JP4477412B2 - ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 - Google Patents

ベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、ベルトの全周に亘って形成されたスケールをセンサで読み取り、その読み取った情報からベルトの実際のベルト速度を検出してその実際のベルト速度に応じてベルト速度を補正制御するようにしたベルト装置とそれを備えた画像形成装置及びベルト速度制御方法に関する。
近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置は、市場からの要求にともない、フルカラーの画像を形成可能なものが多くなってきている。このようなカラー画像を形成可能な画像形成装置には、例えば複数の感光体を並べて配置すると共にその各感光体に対応させて異なる色のトナーで現像をする現像装置をそれぞれ設け、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、その単色のトナー画像をベルト状あるいはドラム状の中間転写体上に順次転写していくことによりフルカラーの合成カラー画像を形成する、いわゆるタンデム型のものがある。
このタンデム型の画像形成装置には、図12に示すように、一直線上にそれぞれ配置した各感光体91Y,91M,91C,91K上のトナー画像を、矢示A方向に回動するシート搬送ベルト93上に担持されて搬送されるシートP上に各転写装置92により順次転写していき、そのシートP上にフルカラーの画像を形成する直接転写方式のものと、図13に示すように、複数の各感光体91Y,91M,91C,91K上のトナー画像を矢示B方向に回動する中間転写ベルト94上に順次重ね合わせていくように転写していき、その中間転写ベルト94上の画像を2次転写装置95によりシートP上に一括転写する間接転写方式のものとがある。
このようなタンデム型のカラー画像形成装置で、例えば図13に示したように中間転写ベルトを使用しているものでは、各感光体上に形成した異なる色のトナー画像を中間転写ベルト上に重ね合わせてカラー画像を形成するため、その各色の画像の重ね合わせ位置が互いにずれてしまうと、画像上において色ずれや微妙な色合いに変化が生じてしまうようになるので画像品質が低下してしまう。したがって、その各色のトナー画像の位置ずれ(色ずれ)は重要な問題となる。
そこで、従来の転写ベルトを使用したカラーの画像形成装置には、例えば特許文献1に記載されているように、転写ベルトの速度ムラを補正するようにしたものがある。
この特許文献1には、駆動ローラを1本含む5本の支持ローラ間に中間転写ベルト(転写ベルト)を回動可能に張架し、その中間転写ベルトの外周面に、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色のトナー画像を順次重ね合わせ状態に転写していくことによりフルカラーの画像を形成するカラー複写機が記載されている。
このカラー複写機の中間転写ベルトの内面には、微細且つ精密な目盛で形成したスケールを設けて、そのスケールを光学型の検出器(センサ)で読み取って中間転写ベルトの移動速度を正確に検知し、その検出した移動速度をフィードバック制御系によりフィードバック制御して中間転写ベルトを正確な移動速度になるように制御している。
特開平11−24507号公報(第3〜4頁、第1図)
しかしながら、このようにベルト上に多数の目盛を形成したスケールをセンサで読み取り、その読み取った情報からベルトの速度を検出し、その検出結果をフィードバック制御してベルトを正確な速度になるように制御する構成の場合には、スケールが摩耗したり、それが傷ついたり、さらにはそこにトナー等が付着することにより汚れてしまったときには、そのスケールの目盛をセンサが読み取った際に誤検知を生じたりするため、正常なベルト速度の制御ができなくなるということがあった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ベルトが摩耗や傷つき、さらにはそこにトナー等が付着することにより汚れて劣化したときには、その異常を早期に発見してベルトが不正確なベルト速度に制御されないようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、多数の目盛からなるスケールが全周に亘って形成された回動する無端状のベルトと、上記スケールを読み取るセンサと、ベルトを駆動するモータと、そのモータを駆動制御すると共に、上記センサが読み取った上記スケールの情報から上記ベルトの実際のベルト速度を検出してその実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じてベルトのベルト速度を補正制御する制御装置とを備えたベルト装置において、上記スケールの情報を使用しない他のベルト速度制御系を設けると共に、
上記制御装置に、上記ベルト上のスケールの劣化検知用として劣化検知用基準パルスを随時出力し、その基準パルスを上記センサから上記スケールを読み取った際に出力される出力信号の1周期ごとにカウントし、そのカウント数が予め設定した基準パルス数(N)になったときに上記出力信号が出力されなかったとき、あるいは上記基準パルス数(N)になる前に上記センサの出力信号と同様な出力信号が出力されたときに、上記スケールの目盛部分の劣化と判断する目盛劣化判断手段と、その手段が上記目盛部分の劣化と判断したときには、上記出力信号の次の周期の間は上記ベルト速度を上記基本速度に制御するベルト速度補正処理を行う手段と、上記ベルト速度補正処理の実行が、上記センサが上記ベルト上に形成された上記スケールの継ぎ目を検知している時間に相当する時間を超える時間続いたときには所定値以上の劣化と判断し、上記他のベルト速度制御系によるベルト速度制御に切り換えて上記ベルトの回動を継続させるベルト速度制御切換手段とを設けたものである。
