JPH08314329A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08314329A
JPH08314329A JP7120162A JP12016295A JPH08314329A JP H08314329 A JPH08314329 A JP H08314329A JP 7120162 A JP7120162 A JP 7120162A JP 12016295 A JP12016295 A JP 12016295A JP H08314329 A JPH08314329 A JP H08314329A
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JP
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display
color
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transfer belt
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Application number
JP7120162A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakai
良博 堺
Yutaka Hasegawa
裕 長谷川
Kazue Taguchi
和重 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/641,745 priority patent/US5819143A/en
Priority to DE19619887A priority patent/DE19619887C2/de
Publication of JPH08314329A publication Critical patent/JPH08314329A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • H04N1/3873Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/36Editing, i.e. producing a composite image by copying one or more original images or parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3871Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals the composed originals being of different kinds, e.g. low- and high-resolution originals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な画像合成が行え、かつ簡単で安価に構
成することのできるカラー画像形成装置を得る。 【構成】 感光体上に画像データに基づく静電潜像を
し、そのトナー像を中間転写ベルトに転写し、その最終
的なトナー像を一括して転写材に転写するカラー画像形
成装置にあって、複数の原稿画像を前記中間転写ベルト
上に合成する書き込みを画像処理ユニット60及び書き
込みユニット62によって行い、その画像合成の工程を
ディスプレィエディタ50のディスプレィに表示する。
また、画像処理ユニット60及びメイン制御板63は合
成条件に従って画像合成後の書き込みを実行し、前記中
間転写ベルトに最終的に形成されたトナー像を一括して
転写材に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式による複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、特
に、ディスプレィエディタ(表示編集手段)を備えたカ
ラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の画像を合成して転写紙上
に形成する画像形成装置が実用化されている。この種の
技術に関しては、例えば特開昭61−138263号公
報があり、記録シートの先端を回転体上に設けたグリッ
パによって把持し、第1の画像が形成された後にグリッ
パを解放して記録シートを回転体から分離して排出する
通常モードを備え、記録シート上に第1の画像が形成さ
れた後にもグリッパを解放せず、第1の画像上に更に第
2の画像を重ねて転写することにより画像合成するモー
ドを備えた画像形成装置の構成が示されている。
【0003】また、特開平4−106563号公報に
は、画像保持手段を備え、画像合成後、一括して転写材
に転写する複写機の構成が示されている。この場合、画
像合成範囲の指定は、走査手段の走査方向に範囲を指定
する手段を設けることで行っている。なお、2分割以上
の領域を指定する場合には、複数個のサイマルレバー機
構が必要になる。
【0004】更に、膨大なメモリを用意し、このメモリ
に記憶させた第1の画像上に第2の画像を重ねて画像形
成し、これを出力する構成の画像形成装置も知られてい
る。また、再給紙機構を備え、第1の画像を記録した転
写材を再給紙機構により再給紙し、その転写材第2の画
像を記録して合成する構成も提案されている。
【0005】更に、画像形成装置に関しては、以下のよ
うな技術がある。即ち、特開昭61−212876号
公報(トナー像の内容を表示し、必要に応じてハードコ
ピーを取ることのできる画像表示兼プリント装置)、
特開平4−221663号公報(作像ユニットで記録さ
れる画像の内容、配置、サイズ等を確認した後、その画
像記録が可能な画像記録装置)、特開昭63−174
076号公報(原稿書類の光像を感知手段に投影して電
気ビデオ像を発生させ、同時に光像を感光体に静電潜像
を形成するプレビュー装置を備えた電子写真式印刷
機)、特開平6−43770号公報(中間転写体の重
ね転写工程中における周回動作を一定負荷状態に維持し
ながら短時間に行わせる画像形成装置の動作制御方
法)、特開平6−90346号公報(編集領域の修正
に際し、原稿との位置関係が確認でき、かつ修正の操作
に応じて内容を確認することのできる画像処理装置)等
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
1−138263号公報に示された画像形成装置にあっ
ては、転写紙上で画像合成を何度も行うと、転写紙の把
持力が弱まり、紙詰まり、ジャム等を生じさせ、画像を
悪化させるおそれがある。また、転写紙を長時間保持し
た場合、周囲の環境によって転写紙の特性を変化させ、
次に合成する画像に不良を生じさせる可能性もある。更
に、画像合成中の内容が確認できないため、そのまま画
像形成を行って用紙を無駄にするおそれもある。
【0007】また、特開平4−106563号公報に示
された複写機は、画像指定が副走査方向のみであるた
め、副走査方向の画像移動をベルト転写、帯電、露光、
現像等のタイミングをとった制御が必要であり、構成及
び制御が複雑化する。また、複数のサイマルレバー機構
を必要とし、コストアップを招くと共に装置の大型化を
招くという問題がある。
【0008】更に、再給紙機構を用いた構成において
は、一度排出した転写紙を再給紙する必要があり、画像
の位置合わせが難しいと共に構成及び制御が複雑にな
り、再給紙機構の設置と共にコストアップの要因にな
る。
【0009】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、正確な画像合成を簡単でしかも安価に構成するこ
とが可能なカラー画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、感光体上に画像データに基づく静電潜
像を形成し、この静電潜像をトナー現像して得たトナー
像を前記感光体から担持体に転写し、その1色又は複数
色の転写終了後に一括して転写材に転写するカラー画像
形成装置において、複数の原稿画像を前記担持体上に合
成する書き込み手段と、該書き込み手段による画像合成
の工程をディスプレィに表示する表示編集手段と、合成
条件に従って画像合成後の書き込みを実行し、前記担持
体に最終的に形成したトナー像を一括して転写材に転写
する制御手段とを備えている。
【0011】そして、前記表示編集手段は、スキャナで
読み取った画像を前記ディスプレィに表示する機能を備
えた構成、或いは、前記担持体に形成された合成画像を
前記ディスプレィに表示する機能を備えた構成にするこ
とができる。
【0012】更に、前記表示編集手段は、前記担持体に
形成する合成画像の位置を前記ディスプレィに表示する
手段、及びその表示内容を変更する変更手段を備えた構
成、或いは、前記表示編集手段は、前記担持体に形成す
る合成画像の加工を必要に応じて可能な加工手段及びそ
の表示手段を備えた構成にすることができる。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、複数の画像の合成を行
うに際し、出力(プリント)前の合成画像の内容が表示
編集手段のディスプレィに表示される。この表示内容か
らユーザは予め合成画像の内容に対する確認が行え、か
つ要求に沿った変更等の加工を施すことができ、ユーザ
が納得した内容による画像合成を行った画像出力が可能
になる。しかも、このための構成は簡単である。したが
って、正確な画像合成の行えるカラー画像形成装置が、
簡単かつ安価に得ることができる。
【0014】担持体に合成前の画像、すなわちスキャナ
で読み取った画像を表示できる様にすることで、事前に
内容の確認が行える。また、担持体に形成された画像を
表示編集手段に表示することにより、実際に印刷(複
写)されるのと同一内容の画像をディスプレィに表示し
て印刷(複写)前に確認することができる。
【0015】また、担持体に形成する合成画像の位置が
表示編集手段の前記ディスプレィに表示されることによ
り、合成の可否判定が容易になると共に変更処理を迅速
かつ確実に行うことが可能になる。更に、表示編集手段
に表示機能のほか、画像の加工手段を設けることによ
り、表示内容を確認しながら加工を行うことが可能にな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明によるカラー画像形成装置の画像処
理部の構成を示すブロック図である。また、図2は本発
明によるカラー画像形成装置の機構部の構成を示す正面
図(一部については断面図で示す)であり、図3は本発
明による画像形成部の詳細構成を示す正面図(一部につ
いては断面図で示す)である。
【0017】まず、図2及び図3の構成について説明す
る。読取手段としてのカラー画像読取装置(以下、「カ
ラースキャナ」という)1の下部には書込手段としての
カラー画像記録装置(以下、「カラープリンタ」とい
う)2が設置されている。また、本発明によるカラー画
像形成装置は、カラースキャナで読み取った原稿画像を
表示するためのディスプレィエディタ50(表示編集手
段)を備えている。
【0018】カラースキャナ1の上面には、原稿3が載
置できるようにコンタクトガラス4が配設され、内部に
は光学的なスキャナ機構が配設されている。このスキャ
ナ機構は、原稿3を照明するための照明ランプ5、及び
照明時における原稿3からの反射光(読取光)を水平方
向へ反射させるミラー6(照明ランプ5と一体構造にな
っている)を含む構成であり、原稿3の下側を1回往復
移動する毎に1色の画像データが読み取られ、4回の繰
り返しによって4色の画像データを得ることができる。
【0019】更に、ミラー6の出射光路上にはミラー7
が固定設置され、このミラー7の直下にミラー7からの
光を水平方向へ反射させる為のミラー8が配設されてい
る。このミラー8の出射光路上には光学系9及びカラー
センサ10が順次配設されている。
【0020】カラーセンサ10は画像情報を電気信号に
変換するものであり、カラー画像情報をブルー(B)、
グリーン(G)、レッド(R)の色分解毎に読み取りが
行える様な光−電変換素子、具体的にはCCD(電荷結
合素子)が用いられる。又、B,G,Rの色分解手段を
付属している。このカラーセンサ10で得たB,G,R
の色分解画像信号強度を基にして、図1に示す画像処理
部によって色変換処理が行われ、ブラック(BK:Bl
ack)、シアン(C: Cyan)、マゼンタ(M:M
agenta)、イエロー(Y:Yellow)のカラ
ー画像データが得られる。これをカラープリンタ2によ
ってBK、シアンC、マゼンタM、イエローYに顕像化
することで、カラーコピーを得ることができる。
【0021】次に、カラープリンタ2の構成について説
明する。カラープリンタ2は書き込み光学ユニット11
を備えている。この光学ユニット11は、ポリゴンミラ
ー12、このポリゴンミラー12を回転させるためのモ
ータ13、レーザ光源14、偏向部からスポットまでの
距離変化にかかわらず焦点距離が等しくなるように補正
するfθレンズ15、このfθレンズ15からのレーザ
光を所定方向へ反射させるミラー16の各々を備えて構
成されている。
【0022】光学ユニット11の下部には感光体ドラム
17が配設されている。感光体ドラム17に対し、これ
を取り囲むようにして回転方向に向けて、以下の部材が
一巡する様に連続的に配設されている。すなわち、感光
体ドラム17の表面に残留するトナーを除去するための
クリーニングユニット(クリーニング前除電器を含む)
18、感光体ドラム17の表面の電荷を除電するための
除電ランプ19、露光の前に感光体に対して一様に帯電
を行わせる帯電器20、帯電レベルを検出するための電
位センサ21、カラー現像装置22、現像濃度パターン
検知器23、中間転写ベルト24(担持体)の各々が配
設されている。
【0023】カラー現像装置22は、BK(ブラック)
現像器25、C(シアン)現像器26、M(マゼンタ)
現像器27及びY(イエロー)現像器28の4色分の現
像器を備えている。また、中間転写ベルト24は、転写
バイアスローラ29及び従動ローラ30及び駆動ローラ
31(不図示の駆動モータにより駆動される)の各々に
張架された状態で回転する。更に、中間転写ベルト24
に隣接させて、付着したトナー等を除去するためのベル
トクリーニングユニット32が配設されている。また、
駆動ローラ31に対向する位置には紙転写ユニット33
が配設され、この紙転写ユニット33及び中間転写ベル
ト24に転写紙カセット34,35,36(各々には異
なるサイズの転写紙がセットされている)から転写紙を
搬入するために、レジストローラ37を含む搬送路38
が設けられている。
【0024】転写の終了した用紙を搬送するために、カ
ラー現像装置22の下部には水平に紙搬送ユニット39
が配設され、その端部には定着器40が配設されてい
る。定着器40は、定着ローラ41と加圧ローラ42と
を備え、熱と圧力によりトナー像を紙面に溶融定着させ
る。定着の終了したコピー紙は装置の外へ排出され、コ
ピートレイ43へ送り出される。
【0025】更に、カラープリンタ2の側面部には、外
部から転写紙カセット44が装着される他、OHP(オ
ーバー ヘッド プロジェクタ)用紙や厚紙等がセット
される手差し給紙トレイ45が装着されている。また、
46は転写紙、47は給紙ローラである。
【0026】光学ユニット11は、カラースキャナ1か
らのカラー画像データを光信号に変換して原稿画像に対
応した光ビームを形成し、これを感光体ドラム17の予
め帯電された特定の部位に露光し、静電潜像を形成させ
る。感光体ドラム17は図の反時計方向へ回転し、この
感光体ドラム17の1回転で1色の現像及び転写が行わ
れる。また、転写紙カセットのいずれかから転写用紙が
給紙され、レジストローラ37まで送り出されている。
静電潜像が形成された部位に対し、感光体ドラム17が
回転する過程で、カラー現像装置22により1色(本実
施例ではブラック)のトナー現像が実施される。感光体
ドラム17と同時に中間転写ベルト24が回転してお
り、トナー現像による可視像が転写バイアスローラ29
の位置に到達すると、可視像(トナー像)は中間転写ベ
ルト24に第1色の画像が連続的に転写される。第2色
〜第4色を転写させる方法、すなわち中間転写ベルト2
4の動作方法には後記する3通りがある。
【0027】次に、図3の構成について説明する。
【0028】カラー現像装置22は、上記した様に4個
の現像器(BK現像器25、C現像器26、M現像器2
7及びY現像器28)を備え、各現像器は同様の構成に
なっている。すなわち、BK現像器25は、現像剤の穂
を感光体ドラム17の表面に接触させる現像スリーブ2
5a、現像剤の汲み上げ及び攪拌を行う現像パドル25
b、及び現像剤のトナー濃度を検知するためのトナー濃
度検知センサ25cを備えて構成されている。なお、現
像スリーブ25a及び現像パドル25bは回転可能に構
成されている。
【0029】同様に、C現像器26は現像スリーブ26
a及び現像パドル26b、及びトナー濃度検知センサ2
6cの各々を備えて構成され、M現像器27は現像スリ
ーブ27a及び現像パドル27b、及びトナー濃度検知
センサ27cの各々を備えて構成され、Y現像器28は
現像スリーブ28a及び現像パドル28b、及びトナー
濃度検知センサ28cの各々を備えて構成されている。
【0030】また、紙転写ユニット33は、紙転写バイ
アスローラ33a、ローラクリーニングブレード33
b、及び中間転写ベルト24から転写紙を剥離するため
の剥離機構33cを備えて構成されている。紙転写バイ
アスローラ33aは、通常は中間転写ベルト24に対し
て離間している。
【0031】ここで、第2色以降の現像及び転写につい
て説明する。上記した様に、中間転写ベルト24の動作
については、(1)一定速往動方式、(2)スキップ往
動方式、(3)往復動(クイックリターン)方式の3通
りがある。
【0032】(1)一定速往動方式 ブラックトナー像のベルト転写(感光体ドラム17か
ら中間転写ベルト24への像転写を言う)後もそのまま
一定速で往動を続ける。
【0033】中間転写ベルト24面上のBK画像先端
位置が再び感光体ドラム17との接触部のベルト転写位
置に到達した時、感光体ドラム17側は第2色であるシ
アントナー像の先端部が丁度その位置に来るようにタイ
ミングをとって画像形成が行われる。これにより、シア
ン画像はブラック画像に正確に位置を合わせて中間転写
ベルト24上に重ねてベルト転写される。
【0034】その後も同様な動作が行われることによ
り、マゼンタ、イエロー画像工程に進み、4色重ねのベ
ルト転写画像(カラー画像)が得られる。
【0035】4色目のイエロートナー像の中間転写ベ
ルト24への転写に引き続いて、そのまま往動させなが
ら、中間転写ベルト24面上の4色重ねトナー像(カラ
ー画像)を転写紙46上に一括転写する。
【0036】(2)スキップ往動方式 ブラックトナー像の中間転写ベルト24への転写が終
了すると、感光体ドラム17の表面から中間転写ベルト
24を離間させ、そのままの往動方向に高速スキップさ
せ、所定量を移動させた後、当初の往動速度に戻され
る。また、その後に感光体ドラム17に中間転写ベルト
24を再接触させる。
【0037】中間転写ベルト24面上のブラック画像
先端位置が、再びベルト転写位置に到達した時、感光体
ドラム17は次のシアン像の先端部が丁度その位置に来
るようにタイミングを取って画像形成が行われる。これ
により、シアン画像はブラック画像に正確に位置合わせ
し、重ねて中間転写ベルト24へ転写される。
【0038】その後、同様な動作により、マゼンタ、
イエロー画像工程に進み、4色重ねのベルト転写画像
(カラー画像)を得る。
【0039】4色目のイエロートナー像を中間転写ベ
ルト24へ転写させた後、そのままの往動速度で中間転
写ベルト24上の4色重ねトナー像(カラー画像)を転
写紙46上へ一括して転写する。
【0040】(3)往復動(クイックリターン)方式 ブラックトナー像の転写が終了した後、感光体ドラム
17と中間転写ベルト24を離間させ、更に、中間転写
ベルト24の往動を停止させると同時に逆方向へ高速リ
ターンさせる。このリターンは、中間転写ベルト24面
上のブラック画像先端位置がベルト転写相当位置を逆方
向に通過し、更に予め設定された距離分を移動した後に
停止させ、待機状態にする。
【0041】次に、感光体ドラム17側のシアントナ
ー像の先端部が中間転写ベルト24上の転写位置より手
前の所定位置に到達した時点に中間転写ベルト24を再
び往動方向へスタートさせる。また、中間転写ベルト2
4を感光体ドラム17面に再び接触させる。この場合
も、シアン画像が中間転写ベルト24面上でブラック画
像に正確に重なるような条件に制御されて中間転写ベル
ト24に転写される。
【0042】その後も同様な動作によってマゼンタ、
イエロー画像工程に進み、4色重ねのベルト転写画像
(カラー画像)を得る。
【0043】4色目のイエロートナー像を中間転写ベ
ルト24へ転写させた後、リターンさせずにそのままの
速度で往動させ、中間転写ベルト24面上の4色重ねト
ナー像(カラー画像)を転写紙46へ一括転写する。
【0044】以上のようにして、4色のトナー像(カラ
ー画像)が中間転写ベルト24面から転写紙46(レジ
ストローラ37を回転させて転写紙を紙転写バイアスロ
ーラ33aの位置へ送り出すことにより行われる)へ一
括転写された後、転写紙は更に紙搬送ユニット39へ送
り出され、ついで定着器40で定着が行われた後、コピ
ートレイ43へ排出される。
【0045】他方、感光体ドラム17側では、中間転写
ベルト24への1色分の転写が終了する毎にクリーニン
グユニット18によってクリーニングされ、更に、除電
ランプ19によって均一に除電される。また、中間転写
ベルト24にあっては、4色重ねトナー像が転写紙に転
写された後、ベルトクリーニングユニット32によりベ
ルト表面がクリーニングされ、次のコピーに備えられ
る。
【0046】なお、リピートコピーの場合、カラースキ
ャナ1の動作及び感光体ドラム17への画像形成は、1
枚目のイエロー(4色目)画像工程に引き続き、所定の
タイミングで1枚目のブラック(1色目)画像工程に入
る。また、中間転写ベルト24にあっては、1枚目の4
色重ね画像(カラー画像)の転写紙への一括転写工程に
引き続いて表面をベルトクリーニングユニット32でク
リーニングされた領域に2枚目のブラックトナー像がベ
ルト転写されるようにする。
【0047】なお、以上の説明は4色フルカラーを得る
場合であったが、3色コピー、2色コピーの各場合、指
定された色と回数だけ前記した動作が行われることにな
る。また、単色コピーの場合には、所定枚数が終了する
までの間、その色の現像器のみを現像作動状態にし、中
間転写ベルト24は感光体ドラム17面に接触したまま
往動方向に一定速駆動し、更に、ベルトクリーニングユ
ニット32も中間転写ベルト24に接触したままの状態
でコピー動作を行うことになる。
【0048】次に、図1に示す画像処理ユニット60の
構成について説明する。画像処理ユニット(IPU)6
0には、プリントの為の制御を実行するプリントコント
ローラ61、感光体ドラム17に書き込みを行うための
書き込みユニット62、メイン制御板63(画像処理ユ
ニット60と共に制御手段を形成)、カラースキャナ1
との仲介を行うインターフェース(I/F)64、BR
ユニット65、及びディスプレィエディタ50の各々が
接続されている。
【0049】画像処理ユニット60は、以下に説明する
ブロックを備えて構成されている。カラースキャナ1の
出力信号(原稿3を読み取って得られた画像データR,
G,Bで、各色8ビットの反射率リニア)を入力とする
γ補正ブロック66は、画像データR,G,Bを濃度リ
ニアに変換する。γ補正ブロック66には、フィルタブ
ロック67及び画像分離ブロック68が接続されてい
る。フィルタブロック67は画像データに対するフィル
タリング及び画像読取時の画像データB,G,Rをコピ
ー時のC,M,Yで画像形成するためのデータ変換を行
っている。また、画像分離ブロック68は入力データか
らm×mビット単位(例えば、4×4ビット)で文字領
域であるか写真領域であるか(或いは有彩色領域か無彩
色領域か)を判定し、その結果(2ビットデータで表
し、ビット0の“0”:文字、ビット0の“1”:写
真、ビット1の“0”:有彩、ビット1の“1”:無彩
とする)をフィルタブロック67へ出力する機能を有し
ている。
【0050】フィルタブロック67には、出力画像のサ
イズ変換を行うための変倍ブロック69が接続され、こ
の変倍ブロック69にはインターフェース(I/F)7
0が接続され、プリントコントローラ61との間でデー
タ伝送が行えるようにしている。更に、インターフェー
ス70にはクリエイトブロック71が接続され、ユーザ
の好みに応じて各種の編集処理(鏡面、影付け、斜体、
リピート、中抜き、カラー加工等)を施すことができ
る。このクリエイトブロック71には階調補正・γ補正
・フィルタブロック72が接続されている。ここでの階
調補正は、編集された画像データに対し、文字処理であ
ればスルー(入力データをそのまま出力)にし、写真処
理であれば階調処理(ブロック単位で行う)、更に、文
字領域は明瞭に見えるような処理、すなわち低濃度は白
く、中間から高濃度部は濃くなるような補正等を実行す
る。また、書き込みの為に、画像データに対するフィル
タリング及びγ補正が行われる。このようにして得られ
た画像データの書き込みを行うため、階調補正・γ補正
・フィルタブロック72と書き込みユニット62との間
にビデオコントローラ73が接続されている。
【0051】画像分離ブロック68、変倍ブロック6
9、クリエイトブロック71、階調補正・γ補正・フィ
ルタブロック72及びビデオコントローラ73の相互間
はバス74(アドレスバス、データバス及びコントロー
ルバス)で接続されている。このバス74には、画像処
理ユニット60における各種の制御を実行するCPU7
5、このCPU75を動作させるためのプログラムが格
納されたROM76、エリア処理ブロック77が接続さ
れている。このエリア処理ブロック77は、第1原稿画
像と第2原稿画像を合成するための合成領域の指定に応
じて変倍率及び画像移動量を演算処理する機能を有して
いる。
【0052】更に、階調補正・γ補正・フィルタブロッ
ク72とディスプレィエディタ50の間にはインターフ
ェース(I/F)78が接続され、また、画像分離ブロ
ック68とメイン制御板63の間にはインターフェース
(I/F)79が接続されている。
【0053】図4はコピー等を行う際に操作される操作
部の詳細を示す平面図である。操作部80は、画像合成
を指定するための合成キー81、オプションキー82、
クリア/ストップキー83、プリント開始キー84、コ
ピー枚数等を指定するためのテンキー85等を備えてい
る。
【0054】図5はディスプレィエディタ50の詳細を
示す平面図である。
【0055】中央部にはCRT、液晶等を用いた表示器
51が設けられ、操作部80の操作に応じて各種の表示
及びカーソル51aの表示が行われる。表示器51の上
辺及び右辺には、スケール52が設けられ、L字形のコ
ーナ部には表示基準(0)52aが記されている。
【0056】更に、表示器51の下部には、原稿の読み
取りを開始させるための読取りキー53、表示器51の
コントラストを調整するためのコントラスト調整つまみ
54、表示器51の明るさを地位鵜制するための輝度調
整キー55、画像の全体を表示するための全体キー5
6、カーソル51aを中心に画像の変倍を指定するため
の変倍キー57(縮小キー57a、拡大キー57b、ズ
ームキー57cを含む)、画面を移動させるための画面
移動キー58、カーソル51aを表示器51内の任意の
位置へ移動させるカーソルキー59、最後に指定した点
を取り消すためのクリアキー86、カーソル51aが示
している点を指定するための点指定キー87、エリア指
定(直角外角形、多角形)時に始点と終点を指定し両者
を結ぶための閉じキー88、指定した全ての点を取り消
すためのオールクリアキー89、及び加工後に画像を再
表示するための再表示キー90の各々が設けられてい
る。
【0057】次に、本発明における処理について説明す
る。
【0058】まず、カラースキャナ1上に、図6に示す
様な文字のみによるカラーによる第1原稿を載置し、操
作部80の合成キー81を押下すると共に、合成回数を
テンキー85を操作して入力する。合成回数として
「2」を入力した場合、図6の第1原稿に対して第2原
稿が合成され、また、合成回数「3」を入力したときに
は〔第1原稿+第2原稿〕の合成画像に対して図6に示
す第3画像が合成される。なお、本実施例では、合成回
数が2回の場合について説明する。
【0059】画像の合成指示及び合成回数の指定を行っ
た後、プリント開始キー84を押下すると、第1原稿は
上記した様に感光体ドラム17上には画像形成が行われ
た後、各色毎に中間転写ベルト24に1色づつ転写さ
れ、4色重ねの画像が形成されるが、この時、画像合成
を行うために、往復駆動方式の上記した基本動作説明の
の項とは異なる動作をする。すなわち、4色目のYト
ナー像のベルト転写が終了した後、感光体ドラム17か
ら中間転写ベルト24を離間させ、往動を停止させると
同時に逆方向へ高速にリターンさせ、往復駆動方式の
と同様の動作をし、リターン後は待機する。これによ
り、第1原稿の画像は、中間転写ベルト24上にトナー
像として保持される。もし、この時点で画像合成を中止
したい場合、クリア/ストップキー83を押下すれば、
中間転写ベルト24上の画像はクリーニングユニット1
8によってクリーニングされる。
【0060】次に、図6に示す第2原稿をコンタクトガ
ラス4にセットし、スキャニング及び感光体ドラム17
による現像によって画像形成を行い、中間転写ベルト2
4上にトナー像を転写させる。これにより、中間転写ベ
ルト24上に第2原稿の4色重ねが終れば、画像合成は
完成する。そして、中間転写ベルト24を往復動方式の
の項で説明したと同様にして駆動させ、その後、定着
を行った後に機外のコピートレイ43へ排出される。
【0061】以上の説明は、第1原稿の合成領域に対し
て第2原稿の位置がコンタクトガラス4上のスケールに
よって比較的容易に合わせられる場合、例えば、第1原
稿と第2原稿との画像位置関係が多少ずれても問題にな
らない合成の場合、第1原稿に合成されるエリア位置と
第2原稿のエリア位置とが夫々の原稿用紙で略同一位置
にある場合、第2原稿の画像が第1原稿の合成領域に対
して比較的小さい場合等のとき、簡単に行える合成であ
る。
【0062】次に、図7に示すように、第1原稿の合成
領域に対し、合成する第2原稿の領域の位置が違ったり
領域自体の大きさが違う場合には、上記説明による合成
方法では絵柄画像と文字画像が重なってしまうことがあ
る。これを解決するため、カラースキャナ1で読み取っ
た原稿の画像データを一旦ディスプレィエディタ50に
出力する方法がある。
【0063】すなわち、プリント開始キー84を押下
(オン)にすると、図7の様な内容の第1原稿はカラー
スキャナ1によって読み取られ、その画像データを基に
上記した基本動作の説明と同様に中間転写ベルト24上
に画像形成が行われると共に、画像データを間引いて
(図7の第1原稿のエリア部分)ディスプレィエディタ
50に出力する。ついで、コンタクトガラス4上に図7
に示す第2原稿を載置し、読取りキー53を押下すれ
ば、第2原稿がカラースキャナ1で読み取られ、その画
像データを間引いて(図7の第2原稿のエリア部分以外
の部分)ディスプレィエディタ50に出力する。この
時、カラープリンタ2は第2原稿に対する画像形成は行
わない。そして、ディスプレィエディタ50上には、第
1原稿と第2原稿とが図7に示すように、並べて出力表
示される。
【0064】次に、第1原稿画像のどの位置に合成した
いかを指定するためのエリア指定を実行する。この指定
は、ディスプレィエディタ50上のカーソル51aをカ
ーソルキー59によって移動させ、点指定キー87でエ
リアの対向する2点を指定する。ここでは、2ヵ所有る
ので、4点の指定になる。この後、第2原稿画像の合成
エリア領域よりも大きい場合(小さすぎる場合もあ
る)、第2原稿の指定したエリアを変倍キー57で変倍
指定し、再表示キー90の押下によって変倍後の画像が
ディスプレィエディタ50に出力され、図8の(a)に
示すように表示器51に表示される。
【0065】変倍処理によって合成画像の大きさは一致
したが、まだ位置が合っていないため、続いて第2原稿
の指定エリアを点指定キー87で指定した画面移動キー
58によって、図8の(b)の様に第1原稿の合成領域
(ここでは白紙部分)へ移動する。以上によりディスプ
レィエディタ50上の画像合成が完了する。
【0066】なお、以上の説明においては、キーの操作
によって変倍、画像移動を行うものとしたが、ソフトウ
ェア及びハードウェアの負担が増えてもよければ、第1
原稿のエリアが指定された後、第2原稿のエリアが指定
されたことをもって、図1の画像処理ユニット60内の
CPU75により自動的に変倍率及び画像移動量を計算
し、ディスプレィエディタ50の表示器51に表示する
様にすることも可能である。
【0067】ここで、再度プリント開始キー84を操作
し、第2原稿をカラースキャナ1で読み取り、ディスプ
レィエディタ50上で合成した第2原稿の合成条件(相
対位置及び変倍率)がコマンドScとして図1に示すメ
イン制御板63へ送出される。このメイン制御板63
は、画像処理ユニット60内のCPU75に対して条件
データSdを出力する。この条件データSd及び画像形
成タイミングに従って、書き込みユニット62は光学ユ
ニット11の書き込みタイミングを制御し、第2原稿画
像の主走査及び副走査の位置を決定して書き込みを制御
する。この書き込み制御は、変倍率、相対位置を合わせ
た状態で上記した通常コピーの動作と同様に中間転写ベ
ルト24上の第1原稿のトナー像の上に第2原稿のトナ
ー像を作成して合成が行われる。その後は、通常コピー
と同様のタイミングで中間転写ベルト24上のトナー像
は、転写材に一括転写する。そして、紙搬送ユニット3
9により定着器40へ搬送され、定着が終了すると、機
外のコピートレイ43へ排出される。
【0068】なお、変倍機能のほか、クリエイト機能を
用いて第2原稿の画像形成時に加工(鏡面、影付け、斜
体、リピート、中抜き、カラー加工等)し、合成するこ
とも可能である。
【0069】更に、途中で画像合成を中止したい場合、
ディスプレィエディタ50で合成完了時点までであれ
ば、操作部80上のクリア/ストップキー83によって
中間転写ベルト24上のトナー像がベルトクリーニング
ユニット32によってクリーニングされるので、転写紙
の無駄使いが防止される。
【0070】以上においては、合成画像の位置移動は、
主走査及び副走査共に書き込み制御により行われる。こ
のため、副走査側はA4横以下の小サイズ画像合成の場
合でも、中間転写ベルト24横サイズ(210mm)+
余裕分の往復動作を行っている。特に、A4縦サイズ
(297mm)は位置合わせのために感光体ドラム17
の1回転で画面形成の制約があるため、A3サイズ(4
20mm)+余裕分の往復動作を行って画像を形成す
る。この時、画像合成サイズに合った往復動作を行わせ
ると共に副走査側の合成位置を中間転写ベルト24の駆
動制御を行えば、駆動モータの余分な動きを無くし、余
分な電力消費が生じないようにしている。例えば、図9
の画像は、4種類のA4フルカラー原稿をA4縦サイズ
の転写紙に全てフルカラー合成コピーしたい時、中間転
写ベルト24上に最終的に得られた画像合成を示してい
る。
【0071】ここで、図9に示す中間転写ベルト24上
の画像合成について説明する。まず、コンタクトガラス
4上に第1原稿(A4サイズ)を載置し、オプションキ
ー82を押下し、更に、テンキー85を4回操作して合
成4回を指定(4種類の原稿を意味する)する。つい
で、ディスプレィエディタ50の読取りキー53を押下
することにより、カラースキャナ1による第1原稿の読
み取りが開始され、ディスプレィエディタ50に第1原
稿の画像が出力される。この時、カラープリンタ2は第
1原稿の画像に対しては、画像形成動作を行わない。
【0072】ついで、ディスプレィエディタ50のカー
ソルキー59及び点指定キー87を操作して画像指定を
行う。更に、変倍キー57によりA4サイズ原稿を図9
の(I)のサイズに変倍し、画面移動キー58を押下し
て第1原稿の画像を主走査方向(図9のaからb方向)
に移動させ、合計4つの画像をディスプレィエディタ5
0の表示器51上に合成する。
【0073】ついで、プリント開始キー84が押下され
ると、コンタクトガラス4上の第1原稿を再度読み取る
ためにカラースキャナ1が駆動され、中間転写ベルト2
4上にブラックトナー像作成のための各部動作を開始す
るが、通常動作とは異なる動作になる。すなわち、通常
動作ではA4縦サイズ(297mm)の時、位置合わせ
のために感光体ドラム17の1回転で1画面合成を行う
べき制約があるので、A3サイズ(420mm)+余裕
分の往復動作を行って画像を合成する。
【0074】しかし、小サイズ画像合成時には、中間転
写ベルト24は図9の〔aからcの距離〕+余裕分を往
動(フォワード)させる。このとき、ブラックトナー像
は、感光体ドラム17から中間転写ベルト24上に転写
される。ベルト転写が終了すると、中間転写ベルト24
は感光体ドラム17から離間し、同時に復動(リター
ン)する。この時のリターン量は、フォワード量と同一
であるので、図9のcからa間の距離を戻ることにな
る。そして、次のシアントナー像、マゼンタトナー像は
ブラックトナー像と同様にして中間転写ベルト24上に
画像が形成される。最終色のイエロートナー像が中間転
写ベルト24上に転写されると、次の画像(図9の(I
I))形成のための画像先端位置dまで往動(aからd
までの距離を移動)させ、移動後は停止して待機する。
【0075】ついで、コンタクトガラス4上に第2原稿
をセットし、ディスプレィエディタ50のカーソルキー
59と点指定キー87を操作して画像指定を行う。更
に、変倍キー57によりA4サイズ原稿を図9の(I
I)のサイズに変倍し、画面移動キー58を押下して第
1原稿の画像を主走査方向(図9のaからb方向)に移
動させ、合計4つの画像をディスプレィエディタ50の
表示器51上に合成され、その後、転写材にフルカラー
の画像合成が一括して転写される。
【0076】ところで、画像合成の難易度に応じて画像
形成開始タイミングを任意に変更することができる。こ
の詳細について、簡単な合成の場合と複雑な合成の場合
について説明する。
【0077】<簡単な合成の場合>図6の様に、比較的
合成に制約がなく、容易に合成可能な場合、プリント開
始キー84を押下すると、直ちに画像形成動作が開始さ
れる。第1原稿画像が中間転写ベルト24上に画像形成
が行われた後、第2原稿を第1原稿と同様に各色毎にカ
ラースキャナ1で読み取りながら感光体ドラム17に光
学ユニット11で書き込み(ディスプレィエディタ50
には出力しない)、これによって生成された感光体ドラ
ム17上の静電潜像をBK現像器25、C現像器26、
M現像器27及びY現像器28各現像器を用いて現像し
た後、各色毎に中間転写ベルト24に1色づつ転写され
た第2原稿画像の4色重ね画像が転写バイアスローラ2
9によって形成され、2つの画像が合成された後、転写
材に一括して転写される。
【0078】<複雑な合成の場合>図7、図8及び図9
の画像合成の様に、ディスプレィエディタ50を使用し
た複雑な画像合成の場合、ディスプレィエディタ50の
表示器51上で合成画像を確認した後、再度画像の読み
取りを行って画像合成する方が失敗がなくてよい。この
場合、画像合成の難易に応じて画像形成開始タイミング
を変更する。具体的には、プリント開始キー84と読取
りキー53を押下するタイミングにより画像形成開始タ
イミングを変更する。或いは、第2原稿の合成時に位置
移動や加工を行うが、ディスプレィエディタ50の使用
に伴って自動的に複雑合成モードに入るようにしてもよ
い。
【0079】なお、図7及び図8の画像合成の場合、第
1原稿の画像はディスプレィエディタ50で確認する前
に画像形成を開始し、第2原稿の画像はディスプレィエ
ディタ50に出力するが、画像形成開始は行わない。ま
た、図9の画像合成の場合、第1原稿の画像を行わな
い。
【0080】簡単合成の場合、ディスプレィエディタ5
0による確認を行わずに画像形成に入るため、その分だ
け最終画像は速く出力される。また、複雑合成の場合、
ディスプレィエディタ50による確認を行ってから画像
合成を行うため、合成作業に失敗がなく、トナーや転写
紙を無駄にすることがない。
【0081】なお、上記実施例においてはフルカラー原
稿の画像合成を例に説明したが、本発明はモノカラー原
稿、白黒原稿であっても画像合成が可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1のカラー画像
形成装置においては、複数の原稿画像を前記担持体上に
合成する書き込み手段と、該書き込み手段による画像合
成の工程をディスプレィに表示する表示編集手段と、合
成条件に従って画像合成後の書き込みを実行し、前記担
持体に最終的に形成したトナー像を一括して転写材に転
写する制御手段とを設けるようにしたので、正確な画像
合成の行えるカラー画像形成装置が、簡単かつ安価に得
ることができる。
【0083】請求項2のカラー画像形成装置において
は、前記表示編集手段は、スキャナで読み取った画像を
前記ディスプレィに表示する機能を設けるようにしたの
で、合成処理前の内容を事前に確認が行える。
【0084】請求項3のカラー画像形成装置において
は、前記表示編集手段は、前記担持体に形成された合成
画像を前記ディスプレィに表示する機能を設けるように
したので、実際に印刷(複写)されるのと同一内容の画
像をディスプレィに表示して印刷(複写)前に確認する
ことができ、転写紙及びトナーの無駄使いを防止するこ
とができる。
【0085】請求項4のカラー画像形成装置において
は、前記表示編集手段は、前記担持体に形成する合成画
像の位置を前記ディスプレィに表示する手段、及びその
表示内容を変更する変更手段を設けるようにしたので、
合成の可否判定が容易になると共に変更処理を迅速かつ
正確に行うことが可能になる。
【0086】請求項5のカラー画像形成装置において
は、前記表示編集手段は、前記担持体に形成する合成画
像の加工を必要に応じて可能な加工手段及びその表示手
段を設けるようにしたので、表示内容を確認しながら加
工を行うことが可能になり、失敗を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるカラー画像形成装置の機構部を示
す正面図である。
【図3】本発明による画像形成部を示す正面図である。
【図4】本発明によるカラー画像形成装置の操作部を示
す平面図である。
【図5】本発明に係るディスプレィエディタの詳細を示
す平面図である。
【図6】画像合成の対象となる第1原稿及び第2原稿な
らびに合成完了後の画像を示す説明図である。
【図7】複雑な画像合成に類する第1原稿及び第2原稿
の一例を示す説明図である。
【図8】変倍して画像合成を行う場合の第1原稿画像の
内容(a)、及び第2原稿を位置合わせした後の画像
(b)を示す説明図である。
【図9】小サイズの画像形成時における中間転写ベルト
の移動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カラースキャナ 2 カラープリンタ 3 原稿 10 カラーセンサ 14 レーザ光源 11 光学ユニット 17 感光体ドラム 22 カラー現像装置 24 中間転写ベルト(担持体) 50 ディスプレィエディタ 51 表示器 57 変倍キー 57a 縮小キー 57b 拡大キー 57c ズームキー 58 画面移動キー 59 カーソルキー 60 画像処理ユニット 61 プリントコントローラ 62 書き込みユニット 63 メイン制御板 68 画像分離ブロック 69 変倍ブロック 71 クリエイトブロック 75 CPU 73 ビデオコントローラ 80 操作部 81 合成キー 84 プリント開始キー 85 テンキー 87 点指定キー 90 再表示キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/387 H04N 1/387

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に画像データに基づく静電潜像
    を形成し、この静電潜像をトナー現像して得たトナー像
    を前記感光体から担持体に転写し、その1色または複数
    色の転写終了後に一括して転写材に転写するカラー画像
    形成装置において、複数の原稿画像を前記担持体上に合
    成する書き込み手段と、該書き込み手段による画像合成
    の工程をディスプレィに表示する表示編集手段と、合成
    条件に従って画像合成後の書き込みを実行し、前記担持
    体に最終的に形成したトナー像を一括して転写材に転写
    する制御手段とを具備することを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記表示編集手段は、スキャナで読み取
    った画像を前記ディスプレィに表示する機能を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記表示編集手段は、前記担持体に形成
    された合成画像を前記ディスプレィに表示する機能を具
    備することを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記表示編集手段は、前記担持体に形成
    する合成画像の位置を前記ディスプレィに表示する手
    段、及びその表示内容を変更する変更手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記表示編集手段は、前記担持体に形成
    する合成画像の加工を必要に応じて可能な加工手段及び
    その表示手段を具備することを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成装置。
JP7120162A 1995-05-18 1995-05-18 カラー画像形成装置 Pending JPH08314329A (ja)

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