JP2004191845A - 転写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像を重ね合わせるカラー画像形成装置では、中間転写ベルト、あるいは転写紙搬送ベルトの速度ムラがあると、転写ズレなどが生じ、高品質な画像が得られなくなる。
【解決手段】ベルト10の表面に貼り付けたスケールを、スケールセンサ502で読み取り、速度変換器503で速度を演算し、基本速度Vとの違いを比較器504で比較し、結果をコントローラ505に入力する。コントローラからのベルト駆動モータMに対する駆動信号は、入力切換器523に入力されると同時にスイッチ521を介して速度メモリ522に入力され、速度メモリ522の出力も入力切換器523に入力される。ホームマーク510を検出したホームセンサ511からの出力により、入力切換器523の出力が切り替わり、速度メモリ522の出力がベルト駆動モータMに入力され、継目部分による速度ムラを回避する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、PPC、プリンター、FAX、MFPなどの画像形成装置におけるベルト走行安定化技術に係わり、詳しくは転写方式を用いるタンデム型カラー画像形成装置の色ズレ防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー画像形成装置においては、色を重ね合わせるときに、その位置が狙いの位置からずれてしまい、画像上で色むらなどの不具合が発生することがあった。その色ズレの原因の一つとして、使用される無端ベルトの速度ムラ、すなわち、中間転写を用いた画像形成装置では、その中間転写ベルトの速度ムラによるものであり、直接転写方式を用いた画像形成装置では転写紙搬送ベルトの速度ムラによるものであることが解っている。以下、説明を簡略化するため、無端ベルトとして、中間転写ベルト方式について説明を進めるが、技術的内容はすべて直接転写方式の転写紙搬送ベルトにも適用できるものである。
【0003】
この解決策として、中間転写ベルトにスケールを設け、そのスケールをセンサで読み取ることにより、ベルト速度を検知し、その検知結果から、ベルト駆動用モータを制御し、速度ムラを低減することにより、色ズレを防止することが提案されている(例えば特許文献1参照。)。その他に、本発明とは直接関係ないが、ベルトの変動周期の中で低周波成分のみ補正制御し色ズレを防止するものや、フィードバックループを複数有し、スケールの汚れの対策をするものが提案されている。
【0004】
またベルト自体に製造上、継ぎ目を有する場合がある。継ぎ目は、ほぼ等間隔であるスケールのピッチ幅とは異なるので、スケールを読み取るセンサからの出力の変化によりベルトの移動速度を制御すると、継ぎ目部分でベルトの移動速度にムラができてしまう。本願出願人にかかわる特願2002−322577(以下先願発明という)ではスケールを読取るセンサ以外の第2センサとスケール以外の第2のマークにより中間転写ベルト上のスケールの継ぎ目を検知してベルトの停止位置を制御することにより、中間転写ベルト上のスケールの不具合を除くことができ異常動作や異常画像を防止するものが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−24507(第4頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
画像形成装置では、複数の画像を連続的に形成することがあり、1つの画像形成するごとにベルトを停止するわけに行かない場合がある。あるいは、センサが継ぎ目の部分にかかるときが、転写中であっても構わないように構成できれば設計の自由度が大幅に増す。本発明は、センサが継ぎ目にかかっても、ベルトの速度変動が全くないか、有っても画像に悪影響をもたらさない程度に速度を制御できる転写装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、継ぎ目のあるスケールを有し、ベルト駆動モータにより移動可能な無端ベルトからなる転写装置であって、前記スケールを読み取るスケールセンサと、前記無端ベルト表面の速度を算出する速度変換器とを有し、該算出速度から前記無端ベルト表面の速度を補正制御する第1の速度制御装置と、前記無端ベルト上に設けられたホームマークと、前記スケールセンサが前記スケールの継ぎ目を読みとるタイミングに先立って前記ホームマークを検出するホームセンサとを有する転写装置において、前記第1の速度制御装置とは異なる第2の速度制御装置を有し、前記ホームセンサの検出出力を受けたとき、前記第1の速度制御装置による制御を無効にし、前記無端ベルト表面の速度を、前記第2の速度制御装置に移管することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置は、常時前記無端ベルト表面の速度を記憶しており、前記検出出力を受けたとき、その直前に記憶した速度をもって前記無端ベルト表面の速度を制御することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置は、前記第1の速度制御装置から前記無端ベルト表面の速度制御の移管を受けたとき、予め定められた所定の速度をもって前記無端ベルト表面の速度制御を行うことを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3に記載の転写装置において、前記所定の速度は、設計上定められた目標速度であることを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明では請求項1に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置は、それ自身速度制御ループを有し、前記第1の速度制御装置から前記無端ベルト表面の速度制御の移管を受けたときは、前記速度制御ループによって前記無端ベルト表面の速度制御を行うことを特徴とする。
請求項6の発明では請求項5に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置の有する速度制御ループは、前記第1の速度制御装置と同様にスケールを読みとる第2のスケールセンサを用いた制御ループであることを特徴とする。
請求項7の発明では請求項5に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置の有する速度制御ループは、前記ベルト駆動モータに設けられたモータエンコーダを用いた制御ループであることを特徴とする。
【0010】
請求項8の発明では請求項2ないし4のいずれか1つに記載の転写装置において、前記第1および第2の速度制御装置の双方からの出力を2つの入力として受け入れ、前記ホームセンサからの出力に基づいて、前記双方からの2つの入力の内の一方のみを出力とする入力切換器を有することを特徴とする。
請求項9の発明では請求項6に記載の転写装置において、前記第1および第2の速度制御装置の双方からの出力を2つの入力として受け入れ、前記ホームセンサからの出力に基づいて、前記双方からの2つの入力の内の一方のみを出力とする入力切換器を有することを特徴とする。