上記基準パルス数(N)は、上記スケールの目盛間のバラツキを考慮して予め設定された幅を持った数値(N−δ〜N+δ)であるのが望ましい。
上記他のベルト速度制御系は、上記ベルトを駆動するモータの回転軸の回転数を検出するエンコーダを用いるベルト速度制御系であることができる。
この発明による画像形成装置は、上記いずれかのベルト装置を備えた画像形成装置であって、上記ベルトは複数の異なる色のトナー像を個別に担持してそれぞれ回転する複数の感光体上に形成された各色のトナー像が重ね合わせ状態に順次転写されていくベルトである
この発明によるベルト装置とそれを備えた画像形成装置とベルト速度制御方法によれば、ベルト上のスケールが摩耗や傷つき、あるいはトナー等が付着することにより汚れて劣化したときには、その劣化を判断して、ベルトが不正確なベルト速度に制御されないようにベルト速度を予め設定された基本速度に制御するので、スケールが多少劣化したとしてもベルト速度を安定した正確なベルト速度に保つことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明によるベルト装置の一実施形態を制御系と共に示す概略構成図、図2は同じくそのベルト装置を備えた画像形成装置であるカラー複写機の一例を示す全体構成図、図3は同じくそのカラー複写機の中間転写ベルトの速度制御系を示すブロック図である。
この実施形態によるベルト装置20は、図1に示すように多数の目盛からなるスケール5が全周(図1では一部のみ図示している)に亘って形成された矢示C方向に回動する無端状のベルトである中間転写ベルト10と、スケール5を読み取るセンサ6と、中間転写ベルト10を駆動するモータであるベルト駆動モータ7と、そのモータを駆動制御すると共に、センサ6が読み取ったスケール5の情報から中間転写ベルト10の実際のベルト速度を検出して、その実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じて中間転写ベルト10のベルト速度を補正制御する制御装置70とを備えている。
そして、この制御装置70は、スケール5の目盛となるスリット部5a(図4,図5参照)の劣化状態をセンサ6からの信号により判断する目盛劣化判断手段として機能するモータ制御部73(図3参照)を備えていると共に、そのモータ制御部73が上記劣化を判断したときにはその劣化を判断しなくなるまで後述する劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行う手段として機能するが、その詳しい説明は後述する。
このベルト装置20は、図2に示す画像形成装置であるカラー複写機に搭載され、中間転写装置を構成している。
このカラー複写機は、中間転写ベルト10を使用したタンデム型の電子写真装置であり、給紙テーブル2上に複写装置本体1を載置している。その複写装置本体1の上にはスキャナ3を取り付けると共に、その上に原稿自動給送装置(ADF)4を取り付けている。
そして、複写装置本体1内の略中央に、中間転写ベルト10を有するベルト装置20を設けている。中間転写ベルト10は、駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図2で時計回り方法に回動するようになっている。また、この中間転写ベルト10は、従動ローラ15の左方に設けられているクリーニング装置17により、その表面に画像転写後に残留する残留トナーが除去されるようになっている。
その中間転写ベルト10の駆動ローラ9と従動ローラ15の間に架け渡された直線部分の上方には、その中間転写ベルト10の移動方向に沿って、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの4つの画像形成部18を構成するドラム状の感光体40Y,40C,40M,40K(以下、特定しない場合には単に感光体40と呼ぶ)を、それぞれ図2で反時計回り方向に回転可能に設けている。そして、その各感光体上に形成された各画像(トナー画像)が、中間転写ベルト10上に直接重ね合わせ状態に順次転写されていくようになっている。
そのドラム状の感光体40の回りには、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64をそれぞれ設けている。そして、その感光体の上方に、露光装置21を設けている。
一方、中間転写ベルト10の下側には、その中間転写ベルト10上の画像を記録材であるシートPに転写する転写部となる2次転写装置22を設けている。その2次転写装置22は、2つのローラ23,23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡したものであり、その2次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して従動ローラ16に押し当たるようになっている。この2次転写装置22は、2次転写ベルト24と中間転写ベルト10との間に送り込まれるシートPに、中間転写ベルト10上のトナー画像を一括転写する。
その2次転写装置22のシート搬送方向下流側には、シートP上のトナー画像を定着する定着装置25があり、そこでは無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられている。
なお、2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へ搬送する機能も果たす。また、この2次転写装置22は、転写ローラや非接触のチャージャを使用した転写装置であってもよい。
その2次転写装置22の下側には、シートの両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28を設けている。
