JP4576215B2 - ベルト速度制御装置、プログラム、画像形成装置及びベルト速度制御方法 - Google Patents

ベルト速度制御装置、プログラム、画像形成装置及びベルト速度制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、ベルトの周方向に沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛をセンサが検知した出力を制御手段が入力し、その制御手段が上記出力づいてベルトを等速移動させるフィードバック制御を行うベルト速度制御装置、プログラム、画像形成装置及びベルト速度制御方法に関する。
従来、例えば画像形成装置の中間転写ベルトの移動を制御するベルト速度制御装置は、中間転写ベルト上に周方向に沿って多数の目盛を間隔を置いて形成したシール状のスケールシールをベルト表面の側端付近に貼り付け、そのスケールシール上の各目盛を1つのセンサ(反射型フォトセンサ)により検知して出力パルスを得て、その検知結果からベルトの速度を検出して、その結果に基づいて中間転写ベルトを移動させるベルト駆動モータをフィードバック制御し、それにより中間転写ベルトが理想的な速度(等速)で移動するようにしている。
その結果、図8及び図9にそれぞれ示すように複数の感光体91Y,91C,91M,91Kを有するタンデム型のカラー画像形成装置であっても、シート搬送ベルトや中間転写ベルトの速度変動を防止することができるので、色ずれを極力抑えることができている。
しかしなから、上述したようなシール状のスケールシールを中間転写ベルト上に周方向に沿って一周に亘って貼り付けた場合、どうしてもそのスケールシールの先端と後端の間には継ぎ目ができる。そして、その継ぎ目箇所を検知したセンサの検知パルスは、図10に示すように継ぎ目以外の場所における検知パルス(図11の等速時のパルス参照)に比べて、図示のようにパルス間隔が広くなってしまう。
この場合、その検知パルスを使用してフィードバック制御を行うと、パルス間隔が広くなった部分では、ベルト速度が遅くなったわけではないにもかかわらず制御系はベルト速度が遅くなったと判断して、ベルト速度を速めるようにフィードバック制御をしてしまうようになる。
そこで、従来のベルト速度制御装置には、センサがスケールシールの継ぎ目を検知すると、その継ぎ目をセンサが検知している間はセンサからの検知パルスを使用せずに予めRAM等に記憶させているダミーパルスによりベルト速度を制御するようにしているものがある。
このダミーパルスは、ベルトが理想的な移動速度で回動している際にセンサがベルト上のスケールシールの各目盛を検知して出力するパルスの平均値と同じ間隔のパルスで形成されている。したがって、このダミーパルスをベルトの継ぎ目部分の制御に補間することにより、ベルトを理想的な速度で移動させることができる。
このように、ベルトの継ぎ目部分をダミーパルスで制御する場合には、目盛を検知するセンサからの信号により継ぎ目であることを判断してからダミーパルスで補間する処理を行うため、その継ぎ目であることをいち早く検知することが重要となる。
それは、センサからの信号により継ぎ目であることを検知しているため、その判断が遅れるとダミーパルスの補間を行ったとしても、その遅れた分の間はセンサからの検知パルスを使用して行う通常のフィードバック制御を行ってしまうため、正確なベルト速度の制御ができなくなるからである。
ところが、一般的にこのようなスケールを検知するセンサは、ベルトの継ぎ目の開始端部がセンサの位置を通過した瞬間に、その継ぎ目の開始を検知することは困難である。それは、センサがスケールの目盛を検知して出力するアナログ電圧出力の特性が図12に示すようになるからである。
図12において、センサが目盛を検知しているときの出力電圧値はαの値を示すが、継ぎ目箇所にさしかかると図示のように徐々に電圧が下がっていくようになる。そして、出力電圧が所定値βを下回ると、そのセンサからの信号を入力している制御系は、ここではじめて継ぎ目であることを認識し、ダミーパルスを補間するベルト速度制御に切り換える。
したがって、図12のxの間では継ぎ目の部分をセンサが実際に通過しているにもかかわらず、ダミーパルスで補間する制御は行われない。そのため、正確なベルト速度の制御が行われないため、ベルト速度に変動が生じ、それによりカラー画像に色ずれを発生させていた。
そこで、従来のベルト速度制御装置には、中間転写ベルトの移動方向に2つのセンサを設けて、ベルト移動方向上流側に位置する第1のセンサが継ぎ目を検知したら、下流側の第2のセンサにベルト速度制御に使用するセンサを移管するようにしたものがある。
しかしながら、このベルト速度制御装置の場合には、第1のセンサが継ぎ目を検知してから制御に使用するセンサを第2のセンサに移管する構成であるため、継ぎ目の検知は前述した場合と同様に第1のセンサの位置を継ぎ目の開始端部が過ぎてから若干遅れたタイミング(図12のxと同じ)で継ぎ目を検知するようになるので、やはり上述した問題点を解決することはできなかった。