請求項10の発明では請求項7に記載の転写装置において、前記第1および第2の速度制御装置の双方からの出力を2つの入力として受け入れ、前記ホームセンサからの出力に基づいて、前記双方からの2つの入力の内の一方のみを出力とする入力切換器を有することを特徴とする。
【0011】
請求項11の発明では請求項8ないし10のいずれか1つに記載の転写装置において、前記入力切換器は、その出力が前記ベルト駆動モータに直接入力される位置に配置されていることを特徴とする。
請求項12の発明では請求項9または10に記載の転写装置において、前記ベルト駆動モータに駆動信号を与えるコントローラを有し、前記入力切換器は、その出力が前記コントローラに直接入力される位置に配置されていることを特徴とする。
請求項13の発明では請求項9または10に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置も速度変換器を有し、前記入力切換器は、前記2つの速度制御装置の速度変換器の出力を前記2つの入力として入力される位置に配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項14の発明では請求項9に記載の転写装置において、前記入力切換器は、前記第1および第2の速度制御装置にそれぞれ含まれる2つのスケールセンサの出力を、前記2つの入力として入力され、双方に含まれるべき速度変換器を共用することを特徴とする。
請求項15の発明では請求項1ないし14のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトの駆動にステッピングモータを用いることを特徴とする。
請求項16の発明では請求項1ないし15のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトの速度制御を所定のタイミングで切り換え、前記第2の速度制御装置の制御を無効にし、前記第1の速度制御装置に制御を移管することを特徴とする。
【0013】
請求項17の発明では請求項16に記載の転写装置において、前記所定のタイミングは、前記ホームセンサの検出出力がなくなった時点とすることを特徴とする。
請求項18の発明では請求項16に記載の転写装置において、前記所定のタイミングは、前記ホームセンサの検出出力が発生してから予め定められた所定の時間経過した時点とすることを特徴とする。
請求項19の発明では請求項16に記載の転写装置において、前記所定のタイミングは、前記スケールセンサの検出出力が発生した時点とすることを特徴とする。
請求項20の発明では請求項16に記載の転写装置において、前記無端ベルトは、前記ホームセンサで読み取り可能な第2のホームマークを有し、前記所定のタイミングは、前記ホームセンサが前記第2のホームマークを読みとった時点とすることを特徴とする。
【0014】
請求項21の発明では請求項20に記載の転写装置において、前記第2のホームマークの形状は、前記ホームセンサが、該第2のホームマークを読みとったときの出力が、前記第1のホームマークを読みとったときの出力と区別できるような形状であることを特徴とする。
請求項22の発明では請求項1ないし21のいずれか1つに記載の転写装置において、前記第1、および第2の速度制御装置は、前記無端ベルト表面の速度制御の移管を受けていないときも、前記速度制御を働かせるのに必要な出力を出し続けていることを特徴とする。
請求項23の発明では請求項1ないし22のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトは間接転写方式の画像形成に用いられる中間転写ベルトであることを特徴とする。
【0015】
請求項24の発明では請求項1ないし22のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトは直接転写方式の画像形成に用いられる転写紙搬送ベルトであることを特徴とする。
請求項25の発明では請求項1ないし24のいずれか1つに記載の転写装置を用いた画像形成装置を特徴とする。
請求項26の発明では請求項1ないし24のいずれか1つに記載の転写装置を用いたタンデム型カラー画像形成装置を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
今日、電子写真装置では、市場からの要求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カラーのものが多くなってきている。
カラー電子写真装置には、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置で色別のトナーを付着させて、感光体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写してシートにカラー画像を記録する、いわゆる1ドラム型のものと、並べて備える複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ互いに異なる単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写してシートに合成カラー画像を記録する、いわゆるタンデム型のものとがある。
【0017】
1ドラム型とタンデム型とを比較すると、前者は、感光体が1つであるから、比較的小型化でき、コストも低減できる利点はあるものの、1つの感光体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフルカラー画像を形成するから、画像形成の高速化は困難である、後者は、逆に大型化し、コスト高となる不利な点はあるものの、画像形成の高速化が容易である利点がある。
最近は、フルカラーもモノクロ並みのスピードが望まれることから、タンデム型が注目されてきている。
【0018】
図12は直接転写方式の構成を示す図である。
図13は間接転写方式の構成を示す図である。
両図において、符号1は感光体、2は転写装置、3はシート搬送ベルト、4は中間転写ベルト、5は2次転写装置、7は定着装置、8は感光体クリーニング装置、9は中間転写ベルトクリーニング装置、sは転写紙としてのシートをそれぞれ示す。
タンデム型の電子写真装置には、図12に示すように、各感光体1上の画像を転写装置2により、シート搬送ベルト3で搬送するシートsに順次転写する直接転写方式のものと、図13に示すように、各感光体1上の画像を1次転写装置2により一旦中間転写ベルト4に順次転写した後、その中間転写ベルト4上の画像を2次転写装置5によりシートsに一括転写する間接転写方式のものとがある。転写装置5は転写搬送ベルト形状であるが、ローラ形状の方式もある。
【0019】
直接転写方式のものと、間接転写方式のものとを比較すると、前者は、感光体1を並べたタンデム型画像形成装置Tの上流側に給紙装置6を、下流側に定着装置7を配置しなければならず、シート搬送方向に大型化する問題点がある。
これに対し、後者は、2次転写位置を比較的自由に設置することができる。
給紙装置6、および定着装置7をタンデム型画像形成装置Tと重ねて配置することができ、小型化が可能となる利点がある。
