JP5314070B2 - 印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システムに関し、特に、原稿サイズより出力用紙サイズが大きくなるような印刷を行なう場合に、最適な印刷結果を得られる印刷システムに関する。
コンピュータ等、原稿データを作成する機能を持つ装置から原稿データを印刷装置に転送し、当該印刷装置を用いて原稿を印刷する場合、印刷装置によってはふち無し印刷が出来ないことがある。ふち無し印刷とは、出力用紙の外周に余白がない状態で用紙に原稿データを印刷する方法である。図12に示すように、例えば原稿250の用紙サイズと同じサイズの用紙252に原稿のデータを印刷する場合、印刷装置によっては用紙に固有の余白エリア254が設定されているため、この余白エリアにまで原稿を印刷することができない。そのため、原稿データは印刷可能領域256内にしか印刷されない。こうした場合、図13に示すように、原稿250の用紙サイズより大きなサイズの用紙258に印刷を行ない、印刷可能領域262の周囲に存在する余白(印刷不可領域)260を裁断することで、ふち無しの印刷結果を得ることが出来る。
ところが、原稿を作成するアプリケーションの中には、プリンタドライバから受信した余白エリアの情報に基づき、ユーザの所望とは関係なく余白エリアを設定するものがある。こうした場合、出力用紙のサイズが原稿の用紙サイズより大きくても、原稿作成領域が原稿の用紙サイズから余白エリアを除いた領域に限定されたり、原稿データの余白エリアに相当する部分が空白で塗りつぶされたりする。したがって、余白エリアと原稿データとが重なる部分の原稿データは印刷できない。
このような場合を、図14―17を参照して以下に説明する。図14を参照して、原稿のページ設定画面270には、余白領域の値を設定するための余白設定キー272、原稿のプレビュー表示274、OKキー276、及びキャンセルキー278が表示されている。ユーザは余白設定キー272を操作して、余白の各既定値を、図15に示すように全て0に設定する。この操作がなされたことに応じて、プレビュー表示274には、余白が全くないプレビューが表示される。
余白の値を0にした状態でユーザがOKキー276をクリックすると、図16に示すような警告表示290が表示される。警告表示290には、ユーザが入力した余白の値では原稿データを適切に印刷することが出来ないため、当該余白の値を修正するよう促す警告が表示される。ユーザが修正キー292をクリックすると、図17に示すように、余白の値は原稿作成アプリケーションの既定値へと変化する。それに伴ない、プレビュー表示274も当該既定値分の余白を含む状態で表示される。
図16の警告表示でユーザが無視キー294をクリックすると、余白は0の値に設定されたままだが、実際の印刷では印刷装置の仕様上の制限により、余白と重なる原稿領域は印刷されない。
特開2007−272780号公報
なるべく余白を少なくした印刷を得る方法として、特許文献1には、用紙を断裁する目印となるトンボを、必要な用紙にだけ印刷する技術が開示されている。この技術は、断裁する用紙全てにトンボを印刷した場合に比べて、断裁後にトンボが残る恐れを防ぎ、かつ、なるべく余白が少ない状態で原稿を印刷することを可能とする。ただしこの技術は、製本用の印刷等、1枚の用紙に複数ページを印刷した後断裁するときの問題点を解決するためのものであり、上記したように1枚の用紙にふち無し印刷をするときの問題を解決することはできない。
それゆえに、本発明の目的は、原稿の用紙サイズより出力用紙のサイズが大きい場合にふち無し印刷を行なうことができる印刷システムを提供することである。
本発明の第1の局面に係る印刷制御装置は、原稿データ作成処理部及び印刷装置に接続されて利用される印刷制御装置であって、原稿データ作成処理部より、印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを受信したことに応答して、原稿データ作成処理部により作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙の印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、当該既定値より小さな所定値とする処理とを、選択的に実行するための印刷不可領域設定手段と、印刷不可領域設定手段により設定された印刷不可領域の大きさを、原稿データ作成処理部に通知するための通知手段と、原稿データ作成処理部から受信した原稿に関するデータと、印刷不可領域の大きさの値とに基づき印刷データを作成し、当該印刷データの印刷を行なうよう印刷装置に指示を与えるための印刷指示手段とを含む。
印刷不可領域設定手段により、原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対しては、印刷不可領域の大きさが既定値又は当該既定値より小さな所定値に選択的に設定される。さらに印刷指示手段により、設定された印刷不可領域の大きさが印刷データに反映される。したがって原稿の用紙サイズより出力用紙のサイズが大きい場合には、印刷不可領域の大きさを既定値から変更させることができる。印刷不可領域の大きさを出来るだけ小さくなるよう設定すれば、断裁する余白部分の少ないふち無し印刷を行なうことができる。
好ましくは、印刷不可領域設定手段は、原稿データ作成処理部により作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙への出力が禁止されているか許可されているかを示すフラグを記憶するフラグ記憶部と、原稿データ作成処理部より、印刷不可領域の大きさに関する問合せを受信したことに応答して、フラグ記憶部に記憶されているフラグの値に基づいて、印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、所定値とする処理とを、選択的に実行する手段とを含む。
原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に当該原稿を印刷する場合は、フラグ記憶部によりフラグがオンされる。印刷不可領域の大きさは、このフラグの状態がオンかオフかに基づいて選択的に決定される。したがって、ユーザがフラグをオン又はオフに設定すれば、その設定に応じて自動的に印刷不可領域の大きさが決定し、ユーザは印刷不可領域の設定を行なう必要がない。
さらに好ましくは、印刷不可領域設定手段は、原稿に関するデータに基づき、原稿の用紙サイズより出力用紙の用紙サイズの方が大きいか否かを判定するための判定手段と、判定手段による結果に基づいて、印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、所定値とする処理とを、選択的に実行する手段とを含む。
判定手段により、原稿の用紙サイズより出力用紙の用紙サイズの方が大きいか否かに基づいて、印刷不可領域の大きさが選択される。したがって、印刷不可領域の大きさが既定値より小さな所定値に設定されるのは、原稿の用紙サイズより出力用紙の用紙サイズの方が大きい場合に限られ、印刷ミスなくふち無し印刷を行なうことができる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、複数の出力用紙サイズが記録可能な用紙リストを保持するための用紙リスト保持手段をさらに含み、印刷指示手段は、用紙リスト保持手段により保持される用紙リストに、原稿の用紙サイズより大きなサイズの用紙の種類が含まれるか否かを判定するための用紙リスト判定手段と、用紙リスト判定手段による結果に応じて、原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙を用紙リストから選択して印刷装置に印刷させる処理と、印刷処理を中断する処理とを選択的に実行するための印刷処理選択手段とを含む。
用紙リスト判定手段および印刷処理選択手段により、原稿の用紙サイズより大きなサイズの用紙の種類が用紙リストに含まれる場合は印刷処理が実行され、そうでない場合は印刷処理は中断される。原稿のデータを印刷可能な用紙サイズが複数種類ある場合、それらの用紙サイズを確認しなくとも、原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に原稿のデータが印刷される。原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙がない場合は、印刷処理は中断される。したがって、原稿の用紙サイズより小さなサイズの出力用紙に印刷がされる恐れがなく、確実に原稿データを出力用紙に印刷できる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、出力用紙の用紙サイズを設定するための出力用紙サイズ設定手段をさらに含み、印刷指示手段は、原稿の用紙サイズが縦及び横のいずれにおいても、用紙サイズ設定手段により設定された出力用紙の用紙サイズに収まるか否かを判定するための用紙サイズ判定手段と、用紙サイズ判定手段による結果に応じて、出力用紙に印刷データを作成する処理と、印刷処理を中断する処理とを選択的に実行するための印刷処理選択手段とを含む。
用紙サイズ判定手段及び印刷処理選択手段により、出力用紙の用紙サイズが、原稿の用紙サイズの縦及び横のいずれも収まる用紙サイズである場合に、印刷処理が行なわれる。したがって原稿の外形がどのようなものであろうと、原稿の縦又は横が出力用紙からはみ出てしまうことがなく、原稿全体を出力用紙上に印刷することができる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、原稿の用紙サイズ及び出力用紙の用紙サイズを設定する用紙サイズ設定手段をさらに含み、印刷指示手段は、用紙サイズ設定手段により設定された原稿の用紙サイズ及び原稿に関するデータに基づく原稿の用紙サイズが一致するか否かを判定するための用紙サイズ一致判定手段と、用紙サイズ一致判定手段による結果に応じて、出力用紙に印刷データを作成する処理と、印刷処理を中断する処理とを選択的に実行するための印刷処理選択手段とを含む。
用紙サイズ設定手段により、原稿の用紙サイズ及び出力用紙の用紙サイズは印刷処理を行なう前に予め設定される。また、予め設定した原稿の用紙サイズと原稿に関するデータに基づく原稿の用紙サイズが一致しない場合は、印刷処理は中断される。ユーザは用紙サイズ設定手段により、原稿の用紙サイズを予め設定しておくことができる。さらに印刷処理選択手段により、原稿に関するデータにユーザによる設定が反映されている場合のみ印刷処理が行なわれるので、ユーザの所望する印刷を行なうことができる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、印刷指示手段により与えられた印刷指示に対し集約印刷を行なうよう指示命令を付加するための集約印刷指示手段をさらに含み、印刷不可領域設定手段は、原稿に関するデータに基づき、出力用紙の用紙サイズが原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きいか否かを判定する判定手段と、判定手段による結果に基づいて、印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、所定値とする処理とを選択的に実行する手段とを含む。
出力用紙の用紙サイズが原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きいか否かに基づいて、印刷不可領域の大きさは既定値又は既定値より小さな所定値に設定される。したがって、集約印刷を行なう場合においても、出力用紙の用紙サイズが原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きい場合には、印刷不可領域の大きさを既定値から変更することができる。印刷不可領域の大きさを出来るだけ小さくなるよう設定すれば、断裁する余白部分の少ないふち無し印刷を行なうことができる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、複数の出力用紙サイズが記録可能な用紙リストを保持するための用紙リスト保持手段をさらに含み、印刷指示手段は、用紙リスト保持手段により保持される用紙リストに、原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きなサイズの用紙が含まれるか否かを判定するための用紙リスト判定手段と、用紙リスト判定手段による結果に応じて、原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きなサイズの出力用紙を用紙リストから選択して印刷装置に印刷させる処理と、印刷処置を中断する処理とを選択的に実行するための印刷処理選択手段とを含む。
用紙リスト判定手段及び印刷処理選択手段により、出力用紙のサイズが原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きい場合に、印刷処理が実現する。したがって出力用紙の用紙サイズが複数種類あったとしても、原稿を複数枚並べたものの用紙サイズより大きい出力用紙がなければ印刷は行なわれず、原稿が出力用紙からはみ出た印刷を行なう可能性がなくなる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、出力用紙の用紙サイズを設定するための出力用紙サイズ設定手段をさらに含み、印刷指示手段は、原稿を複数枚並べたものの用紙サイズが縦及び横のいずれにおいても、用紙サイズ設定手段により設定された出力用紙の用紙サイズに収まるか否かを判定するための用紙サイズ判定手段と、用紙サイズ判定手段による結果に応じて、出力用紙に印刷データを作成する処理と、印刷処理を中断する処理とを選択的に実行するための印刷処理選択手段とを含む。
用紙サイズ判定手段及び印刷処理選択手段により、原稿データを複数枚並べたものの用紙サイズが縦及び横のいずれにおいても、出力用紙の用紙サイズに収まると判定された場合にのみ、印刷処理は実行される。したがって集約印刷においても、縦及び横のいずれにおいても原稿データが出力用紙からはみ出ないような印刷を行なうことができる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、原稿の用紙サイズ及び出力用紙の用紙サイズを設定する用紙サイズ設定手段をさらに含み、印刷指示手段は、用紙サイズ設定手段により設定された原稿の用紙サイズ及び原稿に関するデータに基づく原稿の用紙サイズが一致するか否かを判定するための用紙サイズ一致判定手段と、用紙サイズ一致判定手段による結果に応じて、出力用紙の半分に印刷データを作成するか、又は、印刷処理を中断するかを選択的に実行するための印刷処理選択手段とをさらに含む。
用紙サイズ設定手段により、ユーザは原稿の用紙サイズ及び出力用紙の用紙サイズを予め設定しておくことができる。さらに用紙サイズ一致判定手段及び印刷処理選択手段により、予め設定された原稿の用紙サイズ及び原稿に関するデータに基づく原稿の用紙サイズが一致する場合にのみ、印刷処理が実行される。したがって、集約印刷においても、原稿に関するデータに対してユーザによる設定が反映された場合にのみ印刷処理が行なわれ、ユーザの所望する用紙サイズでの印刷を行なうことができる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、集約印刷指示手段により指示された集約印刷の命令を実行するための集約印刷実行手段をさらに含む。
集約印刷実行手段により、印刷制御装置において集約印刷が実行される。したがってユーザが特段の操作を行なわなくとも、印刷制御装置による集約印刷が可能となる。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、集約印刷指示部により指示された集約印刷の命令を、原稿データ作成処理部に実行させるための集約印刷実行指示部をさらに含む。