このカラー複写機は、カラーのコピーをとるときは、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットする。また、手動で原稿をセットする場合には、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動給送装置4を閉じてそれを押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは、その原稿がコンタクトガラス32上に給送される。また、手動で原稿をコンタクトガラス32上にセットしたときは、直ちにスキャナ3が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から光が原稿に向けて照射され、その原稿面からの反射光が第2走行体34に向かうと共に、その光が第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して、原稿の内容が読み取られる。
また、上述したスタートスイッチの押下により、中間転写ベルト10が回動を開始する。さらに、それと同時に各感光体40Y,40C,40M,40Kが回転を開始して、その各感光体上にイエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各単色画像を形成する動作を開始する。そして、その各感光体上に形成された各色の画像は、図2で時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に重ね合わせ状態に順次転写されていき、そこにフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、上述したスタートスイッチの押下により、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43の中の選択された1つの給紙カセット44からシートPが繰り出され、それが分離ローラ45により1枚に分離されて給紙路46に搬送される。
そのシートPは、搬送ローラ47により複写機本体1内の給紙路48に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止する。
また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、それが分離ローラ52により1枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止状態になる。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22によりカラー画像が転写される。
その画像が転写されたシートPは、搬送装置としての機能も有する2次転写装置22により定着装置25へ搬送され、そこで熱と加圧力が加えられることにより転写画像が定着される。その後、そのシートPは、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてそこにスタックされる。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
このカラー複写機は、図1で説明したように、センサ6が読み取ったスケール5の情報から中間転写ベルト10の実際のベルト速度を検出してその実際のベルト速度に応じて中間転写ベルト10のベルト速度を補正制御する制御装置70を備えている。
その制御装置70は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
そして、この制御装置70には、図3に示すようにメイン制御部71と、センサ6がスケール5を検知して得た中間転写ベルト10のベルト速度情報を入力して、その情報により中間転写ベルト10を駆動するベルト駆動モータ7の駆動を制御する手段と前述した目盛劣化判断手段として機能するモータ制御部73とが設けられている。
そのモータ制御部73は、詳しい説明は後述するが、通常のベルト速度補正と、前述した目盛劣化判断手段がスケール5の目盛部分の劣化と判断したときのベルト速度補正の2つのベルト速度補正を行うための信号をベルト駆動モータ7にそれぞれ出力する制御部である。最初は中間転写ベルト10が基本となる基本速度(予め設定しておく)で回動するように、ベルト駆動モータ7を駆動制御する。それにより、中間転写ベルト10が回動を開始し、それに伴ってベルト内面上のスケール5が移動する。そのスケール5をセンサ6で読み取り、その読み取り結果をモータ制御部73にフィードバックする。
ここで、モータ制御部73は、そのフィードバックされた信号から得たベルト速度(実際の速度)が基本速度と同じであるときは、そのままの基本速度を維持するようにベルト駆動モータ7の駆動を制御するが、フィードバックで得たベルト速度と基本速度とに補正を必要とする速度差があるときには、その速度差に応じてベルト駆動モータ7の回転数を制御してベルト速度を補正する。すなわち、通常のベルト速度補正を行うための信号をベルト駆動モータ7に出力して、そのベルト駆動モータ7を駆動制御する。なお、このベルト速度補正に関する詳しい説明は後述する。
このように、センサ6がスケール5を読み取った情報(信号)は、上述したようにモータ制御部73に入力されるが、そのモータ制御部73に入力される信号は2値化したパルス信号である。
ところで、ベルト速度が一定で、スケール5のスリット部5a上に傷やトナー等の付着がなければ、中間転写ベルト10上のスケール5をセンサ6が検知して出力するアナログ信号(図5で後述する振幅fの信号)は一定となり、それを2値化したパルス信号も同様に一定となる。したがって、この場合にはセンサ6がスケール5を読み取った情報によりベルト速度補正を行っても問題が生じることはない。
