JP2006039082A - カラー画像形成装置、走査ユニット、レンズセット、カラー画像形成装置の製造方法及びプログラム - Google Patents

カラー画像形成装置、走査ユニット、レンズセット、カラー画像形成装置の製造方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
より大量生産に向くカラー画像形成装置、走査ユニット、レンズセット、カラー画像形成装置の製造方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】
カラー画像形成装置に備えられる複数の走査光学系で使用される走査レンズの少なくとも一部を、当該レンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着することにより、使用可能なレンズの量を増加させる。装着に際しては、予め180°回転させて装着可能なキャビティ等の組合せを探索する。
【選択図】 図4

Description

本発明はカラー画像形成装置、走査ユニット、レンズセット、カラー画像形成装置の製造方法及びプログラムに関し、特に、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置、複数の走査光学系を備える走査ユニット、当該走査ユニットに設置されるレンズセット、カラー画像形成装置の製造方法及びカラー画像形成装置の製造に際して適用可能なコンピュータプログラムに関する。
カラー画像を形成するカラー画像形成装置においては、一般的にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する。いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置では、各色ごとに複数の像担持体(感光体ドラム等)を設け、各像担持体表面を各色画像に対応するビーム光束で露光走査し、現像してトナー像とした後、中間転写体や、搬送される記録紙等の記録媒体上に順次転写して重ね合わせることによりカラー画像を形成している。
像担持体上を露光走査するに際して、画像形成装置の一例としての一般的なレーザプリンタにおいては、まず、半導体レーザ等の発光部から射出される発散光である光ビームをコリメータレンズにより略平行光とする。そして、面倒れ補正のために、シリンドリカルレンズにより副走査方向に集光して、高速回転するポリゴンミラーへと導く。ポリゴンミラーにて反射した光ビームがfθレンズ、シリンドリカルレンズ等の走査レンズを含む走査光学系を介して像担持体表面を露光走査する。
fθレンズは、光ビームの絞込みと同時に像担持体上でビームスポットが等速度で走査するように補正する役割を持っており、近年fθレンズを含む走査光学系には樹脂モールドによる非球面レンズを用いることが多くなっている。カラー画像形成装置では、各色画像に対応する半導体レーザを備え、それぞれによって射出された光ビームをポリゴンミラーで偏向するとともに、各色ごとに設けられた走査光学系(一部のレンズは共用されることが多い)にて像担持体表面へと導き、像担持体上を露光走査する。
さて、形成された各色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成するに際しては、各色間の色ズレが問題となる。例えば特許文献1の第8段落にも記載されているように、各走査光学系により像担持体上に結像されるスポットの位置が、各色ごとに相対的に一致していなければ色ズレが生じる。より具体的には、走査光学系ごとの走査線の傾きや湾曲等が、それぞれ揃っていなければ、色ズレとして画質の低下を招来する。走査線湾曲等は種々の原因により発生し得るものであるが、係る原因のひとつであるキャビティ差、即ち、複数のキャビティでレンズを成型する際にキャビティごとに生じる精度誤差に対処しようとする技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の技術は、キャビティ差に起因する光学特性のバラツキに応じて、光学特性値の相対差が許容範囲内に入るようにキャビティ同士をグループ分けし、各々の走査光学系の1枚のレンズは複数のグループのうちの1つのグループから選択するようにして、色ズレを抑制するようにしている。
特開2003−262813号公報
CMYKの4色にそれぞれ対応する走査光学系がある場合にあって、例えばCとMの2色の走査光学系を構成するレンズの中に同一仕様のキャビティで成型したレンズを用いるような場合があれば、キャビティ差排除の観点からは、当然ながら当該二つのレンズに同一のキャビティで成型されたレンズを用いることが好ましいのであるが、特に量産時など、それが必ずしも可能でない場合もあるため、特許文献1の技術では、キャビティのグループ分けを行い、極力色ズレが抑制できるようなレンズを組み合わせることにより、色ズレの低減を図っている。
しかしながら、特許文献1のような技術を用いたとしても、例えば、複数のキャビティを備える金型を複数用いてレンズの成型を行っているような場合、一方の金型がメンテナンス等のために使用できないような場合には、量産に対処できない場合も生じ得る。
本発明は、係る問題点に鑑みてなされたものであって、より大量生産に向くカラー画像形成装置、走査ユニット、レンズセット、カラー画像形成装置の製造方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明の第1のカラー画像形成装置は、レンズを備える第1及び第2の走査光学系を備え、前記各走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、前記第1の走査光学系及び第2の走査光学系は、そのレンズの少なくとも一つが共用されており、当該レンズは光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものであることを特徴としている。
また、本発明の第2のカラー画像形成装置は、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、前記複数の走査光学系の中の、少なくとも二つの走査光学系を構成するレンズの少なくとも一つずつが、複数の同一仕様のキャビティで成型されるものであり、第1の走査光学系に含まれる第1のレンズは第1のキャビティで成型され正規の向きに装着されたものであり、第2の走査光学系に含まれ前記第1のレンズと対応する第2のレンズは、前記第1のレンズを成型する第1のキャビティと同一仕様の第2のキャビティで成型され、当該第2のレンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものであることを特徴としている。
