JP4980733B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4980733B2 JP4980733B2 JP2007007667A JP2007007667A JP4980733B2 JP 4980733 B2 JP4980733 B2 JP 4980733B2 JP 2007007667 A JP2007007667 A JP 2007007667A JP 2007007667 A JP2007007667 A JP 2007007667A JP 4980733 B2 JP4980733 B2 JP 4980733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latent image
- pattern
- image carrier
- detection
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Description
すなわち、上記検出情報は、次の2つの速度変動の影響を受けて中間転写ベルト上に形成された検知用パターンの検知結果に基づくものである。1つは、検知用パターンを形成するために感光体ドラムに潜像を書き込んだ時における感光体ドラムの表面移動速度変動である。もう1つは、その潜像を現像して得られる検知用パターンを中間転写ベルトへ転写した時の感光体ドラムの表面移動速度変動である。また、この画像形成装置は、感光体ドラム上の潜像書込位置と転写位置をその両位置の位相差角度が概ね180°となるように設定されている。上記両位置の位相差角度とは、感光体ドラムの回転軸に直交する仮想平面上で感光体ドラム表面上の潜像書込位置及び転写位置と感光体ドラムの回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度である。このことから、上記検出情報に1/2ゲインを積算し、さらにこれを逆位相にしたものを補正値とし、この補正値を補正前の目標回転角速度に重畳させたものを用いて感光体ドラムを駆動制御することで、感光体ドラム一回転周期をもつ感光体ドラムの周期的な表面移動速度変動を打消すことができる。
ω = ω ref + Δω×cos(ω 0 t+α) ・・・(1)
A = 2R×Δω×sin(φ/2)/ω 0 ・・・(2)
B = α + φ/2 + π ・・・(3)
また、請求項2の発明は、表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、上記潜像担持体の回転角変位が目標回転角変位θ ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角変位θを下記式(4)で表したとき、上記パターン検知手段が検知した検知データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅Aを下記式(5)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相Bを下記式(6)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を2×R×sin(φ/2)で除算し、かつ、その位相を(φ+3π)/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角変位θ ref に重畳させることにより、上記駆動制御手段が用いる目標回転角変位を補正する補正手段とを有することを特徴とするものである。
θ = θ ref + Δω×sin(ω 0 t+α)/ω 0 + C 0 ・・・(4)
A = 2R×Δω×sin(φ/2)/ω 0 ・・・(5)
B = α + φ/2 + π ・・・(6)
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記補正手段は、上記パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求める際、上記パターン検知手段が検知した検知データに基づいて上記複数の検知用パターンのうちの一の検知用パターンから他の各検知用パターンまでの間隔を計測し、その計測データから該パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求めることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、上記潜像担持体の回転角速度が目標回転角速度ω ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転角速度平均値をω0とし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角速度ωを下記式(7)で表し、該複数の検知用パターンのそれぞれを該潜像担持体へ形成する時間間隔をTeとしたとき、上記パターン検知手段が検知した検知データに基づいて互いに隣接する2つの検知用パターンの間隔を上記複数の検知用パターンについてそれぞれ計測し、その計測データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅A’を下記式(8)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相B’を下記式(9)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を−4×R×sin(φ/2)×sin(ω0×Te/2)/ω0で除算し、かつその位相を(φ+3π−ω0×Te)/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角速度ω ref に重畳させることにより、上記駆動制御手段が用いる目標回転角速度を補正する補正手段とを有することを特徴とするものである。
ω = ω ref + Δω×cos(ω 0 t+α) ・・・(7)
A’ = −2R×Δω×sin(φ/2)×2sin(ω 0 Te/2)/ω 0 ・・・(8)
B’ = α + φ/2 + π/2 − ω 0 Te/2 ・・・(9)
また、請求項5の発明は、表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、上記潜像担持体の回転角変位が目標回転角変位θ ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角変位θを下記式(10)で表し、該複数の検知用パターンのそれぞれを該潜像担持体へ形成する時間間隔をTeとしたとき、上記パターン検知手段が検知した検知データに基づいて互いに隣接する2つの検知用パターンの間隔を上記複数の検知用パターンについてそれぞれ計測し、その計測データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅A’を下記式(11)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相B’を下記式(12)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を−4×R×sin(φ/2)×sin(ω0×Te/2)で除算し、かつ、その位相を(φ−ω0×Te)/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角変位に重畳させることにより上記駆動制御手段が用いる目標回転角変位を補正する補正手段とを有することを特徴とするものである。
θ = θ ref + Δω×sin(ω 0 t+α)/ω 0 + C 0 ・・・(10)
A’ = −2R×Δω×sin(φ/2)×2sin(ω 0 Te/2)/ω 0 ・・・(11)
B’ = α + φ/2 + π/2 − ω 0 Te/2 ・・・(12)
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記補正手段は、パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求める際、上記検知データから、上記潜像担持体の表面移動速度変動の周期をもつ、該表面移動速度変動の位相と同相の同相成分及び該位相とは90°ズレた直交成分とを求め、該同相成分及び該直交成分を基に上記パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求める直交検波処理を用いることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置において、上記検知用パターンは、上記潜像担持体の周長の自然数倍の範囲にわたって該潜像担持体の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られるパターンからなることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6の画像形成装置において、上記検知用パターンは、回転変動が該検知用パターンのパターン間隔の変動に寄与する少なくとも1つの回転体の周長と上記潜像担持体の周長との公倍数の範囲にわたって該潜像担持体の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られるパターンからなることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記検知用パターンは、上記潜像担持体の周期的な表面移動速度変動の一周期につき4NP(NPは自然数)個のパターンが形成されるように該潜像担持体の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られるパターンからなることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記検知用パターンとは別に上記表面移動部材上に形成したホームトナーパターンを検知するホーム検知手段を有し、上記検知データは、該ホーム検知手段がホームトナーパターンを検知してから各検知用パターンが上記パターン検知手段により検知されるまでに経過した各時間データであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記表面移動部材は、駆動支持回転体を含む複数の支持回転体に掛け渡された無端状ベルトで構成されており、該複数の支持回転体のうちの少なくとも1つの回転情報に基づき、該表面移動部材が等速で表面移動するように該駆動支持回転体の駆動を制御する表面移動部材駆動制御手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記潜像担持体は、駆動支持回転体を含む複数の支持回転体に掛け渡された無端状ベルトで構成されており、上記補正手段は、上記回転角速度平均値ω0及び上記回転半径Rとして、該潜像担持体のベルト周長及び該潜像担持体の平均表面移動速度を用いて該潜像担持体を円柱形状のものに換算したときの回転角速度平均値及び回転半径を用いることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記潜像担持体は、円柱形状であることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記潜像担持体上にトナー像を形成するための各部品は、該各部品の該潜像担持体に対する作用位置がすべて該潜像担持体の表面に接触する仮想平面よりも潜像担持体側となるように配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記潜像担持体を上記表面移動部材の表面移動方向に沿って複数備え、複数の潜像担持体のうちの少なくとも1つの周長は他の潜像担持体の周長と異なっていることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記潜像担持体の表面上に潜像を書き込む潜像書込手段は、該潜像担持体の斜め下方から光を照射して潜像を書き込むように構成されていることを特徴とするものである。
以上より、本発明によれば、潜像担持体上の潜像書込位置と転写位置との位相差角度に制限がなく、潜像担持体へ伝達される回転駆動力の回転角速度変動によって生じる潜像担持体の周期的な表面移動速度変動を抑制できるという優れた効果が奏される。
図1は、本発明を適用する画像形成装置の主要構成を示す概略構成図である。なお、本画像形成装置を複写機やプリンタなどの製品として用いる場合には、必要に応じて、図示の主要構成に加えて、用紙を大量に保持する給紙テーブルを設置したり、スキャナ部や原稿自動搬送装置(ADF)を設置したりする。
また、本画像形成装置には、4つの画像形成ユニットの下方に、潜像形成手段としての露光装置1が設けられている。
また、本画像形成装置には、中間転写ベルト10を挟んで駆動ローラ8と対向する位置に、第2転写手段としての二次転写ローラ13が設けられている。この二次転写ローラ13は、駆動ローラ8に向けて中間転写ベルト10へ押し当てられるように設けられている。二次転写ローラ13と中間転写ベルト10との間のニップ部(二次転写部)には図中下方から所定のタイミングで記録材としてのシートが搬送されてくる。そして、二次転写ローラ13により中間転写ベルト10上の画像がシートに転写される。なお、第2転写手段としては、転写ベルトや非接触式のチャージャを利用したものであってもよい。
また、本画像形成装置には、この二次転写ローラの図中上方に、図示しない定着装置が設けられている。この定着装置は、シート上に転写された画像をシートへ定着するための定着処理を行うものである。
本画像形成装置を複写機として用いる場合、まず、原稿を、図示しない原稿自動搬送装置の原稿台上にセットするか、原稿自動搬送装置を開いてスキャナ部のコンタクトガラス上にセットして原稿自動搬送装置を閉じてそれで押さえるかする。その後、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置に原稿をセットした場合であれば、その原稿が搬送されてコンタクトガラス上へと移動した後、スキャナ部の走査ユニットが駆動する。コンタクトガラス上に原稿をセットした場合であれば、スキャナ部の走査ユニットが駆動する。走査ユニットが走行すると同時に光源から光が原稿面に照射され、その反射光が結像レンズを通して読取センサによって受光されて原稿内容が読み取られる。そして、読み取った原稿内容に基づく画像情報を用いて以下の画像形成を行う。
また、本画像形成装置をプリンタとして用いる場合、パソコンやデジタルカメラ等の外部機器から画像情報を受信し、その画像情報を用いて以下の画像形成を行う。
図2は、本実施形態における感光体ドラム2を駆動するドラム駆動装置の一例を示す説明図である。なお、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各感光体ドラムについてのドラム駆動装置は同様の構成である。
本実施形態において、感光体ドラム2の回転軸(ドラム軸)は、図示しない画像形成装置本体のフレームに回転自在に軸支されている。本実施形態のドラム駆動装置は、ステッピングモータやDCサーボモータ等からなる駆動モータ33と、駆動モータ33のモータ軸に設けられたモータ軸ギヤ34と、駆動軸上に固着されていてモータ軸ギヤ34と噛み合うドラム駆動ギヤ32と、この駆動軸とドラム軸とを連結するカップリング31とから構成されている。
このようなコントローラ37は、ロータリーエンコーダ35又は上記回転速度検知部の出力パルス信号と制御目標値出力部38の出力パルス信号の位相や周波数を比較する公知のPLL制御回路系で構成することができる。制御目標値出力部38は、予め設定された感光体ドラムの一回転周期の回転速度変動成分を補正する目標回転速度に応じて周波数変調したパルス信号を出力する。コントローラ37は、アナログ回路ではなくデジタル回路でもよい。デジタル処理の場合、ロータリーエンコーダ35又は上記回転速度検知部の出力波形の周期を計測し、回転角速度を算出する。または、ロータリーエンコーダ35又は上記回転速度検知部の出力パルス数をカウントし、任意の時間内に計測されたカウント値から回転角速度を算出する。なお、回転角速度ではなく回転角変位を制御する位置制御系を採用する場合、ロータリーエンコーダ35又は上記回転速度検知部の出力パルス数をカウントし、回転角の変位量を算出する。そして、制御目標値出力部からの目標データとの差分を算出し、その差分が小さくなるように駆動モータ33を駆動する。一般にPID制御器などが組込まれ、制御対象の感光体ドラム2が目標回転速度に対して、偏差やオーバーシュート、発振が無いように調整されてモータ駆動回路36へPWM信号が出力される。
本実施形態では、各感光体ドラム2を駆動する駆動モータ33として、DCブラシレスモータであるDCサーボモータを用いている。各感光体ドラム2を駆動する場合、次の2つの要因によって各感光体ドラム2の表面移動速度変動が個別に発生し、その結果、各感光体ドラム2上の単色トナー画像を各中間転写ベルト10上に重なり合うように転写する際にその転写位置が相対的にズレて色ズレが発生する。このような色ズレを発生させる第1の要因は、トルクリップル等によるモータ回転変動が発生することにより感光体ドラム2へ伝達される回転角速度が変動し、これにより各感光体ドラム2の表面移動速度が変動して、各感光体ドラム上のトナーが転写される中間転写ベルト10上の転写位置が理想位置からベルト表面移動方向(副走査方向)へズレること(以下、単に「位置ズレ」という。)である。第2の要因は、ドラム駆動装置のギヤ(ドラム駆動ギヤ32を含む)の累積ピッチ誤差やドラム駆動ギヤ32の回転軸偏心等により感光体ドラム2へ伝達される回転角速度が変動し、これにより各感光体ドラム2の表面移動速度が変動して生じる位置ズレである。
第2の要因による感光体ドラム2の表面移動速度変動については、検知用パターンの検知結果に基づいて感光体ドラム2の一回転周期で発生する表面移動速度変動成分の振幅及び位相を求め、その結果から駆動モータ33の回転角速度を制御することにより抑制する。この制御の詳細については後述する。
図3は、各画像形成ユニットによって形成された中間転写ベルト10上の転写位置調整用パターン44を検出するパターン検出機構を示す説明図である。なお、図3では、便宜上、パターンセンサ40が図1に示した配置位置とは異なる位置に設置されている。
本実施形態のパターンセンサ40は、中間転写ベルト10の画像領域におけるベルト幅方向両端部分に各々1組ずつ配置された照明用光源のLED素子41と、反射光を受光する受光素子42と、1対の集光レンズ43とから構成されている。LED素子41は、中間転写ベルト10上の転写位置調整用パターン44を検出するために必要な反射光を作り出すための光量をもつものである。また、受光素子42は、中間転写ベルト10上の転写位置調整用パターン44で反射した光が集光レンズ43を通過して入射する位置に配置されており、多数の受光画素を直線状に配列したライン型受光素子としてのCCDで構成されている。
この転写位置調整用パターン44は、図4に示すように、黒、シアン、マゼンタ、イエローの各色トナー像を副走査方向に対して約45°傾けて所定ピッチで並列させたシェブロンパッチと呼ばれるラインパターンにより構成される。この転写位置調整用パターン44は、中間転写ベルト10の画像領域におけるベルト幅方向の両端部分に、それぞれ形成される。このような転写位置調整用パターン44をパターンセンサ40で読み取ることで、中間転写ベルト10の表面移動に応じて基準色である黒と残り3つのカラー色との検知時間差を検出する。具体的には、図中右から順に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、黒、シアン、マゼンタ、イエローの順に形成したラインパターンを、パターンセンサ40で順次読み取ることで、基準色である黒の検知時刻と残り3つのカラー色との検知時刻との差(検知時間差)tky,tkm,tkcを求める。そして、求めた各検知時間差と理想値との差より、黒に対する各カラー色の副走査レジストのズレ量を求める。また、パターンセンサ40の検知結果から、同じ色について傾き角の異なる2つのラインパターンの検知時間差tk,tc,tm,tyを求め、求めた各検知時間差と理想値との差より、各色の主走査レジストのズレ量を求める。
副走査レジストを補正する場合、各検出値の平均から副走査レジストのズレ量を求め、ポリゴンミラー1面おき、つまり一走査ラインピッチを単位として副走査方向における書出しタイミングを合わせる。または、感光体ドラム2の駆動モータ33の平均回転角速度を調整し、感光体ドラム2の表面上における書込位置と転写位置との間のドラム回転所要時間を調整することで補正する。
この検知用パターン45は、黒、シアン、マゼンタ、イエローのうち1色のトナー像を主走査方向に長尺なパターンを副走査方向に沿って所定ピッチで並列させたパターンにより構成される。この検知用パターン45を構成する各パターンを、形成されたパターン順にパターンセンサ40で順次検知していき、任意の基準タイミングからの検知時間tk01,tk02,tk03,・・・を求める。これを、各色ごとに行う。本実施形態では、中間転写ベルト10の幅方向両端部分に互いに異なる2つの色の検知用パターンをそれぞれ形成することで、同時に2つの色についてパターンセンサ40による検知が可能である。すなわち、本実施形態の場合、検知動作を2回繰り返すことで、4色すべての検知を完了することができ、検知時間の短縮化が図れる。また、本実施形態においては、検知用パターン45が単色のパターンで構成されているため、そのパターン間隔を非常に短くすることができる。その結果、より高精度な検知が可能となる。
図3に示したパターンセンサ40を含む検知センサ部51で得られた信号は、AMP52によって増幅された後、図4に示した転写位置調整用パターン44や図5(a)及び(b)に示した検知用パターン45の信号成分のみがフィルタ53を通過する。フィルタ53を通過した信号は、A/D変換器54によってアナログデータからデジタルデータへと変換される。データのサンプリングは、サンプリング制御部56によって制御され、サンプリングされたデータはFIFOメモリ55に格納される。検知用パターン45の検知が終了した後、格納されたデータはI/Oポート57を介してデータバス63によりCPU58及びRAM60にロードされ、CPU58で上述した種々のズレ量を算出するための演算処理を行う。
また、ROM59には、種々のズレ量を演算するためのプログラムを始め、各種のプログラムが格納してある。また、アドレスバス61によって、ROMアドレス、RAMアドレス、各種入出力機器の指定を行っている。
本実施形態においては、上述した第2の要因による感光体ドラム2の表面移動速度変動を抑制するためのパターンとして、図5(a)及び(b)に示した専用の検知用パターン45を用いる。各色の検知用パターン45は、それぞれ、中間転写ベルト10の表面移動方向に沿って多数連続して(例えば、感光体ドラム複数回転分)形成され、サンプリングされる。なお、検知用パターン45をそれぞれ単色パターンとしたのは、多色の多重転写による検知用パターンの劣化(逆転写によるトナー像の崩れ)を避けて、高精度にパターン検知を行うためである。多重転写によるパターン劣化が問題とならない場合、K、Y、M、Cの4色のパターンを、副走査方向に沿って互いに平行に交互に形成しても良い。
また、駆動ローラ8の駆動源であるモータ回転周期の変動成分のように、感光体ドラム一回転周期と10倍以上と大きく離れている変動成分については、検知データのデジタル処理において、ローパスフィルタで除去することが可能となる。
すなわち、本画像形成装置では、機内温度の変化や画像形成装置に外力が加わることにより、各画像形成ユニット自身の位置や大きさ、更には各画像形成ユニット内の部品の位置や大きさが微妙に変化することがある。このうち、機内温度の変化や外力は避けられないものであり、例えば、紙詰まりの復帰、メインテナンス(保守点検作業)による部品交換、本画像形成装置の移動などの日常的な作業が、本画像形成装置へ外力を加えることとなる。そして、本画像形成装置に機内温度の変化や外力が作用すると、各色の画像形成ユニットで形成される画像の位置合わせ具合が悪化し、初期時以後の要因によって位置ズレが発生して高画質を維持することが困難となる。
図7(a)は、感光体ドラム2と中間転写ベルト10との転写部の模式図である。感光体ドラム2と中間転写ベルト10との接触面において、感光体ドラム2と中間転写ベルト10とは互いに接触しながらも、トナーやベルト又は感光体表層の潤滑剤、潤滑層の影響でスリップしながら、それぞれ独立した速度Vo,Vbで移動している。図7(b)は、感光体ドラム2上に形成した検知用パターンにおいて、横軸に各パターンの間隔(距離)をとり、縦軸にトナー濃度をとったグラフである。本実施形態では、一定のトナー濃度で、パターン間隔PaNでパターン像が形成される。
一方、感光体ドラム2の表面移動速度Voが中間転写ベルト10の表面移動速度Vbに対して遅い場合(Vo<Vb)、図7(b)に示した検知用パターンを中間転写ベルト10上に転写した後の検知用パターンは、図7(d)に示すようになる。この場合、中間転写ベルト10上におけるパターン間隔PaLは、感光体ドラム2上におけるパターン間隔PaNよりも長くなる。また、図7(c)に示した場合と同様に、Twで示したパターン濃度の広がり部分も発生する。
上述したパターン検知データは、形成されたパターン順に任意の基準タイミングから検知した時刻までの経過時間(tk01,tk02,tk03,・・・)に基づくデータである。よって、パターン検知データは、変動成分が重畳している単調増加のデータ群となる。そこで、このパターン検知データから増加傾向(傾き)分を除いてパターン変動データとする。増加傾向(傾き)分は、データ群から最小二乗法により求めることができ、倍率補正数値として扱われる。このパターン変動データが入力信号120として用いられる。発振器121は、検出したい周波数成分、ここでは、感光体ドラム一回転周期の周波数(ωo/2π)で、かつ、検知用パターン形成時に用いた任意の基準タイミングに基づく位相で発振して、第1乗算器123aと90°位相シフト器122に出力する。感光体ドラム2の回転周期(2π/ωo)は、感光体ドラム2のドラム駆動ギヤ32上のマーキング4の検出信号間隔を計測することで正確に求めることができる。第1乗算器123aは、入力信号120と発振器121から出力された発振周波数の信号とを乗算し、第2乗算器123bは、入力信号120と90°位相シフト器122から出力された信号とを乗算する。すなわち、乗算器123a,123bによって、入力信号120を感光体ドラムの同相成分(I成分)の信号と直交成分(Q成分)の信号に分離しており、第1乗算器123aからの出力がI成分であり、第2乗算器123bからの出力がQ成分である。
そこで、図9に示すような、任意に設定された感光体ドラム2上の露光ポイントSPと転写ポイントTPとの間の位相差角度φを持つ構成において、感光体ドラム一回転周期をもつ感光体ドラムの表面移動速度変動を引き起こす感光体ドラム2の回転角速度変動と、中間転写ベルト10上のパターン間隔との関係を示し、上述したパターン検知データに基づくパターン変動データから、適切な駆動制御補正値を導出する手法について説明する。
ただし、式(10)中のCは、下記の式(11)に示すものである。
式(12)及び式(13)は、感光体ドラム回転周期のパターン変動データの振幅A、位相Bと、感光体ドラムの回転角速度変動の振幅Δω、位相αとの関係を示している。よって、パターン変動データから得られた振幅A、位相Bから感光体ドラムの回転角速度変動成分の振幅Δω、位相αを求め、感光体ドラムの回転角速度変動成分を打消すように駆動制御する。
隣接パターン間隔の計測結果をパターン検知データとすることで、先頭パターン基準のパターン検知データと比較してデータ容量を小さくすることができる。その理由は次のとおりである。パターンセンサ40をパターンが通過した時の経過時刻は基準タイマーのカウント数により認識される。1μsecの基準タイマーを使用した場合は、1μsec単位のカウント値が時間データとなる。上述したように各パターンについて先頭パターンからの間隔を計測する先頭パターン基準の計測方法の場合、サンプリングパターン長Paに依存して、カウント値は増大する。これに対し、隣接パターン間隔の計測方法の場合、カウント値は、設定された書き込み時の隣接パターン間隔に依存するため、比較的小さく、ある範囲に収まる。カウント値が小さいということは、直交検波処理においても演算過程におけるオーバーフローの防止にもつながる。特に、高分解能な基準タイマーを使用した場合には、隣接パターン間隔計測の利点はより顕著となる。
上記式(10)に示した先頭パターン基準としたN番目のパターンまでの間隔Pc_Nから、N番目のパターンと隣接するN−1番目のパターンとの間隔を示すPr_Nを導出すると、式(17)となる。
式(17)を変形すると、式(18)となる。
このように、一定時間間隔Teで書き込まれたパターン群の隣接パターン間隔は、中間転写ベルト上にて、式(18)にて示されるパターン間隔となり、受光素子で検知される。先頭パターン基準のパターン間隔Pc_Nは、パターン位置情報であったが、隣接パターン間隔は先頭基準のパターン間隔Pc_Nの差分情報であるため、隣接パターン間の平均速度情報である。
上述したRAM60に格納される隣接パターン間隔のパターン検知データ(時間データ)は、中間転写ベルト10の表面移動速度から中間転写ベルト上の位置に換算される。または、感光体ドラムの平均回転速度から感光体ドラム上の位置に換算される。パターン変動データからは、上述した直交検波処理を用いて感光体ドラム一回転周期で発生する、パターン間隔の余弦波変動成分の振幅A’と位相B’を算出する。振幅A’と位相B’はそれぞれ式(19)、式(20)で表される。
次に、上記実施形態の一変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
図11は、本変形例1の画像形成ユニットを示す説明図である。
近年では、画像形成ユニットの高耐久化と小型化の両立が求められている。本変形例1の画像形成装置では、感光体ドラム85を従来よりも大口径とし、感光体ドラムの感光層の高耐久化を実現している。また、感光体ドラム85の周辺に設置されるクリーニング部81、電荷チャージ部82、ラインLED露光部83、現像部84を感光体ドラム85に対して図中左側に配置することで、画像形成ユニット間隔LSTを短くしている。これによって、画像形成装置の横方向(図中左右方向)の寸法が小さくなる。このような画像形成装置では、露光ポイントSPから転写ポイントTPまでの位相差角度φ1が180°から大きくズレた角度になる。本変形例1ではφ1は120°である。このような画像形成装置においても、上述した実施形態と同様の補正動作を行うことで、高精度な駆動制御補正数値を求めることができる。
次に、上記実施形態の他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
図12は、本変形例2の画像形成ユニットを示す説明図である。
