JPH0937064A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH0937064A
JPH0937064A JP7181332A JP18133295A JPH0937064A JP H0937064 A JPH0937064 A JP H0937064A JP 7181332 A JP7181332 A JP 7181332A JP 18133295 A JP18133295 A JP 18133295A JP H0937064 A JPH0937064 A JP H0937064A
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JP7181332A
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English (en)
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Yasumichi Suzuki
康道 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像処理後の画像により忠実なプ
レビュー画像を表示する際に、その表示位置を変更可能
とすることが可能なプレビュー機能を備える画像処理装
置及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 変倍率等の設定値が固定であるかを判定
し(S6)、用紙サイズ(原稿サイズ)の主走査方向長
Yが副走査方向長Xよりも大きいか否かを判定し(S
7)、該判定結果に応じて、S20,21,22でCR
Tの中心部にプレビュー表示を行うか否かの設定を判定
する。そして、該判定結果に応じて、メモリへの書き込
み開始アドレスを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法に関し、例えば、画像処理前に画像確認を行う画像処
理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機を初めとする画像処理装置
のカラー化や、高機能化に伴い、所望の色味等、所望の
編集画像を得る為に、処理後の画像を記録用紙に出力し
て確認するといった作業を何度も繰り返してしまう場合
が多く、時間的にもコスト的にも効率が良くなかった。
【0003】そこで、上述した様な無駄な処理を省くた
めに、処理後の画像を記録用紙に出力するのではなく、
CRT等の表示装置に表示させることにより画像の確認
を行う、いわゆるプレビュー機能を有する画像処理装置
が提案され、製品化されている。
【0004】従来のプレビュー機能を有する画像処理装
置としては、読み取った原稿イメージをモノカラーの液
晶ディスプレイを用いて表示・確認するといった装置も
製品化されているが、画像処理装置本体がフルカラーに
よる画像処理を行う場合には、色味調整や色変換等の確
認が行えない。従って、近年は表示装置もフルカラー表
示可能なプレビュー機能を備える画像処理装置も提案さ
れている。
【0005】図14は、従来のプレビュー機能を備える
画像処理装置において、その表示装置に表示される画像
イメージの大きさと、原稿サイズとの関係を示す図であ
る。図14の(a),(b),(c)はそれぞれ原稿台
ガラスにA3,A4R,A4サイズの原稿を載置した状
態をガラスの面の下から見た様子を示しており、また、
図14の(a′),(b′),(c′)は、それぞれ図
14の(a),(b),(c)の状態に対応した表示装
置上での表示位置及び大きさを示したものである。ま
た、(a)〜(c)において黒三角印が原稿つき当て位
置を示し、(a′)〜(c′)においても同様に、黒三
角印はそれぞれ対応する(a)〜(c)における原稿つ
き当て位置を示す。
【0006】表示装置上に表示される場合の大きさは、
原稿台において読取り可能な最大サイズであるA3サイ
ズが、(a′)で示すような大きさとなり、A4R,A
4サイズに関してもそれぞれA3サイズの場合と同一の
倍率で、(b′),(c′)に示すような大きさで表示
される。かつ、原稿台における読み出し位置も、原稿サ
イズに関らず常に同じ位置から読み出しが開始される様
に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例では、原稿サイズに無関係に固定倍率で表示が行
われるため、図14の(b′)又は(c′)に示す様
に、表示部に原稿以外のプラテンカバー自身の画像、ま
たは余白部分等の無駄な表示が生じてしまい、有効な表
示が行えないという欠点があった。
【0008】また、上述した従来例では、表示画面全体
に原稿の画像イメージが表示されるわけではないため、
読み込んだ原稿の画像イメージが記録用紙のどの位置
に、どの程度の大きさで印刷されるのかを記録用紙の大
きさに対して確認したい場合にも、不都合があった。
【0009】また更に、原稿のつき当て基準位置と、表
示装置の表示基準位置との対応がとれないため、原稿の
画像イメージの天地左右等の確認がしづらいという欠点
もあった。
【0010】また更に、プレビュー処理においてどのよ
うなサイズの画像であっても、CRT上における表示位
置は固定であり、例えば図14に示される様に、常に原
稿付きあて位置がいずれかの角にくるように表示されて
いた。従って、表示サイズがかなり小さい場合において
も、CRTの所定の角に表示画像が付きあてられてしま
い、見栄えの良いものでないと同時に、操作者にとって
より好ましい位置への表示を行うことはできなかった。
【0011】本発明は、上述した欠点を除去するために
なされたものであり、画像処理後の画像により忠実なプ
レビュー画像を操作者の所望する形態で表示することが
可能なプレビュー機能を備える画像処理装置及び方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は以下の構成を備える。
【0013】即ち、原稿画像を示す画像データを入力す
る入力手段と、前記入力した画像データに対応するプレ
ビュー画像データを作成して格納する格納手段と、前記
原稿画像のサイズを検出する検出手段と、前記サイズに
基づき、前記プレビュー画像データの格納手段への格納
方法を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前
記サイズに基づき、前記プレビュー画像データの表示位
置を移動して前記格納手段に格納するように制御するこ
とを特徴とする。
【0014】更に、前記入力した画像データに対して編
集処理を行う編集処理手段を有し、前記格納手段は、前
記編集処理が施された画像データに対応するプレビュー
画像データを生成し、格納することを特徴とする。
【0015】例えば、前記検出手段は、前記原稿画像の
主走査方向及び副走査方向のサイズを検出し、前記制御
手段は、前記原稿画像の主走査方向及び副走査方向のサ
イズと前記格納手段のサイズに基づき格納方法を制御す
ることを特徴とする。