これらの構成の前提としては、走査光学系に含まれる走査レンズの形状が、レンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着しても使用可能であることや、正規の向きと180°回転させた向きに装着した場合に像担持体上に生じる走査線形状のずれが許容範囲内であることが必要であり、走査線形状のずれが許容範囲内であるようなキャビティや走査光学系の組合せを装着に先立って測定しておくことが必要となるが、この構成により、全てのレンズを正規の向きに設置する場合よりも、使用可能なレンズの数を増加させることが可能であるため、より大量生産に適したカラー画像形成装置を提供することができる。
ここで、前記走査光学系は走査ユニット筐体に設けられ、前記正規の向きと180°回転させた向きに装着されたレンズは、前記走査ユニット筐体に設けられたレンズ設置部と係合する二箇所の位置決め部を、レンズの光軸を中心に180°回転させた場合に同じ位置となるような軸対称の位置に備えていることが好ましい。この構成により、正規の向きと180°回転させて装着する場合でも容易に位置決めを行うことができる。
レンズ設置部、及び位置決め部の具体的構成の一例として、前記レンズ設置部は、被係合窪み又は被係合突起であり、前記位置決め部は、前記被係合窪み又は被係合突起と係合する係合突起又は係合窪みであるとすることができる。
また、正規の向きと180°回転させて装着されるレンズは、光軸方向と直交する方向の上面と下面とが略平面となっており、前記位置決め部は、当該上面及び下面にそれぞれ設けられているものとすることもできる。
正規の向きと180°回転させて装着されるレンズは、当該レンズを成型したキャビティ及び正規の向きを示す標識を備えていることが好ましい。この構成により、走査レンズを射出成型し、切り出した後も、使用可能でないレンズを誤って装着してしまうことが防止できる。正規の向きは、例えば、成型後レンズを切り出した際に残る樹脂注入用のゲート部により示されるものとすることもできるし、レンズを成型したキャビティを示す標識の位置により示されるものとすることもできる。また、これらに限定されず、上下方向を示す矢印など、標識の形態は全く限定されない。
なお、前記第1の走査光学系を介して走査した場合に記録媒体上に生じる走査線と、前記第2の走査光学系を介して走査した場合に記録媒体上に生じる走査線との間の副走査方向のずれが100μm以下であることが好ましい。100μm以下であれば、一般に人間の目に色ズレが検知されないとされているからである。
なお、本発明の第1の走査ユニットは、レンズを備える第1及び第2の走査光学系を備え、前記各走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させる走査ユニットにおいて、前記第1の走査光学系及び第2の走査光学系は、そのレンズの少なくとも一つが共用されており、当該レンズは光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものであることを特徴としている。
また、本発明の第2の走査ユニットは、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させる走査ユニットにおいて、前記複数の走査光学系の中の、少なくとも二つの走査光学系を構成するレンズの少なくとも一つずつが、複数の同一仕様のキャビティで成型されるものであり、第1の走査光学系に含まれる第1のレンズは第1のキャビティで成型され正規の向きに装着されたものであり、第2の走査光学系に含まれ前記第1のレンズと対応する第2のレンズは、前記第1のレンズを成型する第1のキャビティと同一仕様の第2のキャビティで成型され、当該第2のレンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものであることを特徴としている。
本発明に係るレンズセットは、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させる走査ユニットに装着される、複数のレンズから成るレンズセットにおいて、前記複数の走査光学系の中の、少なくとも二つの走査光学系を構成するレンズの少なくとも一つずつは複数の同一仕様のキャビティで成型されるものであり、第1の走査光学系に用いられる第1のレンズは、正規の向きに装着されるべく第1のキャビティで成型されたものであり、第2の走査光学系に用いられ、前記第1のレンズと対応する第2のレンズは、前記第1のレンズを成型する第1のキャビティと同一仕様の第2のキャビティで成型され、当該第2のレンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させて走査ユニットに装着されるものであり、第1の走査光学系及び第2の走査光学系にて走査した結果としてそれぞれ生じる走査線の間の副走査方向のずれが許容範囲内となっていることを特徴としている。
上記副走査方向のずれが許容範囲内とは、副走査方向のずれが100μm以内とすればよい点は上記した通りである。このようなレンズセットとして市場を流通するような場合、前記第1のレンズ及び第2のレンズには、設置向きを示す標識を備えていることが好ましい。
本発明に係るカラー画像形成装置の製造方法は、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置の製造方法において、前記複数の走査光学系に用いるべく、複数の同一仕様のキャビティで成型されたレンズについて、用いられる走査光学系ごとに、キャビティごとに、それぞれ走査により像担持体上に生じる走査線の形状を測定する第1の測定工程と、前記レンズを、当該レンズの光軸を中心として正規の向きから180°回転させた向きで走査光学系に装着した場合について、用いられる走査光学系ごとに、キャビティごとに、それぞれ走査により像担持体上に生じる走査線の形状を測定する第2の測定工程と、前記第1の測定工程で測定された走査線形状と、前記第2の測定工程で測定された走査線形状との間の副走査方向のずれが許容範囲内となる複数のキャビティ及び走査光学系の組合せを探索する探索工程と、前記探索工程にて探索されたキャビティ及び走査光学系の組合せに従い、一の走査光学系には、一のキャビティで成型された第1のレンズを正規の向きで装着するとともに、他の走査光学系には、他のキャビティで成型された第2のレンズを当該レンズの光軸を中心として正規の向きから180°回転させた向きで装着するレンズ設置工程とを含むことを特徴としている。
第1及び第2の測定工程では、実際に画像形成装置にてテスト用画像を形成して測定する他、走査線形状測定用の測定装置を用いることも可能であり、走査線形状を表すデータを取得することができれば、探索工程は、例えばコンピュータプログラムを動作させることによって行うこともできる。
