JP2006099220A - 印刷システム、印刷制御装置、プリンタドライバおよび印刷装置 - Google Patents

印刷システム、印刷制御装置、プリンタドライバおよび印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 他の機種との互換性を保ちながら、印刷装置の最大印刷領域での印刷を可能とする
【解決手段】 印刷制御装置と印刷装置とを備えた印刷システムであって、前記印刷装置は、印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備え、前記印刷制御装置は、汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段とを備え、前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とする印刷システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷システムに係り、特に、プリンタから余白に関する情報を取得する印刷システムに関する。
レーザプリンタ等のプリンタでは、その印刷機構の構造上、印刷用紙の4辺に印刷を行なうことができない領域が発生する。
プリンタの構造上生じる余白領域とは別に、特許文献1に記載されているように、近年ではユーザが任意に余白幅を設定して印刷領域を指定することが行なわれている。ユーザは、プリンタの構造上生じる余白領域よりも狭い領域を余白として設定することはできないので、ここでは、両者を区別するため、プリンタの構造上生じる余白領域の幅を最小余白幅と称することとする。
プリンタの最小余白幅は印刷機構の構造によるため、同一機種の同一バージョンであれば同じで値となる。このため、プリンタ対応に開発されたプリンタドライバに最小余白幅を登録しておくことで、そのプリンタの最小余白幅での印刷が可能となる。
特開2001−100966号公報
ところで、近年、複数機種のプリンタで使用することができる汎用的なプリンタドライバが実用化されている。このようなプリンタドライバでは、複数機種での印刷を保証するため、制御対象となるそれぞれのプリンタの最小余白幅のうち、最も広い値を共通の最小余白幅として登録するようにしている。
このため、より最小余白幅の狭い、すなわち、印刷領域の広い印刷機構を有するプリンタであっても、共通の最小余白幅が適用されるため、その性能を活かしきることができなかった。また、プリンタの設計変更等により最小余白幅が変化した場合にも対応することができなかった。
本発明は、他の機種との互換性を保ちながら、印刷装置の最大印刷領域での印刷を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様である印刷システムは、
印刷制御装置と印刷装置とを備えた印刷システムであって、
前記印刷装置は、印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備え、
前記印刷制御装置は、汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、
前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段とを備え、
前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置が余白幅に関する情報を記憶しており、印刷制御装置は汎用余白幅を記憶するとともに、印刷装置から余白幅に関する情報を取得するため、他の印刷装置との互換性を保ちながら、印刷装置の最大印刷領域での印刷を可能とすることができる。
上記課題を解決するための本発明の第2の態様である印刷制御装置は、
印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備えた印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、
前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段とを備え、
前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の第3の態様であるプリンタドライバは、
印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備えた印刷装置を制御する印刷制御装置としてコンピュータを機能させるプリンタドライバであって、
汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、
前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段としてコンピュータを機能させ、
前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とする。
ここで、前記印刷領域設定手段は、印刷用紙の領域のうち前記取得した余白幅を除いた領域を印刷領域として設定するための指示を受け付け可能とすることができる。
これにより、ユーザは、簡易に印刷装置の最大印刷領域を設定することができる。
また、前記印刷領域設定手段は、印刷用紙の領域のうち前記取得した余白幅を除いた領域を最大領域として、印刷領域を設定する指示を受け付け可能とすることができる。