【0016】また、画像データを入力する入力手段と、
前記入力した画像データに対応するプレビュー画像デー
タを生成し、格納する格納手段と、画像出力手段で出力
される前記画像データに対応する出力画像のサイズを検
出する検出手段と、前記サイズに基づき、前記プレビュ
ー画像データの格納手段への格納方法を制御する制御手
段とを有し、前記制御手段は、前記サイズに基づき、前
記プレビュー画像データの表示位置を移動して前記格納
手段に格納するように制御することを特徴とする。
【0017】例えば、前記検出手段は、前記出力画像の
主走査方向及び副走査方向のサイズを検出し、前記制御
手段は、前記出力画像の主走査方向及び副走査方向のサ
イズと前記格納手段のサイズに基づき格納方法を制御す
ることを特徴とする。
【0018】また、原稿画像を入力する入力手段と、編
集処理の設定が可能な設定手段と、前記原稿画像に対し
て前記設定手段における設定に従って編集を行うことに
より編集画像を生成する編集手段と、前記編集画像を表
示する表示手段と、前記編集画像を所定の出力画像サイ
ズで記録媒体上に出力する出力手段とを有する画像処理
装置において、前記記録媒体サイズを検出する記録媒体
サイズ検出手段と、前記記録媒体サイズ検出手段におい
て検出された記録媒体サイズと前記表示手段における表
示サイズとに基づいて前記編集画像の表示位置を移動す
る移動制御手段とを有することを特徴とする。
【0019】例えば、前記移動手段は、前記編集画像の
表示位置が前記表示手段の中心となるように制御するこ
とを特徴とする。
【0020】更に、前記編集画像の表示位置を指定する
指定手段を有し、前記移動制御手段は、前記編集画像が
前記指定手段により指定された表示位置に表示されるよ
うに制御することを特徴とする。
【0021】また、原稿画像を入力する入力手段と、編
集処理の設定が可能な設定手段と、前記原稿画像に対し
て前記設定手段における設定に従って編集を行うことに
より編集画像を生成する編集手段と、前記編集画像を表
示する表示手段と、前記編集画像を所定の出力画像サイ
ズで記録媒体上に出力する出力手段とを有する画像処理
装置において、前記原稿画像サイズを検出する原稿サイ
ズ検出手段と、前記原稿サイズ検出手段において検出さ
れた原稿画像サイズと前記表示手段における表示サイズ
とに基づいて前記編集画像の表示位置を移動する移動手
段とを有することを特徴とする。
【0022】例えば、前記移動手段は、前記編集画像の
表示位置が前記表示手段の中心となるように制御するこ
とを特徴とする。
【0023】更に、前記編集画像の表示位置を指定する
指定手段を有し、前記移動制御手段は、前記編集画像が
前記指定手段により指定された表示位置に表示されるよ
うに制御することを特徴とする。
【0024】例えば、前記表示手段は、表示する画像デ
ータの基準位置を明示することを特徴とする。
【0025】例えば、前記基準位置は、前記入力手段に
おける原稿画像のつき合せ位置であることを特徴とす
る。
【0026】例えば、前記原稿画像はカラーであり、前
記出力手段はカラー画像を出力し、前記表示手段はカラ
ー表示を行うことを特徴とする。
【0027】また、上述した課題を解決するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0028】即ち、原稿画像を示す画像データを入力
し、前記画像データに対応するプレビュー画像データを
作成して格納する画像処理方法であって、前記原稿画像
のサイズを検出し、前記プレビュー画像データの格納方
法を制御する際に、前記サイズに基づき、前記プレビュ
ー画像データの表示位置を移動して格納するように制御
することを特徴とする。
【0029】また、画像データを入力し、前記入力した
画像データに対応するプレビュー画像データを生成して
格納する画像処理方法であって、前記画像データに対応
する出力画像のサイズを検出し、前記プレビュー画像デ
ータの格納方法を制御する際に、前記サイズに基づき、
前記プレビュー画像データの表示位置を移動して格納す
るように制御することを特徴とする。
【0030】また、原稿画像を入力する入力工程と、編
集処理の設定が可能な設定工程と、前記原稿画像に対し
て前記設定工程における設定に従って編集を行うことに
より編集画像を生成する編集工程と、前記編集画像を表
示する表示工程と、前記編集画像を所定の出力画像サイ
ズで記録媒体上に出力する出力工程とを有する画像処理
方法であって、前記記録媒体サイズを検出する記録媒体
サイズ検出工程と、前記記録媒体サイズ検出工程におい
て検出された記録媒体サイズと前記表示工程における表
示サイズとに基づいて前記編集画像の表示位置を移動す
る移動制御工程とを有することを特徴とする。
【0031】また、原稿画像を入力する入力工程と、編
集処理の設定が可能な設定工程と、前記原稿画像に対し
て前記設定工程における設定に従って編集を行うことに
より編集画像を生成する編集工程と、前記編集画像を表
示する表示工程と、前記編集画像を所定の出力画像サイ
ズで記録媒体上に出力する出力工程とを有する画像処理
方法であって、前記原稿画像サイズを検出する原稿画像
サイズ検出工程と、前記原稿画像サイズ検出工程におい
て検出された原稿画像サイズと前記表示工程における表
示サイズとに基づいて前記編集画像の表示位置を移動す
る移動制御工程とを有することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以上の構成により、本発明によれ
ば、入力された原稿画像を示す画像データに基づいてプ
レビュー画像データを生成し、前記原稿画像のサイズに
基づき、前記プレビュー画像データの表示位置を移動し
て前記格納手段に格納するように制御するように動作す
る。これにより、原稿画像又は編集画像のプレビュー画
像が表示可能な最大サイズで有効位置に表示されること
により、出力画像の確認を容易に行うことができる。
【0033】以下、本発明に好適な実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0034】<第1の実施形態>図1は、本実施形態の
デジタル電子写真方式のカラー複写機の断面図である。
【0035】図1において、記録用紙は給紙部117か
ら給紙ローラ118により、転写ドラム120の外周上
に保持される。感光ドラム100は帯電器112により
所定の極性に均一に帯電され、レーザ部110から出力
され、反射ミラー111を介したレーザビーム光Lによ
る露光によって、感光ドラム100上に各色毎に潜像が
形成される。感光ドラム100上に形成された潜像は、
各色現像器Dy,Dm,Dc,Dkにより可視像化さ
れ、転写ドラム120外周の記録用紙に複数回転写され
て、カラー画像が形成される。その後、記録用紙は転写
ドラム120より分離爪114により分離され、転写さ
れたカラー画像が定着ユニット115で定着され、排紙
トレー116に排出される。尚、113はクリーナであ
り、感光ドラム100の表面に残留した各色のトナーを
除去する。また、300は操作のための各種スイッチ及
