JP3740183B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は画像処理装置およびその制御方法に関し、例えば、プレビュー機能を備える画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機を初めとする画像処理装置のカラー化や、高機能化に伴い、所望の色味等、所望の編集画像を得る為に、処理後の画像を記録用紙に出力して確認するといった作業を何度も繰り返してしまう場合が多く、時間的にもコスト的にも効率が良くなかった。
【0003】
そこで、上述した様な無駄な処理を省くために、処理後の画像を記録用紙に出力するのではなく、CRT等の表示装置に表示させることにより画像の確認を行う、いわゆるプレビュー機能を有する画像処理装置が提案され、製品化されている。
【0004】
従来のプレビュー機能を有する画像処理装置としては、読み取った原稿イメージをモノカラーの液晶ディスプレイを用いて表示・確認するといった装置も製品化されているが、画像処理装置本体がフルカラーによる画像処理を行う場合には、色味調整や色変換等の確認が行えない。従って、近年は表示装置もフルカラー表示可能なプレビュー機能を備える画像処理装置も提案されている。
【0005】
図10は、従来のプレビュー機能を備える画像処理装置において、その表示装置に表示される画像イメージの大きさと、原稿サイズとの関係を示す図である。図10の(a),(b),(c)はそれぞれ原稿台ガラスにA3,A4R,A4サイズの原稿を載置した状態をガラスの面の下から見た様子を示しており、また、図10の(a)′,(b)′,(c)′は、それぞれ図10の(a),(b),(c)の状態に対応した表示装置上での表示位置及び大きさを示したものである。
【0006】
表示装置上に表示される場合の大きさは、原稿台において読取り可能な最大サイズであるA3サイズが(a)′で表示されるような大きさとなり、A4R,A4サイズに関してももそれぞれA3サイズの場合と同一の倍率で(b)′,(c)′に示される様な大きさで表示される。かつ、原稿台における読み出し位置も、原稿サイズに関らず常に同じ位置が読み出される様に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した技術では、原稿サイズに無関係にプレビューが表示されるため、図10(b')または(c')に示すように、表示部に、原稿以外のプラテンカバーの画像や余白部分など無駄な画像が含まれる場合がある。
【0008】
さらに、表示画面全体に原稿の画像が表示されるわけではないから、読み込んだ原稿の画像が記録紙のどの位置に、どの程度の大きさで印刷されるかを、記録紙の大きさに応じて確認したい場合に不都合がある。
【0015】
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、原稿または記録媒体のサイズに基づく表示用画像を生成することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明は以下の構成を備える。
【0017】
本発明にかかる画像処理装置は、原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取った画像に基づき記録媒体上に画像を形成する像形成手段と、前記像形成手段による画像の形成なしに、前記読取手段が読み取った画像に基づき表示器に画像を表示するプレビュー手段と、前記原稿のサイズを検知する第一の検知手段と、前記記録媒体のサイズを検知する第二の検知手段とを有し、前記プレビュー手段は、前記第一の検知手段によって検知される原稿サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記読取手段が読み取った画像に施して、前記表示器に表示する画像を生成する第一のモード、および、前記第二の検知手段によって検知される記録媒体サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記読取手段が読み取った画像に施して、前記表示器に表示する画像を生成する第二のモードを有することを特徴とする。
【0018】
本発明にかかる制御方法は、原稿の画像を読み取り、前記原稿から読み取た画像に基づき記録媒体上に画像を形成または表示器に画像をプレビュー表示する機能を有する画像処理装置の制御方法であって、前記原稿および前記記録媒体のサイズを検知し、前記プレビュー表示を、検知された原稿サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記原稿から読み取った画像に施して、前記表示器に表示する画像を生成する第一のモード、および、検知された記録媒体サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記原稿から読み取った画像に施して、前記表示器表示する画像を生成する第二のモードの何れかで制御することを特徴とする。
【0037】
【実施例】
以下、本発明に係る一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
<第1実施例>
図1は、本実施例のデジタル電子写真方式のカラー複写機の断面図である。
【0039】
図1において、記録用紙は給紙部117から給紙ローラ118により、転写ドラム120の外周上に保持される。感光ドラム100は帯電器112により所定の極性に均一に帯電され、レーザ部110から出力され、反射ミラー111を介したレーザビーム光Lによる露光によって、感光ドラム100上に各色毎に潜像が形成される。感光ドラム100上に形成された潜像は、各色現像器Dy,Dm,Dc,Dkにより可視像化され、転写ドラム120外周の記録用紙に複数回転写されて、カラー画像が形成される。その後、記録用紙は転写ドラム120より分離爪114により分離され、転写されたカラー画像が定着ユニット115で定着され、排紙トレー116に排出される。尚、113はクリーナであり、感光ドラム100の表面に残留した各色のトナーを除去する。また、300は操作のための各種スイッチ及びLED表示器等が配されている操作部である。
【0040】
119は制御部であり、例えば不図示のスキャナ部からの画像データに対して各種画像処理を施し、かつ、上述した各部を制御する。
【0041】
図2は、上述したカラー複写機における画像信号の流れを示すブロック図である。図2において、センサ部21及びプリンタ部28以外の構成は、上述した制御部119に含まれる。
【0042】
図2において、21は例えばCCD等の光電変換素子に色分解フィルタを付けたラインセンサ等のセンサ部であり、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)のRGB画像を出力する。尚、センサ部21は、不図示のモータにより副走査方向に移動することによって、不図示の原稿をスキャンして画像を読み取ることができ、後述するプリンタ部28で用いる色材の数に応じた回数分、原稿を繰り返しスキャンする。
【0043】
22はセンサ部21から入力されたアナログRGB画像信号をデジタルRGB信号に変換するA/D変換部、23はセンサ部21における原稿読取時の光量ムラ等の特性に応じてデジタルRGB信号を補正するシェーディング補正部、24はセンサ部21の色分解フィルタの分光特性を補正するセンサ色補正部である。25はセンサ色補正部24から入力されたRGBの輝度信号を、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)のYMC等の濃度信号に変換する対数変換部、26はプリンタ部28の色材の分光反射特性に応じてYMC等の濃度信号を補正するプリンタ色補正部である。尚、本実施例においてプリンタ部28は1ドラム系であるため、プリンタ色補正部26において、対数変換部25よりパラレルに入力された画像データは、シリアルの面順次信号として出力される。
【0044】
27は画像編集部であり、例えばカラーバランス調整、変倍、移動、鏡像といった様々な画像編集処理を行う。これら画像編集は、全て操作部300からの操作者の指示により設定、又は調整される。画像編集部27に入力された画像データは、操作部300より設定された調整値に応じて、ROM33に予め設定されている処理プログラムに従ってCPU32により処理される。画像編集部27で所望する編集が施された画像信号は、プリンタ部28からの同期信号に合わせて色材に合った面順次の画像データをプリンタ部28に送出し、プリンタ部28で記録用紙上に重ね合わせて印刷することにより、所望のカラー画像が得られる。
【0045】
尚、プリンタ部28は基本的な数色の色材を記録用紙上で重ね合わせることによってフルカラー印刷を可能とし、その色材としては例えば本実施例においてはYMCKの4種類を用いているが、色材はこの4種類に限定されるものではない。また、プリンタ部28の出力方式としては、電子写真方式やインクジェット方式等、どのような方式であっても良い。また、プリンタ部28は記録用紙サイズを示すための部材が備えられた記録用紙カセットを複数有しており、操作者が操作部300より所定の設定を行うことにより、CPU32が現在設定されている記録用紙サイズの情報を得ることができる様に構成されている。
【0046】
以上が本実施例の複写機における基本的な印刷処理である。次に、本実施例におけるプレビュー機能を実現する構成について以下説明する。
【0047】
図2において、29は原稿サイズ検知部であり、不図示の原稿台に置かれた原稿をセンサ部21でスキャンした際に、原稿台の読取領域内のどの位置に原稿が載置されているかを判断するための原稿端部の座標情報を検知する。30はプレビュー制御部であり、詳細は後述するが、CRT31に画像情報を表示するための各種制御を行う。
【0048】
以上説明した本実施例の複写機における各構成は、CPU32により統括的に制御されており、CPU32に接続されたROM33は各種制御プログラムや、固定変数等を格納しており、RAM34を作業領域として動作する。
【0049】
本実施例においてプレビュー処理を行う場合には、まず読み取った原稿画像として、センサ色補正部24の出力(24R,24G,24B)がプレビュー制御部30に入力され、後述するプレビュー処理が施された後(30R,30G、30B)、CRT31に表示される。次に、複写機本体において所定の画像処理が施された画像信号として、画像編集部27から出力された面順次の画像信号(27YCM)が、プレビュー制御部30に入力される。そして、プレビュー制御部30では入力されたYMCの濃度情報をRGBの輝度情報に変換し、CRT31に表示する。即ち、画像編集部27から出力された画像データがCRT31に表示されることになるため、プリンタ部28へ出力された画像イメージがそのままCRT31上に反映されることになる。
【0050】
また、プレビュー制御部30には原稿サイズ検知部29により検知された原稿サイズ情報(29S)も入力されており、従って後述するように原稿範囲を確実に把握することができる。尚、原稿台上の原稿をおさえるプラテンカバーは鏡面処理されており、原稿サイズ検知部29においては、画像信号のG成分(24G)を2値化することにより原稿とそれ以外の領域とを判定する。
【0051】
以下、上述したプレビュー制御部30の詳細構成を図3に示し、説明する。
【0052】
図3において、85は逆対数変換部であり、上述した図2に示す対数変換部25とは逆に、YMC等の濃度信号をRGB輝度信号に変換する。101は入力されるRGB信号を切り替えるゲート、81R,81G,81BはそれぞれR,G,B信号に対応する先入れ先出し回路(以下、FIFOと称する)、82R,82G,82Bは各色に対応する画像メモリであり、表示用のビデオRAM等により構成されている。また、83R,83G,83Bはそれぞれ各色に対応するLUT、84R,84G,84BはD/A変換部である。200はディスプレイコントローラであり、入力されるRGB信号に対して後述する様に回転、移動、変倍、合成等の処理を制御する。尚、FIFO81R,81G,81Bへ入力される輝度信号をそれぞれ85R,85G、85Bとする。
【0053】
図3において、24R,24G,24Bは、図2のセンサ色補正部24から出力された各色成分毎の信号、即ち、原稿画像を示す信号であり、ゲート101を介してFIFO81R,81G,81Bにそれぞれ入力される。FIFO81R,81G,81Bは、装置内を高速に移動する画像データを画像メモリ82R,82G,82Bに格納するための速度変換、及び読み取った原稿画像のサイズをCRT31上での表示サイズに縮小変倍する為のもので、ディスプレイコントローラ200からの制御線201を介して、CPU3からの任意の設定が行える。
【0054】
画像メモリ82R,82G,82Bへのデータの書き込み及び読み出しは、制御線202を介してディスプレイコントローラ200により制御される。本実施例において画像メモリ82R,82G,82Bは、CRT31における表示用のサイズである640×480画素よりも大きい1920×1440画素の3プレーンで構成されており、各プレーンの任意の位置からの読み出し及び書き込みのみでなく、例えばCRT31の表示サイズに合わせた縮小変倍や、回転処理を施してからの書き込み及び読み出しも、ディスプレイコントローラ200の制御により可能となっている。尚、画像メモリのサイズはこの例に限定されるものではなく、装置によって適宜決定すれば良い。
【0055】
ここで、図4に、本実施例において読み取った原稿画像を回転してCRT31に表示する場合と、回転せずに表示する場合のスキャン方向を示す。
【0056】
図4において、(a),(b),(c)が回転無しの場合のそれぞれ原稿スキャン,画像メモリ書き込み,画像メモリ読み込みの際のスキャン方向を示し、(d),(e),(f)が回転させる場合のそれぞれ原稿スキャン,画像メモリ書き込み,画像メモリ読み込みの際のスキャン方向を示している。各図において、○印で示される箇所がそれぞれの走査開始アドレスを示し、該○印に接続されている矢印の方向が主走査方向となり、それと直角をなす矢印が副走査方向を示す。即ち、図4の(a),(d)においてはYが主走査方向,Xが副走査方向を示す。また、図4の(b),(c),(e),(f)においては、LがCRT31上での表示の際の長辺長(本実施例においては1920ドット),Mが短辺長(本実施例においては1440ドット)を示す。
【0057】
図4に示すように、本実施例において回転表示を行う場合には、読み取った原稿画像(d)をX方向とY方向とを逆にアドレス制御することにより、回転したイメージ(e)を各画像メモリ82R,82G,82Bに書き込む。
【0058】
更に、画像メモリ82R,82G,82Bは、ディスプレイコントローラ200を介してCPU32より直接データの読み込み/書き込みを行うことも可能である。センサ部21で読み込んだ原稿画像情報が書き込まれている各画像メモリ82R,82G,82Bに対して、CPU32により文字及びマーク等の任意のパターン画像を付加することにより、画像を合成した表示を行うことも可能である。
【0059】
図3において、83R,83G,83Bは各色に対応したルックアップテーブル(以下、LUT)であり、上述した図2に示すCRT31の特性を補正する。各LUT83R,83G,83Bも、ディスプレイコントローラ200を介してCPU32より任意な補正が可能である。84R,84G,84BはD/A変換部であり、入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、それぞれ30R,30B,30GとしてCRT31に送出する。尚、ディスプレイコントローラ200からは、表示のための同期信号30SもCRT31へ送出される。
【0060】
一方、上述した図2で示した編集処理後の面順次信号27YMCは、逆対数変換部85に入力され、RGBの輝度信号に変換される。そして、変換された各R,G,Bの信号は、上述したように各FIFOを介して画像メモリ82R,82G,82Bにそれぞれ格納され、CRT31に表示される。
【0061】
図5に、本実施例におけるプレビュー処理におけるタイミングチャートを示す。図5の(a)は編集処理が施された画像信号27YMCにより表示を行う場合のタイミングチャートを示す。図5の(a)において、24R,24G、24Bはそれぞれセンサ色補正部24から出力されたRGBの輝度信号であり、85R,85G、85Bは逆対数変換部85において濃度信号を変換した輝度信号である。本実施例においては、信号27YMCは面順次でプレビュー制御部30に入力されるため、3スキャン後にR,G,Bの各信号が揃い、従って3スキャン後にCRT31での表示が可能となる。
【0062】
一方、図5の(b)は未編集の各色画像信号24R,24G,24Bにより表示を行う場合のタイミングチャートであり、24R,24G,24Bはプレビュー制御部30にパラレルに入力されるため、1スキャンのみでCRT31において表示可能となる。
【0063】
図6に、本実施例におけるプレビュー処理のフローチャートを示す。
【0064】
プレビュー処理を開始するのに先だって、操作部300から操作者により所望の編集指定が行われているものとする。また、CRT31に画像を表示する際に、原稿サイズで表示を行うか又は記録用紙に印刷されるサイズで表示を行うかが、操作部300の所定のスイッチにより選択されているものとする(スイッチ1による選択)。更に、表示画像のサイズに関係なく、変倍、移動、回転を固定の設定値に従って表示するか、又は自動設定とするかが、操作部300の所定のスイッチにより選択されているものとする(スイッチ2による選択)。更に、表示画面上に画像のサイズ値及び位置合わせの基準となるマーク等を表示するか否かが、操作部300の所定のスイッチにより選択されているものとする(スイッチ3による選択)。尚、以上の各スイッチ1〜3による選択は、もちろん既定値を有している。また、これらスイッチは一般の操作者が設定しても良いが、保守員のみが設定可能であっても良い。
【0065】
そして、複写開始を指示するコピーキーを押下する前に、操作部300に備えられたプレビュースタートキーを押下することにより、プレビュー処理が開始される。
【0066】
まずステップS1において、原稿台ガラスに載置された原稿のサイズを検知する為にセンサ部21で原稿をスキャンし、図2に示す原稿サイズ検知部29により原稿画像の主走査/副走査方向のドット数を算出する。このスキャンを、実際に記録用紙への出力を行うための本スキャンと区別するためにプリスキャンと称する。そしてステップS2において、操作部300より指定された記録用紙カセットの記録用紙サイズを、プリンタ部28より検出する。
【0067】
そして処理はステップS3に進み、上述したスイッチ1により、「原稿のサイズで表示する」と設定されているか否かを判断する。「原稿のサイズで表示する」と設定されているとステップS5に進み、ステップS1で得た原稿の主走査/副走査方向のドット数をそれぞれ変数Y/Xに設定する。一方、ステップS3において「記録用紙サイズで表示する」と設定されている場合はステップS4に進み、ステップS2で得た記録用紙の主走査/副走査方向のドット数をそれぞれ変数Y/Xに設定する。
【0068】
次にステップS6において、上述したスイッチ2により「変倍、移動、回転を固定の設定値に従って表示する」と設定されているか否かを判断する。各設定値は自動設定となっていれば処理はステップS7へ進み、原稿サイズあるいは記録用紙サイズの主走査方向長であるYと、副走査方向長であるXとの比較を行う。ステップS7において、Y>X、即ち主走査方向のドット数が副走査方向のドット数よりも大きいのであれば、表示用の各画像メモリ82R,82G、82Bにおいても主走査方向長(L:1920ドット)が副走査方向長(M:1440ドット)よりも大きいため、画像を回転させる必要が無い。従って、ステップS10に進んで回転を示すフラグをオフとする。そして、読み取った原稿画像イメージを全て表示可能とするために、画像メモリ内に収まるように縮小処理を施す必要が有る。そのための変倍率として、主走査方向のL/Y,副走査方向のM/Xのうちのいずれか小さい方を変倍率Nとして採用する。そしてステップS11に進み、上述した図4の(b)に示すように、各画像メモリ82R,82G、82Bへの書き込み開始アドレス(L0,M0)を(0,0)とする。
【0069】
一方、ステップS7においてY>Xが成立しない、即ち主走査方向のドット数が副走査方向のドット数以下である場合には、表示用の各画像メモリ82R,82G、82Bにおける主走査方向長(L:1920ドット)と副走査方向長(M:1440ドット)の大小関係と一致しないため、画像を回転させる必要がある。従って、ステップS8に進んで回転を示すフラグをオンとする。また、表示の際の主走査方向のL/X,副走査方向のM/Yのうちのいずれか小さい方を変倍率Nとして採用する。そしてステップS9に進み、上述した図4の(e)に示すように、各画像メモリ82R,82G、82Bへの書き込み開始アドレス(L0,M0)を(1919,0)とする。
【0070】
一方、ステップS6において変倍、移動、回転の各設定値が固定値である場合には、処理はステップS12へ進む。ステップS12においては回転を示すフラグをオンとし、複写可能な最大サイズであるA3サイズが表示できる様に、変倍率Nとして、L/X(XはA3サイズにおける長辺方向のドット数)を設定する。また、画像メモリ82R,82G、82Bへの書き込み開始アドレス(L0,M0)を(1919,0)とする。
【0071】
尚、ステップS9,S11及びS13において書き込み開始アドレスを設定することにより、画面上の最適な位置にプレビュー画像が表示されるように、移動される。
【0072】
そして処理はステップS14に進み、CPU32は以上の計算結果をディスプレイコントローラ200に設定し、センサ部21により原稿画像をスキャンし、読み取った画像を設定した各パラメータに応じて各画像メモリ82R,82G、82Bに格納する。
【0073】
次にステップS15において、上述したスイッチ3により、表示画面上に画像のサイズ値及び位置合わせの基準となるマーク等を表示するか否かを判断し、表示すると設定されているのであればステップS16に進む。尚、この場合の画像サイズは、スイッチ1による設定に従って、原稿サイズ又は記録用紙サイズを表示することになる。
【0074】
ステップS16において、CPU32は主走査方向Y及び副走査方向Xのドット数を原稿サイズに変換して、画像メモリ82R,82G、82B上の所定位置に例えば「A4」という様に書き込む。更に、画像メモリへの書き込み開始アドレスに対応する位置に、基準位置であることを示すマークを、同様に書き込む。
【0075】
一方、ステップS15において、画像のサイズ値及び基準位置マークを表示しないと設定されているのであれば、ステップS16をスキップしてプレビュー処理を終了する。
【0076】
このようにしてプレビュー処理が終了すると、操作部300より操作者がコピーキーを押下することにより、本スキャンが開始され、実際に記録用紙上にプレビュー画像と同様の画像が出力される。
【0077】
以上説明したようにして、CRT31の表示領域に最も効率の良い大きさで編集処理後の原稿画像を表示することができる。
【0078】
図7及び図8に、以上のプレビュー処理における表示例を示す。図7の(a)〜(c)は原稿台上の原稿画像を示し、黒三角印が原稿つき当て位置を示し、Yが主走査方向長、Xが副走査方向長を示す。また、(a)が本実施例において処理可能な最大原稿サイズ(A3)である。図7の(a)′〜(c)′は、上述した図7の(a)〜(c)をそれぞれプレビュー処理したCRT31における表示結果を示す。図7の(a)′〜(c)′は長辺Lドット、短辺Mドットからなり、黒三角印及びX,Yはそれぞれ図7の(a)〜(c)と同様である。
【0079】
図7の(a)に示す原稿画像のプレビュー処理は、上述した図6のフローチャートに示すステップS12〜S13の処理を示し、図7の(b)はステップS8〜S9,図7の(c)はステップS10〜S11の処理を示す。
【0080】
また、図8はステップS16における処理結果を示し、原稿サイズ値及び基準位置マーク(つき当て位置マーク)を画像上に付加して表示した例である。
【0081】
以上説明したように本実施例によれば、編集処理後の画像データを表示することにより、実際に出力される画像により忠実なプレビュー画像を確認することができ、更に、原稿サイズ及び表示画面サイズから、画像の移動、変倍、回転を自動的に制御することにより、操作者が最も確認しやすいように表示を行うことが可能となる。
【0082】
又、変倍及び回転に伴い、出力される画像のサイズ値とつき当て基準位置を示すマークを画像に合成して表示することにより、画像サイズ及び天地左右の確認が容易となる。
【0083】
<第2実施例>
以下、本発明に係る第2実施例について説明する。
【0084】
上述した第1実施例においては、プリンタ部28が1ドラム系であり、従ってプリンタ部28へ送出する画像信号が各色毎の面順次信号である場合について説明を行ったが、第2実施例においては、4ドラム系のプリンタを備える場合に本発明を適用した例について説明する。
【0085】
図9に、第2実施例に係るカラー複写機のブロック構成を示す。図9において、上述した第1実施例と同様の構成には同一番号を付し、説明を省略する。図9においては、プリンタ色補正部91でプリンタ93の色材の分光反射特性に応じてYMCの濃度信号を補正し、プリンタ93が備えるドラム数に応じて、YMC及びK(ブラック)の4信号をパラレルに送出する。そして、画像編集部92においても4色分の信号をパラレルに処理し、プリンタ93へ出力すると同時に、Y,M,Cの3色信号のみをプレビュー制御部94に送出する。
【0086】
プリンタ93では、各信号に適当な遅延を施すことにより各ドラム間の物理的な距離の差を吸収し、記録用紙の搬送タイミングに同期を取って各色の印刷を行う。
【0087】
一方、第2実施例におけるプレビュー制御部94の詳細構成は、上述した第1実施例の図3に示す構成とほとんど同一であり、図3において入力される濃度信号27YMCが、第2実施例においてはそれぞれ92Y,92M,92C毎に独立した信号線として逆対数変換部85に入力される。
【0088】
従って第2実施例によれば、上述した第1実施例の図5の(b)に示したのと同様のタイミングで編集後の画像を表示することが可能となる。即ち、最終画像が面順次でなく、YMC同時に画像メモリに格納することができるため、1スキャンのみでプレビュー画像を表示することが可能となり、処理時間の高速化が実現できる。
【0089】
<第3実施例>
以下、本発明に係る第3実施例について説明する。
【0090】
上述した第2実施例においては、YMCKによる印刷を行うため、図9に示すプリンタ色補正部91において公知の下色除去(UCR)処理を施してから、K信号を出力している。従って、第2実施例においてプレビュー制御部94に92Y、92M、92C信号をそのまま出力すると、既にUCR処理が施されているために、実際に印刷される画像よりもグレー部の濃度が薄くなり、CRT31において最適なプレビュー表示が行えなくなってしまう。
【0091】
そこで第3実施例においては、プレビュー処理のためのセンサ部21のスキャン時には、プリンタ色補正部91におけるUCR処理を行わないように設定し、プレビュー表示終了後の、実際に記録用紙に出力するための本スキャン時において、UCR処理を行う様に設定する。
【0092】
以上説明したように第3実施例によれば、より出力画像に忠実なプレビュー画像の表示が可能となる。
【0093】
<第4実施例>
以下、本発明に係る第4実施例について説明する。
【0094】
上述した第1実施例においては、画像サイズや基準位置を示すために、CRT31に表示されるプレビュー画像を表示するための画像メモリ上に、画像サイズを示す数値や、基準位置を示すマーク等を書き加える例について説明した。
【0095】
第4実施例においては、各色毎の画像メモリ82R,82G,82Bとは異なる1プレーン分の付加メモリを更に設け、付加する画像サイズ値や基準位置マークを、この付加メモリに書き込み、全メモリを合成してCRT31への表示を行う様に構成する。
【0096】
従って第4実施例によれば、CRT31への表示時に、画像メモリ82R,82G,82Bに格納されている画像データの格納アドレスに対応して、読み出しの開始アドレスを決定して読み出しを行なっても、画像サイズと基準位置マークとは1プレーン分の付加メモリの固定アドレスに格納されているため、常に定位置に表示される。従って操作者にとって視認しやすく、より高い操作性が得られる。もちろん、該付加メモリには、画像サイズや基準位置マークのみでなく、他の情報を書き込むことも可能である。また、付加メモリは必ずしも1プレーン分の容量を備えなくても良い。
【0097】
尚、以上説明した各実施例においてはカラー複写機における本発明の適用例について説明を行ったが、本発明はもちろんこの限りではなく、例えばファクシミリ装置や、コンピュータと接続されたプリンタ装置等、画像の編集処理を行う画像処理装置全てについて適用可能である。
【0098】
また、カラーの画像処理装置のみならず、モノクロの画像処理装置についても、特にプレビュー画像の画面上における表示位置の決定方法等は適用可能である。
【0099】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
【0100】
また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0101】
上述した実施形態によれば、原稿画像に対して編集処理を施した後にプレビュー表示を可能にしたことで、編集済みの画像によって忠実なプレビュー画像を得ることができる。さらに、画像サイズと表示用の画面サイズにより、自動的に移動、変倍、回転処理を行うことで、操作者に最適な大きさ、方向の表示を行うことができる。
【0102】
また、変倍および回転に伴い、出力される画像のサイズ値と突き当て基準位置を示すマークを画像に合成して表示することで、画像のサイズおよび天地左右の確認が容易になる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、原稿または記録媒体のサイズに基づく表示用画像を生成することができる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例におけるカラー複写機の断面図である。
【図2】本実施例における画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例におけるプレビュー制御部の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例における回転処理を説明するための図である。
【図5】本実施例におけるプレビュー表示のタイミングチャートである。
【図6】本実施例におけるプレビュー処理を示すフローチャートである。
【図7】本実施例におけるプレビュー表示例を示す図である。
【図8】本実施例における付加情報を合成した表示例を示す図である。
【図9】本発明に係る第2実施例における画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図10】従来のプレビュー処理を説明するための図である。
【符号の説明】
21 センサ部
22 A/D変換部
23 シェーディング補正部
24 センサ色補正部
25 対数変換部
26 プリンタ色補正部
27 画像編集部
28 プリンタ部
29 原稿サイズ検知部
30 プレビュー制御部
31 CRT
32 CPU
33 ROM
34 RAM
85 逆対数変換部
200 ディスプレイコントローラ

Claims (3)

  1. 原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った画像に基づき記録媒体上に画像を形成する像形成手段と、
    前記像形成手段による画像の形成なしに、前記読取手段が読み取った画像に基づき表示器に画像を表示するプレビュー手段と、
    前記原稿のサイズを検知する第一の検知手段と、
    前記記録媒体のサイズを検知する第二の検知手段とを有し、
    前記プレビュー手段は、前記第一の検知手段によって検知される原稿サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記読取手段が読み取った画像に施して、前記表示器に表示する画像を生成する第一のモード、および、前記第二の検知手段によって検知される記録媒体サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記読取手段が読み取った画像に施して、前記表示器に表示する画像を生成する第二のモードを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. さらに、前記第一または第二のモードを手動選択する選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 原稿の画像を読み取り、前記原稿から読み取た画像に基づき記録媒体上に画像を形成または表示器に画像をプレビュー表示する機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記原稿および前記記録媒体のサイズを検知し、
    前記プレビュー表示を、検知された原稿サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記原稿から読み取った画像に施して、前記表示器に表示する画像を生成する第一のモード、および、検知された記録媒体サイズと前記表示器の表示サイズに基づき導出した変倍率の変倍処理を前記原稿から読み取った画像に施して、前記表示器表示する画像を生成する第二のモードの何れかで制御することを特徴とする制御方法。
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