即ち、本発明に係るプログラムは、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置の製造に際し、コンピュータ上で動作するプログラムにおいて、複数の同一仕様のキャビティで成型されたレンズについて、用いられる走査光学系ごとに、キャビティごとに、それぞれ走査により像担持体上に生じる走査線の形状を測定して得られた走査線形状データを取得する取得処理と、取得された走査線形状データを比較する比較処理と、前記比較処理の結果、副走査方向のずれが許容範囲内となる複数のキャビティ及び走査光学系の組合せを探索する探索処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
このようなプログラムによりキャビティ及び走査光学系の組合せを探索した後は、探索結果に基づいて実際の走査レンズの装着を行うようにすればよい。
本発明に係るカラー画像形成装置等によると、走査レンズを、当該レンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着することを可能としているため、使用可能なレンズの数を増加させることが可能であり、より大量生産に適したカラー画像形成装置等を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(1)カラーレーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の適用対象であるカラー画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの構成の一例を示す概略側断面図である。
カラーレーザプリンタ1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色ごとに異なる感光体ドラム3Y〜3Kを備え、用紙搬送ベルト60上を搬送される記録紙等の記録媒体Pに各色のトナー像を順次重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置である。
カラーレーザプリンタ1は、トナー像形成部4、定着部8、給紙部9、排紙トレイ10、及び走査ユニット100を備え、給紙部9より給紙された記録媒体Pに対してトナー像形成部4にてカラー画像を形成し、定着部8で定着して排紙トレイ10へと排紙する。
給紙部9は、カラーレーザプリンタ1の最下部に設けられており、記録紙、記録シート等の記録媒体Pを収容する給紙カセット91と、記録媒体Pを記録媒体搬送経路へと送出する給紙ローラ92とを備えている。給紙部9においては、トナー像形成部4の各部と所定のタイミングをとって給紙ローラ92が駆動され、記録媒体Pを供給する。供給された記録媒体Pは、搬送ローラ対99によって用紙搬送ベルト60上へと搬送される。
トナー像形成部4は、給紙部9により給紙された記録媒体Pを用紙搬送ベルト60にて搬送しながら、搬送される記録媒体P上に順次トナー像を形成する。用紙搬送ベルト60は、駆動ローラ62及び従動ローラ63に張架され、駆動ローラ62が不図示の駆動モータにより回転駆動されることにより矢印A方向に駆動している。この用紙搬送ベルト60上を搬送される記録媒体Pに対して、トナー像形成部4を構成する各色のユニットにより順次各色画像が転写されて、カラー画像が形成される。
なお、用紙搬送ベルト60の下方にはクリーニングユニット6が配されている。クリーニングユニット6は、用紙搬送ベルト60表面に残留したトナーを掻き取る掻き取り部材65、及び掻き取られたトナーを収容する残留トナーケース66を備えている。
トナー像形成部4は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーによるトナー像形成ユニットごとに、感光体ドラム3Y、3M、3C、3K、帯電チャージャ71Y、71M、71C、71K、及び現像ユニット51Y、51M、51C、51Kをそれぞれ備えている(以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色をそれぞれY、M、C、Kと表し、各色に関連する構成部分の符号に、このY、M、C、Kを添字として付加する)。
トナー像形成部4を構成する各色のユニットのそれぞれは、記録シート等の記録媒体搬送路の上流から、Y、M、C、Kの順にトナー像を形成するように並べて配設されている。以下、各色のユニットの構成について説明する。
感光体ドラム3Y〜3Kは円柱状のアルミニウム製基材で構成され、その表面に正帯電性の感光層が形成されている。アルミニウム製基材はアース層として用いられている。感光体ドラム3Y〜3Kの側端面には歯車31Y〜31Kがそれぞれ設けられており、これに駆動用の歯車32Y〜32Kが歯合されている。なお、駆動用の歯車32Y、32M、32C、32Kは、図示しない単一の駆動用モータにより、それぞれ同時に同じ角速度で回転されて、感光体ドラム3Y〜3Cを時計周り方向に回転駆動させる。
帯電器71Y〜71Kは、スコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム3Y〜3Kの下方に、その表面には非接触の状態で対向配置されており、感光体ドラム3Y〜3Kの表面を正極性に一様帯電する。現像ユニット51Y〜51Kは、現像ユニットケース55Y〜55Kの内部にトナーを収納する構成であり、現像ローラ52Y〜52K、供給ローラ53Y〜53K、及び層厚規制ブレード54Y〜54Kを備えている。
現像ローラ52Y〜52Kは、導電性シリコーンゴムや導電性ウレタンゴム等の弾性材料を基材として円柱状に構成され、さらに表面にフッ素を含有した樹脂又はゴム材のコート層が形成されている。供給ローラ53Y〜53Kは、導電性のスポンジローラで構成され、現像ローラ52Y〜52Kに対して、スポンジの弾性力により押圧接触するように配されている。なお、供給ローラ53Y〜53Kとしては、導電性シリコーンゴム、EPDM、あるいはウレタンゴム等の適宜の部材の発泡体を使用することができる。
層厚規制ブレード54Y〜54Kは、基端がステンレス鋼等で板状に形成されて現像ユニットケース55Y〜55Kに固定され、先端は絶縁性のシリコーンゴムや絶縁性のフッ素含有ゴム又は樹脂で形成されている。層厚規制ブレード54Y〜54Kの先端は現像ローラ52Y〜52Kに対して圧接される。
現像ユニット51Y〜51Kは、現像ユニットケース55Y〜55Kに収納されるトナーを、供給ローラ53Y〜53Kから現像ローラ52Y〜52Kへと供給し、層厚規制ブレード54Y〜54Kにより均一な薄層とする。そして走査ユニット100による露光走査で感光体ドラム3Y〜3Kの表面に形成された静電潜像を反転現像方式で現像する。
現像により感光体ドラム3Y〜3Kの表面に形成されたトナー像は、転写ローラ61Y〜61Kに印加された転写バイアスにより、用紙搬送ベルト60上を搬送される記録媒体Pに順次転写される。
定着部8は、加熱ローラ81と、当該加熱ローラ81に対向して配され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えており、YMCK各色のトナー像が転写された記録媒体Pが、加熱ローラ81及び加圧ローラ82の間を通過する間にトナー像を記録媒体P上に熱定着させる。定着部8を通過した記録媒体は、装置上面に設けられたシート排出トレイ10へと排紙される。
