JPH10254303A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
枚数の用紙にわたり画像形成する場合に、ユーザの所望
の出力サイズで画像形成できる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 拡大連写処理とは、1枚の原稿の画像を
拡大し、その画像を、複数枚の用紙にわたって形成する
処理である。拡大連写処理では、S605で原稿サイズ
を設定し、S608で拡大連写処理で画像を出力するサ
イズ(出力サイズ)を入力できるように設定すると、S
610で原稿サイズと装置の能力を考慮して出力サイズ
の入力可能範囲の演算を行なう。そして、S612で設
定した出力サイズがS610の入力可能範囲内であると
(S613でYES)、S616で拡大連写処理に従っ
たコピーを行なう。なお、S612では、ユーザは、入
力可能範囲内で任意のサイズを入力できる。
Description
し、特に、用紙の第1の枚数分のデータである第1の画
像データを、ユーザの入力した出力サイズに従って画像
のサイズを変更するよう加工することにより、用紙の第
1とは異なる第2の枚数分のデータである第2の画像デ
ータに変換し、その第2の画像データに従って画像を形
成する画像形成装置に関する。
たとえば1枚の原稿の画像を拡大し複数枚の用紙にわた
ってその画像を形成する拡大連写機能を有する画像形成
装置が知られている。
は、セットした原稿のサイズに応じたいくつかの出力サ
イズの中から所望の出力サイズを入力する。そして、画
像形成装置は、その出力サイズに従って、原稿の画像
を、拡大し、原稿より多い枚数のプリント用紙にわたっ
て形成する。
成装置においては、ユーザが入力できる、原稿のサイズ
に応じた出力サイズには、A4,B4等の定型のプリン
ト用紙の全面に画像を形成する場合のサイズしかなかっ
た。
プリント用紙の枚数が決まってしまえば、前述の出力サ
イズは、プリント用紙の各定型毎に1通りしかなかった
のである。
て原稿とは枚数の異なるプリント用紙にその画像を形成
する際に、画像形成装置は、ユーザが所望していても、
たとえば画像を各プリント用紙に過剰の余白を残して形
成するような出力サイズでは、画像を形成できなかっ
た。
ものであり、その目的は、原稿の画像を、サイズ変更
し、原稿とは異なる枚数の用紙にわたって形成するとき
に、ユーザの所望のサイズで画像を形成できる画像形成
装置を提供することである。
は、用紙の第1の枚数分のデータである第1の画像デー
タを受付けるデータ入力部と、前記第1の画像データの
サイズを入力する第1サイズ入力部と、前記第1サイズ
入力部において入力されたサイズに従って入力可能な出
力サイズの範囲である可能出力範囲を算出するサイズ算
出部と、前記可能出力範囲を表示する可能範囲表示部
と、前記第1の画像データを、前記可能出力範囲内でユ
ーザが任意に入力した出力サイズに従って画像のサイズ
を変更するよう加工することにより、用紙の第1とは異
なる第2の枚数分のデータである第2の画像データに変
換するデータ変換部と、前記第2の画像データに従って
画像を形成する画像形成部とを含むことを特徴とする。
装置は、第1の画像データを、可能出力範囲内でユーザ
が任意に入力する出力サイズに従って第2の画像データ
に変換し、そして、その第2の画像データに従い、原稿
とは枚数の異なる枚数の用紙にわたって画像形成するこ
とが可能である。
2の画像データに変換して画像形成する場合、ユーザの
所望の倍率で画像を形成することが可能となる。
の発明の構成に加えて、前記サイズ算出部は、前記出力
サイズが前記データ変換部での変換が可能な範囲内であ
り、かつ、前記第2の枚数が所定数以下であることを条
件に、前記可能出力範囲を算出することを特徴とする。
に記載の発明の作用に加えて、画像形成装置は、第1の
画像データを第2の画像データに変換して行なう画像形
成での出力サイズを、前記データ変換部での変換が可能
な範囲内であり、かつ、第2の枚数が所定数以下になる
ように制限される。
出力サイズは、受付けられなくなり、画像形成がより速
やかに行なわれる。
施の形態の一例を説明する。
るデジタルフルカラー複写機1(以下略して「複写機
1」とする)の全体の構成を示す断面図である。
て画像信号に変換する走査系10と、走査系10から送
られる画像信号を処理する画像信号処理部20と、画像
信号処理部20から出力される画像データの記憶等を行
なう画像メモリ30と、画像メモリ30から出力される
画像データに基づいて半導体レーザ61,62を駆動す
る印字処理部40と、半導体レーザ61,62からの2
本のレーザ光を感光体ドラム71上のお互いに異なった
露光位置に導く光学系60と、露光により形成された潜
像を現像し用紙上に転写かつ定着して画像を形成する作
像系70と、本体の上面に設けられた操作パネル101
(複写機1上面(紙面に垂直方向)に設置されている)
と、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を行なう原稿
搬送部500と、用紙を再度転写位置に供給するための
再給紙部600とを含む。
0などによって読取装置IRが構成され、印字処理部4
0、光学系60および作像系70などによってプリンタ
装置PRTが構成されている。
動するスキャナ19に組付けられた露光ランプ11およ
び第1ミラー12と、固定ミラー13a,13bと、集
光用のレンズ14と、CCDアレイなどを用いた光電変
換素子16と、スキャンモータM2などから構成されて
いる。なお、21は、シェーディング補正用の白色板で
ある。
走査方向であり図面の紙面と直交する方向を主走査方向
と定義し、この主走査方向と直交し図中の矢印bで示す
方向を副走査方向と定義した場合、読取装置IRでは、
原稿の主走査方向を光電変換素子16の走査で読取り、
副走査方向をスキャナ19およびミラー13a,13b
が矢印b方向に従って平行に移動することにより走査さ
せて読取る。
度は、ミラー13a,13bの走査速度の2倍である。
なお、複写倍率を変更する際は、等倍の複写時の走査速
度に複写倍率の逆数をかけた走査速度で、それぞれの走
査を行なうよう制御される。なお、複写機1において
は、主走査方向と副走査方向について、設定可能な範囲
であれば、同時に異なった倍率を設定することが可能で
ある。
下「R」とする),グリーン(以下「G」とする).ブ
ルー(以下「B」とする)の各成分の画像をそれぞれ個
別に電気信号に変換し、画像信号処理部20に出力す
る。
変換素子16から出力される画像信号を電気的に処理
し、マゼンタ(以下「M」とする),シアン(以下
「C」とする),イエロー(以下「Y」とする),ブラ
ック(以下「Bk」とする)の各成分に分解して、画像
メモリ30に各成分の画像データを出力する。スキャナ
19における1回の原稿走査につき、上記のM,C,
Y,Bkの4つの成分のうちの1成分の画像データを画
像画像メモリ30に出力し、4回の原稿走査により、1
回のプリントアウトが完成する(面順次転送方式)。
Y,Bkの各成分の画像データの画像信号レベルに応じ
て半導体レーザ61,62を駆動変調する。光学系60
は、半導体レーザ61,62と、半導体レーザ61,6
2の2つのレーザ光を合成するダイクロミックミラー6
3と、合成レーザビームを偏向するポリゴンミラー65
と、ポリゴンミラー65を回転するモータ64と、主レ
ンズ69と、反射ミラー67a,67b,67cなどか
ら構成されている。
70Bおよび定着系70Cから構成されている。
回転駆動される感光体ドラム71およびその周囲に回転
方向の上流側から順に配置された第1帯電チャージャ7
2、現像器73a〜73d、転写チャージャ74、分離
チャージャ75、クリーニング部76などからなる。現
像器73a〜73dは、M,C,Y,Bkの4つの各成
分にそれぞれ対応しており、トナーとキャリアからなる
2成分現像剤を収納している。なお、感光体ドラム71
は、感光体ドラム71の相対的な位置を検出する図示せ
ぬ基準位置センサを備えている。
80a,80b、用紙サイズを検出するサイズ検出セン
サSE11,SE12、用紙ガイド81、タイミングロ
ーラ82、搬送ベルト83および再給紙部600から搬
入された用紙を搬送する水平搬送ローラ86a〜86c
などからなる。
圧力により定着しながら搬送する定着ローラ84、排出
ローラ85および用紙の排出を検出する排出センサSE
62などからなる。
出された用紙を一旦収納し、両面モードのときには表裏
を反転して、合成モードのときには表裏反転を行なわず
に、再度の画像形成(プリント)のために搬送系70B
の水平搬送ローラ86aに搬入する循環式のものであ
る。再給紙部600は、排紙トレイ621への排出と再
給紙とを切換えるための切換爪601、搬送ローラ60
2、反転ローラ603および反転センサSE61などか
ら構成されている。
イドによって切換爪601の左端部が上方に移動する。
これによって排出ローラ85から排出された用紙が搬送
ローラ602の方に誘導され、搬送ローラ602を通っ
て反転ローラ603に達する。
と、反転ローラ603が反転する。この反転によって用
紙が水平搬送ローラ86aの方へと搬送され、さらに、
水平搬送ローラ86b,86c、中間ローラ87を通っ
てタイミングローラ82まで達して待機する。
送されてきている。片面にプリントされた用紙が、搬送
ローラ602,603および水平搬送ローラ86a〜8
6cを含む複写経路に待機できる枚数は、画像データの
遅延がないとした場合には、用紙と複写経路の長さに依
存することになる。本実施の形態においては、待機でき
る原稿の枚数は最大3枚とする。なお、中間ローラ87
の手前には、給紙されてきた用紙の先端を検出するセン
サSE88が配置されている。
0上にセットされた原稿を、自動的に原稿ガラス18上
に搬送し、スキャナ19によって原稿の表面(下面)を
読取ったあと、原稿排出部511へ排出する。
ブロック図である。図2を参照して、制御回路は、基本
回路400が備えている。基本回路400は、制御用プ
ログラムに従って、複写機1の各部を制御する。基本回
路400は、その内部に、制御用プログラムを記憶して
いるROMと、その制御用プログラムに従って制御動作
を行なうCPUと、CPUのワーク用メモリとして機能
するRAMと、入出力ポートと、クロック発生回路とを
備えている。なお、基本回路400の内部構成について
は、CPUを除いて図示を省略する。
パネル101に備えられた各種のキー等から構成される
入力装置403と、読取装置IRを制御する読取装置制
御部401と、プリンタ装置PRTを制御するプリンタ
装置制御部402が接続されている。
と、画像信号処理部20と、画像メモリ30は、読取装
置制御部401を介して制御され、印字処理部40と、
光学系60と、作像系70と、再給紙部600を含む複
写機1のその他の装置700は、プリンタ装置制御部4
02を介して制御される。
を示すブロック図である。複写機1では、縮小光学系で
ある走査系10において原稿面からの反射光を光電変換
素子(以下「CCD」とする)16上に結像させ、R,
G,Bの各色分解情報に光電変換されたアナログ信号を
得る。
力されるR,G,Bの各色分解情報に光電変換された4
00dpi(dot per inch)の画像データ
を、R,G,Bの各色情報毎に、8bit(256階
調)のデジタルデータに変換して、シェーディング補正
部202に出力する。
Bの各色毎に独立して、原稿読取りに先立ち、シェーデ
ィング補正用の白色板21(図1参照)を読取ったデー
タを内部のシェーディングメモリに基準データとして格
納する。そして、その基準データを逆数に変換した後、
原稿情報の読取データと乗算して、シェーディング補正
を行なう。そして、シェーディング補正後のデータを、
ライン間補正部203に出力する。なお、シェーディン
グ補正は、R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラを
なくすために行なう。
けるR,G,Bの各センサチップの副走査方向(図1の
矢印b)の読取位置を合わせるために、走査速度(副走
査側の変倍率に相当する)に応じて、内部のフィールド
メモリを用いて、各色のデータをライン単位でディレイ
制御する。
と、A/D変換部201と、シェーディング補正部20
2と、ライン間補正部203に接続しており、これらを
同期して動作できるよう制御する。
G,Bの各色のデータは、変倍・移動制御部205と、
ラインバッファ部206と、ヒストグラム生成部207
に入力される。
の各データ毎に、変倍用のラインメモリを2個用いて、
1ライン毎に入出力を交互に行なう。そしてこの書込み
と読出のタイミングを独立して制御することで、主走査
方向の変倍・移動の処理を行なう。そして、この処理の
結果のR,G,Bの各データをHVC変換部208に出
力する。この処理では、縮小時には書込み前に、拡大時
には読出前に、それぞれ補間処理を行ない、画像の欠損
やがたつきを防止している。また、変倍・移動制御部2
05は、イメージリピート処理や拡大連写処理、鏡像処
理も行なう。
御部205における変倍・移動制御のため、1ライン分
のR,G,B画像データを格納する。
スキャンにおけるライン間補正後のR,G,Bデータか
ら、明度信号を生成し、原稿のヒストグラムを生成す
る。得られたヒストグラムから、原稿がカラーであるか
白黒であるかを判別するACS判別処理や原稿の下地レ
ベルのデータを自動的に飛ばす(抜く)処理(AE処
理)のために、原稿の下地レベルの判断の基準設定を自
動的に行なう。
ータを明度データ(Vデータ)および色差信号(Cr,
Cbデータ)に一旦変換し、変換後のデータを、ディレ
イメモリA210、編集処理部211、紙幣認識部21
2に出力する。
r,Cbの各データを受けてオプションであるエディタ
(図示を省略する)の指定に基づいて、カラーチェンジ
や検出した原稿内の閉ループ領域の色付けなどの編集作
業が行なう。
(図1参照)上に載置された原稿が、紙幣や有価証券等
であるか否かを判断し、その結果に基づきコピーの禁止
命令を発行する。
イメモリA210からのV,Cr,Cbデータを受け
て、外部装置229にイメージデータを転送する。な
お、この転送において、外部装置229における様々な
イメージデータについての色信号インターフェイスに対
応するため、画像インターフェイス部228は、必要に
応じて、V,Cr,Cbデータを、汎用色空間である
X,Y,Z信号やL*,a*,b*信号などに変換し
て、外部装置229に出力できる。
は別の装置であり、たとえば読取装置IRで読取った画
像をプリントするプリンタである場合もあるし、プリン
タ装置PRTにプリントさせる画像データを複写機1に
送信してくるパーソナルコンピュータである場合もあ
る。そして、画像インターフェイス部228を上記のよ
うに構成することにより、外部装置229がプリンタや
表示モニタ等である場合にも、対応できる。
後述の画像メモリ30に出力するBk,Y,M,Cの各
データを外部装置229に転送したり、外部装置229
から出力されるBk,Y,M,CデータをV,Cr,C
bデータに変換して画像メモリ30に転送することもで
きる。
イス部228または編集処理部211から出力されたデ
ータのうち一方がエディタ(図示を省略)の指定による
選択信号と編集座標データに基いて選択されて入力され
る。そして、画像合成部214は、そのデータとHVC
変換部209からディレイメモリA210を介して入力
されたデータとを用いて画像合成処理(はめ込み・文字
合成等)を行ない、処理結果であるV,Cr,Cbデー
タは、HVC調整部215に出力される。また、さら
に、Vデータを、領域判別部225に出力し、Cb,C
rデータを、極座標変換部224に出力する。
さ)、色相(H:色合い)、彩度(C:あざやかさ)と
いう人間の3感覚に対応した画像調整を行なう目的で、
操作パネル101での設定に基づいてH,V,Cについ
てそれぞれ独立してV,Cr,Cbデータを調整する。
そして、調整結果であるV,Cr,Cbデータを、AE
処理部216に出力する。
207で得られた下地の判断の基準に基づいて、明度成
分に対する原稿の下地レベルを制御する。そして、下地
レベルを制御されたV,Cr,Cbデータを、逆HVC
変換部217に出力する。逆HVC変換部217は、
V,Cr,Cbデータを再度R,G,Bデータに変換
し、LOG補正部218、モノクロ/モノカラーデータ
生成部221に出力する。
G,Bデータを濃度データ(DR,DG,DB)に変換
し、UCR/BP処理部219に出力する。
は、R,G,Bデータから明度データを作成し、そこか
ら、さらに、モノクロ再現用の階調データ(DV)を作
成し、色データ選択部222に出力する。
処理部219とマスキング処理部220により、色補正
部が構成されている。
たR,G,Bデータの最大値と最小値の差(MAX
(R,G,B)−MIN(R,G,B))を原稿彩度情
報とし、LOG補正部217からの濃度データの最小値
(MIN(DR,DG,DB))を原稿の下色成分と
し、DR,DG,DBデータに原稿彩度情報と下色成分
とに応じたUCR・BP処理(下色除去・墨加刷)を施
したCO,MO,YO, Bkの各データを生成する。C
O,MO,YOデータは、マスキング処理部220に出
力され、Bkデータは色データ選択部222に出力され
る。
小値とは、原稿を予備スキャンすることによって読取っ
た濃度データの最大値および最小値である。また、下色
成分は、濃度データの最小値(MIN(DR,DG,D
B)である。また、下色除去とは、R,G,Bの各デー
タから、濃度データの最小値(MIN(DR,DG,D
B)を差引いたものである。また、墨加刷とは、入力さ
れるR,G,Bの共通成分を、強制的に黒成分として置
換えることである。
ラートナーに対応した色再現用のC,M,Yデータを生
成するため、CO,MO,YOデータに対して演算処理
を施し、演算結果を、色データ選択部222に出力す
る。
ネル101において設定された場合、または、ACS判
別の結果カラー原稿でなく白黒原稿であると判断された
場合には、白黒コピーモードとして、モノクロ用のDV
データを、ディレイメモリB233を介してMTF補正
部226に出力する。また、ACS判別の結果カラー原
稿であると判断された場合は、フルカラーモードとして
読取装置制御部401(図2参照)から送信される再現
工程信号(CODE1,0)に従って、C,M,Y再現
工程時にはマスキング演算処理データ(C,M,Yデー
タ)を、Bk再現工程時にはBP処理データ(Bkデー
タ)を選択的にMTF補正部226に出力する。なお、
ACS判別とは、ヒストグラム生成部207で生成され
たヒストグラムを所定の閾値と比較して、カラー原稿か
モノクロ原稿かを判別することである。
Cr,Cb信号を極座標データに変換する処理を行な
い、生成したWデータを領域判別部225に出力する。
ら出力されたVデータと極座標変換部224から出力さ
れたWデータを所定の閾値と比較することにより、黒文
字判別や網点判別などの判別が行ない、その結果(JD
信号)と補正データ(USM信号)を、MTF補正部2
26に出力する。また、領域判別部225は、画像領域
と文字領域とを画像形成において適切に再現し、かつ、
画像の粒状性を保つために、プリント時の画像再現周期
を可変にするLIMOS信号を、画像メモリ30に出力
する。
223から出力されるC,M,Y,Bkデータに対し
て、領域判別部225から出力されるJD信号およびU
SM信号を用いて、エッジ強調、色にじみ補正、スムー
ジング等の処理を行ない、コピー画像として最適なデー
タに補正する。そして補正したデータを、γ補正/カラ
ーバランス調整部227に出力する。
操作パネル101から入力された濃度レベル情報に応じ
て、γカーブやC,M,Y,Bkのカラーバランスの調
整を行ない、調整後のC,M,Y,Bkデータを、画像
メモリ30に出力する。また、γ補正/カラーバランス
調整部227が出力するC,M,Y,Bkデータは、前
述のように、画像インターフェイス部228を介して、
外部装置229にも転送される。
信号処理部20は、画像メモリ30に、プリント時の画
像再現周期を可変にするLIMOS信号とともに、CC
D16からの画像データに種々の補正を加えたC,M,
Y,Bkデータを出力する。
にこれらのデータを出力し、これらのデータに従ってプ
リンタ装置PRTが制御され、複写機1は、400dp
i・256階調のフルカラーコピー画像を形成するので
ある。
ル101を示す図である。操作パネル101は、タッチ
パネル102と、テンキー103と、クリアキー104
と、開始キー105と、ストップキー106と、パネル
リセットキー107とを備えている。
セージを表示し、たとえばLCDから構成される。テン
キー103は、プリント枚数やプリント倍率等の数値を
入力するためのものである。クリアキー104は、テン
キー103により入力されたプリント枚数を“1”に戻
したり、入力されたプリント倍率をクリアするためのキ
ーである。開始キー105は、プリント動作を開始させ
るためのキーである。ストップキー106は、連続プリ
ント動作を停止させるキーである。パネルリセットキー
107は、設定した複写条件をすべて解除し初期状態に
戻すためのキーである。
理のフローチャートであり、図6〜図11は、拡大連写
処理におけるタッチパネル102の表示態様を示す図で
ある。以下、図5〜図11を参照して、複写機1におけ
る拡大連写処理について説明する。なお、拡大連写処理
は、前述のように、画像信号処理部20の変倍・移動制
御部205(図3参照)が、CCD16から入力された
データを、後述する出力サイズに応じて変換することに
により、行なわれる。
原稿の画像を拡大して、その画像を複数枚のコピー用紙
にわたって形成する処理を言う。そして、複写機1のよ
うな、拡大連写処理が可能な複写機を、「拡大連写機能
を有する複写機」というのである。
ガラス18に一度に載置させることができる量の原稿を
意味する。原稿台ガラス18は、A3サイズの原稿まで
載置できるように構成されているので、原稿台ガラス1
8にはA4サイズの原稿を同時に並べて2枚載置するこ
とも可能である。このように2枚並べて載置されたA4
サイズの原稿を、一度に読取ってコピーする場合は、
「1枚の原稿」は、原稿台ガラス18上に並べて載置さ
れた2枚のA4サイズの原稿を指す。
省略する)600では、タッチパネル102に、基本画
面を表示する。図6に、基本画面600を示す。基本画
面600は、複写機1の基本モードを選択するための画
面である。なお、複写機1は、後述する一連の表示態様
のいずれにおいても、パネルリセットキー107を押下
されることにり、タッチパネル102に基本画面600
を表示するよう構成されている。
ント倍率、プリント用紙をそれぞれ初期設定から変更し
て設定したいときに押下する濃度キー605,倍率キー
606,用紙キー607が表示されている。なお、γ補
正/カラーバランス調整部227(図3参照)において
参考とされる濃度レベル情報とは、濃度キー605を押
下した後に行なわれる濃度レベルの設定であるが、濃度
レベル設定は既知の態様により行なわれることから、詳
細な説明は省略する。
ニュー、画質メニュー、またはクリエイトメニューをそ
れぞれタッチパネル102に表示させるためのコピー形
式キー602,画質キー603,クリエイトキー604
も表示される。ここで、コピー形式メニューとは、たと
えば、複写原稿を用紙の両面に複写する両面複写や2枚
の複写原稿の画像情報を1枚の用紙に複写するなど、原
稿の種類と希望する複写の種類の組合せに関するメニュ
ーである。また、画質メニューとは、画像の読取の解像
度を変化させるメニューであり、プリントする原稿の種
類によってユーザが適宜選択する。
でYES)、S602に進み、クリエイトメニューをタ
ッチパネル102に表示する処理がなされ、S603に
進む。
表示される画面610を示す。画面610では、原稿の
画像を拡大したものを複数の用紙にわたってプリントす
る拡大連写キー611の他に、フルカラーの原稿を単一
の色の濃淡でプリントするためのモノカラーキーや、原
稿の背景部に所望の色をつけてプリントするためのベー
スカラーキーや、原稿の着色部と非着色部とを反転させ
てプリントするためのネガポジ反転キーや、フルカラー
の原稿をM,C,Y,Bkの各色の成分に1枚ずつ分解
してプリントするための色分解キーや、原稿に対する主
走査方向と副走査方向に対して別々のプリント倍率を設
定するためのタテヨコ変倍キーや、原稿の画像を1枚の
用紙に複数回繰返してプリントするためのイメージリピ
ートキーや、原稿の鏡像(原稿の原稿台ガラス18に対
して面対称である像)をプリントするための鏡像キー
や、原稿の画像をはがきサイズで繰返しプリントするは
がき連写キーが表示されている。
と(S603でYES)、「クリエイト・拡大連写・原
稿サイズ選択」画面を表示する。図8に、クリエイト・
拡大連写・原稿サイズ選択」画面620を示す。
て原稿のサイズを入力するための、A3横キー621を
含む、A4縦,横、B5縦,横等の原稿サイズを示すキ
ーが表示されている。なお、原稿サイズにおいて「縦」
とは、前述の原稿に対する主走査方向が原稿の長手方向
と一致する場合を意味し、「横」とは、副走査方向が原
稿の長手方向に一致する場合を意味する。
横」を選択したものとする)に対応するキーが押下され
(S605)、OKキー622が押下されると(S60
6でYES)、S607に進み、「クリエイト・拡大連
写・出力方法選択」画面を表示する。
選択」画面630を示す。画面630では、原稿に対し
て出力したい画像サイズをテンキー103を用いて数値
入力するための実寸サイズキー631と、出力したい画
像サイズを用紙の定期サイズで指定するする定型サイズ
キーと、倍率で指定する倍率キーとが表示されている。
イズキー、倍率キーの中から所望の出力方法に対応する
キーを押下して(ここでは反転表示されている実寸サイ
ズキーが押下されたことにする)出力方法を設定し(S
608)、OKキー632が押下されると(S609で
YES)、S610に進み、出力したい画像のサイズ
(出力サイズ)の入力可能範囲を演算する処理が行な
い、S611に進む。
して出力するプリント用紙に出力する場合の画像の出力
領域である。
方向と副走査方向に対して互いに独立して行なう。
設定された原稿サイズと複写機1の拡大能力とを考慮し
て行なう。なお、S605で設定された原稿サイズは、
画面620(図8参照)に表示された定型サイズから選
択して入力したが、画面620の非定型キーを押下すれ
ば、主走査方向、副走査方向のそれぞれの長さで直接入
力することができる。
枚の原稿に対して使用されるプリント用紙は4枚までと
しており、縦横ともに0.5〜2.0倍まで変倍(つま
り縮小または拡大)が可能である。したがって、縦横と
もに原稿サイズを100ミリメートル(以下、「mm」
と記載)と入力した場合には、出力サイズの入力可能範
囲は50〜200mmと決定されることになる。
は、最大A3横の用紙を使用することができるとする。
そして、たとえば、A5横の原稿を拡大連写機能により
プリントしようとすると、備えられる最大のプリント用
紙であるA3横の用紙を最大限である4枚使用する場合
には、縦横ともに4.0倍の拡大倍率に相当する出力サ
イズをを入力することが可能であると考えられるが、複
写機1の拡大可能な倍率が最大2.0倍であることか
ら、原稿サイズとしてA5横が入力された場合にこのよ
うな出力サイズは入力可能範囲の範囲外とされるのであ
る。
実寸サイズ入力」画面をタッチパネル102に表示し、
S612に進む。
サイズ入力」画面640を示す。この画面640は、前
述の出力サイズを入力して設定するための画面である。
主走査方向)の出力サイズを入力するxサイズ設定部6
43と原稿のy方向(たとえば副走査方向)の出力サイ
ズを入力するyサイズ設定部645が表示されている。
x方向の出力サイズはxキー641を押下して反転表示
させて、また、y方向の出力サイズはyキー642を押
下して反転表示させて、それぞれテンキー103(図4
参照)を用いて入力する。なお、両サイズは、mm単位
で入力可能である。
定部645のそれぞれの下部には、S610での演算結
果であるx,y方向のそれぞれの出力サイズの入力可能
範囲の表示部644,646が表示されている。図10
では、この場合、出力サイズについて、x方向の入力可
能範囲は420〜2520mmであり、y方向の入力可
能範囲は297〜1782mmである。なお、複写機1
では、x,y各方向の出力サイズの入力は、上記の入力
可能範囲内であれば、任意の値をmm単位で入力するこ
とができる。そして、ここで入力される出力サイズによ
り、拡大連写処理における原稿の画像の拡大倍率が、自
動的に、縦横それぞれ独立に決定されるのである。
実寸サイズ入力」画面において出力サイズを設定(入
力)し、S613に進む。
と、図10の画面640は、図11に示す画面650に
なる。なお、図11の画面650では、x方向の出力サ
イズが1500mmと入力され、y方向の出力サイズが
1000mmと入力されている。
・実寸サイズ入力」画面において出力サイズを設定(入
力)した状態でOKキー651(図11参照)が押下さ
れると、S613で、S612で設定(入力)した出力
サイズが、S610の演算結果である入力可能範囲内で
あるか否か判断する。範囲内であれば、S614に進
み、図6に示した「基本」画面600を、タッチパネル
102(図4参照)に表示し、S615に進む。範囲外
であれば、範囲内の出力サイズが入力されるまで、S6
12に戻る。
おける各条件の設定の後、開始キー105の押下を確認
されれば(YES判断時)、S616で、設定した各条
件に従った拡大連写機能によるプリントを行ない、拡大
連写処理を終了する。
大連写処理において、S610での演算結果である入力
可能範囲内の、ユーザの入力する任意の出力サイズで、
画像形成を行なうことができる。これにより、拡大連写
処理において、ユーザの所望の出力サイズでの、画像形
成が可能となるのである。
力されるA/D変換部201により、用紙の第1の枚数
分のデータである第1の画像データを受付けるデータ入
力部が構成されている。
イズに対応するキーにより、第1の画像データのサイズ
を入力する第1サイズ入力部が構成されている。なお、
複写機1は、原稿が定型サイズでない場合には、画面6
20の非定型キーが押下されることにより、任意の原稿
サイズを入力できるように構成されている。
を行なうS610により、第1サイズ入力部において入
力されたサイズに従って、入力可能な出力サイズの範囲
である可能出力範囲を算出するサイズ算出部が構成され
ている。
れる、x,y方向のそれぞれの出力サイズの入力可能範
囲の表示部644,646により、可能出力範囲を表示
する可能範囲表示部が構成されている。
ータに、拡大連写処理のための画像データの変換を行な
う変倍・移動制御部205により、第1の画像データ
を、可能出力範囲内でユーザが任意に入力した出力サイ
ズに従って画像のサイズを変更するよう加工することに
より、用紙の第1とは異なる第2の枚数分のデータであ
る第2の画像データに変換するデータ変換部が構成され
ている。
任意に入力した出力サイズは、原稿の画像を拡大するも
のであるが、本発明は、これに限定されるものではな
い。原稿の画像サイズを変更して、その画像を原稿の枚
数と異なった枚数のコピー用紙にわたり形成するような
ものであれば、原稿の画像を縮小する場合であってもよ
い。
力されたデータに、上記の拡大連写処理を施すことも可
能である。この場合、画像インターフェイス部228に
より、データ入力部が構成されることになる。
に従って画像を形成するプリンタ装置PRTにより、第
2の画像データに従って画像を形成する画像形成部が構
成されている。
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく前
掲の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれること
が意図される。
ルカラー複写機を示す断面図である。
図である。
である。
る。
である。
パネルの表示態様を示す図である。
パネルの表示態様を示す図である。
パネルの表示態様を示す図である。
パネルの表示態様を示す図である。
チパネルの表示態様を示す図である。
チパネルの表示態様を示す図である。
面
Claims (2)
- 【請求項1】 用紙の第1の枚数分のデータである第1
の画像データを受付けるデータ入力部と、 前記第1の画像データのサイズを入力する第1サイズ入
力部と、 前記第1サイズ入力部において入力されたサイズに従っ
て、入力可能な出力サイズの範囲である可能出力範囲を
算出するサイズ算出部と、 前記可能出力範囲を表示する可能範囲表示部と、 前記第1の画像データを、前記可能出力範囲内でユーザ
が任意に入力した出力サイズに従って画像のサイズを変
更するよう加工することにより、用紙の第1とは異なる
第2の枚数分のデータである第2の画像データに変換す
るデータ変換部と、 前記第2の画像データに従って画像を形成する画像形成
部とを含む、画像形成装置。 - 【請求項2】 前記サイズ算出部は、前記出力サイズが
前記データ変換部での変換が可能な範囲内であり、か
つ、前記第2の枚数が所定数以下であることを条件に、
前記可能出力範囲を算出する、請求項1に記載の画像形
成装置。
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