JP5409124B2 - 情報処理装置および制御方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システムに関するもので、特に印刷設定情報を反映させた用紙プレビュー画像の作成に関するものである。
従来から、プリンタなどの印刷装置から出力された印刷物に対して、後処理装置が断裁や折りなどの後処理を実行する。後処理装置を使用する際の問題として、ユーザが実際の印刷物にどのように後処理が反映されるかを認識しづらい点が挙げられる。
そのため、ユーザが後処理の反映結果を容易に認識できるように後処理が反映されたプレビュー画像を表示する方法が提案されている(特許文献1)。別の方法として、後処理装置にページ画像を送信し、後処理装置のパネル上でプレビュー画像を表示する方法も提案されている(特許文献2)。
特開2001−67347号公報 特開2001−51814号公報
しかしながら、従来技術のように用紙サイズの画像にページ画像をのせた後に後処理を反映させることでプレビュー画像を作成する技術では下記のような課題が生じる。
例えば、後処理として断裁などの用紙のサイズが変更される後処理方法が設定された場合、断裁によりサイズが変更された用紙に対して更に別の後処理を適用することが考慮されていない。
そのため、ユーザはサイズが変更される前の用紙から変更された後の用紙を考慮しながら更なる後処理を設定しなければならず、後処理の設定が困難となる。
そこで本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、サイズが変更される後処理が設定された場合であっても、更なる後処理を容易に設定できる方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本願発明は、印刷装置と、前記印刷装置から出力された用紙に対して後処理を行う後処理装置と接続された情報処理装置であって、印刷装置から出力された用紙に対して第1後処理を実行することで変更される用紙のサイズを特定する特定手段と、前記第1後処理が実行された用紙に対して第2後処理を実行する位置を指定する指定手段と、前記特定手段により特定された用紙のサイズと前記第2後処理を実行する位置とに基づいて、前記特定手段により特定された用紙のサイズに対する前記第2後処理が実行される位置を識別可能なプレビュー画像を表示する表示制御手段を備え、前記表示制御手段は、前記第1後処理が実行されることで変更される用紙サイズと前記変更されたサイズの用紙に対して前記第2後処理が実行される位置とを識別可能な第2プレビュー画像を表示し、前記表示制御手段は、前記後処理装置で実行される後処理を特定するための情報が記述されたジョブ情報シートのプレビュー画像を表示する際、後処理が適用された前記第2プレビュー画像と後処理が適用されないジョブ情報シートのプレビュー画像とを表示することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、ユーザが後処理を容易に設定することが可能となる。
本実施形態の文書処理システムのS/W構成例を示す図である。 本実施形態の文書処理システムを実現するH/W構成例を示す図である。 ブックファイルの構造の一例を示す図である。 ブック属性の一覧を示す図である。 章属性の一覧を示す図である。 ページ属性の一覧を示す図である。 ブックファイルを開く手順例を示すフローチャートである。 電子原稿をインポートする手順例を示すフローチャートである。 電子原稿ファイルを生成させる手順のフローチャートである 既存のブックファイルを開いた際のUI画面の一例を示す図である。 新規のブックファイルを開いた際のUI画面の一例を示す図である。 印刷ビューモードのプレビュー画像作成処理の手順例を示す図である。 印刷ビューモードでプレビュー画像作成処理の手順例を示す図である。 印刷ビューモードのプレビュー画像の例を示す図である。 印刷ビューモードのプレビュー画像の例を示す図である。
図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
<実施例1>
<システム概要>
まず、本発明に係る文書処理システムの概要について、図1乃至図14を参照して以下に説明する。尚、この文書処理システムは、一般のアプリケーションによって作成されたデータファイルを電子原稿ファイルに変換する電子原稿ライタと、その電子原稿ファイルを編集する機能を提供する製本アプリケーションとを含む。更に、作成されたデータを一まとめにした文書の作成及び編集を可能とし、その操作性を向上させて文書編集を効率的に行えるものである。
<システム構成及び動作>
図1は、本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す図である。文書処理システムは、本発明の情報処理装置に好適な実施形態であるデジタルコンピュータ100(以下、ホストコンピュータとも呼ぶ)によって実現されている。図1に示す一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、OSに対する印刷機能を有している。これらのアプリケーションは、アプリケーションデータを印刷する際に、オペレーティングシステム(OS)によって提供される所定のインタフェース(一般に、GDIと呼ばれる)を利用する。即ち、アプリケーション101は、アプリケーションデータを印刷するために、上述のインタフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、あらかじめ定められる、OSに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。一方、出力コマンドを受けた出力モジュールは、その出力コマンドをプリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式に変換して、変換されたコマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるため、デバイスごとにデバイスドライバが提供されている。OSではそのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブが生成される。OSとしてマイクロソフト社のウインドウズを利用する場合には、前述した出力モジュールとしてはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが相当する。