びLCD表示器等が配されている操作部である。
【0036】119は制御部であり、例えば不図示のス
キャナ部からの画像データに対して各種画像処理を施
し、かつ、上述した各部を制御する。
【0037】ここで、図2に操作部300の外観を示
す。図2において、501はLCD表示器であり、現在
の複写機における各種状態表示を行う。502は出力倍
率を設定する変倍キー、503は出力する記録媒体サイ
ズを設定する用紙選択キー、504は出力濃度を設定す
る濃度キーである。また、505は出力枚数等を設定す
るテンキー、506は複写開始を指示するコピーキー、
507は処理の中止を指示するストップキーである。
【0038】また、510はプレビューキーであり、該
キーを押下する事により、本実施形態の複写機における
プレビュー処理が開始される。511〜514はプレビ
ュー処理に関するスイッチである。511はCRT31
に画像を表示する際に、原稿サイズで表示を行うか又は
記録用紙に印刷されるサイズで表示を行うかを設定する
ためのスイッチである。512は、表示画像のサイズに
関係なく、変倍、移動、回転を固定の設定値に従って表
示するか、又は自動設定とするかを設定するためのスイ
ッチである。513は、表示画面上に画像のサイズ値及
び位置合わせの基準となるマーク等を表示するか否かを
設定するためのスイッチである。514は、CRT31
における画像の表示位置を設定するためのスイッチであ
る。プレビュー処理を開始するのに先だって、各スイッ
チ511〜514は、操作者により所望の指定が行われ
ているものとする。尚、各スイッチによって設定される
内容については後述する。また、以上の各スイッチ51
1〜514による設定は、もちろん既定値を有してい
る。また、これらスイッチは一般の操作者が設定しても
良いが、保守員のみが設定可能であっても良い。尚、本
実施形態における操作部300の構成は、図2に示す限
りでないことは言うまでもない。
【0039】次に、本実施形態における画像処理につい
て具体的に説明する。図3は、上述したカラー複写機に
おける画像信号の流れを示すブロック図である。図3に
おいて、センサ部21及びプリンタ部28以外の構成
は、上述した制御部119に含まれる。
【0040】図3において、21は例えばCCD等の光
電変換素子に色分解フィルタを付けたラインセンサ等の
センサ部であり、レッド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)のRGB画像を出力する。尚、センサ部21
は、不図示のモータにより副走査方向に移動することに
よって、不図示の原稿をスキャンして画像を読み取るこ
とができ、後述するプリンタ部28で用いる色材の数に
応じた回数分、原稿を繰り返しスキャンする。
【0041】22はセンサ部21から入力されたアナロ
グRGB画像信号をデジタルRGB信号に変換するA/
D変換部、23はセンサ部21における原稿読取時の光
量ムラ等の特性に応じてデジタルRGB信号を補正する
シェーディング補正部、24はセンサ部21の色分解フ
ィルタの分光特性を補正するセンサ色補正部である。2
5はセンサ色補正部24から入力されたRGBの輝度信
号を、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)
のYMC等の濃度信号に変換する対数変換部、26はプ
リンタ部28の色材の分光反射特性に応じてYMC等の
輝度信号を補正し、ブラック(K)成分を生成するプリ
ンタ色補正部である。尚、本実施例においてプリンタ部
28は1ドラム系であるため、プリンタ色補正部26に
おいて、対数変換部25よりパラレルに入力されたY,
M,Cの各色成分画像データは、シリアルのY,M,
C,K面順次信号として出力される。
【0042】27は画像編集部であり、例えばカラーバ
ランス調整、変倍、移動、鏡像といった様々な画像編集
処理を行う。これら画像編集は、全て操作部300から
の操作者の指示により設定、又は調整される。画像編集
部27に入力された画像データは、操作部300より設
定された調整値に応じて、ROM33に予め設定されて
いる処理プログラムに従ってCPU32により処理され
る。画像編集部27で所望する編集が施された画像信号
は、プリンタ部28からの同期信号に合わせて色材に合
った面順次の画像データをプリンタ部28に送出し、プ
リンタ部28で記録用紙上に重ね合わせて印刷すること
により、所望のカラー画像が得られる。
【0043】尚、プリンタ部28は基本的な数色の色材
を記録用紙上で重ね合わせることによってフルカラー印
刷を可能とし、その色材としては例えば本実施形態にお
いてはYMCKの4種類を用いているが、色材はこの4
種類に限定されるものではない。また、プリンタ部28
の出力方式としては、電子写真方式やインクジェット方
式等、どのような方式であっても良い。また、プリンタ
部28は記録用紙サイズを示すための部材が備えられた
記録用紙カセットを複数有しており、操作者が操作部3
00より所定の設定を行うことにより、CPU32が現
在設定されている記録用紙サイズの情報を得ることがで
きる様に構成されている。
【0044】以上が本実施形態の複写機における基本的
な印刷処理である。次に、本実施形態におけるプレビュ
ー機能を実現する構成について以下説明する。
【0045】図3において、29は原稿サイズ検知部で
あり、不図示の原稿台に置かれた原稿をセンサ部21で
スキャンした際に、原稿台の読取領域内のどの位置に原
稿が載置されているかを判断するための原稿端部の座標
情報を検知する。30はプレビュー制御部であり、詳細
は後述するが、CRT31に画像情報を表示するための
各種制御を行う。
【0046】以上説明した本実施形態の複写機における
各構成は、CPU32により統括的に制御されており、
CPU32に接続されたROM33は後述するフローチ
ャートに示す処理を含む各種制御プログラムや固定変数
等を格納しており、CPU32によって該プログラムが
RAM34に読み出され、RAM34を作業領域として
動作する。
【0047】本実施形態においてプレビュー処理を行う
場合には、まず読み取った原稿画像として、センサ色補
正部24の出力(24R,24G,24B)がプレビュ
ー制御部30に入力され、後述するプレビュー処理が施
された後(30R,30G、30B)、CRT31に表
示される。次に、複写機本体において所定の画像処理が
施された画像信号として、画像編集部27から出力され
た面順次の画像信号(27YCM)が、プレビュー制御
部30に入力される。そして、プレビュー制御部30で
は入力されたYMCの濃度情報をRGBの輝度情報に変
換し、CRT31に表示する。即ち、画像編集部27か
ら出力された画像データがCRT31に表示されること
になるため、プリンタ部28へ出力された画像イメージ
がそのままCRT31上に反映されることになる。
【0048】また、プレビュー制御部30には原稿サイ
ズ検知部29により検知された原稿サイズ情報(29
S)も入力されており、従って後述するように原稿範囲