(2)走査ユニット100の構成
次に、本実施の形態のカラーレーザプリンタ1に備えられる走査ユニット100の構成について説明する。
図2は、走査ユニット100内に構成される走査光学系の概略構成を示す図である。
通常、走査ユニット100はポリカーボネート(PC)系樹脂等の樹脂を成型したユニットフレームに、レーザ発光部やコリメータレンズ等が装着されたLDホルダ(図2には不図示)、ポリゴンモータ112により回転駆動される偏向器としてのポリゴンミラー110、走査光学系等が装着されて構成される。
本実施の形態の走査光学系は、各色の光ビームが共通して通過するfθレンズ(第1走査レンズ)120、各色の光ビームを対応する感光体ドラム3Y〜3Kへと導く折り返しミラー130Y〜130K、131M〜131K、各色ごとに備えられたシリンドリカルレンズ(第2走査レンズ)140Y〜140Kを含んでいる。
fθレンズ120は、感光体ドラム3Y〜3Kの表面上でビームスポットが等速度で走査するように補正する。シリンドリカルレンズ140Y〜140Kは、レーザビームをポリゴンミラー110による走査方向(主走査方向)と直交する副走査方向に集光する。fθレンズ120及びシリンドリカルレンズ140Y〜140Kが、本実施の形態における走査レンズである。
本実施の形態では、fθレンズ120あるいはシリンドリカルレンズ140Y〜140Kのいずれかについて、当該レンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向き(以下、「反転向き」という。)に装着することを可能とすることにより、より大量量産に適したカラー画像形成装置を提供する。このような構成を可能とする前提としては反転向きに設置しても使用可能であるような形状、光学特性であることが必要であることに加え、最終的に記録媒体上に各色の画像を重ね合わせた際の色ズレが許容範囲内であることが必要となる。
ここで、上記したfθレンズ120やシリンドリカルレンズ140Y〜140Kの成型について説明する。従来走査レンズはガラスモールドによる球面レンズの組合せで実現されることも多かったが、近年、大量生産、コストダウン等の要求に伴い、非晶質のオレフィン系樹脂など、比較的吸湿性が低い樹脂材料を成型して製造することも多くなっている。
図3は、走査レンズの樹脂成型のための金型の外観の一例を示す図である。
走査レンズ成型のための金型としては、同図に示される金型400のように同一仕様のキャビティ(同図の例ではキャビティ410〜440の四つ)を複数設けることが通常に行われている。同一仕様の四つのキャビティ410〜440が、矢印R方向に樹脂が注入される注入管450を中心として放射状に配されており、注入管411、421、431、441を介して各キャビティ内に樹脂が注入されることにより同一仕様のレンズが射出成型により製造される。
図4は、fθレンズ120を例として、本実施の形態で用いるレンズ形状、及びレンズをユニットフレームに装着する方法の一例について説明するための図である。図4(a)はfθレンズ120の斜視図、同図(b)は上面図、同図(c)は、fθレンズ120をユニットフレーム160(同図(b)には不図示)に装着した状態について説明するための同図(b)のA−A線断面図である。
図4(a)に示されるように、本実施の形態で用いるfθレンズ120は、同図において一点鎖線で示される同レンズの光軸から見て左右対称の形状を有しており、例えば矢印X方向に180°回転させて反転向きに装着することが可能な形状となっている。また、fθレンズ120の光軸方向と直交する方向の上面と下面とは略平面となっており、当該上面及び下面の主走査方向中央部にはそれぞれ係合突起120a及び120bが設けられている。同図121は、前記したレンズの射出成型の後、レンズを切り出した際に残る樹脂注入用のゲート部である。
本実施の形態においては、fθレンズ120へのレーザビームの入射方向(矢印Z方向)から見てゲート部121が右側にあるときに、fθレンズ120が正規の向きに装着されているものとする。
fθレンズ120をユニットフレーム160に装着するに際しては、係合突起120a若しくは120bを、ユニットフレーム160に設けられた被係合窪み160aに挿着することにより、容易にfθレンズ120の位置決めを行うことができる。fθレンズ120の上下に係合突起120a及び120bが設けられていることにより、fθレンズ120を反転向きに装着する場合にも、同様に位置決めを行うことができる。
上記したような、左右対称な形状はシリンドリカルレンズ140Y〜140Kを反転向きに装着可能とする場合にも同様に考えることができる。ゲート部による正規の向きと反転向きとの区別も同様である。もっとも正規の向きと反転向きとの区別については、例えば走査レンズにキャビティの番号等の符号を印字することによっても行うことができる。また、係合突起や被係合窪みによる位置決めについて、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kの装着方法にもよるが、同様の装着方法を用いる場合に適用することは可能であるし、走査レンズの側に被係合窪みを設け、ユニットフレーム160側に係合突起を設けることもできる。
複数の同一仕様のキャビティを用いて走査レンズを成型する場合、金型に要求される精度は極めて高く、通常はキャビティごとに特許文献1にも示されるキャビティ差が発生する。上記したようなカラー画像形成装置において、各色ごとに形成される画像にキャビティ差が発生すると、記録媒体上に各色の画像を重ね合わせた際に色ズレとなり画質の劣化を招来する。
一方で大量生産への対応のため、本実施の形態では、レンズを反転向きに装着することを可能とし、使用可能なレンズの量を増加させるようにしたのであるが、記録媒体上に各色の画像を重ね合わせて画像を形成するに際して、色ズレの防止のためには、走査ユニットへの各レンズの設置に先立って色ズレが許容範囲内となるようなレンズ(キャビティ)の組合せを探索しておくことが必要となる。
上記に説明したような複数の色に対応する複数の走査光学系を備える場合であって、同一仕様の複数のキャビティを用いて成型したレンズを用いるカラー画像形成装置の場合、同一のキャビティにより成型されたレンズであっても、どの色の走査光学系に用いられるかによって走査線形状が異なってきたり、反転向きに装着した場合に単純に感光体上における走査線形状も180°反転するわけではない場合も生じ得る。そこで、本実施の形態では、実際に画像を重ね合わせてカラー画像を形成した場合に色ズレが許容範囲内となるようなキャビティの組合せを探索すべく、まず、実際に設置した場合の走査線形状を測定し、走査線形状を表すデータ(以下「走査線形状データ」という。)を取得する。