そこで、従来のベルト速度制御装置には、例えば特許文献1に記載されているように、無端状ベルトの表面に、周方向に沿って複数のタイミングマーク(目盛)を有するリニアスケール(スケールシール)を形成し、そのリニアスケールをそれぞれ検知可能に3つのセンサをベルトの周方向に互いに間隔を置いて配置し、その3つのセンサのうち2つでリニアスケールを同時に検知可能な状態ができるようにし、その2つのセンサでリニアスケールを検知する状態のときには、それら各センサの信号を入力するリニアエンコーダは2つのセンサのパルス信号のタイミング合わせを行い、そのリニアエンコーダが出力する信号を基にしてコントローラがベルトの速度を制御するようにしたものがある。
また、この特許文献1には、リニアスケールを無端ベルトの幅方向に2列に配置すると共に、その各端部が互いにオーバーラップするようにベルトの周方向に位置をずらしてそれぞれ配置し、その2列に配置した各リニアスケールを検知可能に2つのセンサをベルトの幅方向に並べて配置するようにしたベルト速度制御装置も記載されている(第2実施形態に記載あり)。
特開2004−69933号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているベルト速度制御装置は、2つのセンサで同時にリニアスケールを検知する状態のときには、その2つのセンサのパルス信号の出力タイミングを合わせる必要があるので、そのためには複雑なソフトウェアによる制御が必要になるという問題点があった。
また、特許文献1に記載されているリニアスケールとそれを検知するセンサを共に無端ベルトの幅方向に2列に設けるものでは、リニアスケールを無端ベルトの幅方向に2列設けることになるため、その分だけ無端ベルトの幅が広くなってしまう。また、その2列設けるリニアスケールは、それらを互いに高い精度で平行に配置するのが難しいという問題点もあった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ベルトの継ぎ目の開始端部がセンサの位置を通過するタイミングから遅れてその継ぎ目を検知しても、ベルトを等速移動させて走行速度に変動が生じないようにすることを目的とする。
また、センサからの信号を基にして行うベルトの等速移動のソフトウエアを複雑にせずに、ベルトの速度を正確に制御できるようにすることも目的とする。
この発明によるベルト速度制御装置は上記の目的を達成するため、ベルトの周方向沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛を検知する第1のセンサとその第1のセンサに対してベルトの移動方向上流側に設けられ、上記目盛を検知する第2のセンサと、上記第1のセンサ又は第2のセンサの出力と、所定の基準値との差分に基づいて、上記ベルトを移動させるフィードバック制御を行う制御手段とを備え、
上記制御手段は、上記第2のセンサが上記継ぎ目の開始端部を検知してから、上記第1のセンサと第2のセンサとの間の距離に基づいて計算された上記継ぎ目が上記第1のセンサに到達する直前まで移動するタイミングで、上記フィードバック制御を上記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から上記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えることを特徴とする
上記制御手段は、上記第2のセンサがベルトの継ぎ目の開始端部を検知してから、上記ベルトが上記第1のセンサと第2のセンサ間との間の距離に上記継ぎ目の幅を加えた距離を移動するまでの時間よりも長い時間の後に、上記第2のセンサの出力に基づく速度の制御から上記第1のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えるようにするとよい。
また、上記制御手段は、上記ベルトを駆動する駆動源の立ち上がり時間内は、上記継ぎ目が上記第1のセンサと第2のセンサの間に位置しないように上記ベルトを停止させる制御も行うようにするとよい。
上記いずれかのベルト速度制御装置を備えた画像形成装置も提供する。
さらに、この発明によるプログラムは、コンピュータにベルトを等速移動させフィードバック制御を実行させるためのプログラムであって、
上記コンピュータを、
ベルトの周方向に沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛を検知する第1のセンサの出力を入力する手段と、
上記第1のセンサに対して上記ベルトの移動方向上流側に設けられ、上記目盛を検知する第2のセンサの出力を入力する手段と、
上記第1のセンサ又は第2のセンサの出力と、所定の基準値との差分に基づいて、上記ベルトを移動させるフィードバック制御を行う制御手段として機能させ、
上記制御手段は、上記第2のセンサが上記継ぎ目の開始端部を検知してから、上記第1のセンサと第2のセンサとの間の距離に基づいて計算された上記継ぎ目が上記第1のセンサに到達する直前まで移動するタイミングで、上記フィードバック制御を上記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から上記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換える機能を有する