【0020】
また、前者は、シート搬送方向に大型化させないためには、定着装置7をタンデム型画像形成装置Tに接近して配置することとなる。そのため、シートsがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置7を配置することができず、シートsの先端が定着装置7に進入するときの衝撃(特に厚いシートで顕著となる)や、定着装置7を通過するときのシート搬送速度と、シート搬送ベルト3によるシート搬送速度との速度差により、定着装置7が上流側の画像形成に影響を及ぼしやすい問題点がある。
【0021】
これに対し、後者は、シートsがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置7を配置することができるから、定着装置7がほとんど画像形成に影響を及ぼさないようにすることができる。
以上のようなことから、最近は、タンデム型電子写真装置の中の、特に間接転写方式のものが注目されてきている。
【0022】
そして、この種のカラー電子写真装置では、図13に示すように、1次転写後に感光体1上に残留する転写残トナーを、感光体クリーニング装置8で除去して感光体1表面をクリーニングし、再度の画像形成に備えていた。また、2次転写後に中間転写ベルト4上に残留する転写残トナーを、中間転写ベルトクリーニング装置9で除去して中間転写ベルト4表面をクリーニングし、再度の画像形成に備えていた。
【0023】
以下、一般のタンデム、中間転写ベルト方式の画像形成装置の形態につき説明する。
図14は中間転写ベルトの構成を説明するための図である。
同図において符号10は中間転写ベルト、11はベース層、12は弾性層、13はコート層をそれぞれ示す。
中間転写ベルト10はベース層11を、例えば伸びの少ないフッ素系樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層をつくり、その上に弾性層12を設ける。弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどでつくる。
その弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0024】
図15は、タンデム型中間転写方式の電子写真装置の一例を示す図である。
同図において符号100は複写装置本体、200は給紙テーブル、300はスキャナ、400は原稿自動搬送装置(ADF)をそれぞれ示す。その他の符号は詳細な説明中で直接引用する。
複写装置本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写ベルト10を設ける。
【0025】
中間転写ベルト10は、図示例では3つの支持ローラ14、15、16に掛け回して図中時計回りに回転移動可能とする。以後、ベルトの回転移動を部分的に見るときは単に移動と呼ぶ。
3つの支持ローラのなかで第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17を設ける。
【0026】
また、3つの支持ローラのなかで第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成装置20を構成する。
そのタンデム画像形成装置20の上には、さらに露光装置21を設ける。
【0027】
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像をシートに転写する。
2次転写装置22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
【0028】
上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
なお、図示例では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0029】
さて、いまこのカラー電子写真装置を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
【0030】
不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0031】
原稿読取りに並行して、不図示の駆動モータで支持ローラ14、15、16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転移動させる。同時に、個々の画像形成手段18において感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の移動とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
【0032】
一方、画像形成に並行して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートsを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0033】
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートsを送り込み、2次転写装置22で転写してシートs上にカラー画像を記録する。
画像転写後のシートsは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
【0034】
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートsの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
【0035】
図16はタンデム画像形成装置の一部を示す詳細図である。
上述したタンデム画像形成装置20において、個々の画像形成手段18は、ドラム状の感光体40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えてなる。
中間転写ベルトは、従来から弗素系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等が使用されてきていたが、近年ベルトの全層や、ベルトの一部を弾性部材にした弾性ベルトが使用されてきている。
【0036】
樹脂ベルトを用いたカラー画像の転写は以下の課題がある。
カラー画像は通常4色の着色トナーで形成される。1枚のカラー画像には、1層から4層までのトナー層が形成されている。
トナー層は1次転写と呼ばれる感光体から中間転写ベルトへの転写や、2次転写と呼ばれる中間転写ベルトからシートへの転写を通過することで圧力を受け、トナー同士の凝集力が高くなる。トナー同士の凝集力が高くなると文字の中抜けやベタ部画像のエッジ抜けの現象が発生しやすくなる。
樹脂ベルトは硬度が高くトナー層に応じて変形しないため、トナー層を圧縮させやすく文字の中抜け現象が発生しやすくなる。
【0037】
また、最近はフルカラー画像を様々な用紙、例えば和紙や意図的に凹凸を付けや用紙に画像を形成したいという要求が高くなってきている。しかし、平滑性の悪い用紙は転写時にトナーと空隙が発生しやすく、転写抜けが発生しやすくなる。密着性を高めるために2次転写部の転写圧を高めると、トナー層の凝縮力を高めることになり、上述したような文字の中抜けを発生させることになる。
弾性ベルトは次の狙いで使用される。
【0038】
弾性ベルトは、転写部でトナー層、平滑性の悪い用紙に対応して変形する。つまり、局部的な凹凸に追従して弾性ベルトは変形するため、過度にトナー層に対して転写圧を高めることなく、良好な密着性が得られ文字の中抜けが無く、平面性の悪い用紙に対しても均一性の優れた転写画像を得ることが出来る。
【0039】
次に、本発明で用いられる、中間転写ベルト上にスケールを設け、そのスケール上に設けたスケールセンサでスケールを読み取り、その出力値からベルト表面の速度を検知し、その検知した速度から、理想とするベルト速度を算出し、ベルト駆動モータへフィードバックする事により、安定したベルト駆動を得る画像形成装置の一例を示す。
【0040】
図17は本発明を適用する中間転写部の一例の概略図である。
同図において符号19はモータ制御部、502はスケールセンサ、Mはベルト駆動モータをそれぞれ示す。説明済みの符号はそのまま用いる。以後も同様である。
ベルト駆動モータMは、中間転写ベルト駆動ローラ14を駆動し、中間転写ベルト10を所定の方向に回転移動させる。中間転写ベルト10上に、ベルト速度の検知をするスケールセンサ502を設けておき、後述のスケールを読みとらせる。
中間転写ベルト10に接して、複数の感光体40が配してあり、順次画像をベルト上に転写することは前述したとおりである。
【0041】
図18はベルト上のスケールを説明するための図である。
同図において符号500はスケール、501はスケールマークをそれぞれ示す。
以後の説明においては、中間転写ベルト以外のベルトの説明はしないので、煩雑さを避けるため、中間転写ベルトのことを単にベルトと呼ぶことにする。したがって、以下に述べるベルトとは転写紙搬送ベルトを含む無端ベルトの意味に解釈して差し支えない。
ベルト表面上には、その側縁に沿って、スケールマーク501を有するスケール500を設けておく。スケールセンサ502は、このスケール500のスケールマーク501を読みとれる位置に設置される。
図17では感光体と同じ一辺にレイアウトされているが、これは一例であり、スケールマーク501を読みとれる位置であればどこでも良い。
【0042】
図19はスケールセンサとスケールの関係を示す図である。
同図において符号502aは発光部、502bは受光部、tは出力有りの時間、Tは繰り返し周期をそれぞれ示す。
例として、スケールセンサ502として、一対の受発光素子を持つ反射型光学センサを用い、スケール500はスケールマーク501と、それ以外の部分で反射率を異ならる様に構成している。スケール上の繰り返し周期の幅はスケールピッチと呼ぶ。
【0043】
このセンサの出力値は、図示するようにスケールの反射率の違いにより、出力有りのハイ(High)、又は、出力なしのロー(Low)の2値の信号が出力される。
例えば、スケールセンサ502が、発光部502aから出た光を受光部502bに受光したときHigh信号を出力するタイプの物だとする。スケールマーク501の反射率が他の部分より高い素材となっていれば、スケールセンサ502からの出力信号は時間tで示す範囲がスケールマーク501がスケールセンサ502の検出範囲を通過している間の出力となる。ベルト10が回転するのに伴い、スケールセンサ502の検出範囲を通過するスケールマーク501の有無により、スケールセンサ502の出力はHigh、Lowを図示するように周期Tで繰り返すことになる。
【0044】
したがって、LowからHighに変化した時点から次のLowからHighに変化するまでの時間、すなわち周期Tを求めることにより、ベルト10の表面速度を検知することが可能となる。
尚、これらは、あくまで一例であり、スケールを検知することが可能で有れば、センサの種類、スケールの種類、検知方法等が異なっても問題無い。
【0045】
図20はベルトの制御ブロック図である。
モータ制御部19では、まず、ベルト駆動モータMに対し、基本となる速度で回転するように制御する。
ベルト駆動モータMが回転することにより、ベルト10が回転し、ベルト表面上のスケール500も移動することになるので、スケールセンサ502にてそのスケール500を読み取り、その値をモータ制御部19にフィードバックする。
【0046】
モータ制御部19では、もし、フィードバックされた速度が基本速度と同じならば、そのまま基本速度で制御するが、もし、速度に違いがあるならば、その差を算出し、指示した速度に差を加えた値でベルト駆動モータを制御する。
図21はベルト駆動モータの制御フローチャートである。
モータ制御部19は、先ずベルト駆動モータMに対し、設計上の目標値としてベルトが移動すべき速度である基本速度Vを指示速度Vとして、それをモータの回転速度に換算した値でモータが回転するように駆動信号を出力する。
【0047】
以下、駆動モータMを停止するタイミングが発生するまで下記の制御を繰り返す。
モータ制御部19は、フィードバックされたスケールセンサ502からの出力を検知し、現在回転しているベルト表面の速度V’を把握し、このV’と、Vとの速度比較を行う。
もし、V’=Vならば、基本速度と同じ速度でベルト表面も移動していることになるので、そのまま基本速度Vで制御を行う。
もし、V’≠Vならば、ベルト表面速度が基本速度と異なっていることになる。
この時、表面速度V’と基本速度Vの差V”=V’− Vを計算する。
【0048】
もし、V”>0ならば、ベルト表面速度の方が基本速度よりも速いと判断することが出来るので、指示速度VからV”を引いた速度を新しい指示速度Vとしてモータを制御する。
もし、V”<0 ならば、ベルト表面速度が基本速度よりも遅いと判断できるので、指示速度VにV”の絶対値を加えた速度でモータを制御する。
ただし、V”に正負の符号を含めて考えれば、どちらの場合も指示速度VからV”を引いた速度を新しい指示速度Vとして駆動モータMに駆動信号を出力すればよい。
こうすることを繰り返すことにより、ベルト表面速度を基本速度Vで一定に動作させることが可能となる。
【0049】
図22はスケールの継ぎ目に隙間が空いた状態とセンサの関係を模式的に示す図である。
同図において符号500aはスケールの継ぎ目の隙間、510はホームマーク、511はホームマーク510を検知するホームセンサをそれぞれ示す。
以下に、本発明と直接関わりのある先願発明の一部を説明する。
【0050】
スケールを貼り付けるために、スケール500の貼り付けの開始端部と終端部間の継ぎ目に隙間が空いたり、継ぎ目が互いに重なったり、スケールマークのピッチのずれ等が発生する。この状態のスケール500を速度検出して制御すると継ぎ目部分で不正信号になる、すなわち、正しいスケール信号が発生しないため、速度制御が不可能となったり、異常動作したりして、各色の画像形成位置がずれてしまったり、濃淡が発生して異常画像となる。そのためスケールとは別のホームマーク510をスケール500の継ぎ目500a近傍に設け、そのホームマーク510をスケールセンサ502とは別のホームセンサ511で検知する。ホームマーク510のベルト移動方向における長さは、継ぎ目500aの同方向の長さより少し長く設定されている。
【0051】
図23はスケールの継ぎ目を検知する場合の制御ブロック図である。
同図において符号503は速度値変換器、504は比較器、505はコントローラ、512は制御媒体としてのCPU、519はモータ制御部を示す。
ブロック図では単にセンサと示したホームセンサ511は、検知信号を同図に示すようにモータ制御部519に出力し、この信号を受けてモータ制御部519はスケール継ぎ目500aをベルト10のホームポジションとなるように制御し、停止させる。
【0052】
ホームポジションは通常、待機位置となるのでスケール500の継ぎ目をスケールセンサ502で読取って不正信号が発生しても、ベルト10が停止状態になっているので特に異常は発生しない。
ベルト10駆動の立上り、又は立下がりに継ぎ目が含まれたとしても立上り、及び立下がり期間中はベルトの速度変動が発生しても画像形成中ではないので特に問題とはならない。
【0053】
また、ベルトの立上り、または立下がり期間中は、ホームセンサ511がホームマーク510を検知している期間でもあるので、この期間中はスケールセンサ502のスケール読取りを中止してもよい。
このようにスケール継ぎ目500aの部分をホームポジションとして制御することによりスケール継ぎ目500aの隙間、重なり、スケールスリットのピッチムラがあっても異常画像を発生することはない。
【0054】
図23のような速度制御フィードバックループとした場合、スケールセンサ502からの出力値がモータ制御部519にフィードバックされ、モータ制御部519内の速度値変換器503により、スケールセンサ502からの出力値をベルト移動速度に変換する。そして、比較器504で基本速度と比較し、その比較した値をコントローラ505で読み取ってから、差分を計算し、モータの回転速度に換算してベルト駆動モータMに伝達する。それによりベルトに駆動が伝わりベルト表面速度の補正制御が行われる。
【0055】
以上は、先願発明を含めた従来技術の説明であるが、ここに別の問題がある。
画像形成装置では同一の画像、あるいは、複数の画像を複数枚連続的に作製することが行われる。このような場合、ベルト10が毎回ホームポジションで停止していては画像形成の能率が著しく低下する。したがって、ホームセンサ511がホームマーク510を読みとっても、その都度停止せずに、しかも、ベルト10の速度ムラを発生させないような制御が必要になる。
本発明では上記の問題に対処するため、先願発明の上記の構成に対し、新たな工夫を加えたものである。
その一つは、以下の通りである。
【0056】
ホームセンサ511からの出力の変化は、制御媒体、例えばCPU512等で監視し、ホームセンサ511からの出力値をモータ制御部519へフィードバックする。ホームセンサ511がホームマーク510を読み取った際には、速度制御ループによりベルトの回転速度を制御するのではなく、ホームセンサ511がホームマーク510を読み取った直前の速度を維持するようにする。
【0057】
図1は本発明の原理の一例を示すタイミングチャートである。
同図において符号SCLKは基本クロックの1パルス、P1、P2はスケールセンサ出力パルス、P3は消失した出力パルスをそれぞれ示す。
まず、システムの基本クロックがある。それをもとに、スケールセンサ502からの出力信号を、ベルトの基本移動速度に対する目標値と比較する。例えば、目標値のクロック数を10SCLKとしている。
【0058】
その時センサからの出力がP1の場合、基準となる目標値よりもスケールセンサ502からの出力信号は11SCLKであって、目標値より1SCLK多いこととなる。この時、ベルトの速度が遅くなっていることを意味するので、図23に示すような速度制御ループにより、ベルトの移動速度の補正制御を1SCLK分、早くするといったような制御をする。それとは逆にセンサからの出力がP2の場合、スケールセンサ502からの出力信号は9SCLKとなり、目標値より1SCLK少ないこととなる。その時、回転速度を1SCLK分、遅くするといったような制御をする。
【0059】
スケールセンサ502からの出力がP3の場合、制御範囲内での変化が無い。その時、ホームセンサ511は、ホームマーク510を読み取ることとなり、スケールの継ぎ目を表す出力をする。つまり、P1はベルト移動速度が目標値より遅くなっている場合、P2はベルト移動速度が目標値より早くなっている場合、P3は継ぎ目そのものの場合である。尚、目標値のクロック数や速度制御ループ、目標値との差分の制御方法などは一例であり、速度制御ループは速度の制御が行えるものならクロック数や制御方法等が異なっても問題は無い。
【0060】
図2はホームマークとホームセンサの位置をずらせた例を示す図である。
図22ではホームマーク510がスケール500の継ぎ目500aのすぐそばに位置を合わせるように設置してあり、ホームセンサ511がスケールセンサ502とほぼ平行な位置に配置してあるが、図1に示すように、ホームセンサ511の出力がスケールセンサ502の消失出力P3に対応するように発生しさえすればよいので、例えば図2に示すような位置でも全く問題はなく、両センサの配置位置には制約がない。
【0061】
図3は図1の動作の流れを示すフローチャートである。
ホームセンサ511の出力があったとき、スケールセンサ502の読み取り位置が継ぎ目位置の直前に至っている。ホームセンサ511の出力があった直前の速度を維持するような制御をする。そうすることで、スケールを読み取っているスケールセンサ502からの出力の変化がどのようになっていても無視することができ、スケールセンサ502からの出力が制御範囲内でパルスが何も出ない様な継ぎ目の場合でも、ベルトの移動速度を一定にすることができる。
【0062】
図4は本発明の実施形態を説明するための構成図である。
同図において符号521はスイッチ、522は速度メモリ、523は入力切り換え器をそれぞれ示す。
コントローラ505から出力されるモータの回転速度を表す速度データは、スイッチ521を介して常時速度メモリ522に供給され、データが変化するたびに更新されている。速度メモリ522からの出力は常時入力切り換え器523の一方の端子に供給されている。コントローラ505の出力も途中分岐して入力切り換え器523の他方の端子に供給されている。CPU512からの出力は2つに分かれ、一方はスイッチ521の制御に用いられ、他方は入力切り換え器の制御に用いられる。
【0063】
ホームセンサ511がホームマーク510を検出していないときは、CPU512の出力は一方で、スイッチ521をオンにして、コントローラ505からの速度データを速度メモリ522に送る。CPUの出力は他方で入力切り換え器を制御して、速度メモリ522からの出力を無効にし、コントローラ505からの出力を駆動モータMに供給するように切り換えている。
【0064】
ホームセンサ511がホームマーク510を検出したときは、CPU512の出力はスイッチ521をオフにしてコントローラからの速度データを速度メモリに与えないようにする。また、CPU512の出力は入力切り換え器の制御状態を切り換え、速度メモリ522からの出力を直接、すなわち、基本速度Vとの比較なしに駆動モータMに供給するようにする。