集約印刷実行指示部により、原稿データ作成処理部において集約印刷が実行される。この実行命令は印刷制御装置が自動的に行なうので、ユーザは集約印刷の実行にあたって特段の操作を行なう必要がない。
さらに好ましくは、印刷制御装置は、印刷不可領域設定部により印刷不可領域の大きさが設定されたことに応じて、印刷不可領域の大きさが設定されたことを通知するための設定通知部をさらに含む。
印刷不可領域の大きさが設定されたことを通知することで、ユーザは設定された印刷不可領域の大きさが既定値か否かを印刷前に知ることができる。さらにユーザは、印刷不可領域の大きさが既定値でない場合には、設定された大きさに応じて原稿データを編集できる。
本発明の第2の局面に係る通信装置は、外部の印刷装置に接続されて利用される通信装置であって、原稿データ作成処理部と、原稿データ作成処理部及び印刷装置に接続される、第1の局面に係る印刷制御装置とを含む。
通信装置内の原稿データ作成処理部及び印刷制御装置は、外部の印刷装置に対して上記したような印刷制御を行なう。したがって通信装置を外部の印刷装置に接続すれば、印刷装置が印刷する原稿のデータに対してふち無し印刷を実行するための制御を加えることができる。
本発明の第3の局面に係る印刷制御方法は、原稿作成アプリケーションによって作成された原稿に関するデータに基づき出力用紙に印刷データを作成する過程において、原稿に関するデータに対し印刷の制御を行なう印刷制御方法であって、印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを原稿作成アプリケーションから受信するステップと、原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙の印刷不可領域の大きさを既定値に設定するステップと、当該既定値より小さな所定値とするステップとを、選択的に実行するステップと、印刷不可領域の大きさを原稿作成アプリケーションに返信するステップと、原稿に関するデータ及び設定済みの印刷不可領域の大きさに基づき作成した印刷データを印刷装置へ送信するステップとを含む。
この印刷制御方法によれば、原稿の用紙サイズより出力用紙のサイズが大きい場合は、印刷不可領域の大きさが既定値又は当該既定値より小さな所定値のいずれかに選択される。したがって、印刷不可領域の大きさが出来るだけ小さくなるような制御が行なわれれば、断裁する部分の少ないふち無し印刷を行なうことができる。
以上のように、本発明によれば、原稿の用紙サイズより出力用紙のサイズが大きい場合に、印刷不可領域を既定値から変更させることができる。そのため原稿の印刷領域と印刷不可領域とが重ならない印刷が可能となる。印刷不可領域の設定は印刷制御装置により自動的に行なわれるので、ユーザは通常の印刷手順を行なうだけで、ふち無し印刷の原稿を印刷することができる。
さらに、出力用紙の用紙サイズが原稿の用紙サイズより常に大きくなるよう設定することもできる。原稿に関するデータに対し予め上記の設定を行なうと、当該設定に伴ないふち無し印刷が実行される。この設定は、原稿の用紙サイズより大きいサイズである、複数の出力用紙から適切なサイズの出力用紙を選択する設定、及び、出力原稿が縦及び横のいずれにおいても出力用紙の用紙サイズに収まるような設定等、多様な形態をとることができる。
本発明によれば、集約印刷を行なう場合にも、原稿の用紙サイズより出力用紙のサイズが大きければ、印刷不可領域を既定値から変更させることができる。この場合も上記と同様に、印刷不可領域の設定は印刷制御装置により自動的に行なわれる。さらに当該設定は、原稿を2枚並べたものが出力用紙に収まるような設定等、多様な形態をとることができる。
本発明の1実施の形態に係る印刷システムの構成例を模式的に示す図である。 図1に示す印刷システムに含まれるコンピュータの機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第6の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第7の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第8の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第9の実施の形態に係るプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 原稿データを原稿データの用紙サイズと同じサイズの用紙に印刷する場合を示す図である。 原稿データを原稿データの用紙サイズより大きなサイズの用紙に印刷する場合を示す図である。 コンピュータに表示されるページ設定の初期画面である。 図14に示す初期画面の余白の値を変化させたことを示す図である。 余白が印刷不可領域に設定されていることを警告する警告表示画面である。 図15に示す余白の値がコンピュータにより修正されたことを示す図である。 コンピュータに表示される用紙設定の画面である。 本実施の形態に係る集約印刷について説明するための図である。 原稿を2枚並べた用紙のサイズを説明するための図である。 1枚の用紙に2枚の原稿を集約させていることを示す図である。 1枚の用紙に4枚の原稿を集約させていることを示す図である。 1枚の用紙に16枚の原稿を集約させていることを示す図である。
以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。同様に、異なる実施の形態において同一の処理を行なう場合についても、詳細な説明は繰返さない。
《第1の実施の形態》
図1を参照して、本実施の形態に係る印刷システム100は、原稿作成機能を持つコンピュータ30、印刷装置40、及びネットワーク50を含む。コンピュータは後述の原稿作成アプリケーションを実行可能である。ユーザはこの原稿作成アプリケーションを操作することで、原稿データの作成及び印刷指示等を行なうことができる。コンピュータ30及び印刷装置40はネットワーク50を介して接続されており、印刷装置40はコンピュータ30からの印刷命令に応じて、受信した原稿データを印刷する。
図2を参照して、コンピュータ30は、ネットワーク50を介してコンピュータ30及び印刷装置40を接続するプリンタインタフェース70を含む。さらにコンピュータ30は、印刷装置40を制御するプリンタドライバ80、並びに、原稿データの作成及び印刷指示の命令を発信する原稿作成アプリケーション90を実行する。プリンタドライバ80は原稿作成アプリケーション90からの要求に基づき、印刷装置を制御する。
従来技術では、原稿作成アプリケーション90がフォーマット等原稿データに関する全ての指示命令を発信し、当該指示命令のみに基づいて印刷データが作成されていた。しかし、本実施の形態に係る印刷システムでは、原稿作成アプリケーション90からの指示内容に基づいてプリンタドライバ80が所定の操作を行ない、従来は余白領域とされていた部分にも原稿データを印刷することを実現する。原稿を印刷するときの用紙サイズとしては、原稿作成アプリケーション90が設定する原稿用紙サイズと、実際にプリンタドライバが印刷装置に対して指示する出力用紙サイズとの2種類がある。本実施の形態では、ふち無し印刷をする際に、原稿用紙サイズと出力用紙サイズとを比較して原稿作成アプリケーションに対するプリンタドライバの挙動を変更し、所定の条件が満たされた場合のみ、ふち無し印刷が可能となるようにする。
図18を参照して、用紙設定画面300では、ユーザは印刷用紙に関する種々の設定ができる。用紙設定画面300上には、用紙サイズ設定キー302、給紙方法設定キー304、印刷向き設定キー306、OKキー312、キャンセルキー314、及び大サイズ設定部308が表示される。