本変形例2においては、中間転写ベルト10上に並列配置された複数の画像形成ユニット間で、露光ポイントSPと転写ポイントTPとの位相差角度が互いに異なっている。一般に、カラー画像形成装置の全画像出力において、モノクロ画像出力の占める割合は、カラー画像に対して高い場合が多い。本変形例2の画像形成装置では、使用頻度の高い黒の感光体ドラム92を他色の感光体ドラム91に対して大口径とすることで、高耐久化を実現している。本変形例2においても、上記変形例1の場合と同様に、大口径である黒の感光体ドラム92についてはその周辺装置を感光体ドラム92に対して図中左側に配置し、小型化の実現している。また、感光層部の材料の共通化に伴い、感光層内の電荷移動現象、トナーの転写現象を同様にするため、露光、現像、転写部間距離を他の画像形成ユニットと一致させるため、黒の感光体ドラム92における露光ポイントSPと転写ポイントTPとの位相差角度φ3は、他色の位相差角度φ2とは異なるように設定されている。上述した実施形態における補正動作は、個々の画像形成ユニットごとに個別に行うことができるので、このような画像形成装置においても、上述した実施形態と同様の補正動作を行うことで、高精度な駆動制御補正数値を求めることができる。
次に、上記実施形態の更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例3」という。)について説明する。
図13は、本変形例3の画像形成ユニットを示す説明図である。
上記実施形態や上記変形例1及び2では、潜像担持体がドラム形状の感光体である場合を例示して説明したが、本発明は、潜像担持体が露光ポイントSPと転写ポイントTPとをもつ表面移動部材であれば適用可能である。よって、例えば、本変形例3のように、無端状ベルト形状の感光体であっても適用できる。本変形例3における感光体ベルト103は、3つの支持ローラに張架され、そのうちの1つである駆動ローラによって、中間転写ベルト105と同一方向で無端走行されるようになっている。また、感光体ベルト103は最も下方に位置したローラ部分で中間転写ベルト105に接触している。感光体ベルト103の周囲には、感光体ベルト103を所定の電位に帯電させる帯電チャージャ102、帯電された表面を画像信号に基づきレーザー光101で露光して静電潜像を形成する図示しない露光装置、静電潜像に帯電したトナーを供給して現像する現像装置100、及び、トナー像を中間転写ベルト105上に転写する転写ローラ104が順に配設されている。なお、転写ローラ104は、中間転写ベルト105の内側に配置され、感光体ベルト103の最下端のローラに対向した位置に設けられている。また、中間転写ベルト105上に形成された検知用パターンはパターンセンサ106にて検知用パターンの通過が検知される。このような感光体ベルト103においては、駆動ローラの偏心や感光体ベルト103の厚み偏差分布により感光体ベルト103の表面移動速度変動が発生する。ここでも同様に感光体ベルト一回転周期の表面移動速度変動を補正したい場合には、感光体ベルト103の回転角速度ωobと感光体ベルト一回転周期に対するレーザー光101の露光ポイントSPと中間転写ベルト105が接している転写ポイントTPとの位相差回転角φobとから、駆動制御補正値を求めることができる。ちなみに、上述した感光体ドラムの半径R及び回転角速度ωに相当するパラメータは、感光体ベルト103の周長と表面移動速度とから設定することができる。
図1に示した画像形成装置を例に挙げて説明すると、この画像形成装置では、装置下部に積層したシートを最短経路で装置上部に排出するシート搬送経路中に二次転写部を設けることにより小型化やプリント速度の高速化を実現している。このレイアウトの場合、上述したように、露光装置1を各画像形成ユニットの下方に設置する必要があるが、位相差角度が180°であると出射レンズに飛散トナーが堆積し、適正な潜像形成を行うことができないおそれがある。これに対し、図1に示した本実施形態の画像形成装置では、位相差角度φが145°であるため、出射レンズのレンズ面が水平方向に対して傾斜する。よって、出射レンズに飛散トナーが堆積しにくくなり、適正な潜像形成を安定して維持できるというメリットがある。
この他にも、上述した各変形例で説明したメリットもある。
なお、上述したように、位置制御系を採用する場合には、パターン変動データの振幅を2×R×sin(φ/2)で除算し、パターン変動データの位相を(φ+3π)/2だけ遅らせた値を補正値として、上記目標回転角変位を補正すればよい。
また、本実施形態では、上記補正手段は、直交検波処理を用いてパターン変動データの振幅及び位相を求める。これにより、変動値のゼロクロスやピーク検知による手法に比べて、ずっと少ないパターン検知データから変動成分の振幅と位相の算出が可能となる。
なお、直交検波処理を用いる場合、検知用パターン45として、感光体ドラム2の周長の自然数倍の範囲にわたって感光体ドラム2の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して中間転写ベルト10の表面に転写することにより得られるパターンを用いると、より高精度な補正値を得ることができる。
また、直交検波処理を用いる場合には、検知用パターン45として、回転変動が検知用パターン45のパターン間隔の変動に寄与する少なくとも1つの回転体である駆動ローラ8の周長と感光体ドラム2の周長との公倍数の範囲にわたって感光体ドラム2の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して中間転写ベルト10の表面に転写することにより得られるパターンを用いると、より高精度な補正値を得ることができる。
また、直交検波処理を用いる場合には、検知用パターンとして、感光体ドラム2の周期的な表面移動速度変動の一周期につき4NP(NPは自然数)個のパターンが形成されるように感光体ドラム2の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して中間転写ベルト10の表面に転写することにより得られるパターンを用いると、最も感度良くパターン変動データの振幅及び位相を求めることができる。
また、上記検知用パターン45とは別に中間転写ベルト10上に形成したホームトナーパターンを検知するホーム検知手段としてのパターンセンサ40を設け、上記検知データとして、パターンセンサ40がホームトナーパターンを検知してから各検知用パターンがパターンセンサ40により検知されるまでに経過した各時間データを用いるようにしてもよい。検知用パターン45の検知結果から得られたパターン検知データと感光体ドラム2の回転角度との位相関係を把握すべく、感光体ドラム2の軸上のマークの検知タイミングを用いると、中間転写ベルトの表面移動速度変動により誤差が生じやすい。これに対し、上述したように、ホームトナーパターンを形成してこれを検知することで当該位相関係を把握するようにすれば、パターン検知データと感光体ドラム2の回転角度との位相関係を高精度に把握することができる。
また、本実施形態においては、駆動支持回転体である駆動ローラ8を含む複数の支持回転体(支持ローラ7,8,11,12)に掛け渡された無端状ベルトで構成された中間転写ベルト10が等速で表面移動するように、複数の支持ローラ7,8,11,12のうちの少なくとも1つの回転情報に基づいて駆動ローラ8の駆動を制御する表面移動部材駆動制御手段を有する。中間転写ベルト10上に形成された検知用パターン45を検知する際には、中間転写ベルト10の表面移動速度変動がパターン変動データの検出精度に大きな影響を与える。本実施形態によれば、中間転写ベルト10の表面移動速度変動が抑制され、パターン変動データの高精度な検出が可能になる。
また、上記変形例3で説明したように、潜像担持体として、駆動支持回転体を含む複数の支持回転体に掛け渡された無端状ベルトからなる感光体ベルト103を用いる場合、上記補正手段は、回転角速度平均値ω0及び回転半径Rとして、感光体ベルト103のベルト周長及び感光体ベルト103の平均表面移動速度を用いてこの感光体ベルト103を円柱形状のものに換算したときの回転角速度平均値及び回転半径を用いる。これにより、潜像担持体として感光体ドラムを用いる場合に比べて装置レイアウトの自由度が高い感光体ベルトを用いても、感光体ベルト103の周期的な表面移動速度変動をキャンセルし、位置ズレを抑制することができる。なお、感光体ベルト103を用いた場合、ベルト周方向にわたるベルト厚み偏差があると表面移動速度変動が発生するが、その表面移動速度変動も検知用パターン45の検知結果から認識でき、補正制御することができる。
一方、潜像担持体として円柱形状である感光体ドラム2を用いる場合、ベルト状のものに比べて、周辺に設置される現像、転写、クリーニング等による負荷変動に対する剛性が高いため、高精度な画像形成が可能である。
また、上記変形例1で説明したように、感光体ドラム2上にトナー像を形成するための各部品を、当該各部品の感光体ドラム2に対する作用位置がすべて感光体ドラム2の表面に接触する仮想平面よりも感光体ドラム2側となるように配置することにより、画像形成装置の小型化を図ることができる。特に、タイデム型画像形成装置においては、感光体ドラム間のピッチを短くできるので、小型化の効果が高い。
また、上記変形例2で説明したように、感光体ドラム2を中間転写ベルト10の表面移動方向に沿って複数備え、複数の感光体ドラム2のうちの少なくとも1つの周長は他の感光体ドラム2の周長と異なっている構成であれば、他の感光体ドラムに比べて使用頻度の高い感光体ドラムの周長を長くするといったことが可能となる。
また、上記実施形態のように、感光体ドラム2の表面上に潜像を書き込む潜像書込手段としての露光装置1を、感光体ドラム2の斜め下方から光を照射して潜像を書き込むように構成することで、上述したように、その露光装置1の出射レンズに飛散トナーが堆積しにくくなり、適正な潜像形成を安定して維持できる。
また、感光体ドラム等の潜像担持体を1つしか備えていない画像形成装置であっても、本発明は同様に適用することができる。特に、モノクロ画像形成装置では、色ズレというい不具合は生じないが、感光体ドラムの周期的な表面移動速度の変動による位置ズレによって画像が伸び縮みする画像歪みは発生する。本発明は、このような画像歪みも抑制できるので、本発明をモノクロ画像形成装置に適用することは有益である。
2,85,91,92 感光体ドラム
4 マーキング
8 駆動ローラ
10,105 中間転写ベルト
20 ドラムポジションセンサ
31 カップリング
32 ドラム駆動ギヤ
33 駆動モータ
34 モータ軸ギヤ
35 ロータリーエンコーダ
36 モータ駆動回路
37 コントローラ
38 制御目標値出力部
40,106 パターンセンサ
44 転写位置調整用パターン
45 検知用パターン
103 感光体ベルト
Claims (16)
- 表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、
上記潜像担持体の回転角速度が目標回転角速度ω ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、
上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、
上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転角速度平均値をω0とし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角速度ωを下記式(1)で表したとき、上記パターン検知手段が検知した検知データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅Aを下記式(2)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相Bを下記式(3)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を2×R×sin(φ/2)/ω0で除算し、かつ、その位相をφ/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角速度ω ref に重畳させることにより、上記駆動制御手段が用いる目標回転角速度を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、
上記潜像担持体の回転角変位が目標回転角変位θ ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、
上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、
上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角変位θを下記式(4)で表したとき、上記パターン検知手段が検知した検知データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅Aを下記式(5)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相Bを下記式(6)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を2×R×sin(φ/2)で除算し、かつ、その位相を(φ+3π)/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角変位θ ref に重畳させることにより、上記駆動制御手段が用いる目標回転角変位を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記補正手段は、上記パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求める際、上記パターン検知手段が検知した検知データに基づいて上記複数の検知用パターンのうちの一の検知用パターンから他の各検知用パターンまでの間隔を計測し、その計測データから該パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求めることを特徴とする画像形成装置。 - 表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、
上記潜像担持体の回転角速度が目標回転角速度ω ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、
上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、
上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転角速度平均値をω0とし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角速度ωを下記式(7)で表し、該複数の検知用パターンのそれぞれを該潜像担持体へ形成する時間間隔をTeとしたとき、上記パターン検知手段が検知した検知データに基づいて互いに隣接する2つの検知用パターンの間隔を上記複数の検知用パターンについてそれぞれ計測し、その計測データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅A’を下記式(8)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相B’を下記式(9)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を−4×R×sin(φ/2)×sin(ω0×Te/2)/ω0で除算し、かつその位相を(φ+3π−ω0×Te)/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角速度ω ref に重畳させることにより、上記駆動制御手段が用いる目標回転角速度を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 表面移動する潜像担持体の表面上に潜像を書き込んだ後、該潜像にトナーを付着させて得たトナー像を表面移動部材の表面上に担持された記録材に転写するか、又は該トナー像を表面移動部材の表面へ転写した後に該表面移動部材上のトナー像を記録材に転写するかして、記録材に画像を形成する画像形成装置において、
上記潜像担持体の回転角変位が目標回転角変位θ ref と一致するように該潜像担持体の駆動制御を行う駆動制御手段と、
上記潜像担持体の表面上に形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られる、該表面移動部材の表面移動方向に沿って配列される複数の検知用パターンを検知するパターン検知手段と、
上記潜像担持体の回転角速度変動分の振幅をΔω、位相をαとし、該潜像担持体の回転半径をRとし、該潜像担持体の回転軸に直交する仮想平面上で該潜像担持体の表面上の潜像書込位置及び転写位置と該潜像担持体の回転中心とをそれぞれ結んで得られる2つの仮想線のなす角度をφとし、補正前における該潜像担持体の回転角変位θを下記式(10)で表し、該複数の検知用パターンのそれぞれを該潜像担持体へ形成する時間間隔をTeとしたとき、上記パターン検知手段が検知した検知データに基づいて互いに隣接する2つの検知用パターンの間隔を上記複数の検知用パターンについてそれぞれ計測し、その計測データから、余弦関数で表されるパターン間隔変動成分の振幅A’を下記式(11)より求めるとともに該パターン間隔変動成分の位相B’を下記式(12)より求め、該パターン間隔変動成分に対して、その振幅を−4×R×sin(φ/2)×sin(ω0×Te/2)で除算し、かつ、その位相を(φ−ω0×Te)/2だけ遅らせた値を補正値とし、該補正値を補正前の上記目標回転角変位に重畳させることにより上記駆動制御手段が用いる目標回転角変位を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記補正手段は、パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求める際、上記検知データから、上記潜像担持体の表面移動速度変動の周期をもつ、該表面移動速度変動の位相と同相の同相成分及び該位相とは90°ズレた直交成分とを求め、該同相成分及び該直交成分を基に上記パターン間隔変動成分の振幅及び位相を求める直交検波処理を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
上記検知用パターンは、上記潜像担持体の周長の自然数倍の範囲にわたって該潜像担持体の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られるパターンからなることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
上記検知用パターンは、回転変動が該検知用パターンのパターン間隔の変動に寄与する少なくとも1つの回転体の周長と上記潜像担持体の周長との公倍数の範囲にわたって該潜像担持体の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られるパターンからなることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記検知用パターンは、上記潜像担持体の周期的な表面移動速度変動の一周期につき4NP(NPは自然数)個のパターンが形成されるように該潜像担持体の表面上に等時間間隔で形成した潜像を現像して上記表面移動部材の表面に転写することにより得られるパターンからなることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記検知用パターンとは別に上記表面移動部材上に形成したホームトナーパターンを検知するホーム検知手段を有し、
上記検知データは、該ホーム検知手段がホームトナーパターンを検知してから各検知用パターンが上記パターン検知手段により検知されるまでに経過した各時間データであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記表面移動部材は、駆動支持回転体を含む複数の支持回転体に掛け渡された無端状ベルトで構成されており、
該複数の支持回転体のうちの少なくとも1つの回転情報に基づき、該表面移動部材が等速で表面移動するように該駆動支持回転体の駆動を制御する表面移動部材駆動制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記潜像担持体は、駆動支持回転体を含む複数の支持回転体に掛け渡された無端状ベルトで構成されており、
上記補正手段は、上記回転角速度平均値ω0及び上記回転半径Rとして、該潜像担持体のベルト周長及び該潜像担持体の平均表面移動速度を用いて該潜像担持体を円柱形状のものに換算したときの回転角速度平均値及び回転半径を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記潜像担持体は、円柱形状であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記潜像担持体上にトナー像を形成するための各部品は、該各部品の該潜像担持体に対する作用位置がすべて該潜像担持体の表面に接触する仮想平面よりも潜像担持体側となるように配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記潜像担持体を上記表面移動部材の表面移動方向に沿って複数備え、
複数の潜像担持体のうちの少なくとも1つの周長は他の潜像担持体の周長と異なっていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記潜像担持体の表面上に潜像を書き込む潜像書込手段は、該潜像担持体の斜め下方から光を照射して潜像を書き込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007667A JP4980733B2 (ja) | 2006-01-25 | 2007-01-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015825 | 2006-01-25 | ||
JP2006015825 | 2006-01-25 | ||
JP2007007667A JP4980733B2 (ja) | 2006-01-25 | 2007-01-17 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007226206A JP2007226206A (ja) | 2007-09-06 |
JP4980733B2 true JP4980733B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=38548042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007667A Expired - Fee Related JP4980733B2 (ja) | 2006-01-25 | 2007-01-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4980733B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009223083A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP5157670B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2013-03-06 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP5245787B2 (ja) * | 2008-12-11 | 2013-07-24 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP5169813B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2013-03-27 | セイコーエプソン株式会社 | 潜像形成位置の制御方法、画像形成方法、画像形成装置 |
JP5445328B2 (ja) | 2009-06-02 | 2014-03-19 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
EP2278410B1 (en) | 2009-07-14 | 2015-10-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus capable of reducing image expansion and contraction |
JP5423270B2 (ja) * | 2009-09-15 | 2014-02-19 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP4987092B2 (ja) | 2010-01-14 | 2012-07-25 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
JP5517046B2 (ja) | 2010-02-23 | 2014-06-11 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5505795B2 (ja) | 2010-07-30 | 2014-05-28 | 株式会社リコー | 駆動伝達装置、駆動装置および画像形成装置 |
JP6265671B2 (ja) * | 2013-10-02 | 2018-01-24 | シャープ株式会社 | 画像形成装置及び画像の位置ずれ補正方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3538446B2 (ja) * | 1993-03-15 | 2004-06-14 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
JP3186610B2 (ja) * | 1996-07-08 | 2001-07-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP4058265B2 (ja) * | 2001-12-11 | 2008-03-05 | キヤノン株式会社 | カラー画像形成装置及びその制御方法 |
JP3648490B2 (ja) * | 2002-03-14 | 2005-05-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2004069946A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Canon Inc | カラー画像形成装置 |
-
2007
- 2007-01-17 JP JP2007007667A patent/JP4980733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007226206A (ja) | 2007-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4980733B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4866671B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009223083A (ja) | 画像形成装置 | |
US7587157B2 (en) | Image forming apparatus capable of correcting a rotation speed of an image carrier | |
US6336024B1 (en) | Image forming apparatus capable of reducing color misregistration | |
JP5455822B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005070117A (ja) | 画像形成装置、および、画像形成装置の色ずれ補正方法 | |
JP5036200B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011081270A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP2000330353A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP5039433B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006227420A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4730193B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
US7079797B2 (en) | Offset preventing color image forming apparatus | |
JP5124199B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4987092B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4663282B2 (ja) | ベルト搬送装置および画像形成装置 | |
JP2003091126A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007086264A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4257767B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013120255A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09208075A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001337561A (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP2007199433A (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP2010049027A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110812 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120406 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120419 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4980733 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |