JP4477412B2 - ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 - Google Patents
ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4477412B2 JP4477412B2 JP2004137353A JP2004137353A JP4477412B2 JP 4477412 B2 JP4477412 B2 JP 4477412B2 JP 2004137353 A JP2004137353 A JP 2004137353A JP 2004137353 A JP2004137353 A JP 2004137353A JP 4477412 B2 JP4477412 B2 JP 4477412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- scale
- speed
- sensor
- belt speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0105—Details of unit
- G03G15/0131—Details of unit for transferring a pattern to a second base
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00135—Handling of parts of the apparatus
- G03G2215/00139—Belt
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0103—Plural electrographic recording members
- G03G2215/0119—Linear arrangement adjacent plural transfer points
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0151—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies characterised by the technical problem
- G03G2215/0158—Colour registration
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
そこで、従来の転写ベルトを使用したカラーの画像形成装置には、例えば特許文献1に記載されているように、転写ベルトの速度ムラを補正するようにしたものがある。
このカラー複写機の中間転写ベルトの内面には、微細且つ精密な目盛で形成したスケールを設けて、そのスケールを光学型の検出器(センサ)で読み取って中間転写ベルトの移動速度を正確に検知し、その検出した移動速度をフィードバック制御系によりフィードバック制御して中間転写ベルトを正確な移動速度になるように制御している。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ベルトが摩耗や傷つき、さらにはそこにトナー等が付着することにより汚れて劣化したときには、その異常を早期に発見してベルトが不正確なベルト速度に制御されないようにすることを目的とする。
上記制御装置に、上記ベルト上のスケールの劣化検知用として劣化検知用基準パルスを随時出力し、その基準パルスを上記センサから上記スケールを読み取った際に出力される出力信号の1周期ごとにカウントし、そのカウント数が予め設定した基準パルス数(N)になったときに上記出力信号が出力されなかったとき、あるいは上記基準パルス数(N)になる前に上記センサの出力信号と同様な出力信号が出力されたときに、上記スケールの目盛部分の劣化と判断する目盛劣化判断手段と、その手段が上記目盛部分の劣化と判断したときには、上記出力信号の次の周期の間は上記ベルト速度を上記基本速度に制御するベルト速度補正処理を行う手段と、上記ベルト速度補正処理の実行が、上記センサが上記ベルト上に形成された上記スケールの継ぎ目を検知している時間に相当する時間を超える時間続いたときには所定値以上の劣化と判断し、上記他のベルト速度制御系によるベルト速度制御に切り換えて上記ベルトの回動を継続させるベルト速度制御切換手段とを設けたものである。
この発明による画像形成装置は、上記いずれかのベルト装置を備えた画像形成装置であって、上記ベルトは複数の異なる色のトナー像を個別に担持してそれぞれ回転する複数の感光体上に形成された各色のトナー像が重ね合わせ状態に順次転写されていくベルトである。
図1はこの発明によるベルト装置の一実施形態を制御系と共に示す概略構成図、図2は同じくそのベルト装置を備えた画像形成装置であるカラー複写機の一例を示す全体構成図、図3は同じくそのカラー複写機の中間転写ベルトの速度制御系を示すブロック図である。
この実施形態によるベルト装置20は、図1に示すように多数の目盛からなるスケール5が全周(図1では一部のみ図示している)に亘って形成された矢示C方向に回動する無端状のベルトである中間転写ベルト10と、スケール5を読み取るセンサ6と、中間転写ベルト10を駆動するモータであるベルト駆動モータ7と、そのモータを駆動制御すると共に、センサ6が読み取ったスケール5の情報から中間転写ベルト10の実際のベルト速度を検出して、その実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じて中間転写ベルト10のベルト速度を補正制御する制御装置70とを備えている。
そして、この制御装置70は、スケール5の目盛となるスリット部5a(図4,図5参照)の劣化状態をセンサ6からの信号により判断する目盛劣化判断手段として機能するモータ制御部73(図3参照)を備えていると共に、そのモータ制御部73が上記劣化を判断したときにはその劣化を判断しなくなるまで後述する劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行う手段として機能するが、その詳しい説明は後述する。
このカラー複写機は、中間転写ベルト10を使用したタンデム型の電子写真装置であり、給紙テーブル2上に複写装置本体1を載置している。その複写装置本体1の上にはスキャナ3を取り付けると共に、その上に原稿自動給送装置(ADF)4を取り付けている。
そして、複写装置本体1内の略中央に、中間転写ベルト10を有するベルト装置20を設けている。中間転写ベルト10は、駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図2で時計回り方法に回動するようになっている。また、この中間転写ベルト10は、従動ローラ15の左方に設けられているクリーニング装置17により、その表面に画像転写後に残留する残留トナーが除去されるようになっている。
そのドラム状の感光体40の回りには、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64をそれぞれ設けている。そして、その感光体の上方に、露光装置21を設けている。
なお、2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へ搬送する機能も果たす。また、この2次転写装置22は、転写ローラや非接触のチャージャを使用した転写装置であってもよい。
その2次転写装置22の下側には、シートの両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28を設けている。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは、その原稿がコンタクトガラス32上に給送される。また、手動で原稿をコンタクトガラス32上にセットしたときは、直ちにスキャナ3が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から光が原稿に向けて照射され、その原稿面からの反射光が第2走行体34に向かうと共に、その光が第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して、原稿の内容が読み取られる。
一方、上述したスタートスイッチの押下により、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43の中の選択された1つの給紙カセット44からシートPが繰り出され、それが分離ローラ45により1枚に分離されて給紙路46に搬送される。
また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、それが分離ローラ52により1枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止状態になる。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22によりカラー画像が転写される。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
その制御装置70は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
そして、この制御装置70には、図3に示すようにメイン制御部71と、センサ6がスケール5を検知して得た中間転写ベルト10のベルト速度情報を入力して、その情報により中間転写ベルト10を駆動するベルト駆動モータ7の駆動を制御する手段と前述した目盛劣化判断手段として機能するモータ制御部73とが設けられている。
ここで、モータ制御部73は、そのフィードバックされた信号から得たベルト速度(実際の速度)が基本速度と同じであるときは、そのままの基本速度を維持するようにベルト駆動モータ7の駆動を制御するが、フィードバックで得たベルト速度と基本速度とに補正を必要とする速度差があるときには、その速度差に応じてベルト駆動モータ7の回転数を制御してベルト速度を補正する。すなわち、通常のベルト速度補正を行うための信号をベルト駆動モータ7に出力して、そのベルト駆動モータ7を駆動制御する。なお、このベルト速度補正に関する詳しい説明は後述する。
しかしながら、例えばスケール5のスリット部5a上に図7に示すように傷SCがついたり、図8に示すようにトナーTn等が付着したりすることによりスケール5が劣化すると、その傷SCやトナーTn等が付着した部分で2値化したパルスの数が増えるため上記周波数は規定の周波数(パルスカウント値)でなくなってしまう。したがって、この場合にはスケール5を読み取った情報で前述した通常のベルト速度補正を行うと不都合が生じてしまう。
そして、このモータ制御部73は、スケール5の目盛部分の劣化を判断したときには、劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理(詳しい説明は後述する)を行う信号をベルト駆動モータ7に出力する。それにより、中間転写ベルト10がスリット部5aの傷やトナー付着によって誤ったベルト速度制御がされないように制御される。
図1に示したように、ベルト駆動モータ7の回転力は、中間転写ベルト10を回動可能に張架すると共にそのベルトを駆動する駆動ローラ9に伝達される。
このようにして、ベルト駆動モータ7は、駆動ローラ9を回転させることにより中間転写ベルト10を図1の矢示C方向に回動させるが、その間の回転力の伝達は直接であってもよいし、間にギヤを介したものであってもよい。
中間転写ベルト10は、例えば弗素系樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリイミド樹脂等で形成するベルトであり、そのベルトの全層や、その一部を弾性部材で形成するようにした弾性ベルトを使用したりする。