また、この発明によるベルト速度制御方法は、ベルトの周方向沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛を、第1のセンサと、該第1のセンサに対して上記ベルトの移動方向上流側に設けられた第2のセンサとでそれぞれ検知し、その各出力が制御手段へ入力されて、その制御手段が上記第1のセンサ又は前記第2のセンサの出力と、所定の基準値との差分に基づいて上記ベルトを等速移動させるフィードバック制御を行うベルト速度制御方法であって、
上記第2のセンサが上記継ぎ目の開始端部を検知してから、上記第1のセンサと第2のセンサとの間の距離に基づいて計算された上記継目が上記第1のセンサに到達する直前まで移動するタイミングで、上記フィードバック制御を上記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から上記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えることを特徴とする
この発明によれば、センサを第1のセンサと第2のセンサとで構成するため、ベルトの継ぎ目の開始端部がセンサの位置を通過するタイミングから遅れてその継ぎ目を検知しても、ベルトの継ぎ目の終了端部が第2のセンサの検知位置を通過してから第1のセンサが上記継ぎ目を検知する前までの間のタイミングで、フィードバック制御を上記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から上記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えるので、ベルトを正確に等速移動させて走行速度に変動が生じないようにすることができる。
また、センサからの信号を基にして行うベルトの等速移動のソフトウエアを複雑にせずにベルトの速度を正確に制御することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置のベルト速度制御装置を示す概略図、図2は同じくその画像形成装置の一例を示す全体構成図、図3は図1のベルト速度制御装置の中間転写ベルト上に設けた目盛とそれを検知する2つのセンサを示す平面図である。
図2にカラー画像形成装置の一例として示したカラー複写機は、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の4つのドラム状の感光体40Y,40C,40M,40K(以下、特定しない場合には単に感光体40と呼ぶ)と、その各感光体40に形成された画像がそれぞれローラ状の1次転写装置62が設けられた各1次転写位置で転写される中間転写ベルト10とを備えたタンデム型の画像形成装置である。
そして、この画像形成装置のベルト速度制御装置は、図3に示すように中間転写ベルト10の周方向に沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目11を有する多数の目盛5aからなるスケール5(図1には一部のみ簡略化して図示している)を全周に亘って例えば貼着により設けている。
そして、そのスケール5の目盛5aを、詳しい説明は後述するセンサ6A,6Bが検知して出力した出力値を制御手段である図1に示した制御装置70が入力し、その制御装置70が上記出力値を基に中間転写ベルト10を等速移動させるフィードバック制御を行う。
そのフィードバック制御は、スケール5の目盛5aをセンサ6A,6Bで読み取ることにより中間転写ベルト10の実際の速度を検知し、その実際の速度に応じて中間転写ベルト10の速度(以下、単にベルト速度ともいう)を目標速度に補正制御するものである。
そのフィードバック制御に使用する2つのセンサ6A,6Bは、センサ6Aが第1のセンサであり、その第1のセンサに対して中間転写ベルト10の移動方向上流側に第2のセンサとなるセンサ6Bを設けている。
また、このベルト速度制御装置は、中間転写ベルト10の図3に明示する継ぎ目11の終了端部11bがセンサ(第2のセンサ)6Bの検知位置を通過してからセンサ(第1のセンサ)6Aが継ぎ目11を検知する前までの間のタイミングで、フィードバック制御に使用するセンサをセンサ6Aからセンサ6Bに切換えるセンサ切換手段(この実施例では制御装置70内に設けられている)を設けている。
図2に示したカラー画像形成装置は、給紙テーブル2上に複写機本体1を載置している。その複写機本体1の上にはスキャナ3を取り付けると共に、その上に原稿自動給送装置(ADF)4を取り付けている。
複写機本体1内には、その略中央に無端ベルト状の中間転写ベルト10を有する転写装置20を設けており、中間転写ベルト10は駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図2で時計回り方向に回動するようになっている。また、この中間転写ベルト10は、従動ローラ15の左方に設けられているクリーニング装置17により、その表面に画像転写後に残留する残留トナーが除去されるようになっている。
