JP2009211112A - 印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】XMLファイルの印刷を行う際に,アプリケーションが配置した領域のサイズと同等サイズの印刷が可能な印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラムを提供すること。
【解決手段】プリンタドライバ4では,アプリケーション7からの問い合わせを受け付け,印刷設定部42に記憶されている用紙サイズ設定が第2用紙サイズ設定であるか否かを判断する(S220)。第2用紙サイズ設定であれば(S220:YES),用紙の物理領域サイズよりも小さい第2用紙サイズの情報を取得し,それらの用紙の第2用紙サイズを返答する(S221)。一方,第2用紙サイズ設定でなければ(S220:NO),用紙の物理領域サイズである第1用紙サイズの情報を取得し,それらの用紙の第1用紙サイズを返答する(S222)。
【選択図】 図6

Description

本発明は,印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラムに関する。さらに詳細には,XML(Extensible Markup Language)形式に基づく印刷ジョブデータを処理することが可能な印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラムに関するものである。
一般的なプリンタでは,印刷する用紙に対して印刷不可能な領域である余白領域が存在する。このようなプリンタに印刷指示を行うプリントシステムでは,アプリケーションがプリンタドライバに対して用紙サイズを問い合わせ,印刷可能な領域である印刷領域のサイズを取得し,その印刷領域に合わせてレイアウトを調節する。
具体的に,従来のプリントシステムでは,アプリケーションとプリンタドライバとの間で,図8に示すような用紙サイズ処理が行われる。まず,アプリケーションによって,プリンタドライバに対してプリンタがサポートする全用紙種類およびそれらの用紙の用紙サイズの問い合わせが行われる(S11)。プリンタドライバでは,プリンタがサポートする全用紙種類およびそれらの用紙の用紙サイズを返答する(S12)。
その後,アプリケーションでは用紙が選択され(S13),プリンタドライバに対して選択した用紙の印刷領域や余白領域等の詳細情報の問い合わせが行われる(S14)。そして,プリンタドライバでは,選択用紙の物理サイズ,印刷領域,余白領域を返す(S15)。アプリケーションでは,取得した用紙詳細情報を基に表示レイアウトを決定する(S16)。
また,近年,XMLに代表されるマークアップ言語によって記述された中間ファイル(以下,「XMLファイル」とする)を取り扱える印刷制御装置が実用化されている。XMLファイルを取り扱う装置としては,例えば特許文献1に開示されたデータ処理装置がある。
特開2005−267419号公報
しかしながら,前記したXMLファイルを従来のプリントシステムに適用するには,次のような問題がある。すなわち,XMLファイルという技術思想には,余白領域の概念が存在しない。具体的に,アプリケーションとプリンタドライバとの間で,図9に示すような用紙サイズ処理が行われる。まず,XMLファイルに対応するプリントシステムでは,アプリケーションがプリンタドライバに対してプリンタがサポートする全用紙種類および用紙サイズの問い合わせ(S21),プリンタドライバからプリンタがサポートする全用紙種類およびそれらの用紙の用紙サイズが回答され(S22),アプリケーションにて用紙が選択される(S23)。その後,アプリケーションでは,選択用紙の印刷領域や余白領域等の詳細情報の問い合わせを行うことなく,取得した用紙サイズを基に印刷ジョブデータのレイアウトを決定する(S26)。
つまり,XMLファイルに対応するプリントシステムでは,余白領域の概念が存在しないため,余白領域を得る必要がない。そのため,アプリケーション上では余白領域に印刷ジョブデータを配置することが可能であるが,実際には印刷不可能な領域に配置することになる。従って,印字もれが生じる。
上記の場合,プリンタドライバにて,印刷ジョブデータに縮小処理を行えば,用紙に収めることが可能になる。そこで,スケーリング機能のオプションの1つとして印刷ジョブデータを印刷領域に合わせて縮小する自動調節機能を設けることで,印字もれを回避することが考えられる。例えば図10に示すように,印刷ジョブデータに対して自動調節を行うか否かを判断し(S31),印刷ジョブデータを印刷領域に順応するように縮小することが考えられる(S32)。
しかし,印刷ジョブデータの縮小を行った場合,ユーザはアプリケーションで配置した想定のサイズと異なるサイズの画像を得ることになる。そのため,画像品質の低下が懸念されるとともに,ユーザに対して不信感を与えてしまう。
本発明は,前記した従来の印刷制御装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,XMLファイルの印刷を行う際に,アプリケーションが配置した領域のサイズと同等サイズの印刷が可能な印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラムを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた印刷制御装置は,XML形式に基づく印刷ジョブデータを処理する印刷制御装置であって,アプリケーションから用紙サイズの問い合わせを受け付ける受付手段と,プリンタが印刷可能な用紙の用紙サイズよりも小さいサイズを受付手段に対する問い合わせの回答としてアプリケーションに応答する応答手段とを備えることを特徴としている。
本発明の印刷制御装置は,アプリケーションから用紙サイズを問われた際,用紙の物理的な用紙サイズよりも小さいサイズを用紙サイズとして回答する。例えば,用紙の物理領域からプリンタの非印字領域である余白領域を除いた領域のサイズを回答する。より具体的には,上下左右5mmの余白領域が設定されたプリンタにおいては,物理領域のサイズが210mm×297mmのA4サイズの用紙の情報として,200mm×287mmを回答する。
アプリケーションでは,受け取ったサイズに応じてレイアウトが決定される。そのため,アプリケーションでは,実際の用紙サイズよりも小さいサイズの画像を作成することになる。よって,その画像は,プリンタの印刷領域内に収まることが期待できる。その結果,その画像の印刷では,印刷もれの可能性が低く,圧縮の必要性も低い。よって,信頼性が高い高画質の画像が得られる。また,ユーザは,アプリケーションで配置した想定のサイズとほぼ同一のサイズの画像を得ることになる。よって,ユーザに対して不信感を与えない。
また,応答手段が応答するサイズは,プリンタの非印字領域である余白領域を考慮した印刷領域のサイズであるとよりよい。すなわち,余白領域を考慮したサイズであることから,適応プリンタに最適なサイズが得られる。これにより,アプリケーションから出力される画像を,より確実に印刷領域に収めることができる。また,アプリケーションが配置した領域のサイズと同等サイズの印刷が可能になる。
また,本発明の印刷制御装置は,プリンタが印刷可能な用紙の用紙サイズと余白領域を考慮した印刷領域のサイズとを対応付けて記憶する記憶手段を備えるとよりよい。すなわち,記憶手段が用紙の詳細情報を記憶することで,記憶手段の記憶内容を変えるだけで,サポートする用紙種類が異なる印刷制装置に適用することができる。さらに,新しい用紙サイズに対応する場合であっても,記憶手段の記憶内容にその情報を追加するだけで容易に対応できる。
また,本発明の印刷制御装置は,印刷ジョブデータを縮小し,印刷ジョブデータの印刷領域の調節処理を行う調節手段を備え,用紙の用紙サイズと同等サイズの印刷ジョブデータを受け取り,調節手段による印刷ジョブデータのサイズ変更が可能な第1モードと,用紙の用紙サイズよりも小さいサイズの印刷ジョブデータを受け取り,調節手段による印刷ジョブデータの縮小を制限する第2モードとを有するとよりよい。すなわち,物理領域サイズの印刷ジョブデータを受け取る場合には,第1モードとして,プリンタドライバによる印刷領域の自動調節を行う。これにより,ユーザの利便性が向上する。また,物理領域サイズよりも小さいサイズの印刷ジョブデータを受け取る場合には,縮小の必要がない。そのため,第2モードとして,縮小を制限することで,不必要な縮小を回避することができる。
なお,本発明は,XML形式に基づく印刷ジョブデータを処理するプリンタドライバのプログラムであって,印刷制御装置を,アプリケーションから用紙サイズの問い合わせを受け付ける受付手段と,プリンタが印刷可能な用紙の用紙サイズよりも小さいサイズを前記受付手段に対する問い合わせの回答としてアプリケーションに応答する応答手段として動作させることを特徴とするプログラムを含んでいる。
本発明によれば,XMLファイルの印刷を行う際に,アプリケーションが配置した領域のサイズと同等サイズの印刷が可能な印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラムが実現している。
以下,本発明にかかる印刷制御装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,プリンタドライバがインストールされたパーソナルコンピュータ(以下,単に「PC」とする)に本発明を適用したものである。
[プリントシステムの構成]
本形態のプリントシステム100は,図1に示すように,プリンタ2と,印刷制御装置としてのPC1(印刷制御装置の一例)とを備えている。プリントシステム100では,PC1とプリンタ2とがUSBケーブルを介して接続されている。
PC1は,各種処理を実行するCPU11と,当該PC1の起動時にCPU11が行う起動処理のプログラム(BIOS)等を記憶したROM12と,CPU11が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM13と,各種のプログラムやデータを記憶したハードディスクドライブ(HDD)14とを有している。
また,PC1は,キーボードやマウス等からなる操作部15と,液晶ディスプレイ等からなる表示部16と,プリンタ2との間で信号のやりとりを行うプリンタポートインターフェース17(本形態では,USBインターフェース)と,LAN,インターネット等のネットワークを介して信号のやりとりを行うネットワークインターフェース18とを有している。
さらに,PC1のHDD14には,オペレーティングシステム(OS)や,画像データを編集可能なアプリケーション(例えば,文書作成ソフト,作図ソフト,表計算ソフト,写真データ編集ソフト等)や,プリンタ2にPDL形式で記述された印刷データを送信するプリンタドライバが記憶されている。
プリンタ2は,各種処理を実行するCPU21と,当該プリンタ2の起動時にCPU21が行う起動処理のプログラム等を記憶したROM22と,CPU21が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM23と,各種のプログラムやデータ等を記憶したハードディスクドライブ(HDD)24とを有している。
また,プリンタ2は,当該プリンタ2の筐体外部に配設された複数のボタンからなる操作部25と,同じく筐体外部に配設された液晶表示パネル等からなる表示部26と,PC1との間で信号のやりとりを行うプリンタポートインターフェース27(本形態では,USBインターフェース等)と,LAN,インターネット等のネットワークを介して信号のやりとりを行うネットワークインターフェース28とを有している。
さらに,プリンタ2は,記録媒体としての用紙やOHPシート(以下,単に「用紙」とする)に画像を形成する印字部30を有している。印字部30は,電子写真方式,インクジェット方式,その他の一般的な画像形成方式を採用していればよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。
このような構成であるプリンタ2およびPC1を備える本形態のプリントシステム100では,ユーザがPC1を操作し,PC1に組み込まれたアプリケーションを利用して文書,図,表,あるいは写真等の画像データを編集することが可能である。そして,ユーザの指示に従って,PDL形式の印刷データをプリンタ2に送信し,プリンタ2によって画像を出力することが可能である。
すなわち,PC1には,様々なアプリケーションが組み込まれている。PC1では,アプリケーションの印刷機能によって印刷ジョブデータがプリンタドライバに対して送られる。プリンタドライバは,アプリケーションからの印刷ジョブデータに応じ,文書データや画像データをプリンタ2で印刷するために必要な印刷データを作成する。
プリンタドライバが作成した印刷データは,プリンタポートインターフェース17を経由してプリンタ2へと送信される。プリンタ2は,印刷データを受信することで印字部30を稼働する。そして,印刷データに基づいて,ユーザが選択した用紙にユーザの所望の画像を形成する。
[プリンタドライバの構成]
続いて,PC1に組み込まれているプリンタドライバ4について説明する。プリンタ2用のプリンタドライバ4は,各種の加工処理を実行するソフトウェアモジュール(本形態では,DLL)を「機能フィルタ」として備えている。機能フィルタは,バージョンアップやアドイン等を行うことにより,追加したり削除したりあるいは機能を拡張したりすることが可能である。
本形態のプリンタドライバ4は,図2に示すように,ドライバ制御部40(受付手段,応答手段,調節手段の一例)と,データベース41(記憶手段の一例)と,印刷設定部42と,フィルタ設定ファイル制御部43と,フィルタ部44と,フィルタ実行部45とを有している。プリンタドライバ4は,アプリケーション7からの要求を受け,印刷データを作成してプリンタ2に送信する。
なお,実際には,アプリケーション7から出力される印刷ジョブデータはスプーラに蓄積され,順次にプリンタドライバ4に送り込まれるが,本形態では説明の簡略化のためにスプーラを省略している。
ドライバ制御部40は,アプリケーション7からの要求を受け付けるとともに必要に応じて情報を送り返す機能を有している。本形態のプリントシステム100としては,アプリケーション7からの用紙サイズの問い合わせや,プリンタ2への印刷要求となる印刷ジョブデータを受け付ける。ドライバ制御部40が受け付ける印刷ジョブデータには,加工処理に関する情報(例えば,ウォータマークを付加するか否か,付加する場合には文字,フォント等の指定)が付加されている。ドライバ制御部40では,印刷ジョブデータを解析し,加工処理に必要な機能フィルタを読み出すように後述するフィルタ設定ファイル431を編集する。
また,ドライバ制御部40は,従来のEMF(Enhanced Meta File)と称されるベクタ形式の中間ファイル(以下,「EMFファイル」とする)をXMLファイルに変換するコンバート機能を有している。変換の際には,EMFファイルに記録されている加工処理の設定も変換後のXMLファイルに引き継がれる。
データベース41は,用紙の種類と各用紙の用紙サイズとを対応付けて記録している。さらに,データベース41は,用紙サイズとして,プリンタが印刷可能な用紙サイズ,すなわち物理的な用紙サイズである第1用紙サイズと,プリンタの非印字領域である余白領域を除いた,すなわち余白領域を考慮した用紙サイズである第2用紙サイズとを記録している。図3は,余白領域が上下左右5mmの場合に,データベース41に記録されている用紙リストの例を示している。図3に示すように,本形態のデータベース41には,2種類の用紙サイズ(第1用紙サイズ,第2用紙サイズ)が記録されている。なお,余白領域のサイズは,プリンタの仕様によって異なる。
印刷設定部42は,印刷設定の詳細をユーザに設定させる印刷設定ダイアログボックスを表示する機能を有している。図4は,印刷設定ダイアログボックスの一例を示している。印刷設定ダイアログボックス421では,プリンタドライバ4による拡大縮小処理について,「なし」,「印刷領域に合わせる」,「任意」のいずれか1つが択一的に選択される。さらに,「なし」を選択した際には,アプリケーションに印刷領域(つまり第2用紙サイズ)を通知するか否かを設定するチェックボックスが表示され,プリンタドライバ4がアプリケーション7からの用紙サイズの問い合わせを受けた際に,第1用紙サイズを返答するのか,第2用紙サイズを返答するのかの設定(以下,「用紙サイズ設定」とする)が可能である。この他,「印刷領域に合わせる」の選択によって,印刷領域に自動的に合わせるか否かの設定(以下,「自動調節設定」とする)を行うことができる。また,「任意」では,任意の倍率で印刷する設定が可能になっている。なお,印刷設定部42は,印刷設定ダイアログボックス421での設定内容を記憶する機能を兼ねる。
フィルタ設定ファイル制御部43は,プリンタドライバ4が所有する機能フィルタの構成情報を記憶する機能を有している。具体的に,フィルタ設定ファイル制御部43は,フィルタ設定ファイル431と,フィルタ設定バックアップ432とを管理している。
図5は,フィルタ設定ファイル制御部43で管理するフィルタ設定ファイル431の一例であり,所有する機能フィルタの一覧がXMLファイルとして記憶されている。フィルタ設定ファイル431には,フィルタの種類およびそのフィルタモジュールの参照先が記憶されている。すなわち,本形態では,「ウォータマーク」,「スケーリング」,「レイアウト」,「ミラー」,「RIP」の各機能フィルタがその機能を実行するモジュール名とともに記憶されている。また,図5中のフィルタ構成の各機能フィルタの登録順がそのまま機能フィルタの実行順序を意味している。すなわち,図5の機能フィルタの構成情報によれば,プリンタドライバ4が「ウォータマーク」,「スケーリング」,「レイアウト」,「ミラー」,「RIP」の順に実行することが記憶されている。なお,機能フィルタの構成情報の記憶方法としては,XML形式のファイルに限らず,例えばHTML形式やCSV形式のファイルであってもよい。
フィルタ設定バックアップ432は,フィルタ設定ファイル431の初期状態を記憶しており,フィルタ設定ファイル431と同じく所有する機能フィルタの一覧がXMLファイルとして記憶されている。本形態では,図5に示したXMLファイルの内容を初期状態として記憶している。
フィルタ部44は,プリンタドライバ4が所有する機能フィルタ51〜55のライブラリ群を示している。機能フィルタ51〜55は,DLLとして提供されており,各機能フィルタの利用時には個別にメモリに読み出される。
具体的に本形態では,機能フィルタ51として透かし文字を付加する「ウォータマークフィルタ」,機能フィルタ52として所定の倍率表示(拡大縮小)を行う「スケーリングフィルタ」,機能フィルタ53として2in1やポスター印刷を行う「レイアウトフィルタ」,機能フィルタ54として左右反転や上下反転を行う「ミラーフィルタ」,機能フィルタ55としてページ記述言語からビットマップデータに展開する「RIPフィルタ」を有している。特に,スケーリング用の機能フィルタ52は,印刷領域の自動調節機能を兼ねている。
フィルタ実行部45は,印刷ジョブデータに従って文書データに加工処理を施す機能を有している。加工処理を行う際には,フィルター設定ファイル431の内容に従って機能フィルタ51〜55をメモリに読み出し,印刷ジョブデータに指示された加工処理を実行する。加工処理が終了した印刷ジョブデータは,RIPフィルタを介してビットマップデータに展開され,印刷データとしてプリンタ2に送られる。
[プリントシステムの動作]
[用紙サイズ処理]
続いて,本形態のプリントシステム100の動作について説明する。本形態のプリントシステム100では,アプリケーション7からの用紙サイズの問い合わせの際,アプリケーション7とプリンタドライバ4との間で,図6に示すような用紙サイズ処理が行われる。なお,アプリケーション7の処理は,従来(図9参照)と同様である。
まず,アプリケーション7によって,プリンタドライバ4に対して,プリンタ2がサポートする全用紙種類およびそれらの用紙の用紙サイズの問い合わせが行われる(S21)。
プリンタドライバ4では,ドライバ制御部40がアプリケーション7からの問い合わせを受け付け(受付手段の一例),印刷設定部42に記憶されている用紙サイズ設定が第2用紙サイズを回答する設定(第2用紙サイズ設定)であるか否かを判断する(S220)。
第2用紙サイズ設定であれば(S220:YES),データベース41から第2用紙サイズの情報を取得し,プリンタがサポートする全用紙種類とともに,それらの用紙の第2用紙サイズを返答する(S221:応答手段の一例)。すなわち,用紙の物理領域のサイズよりも小さいサイズを返答する。一方,第2用紙サイズ設定でなければ(S220:NO),つまり第1用紙サイズを回答する設定(第1用紙サイズ設定)であれば,データベース41から第1用紙サイズの情報を取得し,プリンタがサポートする全用紙種類とともに,それらの用紙の第1用紙サイズを返答する(S222)。
その後,アプリケーション7では用紙が選択され(S23),選択された用紙の用紙サイズ情報を基に表示レイアウトを決定する(S26)。すなわち,第2用紙サイズ設定であれば,印刷領域のサイズ(例えば,用紙のサイズがA4であれば,200mm×287mmの領域)でレイアウトが決定される。一方,第1用紙サイズ設定であれば,物理領域のサイズ(例えば,用紙のサイズがA4であれば,210mm×297mmの領域)でレイアウトが決定される。
[印刷処理]
続いて,プリンタドライバ4の印刷処理について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
プリンタドライバ4では,ドライバ制御部40がアプリケーション7からの印刷ジョブデータを受け付けると,まず,印刷設定部42に記憶されている用紙サイズ設定が第2用紙サイズ設定であるか否かを判断する(S30)。
第2用紙サイズ設定であれば(S30:YES),S33の処理に移行する。なお,第2用紙サイズ設定であれば,後述する印刷領域の自動調節は行われない。すなわち,第2用紙サイズ設定であれば,アプリケーション7から印刷領域に適した印刷ジョブデータが送られる。そのため,印刷もれの発生は殆どなく,そのデータをさらに縮小する必要はない。そこで,自動調節機能の判断(S31)をバイパスする。
第2用紙サイズ設定でなければ(S30:NO),つまり第1用紙サイズ設定であれば,印刷ジョブデータを印刷領域に順応させるか否かを判断する(S31)。すなわち,印刷領域に自動的に合わせる自動調節設定がなされているのであれば(S31:YES),印刷ジョブデータを印刷領域に合わせて縮小する設定を行う(S32:調節手段の一例)。具体的には,スケーリングの機能フィルタ52によって縮小処理を行うように,印刷ジョブデータに含まれる加工処理の設定内容を編集する。S32の処理後,あるいは自動調節設定がなされていない場合には(S31:NO),S33の処理に移行する。
S33の処理では,印刷ジョブデータの加工処理を行う。この加工処理では,まず,フィルタ設定ファイル431を参照し,設定されている機能フィルタをすべてメモリに読み出す。なお,S32の処理によって印刷ジョブデータの自動調節を行う場合には,スケーリング用の機能フィルタ52は必ず読み出される。
そして,印刷ジョブデータの設定に従って,「スケーリング」,「レイアウト」,「ミラー」,「ウォータマーク」の各加工処理を行ってユーザの所望する画像を作成する。加工処理された印刷ジョブデータは,「RIP」フィルタによってビットマップデータに変換された後,PDL形式の印刷データとしてプリンタ2へ送られる(S33)。
以上詳細に説明したように本形態のプリンタドライバ4では,アプリケーション7から用紙サイズを問われた際,第2用紙サイズ設定であれば,プリンタが印刷可能な用紙のサイズ,すなわち用紙の物理領域のサイズよりも小さい印刷領域のサイズを回答する。アプリケーション7では,受け取ったサイズに応じて,実際の用紙サイズよりも小さい印刷領域のサイズの画像を作成することになる。そのため,その画像は,プリンタの印刷領域内に収まり,印刷もれの可能性が低く,圧縮の必要もない。よって,信頼性が高い高画質の画像が得られる。
また,アプリケーション7は,受け取ったサイズでレイアウトを決定している。このことから,第2用紙サイズ設定であれば,印刷領域のサイズの画像が作成され,印刷領域のサイズの印刷ジョブデータが出力される。よって,ユーザは,アプリケーション7で配置した想定のサイズと同一のサイズの画像を得ることになる。従って,本形態のプリンタドライバ4は,ユーザに対して不信感を与えない。
また,データベース41が用紙の詳細情報を記憶している。そのため,データベース41の記憶内容を変えるだけで,サポートする用紙種類が異なるプリンタのプリンタドライバにも適用することができる。さらに,新しい用紙サイズに対応する場合であっても,データベース41の記憶内容にその情報を追加するだけで容易に対応できる。
また,プリンタドライバ4では,第1用紙サイズ設定であれば,プリンタドライバ4による印刷領域の自動調節が可能である。これにより,ユーザの利便性が向上する。また,第2用紙サイズ設定では,自動調節機能の実行を回避していることから,不必要な縮小を回避することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置としてはプリンタに限るものではなく,コピー機,FAX,あるいは画像形成機能を有する複合機等であってもよい。また,印刷制御装置としてはPCに限るものではなく,ワークステーション,携帯情報端末装置等であってもよい。また,プリントシステムは,画像形成装置と情報端末装置とが別体になっているシステムに限るものではなく,一体となっているものであってもよい。
また,プリントシステム100を構成するプリンタおよびPCは各1台に限るものではなく,それぞれ複数台接続してもよい。また,PC1とプリンタ2との接続は,USBケーブルに限らず,その他のシリアル通信ケーブル,パラレル通信ケーブル,有線LANケーブル,さらには無線LAN等の無線通信経路とすることも可能である。
また,実施の形態の第2用紙サイズは,用紙の物理領域から余白領域を除いたサイズであるが,これに限るものではない。すなわち,画像が印刷領域内に収まるサイズであればよく,用紙の物理領域から所定の領域を除いたサイズであってもよい。
実施の形態に係るプリントシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るプリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。 データベースに記録されている用紙リストの一例を示す図である。 印刷設定ダイアログの一例を示す図である。 フィルタ情報を記憶したフィルタ設定ファイルの一例を示す図である。 実施の形態に係るプリントシステムの用紙サイズ処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係るプリントシステムの印刷処理を示すフローチャートである。 従来の形態に係るプリントシステム(EMFファイル)の用紙サイズ処理を示すフローチャートである。 従来の形態に係るプリントシステム(XMLファイル)の用紙サイズ処理を示すフローチャートである。 従来の形態に係るプリントシステム(XMLファイル)の印刷処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 PC
2 プリンタ
4 プリンタドライバ
40 ドライバ制御部
41 データベース
42 印刷設定部

Claims (5)

  1. XML形式に基づく印刷ジョブデータを処理する印刷制御装置において,
    アプリケーションから用紙サイズの問い合わせを受け付ける受付手段と,
    プリンタが印刷可能な用紙の用紙サイズよりも小さいサイズを前記受付手段に対する問い合わせの回答としてアプリケーションに応答する応答手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項1に記載する印刷制御装置において,
    前記応答手段が応答するサイズは,プリンタの非印字領域である余白領域を考慮した印刷領域のサイズであることを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する印刷制御装置において,
    プリンタが印刷可能な用紙の用紙サイズと余白領域を考慮した印刷領域のサイズとを対応付けて記憶する記憶手段を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する印刷制御装置において,
    印刷ジョブデータを縮小し,印刷ジョブデータの印刷領域の調節処理を行う調節手段を備え,
    用紙の用紙サイズと同等サイズの印刷ジョブデータを受け取り,前記調節手段による印刷ジョブデータのサイズ変更が可能な第1モードと,
    用紙の用紙サイズよりも小さいサイズの印刷ジョブデータを受け取り,前記調節手段による印刷ジョブデータの縮小を制限する第2モードとを有することを特徴とする印刷制御装置。
  5. XML形式に基づく印刷ジョブデータを処理するプリンタドライバのプログラムにおいて,
    印刷制御装置を,
    アプリケーションから用紙サイズの問い合わせを受け付ける受付手段と,
    プリンタが印刷可能な用紙の用紙サイズよりも小さいサイズを前記受付手段に対する問い合わせの回答としてアプリケーションに応答する応答手段として動作させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012198674A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Ricoh Co Ltd プリンタドライバ、情報処理装置、及び記録媒体

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JP2012198674A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Ricoh Co Ltd プリンタドライバ、情報処理装置、及び記録媒体

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