JP2002113919A - 印刷装置及びコンピュータ可読媒体 - Google Patents

印刷装置及びコンピュータ可読媒体

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JP2002113919A
JP2002113919A JP2000310357A JP2000310357A JP2002113919A JP 2002113919 A JP2002113919 A JP 2002113919A JP 2000310357 A JP2000310357 A JP 2000310357A JP 2000310357 A JP2000310357 A JP 2000310357A JP 2002113919 A JP2002113919 A JP 2002113919A
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JP2000310357A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tokunaga
博幸 徳永
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メールやWebページの印刷に好適な印刷装
置を提供する。 【解決手段】 印刷装置を、受信した印刷データが表し
ている印刷物の最終ページ(第Pページ)が、座標値V
Gで指定される境界よりも上方にのみ描画が行われるも
のものであった場合、第Pページ及び第P−1ページの
内容を、縮小して1ページに収めて印刷するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの周
辺機器として用いられる印刷装置、並びに、印刷装置用
のドライバプログラムを記録したコンピュータ可読媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネットの発展並びにコン
ピュータ関連機器の価格低下に伴い、従来は文書作成や
データ管理のために主としてオフィスにて用いられてい
たパーソナルコンピュータと印刷装置とが、オフィスや
一般家庭にて、文書作成やデータ管理のためのみなら
ず、メールやWebページの表示/印刷のために用いら
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、パーソ
ナルコンピュータと印刷装置とからなる印刷システム
で、メールやWebページ等の印刷を行った場合、その
上端側の部分に僅かに印刷がなされているが殆ど白紙状
態の最終ページ(通常、第2ページ)を含む印刷物が印
刷装置から排出されることがしばしばある。
【0004】そのような印刷物は、読みにくいものとな
ってしまう。また、当該印刷物の最終ページが、破棄し
ても良いような内容のものとなっていることも多いた
め、そのような印刷物が生成されないように印刷が行え
ることが望ましい。
【0005】さて、殆ど白紙状態の最終ページを含む印
刷物が生成されないようにする(例えば、第2ページが
殆ど白紙状態の全2ページの印刷物の代わりに、全1ペ
ージの印刷物が得られるようにする)こと自体は、ユー
ザが、アプリケーションプログラム(メーラーやWeb
ブラウザ)に対して文字サイズ等の変更を指示すること
や、プリンタドライバに対して印刷条件の変更を指示す
る(縮小印刷を指示する等)ことによって可能である。
しかしながら、印刷プレビューが行えるアプリケーショ
ンプログラムが用いられている場合であっても、この作
業は煩雑なものである。また、印刷プレビューが行えな
いアプリケーションプログラムが用いられている場合に
は、一度、印刷して見ないことには、どのように印刷条
件等を変更して良いかが判らないので、作業がより煩雑
になることに加えて、用紙が無駄に消費されてしまうこ
とになる。
【0006】そこで、本発明の第1の課題は、殆ど白紙
状態の用紙が最終ページとして排出されることを防止で
きる印刷装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の課題は、メールやWebペ
ージの印刷に好適な印刷装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第3の課題は、一般的な印
刷装置を、メールやWebページの印刷に好適な装置と
して機能させることが出来るコンピュータ可読媒体を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の課題
を解決するために、本発明の第1の態様の印刷装置は、
印刷データを受信する受信手段と、この受信手段によっ
て受信された印刷データについて、その印刷データによ
って描画内容が規定されている印刷物の総ページ数Pが
2以上であり、かつ、当該印刷物の第Pページが、用紙
の上端側の所定領域内にだけ描画がなされるものである
という特殊印刷条件が満たされているか否かを判断する
判断手段と、この判断手段によって印刷データについて
特殊印刷条件が満たされていないと判断された場合に、
印刷データに含まれる第1ないし第Pページの描画内容
を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第Pペ
ージの印刷を実行する通常印刷実行手段と、判断手段に
よって印刷データについて特殊印刷条件が満たされてい
ると判断された場合に、印刷データに含まれる第1ない
し第P−2ページの描画内容を規定する情報に基づき、
それぞれ、第1ないし第P−2ページの印刷を実行する
とともに、印刷データに含まれる第P−1ページの描画
内容を規定する情報と第Pページの描画内容を規定する
情報とに基づき、それら2ページに関する描画結果が縮
小されて収められた1ページの印刷を実行する併合縮小
印刷実行手段とを備える。
【0010】すなわち、この第1の態様の印刷装置は、
最終ページである第Pページが殆ど白紙とみなせるもの
であった場合(印刷データが特殊印刷条件を満たすもの
であった場合)、その内容を第P−1ページに含めて印
刷する構成を有する。従って、この印刷装置によれば、
殆ど白紙状態の用紙が最終ページとして排出されること
を防止できるので、ユーザは、2ページ以内に収まるこ
とが多く、かつ、その第2ページに殆ど印刷がなされな
いことが多いメールやWebページの印刷結果として、
1枚の印刷結果を得ることが出来ることになる。
【0011】また、本発明の第2の態様の印刷装置は、
印刷データを受信する受信手段と、この受信手段によっ
て受信された印刷データについて、その印刷データによ
って描画内容が規定されている印刷物の総ページ数Pが
2以上であり、かつ、当該印刷物の第Pページが、用紙
の上端側の第1所定領域内と用紙の下端側の第2所定領
域内とにだけ描画がなされるものであるという特殊印刷
条件が満たされているか否かを判断する判断手段と、こ
の判断手段によって印刷データについて特殊印刷条件が
満たされていないと判断された場合に、印刷データに含
まれる第1ないし第Pページの描画内容を規定する情報
に基づき、それぞれ、第1ないし第Pページの印刷を実
行する通常印刷実行手段と、判断手段によって印刷デー
タについて特殊印刷条件が満たされていると判断された
場合に、印刷データに含まれる第1ないし第P−2ペー
ジの描画内容を規定する情報に基づき、それぞれ、第1
ないし第P−2ページの印刷を実行するとともに、印刷
データに含まれる第P−1ページの描画内容を規定する
情報と第Pページの描画内容を規定する情報とに基づ
き、第P−1ページに関する描画結果と第Pページの第
1所定領域に関する描画結果と第Pページの第2所定領
域に関する描画結果とが縮小されて収められた1ページ
の印刷を実行する併合縮小印刷実行手段とを備える。
【0012】すなわち、この第2の態様の印刷装置は、
最終ページである第Pページが、フッタが描画される第
2所定領域を有するが、殆ど白紙とみなせるものであっ
た場合(印刷データが特殊印刷条件を満たすものであっ
た場合)、その内容を第P−1ページに含めて印刷する
構成を有する。従って、この印刷装置によれば、フッタ
が付けられている印刷データに対しても、殆ど白紙状態
の用紙が最終ページとして排出されることを防止できる
ので、ユーザは、2ページ以内に収まることが多く、か
つ、その第2ページに殆ど印刷がなされないことが多い
メールやWebページの印刷結果として、1枚の印刷結
果を得ることが出来ることになる。
【0013】また、本発明の第3の態様の印刷装置は、
印刷データを受信する受信手段と、この受信手段によっ
て受信された印刷データについて、その印刷データによ
って描画内容が規定されている印刷物の総ページ数Pが
2以上であり、かつ、当該印刷物の第Pページが、用紙
上に設定される第1所定領域内の上端側の第2所定領域
内にだけ描画がなされるものであるという特殊印刷条件
が満たされているか否かを判断する判断手段と、この判
断手段によって印刷データについて特殊印刷条件が満た
されていないと判断された場合に、印刷データに含まれ
る第1ないし第Pページの描画内容を規定する情報に基
づき、第1ないし第Pページの印刷を、第1所定領域内
に描画されるべき内容の描画のみを行うことにより実行
する通常印刷実行手段と、判断手段によって印刷データ
について特殊印刷条件が満たされていると判断された場
合に、印刷データに含まれる第1ないし第P−2ページ
の描画内容を規定する情報に基づき、それぞれ、第1な
いし第P−2ページの印刷を、第1所定領域内に描画さ
れるべき内容の描画のみを行うことにより実行するとと
もに、印刷データに含まれる第P−1ページの描画内容
を規定する情報と第Pページの描画内容を規定する情報
とに基づき、それら2ページに関する第1所定領域内の
描画結果が縮小されて収められた1ページの印刷を実行
する併合縮小印刷実行手段とを備える。
【0014】すなわち、この第3の態様の印刷装置は、
最終ページである第Pページが、フッタが描画される第
2所定領域を有するが、殆ど白紙とみなせるものであっ
た場合(印刷データが特殊印刷条件を満たすものであっ
た場合)、その最終ページを含む各ページから、第2所
定領域に描画される内容を除去した上で、その最終ペー
ジの内容を第P−1ページに含めて印刷する構成を有す
る。従って、この印刷装置によれば、フッタが付けられ
ている印刷データに対しても、殆ど白紙状態の用紙が最
終ページとして排出されることを防止できるので、ユー
ザは、2ページ以内に収まることが多く、かつ、その第
2ページに殆ど印刷がなされないことが多いメールやW
ebページの印刷結果として、1枚の印刷結果を得るこ
とが出来ることになる。
【0015】本発明の第4の態様の印刷装置は、印刷デ
ータを受信する受信手段と、この受信手段によって受信
された印刷データについて、その印刷データが、総ペー
ジ数Pが2以上のテキストであり、かつ、第Pページに
印刷される行数が、規定数以下であるという特殊印刷条
件が満たされているか否かを判断する判断手段と、この
判断手段によって印刷データについて特殊印刷条件が満
たされていないと判断された場合に、印刷データに含ま
れる第1ないし第Pページの描画内容を規定する情報に
基づき、それぞれ、第1ないし第Pページの印刷を実行
する通常印刷実行手段と、判断手段によって印刷データ
について特殊印刷条件が満たされていると判断された場
合に、各ページに含める行数を増加させることにより、
印刷データに基づき、総ページ数がP−1ページの印刷
物を生成する特殊印刷実行手段とを備える。
【0016】すなわち、この第4の態様の印刷装置は、
最終ページである第Pページが、殆ど白紙とみなせるも
のであった場合(印刷データが特殊印刷条件を満たすも
のであった場合)、そのPページ分の内容がP−1ペー
ジに分割して印刷する構成を有する。従って、この印刷
装置を用いれば、殆ど白紙状態の用紙が最終ページとし
て排出されることがないので、ユーザに、より読みやす
い印刷物を提供できることになる。
【0017】本発明の第5の態様の印刷装置は、印刷デ
ータを受信する受信手段と、この受信手段によって受信
された印刷データによって描画内容が規定されている印
刷物の総ページ数Pが“1”であるか否かを判断する判
断手段と、この判断手段によって総ページ数が“1”で
あると判断された場合には、印刷データに従った印刷を
行い、判断手段によって総ページ数が“1”でないと判
断された場合には、印刷データを、割付印刷の実行が指
定されたものとして取り扱って、印刷を行う印刷実行手
段とを備える。
【0018】すなわち、この第5の態様の印刷装置は、
印刷データが複数ページにわたるものであった場合、自
動的に割付印刷を行う構成を有する。従って、この印刷
装置を用いれば、ユーザに、2ページ以内に収まること
が多く、かつ、その第2ページに殆ど印刷がなされない
ことが多いメールやWebページの印刷結果として、1
枚の印刷結果、換言すれば、全体的な内容を読みやすい
印刷結果を、提供できることになる。
【0019】本発明の第1ないし第3の態様の印刷装置
を実現するに際しては、併合縮小印刷実行手段として、
第P−1ページに関する描画結果と第Pページに関する
描画結果とが、第Pページの描画結果を包含する最小の
矩形領域の上下方向の長さとの間に正の相関を有する縮
小率で縮小されて収められた1ページの印刷を実行する
手段を採用することが出来る。
【0020】換言すれば、本発明の第1ないし第3の態
様の印刷装置を実現するに際して、併合縮小印刷実行手
段として、規定の縮小率を使用する手段を採用しても良
いが、第Pページの描画結果を包含する最小の矩形領域
の上下方向の長さに応じた縮小率を使用する手段を採用
しても良い。
【0021】そして、本発明のコンピュータ可読媒体
は、2ページが1枚の用紙の片面に印刷される割付印刷
を行える印刷装置用のプリンタドライバを記録したコン
ピュータ可読媒体であって、コンピュータを、割付印刷
を行うか否かを示す採否情報を含む印刷条件を記憶する
印刷条件記憶手段と、印刷データを生成すべき印刷ドキ
ュメントのページ数を把握する把握手段と、この把握手
段によって把握されたページ数が“1”であった場合に
は、印刷条件記憶手段に記憶された印刷条件に従って、
印刷ドキュメントに応じた印刷データを生成し、把握手
段によって把握されたページ数が“2”以上であった場
合には、印刷条件記憶手段に記憶された印刷条件を、割
付印刷を行うことを示す採否情報を含むものであるとみ
なした印刷条件に従って、印刷ドキュメントに応じた印
刷データを生成する印刷データ生成手段とを備える装置
として動作させるプリンタドライバを記録してなる。
【0022】従って、このコンピュータ可読媒体によれ
ば、一般的な印刷装置を、本発明の第5の態様の印刷装
置として動作させることが出来ることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0024】<第1実施形態>まず、本発明の第1実施
形態に係る印刷システムの概要を説明する。
【0025】図1に示したように、第1実施形態に係る
印刷システムは、印刷装置10とパーソナルコンピュー
タ(PC)20とを、パラレルケーブル40にて接続し
た構成を有する。
【0026】印刷装置10は、ユーザと印刷装置10と
の間のインタフェースである操作パネル12,用紙上へ
の印刷を実際に行う印刷部13,及び,CPUとその周
辺回路とからなる制御部11を、備える。すなわち、印
刷装置10は、一般的な印刷装置と同様のハードウェア
構成を有する。印刷装置10の動作については後述する
が、本実施形態並びに後述する第2ないし第3実施形態
では、制御部11が、受信手段及び判断手段として機能
し、制御部11及び印刷部13が、通常印刷実行手段及
び併合縮小印刷手段として機能する。
【0027】PC20は、OS(オペレーティングシス
テム)や各種のアプリケーションプログラムがインスト
ールされたコンピュータに、印刷装置10用に開発され
たプリンタドライバ25がCD−ROM30からインス
トールされた装置である。
【0028】印刷装置10用のプリンタドライバ25
は、一般的なプリンタドライバと同様に、印刷条件に関
する各種設定値を記憶する機能,それらの設定値につい
ての設定/変更指示を受け付けるためのプリンタ・プロ
パティ・ダイアログボックスを表示する機能,及び,印
刷装置10用の印刷データを生成する機能を有する。
【0029】ただし、プリンタドライバ25は、印刷条
件に関する各種設定値として、一般的な印刷条件に関す
る複数種類の設定値に加えて、非印刷保証境界座標値V
G及びフォントサイズ指定値を、記憶する。また、プリ
ンタドライバ25は、非印刷保証境界座標値VG及びフ
ォントサイズ指定値を含む各種設定値の設定/変更指示
を受け付けるためのプリンタ・プロパティ・ダイアログ
ボックスを、表示する。そして、プリンタドライバ25
(及びOS)は、アプリケーションプログラムから、あ
る印刷ドキュメントの印刷を指示された場合、設定され
ている(記憶している)非印刷保証境界座標値VGを示
す非印刷保証境界用制御情報、フォントサイズ指定値を
示すフォントサイズ指定値用制御情報等を含む、その印
刷ドキュメントに応じた内容の印刷データを生成し、パ
ラレルケーブル40を介して印刷装置10に供給する。
【0030】なお、プリンタドライバ25が表示するプ
リンタ・プロパティ・ダイアログボックスは、ユーザ
が、非印刷保証境界座標値VG及びフォントサイズ指定
値の双方の設定を行わないこと、或いは、フォントサイ
ズ指定値の設定を行わないことができるものとなってお
り、プリンタドライバ25は、設定されていない値用の
制御情報を含まない印刷データを生成する。
【0031】ここで、印刷装置10の動作の概要説明、
並びに、非印刷保証境界座標値VG及びフォントサイズ
指定値の概要説明を行う。
【0032】本印刷システムを構成する印刷装置10
は、そのまま処理したのでは、殆ど白紙状態の最終ペー
ジが印刷されることになる、総ページ数が“2”以上の
印刷データを受信した際に、その印刷データに基づき、
殆ど白紙状態の最終ページを含まない印刷物を生成する
機能(以下、特殊印刷機能と表記する)を有する。そし
て、特殊印刷機能(詳細は後述)が利用されている場
合、印刷装置10は、用紙の上部に仮想的に設定される
非印刷保証領域内だけに描画が行われた最終ページを、
殆ど白紙状態の最終ページとみなして動作する。
【0033】プリンタドライバ25が記憶する非印刷保
証境界座標値VGは、その非印刷保証領域の下端(以
下、非印刷保証境界と表記する)の位置を規定する情報
となっている。本実施形態では、非印刷保証境界座標値
Gとして、図2に模式的に示したように、印字領域
(網掛けを付してある矩形領域)の上端位置を“0”、
下端位置を“100”とした一次元座標系V(以下、V
座標系と表記する)における非印刷保証境界BGの座標
値(換言すれば、非印刷保証境界BGの印字領域上端か
らの距離LGを、印字領域の上下方向の長さLMAXに対す
る百分率で示した値(=100×LG/LMAX))が、用
いられている。
【0034】なお、この第1実施形態並びに後述する他
の各実施形態の説明において、印字領域とは、用紙の、
マージンとして指定されている領域を除いた矩形領域の
ことである。また、用紙が、内容が読める向きに配置さ
れていることを前提として、上端、下端といった、方向
(位置)に関する語句を用いている。従って、ポートレ
ート印刷が行われる場合には、図2に示したように、用
紙の長辺と平行な方向にV座標系が取られるが、ランド
スケープ印刷が行われる場合には、用紙の短辺と平行な
方向にV座標系が取られ、非印刷保証境界BGは、長辺
に平行な境界となる。
【0035】プリンタドライバ25が記憶するフォント
サイズ指定値は、文字サイズを表す数値情報(単位は、
ポイント,mm,インチのいずれか)である。このフォ
ントサイズ指定値の用途については後述する。
【0036】以下、第1実施形態に係る印刷装置10の
動作を具体的に説明する。
【0037】図3に、非印刷保証境界用制御情報を含む
印刷データを受信した際に、制御部11が実行する印刷
要求応答処理の流れ図を示す。
【0038】図示したように、非印刷保証境界用制御情
報を含む印刷データを受信した際、制御部11は、その
受信した印刷データ(以下、処理対象印刷データと表記
する)内の非印刷保証境界用制御情報、フォントサイズ
指定値用制御情報に基づき、非印刷保証境界座標値
G、フォントサイズ指定値を特定する(ステップS1
01)。処理対象印刷データにフォントサイズ指定値用
制御情報が含まれていなかった場合、このステップS1
01において、制御部11は、フォントサイズ指定値が
“0”であると認識する。
【0039】次いで、制御部11は、処理対象印刷デー
タを解析することにより、処理対象印刷データによって
その内容が規定されている印刷物(処理対象印刷データ
をそのまま処理したときに得られる印刷物)の総ページ
数Pを特定する(ステップS102)。
【0040】総ページ数Pが“1”であった場合(ステ
ップS103;=1)、制御部11は、処理対象印刷デ
ータを、そのまま(そこに規定されている通りに)処理
することにより、処理対象印刷データによって規定され
ている内容の印刷物(この場合、1ページの印刷物)
を、印刷部13に生成させる(ステップS108)。す
なわち、制御部11は、このステップS108におい
て、処理対象印刷データに基づき、当該処理対象印刷デ
ータが表している1以上のページからなる印刷物の各ペ
ージに関するイメージデータを、順次、生成して印刷部
13に供給する処理を実行する。そして、ステップS1
08の処理の完了後、制御部11は、印刷要求応答処理
を終了する。
【0041】これに対して、総ページ数Pが“2”以上
であった場合(ステップS103;≧2)、制御部11
は、末尾境界のV座標系における座標値である末尾境界
座標値VTを算出する(ステップS104)。ここで、
末尾境界とは、処理対象印刷データにて規定されている
通りに印刷を行った場合に最終ページ(第Pページ)上
に描画される全ての情報を包含する、最小サイズの矩形
領域の下端辺のことである。
【0042】制御部11は、算出した末尾境界座標値V
Tが非印刷保証境界座標値VGを超えていた場合(ステッ
プS105;NO)には、ステップS108に進み、処
理対象印刷データをそのまま処理することにより、印刷
部13に第1ないし第Pページの印刷を行わせる。そし
て、制御部11は、印刷要求応答処理を終了する。
【0043】一方、末尾境界座標値VTが非印刷保証境
界座標値VG以下であった場合(ステップS105;YE
S)、制御部11は、第P−1ページの描画内容と第P
ページの描画内容とを縦方向に並べて1枚の用紙上に印
刷するための縮小率Rを算出するとともに、その縮小率
Rで縮小印刷した場合に用紙上に印字されることになる
最も小さな文字の文字サイズである最小フォントサイズ
を、算出する(ステップS106)。
【0044】具体的には、このステップS106におい
て、制御部11は、縮小率Rを、式R=100×100
/(100+VT)(=100×LMAX/(LMAX
T);L Tは末尾境界の印字領域上端からの距離)を用
いて算出する。換言すれば、制御部11は、第P−1ペ
ージに関する印字領域内の描画内容を縮小率Rで縮小し
たイメージの縦方向の長さと、第Pページに関する、印
字領域の末尾境界より上の部分内の描画内容を縮小率R
で縮小したイメージの縦方向の長さとの和が、印字領域
の縦方向の長さLMAXと一致することになる縮小率Rを
算出する。そして、制御部11は、第P−1ページ或い
は第Pページに含まれている最も小さな文字の文字サイ
ズ(但し、フォントサイズ指定値と同じ単位での文字サ
イズ)を特定し、その文字サイズに縮小率Rを乗ずるこ
とによって、最小フォントサイズを算出する。
【0045】算出した最小フォントサイズがフォントサ
イズ指定値以下であった場合(ステップS107;YE
S)、制御部11は、ステップS108に進み、印刷部
13に、処理対象印刷データによって規定されている通
りに各ページを印刷させるための処理を実行する。そし
て、制御部11は、印刷要求応答処理を終了する。
【0046】一方、算出した最小フォントサイズがフォ
ントサイズ指定値を超えていた場合(ステップS10
7;NO)、制御部11は、印刷部13に、第1〜第P
−2ページに関しては、処理対象印刷データによって規
定されている通りの印刷を行わせ、第P−1ページ及び
第Pページに関しては、各ページの内容を縮小率Rで縮
小して縦方向に並べたページを印刷させるための処理を
実行する(ステップS109)。そして、制御部11
は、印刷要求応答処理を終了する。
【0047】すなわち、第1実施形態に係る印刷システ
ム(印刷装置10)は、図4に模式的に示したように、
末尾境界座標値VTが非印刷保証境界座標値VG以下であ
った場合に、最終ページである第Pページとその前ペー
ジである第P−1ページの内容をそれぞれ縮小率Rで縮
小して1ページに収めた形態での印刷(以下、併合縮小
印刷と表記する)を行えるように構成されている。
【0048】従って、ユーザは、プリンタ・プロパティ
・ダイアログボックスを操作することにより、予め適当
な非印刷保証境界座標値VGを設定しておけば、数行分
の印刷しかなされていない最終ページを含む印刷物が印
刷装置10によって生成されない状態で、各種ドキュメ
ントの印刷を行えることになる。
【0049】また、本実施形態に係る印刷システムは、
印刷結果にフォントサイズ指定値よりも小さな文字サイ
ズの文字が含まれることになる場合には、併合縮小印刷
を実行しないようにも構成されている。従って、ユーザ
は、元々、小さなサイズのフォントが用いられている印
刷ドキュメントに対して併合縮小印刷が行われてしまう
(読みにくい印刷物が得られてしまう)ことがない状態
で、印刷システムを使用できることになる。
【0050】以下、本発明の第2ないし第6実施形態に
係る印刷システムの構成、動作を説明する。
【0051】第2ないし第6実施形態に係る印刷システ
ムの基本的なハードウェア構成は、いずれも、第1実施
形態に係る印刷システムと同じものとなっているため、
以下では、第1実施形態に係る印刷システムの説明時と
同じ符号を用いて、構成、動作が異なる部分を中心に、
各実施形態に係る印刷システムの説明を行う。
【0052】<第2実施形態>第2実施形態に係る印刷
システムは、フッタ(或いはヘッダ及びフッタ)が付加
された印刷ドキュメントについての印刷データに対して
も、併合縮小印刷が行われることがあるように、第1実
施形態に係る印刷システムを変形したものである。
【0053】第2実施形態に係る印刷システムを構成す
るPC20は、第1実施形態に係る印刷システムを構成
するPC20と同じもの(同じプリンタドライバ25が
インストールされたもの)である。一方、第2実施形態
に係る印刷システムを構成する印刷装置10内の制御部
11は、非印刷保証境界用制御情報を含む印刷データを
受信した際、図5に、その流れ図を示した印刷要求応答
処理を実行する。
【0054】すなわち、制御部11は、ステップS20
1〜S203、S208において、それぞれ、ステップ
S101〜S103、S108と同じ内容の処理を実行
する。
【0055】そして、総ページ数Pが2以上であった場
合(ステップS203;≧2)、制御部11は、末尾境
界特定処理を実行する(ステップS204)。
【0056】図6に示したように、末尾境界特定処理
時、制御部11は、まず、最終ページの構成が、短縮可
能なものであるか非かを判断する(ステップS30
1)。具体的には、このステップS301において、制
御部11は、最終ページが、描画がなされる矩形領域で
ある第1描画領域と、描画がなされない第1規定値以上
の高さ(上下方向の長さ)を有する矩形領域である空白
領域と、描画がなされる第2規定値以下の高さを有する
矩形領域である第2描画領域とを、上端側から縦方向に
並べたものとみなせるか非かを、判断する。また、この
判断時、制御部11は、第1描画領域(ヘッダ及び本文
が描画された領域、或いは、本文が描画された領域に相
当)と、第2描画領域(フッタが描画された領域に相
当)とを、それぞれ、その高さが最小となるように特定
し、空白領域をその高さが最大となるように特定する。
なお、空白領域と第2描画領域とに、高さについての条
件(第1規定値、第2規定値)を課しているのは、フッ
タの直上に存在する空白部分と、それ以外の部分に存在
する空白部分(例えば、本文中に連続して挿入されてい
る複数の空白行)とが区別されるようにするためであ
る。
【0057】最終ページが、短縮可能な構成を有してい
なかった場合(ステップS301;NO)、すなわち、
最終ページが、フッタが設けられていない(空白領域の
下方に第2描画領域が存在しない)ものであった場合
や、フッタが設けられていてもその間際まで印字がなさ
れている(空白領域が存在しない)ものであった場合、
制御部11は、最終ページの全描画内容を包含する最小
の矩形領域を特定し、その下端のV座標値を末尾境界座
標値VTとして算出する(ステップS302)。そし
て、制御部11は、末尾境界特定処理を終了する。
【0058】最終ページが短縮可能な構成を有していた
場合(ステップS301;YES)、すなわち、最終ペ
ージが、第2描画領域(フッタ)と、その直上に存在す
る第1規定値以上の高さの空白領域とを有するものであ
った場合、制御部11は、ステップS303において、
まず、空白領域の代わりに所定高さ(<第1規定値)の
省略記号領域を設けるとともに、第2描画領域の位置を
省略記号領域の直下とした短縮最終ページの存在を仮定
する。そして、制御部11は、短縮最終ページの全描画
内容を包含する最小の矩形領域を特定し、その矩形領域
の下端のV座標値を末尾境界座標値VTとして算出し
て、ステップS303を終了する。
【0059】すなわち、このステップS303におい
て、制御部11は、処理対象印刷データが表している最
終ページが、図7(a)に示したような構成のものであ
った場合、図7(b)に示したような構成の短縮最小ペ
ージの存在を仮定して、末尾境界座標値VTを算出す
る。そして、制御部11は、末尾境界特定処理を終了す
る。
【0060】末尾境界特定処理の終了後、制御部11
は、末尾境界特定処理時に算出した末尾境界座標値VT
が、非印刷保証境界座標値VG以下であるか非かを判断
する(図5:ステップS205)。末尾境界座標値VT
が、非印刷保証境界座標値VGを超えていた場合(ステ
ップS205;NO)、制御部11は、ステップS20
8に進み、処理対象印刷データによって規定されている
通りに各ページを印刷するための処理を実行してから、
印刷要求応答処理を終了する。
【0061】一方、末尾境界座標値VTが非印刷保証境
界座標値VG以下であった場合(ステップS205;YE
S)、制御部11は、第P−1ページの描画内容と、第
Pページの短縮された描画内容(短縮最終ページの描画
内容;ステップS302で“NO”側への分岐がなされ
ていた場合には、第Pページの描画内容)とを縦方向に
並べて1枚の用紙上に印刷するための縮小率Rを算出す
るとともに、その縮小率Rで縮小印刷した場合の最小フ
ォントサイズを算出する(ステップS206)。このス
テップS206における縮小率R、最小フォントサイズ
の算出手順は、前述したステップS106における算出
手順と同じものである。
【0062】そして、制御部11は、最小フォントサイ
ズがフォントサイズ指定値以下であった場合(ステップ
S207;YES)には、ステップS208に進み、処
理対象印刷データによって規定されている通りに各ペー
ジを印刷するための印刷制御処理を実行してから、印刷
要求応答処理を終了する。
【0063】一方、最小フォントサイズがフォントサイ
ズ指定値を超えていた場合(ステップS207;N
O)、制御部11は、印刷部13に、第1〜第P−2ペ
ージについては、処理対象印刷データによって規定され
ている通りに印刷させ、第P−1ページ及び第Pページ
については、第P−1ページの描画内容を縮小率Rで縮
小したイメージと、省略されていることを示す省略記号
を省略記号領域に描画した短縮最終ページの描画内容
(ステップS302で“NO”側への分岐がなされてい
た場合には、第Pページの描画内容)を縮小率Rで縮小
したイメージとを縦方向に並べたページを印刷させるた
めの印刷制御処理を実行する(ステップS209)。そ
して、制御部11は、印刷要求応答処理を終了する。
【0064】以上、説明したように、第2実施形態に係
る印刷システムによれば、通常の印刷システムや第1実
施形態に係る印刷システムでは、図8(a)、(b)に
示したような第P−1ページと第Pページ(最終ペー
ジ)とが印刷されることになる場合に、図8(c)に示
したような内容のページ(この例では、省略記号領域
に、ハイフン“−”を繰り返した省略記号が描画されて
いる)を、第P−1ページ(最終ページ)として印刷さ
せることが出来る。従って、本印刷システムのユーザ
は、アプリケーションプログラムが印刷ドキュメントに
フッタを常に付けてしまうものであっても(アプリケー
ションプログラムは、フッタの採否を設定できるもので
あるが、ユーザがフッタを付けない設定にすることを忘
れても)、本文に関して数行分の印刷しかなされていな
い最終ページを含む印刷物が印刷装置10によって生成
されない状態で、その印刷ドキュメントの印刷を行える
ことになる。
【0065】<第3実施形態>第3実施形態に係る印刷
システムも、第2実施形態に係る印刷システムと同様
に、フッタ(或いはヘッダ及びフッタ)が付加された印
刷ドキュメントに関する印刷データに対しても、併合縮
小印刷が行われることがあるように、第1実施形態に係
る印刷システムを変形したものである。
【0066】第3実施形態に係る印刷装置10用のプリ
ンタドライバ25は、ユーザが、非印刷保証境界座標値
G、フォントサイズ指定値等と共に、上部マスキング
領域指定値と下部マスキング領域指定値とを設定するこ
とが出来るプリンタ・プロパティ・ダイアログボックス
を表示する。ここで、上部マスキング領域指定値とは、
用紙の上端をその一端とした、描画(印刷)を行わせな
い領域である上部マスキング領域の他端の位置を、上端
からの距離で指定する情報のことであり、下部マスキン
グ領域指定値とは、用紙の下端をその一端とした、描画
(印刷)を行わせない領域である上部マスキング領域の
他端の位置を、下端からの距離で指定する情報のことで
ある。
【0067】ユーザは、あるアプリケーションプログラ
ムからの印刷に、第3実施形態に係る印刷装置10の特
殊印刷機能を利用する場合、そのアプリケーションプロ
グラムからの印刷結果について、その上端からヘッダの
下端までの距離、その下端からフッタの上端までの距離
を測定しておき、前者の距離を上部マスキング領域指定
値として設定し、後者の距離を下部マスキング領域とし
て設定しておく。すなわち、図9に模式的に示したよう
に、上部マスキング領域にヘッダが印字される領域が含
まれるように、上部マスキング領域指定値を設定してお
き、下部マスキング領域にフッタが印字される領域が含
まれるように、下部マスキング領域指定値を設定してお
く。
【0068】なお、プリンタドライバ25が表示するプ
リンタ・プロパティ・ダイアログボックスは、ユーザ
が、上部マスキング領域指定値、下部マスキング領域指
定値の双方或いはいずれかの設定を行わないことを指定
できるものとなっており、プリンタドライバ25は、設
定が行われていない値用の制御情報を含まない印刷デー
タを生成する。
【0069】そして、第3実施形態に係る印刷装置10
内の制御部11は、非印刷保証境界用制御情報を含む印
刷データを受信した際、図10に、その流れ図を示した
印刷要求応答処理を実行するように構成されている。
【0070】すなわち、制御部11は、非印刷保証境界
用制御情報を含む印刷データを受信した際、その印刷デ
ータ(以下、処理対象印刷データと表記する)内の非印
刷保証境界用制御情報、フォントサイズ指定値用制御情
報に基づき、非印刷保証境界座標値VG、フォントサイ
ズ指定値を特定するとともに、上部マスキング領域指定
値用制御情報と下部マスキング領域指定値用制御情報と
を参照して、上部マスキング領域と下部マスキング領域
とを除いた印字領域であるクリッピング領域を特定する
(ステップS401)。
【0071】なお、このステップS401において、制
御部11は、処理対象印刷データに上部マスキング領域
指定値用制御情報、下部マスキング領域指定値用制御情
報が含まれていなかった場合、それぞれ、上部マスキン
グ領域指定値、下部マスキング領域指定値が“0”であ
ると認識する。
【0072】その後、制御部11は、クリッピング領域
内に描画されるべき情報しか処理対象印刷データに含ま
れていないとみなして動作する点を除けば、ステップS
102〜S109(図3)と同じ内容の処理を、それぞ
れ、ステップS402〜S409にて実行する。
【0073】すなわち、制御部11は、ステップS40
8において、処理対象印刷データによって規定されてい
る内容から上部及び下部マスキング領域内に描画される
べき情報(フッタ及びヘッダ)を取り除いた内容の印刷
物を、印刷部13に生成させるための処理を行う。ま
た、制御部11は、総ページ数Pが2以上であるときに
実行されるステップS404において、最終ページ(第
Pページ)が、クリッピング領域内にのみ描画が行われ
るものである(フッタ及びヘッダがつけられていないも
のである)として、末尾境界座標値VTの算出を行う。
制御部11は、ステップS406における縮小率R及び
最小フォントサイズの算出、並びに、ステップS409
における処理も、処理対象印刷データに含まれる、クリ
ッピング領域外に描画されるべき情報を無視した形で、
実行する。
【0074】以上、説明したように、第3実施形態に係
る印刷システムによれば、フッタ(或いはヘッダ及びフ
ッタ)が付加された印刷ドキュメントを、フッタ(或い
はヘッダ及びフッタ)を除去した上で、第1実施形態に
係る印刷システムと同様の形態で印刷させることが出来
る。従って、本印刷システムのユーザは、アプリケーシ
ョンプログラムが印刷ドキュメントにフッタを常に付け
てしまうものであっても(アプリケーションプログラム
は、フッタの採否を設定できるものであるが、ユーザが
フッタを付けない設定にすることを忘れても)、本文に
関する印刷がほとんどなされていない最終ページを含む
印刷物が印刷装置10によって生成されない状態で、そ
の印刷ドキュメントの印刷を行えることになる。
【0075】<第4実施形態>本発明の第4実施形態に
係る印刷システムを構成するPC20には、一般的な印
刷条件と共に、非印刷保証境界座標値VGを設定できる
プリンタ・プロパティ・ダイアログボックスを表示する
プリンタドライバ25がインストールされる。
【0076】そして、第4実施形態に係る印刷装置10
内の制御部11は、非印刷保証境界用制御情報を含む印
刷データを受信した際、図11に示した手順の印刷要求
応答処理を開始し、まず、処理対象印刷データ(受信し
た印刷データ)内の非印刷保証境界用制御情報に基づ
き、非印刷保証境界座標値VGを把握する(ステップS
501)。次いで、制御部11は、総ページ数Pが
“2”以上であり、かつ、その最終ページが非印刷保証
境界より上側にのみ描画が行われる内容であるという特
殊印刷条件を、処理対象印刷データが満たしているかを
判断する(ステップS502)。すなわち、ステップS
501及びS502において、制御部11は、受信手段
及び判断手段として機能する。
【0077】そして、処理対象印刷データが特殊印刷条
件を満たしていなかった場合(ステップS502:N
O)、制御部11は、処理対象印刷データをそのまま処
理してイメージデータを生成して印刷部13に供給する
ことにより、印刷部13に何ページかの印刷を行わせる
(ステップS505)。すなわち、このステップS50
5において、制御部11及び印刷部13は、通常印刷手
段として機能する。そして、制御部11は、印刷要求応
答処理を終了する。
【0078】一方、処理対象印刷データが特殊印刷条件
を満たしていた場合(ステップS502:NO)、制御
部11は、最終ページに印字される行数NTを算出する
とともに、追加行数Naddを、式Nadd=ceil(NT/(P
−1))を用いて算出する(ステップS503)。ここ
で、ceil(x)は、実数xが整数である場合には、その整
数を表し、実数xが整数でない場合には実数xよりも大
きい最小の整数を表す関数である。換言すれば、ステッ
プS503において、制御部11は、Nadd×(P−1)
≧NTを満たす最小の整数Naddを、算出する。
【0079】そして、制御部11は、処理対象印刷デー
タを、各ページに“NS+Nadd”(NSは、処理対象印
刷データにて規定されている1ページに印字すべき行
数)行の印字を行うべきデータであるとして処理するこ
とにより、印刷部13に、"P−1"ページの印刷を行わ
せる(ステップS504)。すなわち、ステップS50
3及びS504において、制御部11及び印刷部13
は、特殊印刷手段として機能する。そして、制御部11
は、印刷要求応答処理を終了する。
【0080】以上の説明から明らかなように、第4実施
形態に係る印刷システムの印刷装置10は、例えば、図
12の左側に示してあるような3ページの印刷物を生成
すべき印刷データを受信した際に、図12の右側に示し
てあるような2ページの印刷物を生成する機能を有す
る。
【0081】従って、本実施形態に係る印刷システムに
よれば、第1実施形態に係る印刷システムと同様に、フ
ッタが付けられていない印刷ドキュメントの印刷を、殆
ど白紙状態の最終ページが含まれない形で、行えること
になる。また、第1実施形態に係る印刷システムでは、
2ページ分の情報が1ページに印刷されるが、本実施形
態に係る印刷システムでは、Pページ分の情報がP−1
ページに分散されて印刷されるので、本実施形態に係る
印刷システムは、特に、総ページ数が“3”以上の印刷
ドキュメントの印刷に好適なシステムとなっている。
【0082】<第5実施形態>本発明の第5実施形態に
係る印刷システムを構成するPC20にインストールさ
れたプリンタドライバ25は、特殊印刷機能を利用する
か非かをユーザが設定できるプリンタ・プロパティ・ダ
イアログボックスを表示する。そして、当該プリンタド
ライバ25は、特殊印刷機能を利用することが設定され
ている状態で、アプリケーションプログラムから、ある
印刷ドキュメントの印刷が指示された場合には、特殊印
刷機能を利用すること示す特殊印刷機能用制御情報を含
む印刷データを生成する。
【0083】一方、特殊印刷機能用制御情報を含む印刷
データを受信した際、第5実施形態に係る印刷装置10
内の制御部11は、図13に、その流れ図を示した印刷
要求応答処理を実行する。
【0084】すなわち、第5実施形態に係る印刷装置1
0内の制御部11は、まず、処理対象印刷データ(受信
した印刷データ)の総ページ数を把握する(ステップS
601)。そして、制御部11は、総ページ数Pが
“1”であった場合(ステップS602;=1)、処理
対象印刷データをそのまま処理することにより、印刷部
13に1ページの印刷を行わせ(ステップS603)、
印刷要求応答処理を終了する。
【0085】これに対して、総ページ数Pが“2”以上
であった場合(ステップS602;>2)、制御部11
は、処理対象印刷データを、当該データが2ページを1
枚の用紙の片面に印刷する割付印刷の実行が指示された
データであるとして処理することにより、印刷部13に
何枚かの割付印刷を行わせ(ステップS604)、印刷
要求応答処理を終了する。
【0086】換言すれば、ステップS601及びS60
2において、第5実施形態に係る印刷装置10内の制御
部11は、受信手段及び判断手段として機能し、ステッ
プS603及びS604において、第5実施形態に係る
印刷装置10内の制御部11及び印刷部13は、印刷実
行手段として機能する。
【0087】このように、第5実施形態に係る印刷シス
テムの印刷装置10は、処理対象印刷データが表してい
る印刷物の総ページ数のみに応じた内容の印刷を実行す
る特殊印刷機能を有する。従って、本印刷システムを用
いれば、メールやWebページ等、印刷結果の総ページ
数Pが“1”或いは“2”であることが多い印刷ドキュ
メントを、ユーザがページをめくることなくその内容を
読める形態で、印刷できることになる。
【0088】<第6実施形態>本発明の第6実施形態に
係る印刷システムは、第5実施形態に係る印刷システム
と同じ内容の特殊印刷が行えるシステムである。第6実
施形態に係る印刷システムは、第5実施形態と同様に、
割付印刷が行える印刷装置10とプリンタドライバ25
がインストールされたPC20とを、パラレルケーブル
40にて接続した構成を有する。
【0089】ただし、第6実施形態に係る印刷装置10
は、第4実施形態に係る印刷装置10とは異なり、印刷
データに従った動作のみを行う、換言すれば、第6実施
形態に係る印刷装置10は、図13に示した流れ図に従
った処理を実行する機能を有さない装置となっている。
【0090】一方、第6実施形態に係るPC20にイン
ストールされるプリンタドライバ25は、第5実施形態
に係るプリンタドライバ25と同様に、特殊印刷機能を
利用するか非かをユーザが設定できるプリンタ・プロパ
ティ・ダイアログボックスを表示し、そのプリンタ・プ
ロパティ・ダイアログボックスにて設定されている各種
の値をPC20のHDD(印刷条件記憶手段に相当)内
に記憶する機能を有する。
【0091】ただし、第6実施形態に係るプリンタドラ
イバ25(正確には、プリンタドライバ25に従ったP
C20)は、特殊印刷機能を利用することがユーザによ
って設定されている状態で、アプリケーションプログラ
ムからの印刷データの生成要求を受けた場合、図14に
示したように、まず、印刷データを生成すべきドキュメ
ントの総ページ数を把握する(ステップS701)。そ
して、プリンタドライバ25は、総ページ数Pが“1”
であった場合(ステップS702;=1)、設定されて
いる印刷条件(ユーザがプリンタ・プロパティ・ダイア
ログボックスを用いて設定した印刷条件)に応じた印刷
データを生成する(ステップS703)。一方、総ペー
ジ数Pが“2”以上であった場合(ステップS702;
≧2)、プリンタドライバ25は、割付印刷の実行が指
示されている(その旨を示す情報がHDDに記憶されて
いる)ものとして、印刷データを生成する(ステップS
704)。
【0092】このように、第6実施形態に係るプリンタ
ドライバ25は、PC20を、印刷条件記憶手段、把握
手段、印刷データ生成手段として機能させ、本印刷シス
テムでは、ステップS603、S604のいずれかで作
成された印刷データが、OSの制御下、印刷装置10に
供給され、印刷装置10にて、通常の印刷或いは割付印
刷が、実行される。
【0093】従って、この第6実施形態に係る印刷シス
テムを用いても、第5実施形態に係る印刷システムと同
様に、メールやWebページ等、印刷結果の総ページ数
Pが“1”或いは“2”であることが多い印刷ドキュメ
ントを、その印刷結果が2枚にわたらないように、印刷
できることになる。
【0094】<変形形態>各実施形態に係る印刷システ
ムは、各種の変形を行うことが出来る。例えば、第1な
いし第5実施形態に係る印刷システムは、PC20にて
特殊印刷機能関連の設定が行われ、その設定内容を示す
制御情報を含めた印刷データがPC20から印刷装置1
0に供給されるシステムであったが、特殊印刷機能関連
の設定が操作パネル12から行えるように印刷装置10
を構成する(或いは印刷データとは別に印刷装置10に
供給されるようにする)ことにより、印刷データ自体に
は、特殊印刷機能関連の制御情報が含まれないように、
印刷システムを構成しても良い。
【0095】また、第1ないし第3実施形態に係る印刷
装置10では、末尾境界座標値VTの関数として縮小率
Rが算出されているが、式R=100×100/(10
0+VG)により、縮小率Rが算出されるように、各印
刷装置10を構成しても良い。すなわち、VTが併合縮
小印刷を行うか否かの判断にのみ用いられ、縮小率Rと
しては、VTによらない一定値が用いられるように、各
印刷装置10を構成しておいても良い。
【0096】また、第3実施形態に係る印刷システムで
用いられている技術(ヘッダ、フッタをマスクしてしま
う技術)を、第4実施形態に係る印刷システムに適用し
ても良く、第1〜第3実施形態に係る印刷システムを、
最小フォントサイズを指定できないシステムとして構成
しても良い。また、各実施形態に係る印刷システムを、
LANケーブルで印刷データが印刷装置10に供給され
るシステムとして構成しても良いことや、非印刷保証境
界等の指定が、各実施形態とは異なる方法(行数や用紙
上端からの長さ)で行われるシステムとしても良いこと
は当然である。
【0097】さらに、第1〜第4実施形態に係る印刷シ
ステムを、通常の機能を有する印刷装置10と、特殊な
印刷データを生成するPC20(プリンタドライバ2
5)とを含むシステムとして構成することも出来る。
【0098】
【発明の効果】本発明の第1ないし第4の態様(請求項
1ないし請求項4記載)の印刷装置によれば、殆ど白紙
状態の用紙が最終ページとして排出されることを防止で
きるので、メールやWebページを含む各種のドキュメ
ントの印刷を、より好ましい形態の印刷結果が得られる
形で行えることになる。
【0099】また、本発明の第5の態様(請求項5記
載)の印刷装置によれば、メールやWebページの印刷
を、より読みやすい形態の印刷結果が得られる形で行え
ることになる。さらに、本発明のコンピュータ可読媒体
によれば、一般的な印刷装置を、本発明の第5の態様の
印刷装置相当の機能を有する装置として動作させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る印刷システムの構
成図である。
【図2】非印刷保証境界、非印刷保証境界座標値の説明
図である。
【図3】第1実施形態に係る印刷システムを構成する印
刷装置にて実行される印刷要求応答処理の流れ図であ
る。
【図4】第1実施形態に係る印刷システムの動作の説明
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る印刷システムを構
成する印刷装置にて実行される印刷要求応答処理の流れ
図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る印刷システムを構
成する印刷装置にて印刷要求応答処理時に実行される末
尾境界特定処理の流れ図である。
【図7】第2実施形態に係る印刷システムの動作の説明
図である。
【図8】第2実施形態に係る印刷システムの動作の説明
図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る印刷システムにて
使用される上部/下部マスキング領域指定値の説明図で
ある。
【図10】本発明の第3実施形態に係る印刷システムを
構成する印刷装置にて実行される印刷要求応答処理の流
れ図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る印刷システムを
構成する印刷装置にて実行される印刷要求応答処理の流
れ図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る印刷システムの
動作の説明図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る印刷システムを
構成する印刷装置の動作の流れ図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係る印刷システムを
構成するPCの動作の流れ図である。
【符号の説明】
10 印刷装置 11 制御部 12 操作パネル 13 印刷部 20 パーソナルコンピュータ(PC) 25 プリンタドライバ 30 CD−ROM 40 パラレルケーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された印刷データについて、
    その印刷データによって描画内容が規定されている印刷
    物の総ページ数Pが2以上であり、かつ、当該印刷物の
    第Pページが、用紙の上端側の所定領域内にだけ描画が
    なされるものであるという特殊印刷条件が満たされてい
    るか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていないと判断された場合に、前記
    印刷データに含まれる第1ないし第Pページの描画内容
    を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第Pペ
    ージの印刷を実行する通常印刷実行手段と、 前記判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていると判断された場合に、前記印
    刷データに含まれる第1ないし第P−2ページの描画内
    容を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第P
    −2ページの印刷を実行するとともに、前記印刷データ
    に含まれる第P−1ページの描画内容を規定する情報と
    第Pページの描画内容を規定する情報とに基づき、それ
    ら2ページに関する描画結果が縮小されて収められた1
    ページの印刷を実行する併合縮小印刷実行手段とを備え
    ることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された印刷データについて、
    その印刷データによって描画内容が規定されている印刷
    物の総ページ数Pが2以上であり、かつ、当該印刷物の
    第Pページが、用紙の上端側の第1所定領域内と用紙の
    下端側の第2所定領域内とにだけ描画がなされるもので
    あるという特殊印刷条件が満たされているか否かを判断
    する判断手段と、 この判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていないと判断された場合に、前記
    印刷データに含まれる第1ないし第Pページの描画内容
    を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第Pペ
    ージの印刷を実行する通常印刷実行手段と、 前記判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていると判断された場合に、前記印
    刷データに含まれる第1ないし第P−2ページの描画内
    容を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第P
    −2ページの印刷を実行するとともに、前記印刷データ
    に含まれる第P−1ページの描画内容を規定する情報と
    第Pページの描画内容を規定する情報とに基づき、前記
    第P−1ページに関する描画結果と前記第Pページの前
    記第1所定領域に関する描画結果と前記第Pページの前
    記第2所定領域に関する描画結果とが縮小されて収めら
    れた1ページの印刷を実行する併合縮小印刷実行手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 印刷データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された印刷データについて、
    その印刷データによって描画内容が規定されている印刷
    物の総ページ数Pが2以上であり、かつ、当該印刷物の
    第Pページが、用紙上に設定される第1所定領域内の上
    端側の第2所定領域内にだけ描画がなされるものである
    という特殊印刷条件が満たされているか否かを判断する
    判断手段と、 この判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていないと判断された場合に、前記
    印刷データに含まれる第1ないし第Pページの描画内容
    を規定する情報に基づき、第1ないし第Pページの印刷
    を、前記第1所定領域内に描画されるべき内容の描画の
    みを行うことにより実行する通常印刷実行手段と、 前記判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていると判断された場合に、前記印
    刷データに含まれる第1ないし第P−2ページの描画内
    容を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第P
    −2ページの印刷を、前記第1所定領域内に描画される
    べき内容の描画のみを行うことにより実行するととも
    に、前記印刷データに含まれる第P−1ページの描画内
    容を規定する情報と第Pページの描画内容を規定する情
    報とに基づき、それら2ページに関する前記第1所定領
    域内の描画結果が縮小されて収められた1ページの印刷
    を実行する併合縮小印刷実行手段とを備えることを特徴
    とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された印刷データについて、
    その印刷データが、総ページ数Pが2以上のテキストで
    あり、かつ、第Pページに印刷される行数が、規定数以
    下であるという特殊印刷条件が満たされているか否かを
    判断する判断手段と、 この判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていないと判断された場合に、前記
    印刷データに含まれる第1ないし第Pページの描画内容
    を規定する情報に基づき、それぞれ、第1ないし第Pペ
    ージの印刷を実行する通常印刷実行手段と、 前記判断手段によって前記印刷データについて前記特殊
    印刷条件が満たされていると判断された場合に、各ペー
    ジに含める行数を増加させることにより、前記印刷デー
    タに基づき、総ページ数がP−1ページの印刷物を生成
    する特殊印刷実行手段とを備えることを特徴とする印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 印刷データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された印刷データによって描
    画内容が規定されている印刷物の総ページ数Pが“1”
    であるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によって前記総ページ数が“1”であると
    判断された場合には、前記印刷データに従った印刷を行
    い、前記判断手段によって前記総ページ数が“1”でな
    いと判断された場合には、前記印刷データを、割付印刷
    の実行が指定されたものとして取り扱って、印刷を行う
    印刷実行手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記併合縮小印刷実行手段は、前記第P
    −1ページに関する描画結果と前記第Pページに関する
    描画結果とが、前記第Pページの描画結果を包含する最
    小の矩形領域の上下方向の長さとの間に正の相関を有す
    る縮小率で縮小されて収められた1ページの印刷を実行
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 2ページが1枚の用紙の片面に印刷され
    る割付印刷を行える印刷装置用のプリンタドライバを記
    録したコンピュータ可読媒体であって、 前記プリンタドライバは、コンピュータを、 割付印刷を行うか否かを示す採否情報を含む印刷条件を
    記憶する印刷条件記憶手段と、 印刷データを生成すべき印刷ドキュメントのページ数を
    把握する把握手段と、 この把握手段によって把握されたページ数が“1”であ
    った場合には、前記印刷条件記憶手段に記憶された印刷
    条件に従って、前記印刷ドキュメントに応じた印刷デー
    タを生成し、前記把握手段によって把握されたページ数
    が“2”以上であった場合には、印刷条件記憶手段に記
    憶された印刷条件を、割付印刷を行うことを示す採否情
    報を含むものであるとみなした印刷条件に従って、前記
    印刷ドキュメントに応じた印刷データを生成する印刷デ
    ータ生成手段とを備える装置として動作させることを特
    徴とするコンピュータ可読媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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