なお、中間転写ベルト10の内面(外面にしてもよい)には、前述したスケール5を全周に亘って図4に示すように当間隔に形成しているが(図1には一部のみ図示)、そのスケール5のベルト幅方向の位置は、図4に示したように感光体の端部に対応する位置にしている。また、図1に示したセンサ6の配設位置は、中間転写ベルト10が直線状に張架された部分のベルト面のスケール5を検知できる位置であれば、いずれの場所であってもかまわない。
すなわち、センサ6はスケール5のスリット部5aとそれ以外の部分5bとで異なる反射率の違いにより、HighとLowの2値の信号を出力する。
ここで、例えばセンサ6のタイプが、受光素子6bが光を受光するとHigh信号を出力するタイプのものだとすると、スケール5のスリット部5aの反射率がスリット以外の部分5bよりも高くなるように形成されていれば、センサ6から出力される信号は図5のtの範囲が、スリット部5aがセンサ6を通過している間の出力となる。したがって、中間転写ベルト10が回動するのに伴い、センサ6の検出範囲を通過するスリット部5aの有無により、センサ6の出力がHigh、Lowを図示のように繰り返す。
なお、これはあくまで中間転写ベルト10のベルト速度を検出する方法の一例であり、中間転写ベルト10に形成したスケールを検知することによりそのベルト速度を検出することができるものであれば、そこに使用するセンサやスケールの種類はいずれのものであってもよいし、その検出方法もいずれの検出方法を用いてもよい。
図1に示した制御装置70が有するマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図6に示す中間転写ベルトの通常のベルト速度補正処理をスタートさせる。
まずステップ1で、ベルト駆動モータ7をONにして、それを目標速度である基本速度Vで回転させるようにし(図3のモータ制御部73が制御)、ステップ2へ進む。そこでは、ベルト駆動モータ7をOFFにする信号を入力しているか否かを判断し、OFF信号を入力していればステップ3へ進んでベルト駆動モータ7をOFFにして、この処理を終了する。
また、ステップ2でOFF信号を入力していなくてステップ4へ進んだときには、そこでフィードバックされるセンサ6からの信号を入力し、その情報から中間転写ベルト10の表面の実際の速度V′を検出する。そして、次のステップ5で、基本速度Vと実際の速度V′との速度比較を行う。
また、ステップ6の判断で、基本速度Vと実際の速度V′とが同じでないときにはステップ7に進んで、そこで基本速度Vと中間転写ベルト10の実際の速度V′とのベルト表面の速度差V″を計算する。
そして、次のステップ8で、その速度差V″がV″>0であるか否かを判断し、V″>0であれば(YESの判断)、基本速度Vよりも、中間転写ベルト10の実際の速度V′の方が遅いと判断できるので、基本速度Vに速度差V″を加えた速度V1になるように、ベルト駆動モータ7の回転数を制御し、その後ステップ2へ戻る。
そして、そのステップ2以降の判断及び処理を繰返すことにより、中間転写ベルト10の表面の実際の速度V′が基本速度Vになるように補正制御する。そして、ステップ2でベルト駆動モータ7をOFFにする信号の入力を判断するとステップ3へ進んで、ベルト駆動モータ7をOFFにして、この処理を終了する。
一方、スケール5をベルトの内側に設けた場合の欠点としては、センサ6にあまり大きなものを使用できなくなることや、そのセンサを配設する方向や距離等についての制約が生じること等が挙げられる。
逆に、スケール5をベルトの外側に設けた場合の利点としては、それを読み取るセンサ6の配置に関して制約が少なくなることがあるが、その反面スケール5が汚れやすくなったり、そこに異物が付着しやすくなったり、さらに傷がつきやすくなったりする欠点が生じる。
このような周波数の異常が発生すると、図3に示した制御装置70のモータ制御部73は、上記2値化のパルス信号に基づいてベルト駆動モータ7を制御しているので、そのベルト駆動モータ7を定速で駆動することができなくなる。その結果、中間転写ベルト10を正確なベルト速度に補正制御できなくなるので、カラー画像を形成した場合に色ずれ等が発生するようになる。
なお、この劣化部用のベルト速度補正処理は、スケール5の継ぎ目8(図4)の部分で行う継目補正処理と同一の処理である。そのため、このベルト速度を基本速度に制御するベルト速度補正処理を「劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理」という。
このように、このベルト装置20及びそれを備えたカラー複写機では劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行うので、上述したようなスケール5の一部に傷がついたり、トナーの塊等の異物が付着したりすることによりスケール5の目盛部分が劣化したとしても、ベルト駆動モータ7を定速で駆動して中間転写ベルト10のベルト速度を、カラー画像に色ずれが生じないように正確に補正制御することができる。
図3に示した制御装置70のモータ制御部73内のRAMには、製品出荷時にスケール5の劣化検知用基準パルスが記憶(デフォルト設定)されている。したがって、このベルト装置の駆動時にはモータ制御部73から上記劣化検知用基準パルスが随時出力され、その劣化検知用基準パルスは図9に示したように、センサ6がスケール5のスリット部5aを検出して出力するセンサ出力信号の1パルス内に多数出力されるように設定されている。
なお、図9に示したセンサ出力の1周期Tの間に出力される劣化検知用基準パルスの数は、あくまでイメージ図として示したものであって、その数は適宜変えることができるものである。