これにより、ユーザは、印刷装置の最大印刷領域内で、任意の余白幅を設定することができる。
なお、前記印刷領域設定手段は、前記汎用の余白幅を初期値として提示することができる。これにより、ユーザは他の機種との互換性を簡易に得ることができる。
また、印刷対象のドキュメントを生成したアプリケーションで設定された余白幅に関する情報を参照する印刷領域情報取得手段としてさらにコンピュータを機能させ、
前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅および前記参照した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記参照した余白幅に従って印刷領域を設定することができる。
これにより、アプリケーションの印刷領域設定と連動することができ、印刷領域設定についてのユーザの手間を軽減することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷システムのハードウェア構成の概要を説明するためのブロック図である。
本図に示すように、印刷システムは、アプリケーションソフトウェアによる各種処理、プリンタドライバによる印刷処理等を実現するためのコンピュータ30と、このコンピュータ30に接続されるプリンタ10とを備えて構成される。本実施形態において、コンピュータ30は、印刷データを生成し、プリンタ10に送信する印刷制御装置として機能する。そして、プリンタ10は、受信した印刷データに基づいて印刷を行なう印刷装置として機能する。コンピュータ30を印刷制御装置として機能させるためのコンピュータプログラムであるプリンタドライバは、一般にプリンタ10のメーカによってプリンタ10対応に開発され、CD−ROM等の記録媒体に記録されて頒布されたり、インターネット等のコンピュータネットワークを介して流通される。なお、印刷システムの構成はこれに限られない。
コンピュータ30は、各種プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)301、データおよびプログラム等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)302、コンピュータ30を制御するための各種データ、各種プログラム等があらかじめ不揮発的に記憶されているROM(Read Only Memory)303、および、接続されたプリンタ10等の周辺装置とのデータの送受信をつかさどるインタフェース304を備えている。
また、コンピュータ30には、カラーディスプレイ等の表示装置21、マウス、キーボード等の入力装置22、CD−ROM等の記録媒体からデータを読み取るメディア読取装置23および内蔵または外付けの補助記憶装置24、インターネット等のコンピュータネットワークに接続するための通信制御装置25が接続される。ただし、コンピュータ30の構成はこれに限られない。
プリンタ10は、例えば、レーザ方式のページプリンタである。レーザ方式のページプリンタは、筐体内にトナーを収容したトナーカートリッジを備え、このトナーを印刷用紙等の印刷媒体に転写することで印刷を行なう。なお、プリンタ10は、カラーレーザプリンタ、モノクロレーザプリンタのいずれであってもよい。また、インクジェット方式等のプリンタを用いるようにしてもよい。
プリンタ10は、コンピュータ30とのデータの送受信をつかさどるインタフェース101、プリンタドライバ等の各種プログラムを実行するCPU102、印刷データ等を一時的に記憶するRAM103、プリンタ10を制御するための各種データ、各種プログラム等があらかじめ不揮発的に記憶されているROM104、トナーカートリッジ、感光体ドラム、レーザ光照射機構、紙送り機構、印刷用紙等の印刷媒体の給排紙処理を行なう給排紙機構等からなるプリントエンジン105、ユーザからの指示を受け付ける操作パネル106を備えて構成される。ただし、プリンタ10の構成はこれに限られない。
プリンタ10のプリントエンジン105は、その構造上、印刷用紙の4辺の縁部分に印刷を行なうことができない領域を有している。この領域の大きさは余白幅(最小余白領域)としてプリントエンジン105固有の値が定まっている。このため、ユーザは印刷用紙の印刷面のうち、最小余白幅を除いた領域を印刷可能な領域として、その範囲内で印刷領域を任意に設定することができる。
図2は、本発明を適用した印刷システムの機能構成を示すブロック図である。
本図に示すようにコンピュータ30は、アプリケーション部31と、オペレーティングシステム(OS)部34と、プリンタドライバ部41とを有している。
アプリケーション部31は、ワードプロセッサ、グラフィックス等の処理をコンピュータ30に行なわせるための機能を有しており、RAMが読み込んだアプリケーションプログラムを、CPU301が実行することによりコンピュータ30上に構築される。アプリケーション部31は、この実施形態の印刷対象であるドキュメント33、このドキュメント等の印刷条件32を記憶している。
オペレーティングシステム部34は、プリンタドライバ部41の動作を管理する印刷制御部35と、プリンタ10との間でデータの送受信を行うI/O部36とを有している。
プリンタドライバ部41は、ドキュメント33に関する描画コマンドをスプールファイル43に記憶させるスプーラ42と、スプールファイル43に記憶された描画コマンドに基づいて、プリンタ10が解釈できる印刷コマンドを作成する印刷コマンド作成部44と、表示装置21、入力装置22を制御するユーザインタフェース(UI)制御部46と、このユーザインタフェース制御部46から送られてくる印刷条件を管理したり、プリンタ10のステータスを取得する印刷条件管理部45とを有している。
プリンタドライバ部41は、プリンタ10のメーカ等が開発したプリンタドライバプログラムを、コンピュータ30のCPU301が実行することによりコンピュータ30上に構築される。プリンタドライバプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録することで市場に流通させることができる。また、インターネット等のコンピュータネットワークを介して市場に流通させることもできる。
なお、本実施形態において、プリンタドライバ部41は、複数機種のプリンタに用いることができる汎用的なプリンタドライバ部41とすることができる。本発明は、このような場合においてプリンタドライバ部41が対応しているプリンタの最小余白幅が異なる場合に特に効果的に適用することができる。
印刷条件管理部45は、プリンタの最小余白幅として、デフォルトの値をあらかじめ記憶しているものとする。デフォルトの値は、プリンタドライバ部41が制御可能なプリンタのうち最も最小余白幅が大きいプリンタの値を用いることが望ましい。このようにすることで、デフォルト値ですべてのプリンタでの印刷を保証し、より最小余白幅の狭い、すなわち、印刷領域の広いプリンタにも値を変更することで対応できるようになる。ただし、より汎用性を高めるため、最もよく用いられている値等をデフォルト値として用いるようにしてもよい。
ここでは、プリンタドライバ部41の印刷条件管理部45が記憶しているデフォルトの最小余白幅は、上下左右とも5mmであるとする。この値は、プリンタドライバ部41が制御可能なプリンタにおいて印刷可能領域内に収まることが保証されているものとする。
印刷コマンド作成部44は、スプールファイル43に記憶されている描画コマンドをRGBイメージデータに展開する描画処理機能と、このRGBイメージデータに対して色変換処理およびハーフトーン処理等を施して、CMYK二値化イメージデータを作成するハーフトーン処理機能と、このCMYK二値化イメージデータをプリンタ10が解釈できる印刷コマンドに変換するコマンド化処理機能等を有している。
また、プリンタ10は、ステータス管理部11と印刷実行部12とを有している。
ステータス管理部11は、プリンタ10のステータス情報、例えば、機種名、バージョン、メモリ等のスペック、印刷可否等の状態等を管理する。本実施例では、ステータス管理部11が管理するプリンタ10のステータス情報には、プリンタ10の最小余白幅に関する情報が含まれるものとする。プリンタ10の最小余白幅に関する情報は、例えば、上下左右の各辺についての最小余白幅が、所定の単位、例えば、ミリ単位で表わされたものとすることができる。最小余白幅を表わす値は、プリンタ10の機種、バージョンに固有の値であり、バージョン変更等によってスペックが変わり最小余白幅が変化した場合には、その都度ステータス情報も更新される。
ここでは、プリンタ10の最小余白幅は、上下左右とも4mmであるとする。すなわち、プリンタドライバ部41が記憶しているデフォルトの最小余白幅より、狭い余白幅で印刷が可能である。言い換えると、プリンタ10は、プリンタドライバ部41のデフォルトより広い印刷可能領域を有していることになる。
なお、上述のようにプリンタ10のステータス管理部11が管理するステータス情報にはプリンタの最小余白幅に関する情報が含まれているが、コンピュータ30のプリンタドライバ部41が制御可能なプリンタの中にはステータス情報に最小余白幅に関する情報が含まれないものもある。
印刷実行部12は、コンピュータ30から送られた印刷データに基づく印刷を実行する機能を有している。
つぎに、本実施形態におけるプリンタドライバ部41の余白設定処理動作について説明する。
図3は、プリンタドライバ部41がコンピュータ30に接続されているプリンタ10のステータス情報を取得する際の余白設定処理を説明するフロー図である。この処理は、例えば、プリンタ10の起動時、プリンタドライバ部41の起動時等に行なうようにする。
プリンタドライバ部41は、プリンタ10のステータス管理部11からプリンタ10のステータス情報を取得すると(S101)、ステータス情報に最小余白幅に関する情報が含まれているかどうかを判断する(S102)。
その結果、最小余白幅に関する情報が含まれていなかった場合(S102:N)には、最小余白幅としてプリンタドライバ部41に設定されているデフォルトの値を使用する。これにより、従来のプリンタと互換性を保ち、従来の印刷領域での印刷を保証することができる。
一方、最小余白幅に関する情報が含まれている場合(S102:Y)には、デフォルトの最小余白幅を、ステータス情報に含まれている最小余白幅に変更する、すなわち、印刷領域を拡張する指定を受け付けることができるようにする(S103)。本実施形態の場合は、プリンタ10は、ステータス情報に最小余白幅が上下左右各辺について4mmである旨が含まれているため、プリンタドライバ部41は、最大余白情報が含まれていると判断するとともに、その値を取得する。
印刷領域を拡張する指定は、例えば、図4(a)に示すような印刷領域設定画面500で受け付けることができる。本画面は、例えば、プリンタドライバ部41が提供する印刷設定画面からの所定のメニュー操作で表示されるようにする。
本図の例は、ユーザが簡便に印刷領域拡大を指定できる画面である。すなわち、設定項目に「印刷領域拡張」を設け、態様するチェックボックス501にユーザが入力装置22を用いてチェックを入力することができるようにしている。
プリンタドライバ部41の印刷条件管理部45は、チェックボックス501にチェックが入力されると、デフォルトに設定されていた余白幅を、プリンタ10から取得したステータス情報に含まれる最小余白幅に変更する。本実施形態の場合には、デフォルトの余白幅である上下左右5mmを、プリンタ10の最小余白幅である上下左右4mmに変更する。
これにより、従来のプリンタとの互換性を保ちつつ、プリンタ10の最小余白幅に関する性能を活かした印刷を実行することができるようになる。しかも、最小余白幅に関する情報はプリンタ10から取得しているため、プリンタの設計変更等により最小余白幅が変化した場合でもプリンタドライバ部41のアップデートをすることなく、プリンタの機能に即した印刷領域を設定することができる。
図4(b)は、印刷領域を拡張する指定として、ユーザが余白値を任意に設定できるようにした画面520の例である。本図の例では、上下左右の余白値を入力する欄が設けられている。各欄に表示されるデフォルトの値はプリンタドライバ部41に設定されているデフォルトの値とする。この値に対して、ユーザはプリンタ10のステータス情報に含まれる最小余白幅の値の範囲内で任意の余白幅を設定することができる。この際、プリンタ10から取得した最小余白幅の値を画面520内に表示して、ユーザに通知するようにしてもよい。なお、ユーザがプリンタ10から取得した最小余白幅よりもさらに狭い余白幅を設定した場合には、プリンタ10から取得した最小余白幅を余白幅として用いるようにすることができる。
プリンタドライバ部41の印刷条件管理部45は、各欄に入力された余白幅の値を用いて印刷設定を行なう。すなわち、ユーザはデフォルトの値より狭く設定した余白幅、すなわちデフォルトより広い印刷領域を得られることになる。
図4に示した2つの例では、印刷領域の拡張はユーザの指示に基づいて行なうようにしていたが、ステータス情報を取得した結果、プリンタ10の最小余白値幅がデフォルトの余白値幅よりも狭い場合には、ユーザからの指示を待たずに、自動的に印刷領域を拡張するようにしてもよい。
ところで、OS部34の仕様によっては、プリンタドライバ部41とアプリケーション部31とで、それぞれ独立に印刷領域を設定できるものがある。従来、このような仕様では、アプリケーション部31で、プリンタドライバ部41で設定されている余白幅よりも狭い余白幅を設定した場合には、印刷実行時等にプリンタの印刷可能領域を超えて印刷領域が設定されているとして警告がなされていた。
そこで、本実施形態においては、アプリケーション部31で設定されている余白幅が、プリンタドライバ部41で設定されている余白幅よりも狭い場合には、プリンタドライバ部41がアプリケーション部31で設定されている余白幅の値をプリンタドライバ部41における余白幅設定値としても用いるようにする。
この処理は、特に、プリンタから取得したステータス情報に最小余白幅に関する情報が含まれており、最小余白幅がプリンタドライバ部41のデフォルトの余白幅より狭い場合に特に有効である。なぜならば、ユーザがアプリケーション部31で、デフォルトの余白幅より狭い余白幅を設定した場合に、再度プリンタドライバ部41で余白幅を設定する必要がないからである。ただし、アプリケーション部31は、プリンタ10の最小余白幅以上の余白幅が設定されているものとする。
アプリケーション部31では、例えば、図5に示すようなページ設定画面540により、プリンタドライバ部41の設定とは独立して余白幅を設定することができる。ページ設定画面540は、例えば、アプリケーション部31における所定のメニュー操作により表示させるようにする。
本図の例ではページ設定画面540に余白設定領域541を設け、ユーザが上下左右について任意の余白幅を設定できるようにしている。設定された余白幅は印刷条件32に記録される。
従来、プリンタドライバ部41は、印刷実行時等にアプリケーション部31で生成されたドキュメントの印刷領域と、プリンタドライバ部41で設定されている余白幅とを比較してドキュメントがプリンタの印刷領域に収まるかどうかを判断していた。
これに対し、本実施形態においては、プリンタから取得したステータス情報に最小余白幅に関する情報が含まれている場合(図3:S102:Y)には、プリンタドライバ部41は、図6に示すようなフロー図にしたがって処理を行なうようにすることができる。本処理は、例えば、印刷実行時に行なうようにする。
プリンタドライバ部41は、アプリケーション部31の印刷条件32を参照して、アプリケーション部31で設定されている余白幅を取得する(S201)。
そして、アプリケーション部31で設定されている余白幅がプリンタドライバ部41で設定されている余白幅より狭いかどうかを判断する(S202)。なお、この判断は、上下左右の余白幅毎に行なうものとする。
その結果、アプリケーション部31で設定されている余白幅がプリンタドライバ部41で設定されている余白幅より狭い場合(S202:Y)には、プリンタドライバ部41は、アプリケーション部31で設定されている余白幅を印刷設定として用いる(S204)。これにより、プリンタドライバ部41で再度余白幅を設定する必要がなくなる。
なお、アプリケーション部31でプリンタ10の最小余白幅より狭い値が設定されている場合には、例えば、その旨をユーザに通知するようにする。
一方、アプリケーション部31で設定されている余白幅がプリンタドライバ部41で設定されている余白幅より狭くない場合(S202:N)には、そのままプリンタドライバ部41で設定されている余白幅を印刷設定として用いるようにする。
このように、本実施形態によれば、アプリケーション部31で余白設定を行なうと、図4に示したようなプリンタドライバ部41での余白設定(印刷領域拡張指示)を行なうことなく、デフォルトよりも狭い余白設定での印刷を実行することができるようになる。
印刷システムのハードウェア構成の概要を説明するためのブロック図である。 印刷システムの機能構成を示すブロック図である。 プリンタドライバ部の余白設定処理を説明するフロー図である。 印刷領域を拡張する指定する画面の例を示す図である。 アプリケーション部のページ設定画面の例を示す図である。 アプリケーション部を参照して余白設定を行なう処理を説明するフロー図である。
符号の説明
10…プリンタ、11…ステータス管理部、12…印刷実行部、21…表示装置、22…入力装置、23…メディア読取装置、24…補助記憶装置、25…通信制御装置、30…コンピュータ、31…アプリケーション部、32…印刷条件、33…ドキュメント、34…オペレーティングシステム部、35…印刷制御部、36…I/O部、41…プリンタドライバ部、42…スプーラ、43…スプールファイル、44…印刷コマンド作成部、45…印刷条件管理部、46…ユーザインタフェース制御部、101…インタフェース、102…CPU、103…RAM、104…ROM、105…プリントエンジン、106…操作パネル、301…CPU、302…RAM、303…ROM、304…インタフェース

Claims (7)

  1. 印刷制御装置と印刷装置とを備えた印刷システムであって、
    前記印刷装置は、印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備え、
    前記印刷制御装置は、汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、
    前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
    前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段とを備え、
    前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とする印刷システム。
  2. 印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備えた印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
    汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、
    前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
    前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段とを備え、
    前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 印刷の際に生じる余白幅に関する情報を記憶する余白幅記憶手段を備えた印刷装置を制御する印刷制御装置としてコンピュータを機能させるプリンタドライバであって、
    汎用の余白幅に関する情報を記憶する汎用余白幅記憶手段と、
    前記汎用余白幅に従って印刷領域を設定する印刷領域設定手段と、
    前記印刷装置から前記余白幅に関する情報を取得する余白幅取得手段としてコンピュータを機能させ、
    前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記取得した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とするプリンタドライバ。
  4. 請求項3に記載のプリンタドライバであって、
    前記印刷領域設定手段は、印刷用紙の領域のうち前記取得した余白幅を除いた領域を印刷領域として設定するための指示を受け付け可能とすることを特徴とするプリンタドライバ。
  5. 請求項3に記載のプリンタドライバであって、
    前記印刷領域設定手段は、印刷用紙の領域のうち前記取得した余白幅を除いた領域を最大領域として、印刷領域を設定する指示を受け付け可能とすることを特徴とするプリンタドライバ。
  6. 請求項4または5に記載のプリンタドライバであって、
    前記印刷領域設定手段は、前記汎用の余白幅を初期値として提示することを特徴とするプリンタドライバ。
  7. 請求項3に記載のプリンタドライバであって、
    印刷対象のドキュメントを生成したアプリケーションで設定された余白幅に関する情報を参照する印刷領域情報取得手段としてさらにコンピュータを機能させ、
    前記印刷領域設定手段は、前記取得した余白幅および前記参照した余白幅が前記汎用余白幅より狭い場合に、前記汎用余白幅に代えて、前記参照した余白幅に従って印刷領域を設定することを特徴とするプリンタドライバ。
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