その中間転写ベルト10の駆動ローラ9と従動ローラ15の間に架け渡された直線部分の上方には、その中間転写ベルト10の移動方向に沿って、上述した4個の各感光体40を、それぞれ図2で反時計回り方向に回転可能に設けている。そして、その各感光体上に形成された各画像(トナー画像)が、中間転写ベルト10上に直接重ね合わせ状態に順次転写されていくようになっている。
そのドラム状の各感光体40の回りには、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64をそれぞれ設けている。そして、その感光体の上方に、露光装置21を設けている。
一方、中間転写ベルト10の下側には、その中間転写ベルト10上の画像を記録材であるシートPに転写する転写部となる2次転写装置22を設けている。その2次転写装置22は、2つのローラ23,23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡したものであり、その2次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して従動ローラ16に押し当たるようになっている。この2次転写装置22は、2次転写ベルト24と中間転写ベルト10との間に送り込まれるシートPに、中間転写ベルト10上のトナー画像を一括転写する。
その2次転写装置22のシート搬送方向下流側には、シートP上のトナー画像を定着する定着装置25があり、そこでは無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられている。
なお、2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へ搬送する機能も果たす。また、この2次転写装置22は、転写ローラや非接触のチャージャを使用した転写装置であってもよい。
その2次転写装置22の下側には、シートの両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28を設けている。
このカラー複写機は、カラーのコピーをとるときは、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットする。また、手動で原稿をセットする場合には、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動給送装置4を閉じてそれを押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは、その原稿がコンタクトガラス32上に給送される。また、手動で原稿をコンタクトガラス32上にセットしたときは、直ちにスキャナ3が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から光が原稿に向けて照射され、その原稿面からの反射光が第2走行体34に向かうと共に、その光が第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して、原稿の内容が読み取られる。
また、上述したスタートスイッチの押下により、中間転写ベルト10が回動を開始する。さらに、それと同時に各感光体40Y,40C,40M,40Kが回転を開始して、その各感光体上にイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の各単色画像を形成する動作を開始する。そして、その各感光体上に形成された各色の画像は、図2で時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に重ね合わせ状態に順次転写されていき、そこにフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、上述したスタートスイッチの押下により、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43の中の選択された1つの給紙カセット44からシートPが繰り出され、それが分離ローラ45により1枚に分離されて給紙路46に搬送される。
そのシートPは、搬送ローラ47により複写機本体1内の給紙路48に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止する。
また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、それが分離ローラ52により1枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止状態になる。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22でカラー画像が転写される。
その画像が転写されたシートPは、搬送装置としての機能も有する2次転写装置22により定着装置25へ搬送され、そこで熱と加圧力が加えられることにより転写画像が定着される。その後、そのシートPは、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてそこにスタックされる。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