電子原稿ライタ102は、上述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。但し、電子原稿ライタ102は特定の出力デバイスを目的としておらず、詳細は後述する製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後電子原稿形式と呼ぶ)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に問わない。実質的な標準形式のうち、例えばアドビシステムズによるPDF形式やSVG形式などが電子原稿形式として採用できる。
一般アプリケーション101から電子原稿ライタ102を利用させる場合、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102が指定され、印刷が実行される。但し、電子原稿ライタ102によって作成された電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとして完全な形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、その管理下でアプリケーションデータが電子原稿ファイルへ変換される。そして、製本アプリケーション104は電子原稿ライタ102が生成した新規の不完全な電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下、この点を明瞭に識別する必要がある場合、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを「電子原稿ファイル」と呼び、製本アプリケーション104によって構造を与えられた電子原稿ファイルを「ブックファイル」と呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをいずれも文書ファイル(または文書データ)と呼ぶ。
このようにデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりデータを印刷させることで、アプリケーションデータはアプリケーション101によって定義されたページを単位とする電子原稿形式に変換する。アプリケーション101によって定義されたページは、以後論理ページあるいは原稿ページと呼ぶ。そして、電子原稿ファイル103としてハードディスクなどの記憶媒体に格納される。尚、ハードディスクは、本実施形態の文書処理システムを実現するコンピュータが備えているローカルドライブであっても良く、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
製本アプリケーション104は電子原稿ファイル(あるいはブックファイル)103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。但し、製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される、後述する章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイル103を印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションと共にコンピュータ内にインストールされるプログラムモジュールである。また電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションで利用するブックファイルを印刷する際に、プリンタドライバへ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107用のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。上述の出力モジュールは、受信した出力コマンドをデバイスコマンドに変換して指定されたプリンタ107用のプリンタドライバ106に出力し、そのプリンタドライバ106がプリンタ107で解釈実行可能なページ記述言語等のコマンド(印刷ジョブ)に変換する。そして、変換されたコマンドはプリンタドライバ106から不図示のシステムスプーラを介してプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。変換されたコマンド中に後処理設定がある場合は、印刷後にプリンタ107に接続された後処理装置で設定された後処理が実行される。なお、後処理装置は、プリンタが印刷物を出力する印刷物搬送路を介して接続されるインラインフィニッシャ、プリンタの印刷物搬送路と接続されないニアラインフィニッシャ、オフラインフィニッシャに分類される。また、ニアラインフィニッシャは、ネットワークを介して情報処理装置またはプリンタと接続されているが、オフラインフィニッシャはネットワークを介して他の装置と接続されていない。
図2は、コンピュータ(情報処理装置)100のハードウェアブロック図である。図2においてCPU201は、ROM203のプログラム用ROMに記憶されたOSや一般アプリケーション、製本アプリケーションなどのプログラムを読み出して、実行する。あるいはハードディスク211からRAM202にロードされたプログラムも同様に実行可能である。そして、図1のソフトウェア構成や、後述するフローチャートの手順を実現する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、後述する編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)211やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等とのアクセスを制御する。PRTC208は、接続されたプリンタ107との間の信号の交換を制御する。NC212はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
<電子原稿データの形式>
編集アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルのデータ形式について説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模倣した3層の層構造を有する。まず、上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模倣しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章毎の属性が定義できる。そして、下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。尚、各ページについてもページ毎の属性が定義できる。更に、一つのブックは複数の章を含んでいてよく、また一つの章は複数のページを含むこともできる。
図3(A)は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。図示するように、この例では、ブックファイルにおけるブック、章、ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。一つのブックファイルは一つのブックを含む。ブック、章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページ毎のデータを実体として有する。そのためページは、その属性値の他に原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。
尚、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
図3において、ブック301には、ブック属性が定義されていると共に2つの章302A、302Bがリンクされている。このリンクにより、章302A、302Bがブック301に包含されていることが表示される。章302Aには、ページ303A、303Bがリンクされ、これらページが含まれることが示されている。各ページ303A、303Bにはそれぞれ属性値が定義され、その実体である原稿ページデータ(1)、(2)へのリンクが含まれる。これらリンクは、図3に示す(B)のように原稿ページデータ304のデータ(1)、(2)を指し示し、ページ303A、303Bの実体が原稿ページデータ(1)、(2)であることを表示している。
図4は、ブック属性のリストである。下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先採用される。そのため、ブック属性にのみ含まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。尚、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
図5は章属性の、図6はページ属性のリストである。章属性とページ属性との関係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
図4〜図6から明らかなように、ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切り、後処理方法の7項目である。これらはブックを通して定義される項目である。印刷方法の属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。ここで、製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等が指定できる。
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定及びインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備えられている場合か、あるいは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは合紙属性についても同様である。
合紙属性は、章の区切りとして、インサータから、あるいは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び合紙を挿入する場合には、給紙元の指定などを含む。
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には、新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
後処理方法1(第1後処理方法)は、プリンタから出力された用紙に対して実行する後処理に関する設定情報を含む。この例では、断裁を「する」か「しない」を設定する断裁設定、断裁設定を「する」場合に断裁後のサイズを指定する断裁サイズが含まれる。
後処理方法2(第2後処理方法)は、後処理方法1が実行された後の用紙に対して実行する後処理に関する設定情報を含む。この例では、クリースを「する」か「しない」を設定するクリース設定、クリースの位置を指定するクリース位置が含まれる。なお、クリースとは、用紙を折る位置を示す線を配置する処理を指す。
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、全てブック属性と重複する。従って、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。ブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。これらのうち、N−up印刷指定属性は1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1、1×2、2×2、3×3、4×4などがある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
ページ属性に固有の項目には、ページ回転属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割などがある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、Nup等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば、1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