を確実に把握することができる。尚、原稿台上の原稿を
おさえるプラテンカバーは鏡面処理されており、原稿サ
イズ検知部29においては、画像信号のG成分(24
G)を2値化することにより原稿とそれ以外の領域とを
判定する。
【0049】以下、上述したプレビュー制御部30の詳
細構成を図4に示し、説明する。
【0050】図4において、85は逆対数変換部であ
り、上述した図3に示す対数変換部25とは逆に、YM
C等の濃度信号をRGB輝度信号に変換する。101は
入力されるRGB信号を切り替えるゲート、81R,8
1G,81BはそれぞれR,G,B信号に対応する先入
れ先出し回路(以下、FIFOと称する)、82R,8
2G,82Bは各色に対応する画像メモリであり、表示
用のビデオRAM等により構成されている。また、83
R,83G,83Bはそれぞれ各色に対応するLUT、
84R,84G,84BはD/A変換部である。200
はディスプレイコントローラであり、入力されるRGB
信号に対して後述する様に回転、移動、変倍、合成等の
処理を制御する。尚、FIFO81R,81G,81B
へ入力される輝度信号をそれぞれ85R,85G、85
Bとする。
【0051】図4において、24R,24G,24B
は、図3のセンサ色補正部24から出力された各色成分
毎の信号、即ち、原稿画像を示す信号であり、ゲート1
01を介してFIFO81R,81G,81Bにそれぞ
れ入力される。FIFO81R,81G,81Bは、装
置内を高速に移動する画像データを画像メモリ82R,
82G,82Bに格納するための速度変換、及び読み取
った原稿画像のサイズをCRT31上での表示サイズに
縮小変倍する為のもので、ディスプレイコントローラ2
00からの制御線201を介して、CPU32からの任
意の設定が行える。
【0052】画像メモリ82R,82G,82Bへのデ
ータの書き込み及び読み出しは、制御線202を介して
ディスプレイコントローラ200により制御される。本
実施形態において画像メモリ82R,82G,82B
は、CRT31における表示用のサイズである640×
480画素よりも大きい1920×1440画素の3プ
レーンで構成されており、各プレーンの任意の位置から
の読み出し及び書き込みのみでなく、例えばCRT31
の表示サイズに合わせた縮小変倍や、回転処理を施して
からの書き込み及び読み出しも、ディスプレイコントロ
ーラ200の制御により可能となっている。尚、画像メ
モリのサイズはこの例に限定されるものではなく、装置
によって適宜決定すれば良い。
【0053】ここで、図5に、本実施形態において読み
取った原稿画像を回転してCRT31に表示する場合
と、回転せずに表示する場合のスキャン方向を示す。
【0054】図5において、(a),(b),(c)が
回転無しの場合のそれぞれ原稿スキャン,画像メモリ書
き込み,画像メモリ読み込みの際のスキャン方向を示
し、(d),(e),(f)が回転させる場合のそれぞ
れ原稿スキャン,画像メモリ書き込み,画像メモリ読み
込みの際のスキャン方向を示している。各図において、
○印で示される箇所がそれぞれの走査開始アドレスを示
し、該○印に接続されている矢印の方向が主走査方向と
なり、それと直角をなす矢印が副走査方向を示す。即
ち、図5の(a),(d)においてはYが主走査方向,
Xが副走査方向を示す。また、図5の(b),(c),
(e),(f)においては、LがCRT31上での表示
の際の長辺長(本実施形態においては1920ドッ
ト),Mが短辺長(本実施形態においては1440ドッ
ト)を示す。
【0055】図5の(d)〜(f)に示すように、本実
施形態において回転表示を行う場合には、(d)におい
て読み取った原稿画像のX方向とY方向とを逆にアドレ
ス制御することにより、(e)に示すようなアドレス順
でメモリ書き込みが行われ、「回転したイメージ」が各
画像メモリ82R,82G,82Bに書き込まれる。
【0056】更に、画像メモリ82R,82G,82B
は、ディスプレイコントローラ200を介してCPU3
2より直接データの読み込み/書き込みを行うことも可
能である。センサ部21で読み込んだ原稿画像情報が書
き込まれている各画像メモリ82R,82G,82Bに
対して、CPU32により文字及びマーク等の任意のパ
ターン画像を付加することにより、画像を合成した表示
を行うことも可能である。
【0057】図4において、83R,83G,83Bは
各色に対応したルックアップテーブル(以下、LUT)
であり、上述した図3に示すCRT31の特性を補正す
る。各LUT83R,83G,83Bも、ディスプレイ
コントローラ200を介してCPU32より任意な補正
が可能である。84R,84G,84BはD/A変換部
であり、入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換
し、それぞれ30R,30B,30GとしてCRT31
に送出する。尚、ディスプレイコントローラ200から
は、表示のための同期信号30SもCRT31へ送出さ
れる。
【0058】一方、上述した図3で示した編集処理後の
面順次信号27YMCは、逆対数変換部85に入力さ
れ、RGBの輝度信号に変換される。そして、変換され
た各R,G,Bの信号は、上述したように各FIFOを
介して画像メモリ82R,82G,82Bにそれぞれ格
納され、CRT31に表示される。
【0059】図6に、本実施形態におけるプレビュー処
理におけるタイミングチャートを示す。図6の(a)は
編集処理が施された画像信号27YMCにより表示を行
う場合のタイミングチャートを示す。図6の(a)にお
いて、24R,24G,24Bはそれぞれセンサ色補正
部24から出力されたRGBの輝度信号であり、85
R,85G,85Bは逆対数変換部85において濃度信
号を変換した輝度信号である。本実施形態においては、
信号27YMCは面順次でプレビュー制御部30に入力
されるため、3スキャン後にR,G,Bの各信号が揃
い、従って3スキャン後にCRT31での表示が可能と
なる。
【0060】一方、図6の(b)は未編集の各色画像信
号24R,24G,24Bにより表示を行う場合のタイ
ミングチャートであり、24R,24G,24Bはプレ
ビュー制御部30にパラレルに入力されるため、1スキ
ャンのみでCRT31において表示可能となる。
【0061】図7及び図8に、本実施形態におけるプレ
ビュー処理のフローチャートを示す。
【0062】プレビュー処理を開始するのに先だって、
操作部300の各スイッチ511〜514により、操作
者から所望の表示形態指示が行われている。
【0063】そして、複写開始を指示するコピーキー5
06を押下する前に、操作部300に備えられたプレビ
ューキー510を押下することにより、プレビュー処理
が開始される。
【0064】まず図7のステップS1において、原稿台
ガラスに載置された原稿のサイズを検知する為にセンサ
部21で原稿をスキャンし、図3に示す原稿サイズ検知
部29により原稿画像の主走査/副走査方向のドット数
を算出する。このスキャンを、実際に記録用紙への出力
