JP2007312077A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、良好な用紙の搬送性を維持しつつ用紙全面に画像を形成する全面印刷を行う電子写真方式の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】画像形成装置1は、Edge to Edge印刷時に、用紙30の余白領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該余白領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行う。したがって、用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行うことができ。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置1は、Edge to Edge印刷時に、用紙30の余白領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該余白領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行う。したがって、用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行うことができ。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、用紙の良好な搬送性を維持しつつ用紙全面に画像を形成する全面印刷を行う電子写真方式の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関する。
複写装置やプリンタ装置等の画像形成装置においては、従来から用紙の周囲に所定幅の余白を設けて画像形成することが行われているが(特許文献1参照)、近年、高密度・高精彩な印刷の再現性だけでなく、印刷を用紙全面に施す技術(いわゆる「ふちなし」印刷、全面印刷)が写真印刷等において要求されてきている。特に、電子写真方式の画像形成装置においては、高精細な画像を形成することができることから、写真画像等においては、全面印刷(ふちなし印刷)の要望が強い。
電子写真方式の画像形成装置においては、トナーを転写させて画像形成した用紙を加熱・加圧することで当該トナーを用紙に定着させているが、全面印刷においては、用紙の端部一杯、特に、用紙の先端と後端一杯まで画像形成するため、この定着工程において、用紙の巻き付きによるジャムが発生する可能性が高くなり、用紙搬送性が低下するという問題がある。
そして、従来、画像データ周囲部の非印字領域に冗長画像データを付加して、当該冗長画像データを付加した画像データに基づいてプリントヘッドを用いて印字した後、画像データと冗長画像データとの境界をカッター機構で切断して、余白のない印字を行う印字装置が提案されている(特許文献2参照)。
すなわち、この従来技術は、インク噴射方式の印刷装置において、冗長画像データを付加した画像を形成した後、本来の画像部分と冗長画像部分との境界をカットすることで、ふちなし印字を行っている。
しかしながら、上記従来技術にあっては、インク噴射方式の印刷装置において、冗長画像データを付加した画像を形成した後、本来の画像部分と冗長画像部分との境界をカットすることで、ふちなし印字を行っているため、この方式を電子写真方式の画像形成装置に適用すると、用紙の周囲に余白を設けつつ冗長画像を付加して定着後に用紙の画像部分と冗長画像との境界をカットする場合には、定着部での用紙の巻付きによるジャムの発生を防止することができるが、冗長画像データを付加する画像処理と用紙のカット機構を必要とし、コストが高くつくとともに、最終的に画像形成されている用紙サイズが、規定の用紙サイズよりも小さくなるという問題がある。
そこで、本発明は、安価にかつ用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持しつつ、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行う画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成装置において、前記全面印刷時に、前記用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行うことにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明の画像形成方法は、画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成方法において、前記全面印刷時に、前記用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行うことにより、上記目的を達成している。
請求項3記載の発明の画像形成プログラムは、画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成プログラムにおいて、前記全面印刷時に、前記用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出する端部領域検出ステップと、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施す画像処理ステップと、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行う端部印刷ステップと、を実行することにより、上記目的を達成している。
上記各場合において、例えば、請求項4に記載するように、前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記画像処理として、前記画像データの間引き処理を行って濃度を低減させる画像処理を行ってもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記画像データがカラー画像データであると、前記画像処理として、当該カラー画像データのカラー総量を下げる画像処理を行ってもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記端部領域の画像データが文字以外の画像データであるときにのみ、前記画像処理を行ってもよい。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記端部領域の画像データがグラフィック画像であり、塗り潰しパターンがベタパターンであるときにのみ、前記画像処理を行ってもよい。
請求項8記載の発明の記録媒体は、画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成プログラムを記録する記録媒体であって、前記画像形成プログラムとして、請求項3から請求項7のいずれかに記載の画像形成プログラムが記録されていることにより、上記目的を達成している。
本発明の画像形成装置によれば、少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷時に、用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行うので、安価にかつ用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行うことができ。
また、本発明の画像形成方法によれば、少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷時に、用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行うので、安価にかつ用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行うことができ。
さらに、本発明の画像形成プログラムによれば、画像形成装置に導入することで、少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷時に、用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行わせることができるので、安価にかつ用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行うことができ。
また、本発明の記録媒体によれば、その記録する請求項3から請求項7のいずれかに記載の画像形成プログラムを画像形成装置に読み取らせて導入することで、少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷時に、用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行わせることができるので、安価にかつ用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙全面に施す全面印刷を高精度に行うことができ。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図8は、本発明の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体の第1実施例を適用した画像形成装置1のブロック構成図である。
図1において、画像形成装置1は、大きく分けて、操作パネル2、ホストI/F部3、インタプリタ4及び描画エンジン5等を備えており、ネットワーク等の通信回線を介してホスト装置HSが接続されている。本実施例の画像形成装置1は、CD(Compact Disc)、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている画像形成プログラムを読み込んで導入することで、後述する画像形成方法としてのEdge to Edge印刷制御処理を実行する。
ホスト装置HSは、通常のパーソナルコンピュータ等であり、OS(Operating System)上に、文書作成アプリケーション、図形作成アプリケーション、表計算アプリケーション等を搭載して、当該アプリケーションで作成された文書データを印刷データ(画像データ)として画像形成装置1に送信する。
画像形成装置1の操作パネル2は、各種操作キー及びファンクションキー等を備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、画像形成装置1に印刷動作をさせるのに必要な各種命令等が入力され、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容や画像形成装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。画像形成装置1は、操作パネル2からの入力に応じて画像形成装置1の設定の変更等を行う。
ホストI/F部3には、上記ホスト装置HSが接続され、ホスト装置HSとの間で信号の授受及び画像データの受信を行って、受信した信号や画像データをインタプリタ4に渡す。
描画エンジン5は、所定の印刷方式、例えば、電子写真方式で用紙に印刷出力するものであり、インタプリタ4から渡されたページイメージを用紙に印刷する。
インタプリタ4は、PDL(Page Description Language)デバイス制御コマンド処理部11、PDL描画処理コマンド処理部12及び描画処理・デバイス制御部13等を備えており、PDL描画処理コマンド処理部12は、描画位置決定処理部20等を備えている。
PDLデバイス制御コマンド処理部11は、デバイス制御コマンドの解析、実行処理を行い、PDL描画処理コマンド処理部12は、描画処理コマンドの解析、実行処理を行う。描画処理・デバイス制御部13は、PDLデータの解析結果に沿って、デバイスの制御や印刷するページイメージの作成を行なう。
PDL描画処理コマンド処理部12は、描画位置決定処理部20等を備えており、描画位置決定処理部20は、図2に示すように、コマンド解析部21、通常印刷位置選択部22及びEdge to Edge印刷位置選択部23等を備えている。
コマンド解析部21は、印刷位置に関連するPDLコマンドをPDL描画処理コマンド処理部12から受信し、受信したPDLコマンドを解析して、通常印刷の場合には、通常印刷領域情報と用紙情報を通常印刷位置選択部22に出力し、Edge to Edge印刷(全面印刷)の場合には、Edge to Edge印刷領域情報と用紙情報をEdge to Edge印刷位置選択部23に出力する。
通常印刷位置選択部22は、コマンド解析部21から通常印刷領域情報と用紙情報を受け取り、受け取った情報から通常印刷位置を選択して、選択した通常印刷領域を描画処理・デバイス制御部13に通知する。
Edge to Edge印刷位置選択部23は、コマンド解析部21からEdge to Edge印刷領域情報と用紙情報を受け取り、受け取った情報からEdge to Edge印刷位置を選択して、選択したEdge to Edge印刷領域と通常印刷領域を描画処理・デバイス制御部13に通知する。
すなわち、画像形成装置1は、通常印刷とEdge to Edge印刷とを行う機能を備えており、通常印刷では、図3に示すように、用紙30の周囲部分に所定幅の余白領域(端部領域)30aを設け、当該余白領域30aを除いた中央部の通常印刷領域30b内にのみ画像を印刷し、Edge to Edge印刷では、用紙30の端一杯、すなわち、用紙30の通常印刷領域30bと余白領域30aを含む全面をEdge to Edge印刷領域30cとする印刷を行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、Edge to Edge印刷を行う場合には、余白領域30aの画像データの濃度を低減させて印刷する。
まず、画像形成装置1による用紙30の通常印刷領域30bにのみ印刷する通常印刷処理について、図4に基づいて説明する。
画像形成装置1は、印刷要求があると、まず、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の情報(用紙サイズ等)を取得し(ステップS101)、PDLコマンドを解釈して、印刷対象の画像データの内容を読み取る(ステップS102)。画像形成装置1は、読み取った画像データを認識して、必要な画像処理を施し(ステップS103)、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の印刷可能な領域の情報(通常印刷領域30bの情報)を取得する(ステップS105)。
画像形成装置1は、通常印刷領域30bの情報を取得すると、当該通常印刷領域30bのデータとサイズを認識し(ステップS106)、この認識した通常印刷領域30bのデータとサイズを保存して、当該通常印刷領域30bのデータとサイズに基づいて印刷対象画像の印刷対象用紙30への描画位置を決定する(ステップS107)。
画像形成装置1は、描画位置を決定すると、当該描画位置への画像データの描画を開始し(ステップS108)、当該描画した画像データに基づいて用紙30の通常印刷領域30b内への画像の印刷を行う(ステップS109)。
そして、画像形成装置1は、Edge to Edge印刷を行う場合には、図5に示すように、余白領域30aについては、その画像の濃度を低減させて印刷する。
すなわち、画像形成装置1は、図5に示すように、印刷要求があると、PDLコマンドから印刷領域情報を取得して、通常印刷であるかEdge to Edge印刷であるか判別し(ステップS201)、通常印刷であると、図4に示した通常印刷処理(通常の描画処理)を行って、処理を終了する(ステップS202)。
ステップS201で、Edge to Edge印刷であると、画像形成装置1は、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の情報(用紙サイズ等)を取得し(ステップS203)、PDLコマンドを解釈して、印刷対象の画像データの内容を読み取る(ステップS204)。画像形成装置1は、読み取った画像データを認識して、必要な画像処理を施し(ステップS205)、印刷対象画像がPDLコマンドから印刷対象の用紙30の通常の印刷可能な領域(通常印刷領域30b)内の画像であるか否かチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、対象画像が通常印刷領域30bの画像であると、画像形成装置1は、通常の印刷処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像が通常印刷領域30bではなく余白領域30aの画像であると、当該余白領域30aの画像の濃度を、解像度を低減させること等で、下げる(ステップS207)。
この画像濃度の下げ量は、予め設定されている下げ量であってもよいし、操作パネル2等での設定操作で設定してもよい。
次に、画像形成装置1は、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の印刷可能なEdge to Edge印刷領域30cの情報(通常印刷領域30bと余白領域30aの情報)を取得し(ステップS208)、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを認識する(ステップS209)。画像形成装置1は、この認識したEdge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを保存して、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズに基づいて印刷対象画像の印刷対象用紙30へのEdge to Edge印刷領域30cの描画位置を決定する(ステップS211)。
画像形成装置1は、描画位置を決定すると、当該Edge to Edge印刷領域30cの各領域、すなわち、通常印刷領域30bと余白領域30aの描画位置への画像データの描画を開始し(ステップS212)、当該描画した画像データに基づいて用紙30の通常印刷領域30bと余白領域30aへの画像の印刷、すなわち、Edge to Edge印刷を行う(ステップS213)。
このように、本実施例の画像形成装置1は、Edge to Edge印刷時に、用紙30の余白領域30aを検出し、印刷対象の画像データのうち当該余白領域30aの画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該余白領域30aの印刷を行っている。
したがって、安価にかつ用紙サイズを小さくすることなく、良好な用紙搬送性能を維持することができるとともに、高品質の画像を用紙30の全面に施す全面印刷を高精度に行うことができる。
なお、上記説明では、余白領域30aの対象画像の解像度を低減させることで、濃度を下げているが、画素の間引きを行って濃度を下げてもよい。
また、上記説明では、画像がカラーであるか白黒であるかに関わらず、余白領域30aの画像の濃度を低減させているが、図6に示すように、カラー画像の場合にのみ、カラー総量を下げること等で濃度を下げてもよい。
なお、図6において、図5の処理と同様の処理ステップには、同一のステップナンバーを付して、その詳細な説明を省略する。
すなわち、画像形成装置1は、図6において、ステップS201で、印刷要求がEdge to Edge印刷であると、印刷対象の用紙30の情報を取得して(ステップS203)、印刷対象の画像データの内容を読み取り(ステップS204)、読み取った画像データを認識して、必要な画像処理を施して(ステップS205)、対象画像がカラー画像であるかモノクロ画像であるかチェックする(ステップS301)。
ステップS301で、対象画像がモノクロ画像であると、通常処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像がカラー画像であると、当該対象画像がPDLコマンドから印刷対象の用紙30の通常の印刷可能な領域(通常印刷領域30b)内の画像であるか否かチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、対象画像が通常印刷領域30b内の画像であると、画像形成装置1は、通常の印刷処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像が通常印刷領域30bではなく余白領域30aの画像であると、当該余白領域30aのカラー画像のカラー総量を低減させる(ステップS302)。
このカラー総量の下げ量は、予め設定されている下げ量であってもよいし、操作パネル2等での設定操作で設定してもよい。
次に、画像形成装置1は、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の印刷可能なEdge to Edge印刷領域30cの情報(通常印刷領域30bと余白領域30aの情報)を取得し(ステップS208)、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを認識する(ステップS209)。画像形成装置1は、この認識したEdge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを保存して、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズに基づいて印刷対象画像の印刷対象用紙30へのEdge to Edge印刷領域30cの描画位置を決定する(ステップS211)。
画像形成装置1は、描画位置を決定すると、当該Edge to Edge印刷領域30cの各領域、すなわち、通常印刷領域30bと余白領域30aの描画位置への画像データの描画を開始し(ステップS212)、当該描画した画像データに基づいて用紙30の通常印刷領域30bと余白領域30aへの画像の印刷、すなわち、Edge to Edge印刷を行う(ステップS213)。
このようにすると、カラー画像の濃度を適切かつ安価に低減させて、用紙30のジャムの発生を適切に防止することができ、用紙30の搬送性を向上させつつ、カラー画像品質の良好なEdge to Edge印刷を行うことができる。
さらに、上記説明では、画像の種類に関わらず、余白領域30aの画像の濃度を低減させているが、図7に示すように、画像が文字であるか否か判別して、文字以外の画像の場合にのみ、画像濃度を下げてもよい。
なお、図7において、図5の処理と同様の処理ステップには、同一のステップナンバーを付して、その詳細な説明を省略する。
すなわち、画像形成装置1は、図7において、ステップS201で、印刷要求がEdge to Edge印刷であると、印刷対象の用紙30の情報を取得して(ステップS203)、印刷対象の画像データの内容を読み取り(ステップS204)、読み取った画像データを認識して、必要な画像処理を施して(ステップS205)、対象画像が文字画像であるかチェックする(ステップS401)。
ステップS401で、対象画像が文字画像であると、画像形成装置1は、通常処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像が文字画像以外の画像であると、PDLコマンドから対象画像が印刷対象の用紙30の通常の印刷可能な領域(通常印刷領域30b)内の画像であるか否かチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、対象画像が通常印刷領域30bの画像であると、画像形成装置1は、通常の印刷処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像が通常印刷領域30bの画像ではなく余白領域30aの画像であると、上記同様に、当該余白領域30aの画像の濃度を、解像度を低減させること等で、下げる(ステップS207)。
次に、画像形成装置1は、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の印刷可能なEdge to Edge印刷領域30cの情報(通常印刷領域30bと余白領域30aの情報)を取得し(ステップS208)、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを認識する(ステップS209)。画像形成装置1は、この認識したEdge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを保存して、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズに基づいて印刷対象画像の印刷対象用紙30へのEdge to Edge印刷領域30cの描画位置を決定する(ステップS211)。
画像形成装置1は、描画位置を決定すると、当該Edge to Edge印刷領域30cの各領域、すなわち、通常印刷領域30bと余白領域30aの描画位置への画像データの描画を開始し(ステップS212)、当該描画した画像データに基づいて用紙30の通常印刷領域30bと余白領域30aへの画像の印刷、すなわち、Edge to Edge印刷を行う(ステップS213)。
このようにすると、余白領域30aの画像の濃度をより一層適切かつ安価に低減させて、用紙30のジャムの発生を適切に防止することができ、用紙30の搬送性を向上させつつ、文字を含む画像品質の良好なEdge to Edge印刷を行うことができる。
また、上記説明では、画像の種類が文字の場合について説明しているが、図8に示すように、画像がグラフィックス画像であって、塗り潰しパターンがベタでない場合にのみ、画像濃度を下げてもよい。
なお、図8において、図5の処理と同様の処理ステップには、同一のステップナンバーを付して、その詳細な説明を省略する。
すなわち、画像形成装置1は、図8において、ステップS201で、印刷要求がEdge to Edge印刷であると、印刷対象の用紙30の情報を取得して(ステップS203)、印刷対象の画像データの内容を読み取り(ステップS204)、読み取った画像データを認識して、必要な画像処理を施して(ステップS205)、対象画像がグラフィックス画像であるかチェックする(ステップS501)。
ステップS501で、対象画像がグラフィックス画像でないときには、画像形成装置1は、通常処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像がグラフィックス画像であると、当該対象画像の塗り潰しパターンがベタパターンであるか否かチェックする(ステップS502)。
この塗り潰しパターンの判定においては、単に、ベタパターンであるか否かだけでなく、ベタ領域のサイズについても判定して、例えば、ベタ領域の大きさが、予め設定されたまたは適宜設定されるサイズを超えるか否かで判定するようにしてもよい。
ステップS502で、対象画像の塗り潰しパターンがベタでないときには、画像形成装置1は、通常処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像の塗り潰しパターンがベタであると、PDLコマンドから対象画像が印刷対象の用紙30の通常の印刷可能な領域(通常印刷領域30b)内の画像であるか否かチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、対象画像が通常印刷領域30bの画像であると、画像形成装置1は、通常の印刷処理を行って、処理を終了し(ステップS202)、対象画像が通常印刷領域30bの画像ではなく余白領域30aの画像であると、上記同様に、当該余白領域30aの画像の濃度を、解像度を低減させること等で、下げる(ステップS207)。なお、図8では、余白領域30aの対象画像の解像度を低減させることで、濃度を下げているが、画素の間引きを行って濃度を下げてもよく、また、カラー画像の場合に、カラー総量を下げてもよい。
次に、画像形成装置1は、PDLコマンドから印刷対象の用紙30の印刷可能なEdge to Edge印刷領域30cの情報(通常印刷領域30bと余白領域30aの情報)を取得し(ステップS208)、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを認識する(ステップS209)。画像形成装置1は、この認識したEdge to Edge印刷領域30cのデータとサイズを保存して、当該Edge to Edge印刷領域30cのデータとサイズに基づいて印刷対象画像の印刷対象用紙30へのEdge to Edge印刷領域30cの描画位置を決定する(ステップS211)。
画像形成装置1は、描画位置を決定すると、当該Edge to Edge印刷領域30cの各領域、すなわち、通常印刷領域30bと余白領域30aの描画位置への画像データの描画を開始し(ステップS212)、当該描画した画像データに基づいて用紙30の通常印刷領域30bと余白領域30aへの画像の印刷、すなわち、Edge to Edge印刷を行う(ステップS213)。
このようにすると、グラフィックス画像の濃度を適切かつ安価に低減させることができ、用紙30のジャムの発生を適切に防止して用紙30の搬送性を向上させつつ、グラフィックス画像の画像品質の良好なEdge to Edge印刷を行うことができる。
なお、上記説明では、全面印刷であるEdge to Edge印刷として、用紙30の全面に画像を印刷する場合について説明したが、Edge to Edge印刷としては、上記場合に限るものではなく、例えば、少なくとも用紙30の副走査方向の前端側と後端側においてその端まで画像を印刷するものであって、主走査方向においては、所定幅の余白部分を設けて印刷するものであってもよく、この場合、当該前端側と後端側の所定幅の端部領域である余白部分30aにおいて、その画像の濃度を下げて印刷する。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
