JPH08251352A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH08251352A JPH08251352A JP7047277A JP4727795A JPH08251352A JP H08251352 A JPH08251352 A JP H08251352A JP 7047277 A JP7047277 A JP 7047277A JP 4727795 A JP4727795 A JP 4727795A JP H08251352 A JPH08251352 A JP H08251352A
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- JP
- Japan
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- data
- scanning
- unit
- scanning direction
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/48—Picture signal generators
- H04N1/486—Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2201/00—Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
- H04N2201/04—Scanning arrangements
- H04N2201/0402—Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
- H04N2201/0416—Performing a pre-scan
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 R,G,Bの3原色のセンサが主走査方向に互
いに平行に配置された光電変換装置を用い、副走査方向
を切り換えても読み取りの誤動作が生じない画像読取装
置を提供する。 【構成】 走査手段は、原稿の副走査方向を正逆の2方
向に切り換え可能である。3原色イメージセンサの出力
信号は、A/D変換装置によりR,G,Bごとにデジタル
信号に変換される。切換部は、A/D変換装置からの
R,G,Bのデジタル出力を受けて、中央に配置された色
センサからの信号を除く他の2種の色センサからの信号
を、原稿の副走査方向に応じて切り換えて出力する。さ
らに、ライン間補正部は、R,G,Bセンサの出力信号の
副走査方向読取位置を走査速度に応じて時間的に合わせ
る。
いに平行に配置された光電変換装置を用い、副走査方向
を切り換えても読み取りの誤動作が生じない画像読取装
置を提供する。 【構成】 走査手段は、原稿の副走査方向を正逆の2方
向に切り換え可能である。3原色イメージセンサの出力
信号は、A/D変換装置によりR,G,Bごとにデジタル
信号に変換される。切換部は、A/D変換装置からの
R,G,Bのデジタル出力を受けて、中央に配置された色
センサからの信号を除く他の2種の色センサからの信号
を、原稿の副走査方向に応じて切り換えて出力する。さ
らに、ライン間補正部は、R,G,Bセンサの出力信号の
副走査方向読取位置を走査速度に応じて時間的に合わせ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】カラー原稿情報を読み取る際に原
稿種別の判定などのために用いられる予備スキャン動作
を行う画像読取装置に関する。
稿種別の判定などのために用いられる予備スキャン動作
を行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置においては、原稿画
像を読み取る前に、一般に、予備スキャン動作が行われ
る。そして、この予備スキャンの結果から、原稿サイズ
の判別、下地動作に必要な原稿情報のヒストグラムの解
析などがなされていた。
像を読み取る前に、一般に、予備スキャン動作が行われ
る。そして、この予備スキャンの結果から、原稿サイズ
の判別、下地動作に必要な原稿情報のヒストグラムの解
析などがなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フルカラー複
写機においても自動原稿搬送装置を装着するようになる
と、予備スキャンによるファーストコピー時間のロスが
避けられず、コピー速度の低下が著しくなった。そこ
で、予備スキャン動作をコピー動作とは逆向きにスキャ
ンすることでコピー速度の低下を軽減することが考えら
れる。フルカラーデジタル複写機の原稿読み取りに使用
される光電変換装置である縮小型CCDセンサは、R,
G,Bの3原色のリニアセンサが主走査方向に互いに平
行に配置されており、原色をR→G→Bの順に位置がず
れて読み取られる。このため、最後に読み取るBの位置
にR,G情報を時間的に合わせるために、メモリなどを
利用して遅延させる必要がある。ところが、ファースト
コピー時間を短くするために予備スキャン動作を逆向き
スキャンにすると、読み取り順がB→G→Rとなり、位
置ずれ方向が逆になるために生じるR,G,Bセンサの読
取位置ずれによって、原稿の種類判定や作成されたヒス
トグラム情報の解析結果の誤動作が発生してしまうとい
う問題点があった。
写機においても自動原稿搬送装置を装着するようになる
と、予備スキャンによるファーストコピー時間のロスが
避けられず、コピー速度の低下が著しくなった。そこ
で、予備スキャン動作をコピー動作とは逆向きにスキャ
ンすることでコピー速度の低下を軽減することが考えら
れる。フルカラーデジタル複写機の原稿読み取りに使用
される光電変換装置である縮小型CCDセンサは、R,
G,Bの3原色のリニアセンサが主走査方向に互いに平
行に配置されており、原色をR→G→Bの順に位置がず
れて読み取られる。このため、最後に読み取るBの位置
にR,G情報を時間的に合わせるために、メモリなどを
利用して遅延させる必要がある。ところが、ファースト
コピー時間を短くするために予備スキャン動作を逆向き
スキャンにすると、読み取り順がB→G→Rとなり、位
置ずれ方向が逆になるために生じるR,G,Bセンサの読
取位置ずれによって、原稿の種類判定や作成されたヒス
トグラム情報の解析結果の誤動作が発生してしまうとい
う問題点があった。
【0004】本発明の目的は、R,G,Bの3原色のセン
サが主走査方向に互いに平行に配置された光電変換装置
を用い、スキャン方向を切り換えても読み取りの誤動作
が生じない画像読取装置を提供することである。
サが主走査方向に互いに平行に配置された光電変換装置
を用い、スキャン方向を切り換えても読み取りの誤動作
が生じない画像読取装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読取装
置は、主走査方向に相互に平行に配置されたR,G,Bの
3原色リニアイメージセンサからなる光電変換装置を用
いる。走査手段は、原稿を走査する副走査方向を正逆の
2方向に切り換え可能であり、副走査方向に走査しつつ
上記の光電変換装置にて、原稿の異なる副走査ラインを
順次読み取る。A/D変換装置は、上記の3原色リニア
イメージセンサの出力信号をR,G,Bごとにデジタル信
号に変換する。切換部は、A/D変換装置からのR,G,
Bのデジタル出力を受けて、上記の3原色リニアイメー
ジセンサの中の中央に配置されたイメージセンサを除く
他の2種のイメージセンサの出力信号を、原稿の副走査
方向に応じて切り換える。さらに、ライン間補正部は、
切換部からの上記の2種のリニアセンサの出力信号と他
の1種のリニアセンサのデジタル信号とを、R,G,Bセ
ンサの副走査方向での読取位置を走査速度に応じて時間
的に合わせて出力する。
置は、主走査方向に相互に平行に配置されたR,G,Bの
3原色リニアイメージセンサからなる光電変換装置を用
いる。走査手段は、原稿を走査する副走査方向を正逆の
2方向に切り換え可能であり、副走査方向に走査しつつ
上記の光電変換装置にて、原稿の異なる副走査ラインを
順次読み取る。A/D変換装置は、上記の3原色リニア
イメージセンサの出力信号をR,G,Bごとにデジタル信
号に変換する。切換部は、A/D変換装置からのR,G,
Bのデジタル出力を受けて、上記の3原色リニアイメー
ジセンサの中の中央に配置されたイメージセンサを除く
他の2種のイメージセンサの出力信号を、原稿の副走査
方向に応じて切り換える。さらに、ライン間補正部は、
切換部からの上記の2種のリニアセンサの出力信号と他
の1種のリニアセンサのデジタル信号とを、R,G,Bセ
ンサの副走査方向での読取位置を走査速度に応じて時間
的に合わせて出力する。
【0006】
【作用】走査手段の走査方向を切換可能にしたので、予
備スキャンと本スキャンとで走査方向を逆にすると、フ
ァーストコピー時間が短縮される。ここで、主走査方向
に相互に平行に配置されたR,G,Bの3原色イメージセ
ンサからなるリニア光電変換装置を用いると、3つのセ
ンサの出力時間がずれる。そこで、副走査方向での読取
位置を時間的に合わせるために、ライン間補正部が読取
位置を時間的に補正する。ここで、走査手段の走査方向
が切換可能である場合に、どちらの方向でも、このライ
ン間補正を正確に行うため、本発明では、切換部によ
り、A/D変換部とライン間補正部との間でRとBの信
号ラインを入れ替え選択できる。これにより、簡単な構
成で、副走査方向の変化に伴う誤動作を防止できる。
備スキャンと本スキャンとで走査方向を逆にすると、フ
ァーストコピー時間が短縮される。ここで、主走査方向
に相互に平行に配置されたR,G,Bの3原色イメージセ
ンサからなるリニア光電変換装置を用いると、3つのセ
ンサの出力時間がずれる。そこで、副走査方向での読取
位置を時間的に合わせるために、ライン間補正部が読取
位置を時間的に補正する。ここで、走査手段の走査方向
が切換可能である場合に、どちらの方向でも、このライ
ン間補正を正確に行うため、本発明では、切換部によ
り、A/D変換部とライン間補正部との間でRとBの信
号ラインを入れ替え選択できる。これにより、簡単な構
成で、副走査方向の変化に伴う誤動作を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。 (1)デジタルカラー複写機の全体構成 図1はデジタルフルカラー複写機の全体構成を示す。イ
メージスキャナ部30で原稿を読取り、信号処理部10
で信号処理を行なう。プリンタ部20は、イメージスキ
ャナ部30で読取られた原稿画像に対応した画像を用紙
にフルカラーでプリント出力する。
を説明する。 (1)デジタルカラー複写機の全体構成 図1はデジタルフルカラー複写機の全体構成を示す。イ
メージスキャナ部30で原稿を読取り、信号処理部10
で信号処理を行なう。プリンタ部20は、イメージスキ
ャナ部30で読取られた原稿画像に対応した画像を用紙
にフルカラーでプリント出力する。
【0008】イメージスキャナ部30において、原稿台
ガラス31上に置かれた原稿は、抑え圧板39で抑えら
れるが、自動原稿送り装置(図示しない)を装着する時
には、これが取って代わる。原稿台ガラス31上の原稿
は、ランプ32で照射される。原稿からの反射光は、ミ
ラー33a,33b,33cで反射され、レンズ34によ
りリニアフルカラーセンサ(CCD)36上に像を結び、
フルカラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)
成分の電気信号に変換され信号処理部10に送られる。
なおスキャナ−モータ37を駆動することにより、第1
スライダ35は速度Vで、第2スライダ40はV/2で
カラーセンサの電気的走査方向に対して垂直な方向に機
械的に動き、原稿全面を走査する。また、シェーディン
グ補正用の白色板38は、原稿台ガラス31の端に取り
付けられる。
ガラス31上に置かれた原稿は、抑え圧板39で抑えら
れるが、自動原稿送り装置(図示しない)を装着する時
には、これが取って代わる。原稿台ガラス31上の原稿
は、ランプ32で照射される。原稿からの反射光は、ミ
ラー33a,33b,33cで反射され、レンズ34によ
りリニアフルカラーセンサ(CCD)36上に像を結び、
フルカラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)
成分の電気信号に変換され信号処理部10に送られる。
なおスキャナ−モータ37を駆動することにより、第1
スライダ35は速度Vで、第2スライダ40はV/2で
カラーセンサの電気的走査方向に対して垂直な方向に機
械的に動き、原稿全面を走査する。また、シェーディン
グ補正用の白色板38は、原稿台ガラス31の端に取り
付けられる。
【0009】信号処理部10は、読取られた信号を電気
的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),
ブラック(Bk)の各成分に分解してプリンタ部20に送
る。イメージスキャナ部30における1回の原稿走査に
つき、C,M,Y,Bkのうち1つの成分が順次プリンタ部
20に送られ、計4回の原稿走査により1回のプリント
アウトが完成する(面順次転送方式)。プリント部20で
は、信号処理部10より送られてくるC,M,Y,Bkの画
像信号は、レーザダイオードドライブ(PHC部)で画像
信号レベルに応じて半導体レーザ214を駆動変調す
る。レーザ光はポリゴンミラー215、f−θレンズ2
16、折り返しミラー217a,217bを介して感光ド
ラム206上を走査する。
的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),
ブラック(Bk)の各成分に分解してプリンタ部20に送
る。イメージスキャナ部30における1回の原稿走査に
つき、C,M,Y,Bkのうち1つの成分が順次プリンタ部
20に送られ、計4回の原稿走査により1回のプリント
アウトが完成する(面順次転送方式)。プリント部20で
は、信号処理部10より送られてくるC,M,Y,Bkの画
像信号は、レーザダイオードドライブ(PHC部)で画像
信号レベルに応じて半導体レーザ214を駆動変調す
る。レーザ光はポリゴンミラー215、f−θレンズ2
16、折り返しミラー217a,217bを介して感光ド
ラム206上を走査する。
【0010】現像ユニットは、C,M,Y,Bkの4現像部
208a、208b、208c、208dにより構成さ
れており、4つの現像器208a,b,c,dが感光ドラム2
06に接し、帯電チャージャー207により帯電された
感光ドラム206上に形成された静電潜像をトナーで現
像する。一方、給紙ユニット201a,201b,201c
より給紙されてきた用紙を転写ドラム202に吸着チャ
ージャー204により巻き付け、タイミングローラ20
3により転写位置へ搬送し、転写チャージャー205に
より感光ドラム206上に現像された像を用紙に転写す
る。このようにしてC,M,Y,Bkの4色が順次転写され
た後、分離チャージャー209a、209bにより用紙
は分離され、搬送され、定着ローラ210a,210bを
通過し、排紙トレー211に排出される。なお、21
8,219は転写ドラムの基準位置センサ、220は用
紙を転写ドラムから分離する分離爪である。
208a、208b、208c、208dにより構成さ
れており、4つの現像器208a,b,c,dが感光ドラム2
06に接し、帯電チャージャー207により帯電された
感光ドラム206上に形成された静電潜像をトナーで現
像する。一方、給紙ユニット201a,201b,201c
より給紙されてきた用紙を転写ドラム202に吸着チャ
ージャー204により巻き付け、タイミングローラ20
3により転写位置へ搬送し、転写チャージャー205に
より感光ドラム206上に現像された像を用紙に転写す
る。このようにしてC,M,Y,Bkの4色が順次転写され
た後、分離チャージャー209a、209bにより用紙
は分離され、搬送され、定着ローラ210a,210bを
通過し、排紙トレー211に排出される。なお、21
8,219は転写ドラムの基準位置センサ、220は用
紙を転写ドラムから分離する分離爪である。
【0011】(2)信号処理部における信号の処理 図2と図3は、信号処理部10の画像処理の全体の構成
を示す。イメージスキャナ部30は、微小光学系によっ
て原稿面からの反射光をリニアCCDセンサ36上に結
像させ、R,G,Bの各色分解情報に光電変換されたアナ
ログ信号を得る。これらの信号は、信号処理部10に送
られる。
を示す。イメージスキャナ部30は、微小光学系によっ
て原稿面からの反射光をリニアCCDセンサ36上に結
像させ、R,G,Bの各色分解情報に光電変換されたアナ
ログ信号を得る。これらの信号は、信号処理部10に送
られる。
【0012】A/D変換部100は、CCDセンサ36
で光電変換された400DPIの画像データを、A/D
変換器によってR,G,Bの色情報毎に8ビット(256
階調)のデジタルデータに変換する。シェーディング補
正部102は、R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラ
をなくすため、各R,G,B毎に独立して、原稿読み取り
に先だって、シェーディング補正用の白色板38を読み
取ったデータを内部のシェーディングメモリ(図示しな
い)に基準データとして格納しておき、逆数に変換した
後で原稿情報の読み取りデータと乗算してシェーディン
グの補正を行う。ライン間補正部104は、R,G,Bの
各センサチップの副走査方向の読み取り位置を合わせる
ために、スキャン速度(副走査側の変倍率)に応じて、白
色データをライン単位でディレイ制御して、R,G,Bの
データを出力する。この点は、後で詳しく説明する。タ
イミング制御部106は、CCDセンサ36、A/D変
換部100、シェーディング補正部102およびライン
間補正部104のタイミングを制御する。
で光電変換された400DPIの画像データを、A/D
変換器によってR,G,Bの色情報毎に8ビット(256
階調)のデジタルデータに変換する。シェーディング補
正部102は、R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラ
をなくすため、各R,G,B毎に独立して、原稿読み取り
に先だって、シェーディング補正用の白色板38を読み
取ったデータを内部のシェーディングメモリ(図示しな
い)に基準データとして格納しておき、逆数に変換した
後で原稿情報の読み取りデータと乗算してシェーディン
グの補正を行う。ライン間補正部104は、R,G,Bの
各センサチップの副走査方向の読み取り位置を合わせる
ために、スキャン速度(副走査側の変倍率)に応じて、白
色データをライン単位でディレイ制御して、R,G,Bの
データを出力する。この点は、後で詳しく説明する。タ
イミング制御部106は、CCDセンサ36、A/D変
換部100、シェーディング補正部102およびライン
間補正部104のタイミングを制御する。
【0013】ライン間補正部104から出力されたR,
G,Bデータについて、変倍・移動制御部108は、R,
G,Bデータ毎に変倍用のラインメモリを2個用いて、
1ラインに入出力を交互に行い、その書き込みタイミン
グと読みだしタイミングを独立して制御することで主走
査方向の変倍・移動制御を行う。この制御において、変
倍率に応じて縮小側では書き込み前に、拡大側では読み
だし後に補間処理を行い、画像の欠損やがたつきを防止
している。また、この制御によって、イメージリピート
処理や拡大連写処理、鏡処理を行う。ヒストグラム生成
部110は、原稿情報を予備スキャンして得られたライ
ン間補正後のR,G,Bデータから、明度信号を生成し、
原稿のヒストグラムを作成する。得られたヒストグラム
情報から、原稿がカラー/白黒を判断する自動カラー選
択判別や原稿の下地レベルを自動的に飛ばすために原稿
下地レベルの判断、及びコピー動作の原稿モード(標準
/写真モード)の設定を自動的に行う。
G,Bデータについて、変倍・移動制御部108は、R,
G,Bデータ毎に変倍用のラインメモリを2個用いて、
1ラインに入出力を交互に行い、その書き込みタイミン
グと読みだしタイミングを独立して制御することで主走
査方向の変倍・移動制御を行う。この制御において、変
倍率に応じて縮小側では書き込み前に、拡大側では読み
だし後に補間処理を行い、画像の欠損やがたつきを防止
している。また、この制御によって、イメージリピート
処理や拡大連写処理、鏡処理を行う。ヒストグラム生成
部110は、原稿情報を予備スキャンして得られたライ
ン間補正後のR,G,Bデータから、明度信号を生成し、
原稿のヒストグラムを作成する。得られたヒストグラム
情報から、原稿がカラー/白黒を判断する自動カラー選
択判別や原稿の下地レベルを自動的に飛ばすために原稿
下地レベルの判断、及びコピー動作の原稿モード(標準
/写真モード)の設定を自動的に行う。
【0014】HVC変換部114は、変倍・移動制御部
108からのR,G,Bデータを明度信号(Vデータ)と色
差信号(Cr,Cbデータ)に一旦変換する。編集処理部1
16は、V,Cr,Cbデータを受けて、オプションである
エディタの指定に基づいて、カラーチェンジや閉ループ
領域検出による色づけなどの編集作業を行う。紙幣認識
部118は、原稿台ガラス31上に積載された原稿が、
紙幣や有価証券などであるか否かを判断し、その結果に
基づきコピー禁止を命令する。
108からのR,G,Bデータを明度信号(Vデータ)と色
差信号(Cr,Cbデータ)に一旦変換する。編集処理部1
16は、V,Cr,Cbデータを受けて、オプションである
エディタの指定に基づいて、カラーチェンジや閉ループ
領域検出による色づけなどの編集作業を行う。紙幣認識
部118は、原稿台ガラス31上に積載された原稿が、
紙幣や有価証券などであるか否かを判断し、その結果に
基づきコピー禁止を命令する。
【0015】画像インターフェイス部120は、第1画
像セレクタ122を介して送られるV,Cr,Cbデータを
受けて、外部装置へイメージデータを転送する。様々な
イメージデータの色信号インターフェースに対応するた
め、このブロックでは、V,Cr,Cb信号からR,G,B信
号や汎用色空間であるX,Y,Z信号やL*,a*,b*信号な
どに変換し外部装置へ出力したり、逆に外部から転送さ
れてくる画像データをV,Cr,Cb信号に変換する機能を
有している。さらにプリンタ部20に転送するC,M,
Y,Bkデータを外部装置に転送したり、外部装置からの
C,M,Y,Bk信号を受けて、プリンタ部20側に転送す
る機能もある。画像合成部124は、第2画像セレクタ
126を介して画像インターフェイス部120または編
集処理部116から出力されたV,Cr,Cbデータのいず
れかを選択した後、HVC変換部114からの原稿デー
タとの画像合成(はめ込み・文字合成など)を行う。
像セレクタ122を介して送られるV,Cr,Cbデータを
受けて、外部装置へイメージデータを転送する。様々な
イメージデータの色信号インターフェースに対応するた
め、このブロックでは、V,Cr,Cb信号からR,G,B信
号や汎用色空間であるX,Y,Z信号やL*,a*,b*信号な
どに変換し外部装置へ出力したり、逆に外部から転送さ
れてくる画像データをV,Cr,Cb信号に変換する機能を
有している。さらにプリンタ部20に転送するC,M,
Y,Bkデータを外部装置に転送したり、外部装置からの
C,M,Y,Bk信号を受けて、プリンタ部20側に転送す
る機能もある。画像合成部124は、第2画像セレクタ
126を介して画像インターフェイス部120または編
集処理部116から出力されたV,Cr,Cbデータのいず
れかを選択した後、HVC変換部114からの原稿デー
タとの画像合成(はめ込み・文字合成など)を行う。
【0016】HVC調整部128は、画像合成部124
からのV,Cr,Cbデータについて明度(V:明るさ)、色
相(H:色合い)、彩度(C:あざやかさ)という人間の3感
覚に対応した画像調整を行う目的で、操作パネルの指定
に基づいてH,V,C毎に独立して調整を行うことができ
る。AE処理部130は、ヒストグラム生成部で得られ
た情報に基づいて、明度成分に対して原稿の下地レベル
を制御する。逆HVC変換部132は、再びV,Cr,Cb
データからR,G,Bデータにデータ変換をする。
からのV,Cr,Cbデータについて明度(V:明るさ)、色
相(H:色合い)、彩度(C:あざやかさ)という人間の3感
覚に対応した画像調整を行う目的で、操作パネルの指定
に基づいてH,V,C毎に独立して調整を行うことができ
る。AE処理部130は、ヒストグラム生成部で得られ
た情報に基づいて、明度成分に対して原稿の下地レベル
を制御する。逆HVC変換部132は、再びV,Cr,Cb
データからR,G,Bデータにデータ変換をする。
【0017】色補正部134では、まずLOG補正部1
36が、再変換されたR,G,Bデータを濃度データ(D
R,DG,DB)に変換する一方、モノクロデータ生成部
138が、R,G,Bデータより明度データを作成した
後、モノクロ再現用の階調データ(DV)を生成する。U
CR・BP処理部140は、R,G,Bデータの最大値と
最小値の差(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))を原
稿彩度情報とし、DR,DG,DBの最小値(MIN(D
R,DG,DB))を原稿下色成分として、それらの値に応
じた下色除去・墨加刷処理を行い、DR,DG,DBデー
タからCO,MO,YO,Bkデータを作成する。マスキング
演算部142は、色補正用マスキング演算処理を行っ
て、下色除去処理後のC,M,Yデータ(CO,MO,YO)を
プリンタ部20のカラートナーに応じた色再現用のC,
M,Yデータに変換する。色データ選択部144は、操
作パネルの指定あるいは自動カラー選択(ACS)判別で
白黒原稿と判断された場合、白黒コピーモードとして、
モノクロ用のDVデータを出力する。一方、フルカラー
モードでは、再現工程信号(CODE)に従い、C,M,Y
再現工程時には、マスキング演算処理データ(C,M,Y
データ)を、Bk再現工程時には、墨加刷処理データ(Bk
データ)を選択して出力する。
36が、再変換されたR,G,Bデータを濃度データ(D
R,DG,DB)に変換する一方、モノクロデータ生成部
138が、R,G,Bデータより明度データを作成した
後、モノクロ再現用の階調データ(DV)を生成する。U
CR・BP処理部140は、R,G,Bデータの最大値と
最小値の差(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))を原
稿彩度情報とし、DR,DG,DBの最小値(MIN(D
R,DG,DB))を原稿下色成分として、それらの値に応
じた下色除去・墨加刷処理を行い、DR,DG,DBデー
タからCO,MO,YO,Bkデータを作成する。マスキング
演算部142は、色補正用マスキング演算処理を行っ
て、下色除去処理後のC,M,Yデータ(CO,MO,YO)を
プリンタ部20のカラートナーに応じた色再現用のC,
M,Yデータに変換する。色データ選択部144は、操
作パネルの指定あるいは自動カラー選択(ACS)判別で
白黒原稿と判断された場合、白黒コピーモードとして、
モノクロ用のDVデータを出力する。一方、フルカラー
モードでは、再現工程信号(CODE)に従い、C,M,Y
再現工程時には、マスキング演算処理データ(C,M,Y
データ)を、Bk再現工程時には、墨加刷処理データ(Bk
データ)を選択して出力する。
【0018】一方、領域判別部146は、R,G,Bデー
タより、最小値(MIN(R,G,B))と最大値と最小値の
差(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))より、黒文字
判別や網点判別などの判別を行い、その結果(JD信号)
と補正データ(USM信号)を出力する。また、画像文字
領域の再現性と画像の粒状性を両立するため、プリンタ
側に画像再現周期を可変するためのLIMOS信号を出
力する。MTF補正部/シャープネス調整部146は、
入力されるC,M,Y,Bkデータに対して、領域判別結果
からエッジ強調・色にじみ補正・スムージング処理など
を制御することで、コピー画像の最適な補正を行う。
タより、最小値(MIN(R,G,B))と最大値と最小値の
差(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))より、黒文字
判別や網点判別などの判別を行い、その結果(JD信号)
と補正データ(USM信号)を出力する。また、画像文字
領域の再現性と画像の粒状性を両立するため、プリンタ
側に画像再現周期を可変するためのLIMOS信号を出
力する。MTF補正部/シャープネス調整部146は、
入力されるC,M,Y,Bkデータに対して、領域判別結果
からエッジ強調・色にじみ補正・スムージング処理など
を制御することで、コピー画像の最適な補正を行う。
【0019】さらに、γ補正/カラーバランス調整部1
50は、操作パネル154上から入力された濃度レベル
情報に応じて、γカーブやC,M,Y,Bkのカラーバラン
スを調整する。こうして、様々な補正を行ったC,M,
Y,Bkデータをプリンタ側に階調再現方法を切り替える
LIMOS信号とともに転送し、400DPI、256
階調のフルカラーコピー画像を得る。なお、CPU15
2は、以上に説明した信号処理部10を制御する。ま
た、操作パネル154は、制御用の入出力と表示のため
に用いられる。
50は、操作パネル154上から入力された濃度レベル
情報に応じて、γカーブやC,M,Y,Bkのカラーバラン
スを調整する。こうして、様々な補正を行ったC,M,
Y,Bkデータをプリンタ側に階調再現方法を切り替える
LIMOS信号とともに転送し、400DPI、256
階調のフルカラーコピー画像を得る。なお、CPU15
2は、以上に説明した信号処理部10を制御する。ま
た、操作パネル154は、制御用の入出力と表示のため
に用いられる。
【0020】 (3)プレスキャン動作本実施例の複写機では、予備ス
キャン動作を行なって、原稿画像を読み取り、その結果
を解析して原稿種別を判別したり、自動露光(AE)処理
や自動カラー選択(ACS)処理を行う。原稿走査ユニッ
ト35は、コピー前には、原稿基準位置とは逆のシェー
ディング補正板38側に停止している。操作パネル15
4でコピーボタンが押されると、ランプ点灯後、原稿走
査ユニット35は、補正データを読み取るために移動し
てシェーディング補正板38をスキャンし、原稿のヒス
トグラムデータを作成しながら原稿基準位置に戻る。作
成されたヒストグラムデータから自動露光(AE)処理お
よび自動カラー選択(ACS)処理を確定し、コピーに必
要なスキャン動作を開始する。これにより、ファースト
コピー時間を短縮している。
キャン動作を行なって、原稿画像を読み取り、その結果
を解析して原稿種別を判別したり、自動露光(AE)処理
や自動カラー選択(ACS)処理を行う。原稿走査ユニッ
ト35は、コピー前には、原稿基準位置とは逆のシェー
ディング補正板38側に停止している。操作パネル15
4でコピーボタンが押されると、ランプ点灯後、原稿走
査ユニット35は、補正データを読み取るために移動し
てシェーディング補正板38をスキャンし、原稿のヒス
トグラムデータを作成しながら原稿基準位置に戻る。作
成されたヒストグラムデータから自動露光(AE)処理お
よび自動カラー選択(ACS)処理を確定し、コピーに必
要なスキャン動作を開始する。これにより、ファースト
コピー時間を短縮している。
【0021】(4)CCDセンサとA/D変換 図4に示すように、CCDセンサ36は、図中で"R","
G","B"で示す3色のチップからなる。これらのチップ
は、副走査方向に直交して等間隔で並列に配置され、そ
れぞれR,G,Bのアナログ信号を出力する。CCDセ
ンサ36は、タイミング制御部106からのφTG、φ
RなどのCCD駆動信号によって動作する。A/D変換
器100は、オプティカルブラック期間にクランプとゲ
インを調整した後で、CCDセンサ36からのアナログ
信号をR,G,Bの各デジタル色成分信号に変換して出力
する。
G","B"で示す3色のチップからなる。これらのチップ
は、副走査方向に直交して等間隔で並列に配置され、そ
れぞれR,G,Bのアナログ信号を出力する。CCDセ
ンサ36は、タイミング制御部106からのφTG、φ
RなどのCCD駆動信号によって動作する。A/D変換
器100は、オプティカルブラック期間にクランプとゲ
インを調整した後で、CCDセンサ36からのアナログ
信号をR,G,Bの各デジタル色成分信号に変換して出力
する。
【0022】(5)R,B信号ラインを入れ替えるライ
ン間補正部 図4に示すように、CCDセンサ36は、R,G,Bのチ
ップの間に各々たとえば8ライン分の間隔があり、走査
速度すなわち副走査方向の倍率myによって、RとGの
間には8myラインの読取位置のずれが生じ、RとBの
間には16myラインの読取位置のずれが生じる。この
ような、R,G,Bのチップの配列のために、次に説明す
るように、ライン間補正部104は、このライン間のず
れを補正して、R,Gデータの出力時間をBデータの出
力時間に合わせている。
ン間補正部 図4に示すように、CCDセンサ36は、R,G,Bのチ
ップの間に各々たとえば8ライン分の間隔があり、走査
速度すなわち副走査方向の倍率myによって、RとGの
間には8myラインの読取位置のずれが生じ、RとBの
間には16myラインの読取位置のずれが生じる。この
ような、R,G,Bのチップの配列のために、次に説明す
るように、ライン間補正部104は、このライン間のず
れを補正して、R,Gデータの出力時間をBデータの出
力時間に合わせている。
【0023】本実施例では、予備スキャンと本スキャン
とではCCDセンサ36の読取方向逆になるので、Rデ
ータとBデータの位置関係が反転している。具体的に
は、本スキャン時は、Rセンサが先行して原稿を読み取
っているのに対し、予備スキャン時には、Bセンサが先
行することになる。そこで、ライン間補正部104の前
段において、RラインとBラインとを入れ換え可能とし
て、この問題を解決した。図5は、ライン間補正部10
4のブロック図である。具体的には、シェーディング補
正部102からのR,G,Bデータは、タイミング制御部
106からの切換信号RBSEL信号に応じてRデータ
とBデータを入換えるためのセレクタ300、302を
介した後で、出力される。切換信号(RBSEL)は、予
備スキャン時には“L"に設定され、R,Bの信号ライン
を入れ替える。これにより、ライン間補正部104での
制御信号(/FRES1,/FRES2,/FRES3の
位相差、および補間データRX,BX)は、本スキャン時
と同じデータのままで良い。(なお、本明細書では、先
頭に"/"を付した信号は、負論理信号を意味する。)
とではCCDセンサ36の読取方向逆になるので、Rデ
ータとBデータの位置関係が反転している。具体的に
は、本スキャン時は、Rセンサが先行して原稿を読み取
っているのに対し、予備スキャン時には、Bセンサが先
行することになる。そこで、ライン間補正部104の前
段において、RラインとBラインとを入れ換え可能とし
て、この問題を解決した。図5は、ライン間補正部10
4のブロック図である。具体的には、シェーディング補
正部102からのR,G,Bデータは、タイミング制御部
106からの切換信号RBSEL信号に応じてRデータ
とBデータを入換えるためのセレクタ300、302を
介した後で、出力される。切換信号(RBSEL)は、予
備スキャン時には“L"に設定され、R,Bの信号ライン
を入れ替える。これにより、ライン間補正部104での
制御信号(/FRES1,/FRES2,/FRES3の
位相差、および補間データRX,BX)は、本スキャン時
と同じデータのままで良い。(なお、本明細書では、先
頭に"/"を付した信号は、負論理信号を意味する。)
【0024】予備スキャン時のR,G,Bの位置ずれを解
消するための他の手段として、次のことが考えられる。
R,G,B情報の読取位置を合わせるためのライン間補正
部において、通常R,B信号ラインに遅延させるための
遅延制御メモリを配置するのに加えてR,Bラインにも
メモリを配置して、スキャン方向に合わせてR,Bライ
ンのいずれかを遅延制御する。しかし、この構成では装
置が大規模化してコストが高くなる。さらに、他の手段
として、A/D変換部とシェーディング補正部と間で
R,Bの信号ラインを入れ替え制御することも考えられ
る。しかし、その場合は、原稿スキャン前にメモリに格
納するシェーディング補正用のR,G,Bそれぞれの白基
準データもRとBで入れ替える必要があり、装置の大規
模化が避けられない。
消するための他の手段として、次のことが考えられる。
R,G,B情報の読取位置を合わせるためのライン間補正
部において、通常R,B信号ラインに遅延させるための
遅延制御メモリを配置するのに加えてR,Bラインにも
メモリを配置して、スキャン方向に合わせてR,Bライ
ンのいずれかを遅延制御する。しかし、この構成では装
置が大規模化してコストが高くなる。さらに、他の手段
として、A/D変換部とシェーディング補正部と間で
R,Bの信号ラインを入れ替え制御することも考えられ
る。しかし、その場合は、原稿スキャン前にメモリに格
納するシェーディング補正用のR,G,Bそれぞれの白基
準データもRとBで入れ替える必要があり、装置の大規
模化が避けられない。
【0025】(6)ライン間補正 図5に戻ってさらに説明すると、ライン間補正部104
において、シェーディング補正部102からのR,G,B
データは、切換信号RBSELに応じてRデータとBデ
ータを入換えるためのセレクタ300、302を介して
入力される。次に、ライン間補正部104は、CCDセ
ンサ36のR,G,Bのチップの間の読取位置のずれを時
間的に補正してR,GデータをBデータに合わせるた
め、まず、シェーディング補正部102からのRデータ
がライン間補正用のフィールドメモリ304に入力され
る。一方、Gデータは、もう1つのフィールドメモリ3
06に入力される。フィールドメモリ304に入力され
たRデータは、さらにライン間補正用のフィールドメモ
リ308に、タイミング処理部106から入力される/
FRES1,/FRES2,/FRES3の位相差を利
用して、遅延して記憶される。ここで、フィールドメモ
リ304、306、308は、FIFO構造の256k
*8ビットの容量を有しており、1ライン100ドット
とすると、54ライン分のイメージデータを保持でき
る。したがって、変倍率54/8=6.75まで対応で
きる。
において、シェーディング補正部102からのR,G,B
データは、切換信号RBSELに応じてRデータとBデ
ータを入換えるためのセレクタ300、302を介して
入力される。次に、ライン間補正部104は、CCDセ
ンサ36のR,G,Bのチップの間の読取位置のずれを時
間的に補正してR,GデータをBデータに合わせるた
め、まず、シェーディング補正部102からのRデータ
がライン間補正用のフィールドメモリ304に入力され
る。一方、Gデータは、もう1つのフィールドメモリ3
06に入力される。フィールドメモリ304に入力され
たRデータは、さらにライン間補正用のフィールドメモ
リ308に、タイミング処理部106から入力される/
FRES1,/FRES2,/FRES3の位相差を利
用して、遅延して記憶される。ここで、フィールドメモ
リ304、306、308は、FIFO構造の256k
*8ビットの容量を有しており、1ライン100ドット
とすると、54ライン分のイメージデータを保持でき
る。したがって、変倍率54/8=6.75まで対応で
きる。
【0026】図6は、ライン間補正部104の動作を示
すタイミング図である。ここで、/FIFOENは、フ
ィールドメモリ304、306に入力するイメージデー
タの主走査有効領域を示しており、その幅は4800ド
ットである。/FRES1,/FRES2,/FRES
3の周期は、54ラインであり、また、/FRES1と
/FRES2の位相差、および、/FRES1と/FR
ES2の位相差は、それぞれ、副走査方向の倍率myに
対してINT(8*my)+1ラインとなる。こうし
て、Rデータは、2つのフィールドメモリ304、30
8により遅延され、Gデータは1つのフィールドメモリ
306により遅延され、Bデータは、遅延なしに出力さ
れる。これらのデータは、ラインバッファ部112に記
憶される。
すタイミング図である。ここで、/FIFOENは、フ
ィールドメモリ304、306に入力するイメージデー
タの主走査有効領域を示しており、その幅は4800ド
ットである。/FRES1,/FRES2,/FRES
3の周期は、54ラインであり、また、/FRES1と
/FRES2の位相差、および、/FRES1と/FR
ES2の位相差は、それぞれ、副走査方向の倍率myに
対してINT(8*my)+1ラインとなる。こうし
て、Rデータは、2つのフィールドメモリ304、30
8により遅延され、Gデータは1つのフィールドメモリ
306により遅延され、Bデータは、遅延なしに出力さ
れる。これらのデータは、ラインバッファ部112に記
憶される。
【0027】なお、フィールドメモリでは1/8単位の
倍率でしか補正できないため、補間処理部310、31
2では、RデータとBデータは、それぞれ、1ライン遅
延させたデータとの補間を行い、1/2048単位の倍
率でGデータに合わせるため補間している。この設定を
しているのは、CPUからの補間データ(BX、RX)
である。この補間処理の詳細な説明は省略する。
倍率でしか補正できないため、補間処理部310、31
2では、RデータとBデータは、それぞれ、1ライン遅
延させたデータとの補間を行い、1/2048単位の倍
率でGデータに合わせるため補間している。この設定を
しているのは、CPUからの補間データ(BX、RX)
である。この補間処理の詳細な説明は省略する。
【0028】また、本実施例は、デジタルフルカラー複
写機について説明したが、CCDセンサ36で読み取っ
たカラー画像データを出力する対象は、プリンタなどの
他に、メモリユニットなどの媒体であってもよい。この
とき、予備スキャンが本スキャンと同様に行えるばかり
でなく、往復スキャン動作をさせて画像データを出力す
ることができるから、読取速度そのものが約半分にでき
るという効果もある。
写機について説明したが、CCDセンサ36で読み取っ
たカラー画像データを出力する対象は、プリンタなどの
他に、メモリユニットなどの媒体であってもよい。この
とき、予備スキャンが本スキャンと同様に行えるばかり
でなく、往復スキャン動作をさせて画像データを出力す
ることができるから、読取速度そのものが約半分にでき
るという効果もある。
【0029】
【発明の効果】画像読取装置の比較的小さな変更によ
り、予備スキャン動作が原稿読取時と走査方向が反対で
あっても、R,G,B情報の位置ずれがない読取動作が行
え、制御も比較的簡単に行える。
り、予備スキャン動作が原稿読取時と走査方向が反対で
あっても、R,G,B情報の位置ずれがない読取動作が行
え、制御も比較的簡単に行える。
【図1】 デジタル複写機の全体構成を示す図である。
【図2】 信号処理部の1部のブロック図である。
【図3】 信号処理部の残りの部分のブロック図であ
る。
る。
【図4】 CCDセンサの平面図である。
【図5】 ライン間補正部のブロック図である。
【図6】 ライン間補正部のタイミングチャートであ
る。
る。
36 CCDセンサ、 100 A/D変換部、 10
4 ライン間補正部、 106 タイミング制御部、 152 CPU、30
0、302 セレクタ。
4 ライン間補正部、 106 タイミング制御部、 152 CPU、30
0、302 セレクタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 主走査方向に相互に平行に配置された3
原色R,G,Bのリニアイメージセンサからなる光電変換
装置と、 原稿の原稿を副走査方向を正逆の2方向に切り換え可能
であり、副走査方向に走査しつつ上記の光電変換装置に
て原稿の異なる副走査ラインを順次読み取る走査手段
と、 上記の3原色リニアイメージセンサの出力信号をR,G,
Bごとにデジタル信号に変換するA/D変換装置と、 A/D変換装置からのR,G,Bのデジタル信号を受け
て、上記の3原色リニアイメージセンサの中で中央に配
置されたリニアイメージセンサを除く他の2種のリニア
イメージセンサのデジタル信号を、原稿の副走査方向に
応じて切り換えて出力する切換部と、 上記の切換部により切り換えられた上記の2種のリニア
イメージセンサの出力信号と他の1種のリニアイメージ
センサの出力信号とを入力し、これらの3種のリニアイ
メージセンサの副走査方向での読取位置を副走査方向の
走査速度に応じて時間的に合わせて出力するライン間補
正部とからなることを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047277A JPH08251352A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 画像読取装置 |
US08/611,935 US5734759A (en) | 1995-03-07 | 1996-03-06 | Image reading apparatus for sequentially providing red, green and blue signals during prescan and for reversing the order during reading |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047277A JPH08251352A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251352A true JPH08251352A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12770805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7047277A Pending JPH08251352A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 画像読取装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5734759A (ja) |
JP (1) | JPH08251352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008022254A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Ricoh Co Ltd | 密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3295003B2 (ja) * | 1996-09-06 | 2002-06-24 | 旭光学工業株式会社 | 画像読取装置 |
JP3482795B2 (ja) * | 1996-12-17 | 2004-01-06 | ミノルタ株式会社 | 画像読み取り装置 |
US6062475A (en) * | 1997-06-25 | 2000-05-16 | Metanetics Corporation | Portable data collection device including color imaging dataform reader assembly |
JP3744241B2 (ja) * | 1999-01-20 | 2006-02-08 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像読取装置および画像読取方法 |
JP2005286999A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-10-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 閾値マトリクスの割当方法 |
JP4143560B2 (ja) * | 2004-03-05 | 2008-09-03 | 富士フイルム株式会社 | 閾値マトリクスの作成方法及びその装置 |
JP2005252888A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 閾値マトリクスの作成方法及びその閾値マトリクス並びにカラー画像の再現方法 |
JP2005252893A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 閾値マトリクス |
JP4241632B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2009-03-18 | 富士フイルム株式会社 | 色版作成用閾値マトリクスの作成方法、カラー画像の再現方法、カラー画像分版作成装置及び閾値マトリクス |
US8405840B2 (en) * | 2008-12-18 | 2013-03-26 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Systems and methods for minimizing re-imaging procedures for an imaging device |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01101061A (ja) * | 1987-10-14 | 1989-04-19 | Canon Inc | 画像読取装置 |
US4922350A (en) * | 1988-03-30 | 1990-05-01 | Eastman Kodak Company | Document recognition with forward direction scan for detecting the boundaries of an original document and reverse direction scan for producing recorded image on the original document |
JP3176101B2 (ja) * | 1991-11-12 | 2001-06-11 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置 |
JPH05236266A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-10 | Minolta Camera Co Ltd | 画像読取り装置 |
JPH06178053A (ja) * | 1992-12-04 | 1994-06-24 | Minolta Camera Co Ltd | 画像読取装置 |
JP3157063B2 (ja) * | 1993-05-19 | 2001-04-16 | 株式会社リコー | カラー画像入力装置 |
JPH07245696A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Minolta Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP7047277A patent/JPH08251352A/ja active Pending
-
1996
- 1996-03-06 US US08/611,935 patent/US5734759A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008022254A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Ricoh Co Ltd | 密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5734759A (en) | 1998-03-31 |
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