また、図9に示した時間t5からt6の周期T4の部分に示した例のように、スリット部5aの一部にトナーTnの塊があるときも、本来は時間t5から劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになるt6のタイミングでセンサ出力信号S4の立上りを検知するところであるが、その立上りは時間t7の遅れたタイミングで検知される。したがって、この場合にもスリット部5aが劣化状態にあると判断して、次の周期T5の間は劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って、ベルト速度を基本速度Vに制御する。
このように、このベルト装置では、通常はセンサ6が読み取ったスケール5の情報から中間転写ベルト10の実際のベルト速度を検出して、その実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じて中間転写ベルト10のベルト速度を補正制御する通常のベルト速度補正処理を行い、目盛劣化判断手段がスケール5のスリット部5aの劣化と判断したときには中間転写ベルト10を予め設定した基本速度で回動させる劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って、その処理を目盛劣化判断手段が上記劣化を判断しなくなるまで行うベルト速度制御方法を実施するので、スリット部5aに劣化が生じても中間転写ベルト10のベルト速度を正確に制御することができる。
この処理は、それがスタートすると、まず最初のステップでセンサ6の二値化したセンサ出力の立上りを検知したか否かを判断する。それを判断すると次のステップで劣化検知用基準パルスのカウントを開始する。そして、次のステップでは、その劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになる前にセンサ6のセンサ出力の立上りを検知したか否かを判断する。
そこで、その立上りを検知していれば劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って(図10では「劣化部用のベルト速度補正処理(継目補正処理)を行って」と記載している)、中間転写ベルト10のベルト速度を基本速度Vに制御する。
そして、次のステップで、センサ6のセンサ出力の立上りを検知したか否かを判断し、検知していなければ劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って、中間転写ベルト10のベルト速度を基本速度Vに制御する。また、センサ出力の立上りを検知していれば、劣化部用のベルト速度補正処理を行わずに(図10では「劣化部用のベルト速度補正処理(継目補正処理)を行わずに」と記載している)ベルト速度をV1に制御してこの処理を終了する。
そして、この処理を、各周期Tごとに繰返し行い、その2回目以降の処理では、最初のステップでセンサ出力の立上りを検知した後で、劣化検知用基準パルスのカウントを開始する前に、一度カウンタをリセットしてからカウントを開始する。
すなわち、スケール5の継ぎ目8をセンサ6が検知したときには、その継ぎ目8には図4に示したようにスリット部5aが存在しないので、その部分ではセンサ6からはパルス信号が出力されないため、スケール5の情報を基にして行うベルト速度制御はできない。そこで、その継ぎ目8でもベルト速度が正常な状態に保たれるように、その継ぎ目8をセンサ6が検知したときには中間転写ベルト10のベルト速度を上述した劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理で制御して、ベルト速度を基本速度(デフォルトの速度)Vに制御する。
そして、そのベルト速度を基本速度Vに制御するのに、例えばベルト駆動モータ7に流す電流をベルト速度が基本速度Vになる電流値と同等の電流になるように制御することにより行う。あるいは、ベルト駆動モータ7に印加する電圧を制御するようにしてもよいし、周波数を制御するようにしてもよい。
例えば、図7に示したように、スケール5の反射部となるスリット部5aに、図示のように略ベルトの移動方向に対して垂直となる方向に傷SC(異物付着の場合も同様)がつくと、センサ6の受光素子6bが出力するアナログ信号波形は図示のように変化して周波数が高くなる。それに伴って、2値化信号のパルスも、1つのスリット部5aの一周期内に2パルス信号が発生するようになる。
したがって、この場合にはスケール5が傷SCにより劣化して周波数が高くなっただけであって、実際にベルト速度が部分的に速まったわけではないが、上記のようなベルト速度を遅める制御をしてしまうことにより、速度ムラが生じてしまう。
このようになると、上述したトナーの塊や傷等が小さい場合と逆にパルスが減った分だけベルト速度が遅くなったものと判断して、ベルト速度を速めるようにベルト駆動モータ7を制御してしまうので、速度ムラが生じてしまう。
ところで、図4で説明したように、中間転写ベルト10上に形成するスケール5には継ぎ目8ができる。この継ぎ目8の部分に形成される隙間は、通常の場合、最大で3mm程度である。したがって、中間転写ベルト10のベルト速度(線速)を250mm/sとすると、中間転写ベルト10の回動時にセンサ6は幅3mmの継ぎ目8を検知している12msの間はパルス信号を出力しない。
そのため、この継ぎ目8を検知している12msの間も前述した劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を実行して、ベルト速度を基本速度(デフォルトの速度)Vに制御する。
すなわち、制御装置70は、12msを超える時間上述したベルト速度を基本速度に制御するベルト速度補正処理が実行されることによりスケール5の所定値以上の劣化と判断したときには、中間転写ベルト10の回動を停止させるベルト駆動停止制御手段としても機能する。また、この制御装置70は、上記ベルト駆動停止制御手段が中間転写ベルト10の回動を停止させたときには表示部75にベルト停止に関する注意を促すための表示をさせる表示手段としても機能する。
