 ・・・(a)
を満たす必要がある。コバ部の長さLαは大体5〜10(mm)程度であるので条件式(a)を変形して、
L1×t×2θ/W/fm<0.0035 ・・・(b)
を満たすことが望ましい。
また走査角度θは走査光学系15a・15bの主走査断面内の焦点距離fmと走査幅Wによって
θ=W/2fm
で表すことができる。したがって条件式(a)を変形して走査幅Wによらず一般的に以下に示すような条件式(1)を満足させることが望ましい。
L1×t/fm<0.0035 ・・・(1)
第1の走査レンズ6a・6bの中心厚tを薄くすることで成形サイクルが短くなるが、薄くなることでレンズの強度が弱くなるので、中心厚tは3(mm)以上であることが望ましい。また中心厚tが厚くなると成形サイクルが長くなるので走査幅Wの4%以下が望ましい。
すなわち、
3(mm)≦t≦0.04×W ・・・(j)
とするのが良い。
ここで走査レンズ系15a,15bの焦点距離fmが短くなると、該走査レンズ系15a,15bは光偏向器5に近づくのでコンパクトになるが、その反面、画角が大きくなってしまうので良くない。
図3に走査レンズ系15a,15bの焦点距離fmを変えたときにおけるfθ特性とftanθ特性との差分を示す。同図に示すように焦点距離fmが短くなるとfθ特性を満足させるために走査レンズのパワー(屈折力)を軸外でより強くしなければならいないので、レンズがアーチ形状に大きく湾曲する。これにともなってレンズ端部の厚みを確保するために中心厚が大きくなってしまうので材料費の増加および成形時間の延長によるコストアップをまねいてしまう。
第1の走査レンズ6a・6bの中心厚tが厚くなるのを防ぐには、第2の走査レンズ7a・7bにも主走査断面内にパワーをつける必要がある。
ところでレンズの形状誤差や配置誤差によって主走査断面内および副走査断面内において照射位置(結像位置)誤差が発生してしまう。タンデム型の場合は4つの走査光学系での照射位置はそろっている必要があるので、この初期誤差を修正するためにレンズの組みつけの段階で第2の走査レンズ7a・7bを主走査方向又は/及び副走査方向に移動させることで調整を行っている。
ここで第2の走査レンズ7a・7bに関して単純なモデルを考える。図4のように第2の走査レンズ7a・7bを通過するA(軸上)、B(中間像高)、C(最軸外)の3点について、光偏向器5の偏向点Pからの距離を各々SA、SB、SCとする。また3点から感光ドラム面8までの距離を各々SA’、SB’、SC’とする。また3点における副走査断面内のパワーを各々φ、φ、φとする。第2の走査レンズ7a・7bを副走査方向に移動させたときに各像高での照射位置が一律移動するためには、各像高における副走査倍率SA’/SA、SB’/SB、SC’/SCが略一様である必要がある。また各像高において副走査方向の像面湾曲を補正するために、以下の関係が成り立っている必要がある。
各像高での副走査倍率が略一様の場合、式(c)からφA/SAB/SBC/SCの関係が成り立つので、B点およびC点における副走査断面内のパワーφおよびパワーφは、
φ=φA×(SB/SA
および
φ=φA×(SC/SA
で表される。
ここで第2の走査レンズ7a・7bの主走査断面内の形状が平行平板の場合、SA<SB<SCの関係が成り立つので副走査断面内のパワーは単調に変化する。第2の走査レンズ7a・7bの形状が湾曲している場合は、SA<SB<SCの関係が崩れていくために、副走査断面内のパワーが複数の極値をもつような変化をしてしまうのでレンズ製作を考慮すると好ましくない。
したがって走査レンズ系15a,15bの最適な焦点距離fmを図5のようなモデルによって考えてみる。図5は第1の走査レンズ6a・6bを通過する光束の模式図である。
同図において偏向面5aで偏向された光束の第1の走査レンズ6a・6bに入射する角度がαのとき、該第1の走査レンズ6a・6bでA点を通過した光線が感光ドラム8上でC点の位置に結像されるとする。第1の走査レンズ6a・6bを通過する位置Aからレンズの光軸CLまでの距離L2は、偏向面5aから点Aまでの感光ドラム8方向の長さをLaとするとき、
L2=(La×tanα)
で表される。
ここで第1の走査レンズ6a・6bの入射面の曲率半径が大きいときは、
La=L1
と見なすことができる。
また走査レンズ系15a・15bがfθ特性をもつとき、C点から光軸CLまでの距離L3は、
L3=(fm×α)
となる。第1の走査レンズ6a・6bのパワーによって、該第1の走査レンズ6a・6bを出射する角度γは図5より以下の関係が成り立つ。
第1の走査レンズ6a・6bへの入射角度αに対して出射角度γへの変化が少なければ、該第1の走査レンズ6a・6bの主走査断面内のパワーを小さくすることができるのでレンズ形状の湾曲を防ぐことができる。前述したようにレンズ端部が一番fθ特性を補正するためにパワーが必要なので、αを走査画角θに、出射角度γをγ´と置き換えると、tanθとtanγ’との比率が、
の関係を満足させると第1の走査レンズ6a・6bの湾曲を小さくできる。また条件式(e)を満足させることで、第1の走査レンズ6a・6bだけでfθ特性を良好に補正できるので第2の走査レンズ7a・7bに部分的にパワーを付ける必要がなくなる。
結果として、fθ特性を満たすことと副走査倍率を略一様にすることが両立できる。走査レンズ系15a・15bの感光ドラム面8上における走査幅をWとすると、
W=fm×2θ
の関係がなりたつので、条件式(e)は以下のように書き換えることもできる。
W/2tan(W/2fm)−L1≧0.65×fm ・・・(2)
条件式(2)を満足させるためには焦点距離fmが140(mm)以上であることが望ましい。ただし、焦点距離fmを大きくすると走査レンズ系15a,15bの全長が長くなるので、走査幅Wの80%以下にするのが望ましい。
すなわち、
140(mm)≦fm≦0.8×W・・・(k)
とするのが良い。
次に光偏向器5の偏向点から第1の走査レンズ6a・6bの光軸上の入射面までの距離L1について考える。
ここで製造要因で第1の走査レンズ6a・6bの片面が主走査方向にhだけずれる場合を考える。片面がhだけずれたときに光束が通過する位置Bの曲率は、もともと第1の走査レンズ6a・6bの光軸CLから距離(L1×tanα+h)だけ離れた位置での曲率となる。
ここで曲率は像面湾曲およびfθ特性を補正するようにして決定される。もともとBの位置に入射する光束の走査角度(α+Δα)は、
(α+Δα)=tan−1(tanα+h/L1)
で表され、距離L1が短いほど元の角度αに対する変化量Δαは大きくなる。走査角度αの光束がA点を通過して感光ドラム面8上のC点に結像されるとき、第1の走査レンズ6a・6bの光軸CLからC点まではL3となる。第1の走査レンズ6a・6bから感光ドラム面8までは走査レンズ系15a,15bの焦点距離fmとほぼ等しい。したがって図5においてA点からC点までの距離FLは、
となる。また走査角度(α+Δα)の光線がB点を通過して感光ドラム面8上のD点に結像するとき、B点からD点までの距離はFL´は同様に、
となる。製造誤差等で面がずれる場合、主走査断面内での焦点距離は(FL´−FL)だけ変化する。走査レンズ系15a,15bの焦点距離fmが同じ場合、製造誤差等でレンズ面がずれる場合の影響はL1が小さい、すなわち光偏向器5に近い方が厳しくなる。
通常の成形で制御できる面のズレは0.05(mm)なので、主走査断面内の焦点距離変化を0.15(mm)程度に抑えるためには、上記関係式(f)及び関係式(g)から光偏向器5の偏向点から該光偏向器5に最も近い第1の走査レンズ6a・6bの光軸上の入射面までの距離L1は12(mm)以上であることが望ましい。ただし、L1が長くなると第1の走査レンズ6a・6bの長手方向の長さも長くなり多数個取りができなくなるので、走査幅Wの10%以下にするのが望ましい。
すなわち、
12(mm)≦L1≦0.1×W・・・(l)
とするのが良い。
次に第2の走査レンズ7a・7bの大きさについて考える。
第2の走査レンズ7a・7bの位置によって、走査レンズ系15a,15bの副走査断面内の倍率βsが決まる。レンズの形状誤差や配置誤差によって照射位置が変化するが、第2の走査レンズ7a・7bが平面レンズでなく、第1の走査レンズ6a・6bで補正しきれなかった像面湾曲を補正するために曲率をもった形状なので、形状誤差などによる照射位置のズレは全像高で一様ではない。
したがって前述した如くこれらの初期照射位置誤差を第2の走査レンズ7a・7bを主走査方向又は/及び副走査方向にシフトすることで補正しても、すべての像高において良好に補正できず走査線湾曲として残ってしまう。残存する走査線湾曲はβsが大きいほど大きくなるので、タンデム型の画像形成装置の場合は一般的に
|βs|≦2.5
であることが望ましい。ただし、倍率βsが小さくなりすぎると第2の走査レンズ7a・7bの長手方向(主走査方向)の長さが長くなってしまい多数個取りができなくなるので、多数個取りをするためには|βs|は1.0より大きくする必要がある。したがって、
1.0≦|βs|≦2.5・・・(3)
を満足させるように第2の走査レンズ7a・7bを配置させることが望ましい。
本実施例によれば走査光学系の配置誤差に伴う被走査面上での走査線曲がりの敏感度を低減して、常に良好なる画像が得られる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置が得られる。
[カラー画像形成装置]
図6は本発明のカラー画像形成装置の要部概略図であり、図1に示す光走査装置を2組並列にして配置し、2つの光偏向器により合計4本の走査線を描画している。同図においてはポリゴンミラー(光偏向器)50、51で反射偏向されて第1の走査レンズ6a、6b、6c、6dを通過した後の4つの光束を、折り返しミラーM1、M2、M3、M4により各々90°図面上、下に折り曲げ第2の走査レンズ7a、7b、7c、7dを介し、対応する感光ドラム面8a、8b、8c、8d上へ導いている。このように単一のポリゴンミラーで複数の光束を走査することで、従来1つの光束に1つ必要であったポリゴンミラーを省くことができ、これにより装置全体の簡素化を図っている。
本実施例におけるレンズの屈折面の面形状は以下の形状表現式により表されている。各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をx軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をy軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をz軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、
(但し、Rは曲率半径、k、B4、B6、B8、B10は非球面係数)
副走査方向(光軸を含み主走査方向に対して直交する方向)と対応する子線方向が、
ここで r’=r0(1+D22+D44+D66+D88
(但し、r0は光軸上の子線曲率半径、D2、D4、D6、D8は係数)
尚、光軸外の子線曲率半径r’は各々の位置における母線の法線を含み主走査面と垂直な面内に定義されている。表1に本実施例における光走査装置の諸数値を示す。
本実施例の第1の走査レンズ(トーリックレンズ)6a・6bの長手方向の長さLeは40(mm)であり、多数個取りが可能な大きさである。またレンズの中心厚tも4.5(mm)と薄いことから成形サイクルも短くなっている。
比較例として、図7に示す走査レンズ系67を考える。尚、図7は光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。表2に比較例における光走査装置の諸数値を示す。記号の定義は前述した系と同様である。走査レンズ系67の全長は短いのでコンパクトだが、第1の走査レンズ6の中心厚tが6.5(mm)であり、また走査画角が58.2°と広いため第1の走査レンズ6の長手方向の長さLeが長くなるので多数個取りができない。
図8は各像高のおける理想的なfθ値からのズレを示している。図中(A)は図1に示す実施例1でのfθ特性を、また(B)は図7に示す比較例でのfθ特性を示していて、共に全像高においてfθズレが0.2(mm)以下とfθ特性は良好に補正されている。
図9は第2の走査レンズが副走査方向に0.05(mm)シフトしたときの副走査方向の走査線の移動量を示している。図9において(A)は図1に示す実施例1での走査線の移動量であり、各像高における副走査方向へ移動量誤差は0.6%で、第2の走査レンズ7a・7bを副走査方向へ移動することでほぼ一様に走査線がシフトしているので走査線の初期調整が容易な系である。これに対して、(B)は図7に示す比較例での走査線の移動量であり、各像高における副走査方向へ移動量誤差は28.3(%)で、第2の走査レンズ7を副走査方向へ移動することで走査線が曲がっているのが分かる。
図9の走査線の移動量(A)、(B)を比較して明らかなように焦点距離が短く第1の走査レンズおよび第2のレンズともに主走査断面内に部分的にパワー変化を持つ系の場合、fθ特性を満たすことと副走査倍率を略一様にすることとが両立できないので、第2の走査レンズを副走査方向にシフトすると走査線が曲がるので初期調整に向かない系である。
本実施例の走査レンズ系15a・15bの焦点距離fmは150(mm)であり、表1の条件を条件式(1)の左辺に代入して計算すると0.0027であり、これは条件式(1)を満たしている。同様に条件式(2)の左辺に代入して計算すると108.59となり、条件式(2)の右辺が0.65×150=97.50となるので、これは条件式(2)を満たしている。
逆に比較例は走査レンズ系67の焦点距離は108.3(mm)であり、表2の条件を条件式(1)に代入すると0.0058、条件式(2)の左辺が57.72、右辺は70.40となり、共に条件式を満たしていない。
[実施例1の変形例]
表3に本発明の実施例1の変形例を示す。表3において上記表1と異なる点は、走査レンズ系15a・15bの焦点距離fmを140(mm)に短縮して走査レンズ系15a・15bをコンパクトに構成したことである。
fθ特性のズレは全像高で0.2(mm)以下とfθ特性を良好に補正している。また第2の走査レンズ7a・7bを副走査方向に0.05(mm)シフトしたとき、各像高における副走査方向へ移動量誤差は1.1(%)で、第2の走査レンズ7a・7bを副走査方向へ移動することでほぼ一様に走査線がシフトしている。
上記実施例1と同様に表3の条件を条件式(1)に代入すると0.0031、条件式(2)の左辺が96.43、右辺が91.00となるので、共に条件式を満たしている。
尚、焦点距離fmをこれ以上短くすると走査画角が広くなってしまい、その結果、fθ特性を満たすことと副走査倍率を略一様にすることとの両立ができなくなってくるので良くない。
上記図6において、感光ドラム8a,8b,8c,8d間の距離が短くなると、折り返しミラーM1,M2,M3,M4とポリゴンミラー50,51との間の長さが短くなってしまうので、本実施例のような条件をもつレンズにすることで折り返しミラーM1,M2,M3,M4とポリゴンミラー50,51との間に第1の走査レンズ(トーリックレンズ)6a,6b,6c,6dを配置できるので望ましい。また第2の走査レンズ(トーリックレンズ)7a,7b,7c,7dは主走査断面内にパワー変化が少ない形状で、かつ多数個取りができる大きさである。
本実施例の配置において、レンズの形状誤差や配置誤差などによって発生する走査線湾曲は20(μm)程度と少ない。走査レンズ系15a・15bの副走査断面内での倍率|βs|は2.0であり、これは条件式(3)を満足している。
尚、各実施例では走査レンズ系15a・15bを2枚のレンズより構成したが、これに限らず、例えば単一、もしくは3枚以上のレンズより構成しても良い。また走査レンズ系15a・15bを回折光学素子を含ませて構成しても良い。
[画像形成装置]
図10は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1に示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図10において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図10において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されており、転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図10においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図11は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図11において、360はカラー画像形成装置、311,312,313,314は各々実施例1に示した構成を有する光走査装置、341,342,343,344は各々像担持体としての感光ドラム、321,322,323,324は各々現像器、351は搬送ベルトである。
図11において、カラー画像形成装置360には、パーソナルコンピュータ等の外部機器352からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ353によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置311,312,313,314に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム331,332,333,334が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム341,342,343,344の感光面が主走査方向に走査される。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は光走査装置(311,312),(313,314)を2個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム341,342,343,344面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は上述の如く2つの光走査装置(311,312),(313,314)により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム341,342,343,344面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器352としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置360とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1における主走査断面図 本発明の実施例1におけるレンズの大きさと取り個数の相関図 fθ特性とftanθ特性との比較図 走査レンズの副走査断面内の倍率一様性の要部概念図 走査レンズの主走査方向の位置ズレの概念図 本発明の実施例1における主走査断面図 本発明の比較例の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例1におけるfθ特性図 本発明の実施例1における走査線曲がり図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部概略図
符号の説明
1 光源手段(半導体レーザー)
2 開口絞り
3 集光レンズ(コリメーターレンズ)
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
6 第1の走査レンズ(fθレンズ)
7 第2の走査レンズ(fθレンズ)
67 走査光学系(fθレンズ系)
8 被走査面(感光体ドラム)
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器
311、312、313、314 光走査装置
321、322、323、324 現像器
331、332、333、334 光ビーム
341、342、343、344 像担持体(感光ドラム)
351 搬送ベルト
352 外部機器
353 プリンタコントローラ
360 カラー画像形成装置

Claims (5)

  1. 光源手段と、偏向手段と、前記光源手段から出射された光束を前記偏向手段に導光する入射光学系と、前記偏向手段の偏向面にて偏向された光束を被走査面上に結像させる走査光学系と、を有する光走査装置であって、
    前記走査光学系は、前記偏向手段側から順に、プラスチック製の第1の走査光学素子、プラスチック製の第2の走査光学素子からなり、
    前記偏向手段の偏向面の偏向点から前記第1の走査光学素子の入射面までの光軸上の距離をL1、前記第1の走査光学素子の光軸上の厚みをt、前記走査光学系の主走査方向の焦点距離をfm、前記走査光学系の走査幅をW、前記走査光学系の副走査方向の倍率をβs、とするとき、
    L1×t/fm<0.0035、
    W/2tan(W/2fm)−L1≧0.65×fm、
    1.0≦|βs|≦2.5、
    140(mm)≦fm≦0.8×W
    なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。
  2. 12(mm)≦L1≦0.1×W
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 3(mm)≦t≦0.04×W
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光ドラムと、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光ドラムの上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
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