しかしながら、例えばスケール5のスリット部5a上に図7に示すように傷SCがついたり、図8に示すようにトナーTn等が付着したりすることによりスケール5が劣化すると、その傷SCやトナーTn等が付着した部分で2値化したパルスの数が増えるため上記周波数は規定の周波数(パルスカウント値)でなくなってしまう。したがって、この場合にはスケール5を読み取った情報で前述した通常のベルト速度補正を行うと不都合が生じてしまう。
そこで、この実施例の図3に示したモータ制御部73は、そのモータ制御部73内のRAMに納められていて、そこからベルト速度制御用として随時出力されている図9で後述する劣化検出用基準パルスが、予め設定した基準パルス数になったタイミングのときにセンサ6からスケール5を読み取った際に出力される上述した2値化したパルス信号(出力信号)が出力されなかったとき、あるいは上記基準パルス数になる前にセンサ6からスケール5を読み取った際に出力される出力信号と同様な出力信号が出力されたときに、スケール5の目盛部分の劣化(スリット部5aの傷やトナー付着)を判断するようにしている。
そして、このモータ制御部73は、スケール5の目盛部分の劣化を判断したときには、劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理(詳しい説明は後述する)を行う信号をベルト駆動モータ7に出力する。それにより、中間転写ベルト10がスリット部5aの傷やトナー付着によって誤ったベルト速度制御がされないように制御される。
次に、中間転写ベルト10の駆動系及びその中間転写ベルト10のベルト速度検出系について、図4及び図5をも参照して説明する。
図1に示したように、ベルト駆動モータ7の回転力は、中間転写ベルト10を回動可能に張架すると共にそのベルトを駆動する駆動ローラ9に伝達される。
このようにして、ベルト駆動モータ7は、駆動ローラ9を回転させることにより中間転写ベルト10を図1の矢示C方向に回動させるが、その間の回転力の伝達は直接であってもよいし、間にギヤを介したものであってもよい。
中間転写ベルト10は、例えば弗素系樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリイミド樹脂等で形成するベルトであり、そのベルトの全層や、その一部を弾性部材で形成するようにした弾性ベルトを使用したりする。
その中間転写ベルト10には、感光体40Y,40C,40M,40Kの順に、そこに形成されている異なる色の単色画像(トナー像)が順次重ね合わせ状態に転写されていく。
なお、中間転写ベルト10の内面(外面にしてもよい)には、前述したスケール5を全周に亘って図4に示すように当間隔に形成しているが(図1には一部のみ図示)、そのスケール5のベルト幅方向の位置は、図4に示したように感光体の端部に対応する位置にしている。また、図1に示したセンサ6の配設位置は、中間転写ベルト10が直線状に張架された部分のベルト面のスケール5を検知できる位置であれば、いずれの場所であってもかまわない。
そのセンサ6は、一例を図5に示すように、例えば一対の発光素子6aと受光素子6bを備えた反射型光学センサであり、発光素子6aからスケール5に向けて照射した光の反射光を受光素子6bで受光し、その際にスケール5の目盛であるスリット部5aとそれ以外の部分5bとで異なる反射光量を検出する。
すなわち、センサ6はスケール5のスリット部5aとそれ以外の部分5bとで異なる反射率の違いにより、HighとLowの2値の信号を出力する。
ここで、例えばセンサ6のタイプが、受光素子6bが光を受光するとHigh信号を出力するタイプのものだとすると、スケール5のスリット部5aの反射率がスリット以外の部分5bよりも高くなるように形成されていれば、センサ6から出力される信号は図5のtの範囲が、スリット部5aがセンサ6を通過している間の出力となる。したがって、中間転写ベルト10が回動するのに伴い、センサ6の検出範囲を通過するスリット部5aの有無により、センサ6の出力がHigh、Lowを図示のように繰り返す。
したがって、その信号がLowからHighに変化した時点から次のLowからHighに変化するまでの周期(時間)Tを求めることにより、中間転写ベルト10の表面の移動速度(ベルト速度)を検出することができる。
なお、これはあくまで中間転写ベルト10のベルト速度を検出する方法の一例であり、中間転写ベルト10に形成したスケールを検知することによりそのベルト速度を検出することができるものであれば、そこに使用するセンサやスケールの種類はいずれのものであってもよいし、その検出方法もいずれの検出方法を用いてもよい。
次に、中間転写ベルト10の通常のベルト速度補正処理について図6を参照して説明する。
図1に示した制御装置70が有するマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図6に示す中間転写ベルトの通常のベルト速度補正処理をスタートさせる。
まずステップ1で、ベルト駆動モータ7をONにして、それを目標速度である基本速度Vで回転させるようにし(図3のモータ制御部73が制御)、ステップ2へ進む。そこでは、ベルト駆動モータ7をOFFにする信号を入力しているか否かを判断し、OFF信号を入力していればステップ3へ進んでベルト駆動モータ7をOFFにして、この処理を終了する。
また、ステップ2でOFF信号を入力していなくてステップ4へ進んだときには、そこでフィードバックされるセンサ6からの信号を入力し、その情報から中間転写ベルト10の表面の実際の速度V′を検出する。そして、次のステップ5で、基本速度Vと実際の速度V′との速度比較を行う。
次のステップ6では、その基本速度Vと実際の速度V′とが同じでないか(V≠V′)を判断し、その基本速度Vと実際の速度V′が同じで、その間に速度差がなければ(許容できる速度差)、中間転写ベルト10は基本速度Vと同じ速度でベルト表面が回転していると判断できるので、そのまま基本速度Vで制御を継続してステップ2へ戻り、再びそのステップ2以降の判断及び処理を繰り返す。
