JP2002287573A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002287573A
JP2002287573A JP2001092453A JP2001092453A JP2002287573A JP 2002287573 A JP2002287573 A JP 2002287573A JP 2001092453 A JP2001092453 A JP 2001092453A JP 2001092453 A JP2001092453 A JP 2001092453A JP 2002287573 A JP2002287573 A JP 2002287573A
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data
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forming apparatus
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Application number
JP2001092453A
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English (en)
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Naotaka Funakawa
尚孝 船川
Makoto Obayashi
誠 大林
Terukazu Ishiguro
輝一 石黒
Hiroyuki Suzuki
浩之 鈴木
Kenichi Takahashi
健一 高橋
Takeshi Yoneyama
剛 米山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像を光学的に読み取って得られた画像
データに所定の画像処理を施し、その画像処理後の画像
データを用いて用紙に出力画像を形成する画像形成装置
において、原稿画像に対して出力画像が忠実に再現され
ない傾向が生じた場合に、再現性良い出力画像が簡単か
つ確実に得られるようにする。 【解決手段】 原稿画像から得られた第1の画像データ
を記憶するとともに(200)、その第1の画像データ
を用いて用紙に形成された出力画像から得られた第2の
画像データを記憶する(201)。上記第1の画像デー
タと第2の画像データとを比較して、上記第1の画像デ
ータと第2の画像データとの差に基づく画質情報を操作
パネル154上に表示させる画質情報提供手段152を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。より詳しくは、原稿画像を光学的に読み取って得
られた画像データに所定の画像処理を施し、その画像処
理後の画像データを用いて用紙に出力画像を形成する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】複写
機などの画像形成装置を使用していて、原稿画像に対し
て出力画像が忠実に再現されなくなった場合、つまり原
稿画像と出力画像との間に差(画質劣化)が生じた場
合、それに気付いたユーザがサービスマンを呼んで、そ
のサービスマンがその画質劣化の原因を取り除く、とい
う対処が一般的である。これは、従来の画像形成装置で
は、専門的な知識が無ければ、画質を適切に変更するこ
とが困難だからである。
【0003】しかし、そのような対処では、ユーザがサ
ービスマンを呼んでからサービスマンが画質劣化の原因
を取り除くまでの間、その画像形成装置を使用できな
い、再現性良い出力画像が得られない等の不便が生ず
る。
【0004】そこで、この発明の目的は、原稿画像に対
して出力画像が忠実に再現されない傾向が生じた場合
に、再現性良い出力画像が簡単かつ確実に得られるよう
な画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像形成装置は、原稿画像を光学
的に読み取って得られた画像データに所定の画像処理を
施し、その画像処理後の画像データを用いて用紙に出力
画像を形成する画像形成装置において、原稿画像から得
られた第1の画像データを記憶するとともに、その第1
の画像データを用いて用紙に形成された出力画像から得
られた第2の画像データを記憶し、上記第1の画像デー
タと第2の画像データとを比較して、上記第1の画像デ
ータと第2の画像データとの画質の差分情報を操作パネ