また、ベルト停止に関する注意を促すために表示部75に行う表示内容としては、例えばベルト交換を知らせる表示や、ベルトが汚れていることを知らせるための表示とする。
Claims (4)
- 多数の目盛からなるスケールが全周に亘って形成された回動する無端状のベルトと、前記スケールを読み取るセンサと、前記ベルトを駆動するモータと、該モータを駆動制御すると共に、前記センサが読み取った前記スケールの情報から前記ベルトの実際のベルト速度を検出して、その実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じて前記ベルトのベルト速度を補正制御する制御装置とを備えたベルト装置において、
前記スケールの情報を使用しない他のベルト速度制御系を設けると共に、
前記制御装置に、
前記ベルト上のスケールの劣化検知用として劣化検知用基準パルスを随時出力し、該基準パルスを前記センサから前記スケールを読み取った際に出力される出力信号の1周期ごとにカウントし、そのカウント数が予め設定した基準パルス数(N)になったときに前記出力信号が出力されなかったとき、あるいは前記基準パルス数(N)になる前に前記センサの出力信号と同様な出力信号が出力されたときに、前記スケールの目盛部分の劣化と判断する目盛劣化判断手段と、
該手段が前記目盛部分の劣化と判断したときには、前記出力信号の次の周期の間は前記ベルト速度を前記基本速度に制御するベルト速度補正処理を行う手段と、
前記ベルト速度補正処理の実行が、前記センサが前記ベルト上に形成された前記スケールの継ぎ目を検知している時間に相当する時間を超える時間続いたときには所定値以上の劣化と判断し、前記他のベルト速度制御系によるベルト速度制御に切り換えて前記ベルトの回動を継続させるベルト速度制御切換手段とを設けたことを特徴とするベルト装置。 - 前記基準パルス数(N)は、前記スケールの前記目盛間のバラツキを考慮して予め設定された幅を持った数値(N−δ〜N+δ)であることを特徴とする請求項1記載のベルト装置。
- 前記他のベルト速度制御系が、前記ベルトを駆動するモータの回転軸の回転数を検出するエンコーダを用いるベルト速度制御系であることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のベルト装置を備えた画像形成装置であって、前記ベルトは複数の異なる色のトナー像を個別に担持してそれぞれ回転する複数の感光体上に形成された各色のトナー像が重ね合わせ状態に順次転写されていくベルトであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004137353A JP4477412B2 (ja) | 2003-07-29 | 2004-05-06 | ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 |
US10/901,238 US7133630B2 (en) | 2003-07-29 | 2004-07-29 | Belt device, image forming apparatus, and method to control belt speed |
EP20050252414 EP1594016B1 (en) | 2004-05-06 | 2005-04-18 | Belt device, image forming apparatus, and method to control belt speed |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003203280 | 2003-07-29 | ||
JP2004137353A JP4477412B2 (ja) | 2003-07-29 | 2004-05-06 | ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005062826A JP2005062826A (ja) | 2005-03-10 |
JP4477412B2 true JP4477412B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=34106860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004137353A Expired - Fee Related JP4477412B2 (ja) | 2003-07-29 | 2004-05-06 | ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7133630B2 (ja) |
JP (1) | JP4477412B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7731330B2 (en) * | 2005-09-26 | 2010-06-08 | Seiko Epson Corporation | Position detecting device, liquid ejecting apparatus and method of detecting smear of scale |
US7814804B2 (en) * | 2007-03-30 | 2010-10-19 | Brunswick Corporation | Methods and apparatus to determine belt condition in exercise equipment |
JP5402117B2 (ja) * | 2008-05-02 | 2014-01-29 | 株式会社リコー | 画像形成装置および駆動制御方法 |
US8847185B2 (en) * | 2008-12-29 | 2014-09-30 | 3M Innovative Properties Company | Phase-locked web position signal using web fiducials |