また、ステップ6の判断で、基本速度Vと実際の速度V′とが同じでないときにはステップ7に進んで、そこで基本速度Vと中間転写ベルト10の実際の速度V′とのベルト表面の速度差V″を計算する。
そして、次のステップ8で、その速度差V″がV″>0であるか否かを判断し、V″>0であれば(YESの判断)、基本速度Vよりも、中間転写ベルト10の実際の速度V′の方が遅いと判断できるので、基本速度Vに速度差V″を加えた速度Vになるように、ベルト駆動モータ7の回転数を制御し、その後ステップ2へ戻る。
また、ステップ8の判断で速度差V″がV″>0でないときには、速度差V″はV″≦0であって中間転写ベルト10の実際の速度V′のベルト表面速度が基本速度Vと等しいかそれよりも速いと判断できるので、ステップ10へ進んで、そこで基本速度Vから速度差V″を差し引いた速度Vになるように、ベルト駆動モータ7の回転数を制御し、その後ステップ2へ戻る。
そして、そのステップ2以降の判断及び処理を繰返すことにより、中間転写ベルト10の表面の実際の速度V′が基本速度Vになるように補正制御する。そして、ステップ2でベルト駆動モータ7をOFFにする信号の入力を判断するとステップ3へ進んで、ベルト駆動モータ7をOFFにして、この処理を終了する。
ところで、中間転写ベルト10に設けるスケール5は、それをベルトの内側に設けてもよいし、外側に設けてもよい。この実施例のように、ベルトの内側に設けた場合の利点としては、それが汚れにくくなると共に、そこに異物も付着しにくくなるということがある。さらに、スケール5が傷つきにくくなったり、そのスケール5を読み取るセンサ6もベルトの内側に配設するようになるため、それが汚れにくくなるということもある。
一方、スケール5をベルトの内側に設けた場合の欠点としては、センサ6にあまり大きなものを使用できなくなることや、そのセンサを配設する方向や距離等についての制約が生じること等が挙げられる。
逆に、スケール5をベルトの外側に設けた場合の利点としては、それを読み取るセンサ6の配置に関して制約が少なくなることがあるが、その反面スケール5が汚れやすくなったり、そこに異物が付着しやすくなったり、さらに傷がつきやすくなったりする欠点が生じる。
この実施例によるベルト装置20では、図1に示したようにスケール5を中間転写ベルト10の内側に設けているが、やはり経時となると目盛り部分となるスリット部5a(図5参照)に細かな傷がついたり、トナー等の異物が付着することにより汚れて反射面の反射率が低下したりする。そのようになると、そのスリット部5aを検知してセンサ6が出力するパルスの周波数は異常になりやすい。
すなわち、図7に示したようにスケール5のスリット部5aの一部に傷SCがついたり、図8に示すようにスリット部5aの一部にトナーTnの塊等の異物が付着したりすることによりスケール5が劣化したりすると、センサ6から図示のように振幅fで本来は規則正しく出力されるはずのアナログ出力信号が数パルス〜数十パルスでなくなったり、波形の一部がでなくなったり、本来は1パルスであるところが2パルスになってしまったりする。このようになると、2値化のデジタル信号(パルス)出力の周波数も変化して、基準の周波数(傷や汚れ等が無いときの周波数)と異なる異常状態になる。
このような周波数の異常が発生すると、図3に示した制御装置70のモータ制御部73は、上記2値化のパルス信号に基づいてベルト駆動モータ7を制御しているので、そのベルト駆動モータ7を定速で駆動することができなくなる。その結果、中間転写ベルト10を正確なベルト速度に補正制御できなくなるので、カラー画像を形成した場合に色ずれ等が発生するようになる。
しかしながら、この実施例によるベルト装置20及びそれを備えたカラー複写機では、前述したようにスケール5の目盛となるスリット部5a(図4,図5参照)の劣化状態を判断する目盛劣化判断手段として機能するモータ制御部73を設けて、その目盛劣化判断手段が上記目盛部分の劣化を判断したときにはその目盛劣化判断手段がスリット部5aの目盛部分の劣化を判断しなくなるまで、制御装置70が、予め設定した基本速度にベルト速度を制御するベルト速度補正処理を行う。
なお、この劣化部用のベルト速度補正処理は、スケール5の継ぎ目8(図4)の部分で行う継目補正処理と同一の処理である。そのため、このベルト速度を基本速度に制御するベルト速度補正処理を「劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理」という。
このように、このベルト装置20及びそれを備えたカラー複写機では劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行うので、上述したようなスケール5の一部に傷がついたり、トナーの塊等の異物が付着したりすることによりスケール5の目盛部分が劣化したとしても、ベルト駆動モータ7を定速で駆動して中間転写ベルト10のベルト速度を、カラー画像に色ずれが生じないように正確に補正制御することができる。
次に、スリット部5aの劣化判断劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理について、図9を参照して説明する。
図3に示した制御装置70のモータ制御部73内のRAMには、製品出荷時にスケール5の劣化検知用基準パルスが記憶(デフォルト設定)されている。したがって、このベルト装置の駆動時にはモータ制御部73から上記劣化検知用基準パルスが随時出力され、その劣化検知用基準パルスは図9に示したように、センサ6がスケール5のスリット部5aを検出して出力するセンサ出力信号の1パルス内に多数出力されるように設定されている。
なお、図9に示したセンサ出力の1周期Tの間に出力される劣化検知用基準パルスの数は、あくまでイメージ図として示したものであって、その数は適宜変えることができるものである。
モータ制御部73は、中間転写ベルト10の回動時には、各周期T(Tn)に相当する時間の間に劣化検知用基準パルスの基準パルス数Nを繰返しカウントする。すなわち、図9に示した時間tで劣化検知用基準パルスのカウントを開始して、中間転写ベルト10が正常なベルト速度で回動していてスリット部5aに傷やトナーの塊等がないときには、劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになる時間tのタイミングで、モータ制御部73はHighのセンサ出力信号Sの立上りを入力する。したがって、この場合には、スリット部5aは劣化していない正常な状態にあると判断し、次の周期Tの間は前述した劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理行わずに、通常のベルト速度Vに制御する。
しかしながら、図9に示した時間tからtの周期Tの部分に示した例のように、スリット部5a上にトナーTnの大きな塊があるとき(傷があるときも同様)には、本来は時間t から劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになる時間tのタイミングでセンサ信号Sの立上りを検知するべきところ、それが検知できない。したがって、この場合にはスリット部5aが劣化状態にあると判断して、次の周期Tの間劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行ってベルト速度を基本速度(デフォルト速度)Vに制御する。
また、図9に示した時間tからtの周期Tの部分に示した例のように、スリット部5aの一部にトナーTnの塊があるときも、本来は時間tから劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになるtのタイミングでセンサ出力信号Sの立上りを検知するところであるが、その立上りは時間tの遅れたタイミングで検知される。したがって、この場合にもスリット部5aが劣化状態にあると判断して、次の周期Tの間は劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行ってベルト速度を基本速度Vに制御する。
さらに、図9に示した時間tからtの周期Tの部分に示した例のように、スリット部5aの中間にトナーTnの塊や傷があるときは、時間tで劣化検知用基準パルスのカウントを開始してから、そのカウント数が基準パルス数Nになる前の時間t′の時点でセンサ信号Sの立上りを検知してしまう。したがって、この場合にもスリット部5a上に小さな劣化部があると判断して、次の周期Tの間は劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行ってベルト速度を基本速度Vに制御する。
このように、このベルト装置では、通常はセンサ6が読み取ったスケール5の情報から中間転写ベルト10の実際のベルト速度を検出して、その実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じて中間転写ベルト10のベルト速度を補正制御する通常のベルト速度補正処理を行い、目盛劣化判断手段がスケール5のスリット部5aの劣化判断したときには中間転写ベルト10を予め設定した基本速度で回動させる劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って、その処理を目盛劣化判断手段が上記劣化を判断しなくなるまで行うベルト速度制御方法を実施するので、スリット部5aに劣化が生じても中間転写ベルト10のベルト速度を正確に制御することができる。
図10はその劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を示すフロー図である。
この処理は、それがスタートすると、まず最初のステップでセンサ6の二値化したセンサ出力の立上りを検知したか否かを判断する。それを判断すると次のステップで劣化検知用基準パルスのカウントを開始する。そして、次のステップでは、その劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになる前にセンサ6のセンサ出力の立上りを検知したか否かを判断する。
そこで、その立上りを検知していれば劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って(図10では「劣化部用のベルト速度補正処理(継目補正処理)を行って」と記載している)、中間転写ベルト10のベルト速度を基本速度Vに制御する。
また、前のステップで、劣化検知用基準パルスのカウント数が基準パルス数Nになる前にセンサ6のセンサ出力の立上りを検知していなければ、次のステップで基準パルス数Nになったか否かを判断する。
そして、次のステップで、センサ6のセンサ出力の立上りを検知したか否かを判断し、検知していなければ劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を行って、中間転写ベルト10のベルト速度を基本速度Vに制御する。また、センサ出力の立上りを検知していれば、劣化部用のベルト速度補正処理を行わずに(図10では「劣化部用のベルト速度補正処理(継目補正処理)を行わずに」と記載している)ベルト速度をVに制御してこの処理を終了する。
そして、この処理を、各周期Tごとに繰返し行い、その2回目以降の処理では、最初のステップでセンサ出力の立上りを検知した後で、劣化検知用基準パルスのカウントを開始する前に、一度カウンタをリセットしてからカウントを開始する。
なお、図9に示した基準パルス数Nは、スケール5の目盛となる各スリット部5a間のバラツキ等を考慮して、例えばN−δ〜N+δ(δはバラツキ等を考慮して決定する数値)のように、ある程度の幅を持った数値に設定する必要がある。そうしないと、スリット部5a上に傷がなかったり、トナーの塊がなかったときでも、各スリット部5a間のバラツキ等によりセンサ6のセンサ出力の立上りを検知できなかったり、その立上りを基準パルス数Nの前に検知してしまったりして誤検知を生じたりする。
ところで、上述した劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理は、図4に示した継ぎ目8を検知したときにも行うようにしている。
すなわち、スケール5の継ぎ目8をセンサ6が検知したときには、その継ぎ目8には図4に示したようにスリット部5aが存在しないので、その部分ではセンサ6からはパルス信号が出力されないため、スケール5の情報を基にして行うベルト速度制御はできない。そこで、その継ぎ目8でもベルト速度が正常な状態に保たれるように、その継ぎ目8をセンサ6が検知したときには中間転写ベルト10のベルト速度を上述した劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理で制御して、ベルト速度を基本速度(デフォルトの速度)Vに制御する。
そして、そのベルト速度を基本速度Vに制御するのに、例えばベルト駆動モータ7に流す電流をベルト速度が基本速度Vになる電流値と同等の電流になるように制御することにより行う。あるいは、ベルト駆動モータ7に印加する電圧を制御するようにしてもよいし、周波数を制御するようにしてもよい。
次に、スケール5のスリット部5aに傷がついたり汚れたりすると、中間転写ベルト10に速度ムラが発生することについて詳しく説明する。
例えば、図7に示したように、スケール5の反射部となるスリット部5aに、図示のように略ベルトの移動方向に対して垂直となる方向に傷SC(異物付着の場合も同様)がつくと、センサ6の受光素子6bが出力するアナログ信号波形は図示のように変化して周波数が高くなる。それに伴って、2値化信号のパルスも、1つのスリット部5aの一周期内に2パルス信号が発生するようになる。
このようになると、この2値化信号のパルスを入力して、中間転写ベルト10のベルト速度を補正制御している制御装置70(図1)は、傷SCが原因で周波数が高くなった部分では、パルスが増加した分だけベルト速度が速くなったものと判断して、ベルト速度を遅くするようにベルト駆動モータ7を制御してしまう。
したがって、この場合にはスケール5が傷SCにより劣化して周波数が高くなっただけであって、実際にベルト速度が部分的に速まったわけではないが、上記のようなベルト速度を遅める制御をしてしまうことにより、速度ムラが生じてしまう。
また、例えば図9の周期Tの部分に示したように、スケール5のスリット部5a全体に跨るほど大きなトナーTnの塊や傷等がついたときには、センサ6の受光素子6bが出力するアナログ信号波形はそのトナーTnの塊や傷等の部分では2値化信号のパルスが出ないため周波数が低くなる。
このようになると、上述したトナーの塊や傷等が小さい場合と逆にパルスが減った分だけベルト速度が遅くなったものと判断して、ベルト速度を速めるようにベルト駆動モータ7を制御してしまうので、速度ムラが生じてしまう。
このように傷等は、1個のスリット部5aにつく小さなものもあれば、数十個のスリット部5aに跨ってつく幅の広いものもある。
ところで、図4で説明したように、中間転写ベルト10上に形成するスケール5には継ぎ目8ができる。この継ぎ目8の部分に形成される隙間は、通常の場合、最大で3mm程度である。したがって、中間転写ベルト10のベルト速度(線速)を250mm/sとすると、中間転写ベルト10の回動時にセンサ6は幅3mmの継ぎ目8を検知している12msの間はパルス信号を出力しない。
そのため、この継ぎ目8を検知している12msの間も前述した劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を実行して、ベルト速度を基本速度(デフォルトの速度)Vに制御する。
そして、このベルト速度補正処理の実行が、センサ6が継ぎ目8を検知している時間に相当する時間である12msを超える時間続いたときには、継ぎ目8の隙間を超える長さ(ベルト移動方向の長さ)の大きな傷、あるいは異物がスケール5に付着しているものと判断して、制御装置70はベルト駆動モータ7を停止させる制御をする。したがって、異常画像出力(色ずれ等)を低減することができる。また、装置の外部から見える表示部75(図1)に、ベルト停止に関する注意を促すための表示をさせる。
すなわち、制御装置70は、12msを超える時間上述したベルト速度を基本速度に制御するベルト速度補正処理が実行されることによりスケール5の所定値以上の劣化判断したときには中間転写ベルト10の回動を停止させるベルト駆動停止制御手段としても機能する。また、この制御装置70は、上記ベルト駆動停止制御手段が中間転写ベルト10の回動を停止させたときには表示部75にベルト停止に関する注意を促すための表示をさせる表示手段としても機能する。
なお、中間転写ベルト10の回動を停止させるタイミングは、画像形成中の画像の形成が終了した後に行うようにする。あるいは、設定されている画像形成枚数の全てについて画像形成が終了した後に行うようにしてもよい。
また、ベルト停止に関する注意を促すために表示部75に行う表示内容としては、例えばベルト交換を知らせる表示や、ベルトが汚れていることを知らせるための表示とする。
ところで、図11に示すように、例えばベルト駆動モータ7の回転軸の回転数を検出するエンコーダ65を用いスケール5の情報を使用しない他のベルト速度制御系を設け、制御装置70′が前述したベルト速度補正処理を12msを超える時間実行することにより所定値以上の劣化を判断したときには、上記他のベルト速度制御系によるベルト速度制御に切り換えてベルト駆動モータ7の回転数を制御することにより中間転写ベルト10の回動を継続させるベルト速度制御切換手段を設けるようにしてもよい。その場合、そのベルト速度制御切換手段は、図1で説明した制御装置70と同様なマイクロコンピュータを備えた制御装置70′が機能する。
そして、上記所定値以上の劣化とは、例えば図4の継ぎ目8よりもベルト移動方向に大きな幅の傷や汚れ等がスケール5のスリット部5aの部分にできてしまった場合や、細かい汚れがスリット部5aの部分に多数できてしまったときである。このようになっても、上記のエンコーダ65を用いた他のベルト速度制御系とベルト速度制御切換手段を設ければ、中間転写ベルト10の回動を停止させずにエンコーダ65を用いた他のベルト速度制御系により中間転写ベルト10の回動を継続させることができるので、画像形成動作を停止させなくて済む。
また、この場合には、一つの画像形成ジョブが終わる度に中間転写ベルト10をクリーニングしてから画像形成動作が終了するようにし、エンコーダ65を用いた他のベルト速度制御系によるベルト速度制御はリセットする。そして、次の画像形成ジョブの際にも、まだスリット部5a上の汚れが取り除かれていないときには、再びエンコーダ65を用いた他のベルト速度制御系によるベルト速度制御に切り換えるようにする。そして、このエンコーダ65を用いたベルト速度制御に切り換わる回数が所定回数以上になったときに、中間転写ベルト10の交換を促すメッセージを表示部75に表示させるようにする。
この発明は、ベルトの全周に亘って形成したスケールを読み取った情報からベルトの実際のベルト速度を検出してその実際のベルト速度に応じてベルト速度を補正制御するようにしたベルト装置とそれを備えた画像形成装置に適用することができる。また、ベルト速度を制御するベルト速度制御方法として、広く適用することができる。
この発明によるベルト装置の一実施形態を制御系と共に示す概略構成図である。 同じくそのベルト装置を備えた画像形成装置であるカラー複写機の一例を示す全体構成図である。 同じくそのカラー複写機の中間転写ベルトの速度制御系を示すブロック図である。 ベルト速度検出用のスケールが全周に亘って設けられた中間転写ベルトの一部を示す平面図である。 中間転写ベルトに設けたスケールを読み取るセンサとそのセンサが出力するセンサ信号を示す概略図である。 中間転写ベルトの通常の速度補正処理を示すフロー図である。
スケールの目盛の1つに傷がついた状態のときのセンサ出力を説明するための図である。 同じくスケールの目盛の1つにトナーによる汚れができた状態のときのセンサ出力を説明するための図である。 スケールのスリット部の劣化判断劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を説明するための説明図である。 同じくその劣化部用及び継ぎ目用のベルト速度補正処理を示すフロー図である。 エンコーダを用いた他のベルト速度制御系を示す概略構成図である。 従来の直接転写方式の画像形成装置の一例を画像形成部のみ示す構成図である。 従来の間接転写方式の画像形成装置の一例を画像形成部のみ示す構成図である。
5:スケール、5a:スリット部(目盛)、6:センサ、10:中間転写ベルト、40Y,40C,40M,40K:感光体、65:エンコーダ、70,70′:制御装置、75:表示部

Claims (4)

  1. 多数の目盛からなるスケールが全周に亘って形成された回動する無端状のベルトと、前記スケールを読み取るセンサと、前記ベルトを駆動するモータと、該モータを駆動制御すると共に、前記センサが読み取った前記スケールの情報から前記ベルトの実際のベルト速度を検出して、その実際のベルト速度と予め設定された基本速度との差に応じて前記ベルトのベルト速度を補正制御する制御装置とを備えたベルト装置において、
    前記スケールの情報を使用しない他のベルト速度制御系を設けると共に、
    前記制御装置に、
    前記ベルト上のスケールの劣化検知用として劣化検知用基準パルスを随時出力し、該基準パルスを前記センサから前記スケールを読み取った際に出力される出力信号の1周期ごとにカウントし、そのカウント数が予め設定した基準パルス数(N)になったときに前記出力信号が出力されなかったとき、あるいは前記基準パルス数(N)になる前に前記センサの出力信号と同様な出力信号が出力されたときに、前記スケールの目盛部分の劣化と判断する目盛劣化判断手段と、
    該手段が前記目盛部分の劣化と判断したときには、前記出力信号の次の周期の間は前記ベルト速度を前記基本速度に制御するベルト速度補正処理を行う手段と、
    前記ベルト速度補正処理の実行が、前記センサが前記ベルト上に形成された前記スケールの継ぎ目を検知している時間に相当する時間を超える時間続いたときには所定値以上の劣化と判断し、前記他のベルト速度制御系によるベルト速度制御に切り換えて前記ベルトの回動を継続させるベルト速度制御切換手段とを設けたことを特徴とするベルト装置。
  2. 前記基準パルス数(N)は、前記スケールの前記目盛間のバラツキを考慮して予め設定された幅を持った数値(N−δ〜N+δ)であることを特徴とする請求項1記載のベルト装置。
  3. 前記他のベルト速度制御系が、前記ベルトを駆動するモータの回転軸の回転数を検出するエンコーダを用いるベルト速度制御系であることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のベルト装置を備えた画像形成装置であって、前記ベルトは複数の異なる色のトナー像を個別に担持してそれぞれ回転する複数の感光体上に形成された各色のトナー像が重ね合わせ状態に順次転写されていくベルトであることを特徴とする画像形成装置。
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