大サイズ設定部308はチェックボックス310を含む。このチェックボックスがチェックされた状態でOKキー312がクリックされると、プリンタドライバは、原稿データの用紙サイズよりも大きなサイズの用紙に原稿を印刷することが可能なように設定される。この設定での印刷を、以降は「大サイズ印刷」と呼ぶ。チェックボックス310がチェックされたことに応じて、大サイズ印刷のフラグが有効とされる。このとき、用紙の周囲の印刷不可領域の大きさが本来の既定値より小さな所定値に設定される。具体的には、本実施の形態では、上記印刷不可領域の大きさが0に設定される。大サイズ印刷の設定を行なう権限はユーザが有してもよいし、単数または複数の管理者が有してもよい。
チェックボックス310にチェックがされない場合は、大サイズ印刷のフラグが無効とされる。プリンタドライバは、原稿作成アプリケーション90が設定した原稿データの用紙サイズに基づいて、出力用紙の用紙サイズを決定する。用紙の周囲の印刷不可領域の大きさは、本来の既定値に設定される。なお、大サイズ印刷のフラグに関する情報はプリンタドライバ80により保存される。
図3を参照して、本実施の形態においてプリンタドライバ及び原稿作成アプリケーションで実行されるプログラムの制御構造を説明する。原稿作成アプリケーション90は、原稿作成アプリケーション90の起動時、原稿データの用紙サイズを変更する指示操作がなされたとき、又は、印刷装置を変更する操作がユーザによってなされたことに応じて、作成中の原稿データ、又は新規作成した原稿データの用紙サイズに関する情報をプリンタドライバ80に通知する。さらに、原稿作成アプリケーション90は、プリンタドライバ80が設定する用紙の余白、すなわち、印刷不可領域の大きさがどれぐらいかに関する問い合わせをプリンタドライバ80に送信する(ステップ138)。
プリンタドライバ80は印刷不可領域の問い合わせを受信したことに応じて、上記した大サイズ印刷に関するフラグが有効か否かを判定する(ステップ124)。結果が否定ならばフローはステップ126へ進み、原稿作成アプリケーション90に規定された印刷不可領域の値を設定する。結果が肯定ならばフローはステップ128へ進み、印刷不可領域の値を0に設定する。
ステップ126及びステップ128はいずれもステップ130に進み、プリンタドライバ80は原稿作成アプリケーション90に、設定した印刷不可領域の値を通知する。原稿作成アプリケーション90はステップ140においてこの通知を受信し、受信した印刷不可領域の値に基づき、印刷可能領域を設定した上で、印刷原稿を作成する(ステップ142)。この印刷原稿は、ユーザ操作に基づいて作成される。作成された原稿データはステップ144においてプリンタドライバ80へ送信され、プリンタドライバ80は原稿データを受信する(ステップ132)。ステップ144が終了すると、原稿作成アプリケーション90を制御するプログラムの実行は終了する。
プリンタドライバのステップ134では、受信した原稿データに基づいて、印刷データが作成される。印刷データには原稿を印刷する出力用紙のサイズに関する情報も含まれている。この出力用紙のサイズは、ユーザインタフェースを用いてユーザが設定することもできる。作成された印刷データはステップ136において印刷装置40へ送信され、プリンタドライバ80を制御するプログラムの実行は終了する。
本実施の形態に係る印刷システムでは、大サイズ印刷のフラグが有効である場合、すなわち、原稿データの用紙サイズより出力用紙の用紙サイズが大きい場合には、印刷不可領域の値を0に設定することが可能となる。したがって、大サイズ印刷の設定を有効にすれば、原稿用紙サイズより大きな出力用紙に、原稿サイズ一杯の大きさで印刷することができ、その後、周囲を断裁することでふち無し印刷を行なうことができる。フラグが無効の場合には、印刷不可領域は原稿作成アプリケーションにより設定される既定値のままである。したがって、印刷される出力用紙において、原稿の周囲の領域には、所定の白紙領域が残る。
《第2の実施の形態》
本実施の形態は、ふち無し印刷をするときに、印刷装置で印刷可能な用紙のうち、原稿データの用紙サイズより大きなサイズの出力用紙であって、最も小さなサイズの出力用紙を自動的に選択して印刷を行なう点が特徴である。図4に示すフローチャートは、図3に示すステップ134に代えて、ステップ132に続いて実行され、印刷装置で印刷可能な用紙のうち、原稿作成プログラムで設定されている原稿サイズよりも大きいサイズの用紙があるか否かを判定し、その結果に応じて適切な処理をするステップ162−168を含む点が異なっている。なお、ステップ162以降については、説明を分かりやすくするために、原稿サイズより大きなサイズの用紙に印刷を行なう場合についてのみ説明する。以降の実施の形態においても同様である。
図4を参照して、ステップ124の判定で大サイズ印刷のフラグが有効と判定されれば制御はステップ162へ進み、フラグが無効と判定されれば制御はステップ168へ進む。大サイズ印刷のフラグが有効の場合、ステップ162において、プリンタドライバは、受信した原稿データの縦及び横のいずれもが収まるサイズの用紙が、プリンタドライバが保持する用紙リスト内にあるか否かを判定する。例えば、原稿データの用紙サイズがA4サイズならば、用紙リスト内にB4サイズおよびA3サイズ等、原稿データの用紙サイズより大きい用紙が印刷装置で印刷可能な用紙リスト内にあるか否かを判定する。この判定の結果が否定ならばフローはステップ164に進み、図示しない警告画面を表示し、印刷をキャンセルする。ステップ164が終了すると、このプログラムの実行は終了する。
ステップ162の判定結果が肯定ならば、フローはステップ166に進む。プリンタドライバは原稿データの縦及び横のいずれもが収まるサイズであり、かつ、最も原稿データの用紙サイズに近い(すなわち最も小さな)サイズの用紙を印刷装置で印刷可能な用紙リストから選択する。この選択に基づき印刷データが作成された後、制御はステップ136に進み、前記印刷データが印刷装置に送信される。ステップ136が終了すると、このプログラムの実行は終了する。フラグが無効の場合、ステップ168において、原稿作成アプリケーションで予め設定されていた設定に基づいて、印刷データが作成される。その後、制御はステップ136に進んだ後、このプログラムの実行は終了する。
本実施の形態に係る印刷システムでは、原稿作成アプリケーションから原稿データを受信した後、原稿データの用紙サイズより大きな用紙サイズの用紙が、印刷装置で印刷可能な用紙リストにあるか否かを、プリンタドライバが判定する。大きなサイズの用紙がある場合は、それらの中からなるべく原稿データの用紙の大きさに近い(すなわち最も小さい)サイズの用紙が選択され、印刷データが作成され、印刷が実行される。リストない場合は、印刷操作はキャンセルされる。したがって、ユーザは印刷ミスすることなく原稿データのふち無し印刷を行なうことができ、かつ、原稿データの用紙サイズになるべく近いサイズで印刷ができる。その結果、無駄に大きな用紙を使用することがなくなる。
《第3の実施の形態》
本実施の形態は、プリンタドライバにおいて、出力用紙のサイズを設定することができる点、及び、原稿作成アプリケーションから印刷不可領域の問合せを受けたときに、大サイズ印刷のフラグが有効ならば、設定済みの出力用紙サイズよりも小さい用紙サイズの原稿については印刷不可領域の値を0に設定する点を特徴とする。
図5に示すフローチャートは、図4に示すステップ128に代えて、ステップ124の判定が肯定の場合に実行され、原稿の用紙サイズよりも大きいサイズの用紙に対して、印刷不可領域を0とするステップ172を含む点が異なる。さらに、図4に示すステップ162及び166に代えて、ステップ132に続き、予め設定済みの出力用紙サイズより原稿サイズが小さいか否かを判定するステップ174と、ステップ174の判定が肯定のときに、予め設定されていたサイズの出力用紙に印刷するよう、印刷データを作成するステップ176とをそれぞれ含む点が異なる。ステップ176の処理が終わると処理はステップ136に進み、その後このプログラムの実行は終了する。一方、ステップ174の判定が否定のときにはステップ164の処理が実行される点は図4と同様である。
ステップ172において、プリンタドライバは、予め設定されている出力用紙サイズより小さなサイズの用紙サイズの原稿に対して印刷不可領域の値を0に設定する。ステップ124の判定が否定であれば図4と同様、ステップ126の処理が実行され、既定の印刷不可領域の値が各用紙サイズに対して設定される。
したがって、原稿作成アプリケーションで原稿の用紙サイズを設定する際には、予めプリンタドライバに設定されている出力用紙サイズより小さな原稿サイズのときには印刷不可領域を0に設定し、ふち無し印刷のための設定を行なうことができる。一方、設定済みの出力用紙サイズ以上の原稿サイズでは、印刷不可領域の値は既定の値に設定され、ふち無し印刷を行なうことはできなくなる。
プリンタドライバが原稿作成アプリケーションから原稿データを受信(ステップ132)した後、プリンタドライバは、ステップ174において、受信した原稿データの用紙サイズが縦及び横のいずれについても、予め設定されていた出力用紙のサイズに収まるか否かを判定する。予め設定された出力用紙のサイズより原稿データの用紙サイズが小さい場合は、原稿は設定済みの出力用紙に印刷することができる。したがって、これらの場合は制御はステップ176に進み、予め設定された出力用紙サイズの用紙に、原稿の用紙サイズで原稿を印刷するよう印刷データを作成する。その後制御はステップ136に進み、プログラムの実行が終了する。ステップ174の判定結果が否定ならば制御はステップ164に進んだ後、プログラムの実行は終了する。
本実施の形態に係る印刷システムでは、予めプリンタドライバで印刷装置での出力用紙のサイズが設定される。この出力用紙サイズよりも原稿の用紙サイズが小さいときには、原稿作成アプリケーションから印刷不可領域の問合せがあったとき、フラグが有効なら印刷不可領域の値が0に設定される。したがって、ふち無し印刷の設定が可能になる。また、原稿の用紙サイズが、予め設定されていた出力用紙サイズに収まる場合のみ印刷が可能で、そうでないときには印刷がキャンセルされる。したがって、用紙を無駄にせず、ふち無し印刷を行なうことができる。
《第4の実施の形態》
本実施の形態に係る印刷システムは、第3の実施の形態と同様、プリンタドライバにおいて予め出力用紙サイズを設定でき、さらにそれに加えて、原稿の用紙サイズを設定することもできる。この結果、これまでの実施の形態に係る大サイズ印刷の設定は必要とされない。これは、原稿データの用紙サイズと、予め設定されている出力用紙のサイズとを比較し、その結果に基づき印刷不可領域の値を設定することにより実現される。
図6に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較して、ステップ122に続いて実行され、設定済みの原稿の用紙サイズと出力用紙のサイズとを比較するステップ182をさらに含む点と、図5に示すステップ124に代えて、出力用紙のサイズの方が大きいか否かにしたがって制御の流れを分岐させるステップ184を含む点と、ステップ184の判定が肯定のときに、予め設定済みの原稿サイズの印刷不可領域のみを0に設定してステップ130に制御を移すステップ186を含む点とが異なる。ステップ184の判定が否定のときには、制御はステップ126に進む。
図6に示すフローチャートは、さらに、図5に示すステップ174及びステップ176に代えて、ステップ132に続き、プリンタドライバ内部に保持している、予め設定済みの原稿の用紙サイズと、原稿作成アプリケーションから送信された原稿データの用紙サイズとが一致するかを判定するステップ188と、ステップ188の判定が肯定のときに、予め設定された出力用紙に原稿データを印刷するよう、印刷データを作成し、ステップ136の処理に制御を移すステップ190とをそれぞれ含む点でも、図5と異なる。
本実施の形態に係る印刷システムによると、予めプリンタドライバに、原稿の用紙サイズと出力用紙のサイズとが設定される。プリンタドライバは、原稿作製アプリケーションから印刷不可領域の問合せを受けると、設定済みの原稿用紙サイズと出力用紙サイズとを比較し、出力用紙サイズの方が大きい場合には、プリンタドライバで保持する原稿データと同じサイズの用紙の印刷不可領域の値を0に設定する。ユーザは原稿の用紙サイズおよび出力用紙のサイズを予めプリンタドライバに選択すれば、印刷ミスなくふち無し印刷を行なうことが出来る。
《第5の実施の形態》
本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の構成であるが、集約印刷が設定された状態においてふち無し印刷ができる点が特徴である。集約印刷とは、複数ページの画像を1枚の用紙に集約して印刷する印刷方法である。現在利用可能な印刷装置には、一連のページからなる原稿データを、集約印刷の指示と共に与えると、上記したような集約印刷に適した順番に原稿データを並べ替えて印刷するものが存在している。図21−23を参照して、1枚の用紙に集約させる画像の枚数は、集約印刷の設定画面(図示せず。)を操作することにより、ユーザが任意に設定できる。図21は2枚の画像を、図22は4枚の画像を、図23は16枚の画像を、それぞれ1枚の用紙に集約させることを示している。本実施の形態は、こうした印刷装置において、ふち無し印刷を可能にする。通常、集約印刷の設定はプリンタドライバの設定ダイアログで行なわれる。
以下、図19を参照して、サイズの異なる出力用紙322及び328のそれぞれに、原稿320を集約印刷する場合を考える。なお、説明を分かりやすくするために、1枚の用紙に2枚分の原稿画像を集約印刷するものとする。集約印刷させる画像が2枚より多い枚数の場合も、以下と同様の動作が行なわれる。
出力用紙の一部324は、出力用紙322を向かい合う2組の長辺の中点どうしを結ぶ線を切断線として半分に切断したものである。この出力用紙の一部324と原稿320とを重ね合わせると、重ね合わせ326のようになる。出力用紙の一部324は縦及び横のいずれにおいても、原稿320より大きいため、原稿320は出力用紙の一部324からはみ出ない。本実施の形態では、このような場合は原稿データが出力用紙の一部からはみ出すことなく印刷できるため、印字不可領域の値を0とする。
出力用紙の一部330も、上記した出力用紙の一部324のように、出力用紙328を半分の大きさに切り分けたものである。この出力用紙の一部330と原稿320とを重ね合わせると、重ね合わせ332のようになる。出力用紙の一部330は縦および横が原稿320より小さいため、原稿320は出力用紙の一部330からはみ出す。本実施の形態では、このような場合は原稿データが出力用紙の全面に印刷されてしまうため、印字不可領域の値を既定値とする。
図7に、本実施の形態に係る印刷システムを実現するための、プリンタドライバ及び原稿作成アプリケーションの制御構造をフローチャート形式で示す。図7に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートと比較すると、図3のステップ134に代えて、ステップ132に続き、出力用紙のサイズ設定及び印刷データの作成を行なうステップ202と、ステップ202に続き、ステップ202で作成された印刷データに集約印刷の指示を加えてステップ136の処理に制御を移すステップ204とを含む点が異なる。
ステップ202において、プリンタドライバは、2枚の原稿を長辺が重なるように並べてできる用紙のサイズ(図20を参照)よりも大きなサイズの用紙を出力用紙として設定し、印刷データを作成する。用紙サイズの設定は、プリンタインターフェイスを用いてユーザが直接設定することも出来る。ステップ204では、印刷装置が集約印刷を実行するよう、作成した印刷データに集約印刷に関する指示命令を付加する。その後ステップ136を経て、このプログラムの実行は終了する。
本実施の形態に係る印刷システムでは、フラグが有効なときには、原稿データの用紙サイズより出力用紙の用紙サイズが大きい場合に、原稿データの印刷不可領域の値が0に設定される。さらに印刷実行時の印刷データには、集約印刷を行なう指示命令が付加される。したがって、集約印刷を行なう場合も、原稿データが出力用紙の印刷可能領域をはみ出して印刷されることなく、ユーザはふち無し印刷を行なうことができる。
《第6の実施の形態》
本実施の形態は、集約印刷が設定された状態においてふち無し印刷を行なうことが可能であり、かつ、原稿データの用紙サイズの倍の用紙サイズよりも大きなサイズの出力用紙があるときのみ適切なサイズの出力用紙を選択してふち無し印刷を行なう点が特徴である。
図8に示すフローチャートは、図7に示すものと同様であるが、図7に示すステップ202に代えて、ステップ132に続き、大サイズ印刷のフラグが有効の場合、原稿データの倍のサイズより大きなサイズの用紙が前記用紙リスト内にあるか否か判定するステップ212と、ステップ212での判定が否定のときに警告を表示し、印刷をキャンセルするステップ164と、ステップ212での判定が肯定のときに、適切な出力用紙サイズを選択して印刷データを作成し、ステップ204に制御を移すステップ214と、大サイズ印刷のフラグが無効の場合、原稿作成アプリケーションで予め設定されていた設定に基づいて印刷データを作成するステップ168を含む点が異なる。
大サイズ印刷のフラグが有効の場合、ステップ212において、プリンタドライバは、原稿データを2枚並べた用紙のサイズより大きなサイズの出力用紙が、プリンタドライバが保持する出力用紙リスト内にあるか否かを判定する。ステップ214では、原稿データを2枚並べた用紙のサイズより大きなサイズで、かつ、最も近い(すなわち最も小さな)サイズを出力用紙の用紙サイズとして選択し、印刷データを作成する。大サイズ印刷のフラグが無効の場合、ステップ168において、プリンタドライバは、原稿作成アプリケーションで予め設定されていた設定に基づき、印刷データを作成する。
本実施の形態に係る印刷システムは、原稿データの用紙サイズより印刷用紙の用紙サイズが大きい場合に、原稿データの印刷不可領域の値が0に設定される。さらに、原稿データを受信したとき、原稿サイズを2枚並べたものよりも大きな出力用紙サイズがあるときのみ、印刷データの作成が行なわれる。印刷データには、集約印刷を行なう指示命令が付加される。したがって、集約印刷の場合も、原稿データが出力用紙の印刷可能領域をはみ出して印刷されることなく、ふち無し印刷を行なうことができる。出力用紙のサイズとしては、集約印刷をするために必要な最小限のものが選択される。したがって無駄に大きな用紙を使用することが避けられる。
《第7の実施の形態》
本実施の形態は、第1、第2の実施の形態と同様、大サイズ印刷のフラグを使用する。さらに、出力用紙サイズが予めプリンタドライバに設定可能で、原稿データの用紙サイズが、設定済みの出力用紙の半分のサイズに収まる場合にのみ、印刷不可領域の値を0とする点に特徴がある。
図9に示すフローチャートは、図8に示すものと同様であるが、図8に示すステップ128に代えて、ステップ124の判定結果が肯定であったときに、プリンタドライバに予め設定されている出力用紙の半分のサイズよりも小さい原稿サイズの印刷付加領域の値を0とするステップ222を含む点と、図8のステップ212及び214にそれぞれ代わって、ステップ132に続き、プリンタドライバに設定済みの出力用紙の半分のサイズに、受信した原稿データの原稿の縦及び横がいずれも収まるか否かを判定するステップ224と、ステップ224の判定が肯定のときに、プリンタドライバに予め設定済みの出力用紙に原稿を印刷するよう、印刷データを作成してステップ204に制御を移すステップ176とを含む点が異なる。ステップ124で大サイズ印刷のフラグが有効と判定された場合には制御がステップ224に、無効と判定された場合には制御がステップ168へ進む点、及び、ステップ224の判定が否定なら制御がステップ164に進む点は図8と同様である。
ステップ222において、プリンタドライバは、設定済みの出力用紙サイズの用紙の、向かい合う2組の長辺の中点どうしを結んだ線で切断して得られる出力用紙のサイズを決定し、原稿サイズのうちでこの出力用紙のサイズより小さな(縦及び横の双方ともおさまるような)サイズについては、印刷不可領域の値を0に設定する。
このような印刷不可領域の値をステップ140で受けることにより、原稿作成アプリケーションでは、大サイズ印刷のフラグがオンのときには、設定済みの出力用紙サイズの半分より小さい原稿サイズについては、印刷不可領域の大きさを0に設定することができ、その結果、ふち無し印刷をすることができる。これ以外の原稿サイズでは、印刷不可領域の大きさとして印刷装置の既定の大きさが設定されるため、ふち無し印刷を行なうことはできない。
ステップ224では、原稿データの用紙サイズが、プリンタドライバに予め設定されていた出力用紙サイズを半分にしたサイズより小さいか(縦及び横のいずれにおいても収まるか)否かが判定される。結果が否定の場合は制御はステップ164に進み、警告が表示され、印刷は行なわれずプログラムの実行は終了する。結果が肯定の場合はステップ176、204、及び136の順に制御が進み、予めプリンタドライバに設定されていたサイズの出力用紙に、原稿データの集約印刷のための印刷が行なわれ、プログラムの実行が終了する。
本実施の形態に係る印刷システムでは、大サイズ印刷のフラグがオンの場合、原稿データの用紙サイズが、プリンタドライバに設定済みの出力用紙の半分の大きさよりも小さい場合に、原稿作成アプリケーションでふち無し印刷の設定が可能になる。原稿データが原稿作成アプリケーションからプリンタドライバに渡されたとき、原稿の用紙サイズが、プリンタドライバに設定済みの出力用紙サイズの半分内に収まる場合には、集約印刷の状態で原稿が印刷される。したがって、集約印刷時のページ中央の余白部分に原稿データが重なることなく、ふち無し印刷を行なうことができる。
《第8の実施の形態》
本実施の形態では、ふち無し印刷での集約印刷が可能であるが、大サイズ印刷のフラグを使用しない。本実施の形態では、原稿データの用紙サイズと、出力用紙のサイズとを予めプリンタドライバに設定することができる。本実施の形態では、プリンタドライバは、原稿作成アプリケーションから印刷不可領域の問合せを受けたときに、設定済みの原稿データの用紙サイズと、設定済みの出力用紙を半分にしたサイズとの比較結果により、印刷不可領域の値を0とするか否かを決定する。原稿作成アプリケーションは、この印刷不可領域の値に基づいて原稿印刷の設定を行なう。プリンタドライバは、原稿データを原稿作成アプリケーションから受信した時には、予め設定されていた原稿用紙サイズと、受信した原稿データの原稿用紙サイズとが一致するか否かを判定し、その結果にしたがってふち無しの集約印刷を行なうか否かを決定する点に特徴がある。
図10に示すフローチャートは、図9に示すフローチャートと同様であるが、図9に示す、プリンタドライバのプログラムのステップ124に代えて、ステップ122に続き、予め設定済みの原稿データの用紙サイズと、設定済みの出力用紙の半分のサイズとを比較するステップ232、及び、ステップ232に続き出力用紙の半分のサイズが原稿データの用紙サイズより大きいか否かにしたがい、制御の流れを分岐させるステップ234、並びに、図9のステップ222に代えて、ステップ234の判定が肯定のときに、設定済みの原稿の用紙サイズの印刷不可領域のみを0に設定するステップ186を含む点において、図9と異なっている。ステップ234の判定が否定のときには、制御はステップ126に進む。
図10のフローチャートはさらに、図9のステップ224に代えて、ステップ132で受信した原稿データの用紙サイズが、予めプリンタドライバに設定されていた原稿用紙サイズと一致するか否かを判定して制御の流れを分岐させるステップ188と、ステップ188の判定が肯定のときに、予めプリンタドライバに設定されていた出力用紙サイズの半分の出力用紙サイズで印刷データを作成し、制御をステップ204に進めるステップ236とを含む点でも、図9に示されるものと異なる。
図10のステップ232において、プリンタドライバは、予めプリンタドライバに設定されている原稿データの用紙サイズと、予めプリンタドライバに設定されている出力用紙を半分にしたサイズとを比較する。つまり、プリンタドライバに設定されている出力用紙の向かい合う2本の長辺の中点どうしを結んだ線で当該用紙を切断して出来る用紙のサイズを、原稿データの用紙サイズと比較する。ステップ234では、ステップ232で比較した結果に基づき、設定済みの出力用紙の半分のサイズの方が、設定済みの原稿の用紙サイズより大きければ、ステップ186でこの原稿の用紙サイズについてのみ、印刷不可領域を0に設定する。一方、そうでない場合には、ステップ126で各原稿の用紙サイズについて、それぞれ既定の印刷不可領域の値が設定される。これらの値はステップ130で原稿作成アプリケーションに送信される。したがって原稿作成アプリケーションでは、ステップ234の判定結果がYESのときのみ、ふち無し印刷のための設定をすることが可能になる。
原稿作成アプリケーションから原稿データを受信したプリンタドライバは、ステップ188において、受信した原稿の用紙サイズが、予めプリンタドライバに設定されていた原稿の用紙サイズと一致するか否かを判定する。一致していれば、制御はステップ236に進み、ステップ236において、予めプリンタドライバに設定されていた出力用紙サイズの半分のサイズの用紙に、印刷データを作成し、ステップ204でこの印刷データに集約印刷の指示命令を付加し、ステップ136で印刷データを印刷装置に送信する。
したがって、この実施の形態によれば、予めプリンタドライバに出力用紙サイズと原稿の用紙サイズとを記憶させておき、出力用紙サイズの半分が大きいときに、ふち無しの集約印刷のための設定が可能になる。大サイズ印刷のフラグを用いなくとも、ふち無しの集約印刷を行なうことができる。
《第9の実施の形態》
本実施の形態では、原稿作成アプリケーションより印刷不可領域の問い合わせを受信したことに応じて、原稿の用紙サイズが印刷用紙の用紙サイズより小さい又は同じ大きさである場合には、印刷用紙の用紙サイズが原稿の用紙サイズより大きくなるような設定を行なうようプリンタドライバが通知する点、及び、印刷不可領域の大きさが予め原稿作成アプリケーションで設定されていた既定値の大きさとは異なる場合、その旨をプリンタドライバが通知する点を特徴とする。
図11に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートと比較すると、原稿の用紙サイズが印刷用紙の用紙サイズの大きさより小さい、又は同じ大きさの場合に、印刷用紙の用紙サイズが原稿の用紙サイズより大きくなるようユーザに通知するステップ242、及び、ステップ128で印刷不可領域の値が0に設定されたことをユーザに通知するステップ244を含む点で、図3のフローチャートと異なっている。
ステップ122において原稿作成アプリケーションより印刷不可領域の問い合わせを受信したことに応じて、ステップ242では、印刷用紙の用紙サイズが原稿の用紙サイズより小さい、又は同じ大きさである場合は、印刷用紙の用紙サイズの方が大きくなるようユーザに設定を促す通知画面(図示せず。)を通知する。印刷用紙の用紙サイズが原稿の用紙サイズより大きくなるよう既に設定されている場合は、ステップ242では特に処理は行なわれず、制御はステップ124へ進む。
ステップ128において印刷不可領域の大きさが0の値に設定されたことに応じて、ステップ244では、印刷不可領域の大きさが、原稿作成アプリケーションで予め設定された既定値の大きさとは異なることをユーザに通知する。
この実施の形態によれば、ステップ242において用紙サイズを設定し直すようユーザに促すことで、印刷ミスを低減できる。さらに、ステップ244において印刷不可領域の大きさが既定値とは異なっていることをユーザに通知することで、ユーザの意図しない印刷を行なうことを防ぐことができる。
なお、ステップ244における通知は、原稿作成アプリケーションの種類により、通知するタイミングを変えてもよい。プリンタドライバは、ステップ122で受信した問い合わせから、原稿作成アプリケーションの種類を判定できる。原稿作成アプリケーションが原稿データを印刷不可領域以外のエリアで編集できるものであれば、編集を行なう前にユーザが印刷不可領域の大きさを把握できるよう、ステップ244はステップ128の次に組み込まれるのが望ましい。原稿作成アプリケーションが原稿データを印刷不可領域以外のエリアで編集できないものであれば、印刷開始前にユーザが印刷不可領域の大きさを把握できるよう、ステップ244はステップ134の次に組み込まれるのが望ましい。
上記第5−第8の実施の形態では集約印刷を行なっているが、集約印刷の版組みは、プリンタドライバ及び印刷装置のどちらで行なってもよい。もちろん、プリンタインタフェース70を介してユーザが直接操作してもよい。
上記第5−第8の実施の形態における集約印刷は、1枚の出力用紙に2枚の原稿を印刷する場合について記載されている。しかし、出力用紙に印刷される原稿の枚数は何枚であってもよい。
上記した実施の形態では、印刷不可領域の所定値を0とした例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。印刷不可領域の所定値は、既定値より小さい値であればよい。この所定値は、上記実施の形態で示したように、0に設定されていると好ましい。所定値が0に設定される場合、印刷不可領域が全く無いように設定される。印刷不可領域が無くとも原稿全体が出力用紙に収まるのであれば、原稿は欠けることなく出力用紙に印刷される。したがって、この場合にもふち無し印刷は可能となる。
上記した第5〜第8の実施の形態では、作成した印刷データに集約印刷に関する実行命令を付加する(ステップ204)ように構成した例を示したが、この集約印刷には、中綴じ印刷も含まれる。そのため、上記実施の形態において、作成した印刷データに中綴じ印刷の指示命令を付加するように構成することもできる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
30 コンピュータ
40 印刷装置
50 ネットワーク
80 プリンタドライバ
90 原稿作成アプリケーション
100 印刷システム
270 ページ設定画面
300 用紙設定画面
308 大サイズ設定部
310 チェックボックス

Claims (7)

  1. 原稿データ作成処理部及び印刷装置に接続されて利用される印刷制御装置であって、
    前記原稿データ作成処理部より、印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを受信したことに応答して、前記印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、前記原稿データ作成処理部により作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対して前記印刷不可領域の大きさを当該既定値より小さな所定値とする処理とを、選択的に実行するための印刷不可領域設定手段と、
    前記印刷不可領域設定手段により設定された前記印刷不可領域の大きさを、前記原稿データ作成処理部に通知するための通知手段と、
    原稿データ作成処理部から受信した原稿に関するデータと、印刷不可領域の大きさの値とに基づき印刷データを作成し、当該印刷データの印刷を行なうよう前記印刷装置に指示を与えるための印刷指示手段とを含み、
    前記印刷不可領域設定手段は、
    前記原稿データ作成処理部により作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙への出力が禁止されているか許可されているかを示すフラグを記憶するフラグ記憶部と、
    前記原稿データ作成処理部より、印刷不可領域の大きさに関する問合せを受信したことに応答して、前記フラグ記憶部に記憶されているフラグの値に基づいて、前記印刷不可領域の大きさを前記既定値に設定する処理と、前記所定値とする処理とを、選択的に実行する手段とを含む、印刷制御装置。
  2. 原稿データ作成処理部及び印刷装置に接続されて利用される印刷制御装置であって、
    前記原稿データ作成処理部より、印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを受信したことに応答して、前記印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、前記原稿データ作成処理部により作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対して前記印刷不可領域の大きさを当該既定値より小さな所定値とする処理とを、選択的に実行するための印刷不可領域設定手段と、
    前記印刷不可領域設定手段により設定された前記印刷不可領域の大きさを、前記原稿データ作成処理部に通知するための通知手段と、
    原稿データ作成処理部から受信した原稿に関するデータと、印刷不可領域の大きさの値とに基づき印刷データを作成し、当該印刷データの印刷を行なうよう前記印刷装置に指示を与えるための印刷指示手段とを含み、
    前記印刷不可領域設定手段は、
    前記原稿に関するデータに基づき、前記原稿の用紙サイズより前記出力用紙の用紙サイズの方が大きいか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段による結果に基づいて、前記印刷不可領域の大きさを前記既定値に設定する処理と、前記所定値とする処理とを、選択的に実行する手段とを含む、印刷制御装置。
  3. 原稿データ作成処理部及び印刷装置に接続されて利用される印刷制御装置であって、
    前記原稿データ作成処理部より、印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを受信したことに応答して、前記印刷不可領域の大きさを既定値に設定する処理と、前記原稿データ作成処理部により作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対して前記印刷不可領域の大きさを当該既定値より小さな所定値とする処理とを、選択的に実行するための印刷不可領域設定手段と、
    前記印刷不可領域設定手段により設定された前記印刷不可領域の大きさを、前記原稿データ作成処理部に通知するための通知手段と、
    原稿データ作成処理部から受信した原稿に関するデータと、印刷不可領域の大きさの値とに基づき印刷データを作成し、当該印刷データの印刷を行なうよう前記印刷装置に指示を与えるための印刷指示手段と、
    前記印刷指示手段により与えられた印刷指示に対し集約印刷を行なうよう指示命令を付加するための集約印刷指示手段とを含み、
    前記印刷不可領域設定手段は、
    出力用紙の用紙サイズが、前記原稿に関するデータに基づく複数ページの画像を集約したものの用紙サイズより大きいか否かに応じて、前記印刷不可領域の大きさを前記既定値に設定する処理と、前記所定値とする処理とを選択的に実行する手段を含む、印刷制御装置。
  4. 外部の印刷装置に接続されて利用される通信装置であって、
    原稿データ作成処理部と、
    前記原稿データ作成処理部及び前記印刷装置に接続される、請求項1〜のいずれかに記載の印刷制御装置とを含む、通信装置。
  5. 原稿作成アプリケーションによって作成された原稿に関するデータに基づき出力用紙に印刷データを作成する過程において、前記原稿に関するデータに対し印刷の制御を行なう印刷制御方法であって、
    印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを前記原稿作成アプリケーションから受信するステップと、
    前記印刷不可領域の大きさを既定値に設定するステップと、前記原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対して前記印刷不可領域の大きさを当該既定値より小さな所定値とするステップとを、選択的に実行するステップと、
    前記印刷不可領域の大きさを前記原稿作成アプリケーションに返信するステップと、
    前記原稿に関するデータ及び設定済みの前記印刷不可領域の大きさに基づき作成した印刷データを印刷装置へ送信するステップとを含み、
    前記選択的に実行するステップは、
    前記原稿作成アプリケーションにより作成される原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙への出力が禁止されているか許可されているかを示すフラグを記憶するステップと、
    前記記憶するステップにより記憶されたフラグの値に基づいて、前記印刷不可領域の大きさを前記既定値に設定するステップと、前記所定値とするステップとを、選択的に実行するステップとを含む、印刷制御方法。
  6. 原稿作成アプリケーションによって作成された原稿に関するデータに基づき出力用紙に印刷データを作成する過程において、前記原稿に関するデータに対し印刷の制御を行なう印刷制御方法であって、
    印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを前記原稿作成アプリケーションから受信するステップと、
    前記印刷不可領域の大きさを既定値に設定するステップと、前記原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対して前記印刷不可領域の大きさを当該既定値より小さな所定値とするステップとを、選択的に実行するステップと、
    前記印刷不可領域の大きさを前記原稿作成アプリケーションに返信するステップと、
    前記原稿に関するデータ及び設定済みの前記印刷不可領域の大きさに基づき作成した印刷データを印刷装置へ送信するステップとを含み、
    前記選択的に実行するステップは、
    前記原稿に関するデータに基づき、前記原稿の用紙サイズより前記出力用紙の用紙サイズの方が大きいか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップの結果に基づいて、前記印刷不可領域の大きさを前記既定値に設定するステップと、前記所定値とするステップとを、選択的に実行するステップとを含む、印刷制御方法。
  7. 原稿作成アプリケーションによって作成された原稿に関するデータに基づき出力用紙に印刷データを作成する過程において、前記原稿に関するデータに対し印刷の制御を行なう印刷制御方法であって、
    印刷用紙の周囲に設けられる、原稿を印刷できない領域である印刷不可領域の大きさに関する問合せを前記原稿作成アプリケーションから受信するステップと、
    前記印刷不可領域の大きさを既定値に設定するステップと、前記原稿の用紙サイズより大きなサイズの出力用紙に対して前記印刷不可領域の大きさを当該既定値より小さな所定値とするステップとを、選択的に実行するステップと、
    前記印刷不可領域の大きさを前記原稿作成アプリケーションに返信するステップと、
    前記原稿に関するデータ及び設定済みの前記印刷不可領域の大きさに基づき作成した印刷データを印刷装置へ送信するステップと、
    作成した印刷データに集約印刷に関する指示命令を付加するステップとを含み、
    前記選択的に実行するステップは、
    出力用紙の用紙サイズが、前記原稿に関するデータに基づく複数ページの画像を集約したものの用紙サイズより大きいか否かに応じて、前記印刷不可領域の大きさを前記既定値に設定するステップと、前記所定値とするステップとを選択的に実行するステップを含む、印刷制御方法。
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