JP4572830B2 - 印刷システム及び印刷方法 - Google Patents

印刷システム及び印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4572830B2
JP4572830B2 JP2005368620A JP2005368620A JP4572830B2 JP 4572830 B2 JP4572830 B2 JP 4572830B2 JP 2005368620 A JP2005368620 A JP 2005368620A JP 2005368620 A JP2005368620 A JP 2005368620A JP 4572830 B2 JP4572830 B2 JP 4572830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
cut
printing
divided
original image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005368620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007043640A (ja
Inventor
尚寿 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005368620A priority Critical patent/JP4572830B2/ja
Priority to US11/476,612 priority patent/US20070002379A1/en
Publication of JP2007043640A publication Critical patent/JP2007043640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4572830B2 publication Critical patent/JP4572830B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3876Recombination of partial images to recreate the original image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • H04N1/3873Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming
    • H04N1/3875Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming combined with enlarging or reducing

Description

本発明は、印刷システム及び印刷方法に係り、詳しくは、ポスター印刷をフチ無し印刷を用いて行うための技術に関する。
従来、ポスター印刷を行う場合、印刷対象とする画像(以下、元画像という)を任意の縦横数で分割し、それぞれ分割した画像(以下、分割画像という)を所定の用紙に印刷する。そして、各用紙に残ったフチ(四辺の余白部分)を切断し、各用紙を接着テープにより裏貼り等して貼り合わせることでポスターが仕上がる。これにより、プリンタで印刷できる用紙サイズよりも大きな画像サイズの印刷を行うことができる。
しかし、この方法では用紙を切断しなければならないため、用紙の面積を最大限に利用することができず、用紙の無駄となるばかりか、最終的に完成したポスターサイズは小さくなる。また、用紙の切断を行う作業は煩雑な作業であるとともに、フチの部分を正確に直線に切断することは難しく、このような切断部分の正確さがポスター印刷の出来栄えに影響を及ぼす要因ともなっていた。このため、ポスター印刷を気軽に行うことができないという問題があった。
この解決策として、分割画像をフチ無し印刷(例えば特許文献1参照)する方法が考えられる。フチ無し印刷では、用紙の四辺を余白無く印刷することができるため、上記のような用紙の切断作業は不要となる。
特開2003−114771号公報
ところで、フチ無し印刷では、プリンタの機械的なずれにより用紙に余白が生じることを防止するために、画像を所定量用紙からはみ出させて印刷するようにしている。このため、ポスター印刷で貼り合わせる各用紙間で画像が繋がらなくなるという問題があった。
この問題を図13及び図14を参照して具体的に説明する。
図13は、ポスター印刷する元画像Imgを縦横2つ(2×2)に分割し、そのうちの分割画像Div1をフチ無し印刷した状態を示す図である。図14は、分割画像Div1〜Div4をそれぞれフチ無し印刷した後、各用紙Pを貼り合わせたポスター完成イメージを示す図である。
図13に示すように、分割画像Div1は、用紙Pに所定のはみ出し量(図中、斜線にて示す)を加えた印刷領域PAに対して印刷される。即ち、分割画像Div1の周辺部の画像は用紙Pには印刷されない。その結果、図14に示すように、分割画像Div1〜Div4をそれぞれフチ無し印刷して作成したポスター画像においては、隣接する各用紙P間で分割画像Div1〜Div4の画像が繋がらなくなる。従って、従来方式のフチ無し印刷をそのまま利用することはできなかった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フチ無し印刷を利用して、用紙の切断作業を伴わずにポスター印刷を行うことができる印刷システム及び印刷方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷システムの第1の態様は、コンピュータと、該コンピュータに接続されるプリンタとを備え、ポスター印刷の対象画像とする元画像を任意の画像分割数で分割し、該分割した分割画像をフチ無し印刷する印刷システムにおいて、前記分割画像を印刷する用紙サイズを所定の拡大率で拡大して印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、前記元画像を前記拡大率で拡大して切出し用元画像を生成するとともに、前記分割画像を前記拡大率で拡大して前記切出し用元画像から切り出す切出し分割画像の領域を設定する切出し領域設定手段と、前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置する画像配置手段と、前記印刷領域に配置された前記切出し分割画像を印刷する印刷手段と、を備えることを要旨とする。
この構成によれば、印刷領域に配置する切出し分割画像を、用紙からのはみ出し量分の画像を確保して、切出し用元画像から切り出すことができる。これにより、隣接する分割画像間での画像の連続性を確保してフチ無し印刷することができる。従って、用紙の切断作業を伴うことなくフチ無しポスター印刷することができる。
また、上記構成の印刷システムにおいては、前記拡大率は、前記プリンタの機械的なずれを考慮して前記フチ無し印刷で設定されるはみ出し量に基づいて設定される、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、プリンタの機械的なずれに起因する余白が生じないように拡大率を設定してフチ無し印刷することができる。
また、上記構成の印刷システムにおいては、前記拡大率は、前記はみ出し量を超えない範囲で0以上の値に設定される、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、拡大率をはみ出し量を超えない範囲で0よりも大きな値に設定すれば、隣接する分割画像間での画像の連続性を維持しつつ、余白の発生を好適に抑えながらフチ無し印刷することができる。又、拡大率を0に設定すれば、隣接する分割画像間での画像の連続性を維持しつつ、フチ無し印刷で捨てられる画像部分を無くしてフチ無し印刷することができる。
本発明に係る印刷システムの第2の態様は、コンピュータと、該コンピュータに接続されるプリンタとを備え、ポスター印刷の対象画像とする元画像を任意の画像分割数で分割し、該分割した分割画像をフチ無し印刷する印刷システムにおいて、前記分割画像を印刷する用紙サイズを第1の拡大率で拡大して印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、前記元画像を前記第1の拡大率よりも小さな第2の拡大率で拡大して切出し用元画像を生成するとともに、前記分割画像を前記第1の拡大率で拡大して前記切出し用元画像から切り出す切出し分割画像の領域を設定する切出し領域設定手段と、前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置する画像配置手段と、前記印刷領域に配置された前記切出し分割画像を印刷する印刷手段と、を備え、前記第2の拡大率は、前記切出し用元画像から前記分割画像を切り出し可能とする範囲で、前記第1の拡大率よりも小さな値に設定されることを要旨とする。
この構成によれば、上述した第1の態様の印刷システムで奏する作用に加え、フチ無し印刷で捨てられる画像部分を極力少なくすることができるとともに、フチ無し印刷で余白が生じる可能性を極力低く抑えることができる。
また、上記構成の印刷システムにおいては、前記印刷領域設定手段は、前記印刷領域のサイズと、該印刷領域の位置を表すオフセット座標とを印刷位置情報として算出する処理を含み、前記切出し領域設定手段は、前記切出し分割画像のサイズと、該切出し分割画像の位置を表すオフセット座標とをレイアウト情報として算出する処理を含み、前記画像配置手段は、前記印刷位置情報と前記レイアウト情報とに基づいて前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置する、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、フチ無し印刷における詳細な印刷位置を把握して画像配置を行うことができる。
また、上記構成の印刷システムにおいては、前記コンピュータは、前記元画像から前記切出し用元画像を生成するアプリケーションと、印刷設定に基づいて前記印刷領域を設定し、前記アプリケーションから前記切出し用元画像を取得して前記切出し分割画像の切り出し領域を算出するとともに、前記切出し用元画像から切り出した前記切出し分割画像を前記印刷領域へ配置するプリンタドライバと、を備える、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、アプリケーションから切出し用元画像を取得する機能、切出し分割画像の切り出し領域を算出する機能、及び、切出し分割画像を印刷領域へ配置する機能をプリンタドライバに備えたことにより、フチ無しポスター印刷に係る処理を実質的に全てプリンタドライバで実現することができる。これにより、汎用性の高いプリンタドライバを提供することができる。
また、上記構成の印刷システムにおいては、前記プリンタドライバは、前記印刷設定で設定された前記画像分割数、前記用紙サイズ、前記拡大率及び印刷解像度に基づいて、前記切出し用元画像の画像サイズと当該切出し用元画像の画像解像度とを算出し、前記アプリケーションは、前記プリンタドライバから通知された前記切出し用元画像の画像サイズと前記画像解像度とに基づいて前記切出し用元画像を生成する、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、アプリケーションが切出し用元画像を生成するために必要な情報(切出し用元画像の画像サイズ、及び、画像解像度)をプリンタドライバが用意することにより、プリンタドライバはフチ無しポスター印刷する任意の画像データをアプリケーションから取得することができる。
本発明に係る印刷方法は、コンピュータと、該コンピュータに接続されるプリンタとを備え、ポスター印刷の対象画像とする元画像を任意の画像分割数で分割し、該分割した分割画像をフチ無し印刷する印刷方法において、前記分割画像を印刷する用紙サイズを所定の拡大率で拡大して印刷領域を設定するステップと、前記元画像を前記拡大率で拡大して切出し用元画像を作成するとともに、前記分割画像を前記拡大率で拡大して前記切出し用元画像から切り出す切出し分割画像の領域を設定するステップと、前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置するステップと、前記印刷領域に配置された前記切出し分割画像を印刷するステップと、を備えることを要旨とする。この方法によれば、上述した第1の態様の印刷システムで奏する作用と同様の作用を奏するものとなる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図7に従って説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システム1の機能構成を示すブロック図である。印刷システム1は、コンピュータ2と、コンピュータ2に接続されるプリンタ3とを備えている。なお、本実施の形態においては、コンピュータ2は、例えばパーソナルコンピュータにより構成され、プリンタ3は、例えばインクジェット式カラープリンタにより構成されている。
コンピュータ2には、コンピュータ2全体の動作を統括的に制御するOS(オペレーティングシステム)11、及びOS11の下で動作するアプリケーション12(アプリケーションプログラム)が搭載されている。また、コンピュータ2には、OS11の下で動作するプリンタドライバ13(プリンタドライバプログラム)が組み込まれている。
アプリケーション12は、ポスター印刷を行うためのソフトウェアであって、ポスター印刷の対象画像とする画像データ(元画像)を外部から取り込み、該元画像を任意の画像分割数で分割してフチ無し印刷の対象画像とする分割画像を作成する。なお、画像分割数は、作成するポスターのサイズに従って決定される。
また、アプリケーション12は、分割画像をフチ無し印刷するための印刷領域に関する情報を印刷位置情報としてプリンタドライバ13より取得し、該印刷領域に配置する分割画像の画像サイズ(後述する切出し分割画像)等をレイアウト情報として算出する。そして、アプリケーション12は、これらレイアウト情報と印刷位置情報とに基づいて、印刷領域への分割画像(切出し分割画像)の配置を行う。
この際、本実施の形態では、上記分割画像の配置を、OS11に画像配置部14として備えられるAPI(Application Program Interface )の機能を利用して行う。画像配置部14は、ビットマップデータをコピー元の長方形(ここでは分割画像)からコピー先の長方形(ここでは印刷領域)にコピーするための関数機能(例えば、Windows(登録商標)システムにおいてはStretchBltと呼ばれるAPIの関数を利用できる)であり、アプリケーション12は、この関数機能を利用して分割画像(切出し分割画像)の配置を行う。そして、該配置処理後のデータ(配置データ)を、フチ無し印刷する画像データとしてプリンタドライバ13に出力する。
プリンタドライバ13は、印刷位置情報算出部15と印刷制御部16とを備えている。印刷位置情報算出部15は、前述した印刷位置情報を算出する処理部である。印刷制御部16は、アプリケーション12より受け取った画像データ(配置データ)をプリンタ3が処理可能な印刷データの形態に変換し、該印刷データをプリンタ3に転送する処理部である。図示は省略しているが、印刷制御部16は、文字やドローデータからRGBデータを生成するラスタライズ部、RGBデータをプリンタ3のインク色に対応したCMYKデータに変換する色変換部、多階調表現形式のCMYKデータをドットの形成有無による表現形式のドットデータに変換するハーフトーニング部、ドットデータをプリンタ3に転送すべき順序に並び替えるマイクロウィーブ部を有している。印刷制御部16は、このマイクロウィーブ処理後のデータを印刷データとして所定のコマンドの形態でプリンタ3に転送する。プリンタ3は、この印刷データに基づいて、所定の用紙に対する分割画像(切出し分割画像)のフチ無し印刷を行う。
なお、上記印刷システム1においては、プリンタドライバ13の印刷位置情報算出部15が印刷領域設定手段を構成し、アプリケーション12が切出し領域設定手段を構成する。また、アプリケーション12及び画像配置部14が画像配置手段を構成し、プリンタ3が印刷手段を構成する。
図2は、コンピュータ2のハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ2は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶装置24、表示装置25、操作装置26、入力I/F(インターフェース、以下同じ)27、出力I/F28、ドライブ装置29を備え、それらは、バス30を介して相互に接続されている。
ROM22には、CPU21が実行するプログラムやデータが記憶されている。CPU21は、ROM22や記憶装置24等に記憶されているプログラムやデータを必要に応じてRAM23に読み出し、RAM23をワークエリアとして利用しながら処理を実行する。記憶装置24には、OS11やアプリケーション12、及びコンピュータ2をプリンタドライバ13として動作させる為のプリンタドライバプログラム等が格納されている。
表示装置25は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)により構成され、各種画面の表示等に用いられる。操作装置26は、キーボードやマウス等により構成され、ユーザからの要求や指示、パラメータの入力等に用いられる。入力I/F27は、図示しない外部装置との間の通信(例えば画像データの入力)を制御し、出力I/F28は、プリンタ3との間の通信(例えば印刷データの出力)を制御する。
CPU21が実行するプログラムやデータは、例えば、記録媒体31にて提供される。ドライブ装置29は、記録媒体31を駆動してその記録内容にアクセスし、記録媒体31からプログラムやデータを読み出して記憶装置24に格納する。記録媒体31には、光ディスク(CD-ROM,DVD-ROM, …)や光磁気ディスク(MO,MD,…)等の媒体の他、通信媒体を介してアップロード又はダウンロードされたプログラムを記録した媒体、ディスク装置等も含まれる。本実施の形態におけるアプリケーション12及びプリンタドライバ13も、この記録媒体31により提供される。
次に、印刷位置情報の算出方法を図3を参照して説明する。
印刷位置情報算出部15は、分割画像(切出し分割画像)をフチ無し印刷する際の印刷領域ZoomAreaのサイズZoomAreaX,ZoomAreaY(単位:ドット)と、該印刷領域ZoomAreaの位置情報であるオフセット座標ZoomOffsetX,ZoomOffsetY(単位:ドット)とを印刷位置情報として算出する。
具体的には印刷位置情報算出部15は、これらの値を、用紙サイズPaperX,PaperY(単位:ドット)と、フチ無し印刷における用紙Paperからのはみ出し量ZoomX,ZoomYを設定する拡大率Ratio(単位:%)とに基づいて算出する。拡大率Ratioは、プリンタ3の機械的なずれ(用紙スキューなど)を考慮して機種毎に設定されるはみ出し量(以下、機種はみ出し量という)に基づいて該機種はみ出し量を超えない範囲で0以上の値に設定される。本実施の形態では0<拡大率Ratio(はみ出し量ZoomX,ZoomY)<機種はみ出し量となるよう設定されている。なお、図3中、PrintAreaは、用紙サイズPaperX,PaperYに上記機種はみ出し量を加えた領域を表す。
はみ出し量ZoomX,ZoomY(単位:ドット)は、用紙サイズPaperX,PaperYと、拡大率Ratioとを用いて、
ZoomX=PaperX*Ratio/100
ZoomY=PaperY*Ratio/100
で算出される。
従って、印刷領域ZoomAreaのサイズZoomAreaX,ZoomAreaYはこのはみ出し量ZoomX,ZoomYを用紙サイズPaperX,PaperYに加えて、
ZoomAreaX=PaperX+ZoomX
ZoomAreaY=PaperY+ZoomY
で表される。
また、オフセット座標ZoomOffsetX,ZoomOffsetYは、はみ出し量ZoomX,ZoomYを用いて、
ZoomOffsetX=OffsetX-ZoomX/2
ZoomOffsetY=OffsetY-ZoomY/2
で算出される。
ここで、上式中OffsetX,OffsetYは、機種はみ出し量に基づいて、印刷領域ZoomArea内の用紙Paperの位置を、原点Op(図3中、PrintAreaの左上位置)からの相対位置として求めた座標値(単位:ドット)である。つまり、オフセット座標ZoomOffsetX,ZoomOffsetYは、用紙Paperの相対位置座標OffsetX,OffsetYから、はみ出し量に相当するサイズZoomX/2,ZoomY/2分を差し引くことにより、原点Opからの相対位置座標として求められる。
次に、レイアウト情報の算出方法を図4を参照して説明する。
なお、ここでは図4に示すように、元画像Imgを分割する画像分割数Divideを4つ(横方向:DivideX=2、縦方向:DivideY=2)とし、分割画像Div1〜Div4のうちの分割画像Div1(図4中、左上の分割画像)をレイアウト情報の算出対象画像として説明する。
アプリケーション12は、上記印刷領域ZoomArea(図3参照)に配置する切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Y(単位:ドット)と、この切出し分割画像ZoomDiv1の位置情報であるオフセット座標ZoomDiv1OffsetX,ZoomDiv1OffsetY(単位:ドット)とをレイアウト情報として算出する。
具体的にはアプリケーション12は、これらの値を、上記拡大率Ratioと、画像分割数DivideX,DivideYと、元画像Imgを拡大率Ratioで拡大して得られる切出し用元画像ZoomImgのサイズZoomImgX,ZoomImgY(単位:ドット)と、に基づいて算出する。
ここで、切出し用元画像ZoomImgの画像サイズを(100+Ratio)%と仮定した場合、該切出し用元画像ZoomImgの100%画像サイズである元画像ImgのサイズImgX,ImgY(単位:ドット)は、
ImgX=ZoomImgX*100/(Ratio+100)
ImgY=ZoomImgY*100/(Ratio+100)
で表される(切り出しを考慮して元画像Imgを切出し用元画像ZoomImgから逆算して求める)。
これにより、分割画像Div1のサイズDiv1X,Div1Y(単位:ドット)は、上式で得られる元画像ImgのサイズImgX,ImgYと、画像分割数DivideX,DivideYとに基づいて、
Div1X=ImgX/DivideX
Div1Y=ImgY/DivideY
で表される(他の分割画像Div2,Div3,Div4も全て同じサイズである)。
即ち、切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Yはこの分割画像Div1のサイズDiv1X,Div1Yに上記はみ出し量ZoomX,ZoomY(図3参照)相当分の画像を加算することにより求められ、
ZoomDiv1X=Div1X+Div1X*Ratio/100
ZoomDiv1Y=Div1Y+Div1Y*Ratio/100
で表される。
また、この切出し分割画像ZoomDiv1のオフセット座標ZoomDiv1OffsetX,ZoomDiv1OffsetYは元画像Imgの相対位置座標ImgOffsetX,ImgOffsetY(単位:ドット)を用いて、
ZoomDiv1OffsetX=ImgOffsetX-(Div1X*Ratio/100)/2
ZoomDiv1OffsetY=ImgOffsetY-(Div1Y*Ratio/100)/2
により算出される。
ここで、上記元画像Imgの相対位置座標ImgOffsetX,ImgOffsetYは、
ImgOffsetX=(ZoomImgX-ImgX)/2
ImgOffsetY=(ZoomImgY-ImgY)/2
で表される。
即ち、切出し分割画像ZoomDiv1のオフセット座標ZoomDiv1OffsetX,ZoomDiv1OffsetYは、元画像Imgの相対位置座標ImgOffsetX,ImgOffsetYから、上記はみ出し量に相当するサイズ(Div1X*Ratio/100)/2,(Div1Y*Ratio/100)/2を差し引くことで、原点Oi(図4中、切出し用元画像ZoomImgの左上位置)からの相対位置座標として求められる。
以上のように、ここでは分割画像Div1について説明したが、他の分割画像Div2,Div3,Div4についても同様な算出を行うことにより、それぞれの切出し分割画像のサイズと、オフセット座標とを求めることができる。
次に、ポスター印刷の流れを図5を参照して説明する。なお、図5では、アプリケーション12による処理を中心として、処理の流れを示している。
アプリケーション12は、まず、ポスター印刷を行うプリンタ3(具体的にはプリンタドライバ13)を決定する(ステップ100)。次いで、アプリケーション12は、ポスター印刷を行うための印刷開始操作がユーザによりなされたか否かを判定する(ステップ101)。
ステップ101で肯定判定した場合は、続いて、アプリケーション12は、分割画像をフチ無し印刷するにあたっての印刷位置情報(前述した印刷領域ZoomAreaのサイズZoomAreaX,ZoomAreaY及びオフセット座標ZoomOffsetX,ZoomOffsetY)をプリンタドライバ13より取得する(ステップ102)。
次いで、アプリケーション12は、分割画像を印刷領域に配置する際のレイアウト情報(前述した切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Y及びオフセット座標ZoomDiv1OffsetX,ZoomDiv1OffsetY)を算出する(ステップ103)。
次いで、アプリケーション12は、画像配置部14の機能を利用して、レイアウト情報と印刷位置情報とに従って分割画像(切出し分割画像)を印刷領域に配置する(ステップ104)。そして、アプリケーション12は、配置処理後の画像データを、プリンタドライバ13に送出する。これにより、プリンタドライバ13を通じて印刷データがプリンタ3に出力され、プリンタ3によるフチ無し印刷が行われる(ステップ105)。
その後、アプリケーション12は、全ての分割画像(画像分割数分)についての印刷が終了したか否かを判定する(ステップ106)。ここで肯定判定した場合は、アプリケーション12は、ポスター印刷を終了する。一方、ステップ106で否定判定した場合は、アプリケーション12は、ステップ102に戻り、全ての分割画像の印刷が終了するまで上記ステップ102〜ステップ106の処理を繰り返す。
次に、本実施の形態における印刷システム1の作用を説明する。
図6は、分割画像Div1をフチ無し印刷した状態を示す概念図である。また、図7は、分割画像Div1〜Div4を用紙Paper1〜Paper4にそれぞれフチ無し印刷して、各用紙Paper1〜Paper4を貼り合わせた後のポスター完成イメージを示す概念図である。図6に示すように、印刷領域ZoomAreaに配置される分割画像Div1の切出し分割画像ZoomDiv1は、該分割画像Div1に隣接する他の分割画像Div2,Div3,Div4の画像領域をオーバーラップするように拡大されて切出し用元画像ZoomImgから切り出される。これにより、印刷領域ZoomAreaにおける用紙Paperからのはみ出し量部分(図中、斜線部分)の画像が確保される。その結果、図7に示すように、隣接する各用紙Paper1〜Paper4間で分割画像Div1〜Div4の連続性は維持される。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)元画像Imgを拡大率Ratioで拡大した切出し用元画像ZoomImgを用意し、切出し用元画像ZoomImgから切り出して配置(フチ無し印刷)する分割画像Div1の切出し分割画像ZoomDiv1を、隣接する他の分割画像Div2,Div3,Div4の領域までオーバーラップさせるようにして求める。これにより、印刷領域ZoomAreaにおけるはみ出し量部分の画像を確保することができる。その結果、隣接する各用紙Paper1〜Paper4間で分割画像Div1〜Div4の連続性を確保しつつ、余白の発生を防止し得るフチ無し印刷を実現できる。
(2)フチ無し印刷を利用してポスター印刷を行うことができるため、各用紙Paper1〜Paper4の貼り合わせに際して用紙の切断作業は一切不要となる。これにより、ポスター印刷を容易に行うことができ、ポスター完成までの作業量を大幅に少なくすることができる。もちろん用紙の無駄も発生しない。また、用紙の切断という煩雑な作業が不要となることで、誰でも、ポスターを見栄え良く綺麗に仕上げることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を第1の実施の形態との相違点を中心に図8に従って説明する。なお、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一符号を付して説明する。
この第2の実施の形態は、第1の実施の形態における拡大率Ratioの値を0に設定してフチ無しポスター印刷を行うものである。即ち、図8に示すように、印刷領域ZoomAreaのサイズZoomAreaX,ZoomAreaYを用紙サイズPaperX,PaperYと同じサイズとし、切出し用元画像ZoomImgのサイズZoomImgX,ZoomImgYを元画像ImgのサイズImgX,ImgYと同じサイズとし、切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Yを分割画像Div1のサイズDiv1X,Div1Yと同じサイズとしたものである。このようにすれば、用紙Paperを印刷領域ZoomArea(即ち用紙Paperからのはみ出し量=0)と見立ててフチ無し印刷を行うことができることにより、フチ無し印刷で捨てられる画像部分を無くして、元画像Imgの全てをポスター画像として有効利用することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を第1の実施の形態との相違点を中心に図9に従って説明する。なお、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一符号を付して説明する。 この第3の実施の形態は、図9に示すように、元画像Imgを拡大する拡大率を、切出し用元画像ZoomImgから切出し分割画像ZoomDiv1を切り出し可能とする範囲で、分割画像Div1を拡大する拡大率よりも小さな値に設定してフチ無しポスター印刷を行うものである。ただし、切出し分割画像ZoomDiv1のサイズと印刷領域ZoomAreaのサイズは同じにする(即ち同じ拡大率を用いて求める)。なお、本実施の形態においては、分割画像Div1を拡大する拡大率が第1の拡大率に相当し、元画像Imgを拡大する拡大率が第2の拡大率に相当する。このようにすれば、第1の実施の形態に比べフチ無し印刷で捨てられる画像部分を少なくすることができる一方、第2の実施の形態に比べフチ無し印刷で余白が生じる可能性を低く抑えることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を第1の実施の形態との相違点を中心に図10及び図11に従って説明する。なお、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一符号を付して説明する。
この第4の実施の形態は、プリンタドライバ13がアプリケーション12から切出し用元画像を取得して切出し分割画像の領域を設定し、印刷領域への配置を行うようにしたものである。以下に、本実施の形態にかかるフチ無しポスター印刷処理の流れを、図11のトランザクションチャートに従って、図10を参照しつつ説明する。
ステップ200では、アプリケーション12は、ユーザにより指定された画像データを元画像として読み込む。
ステップ201では、プリンタドライバ13は、ユーザの設定を基にフチ無しポスター印刷に関する印刷設定を行う。具体的には、印刷品質(印刷画質)の設定、用紙サイズの設定、画像分割数の設定、フチ無し印刷の設定等を行う。
ステップ202では、アプリケーション12は、ユーザから印刷を開始すべき旨の操作を受け付ける。
ステップ203では、アプリケーション12は、印刷するポスター画像の画像サイズと画像解像度をプリンタドライバ13に問い合わせる。なお、本実施の形態では、このときプリンタドライバ13に要求する画像サイズが、アプリケーション12で生成する切出し用元画像ZoomImgの画像サイズとなる。
ステップ204では、プリンタドライバ13は、アプリケーション12から要求された画像サイズと画像解像度の算出を行う。この算出方法を図10を参照して詳しく説明する。なお、図10には、第1の実施の形態と同様、元画像を4(2×2)分割する場合の例を示す。
上記ステップ204では、プリンタドライバ13は、図10に示す画像領域AppAreaのサイズAppAreaX,AppAreaY(単位:ドット)と、その画像領域AppAreaに対応した画像解像度AppResX,AppResY(単位:dpi)との算出処理を行う。具体的にはプリンタドライバ13は、これらの情報を、用紙サイズPaperX,PaperYと、ポスター印刷時の画像分割数N(N×N分割する場合)と、フチ無し印刷時におけるはみ出し量EX(単位:ドット)とから算出する。なお、はみ出し量EXは、用紙Paperの左端、右端、上端、下端からのはみ出し量EXをそれぞれEXL、EXR、EXT、EXBとする。
プリンタドライバ13はまず、フチ無しポスター印刷に最小限必要な画像領域AreaのサイズAreaX,AreaYを求める。この画像領域AreaのサイズAreaX,AreaYは、用紙サイズPaperX,PaperYと、画像分割数Nと、はみ出し量EXとを用いて、
AreaX=N*PaperX+EXL+EXR
AreaY=N*PaperY+EXT+EXB
で算出される。
プリンタドライバ13は次に、この画像領域AreaのサイズAreaX,AreaYに対する用紙サイズPaperX,PaperYの拡大率RatioX(横方向),RatioY(縦方向)を求める。この拡大率RatioX,RatioYは、
RatioX=AreaX/PaperSizeX
RatioY=AreaY/PaperSizeY
で算出される。
プリンタドライバ13は次に、この拡大率RatioX,RatioYを用いて、アプリケーション12に通知する画像領域AppAreaのサイズAppAreaX,AppAreaYを求める。この画像サイズAppAreaX,AppAreaYは、
AppAreaX=PaperX*ExpRatio
AppAreaY=PaperY*ExpRatio
で算出される。ここで、上式中ExpRatioは、上記拡大率RatioX,RatioYのうち値の大きな方の拡大率を表しており、次式、
ExpRatio=max(RatioX,RatioY)
で導出される(ただし、max()は、パラメータの内で最大値を求める関数)。
即ち、画像サイズAppAreaX,AppAreaYは、用紙Paperのアスペクト比を維持したまま画像領域Areaに外接拡大する領域として求められる。なお、上記拡大率ExpRatioは、第1の実施の形態で、拡大率Ratioに相当するものである。
プリンタドライバ13はさらに、この拡大率ExpRatioを用いて、アプリケーション12に通知する画像解像度AppResX,AppResYを求める。この画像解像度AppResX,AppResYは、上記ステップ201で設定した印刷品質に対応する解像度(印刷解像度)DrvResX,DrvResYに基づいて、
AppResX=DrvResX*ExpRatio
AppResY=DrvResY*ExpRatio
で求められる。
図11に戻り、ステップ205では、アプリケーション12は、プリンタドライバ13から通知された画像サイズAppAreaX,AppAreaYと画像解像度AppResX,AppResYとに基づき、上記ステップ200で読み込んだ元画像を画像領域AppAreaまで外接拡大して切出し用元画像ZoomImgを生成する。
ステップ206では、プリンタドライバ13は、こうしてアプリケーション12から取得した切出し用元画像ZoomImgを基に、該切出し用元画像ZoomImgから切り出す切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Yと、その位置座標であるオフセット座標DivOffset[1](第1の実施の形態で、ZoomDiv1OffsetX,ZoomDiv1OffsetY(図4参照)に相当する座標)とを算出する。この算出方法を図10を参照して詳しく説明する。
プリンタドライバ13は、まず、切出し用元画像ZoomImgから切り出す切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Yを求める。このサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Yは、分割画像Div1のサイズ(即ち用紙サイズPaperX,PaperY)にはみ出し量EXを加えて求められ、
ZoomDiv1X=PaperX+EXL+EXR
ZoomDiv1Y=PaperY+EXT+EXB
で表される(他の切出し分割画像ZoomDiv2〜ZoomDiv4についても同じである)。
プリンタドライバ13は次に、切出し用元画像ZoomImgの画像領域AppArea内に上記ステップ204で算出した画像領域Area(フチ無し印刷で最小限必要な画像領域)をセンタリングして配置した際の原点Oa(図10中、AppAreaの左上位置)に対する領域Areaの相対位置AreaOffsetX,AreaOffsetYを算出する。この画像領域Areaの相対位置AreaOffsetX,AreaOffsetYは、次式、
AreaOffsetX=(AppAreaX-AreaX)/2
AreaOffsetY=(AppAreaY-AreaY)/2
で求められる。
プリンタドライバ13は、この相対位置AreaOffsetX,AreaOffsetYを用いて、原点Oaに対する切出し分割画像ZoomDiv1のオフセット座標DivOffsetX[1],DivOffsetY[1]を求める。このオフセット座標DivOffsetX[1],DivOffsetY[1]は、次式、
DivOffsetX[I]=AreaOffsetX+PaperX*{(I-1)mod(N)}
DivOffsetY[I]=AreaOffsetY+PaperY*{(I-1)/N}
で導出される。
なお、上式中、{(I-1)mod(N)}は、(I−1)を画像分割数Nで割った場合の剰余を求める関数であり、‘I’はオフセット算出対象の画像が分割画像Div1〜Div4(切出し分割画像ZoomDiv1〜ZoomDiv4)のうちI番目の画像であることを示している。即ち、切出し分割画像ZoomDiv1のオフセット座標DivOffsetX[1]を求める場合には、I=1となり、このとき{(I-1)mod(N)}=0となることから、オフセット座標DivOffsetX[1]は、上記画像領域Areaの相対位置AreaOffsetXと同じ値となる。
また、上式中、{(I-1)/N}は、(I−1)を画像分割数Nで割った場合の商(整数)を求める式を表している。即ち、切出し分割画像ZoomDiv1のオフセット座標DivOffsetY[1]を求める場合には、I=1となり、このとき{(I-1)/N}=0となることから、オフセット座標DivOffsetY[1]は、上記画像領域Areaの相対位置AreaOffsetYと同じ値となる。
プリンタドライバ13は、こうして求めた切出し分割画像ZoomDiv1のサイズZoomDiv1X,ZoomDiv1Yと、オフセット座標DivOffsetX[1],DivOffsetY[1]とに基づいて、切出し分割画像ZoomDiv1の切り出しを行う(他の切出し分割画像ZoomDiv2〜ZoomDiv4についても同じである)。
ステップ207では、プリンタドライバ13は、上記切出し用元画像ZoomImgから切り出した切出し分割画像ZoomDiv1を印刷領域ZoomArea(図3参照)に配置して印刷データを生成し、該印刷データをプリンタ3に送信して印刷(フチ無し印刷)を指示する。
ステップ208では、プリンタ3は、プリンタドライバ13から受信した印刷データに基づいて、切出し分割画像ZoomDiv1のフチ無し印刷を実行する。その後は同様にして、プリンタ3は、プリンタドライバ13より受信する印刷データに基づいて、他の全ての切出し分割画像ZoomDiv2〜ZoomDiv4のフチ無し印刷を実行する。
上記のように構成された本実施の形態では、以下の効果を奏する。
(1)アプリケーション12から切出し用元画像ZoomImgを取得し、分割画像Div1〜Div4の切り出し領域(切出し分割画像ZoomDiv1〜ZoomDiv4を切り出すサイズ)とそれらのオフセット座標DivOffset[1]〜DivOffset[4]とを算出する機能を、プリンタドライバ13に備えた。この際、アプリケーション12が切出し用元画像ZoomImgを生成するために必要な情報(切出し用元画像ZoomImgのサイズAppAreaX,AppAreaY、及び、画像解像度AppResX,AppResY)をプリンタドライバ13により用意してアプリケーション12に提供することにより、フチ無しポスター印刷における処理を実質的にプリンタドライバ13で全て実現することができる。従って、第1の実施の形態の構成に比べて汎用性の高いドライバ構成とすることができる。
なお、上記各実施の形態は、以下に記載する変形例の態様で実施してもよい。
・上記各実施の形態では、画像分割数を4としたが、2又はそれ以上の分割数であってももちろんよい。例えば、図12に示すように、画像分割数を縦3×横3の9分割とすることもできる。ちなみに、この変形例に係るフチ無しポスター印刷を第2の実施の形態を適用して実施する場合は画像分割数N=3とすればよく、分割画像Div1〜Div9のオフセット座標DivOffset[I]は、上述した「DivOffsetX[I]」及び「DivOffsetY[I]」の算出式に、I=1〜9、及び、N=3をそれぞれ代入することで求めることができる。
第1の実施の形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図。 コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図。 第1の実施の形態に係る印刷位置情報の算出方法を説明する概念図。 第1の実施の形態に係るレイアウト情報の算出方法を説明する概念図。 第1の実施の形態に係るポスター印刷処理の流れを示すフローチャート。 第1の実施の形態に係るフチ無し印刷を示す概念図。 第1の実施の形態で作成されるポスターの完成イメージを示す概念図。 第2の実施の形態に係るフチ無し印刷を示す概念図。 第3の実施の形態に係るフチ無し印刷を示す概念図。 第4の実施の形態を説明する概念図。 第4の実施の形態に係るポスター印刷処理の流れを示すフローチャート。 変形例を示す概念図。 従来のフチ無し印刷の態様を示す概念図。 従来のフチ無し印刷で作成されるポスターの完成イメージを示す概念図。
符号の説明
1:印刷システム、2:コンピュータ、3:プリンタ、11:OS(オペレーティングシステム)、12:アプリケーション、13:プリンタドライバ、14:画像配置部、15:印刷位置情報算出部、16:印刷制御部、Paper,Paper1〜Paper4:用紙、PaperX,PaperY:用紙サイズ、ZoomArea:印刷領域、ZoomAreaX,ZoomAreaY:印刷領域のサイズ、ZoomOffsetX,ZoomOffsetY:オフセット座標、Img:元画像、ImgX,ImgY:元画像のサイズ、ZoomImg:切出し用元画像、ZoomImgX,ZoomImgY:切出し用元画像のサイズ、Div1〜Div4:分割画像、Div1X,Div1Y:分割画像のサイズ、ZoomDiv1:切出し分割画像、ZoomDiv1X,ZoomDiv1Y:切出し分割画像のサイズ、ZoomDiv1OffsetX,ZoomDiv1OffsetY、DivOffset[I]:オフセット座標。

Claims (8)

  1. コンピュータと、該コンピュータに接続されるプリンタとを備え、ポスター印刷の対象画像とする元画像を任意の画像分割数で分割し、該分割した分割画像をフチ無し印刷する印刷システムにおいて、
    前記分割画像を印刷する用紙サイズを所定の拡大率で拡大して印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
    前記元画像を前記拡大率で拡大して切出し用元画像を生成するとともに、前記分割画像を前記拡大率で拡大して前記切出し用元画像から切り出す切出し分割画像の領域を設定する切出し領域設定手段と、
    前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置する画像配置手段と、
    前記印刷領域に配置された前記切出し分割画像を印刷する印刷手段と、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記拡大率は、前記プリンタの機械的なずれを考慮して前記フチ無し印刷で設定されるはみ出し量に基づいて設定される、
    請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記拡大率は、前記はみ出し量を超えない範囲で0以上の値に設定される、
    請求項2記載の印刷システム。
  4. コンピュータと、該コンピュータに接続されるプリンタとを備え、ポスター印刷の対象画像とする元画像を任意の画像分割数で分割し、該分割した分割画像をフチ無し印刷する印刷システムにおいて、
    前記分割画像を印刷する用紙サイズを第1の拡大率で拡大して印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
    前記元画像を前記第1の拡大率よりも小さな第2の拡大率で拡大して切出し用元画像を生成するとともに、前記分割画像を前記第1の拡大率で拡大して前記切出し用元画像から切り出す切出し分割画像の領域を設定する切出し領域設定手段と、
    前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置する画像配置手段と、
    前記印刷領域に配置された前記切出し分割画像を印刷する印刷手段と、を備え、
    前記第2の拡大率は、前記切出し用元画像から前記分割画像を切り出し可能とする範囲で、前記第1の拡大率よりも小さな値に設定されることを特徴とする印刷システム。
  5. 前記印刷領域設定手段は、前記印刷領域のサイズと、該印刷領域の位置を表すオフセット座標とを印刷位置情報として算出する処理を含み、
    前記切出し領域設定手段は、前記切出し分割画像のサイズと、該切出し分割画像の位置を表すオフセット座標とをレイアウト情報として算出する処理を含み、
    前記画像配置手段は、前記印刷位置情報と前記レイアウト情報とに基づいて前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置する、
    請求項1乃至4のいずれか一項記載の印刷システム。
  6. 前記コンピュータは、
    前記元画像から前記切出し用元画像を生成するアプリケーションと、
    印刷設定に基づいて前記印刷領域を設定し、前記アプリケーションから前記切出し用元画像を取得して前記切出し分割画像の切り出し領域を算出するとともに、前記切出し用元画像から切り出した前記切出し分割画像を前記印刷領域へ配置するプリンタドライバと、を備える、
    請求項1乃至4の何れか一項記載の印刷システム。
  7. 前記プリンタドライバは、前記印刷設定で設定された前記画像分割数、前記用紙サイズ、前記拡大率及び印刷解像度に基づいて、前記切出し用元画像の画像サイズと当該切出し用元画像の画像解像度とを算出し、
    前記アプリケーションは、前記プリンタドライバから通知された前記切出し用元画像の画像サイズと前記画像解像度とに基づいて前記切出し用元画像を生成する、
    請求項6記載の印刷システム。
  8. コンピュータと、該コンピュータに接続されるプリンタとを備え、ポスター印刷の対象画像とする元画像を任意の画像分割数で分割し、該分割した分割画像をフチ無し印刷する印刷方法において、
    前記分割画像を印刷する用紙サイズを所定の拡大率で拡大して印刷領域を設定するステップと、
    前記元画像を前記拡大率で拡大して切出し用元画像を作成するとともに、前記分割画像を前記拡大率で拡大して前記切出し用元画像から切り出す切出し分割画像の領域を設定するステップと、
    前記切出し分割画像を前記印刷領域に配置するステップと、
    前記印刷領域に配置された前記切出し分割画像を印刷するステップと、
    を備えることを特徴とする印刷方法。
JP2005368620A 2005-06-30 2005-12-21 印刷システム及び印刷方法 Expired - Fee Related JP4572830B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005368620A JP4572830B2 (ja) 2005-06-30 2005-12-21 印刷システム及び印刷方法
US11/476,612 US20070002379A1 (en) 2005-06-30 2006-06-29 Printing system and printing method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005192429 2005-06-30
JP2005368620A JP4572830B2 (ja) 2005-06-30 2005-12-21 印刷システム及び印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007043640A JP2007043640A (ja) 2007-02-15
JP4572830B2 true JP4572830B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=37589120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005368620A Expired - Fee Related JP4572830B2 (ja) 2005-06-30 2005-12-21 印刷システム及び印刷方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070002379A1 (ja)
JP (1) JP4572830B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3915430B2 (ja) * 2001-04-25 2007-05-16 セイコーエプソン株式会社 分割印刷制御
JP4765825B2 (ja) * 2006-08-09 2011-09-07 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
KR101154899B1 (ko) * 2007-11-12 2012-06-13 삼성전자주식회사 화상형성장치와 연결된 호스트장치 및 그 이미지연속인쇄방법
TWI330140B (en) * 2007-12-28 2010-09-11 Teco Image Sys Co Ltd Control module and method for printing poster and mfp
JP5614077B2 (ja) 2010-04-01 2014-10-29 セイコーエプソン株式会社 印刷システム、印刷制御方法および印刷制御プログラム
JP2020012887A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 東芝テック株式会社 画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098656A (ja) * 2002-07-17 2004-04-02 Canon Inc 印刷装置および印刷方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3206060B2 (ja) * 1991-12-26 2001-09-04 ミノルタ株式会社 画像編集装置
US5311259A (en) * 1992-06-19 1994-05-10 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US5452105A (en) * 1992-11-19 1995-09-19 Sharp Kabushiki Kaisha Joint-portion processing device for image data for use in an image processing apparatus
JP3911726B2 (ja) * 1996-07-23 2007-05-09 カシオ計算機株式会社 テープ印刷装置
DE29717843U1 (de) * 1996-10-07 1998-01-08 Seiko Epson Corp Druckmedium
US6583811B2 (en) * 1996-10-25 2003-06-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic system for recording data and reproducing images using correlation data between frames
US5825996A (en) * 1996-11-08 1998-10-20 Monotype Typography, Inc. Print-to-edge desktop printing
JP3645681B2 (ja) * 1997-03-12 2005-05-11 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像を処理する装置
JP3392057B2 (ja) * 1998-07-10 2003-03-31 キヤノン株式会社 印刷制御方法及び装置
JP2000289351A (ja) * 1999-04-12 2000-10-17 Fuji Photo Film Co Ltd プリント用紙及びプリンター
US6771384B1 (en) * 2000-01-10 2004-08-03 Kinko's Washington, Inc. Imposition of graphic image files
JP3915430B2 (ja) * 2001-04-25 2007-05-16 セイコーエプソン株式会社 分割印刷制御
US7190379B2 (en) * 2001-06-29 2007-03-13 Contex A/S Method for resizing and moving an object on a computer screen
US6591076B2 (en) * 2001-08-28 2003-07-08 Xerox Corporation Method and arrangement for providing alignment indicia in a printed image
JP4143314B2 (ja) * 2002-03-15 2008-09-03 キヤノン株式会社 画像処理方法及びそれを実現する装置及びプリンタドライバ
US20040109053A1 (en) * 2002-12-09 2004-06-10 Ray Gustav Allen Print medium assembly and method of producing a printed sign assembly
US20040236640A1 (en) * 2003-04-03 2004-11-25 Peter Kassan System for producing on-line content from web sites on demand
US7636100B2 (en) * 2005-07-08 2009-12-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098656A (ja) * 2002-07-17 2004-04-02 Canon Inc 印刷装置および印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20070002379A1 (en) 2007-01-04
JP2007043640A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4572830B2 (ja) 印刷システム及び印刷方法
JP4534823B2 (ja) 印刷データ編集装置及び印刷データ編集プログラム
JP2004295237A (ja) 印刷プレビューのための装置および方法
EP3352441A1 (en) Scanner, scanning control program, and image file generating method
JP4244742B2 (ja) 文書処理装置
JP6330790B2 (ja) 印刷制御システム、印刷制御装置およびプログラム
US20180305167A1 (en) Image forming apparatus that forms and outputs images on a medium
JP2004054898A (ja) 印刷データ生成装置、印刷データ生成方法およびそのプログラム
JP2005063244A (ja) 画像出力システム、制御装置、画像分割方法、その方法を実行させるためのプログラム、及び、そのプログラムを記憶した記憶媒体
JP2005094717A (ja) 地図処理システム
JP2002113919A (ja) 印刷装置及びコンピュータ可読媒体
JP3897539B2 (ja) 印刷データ生成方法及びその装置
JP2005149218A (ja) 印刷データ作成装置、プログラム及び記録媒体
JP2007195065A (ja) 描画方法及び画像処理装置
JP7358421B2 (ja) プログラム、情報処理装置
JP4305343B2 (ja) 画像処理装置
JP2009147753A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP2005304094A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2007249403A (ja) 画像データ処理システムおよびその方法
JP2005102127A (ja) 画像処理システム、画像処理方法、テンプレート生成システム及びテンプレートデータ構造
JP2004193734A (ja) 面付け装置、および面付けプログラム
JP2015185031A (ja) 封筒印刷プログラム、記録媒体、およびデータ処理装置
JP2004180130A (ja) 面付け装置、および面付けプログラム
JP2000022927A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2008065671A (ja) 画像分割装置および方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4572830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees