JP2005304094A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】付加画像を回転してもはみ出ないようにし、囲み枠を付けた場合の見た目を損なわないようにすること。
【解決手段】本発明は、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成する印刷部9と、印刷部9で形成された物理的なページ毎に付加画像を付加するスタンプ位置決定部6とを備えているものである。また、この構成に加え、付加画像を物理的なページ毎に付加するか、論理的なページ毎に付加するかを選択するスタンプ情報入力部1を備えているものである。また、このスタンプ位置決定部6において、付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返し行うものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像出力の対象となる画像に付加的な画像を付加して出力する画像処理装置および画像処理方法に関する。
近年、DTP(デスクトップパブリッシング)が盛んに行われており、パーソナルコンピュータ等を用いてページ内に線画や自然画を適宜レイアウトし、文書を作成して出力することが簡単にできるようになってきている。このような作成した画像をプリンタ等で出力する場合、パーソナルコンピュータにはプリンタを制御するプリンタドライバを搭載しておき、画質や枚数等の出力環境の設定を行うようにしている。
ここで、出力の対象となる画像に対して注意を喚起するためのメッセージなどをスタンプとして付与したい場合がある。DTPでは、このようなスタンプを付加画像として出力対象の画像に付加できるようになっている。
付加画像の有無は、上記プリンタドライバのユーザインタフェース画面で指定できるようになっている。すなわち、画像を出力するにあたり、プリンタドライバが起動して出力環境の設定を行う際、付加画像を付けるか否か、また付ける場合にはどのような付加画像を付けるか、また付加する位置などを選択する。これにより、出力対象の画像に付加画像が重ね合わされることになる。
このような付加画像について、特許文献1では、文書本文にメッセージを色別して付加する技術が開示されている。また、特許文献2では、違法複写を禁止するために、記録紙中に赤外線あるいは紫外線で検出可能な特定パターンを書き込む技術が開示されている。
さらに、プリンタドライバのスタンプ機能として、スタンプする付加画像に角度を付けたり、囲み枠を付けるなどの修飾を施すことができるものもある。例えば、印刷物の取り扱いに注意する場合、「注意」というテキストから成るスタンプを用紙の中央に斜めに付加したり、秘密扱いの文書に対して「秘」というテキストに○の囲み枠を付けて、いわゆるマル秘のスタンプを付加することができる。
特開昭63−256448号公報 2特開平7−319347号公報
しかしながら、このような付加画像に角度を付けたり、囲み枠を付けるなどの修飾を施す場合、付加画像の位置が画像領域の端の方であると回転後の付加画像が画像形成領域をはみ出してしまい、付加画像の一部が出力されないという問題が生じる。また、テキストからなる付加画像で囲み枠が付けられている場合、そのテキストに文字修飾を施しても囲み枠はそのままであることから、囲み枠とテキストとの見栄えのバランスが悪くなってしまい、出力画像の見た目を損なうという問題がある。また、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、各論理ページに付加画像を各々付加すると見た目を損なうという問題もある。
本発明は、このような課題を解決するために成された画像処理装置である。すなわち、請求項1に係る画像処理装置は、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成する複数画像形成手段と、複数画像形成手段で形成された物理的なページ毎に付加画像を付加する画像付加手段とを備えているものである。
このような請求項1に係る画像処理装置では、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、その物理的なページ毎に付加画像を付加でき、付加画像が付加された状態の見た目を良くするとともに、付加画像の付加を必要最小限で済ませることができる。
また、請求項2に係る画像処理装置は、請求項1に係る画像処理装置の構成に加え、付加画像を物理的なページ毎に付加するか、論理的なページ毎に付加するかを選択する付加単位指定手段を備えているものである。
このような請求項2に係る画像処理装置では、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、その物理的なページ毎に付加画像を付加するか、論理的なページ毎に付加画像を付加するかの選択を行えるため、必要に応じて付加画像を付加する配置状態を変えることができる。
また、請求項3に係る画像処理装置は、請求項1に係る画像処理装置の画像付加手段において、付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返し行うものである。
このような請求項3に係る画像処理装置では、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返すことから、繰り返される付加画像が論理的なページの境界で寸断されることなく、見た目で自然な繰り返しにすることができる。
また、請求項4に係る画像処理方法は、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成する工程と、前記工程で形成された物理的なページ毎に付加画像を付加する工程とを備えるものである。
このような請求項4に係る画像処理方法では、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、その物理的なページ毎に付加画像を付加でき、付加画像が付加された状態の見た目を良くするとともに、付加画像の付加を必要最小限で済ませることができる。
また、請求項5に係る画像処理方法は、請求項4に係る画像処理方法において、付加画像を物理的なページ毎に付加するか、論理的なページ毎に付加するかを選択する工程を備えているものである。
このような請求項5に係る画像処理方法では、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、その物理的なページ毎に付加画像を付加するか、論理的なページ毎に付加画像を付加するかの選択を行えるため、必要に応じて付加画像を付加する配置状態を変えることができる。
また、請求項6に係る画像処理方法は、請求項4に係る画像処理方法において、付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返しを行うものである。
このような請求項6に係る画像処理方法では、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返すことから、繰り返される付加画像が論理的なページの境界で寸断されることなく、見た目で自然な繰り返しにすることができる。
したがって、本発明の画像処理装置によれば次のような効果がある。すなわち、付加画像を回転させる場合、設定範囲に収まるように付加画像の位置を決定することから、回転した付加画像が設定範囲からはみ出てしまうことを防止できるようになる。また、付加画像に囲み枠が形成されている場合、付加画像の属性に応じて囲み枠の属性を可変することで、付加画像と囲み枠との見た目のバランスを良くすることが可能となる。また、付加画像の適用範囲を指定できることで、付加画像を任意の範囲で適用できるようになり、多様なスタンプを実現できるようになる。さらに、1ページに複数ページ分の画像を並べて形成するにあたり、その物理的なページ毎に付加画像を付加できるため、スタンプの見た目を向上させることが可能となる。
以下、本発明の画像処理装置における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本実施形態における画像処理装置を説明するブロック図、図2は、適用システムの例を示す図である。すなわち、本実施形態の画像処理装置は、出力対象となる画像(テキスト、グラフィックス、イメージを含む。以下同様)に付加画像(以下、「スタンプ」と言う。)を付けるもので、図1に示すように、主として、スタンプ情報入力部1、スタンプ編集部2、スタンプ登録部3、スタンプ記録部4、スタンプサイズ決定部5、スタンプ位置決定部6、スタンプ管理部7、表示部8、印刷部9を備えている。このような画像処理装置は、図2に示すパーソナルコンピュータ10に搭載されるプリンタドライバとして実現され、各種プリンタ20への画像出力の際に起動する。
ここで、スタンプ情報入力部1は、スタンプを付加するか否か、付加するスタンプの種類、囲み枠の有無、修飾等のスタンプの属性に関する情報を入力する部分である。スタンプ編集部2は、スタンプ情報入力部1で入力した属性に基づいてスタンプの属性等を編集する部分である。
スタンプ登録部3は、新たなスタンプを登録する部分であり、スタンプ情報入力部1から入力された新たなスタンプに関する属性を登録する部分である。スタンプ記録部4は、スタンプ情報入力部1で選択された付加するスタンプを一時的に保存する部分である。
スタンプサイズ決定部5は、付加するスタンプのサイズを設定する部分で、例えばスタンプがテキストから成る場合にはフォントサイズを決定し、グラフィックデータの場合には全体の大きさを決定する。
スタンプ位置決定部6は、スタンプを付加する位置を設定する部分で、例えば画像を用紙へ出力する場合、その用紙のどの部分にスタンプを付加するかを決定したり、スタンプの大きさが変更されたり、角度が付けられた場合に、変更後のスタンプの配置位置を決定する。
スタンプ管理部7は、各部を管理してスタンプの付加を制御する部分である。表示部8は、スタンプの付加状態(レイアウト)を表示する部分である。印刷部9は、用紙等の媒体に各種設定されたスタンプを印刷する部分である。
図3は、本実施形態の画像処理装置がプリンタドライバとして起動した場合のウインドウを示す図である。パーソナルコンピュータ10(図2参照)で作成した画像をプリンタ20で印刷する場合、印刷コマンドおよびスタンプ付加の指定によって図3(a)に示すようなスタンプ編集のウインドウWが表示される。
ウインドウWには、スタンプ(図の例では「注意」)のレイアウトを表示するプレビューウインドウPW、スタンプの配置位置(図の例では、9箇所から選択)を設定する位置決定ボタンP、スタンプを繰り返し全体に表示するためのチェックボックスZ、スタンプの登録名を入力するボックスG、スタンプの文字列を表示もしくは入力するボックスN、スタンプのフォント名を指定するボックスF、スタンプのフォントサイズを指定するボックスS、ボールド修飾を指定するボタンB、イタリック修飾を指定するボタンI、色を指定するラジオボタンC、スタンプを透過表示するか否かを指定するチェックボックスT、囲み枠を付けるか否かを指定するラジオボタンO、囲み枠を丸にする場合に指定するラジオボタンR、囲み枠を四角にする場合に指定するラジオボタンL、スタンプの回転角度を指定するスライダーおよび入力ボックスA、その他OKボタン、キャンセルボタン、標準に戻すボタンD、ヘルプボタンHが表示される。
ここで、スタンプに回転角度を指定する場合、図3(b)の楕円枠で示す角度指定ボックスAのスライダーまたは入力ボックスで任意の角度を指定する。この例では反時計回りに45°回転する指定を行っている。このスライダーおよび入力ボックスで所望の角度を指定することにより、プレビューウインドウPWに表示されるスタンプ(図の例では「注意」)が連動して回転することになる。
このようなスタンプの回転を指定するにあたり、本実施形態の画像処理装置では、スタンプがどの位置に配置されていても、回転によって設定領域からはみ出さないような回転を行っている。つまり、スタンプの中心で回転させると、スタンプの端の部分がプレビューウインドウPWで示される設定範囲(この場合、画像の印刷領域もしくは画像を出力する媒体の範囲)からはみ出してしまい、印字されない状態となる。
本実施形態では、図1に示すスタンプ位置決定部6により、スタンプを回転した際に設定範囲内に収まるようなスタンプの回転後の位置を決定している。具体的には、スタンプの外接矩形(以下、「バウンディングボックス」と言う。)を設定し、このバウンディングボックスが設定範囲内に収まるようにスタンプの位置を決定する。
図4は、バウンディングボックスを用いたスタンプの回転手順を説明するフローチャートである。先ず、ステップS1に示すように、スタンプに囲み枠があるか否かを判断し、囲み枠がある場合にはステップS2へ進み、囲み枠がない場合にはステップS3へ進む。
ステップS2では、スタンプに囲み枠がある状態でのバウンディングボックス(1)を求める。一方、ステップS3では、スタンプに囲み枠がない状態でのバウンディングボックス(1)を求める。図5(a)は、囲み枠あり、囲み枠なしの各々の場合のバウンディングボックス(1)を示す図である。囲み枠ありの場合には囲み枠に対する外接矩形をバウンディングボックス(1)とし、囲み枠なしの場合にはスタンプ自体の外接矩形をバウンディングボックス(1)とする。
次に、ステップS4へ進み、スタンプに回転が付けられているか否かを判断する。回転が付けられている場合にはステップS5へ進み、バウンディングボックス(1)の回転後のバウンディングボックス(2)を求める。一方、回転が付けられていない場合はステップS6へ進む。
図5(b)は、スタンプに回転が付けられている場合の回転後のバウンディングボックス(2)を示す図である。囲み枠ありの場合には回転後の囲み枠に対する外接矩形をバウンディングボックス(2)とし、囲み枠なしの場合には回転後のスタンプに対する外接矩形をバウンディングボックス(2)とする。
次に、ステップS6では、バウンディングボックス(2)の左上頂点と印刷領域の左上頂点が一致するように配置する処理を行う。なお、この例では、スタンプを印刷領域の左上に配置するよう選択している。図5(c)は、スタンプの配置を説明する図で、スタンプのバウンディングボックス(2)の左上tと印刷領域の左上Tとを合わせるようにスタンプを配置する。これにより、回転後のスタンプ(囲み枠を含む場合は囲み枠)は、必ず印刷領域内に収まるようになる。
図6は、スタンプを回転して配置した状態を説明する図である。図6(a)に示すスタンプのうち、「取扱注意」に四角の囲み枠が設定され、「秘」に丸の囲み枠が設定されている。これらのスタンプに設定されたバウンディングボックスを図中破線枠で示す。
図6(b)は、これらのスタンプを用紙の印刷領域(図中1点鎖線)内に配置した状態を示す図である。例えば、スタンプst1を印刷領域の左上に配置する場合、そのバウンディングボックスb1の左辺と上辺とを印刷領域の左辺と上辺とに各々合わせる。このようにすることで、スタンプst1の回転は、囲み枠とバウンディングボックスb1とが接する画素g1、g2を基準画素としてこの画素g1、g2が印刷領域の左辺、上辺を各々沿うように回転することになる。
また、スタンプst2を印刷領域の中央上に配置する場合、そのバウンディングボックスb2の上辺とを印刷領域の上辺とに各々合わせる。このようにすることで、スタンプst2の回転は、囲み枠とバウンディングボックスb2とが接する画素g3を基準画素としてこの画素g3が印刷領域の上辺に接しながら回転することになる。
また、スタンプst3を印刷領域の右上に配置する場合、そのバウンディングボックスb3の右辺と上辺とを印刷領域の右辺と上辺とに各々合わせる。このようにすることで、スタンプst3の回転は、囲み枠とバウンディングボックスb3とが接する画素g4、g5を基準画素としてこの画素g4、g5が印刷領域の右辺、上辺を各々沿うように回転することになる。
また、スタンプst4を印刷領域の中央左に配置する場合、そのバウンディングボックスb4の左辺を印刷領域の左辺に合わせる。このようにすることで、スタンプst3の回転は、囲み枠とバウンディングボックスb4とが接する画素g6を基準画素としてこの画素g6が印刷領域の左辺に接しながら回転することになる。
また、スタンプst5を印刷領域の中央右に配置する場合、そのバウンディングボックスb5の右辺を印刷領域の右辺に各々合わせる。このようにすることで、スタンプst5の回転は、囲み枠とバウンディングボックスb5とが接する画素g7を基準画素としてこの画素g7が印刷領域の右辺を沿うように回転することになる。
このように、スタンプのバウンディングボックスと印刷領域の境界辺とを合わせて、その合わせた辺上にある囲み枠の画素を基準画素として回転を行えば、囲み枠が印刷領域からはみ出ることなくスタンプの回転を行うことができるようになる。
図7は、スタンプを1ページ内に繰り返し設定した状態を示す図である。先ず、図7(a)に示すようにスタンプを回転し、バウンディングボックスを設定する。そして、スタンプの繰り返しを設定するには、図3に示す「繰り返して全体に表示」を設定するチェックボックスZを選択する。これにより、図7(b)に示すように、スタンプが1ページ内に繰り返し設定されることになる。バウンディングボックスを基準にして繰り返し設定すれば、スタンプを回転してもバウンディングボックスをはみ出すことがないため、隣接するスタンプが重なり合うことを防止できる。
また、この際、隣接するスタンプのバウンディングボックスの間にわずかな隙間を設けるようにしてもよい。例えば、四角の囲み枠があり、回転角度が付いていない場合には、スタンプの繰り返しによって隣接する囲み枠が接触し、見かけ上、囲み枠が太くなってしまう。これを防止するため、隣接するスタンプのバウンディングボックスの間にわずかな隙間を設けることで、隣接する囲み枠が接触しなくなり、見栄えを良くすることができる。
図8は、スタンプに囲み枠が設けられている場合に、そのスタンプ(テキスト)の属性に応じて囲み枠の属性を可変する例を説明する図である。図8(a)は、スタンプが標準的なフォントサイズ(例えば、20ポイント)から成る場合の囲み枠を示す。これに対し、図8(b)に示すように、スタンプのフォントサイズを大きくした場合(例えば、40ポイント)、そのフォントサイズに応じて囲み枠の枠線の太さを太くしている。
また、反対にフォントサイズを小さくした場合には、標準的なフォントサイズの場合の枠線の太さより、細くするようにする。なお、スタンプのテキストが複数ある場合には、その中の最大のフォントサイズに合わせて枠線の太さを変更するようにする。また、フォントサイズではなく、フォントの高さ(複数ある場合には最大高さ)に合わせて枠線の太さを変更するようにしてもよい。
さらに、図8(c)に示すように、スタンプのフォントにボールド修飾を施した場合、スタンプのテキストが太くなるのに合わせて囲み枠の枠線の太さを、ボールド修飾が施されていない場合(図8(b)参照)に比べて太くする。これにより、スタンプのテキストと囲み枠とのバランスが良くなる。
また、図8(d)に示すように、スタンプのフォントにイタリック修飾を施した場合、スタンプのテキストが斜体になって字幅が長くなるのに合わせて囲み枠の枠線の長さを、ボールド修飾が施されていない場合(図8(b)参照)に比べて長くする。これにより、スタンプのテキストと囲み枠とのバランスが良くなる。ここで、イタリック修飾した場合の枠線の太さの計算式を(1)式に示す。
w’=w+h*tan{(θ/180)π} …(1)
(1)式で、w’はイタリック修飾した場合の枠線の長さ、wはイタリック修飾しない場合の枠線の長さ、hはイタリック修飾しない場合の枠線の高さ、θはイタリック修飾した場合の文字の傾きである。
このように、スタンプのフォントの属性に応じて囲み枠の枠線の属性を可変させることで、スタンプのフォントと囲み枠との見た目のバランスが良くなり、自然なスタンプを付加できるようになる。
図9は、スタンプの適用範囲を設定した状態を示す図である。すなわち、スタンプとして、例えば複写禁止のように、その意味を適用する範囲が重要となる場合、スタンプの囲み枠の大きさを適用範囲として指定したり、スタンプの背景になる模様を適用範囲として指定できるようにする。
この場合、図3に示すプレビューウインドウPWを参照し、適用範囲を調節できるようにする。また、プレビューウインドウPWに出力対象となる画像のプレビューを表示することで、ページ単位でスタンプを設定し、そのスタンプの適用範囲を設定できようになる。
また、画像(文書)の作成ソフトウェアでスタンプの適用範囲を指定できようにしてもよい。この場合、画像(文書)の仕上がりイメージを表示し、その表示画面を参照しながら複写禁止などスタンプの適用範囲を任意に指定する。そして、印刷時に先に指定したスタンプの適用範囲に複写禁止に対応する模様や文字を付加して印刷する。
図10は、1ページ内に複数のスタンプが設定されている例を示す図である。このように複数のスタンプを指定するには、図3に示すスタンプ編集のウインドウWで、複数のスタンプを設定できるようにしておく。これにより、図10に示すような、「回覧」、「注意」、「秘」などの複数のスタンプを1ページ内に収めることができるようになる。
図11は、1ページに複数ページ分の画像を形成する場合のスタンプ生成を説明する図である。ここで、1ページに2ページ分の画像を形成することを2up、1ページに4ページ分の画像を形成することを4upと言うことにする。図11(a)は、2upの場合の論理ページ単位でスタンプを形成した例である。つまり、この場合、1ページに2ページ分の画像が左右に分かれて形成されるが、論理的なページ毎にスタンプを形成している。
一方、図11(b)は、2upの場合の物理ページ単位でスタンプを形成した例である。この場合、物理的な1ページの中央にスタンプが1つ形成される。これにより、論理的な2ページ分の間にまたがる状態でスタンプが付加される。スタンプの種類によっては、物理的なページ単位でスタンプがあることで、スタンプの意味を十分理解でき、見た目も良くなる。
図11(c)は、4upの場合の論理ページ単位でスタンプを形成した例、図11(d)は、4upの場合の物理ページ単位でスタンプを形成した例である。このように、いずれもページ単位でスタンプを形成するかを選択できるようにしてもよい。選択するには、図3に示すスタンプ編集のウインドウW内に論理単位か物理単位かを選択できるチェックボックス等を設定しておけばよい。
なお、上記説明した各実施形態では、主として用紙への印刷出力を例としているが、本発明はこれに限定されず、例えばディスプレイへの表示出力を行う場合であっても可能である。例えば、公開可能な画像(文書)に対して上記説明したスタンプを付加すれば、公開される際にスタンプが付加された画像をディスプレイ上に出力することが可能となる。
本実施形態の画像処理装置を説明するブロック図である。 適用システムの例を示す図である。 プリンタドライバとして起動した場合のウインドウを示す図である。 スタンプの回転手順を説明するフローチャートである。 バウンディングボックスによるスタンプの配置を説明する図である。 スタンプを回転して配置した状態を説明する図である。 スタンプを1ページ内に繰り返した状態を示す図である。 スタンプの属性に応じて囲み枠の属性を可変する例を説明する図である。 スタンプの適用範囲を設定した状態を示す図である。 1ページ内に複数のスタンプが設定されている例を示す図である。 論理ページ単位、物理ページ単位でのスタンプの形成例を説明する図である。
符号の説明
1…スタンプ情報入力部、2…スタンプ編集部、3…スタンプ登録部、4…スタンプ記録部、5…スタンプサイズ決定部、6…スタンプ位置決定部、7…スタンプ管理部、8…表示部、9…印刷部

Claims (6)

  1. 1ページに複数ページ分の画像を並べて形成する複数画像形成手段と、
    前記複数画像形成手段で形成された物理的なページ毎に付加画像を付加する画像付加手段と
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記付加画像を物理的なページ毎に付加するか、論理的なページ毎に付加するかを選択する付加単位指定手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像付加手段は、前記付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返しを行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 1ページに複数ページ分の画像を並べて形成する工程と、
    前記工程で形成された物理的なページ毎に付加画像を付加する工程と
    を備えていることを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記付加画像を物理的なページ毎に付加するか、論理的なページ毎に付加するかを選択する工程を備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  6. 前記付加画像を繰り返し付加する場合、物理的なページ内で繰り返しを行う
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018022528A (ja) * 2017-10-26 2018-02-08 三菱電機株式会社 入力表示装置、入力表示方法及び入力表示プログラム

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