JP5157670B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
複数色に対応する複数の感光体ドラムのそれぞれに色画像を形成し、当該色画像を重ね合わせて多色画像を形成する画像形成装置であって、
複数の駆動モータと、
前記感光体ドラムに前記駆動モータの回転を伝達する複数のギアと、
前記ギアの側端面において当該ギアの回転位相を検出して検出信号を出力する一対のセンサと、
前記一対のセンサから出力される検出信号の組合せに基づいて前記ギア相互間の回転位相差を算出し、当該算出された回転位相差に基づいて前記各ギアの回転位相を同期させるように前記駆動モータを制御する制御部と、
を備え、
前記ギアの側端面には、
前記一対のセンサにより検出される領域であって前記ギアの周方向に所定の幅を有する検出対象領域と、前記一対のセンサにより検出されない領域であって前記検出対象領域と同じ前記周方向の幅を有する非検出対象領域とが、回転中心に対して点対称、かつ、周方向に交互に隣接するよう複数形成され、
前記一対のセンサは、
前記検出対象領域と前記非検出対象領域との境界の通過を検出する主センサと、
前記ギアの回転中心に対する前記主センサの点対称位置から、前記所定の幅を有する前記検出対象領域の中心角の半分だけずらして配設されて、前記検出対象領域の有無を検出する副センサと、から構成されることを特徴とする。
前記複数の感光体ドラムにより色画像が転写されて、前記感光体ドラムの回転方向に沿った方向へ駆動される中間転写体を備え、
前記複数の感光体ドラムは同一の周長に形成され、
前記複数のギアのうち、前記中間転写体の駆動方向上流側の前記感光体ドラムに回転を伝達する上流側ギアにおける前記主センサは、前記中間転写体の駆動方向下流側の前記感光体ドラムに回転を伝達する下流側ギアにおける前記主センサよりも、以下の式を満たす角度θだけ、前記上流側ギアの回転方向における遅れ方向へずらして配設されることを特徴とする画像形成装置。
θ=(S−L)/S×360 [°]
(但し、
S:前記感光体ドラムの周長、
L:前記上流側感光体ドラムと前記下流側感光体ドラムとの回転中心間の距離)
また、主センサと副センサとのそれぞれによる検出対象領域の検出タイミングが互いに半周期だけずれることにより、ギアの検出対象領域と非検出対象領域との境界が主センサの位置で一旦停止した後、駆動モータの逆回転やギアのバックラッシュ等によって当該ギアが逆回転した場合に、主センサがこの逆回転を判別することができる。したがって、主センサがいずれの検出対象領域内又は非検出対象領域内にあるかについての誤認識を防止することができる。
この画像形成装置1は、カラーページプリンタであり、特にタンデム方式のカラーページプリンタである。
感光体ユニット21は、主に感光体ドラム211、クリーニングブレード212、及び帯電部213を備えており、装置本体2に対して着脱可能に構成されている。感光体ドラム211は、周面が感光体で形成されたドラム部材であり、転写ベルト17の幅方向へその幅長さに亘って延在するとともに装置本体2に対し回転可能なように支持されている。クリーニングブレード212は、感光体ドラム211の周面に付着した残留トナーを当該感光体ドラム211から除去するものである。帯電部213は、感光体ドラム211の周面を帯電させるものである。
現像ユニット22は、現像ローラ221を備え、感光体ユニット21の前側に配設されている。この現像ユニット22は、図示しないトナー庫から供給されるトナーを現像ローラ221によって感光体ドラム211の周面に付着させて潜像を現像するものである。
図2は、感光体ドラム211を駆動する駆動構成の一部を示す図である。図3は、以下に説明するギア60K,60Cの側面図である。また、図2の図示する向きは、図1の図示する向きと同じであり、図3の図示する向きは、図1の図示する向きと左右が逆である。
また、スリット61aの底面が本発明における検出対象領域に相当し、スリット無し領域62aが本発明における非検出対象領域に相当する。
より詳しくは、主センサ71Kは、幅の異なるスリット無し領域62bの中心位相を基準回転位相として認識するとともに、スリット61とスリット無し領域62との境界の通過を検出する。この主センサにより、当該境界と、スリット61b及びスリット無し領域62bの各中心位相とで区切られる24個のスリット番地を識別することができる。このスリット番地は、図3のギア60K外周に示した数字であり、基準回転位相を開始点として、ギア60Kが回転したときに主センサ71Kを通過する順番に0〜23の数字を付したものである。
副センサ72Kは、ギア60Kの回転中心に対する主センサ71Kの点対称位置からスリット61aの中心角の半分だけR方向にずらした位置、つまり主センサ71Kから187.5[°]だけR方向へ回転した位置に配設されて、スリット61の有無を検出する。そして、副センサ72Kは、スリット61を検出した場合にLow信号を出力し、検出しない場合つまりスリット無し領域62にある場合にHigh信号を出力する。
但し、主センサ71Cは、主センサ71Kよりも、角度θ=(S−L)/S×360[°]だけ、ギア60Cの回転方向(R方向)における遅れ方向へずらして配設されている。ここで、Sは感光体ドラム211Cの周長であり、Lは感光体ドラム211Kと感光体ドラム211Cとの回転中心間の距離である。これにより、感光体ドラム211Cと感光体ドラム211Kとにおいて、転写ベルト17の同一部分に対して転写を行う位相に主センサ71C及び主センサ71Kが配設される。
図4は、感光体ドラム211の回転位相を制御するための制御構成を示すブロック図である。
図5は、主センサ71Kがスリット番地0〜11にあるときの位相検出の状態を示す図であり、図6は、主センサ71Kがスリット番地12〜23にあるときの位相検出の状態を示す図である。
つまり、このときのギア60Kの最大の位相ずれ角(検出誤差)は7.5[°]である。位相ずれ角が7.5[°]であると、図7に示すように、例えば位相ずれ角が60[°]のときに比べ、最大の色ずれ量が15%程度まで低減する。
まず、駆動モータ73が作動することにより、給紙ローラ32、搬送ローラ30,31、ベルト駆動ローラ11及び二次転写ローラ18並びにブラック画像形成部20Kの感光体ドラム211K、現像ローラ221が回転される。また、同時に駆動モータ74が作動し、画像形成部20Y,20M,20Cの感光体ドラム211Y,211M,211C、及び各現像ローラ221が回転される。
17 転写ベルト(中間転写体)
60K,60Y,60M,60C ギア
61a スリット(検出対象領域)
62a スリット無し領域(非検出対象領域)
71K,71C 主センサ
72K,72C 副センサ
73,74 駆動モータ
80 制御部
211K,211Y,211M,211C 感光体ドラム
Claims (2)
- 複数色に対応する複数の感光体ドラムのそれぞれに色画像を形成し、当該色画像を重ね合わせて多色画像を形成する画像形成装置であって、
複数の駆動モータと、
前記感光体ドラムに前記駆動モータの回転を伝達する複数のギアと、
前記ギアの側端面において当該ギアの回転位相を検出して検出信号を出力する一対のセンサと、
前記一対のセンサから出力される検出信号の組合せに基づいて前記ギア相互間の回転位相差を算出し、当該算出された回転位相差に基づいて前記各ギアの回転位相を同期させるように前記駆動モータを制御する制御部と、
を備え、
前記ギアの側端面には、
前記一対のセンサにより検出される領域であって前記ギアの周方向に所定の幅を有する検出対象領域と、前記一対のセンサにより検出されない領域であって前記検出対象領域と同じ前記周方向の幅を有する非検出対象領域とが、回転中心に対して点対称、かつ、周方向に交互に隣接するよう複数形成され、
前記一対のセンサは、
前記検出対象領域と前記非検出対象領域との境界の通過を検出する主センサと、
前記ギアの回転中心に対する前記主センサの点対称位置から、前記所定の幅を有する前記検出対象領域の中心角の半分だけずらして配設されて、前記検出対象領域の有無を検出する副センサと、から構成される
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記複数の感光体ドラムにより色画像が転写されて、前記感光体ドラムの回転方向に沿った方向へ駆動される中間転写体を備え、
前記複数の感光体ドラムは同一の周長に形成され、
前記複数のギアのうち、前記中間転写体の駆動方向上流側の前記感光体ドラムに回転を伝達する上流側ギアにおける前記主センサは、前記中間転写体の駆動方向下流側の前記感光体ドラムに回転を伝達する下流側ギアにおける前記主センサよりも、以下の式を満たす角度θだけ、前記上流側ギアの回転方向における遅れ方向へずらして配設されることを特徴とする画像形成装置。
θ=(S−L)/S×360 [°]
(但し、
S:前記感光体ドラムの周長、
L:前記上流側感光体ドラムと前記下流側感光体ドラムとの回転中心間の距離)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008160154A JP5157670B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008160154A JP5157670B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010002559A JP2010002559A (ja) | 2010-01-07 |
JP5157670B2 true JP5157670B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=41584356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008160154A Active JP5157670B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP4676790B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-04-27 | 株式会社リコー | 駆動制御装置および画像形成装置 |
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JP4947772B2 (ja) * | 2005-11-15 | 2012-06-06 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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-
2008
- 2008-06-19 JP JP2008160154A patent/JP5157670B2/ja active Active
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