【0065】
このように、図4に示す構成では、駆動モータMの駆動に係わる制御装置が2つ有るので、スケールセンサ502を有し、入力切り換え器523の1つの入力端子へ駆動指令を出力する速度制御部分を第1の速度制御装置と呼び、入力切り換え器523のもう1つの入力端子へ駆動指令を出力する速度制御部分を第2の速度制御装置と呼ぶことにする。
両制御装置の出力は、CPU512の出力により、背反的に切り換えられ、駆動モータMの制御を一方の制御装置が支配しているとき、CPU512の出力が切り替わると、その制御装置の制御を無効にし、他方の制御装置に駆動モータMの制御を移管することになる。
【0066】
継ぎ目の後には必ずスケール500の開始端部があり、第1の速度制御装置のスケールセンサ502からの出力が再び制御範囲内で周期Tのパルスを発生する。したがって、この時点で駆動モータMの制御を第1の速度制御装置に移管すれば、速度の急激な変化を起こすことなく継ぎ目部分をやり過ごすことができる。つまり、継ぎ目の直前の速度を維持したあとにはまた、スケールセンサ502からの出力が制御範囲内で変化し、ベルト10の回転速度を通常時と同様に補正制御をすることができる。第2の速度制御装置から第1の速度制御装置に制御を移管するタイミングは、ホームセンサ511からの出力が消えた時点としても良いし、スケールセンサ502が継ぎ目を通り抜けるのに要する固定的な見込み時間経過時点としても良い。さらに、スケールセンサ502が制御範囲内のパルスを発生したことを確認した時点としても良い。ただし、この場合は図示してないが、スケールセンサ502の出力を制御媒体であるCPU512へ入力しておく必要がある。
【0067】
図5は他の実施形態を説明するための構成図である。
同図において符号529はモータ制御部、530はモータエンコーダ、531は速度変換器をそれぞれ示す。
本実施形態では、スケールをスケールセンサで読み取りそれをフィードバックして制御する第1の速度制御装置に関わる制御ループ以外に、第2の速度制御装置に関わる制御ループを有している。同図は一例として、第2の速度制御装置に関わる速度制御ループとして、モータのエンコーダを読み取るようなフィードバックループを有している場合を示している。
【0068】
ホームセンサ511がベルト10上のホームマーク510を読み取った出力が生じた際には、CPU512を経てスケールセンサからの出力を無効にし、その間のベルト移動速度の制御は、第2の速度制御装置に移管し、モータのエンコーダからの出力を速度変換器531で常時ベルト移動速度値に変換しているので、それを入力切換器523の出力とし、基本速度Vと比較しベルト駆動モータMに伝達し制御する。それによりベルトに駆動が伝わり回転速度の補正制御を行う。入力切換器523で無効にされている方の制御装置に関しては、その間、制御ループの一部が遮断されているのでループは完成していないが、入力切換器523によって制御の移管が戻った時点で制御ループは復活するので、無効になっている方の制御装置も便宜上制御ループと呼ぶ。
【0069】
こうすることで、スケールセンサ502からの出力によりベルト10の回転速度を制御する場合、スケールの継ぎ目のように通常のスケールピッチとは異なる状況が生ずる場合には、そのまま同じ制御ループで制御を続けると、ベルト10の移動速度にムラが発生するが、ホームセンサ511が、ベルト10上のホームマーク510を読み取り、出力が生じた時に、他の制御ループに切り換えることで、ベルト10の移動速度を連続的に制御をすることができる。つまり、継ぎ目部分の読み取りにかかった場合には、スケールセンサからの出力を結果的に無効にすることができ、スケールピッチの変動が生ずる継ぎ目でもベルトの移動速度を一定にすることができる。
【0070】
図4に示した実施形態では、入力切換器523をベルト駆動モータMの直前に置いているのに対し、図5に示した実施形態では、比較器504の直前に置いている。図5に示した構成の内、入力切換器の位置を、図4と同様にベルト駆動モータMの直前に置くこともできる。ただしその場合コントローラが2個必要になるので回路構成が少し複雑になる。
【0071】
図6はさらに他の実施形態を示す図である。
同図において符号549はモータ制御部を示す。
本実施形態は、図5の構成を図4の構成に似せて変形した例である。この例では、回路構成を簡素化するため、入力切換器523の出力はベルト駆動モータM直結ではなく、コントローラ505に入力するように構成されている。
【0072】
図7はさらに他の実施形態を示す図である。
同図において、符号524は速度テーブル、559はモータ制御部をそれぞれ示す。
モータ制御部559はモータ回転速度を記憶する速度メモリ522と、そのメモリに予め決められた速度を与えるような速度テーブル524を有している。尚、ベルト駆動モータMを駆動させる際の速度テーブル524に記憶している値は任意であり、ベルト駆動モータMの回転速度が一定となり、しかもベルト表面の速度が、検知された継ぎ目直前の速度に対し、著しく変動しない様な値であれば良い。ホームセンサ511からの出力が生じた場合には、速度テーブル524に格納された予め決められた速度でベルト駆動モータMを駆動する。そうすることにより、スケールセンサ502がスケールの継ぎ目を読み取っている場合でも、ベルトの移動速度を一定にすることができる。
【0073】
上記実施形態において、ベルト駆動モータMをステッピングモータとすると、より安定した制御ができる。
ステッピングモータを用いる理由として、ステッピングモータの構造上、オープンループで制御することが可能であり、継ぎ目などの外的要因に左右されること無く、駆動することができるからである。
また、今回説明しているモータ制御部の構成は一例であり、予め決められた速度でベルトを回転することが可能であるならば、制御方法、構成は異なっても特に問題無い。
【0074】
図8はさらに他の実施形態を示す図である。
同図に示すように図7と類似のモータ制御部569に速度メモリと予め決められた速度を与えるような速度テーブル524を有し、その速度テーブルにはベルト移動の設計上の目標速度値に対応するモータ回転速度値、すなわち設計速度値が記憶されている。ホームセンサ511からの出力の変化があった場合には、その設計速度値で、ベルト駆動モータMを駆動する。設計速度値は、スケールセンサ502の出力により、ベルトの回転速度の補正制御を行う場合に比較する際の基本速度Vに対応するものであるため、スケールピッチの変動が生ずる継ぎ目でも、ベルトをベルト回転系全体の目標値で駆動するため、ベルト移動速度を一定にすることができる。
【0075】
図9は図7、図8に示した構成の装置の動作の流れを示すフローチャートである。
ホームセンサ511からの出力があった場合には、速度テーブル524から読み出した移動速度でベルト駆動モータMを駆動する。図7に示す構成の場合は、予め設定してある任意の移動速度であり、図8に示す構成の場合は設計上の目標速度である。こうすうることで、継ぎ目の直前の速度と継ぎ目でのベルト移動速度は、ほとんど変化の無いものとなる。
さらに、ベルト駆動モータMをステッピングモータで構成すれば、外的要因に左右されること無く、センサからの出力が制御範囲内で変化の無い継ぎ目の場合でも、ベルトの移動速度を一定にすることができる。
【0076】
図5、図6では第2の速度制御装置としてモータエンコーダ530を用いる例で示したが、第2の速度制御装置もスケール500を利用することができる。
図10はさらに他の実施形態を説明するための図である。
同図において、502−1は第1のスケールセンサ、502−2は第2のスケールセンサ、510−2は第2のホームマークをそれぞれ示す。
【0077】
図5、図6に示した構成において、モータエンコーダ530の出力の代わりに、第2のスケールセンサ502−2の出力を接続すれば、そのまま本実施形態が適用できる。ただし、その場合、速度値変換器は531はモータエンコーダ530用ではなく、スケール500用に変える必要がある。
通常は、第1のスケールセンサ502−1からの出力によってベルト10の速度を制御しており、ホームセンサ511からの出力があった場合は、第1のスケールセンサ502−1の出力を無効にし、第2のスケールセンサ502−2の出力を以てベルト駆動モータMに駆動信号を与え、ベルト10の速度を制御する。ベルト駆動モータMの制御を元の第1のスケールセンサ502−1を含む制御装置に戻すタイミングは、ホームセンサ511からの出力がなくなった時点でも良いし、予め定めた所定の時間経過時点でも良い。
【0078】
ベルト駆動モータMの制御を元の第1のスケールセンサ502−1に戻すタイミングとして、第2のホームマーク510−2を用いても良い。第2のホームマーク510−2は、図22に示したホームマーク510と全く同じ形状でも良いが、両者を区別できる方がよいので、例えば、図10に示すように所定の間隔を空けて複数のマークが一体化されたマークを510−2として用いると良い。こうすることによって、万一ベルトが本来の停止位置でないところで止まってしまった場合でも、以後に読みとったホームマークが第1のホームマークか第2のホームマークかを識別できるので、正しいホームポジションを見つけることができ、装置が異常な動作をすることがない。第2のホームマークの形状は、第1のホームマークと明らかに区別できるものであれば図示の例に限るものではない。
【0079】
ホームセンサ511がホームマーク510を検出することで、第1のスケールセンサ502−1を含む第1の速度制御装置を無効にし、第2のスケールセンサ502−2を含む第2の速度制御装置にベルト駆動モータの制御を移管する。
ホームマーク510がホームセンサ511から外れて、ホームセンサ511の出力がなくなってもベルト駆動モータの制御主体は第2の速度制御装置のまま代えず、ホームセンサ511が第2のホームマーク510−2を検出した時点で、第2の制御ループを無効にし、第1の速度制御装置にベルト駆動モータの制御を移管する。
【0080】
この場合は、ホームセンサ511がホームマーク510を検出するタイミングは、スケールセンサがスケールの継ぎ目を検出するよりかなり前で良くなる。ホームマーク510にはホームポジションを認識するための用途もあるので、あまり大きい自由度はないが、設計はかなり楽になる。
ホームセンサ511が第2のホームマーク510−2を検出するタイミングも、スケールの継ぎ目がスケールセンサを通過した後になるように配置しておきさえすればよいので、第2のホームマーク510−2の配置位置に大きな自由度が生まれる。
【0081】
第2のホームマーク510−2を配置する位置は、第1のホームマーク510に対し、ベルト移動方向下流側で、間隔が少なくともスケール継ぎ目500aの間隔以上有ればよい。すべての画像が転写終了してから、次の画像の転写が開始されるまでの間の時間帯に、両ホームマークの読み取りのタイミングが収まっていれば、制御装置の切換時の微小変動があっても、画像形成に悪影響を与えないで済む。
【0082】
さらに、変形例としてホームマーク510の読み取り長さを長くして、開始端はこれまでと同じ位置関係に置いて、終了端を例えば第2のホームマーク510−2の位置まで伸ばして、第2のホームマークを省略しても同様の効果が得られる。この場合の入力切換器の切り換えタイミングは、ホームセンサ511からの出力が生じた時点と、出力が消失した時点にすればよい。
【0083】
図11はさらに他の実施形態を説明するための図である。
同図において符号539はモータ制御部を示す。
本実施形態では、第1と第2の速度制御装置のセンサが共に同じスケール500を読みとっているので、速度変換器を共通に用いることができる。そこで、入力切換器523を速度変換器503より前に置くことで回路構成がずっと簡単になる。本実施形態においては、入力切換器523の切換タイミングは前述したどの方法であっても構わない。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、無端ベルトに貼付するスケールに継ぎ目があって、スケールセンサが該継ぎ目読み取りによって不正信号を出力しても、それに先立つホームセンサの出力によってベルト駆動モータの制御が第1の速度制御装置から第2の速度制御装置に切り換えられるので、ベルト表面速度にムラが発生せず、画像形成に対して悪影響を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理の一例を示すタイミングチャートである。
【図2】ホームマークとホームセンサの位置をずらせた例を示す図である。
【図3】図1の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態を説明するための構成図である。
【図5】他の実施形態を説明するための構成図である。
【図6】さらに他の実施形態を示す図である。
【図7】さらに他の実施形態を示す図である。
【図8】さらに他の実施形態を示す図である。
【図9】図7、図8に示した構成の装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】さらに他の実施形態を説明するための図である。
【図11】さらに他の実施形態を説明するための図である。
【図12】直接転写方式の構成を示す図である。
【図13】間接転写方式の構成を示す図である。
【図14】中間転写ベルトの構成を説明するための図である。
【図15】タンデム型中間転写方式の電子写真装置の一例を示す図である。
【図16】タンデム画像形成装置の一部を示す詳細図である。
【図17】本発明を適用する中間転写部の一例の概略図である。
【図18】ベルト上のスケールを説明するための図である。
【図19】スケールセンサとスケールの関係を示す図である。
【図20】ベルトの制御ブロック図である。
【図21】ベルト駆動モータの制御フローチャートである。
【図22】スケールの継ぎ目に隙間が空いた状態とセンサの関係を模式的に示す図である。
【図23】スケールの継ぎ目を検知する場合の制御ブロック図である。
【符号の説明】
10 ベルト
500 スケール
501 スケールマーク
502 スケールセンサ
503 速度変換器
504 比較器
505 コントローラ
510 ホームマーク
511 ホームセンサ
512 制御媒体
519 モータ制御部
521 スイッチ
522 速度メモリ
523 入力切換器
524 速度テーブル
530 モータエンコーダ

Claims (26)

  1. 継ぎ目のあるスケールを有し、ベルト駆動モータにより移動可能な無端ベルトからなる転写装置であって、前記スケールを読み取るスケールセンサと、前記無端ベルト表面の速度を算出する速度変換器とを有し、該算出速度から前記無端ベルト表面の速度を補正制御する第1の速度制御装置と、前記無端ベルト上に設けられたホームマークと、前記スケールセンサが前記スケールの継ぎ目を読みとるタイミングに先立って前記ホームマークを検出するホームセンサとを有する転写装置において、前記第1の速度制御装置とは異なる第2の速度制御装置を有し、前記ホームセンサの検出出力を受けたとき、前記第1の速度制御装置による制御を無効にし、前記無端ベルト表面の速度を、前記第2の速度制御装置に移管することを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置は、常時前記無端ベルト表面の速度を記憶しており、前記検出出力を受けたとき、その直前に記憶した速度をもって前記無端ベルト表面の速度を制御することを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置は、前記第1の速度制御装置から前記無端ベルト表面の速度制御の移管を受けたとき、予め定められた所定の速度をもって前記無端ベルト表面の速度制御を行うことを特徴とする転写装置。
  4. 請求項3に記載の転写装置において、前記所定の速度は、設計上定められた目標速度であることを特徴とする転写装置。
  5. 請求項1に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置は、それ自身速度制御ループを有し、前記第1の速度制御装置から前記無端ベルト表面の速度制御の移管を受けたときは、前記速度制御ループによって前記無端ベルト表面の速度制御を行うことを特徴とする転写装置。
  6. 請求項5に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置の有する速度制御ループは、前記第1の速度制御装置と同様にスケールを読みとる第2のスケールセンサを用いた制御ループであることを特徴とする転写装置。
  7. 請求項5に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置の有する速度制御ループは、前記ベルト駆動モータに設けられたモータエンコーダを用いた制御ループであることを特徴とする転写装置。
  8. 請求項2ないし4のいずれか1つに記載の転写装置において、前記第1および第2の速度制御装置の双方からの出力を2つの入力として受け入れ、前記ホームセンサからの出力に基づいて、前記双方からの2つの入力の内の一方のみを出力とする入力切換器を有することを特徴とする転写装置。
  9. 請求項6に記載の転写装置において、前記第1および第2の速度制御装置の双方からの出力を2つの入力として受け入れ、前記ホームセンサからの出力に基づいて、前記双方からの2つの入力の内の一方のみを出力とする入力切換器を有することを特徴とする転写装置。
  10. 請求項7に記載の転写装置において、前記第1および第2の速度制御装置の双方からの出力を2つの入力として受け入れ、前記ホームセンサからの出力に基づいて、前記双方からの2つの入力の内の一方のみを出力とする入力切換器を有することを特徴とする転写装置。
  11. 請求項8ないし10のいずれか1つに記載の転写装置において、前記入力切換器は、その出力が前記ベルト駆動モータに直接入力される位置に配置されていることを特徴とする転写装置。
  12. 請求項9または10に記載の転写装置において、前記ベルト駆動モータに駆動信号を与えるコントローラを有し、前記入力切換器は、その出力が前記コントローラに直接入力される位置に配置されていることを特徴とする転写装置。
  13. 請求項9または10に記載の転写装置において、前記第2の速度制御装置も速度変換器を有し、前記入力切換器は、前記2つの速度制御装置の速度変換器の出力を前記2つの入力として入力される位置に配置されていることを特徴とする転写装置。
  14. 請求項9に記載の転写装置において、前記入力切換器は、前記第1および第2の速度制御装置にそれぞれ含まれる2つのスケールセンサの出力を、前記2つの入力として入力され、双方に含まれるべき速度変換器を共用することを特徴とする転写装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトの駆動にステッピングモータを用いることを特徴とする転写装置。
  16. 請求項1ないし15のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトの速度制御を所定のタイミングで切り換え、前記第2の速度制御装置の制御を無効にし、前記第1の速度制御装置に制御を移管することを特徴とする転写装置。
  17. 請求項16に記載の転写装置において、前記所定のタイミングは、前記ホームセンサの検出出力がなくなった時点とすることを特徴とする転写装置。
  18. 請求項16に記載の転写装置において、前記所定のタイミングは、前記ホームセンサの検出出力が発生してから予め定められた所定の時間経過した時点とすることを特徴とする転写装置。
  19. 請求項16に記載の転写装置において、前記所定のタイミングは、前記スケールセンサの検出出力が発生した時点とすることを特徴とする転写装置。
  20. 請求項16に記載の転写装置において、前記無端ベルトは、前記ホームセンサで読み取り可能な第2のホームマークを有し、前記所定のタイミングは、前記ホームセンサが前記第2のホームマークを読みとった時点とすることを特徴とする転写装置。
  21. 請求項20に記載の転写装置において、前記第2のホームマークの形状は、前記ホームセンサが、該第2のホームマークを読みとったときの出力が、前記第1のホームマークを読みとったときの出力と区別できるような形状であることを特徴とする転写装置。
  22. 請求項1ないし21のいずれか1つに記載の転写装置において、前記第1、および第2の速度制御装置は、前記無端ベルト表面の速度制御の移管を受けていないときも、前記速度制御を働かせるのに必要な出力を出し続けていることを特徴とする転写装置。
  23. 請求項1ないし22のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトは間接転写方式の画像形成に用いられる中間転写ベルトであることを特徴とする転写装置。
  24. 請求項1ないし22のいずれか1つに記載の転写装置において、前記無端ベルトは直接転写方式の画像形成に用いられる転写紙搬送ベルトであることを特徴とする転写装置。
  25. 請求項1ないし24のいずれか1つに記載の転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  26. 請求項1ないし24のいずれか1つに記載の転写装置を用いたことを特徴とするタンデム型カラー画像形成装置。
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