JP6743478B2 (ja) * | 2016-02-19 | 2020-08-19 | 株式会社リコー | ベルト装置及び画像形成装置 |
US10386754B2 (en) * | 2016-02-19 | 2019-08-20 | Ricoh Company, Ltd. | Belt device and image forming apparatus incorporating same |
JP6891696B2 (ja) * | 2017-07-24 | 2021-06-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
CN110968122B (zh) * | 2019-11-28 | 2023-05-02 | 歌尔股份有限公司 | 一种线性传送系统的位置获取方法及线性传送系统 |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4485982A (en) * | 1982-11-24 | 1984-12-04 | Xerox Corporation | Web tracking system |
CA1242239A (en) * | 1984-08-30 | 1988-09-20 | Yoshihiro Sakai | Color electrophotographic copying process |
US4655579A (en) * | 1984-08-30 | 1987-04-07 | Ricoh Company, Ltd. | Multicolored image forming apparatus |
JPS61149972A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-08 | Ricoh Co Ltd | カラ−複写方法 |
US4690542A (en) * | 1984-12-29 | 1987-09-01 | Ricoh Company, Ltd. | Color copying apparatus |
US4662739A (en) * | 1984-12-29 | 1987-05-05 | Ricoh Company, Ltd. | Method of controlling copying machine operation |
US4746950A (en) * | 1985-01-09 | 1988-05-24 | Ricoh Company, Ltd. | Color copier |
US4717965A (en) * | 1985-01-17 | 1988-01-05 | Ricoh Company, Ltd. | Portable image forming device |
JPS6238479A (ja) * | 1985-08-13 | 1987-02-19 | Ricoh Co Ltd | カラ−複写機の合成コピ−方法 |
JPH0690561B2 (ja) * | 1986-02-03 | 1994-11-14 | 株式会社リコー | カラ−記録装置における感光体駆動装置 |
GB2194179B (en) * | 1986-04-24 | 1990-03-14 | Ricoh Kk | Rotary multicolor developing apparatus |
GB2190209B (en) * | 1986-05-01 | 1990-04-11 | Ricoh Kk | Optical system for color copier |
US4912491A (en) * | 1987-05-30 | 1990-03-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus for forming superimposed images |
US4933727A (en) * | 1988-03-31 | 1990-06-12 | Ricoh Company, Ltd. | Color recording apparatus |
US5121170A (en) * | 1989-05-12 | 1992-06-09 | Ricoh Company, Ltd. | Device for transporting sheet members using an alternating voltage |
US5160969A (en) * | 1989-06-26 | 1992-11-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a separate black developer stored for a color image |
JPH03219271A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-09-26 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | カラー画像記録装置 |
JP3258772B2 (ja) * | 1993-06-28 | 2002-02-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JPH08265558A (ja) * | 1994-12-26 | 1996-10-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH08314329A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-29 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP3564953B2 (ja) * | 1996-10-28 | 2004-09-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置およびその制御方法 |