ブック、章、ページについて共通な属性としては、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性がある。ここで、ウォーターマークとは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列などである。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ページの上余白及び下余白に印刷されるウォーターマークである。但し、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時など変数により指定可能な項目が用意されている。尚、ウォーターマーク属性およびヘッダ・フッタ属性において指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォーターマークやヘッダ・フッタの内容を設定できるし、また、ブック全体を通してどのようにウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するかを指定することができる。一方、章やページでは、その章やページにおいて、ブックで設定されたウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するか否かを指定できる。
<ブックファイルの生成手順>
ブックファイルは上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によるブックファイルの作成手順について説明する。ブックファイルの作成手順は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
図7は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順である。なお、本願のフローチャートの各ステップは、CPUがフローチャートの処理に関連するプログラムをメモリから読み出して実行することで実現される。
まず製本アプリケーションは、開こうとするブックファイルが新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成の場合、製本アプリケーションは、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、ブックノード301のみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。ブック属性は、新規作成用としてあらかじめ用意された属性のセットが適用される。そして、製本アプリケーションは、新規ブックファイルを編集するためのユーザインタフェース(UI)画面を表示する(ステップS703)。図11は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例である。この場合は、ブックファイルは実質的な内容を持たないため、UI画面1100には何も表示されない。
一方、製本アプリケーションは、既存のブックファイルがあれば、指定されたブックファイルを開き(ステップS703)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインタフェース(UI)画面を表示する。図10は、既存のブックファイルから指定されたブックファイルを表示するUI画面の一例である。UI画面1100は、ブックの構造を示すツリー部1101と、印刷された状態を表示するプレビュー部1102とを含む。ツリー部1101には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが図3に示す(A)のような木構造で表示される。ツリー部1101に表示されるページは原稿ページである。またプレビュー部1102には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序はブックの構造を反映したものとなっている。
さて、開かれたブックファイルには、電子原稿ライタ102によって電子原稿ファイルに変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図7に示す手順によって新規に作成されたブックファイルに電子原稿インポートすることで、そのブックファイルには実体が与えられる。この機能は、図10の画面にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。
図8に電子原稿インポートの手順を示す。まず、製本アプリケーションは、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定する。電子原稿ライタは、アプリケーションデータを電子原稿データに変換する(ステップS801)。変換を終えたなら、製本アプリケーションは、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。この判定は、ウインドウズOSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行われる。例えば、拡張子が「bmp」であればウインドウズビットマップデータであり、「jpg」であればjpeg圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定される。また、このような画像データの場合はS8010のようにアプリケーションを起動せずに、画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが可能であるため、S8010の処理を省略することも可能である。
ここで、画像データでなかった場合、製本アプリケーションは、ステップS801で生成された電子原稿ファイルを、現在開かれているブックファイルのブックに新たな章として追加する(ステップS803)。章属性としては、ブック属性と共通するものについてはブック属性の値がコピーされ、そうでないものについては、予め用意された規定値に設定される。
