JP2012058943A - プリンタードライバー、印刷方法および印刷制御装置 - Google Patents

プリンタードライバー、印刷方法および印刷制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像の視認性や文字情報の可読性を低下させることなく、印刷対象の画像の周囲に付加情報を配置した画像を生成して印刷する。
【解決手段】プリンタードライバー50は、コンテンツ画像Qの周囲に余白領域を設けて印刷用紙Pに印刷するフチあり印刷設定、および余白領域を設けずにコンテンツ画像Qを拡大して印刷用紙Pに印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択されるフチなし印刷設定選択機能と、コンテンツ画像Qに付加して印刷用紙Pに印刷するテキスト情報Tが入力される付加情報入力機能と、印刷設定選択機能でフチあり印刷設定が選択され、更に、付加情報入力機能でテキスト情報Tが入力された場合、印刷用紙Pに印刷するコンテンツ画像Qの周囲に余白領域を形成し、形成した余白領域にテキスト情報Tを印刷する印刷データを生成する印刷データ生成機能と、をコンピューター10に実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタードライバー、印刷方法および印刷制御装置に関する。
プリンタードライバーは、プリンターを制御するためのソフトウェアであり、アプリケーション等から受け取った文字、画像の画像データを、プリンターが解釈可能な印刷データに変換し、この印刷データをプリンターに送信する役割を果たしている。近年、プリンタードライバーには、数多くの付加機能が備えられており、例えば、画像処理機能、レイアウト調整機能、オーバレイ機能、フチなし印刷機能を備えるプリンタードライバーが知られている。
また、下記特許文献1に示すように、印刷画像の周囲に所望の枠を配置して印刷するプリンタードライバーが提案されている。このプリンタードライバーでは、ユーザーインターフェースを介して、枠としての種々の模様をユーザーが決定したり、枠内にテキスト情報を入力したりできる。このように決定された画像の印刷データは、プリンタードライバーで生成され、プリンターに送られて印刷される。
特開2003−271350号公報
しかしながら、通常の印刷設定では、印刷用紙の各辺部分に印刷されない余白領域(フチ)が生じるように設定されるため、決定された枠を含む印刷画像は、印刷用紙に所定のフチを設けた領域内に印刷されることから、印刷用紙に印刷された印刷画像のサイズは小さくなり、印刷される画像の視認性や文字情報の可読性が低下した。また、フチなし印刷機能を有するプリンタードライバーであっても、フチなし印刷を明示的に指示しない限り、フチが設定されて印刷されるために同様の問題が生じた。
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、フチあり印刷の際、印刷画像に付加情報を配置した画像の視認性や文字情報の可読性の低下を回避することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかるプリンタードライバーは、第1の画像の周囲に余白領域を設けて印刷用紙に印刷するフチあり印刷設定、および前記余白領域を設けずに前記第1の画像を拡大して前記印刷用紙に印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択される印刷設定選択機能と、前記第1の画像に付加して前記印刷用紙に印刷する付加情報が入力される付加情報入力機能と、前記印刷設定選択機能で前記フチあり印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力機能で前記付加情報が入力された場合、前記印刷用紙に印刷する前記第1の画像の周囲に前記余白領域を形成し、形成した前記余白領域に前記付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する印刷データ生成機能と、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
このような機能によれば、プリンタードライバーは、フチあり印刷が設定され、付加情報が入力された場合、印刷用紙に印刷される第1の画像の周囲に余白領域を形成し、形成した余白領域に付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する。従って、生成された印刷データを印刷すると、印刷用紙に第1の画像が印刷されると共に、フチあり印刷機能により形成される余白領域に付加情報が印刷される。この結果、印刷される画像には更なる余白領域が形成されず、第2の画像は第1の画像の周囲の余白領域に印刷されることから、印刷される画像の視認性および付加情報の可読性を低下させることなく印刷できる。
[適用例2]
上記適用例にかかるプリンタードライバーにおいて、前記印刷データ生成機能は、前記第1の画像を所定の中間形式の第1の中間データに変換する第1の変換機能と、前記第2の画像を前記中間形式の第2の中間データに変換する第2の変換機能と、前記印刷用紙の端部に所定の大きさの前記余白領域が形成されるように前記第1の画像を配置し、前記余白領域に前記第2の画像を配置したレイアウトを決定する決定機能と、前記レイアウトに基づいて前記第1の中間データおよび前記第2の中間データを記述し、前記印刷用紙のサイズに合わせて印刷領域を記述して前記印刷データを作成する作成機能と、を含むことが好ましい。
このような機能によれば、フチあり印刷設定された場合と同じ大きさで第1の画像を印刷用紙に印刷できると共に、第2の画像を余白領域のサイズに合わせて印刷できる。
[適用例3]
上記適用例にかかるプリンタードライバーにおいて、前記付加情報入力機能は、前記第1の画像の周囲に形成される前記余白領域のうち、前記第2の画像を印刷する印刷対象領域を決定する機能を含み、前記印刷データ生成機能は、決定された前記印刷対象領域に前記第2の画像を印刷する印刷データを生成することが好ましい。
このような機能によれば、第2の画像を印刷する余白領域を決定できる。
[適用例4]
上記適用例にかかるプリンタードライバーにおいて、前記付加情報は、テキスト情報および図形情報の少なくとも1つであることが好ましい。
このような機能によれば、テキスト情報や図形情報を付加情報として印刷できる。
[適用例5]
上記適用例にかかるプリンタードライバーにおいて、前記付加情報入力機能は、前記付加情報を印刷する印刷色、サイズ、フォントおよび背景色の少なくとも1つを指定可能であることが好ましい。
このような機能によれば、付加情報を印刷する条件を指定できる。
[適用例6]
上記適用例にかかるプリンタードライバーにおいて、前記印刷データ生成機能は、前記印刷設定選択機能で前記フチなし印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力機能で前記付加情報が入力された場合、前記第1の画像の周縁部に前記付加情報を示す第2の画像を重畳して印刷する印刷データを生成することが好ましい。
このような機能によれば、フチなし印刷が設定された場合でも、付加情報を印刷できる。
[適用例7]
本適用例にかかる印刷方法は、第1の画像の周囲に余白領域を設けて印刷用紙に印刷するフチあり印刷設定、および前記余白領域を設けずに前記第1の画像を拡大して前記印刷用紙に印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択される印刷設定選択工程と、前記第1の画像に付加して前記印刷用紙に印刷する付加情報が入力される付加情報入力工程と、前記印刷設定選択工程で前記フチあり印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力工程で前記付加情報が入力された場合、前記印刷用紙に印刷する前記第1の画像の周囲に前記余白領域を形成し、形成した前記余白領域に前記付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する印刷データ生成工程と、を備えることを特徴とする。
このような方法によれば、プリンタードライバーは、フチあり印刷が設定され、付加情報が入力された場合、印刷用紙に印刷される第1の画像の周囲に余白領域を形成し、形成した余白領域に付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する。従って、生成された印刷データを印刷すると、印刷用紙に第1の画像が印刷されると共に、フチあり印刷機能により形成される余白領域に付加情報が印刷される。この結果、印刷される画像には更なる余白領域が形成されず、第2の画像は第1の画像の周囲の余白領域に印刷されることから、印刷される画像の視認性および付加情報の可読性を低下させることなく印刷できる。
[適用例8]
本適用例にかかる印刷制御装置は、第1の画像の周囲に余白領域を設けて印刷用紙に印刷するフチあり印刷設定、および前記余白領域を設けずに前記第1の画像を拡大して前記印刷用紙に印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択される印刷設定選択部と、前記第1の画像に付加して前記印刷用紙に印刷する付加情報が入力される付加情報入力部と、前記印刷設定選択部で前記フチあり印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力部で前記付加情報が入力された場合、前記印刷用紙に印刷する前記第1の画像の周囲に前記余白領域を形成し、形成した前記余白領域に前記付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する印刷処理部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、プリンタードライバーは、フチあり印刷が設定され、付加情報が入力された場合、印刷用紙に印刷される第1の画像の周囲に余白領域を形成し、形成した余白領域に付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する。