JP3645681B2 - 画像を処理する装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を処理する装置に関し、特に、用紙の第1の枚数分のデータである第1の画像データを、ユーザの入力した出力サイズに従って画像のサイズを変更するよう加工することにより、用紙の第1とは異なる第2の枚数分のデータである第2の画像データに変換する画像を処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の画像を処理する装置としては、たとえば1枚の原稿の画像を拡大し複数枚の用紙にわたってその画像を形成する拡大連写機能を有する画像形成装置が知られている。
【0003】
この拡大連写機能の利用に際し、ユーザは、セットした原稿のサイズに応じたいくつかの出力サイズの中から所望の出力サイズを入力する。そして、画像形成装置は、その出力サイズに従って、原稿の画像を、拡大し、原稿より多い枚数のプリント用紙にわたって形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の画像形成装置においては、ユーザが入力できる、原稿のサイズに応じた出力サイズには、A4,B4等の定型のプリント用紙の全面に画像を形成する場合のサイズしかなかった。
【0005】
つまり、1回の画像形成に際して使用するプリント用紙の枚数が決まってしまえば、前述の出力サイズは、プリント用紙の各定型毎に1通りしかなかったのである。
【0006】
したがって、原稿の画像のサイズを変更して原稿とは枚数の異なるプリント用紙にその画像を形成する際に、画像形成装置は、ユーザが所望していても、たとえば画像を各プリント用紙に過剰の余白を残して形成するような出力サイズでは、画像を形成できなかった。
【0007】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、原稿の画像を、サイズ変更し、原稿とは異なる枚数の用紙にわたって形成するときに、ユーザの所望のサイズで画像を形成できるための処理を行う画像を処理する装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明に従った画像を処理する装置は、用紙の第1の枚数分のデータである第1の画像データを受付けるデータ入力部と、前記第1の画像データのサイズを入力する第1サイズ入力部と、前記第1サイズ入力部において入力されたサイズに従って、入力可能な出力サイズの範囲である可能出力範囲を算出するサイズ算出部と、前記サイズ算出部の算出した前記可能出力範囲を表示するサイズ表示部と、前記第1の画像データを、前記可能出力範囲内でユーザが任意に入力した出力サイズに従って画像のサイズを変更するよう加工することにより、用紙の第1とは異なる第2の枚数分のデータである第2の画像データに変換するデータ変換部とを含み、前記サイズ算出部は、画像の縦方向の出力サイズの範囲と横方向の出力サイズの範囲を、互いに独立して、実寸法で、算出することを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によると、画像を処理する装置は、第1の画像データを、縦方向と横方向について互いに独立して実寸法で算出された可能出力範囲内で、ユーザが任意に入力するサイズに従って、原稿とは枚数の異なる枚数分のデータである第2の画像データに変換することが可能である。
【0010】
これにより、上記の第1の画像データを第2の画像データに変換する場合、ユーザの所望の倍率で画像を変換することが可能となる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記サイズ算出部は、前記出力サイズが前記データ変換部での変換が可能な範囲内であり、かつ、前記第2の枚数が所定数以下であることを条件に、前記可能出力範囲を算出することを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の作用に加えて、画像を処理する装置は、第1の画像データを第2の画像データに変換する処理での出力サイズを、前記データ変換部での変換が可能な範囲内であり、かつ、第2の枚数が所定数以下になるように制限される。
【0013】
これにより、画像を処理する装置が対応できない出力サイズは、受付けられなくなり、画像の処理がより速やかに行なわれる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態の一例を説明する。
【0015】
図1は、本発明の画像を処理する装置の一例であるデジタルフルカラー複写機1(以下略して「複写機1」とする)の全体の構成を示す断面図である。
【0016】
図1を参照して、複写機1は原稿を読取って画像信号に変換する走査系10と、走査系10から送られる画像信号を処理する画像信号処理部20と、画像信号処理部20から出力される画像データの記憶等を行なう画像メモリ30と、画像メモリ30から出力される画像データに基づいて半導体レーザ61,62を駆動する印字処理部40と、半導体レーザ61,62からの2本のレーザ光を感光体ドラム71上のお互いに異なった露光位置に導く光学系60と、露光により形成された潜像を現像し用紙上に転写かつ定着して画像を形成する作像系70と、本体の上面に設けられた操作パネル101(複写機1上面(紙面に垂直方向)に設置されている)と、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を行なう原稿搬送部500と、用紙を再度転写位置に供給するための再給紙部600とを含む。
【0017】
なお、走査系10および画像信号処理部20などによって読取装置IRが構成され、印字処理部40、光学系60および作像系70などによってプリンタ装置PRTが構成されている。
【0018】
走査系10は原稿台ガラス18の下方を移動するスキャナ19に組付けられた露光ランプ11および第1ミラー12と、固定ミラー13a,13bと、集光用のレンズ14と、CCDアレイなどを用いた光電変換素子16と、スキャンモータM2などから構成されている。なお、21は、シェーディング補正用の白色板である。
【0019】
また、原稿について、光電変換素子16の走査方向であり図面の紙面と直交する方向を主走査方向と定義し、この主走査方向と直交し図中の矢印bで示す方向を副走査方向と定義した場合、読取装置IRでは、原稿の主走査方向を光電変換素子16の走査で読取り、副走査方向をスキャナ19およびミラー13a,13bが矢印b方向に従って平行に移動することにより走査させて読取る。
【0020】
また、スキャナ19の副走査方向の走査速度は、ミラー13a,13bの走査速度の2倍である。なお、複写倍率を変更する際は、等倍の複写時の走査速度に複写倍率の逆数をかけた走査速度で、それぞれの走査を行なうよう制御される。なお、複写機1においては、主走査方向と副走査方向について、設定可能な範囲であれば、同時に異なった倍率を設定することが可能である。
【0021】
光電変換素子16は、原稿内のレッド(以下「R」とする),グリーン(以下「G」とする).ブルー(以下「B」とする)の各成分の画像をそれぞれ個別に電気信号に変換し、画像信号処理部20に出力する。
【0022】
画像信号処理部20は、走査系10の光電変換素子16から出力される画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(以下「M」とする),シアン(以下「C」とする),イエロー(以下「Y」とする),ブラック(以下「Bk」とする)の各成分に分解して、画像メモリ30に各成分の画像データを出力する。スキャナ19における1回の原稿走査につき、上記のM,C,Y,Bkの4つの成分のうちの1成分の画像データを画像画像メモリ30に出力し、4回の原稿走査により、1回のプリントアウトが完成する(面順次転送方式)。
【0023】
印字処理部40は、送られてきたM,C,Y,Bkの各成分の画像データの画像信号レベルに応じて半導体レーザ61,62を駆動変調する。光学系60は、半導体レーザ61,62と、半導体レーザ61,62の2つのレーザ光を合成するダイクロミックミラー63と、合成レーザビームを偏向するポリゴンミラー65と、ポリゴンミラー65を回転するモータ64と、主レンズ69と、反射ミラー67a,67b,67cなどから構成されている。
【0024】
作像系70は、現像転写系70A、搬送系70Bおよび定着系70Cから構成されている。
【0025】
現像転写系70Aは、図1の反時計方向に回転駆動される感光体ドラム71およびその周囲に回転方向の上流側から順に配置された第1帯電チャージャ72、現像器73a〜73d、転写チャージャ74、分離チャージャ75、クリーニング部76などからなる。現像器73a〜73dは、M,C,Y,Bkの4つの各成分にそれぞれ対応しており、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を収納している。なお、感光体ドラム71は、感光体ドラム71の相対的な位置を検出する図示せぬ基準位置センサを備えている。
【0026】
搬送系70Bは、用紙を収納するカセット80a,80b、用紙サイズを検出するサイズ検出センサSE11,SE12、用紙ガイド81、タイミングローラ82、搬送ベルト83および再給紙部600から搬入された用紙を搬送する水平搬送ローラ86a〜86cなどからなる。
【0027】
定着系70Cは、用紙上のトナー像を熱と圧力により定着しながら搬送する定着ローラ84、排出ローラ85および用紙の排出を検出する排出センサSE62などからなる。
【0028】
再給紙部600は、排出ローラ85から排出された用紙を一旦収納し、両面モードのときには表裏を反転して、合成モードのときには表裏反転を行なわずに、再度の画像形成(プリント)のために搬送系70Bの水平搬送ローラ86aに搬入する循環式のものである。再給紙部600は、排紙トレイ621への排出と再給紙とを切換えるための切換爪601、搬送ローラ602、反転ローラ603および反転センサSE61などから構成されている。
【0029】
両面モードにおいては、図示しないソレノイドによって切換爪601の左端部が上方に移動する。これによって排出ローラ85から排出された用紙が搬送ローラ602の方に誘導され、搬送ローラ602を通って反転ローラ603に達する。
【0030】
用紙の後端が反転センサSE61に達すると、反転ローラ603が反転する。この反転によって用紙が水平搬送ローラ86aの方へと搬送され、さらに、水平搬送ローラ86b,86c、中間ローラ87を通ってタイミングローラ82まで達して待機する。
【0031】
このとき、次の用紙も順次所定の間隔で搬送されてきている。片面にプリントされた用紙が、搬送ローラ602,603および水平搬送ローラ86a〜86cを含む複写経路に待機できる枚数は、画像データの遅延がないとした場合には、用紙と複写経路の長さに依存することになる。本実施の形態においては、待機できる原稿の枚数は最大3枚とする。なお、中間ローラ87の手前には、給紙されてきた用紙の先端を検出するセンサSE88が配置されている。
【0032】
原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ510上にセットされた原稿を、自動的に原稿ガラス18上に搬送し、スキャナ19によって原稿の表面(下面)を読取ったあと、原稿排出部511へ排出する。
【0033】
図2は、複写機1の制御回路の構成を示すブロック図である。図2を参照して、制御回路は、基本回路400が備えている。基本回路400は、制御用プログラムに従って、複写機1の各部を制御する。基本回路400は、その内部に、制御用プログラムを記憶しているROMと、その制御用プログラムに従って制御動作を行なうCPUと、CPUのワーク用メモリとして機能するRAMと、入出力ポートと、クロック発生回路とを備えている。なお、基本回路400の内部構成については、CPUを除いて図示を省略する。
【0034】
基本回路400の入出力ポートには、操作パネル101に備えられた各種のキー等から構成される入力装置403と、読取装置IRを制御する読取装置制御部401と、プリンタ装置PRTを制御するプリンタ装置制御部402が接続されている。
【0035】
また、図1を用いて説明した走査系10と、画像信号処理部20と、画像メモリ30は、読取装置制御部401を介して制御され、印字処理部40と、光学系60と、作像系70と、再給紙部600を含む複写機1のその他の装置700は、プリンタ装置制御部402を介して制御される。
【0036】
図3は、図1の画像信号処理部20の構成を示すブロック図である。
複写機1では、縮小光学系である走査系10において原稿面からの反射光を光電変換素子(以下「CCD」とする)16上に結像させ、R,G,Bの各色分解情報に光電変換されたアナログ信号を得る。
【0037】
A/D変換部201は、CCD16から出力されるR,G,Bの各色分解情報に光電変換された400dpi(dot per inch)の画像データを、R,G,Bの各色情報毎に、8bit(256階調)のデジタルデータに変換して、シェーディング補正部202に出力する。
【0038】
シェーディング補正部202は、R,G,Bの各色毎に独立して、原稿読取りに先立ち、シェーディング補正用の白色板21(図1参照)を読取ったデータを内部のシェーディングメモリに基準データとして格納する。そして、その基準データを逆数に変換した後、原稿情報の読取データと乗算して、シェーディング補正を行なう。そして、シェーディング補正後のデータを、ライン間補正部203に出力する。なお、シェーディング補正は、R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラをなくすために行なう。
【0039】
ライン間補正部203は、CCD16におけるR,G,Bの各センサチップの副走査方向(図1の矢印b)の読取位置を合わせるために、走査速度(副走査側の変倍率に相当する)に応じて、内部のフィールドメモリを用いて、各色のデータをライン単位でディレイ制御する。
【0040】
タイミング制御部204は、CCD16と、A/D変換部201と、シェーディング補正部202と、ライン間補正部203に接続しており、これらを同期して動作できるよう制御する。
【0041】
ライン間補正部203から出力されたR,G,Bの各色のデータは、変倍・移動制御部205と、ラインバッファ部206と、ヒストグラム生成部207に入力される。
【0042】
変倍・移動制御部205では、R,G,Bの各データ毎に、変倍用のラインメモリを2個用いて、1ライン毎に入出力を交互に行なう。そしてこの書込みと読出のタイミングを独立して制御することで、主走査方向の変倍・移動の処理を行なう。そして、この処理の結果のR,G,Bの各データをHVC変換部208に出力する。この処理では、縮小時には書込み前に、拡大時には読出前に、それぞれ補間処理を行ない、画像の欠損やがたつきを防止している。また、変倍・移動制御部205は、イメージリピート処理や拡大連写処理、鏡像処理も行なう。
【0043】
ラインバッファ部206は、変倍・移動制御部205における変倍・移動制御のため、1ライン分のR,G,B画像データを格納する。
【0044】
ヒストグラム生成部207は、原稿の予備スキャンにおけるライン間補正後のR,G,Bデータから、明度信号を生成し、原稿のヒストグラムを生成する。得られたヒストグラムから、原稿がカラーであるか白黒であるかを判別するACS判別処理や原稿の下地レベルのデータを自動的に飛ばす(抜く)処理(AE処理)のために、原稿の下地レベルの判断の基準設定を自動的に行なう。
【0045】
HVC変換部208は、R,G,Bの各データを明度データ(Vデータ)および色差信号(Cr,Cbデータ)に一旦変換し、変換後のデータを、ディレイメモリA210、編集処理部211、紙幣認識部212に出力する。
【0046】
編集処理部211は、入力されたV,Cr,Cbの各データを受けてオプションであるエディタ(図示を省略する)の指定に基づいて、カラーチェンジや検出した原稿内の閉ループ領域の色付けなどの編集作業が行なう。
【0047】
紙幣認識部212は、原稿台ガラス18(図1参照)上に載置された原稿が、紙幣や有価証券等であるか否かを判断し、その結果に基づきコピーの禁止命令を発行する。
【0048】
画像インターフェイス部228は、ディレイメモリA210からのV,Cr,Cbデータを受けて、外部装置229にイメージデータを転送する。なお、この転送において、外部装置229における様々なイメージデータについての色信号インターフェイスに対応するため、画像インターフェイス部228は、必要に応じて、V,Cr,Cbデータを、汎用色空間であるX,Y,Z信号やL*,a*,b*信号などに変換して、外部装置229に出力できる。
【0049】
ここで、外部装置229とは、複写機1とは別の装置であり、たとえば読取装置IRで読取った画像をプリントするプリンタである場合もあるし、プリンタ装置PRTにプリントさせる画像データを複写機1に送信してくるパーソナルコンピュータである場合もある。そして、画像インターフェイス部228を上記のように構成することにより、外部装置229がプリンタや表示モニタ等である場合にも、対応できる。
【0050】
なお、画像インターフェイス部228は、後述の画像メモリ30に出力するBk,Y,M,Cの各データを外部装置229に転送したり、外部装置229から出力されるBk,Y,M,CデータをV,Cr,Cbデータに変換して画像メモリ30に転送することもできる。
【0051】
画像合成部214には、画像インターフェイス部228または編集処理部211から出力されたデータのうち一方がエディタ(図示を省略)の指定による選択信号と編集座標データに基いて選択されて入力される。そして、画像合成部214は、そのデータとHVC変換部209からディレイメモリA210を介して入力されたデータとを用いて画像合成処理(はめ込み・文字合成等)を行ない、処理結果であるV,Cr,Cbデータは、HVC調整部215に出力される。また、さらに、Vデータを、領域判別部225に出力し、Cb,Crデータを、極座標変換部224に出力する。
【0052】
HVC調整部215は、明度(V:明るさ)、色相(H:色合い)、彩度(C:あざやかさ)という人間の3感覚に対応した画像調整を行なう目的で、操作パネル101での設定に基づいてH,V,Cについてそれぞれ独立してV,Cr,Cbデータを調整する。そして、調整結果であるV,Cr,Cbデータを、AE処理部216に出力する。
【0053】
AE処理部216は、ヒストグラム生成部207で得られた下地の判断の基準に基づいて、明度成分に対する原稿の下地レベルを制御する。そして、下地レベルを制御されたV,Cr,Cbデータを、逆HVC変換部217に出力する。逆HVC変換部217は、V,Cr,Cbデータを再度R,G,Bデータに変換し、LOG補正部218、モノクロ/モノカラーデータ生成部221に出力する。
【0054】
LOG補正部218は、再変換されたR,G,Bデータを濃度データ(DR,DG,DB)に変換し、UCR/BP処理部219に出力する。
【0055】
モノクロ/モノカラーデータ生成部221は、R,G,Bデータから明度データを作成し、そこから、さらに、モノクロ再現用の階調データ(DV)を作成し、色データ選択部222に出力する。
【0056】
なお、LOG補正部218とUCR/BP処理部219とマスキング処理部220により、色補正部が構成されている。
【0057】
UCR/BP処理部219は、再変換されたR,G,Bデータの最大値と最小値の差(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))を原稿彩度情報とし、LOG補正部217からの濃度データの最小値(MIN(DR,DG,DB))を原稿の下色成分とし、DR,DG,DBデータに原稿彩度情報と下色成分とに応じたUCR・BP処理(下色除去・墨加刷)を施したCO,MO,YO, Bkの各データを生成する。CO,MO,YOデータは、マスキング処理部220に出力され、Bkデータは色データ選択部222に出力される。
【0058】
なお、R,G,Bデータの最大値および最小値とは、原稿を予備スキャンすることによって読取った濃度データの最大値および最小値である。また、下色成分は、濃度データの最小値(MIN(DR,DG,DB)である。また、下色除去とは、R,G,Bの各データから、濃度データの最小値(MIN(DR,DG,DB)を差引いたものである。また、墨加刷とは、入力されるR,G,Bの共通成分を、強制的に黒成分として置換えることである。
【0059】
マスキング処理部220は、プリンタのカラートナーに対応した色再現用のC,M,Yデータを生成するため、CO,MO,YOデータに対して演算処理を施し、演算結果を、色データ選択部222に出力する。
【0060】
そして、色データ選択部222は、操作パネル101において設定された場合、または、ACS判別の結果カラー原稿でなく白黒原稿であると判断された場合には、白黒コピーモードとして、モノクロ用のDVデータを、ディレイメモリB233を介してMTF補正部226に出力する。また、ACS判別の結果カラー原稿であると判断された場合は、フルカラーモードとして読取装置制御部401(図2参照)から送信される再現工程信号(CODE1,0)に従って、C,M,Y再現工程時にはマスキング演算処理データ(C,M,Yデータ)を、Bk再現工程時にはBP処理データ(Bkデータ)を選択的にMTF補正部226に出力する。なお、ACS判別とは、ヒストグラム生成部207で生成されたヒストグラムを所定の閾値と比較して、カラー原稿かモノクロ原稿かを判別することである。
【0061】
一方、極座標変換部224は、入力されるCr,Cb信号を極座標データに変換する処理を行ない、生成したWデータを領域判別部225に出力する。
【0062】
領域判別部225は、画像合成部214から出力されたVデータと極座標変換部224から出力されたWデータを所定の閾値と比較することにより、黒文字判別や網点判別などの判別が行ない、その結果(JD信号)と補正データ(USM信号)を、MTF補正部226に出力する。また、領域判別部225は、画像領域と文字領域とを画像形成において適切に再現し、かつ、画像の粒状性を保つために、プリント時の画像再現周期を可変にするLIMOS信号を、画像メモリ30に出力する。
【0063】
MTF補正部226は、ディレイメモリB223から出力されるC,M,Y,Bkデータに対して、領域判別部225から出力されるJD信号およびUSM信号を用いて、エッジ強調、色にじみ補正、スムージング等の処理を行ない、コピー画像として最適なデータに補正する。そして補正したデータを、γ補正/カラーバランス調整部227に出力する。
【0064】
γ補正/カラーバランス調整部227は、操作パネル101から入力された濃度レベル情報に応じて、γカーブやC,M,Y,Bkのカラーバランスの調整を行ない、調整後のC,M,Y,Bkデータを、画像メモリ30に出力する。また、γ補正/カラーバランス調整部227が出力するC,M,Y,Bkデータは、前述のように、画像インターフェイス部228を介して、外部装置229にも転送される。
【0065】
以上、図3を用いて説明したように、画像信号処理部20は、画像メモリ30に、プリント時の画像再現周期を可変にするLIMOS信号とともに、CCD16からの画像データに種々の補正を加えたC,M,Y,Bkデータを出力する。
【0066】
そして、画像メモリ30は印字処理部40にこれらのデータを出力し、これらのデータに従ってプリンタ装置PRTが制御され、複写機1は、400dpi・256階調のフルカラーコピー画像を形成するのである。
【0067】
図4は、図1の複写機1が備える操作パネル101を示す図である。操作パネル101は、タッチパネル102と、テンキー103と、クリアキー104と、開始キー105と、ストップキー106と、パネルリセットキー107とを備えている。
【0068】
タッチパネル102は、各種の画面やメッセージを表示し、たとえばLCDから構成される。テンキー103は、プリント枚数やプリント倍率等の数値を入力するためのものである。クリアキー104は、テンキー103により入力されたプリント枚数を“1”に戻したり、入力されたプリント倍率をクリアするためのキーである。開始キー105は、プリント動作を開始させるためのキーである。ストップキー106は、連続プリント動作を停止させるキーである。パネルリセットキー107は、設定した複写条件をすべて解除し初期状態に戻すためのキーである。
【0069】
図5は、複写機1の特徴である拡大連写処理のフローチャートであり、図6〜図11は、拡大連写処理におけるタッチパネル102の表示態様を示す図である。以下、図5〜図11を参照して、複写機1における拡大連写処理について説明する。なお、拡大連写処理は、前述のように、画像信号処理部20の変倍・移動制御部205(図3参照)が、CCD16から入力されたデータを、後述する出力サイズに応じて変換することににより、行なわれる。
【0070】
複写機1での、拡大連写処理とは、1枚の原稿の画像を拡大して、その画像を複数枚のコピー用紙にわたって形成する処理を言う。そして、複写機1のような、拡大連写処理が可能な複写機を、「拡大連写機能を有する複写機」というのである。
【0071】
なお、ここで「1枚の原稿」とは、原稿台ガラス18に一度に載置させることができる量の原稿を意味する。原稿台ガラス18は、A3サイズの原稿まで載置できるように構成されているので、原稿台ガラス18にはA4サイズの原稿を同時に並べて2枚載置することも可能である。このように2枚並べて載置されたA4サイズの原稿を、一度に読取ってコピーする場合は、「1枚の原稿」は、原稿台ガラス18上に並べて載置された2枚のA4サイズの原稿を指す。
【0072】
まず、ステップS(以下、「ステップ」を省略する)600では、タッチパネル102に、基本画面を表示する。図6に、基本画面600を示す。基本画面600は、複写機1の基本モードを選択するための画面である。なお、複写機1は、後述する一連の表示態様のいずれにおいても、パネルリセットキー107を押下されることにり、タッチパネル102に基本画面600を表示するよう構成されている。
【0073】
基本画面600は、プリントの濃さ、プリント倍率、プリント用紙をそれぞれ初期設定から変更して設定したいときに押下する濃度キー605,倍率キー606,用紙キー607が表示されている。なお、γ補正/カラーバランス調整部227(図3参照)において参考とされる濃度レベル情報とは、濃度キー605を押下した後に行なわれる濃度レベルの設定であるが、濃度レベル設定は既知の態様により行なわれることから、詳細な説明は省略する。
【0074】
また、基本画面600には、コピー形式メニュー、画質メニュー、またはクリエイトメニューをそれぞれタッチパネル102に表示させるためのコピー形式キー602,画質キー603,クリエイトキー604も表示される。ここで、コピー形式メニューとは、たとえば、複写原稿を用紙の両面に複写する両面複写や2枚の複写原稿の画像情報を1枚の用紙に複写するなど、原稿の種類と希望する複写の種類の組合せに関するメニューである。また、画質メニューとは、画像の読取の解像度を変化させるメニューであり、プリントする原稿の種類によってユーザが適宜選択する。
【0075】
クリエイトキーが押下されると(S601でYES)、S602に進み、クリエイトメニューをタッチパネル102に表示する処理がなされ、S603に進む。
【0076】
図7に、S603でタッチパネル102に表示される画面610を示す。
画面610では、原稿の画像を拡大したものを複数の用紙にわたってプリントする拡大連写キー611の他に、フルカラーの原稿を単一の色の濃淡でプリントするためのモノカラーキーや、原稿の背景部に所望の色をつけてプリントするためのベースカラーキーや、原稿の着色部と非着色部とを反転させてプリントするためのネガポジ反転キーや、フルカラーの原稿をM,C,Y,Bkの各色の成分に1枚ずつ分解してプリントするための色分解キーや、原稿に対する主走査方向と副走査方向に対して別々のプリント倍率を設定するためのタテヨコ変倍キーや、原稿の画像を1枚の用紙に複数回繰返してプリントするためのイメージリピートキーや、原稿の鏡像(原稿の原稿台ガラス18に対して面対称である像)をプリントするための鏡像キーや、原稿の画像をはがきサイズで繰返しプリントするはがき連写キーが表示されている。
【0077】
そして、拡大連写キー611が押下されると(S603でYES)、「クリエイト・拡大連写・原稿サイズ選択」画面を表示する。図8に、クリエイト・拡大連写・原稿サイズ選択」画面620を示す。
【0078】
画面620では、拡大連写メニューにおいて原稿のサイズを入力するための、A3横キー621を含む、A4縦,横、B5縦,横等の原稿サイズを示すキーが表示されている。なお、原稿サイズにおいて「縦」とは、前述の原稿に対する主走査方向が原稿の長手方向と一致する場合を意味し、「横」とは、副走査方向が原稿の長手方向に一致する場合を意味する。
【0079】
選択する原稿サイズ(ここでは、「A3横」を選択したものとする)に対応するキーが押下され(S605)、OKキー622が押下されると(S606でYES)、S607に進み、「クリエイト・拡大連写・出力方法選択」画面を表示する。
【0080】
図9に「クリエイト・拡大連写・出力方法選択」画面630を示す。
画面630では、原稿に対して出力したい画像サイズをテンキー103を用いて数値入力するための実寸サイズキー631と、出力したい画像サイズを用紙の定期サイズで指定するする定型サイズキーと、倍率で指定する倍率キーとが表示されている。
【0081】
S607で実寸サイズキー631、定型サイズキー、倍率キーの中から所望の出力方法に対応するキーを押下して(ここでは反転表示されている実寸サイズキーが押下されたことにする)出力方法を設定し(S608)、OKキー632が押下されると(S609でYES)、S610に進み、出力したい画像のサイズ(出力サイズ)の入力可能範囲を演算する処理が行ない、S611に進む。
【0082】
なお、出力サイズとは、原稿の画像を拡大して出力するプリント用紙に出力する場合の画像の出力領域である。
【0083】
この入力可能範囲の演算は、原稿の主走査方向と副走査方向に対して互いに独立して行なう。
【0084】
また、入力可能範囲の演算は、S605で設定された原稿サイズと複写機1の拡大能力とを考慮して行なう。なお、S605で設定された原稿サイズは、画面620(図8参照)に表示された定型サイズから選択して入力したが、画面620の非定型キーを押下すれば、主走査方向、副走査方向のそれぞれの長さで直接入力することができる。
【0085】
複写機1では、拡大連写機能において、1枚の原稿に対して使用されるプリント用紙は4枚までとしており、縦横ともに0.5〜2.0倍まで変倍(つまり縮小または拡大)が可能である。したがって、縦横ともに原稿サイズを100ミリメートル(以下、「mm」と記載)と入力した場合には、出力サイズの入力可能範囲は50〜200mmと決定されることになる。
【0086】
一方、複写機1では、プリント用紙としては、最大A3横の用紙を使用することができるとする。そして、たとえば、A5横の原稿を拡大連写機能によりプリントしようとすると、備えられる最大のプリント用紙であるA3横の用紙を最大限である4枚使用する場合には、縦横ともに4.0倍の拡大倍率に相当する出力サイズをを入力することが可能であると考えられるが、複写機1の拡大可能な倍率が最大2.0倍であることから、原稿サイズとしてA5横が入力された場合にこのような出力サイズは入力可能範囲の範囲外とされるのである。
【0087】
S611では、「クリエイト・拡大連写・実寸サイズ入力」画面をタッチパネル102に表示し、S612に進む。
【0088】
図10に、「クリエイト・拡大連写・実寸サイズ入力」画面640を示す。この画面640は、前述の出力サイズを入力して設定するための画面である。
【0089】
画面640には、原稿のx方向(たとえば主走査方向)の出力サイズを入力するxサイズ設定部643と原稿のy方向(たとえば副走査方向)の出力サイズを入力するyサイズ設定部645が表示されている。x方向の出力サイズはxキー641を押下して反転表示させて、また、y方向の出力サイズはyキー642を押下して反転表示させて、それぞれテンキー103(図4参照)を用いて入力する。なお、両サイズは、mm単位で入力可能である。
【0090】
また、xサイズ設定部643、yサイズ設定部645のそれぞれの下部には、S610での演算結果であるx,y方向のそれぞれの出力サイズの入力可能範囲の表示部644,646が表示されている。図10では、この場合、出力サイズについて、x方向の入力可能範囲は420〜2520mmであり、y方向の入力可能範囲は297〜1782mmである。なお、複写機1では、x,y各方向の出力サイズの入力は、上記の入力可能範囲内であれば、任意の値をmm単位で入力することができる。そして、ここで入力される出力サイズにより、拡大連写処理における原稿の画像の拡大倍率が、自動的に、縦横それぞれ独立に決定されるのである。
【0091】
S612では、「クリエイト・拡大連写・実寸サイズ入力」画面において出力サイズを設定(入力)し、S613に進む。
【0092】
S612で出力サイズを設定(入力)すると、図10の画面640は、図11に示す画面650になる。なお、図11の画面650では、x方向の出力サイズが1500mmと入力され、y方向の出力サイズが1000mmと入力されている。
【0093】
図11のように、「クリエイト・拡大連写・実寸サイズ入力」画面において出力サイズを設定(入力)した状態でOKキー651(図11参照)が押下されると、S613で、S612で設定(入力)した出力サイズが、S610の演算結果である入力可能範囲内であるか否か判断する。範囲内であれば、S614に進み、図6に示した「基本」画面600を、タッチパネル102(図4参照)に表示し、S615に進む。範囲外であれば、範囲内の出力サイズが入力されるまで、S612に戻る。
【0094】
S615で、上記のような拡大連写処理における各条件の設定の後、開始キー105の押下を確認されれば(YES判断時)、S616で、設定した各条件に従った拡大連写機能によるプリントを行ない、拡大連写処理を終了する。
【0095】
本実施形態の複写機1は、上記のような拡大連写処理において、S610での演算結果である入力可能範囲内の、ユーザの入力する任意の出力サイズで、画像形成を行なうことができる。これにより、拡大連写処理において、ユーザの所望の出力サイズでの、画像形成が可能となるのである。
【0096】
ここで、CCD16からの画像データが入力されるA/D変換部201により、用紙の第1の枚数分のデータである第1の画像データを受付けるデータ入力部が構成されている。
【0097】
また、図8の画面620における各原稿サイズに対応するキーにより、第1の画像データのサイズを入力する第1サイズ入力部が構成されている。なお、複写機1は、原稿が定型サイズでない場合には、画面620の非定型キーが押下されることにより、任意の原稿サイズを入力できるように構成されている。
【0098】
また、出力サイズの入力可能な範囲の演算を行なうS610により、第1サイズ入力部において入力されたサイズに従って、入力可能な出力サイズの範囲である可能出力範囲を算出するサイズ算出部が構成されている。
【0099】
また、図10の画面640において表示される、x,y方向のそれぞれの出力サイズの入力可能範囲の表示部644,646により、可能出力範囲を表示する可能範囲表示部が構成されている。
【0100】
そして、CCD16から入力された画像データに、拡大連写処理のための画像データの変換を行なう変倍・移動制御部205により、第1の画像データを、可能出力範囲内でユーザが任意に入力した出力サイズに従って画像のサイズを変更するよう加工することにより、用紙の第1とは異なる第2の枚数分のデータである第2の画像データに変換するデータ変換部が構成されている。
【0101】
なお、本実施の形態においては、ユーザが任意に入力した出力サイズは、原稿の画像を拡大するものであるが、本発明は、これに限定されるものではない。原稿の画像サイズを変更して、その画像を原稿の枚数と異なった枚数のコピー用紙にわたり形成するようなものであれば、原稿の画像を縮小する場合であってもよい。
【0102】
また、複写機1は、外部装置229から入力されたデータに、上記の拡大連写処理を施すことも可能である。この場合、画像インターフェイス部228により、データ入力部が構成されることになる。
【0103】
また、画像メモリ30に記憶されたデータに従って画像を形成するプリンタ装置PRTにより、第2の画像データに従って画像を形成する画像形成部が構成されている。
【0104】
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく前掲の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像を処理する装置の一例であるデジタルフルカラー複写機を示す断面図である。
【図2】図1の複写機の制御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の複写機が備える操作パネルを示す図である。
【図5】図1の複写機の拡大連写処理のフローチャートである。
【図6】図1の複写機の拡大連写処理における、タッチパネルの表示態様を示す図である。
【図7】図1の複写機の拡大連写処理における、タッチパネルの表示態様を示す図である。
【図8】図1の複写機の拡大連写処理における、タッチパネルの表示態様を示す図である。
【図9】図1の複写機の拡大連写処理における、タッチパネルの表示態様を示す図である。
【図10】図1の複写機の拡大連写処理における、タッチパネルの表示態様を示す図である。
【図11】図1の複写機の拡大連写処理における、タッチパネルの表示態様を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機
10 走査系
16 光電変換素子(CCD)
20 画像信号処理部
30 画像メモリ
40 印字処理部
60 光学系
70 作像系
101 操作パネル
102 タッチパネル
600,610,620,630,640,650 画面
Claims (5)
- 用紙の第1の枚数分のデータである第1の画像データを受付けるデータ入力部と、
前記第1の画像データのサイズを入力する第1サイズ入力部と、
前記第1サイズ入力部において入力されたサイズに従って、入力可能な出力サイズの範囲である可能出力範囲を算出するサイズ算出部と、
前記サイズ算出部の算出した前記可能出力範囲を表示するサイズ表示部と、
前記第1の画像データを、前記可能出力範囲内でユーザが任意に入力した出力サイズに従って画像のサイズを変更するよう加工することにより、用紙の第1とは異なる第2の枚数分のデータである第2の画像データに変換するデータ変換部とを含み、
前記サイズ算出部は、画像の縦方向の出力サイズの範囲と横方向の出力サイズの範囲を、互いに独立して、実寸法で、算出する、画像を処理する装置。 - 前記サイズ算出部は、前記出力サイズが前記データ変換部での変換が可能な範囲内であり、かつ、前記第2の枚数が所定数以下であることを条件に、前記可能出力範囲を算出する、請求項1に記載の画像を処理する装置。
- 前記データ変換部は、画像の縦方向のサイズと、画像の横方向のサイズを独立して変更するように加工するものである請求項1〜請求項2のいずれかに記載の画像を処理する装置。
- 前記第2の画像データに従って画像を形成する画像形成部を有する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像を処理する装置。
- 前記サイズ算出部は、前記画像を処理する装置における画像を拡大する能力と、前記第1の画像データが対象とする用紙のサイズと前記第2の画像データが対象とする用紙のサイズとの関係とに基づいて、前記可能出力範囲を算出する、請求項1に記載の画像を処理する装置。
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