走査線形状データの取得には、例えば特開2000−9589号公報に開示されているような光ビームの評価装置を用いることができる。もっとも、この評価装置に限定されるわけでないことは勿論である。以下、もっとも簡単な走査線形状データの取得方法の一例について説明する。
図5は、走査線形状測定装置200の構成の一例について説明するための概略斜視図である。
走査線形状測定装置200は、走査ユニット100を装着する装着部210を有しており、走査ユニット100から感光体ドラム表面へと射出されるべき各色の光ビームを、走査線形状測定装置200に設けられた開口220Y〜220Kを介してCCD等のエリア型固体撮像素子(以下、単に「CCDセンサ」という。)230Y〜230Kで受光する。
CCDセンサ230Y〜230Kを、感光体ドラム3Y〜3Kの表面(露光位置)と等価な位置に配することにより、各色の光ビームが感光体ドラム表面を露光走査する際の走査線形状を測定し、走査線形状データを取得することができる。図5には、CCDセンサ230K上をKのレーザビームが走査して走査線形状データが取得される様子(走査線231K)が例示されている。
走査線形状測定装置200は、CPU251、ROM252、RAM253、HDD(ハードディスクドライブ)254を備える制御部250と接続されている。制御部250では、CPU251がROM252に格納されたプログラムに基づきRAM253を用いながら走査線形状測定の制御、及び組合せの探索処理等を行う。取得された走査線形状データはHDD254に格納される。
このようなデータを取得することは多少煩雑ではあるけれども、キャビティの数、走査光学系の数は通常限られた少ないものであるから不可能というわけではない。ここで、もっとも簡単な例として、図2のような四色用の走査光学系に対し、図3に示されたように同一仕様のキャビティを四つ備えた金型を二種類、即ち、fθレンズ120のための第1の金型とシリンドリカルレンズ140Y〜140Kのための第2の金型を用い、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kの成型には同一仕様のキャビティを四つ備える金型を二つ用いてレンズを成型する場合を例として、走査線形状データの取得等について説明する。
以後の説明では、fθレンズ120を成型する第1の金型420に同一仕様のキャビティA422、キャビティB424、キャビティC426、キャビティD428が備えられ、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kを成型する第2の金型の一つ目440に同一仕様のキャビティE442、キャビティF444、キャビティG446、キャビティH448が備えられ、第2の金型の二つ目460に同一仕様(金型440とも同一仕様)のキャビティI462、キャビティJ464、キャビティK466、キャビティL468が備えられているものとする。
まず、キャビティA422で成型されたfθレンズ120を正規の向きに装着する。そして、キャビティE442で成型されたレンズを各色のシリンドリカルレンズ140Y〜140Kとして、これも正規の向きに装着する。このように走査レンズが装着された走査ユニット100を走査線形状測定装置200に装着して、レーザビームを射出すると、走査線形状測定装置200の開口220Y〜220Kを介して各色のレーザビームがCCDセンサ230Y〜230Kへとそれぞれ到達し、各色ごとの走査線形状データを取得し、制御部250のHDD254へ格納することができる。
次に、fθレンズ120を反転向きに走査ユニット100に装着し、走査線形状測定装置200にて同様に走査線形状データを取得し、制御部250のHDD254へ格納する。さらに、fθレンズ120を正規の向きに装着し、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kをそれぞれ反転向きに装着して走査線形状データを取得し、制御部250のHDD254へ格納する。最後にfθレンズ120とシリンドリカルレンズ140Y〜140Kの全てを反転向きに装着し、走査線形状データを取得し、制御部250のHDD254へ格納する。以上の処理により16の組合せに対応する走査線形状データをHDD254へ格納することができる。
図6は、以上のような処理で得られた走査線形状データの内容の一例を示す図である。
同図において「第1キャビティ」、「第2キャビティ」は、キャビティ及び装着向きを示しており、同図の例ではfθレンズ120の成型にキャビティA422を用い、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kの成型にキャビティE424を用いたものであることを示している。「有」及び「無」は180°反転の有無を示しており、「A無」とはキャビティA422で成型され正規の向きに装着されていることを意味している。
各色ごとの走査線形状データは同図においては視覚的にわかりやすくするために模式的に図形で表したが、実際には、例えば主走査方向及び副走査方向における位置を表す座標の集合として保持することができる。
各キャビティごとに上記のような走査線形状データ取得を行うことにより、想定される全ての組合せについて、走査線形状データを取得することができる。全組合せについて走査線形状データの取得を終了すると、次に、レンズを180°反転させて装着しても使用可能な組合せの探索を行う。
本実施の形態では、まずレンズの形状が180°反転させても装着可能なものであることを前提として、各キャビティごとの走査線形状データを比較し、反転向きに装着した場合でも感光体上で色ズレが生じないような走査レンズ(キャビティ)の組合せを探索する。本実施の形態では、組合せ探索処理をコンピュータ上でプログラムを動作させることにより行う。走査線形状データは、例えばコンピュータにて読取可能なHDD(ハードディスクドライブ)、各種半導体メモリ等に格納されているとする。
図7は、制御部250において組合せ探索処理を行うプログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。
同図のプログラムは、fθレンズ120は同一キャビティ、同一装着向きで固定しておき、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kについて反転向きに装着しても使用可能な組合せの探索を行うものである。もっともプログラムの処理内容は本実施の形態で説明するものに限定されることはない。
同図7の例では、まず走査線形状データの比較による組合せの探索に先立つ各種変数の設定を行う(S101)。ここで、変数FCは、fθレンズ120を成型するキャビティを表す変数であり、同変数が1である場合にキャビティA422にて成型されたfθレンズ120が装着されることを意味する。変数FDはfθレンズ120の装着向きであり、同変数が0である場合に正規の向きに装着されることを意味している。同図の例では、これらの変数は変更されることはないが、これらの変数を変更するような処理内容も可能であることは勿論である。