ル上に表示させる画質情報提供手段を備えたことを特徴
とする。
【0006】この請求項1の画像形成装置では、原稿画
像から得られた第1の画像データが記憶されるととも
に、その第1の画像データを用いて用紙に形成された出
力画像から得られた第2の画像データとが記憶される。
そして、上記第1の画像データと第2の画像データとが
比較され、上記第1の画像データと第2の画像データと
の画質の差分情報が操作パネル上に表示される。したが
って、原稿画像に対して出力画像が忠実に再現されない
傾向が生じた場合に、ユーザは、その表示された差分情
報に基づいて、上記画像処理における画質設定パラメー
タを適切な値に容易に変更できる。この結果、再現性良
い出力画像が簡単かつ確実に得られる。
【0007】請求項2に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の画像形成装置において、上記差分情報に基づ
いて、上記第1の画像データと第2の画像データとの差
が低減するように上記画像処理における画質設定パラメ
ータを変更する画質補正手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】この請求項2の画像形成装置では、上記差
分情報に基づいて、画質補正手段が上記第1の画像デー
タと第2の画像データとの差が低減するように画質設定
パラメータを変更する。したがって、再現性良い出力画
像がさらに簡単かつ確実に得られる。
【0009】請求項3に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の画像形成装置において、上記画像処理は、原
稿画像を光学的に読み取って得られた画像データ(R,
G,B)を、所定のパラメータを用いて別の表色系の画
像データ(V,Cr,Cb)に変換する色変換処理を含
み、上記差分情報は、それぞれ上記色変換処理を受けた
上記第1の画像データと第2の画像データとの差に基づ
くことを特徴とする。
【0010】この請求項3の画像形成装置では、上記差
分情報は、それぞれ上記色変換処理を受けた上記第1の
画像データと第2の画像データとの差に基づく。したが
って、ユーザは、上記第1の画像データと第2の画像デ
ータとの差を適切な表色系で的確に把握でき、画質設定
パラメータを適切な値にさらに容易に変更できる。した
がって、再現性良い出力画像をさらに簡単かつ確実に得
ることができる。
【0011】請求項4に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の画像形成装置において、上記差分情報は、上
記第1の画像データと第2の画像データとの差を、画質
を定める要素ごとに項分けして示すテーブルを含むこと
を特徴とする。
【0012】この請求項4の画像形成装置では、上記差
分情報は、上記第1の画像データと第2の画像データと
の差を、画質を定める要素ごとに項分けして示すテーブ
ルを含む。したがって、ユーザは、上記第1の画像デー
タと第2の画像データとの差を、画質を定める要素ごと
に的確に把握できる。この結果、画質設定パラメータ
を、画質を定める要素ごとに適切な値に容易に変更でき
る。したがって、さらに簡単かつ確実に再現性良い出力
画像を得ることができる。
【0013】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の画像形成装置において、上記差分情報は、上
記原稿画像と出力画像に対応するイメージ平面内で上記
第1の画像データと第2の画像データとの差が実質的に
存在する領域を示す位置情報を含むことを特徴とする。
【0014】この請求項5の画像形成装置では、上記差
分情報は、上記原稿画像と出力画像に対応するイメージ
平面内で上記第1の画像データと第2の画像データとの
差が実質的に存在する領域を示す位置情報を含む。した
がって、ユーザは、そのイメージ平面内で上記第1の画
像データと第2の画像データとの差が実質的に存在する
領域を的確に把握できる。この結果、そのような差が実
質的に存在する領域のみについて、画質設定パラメータ
を適切な値に容易に変更できる。したがって、さらに簡
単かつ確実に再現性良い出力画像を得ることができる。
【0015】請求項6に記載の画像形成装置は、請求項
1に記載の画像形成装置において、上記画質情報提供手
段は、上記テーブルを、上記第1の画像データと第2の
画像データとの差が実質的に存在する要素についてのみ
表示することを特徴とする。
【0016】この請求項6の画像形成装置では、上記画
質情報提供手段は、上記テーブルを、上記第1の画像デ
ータと第2の画像データとの差が実質的に存在する要素
についてのみ表示する。つまり、再現性良い出力画像を
得るために、ユーザが必要とする情報だけが的確に表示
される。この結果、ユーザは、表示された要素について
のみ、画質設定パラメータを変更すれば良い。したがっ
て、さらに簡単かつ確実に再現性良い出力画像を得るこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0018】図1は、一実施形態のデジタルカラー複写
機の概略構成を示している。本デジタルカラー複写機で
は、イメージスキャナ部30で原稿画像が読み取られ、
画像処理部10でその原稿画像を表す画像データに対し
て画像処理が施される。プリンタ部20は、その画像処
理後の画像データを用いて、原稿画像に対応した出力画
像を用紙にフルカラーで形成(プリントアウト)する。
【0019】イメージスキャナ部30において、原稿台
ガラス31上に置かれた原稿は抑え圧板39で押さえら
れる。ただし、自動原稿送り装置(図示せず)を装着し
た場合には、原稿はこの自動原稿送り装置で押さえられ
る。原稿台ガラス3l上の原稿はランプ32によって照
射され、原稿からの反射光は、ミラー33a、33b、
33cに導かれ、レンズ34によりリニアフルカラーセ
ンサ(CCD)36上に結像する。CCD36では、原
稿からの反射光は、フルカラー情報であるレッド、グリ
ーン、ブルー成分(R、G、B成分)の画像データに変
換されて、画像処理部10へ送られる。なお、スキャナ
モータ37が駆動されることにより、第1スライダ35
は速度Vで、第2スライダ40はV/2で、それぞれC
CD36が並ぶ電気的走査方向(主走査方向)に対して
垂直な方向(副走査方向)に機械的に移動する。これに
より、原稿全面が走査され、CCD36はこの例では4
00dpiの画像データをアナログ信号の状態で出力す
る。また、シェーディング補正を行うための白色板38
は、図に示すように原稿台ガラス31の端部に設けられ
る。
【0020】画像処理部10は、CCD36から受けた
画像データに対して電気的に所定の画像処理(後述す
る)を施し、その画像処理で得られたマゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの各成分(M、C、Y、Bkの
各成分)の画像データをプリンタ部20へ送る。
【0021】イメージスキャナ部30での1回の原稿走
査について、C、M、Y、Bk成分のうちの1成分に対
応する画像データが順次プリンタ部20に送られ、計4
回の原稿走査によって1枚の画像のプリントアウトが完
成する(面順次転送方式)。
【0022】画像処理部10から送られてくるC、M、
Y、Bkの画像データは、レーザダイオードドライブ
(PHC)部内の半導体レーザ214に入力される。半
導体レーザ214がその画像データのレベルに応じて駆
動変調されて、レーザ光を出射する。半導体レーザ21
4からのレーザ光は、ポリゴンミラー215、f−θレ
ンズ216、折り返しミラー217a、217bを介し
て、帯電チャージャ207により帯電された感光体ドラ
ム206上を走査する。この走査によって、感光体ドラ
ム206上には原稿画像に対応する静電潜像が形成され
る。現像ユニットは、C、M、Y、Bkの各現像器20
8a、208b、208c、208dにより構成されて
いる。現像器208a、208b、208c、208d
が感光体ドラム206に接し、帯電チャージャ207に
より帯電された感光体ドラム206上に形成された静電
潜像が現像器208a、208b、208c、208d
からのトナーによって現像される。一方、給紙ユニット
201a、20lb、201cのいずれかより給紙され
てきた用紙は、転写ドラム202上に吸着チャージャ2
04によって巻き付けられ、タイミングローラ203に
よって転写位置ヘ搬送される。そして、感光体ドラム2
06上に現像された像は、転写チャージャ205によっ
て用紙上に転写される。このようにして、C、M、Y、
Bkの4色が順次転写された後、用紙は分離チャージャ
209a、209bによって転写ドラム202から分離
され、搬送される。この後、用紙が定着ローラ210
a、210bを通過することにより、用紙上にトナーが
出力画像として定着される。出力画像が形成された用紙
(プリント)は排紙トレイ211上に排出される。
【0023】図2は、上述の画像処理部10のブロック
構成を示している。
【0024】上述のイメージスキャナ部30のCCD3
6が出力したR、G、B各色の400dpiの画像デー
タは、アナログ信号の状態で、画像処理部10のA/D
変換部100に入力される。A/D変換部100では、
それらのアナログ信号が、R、G、B各色毎に8ビット
(256階調)のデジタル信号に変換される。シェーデ
ィング補正部102内のシェーディングメモリ(図示せ
ず)には、原稿読み取りに先立って各色毎に独立してシ
ェーディング補正用の白色板38を読み取って得られた
基準データが格納されている。シェーディング補正部1
02では、これらの基準データに基づいて、R、G、B
各色の画像データ(以下「R、G、Bデータ」とい
う。)について主走査方向の光量ムラをなくすシェーデ
ィング補正が行われる。ライン間補正部l04では、C
CD36のR、G、B各センサチップのスキャン方向
(副走査方向)の読み取り位置を合わせるために、内部
のフイールドメモリが用いられて、R、G、Bデータが
スキャン速度(副走査側の変倍率に対応する)に応じて
出力される。また、CCD36、A/D変換部l00、
シェーディング補正部102およびライン間補正部10
4のタイミングはタイミング制御部106によって制御
される。変倍・移動制御部108は、R、G、Bデータ
毎に変倍用のラインメモリからなるラインバッファ部1
12を用いて、ライン間補正部104から出力された
R、G、Bデータについて1ラインずつ交互に入出力を
行い、その書き込みタイミングと読み出しタイミングを
独立して制御することで、主走査方向の変倍・移動制御
を行う。この変倍・移動制御では、変倍率に応じて縮小
する際には書き込み前に、また拡大する際には読み出し
た後に、それぞれ補間処理を行って、画像の欠損やがた
つきを防止している。さらに、この変倍・移動制御部1
08での制御によって、イメージリピート処理や拡大連
写処理、鏡処理が行われる。ヒストグラム生成部110
では、原稿情報を予備的にスキャンして得られたライン
間補正後のR、G、Bデータから、明度信号が生成さ
れ、原稿のヒストグラムが作成される。得られたヒスト
グラム情報から、原稿がカラーである白黒であるかの判
断、原稿の下地レベルを自動的に飛ばす(白くする)た
めの原稿の下地レベルの判断、および、コピー動作の原
稿モード(標準/写真モード)の設定が自動的に行われ
る。第1色変換部(HVC変換部)114では、変倍・
移動制御部108からのR、G、Bデータが明度信号
(Vデータ)と色差信号(Cr、Cbデータ)とに変換
される。第2色変換部(逆HVC変換部)132では、
第1色変換部114と逆の変換が行われて、V、Cr、
CbデータがR、G、Bデータに戻される。色補正部1
34は、LOG補正部136、モノクロデータ生成部1
38、UCR/BP処理部140、マスキング演算部1
42、色データ選択部144を含んでいる。この色補正
部134では、まず、LOG補正部136が再変換され
たR、G、Bデータを濃度データ(DR、DG、DB)
に変換する。モノクロデータ生成部138は、R、G、
Bデータより明度データを作成した後、モノクロを再現
するための階調データ(DV)を生成する。UCR/B
P処理部140は、R、G、Bデータの最大値と最小値
との差(MAX(R、G、B)−MIN(R、G、
B))を原稿彩度情報とするとともに、DR、DG、D
Bの最小値(MIN(DR、DG、DB))を原稿下色
成分として、それらの値に応じた下色除去・墨加刷処理
を行い、DR、DG、DBデータからC0、M0、Y
0、Bkデータを生成する。マスキング演算部142
は、色補正用マスキング演算処理を行って、UCR処理
後のC、M、Yデータ(C0、M0、Y0)をプリンタ
部20のカラートナーに応じた色再現用のC、M、Yデ
ータに変換する。色データ選択部144は、操作パネル
154からの指定またはACS(自動色選択)判別によ
ってプリントする画像が白黒であると判断された場合、
白黒コピーモードとして、モノクロデータ生成部138
からのモノクロ用のDVデータを出力する。これら以外
の湯合、色データ選択部144は、フルカラーモードと
して、再現工程信号CODEに従って、C、M、Y再現
工程時にはマスキング演算処理データ(C、M、Yデー
タ)を、Bk再現工程時にはBP処理データ(Bkデー
タ)を選択して出力する。また、領域判別部146で
は、R、G、Bデータの最小値(MIN(R、G、
B))と最大値と最小値との差(MAX(R、G、B)
−MIN(R、G、B))とより、黒文字判別や網点判
別などの判別が行われて、その結果のデータとなる信号
JDと補正データである信号USMとが出力される。さ
らに、領域判別部146からは、画像文字領域の再現性
と画像の粒状性とを両立するため、プリンタ部20の画
像再現周期を可変にするための信号LIMOSが出力さ
れる。MTF補正部/シャープネス調整部148では、
入力されるC、M、Y、Bkデータに対して、領域判別
結果に基づいてエッジ強調・色にじみ補正・スムージン
グ処理などが行われ、コピー画像が最適になるように補
正が行われる。γ補正/カラーバランス調整部150で
は、操作パネル154上から入力される濃度レベル情報
に応じて、γカーブやC、M、Y、Bkのカラーバラン
スが調整される。
【0025】画像処理部10は、このようにして得られ
たC、M、Y、Bkデータを、階調再現方法を切り換え
る信号LIMOSとともにプリンタ制御部I/F152
を介してプリンタ部20へ転送する。これにより、出力
画像として、400dpi、256階調のフルカラーコ
ピー画像が得られる。なお、画像処理部10が上述の画
像処理を実行するために、CPU(中央演算処理装置)
152は画像処理部10全体を制御し、操作パネル15
4はデータの入力と表示とを行う。
【0026】さて図3は、このデジタルカラー複写機に
おいて、操作パネル154上に画質の差分情報を表示さ
せるとともに、その画質情報に基づいて画質を補正する
ために働く部分のブロック構成を示している。この図3
から分かるように、第1色変換部(HVC変換部)15
4で得られたV、Cb、Crデータを記憶するための第
1メモリ200と第2メモリ201が設けられている。
【0027】図5はこのデジタルカラー複写機の概略動
作フローを示している。このデジタルカラー複写機で
は、まずユーザがオリジナルの原稿を原稿台ガラス31
にセットし、操作パネル154上に設けられたスタート
キー(図示せず)をオンする。これにより、イメージス
キャナ部30がその原稿の画像を読み取る動作を開始す
る(S100)。オリジナルの原稿画像を光学的に読み
取って得られた画像データR,G,Bは、前述の画像処
理部10によって画像処理を受ける。この画像処理の途
中、第1色変換部(HVC変換部)114で得られた
V、Cb、Crデータが、CPU152の制御によって
第1の画像データとして第1メモリ200に一時記憶さ
れる(S101)。また、その画像処理によって得られ
たC、M、Y、Bkデータがプリンタ部20へ転送さ
れ、プリンタ部20がそのC、M、Y、Bkデータを用
いて用紙に出力画像を形成する(S102)。
【0028】このとき、CPU152の制御によって操
作パネル154の表示部には、図7中に示すように、ユ
ーザがこの複写機に対して画質補正処理を指示するため
の画質補正キー701が表示される(S103)。ここ
で、このデジタルカラー複写機の各部が正常に動作して
いれば、出力画像はオリジナル原稿の色みを再現したも
のとなっている。したがって、ユーザは出力画像の画質
に満足して、画質補正キー701を押すことはない(S
104でNO)。その場合、コピー動作はこの段階で終
了する。
【0029】一方、何らかの原因によって、オリジナル
の原稿に対してコピー出力画像が忠実に再現できない場
合、ユーザーが出力画像の画質に不満を感じて、画質補
正キー701を押す(S104でYES)。すると、こ
の複写機は、CPU152の制御によって次に述べる画
質補正処理を実行する(S105)。
【0030】図6は画質補正処理のフローを詳細に示し
ている。この画質補正処理では、まず操作パネル154
の表示部に、例えば「出力原稿を原稿台ガラスにセット
してください」というような、出力画像が形成された用
紙(出力原稿)を原稿台ガラス31にセットすることを
ユーザに促すメッセージ(図示せず)を表示する。その
メッセージを見たユーザが出力原稿を原稿台ガラス31
にセットし、操作パネル154上に設けられたスタート
キー(図示せず)をオンすると、イメージスキャナ部3
0がその出力原稿の画像を読み取る動作を開始する(S
200)。出力原稿の画像を光学的に読み取って得られ
た画像データR,G,Bは、前述の画像処理部10によ
って画像処理を受ける。この画像処理の途中、第1色変
換部(HVC変換部)114で得られたV、Cb、Cr
データが、CPU152の制御によって第2の画像デー
タとして第2メモリ200に一時保管される(S20
1)。
【0031】次に、CPU152は、第1メモリ200
に記憶された第1の画像データと第2メモリ201に記
憶された第2の画像データとを比較して、それらの間の
データ差(明度、色差の差)を算出する(S202)。
そして、CPU152は画質情報提供手段として働い
て、操作パネル154の表示部に、図8に示すような画
質情報表示画面を表示させる(S203)。この画質情
報表示画面には、算出したデータ差を画質を定める要素
(明るさ、色相、彩度)毎に項分けして示すテーブル8
01と、原稿画像と出力画像に対応するイメージ平面8
02内でそのデータ差が実質的に存在する領域802b
を示す位置情報とが含まれている。テーブル801によ
って明るさ、色相、彩度ごとにデータ差が表示されるの
で、ユーザは、上記第1の画像データと第2の画像デー
タとの差を、画質を定める要素ごとに的確に把握でき
る。同時に、その画質情報表示画面には、この複写機が
画質を自動的に補正するモードを指示するための自動補
正キー702と、ユーザが画質を手動で補正するモード
を指示するための手動補正キー703とが表示される。
したがって、ユーザーは、表示された画質情報(項目、
数値、位置情報)を見た上で、画質補正モードとして、
自動補正モードと手動補正モードとのいずれを選択する
かを決定できる(S204)。
【0032】ここで、ユーザが自動補正キー702を押
して自動補正モードを選択すると、CPU152は、前
記算出したデータ差に基いて、そのデータ差が低減する
ように上記画像処理における画質設定パラメータを変更
する(S205)。例えば、図4に示すように、第1色
変換部114における元の変換マトリクスがa11,a
12,…,a33を要素とする場合、その変換マトリク
スに残りの3つの補正用マトリクスを掛け合わせたもの
を変更後の変換マトリクスとして設定する。これによ
り、第1色変換部114は、変倍・移動制御部108か
らのR、G、Bデータを、その変更後の変換マトリクス
を用いて明度信号(Vデータ)と色差信号(Cr、Cb
データ)とに変換するようになる。そして、このような
第1色変換部114を含む画像処理部10によって得ら
れたC、M、Y、Bkデータがプリンタ部20へ転送さ
れ、プリンタ部20がそのC、M、Y、Bkデータを用
いて用紙に出力画像を形成する(図6のS211)。し
たがって、再現性良い画像が簡単かつ確実に得られる。
【0033】一方、ステップS204で、ユーザが手動
補正キー703を押して手動補正モードを選択すると、
CPU152は、図9に示すように、操作パネル154
の表示部に、補正項目を選択することをユーザに促す補
正項目選択画面を表示させる。この補正項目選択画面に
は、「補正する項目を選択してください」というメッセ
ージ803と、補正項目(明るさ、色相、彩度)を指定
するためのキー704,705,706と、オリジナル
原稿とコピー出力原稿とについて明るさ、色相、彩度の
各データを項分けして示すデータテーブル804と、表
示を画質情報表示画面(図8)へ戻すための「戻る」キ
ー707とが含まれている。この補正項目選択画面を見
たユーザは、表示されている各項目別のデータ差を確認
した上で、キー704,705,706のいずれかを押
して補正項目を選択する(図6のS206)。
【0034】補正項目が選択されると、CPU152
は、図10に示すように、操作パネル154の表示部
に、その補正項目に関して補正領域を設定することをユ
ーザに促す補正領域設定画面を表示させる。この補正領
域設定画面には、原稿画像と出力画像に対応するイメー
ジ平面810内でその補正項目に関してデータ差が実質
的に存在する領域810bを示す位置情報と、「補正領
域を設定してください」というメッセージ805と、X
方向およびY方向の補正範囲を入力するための入力領域
806と、表示を補正項目選択画面(図9)へ戻すため
の「戻る」キー708と、入力した補正領域を決定する
ための「決定」キー709とが含まれている。この例で
は、入力領域806における「右基準」とは、イメージ
平面810内のX方向の範囲を右端側から定めることを
意味する。また、「下基準」とは、イメージ平面810
内のY方向の範囲を下端側から定めることを意味する。
それぞれ全範囲が100%に相当する。なお、画面上で
「左基準」「上基準」を採用することもできる。上記位
置情報のお蔭で、ユーザは、そのイメージ平面810内
で上記第1の画像データと第2の画像データとの差が実
質的に存在する領域810bを的確に把握できる。この
補正領域設定画面でユーザは、位置情報を見ながら入力
領域806に補正領域を入力した上、「決定」キー70
9を押して補正領域を決定(設定)する(図6のS20
7)。
【0035】補正領域が設定されると、CPU152
は、図11に示すように、操作パネル154の表示部
に、その補正項目に関して補正量を設定することをユー
ザに促す補正量設定画面を表示させる。この補正量設定
画面には、第1の画像データと第2の画像データとの間
のその補正項目(図11の例では「明るさ」)に関する
データ差をグラフィカルに示す領域807と、現在の入
力補正量をデジタル表示する領域808と、入力補正量
をアップ、ダウンさせるためのキー710,711と、
入力補正量を決定するための「決定」キー712と、そ
の補正項目に関する設定を取り消すための「取消し」キ
ー713とが含まれている。領域807には、上述の補
正領域設定画面で設定された補正領域での、データ差の
最大、最小、中心値が表示される。ユーザは、その値を
参照して補正量の入力が行えるので、専門的な知識が無
くても、確実に画質補正を行うことが可能となる。この
補正量設定画面でユーザは、データ差領域807の表示
を見ながらキー710,711を操作して補正量を入力
した上、「決定」キー712を押して補正量を決定(設
定)する(図6のS208)。
【0036】補正量が設定されると、CPU152は、
図12に示すように、操作パネル154の表示部に、そ
の補正項目に関する補正内容を確認することをユーザに
促す設定確認画面を表示させる。この設定確認画面に
は、原稿画像と出力画像に対応するイメージ平面811
内でその補正項目に関して設定された補正領域811b
を示す位置情報と、設定された補正量を補正項目(明る
さ、色相、彩度)毎に項分けして示す補正量テーブル8
09と、別の補正項目を設定するための「別項目設定」
キー714と、一連の画質補正に関する設定を終了する
ための「設定終了」キー715とが含まれている。ここ
でユーザが「別項目設定」キー714を押すと(図6の
S209でNO)、ステップS206に戻って別の補正
項目についての設定処理が実行される(S206〜S2
08)。一方、ユーザが「設定終了」キー715を押す
と(S209でYES)、CPU152は、設定された
補正内容に基づいて、図4に示したのと同様に、上記画
像処理部10の画像処理における画質設定パラメータを
変更する(図6のS210)。そして、この画像処理部
10によって得られたC、M、Y、Bkデータがプリン
タ部20へ転送され、プリンタ部20がそのC、M、
Y、Bkデータを用いて用紙に出力画像を形成する(S
211)。この結果、再現性良い画像が簡単かつ確実に
得られる。
【0037】このように、この実施形態によれば、上記
明るさ、色相、彩度データの差分がデジタル的な値(数
値)および模式図化された位置情報で表示部に表示され
るため、複写機の操作に不慣れなユーザでも、画質の差
を容易に把握でき、かつ画質を容易に修正することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1乃至
6の画像形成装置によれば、原稿画像に対して出力画像
が忠実に再現されない傾向が生じた場合に、再現性良い
出力画像が簡単かつ確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を適用した一実施形態のデジタルカ
ラー複写機の概略構成を示す図である。
【図2】 上記デジタルカラー複写機の画像処理部のブ
ロック構成を示す図である。
【図3】 上記デジタルカラー複写機において画像情報
提供手段および画質補正手段として働く部分のブロック
構成を示す図である。
【図4】 上記画像処理部内の第1色変換部における変
換マトリクスを補正する仕方を説明する図である。
【図5】 上記デジタルカラー複写機の概略動作フロー
を示す図である。
【図6】 画像補正処理のフローを示す図である。
【図7】 ユーザが上記複写機に対して画質補正処理を
指示するための画質補正キーを示す図である。
【図8】 上記画質補正処理の過程で操作パネルの表示
部に表示される画質情報表示画面を示す図である。
【図9】 上記画質補正処理の過程で操作パネルの表示
部に表示される補正項目選択画面を示す図である。
【図10】 上記画質補正処理の過程で操作パネルの表
示部に表示される補正領域設定画面を示す図である。
【図11】 上記画質補正処理の過程で操作パネルの表
示部に表示される補正量設定画面を示す図である。
【図12】 上記画質補正処理の過程で操作パネルの表
示部に表示される設定確認を示す図である。
【符号の説明】
10 画像処理部 114 第1色変換部 152 CPU 154 操作パネル 201 第1メモリ 202 第2メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 輝一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 鈴木 浩之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 高橋 健一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 米山 剛 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA09 DB01 DE02 DE07 EA20 EB03 EB04 EC06 EC20 GB02 5C062 AA05 AB17 AB22 AB23 AB42 AC05 AE03 5C077 LL16 LL19 MM03 MP08 PP32 PP33 PP37 PQ20 PQ22 TT06 5C079 HB01 HB03 HB11 LB02 MA02 MA11 MA17 MA19 NA03 NA27 NA29 PA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読み取って得られた
    画像データに所定の画像処理を施し、その画像処理後の
    画像データを用いて用紙に出力画像を形成する画像形成
    装置において、 原稿画像から得られた第1の画像データを記憶するとと
    もに、その第1の画像データを用いて用紙に形成された
    出力画像から得られた第2の画像データを記憶し、上記
    第1の画像データと第2の画像データとを比較して、上
    記第1の画像データと第2の画像データとの画質の差分
    情報を操作パネル上に表示させる画質情報提供手段を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記差分情報に基づいて、上記第1の画像データと第2
    の画像データとの差が低減するように上記画像処理にお
    ける画質設定パラメータを変更する画質補正手段を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記画像処理は、原稿画像を光学的に読み取って得られ
    た画像データ(R,G,B)を、所定のパラメータを用
    いて別の表色系の画像データ(V,Cr,Cb)に変換
    する色変換処理を含み、 上記差分情報は、それぞれ上記色変換処理を受けた上記
    第1の画像データと第2の画像データとの差に基づくこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記差分情報は、上記第1の画像データと第2の画像デ
    ータとの差を、画質を定める要素ごとに項分けして示す
    テーブルを含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記差分情報は、上記原稿画像と出力画像に対応するイ
    メージ平面内で上記第1の画像データと第2の画像デー
    タとの差が実質的に存在する領域を示す位置情報を含む
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 上記画質情報提供手段は、上記テーブルを、上記第1の
    画像データと第2の画像データとの差が実質的に存在す
    る要素についてのみ表示することを特徴とする画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010045444A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Canon Inc 画像形成システム及び画像形成方法
US7715741B2 (en) 2003-10-24 2010-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with a toner image density feature and related method

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