JP4564693B2 - 文書処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば文書処理プログラムや画像編集プログラム等、様々なプログラムによって生成される出力データをひとつの文書としてまとめ、その文書に対する編集機能を提供する文書処理システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
文字や表、画像など、データの種類が異なると、データを定義する構造やそれらデータに対する編集操作が異なるために、データの種類に応じた様々なアプリケーションプログラムが提供されている。利用者は、文字を編集するためには文字処理プログラム、表を編集するためには表計算プログラム、画像を編集するためには画像編集プログラムといった具合に、データの種類別にアプリケーションを使い分けている。
【0003】
このように、利用者はデータの種類ごとにアプリケーションプログラムを使い分けるのが一般的である。しかし、利用者が作成しようとする文書としては、例えば文字のみや、表のみ、画像のみといった1種類のデータのみから構成される文書よりも、文字と表、文字と画像など、複数種類のデータから構成される文書の方が一般的である。そこで複数種類のデータを含む目的文書を作成するために、利用者は各種アプリケーションが備えている印刷機能を利用してアプリケーションごとにデータを印刷させ、印刷物を所望の順序に組み合わせる必要があった。
【0004】
あるいは、いわゆるオフィススイートと呼ばれる、各種アプリケーションによってひとつの統合アプリケーションを形成するプログラムには、各アプリケーションで生成されたデータを組み合わせ、ひとつの文書を構成する機能を提供するものもある。この統合アプリケーションを使用する場合には、利用者は、各アプリケーションで作成したデータを、統合アプリケーションに含まれる特定のアプリケーションによってひとつの目的文書にまとめることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者が各種アプリケーションによる印刷物を組み合わせてひとつの目的文書を作成する場合、例えばページ番号を各ページに振るためには、いったん必要なデータをすべて印刷出力し、文書としてまとめてから付すべきページ番号を決定する必要がある。そして、各アプリケーションによって、そのアプリケーションで作成された原稿の各ページ(これを論理ページあるいは原稿ページと呼ぶ)ごとに、決定されたページ番号を書き込んでいく。アプリケーションプログラムがページ番号を振る機能を有している場合であっても、不連続部分があればその部分についてはやはり利用者がページ番号を指定しなければならない。また、目的文書のページを再配置した場合には、ページ番号もそれに合わせて振り直さなければならない。あるいは、複数の原稿ページを、印刷物としての1ページ(これを物理ページあるいは印刷ページと呼ぶ)にまとめたり、片面印刷から両面印刷に変更するなど、データの内容にかかる変更ではなく、単に書式を変更する場合であっても、アプリケーションによって編集および印刷のし直しが必要となる。
【0006】
このように、データの種類ごとにそれを管理できるアプリケーションが異なることから、アプリケーション間のインターフェースを利用者自身が人手によって提供しなければならない。このことは、利用者に多大な労力が要求されるということであり、生産性の低下をもたらす。さらに、多くの人手を介することからエラーの発生も生じやすかった。
【0007】
一方、統合アプリケーションを利用して目的文書を作成する場合、印刷出力せずに、データの状態で各種データを配置することができる。このため、印刷物を組み合わせて目的文書を作成する場合ほどには労力は必要とされることはない。しかしながら、各種データを編集・作成するためのアプリケーションは、統合アプリケーションに含まれるものに限られてしまい、利用者が望むアプリケーションが使用できるとは限らない。また、統合アプリケーションによって作成された目的文書はひとつの文書ファイルであり、ファイル単位で編集・出力等の管理が行われる。そのために、文書ファイルの一部について書式を設定しようとしてもアプリケーションの機能による制約が多く、例えば書式が変わる部分ごとに書式設定を変更しては印刷し直すといった作業が必要とされる。このため、多くの労力が必要とされて生産性が低い点においては、前述した方法と変わりはなかった。
【0008】
さらに、文書ファイルの1ページ毎の画像データをレイアウトして印刷する際、文書ファイルは連続して印刷されてしまい、文書の途中でページをあらためるページ替えや、用紙をあらためる用紙替え行うことができなかった。そこで、ページ替えや用紙替えを実現するためには、利用者はいったん文書を印刷させ、その印刷物を見てページ替えあるいは用紙替えの位置を決定し、空白ページを挿入しなければならなかった。
【0009】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、利用者の望むアプリケーションプログラムによって作成されるデータをひとまとめにした文書の作成および編集を可能とするとともに、その操作性を高めて文書編集の生産性を向上させる文書処理装置及び方法を提供することを第1の目的とする。
【0010】
また、自動で白紙ページを挿入することで、文書の区切り目については、その区切り目において常に改ページあるいは改用紙を行って、区切り目の後の先頭の原稿ページを印刷ページの先頭または用紙の先頭にレイアウトすることで、利用者が自ら白紙ページを挿入する作業を不要とし、利用者の作業効率およびシステムの生産性を向上させるとともに、人為的な過誤を防止して高品質の文書を作成可能な文書処理装置及び方法を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成から成る。
【0013】
あるいは、原稿ページを含む所定の区分を定義可能な文書データを編集し、かつ、プリンタドライバとは関係なく動作する編集アプリケーションと、前記編集アプリケーションによって生成された描画データを印刷装置によって解釈される印刷データを生成するプリンタドライバへ送信し、かつ、前記プリンタドライバとは関係なく動作するデスプーラモジュールと、前記プリンタドライバとを備え、原稿ページを含む複数の区分を定義可能な文書データを編集する文書処理装置であって、
印刷用紙の1面に複数の原稿ページが配置されることを示すページレイアウトを指定する指定手段と、
前記文書データ全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する全体設定手段と、
前記文書データに定義された複数の区分の少なくとも1つに対して前記全体設定手段によって設定された用紙のサイズまたは用紙の向きとは異なる用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する例外設定手段と、
複数の区分の区切り目において、当該区切り目の後の区分に対して設定されている用紙のサイズまたは用紙の向きを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、前記区切り目の前の区分と区切り目の後の区分とを異なる印刷用シートに分けることが指定されていなくても、前記指定されたレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、新たな印刷用シートの先頭に配置されるように当該先頭の原稿ページの配置位置を決定する決定手段と
前記決定手段によって決定された配置位置に従って前記各原稿ページが配置された描画データをオペレーティングシステムを介して前記プリンタドライバへ出力する出力手段とを備え
前記指定手段、前記全体設定手段、前記例外設定手段、前記判定手段、及び前記決定手段が、前記編集アプリケーションによって制御され、
前記出力手段が前記デスプーラモジュールによって制御されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
<システム概要>
本発明の情報処理システムに好適な第1の実施形態である文書処理システムの概要を、図1〜図12を参照して説明する。この文書処理システムでは、一般アプリケーションにより作成されたデータファイルが、電子原稿ライタによって電子原稿ファイルに変換される。製本アプリケーションはその電子原稿ファイルを編集する機能を提供している。以下、その詳細は説明する。
【0019】
<システム構成及び動作>
図1は、本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す図である。文書処理システムは、本発明の情報処理装置に好適なデジタルコンピュータ101によって実現されている。一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドローあるいはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、OSに対する印刷機能を有している。これらアプリケーションは、作成された文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷するにあたって、オペレーティングシステム(OS)により提供される所定のインターフェース(一般に、GDIと呼ばれる)を利用する。すなわち、アプリケーション101は、作成したデータを印刷するために、前記インターフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、あらかじめ定められる、OSに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。出力コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にそのコマンドを変換し、変換されたコマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるために、デバイスごとにデバイスドライバが提供されており、OSではそのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブが生成される。OSとしてマイクロソフト社のウインドウズを利用する場合には、前述した出力モジュールとしてはGDIと呼ばれるモジュールが相当する。
【0020】
電子原稿ライタ102は、前述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。ただし、電子原稿ライタ102は特定の出力デバイスを目的としておらず、後述の製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後電子原稿形式と呼ぶ)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に問わない。実質的な標準形式のうちでは、例えばアドビシステムズによるPDF形式や、SVGL形式などが電子原稿形式として採用できる。アプリケーション101により電子原稿ライタ102を利用させる場合には、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行させる。ただし、電子原稿ライタ102によって作成されたままの電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとして完全な形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、その管理下でアプリケーションデータの電子原稿ファイルへの変換が実行される。製本アプリケーション104は、電子原稿ライタ1−2が生成した新規の不完全な電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下では、この点を明瞭に識別する必要がある際には、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを電子原稿ファイルと呼び、製本アプリケーションによって構造を与えられた電子原稿ファイルをブックファイルと呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをいずれも文書ファイル(または文書データ)と呼ぶ。
【0021】
このようにデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりそのデータを印刷させることで、アプリケーションデータはアプリケーション101によって定義されたページ(以後論理ページあるいは原稿ページと呼ぶ)を単位とする電子原稿形式に変換され、電子原稿ファイル103としてハードディスクなどの記憶媒体に格納される。なお、ハードディスクは、本実施形態の文書処理システムを実現するコンピュータが備えているローカルドライブであってもよいし、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
【0022】
製本アプリケーション104は電子原稿ファイルあるいはブックファイル103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。ただし製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される、後述する章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
【0023】
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイル103を印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションと共にコンピュータ内にインストールされるプログラムモジュールであり、製本アプリケーションで利用するドキュメント(ブックファイル)を印刷する際に、プリンタドライバへ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107のドライバ106がデバイスドライバとして指定される。出力モジュールは、指定されたプリンタ107のデバイスドライバ106を用いて受信した出力コマンドを、プリンタ107で解釈実行可能なデバイスコマンドに変換する。そしてデバイスコマンドはプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。
【0024】
図2は、コンピュータ100のハードウェアブロック図である。図2において、CPU201は、ROM203のプログラム用ROMに記憶された、あるいはハードディスク211からRAM202にロードされたOSや一般アプリケーション、製本アプリケーションなどのプログラムを実行し、図1のソフトウェア構成や、後述するフローチャートの手順を実現する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、後述する編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)211やフロッピーディスク(FD)等とのアクセスを制御する。PRTC208は、接続されたプリンタ107との間の信号の交換を制御する。NC212はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
【0025】
<電子原稿データの形式>
編集アプリケーション104の詳細に言及する前に、ブックファイルのデータ形式を説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模した3層の層構造を有する。上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章ごとの属性が定義できる。下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。各ページついてもページごとの属性が定義できる。ひとつのブックは複数の章を含んでいてよく、また、ひとつの章は複数のページを含むことができる。
【0026】
図3(A)は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。この例のブックファイルは、ブック,章,ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。ひとつのブックファイルはひとつのブックを含む。ブック,章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページごとのデータを実体として有する。そのため、ページは、その属性値のほか、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。なお、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
【0027】
図3において、ブック301には、ブック属性が定義されているとともに、2つの章302A,302Bがリンクされている。このリンクにより、章302A,302Bがブック301に包含されていることが表示される。章302Aには、ページ303A,303Bがリンクされ、これらページが含まれることが示されている。各ページ303A,303Bにはそれぞれ属性値が定義され、その実体である原稿ページデータ(1)、(2)へのリンクが含まれる。これらリンクは、図3(B)に示す原稿ページデータ304のデータ(1),(2)を指し示し、ページ303A、303Bの実体が、原稿ページデータ(1)、(2)であることを表示する。
【0028】
図4は、ブック属性のリストである。下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先採用される。そのため、ブック属性にのみ含まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。なお、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
【0029】
図5は章属性の、図6はページ属性のリストである。章属性とページ属性との関係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
【0030】
ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの6項目である。これらは、ブックを通して定義される項目である。印刷方法属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等が指定できる。
【0031】
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙および裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定およびインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備えられている場合か、あるいは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは合紙属性についても同様である。
【0032】
合紙属性は、章の区切りとして、インサータからあるいは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、および、合紙を挿入する場合には、給紙元の指定などを含む。
【0033】
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
【0034】
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、すべてブック属性と重複する。したがって、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。ブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。このうち、N−up印刷指定属性は、1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1や1×2、2×2、3×3、4×4などがある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
【0035】
ページ属性に固有の項目には、ページ回転属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割などがある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、Nup等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
【0036】
ブック、章、ページについて共通な属性として、ウォーターマーク属性およびヘッダ・フッタ属性がある。ウォーターマークとは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列などである。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ページの上余白および下余白に印刷されるウォーターマークである。ただし、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時など、変数により指定可能な項目が用意されている。なお、ウォーターマーク属性およびヘッダ・フッタ属性において指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォーターマークやヘッダ・フッタの内容を設定できるし、また、ブック全体を通してどのようにウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するかを指定することができる。一方、章やページでは、その章やページにおいて、ブックで設定されたウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するか否かを指定できる。
【0037】
<ブックファイルの生成手順>
ブックファイルは上述したような構造および内容を有している。次に、製本アプリケーション104および電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する手順を説明する。ブックファイルの作成は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。図7は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順である。
【0038】
まず、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成の場合には、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、ブックノード301のみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。ブック属性は、新規作成用としてあらかじめ用意された属性のセットが適用される。そして、新規ブックファイルを編集するためのユーザインターフェース(UI)画面を表示する(ステップS704)。図11は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例である。この場合には、ブックファイルは実質的な内容を持たないために、UI画面1100には何も表示されない。
【0039】
一方、既存のブックファイルがあれば、指定されたブックファイルを開き(ステップS703)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインターフェース(UI)画面を表示する。図10は、このUI画面の一例である。UI画面1100は、ブックの構造を示すツリー部1101と、印刷された状態を表示するプレビュー部1102とを含む。ツリー部1101には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが、図3(A)のような木構造で表示される。ツリー部1101に表示されるページは原稿ページである。プレビュー部1102には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブックの構造を反映したものとなっている。
【0040】
さて、開かれたブックファイルには、電子原稿ライタによって電子原稿ファイルに変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図7の手順によって新規に作成されたブックファイルに電子原稿インポートすることで、そのブックファイルには実体が与えられる。この機能は、図10の画面にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。図8に電子原稿インポートの手順を示す。
【0041】
まず、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してアプリケーションデータを印刷出力させることで、電子原稿データに変換する(ステップS801)。変換を終えたなら、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。この判定は、ウインドウズOSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行える。例えば、拡張子が「bmp」であればウインドウズビットマップデータであり、「jpg」であればjpeg圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定できる。また、このような画像データの場合はS8010のようにアプリケーションを起動せずに、画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが可能であるため、S8010の処理を省略することも可能である。
【0042】
画像データでなかった場合には、ステップS801で生成された電子原稿ファイルを、現在開かれているブックファイルのブックに、新たな章として追加する(ステップS803)。章属性としては、ブック属性と共通するものについてはブック属性の値がコピーされ、そうでないものについては、あらかじめ用意された規定値に設定される。
【0043】
画像データである場合には、原則として新たな章は追加されず、指定されている章に、ステップS801で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原稿ページが追加される(ステップS804)。ただし、ブックファイルが新規作成されたファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属するページとして電子原稿ファイルの各ページが追加される。ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるもにについてはその値が与えられる。例えば、Nup指定などがアプリケーションデータにおいてされていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブックファイルが作成され、あるいは、新規な章が追加される。
【0044】
図9は、図8のステップS801において、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順のフローチャートである。まず、新たな電子原稿ファイルを作成してそれを開く(ステップS901)。指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、電子原稿ライタをデバイスドライバとして、OSの出力モジュールに対して出力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した出力コマンドを電子原稿ライタによって電子原稿形式のデータに変換し、出力する(ステップS902)。出力先はステップS901で開いた電子原稿ファイルである。指定されたデータすべてについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば電子原稿ファイルを閉じる(ステップS904)。電子原稿ライタ102によって生成される電子原稿ファイルは、図3(B)に示した、原稿ページデータの実体を含むファイルである。
【0045】
<ブックファイルの編集>
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。生成されたブックファイルについては、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
【0046】
このほか、一旦行った編集操作を取り消す操作や、さらに取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などといった編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4乃至5に示す属性に操作結果が反映されたり、あるいはブックファイルの構造に反映される。たとえば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。
【0047】
<ブックファイルの出力>
以上のように作成・編集されるブックファイルは印刷出力を最終目的としている。利用者が図10に示す製本アプリケーションのUI画面1100からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成して電子原稿デスプーラ105に渡す。電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズのGDIコマンドに変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドを生成し、そのデバイスに送信する。
【0048】
ジョブチケットは原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。ジョブチケットは1ジョブにつき1つ発行される。そのため、まず最上位にドキュメントというノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷などが定義されている。その下には、用紙ノードが属し、用いるべき用紙の識別子や、プリンタにおける給紙口の指定などの属性が含まれる。各用紙ノードには、その用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。
【0049】
電子原稿デスプーラ105は、上述のジョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変換する。
【0050】
<そのほかのシステム構成>
本実施形態の文書処理システムの概要は以上のようなものである。これはスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張したサーバクライアントシステムでもほぼ同様の構成・手順でブックファイルが作成・編集される。ただし、ブックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
【0051】
図12はサーバクライアント型文書処理システムの構成を示すブロック図である。クライアント文書処理システムは、スタンドアロン型システムに、クライアントモジュールであるDOMS(Document Output Management Service:文書出力管理サービス)ドライバ109およびDOMSプリントサービスモジュール110、DS(文書サービス)クライアントモジュール108を加えた構成を有する。このクライアント文書処理システム1200に、文書管理サーバ1201および印刷集中管理サーバ1202およびプリントサーバ1203が接続されている。これらサーバは、通常ネットワークによってクライアント文書処理システムと接続されるが、サーバが同時にクライアントとしても機能する場合には、ネットワーク間の通信をシミュレートするプロセス間通信によって接続される。なお図12では文書管理サーバ1201と印刷集中管理サーバ1202の量サーバがクライアントに接続されているが、いずれか一方のみがネットワーク上に存在する場合もあり得る。接続されているサーバが文書管理サーバであれば、そのクライアントモジュールを含む文書管理サーバクライアントシステム1201SCが、印刷集中管理サーバ1202であれば、そのクライアントモジュールを含む印刷管理サーバクライアントシステム1202SCが、スタンドアロン型文書管理システムに追加される。
【0052】
文書管理サーバ1201は、製本アプリケーション104により作成・編集されたブックファイルを格納するサーバである。文書管理サーバ1201によってブックファイルを管理する場合、ブックファイルは、クライアントPCのローカルHDに代わって、あるいはそれに加えて、文書管理サーバ1201のデータベース1211に保存される。製本アプリケーション104と文書管理サーバ1201との間のブックファイルの保存および読み出しは、DSクライアント108及びDSコア1212を介して行われる。
【0053】
印刷集中管理サーバ1202は、クライアント文書管理システム1200に格納された、あるいは文書管理サーバ1201に格納されたブックファイルの印刷を管理するサーバである。クライアントにおける印刷要求は、DOMSドライバ109およびDOMSプリントサービスモジュール110を介して印刷集中管理サーバ1202のDOMSWGサーバモジュール1221に送信される。集中印刷管理サーバ1202は、クライアントのプリンタで印刷する場合にはクライアントのDOMSプリントサービスモジュール110を介して電子原稿デスプーラ105に電子原稿データを渡し、プリントサーバ1203により印刷する場合には、プリントサーバ1203のDOMSプリントサービスモジュール1203に送信する。集中印刷管理サーバは、例えば保存されているブックファイルに対して印刷要求を発行した利用者の資格などについてセキュリティチェックを行ったり、印刷処理のログを保存したりする。このように、文書処理システムは、スタンドアロンとしても、クライアントサーバシステムとしても実現できる。
【0054】
<文書処理の内容>
次に、本実施形態における文書処理の内容について説明する。
【0055】
図13、図14、図15、図16は、本発明に係る製本アプリケーションのメイン画面である。まず、本発明を実現するアプリケーションを起動すると、図13の1301に示すメイン画面ウインドウが表示される。このメイン画面ウインドウ内に他のアプリケーションのファイルをドラッグ&ドロップすることにより、そのファイルの印刷出力結果をページ単位にPDF形式等の電子原稿ファイルとして取り込むことができる。図13の1302は、ツリービュー領域(ツリー部)であり、PDF形式の原稿ページデータをツリー構造で表示する。図14の1402が、電子原稿ファイルを取り込んだ後のツリービュー領域を示している。図13の1303は、プレビュー領域(プレビュー部)であり、各種レイアウト設定に従って印刷出力状態を表示する。図14の1403が、でに原稿ファイルを取り込んだ後のプレビュー領域を示している。取り込まれた電子原稿ファイルは、前述したようにブックファイルを構成している。
【0056】
図14の1401に示す「印刷体裁メニュー」を指示すると、図17、図18、図19に示す「Bookの詳細設定」ダイアログが表示され、各種レイアウト設定/フィニッシング設定が行える。例えば、図15の1501に示すプレビューは、物理ページ1枚に2つのPDFをレイアウト指定した結果を示している。また図27の2701に示すプレビューは、印刷方法として「製本印刷」を指定した結果を示している。詳細な設定に関しては、後述する。図14の1404に示すアイコンは、各種レイアウト設定/フィニッシング設定の結果を示すブックアイコンであり、レイアウトの設定内容やフィニッシングの設定内容が一目で判断できる。なお、フィニッシングとは仕上げ処理のことであり、後述するような設定が行える。
【0057】
図14の1401に示す「印刷体裁メニュー」を指示すると、図17の1701に示すダイアログが表示される。このダイアログの設定内容が、図20に示す印刷体裁設定テーブル2000に記憶される。印刷体裁設定テーブル2000は、図4に示したブック属性を図2のRAM202あるいはHD211に展開したものであり、図17等のダイアログ画面においてブック属性の設定値を操作できる。設定変更後の印刷体裁設定テーブル2000は、ブック属性としてブックファイルに書き戻される。
【0058】
例えば、図17の1702は「ページ設定」シートを示しており、印刷する際のページに関する設定が行えるシートである。図17の1703に示す「出力用紙サイズ」を指示すると、印刷時の「出力用紙サイズ」(A3、A4、A5、B4、B5等)の設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2001に示す「出力用紙サイズ」に記憶される。図17の1704に示す「出力用紙の向き」を指示すると、印刷時の「出力用紙の向き」(縦、横)の設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2002に示す「出力用紙の向き」に記憶される。図17の1705に示す「ページレイアウト」を指示すると、印刷時に1枚の物理ページに何枚の原稿ページをレイアウトするかの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2003に示す「ページレイアウト」に記憶される。図17の1706に示す「配置順」を指示すると、印刷時の原稿ページの「配置順」(左上から右向き、左上から下向き、右上から左向き等)の設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2004に示す「配置順」に記憶される。図17の1707に示す「境界線」を指示すると、印刷時に、配置した原稿ページと原稿ページとの境界に線を引くか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2005に示す「境界線」に記憶される。図17の1708に示す「原稿の配置」を指示すると、印刷時に、各原稿ページをどの位置に置くかの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2006に示す「原稿の配置」に記憶される。
【0059】
図18の1801は、「仕上げ」シートを示しており、印刷する際のフィニッシングに関する設定が行えるシートである。図18の1802に示す「印刷方法」を指示すると、印刷時の「印刷方法」(片面印刷、両面印刷、製本印刷)の設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2008に示す「印刷方法」に記憶される。図18の1803は、「印刷方法」に「片面印刷」が指定されたことを示している。図18の1804に示す「とじ方向」を指示すると、印刷時に用紙のどの辺をとじるのかの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2009に示す「とじ方向」に記憶される。図18の1805に示す「とじ幅」を指示すると、印刷時にとじ幅をどの程度にするかの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2010に示す「とじ幅」に記憶される。図18の1806に示す「ステイプルの指定」を指示すると、印刷時にステイプルをするのか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2011に示す「ステイプル」に記憶される。図18の1807に示す「ステイプルの位置」を指示すると、印刷時にステイプルをどの辺にするのか、及び何ヶ所に打つのか設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2012に示す「ステイプルの位置」に記憶される。図18の1808に示す「パンチ穴」を指示すると、印刷時にパンチをするのか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2013に示す「パンチ」に記憶される。図18の1809に示す「Z折り」を指示すると、印刷時に用紙をZ折りするのか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図20の2014に示す「Z折り」に記憶される。図18の1810に示す「章の区切り」を指示すると、「しない」「ページを変える」「用紙を変える」から1つを選択することができ、結果として、章の先頭原稿ページが展開される物理ページを選ぶことになる。この設定内容は、図20の2007に示す「章区切り」に記憶される。「章の区切り」に関する詳細は、後述する。
【0060】
図19も図18と同様に「仕上げ」シートを示しており、図19の1901に示す「印刷形式」で「製本印刷」が指定された時の設定項目を示している。
【0061】
図19の1901に示す「印刷方法」を指示すると、印刷時の「印刷方法」(片面印刷、両面印刷、製本印刷)の設定を行うことができ、この設定内容は、図21の2101に示す「印刷方法」に記憶される。図19の1902は、「印刷方法」に「製本印刷」が指定されたことを示している。図19の1903に示す「開き方向」を指示すると、印刷時に用紙のどの方向に開くのかの設定を行うことができ、この設定内容は、図21の2102に示す「開き方向」に記憶される。図19の1904に示す「中とじ」を指示すると、印刷時に「中とじ」(サドルステッチ)を行うか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図21の2103に示す「サドルステッチ」に記憶される。図19の1905に示す「製本印刷の方法」を指示すると、製本印刷時にいくつかの束に分けて印刷するか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図21の2106に示す「分冊」に記憶される。
【0062】
<章区切り処理>
次に図18の1810に示す「章の区切り」及び図19の1906に示す「章の区切り」で「章の区切り」の設定を行った結果、白紙をどのようにして自動で挿入し、図14の1403のプレビュー領域に結果を反映させるかの説明を行う。
【0063】
図29、図30、図31は、図18の1810及び図19の1906に示す「章の区切り」を設定した結果、その「章の区切り」に従った自動白紙生成処理のフローチャートを示している。このフローチャートは、各章のレイアウトを決定して行く際、章の最後に何枚の白紙が必要かを判断する時点で呼び出される。
【0064】
(片面印刷)
まず、図18の1802に示す「印刷方法」において「片面印刷」が指定されている場合を説明する。
【0065】
図29に示す「自動白紙生成処理」では、ステップ2901において図20の2008に示す「印刷方法」をチェックし、「印刷方法」が「片面印刷」か否かを判断する。「片面印刷」であった場合、ステップ2902において図30に示す「片面印刷自動白紙生成処理」を呼び出す。
【0066】
図30に示す「片面印刷自動白紙生成処理」では、ステップ3001において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「用紙を変える」か否かを判断する。「用紙を変える」でなかった場合、白紙を挿入せず処理を終了する。このような白紙を挿入しない場合を図15の1501に示すプレビューにより説明する。図15の1501に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に2ページ/枚が設定された状態を示している。そして、402に示す章は5ページの原稿ページを保持しているため、この章の最終原稿ページと403に示す章の先頭原稿ページとは、図15の1504に示す同じ物理ページ上にレイアウトされることになる。
【0067】
図30のステップ3001において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「用紙を変える」であった場合、ステップ3002において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷(1−up)、すなわち1原稿ページ/物理ページか否かを判断する。片面印刷時に1原稿ページ/物理ページであった場合、章区切りは必ず用紙替えとなるために白紙を挿入せず処理を終了する。
【0068】
1原稿ページ/物理ページでなかった場合、ステップ3003において章内の原稿ページの枚数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(N原稿ページ/物理ページ)から、「N-(P%N)」(ただし%は剰余演算)を算出する。この値は、章の最後の物理ページにおいて余白となる原稿ページ数であり、これが改用紙のために挿入すべき空白原稿ページの数となる。こうして必要な空白の原稿ページ数を求め、そのページ数分の白紙の原稿ページを生成する。このような空白ページを挿入する場合を図16の1601に示すプレビューにより説明する。図16の1601に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に2ページ印刷(2−up)すなわち2原稿ページ/物理ページが設定された状態を示している。そして、1602に示す章は5ページの原稿ページを保持しているため、図30のステップ3003における白紙ページの挿入数は、「2−(5%2)」から1となり、図16の1603に示す白紙の原稿ページ1603が生成・挿入される。その後は、挿入された白紙原稿ページも含めて、各章の原稿ページが指定されたレイアウトに従って物理ページに配置され、プレビューされることになる。同様に、次の章に関しても、図16の1604に示す白紙ページが生成され、プレビューされることになる。これはプレビューのみならず印刷時にも同様である。
【0069】
(両面印刷)
次に、図18の1802に示す「印刷方法」において「両面印刷」が指定されている場合を説明する。
【0070】
図29に示す「自動白紙生成処理」では、ステップ2901において図20の2008に示す「印刷方法」をチェックし、「印刷方法」が「片面印刷」か否かを判断する。「片面印刷」でなかった場合、ステップ2903において図31に示す「両面製本印刷自動白紙生成処理」を呼び出す。
【0071】
図31に示す「両面製本印刷自動白紙生成処理」では、ステップ3101において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「しない」か否かを判断する。章区切り「しない」であった場合、白紙を挿入せず処理を終了する。このような白紙を挿入しない場合を図22の2201に示すプレビューにより説明する。図22の2201に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に1原稿ページ/物理ページが設定された状態を示している。2204に示す数字(1)は、用紙のページ番号を示し、1枚目の用紙を示していて、プレビュー領域2204においては、1枚の用紙の表面(左)と裏面(右)とが段違いで示されている。また表面のページ画像の左肩の数字は何番目の用紙であるかを示す。2202に示す最初の章は、5ページの原稿ページを保持しているため、この章の最終原稿ページと、2203に示す第2番目の章の先頭原稿ページは、図22の2205に示す用紙の表面と裏面にそれぞれレイアウトされることになる。
【0072】
図24は、両面印刷かつ2ページ印刷の場合において、章区切りが「しない」と指定されている場合のプレビュー画面の例である。2枚目の用紙の表面には、第1章の末尾の原稿ページと第2章の先頭の原稿ページとが1物理ページに配置されている。また、この場合には、最後の用紙の裏面は、そこに印刷すべき原稿データがないために空白ページとなる。
【0073】
図31のステップ3101において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「しない」でなかった場合、ステップ3102において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「ページを変える」か否かを判断する。「ページを変える」であった場合、ステップ3103において、図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷、すなわち1原稿ページ/物理ページか否かを判断する。1原稿ページ/物理ページであった場合、白紙を挿入せず処理を終了する。1原稿ページ/物理ページでなかった場合、ステップ3104において章内の原稿ページの枚数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(Nページ/枚)から、「N−(P%N)」を算出して、改ページに必要な白紙の原稿ページ数を求め、その分の白紙のページを生成する。このような白紙ページを挿入する場合を図25の2501に示すプレビューにより説明する。図25の2501に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に2ページ印刷(2原稿ページ/物理ページ)が設定された状態を示している。そして、2502に示す章は、5ページの原稿ページを保持しているため、図31のステップ3104における白紙ページの挿入数は、「2−(5%2)」から1原稿ページ分の白紙挿入となり、図25の2503に示す白紙原稿ページが生成・挿入されてプレビューされることになる。同様に、次の章に関しても、図25の2504に示す白紙ページが生成され、プレビューされることになる。
【0074】
図31のステップ3102において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「ページを変える」でなかった場合、「用紙を変える」であると判断し、ステップ3105において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷すなわち1ページ/物理ページか否かを判断する。1ページ印刷であった場合、ステップ3107において章内の原稿ページの枚数(P枚)から「P%2」を算出してそれを改ページのために必要な白紙の原稿ページ数とし、その分の白紙ページを生成する。これは、両面1ページ印刷の場合には、章の最後のページが表面の場合に、裏面に白紙の原稿ページを挿入することで改用紙が可能なためである。このような白紙原稿ページを挿入する場合を図23の2301に示すプレビューにより説明する。図23の2301に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」として1ページ印刷が設定された状態を示している。そして、2302に示す章は、5ページの原稿ページを保持しているため、図31のステップ3107における白紙原稿ページの挿入数は、「5%2」から1ページとなり、図23の2303に示す白紙ページが生成・挿入されてプレビューされることになる。同様に、次の章に関しても、図23の2304に示す白紙ページが生成され、プレビューされることになる。