従って、生成された印刷データを印刷すると、印刷用紙に第1の画像が印刷されると共に、フチあり印刷機能により形成される余白領域に付加情報が印刷される。この結果、印刷される画像には更なる余白領域が形成されず、第2の画像は第1の画像の周囲の余白領域に印刷されることから、印刷される画像の視認性および付加情報の可読性を低下させることなく印刷できる。
本発明の実施形態に係る印刷制御装置の概略構成を示す構成図。 印刷制御装置の機能構成を示すブロック図。 印刷設定のプロパティー画面を示す図。 印刷処理モジュールの処理の流れを示すフローチャート。 設定に応じた印刷画像を示す図。 テキスト情報の印刷領域を示す図。
以下、図面を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、プリンタードライバー50(図2)が組み込まれることで、印刷制御装置として機能するコンピューター10の概略構成を示す構成図である。この図1において、コンピューター10は、ハードウェアとして演算処理の中枢をなすCPU(Central Processing Unit)11を備えており、このCPU11はシステムバス12を介してROM(Read Only Memory)13やRAM(Random Access Memory)14にアクセス可能となっている。また、システムバス12には外部記憶装置としてのハードディスクドライブ15とCD−ROMドライブ16とフロッピー(登録商標)ディスクドライブ17とが接続されており、このハードディスクドライブ15に接続されてデータを格納するハードディスク22には、ソフトウェアとしてオペレーティングシステムや、アプリケーションプログラム75(図2)等が格納されている。これらのソフトウェアは、実行時にCPU11によって適宜RAM14に転送される。そして、CPU11は、RAM14に適宜アクセスしてソフトウェアを実行する。即ち、RAM14は一時的なワークエリアとして利用されることにより、種々のプログラムが実行される。
上記システムバス12には入力インターフェース18が接続されており、この入力インターフェース18には、キーボード27やマウス28が操作用入力機器として接続されている。また、システムバス12にはCRTインターフェース19が接続されると共に、このCRTインターフェース19を介して表示用のディスプレイ29が接続されている。さらに、システムバス12にはプリンターインターフェース20が接続されると共に、このプリンターインターフェース20を介して所定の印刷ジョブを印刷するプリンター30が接続されている。
また、コンピューター10とプリンター30との接続は、USB(Universal Serial Bus)接続等を想定するが、無線により接続された様態も想定できる。
また、上述したように各ソフトウェア類は、ハードディスク22に格納されているが、各ソフトウェアを格納可能な記録媒体は、ハードディスク22に限定されるものではない。例えば、CD−ROM23、フロッピーディスク24およびフラッシュメモリーなどの不揮発性メモリーであってもよい。これらの記録媒体に記録されたソフトウェアは、CD−ROMドライブ16やフロッピーディスクドライブ17を介してコンピューター10にて読み込まれ、ハードディスク22にインストールされる。この結果、ソフトウェアは、CPU11によってハードディスク22を介してRAM14上に読み込まれ、各種処理が実行される。
また、システムバス12に接続されたモデム等の通信インターフェース21によって、インターネット等の所定の通信回線25に接続し、この通信回線25上に設置されているサーバー26にアクセスして、サーバー26が格納している各ソフトウェア類をダウンロードしても良い。更に、サーバー26は、各サービス要求を受け付けるAPI(Application Programming Interface)を備えたクラウドコンピューティングの様態であっても良く、例えば、アプリケーションプログラム75(図2)はクラウドサービスの様態で提供されても良い。
プリンター30は、図示しないCPU、ファームウェア等を備えており、このファームウェアに記載されたプログラムに従って、プリンタードライバー50(図2)から送信される印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに基づいて所定の駆動装置にて印字ヘッドや印刷用紙搬送機構を駆動することにより、印刷用紙に印刷する。本実施形態では、印刷方法はインクジェット方式を想定するが、この方式に限定されない。
図2は、印刷制御装置として機能するコンピューター10の機能構成を示すブロック図である。コンピューター10には、プリンタードライバー50と、アプリケーションプログラム75がインストールされており、所定のオペレーティングシステム(OS)の管理下で駆動する。
プリンタードライバー50は、ユーザーが印刷設定を行うための印刷設定UI(UserInterface)52と、印刷ジョブを生成する印刷処理モジュール60を有する。
印刷設定UI52は、ユーザーがプリンタードライバー50に対して印刷設定するためのユーザーインターフェースであり、フチなし印刷設定部54、コメント挿入印刷設定部56およびテキスト入力部58を有する。図3は、本実施形態における印刷設定UI52のプロパティー画面53を示す。このプロパティー画面53は、ユーザーが印刷設定を行う際にディスプレイ29に表示される。フチなし印刷設定部54は、印刷設定選択機能を有する印刷設定選択部であり、図3において、四辺フチありラジオボタン55Aと四辺フチなしラジオボタン55Bが該当する。コメント挿入印刷設定部56およびテキスト入力部58は、付加情報入力機能を有する付加情報入力部であり、図3において、テキスト挿入チェックボックス57およびテキスト入力ボックス59が該当する。
プロパティー画面53において、ユーザーがテキスト挿入印刷を設定する場合、ユーザーは、四辺フチありラジオボタン55Aを押下する。この結果、テキスト挿入チェックボックス57が選択可能状態に遷移し、フチあり印刷が設定される。ここで、ユーザーはテキスト挿入チェックボックス57をチェックすると、テキスト入力ボックス59が入力可能状態に遷移し、テキスト挿入印刷が設定される。この結果、ユーザーはテキスト入力ボックス59に所望のテキスト文字列を入力できる。また、ユーザーは、このプロパティー画面53上で用紙サイズ、給紙方法、用紙種類および印刷品質等を設定できる。
他方で、ユーザーが四辺フチなしラジオボタン55Bを押下した場合、テキスト挿入チェックボックス57およびテキスト入力ボックス59は、選択および入力不可能な状態(グレーアウト状態)に遷移し、フチなし印刷が設定される。
尚、本実施形態では、挿入可能な情報は、文字列から成るテキスト文字列としているが、これに限定されるものではなく、ビットマップ等の図形情報でも良い。また、挿入する情報を描画する色、サイズ、フォントおよび背景色等をユーザーが指定できる様態も想定できる。更に、テキスト挿入印刷において、テキスト文字列が印刷される領域の大きさは予め決定されているが、ユーザーがプロパティー画面53から設定できる様態も想定できる。
図2に戻り、印刷設定UI52で設定された印刷設定情報は、OSに応じて、DevModeやプリントチケットと呼ばれる所定の記憶領域に記憶され、所定の記憶領域の情報はアプリケーションプログラム75から必要に応じて参照される。本実施形態では、テキスト挿入印刷を行うための設定情報やテキスト文字列は、所定の記憶領域における拡張領域等に記憶される。
アプリケーションプログラム75は、文書や画像等のコンテンツ画像を作成する機能を備える。ユーザーは、アプリケーションプログラム75で所望のコンテンツ画像を作成し、印刷を指示することができる。アプリケーションプログラム75は、ユーザーからの印刷指示を受けて、所定の記憶領域を参照し、この記憶領域に記憶されている印刷設定情報を取得すると共に、印刷設定情報に基づいて所定の大きさのコンテンツ画像のベクター画像データを作成し、作成したベクター画像データ、印刷設定情報を示す印刷設定データおよびテキスト入力部58で入力されたテキストデータを印刷画像生成部62に送る。
本実施形態では、アプリケーションプログラム75は、印刷設定情報に基づいてコンテンツ画像の大きさを図5に示すように決定する。例えば、印刷設定情報がフチなし印刷を指示している場合、アプリケーションプログラム75は、印刷設定情報が示す印刷用紙Pと同等のサイズを決定し、コンテンツ画像Qのベクター画像をこのサイズで生成する。また、印刷設定情報がフチあり印刷または、印刷設定情報がフチあり印刷であり印刷でコメント挿入印刷を指示している場合、アプリケーションプログラム75は、印刷用紙Pのサイズよりも小さいサイズSを決定し、コンテンツ画像Qのベクター画像をサイズSで生成する。この場合、印刷用紙Pとコンテンツ画像Qの大きさの差異が余白領域となる。
図2に戻り、印刷処理モジュール60は、印刷データ生成機能を有する印刷処理部であり、印刷画像生成部62および印刷ジョブ生成部70を有する。印刷画像生成部62は、コンテンツ画像処理部64、画像レイアウト決定部66およびテキスト画像処理部68を有する。尚、これらの各機能は、前述したコンピューター10のハードウェアと、CPU11により実行されるソフトウェアとが協働することで実現している。
コンテンツ画像処理部64は、アプリケーションプログラム75から送られるコンテンツ画像Qのベクター画像データを取得し、取得したベクター画像データが示すベクターイメージに対して画像処理を行い、RGB(Red Green Blue)のラスターイメージに変換する機能を有する。更に、コンテンツ画像処理部64は、RGBのラスターイメージに対して、3次元の変換テーブル(Look Up Table)や補間演算法を適用し、CMYK(Cyan Magenta Yellow Black)のラスターイメージに変換する機能(第1の変換機能)を有する。変換されたラスターイメージのデータ(ラスター画像データ)は、印刷ジョブ生成部70に送られる。
画像レイアウト決定部66は、アプリケーションプログラム75から送られる印刷設定データに基づいて、印刷する領域や画像を配置するレイアウトを決定する機能(決定機能)を有する。本実施形態では、画像レイアウト決定部66は、印刷用紙Pにコンテンツ画像Qを印刷するに際して、印刷設定データがフチあり印刷でコメント挿入印刷を示している場合、コンテンツ画像Qの周囲、即ち、印刷用紙Pの周端部に余白領域が形成されるように、印刷用紙Pにおけるコンテンツ画像Qの印刷位置を決定し、更に、余白領域の1つにテキスト文字列が印刷されるように、テキスト情報T(図5)の印刷位置を決定する。このように決定されたレイアウトに関する情報は、必要に応じて、コンテンツ画像処理部64およびテキスト画像処理部68から参照されると共に、レイアウト情報として印刷ジョブ生成部70に送られる。
テキスト画像処理部68は、テキスト入力部58で入力されたテキスト文字列のデータをラスターイメージに変換する機能(第2の変換機能)を有する。本実施形態では、スタンプマーク印刷機能において、ユーザーがプリンタードライバー50上で設定したテキスト文字列のラスターイメージを生成する処理と同様の処理を適用できる。生成されたラスターイメージのデータ(ラスター画像データ)は、印刷ジョブ生成部70に送られる。本実施形態では、テキストのラスターイメージは、コンテンツ画像の下端部領域、即ち、コンテンツ画像の周囲の4つの余白領域のうち、コンテンツ画像を正視して印刷用紙P(図5)の下端部に形成される余白領域に印刷される。
印刷ジョブ生成部70は、印刷画像生成部62から送られる2つのラスター画像データやレイアウト情報に基づいて、プリンター30が認識可能なコマンド群に変換し、変換したコマンド群をページ単位で記述した印刷ジョブを作成する機能(作成機能)を有する。作成された印刷ジョブは、スプーラーを経てプリンター30に送信され、プリンター30は印刷ジョブに基づいてページ単位で印刷を実行する。
図4は、印刷処理モジュール60の処理の流れを示すフローチャートである。以下に、この処理の詳細を説明するが、処理内容の説明についての理解を容易にするために、図5も参照して説明する。
処理が開始されると、CPU11は、所定の記憶領域に書き込まれた印刷設定情報を検索して、フチなし印刷が設定されているか、否かを判定する(ステップS100)。ここで、フチなし印刷が設定されていると判定した場合(ステップS100でYes)、フチなし印刷処理が実行される。
(A)フチなし印刷
最初に、CPU11は、アプリケーションプログラム75で生成した印刷用紙と同等サイズのコンテンツ画像Qのベクター画像を取得する(ステップS102)。次に、CPU11は、印刷設定情報に基づいて、取得したベクター画像からラスター画像を生成する(ステップS104)。その際、CPU11は、印刷用紙の4辺から所定量はみ出るようにコンテンツ画像のラスター画像をサイズLに拡大して生成する。
次に、CPU11は、生成したラスター画像が、印刷用紙Pの4辺から均等にはみ出るように、レイアウトを決定する(ステップS106)。次に、CPU11は、レイアウトに基づいて、ラスター画像を配置し、印刷領域RのサイズがLとなるように印刷ジョブを生成する(ステップS108)。
次に、CPU11は、生成した印刷ジョブをプリンターに送信し(ステップS130)、一連の処理を終了する。
次に、ステップS100に戻り、フチなし印刷が設定されていないと判定した場合(ステップS100でNo)、CPU11は、テキスト挿入印刷が設定されているか、否かを判定する(ステップS110)。ここで、テキスト挿入印刷が設定されていないと判定した場合(ステップS110でNo)、フチあり印刷が実行される。
(B)フチあり印刷
最初に、CPU11は、アプリケーションプログラム75で生成したサイズSのコンテンツ画像Qのベクター画像を取得する(ステップS112)。次に、CPU11は、印刷設定情報に基づいて、取得したベクター画像からラスター画像を生成する(ステップS114)。
次に、CPU11は、生成したラスター画像を配置することで、印刷用紙Pの4辺に所定のサイズの余白領域(フチ)ができるように、レイアウトを決定する(ステップS116)。次に、CPU11は、レイアウトに基づいて、ラスター画像を配置し、印刷領域RのサイズがSとなるように印刷ジョブを生成する(ステップS118)。