JP3533486B2 (ja) * | 1997-01-06 | 2004-05-31 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JPH1124507A (ja) | 1997-07-07 | 1999-01-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6336019B2 (en) * | 1999-11-29 | 2002-01-01 | Xerox Corporation | Surface position and velocity measurement for photoreceptor belt |
JP4215231B2 (ja) * | 2001-05-21 | 2009-01-28 | 株式会社リコー | 画像読み取り装置及び画像形成装置 |
JP2003057914A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4542729B2 (ja) * | 2001-09-17 | 2010-09-15 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-05-06 JP JP2004137353A patent/JP4477412B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-07-29 US US10/901,238 patent/US7133630B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7133630B2 (en) | 2006-11-07 |
US20050025524A1 (en) | 2005-02-03 |
JP2005062826A (ja) | 2005-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3970826B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4755400B2 (ja) | 無端移動部材駆動装置と画像形成装置と感光体駆動装置と無端移動部材の劣化警告方法 | |
JP2004220006A (ja) | 転写装置及び画像形成装置とベルト移動速度補正方法 | |
JP4568051B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4576215B2 (ja) | ベルト速度制御装置、プログラム、画像形成装置及びベルト速度制御方法 | |
JP4477412B2 (ja) | ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 | |
JP4116475B2 (ja) | ベルト装置と感光体装置と画像形成装置 | |
JP3919589B2 (ja) | ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置 | |
JP2004101769A (ja) | 画像調整方法及び画像形成装置 | |
JP2016167007A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 | |
JP4422771B2 (ja) | ベルト装置及び画像形成装置 | |
JP4381718B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4422770B2 (ja) | ベルト装置及び画像形成装置 | |
JP2007164086A (ja) | ベルト駆動装置とそれを備えた画像形成装置 | |
JP4283053B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5040239B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3893376B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3914182B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
EP1594016B1 (en) | Belt device, image forming apparatus, and method to control belt speed | |
JP4327501B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012118470A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4322077B2 (ja) | ベルト移動装置及び画像形成装置 | |
JP2005091906A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006010855A (ja) | 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法 | |
JP4359160B2 (ja) | ベルト装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090904 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100309 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100311 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |