JPH08125853A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08125853A
JPH08125853A JP6255821A JP25582194A JPH08125853A JP H08125853 A JPH08125853 A JP H08125853A JP 6255821 A JP6255821 A JP 6255821A JP 25582194 A JP25582194 A JP 25582194A JP H08125853 A JPH08125853 A JP H08125853A
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JP
Japan
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image
image forming
original
size
forming apparatus
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JP6255821A
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Inventor
Hideyasu Nakamura
秀康 中村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH08125853A publication Critical patent/JPH08125853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置において画像を形成可能な最大
サイズの原稿の等倍率の全面画像を画像の欠けを生じる
ことなく形成することが可能な画像形成装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 設定部は、当該画像形成装置で画像を形成可
能な最大サイズの転写材よりも所定量だけ大きい非定形
の転写材サイズを設定可能とし、前記設定部で当該非定
形の転写材サイズが設定された場合には、前記画像処理
手段による原稿の画像情報の枠消しを中止させるととも
に、原稿の画像情報を原稿の読取方向と直交する方向に
おいて側端部から中央部側へ画像形成手段によるふち消
し量に対応した所定量だけ移動させ、前記画像形成手段
による画像形成動作の開始を所定量だけ遅らせることに
より転写材の周縁部に所定量のふち消しを行って画像を
形成するように制御する制御手段を備えるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多重転写方式のデジ
タルカラー画像形成装置等の画像形成装置に関し、特
に、当該画像形成装置において画像を形成可能な最大サ
イズの原稿の等倍率の全面画像を形成することが可能な
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記多重転写方式のデジタルカラ
ー画像形成装置では、例えば、次のようにして画像を形
成可能な最大サイズであるA3サイズの原稿(サイズ:
297mm×420mm)の等倍率の画像を形成するよ
うに構成されている。すなわち、上記デジタルカラー画
像形成装置では、図11に示すように、プラテンガラス
100上にA3サイズの原稿101(サイズ:297m
m×420mm)を、当該原稿101の隣合う2辺がプ
ラテンガラス100の端縁に一致するように載置し、こ
の原稿101の画像を画像読取装置(IIT)によって
読み取る。その際、上記画像読取装置の制御部は、原稿
101を露光するスキャナーの露光長位置及び速度の制
御を行う。そして、上記画像読取装置で読み取られた原
稿101の色材反射像は、赤(R)、緑(G)、青
(B)(各8bit)の3色の反射率データ102に変
換されて画像処理装置(IPS)103に送られ、この
画像処理装置103では、原稿101のエッジ部の枠消
しが行われる。この原稿101のエッジ部の枠消しは、
図11に示すように、原稿像のビデオデータに対して、
先端及び後端、更には両側端においてそれぞれ2mmず
つ枠消しを行うようになっている。このように、原稿1
01のエッジ部の枠消しを行うのは、原稿101のエッ
ジ部の影やプラテンガラス100のエッジ部の汚れを再
現させるのを防止するためである。
【0003】そして、上記の如く画像処理装置103で
所定の画像処理が施された画像データは、図11に示す
ように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)(各8bit)の3色の原稿色材階調デー
タ104に変換されてROS105(Raster O
utput Scanner)に送られ、このROS1
05では、転写用紙106のエッジ部のふち消しが行わ
れる。この転写用紙106のエッジ部のふち消しは、図
11に示すように、原稿像のビデオデータに対して、先
端が8mm、後端及び両側端が3mmずつに設定されて
おり、ROS105によって原稿の画像を感光体ドラム
上に書き込む際に、これらの部分ではレーザー光を消灯
することによってふち消しを行うようになっている。こ
のように、原稿101のエッジ部のふち消しを行うの
は、用紙吸着位置のバラツキや用紙スキューで発生する
転写ドラム110の汚れを防止するためである。この転
写ドラム110は、図12に示すように、誘電体フィル
ム111上に転写用紙106を吸着した状態で回転可能
に構成されており、誘電体フィルム111は、剛性を保
つためにタイバーと呼ばれる金属板112によって補強
されている。
【0004】上記の如くして、ROS105による画像
露光が図示しない感光体ドラム上に行われ、静電潜像が
形成される。そして、この感光体ドラム上に形成された
静電潜像は、所定の色のトナーによって現像され、この
トナー像は、転写ドラム110上に保持された転写用紙
106上に転写される。
【0005】そして、上記の露光・現像・転写工程を所
定の色数だけ繰り返した後、所定の色数のトナー像を転
写ドラム110上に保持された転写用紙106上に多重
転写し、この所定の色数のトナー像が多重転写された転
写用紙106を転写ドラム110から分離して、定着処
理されてカラーコピーが終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記多重転写方式のデジタルカラー画像形成装
置の場合には、図11に示すように、原稿のエッジ部の
枠消しや用紙のエッジ部のふち消しを行う必要があるた
め、この画像形成装置で画像形成可能な原稿の最大サイ
ズであるA3サイズ原稿から、イメージロスをなくした
A3サイズの等倍全面コピーが得られないという問題点
があった。このA3サイズの等倍全面コピーは、印刷市
場における版下作成前の見本版などとして有効なもので
あり、顧客からの要望が大きいものである。また、上記
多重転写方式のデジタルカラー画像形成装置に、このA
3サイズの等倍全面コピーの機能が付加されれば、手軽
に印刷の版下が複製できるメリットがあることから、か
かる技術が要望されている。
【0007】そこで、かかる問題点の解決に寄与し得る
技術としては、例えば、特開平2−83560号公報等
に開示されているものがある。
【0008】この特開平2−83560号公報に係る画
像形成装置は、装置全体を統括制御すると共に、プロセ
スシーケンス制御を行うCPUと、外部から与えられる
画像データに応じて感光体ドラムにレーザ光で露光し潜
像を形成する露光手段と、露光により形成された潜像を
感光体ドラム上で反転現像しトナー像を形成する現像手
段と、感光体ドラム上のトナー像を転写紙に転写する転
写手段とを有する画像形成装置であって、前記CPUが
ドラム回転方向の転写紙長より小さい範囲の画像有効信
号を発生し、この画像有効信号で制限された範囲で露光
が行われるよう構成したものである。
【0009】しかし、この提案に係る画像形成装置の場
合には、副走査方向の画像有効範囲を転写紙より短くす
ることで未転写トナーによる機内汚れを防げるメリット
がある一方、A3サイズの原稿から等倍でA3サイズの
用紙にコピーすると副走査方向でROSが書かない部分
のイメージロスが発生するという問題点を有しており、
イメージロスをなくしたA3サイズの等倍全面コピーが
得られないという問題点が未解決であった。
【0010】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、画像形成装置において画像を形成可能な最大サ
イズの原稿の等倍率の全面画像を画像の欠けを生じるこ
となく形成することが可能な画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に係る画像形成装置は、画像の形成条件を設定部によっ
て予め設定した後、原稿の画像を画像読取手段によって
読み取り、この画像読取手段によって読み取られた原稿
の画像情報に画像処理手段によって所定の画像処理を施
し、この画像処理手段によって所定の画像処理が施され
た原稿の画像情報に応じて、画像形成手段によって転写
材上に当該転写材の周縁部に所定量のふち消しを行って
画像を形成する画像形成装置において、前記設定部は、
当該画像形成装置で画像を形成可能な最大サイズの転写
材よりも所定量だけ大きい非定形の転写材サイズを設定
可能とし、前記設定部で当該非定形の転写材サイズが設
定された場合には、前記画像処理手段による原稿の画像
情報の枠消しを中止させるとともに、原稿の画像情報を
原稿の読取方向と直交する方向において側端部から中央
部側へ画像形成手段によるふち消し量に対応した所定量
だけ移動させ、前記画像形成手段による画像形成動作の
開始を所定量だけ遅らせることにより転写材の周縁部に
所定量のふち消しを行って画像を形成するように制御す
る制御手段を備えるように構成されている。
【0012】また、この発明の請求項第2項に係る画像
形成装置は、前記画像形成手段による画像形成動作の開
始を所定量だけ遅らせる制御を、前記画像読取手段によ
る原稿の読み取り開始タイミングを遅らせることによっ
て行うように構成されている。
【0013】なお、前記画像形成手段による画像形成動
作の開始を所定量だけ遅らせる制御は、例えば、画像読
取装置からの画像情報の出力を所定時間だけ遅らせた
り、画像露光を行うROS等による画像の書込み開始タ
イミングを所定時間だけ遅らせることによって行うよう
に構成しても勿論良い。
【0014】
【作用】この発明の請求項第1項に係る画像形成装置で
は、設定部は、当該画像形成装置で画像を形成可能な最
大サイズの転写材よりも所定量だけ大きい非定形の転写
材サイズを設定可能とし、前記設定部で当該非定形の転
写材サイズが設定された場合には、前記画像読取手段に
よる原稿の読み取り開始タイミングを、画像形成手段に
よるふち消し量に対応した所定量だけ遅らせ、前記画像
処理手段によって原稿の画像情報の枠消しを行わないと
ともに、原稿の画像情報を原稿の読取方向と直交する方
向において側端部から中央部側へ画像形成手段によるふ
ち消し量に対応した所定量だけ移動させ、前記画像形成
手段によって転写材上に当該転写材の周縁部に所定量の
ふち消しを行って画像を形成するように制御する制御手
段を備えるように構成されているので、設定部によって
当該画像形成装置で画像を形成可能な最大サイズの転写
材よりも所定量だけ大きい非定形の転写材サイズが設定
された場合には、前記画像処理手段による原稿の画像情
報の枠消しを中止させるとともに、原稿の画像情報を原
稿の読取方向と直交する方向において側端部から中央部
側へ画像形成手段によるふち消し量に対応した所定量だ
け移動させ、前記画像形成手段による画像形成動作の開
始を所定量だけ遅らせることにより転写材の周縁部に所
定量のふち消しを行って画像を形成することにより、画
像形成装置において画像を形成可能な最大サイズの原稿
の等倍率の全面画像を画像の欠けを生じることなく形成
することが可能となっている。
【0015】また、この発明の請求項第2項に係る画像
形成装置では、前記画像形成手段による画像形成動作の
開始を所定量だけ遅らせる制御を、前記画像読取手段に
よる原稿の読み取り開始タイミングを遅らせることによ
って行うように構成されている。そのため、画像形成手
段による画像形成動作の開始を所定量だけ遅らせる制御
を、他の画像読取や画像処理、画像形成のタイミングを
通常のサイズの転写材に対する画像形成動作と異ならせ
ることによって行う必要がないので、基本的に通常のサ
イズの転写材と同じ画像形成動作で、当該画像形成装置
で画像を形成可能な最大サイズの転写材よりも所定量だ
け大きい非定形のサイズの転写材に対して画像形成動作
を行うことができ、画像形成動作の制御が複雑化するの
を回避することができる。
【0016】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0017】図3はこの発明に係る多重転写方式のデジ
タルカラー画像形成装置の一実施例を示すものである。
【0018】図3において、1はデジタルカラー画像形
成装置の本体を示すものであり、このデジタルカラー画
像形成装置本体1内の上端部には、原稿2の画像を読み
取る画像読取装置3(Image Input Ter
minal)が配置されている。この画像読取装置3
は、プラテンガラス4上にプラテンカバー5によって押
圧された状態で載置された原稿2の画像を光源6によっ
て照明し、原稿2の反射光像を第1、第2の走査ミラー
7、8及び結像レンズ9を介してCCDセンサー10に
走査露光して、このCCDセンサー10によって原稿2
の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドッ
ト/mm)で読み取るようになっている。
【0019】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、図1に示すように、赤
(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原
稿反射率データ11として画像処理装置12(Imag
e Processing System)に送られ、
この画像処理装置12では、原稿2の反射率データ11
に対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/
色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の画
像処理が施される。その際、上記画像処理装置12で
は、図1に示すように枠消しを一切行わず、しかも原稿
反射率データ11を主走査方向に2mmだけシフトさせ
るようになっている。この原稿反射率データ11のシフ
トは、原稿エッジの枠消し量0mmで、主走査方向へ2
mm分(約32画素分)だけシフトするように行われ
る。
【0020】そして、上記の如く画像処理装置12で所
定の画像処理が施された画像データは、図2に示すよう
に、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)(各8bit)の3色の原稿色材階調データ1
4に変換されてROS15(Raster Outpu
t Scanner)に送られ、このROS15では、
原稿色材階調データ14に応じてレーザー光による画像
露光が行われる。
【0021】上記ROS15は、図3に示すように、半
導体レーザー16を原稿色材階調データ14に応じて変
調して、この半導体レーザー16からレーザー光LBを
階調データ14に応じて出射する。この半導体レーザー
16から出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡17
によって偏向走査され、反射ミラー18を介して感光体
ドラム20上に走査露光される。
【0022】上記ROS15によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム20は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム20の表面は、
予め帯電コロトロン21によって所定の電位に帯電され
た後、原稿色材階調データ14に応じてレーザー光LB
が走査露光されることによって静電潜像が形成される。
上記感光体ドラム20上に形成された静電潜像は、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器22K、22Y、22M、22C
を備えたロータリー方式の現像装置22によって順次現
像され、所定の色のトナー像となる。
【0023】上記感光体ドラム20上に形成されたトナ
ー像は、当該感光体ドラム20に隣接して配置された転
写ドラム23上に保持された転写用紙24上に、転写コ
ロトロン25の帯電によって順次転写される。この転写
ドラム23は、図4に示すような誘電体フィルム26に
よって円筒状に形成され、この誘電体フィルム26は、
タイバーと呼ばれる金属板27によって補強されてお
り、ドラム状に保持されている。そして、上記転写ドラ
ム23を構成する誘電体フィルム26上には、当該誘電
体フィルム26の先端から所定の距離だけ離れた位置に
転写用紙24の先端が来るように、しかも転写用紙24
の先端部が一部タイバー27上に位置するように、転写
用紙24が載置されるようになっている。
【0024】上記転写用紙24は、図3に示すように、
画像形成装置本体1内の下部に配置された複数の給紙カ
セット28、29、30から給紙ロール31によって給
紙されるとともに、画像形成装置本体1外の側面に配置
された手差しトレイ38からも給紙可能となっており、
給紙された転写用紙24は、搬送ローラ32によって転
写ドラム23の表面までそれぞれ搬送される。そして、
上記転写用紙24は、帯電コロトロン33の帯電によっ
て転写ドラム23の表面に静電的に吸着された状態で、
当該転写ドラム23の表面に保持される。
【0025】また、上記感光体ドラム20上から所定の
色数のトナー像が転写された転写用紙24は、剥離コロ
トロン34の帯電によって転写ドラム23の表面から剥
離された後、定着装置35へ搬送され、この定着装置3
5によって熱及び圧力によってトナー像が転写用紙24
上に定着され、排紙トレイ36上に排出されてカラー画
像の形成工程が終了する。
【0026】なお、図3中、37は転写ドラム23の除
電を行うための除電コロトロンを示している。
【0027】図5は上記多重転写方式のデジタルカラー
画像形成装置の制御部を示すブロック図である。
【0028】図5において、40はコンソールパネルで
あり、このコンソールパネル40は、各種コピーモード
の選択等を行うものであって、カラーモード、倍率、編
集、給紙トレイ、枠消し量等の選択及び設定を行うよう
になっている。この実施例では、上記コンソールパネル
40で手差しトレイ38を選択した場合の用紙サイズの
画面で入力できる用紙サイズの上限設定値として、A3
サイズ(297mm×420mm)よりも大きなサイズ
(301mm×433mm)を受け付け可能となってい
る。なお、このA3サイズよりも大きなサイズは、30
1mm×433mmに限定されるものではなく、A3サ
イズよりも所定量以上に大きくカラー画像形成装置で搬
送及び画像形成処理が可能なサイズであれば、他のサイ
ズでも良い。
【0029】41はCPU等から構成されるシステム制
御部であり、このシステム制御部41は、上記コンソー
ルパネル40で選択されたコピーモードを解釈し、次に
述べるIIT制御部42、IPS制御部43及びIOT
制御部44へ制御情報を伝達するものである。
【0030】42はIIT制御部であり、このIIT制
御部42は、原稿2を露光するスキャナーの露光長位置
や速度の制御を行うものである。
【0031】43はIPS制御部であり、このIPS制
御部43は、原稿2の反射率データ11に対して、シェ
ーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガ
ンマ補正、枠消し、色/移動編集等の画像処理を施すも
のである。
【0032】44はIOT制御部44であり、このIO
T制御部44は、用紙搬送、除電/帯電、レーザー露
光、現像、転写、定着等の画像形成プロセスの制御を行
うものである。
【0033】以上の構成において、この実施例に係るデ
ジタルカラー画像形成装置の場合には、次のようにして
画像を形成可能な最大サイズであるA3サイズの原稿
(サイズ:297mm×420mm)の等倍率の全面画
像を形成することができるようになっている。すなわ
ち、上記デジタルカラー画像形成装置では、図3に示す
ように、コンソールパネル40において手差しトレイ3
8からの給紙を選択するとともに、用紙サイズとして上
限設定値である301mm×433mmを入力する。次
に、上記デジタルカラー画像形成装置では、図1に示す
ように、原稿2をプラテンガラス3上に載置するととも
に、手差しトレイ38に特殊サイズ(301mm×43
3mm)の転写用紙24をセットし、コンソールパネル
40のスタートボタンを押す。その際、システム制御部
41では、上記の操作に対応して図6に示すような確認
動作を行う。
【0034】すると、上記デジタルカラー画像形成装置
は、A3サイズの全面画像機能のリモートへの指示とし
て、各リモートであるシステム制御部41からIIT制
御部42、IPS制御部43及びIOT制御部44に対
し、次に説明するような指示がなされる。
【0035】まず、上記デジタルカラー画像形成装置で
は、図1に示すように、プラテンガラス4上にA3サイ
ズの原稿2(サイズ:297mm×420mm)を、当
該原稿2の隣合う2辺がプラテンガラス4の端縁に一致
するように載置し、この原稿2の画像を画像読取装置
(IIT)3によって読み取る。その際、上記画像読取
装置のIIT制御部42は、図7に示すように、スキャ
ン長を420mmに、レジポジションを0mmに、デレ
イカウントを8mm分に、倍率を100%にそれぞれ設
定し、画像読取装置3によって図9に示すように通常よ
りも25%増速した速度でプリスキャンを行い、原稿2
の位置等の検知を行う。
【0036】次に、上記画像読取装置3では、原稿2の
第1色目の色である黒色(K)の画像の読み取りを行
う。その際、上記画像読取装置3では、図1及び図9に
示すように、原稿2の画像のスキャン開始を通常よりも
8mm分だけ遅らせて、原稿の画像の読み取りを行うよ
うになっている。
【0037】なお、この実施例では、画像形成手段によ
る画像形成動作の開始を所定量だけ遅らせる制御を、図
1及び図9に示すように、画像読取装置3による原稿2
の読み取り開始タイミングを通常よりも8mm分だけ遅
らせることによって行うように構成されている。そのた
め、画像形成手段による画像形成動作の開始を所定量だ
け遅らせる制御を、他の画像読取や画像処理、画像形成
のタイミングを通常のサイズの転写材に対する画像形成
動作と異ならせることによって行う必要がないので、基
本的に通常のサイズの転写用紙24と同じ画像形成動作
で、当該画像形成装置で画像を形成可能な最大サイズの
転写用紙24よりも所定量だけ大きい非定形のサイズの
転写用紙24に対して画像形成動作を行うことができ、
画像形成動作の制御が複雑化するのを回避することがで
きる。
【0038】そして、上記画像読取装置3によって読み
取られた原稿2の色材反射光像は、図1及び図9に示す
ように、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)
の3色の原稿反射率データ11として画像処理装置12
(IPS)に送られ、この画像処理装置12では、原稿
2の反射率データ11に対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の画像処理が施される。その際、上
記画像処理装置12では、図1に示すように枠消しを一
切行わず、しかも原稿反射率データ11を主走査方向に
2mmだけシフトさせるようになっている。この原稿反
射率データ11のシフトは、FIFO等の回路を用い
て、原稿エッジの枠消し量0mmで、主走査方向へ2m
m分(約32画素分)だけシフトするように行われる。
【0039】その後、上記の如く画像処理装置12で所
定の画像処理が施された画像データは、図2に示すよう
に、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)(各8bit)の3色の原稿色材階調データ1
4に変換されてROS15に送られ、このROS15で
は、図8に示すような条件で、原稿色材階調データ14
に応じてレーザー光による画像露光が行われる。その
際、このROS15では、A3サイズよりも大きい30
1×433mmの非定形の転写用紙24に対して、その
エッジ部に特殊なふち消しを行う。
【0040】このA3サイズよりも大きい非定形の転写
用紙24に対するエッジ部のふち消しは、図2に示すよ
うに、原稿像のビデオデータに対して、先端が8mm、
両側端が2mmずつ及び後端が3mmに設定されてお
り、ROS15によって原稿の画像を感光体ドラム上に
書き込む際に、これらの部分ではレーザー光を消灯する
ことによってふち消しを行うようになっている。このよ
うに、原稿2のエッジ部のふち消しを行うのは、従来と
同様、用紙吸着位置のバラツキや用紙スキューで発生す
る転写ドラム23の汚れを防止するためである。
【0041】上記ROS15によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム20は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム20の表面は、
予め帯電コロトロン21によって所定の電位に帯電され
た後、原稿色材階調データ14に応じてレーザー光LB
が走査露光されることによって静電潜像が形成される。
上記感光体ドラム20上に形成された静電潜像は、現像
装置22の黒(K)の現像器22Kによって現像され、
黒色のトナー像となる。
【0042】上記感光体ドラム20上に形成された黒色
のトナー像は、転写ドラム23上に保持されたA3サイ
ズよりも大きい非定形の転写用紙24上に、図3に示す
ように、転写コロトロン25の帯電によって転写され
る。その際、上記転写ドラム23を構成する誘電体フィ
ルム26上には、当該誘電体フィルム26の先端から所
定の距離だけ離れた位置に転写用紙24の先端が来るよ
うに、しかも転写用紙24の先端部が一部タイバー27
上に位置するように、転写用紙24が載置されるように
なっている。
【0043】次に、上記と同様の工程が、図9に示すよ
うに、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の画像に対し
て行われ、転写ドラム23上に保持されたA3サイズよ
りも大きい非定形の転写用紙24上には、図3に示すよ
うに、黒、イエロー、マゼンタ、シアンの4色の画像が
順次重ね合わされた状態で転写される。
【0044】そして、上記感光体ドラム20上から4色
のトナー像が転写された転写用紙24は、剥離コロトロ
ン34の帯電によって転写ドラム23の表面から剥離さ
れた後、定着装置35へ搬送され、この定着装置35に
よって熱及び圧力によってトナー像が転写用紙24上に
定着され、排紙トレイ36上に排出されてカラー画像の
形成工程が終了する。
【0045】このように、上記実施例では、図1及び図
2に示すように、原稿2の画像を読み取る際に8mm分
だけスキャン開始タイミングを遅らせることにより、R
OS15によって原稿2の画像の先端部に8mmのふち
消しを行っても、原稿2の画像の先端部に画像の欠けが
生じるのを防止するとともに、IIT制御部42におい
て、原稿2の画像を主走査方向に2mm分だけ画像デー
タを予め移動しておくことにより、ROS15によって
原稿2の画像の側端部に2mmのふち消しを行っても、
原稿2の画像の側端部に画像の欠けが生じるのを防止す
るようになっている。しかも、上記実施例では、A3サ
イズ(297×420mm)の原稿2の画像の形成を行
う転写用紙24として、A3サイズよりも大きい301
×433mmの非定形の転写用紙を用いることによっ
て、上記の如くROS15によって原稿2の画像の先端
部及び両側端部並びに後端部に所定ふち消しを行って
も、用紙のサイズが原稿2よりも大きい分だけ、画像の
欠けや転写ドラム23の汚れ等を発生させることなく、
図10に示すように、画像を形成可能な最大サイズであ
るA3サイズの原稿(サイズ:297mm×420m
m)の等倍率の全面画像を形成することができるように
なっている。
【0046】なお、前記実施例では、フルカラーの画像
を形成する場合について説明したが、2色の画像あるい
は単色の画像を形成する場合にも同様に適用することが
できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、画像形成装置において画像を形成可能な最大
サイズの原稿の等倍率の全面画像を画像の欠けを生じる
ことなく形成することが可能な画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像形成装置の一実施
例を示す画像形成工程の説明図である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像形成装置の一実施
例を示す画像形成工程の説明図である。
【図3】 図3はこの発明に係る画像形成装置の一実施
例を示す構成図である。
【図4】 図4は転写ドラムを示す展開図である。
【図5】 図5は制御部を示すブロック図である。
【図6】 図6はこの実施例に画像形成装置の画像形成
動作を示すフローチャートである。
【図7】 図7はこの実施例に画像形成装置の画像形成
動作を示すフローチャートである。
【図8】 図8はこの実施例に画像形成装置の画像形成
動作を示すフローチャートである。
【図9】 図9はこの実施例に画像形成装置の画像形成
動作を示すタイミングチャートである。
【図10】 図10はこの発明に係る画像形成装置の一
実施例を示す形成画像の説明図である。
【図11】 図11は従来の画像形成装置の画像形成工
程を示す説明図である。
【図12】 図12は転写ドラムを示す展開図である。
【符号の説明】
20 感光体ドラム、23 転写ドラム、24 転写用
紙、40 コンソールパネル、41 システム制御部、
42 IIT制御部、43 IPS制御部、44 IO
T制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の形成条件を設定部によって予め設
    定した後、原稿の画像を画像読取手段によって読み取
    り、この画像読取手段によって読み取られた原稿の画像
    情報に画像処理手段によって所定の画像処理を施し、こ
    の画像処理手段によって所定の画像処理が施された原稿
    の画像情報に応じて、画像形成手段によって転写材上に
    当該転写材の周縁部に所定量のふち消しを行って画像を
    形成する画像形成装置において、前記設定部は、当該画
    像形成装置で画像を形成可能な最大サイズの転写材より
    も所定量だけ大きい非定形の転写材サイズを設定可能と
    し、前記設定部で当該非定形の転写材サイズが設定され
    た場合には、前記画像処理手段による原稿の画像情報の
    枠消しを中止させるとともに、原稿の画像情報を原稿の
    読取方向と直交する方向において側端部から中央部側へ
    画像形成手段によるふち消し量に対応した所定量だけ移
    動させ、前記画像形成手段による画像形成動作の開始を
    所定量だけ遅らせることにより転写材の周縁部に所定量
    のふち消しを行って画像を形成するように制御する制御
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段による画像形成動作の
    開始を所定量だけ遅らせる制御を、前記画像読取手段に
    よる原稿の読み取り開始タイミングを遅らせることによ
    って行うことを特徴とする請求項第1項記載の画像形成
    装置。
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