を行うための本スキャンと区別するためにプリスキャン
と称する。そしてステップS2において、操作部300
より指定された記録用紙カセットの記録用紙サイズを、
プリンタ部28より検出する。
【0065】そして処理はステップS3に進み、上述し
たスイッチ511により、「原稿のサイズで表示する」
と設定されているか否かを判断する。「原稿のサイズで
表示する」と設定されているとステップS5に進み、ス
テップS1で得た原稿の主走査/副走査方向のドット数
をそれぞれ変数Y/Xに設定する。一方、ステップS3
において「記録用紙サイズで表示する」と設定されてい
る場合はステップS4に進み、ステップS2で得た記録
用紙の主走査/副走査方向のドット数をそれぞれ変数Y
/Xに設定する。
【0066】次にステップS6において、上述したスイ
ッチ512により「変倍、移動、回転を固定の設定値に
従って表示する」と設定されているか否かを判断する。
各設定値は自動設定となっていれば処理はステップS7
へ進み、原稿サイズあるいは記録用紙サイズの主走査方
向長であるYと、副走査方向長であるXとの比較を行
う。ステップS7において、Y>X、即ち主走査方向の
ドット数が副走査方向のドット数よりも大きいのであれ
ば、表示用の各画像メモリ82R,82G、82Bにお
いても主走査方向長(L:1920ドット)が副走査方
向長(M:1440ドット)よりも大きいため、画像を
回転させる必要が無い。従って、ステップS10に進ん
で回転を示すフラグをオフとする。そして、読み取った
原稿画像イメージを全て表示可能とするために、画像メ
モリ内に収まるように縮小処理を施す必要が有る。その
ための変倍率として、主走査方向のL/Y,副走査方向
のM/Xのうちのいずれか小さい方を変倍率Nとして採
用する。
【0067】次に、ステップS21ではプレビューイメ
ージを画面の中心に表示するのか、又は片側に寄せて表
示するのかを判断する。即ち、スイッチ514における
表示位置の指定を判定する。尚、本実施形態において
は、説明の簡便のために、スイッチ514において指定
される表示位置は、左詰め又は右詰めを示す片側表示及
び中心(センター)表示の何れかであるとする。
【0068】ステップS21における判定の結果、セン
ター位置表示指定であればステップS24に進み、各画
像メモリ82R、82G、82Bへの書き込み開始アド
レス(L0,M0)を((1919−YN)/2,0)
に設定する。また、スイッチ514により片側表示指定
がなされていればステップS11に進み、上述した図5
の(b)に示すように、各画像メモリ82R,82G、
82Bへの書き込み開始アドレス(L0,M0)を(0,
0)に設定する。
【0069】一方、ステップS7においてY>Xが成立
しない、即ち主走査方向のドット数が副走査方向のドッ
ト数以下である場合には、表示用の各画像メモリ82
R,82G、82Bにおける主走査方向長(L:192
0ドット)と副走査方向長(M:1440ドット)の大
小関係と一致しないため、画像を回転させる必要があ
る。従って、ステップS8に進んで回転を示すフラグを
オンとする。また、表示の際の主走査方向のL/X,副
走査方向のM/Yのうちのいずれか小さい方を変倍率N
として採用する。
【0070】次にステップS20に進み、上述したステ
ップS21の場合と同様に、スイッチ514がセンタ表
示指示であればステップS23に進み、各画像メモリ8
2R、82G、82Bへの書き込み開始アドレス(L
0,M0)を(1919−(1919−XN)/2,
0)に設定する。一方、スイッチ514が片側表示指示
であればステップS9に進み、上述した図5の(e)に
示すように、各画像メモリ82R,82G、82Bへの
書き込み開始アドレス(L0,M0)を(1919,0)
とする。
【0071】一方、ステップS6において変倍、移動、
回転の各設定値が固定値である場合には、処理はステッ
プS12へ進む。ステップS12においては回転を示す
フラグをオンとし、複写可能な最大サイズであるA3サ
イズが表示できる様に、変倍率Nとして、L/X(Xは
A3サイズにおける長辺方向のドット数)を設定する。
【0072】次にステップS22に進み、上述したステ
ップS20,21と同様にスイッチ514の設定を判定
し、センタ表示指示であれば、各画像メモリ82R、8
2G、82Bへの書き込み開始アドレス(L0,M0)
を(1919−(1919−XN)/2,0)とする。
一方、スイッチ514が片側表示指示であれば、画像メ
モリ82R、82G、82Bヘの書き込み開始アドレス
(L0,M0)を(1919,0)とする。
【0073】このように、ステップS9,S11及びS
13において書き込み開始アドレスを適宜設定すること
により、プレビュー画像の表示位置が画面上の最適な位
置に来る様に、移動される。
【0074】そして処理はステップS14に進み、CP
U32は以上の計算結果をディスプレイコントローラ2
00に設定し、センサ部21により原稿画像をスキャン
し、読み取った画像を設定した各パラメータに応じて各
画像メモリ82R,82G、82Bに格納する。
【0075】次にステップS15において、上述したス
イッチ513により、表示画面上に画像のサイズ値及び
位置合わせの基準となるマーク等を表示するか否かを判
断し、表示すると設定されているのであればステップS
16に進む。尚、この場合の画像サイズは、スイッチ5
11による設定に従って、原稿サイズ又は記録用紙サイ
ズを表示することになる。
【0076】ステップS16において、CPU32は主
走査方向Y及び副走査方向Xのドット数を原稿サイズに
変換して、画像メモリ82R,82G、82B上の所定
位置に例えば「A4」という様に書き込む。更に、画像
メモリへの書き込み開始アドレスに対応する位置に、基
準位置であることを示すマークを、同様に書き込む。
【0077】一方、ステップS15において、画像のサ
イズ値及び基準位置マークを表示しないと設定されてい
るのであれば、ステップS16をスキップしてプレビュ
ー処理を終了する。
【0078】このようにしてプレビュー処理が終了する
と、操作部300より操作者がコピーキー506を押下
することにより、原稿の本スキャンが開始され、実際に
記録用紙上にプレビュー画像と同様の画像が出力され
る。
【0079】以上説明したようにして、本実施形態にお
いてはCRT31の表示領域に最も効率の良い大きさで
編集処理後の原稿画像を表示することができる。
【0080】ここで、図9,図10,及び図11に、以
上のプレビュー処理における表示例を示す。図9の
(a)〜(c)は原稿台上の原稿画像を示し、黒三角印
が原稿つき当て位置を示し、Yが主走査方向長、Xが副
走査方向長を示す。また、(a)が本実施形態において
処理可能な最大原稿サイズ(A3)である。図9の
(a′)〜(c′)は、上述した図9の(a)〜(c)
をそれぞれプレビュー処理したCRT31における表示
結果を示し、外枠がCRT31の表示画面枠、内枠がプ
レビュー表示である。図9の(a′)〜(c′)に示す
プレビュー表示は長辺Lドット、短辺Mドットからな
り、黒三角印及びX,Yはそれぞれ(a)〜(c)と同
様である。
【0081】図9の(a)に示す原稿画像は、上述した
図7,図8のフローチャートに示すステップS13にお
いて設定される書き込み開始アドレスに応じてメモリに
書き込まれ、適切に変倍されて図9の(a′)に示すプ
レビュー表示が得られる。また、図9の(b)に示す原
稿画像は、上述した図7,図8のフローチャートに示す
ステップS9において設定される書き込み開始アドレス
に応じてメモリに書き込まれ、適切に変倍されて図9の
(b′)に示すプレビュー表示が得られる。また、図9
の(c)に示す原稿画像は、上述した図7,図8のフロ
ーチャートに示すステップS11において設定される書
き込み開始アドレスに応じてメモリに書き込まれ、適切
に変倍されて図9の(c′)に示すプレビュー表示が得
られる。
【0082】一方、図10の(a)〜(f)は、全てC
RT31におけるプレビュー表示例を示す図であり、原
稿画像のプレビュー画像がCRT31に表示される際
に、かなりの空きエリアが生じる例を示している。図1
0の(a)及び(d)は、上述した図7,図8のフロー
チャートに示すステップS11において設定される書き
込み開始アドレスによるプレビュー表示例であり、図1
0の(b)はステップS23,24,25によるプレビ
ュー表示例である。また、図10の(c)は図7,図8
のフローチャートに示すステップS9,S13において
設定される書き込み開始アドレスによるプレビュー表示
例を示す。
【0083】図10の(a)〜(d)は、何れもメモリ
への書き込み開始アドレス(L0,M0)においてM0が
「0」の固定値である場合の例であり、上述した図7,
図8のフローチャートによって示される表示例である。
しかしながら本実施形態はこの例に限定されるものでは
なく、例えばM0を可変にする事によって、図10の
(e)又は(f)に示す様なプレビュー表示が実現され
ることは言うまでもない。
【0084】また、片側表示の際に、書き込み開始アド
レス(L0,M0)を適切に設定することにより、左詰め
若しくは右詰めの何れかに統一することももちろん可能
である。
【0085】また、図11はステップS16における処
理結果を示し、原稿サイズ値及び基準位置マーク(つき
当て位置マーク)を画像上に付加して表示した例であ
る。
【0086】以上説明したように本実施形態によれば、
実際に出力される画像により忠実なプレビュー画像を、
原稿サイズ及び表示画面サイズに基づいてプレビュー画
像の移動、変倍、回転を自動的に制御することにより、
操作者が最も確認しやすいような表示を行うことが可能
となる。
【0087】また、プレビュー画像をセンター表示する
等、操作者が所望する位置にプレビュー画像を表示する
ことが可能となり、より操作者にとって適切な表示が行
える。
【0088】又、変倍及び回転に伴い、出力される画像
のサイズ値とつき当て基準位置を示すマークを画像に合
成して表示することにより、画像サイズ及び天地左右の
確認が容易となる。
【0089】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0090】上述した第1実施形態においては、プリン
タ部28が1ドラム系であり、従ってプリンタ部28へ
送出する画像信号が各色毎の面順次信号である場合につ
いて説明を行ったが、第2実施形態においては、4ドラ
ム系のプリンタを備える場合に本発明を適用した例につ
いて説明する。
【0091】図12に、第2実施形態に係るカラー複写
機のブロック構成を示す。図12において、上述した第
1実施形態と同様の構成には同一番号を付し、説明を省
略する。図12においては、プリンタ色補正部91でプ
リンタ93の色材の分光反射特性に応じてYMCの濃度
信号を補正し、プリンタ93が備えるドラム数に応じ
て、YMC及びK(ブラック)の4信号をパラレルに送
出する。そして、画像編集部92においても4色分の信
号をパラレルに処理し、プリンタ93へ出力すると同時
に、Y,M,Cの3色信号のみをプレビュー制御部94
に送出する。
【0092】プリンタ93では、各信号に適当な遅延を
施すことにより各ドラム間の物理的な距離の差を吸収
し、記録用紙の搬送タイミングに同期を取って各色の印
刷を行う。
【0093】一方、第2実施形態におけるプレビュー制
御部94の詳細構成は、上述した第1実施形態の図4に
示す構成とほとんど同一であり、図4において入力され
る濃度信号27YMCが、第2実施形態においてはそれ
ぞれ92Y,92M,92C毎に独立した信号線として
逆対数変換部85に入力される。尚、第2実施形態にお
けるプレビュー処理手順は、上述した第1実施形態にお
ける図7,図8のフローチャートと同様であるため、説
明を省略する。
【0094】従って第2実施形態によれば、上述した第
1実施形態の図6の(b)に示したのと同様のタイミン
グで編集後の画像を表示することが可能となる。即ち、
最終画像が面順次でなく、YMC同時に画像メモリに格
納することができるため、1スキャンのみでプレビュー
画像を表示することが可能となり、処理時間の高速化が
実現できる。
【0095】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。第3実施形態における装置
構成は上述した第2実施形態と同様であるため、説明を
省略する。
【0096】上述した第2実施形態においては、YMC
Kによる印刷を行うため、図12に示すプリンタ色補正
部91において公知の下色除去(UCR)処理を施して
から、K信号を出力している。従って、第2実施形態に
おいてプレビュー制御部94に92Y、92M、92C
信号をそのまま出力すると、既にUCR処理が施されて
いるために、実際に印刷される画像よりもグレー部の濃
度が薄くなり、CRT31において最適なプレビュー表
示が行えなくなってしまう。
【0097】そこで第3実施形態においては、プレビュ
ー処理のためのセンサ部21のスキャン時には、プリン
タ色補正部91におけるUCR処理を行わないように設
定し、プレビュー表示終了後の、実際に記録用紙に出力
するための本スキャン時において、UCR処理を行う様
に設定する。
【0098】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、より出力画像に忠実なプレビュー画像の表示が可能
となる。
【0099】<第4実施形態>以下、本発明に係る第4
実施形態について説明する。第4実施形態における装置
構成は上述した第1実施形態と同様であるため説明を省
略するが、第1実施形態の図3に相当する構成が異な
る。これを図13に示す。
【0100】上述した第1実施形態においては、画像サ
イズや基準位置を示すために、CRT31に表示される
プレビュー画像を表示するための画像メモリ82R,8
2G,82B上に、画像サイズを示す数値や基準位置を
示すマーク等を書き加える例について説明した。
【0101】第4実施形態においては、図13に示すよ
うに、各色毎の画像メモリ82R,82G,82Bとは
異なる1プレーン分の付加メモリ35を更に設け、CP
U32の制御により付加する画像サイズ値や基準位置マ
ークをこの付加メモリに書き込み、全メモリを合成して
からCRT31への表示を行う様に構成する。
【0102】従って第4実施形態によれば、CRT31
への表示時に、画像メモリ82R,82G,82Bに格
納されている画像データの格納アドレスに対応して、読
み出しの開始アドレスを決定して読み出しを行なって
も、画像サイズと基準位置マークとは1プレーン分の付
加メモリ35の固定アドレスに格納されているため、常
に定位置に表示される。従って操作者にとってより視認
しやすいプレビュー画像が選られ、より高い操作性が得
られる。もちろん、該付加メモリ35には、画像サイズ
や基準位置マークのみでなく、他の情報を書き込むこと
も可能である。また、付加メモリ35は必ずしも1プレ
ーン分の容量を備えなくても良い。
【0103】尚、以上説明した各実施形態においてはカ
ラー複写機における本発明の適用例について説明を行っ
たが、本発明はもちろんこの限りではなく、例えばファ
クシミリ装置や、コンピュータと接続されたプリンタ装
置等、入力した画像を編集して出力する画像処理装置全
てについて適用可能である。
【0104】また、カラーの画像処理装置のみならず、
モノクロの画像処理装置についても、特にプレビュー画
像の画面上における表示位置の決定方法等は適用可能で
ある。
【0105】尚、本発明は、ホストコンピュータ,イン
タフェース,プリンタ等の複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、複写機等の1つの機器から成る装
置に適用しても良い。
【0106】また、本発明はシステム或は装置に記憶媒
体に格納されたプログラムを供給することによって達成
される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿画像に対して編集処理を施した後にプレビュー表示を
可能としたことにより、編集済みの画像により忠実なプ
レビュー画像を得ることができ、更に画像サイズと表示
用の画面サイズとにより、自動的に移動、変倍、回転処
理を行うことにより、操作者に最適な大きさ、方向によ
る表示が行える。
【0108】また、プレビュー画像をセンター表示する
等、操作者が所望する位置にプレビュー画像を表示する
ことが可能となり、より操作者にとって適切な表示が行
える。
【0109】また、変倍及び回転に伴い、出力される画
像のサイズ値とつき当て基準位置を示すマークを画像に
合成して表示することにより、画像サイズ及び天地左右
の確認が容易となる。
【0110】また、原稿画像のサイズや出力画像のサイ
ズに基づいてプレビュー画像データの格納方法を制御す
ることが可能となる。
【0111】また、原稿画像のサイズあるいは形成画像
のサイズのいずれかに基づいてプレビュー画像を生成す
ることが可能となる。
【0112】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるカラー複写機
の断面図である。
【図2】本実施形態における操作部300の外観図であ
る。
【図3】本実施形態における画像信号の流れを示すブロ
ック図である。
【図4】本実施形態におけるプレビュー制御部の詳細構
成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態における回転処理を説明するための
図である。
【図6】本実施形態におけるプレビュー表示のタイミン
グチャートである。
【図7】本実施形態におけるプレビュー処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本実施形態におけるプレビュー処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本実施形態におけるプレビュー表示例を示す図
である。
【図10】本実施形態におけるプレビュー表示例を示す
図である。
【図11】本実施形態における付加情報を合成した表示
例を示す図である。
【図12】本発明に係る第2実施形態における画像信号
の流れを示すブロック図である。
【図13】本発明に係る第4実施形態における画像信号
の流れを示すブロック図である。
【図14】従来のプレビュー処理を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
21 センサ部 22 A/D変換部 23 シェーディング補正部 24 センサ色補正部 25 対数変換部 26 プリンタ色補正部 27 画像編集部 28 プリンタ部 29 原稿サイズ検知部 30 プレビュー制御部 31 CRT 32 CPU 33 ROM 34 RAM 35 付加メモリ 82R,82G,82B 画像メモリ 85 逆対数変換部 200 ディスプレイコントローラ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を示す画像データを入力する入
    力手段と、 前記入力した画像データに対応するプレビュー画像デー
    タを作成して格納する格納手段と、 前記原稿画像のサイズを検出する検出手段と、 前記サイズに基づき、前記プレビュー画像データの格納
    手段への格納方法を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記サイズに基づき、前記プレビュー
    画像データの表示位置を移動して前記格納手段に格納す
    るように制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記入力した画像データに対して
    編集処理を行う編集処理手段を有し、 前記格納手段は、前記編集処理が施された画像データに
    対応するプレビュー画像データを生成し、格納すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記原稿画像の主走査
    方向及び副走査方向のサイズを検出し、 前記制御手段は、前記原稿画像の主走査方向及び副走査
    方向のサイズと前記格納手段のサイズに基づき格納方法
    を制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力した画像データに対応するプレビュー画像デー
    タを生成し、格納する格納手段と、 画像出力手段で出力される前記画像データに対応する出
    力画像のサイズを検出する検出手段と、 前記サイズに基づき、前記プレビュー画像データの格納
    手段への格納方法を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記サイズに基づき、前記プレビュー
    画像データの表示位置を移動して前記格納手段に格納す
    るように制御することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記出力画像の主走査
    方向及び副走査方向のサイズを検出し、 前記制御手段は、前記出力画像の主走査方向及び副走査
    方向のサイズと前記格納手段のサイズに基づき格納方法
    を制御することを特徴とする請求項4記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 原稿画像を入力する入力手段と、 編集処理の設定が可能な設定手段と、 前記原稿画像に対して前記設定手段における設定に従っ
    て編集を行うことにより編集画像を生成する編集手段
    と、 前記編集画像を表示する表示手段と、 前記編集画像を所定の出力画像サイズで記録媒体上に出
    力する出力手段とを有する画像処理装置において、 前記記録媒体サイズを検出する記録媒体サイズ検出手段
    と、 前記記録媒体サイズ検出手段において検出された記録媒
    体サイズと前記表示手段における表示サイズとに基づい
    て前記編集画像の表示位置を移動する移動制御手段とを
    有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記移動手段は、前記編集画像の表示位
    置が前記表示手段の中心となるように制御することを特
    徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記編集画像の表示位置を指定す
    る指定手段を有し、 前記移動制御手段は、前記編集画像が前記指定手段によ
    り指定された表示位置に表示されるように制御すること
    を特徴とする請求項6記載の画像装置。
  9. 【請求項9】 原稿画像を入力する入力手段と、 編集処理の設定が可能な設定手段と、 前記原稿画像に対して前記設定手段における設定に従っ
    て編集を行うことにより編集画像を生成する編集手段
    と、 前記編集画像を表示する表示手段と、 前記編集画像を所定の出力画像サイズで記録媒体上に出
    力する出力手段とを有する画像処理装置において、 前記原稿画像サイズを検出する原稿サイズ検出手段と、 前記原稿サイズ検出手段において検出された原稿画像サ
    イズと前記表示手段における表示サイズとに基づいて前
    記編集画像の表示位置を移動する移動手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記移動手段は、前記編集画像の表示
    位置が前記表示手段の中心となるように制御することを
    特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記編集画像の表示位置を指定
    する指定手段を有し、 前記移動制御手段は、前記編集画像が前記指定手段によ
    り指定された表示位置に表示されるように制御すること
    を特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は、表示する画像データ
    の基準位置を明示することを特徴とする請求項6乃至1
    1のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記基準位置は、前記入力手段におけ
    る原稿画像のつき合せ位置であることを特徴とする請求
    項12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記原稿画像はカラーであり、前記出
    力手段はカラー画像を出力し、前記表示手段はカラー表
    示を行うことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 原稿画像を示す画像データを入力し、
    前記画像データに対応するプレビュー画像データを作成
    して格納する画像処理方法であって、 前記原稿画像のサイズを検出し、 前記プレビュー画像データの格納方法を制御する際に、
    前記サイズに基づき、前記プレビュー画像データの表示
    位置を移動して格納するように制御することを特徴とす
    る画像処理方法。
  16. 【請求項16】 画像データを入力し、前記入力した画
    像データに対応するプレビュー画像データを生成して格
    納する画像処理方法であって、 前記画像データに対応する出力画像のサイズを検出し、 前記プレビュー画像データの格納方法を制御する際に、
    前記サイズに基づき、前記プレビュー画像データの表示
    位置を移動して格納するように制御することを特徴とす
    る画像処理方法。
  17. 【請求項17】 原稿画像を入力する入力工程と、 編集処理の設定が可能な設定工程と、 前記原稿画像に対して前記設定工程における設定に従っ
    て編集を行うことにより編集画像を生成する編集工程
    と、 前記編集画像を表示する表示工程と、 前記編集画像を所定の出力画像サイズで記録媒体上に出
    力する出力工程とを有する画像処理方法であって、 前記記録媒体サイズを検出する記録媒体サイズ検出工程
    と、 前記記録媒体サイズ検出工程において検出された記録媒
    体サイズと前記表示工程における表示サイズとに基づい
    て前記編集画像の表示位置を移動する移動制御工程とを
    有することを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】 原稿画像を入力する入力工程と、 編集処理の設定が可能な設定工程と、 前記原稿画像に対して前記設定工程における設定に従っ
    て編集を行うことにより編集画像を生成する編集工程
    と、 前記編集画像を表示する表示工程と、 前記編集画像を所定の出力画像サイズで記録媒体上に出
    力する出力工程とを有する画像処理方法であって、 前記原稿画像サイズを検出する原稿画像サイズ検出工程
    と、 前記原稿画像サイズ検出工程において検出された原稿画
    像サイズと前記表示工程における表示サイズとに基づい
    て前記編集画像の表示位置を移動する移動制御工程とを
    有することを特徴とする画像処理方法。
JP7181332A 1995-03-28 1995-07-18 画像処理装置及びその方法 Withdrawn JPH0937064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344808B1 (ko) * 2000-04-17 2002-07-20 엘지전자주식회사 디지털 모니터의 화면 조정방법
JP2012095139A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 操作装置及び操作方法
JP2016048965A (ja) * 2015-12-28 2016-04-07 シャープ株式会社 画像送信装置、画像送信方法および画像送信装置を備えた画像形成装置

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