図3に示したセンサ6A,6Bは、中間転写ベルト10の表面(内面であってもよい)に全周に亘って設けたスケール5(図4も参照)を読み取り可能なベルト幅方向の端部にそれぞれベルトの移動方向に距離Lpを置いて配設されており、そのセンサ6A,6Bがスケール5の目盛5aを検知した情報から図5に示す制御装置70が中間転写ベルト10の実際の速度を検出し、その実際の速度に応じて中間転写ベルト10の速度をベルト駆動モータ7を制御することにより、目標速度(基本速度)に補正する。
その制御装置70は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
そして、この制御装置70は、前述したベルト速度のフィードバック制御を可能にするため、センサ6A,6Bや、ベルト駆動モータ7にそれぞれ接続されている。
さらに、この制御装置70は、スキャナ3(図2)の読取りセンサ36による読取結果に基づく光書込や、現像及び重ね合わせ中間転写などによって4色トナー像を形成せしめる制御が可能になるように、読取りセンサ36や露光装置21及び画像形成ユニット18にも接続されている。また、その他の各種駆動系等の負荷類にも接続されている。
次に、中間転写ベルト10の駆動系及びその中間転写ベルト10のベルト速度検出系について説明する。
図1に示したように、ベルト駆動モータ7の回転力は、中間転写ベルト10を回動可能に張架すると共にそのベルトを駆動する駆動ローラ9に伝達される。中間転写ベルト10は、例えば弗素系樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリイミド樹脂等で形成するベルトであり、そのベルトの全層や、その一部を弾性部材で形成するようにした弾性ベルトを使用したりする。
ベルト駆動モータ7は、駆動ローラ9を回転させることにより中間転写ベルト10を矢示C方向に回動させるが、その間の回転力の伝達は直接であってもよいし、間にギヤを介したものであってもよい。
中間転写ベルト10の表面には、前述したようにスケール5を全周に亘って形成しているが(図示の都合上継ぎ目11付近の一部のみ図示)、そのスケール5のベルト幅方向の位置は感光体の端部に対応する位置にし、それを非画像形成領域に位置させている。
センサ6A,6Bは同様なセンサであり、その一例を図4に示したように、例えば一対の発光素子6aと受光素子6bを備えたそれぞれ反射型光学センサであり、発光素子6aからスケール5に向けて照射した光の反射光を受光素子6bで受光し、その際にスケール5の目盛5aと目盛以外の部分5bとで異なる反射光量を検出する。
すなわち、センサ6A,6Bはスケール5の目盛5aとそれ以外の目盛以外の部分5bとで異なる反射率の違いにより、HighとLowの2値の信号を出力する。
ここで、例えばセンサ6A,6Bのタイプが、受光素子6bが光を受光するとHigh信号を出力するタイプのものだとすると、スケール5の目盛5aの反射率が目盛以外の部分5bよりも高くなるように形成されていれば、センサ6A,6Bから出力される信号は図4のtの範囲が、目盛5aがセンサ6A,6Bを通過している間の出力となる。したがって、中間転写ベルト10が回動するに伴い、センサ6A,6Bの検出範囲を通過する目盛5aの有無により、センサ6A,6Bの出力がHigh、Lowを図示のようにそれぞれ繰り返す。
したがって、その信号がLowからHighに変化した時点から次のLowからHighに変化するまでの時間Tを求めることにより、中間転写ベルト10の表面の移動速度(ベルト速度)を検出することができる。
なお、これはあくまで中間転写ベルト10のベルト速度を検出する方法の一例であり、中間転写ベルト10に形成したスケールを検知することによりそのベルトの移動速度を検出することができるものであれば、そこに使用するセンサやスケールの種類はいずれのものであってもよいし、その検出方法もいずれの検出方法を用いてもよい。
次に、制御装置70が行うベルト速度のフィードバック基本制御について、図6を参照して説明する。
図5に示した制御装置70は、図6に示すルーチンを実施することによりベルト速度のフィードバック基本制御を行う。すなわち、制御装置70は、図6のルーチンがスタートすると、まず最初に図3に示したセンサ6A又は6B(その選択使用についての説明は後述する)から入力した出力電圧値に基づいて、目盛検知ピッチPrを演算する。この演算は、前述したHigh電圧(図4)の立ち上がり部、あるいはLow電圧の立ち下がり部の発生間隔をカウントすることによって行う。
次のステップでは、その演算により求めた目盛検知ピッチPrがピッチ基準値Pb(この例では図4のT)と同じであるか否かを判断する。そこで、Pr=Pbであれば(YESの判断)、ベルト速度変動は生じていないので、メインルーチンにリターンするが、Pr=Pbでなければベルト速度変動が生じているので、ベルト速度を設計基準速度(目標速度)に戻すべく、「Pr−Pb」の解に応じた比率でベルト駆動モータ7の回転速度を増減する。
このように、このカラー画像形成装置では、目盛検知ピッチPrとピッチ基準値Pbとの比較結果をベルト駆動モータ7の駆動制御にフィードバックさせることにより、ベルト速度の変動を抑えるようにしている。