次に、CPU11は、生成した印刷ジョブをプリンターに送信し(ステップS130)、一連の処理を終了する。
次に、ステップS110に戻り、テキスト挿入印刷が設定されていると判定した場合(ステップS110でYes)、コメント挿入印刷が実行される。
(C)コメント挿入印刷
最初に、CPU11は、アプリケーションプログラム75で生成したサイズSのコンテンツ画像Qのベクター画像を取得する(ステップS120)。次に、CPU11は、印刷設定情報に基づいて、取得したベクター画像からラスター画像を生成する(ステップS122)。
次に、CPU11は、挿入するテキストのラスター画像を、印刷用紙Pの下段に形成されるフチのサイズで生成する(ステップS124)。
次に、CPU11は、印刷用紙Pの4辺に所定のサイズのフチができるようにコンテンツのラスター画像を配置し、印刷用紙Pの下段のフチにテキストのラスター画像を配置したレイアウトを決定する(ステップS126)。次に、CPU11は、レイアウトに基づいて2つのラスター画像を配置し、印刷領域Rのサイズが印刷用紙Pと同じになるような印刷ジョブを生成する(ステップS128)。
次に、CPU11は、生成した印刷ジョブをプリンターに送信し(ステップS130)、一連の処理を終了する。
以上の処理により、コメント文の挿入をプリンタードライバー50上で設定できるため、書き込みが禁止されたコンテンツや、書き込み機能を持たないアプリケーションプログラム75であっても、印刷用紙Pに印刷するコンテンツ画像Qの近傍にユーザーが入力したテキスト情報Tを容易に付加して印刷できる。更に、印刷に際して、コンテンツ画像Qとテキスト情報Tの周囲には更なるフチは形成されず、コンテンツ画像Qおよびテキスト情報Tは、フチが形成される場合と比較して大きく印刷されるため、印刷される画像の視認性や可読性を低下させることなく印刷できる。
以上、添付図面を参照しながら好適な実施形態について説明したが、好適な実施形態は、前記実施形態に限らない。実施形態は、要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であり、以下のように実施することもできる。
(変形例1)
前記実施形態においては、コンテンツ画像Qの下段にテキスト情報Tを配置したが、図6に示すように、コンテンツ画像Qの周囲の何れの位置にテキスト情報(T1〜T4)を配置しても良い。また、ユーザーが配置位置をプロパティー画面53で設定できる様態でも良い。
(変形例2)
前記実施形態においては、テキスト挿入印刷は、ユーザーがフチあり印刷を選択した場合に設定できたが、フチなし印刷を選択した場合でも設定できる様態でも良い。この場合、コンテンツ画像Qが印刷用紙Pの全面に印刷され、更に、コンテンツ画像Qの周縁部の領域にテキスト情報Tが上書きで印刷されても良い。また、テキスト情報Tが印刷される領域は、コンテンツ画像Qが印刷されず、テキスト情報Tのみが印刷されるように設定可能であっても良い。
(変形例3)
前記実施形態においては、プリンタードライバー50はコンピューター10にインストールされた様態であったが、プリンターが印刷機能やコピー機能を備えたスタンドアローンな複合機であって、プリンタードライバー50は複合機本体に組み込まれた様態であっても良い。この場合、フチなし印刷/フチあり印刷/コメント挿入印刷の切り替えやテキスト入力は、複合機の操作パネル上で行っても良い。
10…コンピューター、11…CPU、12…システムバス、13…ROM、14…RAM、15…ハードディスクドライブ、16…CD−ROMドライブ、17…フロッピーディスクドライブ、18…入力インターフェース、19…CRTインターフェース、20…プリンターインターフェース、21…通信インターフェース、22…ハードディスク、23…CD−ROM、24…フロッピーディスク、25…通信回線、26…サーバー、27…キーボード、28…マウス、29…ディスプレイ、30…プリンター、50…プリンタードライバー、52…印刷設定UI、53…プロパティー画面、54…フチなし印刷設定部、55A…四辺フチありラジオボタン、55B…四辺フチなしラジオボタン、56…コメント挿入印刷設定部、57…テキスト挿入チェックボックス、58…テキスト入力部、59…テキスト入力ボックス、60…印刷処理モジュール、62…印刷画像生成部、64…コンテンツ画像処理部、66…画像レイアウト決定部、68…テキスト画像処理部、70…印刷ジョブ生成部、75…アプリケーションプログラム、P…印刷用紙、Q…コンテンツ画像、R…印刷領域、T…テキスト情報。

Claims (8)

  1. 第1の画像の周囲に余白領域を設けて印刷用紙に印刷するフチあり印刷設定、および前記余白領域を設けずに前記第1の画像を拡大して前記印刷用紙に印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択される印刷設定選択機能と、
    前記第1の画像に付加して前記印刷用紙に印刷する付加情報が入力される付加情報入力機能と、
    前記印刷設定選択機能で前記フチあり印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力機能で前記付加情報が入力された場合、前記印刷用紙に印刷する前記第1の画像の周囲に前記余白領域を形成し、形成した前記余白領域に前記付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する印刷データ生成機能と、をコンピューターに実行させることを特徴とするプリンタードライバー。
  2. 請求項1に記載のプリンタードライバーにおいて、
    前記印刷データ生成機能は、
    前記第1の画像を所定の中間形式の第1の中間データに変換する第1の変換機能と、
    前記第2の画像を前記中間形式の第2の中間データに変換する第2の変換機能と、
    前記印刷用紙の端部に所定の大きさの前記余白領域が形成されるように前記第1の画像を配置し、前記余白領域に前記第2の画像を配置したレイアウトを決定する決定機能と、
    前記レイアウトに基づいて前記第1の中間データおよび前記第2の中間データを記述し、前記印刷用紙のサイズに合わせて印刷領域を記述して前記印刷データを作成する作成機能と、を含むことを特徴とするプリンタードライバー。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載のプリンタードライバーにおいて、
    前記付加情報入力機能は、前記第1の画像の周囲に形成される前記余白領域のうち、前記第2の画像を印刷する印刷対象領域を決定する機能を含み、
    前記印刷データ生成機能は、決定された前記印刷対象領域に前記第2の画像を印刷する印刷データを生成することを特徴とするプリンタードライバー。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリンタードライバーにおいて、
    前記付加情報は、テキスト情報および図形情報の少なくとも1つであることを特徴とするプリンタードライバー。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリンタードライバーにおいて、
    前記付加情報入力機能は、前記付加情報を印刷する印刷色、サイズ、フォントおよび背景色の少なくとも1つを指定可能であることを特徴とするプリンタードライバー。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリンタードライバーにおいて、
    前記印刷データ生成機能は、
    前記印刷設定選択機能で前記フチなし印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力機能で前記付加情報が入力された場合、前記第1の画像の周縁部に前記付加情報を示す第2の画像を重畳して印刷する印刷データを生成することを特徴とするプリンタードライバー。
  7. 第1の画像の周囲に余白領域を設けて印刷用紙に印刷するフチあり印刷設定、および前記余白領域を設けずに前記第1の画像を拡大して前記印刷用紙に印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択される印刷設定選択工程と、
    前記第1の画像に付加して前記印刷用紙に印刷する付加情報が入力される付加情報入力工程と、
    前記印刷設定選択工程で前記フチあり印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力工程で前記付加情報が入力された場合、前記印刷用紙に印刷する前記第1の画像の周囲に前記余白領域を形成し、形成した前記余白領域に前記付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する印刷データ生成工程と、を備えることを特徴とする印刷方法。
  8. 第1の画像の周囲に余白領域を設けて印刷用紙に印刷するフチあり印刷設定、および前記余白領域を設けずに前記第1の画像を拡大して前記印刷用紙に印刷するフチなし印刷設定の何れか1つが選択される印刷設定選択部と、
    前記第1の画像に付加して前記印刷用紙に印刷する付加情報が入力される付加情報入力部と、
    前記印刷設定選択部で前記フチあり印刷設定が選択され、更に、前記付加情報入力部で前記付加情報が入力された場合、前記印刷用紙に印刷する前記第1の画像の周囲に前記余白領域を形成し、形成した前記余白領域に前記付加情報を示す第2の画像を印刷する印刷データを生成する印刷処理部と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。
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