【0075】
図31のステップ3105において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷でなかった場合、ステップ3106において章内の原稿ページのページ数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(Nページ印刷)から、「2*N−(P%(2*N)」を算出してこの値を改用紙のために章末に挿入する必要のある白紙の原稿ページ数とし、その分の白紙原稿ページを生成する。このような白紙を挿入する場合を図26の2601に示すプレビューにより説明する。前式の値は、章の末尾の用紙において、その用紙上における空白の原稿ページ数である。図26の2601に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に2ページ印刷が設定された状態を示している。そして、2602に示す章は5ページの原稿ページを保持しているため、図31のステップ3106における白紙原稿ページの挿入数は、「2*2−(5%(2*2))」から3ページとなり、図26の2603及び2604に示す3枚の白紙原稿ページが生成・挿入されてプレビューされることになる。同様に、次の章に関しても、図26の2605及び2606に示す白紙ページが生成され、プレビューされることになる。
【0076】
(製本印刷)
次に、図18の1802に示す「印刷方法」において「製本印刷」が指定されている場合を説明する。製本印刷の場合には、「ページ変え」および「用紙変え」は、印刷される段階での物理ページ・用紙についてではなく、製本した状態におけるページについて行われる。すなわち、奇数ページからなる章であれば、章の末尾の原稿ページの裏面(見開き順の裏面)に空白ページを挿入することで「ページ変え」「用紙変え」を実現する。そのため「自動白紙生成処理」に関しては、「製本印刷」が指定されている場合と「両面印刷」かつ「1ページ印刷」が指定されている場合とで同じであるため、図31に示すフローチャートのそれぞれのステップについて、図27、図28に示すプレビューにより説明する。
【0077】
図31のステップ3101において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、章区切り「しない」か否かを判断する。「しない」であった場合は、白紙を挿入せず処理を終了する。このような白紙を挿入しない場合を図27の2701に示すプレビューにより説明する。
【0078】
図27の2701に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に1ページ印刷が設定された状態を示している。2702に示す章は、5ページの原稿ページを保持しているため、この章の最終原稿ページと2703に示す章の先頭原稿ページは、図27の2704に示す用紙上にレイアウトされることになる。
【0079】
次に、図31のステップ3105において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、ステップ3107において章内の原稿ページの数(P枚)から、「P%2」を算出し必要な白紙の枚数を求め、その分の白紙を生成する。このような白紙を挿入する場合を図28の2801に示すプレビューにより説明する。図28の2801に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に1ページ印刷が設定された状態を示している。そして、2802に示す章は、5ページの原稿ページを保持しているため、図31のステップ3107における白紙原稿ページの挿入数は、「5%2」から1原稿ページとなる。その白紙が挿入された文書の各原稿ページを製本印刷設定に従ってレイアウトすることで、図28の2303に示す白紙ページがプレビューされることになる。同様に、次の章に関しても、図28の2804に示す白紙ページが生成され、プレビューされることになる。
【0080】
[第2実施形態]
<装置の説明>
第1の実施形態では、「自動白紙挿入」処理は、章の区切りにおいて用紙変えやページ変えが指定されている場合に行っている。本実施形態では、そのような指定に加えて、ある章から「出力用紙サイズ」が異なる場合、「章の区切り」が「しない」であっても、「用紙を変える」ものとして処理を行う。以下、図面を用いて、本発明に係わる他の好適な実施例を詳細に説明する。ただし、本実施例の全体構成等は、前述した実施例の 図1乃至図21と同様である。
【0081】
<文書処理の内容>
本実施例を図34に示す「章用印刷体裁設定テーブル」、図37に示す「章の詳細設定」ダイアログ及び図35、図36に示すフローチャートに従って説明する。
【0082】
図34に示す「章用印刷体裁設定テーブル」は、章に対して例外設定を行わない限り、Bookの設定内容と同じ内容が設定されている。しかし、図37の3701に示す「章の詳細設定」ダイアログの各項目の設定により変更される。図34のテーブルは、図5に示した章属性の一部である。
【0083】
図32の3202、3203に示す章を図2のキーボート209や不図示のマウスにより選択状態にし、図32の3202に示す「印刷体裁メニュー」を指示すると、図37の3701に示すダイアログが表示される。このダイアログの設定内容が、図34に示す「章用印刷体裁設定テーブル」に記憶される。
【0084】
例えば、図37の3702に示す「出力用紙サイズ」を指示すると、章で保持するページの印刷時の「出力用紙サイズ」(A3、A4、A5、B4、B5等)の設定を行うことができ、この設定内容は、図34の3401に示す「出力用紙サイズ」に記憶される。図37の3703に示す「出力用紙の向き」を指示すると、章で保持するページの印刷時の「出力用紙の向き」(縦、横)の設定を行うことができ、この設定内容は、図34の3402に示す「出力用紙の向き」に記憶される。図37の3704に示す「ページレイアウト」を指示すると、章で保持するページの印刷時に1枚の物理ページに何ページの原稿ページをレイアウトするかの設定を行うことができ、この設定内容は、図34の3403に示す「ページレイアウト」に記憶される。図37の3705に示す「配置順」を指示すると、章で保持するページの印刷時、原稿ページの「配置順」(左上から右向き、左上から下向き、右上から左向き等)の設定を行うことができ、この設定内容は、図34の3404に示す「配置順」に記憶される。図37の3706に示す「境界線」を指示すると、章で保持するページの印刷時に、配置した原稿ページと原稿ページとの境界に線を引くか否かの設定を行うことができ、この設定内容は、図34の3405に示す「境界線」に記憶される。図37の3707に示す「原稿の配置」を指示すると、章で保持するページの印刷時に、各原稿ページをどの位置に置くかの設定を行うことができ、この設定内容は、図34の3406に示す「原稿の配置」に記憶される。
【0085】
次に図37の3702に示す「出力用紙サイズ」の変更、及び図37の3703に示す「出力用紙の向き」の変更を行った結果、白紙をどのようにして自動で挿入し、図32の3201及び図33の3301に示すプレビュー領域に結果を反映させるかの説明を行う。
【0086】
図29のフローチャートについては、前述した実施例と同様であるので、図29のステップ2901において、図20の2008に示す「印刷方法」が「片面印刷」と判断された後からの説明を行う。
【0087】
(片面印刷)
図35に示す「片面印刷自動白紙生成処理」では、ステップ3501において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「用紙を変える」か否かを判断する。「用紙を変える」であった場合、ステップ3504において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、白紙を挿入せず処理を終了する。1ページ印刷でなかった場合、ステップ3505において章内の原稿ページの枚数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(N原稿ページ/物理ページ)から、「N−(P%N)」を算出し必要な白紙原稿ページの数を求め、その分の白紙を生成する。
【0088】
図35のステップ3501において、図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「用紙を変える」でなかった場合、ステップ3502において図20の2001に示すBookの「出力用紙サイズ」と図34の3401に示す章の「出力用紙サイズ」とを比較する。異なっていた場合、ステップ3504において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、白紙を挿入せず処理を終了する。1ページ印刷でなかった場合、ステップ3505において章内の原稿ページのページ数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(N原稿ページ/物理ページ)から、「N−(P%N)」を算出し必要な白紙原稿ページの数を求め、その分の白紙を生成する。
【0089】
図35のステップ3502において図20の2001に示すBookの「出力用紙サイズ」と図34の3401に示す章の「出力用紙サイズ」とを比較し、同じであった場合、ステップ3503において図20の2002に示すBookの「出力用紙の向き」と図34の3402に示す章の「出力用紙の向き」とを比較する。異なっていた場合、ステップ3504において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、白紙を挿入せず処理を終了する。1ページ印刷でなかった場合、ステップ3505において章内の原稿ページのページ数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(Nページ/物理ページ)から、「N−(P%N)」を算出し必要な白紙原稿ページの枚数を求め、その分の白紙を生成する。
【0090】
このようにして、章属性における出力用紙サイズあるいは印刷の向きの設定がブック属性と異なっている場合には、その章と次の章との間を「用紙を変える」なる設定がされた場合と同様に、改用紙を行う。
【0091】
(両面印刷)
次に、図18の1802に示す「印刷方法」において「両面印刷」が指定されている場合を説明する。
【0092】
図36に示す「両面製本印刷自動白紙生成処理」では、ステップ3601において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「しない」か否かを判断する。章区切り「しない」であった場合、ステップ3602において図20の2001に示すBookの「出力用紙サイズ」と図34の3401に示す章の「出力用紙サイズ」とを比較する。異なっていた場合、ステップ3609において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、ステップ3611において章内の原稿ページのページ数(P枚)をチェックし、「P%2」を算出し必要な白紙原稿ページの数を求め、その分の白紙を生成する。このような白紙原稿ページを挿入する場合を図32の3201に示すプレビューにより説明する。図32の3201に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に1ページ印刷が設定された状態を示している。そして、3203に示す章は5ページの原稿ページを保持しているため、図36のステップ3611における白紙の挿入ページ数は、「5%2」から1原稿ページとなり、図32の3205に示す1枚の白紙ページがプレビューされることになる。
【0093】
図36のステップ3602において図20の2001に示すBookの「出力用紙サイズ」と図34の3401に示す章の「出力用紙サイズ」とを比較し、同じであった場合、ステップ3603において図20の2002に示すBookの「出力用紙の向き」と図34の3402に示す章の「出力用紙の向き」とを比較する。異なっていた場合、ステップ3509において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、ステップ3611において章内の原稿ページの数(P枚)をチェックし、「P%2」を算出し必要な白紙原稿ページの枚数を求め、その分の白紙原稿ページを生成する。このような白紙原稿ページを挿入する場合を図33の3301に示すプレビューにより説明する。図33の3301に示すプレビューは、図17の1705に示す「ページレイアウト」に1ページ/枚が設定された状態を示している。そして、3302に示す章は5ページの原稿ページを保持しているため、図36のステップ3611における白紙原稿ページの挿入枚数は、「5%2」から1ページとなり、図33の3304に示す1枚の白紙ページがプレビューされることになる。
【0094】
図36のステップ3601において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「しない」でなかった場合、ステップ3604において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「ページを変える」か否かを判断する。「ページを変える」であった場合、ステップ3605において図20の2001に示すBookの「出力用紙サイズ」と図34の3401に示す章の「出力用紙サイズ」とを比較する。異なっていた場合、ステップ3609に進み、以降は前述と同様である。また、ステップ3605において図20の2001に示すBookの「出力用紙サイズ」と図34の3401に示す章の「出力用紙サイズ」とが同じであった場合、ステップ3606において図20の2002に示すBookの「出力用紙の向き」と図34の3402に示す章の「出力用紙の向き」とを比較する。異なっていた場合、ステップ3509に進み、以降は前述と同様である。また、ステップ3606において、図20の2002に示すBookの「出力用紙の向き」と図34の3402に示す章の「出力用紙の向き」とを比較し、同じであった場合、ステップ3607において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷(1−up)か否かを判断する。1ページ印刷であった場合、白紙の挿入は行わずに終了する。ステップ3607において図20の2003に示す「ページレイアウト」をチェックし、1ページ印刷でなかった場合、ステップ3608において章内の原稿ページの数(P枚)及び図20の2003に示す「ページレイアウト」(N原稿ページ/物理ページ)から、「2*N−(P%(2*N))」を算出し必要な白紙原稿ページの数を求め、その分の白紙原稿ページを生成する。
【0095】
図36のステップ3604において図20の2007に示す「章区切り」をチェックし、「ページを変える」でなかった場合、ステップ3609に進み、以降は前述と同様である。
【0096】
以上のようにして、両面印刷の場合にも、章区切り指定の有無に関わらず、章属性の「出力用紙サイズ」あるいは「印刷の向き」がブック属性と異なる場合には、その次の章との間は章区切りとして「用紙を変える」設定がされている場合と同様に、白紙ページを挿入して改用紙を行う。
【0097】
以上のように、連続する章の区切り目において、改ページが指定されている場合には、前の章の原稿ページ数が、1物理ページ上に配置する原稿ページ数Nの整数倍となるように章末に白紙原稿ページを挿入することで、その直後の章は新たな物理ページから印刷できる。ただし、製本印刷の場合には、製本した状態における1ページを1物理ページとみなして上記処理を行うことで、製本した状態において章間の改ページが実現できる。
【0098】
また、連続する章の区切り目において、改用紙が指定されている場合には、前の章の原稿ページ数が1枚の用紙上に配置する原稿ページ数2Nの整数倍となるように章末に白紙原稿ページを挿入することで、その直後の章は新たな用紙から印刷できる。ただし、製本印刷の場合には、製本した状態における1枚を1枚の用紙とみなして上記処理を行うことで、製本した状態において章間の改ページが実現できる。
【0099】
さらに、連続する章間の用紙の向きや用紙サイズの設定が異なる場合には、上述した改用紙と同様の処理を行って後の章を新たな用紙から開始することで、向きや用紙サイズの設定が異なる原稿ページを同一の用紙上にプレビュー表示したり、印刷するといった不具合を防止できる。
【0100】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成される。
【0101】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0102】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0103】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0104】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自動的に白紙ページを挿入することできることから、章の先頭印刷対象データが常に物理ページの先頭または用紙の先頭にレイアウトできるようになり、利用者が白紙ページを挿入する作業が不必要になる。このため、作業効率およびシステムの生産性を向上させるとともに、人為的な過誤を防止して高品質の文書を作成可能とするという効果を奏する。
【0106】
加えて、利用者の望むアプリケーションプログラムによって作成されるデータをひとまとめにした文書の作成および編集を可能とすることでその操作性を高めて文書編集の生産性を向上させることができる。
【0107】
さらに、連続する章間の用紙の向きや用紙サイズの設定が異なる場合には、特に指定しなくとも後の章を新たな用紙から開始することで、一層操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンドアロン型の文書処理システムのブロック図である。
【図2】文書処理システムを実現するコンピュータのブロック図である。
【図3】ブックファイルの構造の一例を示す図である。
【図4】ブック属性の一覧を示す図である。
【図5】章属性の一覧を示す図である。
【図6】ページ属性の一覧を示す図である。
【図7】ブックファイルを開く手順のフローチャートである。
【図8】電子原稿ファイルをブックファイルにインポートする手順のフローチャートである。
【図9】アプリケーションデータを電子原稿ファイルに変換する手順のフローチャートである。
【図10】既存のブックファイルを開いた際のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。
【図11】新規のブックファイルを開いた際のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。
【図12】クライアントサーバ型の文書処理システムのブロック図である。
【図13】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図14】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図15】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図16】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図17】実施形態の印刷形式設定用ダイアログの一例を示す図である。
【図18】実施形態の印刷形式設定用ダイアログの一例を示す図である。
【図19】実施形態の印刷形式設定用ダイアログの一例を示す図である。
【図20】実施形態の印刷形式設定内容を記憶する構造体の一例を示す図である。
【図21】実施形態の印刷形式設定内容を記憶する構造体の一例を示す図である。
【図22】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図23】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図24】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図25】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図26】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図27】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図28】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図29】実施形態の処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。
【図30】実施形態の処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。
【図31】実施形態の処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。
【図32】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図33】実施形態の表示画面の一例を示す図である。
【図34】実施形態の印刷形式設定内容を記憶する構造体の一例を示す図である。
【図35】実施形態の処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。
【図36】実施形態の処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。
【図37】実施形態の印刷形式設定用ダイアログの一例を示す図である。

Claims (6)

  1. 原稿ページを含む所定の区分を定義可能な文書データを編集し、かつ、プリンタドライバとは関係なく動作する編集アプリケーションと、前記編集アプリケーションによって生成された描画データを印刷装置によって解釈される印刷データを生成するプリンタドライバへ送信し、かつ、前記プリンタドライバとは関係なく動作するデスプーラモジュールと、前記プリンタドライバとを備え、原稿ページを含む複数の区分を定義可能な文書データを編集する文書処理装置であって、
    印刷用紙の1面に複数の原稿ページが配置されることを示すページレイアウトを指定する指定手段と、
    前記文書データ全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する全体設定手段と、
    前記文書データに定義された複数の区分の少なくとも1つに対して前記全体設定手段によって設定された用紙のサイズまたは用紙の向きとは異なる用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する例外設定手段と、
    複数の区分の区切り目において、当該区切り目の後の区分に対して設定されている用紙のサイズまたは用紙の向きを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、前記区切り目の前の区分と区切り目の後の区分とを異なる印刷用シートに分けることが指定されていなくても、前記指定されたレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、新たな印刷用シートの先頭に配置されるように当該先頭の原稿ページの配置位置を決定する決定手段と
    前記決定手段によって決定された配置位置に従って前記各原稿ページが配置された描画データをオペレーティングシステムを介して前記プリンタドライバへ出力する出力手段とを備え
    前記指定手段、前記全体設定手段、前記例外設定手段、前記判定手段、及び前記決定手段が、前記編集アプリケーションによって制御され、
    前記出力手段が前記デスプーラモジュールによって制御されることを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記判定手段により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、指定されたページレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、印刷用シートの新たな面の先頭に配置されるように、前記区切り目の前の区分における最終の原稿ページと当該区切り目の後における区分の先頭の原稿ページとの間に挿入すべき空白の原稿ページ数を導出することで、当該先頭の原稿ページの配置位置を決定することを特徴とする請求項に記載の文書処理装置。
  3. 指定手段と、全体設定手段と、例外設定手段と、判定手段と、決定手段と、出力手段と、原稿ページを含む所定の区分を定義可能な文書データを編集し、かつ、プリンタドライバとは関係なく動作する編集アプリケーションと、前記編集アプリケーションによって生成された描画データを印刷装置によって解釈される印刷データを生成するプリンタドライバへ送信し、かつ、前記プリンタドライバとは関係なく動作するデスプーラモジュールと、前記プリンタドライバとを備え、原稿ページを含む複数の区分を定義可能な文書データを編集する文書処理装置における文書処理方法であって、
    前記指定手段が、印刷用紙の1面に複数の原稿ページが配置されることを示すページレイアウトを指定する指定工程と、
    前記全体設定手段が、前記文書データ全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する全体設定工程と、
    前記例外設定手段が、前記文書データに定義された複数の区分の少なくとも1つに対して前記全体設定工程によって設定された用紙のサイズまたは用紙の向きとは異なる用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する例外設定工程と、
    前記判定手段が、複数の区分の区切り目において、当該区切り目の後の区分に対して設定されている用紙のサイズまたは用紙の向きを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、前記区切り目の前の区分と区切り目の後の区分とを異なる印刷用シートに分けることが指定されていなくても、前記指定されたレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、新たな印刷用シートの先頭に配置されるように当該先頭の原稿ページの配置位置を前記決定手段が決定する決定工程と
    前記出力手段が、前記決定工程によって決定された配置位置に従って前記各原稿ページが配置された描画データをオペレーティングシステムを介して前記プリンタドライバへ出力する出力工程とを備え
    前記指定手段、前記全体設定手段、前記例外設定手段、前記判定手段、及び前記決定手段が、前記編集アプリケーションによって制御され、
    前記出力手段が前記デスプーラモジュールによって制御されることを特徴とする文書処理方法。
  4. 前記決定工程では、前記判定工程により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、指定されたページレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、印刷用シートの新たな面の先頭に配置されるように、前記区切り目の前の区分における最終の原稿ページと当該区切り目の後における区分の先頭の原稿ページとの間に挿入すべき空白の原稿ページ数を導出することで、当該先頭の原稿ページの配置位置を決定することを特徴とする請求項に記載の文書処理方法。
  5. 指定手段と、全体設定手段と、例外設定手段と、判定手段と、決定手段と、出力手段と、原稿ページを含む所定の区分を定義可能な文書データを編集し、かつ、プリンタドライバとは関係なく動作する編集アプリケーションと、前記編集アプリケーションによって生成された描画データを印刷装置によって解釈される印刷データを生成するプリンタドライバへ送信し、かつ、前記プリンタドライバとは関係なく動作するデスプーラモジュールと、前記プリンタドライバとを備え、原稿ページを含む複数の区分を定義可能な文書データを編集する文書処理装置をコンピュータにより実現するためのコンピュータプログラムであって、
    前記指定手段が、印刷用紙の1面に複数の原稿ページが配置されることを示すページレイアウトを指定する指定工程と、
    前記全体設定手段が、前記文書データ全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する全体設定工程と、
    前記例外設定手段が、前記文書データに定義された複数の区分の少なくとも1つに対して前記全体設定工程によって設定された用紙のサイズまたは用紙の向きとは異なる用紙のサイズまたは用紙の向きを設定する例外設定工程と、
    前記判定手段が、複数の区分の区切り目において、当該区切り目の後の区分に対して設定されている用紙のサイズまたは用紙の向きを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、前記区切り目の前の区分と区切り目の後の区分とを異なる印刷用シートに分けることが指定されていなくても、前記指定されたレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、新たな印刷用シートの先頭に配置されるように当該先頭の原稿ページの配置位置を前記決定手段が決定する決定工程と
    前記出力手段が、前記決定工程によって決定された配置位置に従って前記各原稿ページが配置された描画データをオペレーティングシステムを介して前記プリンタドライバへ出力する出力工程とをコンピュータに実行させ
    前記指定手段、前記全体設定手段、前記例外設定手段、前記判定手段、及び前記決定手段が、前記編集アプリケーションによって制御され、
    前記出力手段が前記デスプーラモジュールによって制御されることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 前記決定工程では、前記判定工程により、前記区切り目の後の用紙のサイズまたは用紙の向きが前記全体用の用紙のサイズまたは用紙の向きと異なると判定された場合、指定されたページレイアウトに従って原稿ページを配置すると、前記区切り目の後の区分の先頭の原稿ページが、印刷用シートの新たな面の先頭に配置されるように、前記区切り目の前の区分における最終の原稿ページと当該区切り目の後における区分の先頭の原稿ページとの間に挿入すべき空白の原稿ページ数を導出することで、当該先頭の原稿ページの配置位置を決定することを特徴とする請求項に記載のコンピュータプログラム。
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