なお、「Pr−Pb」の解がプラスの値になったときには、その値に応じた比率でベルト駆動モータ7の回転速度を速めることで、ベルト速度を設計基準速度にする。逆に、「Pr−Pb」の解がマイナスの値になったときには、その値に応じた比率でベルト駆動モータ7の回転速度を遅めることでベルト速度を設計基準速度にする。
そして、この中間転写ベルト10の駆動を制御するフィードバック制御は、全て制御装置70が行い、それにより、中間転写ベルト10の速度変動を抑えて、それに起因するカラー画像形成時における各色のトナー像の重ね合わせズレを抑えることができる。
ところで、図3に示したように、帯状に長いスケール5を中間転写ベルト10の表面に周方向に沿って貼り付けた場合には、中間転写ベルト10は周長に偏差があったりするため、スケール5の長さを正確に作ったとしても、そのスケール5の一方の端部(開始端部11aに一致)と他方の端部(終了端部11bに一致)との間に形成される継ぎ目11には、図示のように隙間Sができたりする。
このように、スケール5の継ぎ目11に隙間ができると、スケール5内で最も継ぎ目11の開始端部11a側に位置する高反射率部となる目盛5a′と、最も継ぎ目11の終了端部11b側に位置する高反射率部となる目盛5a″との間隔が、継ぎ目11以外の部分での間隔よりも大きくなってしまう。
したがって、この継ぎ目11を跨ぐ部分では、図4で説明したHigh電圧の立ち上がり部や、Low電圧の立ち下がり部の発生タイミングが、その継ぎ目11の隙間Sの影響分だけ遅れるようになる。
その結果、本来であればベルト周方向の高反射率部となる目盛5aの長さL1と、これに隣設する低反射率部となる目盛以外の部分5bの部分の長さL2との合計長さL3に対応する目盛検知ピッチPrとなるべきところが、これよりも隙間Sの影響分だけ長い検知ピッチPr′になってしまう。
そのため、目盛5a′と目盛5a″との間は、ベルト速度が変動していないにもかかわらず、目盛検知ピッチPrがPr′に変動してしまう目盛ピッチ異常箇所となる。
このような継ぎ目11による目盛ピッチ異常箇所は、制御装置70がベルト速度低下と誤認して前述したフィードバック制御を行ってしまうと、ベルト速度を基準値よりも速めることになってしまうようになるので、中間転写ベルト10上に転写される各色のトナー像の重ね合わせ位置がずれたり、色の濃淡が発生したりして異常画像となる。
そこで、この実施例によるカラー画像形成装置では、前述したように2つのセンサ6A,6Bを設けて、継ぎ目11の終了端部11bがセンサ6Bの検知位置を通過してからセンサ6Aが継ぎ目11を検知する前までの間のタイミングで、ベルト速度の制御に使用するセンサをセンサ6Aからセンサ6Bに切換えることにより、継ぎ目11の部分でもトナー像の重ね合わせ位置がずれたり、色の濃淡が発生したりしないようにして異常画像が発生しないようにしている。
なお、センサ6Aとセンサ6Bの間隔は、設計上で機械的に決められた距離Lpになっている。そして、このセンサ6A,6Bは、図3に示したような単体ではなく、それを距離Lpを保った状態で一体にしたものであってもよい。
次に、この2つのセンサを切換えるベルト速度制御方法を実行することにより行うベルト速度のフィードバック制御について図7を参照して説明する。
制御装置70は、図7のベルト速度のフィードバック処理に関するプログラムがスタートすると、まず最初のステップ1でベルト速度のフィードバック処理に使用するセンサをセンサ6Aとして、そのセンサ6Aの出力値をフィードバック制御に使用する。そして、次のステップ2で、そのセンサ6Aの出力値に基づいて図6で説明したベルト速度制御(ベルト速度のフィードバック基本制御)を行う。
次のステップ3では、センサ6Bが継ぎ目11を検知したか否か、すなわち継ぎ目11の終了端部11bがセンサ6Bの検知位置を通過したか否かを判断し、まだ終了端部11bがセンサ6Bの検知位置を通過していなければステップ1に戻って、そのステップ1以降の処理を繰り返し行い、終了端部11bがセンサ6Bの検知位置を通過したことを検知すると、ステップ4に進む。
そのステップ4では、ベルト速度制御に使用するセンサを切り換える切換タイミングになっているか否かを判断する。その切換タイミングとは、継ぎ目11の終了端部11bがセンサ6Bの検知位置を通過してからセンサ6Aが継ぎ目11を検知する前までの間のタイミングであり、具体的にはセンサ6Bが図3に示した中間転写ベルト10の継ぎ目11の開始端部11aを検知してからその中間転写ベルト10がセンサ6Aとセンサ6Bとの間の距離Lpを移動する以前であって、且つ中間転写ベルト10が継ぎ目11の隙間Sに相当する距離以上センサ6Bが継ぎ目11の開始端部11aを検知してから移動するタイミングである。
例えば、Lpに相当する距離を中間転写ベルト10が移動する時間が1000msであったとすると、1000msをカウントする直前の900msのタイミングとなる。
そして、このセンサの切換えタイミングは、センサ6Bが継ぎ目11を検知すると制御装置70が、予め記憶されているセンサ6Aとセンサ6Bの間の距離Lpを継ぎ目11が通過して、その継ぎ目11がセンサ6Aに到達する直前のタイミングを計算により求める。
次のステップ5では、使用するセンサをセンサ6Bに切り換え、そのセンサ6Bの出力値をベルト速度のフィードバック制御に使用し、次のステップ6で、そのセンサ6Bの出力値に基づいて図6で説明したベルト速度制御(ベルト速度のフィードバック基本制御)を行う。
ステップ7では、継ぎ目11がセンサ6Aの検知位置を完全に通過したか否かを判断し、まだ通過していなければステップ5に戻って処理及び判断を繰返し、完全に通過したことを判断するとステップ8に進む。
この継ぎ目11がセンサ6Aの検知位置を完全に通過するとは、センサ6Bが中間転写ベルト10の継ぎ目11の開始端部11aを検知してから中間転写ベルト10がセンサ6Aとセンサ6Bの間の距離Lp+継ぎ目11の隙間S分を加えた距離よりも多く移動したタイミングを示す。
ステップ8では、画像形成停止信号等により、中間転写ベルト10が停止されるベルト停止信号を入力したか否かを判断し、ベルト停止信号を入力していなければ画像形成動作が継続されるのでステップ1に戻って、再び使用するセンサをセンサ6Aに戻し、そのセンサ6Aの出力値をベルト速度のフィードバック制御に使用し、以下ステップ2以降の処理及び判断を繰り返す。
そして、ステップ8でベルト停止信号の入力を判断すると、この処理を終了する。
このように、この実施例では、継ぎ目11をセンサ6Bが検知したときは、センサ6Aの検知出力によってベルト速度のフィードバック制御を行い、継ぎ目11がセンサ6Aの位置に達したときには、その継ぎ目11が通過中により目盛ピッチ異常箇所の検知出力をしているセンサ6Aの検知出力を使用せずに、他方のセンサ6Bの正常な検知出力をしているセンサ6Bの検知出力を使用してベルト速度のフィードバック制御を行なうので、継ぎ目11の開始端部11aがセンサの位置を通過するタイミングから遅れてその継ぎ目11を検知しても、ベルト速度制御に使用するセンサを継ぎ目11の影響が出ない側のセンサに切換えてしまうことにより、中間転写ベルト10を等速移動させて走行速度に変動が生じないようにして、重ね合わせ画像にズレが生じないようにすることができる。
また、センサからの信号を基にして行うベルトの等速移動のソフトウエアを複雑にせずにベルトの速度を正確に制御することができる。
なお、ベルト速度のフィードバック制御に使用するセンサをセンサ6Bからセンサ6Aに戻すタイミングは、上述した方法の他に、センサ6Aに正規の検知信号(継ぎ目11以外の部分の目盛5aが当間隔の部分の信号)が入力されたことを検知したタイミングとしてもよい。
このセンサをセンサ6Bからセンサ6Aに戻す切換タイミングは、上述したように継ぎ目11がセンサ6Aを完全に通過した後であればいつでもよいので、そのタイミングを計測するカウンタ等を設ける必要もない。しかしながら、少なくとも次の周回でセンサ6Bが継ぎ目11を検知するまでの間には、センサ6Aに切り換えておく必要がある。
そこで、このセンサ6Bからセンサ6Aに戻す切換時期は、例えば継ぎ目11がセンサ6Aを通過した後の、画像形成が行われていないときに切り換えるようにすれば、ベルト速度制御への影響がないので、画像形成中にセンサ切換えを実施する場合に比べて仕上がり画像に影響が出ないので好ましい。
また、上述したように、制御装置70は予め記憶されているセンサ6Aとセンサ6Bの間の距離Lpを継ぎ目11が移動して、その継ぎ目11がセンサ6Aに到達する直前のタイミングを計算により求め、そのタイミングでベルト速度制御に使用するセンサの切換えを変更しているので、ベルト駆動モータ7の立上り時等のようにベルト速度が一定でない場合には、継ぎ目11がセンサ6Bからセンサ6Aの直前になるタイミング及びセンサ6Aを抜けるタイミングが一定にならないため誤作動を生じる恐れがある。
したがって、中間転写ベルト10は、ベルト駆動モータ(ベルトを駆動する駆動源)7の速度が一定でない立ち上がり時間内は、継ぎ目11がセンサ6Bとセンサ6Aの間、及びセンサ6B,6Aの付近に位置しないように停止させるのがよい。そして、この制御も制御装置70が行う。
この発明は、ベルト速度制御装置とそれ備えた画像形成装置とベルト速度制御に関するプログラム及びベルト速度制御方法として、広く適用することができる。
この発明の一実施例である画像形成装置のベルト速度制御装置を示す概略図である。 同じくその画像形成装置の一例を示す全体構成図である。 図1のベルト速度制御装置の中間転写ベルト上に設けた目盛とそれを検知する2つのセンサを示す平面図である。 同じくそのセンサがスケールの目盛を検知して出力する2値のセンサ出力を示す図である。 図2の画像形成装置が有する制御装置とその関連構成を示すブロック図である。 同じくその制御装置が行うベルト速度のフィードバック基本制御のルーチンを示すフロー図である。 図3の2つのセンサを切換えることにより行うベルト速度のフィードバック制御のルーチンを示すフロー図である。 従来の直接転写方式の画像形成装置の一例を画像形成部のみ示す構成図である。 従来の間接転写方式の画像形成装置の一例を画像形成部のみ示す構成図である。 スケールシールの継ぎ目箇所とその付近をセンサが検知した場合の検知パルスを示す波形図である。 同じくそのセンサがスケールシールの継ぎ目箇所以外の部分を検知した場合の検知パルスを示す波形図である。 スケールシールを検知するセンサが継ぎ目箇所にさしかかったときのセンサの出力電圧の変化を示す波形図である。