変数SCAは比較の対象となる1番目のシリンドリカルレンズが成型されたキャビティを示すものであり、同変数が1である場合にキャビティE442にて成型されたシリンドリカルレンズが用いられることを意味する。SDは当該シリンドリカルレンズの装着向きであり、ここでは、1番目のシリンドリカルレンズは正規の向きに装着されるものとする。
CLは、どの色の走査光学系に装着されるかを示すものであり、同変数が1である場合、Yの走査光学系に装着される場合であることを意味している。CL=2の場合にMの走査光学系、CL=3の場合にCの走査光学経緯、CL=4の場合にKの走査光学系をそれぞれ示すものである。
変数設定が終了すると、設定された変数に従って図5に示したような走査線形状データを取得する(S102)。図7の例では、比較の対象となる1番目の走査線形状データとして、第1キャビティが「A無」、第2キャビティが「E無」、色がYの場合の走査線形状データが取得される(図6参照)。
次に、比較の対象となる2番目のシリンドリカルレンズについての走査線形状データを取得するための変数設定を行う(S103)。
同図7のステップS103の例では、キャビティF444で成型されたシリンドリカルレンズを、Mの走査光学系に反転向きに装着した場合を意味している。このような設定で2番目の走査線形状データを取得すると、図6のフォーマットにおいて第1キャビティが「A無」、第2キャビティが「F有」、色がMの場合の走査線形状データが取得される(S104)。
二つの走査線形状データを取得すると、両者を比較して(S105)、感光体上に形成される走査線形状の差が許容範囲内か否かを判定する(S106)。より具体的には、両者を用いて記録媒体上に画像を重ね合わせた場合の副走査方向の色ズレが100μm以内であるか否かを判定する。比較の結果が許容範囲内である場合(S106:YES)、当該組合せが使用可能な組合せであるとして、メモリ等の記憶装置に保存される(S107)。
図9は、保存される組合せデータのフォーマットの一例である。
同図のように保存された組合せデータ501は、fθレンズ120としてキャビティA422で成型されたレンズを用い正規の向きに装着した場合(第1キャビティとして「A無」)、Yのシリンドリカルレンズ140YとしてキャビティE442で成型されたレンズを正規の向きに装着したとすると(1番目の第2キャビティとして「E無」、色が「Y」)、Mのシリンドリカルレンズ140MとしてキャビティF444で成型されたレンズを反転向きに装着した場合に副走査方向のずれが許容範囲内であることを示している(2番目の第2キャビティとして「F有」、色が「M」)。他の組合せ502〜504についても同様である。
図6のフローチャートへと戻って、全キャビティの比較が終了していない場合(S108:NO)、次のキャビティの探索を行うように変数SCBに1を加算して(S109)、ステップS104へと進む。ここで、それまでキャビティE442で成型されたシリンドリカルレンズのデータを取得して比較していたとすれば、次はキャビティF444にて成型されたシリンドリカルレンズを用いた場合の走査線形状データが取得されて比較の対象となる。
全てのキャビティについて比較が終了すると(S108:YES)、次には全ての走査光学系(全ての色)について比較を行ったか否かが判定され(S110)、全走査光学系についての比較が終了していない場合には(S110:NO)、変数CLに1を加算し、変数SCBを2に戻して(S111)、ステップS104へと戻る。以後は、Cの走査光学系のシリンドリカルレンズ140Cを反転向きに装着した場合について、各キャビティの走査線形状データが比較の対象となる。
全走査光学系について比較の処理が終了すると(S110:YES)、図8のフローチャートへと移行する。そして、想定された全ての組合せの探索が終了していれば(S112:YES)、図9に示したような使用可能な組合せデータから、全色について使用可能なキャビティ及び走査光学系の組合せを抽出し(S113)、処理を終了する。
組合せデータの内容が図9のような場合の例では、fθレンズ120としてキャビティA422で成型されたレンズを用い正規の向きに装着した場合、Yのシリンドリカルレンズ140YとしてキャビティE442で成型されたレンズを正規の向きに装着したとすると、Mのシリンドリカルレンズ140MとしてキャビティF444で成型されたレンズを反転向きに装着し、Cのシリンドリカルレンズ140CとしてキャビティG446で成型されたレンズ、若しくはキャビティH448で成型されたレンズを反転向きに装着し、Kのシリンドリカルレンズ140KとしてキャビティG446で成型されたレンズを反転向きに装着して使用可能である旨が抽出される。
想定された全ての組合せの探索が終了していない場合(S112:NO)、1番目のシリンドリカルレンズのキャビティを替えて(S114)、ステップS102へと進む。
以上のようなプログラムの処理により、fθレンズ120としてキャビティA422で成型されたものを正規の向きに装着した場合、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kについて、反転向きに装着しても使用可能なキャビティ及び走査光学系(色)の組合せが探索される。実際の走査ユニット100の組み立てに際しては抽出されたデータを参照しながら使用可能な向きでレンズを装着すればよい。上記の例では、fθレンズ120は一定として組合せを探索したが、fθレンズ120についても、順次キャビティ乃至装着向きを替えて組合せを探索することが容易に可能であることも勿論である。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態では詳細な説明を省略したが、走査線湾曲(ボウ)の大きさは、レンズの傾きや位置を微調整することによって減少させることができるため、係るレンズの傾き、あるいは副走査方向の位置を微調整する機構を備えるようにしてもよい。
(2)組合せ探索においても、上記のようなレンズの傾きや位置の微調整を考慮して、当該微調整を行った場合に使用可能となり得る組合せを探索するような処理を行うことも可能である。走査線形状データが例えば座標の形式で保持されているとすれば、上記のような微調整により変化し得る座標の範囲を取得することも可能であり、微調整後の色ズレが許容範囲内(100μm以内)となり得る組合せを探索することも可能だからである。
(3)上記実施の形態では説明を省略したが、例えば走査レンズを反転向きに設置した場合の色ズレの度合い(副走査方向のずれ)を数値化しておき、組合せデータと共に保持しておくようにしてもよい。この際、組合せデータを出力する際に色ズレの少ない組合せを上位として出力することにより、より色ズレの少ないカラー画像形成装置を製造することができる。
(4)プログラムの処理内容は、適宜改良が可能であることは勿論であり、例えば走査線形状データの比較の順序、比較の対象となる走査線形状データの選択等はキャビティの使用状況等に応じても適宜修正可能であることは勿論である。
(5)上記実施の形態では、fθレンズ120の上下に係合突起を設ける場合を説明したが、シリンドリカルレンズの場合でも、レンズの装着方法によっては、係る突起を設けることも可能である。
(6)上記実施の形態では、ポリゴンミラー110の同一の反射面に四本のレーザビームが入射する走査ユニット100及びこれを備えるカラーレーザプリンタ1について説明したが、図10に示されるようにポリゴンミラー110の対向する反射面にそれぞれ二本ずつのレーザビームが入射する場合でも本発明を適用することは可能である。
図10の例では、ポリゴンミラー110の図中右側に、感光体3Y及び3Mをそれぞれ露光走査する二本のレーザビームに対応する走査光学系が設けられ、図中左側に感光体3C及び3Kをそれぞれ露光走査する二本のレーザビームに対応する走査光学系が設けらている。同図の走査光学系はfθレンズ120A及び120Bを備えており、fθレンズ120Aを感光体3Y及び3Mをそれぞれ露光走査する二本のレーザビームにより共用し、fθレンズ120Bを感光体3C及び3Kをそれぞれ露光走査する二本のレーザビームにより共用するようにしている。
同図10の例では、レーザビームを副走査方向(感光体ドラムの回転方向)に集光するシリンドリカルレンズ140Y〜140Kを各色ごとに備えている。そして、ポリゴンミラー110の反射面に反射し、fθレンズ120A、120B等を通過したレーザビームが、各色ごとに設けられたシリンドリカルレンズ140Y〜140Kをそれぞれ通過して各色の感光体3Y〜3K表面へと到達するように、各色ごとのレーザビームを感光体に導く光学素子である折り返しミラー130Y等を設けている。なお、折り返しミラー130Mは、その上側の領域がMのレーザビームを反射させ、下側の領域がYのレーザビームを透過させるように、上側の反射領域は通常のミラーとしているが下側の領域は例えば透過率を向上させるコーティングが施されている。
図10のような例においても、fθレンズ120A及び120B、シリンドリカルレンズ140Y〜140Kが反転向きに設置可能な形状等である限り、本発明を適用することができる。
さらに、特開平11−64754号公報の図1に記載のような構成に適用することも可能であり、この場合は、主レンズ12A、12B、補助レンズ16A1、16A2、16B1、16B2が本発明の適用対象となる。また、特開2003241126号公報の図14、図15に記載されたような構成に適用することも可能であり、この例では、光学素子61a〜61d、62a〜62dが本発明の適用対象となる。
(7)上記実施の形態で探索された組合せに従い、単一の走査ユニットに装着可能な複数枚のレンズの組合せからなるレンズセットとして販売等することも可能である。この場合、少なくとも走査ユニットに装着する向きを示す標識を備えることが好ましい。標識は図4(a)に示したゲート部121の所在に基づいて判別することも可能であるし、何らかの符号をレンズに印字するような形態も可能である。
(8)上記実施の形態に一例が示されたコンピュータプログラムは、例えばFD(フレキシブルディスク)、CD−ROM、DVD等の各種ディスク媒体、フラッシュメモリ等の記録媒体等、任意の記録媒体に格納して譲渡等することが可能であるし、インターネット等のネットワークを介してサーバから取得させるような譲渡の形態も当然可能である。
(9)上記実施の形態では、走査線形状測定装置200に接続された制御部250にて組合せの探索処理を行う場合について説明したが、組合せ探索処理は、走査線形状測定装置200とは別設された汎用のコンピュータで実行することも可能であるし、制御部250を走査線形状測定装置200と接続する形態に限らず走査線形状測定装置200の内部に備える構成とすることも可能である。
本発明は、例えば、複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置、当該カラー画像形成装置に備えられる走査ユニット等に適用することができる。
本発明の一適用対象である画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略側断面図である。 走査ユニット100内に構成される走査光学系の概略構成を示す図である。 走査レンズの樹脂成型のための金型の外観の一例を示す図である。 fθレンズ120を例として、本実施の形態で用いるレンズ形状、及びレンズをユニットフレームに装着する方法の一例について説明するための図である。 走査線形状測定装置200の構成の一例について説明するための概略斜視図である。 走査線形状データの内容の一例を示す図である。 組合せ探索処理を行うプログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。 組合せ探索処理を行うプログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。 取得された組合せデータの内容の一例を示す図である。 本発明の変形例に係る走査ユニットの構成の一例について説明するための図である。
符号の説明
3Y〜3K 感光体ドラム
100 走査ユニット
110 ポリゴンミラー
120 fθレンズ
120a、120b 係合突起
121 ゲート部
130Y〜130K 折り返しミラー
131M〜131K 折り返しミラー
140Y〜140K シリンドリカルレンズ
160 ユニットフレーム
160a 被係合窪み
200 走査線形状測定装置
230Y〜230K CCDセンサ
400 金型
410〜440 キャビティ

Claims (15)

  1. レンズを備える第1及び第2の走査光学系を備え、前記各走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記第1の走査光学系及び第2の走査光学系は、そのレンズの少なくとも一つが共用されており、当該レンズは光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものである
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記複数の走査光学系の中の、少なくとも二つの走査光学系を構成するレンズの少なくとも一つずつが、複数の同一仕様のキャビティで成型されるものであり、
    第1の走査光学系に含まれる第1のレンズは第1のキャビティで成型され正規の向きに装着されたものであり、
    第2の走査光学系に含まれ前記第1のレンズと対応する第2のレンズは、前記第1のレンズを成型する第1のキャビティと同一仕様の第2のキャビティで成型され、当該第2のレンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものである
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 前記走査光学系は走査ユニット筐体に設けられ、
    前記正規の向きと180°回転させた向きに装着されたレンズは、
    前記走査ユニット筐体に設けられたレンズ設置部と係合する二箇所の位置決め部を、レンズの光軸を中心に180°回転させた場合に同じ位置となるような軸対称の位置に備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記レンズ設置部は、被係合窪み又は被係合突起であり、
    前記位置決め部は、前記被係合窪み又は被係合突起と係合する係合突起又は係合窪みである
    ことを特徴とする請求項3に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記正規の向きと180°回転させた向きに装着されたレンズは、
    光軸方向と直交する方向の上面と下面とが略平面となっており、
    前記位置決め部は、当該上面及び下面にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記正規の向きと180°回転させた向きに装着されたレンズは、
    当該レンズを成型したキャビティ及び正規の向きを示す標識を備えている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
  7. 正規の向きは、成型後レンズを切り出した際に残る樹脂注入用のゲート部により示される
    ことを特徴とする請求項6に記載のカラー画像形成装置。
  8. 正規の向きは、レンズを成型したキャビティを示す標識の位置により示される
    ことを特徴とする請求項6に記載のカラー画像形成装置。
  9. 前記第1の走査光学系を介して走査した場合に記録媒体上に生じる走査線と、前記第2の走査光学系を介して走査した場合に記録媒体上に生じる走査線との間の副走査方向のずれが100μm以下である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
  10. レンズを備える第1及び第2の走査光学系を備え、前記各走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させる走査ユニットにおいて、
    前記第1の走査光学系及び第2の走査光学系は、そのレンズの少なくとも一つが共用されており、当該レンズは光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものである
    ことを特徴とする走査ユニット。
  11. 複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させる走査ユニットにおいて、
    前記複数の走査光学系の中の、少なくとも二つの走査光学系を構成するレンズの少なくとも一つずつが、複数の同一仕様のキャビティで成型されるものであり、
    第1の走査光学系に含まれる第1のレンズは第1のキャビティで成型され正規の向きに装着されたものであり、
    第2の走査光学系に含まれ前記第1のレンズと対応する第2のレンズは、前記第1のレンズを成型する第1のキャビティと同一仕様の第2のキャビティで成型され、当該第2のレンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させた向きに装着されたものである
    ことを特徴とする走査ユニット。
  12. 複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させる走査ユニットに装着される、複数のレンズから成るレンズセットにおいて、
    前記複数の走査光学系の中の、少なくとも二つの走査光学系を構成するレンズの少なくとも一つずつは複数の同一仕様のキャビティで成型されるものであり、
    第1の走査光学系に用いられる第1のレンズは、正規の向きに装着されるべく第1のキャビティで成型されたものであり、
    第2の走査光学系に用いられ、前記第1のレンズと対応する第2のレンズは、前記第1のレンズを成型する第1のキャビティと同一仕様の第2のキャビティで成型され、当該第2のレンズの光軸を中心にして正規の向きと180°回転させて走査ユニットに装着されるものであり、
    第1の走査光学系及び第2の走査光学系にて走査した結果としてそれぞれ生じる走査線の間の副走査方向のずれが許容範囲内となっている
    ことを特徴とするレンズセット。
  13. 前記副走査方向のずれが100μm以下である
    ことを特徴とする請求項12に記載のレンズセット。
  14. 複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置の製造方法において、
    前記複数の走査光学系に用いるべく、複数の同一仕様のキャビティで成型されたレンズについて、用いられる走査光学系ごとに、キャビティごとに、それぞれ走査により像担持体上に生じる走査線の形状を測定する第1の測定工程と、
    前記レンズを、当該レンズの光軸を中心として正規の向きから180°回転させた向きで走査光学系に装着した場合について、用いられる走査光学系ごとに、キャビティごとに、それぞれ走査により像担持体上に生じる走査線の形状を測定する第2の測定工程と、
    前記第1の測定工程で測定された走査線形状と、前記第2の測定工程で測定された走査線形状との間の副走査方向のずれが許容範囲内となる複数のキャビティ及び走査光学系の組合せを探索する探索工程と、
    前記探索工程にて探索されたキャビティ及び走査光学系の組合せに従い、一の走査光学系には、一のキャビティで成型された第1のレンズを正規の向きで装着するとともに、他の走査光学系には、他のキャビティで成型された第2のレンズを当該レンズの光軸を中心として正規の向きから180°回転させた向きで装着するレンズ設置工程とを含む
    ことを特徴とするカラー画像形成装置の製造方法。
  15. 複数の走査光学系を備え、当該走査光学系を介して光束を一又は複数の像担持体上に走査させて潜像を形成し、現像手段により潜像を顕在化させた画像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置の製造に際し、コンピュータ上で動作するプログラムにおいて、
    複数の同一仕様のキャビティで成型されたレンズについて、用いられる走査光学系ごとに、キャビティごとに、それぞれ走査により像担持体上に生じる走査線の形状を測定して得られた走査線形状データを取得する取得処理と、
    取得された走査線形状データを比較する比較処理と、
    前記比較処理の結果、副走査方向のずれが許容範囲内となる複数のキャビティ及び走査光学系の組合せを探索する探索処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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