また、ステップS802で画像データである場合、製本アプリケーションは、原則として新たな章を追加せず、指定されている章に、ステップS801で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原稿ページを追加する(ステップS804)。但し、ブックファイルが新規作成されたファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属するページとして電子原稿ファイルの各ページが追加される。ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるものについてはその値が与えられる。例えば、Nup指定などがアプリケーションデータにおいて指定されていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブックファイルが作成され、あるいは、新規な章が追加される。
図9は、図8に示すステップS801において、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順のフローチャートである。まず、電子原稿ライタは、新たな電子原稿ファイルを作成してそれを開く(ステップS901)。指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、アプリケーションが電子原稿ライタをデバイスドライバとしてOSの出力モジュールに対して出力コマンドを送信する。出力モジュールは、受信した出力コマンドを電子原稿ライタ102によって電子原稿形式のデータに変換し、出力する(ステップS902)。電子原稿ライタは、指定されたデータ全てについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば電子原稿ファイルを閉じる(ステップS904)。電子原稿ライタ102によって生成される電子原稿ファイルは、図3の(B)に示される原稿ページデータの実体を含むファイルである。
<ブックファイルの編集>
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。生成されたブックファイルについては、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
このほか、一旦行った編集操作を取り消す操作や、更に取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などの編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4、図5に示す属性に操作結果が反映される。あるいはブックファイルの構造に反映される。例えば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。
<ブックファイルの出力>
以上のように作成・編集されるブックファイルは、印刷出力を最終目的とするものである。ここで、利用者が図10に示した製本アプリケーションのUI画面1100からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成し、そのジョブチケットを電子原稿デスプーラ105に渡す。一方、電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズのGDI関数に変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドを生成し、そのデバイスに送信する。
ここで、ジョブチケットは原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。ジョブチケットは1ジョブにつき1つ発行される。そのため、まず最上位にドキュメントというノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷などが定義されている。その下には、用紙ノードが属し、用いるべき用紙の識別子やプリンタにおける給紙口の指定などの属性が含まれる。各用紙ノードには、その用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。
電子原稿デスプーラ105は、上述のジョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変換する。
<プレビュー表示の内容>
既に説明した通り、ブックファイルが製本アプリケーションによって開かれると、図10に示したユーザインタフェース画面1100が表示される。ツリー部1101には、開いているブック(以下、「注目ブック」と呼ぶ)の構造を示すツリーが表示される。プレビュー部1102には、利用者の指定に応じて、3通りの表示方法が用意されている。
まず、第1は原稿ページをそのまま表示する原稿ビューと呼ばれるモードである。この原稿ビューモードでは、注目ブックに属する原稿ページの内容が縮小されたプレビュー画像が表示される。尚、プレビュー部1102の表示にレイアウト等の印刷設定情報は反映されない。
次に、第2は印刷ビューモードである。この印刷ビューモードでは、プレビュー部1102にレイアウト等の印刷設定情報が反映された原稿ページ(または原稿ページを含む印刷ページ)のプレビュー画像が表示される。
そして、第3は簡易印刷ビューモードである。この簡易印刷ビューモードでは、各原稿ページの内容はプレビュー部の表示には反映されず、レイアウトのみが反映される。
次に前述したシステムにおける本発明の実施の形態を説明する。本発明では、用紙のサイズが変更される後処理方法が適用された場合のプレビュー画像の作成方法に関するものである。プレビュー部1102にプレビュー画像を表示する際、ユーザが印刷ビューモードを選択すると、本発明で提案した方法でプレビュー画像作成処理が実施される。以下で、本実施形態におけるプレビュー画像作成処理を図12、図13のフローチャートを用いて説明する。
図12は、印刷ビューモード時において製本アプリケーションにより実行されるフローチャートである。
まず、ステップ1201において製本アプリケーションは、プレビュー表示を行うデータのブック、章、ページの印刷設定情報を取得する。
次に、ステップ1202において製本アプリケーションは、ステップ1201により取得した印刷設定情報を用いて印刷するページ数を計算する。具体的には、印刷される原稿ページ数が10ページであり、全体設定として2in1が設定されていれば、S1202においてページ数が5ページと計算される。
次に製本アプリケーションは、印刷するページ数分繰り返し処理を行い(S1203)、印刷するIページ目のプレビュー画像を作成する(S1204)。ステップ1205は繰り返しの終端である。
図13は、製本アプリケーションによるプレビュー画像作成処理および表示制御処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップ1301において製本アプリケーションは、印刷ページとしての1ページ目に関する印刷設定情報を取得する。
次に、ステップ1302において製本アプリケーションは、1ページ目の印刷ページに配置される全ての原稿ページのページ画像を取得する。例えば、1ページ目の印刷設定情報に「2in1」が含まれていれば、文書データに含まれる論理ページとしての1ページ目と2ページ目とのページ画像が取得される。
次に、ステップ1303において製本アプリケーションは、ステップ1301で取得した印刷設定情報のうち後処理方法1と後処理方法2を除いた印刷設定情報と、ステップ1302で取得したページ画像を用いて、印刷ページのプレビュー画像を作成する。例えばA4用紙に印刷することが設定されていた場合、A4サイズのプレビュー画像が生成される。この時点では、後処理方法1と後処理方法2はプレビューに反映されていない。
次に、ステップ1304において製本アプリケーションは、設定用紙サイズと設定用紙位置を設定する。本ステップにおいて設定される設定用紙サイズは、S1301にて取得した印刷設定情報に含まれる用紙サイズと同じサイズを指す。また、設定用紙位置は、左上の座標位置を示す(0,0)を設定する。
次に、ステップ1305において製本アプリケーションは、後処理方法1の設定があるか否かを調べ、設定があればステップ1306へと処理を進める。一方、後処理方法1の設定がない場合、ステップ1308へと処理を進める。この処理は取得した印刷設定情報において後処理方法1として後処理を実行することを示す情報(例えば、断裁:する)を判定することにより実現される。
次に、ステップ1306において製本アプリケーションは、後処理方法1を適用する位置をプレビュー画像に反映させる。なお、S1306により表示されるプレビュー画像を第1プレビュー画像と呼ぶこともある。具体的には、例えば後処理方法1が「断裁」であれば、断裁位置を示すトンボ画像(断裁マーク)がプレビュー画像に反映され、後処理方法1が「折り」であれば、折り位置を示す画像がプレビュー画像に反映される。また、後処理方法1が適用される位置は、S1304にて設定された設定用紙サイズと後処理方法1に含まれる後処理後(例えば断裁後)のサイズとを用いて計算される。具体例は図14にて後述する。
次に、ステップ1307において製本アプリケーションは、後処理方法1の設定情報に従い設定用紙サイズと設定用紙位置を変更する。具体的には設定用紙サイズを後処理方法1が適用された後のサイズに変更し、設定用紙位置を後処理方法1が適用された後のサイズにおける原点となる位置に変更する。具体例は図14にて後述する。
次に、ステップ1308において製本アプリケーションは、後処理方法2の設定があるかどうか調べ、設定があればステップ1309の処理を行う。設定がない場合は印刷ページ用のプレビュー画像作成処理を終了する。なおS1308の処理はS1305と同じであるため詳細な説明は省略する。
次に、ステップ1309において製本アプリケーションは、後処理方法2の設定情報の反映位置を、設定用紙位置を用いて補正して、後処理方法1および2の設定情報をプレビュー画像に反映する。なお、S1309により表示されるプレビュー画像を第2プレビュー画像と呼ぶこともある。
図13の処理を図14を用いて具体的に説明する。S1301において「印刷方法:片面、用紙サイズ:A4、用紙方向:縦」、「後処理方法1 断裁:する、断裁サイズ:B5」、「後処理方法2 クリース:する、位置:(用紙上端から)50mm」という印刷設定情報が取得された場合について説明する。
図14は、上記設定を反映した1ページ目の印刷ページのプレビュー画像である。
プレビュー画像(a)は、ステップ1303の処理により作成されたプレビュー画像である。後処理方法1と後処理方法2の設定が反映されていないため、「印刷方法:片面」「用紙サイズ:A4」「用紙方向:縦」のみが反映され、プレビュー画像1401が表示される。従って、ステップ1304では、設定用紙サイズがA4、設定用紙位置が(0,0)と設定される。
次にプレビュー画像(b)は、ステップ1306の処理により後処理方法1の断裁処理が適用される位置までが反映されたプレビュー画像である。後処理方法1の設定情報は「断裁:する」「断裁サイズ:B5」である。
そのため、用紙サイズA4の中央に断裁後のサイズであるB5サイズのプレビュー画像が配置されるように位置が計算され、その計算された位置に基づいて断裁位置を示すトンボ画像1402が描画される。なお、A4サイズが210×297mmであり、B5サイズが182×257mmであるため、A4の中央にB5が配置されるためには、B5サイズのプレビュー画像の左上がA4における(14,20)の位置に配置されれば良い。
そして製本アプリケーションは上記位置を決定することで他の3点の位置も決定でき、各位置にトンボを描画することで図14(b)のプレビュー画像が表示される。
その結果、S1307では、設定用紙サイズがA4サイズからB5サイズに変更され、設定用紙位置が(0,0)から(14,20)に変更される。
次にプレビュー画像(c)は、ステップ1309の処理により後処理方法2のクリース設定が反映されたプレビュー画像である。設定用紙サイズがB5、設定用紙位置が(14,20)であるので、製本アプリケーションは両者を用いて後処理方法2のクリースが実行される位置を示すプレビュー画像を表示する。
具体的には、後処理方法2は「クリース:する」「クリース位置:(用紙上端から)50mm」であるため、Y方向のみ補正が行われ、断裁前の用紙サイズのプレビュー画像の上端から70mmの位置にクリース線1404が表示される。つまり、製本アプリケーションは、設定用紙位置(14,20)のY座標に基づいて「クリース位置:(用紙上端から)50mm」を反映するため、断裁前の用紙サイズのプレビュー画像の上端から70mmの位置にクリース線1404を表示する。また、断裁後のサイズを示す枠1403がプレビュー画像に表示される。
プレビュー画像(c)が最終的な印刷ページのプレビューとして、プレビュー部1102に表示される。
この結果、従来は断裁前の用紙サイズの上端から50mmの位置にクリース位置が表示されていたが、本願処理を実行することにより断裁後の用紙サイズの上端から50mmの位置(断裁前の用紙サイズの上端から70mmの位置)にクリース位置が描画される。
なお、図14(a)−(c)は、ユーザが後処理を設定する度に切り替えられても良いし、ユーザの指示により切り替えられても良い。
例えば、ユーザが第1後処理方法に関する設定情報を設定することに従い図14(b)が表示され、第2後処理方法に関する設定情報を設定することに従い図14(c)が表示される。
また、ユーザが第1および第2後処理方法に関する設定情報を設定した後、第1後処理が適用されたプレビュー画像の表示指示に従い図14(b)が表示され、第2後処理が適用されたプレビュー画像の表示指示に従い図14(c)が表示される。この方法では、例えば、ユーザが第1および第2後処理方法に関する設定情報を設定することに従い図14(c)が表示された後に、ユーザの指示に従って図14(b)を表示することもできる。
また、図15(a)−(c)のように実際に断裁した後のサイズでプレビュー画像が表示されても良い。
上述したニアラインフィニッシャを使用する場合、印刷ジョブがプリンタに送信されると共に、その印刷ジョブと同じジョブIDが付与された後処理情報がニアラインフィニッシャに送信される。
ユーザは、印刷物をニアラインフィニッシャへ運び、ニアラインフィニッシャに当該印刷物のジョブIDを入力する。この入力に従い、ニアラインフィニッシャは、当該ジョブIDに対応する後処理情報をメモリから読み出し、後処理情報に基づく後処理を実行する。ここで、ユーザが誤ったジョブIDをニアラインフィニッシャに入力しないように、印刷物の先頭にジョブIDが印刷されたジョブ情報シートが印刷される。このジョブ情報シートもプレビュー対象として表示することはできるが、ジョブ情報シートには後処理は適用されないので、後処理が適用されないジョブ情報シートのプレビュー画像と後処理が適用された印刷ページのプレビュー画像とが表示される。
以上の手順により、用紙サイズが変更される断裁のような後処理(第1後処理)を実行した後に、他の後処理(第2後処理)が実行される位置を識別可能なプレビュー画像(図14(c))が作成される。そのため、ユーザは図14(c)を確認しながら、第2後処理の位置を変更することが可能となる。
なお本願の説明では、後処理方法1として断裁設定を例として挙げたが、折りなど後処理実行後に用紙サイズが変更する後処理方法であっても、本発明は適用可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 ホストコンピュータ
101 一般アプリケーション
102 電子原稿ライタ
103 電子原稿ファイル
104 製本アプリケーション
105 電子原稿デスプーラ
106 プリンタドライバ
107 プリンタ

Claims (4)

  1. 印刷装置と、前記印刷装置から出力された用紙に対して後処理を行う後処理装置と接続された情報処理装置であって、
    印刷装置から出力された用紙に対して第1後処理を実行することで変更される用紙のサイズを特定する特定手段と、
    前記第1後処理が実行された用紙に対して第2後処理を実行する位置を指定する指定手段と、
    前記特定手段により特定された用紙のサイズと前記第2後処理を実行する位置とに基づいて、前記特定手段により特定された用紙のサイズに対する前記第2後処理が実行される位置を識別可能なプレビュー画像を表示する表示制御手段を備え
    前記表示制御手段は、前記第1後処理が実行されることで変更される用紙サイズと前記変更されたサイズの用紙に対して前記第2後処理が実行される位置とを識別可能な第2プレビュー画像を表示し、
    前記表示制御手段は、前記後処理装置で実行される後処理を特定するための情報が記述されたジョブ情報シートのプレビュー画像を表示する際、後処理が適用された前記第2プレビュー画像と後処理が適用されないジョブ情報シートのプレビュー画像とを表示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1後処理は用紙を断裁する断裁処理である場合、印刷装置から出力された用紙のサイズと前記特定手段により特定された用紙のサイズとに基づいて、前記第1後処理が実行される位置を決定する決定手段を更に有し、
    前記表示制御手段は、前記決定手段により決定された位置に断裁マークが反映された第1プレビュー画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 印刷装置と、前記印刷装置から出力された用紙に対して後処理を行う後処理装置と接続された情報処理装置における制御方法であって、
    印刷装置から出力された用紙に対して第1後処理を実行することで変更される用紙のサイズを特定する特定工程と、
    前記第1後処理が実行された用紙に対して第2後処理を実行する位置を指定する指定工程と、
    前記特定工程により特定された用紙のサイズと前記第2後処理を実行する位置とに基づいて、前記特定工程により特定された用紙のサイズに対する前記第2後処理がされる位置を識別可能なプレビュー画像を表示する表示制御工程を備え
    前記表示制御工程において、前記第1後処理が実行されることで変更される用紙サイズと前記変更されたサイズの用紙に対して前記第2後処理が実行される位置とを識別可能な第2プレビュー画像を表示し、
    前記表示制御工程において、前記後処理装置で実行される後処理を特定するための情報が記述されたジョブ情報シートのプレビュー画像を表示する際、後処理が適用された前記第2プレビュー画像と後処理が適用されないジョブ情報シートのプレビュー画像とを表示することを特徴とする制御方法。
  4. 請求項3に記載の制御方法を前記情報処理装置に実行させるためのコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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