符号の説明
5:スケール 5a:目盛 6A,6B:センサ 7:ベルト駆動モータ 10:中間転写ベルト 11:継ぎ目 11a:開始端部 11b:終了端部 70:制御装置(制御手段

Claims (6)

  1. ベルトの周方向に沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛を検知する第1のセンサと
    該第1のセンサに対して前記ベルトの移動方向上流側に設けられ、前記目盛を検知する第2のセンサと
    前記第1のセンサ又は前記第2のセンサの出力と、所定の基準値との差分に基づいて、前記ベルトを移動させるフィードバック制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第2のセンサが前記継ぎ目の開始端部を検知してから、前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間の距離に基づいて計算された前記継ぎ目が前記第1のセンサに到達する直前まで移動するタイミングで、前記フィードバック制御を前記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から前記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えること
    を特徴とするベルト速度制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のセンサが前記ベルトの継ぎ目の開始端部を検知してから前記ベルトが前記第1のセンサと前記第2のセンサ間との間の距離に前記継ぎ目の幅を加えた距離を移動するまでの時間よりも長い時間の後に、前記フィードバック制御前記第2のセンサの出力に基づく速度の制御から前記第1のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えることを特徴とする請求項1に記載のベルト速度制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記ベルトを駆動する駆動源の立ち上がり時間内は、前記継ぎ目が前記第1のセンサと前記第2のセンサの間に位置しないように前記ベルトを停止させる制御も行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト速度制御装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のベルト速度制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. コンピュータにベルトを等速移動させるフィードバック制御を実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    ベルトの周方向に沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛を検知する第1のセンサの出力を入力する手段と、
    前記第1のセンサに対して前記ベルトの移動方向上流側に設けられ、前記目盛を検知する第2のセンサの出力を入力する手段と、
    前記第1のセンサ又は前記第2のセンサの出力と、所定の基準値との差分に基づいて、前記ベルトを移動させるフィードバック制御を行う制御手段と
    して機能させ、
    前記制御手段は、前記第2のセンサが前記継ぎ目の開始端部を検知してから、前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間の距離に基づいて計算された前記継ぎ目が前記第1のセンサに到達する直前まで移動するタイミングで、前記フィードバック制御を前記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から前記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換える機能を有することを特徴とするプログラム。
  6. ベルトの周方向沿って形成されて該周方向の一部に継ぎ目を有する目盛を、第1のセンサと、該第1のセンサに対して前記ベルトの移動方向上流側に設けられた第2のセンサとでそれぞれ検知し、その各出力が制御手段に入力されて、該制御手段が前記第1のセンサ又は前記第2のセンサの出力と、所定の基準値との差分に基づいて前記ベルトを移動させるフィードバック制御を行うベルト速度制御方法であって、
    前記第2のセンサが前記継ぎ目の開始端部を検知してから、前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間の距離に基づいて計算された前記継ぎ目が前記第1のセンサに到達する直前まで移動するタイミングで、前記フィードバック制御を前記第1のセンサの出力に基づく速度の制御から前記第2のセンサの出力に基づく速度の制御に切換えることを特徴とするベルト速度制御方法。
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