用紙搬送性を向上させつつ画像をEdge to Edge印刷するプリンタ装置、ファクシミリ装置、複合装置、複写装置等の画像形成装置に適用することができる。
1 画像形成装置
2 操作パネル
3 ホストI/F部
4 インタプリタ
5 描画エンジン
11 PDLデバイス制御コマンド処理部
12 PDL描画処理コマンド処理部
13 描画処理・デバイス制御部
20 描画位置決定処理部
21 コマンド解析部
22 通常印刷位置選択部
23 Edge to Edge印刷位置選択部
30 用紙
30a 余白領域
30b 通常印刷領域
30c Edge to Edge印刷領域
2 操作パネル
3 ホストI/F部
4 インタプリタ
5 描画エンジン
11 PDLデバイス制御コマンド処理部
12 PDL描画処理コマンド処理部
13 描画処理・デバイス制御部
20 描画位置決定処理部
21 コマンド解析部
22 通常印刷位置選択部
23 Edge to Edge印刷位置選択部
30 用紙
30a 余白領域
30b 通常印刷領域
30c Edge to Edge印刷領域
Claims (8)
- 画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成装置において、前記全面印刷時に、前記用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成方法において、前記全面印刷時に、前記用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出し、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行うことを特徴とする画像形成方法。
- 画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成プログラムにおいて、前記全面印刷時に、前記用紙の先端側及び後端側の副走査方向所定幅の端部領域を検出する端部領域検出ステップと、印刷対象の画像データのうち当該端部領域の画像データに対してその濃度を所定量低減させる画像処理を施す画像処理ステップと、当該画像処理後の画像データに基づいて当該端部領域の印刷を行う端部印刷ステップと、を実行することを特徴とする画像形成プログラム。
- 前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記画像処理として、前記画像データの間引き処理を行って濃度を低減させる画像処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、請求項2記載の画像形成方法または請求項3記載の画像形成プログラム。
- 前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記画像データがカラー画像データであると、前記画像処理として、当該カラー画像データのカラー総量を下げる画像処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、請求項2記載の画像形成方法または請求項3記載の画像形成プログラム。
- 前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記端部領域の画像データが文字以外の画像データであるときにのみ、前記画像処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラム。
- 前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラムは、前記端部領域の画像データがグラフィック画像であり、塗り潰しパターンがベタパターンであるときにのみ、前記画像処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の前記画像形成装置、前記画像形成方法または前記画像形成プログラム。
- 画像データに基づいて少なくとも用紙の副走査方向先端から後端まで全面に印刷する全面印刷処理を行う画像形成プログラムを記録する記録媒体であって、前記画像形成プログラムとして、請求項3から請求項7のいずれかに記載の画像形成プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006138783A JP2007312077A (ja) | 2006-05-18 | 2006-05-18 | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2006138783A Pending JP2007312077A (ja) | 2006-05-18 | 2006-05-18 | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010169827A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 |
JP2016173546A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP7395956B2 (ja) | 2019-10-25 | 2023-12-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム |
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2006
- 2006-05-18 JP JP2006138783A patent/JP2007312077A/ja active Pending
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